特開2015-101934(P2015-101934A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日学株式会社の特許一覧

<>
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000003
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000004
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000005
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000006
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000007
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000008
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000009
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000010
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000011
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000012
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000013
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000014
  • 特開2015101934-スライドボードセット 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-101934(P2015-101934A)
(43)【公開日】2015年6月4日
(54)【発明の名称】スライドボードセット
(51)【国際特許分類】
   E05D 15/06 20060101AFI20150508BHJP
   A47B 97/00 20060101ALI20150508BHJP
   A47B 97/04 20060101ALI20150508BHJP
【FI】
   E05D15/06 124C
   E05D15/06 125C
   A47B97/00 Q
   A47B97/04 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-245738(P2013-245738)
(22)【出願日】2013年11月28日
(71)【出願人】
【識別番号】000226183
【氏名又は名称】日学株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080528
【弁理士】
【氏名又は名称】下山 冨士男
(74)【代理人】
【識別番号】100073601
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 和男
(72)【発明者】
【氏名】吉田 朋弘
(72)【発明者】
【氏名】赤堀 真弘
(72)【発明者】
【氏名】米川 治彦
(72)【発明者】
【氏名】若松 雅通
【テーマコード(参考)】
2E034
【Fターム(参考)】
2E034BA01
2E034CA13
2E034DA17
(57)【要約】
【課題】本発明は、収納家具や書庫等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の種類を問わず、取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れたスライドボードセットを提供するものである。
【解決手段】本発明に係るスライドボードセットは、四角形状の前面開口を有する収納家具2へ取り付けるスライドボードセット1であって、上ブラケット11、下ブラケット21、上レール31及び下レール41の各部品を収納家具2の前面から各々ねじ止めにて取付け固定可能とし、前記上レール31の二つのボード用凹陥部34と、下レール41の二つの突条43との間に前後配置に、かつ、着脱・スライド可能にホワイトボード仕様の二枚のボード61、62を装着する構成としたものである。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角形状の前面開口を有する取り付け対象物へ取り付けるスライドボードセットであって、
所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する上片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態として固定支持する複数個の上ブラケットと、
