特開2015-101405(P2015-101405A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-101405(P2015-101405A)
(43)【公開日】2015年6月4日
(54)【発明の名称】ラベル照合検査装置
(51)【国際特許分類】
   B65C 9/40 20060101AFI20150508BHJP
   G01B 11/00 20060101ALI20150508BHJP
【FI】
   B65C9/40
   G01B11/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2013-245564(P2013-245564)
(22)【出願日】2013年11月28日
(71)【出願人】
【識別番号】391045152
【氏名又は名称】富士機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080595
【弁理士】
【氏名又は名称】西垣 康雄
(72)【発明者】
【氏名】堀込 覚
【テーマコード(参考)】
2F065
3E095
【Fターム(参考)】
2F065AA03
2F065AA09
2F065AA14
2F065AA20
2F065CC02
2F065DD06
2F065EE00
2F065FF01
2F065FF04
2F065JJ03
2F065JJ05
2F065JJ07
2F065NN20
2F065PP15
2F065QQ25
2F065QQ31
2F065RR05
2F065RR08
2F065RR09
2F065SS02
2F065SS04
2F065SS13
2F065TT03
3E095AA01
3E095BA02
3E095CA01
3E095DA03
3E095DA22
3E095DA82
3E095EA02
3E095EA03
3E095EA09
3E095EA10
3E095EA14
3E095FA09
3E095FA13
(57)【要約】      (修正有)
【課題】オートラベラーを備えるラベル照合検査装置において、コンベアに異なる種類のワークが紛れ込んでも識別排除でき、位置ズレ補正が瞬時にできるなど、精確に貼り付け作業・照合・位置ズレ検査を支障なく行ない得るラベル貼り付けを実現する。
【解決手段】ワーク本体1がコンベア面の下に配置された第一画像センサ7により下から撮影されると、画像処理部は事前に画像登録されたワーク本体と内容・位置ズレを照合するワーク本体照合部4と、第二画像センサ19により貼り付け前のラベル位置が撮影されると、画像処理部は事前に画像登録された正しい位置とのズレを照合してズレがある場合はラベル送り量を補正するラベル位置検査部16と、第三画像センサ30により貼り付けたラベルが撮影されると、画像処理部は事前に画像登録された正しいラベルと照合してラベルの種類を照合しズレの有無を判別しエラーがあるワークは排出させるラベル検査部を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続して搬入されるワークにラベルを自動的に貼り付けるオートラベラーを備えるラベル照合検査装置において、コンベア面に開口が設けられるとともにその下に第一画像センサが配置され、コンベアを搬送されるワーク本体が開口を通過する際に第一画像センサにより下から撮影されると、画像処理部は事前に画像登録されたワーク本体と内容・位置ズレを照合するワーク本体照合部と、ラベル貼り付け前のラベル位置を撮影する第二画像センサが配置され、この第二画像センサによりラベル貼り付け前のラベル位置が撮影されると、画像処理部は事前に画像登録された正しいラベル位置との位置ズレを照合してズレがある場合はラベルの送り量を補正するラベル位置検査部と、貼り付けたラベルを撮影する第三画像センサが配置され、貼り付けたラベルが撮影されると、画像処理部は事前に画像登録された正しく貼り付けられたラベルと照合してラベルの種類を照合するとともにラベルの位置のズレの有無を判別しエラーがあるワークは排出させるラベル検査部を備えることを特徴とするラベル照合検査装置。
【請求項2】
連続して搬入されるワークにラベルを自動的に貼り付けるオートラベラーを備えるラベル照合検査装置において、コンベア面に開口が設けられるとともにその下に第一画像センサが配置され、コンベアを搬送されるワーク本体が開口を通過する際に第一画像センサにより下から撮影されると、画像処理部は事前に画像登録されたワーク本体と内容・位置ズレを照合するワーク本体照合部を備えることを特徴とするラベル照合検査装置。
【請求項3】
