(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-100689(P2015-100689A)
(43)【公開日】2015年6月4日
(54)【発明の名称】自由自在マッサージ機「ひとりでできるもん」(仮名称)
(51)【国際特許分類】
A61H 7/00 20060101AFI20150508BHJP
【FI】
A61H7/00 320A
A61H7/00 323A
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】書面
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2013-254465(P2013-254465)
(22)【出願日】2013年11月21日
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】513148613
【氏名又は名称】上田 昌樹
(72)【発明者】
【氏名】上田 昌樹
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AD21
4C100AF12
4C100BB01
4C100CA01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】どんなところにも自由自在にマッサージのできる用具を提供する。
【解決手段】本体を体のある部分に装着し、その本体から延びるアームに沿う形で刺激用の突起物が移動する形を取り、アームの動作環境を上下・左右の可動域とともにアーム本体の回転と3段階の伸縮を可能とし、そのアームとアーム上を移動する刺激用突起物を装着した装置の動作環境である本体に装備された滑車に装着されたワイヤーとの同時操作にて、手の届かない背中や届いても力の入らない首の後ろや腰などに強い刺激を与えることが可能とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を体の部位に装着し、その本体から延びるアームの操作でアームに沿う形で移動する刺激用突起物で体表を刺激する方法
【請求項2】
本体から延びるアームの動作環境が上下・左右の可動域を持ち、また、アーム自体の回転と、さらに3段階の伸縮をし、さらにそのアームの動作環境である本体部分も上下に3段階の伸縮をする仕組みを持つことで、いろんな部位をいろんな方向や角度からの刺激を可能とする方法
【請求項3】
アームに沿う形で移動する刺激用突起物を移動させる装置の内部に装着された車輪によりアーム上に装備されたレールの上を移動する方法
【請求項4】
アーム上を移動する刺激用突起物を装着した装置を移動させる動作環境である本体に装備された滑車と滑車に装着されたワイヤーをアーム先端の操作ハンドルにて手で操作することで突起物の移動を可能とする方法
【請求項5】
3段階に伸縮するアームのそれぞれのアームに装備されたレールの深さを調節し、刺激用突起物を装着した装置内の車輪に段差を感じさせない仕組みを取り、なおかつ、装置の車輪にバネを装着することでよりスムーズな移動を可能とする方法
【請求項6】
刺激用突起物が体表に当たる際に、体表に対して垂直に刺激を加えるための可動域を設ける方法
【請求項7】
アーム上を移動する装置に装着された刺激用突起物は離脱・装着が可能で、いくつかの刺激の異なる突起物との交換を可能とし、また、孫の手の先端部分の装着により、背中などの痒みのケアも可能とする方法
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0002】
自らの体のコリをほぐすマッサージ用具
【発明の概要】
【0004】
自らが自分の体をケアできるのは手の届く範囲に限定されますが、全身の関節部分などに本体からアームが伸縮する装置を装着して、アームの動作環境を縦方向に180度と横方向に360度の可動域、そしてアーム本体の360度回転、さらに3段階の伸縮を可能とし、そのアーム上をワイヤーの操作で指圧用の突起物を装着した装置が移動することで、手の届かないところのコリも逃がさないマッサージ機です。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
仕事などで長時間パソコンなどの画面を直視する機器を使った後などに首の後ろや背中、腰などが痛くなったり、だるくなったり…。そんな時は、思いっきり押して欲しいと思うことがよくあります。しかし、手の届かない背中や手が届いても力が入りにくい首の後ろ側、なんとかならないの? と嘆いている人が世の中にたくさんおられると思います。どんなところにも自由自在にマッサージのできる用具が望まれています。
【0006】