所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する下片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態に、かつ、前記上ブラケットの各レール支持片と対向配置に固定支持する複数個の下ブラケットと、
取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する細長板状で平坦な上ブラケット用添着片を具備し、この上ブラケット用添着片から下向きに所定の間隔で、かつ、全長にわたって複数の突片を平行配置に突設し、当該各突片間に平行配置で、かつ、全長にわたって単数又は複数のボード用凹陥部を形成するとともに、前記各ボード用凹陥部を下向きとして上ブラケットのレール支持片に添着し、前記ボード用凹陥部の下側から上ブラケット用添着片の下面側にねじ込んだネジにより前記レール支持片にネジ止め固定する上レールと、
取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する耐荷重強化構造で平坦な下ブラケット用添着片を具備し、この下ブラケット用添着片の上面側に前記単数又は複数のボード用凹陥部に対向する平行な単数又は複数の突条を下ブラケット用添着片の長さ方向全体にわたって突設するとともに、底面側を前記下ブラケットのレール支持片に添着し、上面側からねじ込んだネジにより前記下ブラケットのレール支持片にネジ止め固定する下レールと、
前記上レールのボード用凹陥部と、下レールの突条との間に着脱・スライド可能に装着され、取り付け対象物の前面開口領域を開閉するホワイトボード仕様の単数枚又は複数枚のボードと、
を有することを特徴とするスライドボードセット。
【請求項2】
四角形状の前面開口を有する書庫等の取り付け対象物へ取り付けるスライドボードセットであって、
所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する上片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態として固定支持する複数個の上ブラケットと、
所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する下片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態に、かつ、前記上ブラケットの各レール支持片と対向配置に固定支持する複数個の下ブラケットと、
取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する細長板状で平坦な上ブラケット用添着片を具備し、この上ブラケット用添着片の前縁、中央部、後縁から三つの突片を各々下向き平行配置に所定の間隔で、かつ、全長にわたって突設し、当該三つの突片間に平行配置で、かつ、全長にわたって二つのボード用凹陥部を形成するとともに、前記二つのボード用凹陥部を下向きとして上ブラケットのレール支持片に添着し、前記ボード用凹陥部の下側から上ブラケット用添着片の下面側にねじ込んだネジにより前記レール支持片にネジ止め固定する上レールと、
取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する耐荷重強化構造で平坦な下ブラケット用添着片を具備し、この下ブラケット用添着片の上面側に前記二つのボード用凹陥部に対向する平行な二つの突条を下ブラケット用添着片の長さ方向全体にわたって突設するとともに、底面側を前記下ブラケットのレール支持片に添着し、上面側からねじ込んだネジにより前記下ブラケットのレール支持片にネジ止め固定する下レールと、
前記上レールの二つのボード用凹陥部と、下レールの二つの突条との間に、前後配置に、かつ、着脱・スライド可能に装着されて、取り付け対象物の前面開口領域を開閉するホワイトボード仕様の二枚のボードと、
を有することを特徴とするスライドボードセット。
【請求項3】
四角形状の前面開口を有する書庫等の取り付け対象物へ取り付けるスライドボードセットであって、
所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する上片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態として固定支持する複数個の上ブラケットと、
所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する下片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態に、かつ、前記上ブラケットの各レール支持片と対向配置に固定支持する複数個の下ブラケットと、
取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する細長板状で平坦な上ブラケット用添着片を具備し、この上ブラケット用添着片の前縁、後縁から二つの突片を各々下向き平行配置に所定の間隔で、かつ、全長にわたって突設し、当該二つの突片間に平行配置で、かつ、全長にわたって一つのボード用凹陥部を形成するとともに、前記一つのボード用凹陥部を下向きとして上ブラケットのレール支持片に添着し、前記ボード用凹陥部の下側から上ブラケット用添着片の下面側にねじ込んだネジにより前記レール支持片にネジ止め固定する上レールと、