連続して搬入されるワークにラベルを自動的に貼り付けるオートラベラーを備えるラベル照合検査装置において、ラベル貼り付け前のラベル位置を撮影する第二画像センサが配置され、この第二画像センサによりラベル貼り付け前のラベル位置が撮影されると、画像処理部は事前に画像登録された正しいラベル位置との位置ズレを照合してズレがある場合はラベルの送り量を補正するラベル位置検査部を備えることを特徴とするラベル照合検査装置。
【請求項4】
連続して搬入されるワークにラベルを自動的に貼り付けるオートラベラーを備えるラベル照合検査装置において、貼り付けたラベルを撮影する第三画像センサが配置され、貼り付けたラベルが撮影されると、画像処理部は事前に画像登録された正しく貼り付けられたラベルと照合してラベルの種類を照合するとともにラベルの位置のズレの有無を判別しエラーがあるワークは排出させるラベル検査部を備えることを特徴とするラベル照合検査装置。











【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワーク本体とサービス券やチラシ等の付属物を事前登録することによる内容照合及び付属物位置精度検査を行うことができるラベル照合検査装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従前からオートラベラー(自動ラベル貼り付け装置)によるワークへのラベルの貼り付け技術は広く知られている。ラベラーの種類もワークやラベルの種類、形状などによって多種多様であるため、対応も一様ではない。
【0003】
例えば、搬送コンベアに同じ種類のワークのみが搬入されるのではなく、異なる種類のワークも紛れ込むことが予想される場合の対策、またロールラベラーを用いる場合の位置ズレ対策など、迅速大量にかつ精確にラベルの貼り付け作業を支障なく行うには既存の技術で対応できないという不満があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−014337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、連続して搬入されるワークにラベルを自動的に貼り付ける作業過程の途中に複数の画像センサ(カメラ)を巧みに配置して、コンベアに異なる種類のワークや付属物が紛れ込んでも識別排除でき、またロールラベラーを用いる場合の位置ズレ補正が瞬時にできるなど、精確にラベルの貼り付け作業・照合・位置ズレ検査を支障なく行ない得て、迅速大量にラベルの貼り付け作業を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、連続して搬入されるワークにラベルを自動的に貼り付けるオートラベラーを備えるラベル照合検査装置において、コンベア面に開口が設けられるとともにその下に第一画像センサが配置され、コンベアを搬送されるワーク本体が開口を通過する際に第一画像センサにより下から撮影されると、画像処理部は事前に画像登録されたワーク本体と内容・位置ズレを照合するワーク本体照合部と、ラベル貼り付け前のラベル位置を撮影する第二画像センサが配置され、この第二画像センサによりラベル貼り付け前のラベル位置が撮影されると、画像処理部は事前に画像登録された正しいラベル位置との位置ズレを照合してズレがある場合はラベルの送り量を補正するラベル位置検査部と、貼り付けたラベルを撮影する第三画像センサが配置され、貼り付けたラベルが撮影されると、画像処理部は事前に画像登録された正しく貼り付けられたラベルと照合してラベルの種類を照合するとともにラベルの位置のズレの有無を判別しエラーがあるワークは排出させるラベル検査部を備えることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のラベル照合検査装置は、コンベアに異なる種類のワークが紛れ込んでも識別排除でき、またロールラベラーを用いる場合のラベルの種類の照合および位置ズレ補正が瞬時にでき、さらにワーク本体と付属物の種類の照合・位置ズレなどが自動で精確に検査でき、迅速大量にラベルの貼り付け作業を行なうことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は本発明装置の全体の概要を示す概略上面図である。
図2図2は本発明装置の要部の概要を示す概略正面図である。
図3図3はワーク本体照合部の概略斜視図である。
図4図4はワーク本体照合部にワーク本体が実際に流れる状態を示す概略斜視図である。
図5図5は検査カメラの画像処理のフローチャート図である。
図6図6はワーク本体照合部の画像表示部を示す正面図である。