背中などの手の届かない部位や、首の後ろや腰などのように、押しても力の入りにくい部位などに強い刺激を加えたい場合は、お尻のあたりに指圧棒のような突起物が付いた長い棒を装着して、突起物が背中に当たるようにして、その棒を体の前面へ引く形をとれば、背中の突起物が当たる部位に強刺戟を与えることが可能となります。
その方法をそのままマッサージ機に応用してみました。
本体部分から延びるアームの動作環境は上下角0〜180度、左右角360度の可動域があり、アーム本体が360度の回転をし、さらに3段階の伸縮をします。さらにそのアームが延びる動作環境でもある本体部も上下に3段階の伸縮をします。そしてそのアームの上に装備したレールを移動する突起物が付いたトロッコのよをうな移動装置、そして、その移動装置を移動させる滑車とワイヤー、さらにそのワイヤーを手で操るためにアームの先端に取り付けられている操作ハンドル。この操作ハンドルはアームとの間の接続部で180度の可動域を持つため、アーム上を移動する移動装置に装着された突起物が背中のどこかの部位に当てた状態から、操作ハンドルを左右どちらかの手で前面に引いたり戻したりすることで刺激を与えることが可能となります。また、刺激を与える操作をしながら、もう片方の手で、操作ハンドルから出ているワイヤーを動かすことで、アーム上の移動装置が動くことで、必然的に突起物の体表に当たる部位も移動します。さらに、操作ハンドルを上下左右、または回転などの操作を加えれば、背中の至るところに刺激を与えることもできます。操作ハンドルやワイヤーを持つ手を変えることで、背骨の左右の部位も自由自在に刺激ができます。
アーム上に装備されたレールは3段階の伸縮時でも全てのレールの深さを調節し、段差のなくす仕組みを取り、なおかつ、移動装置の内部にあるレールを走る車輪にはバネを装着し、レール上をスムーズに移動できる仕組みを取っています。
本体部のアームの先には移動装置を移動させるワイヤーの動きを制御する滑車が装備されており、アームに沿う形で操作ハンドルまで延びるワイヤーの操作がスムーズに行える仕組みを取っています。
また、移動装置に装着された突起物とは別に、操作ハンドル近くに装備された第2の突起物は肩上部や首の後ろ側などに刺激を与える場合のものです。
本体を体に装着する場合は、マジックテープとプラスチック製の固定版の調節とアームの伸縮により、足の裏や足首、膝の裏側などにも装着でき、足つぼ刺激やふくらはぎへの刺激も可能となります。
アームの長さは1段30cmの3段階で最長で90cmとなり、その先に操作ハンドルや第2の突起物などがあるセカンドアームがあり、3段階伸縮アームとの接続部で180度の可動域が設けられています。また、突起物
移動装置に装着された突起物が体表に当たる際に体表に垂直に刺激を与えるための可動域が設けられています。また、突起物は離脱。装着が可能で指圧棒やローラーなど、いくつかの刺激用突起物と交換できる仕組みを取っています。また、孫の手の先端部のようなものを装着することで、痒い背中のケアも可能と成ります。
この機器の最短のサイズは本体部が約10cmと3段階伸縮アームが約30cm、、操作ハンドルを含むセカンドアームは180度折れるので、全体の寸法は約40cmとコンパクト設計になっています。
【0007】
コンパクト設計のため、いつでもどこでも、手が届かなくて困ってた人もこれで大丈夫。誰にも頼らずにひとりでケアできます。
【実施例】
【0009】
お尻のあたりに本体を装着して肩まで延ばせば腰や背中、肩、首などをケアできますし、逆に足首の方向へ延ばせば手の届く範囲で太ももなどの刺激も可能です。足首や膝、足の裏などにも装着可能で、指や手での刺戟よりも強い刺激が期待できます。
【符号の説明】
【0010】
A…3段階伸縮アームの可動域範囲に動く装置で内部にワイヤーを制御する滑車がある
B…移動装置
C…本体を体に装着するときに使うマジックテープ
D…本体を体に装着するときにマジックテープとともに使用する固定版(プラスチック)
E…移動装置内に装備されている車輪が走るアーム上のレール
F…ワイヤーの位置を固定するためのワイヤー通孔
G…操作ハンドル
H…ワイヤー
I…第2の突起物
J…3段階収縮アーム
K…移動装置に装着されている突起物で体表に当たる際に15度動く
L…移動装置内部のバネ式車輪
M…ワイヤーを制御する滑車
N…アーム本体の回転軸で上下に3段階伸縮する
O…アームの上下方向の可動域を調整する軸
P…アームの左右の可動域を調整する軸
【産業上の利用可能性】
【0011】
これまでには背中や腰、首の後ろ側のケアは、なかなかひとりでは難しかったのが、この機器の発明により容易になることやコンパクト設計のため、リュックサックなどに入れてどこにでも持ち歩ける商品ですから、皆さまに重宝される逸品です。