取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する耐荷重強化構造で平坦な下ブラケット用添着片を具備し、この下ブラケット用添着片の上面側に前記一つのボード用凹陥部に対向する一つの突条を下ブラケット用添着片の長さ方向全体にわたって突設するとともに、底面側を前記下ブラケットのレール支持片に添着し、上面側からねじ込んだネジにより前記下ブラケットのレール支持片にネジ止め固定する下レールと、
前記上レールのボード用凹陥部と、下レールの突条との間に、着脱・スライド可能に装着されて、取り付け対象物の前面開口領域を開閉するホワイトボード仕様の一枚のボードと、
を有することを特徴とするスライドボードセット。
【請求項4】
前記上レールは、上ブラケット用添着片から下向きに突設した3列のボード用凹陥部を、前記下レールは下ブラケット用添着片に3列の突条を備え、前記3列のボード用凹陥部と3列の突条との間に前記取り付け対象物の前面開口領域を開閉する3枚並列のボードを各々着脱・スライド可能に装着したことを特徴とする請求項1に記載のスライドボードセット。
【請求項5】
前記上レールは、上ブラケット用添着片から下向きに突設した2列のボード用凹陥部を、前記下レールは下ブラケット用添着片に2列のボード用凹陥部を備え、前記2列のボード用凹陥部と2列の突条との間に、前側2枚、後側2枚の配置で前記取り付け対象物の前面開口領域を開閉する4枚のボードを各々着脱・スライド可能に装着したことを特徴とする請求項1に記載のスライドボードセット。
【請求項6】
前記各ボードを施錠状態又は開錠状態とする錠及び鍵を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5のいずれかに記載のスライドボードセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライドボードセットに関し、詳しくは、収納家具や書庫等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の種類を問わず、取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れたスライドボードセットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、スチール製又は木製の収納家具や書庫等のような取り付け対象物における前面開口領域を利用し、単なる前面扉に替えてホワイトボード仕様のボードを取り付け、ホワイトボード兼用収納家具又はホワイトボード兼用書庫として、ボード面に文字、図形、表等を記載することで業務管理や講義内容記載、会議の議事録作成等の便宜を図るようにすることが行われている。
【0003】
従来におけるこの種のボードの取り付け対象物に対する取り付け態様について、図12及び図13を参照して説明する。
【0004】
(取り付け態様1)
図12は、取り付け態様1を示すものであり、下段収納家具122、上段収納家具121の二段重ねの家具に適用したものである。
【0005】
この取り付け態様1においては、ホワイトボード仕様のボード111の上端部に設けた上部ローラ112を転動させるための上レール101に取り付け片102を一体に設けて、この取り付け片102を例えば上段収納家具121の前端側上面に添着し固着して、上レール101を前記上段収納家具121の上縁部に沿って固定配置している。
【0006】
また、前記ボード111の下端部に設けた下部ローラ113を転動させるための下レール103は、上段収納家具121の前端側下縁部に沿って固着するようにしている。
【0007】
この場合、前記上レール101の取り付け片102の上段収納家具121に対する固着方法は、上段収納家具121の前端側上方から取り付け片102を貫通させたネジ104を上段収納家具121にねじ込むことにより行うものである。
【0008】
しかしながら、このような取り付け態様1の場合、上段収納家具121の前面側からのみでは上レール101を取り付けることができないとともに、上段収納家具121の上面と、その上方の天井にある程度の空間が必要であるため、上レール101の施工作業に必要な空間が無いような場合には、上段収納家具121を一旦床面等に下ろし、上レール101を取り付けた後、再度上段収納家具121を下段収納家具122上に設置しなければならないという煩雑な作業が必要であった。
【0009】
また、前記上段収納家具121上に更にランマ収納家具123が設置してあるような場合、上述した場合と同様、一旦ランマ収納家具123を下ろし、上段収納家具121の上面を開放状態として上レール101を取り付けた後、再度ランマ収納家具を元に戻すといった作業が必要であった。
【0010】
更にまた、取り付け態様1の場合、取り付け片102を上段収納家具121の前端側上面に添着する構造であるため、ランマ収納家具123を平坦状態に保つためのスペーサー124が必要になるという問題もあった。
【0011】
(取り付け態様2)