図7図7はラベル位置検査部を示す要部概略斜視図である。
図8図8はラベル検査部の画像表示部を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
連続して搬入されるワークにラベルを自動的に貼り付ける作業過程の途中に、第一乃至第三検査カメラを配置して、ワーク本体と付属物の種類の照合・位置ズレそしてラベルの種類の照合・位置ズレ補正を行ない得るようになしている。
【実施例1】
【0010】
図1は、本発明装置をシュリンクされた印刷物の所定位置へのラベルを貼り付けに適用した実施例の断面図であって、シュリンク工程(図示しない)でシュリンクされたワーク本体(この実施例では印刷物)1はシュリンク装置出口2からコンベア3によりワーク本体照合部4に搬送される。
ワーク本体照合部4は、コンベア面5に設けられた開口6の下に第一画像センサ7が配置され、搬送されるワーク本体1がこの開口6を通過する際に、図4に示されるように、第一画像センサ7により下から撮影され、コンピュータにカメラ画像が入力8されると、図5に示すように、画像処理9、計測処理10を行ない、事前に画像登録されたワーク本体と内容を照合処理11し、結果は画像表示部12に表示するとともに種類が不一致のとき、あるいは位置ズレが基準値の誤差許容範囲を超えるときは制御信号を水平バンプターン13(ワークを通常のライン14か排出コンベア15かへ振り分ける)へ送信し、排出コンベア15へ排出させる。
【0011】
また、ラベル位置検査部16には、オートロールラベラー17,18のラベル
貼り付け前のラベル位置を撮影する第二画像センサ19,20が配置され、この第二画像センサ19,20によりラベル貼り付け前のラベル位置21が撮影されると、コンピュータにカメラ画像が入力22され、図5に示すように、画像処理23、計測処理24を行ない、事前に画像登録されたワーク本体と内容を照合処理25しコンピュータは事前に画像登録された正しいラベルと正しい位置とラベルの種類を照合し、またラベルの位置ズレが基準値の誤差許容範囲を超えるときは画像表示部26、27に結果を表示するとともに、ラベルの送り量(ピッチ)を補正する制御信号をオートロールラベラー17,18のラベルの送り量制御部(図示しない)に送信して補正する。もちろんラベルの送り量(ピッチ)の補正は人為的に行なってもよい。また、この実施例では、オートロールラベラーをツインラベラー方式として通常はそのうちの一が稼働しているが、ラベルが切れても、もうひとつに切り替えることにより、装置を停止することなく連続貼り付けを可能にしている。
【0012】
さらに、ラベル検査部28は、貼り付けたラベル29を撮影する第三画像センサ30が配置され、貼り付けたラベル29が撮影されると、コンピュータにカメラ画像が入力31されると、図5に示すように、画像処理32、計測処理33を行ない、事前に画像登録されたラベルと種類を照合処理34するとともにラベルの位置ズレの有無を判別し、種類が不一致のとき、あるいは位置ズレが基準値の誤差許容範囲を超えるときは画像表示部35に結果を表示するとともに、制御信号を水平バンプターン13(ワークを通常のライン14か排出コンベア15かへ振り分ける)へ送信し、排出コンベア15へ排出させる。
【0013】
尚、図中36はシュリンクのツメ(ビニール被覆の浮き部分)を押さえるためのプレスローラーである。
【産業上の利用可能性】
【0014】
コンベアに異なる種類のワークが紛れ込んでも識別排除でき、またロールラベラーを用いる場合のラベルの種類の照合および位置ズレ補正が瞬時にでき、さらにワーク本体と付属物の種類の照合・位置ズレなどが自動で精確に検査でき、迅速大量にラベルの貼り付け作業を行なうことができる。
【符号の説明】
【0015】
1 ワーク本体
2 シュリンク装置出口
3 コンベア
4 ワーク本体照合部
5 コンベア面
6 開口
7 第一画像センサ
8 カメラ画像入力
9 画像処理
10 計測処理
11 照合処理
12 画像表示部
13 水平バンプターン
14 ワーク通常ライン
15 排出コンベア
16 ラベル位置検査部
17 オートロールラベラー
18 オートロールラベラー
19 第二画像センサ
20 第二画像センサ
21 ラベル貼り付け前のラベル位置
22 カメラ画像入力
23 画像処理
24 計測処理
25 照合処理
26 画像表示部
27 画像表示部
28 ラベル検査部
29 貼り付けたラベル
30 第三画像センサ
31 カメラ画像入力
32 画像処理
33 計測処理
34 照合処理
35 画像表示部
36 プレスローラー










図3
図4
図1
図2
図5
図6
図7
図8