図13は取り付け態様2を示すものであり、ホワイトボード仕様のボード111の上端部に設けた上部ローラ112を転動させるための上レール101と、この上レール101を固定支持するための上ブラケット105とを別体に設けて、同様にボード111の下端部に設けた凹溝部114をスライドさせるための突条103aを設けた下レール103と、この下レール103を固定支持するための下ブラケット106と別体に設けている。
【0012】
そして、上ブラケット105を収納家具125の上縁前面部の下側に添着してネジ107を用いてねじ止め固着し、同様に下ブラケット106を収納家具125の下縁前面部の上側に添着してネジ107を用いてねじ止め固着し、上ブラケット105により上レール101を、下ブラケット106により下レール103を各々固定支持する構成としたものである。
【0013】
しかしながら、この取り付け態様2の場合、収納家具125の前面側からの上ブラケット105、下ブラケット106の取り付けは必ずしも容易ではないとともに、収納家具125として、上ブラケット105、下ブラケット106を取り付けるための格別の仕様が必要となるため、仕様の異なる種々の収納家具に対応させることは困難で、汎用性に欠けるという問題があった。
【0014】
特許文献1には、収納家具等における本体前面の上部と下部とに、前後に複数の案内部をそれぞれ備えた上ガイドレールと下ガイドレールとを、当該本体の間口方向に沿設して、前記上下ガイドレール間に筆記板乃至掲示板をなすボードを引き違い状に設け、この一対のボードの上部又は下部には、前記上ガイドレール又は下ガイドレールの案内溝間に向かって突出する突起部を設ける一方、前記上ガイドレール又は下ガイドレールの案内溝内には、前記突起部に干渉する弾性片付き移動規制体を固定した収納家具等におけるボードの移動規制装置が提案されている。
【0015】
しかし、この特許文献1の場合も、上述した取り付け態様2の場合と同様に、収納家具等における本体前面の上部と下部に対する上ガイドレールと下ガイドレールの取り付けは、既述した場合と同様な上ブラケット、下ブラケットを用いて行う構成であり、収納家具の前面側からの上ブラケット、下ブラケットの取り付けは必ずしも容易ではなく、収納家具として格別の仕様が必要となるため、仕様の異なる種々の収納家具に対応させることは困難で、汎用性に欠けるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】特開平11−137361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明が解決しようとする問題点は、天井との間の空間が無い場合や上段家具が設置されているような場合においても、収納家具等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の種類を問わず、取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れるスライドボードセットが存在しない点である。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明に係るスライドボードセットは、四角形状の前面開口を有する取り付け対象物へ取り付けるスライドボードセットであって、所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する上片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態として固定支持する複数個の上ブラケットと、所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する下片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態に、かつ、前記上ブラケットの各レール支持片と対向配置に固定支持する複数個の下ブラケットと、取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する細長板状で平坦な上ブラケット用添着片を具備し、この上ブラケット用添着片から下向きに所定の間隔で、かつ、全長にわたって複数の突片を平行配置に突設し、各突片間に平行配置で、かつ、全長にわたって単数又は複数のボード用凹陥部を形成するとともに、前記各ボード用凹陥部を下向きとして上ブラケットのレール支持片に添着し、前記ボード用凹陥部の下側から上ブラケット用添着片の下面側にねじ込んだネジにより前記レール支持片にネジ止め固定する上レールと、取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する耐荷重強化構造で平坦な下ブラケット用添着片を具備し、この下ブラケット用添着片の上面側に前記単数又は複数のボード用凹陥部に対向する平行な単数又は複数の突条を下ブラケット用添着片の長さ方向全体にわたって突設するとともに、底面側を前記下ブラケットのレール支持片に添着し、上面側からねじ込んだネジにより前記下ブラケットのレール支持片にネジ止め固定する下レールと、前記上レールのボード用凹陥部と、下レールの突条との間に着脱・スライド可能に装着され、取り付け対象物の前面開口領域を開閉するホワイトボード仕様の単数又は複数のボードと、を有することを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の発明によれば、天井との間の空間が無い場合や上段家具が設置されているような場合においても、新設、既設を問わず収納家具等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の種類を問わず、また取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れたスライドボードセットを実現し提供することができる。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、上レールの二つのボード用凹陥部と、下レールの二つの突条との間に前後配置に、かつ、着脱・スライド可能に装着され、取り付け対象物の前面開口領域を開閉するホワイトボード仕様の二枚のボードを備える構成の基に、請求項1記載の発明と同様、天井との間の空間が無い場合や上段家具が設置されているような場合においても、新設、既設を問わず収納家具等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の種類を問わず、また取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れたスライドボードセットを実現し提供することができる。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、上レールのボード用凹陥部と、下レールの突条との間に着脱・スライド可能に装着され、取り付け対象物の前面開口領域を開閉するホワイトボード仕様の一枚のボードを備える構成の基に、請求項1記載の発明と同様、天井との間の空間が無い場合や上段家具が設置されているような場合においても、新設、既設を問わず収納家具等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の種類を問わず、また取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れたスライドボードセットを実現し提供することができる。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、上ブラケット用添着片から下向きに突設した3列のボード用凹陥部を、前記下レールは下ブラケット用添着片に3列の突条を備え、前記3列のボード用凹陥部と3列の突条との間に前記取り付け対象物の前面開口領域を開閉する3枚並列のボードを各々着脱・スライド可能に装着したボード3枚構成の基に、請求項1記載の発明と同様、天井との間の空間が無い場合や上段家具が設置されているような場合においても、新設、既設を問わず収納家具等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の種類を問わず、また取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れたスライドボードセットを実現し提供することができる。
【0023】
請求項5記載の発明によれば、上レールに上ブラケット用添着片から下向きに突設した2列のボード用凹陥部を、前記下レールに下ブラケット用添着片に2列の突条を備え、前記2列のボード用凹陥部と2列の突条との間に、前側2枚、後側2枚の配置で前記取り付け対象物の前面開口領域を開閉する4枚のボードを各々着脱・スライド可能に装着したボード4枚構成の基に、請求項1記載の発明と同様、天井との間の空間が無い場合や上段家具が設置されているような場合においても、新設、既設を問わず収納家具等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の種類を問わず、また取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れたスライドボードセットを実現し提供することができる。
【0024】
請求項6記載の発明によれば、請求項1、2、3、4又は5のいずれかに記載の発明のスライドボードセットにおいて、夫々の側端部が重合する各ボードを施錠状態又は開錠状態とする錠及び鍵を備えることから、請求項1、2、4又は5のいずれかに記載の発明の効果を奏するとともに、収納家具等のような取り付け対象物に収納した書類等のセキュリティ性を確保することもできるスライドボードセットを実現し提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は本発明の実施例に係るスライドボードセット及びこのスライドボードセットを取り付けた収納家具を示す正面図である。である。
図2図2は本実施例に係るスライドボードセット及びこのスライドボードセットを取り付けた収納家具を示す部分平面図である。
図3図3は本実施例に係るスライドボードセット及びこのスライドボードセットを取り付けた収納家具を示す部分底面図である。
図4図4は本実施例に係るスライドボードセット及びこのスライドボードセットを取り付けた収納家具を示す側面図である。
図5図5図1のA−A線概略断面である。
図6図6図1のB−B線概略断面である。
図7図7図4のC−C線概略断面である。
図8図8は本実施例に係るスライドボードセットにおける収納家具に対する上ブラケット、下ブラケットの取り付け状態を示す概略部分斜視図である。
図9図9は本実施例に係るスライドボードセットにおける収納家具に対する上ブラケットと上レール、下ブラケットと下レールの取り付け状態を示す概略部分斜視図である。
図10図10は本実施例に係るスライドボードセットにおける上ブラケット、下ブラケットを収納家具に取り付けた状態を示す正面図である。
図11図11は本実施例に係るスライドボードセットにおけるレール持ち出し量と、従来例のレール持ち出し量との比較を示す概略説明図である。
図12図12は従来の上段収納家具に対する上レール、下レールの取り付け態様1を示す概略図である。
図13図13は従来の従来の収納家具に対する上ブラケット、上レール、及び下ブラケット、下レールの取り付け態様2を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明は、天井との間の空間が無い場合や上段家具が設置されているような場合においても、収納家具等の取り付け対象物の前面側から簡略容易に取り付け施工を実施することができ、しかも、取り付け対象物側の格別な仕様も不要で極めて汎用性に優れたスライドボードセットを提供するという目的を、四角形状の前面開口を有する書庫等の取り付け対象物へ取り付けるスライドボードセットであって、所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する上片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態として固定支持する複数個の上ブラケットと、所定長さの平坦な取り付け片と、この取り付け片の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片と一体の平坦なレール支持片とを各々具備し、取り付け対象物の前面開口領域を画する下片前端面に所定の間隔を持って各取り付け片を添着し取り付け対象物の前面側からネジ止め固定することで、各レール支持片を前記端縁部から各々前方に突出状態に、かつ、前記上ブラケットの各レール支持片と対向配置に固定支持する複数個の下ブラケットと、取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する細長板状で平坦な上ブラケット用添着片を具備し、この上ブラケット用添着片の前縁、中央部、後縁から三つの突片を各々下向き平行配置に所定の間隔で、かつ、全長にわたって突設し、三つの突片間に平行配置で、かつ、全長にわたって二つのボード用凹陥部を形成するとともに、前記二つのボード用凹陥部を下向きとして上ブラケットのレール支持片に添着し、前記ボード用凹陥部の下側から上ブラケット用添着片の下面側にねじ込んだネジにより前記レール支持片にネジ止め固定する上レールと、取り付け対象物の幅寸法に対応した寸法の長さを有する耐荷重強化構造で平坦な下ブラケット用添着片を具備し、この下ブラケット用添着片の上面側に前記二つのボード用凹陥部に対向する平行な二つの突条を下ブラケット用添着片の長さ方向全体にわたって突設するとともに、底面側を前記下ブラケットのレール支持片に添着し、上面側からねじ込んだネジにより前記下ブラケットのレール支持片にネジ止め固定する下レールと、前記上レールの二つのボード用凹陥部と、下レールの二つの突条との間に前後配置に、かつ、着脱・スライド可能に装着され、取り付け対象物の前面開口領域を開閉するホワイトボード仕様の二つのボードと、を有する構成により実現した。
【実施例】
【0027】
以下、本発明の実施例に係るスライドボードセット1について図1乃至図10を参照して詳細に説明する。
【0028】
本実施例に係るスライドボードセット1は、四角形状の前面開口を有する例えば直方体状の取り付け対象物であるスチール製又は木製の収納家具2へ前面側からのみ取り付け可能に構成したものである。
【0029】
本実施例に係るスライドボードセット1は、所定長さの平坦な取り付け片12と、この取り付け片12の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片12と一体の平坦なレール支持片13とを具備し、全体としてL形状に形成した金属製の複数個、例えば3個の上ブラケット11と、所定長さの平坦な取り付け片22と、この取り付け片22の一方の長さ方向に沿う端縁部から直角配置に突出した前記取り付け片22と一体の平坦なレール支持片23とを具備し、全体としてL形状に形成した金属製の複数個、例えば3個の下ブラケット21と、を有している。
【0030】
そして、図8図10に示すように、例えば3個の上ブラケット11を用い、収納家具2の前面開口領域を画する上片3の前端面に所定の間隔を持って、例えば、上片3の前端面の左隅近傍、中央、右隅近傍に各取り付け片12を添着し、収納家具2の前面側から皿ネジ51を用いてネジ止め固定することで、各上ブラケット11の各レール支持片13を前記端縁部から各々前方に突出状態として固定支持するように構成している。
同様に、図8図10に示すように、例えば3個の下ブラケット21を用い、収納家具2の前面開口領域を画する下片4の前端面に所定の間隔を持って、例えば、下片4の前端面の左隅近傍、中央、右隅近傍に各取り付け片22を添着し、収納家具2の前面側から皿ネジ51を用いてネジ止め固定することで、各レール支持片23を前記端縁部から各々前方に突出状態に、かつ、前記上ブラケット11の各レール支持片13と上下対向配置に固定支持するように構成している。
【0031】
本実施例に係るスライドボードセット1は、更に、前記収納家具2の幅寸法に対応した寸法の長さを有する細長板状で平坦な上ブラケット用添着片32を具備し、この上ブラケット用添着片32の長さ方向の前縁、中央部、後縁から三つの突片33を各々下向き平行配置に所定の間隔で、かつ、全長にわたって一体に突設し、三つの突片33間に平行配置で、かつ、全長にわたって二つのボード用凹陥部34を形成したアルミ押し出し材(色彩シルバー)等の金属製の上レール31と、
【0032】
前記収納家具2の幅寸法に対応した寸法の長さを有する耐荷重強化構造で平坦な下ブラケット用添着片42を具備し、この下ブラケット用添着片42の上面側に前記二つのボード用凹陥部34に対向する平行な二つの突条43を下ブラケット用添着片42の長さ方向全体にわたって突設したアルミ押し出し材(色彩シルバー)等の金属製の下レール41と、を有している。
【0033】
そして、図9に示すように、上レール31の前記二つのボード用凹陥部34を下向きとして上ブラケット11のレール支持片13に添着し、前記ボード用凹陥部34の下側から上ブラケット用添着片32の下面側にねじ込んだトラスネジ52によりこの上レール31を前記各上ブラケット11のレール支持片13に各々ネジ止め固定するように構成している。
【0034】
同様に、図9に示すように、下レール41の下ブラケット用添着片42の底面側を前記下ブラケット21のレール支持片23に添着し、上面側からねじ込んだトラスネジ52により前記レール支持片23にネジ止め固定するように構成している。
【0035】
前記上レール31の前縁側の突片33には、図6に示すように、前記レール支持片13の前端面を覆うように前記上ブラケット用添着片32より上方に突出した上向き突出片部33aを一体に具備し、前記上レール31の後縁側の突片33には、上ブラケット11の取り付け片12の下端面を覆うように屈曲させた突出片部33bを一体に具備している。
【0036】
前記下レール41の平坦な下ブラケット用添着片42は、図6に示すように、前記突条43を下ブラケット用添着片42の長さ方向全体にわたって突設した平坦な上片部42aと、前記下ブラケット21に添着する平坦な下片部42bと、上片部42a、下片部42bの前縁側、後縁側を所定の間隔を持った平行状態に各々連結し中空領域を形成する前片部42c及び後片部42dと、を具備している。
【0037】
前記前片部42cは、前記突条43と同方向に突出させた上向き突出片部42c1、及び前記下ブラケット21のレール支持片23の端面を覆うように下向きに突出させた下向き突出片部42c2を一体に備え、前記後片部42dは、前記下ブラケット21の取り付け片23に接合させるとともに取り付け片23の上端面を覆うように屈曲させた突出片部42d1を一体に備えている。
【0038】
また、前記下ブラケット用添着片42における上片部42a、下片部42b、前片部42c及び後片部42dが画する中空領域44を形成し、前記下レール41自体を耐荷重強化構造としている。
【0039】
前記上レール31の両側端面には、上レールキャップ35が、下レール41の両側端面には、下レールキャップ45が各々取り付けられるようになっている。
【0040】
前記上レール31の二つのボード用凹陥部34と、下レール41の二つの突条43との間に前後配置に、かつ、各々着脱・スライド可能に二つのボード、すなわち、表面ホワイトボード仕様の前右用のボード61、後左用のボード62を装着し、収納家具2の前面開口領域をこれらボード61、ボード62のスライドにより開閉する構成している。
【0041】
すなわち、前記ボード61、62は、各々ボード本体63の上端側に前記上レール31のボード用凹陥部34に嵌装されるスライド嵌装体64を一体に具備し、下端側には前記下レール41の突条43に係合させこの突条43上を滑動させる凹溝部付滑動体65を一体に具備している。
【0042】
そして、図1に示すように、前右用のボード61を最も右側にスライドさせ、後左用のボード62を最も左側にスライドさせた図1の状態、すなわち、ボード61、ボード62の拡開状態で、ボード61、ボード62の左右端部分が前後に重合する部分の例えば下部位置には、図1図6等に示すように、錠71、鍵72を配置し、収納家具2の前面開口領域をボード61、ボード62に閉塞し、かつ、錠71により施錠して収納家具2内のセキュリティ性を確保した状態と、その施錠状態を解除しボード61、ボード62を自由にスライド可能とした状態とに切り変えるように構成している。
【0043】
前記ボード61の仕上がり仕様に言及すると、(a)前記ボード61における文字等の筆記面を形成する表面材66としてアルミホーロー鋼板:色彩白色、(b)サイドカバー67としてアルミ押し出し材:色彩シルバー、(c)建枠68としてアルミ押し出し材:取っ手用凹溝部付き:色彩シルバー、(d)コーナーキャップ69としてPOM樹脂材:色彩シルバー等の例を挙げることができる。
【0044】
前記ボード62の仕上がり仕様についても前記ボード61の場合と同様である。
【0045】
図7に示すように、前記上レール31には弾性ゴム部74を含むストッパー体73が取り付けられ、前記上レール31のボード用凹陥部34に嵌装されるボード61におけるスライド嵌装体64の端面を定位置で規制し、前右用のボード61が収納家具2の図1において右側へ飛び出さないように構成している。後左用のボード62についても、同様である。
更に、図6に示すように、前記上レール31のボード用凹陥部34内には、前右用のボード61用の外れ防止金具75を配置している。
【0046】
上述した本実施例のスライドボードセット1によれば、前記上ブラケット11、下ブラケット21、上レール31及び下レール41の各部品を収納家具2の前面から各々取付け固定できるため、スライドボードセット1の施工の際、収納家具2の上段に別の収納家具やランマ収納家具等が載置されているような場合でも、これらを一旦床面上に下ろす必要は無くなり、大幅な作業軽減を図ることが可能となる。
【0047】
特に書類等が既に収納されている収納家具2に施工する場合には、当該収納家具2を下ろすための書類等の出し入れも必要無くなり、本実施例のスライドボードセット1の施工が極めて簡略容易となる。
【0048】
また、本実施例のスライドボードセット1の場合には、取り付け対象物側の種類を問わず、取り付け対象物である収納家具側に格別の構造的仕様を必要とすることなく、すなわち、収納家具が従来例のような専用品である必要はなく、この収納家具の前面側から前記各部品を簡略なねじ止め作業で取り付けることができ極めて汎用性が高いスライドボードセット1を実現することができる。
本実施例のスライドボードセット1の具体的利点について説明すると、図11の比較図に示すように、ボード61、62の上端部、下端部のいずれにもローラ等の回転部品を用いていないので、ボード61、62の厚さtを、図11の左欄(図12に示す構造に対応)に示すボード111に比較し、約40%薄くすることが可能となる。また、収納家具2と後左側のボード62との位置関係、及び後左側のボード62と前右側のボード61との位置関係を見直すことで、図11に示すレール持ち出し量L0を従来例の場合の持ち出し量L1に比較し約20%小さくすることも可能となる。
【0049】
更に、前記下レール41に耐荷重強化構造を採用している。
【0050】
この結果、収納家具2に取り付けた前記下レール41のボード61、62の重量による荷重を従来例より小さくすることができ、耐荷重性も万全となり、収納家具2の前面開口領域におけるボード61、62のスライド操作性の確保と安全性の確保とを実現することができる。
【0051】
上述した実施例においては、スライドボードセット1として、収納家具2の前面開口領域に2枚のボード61、62をスライドさせる構成について説明したが、この他、前記上レールの上ブラケット用添着片に下向きに突設した3列のボード用凹陥部34を、前記下レール41の下ブラケット用添着片42に3列の突条43を備え、前記3列のボード用凹陥部34と3列の突条43との間に、収納家具2の幅の略1/3の幅を有する3枚並列のボードを各々着脱・スライド可能に装着する構成としたり、前記上レール31の上ブラケット用添着片34に下向きに突設した2列のボード用凹陥部34を、前記下レール41の下ブラケット用添着片42に2列の突条43を備え、前記2列のボード用凹陥部34と2列の突条43との間に、収納家具2の幅の略1/4の幅を有する4枚のボードを前側2枚、後側2枚の配置で各々着脱・スライド可能に装着する構成としたりすることもでき、ボード用凹陥部34、突条43、ボードの枚数は収納家具2の幅寸法に応じて種々に選定できる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明のスライドボードセットは、新設、既設を問わず、また、スチール家具、木製家具の別を問わず、また取り付け対象物側の種類を問わず各種のサイズの収納家具に広範に汎用性高く適用可能である。
【符号の説明】
【0053】
1 スライドボードセット
2 収納家具
3 上片
4 下片
11 上ブラケット
12 取り付け片
13 レール支持片
21 下ブラケット
22 取り付け片
23 レール支持片
31 上レール
32 上ブラケット用添着片
33 突片
33a 上向き突出片部
33b 突出片部
34 ボード用凹陥部
35 上レールキャップ
41 下レール
42 下ブラケット用添着片
42a 上片部
42b 片部
42c 前片部
42c1突出片部
42c2突出片部
42d 後片部
42d1突出片部
43 突条
44 中空領域
45 下レールキャップ
51 皿ネジ
52 トラスネジ
61 ボード
62 ボード
63 ボード本体
64 スライド嵌装体
65 凹溝部付滑動体
66 表面材
67 サイドカバー
68 建枠
69 コーナーキャップ
71 錠
72 鍵
73 ストッパー体
74 弾性ゴム部
75 抜け止め防止金具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13