【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0012】
第1の特徴に係る発明は、ファイルシステムを備える一以上のストレージ端末と通信可能に接続され、
前記ストレージ端末上のファイルを当該ストレージ端末上のアプリケーションで処理させる遠隔ファイルアクセス端末であって、
前記ストレージ端末の記憶部に記憶されたファイルの配置構造を取得する配置構造取得手段と、
前記取得した配置構造に基づいて、処理対象となるファイルを指定する入力を受け付けるファイル指定受付手段と、
前記指定を受け付けたファイルの、ファイルシステム上の場所を前記ストレージ端末に送信するファイルパス送信手段と、
前記ストレージ端末に、前記指定を受け付けたファイルを、所定のアプリケーションで処理を開始させるとともに、当該ストレージ端末との間で画面共有を開始する画面共有手段と、
を備えることを特徴とする遠隔ファイルアクセス端末を提供する。
【0013】
第1の特徴に係る発明によれば、ファイルシステムを備える一以上のストレージ端末と通信可能に接続され、前記ストレージ端末上のファイルを当該ストレージ端末上のアプリケーションで処理させる遠隔ファイルアクセス端末は、前記ストレージ端末の記憶部に記憶されたファイルの配置構造を取得し、前記取得した配置構造に基づいて、処理対象となるファイルを指定する入力を受け付け、前記指定を受け付けたファイルの、ファイルシステム上の場所を前記ストレージ端末に送信し、前記ストレージ端末に、前記指定を受け付けたファイルを、所定のアプリケーションで処理を開始させるとともに、当該ストレージ端末との間で画面共有を開始する。
【0014】
第1の特徴に係る発明は、遠隔ファイルアクセス端末のカテゴリであるが、遠隔ファイルアクセス方法及び、遠隔ファイルアクセス端末用プログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
【0015】
第2の特徴に係る発明は、前記所定のアプリケーションとして、前記取得した配置構造のうち、処理を行うアプリケーションの場所を指定する入力を受け付けるアプリケーション指定受付手段と、
前記指定を受け付けたアプリケーションの、ファイルシステム上の場所を前記ストレージ端末に送信するアプリケーションパス送信手段と、
を備えることを特徴とする第1の特徴に係る発明である遠隔ファイルアクセス端末を提供する。
【0016】
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である遠隔ファイルアクセス端末は、前記所定のアプリケーションとして、前記取得した配置構造のうち、処理を行うアプリケーションの場所を指定する入力を受け付け、前記指定を受け付けたアプリケーションの、ファイルシステム上の場所を前記ストレージ端末に送信する。
【0017】
第3の特徴に係る発明は、前記配置構造取得手段において、基準ディレクトリと最大取得階層の少なくともいずれかを送信し、それに基づいた範囲の配置構造を取得することを特徴とする第1又は第2の特徴に係る発明である遠隔ファイルアクセス端末を提供する。
【0018】
第3の特徴に係る発明によれば、第1又は第2の特徴に係る発明である遠隔ファイルアクセス端末は、前記配置構造取得手段において、基準ディレクトリと最大取得階層の少なくともいずれかを送信し、それに基づいた範囲の配置構造を取得する。
【0019】
第4の特徴に係る発明は、前記画面共有手段において、前記ストレージ端末の画面全体の共有を行うのではなく、前記所定のアプリケーションの描画範囲部分のみについて画面共有を行うことを特徴とする、第1から第3のいずれかの特徴に係る発明である遠隔ファイルアクセス端末を提供する。
【0020】
第4の特徴に係る発明によれば、第1から第3のいずれかの特徴に係る発明である遠隔ファイルアクセス端末は、前記画面共有手段において、前記ストレージ端末の画面全体の共有を行うのではなく、前記所定のアプリケーションの描画範囲部分のみについて画面共有を行う。
【0021】
第5の特徴に係る発明は、遠隔ファイルアクセス端末と通信可能に接続されたストレージ端末であって、
前記ストレージ端末の記憶部に記憶されたファイルの配置構造を、前記遠隔ファイルアクセス端末に送信する配置構造送信手段と、
前記遠隔ファイルアクセス端末から、処理対象となるファイルの、ファイルシステム上の場所を受信するファイルパス受信手段と、
前記受信したファイルパスで特定されるファイルを、所定のアプリケーションで処理を開始するファイル処理開始手段と、
前記ファイル処理の開始に伴い、前記遠隔ファイルアクセス端末との間で画面共有を開始する画面共有手段と、
を備えることを特徴とするストレージ端末を提供する。
【0022】
第5の特徴に係る発明によれば、遠隔ファイルアクセス端末と通信可能に接続されたストレージ端末は、前記ストレージ端末の記憶部に記憶されたファイルの配置構造を、前記遠隔ファイルアクセス端末に送信し、前記遠隔ファイルアクセス端末から、処理対象となるファイルの、ファイルシステム上の場所を受信し、前記受信したファイルパスで特定されるファイルを、所定のアプリケーションで処理を開始し、前記ファイル処理の開始に伴い、前記遠隔ファイルアクセス端末との間で画面共有を開始する。
【0023】
第6の特徴に係る発明は、ファイルシステムを備える一以上のストレージ端末と通信可能に接続され、
前記ストレージ端末上のファイルを当該ストレージ端末上のアプリケーションで処理させる遠隔ファイルアクセス端末が実行する遠隔ファイルアクセス方法であって、
前記ストレージ端末の記憶部に記憶されたファイルの配置構造を取得するステップと、
前記取得した配置構造に基づいて、処理対象となるファイルを指定する入力を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けたファイルの、ファイルシステム上の場所を前記ストレージ端末に送信するステップと、
前記ストレージ端末に、前記指定を受け付けたファイルを、所定のアプリケーションで処理を開始させるとともに、当該ストレージ端末との間で画面共有を開始するステップと、
を備えることを特徴とする遠隔ファイルアクセス方法を提供する。
【0024】
第7の特徴に係る発明は、ファイルシステムを備える一以上のストレージ端末と通信可能に接続され、
前記ストレージ端末上のファイルを当該ストレージ端末上のアプリケーションで処理させる遠隔ファイルアクセス端末に、
前記ストレージ端末の記憶部に記憶されたファイルの配置構造を取得するステップ、
前記取得した配置構造に基づいて、処理対象となるファイルを指定する入力を受け付けるステップ、
前記指定を受け付けたファイルの、ファイルシステム上の場所を前記ストレージ端末に送信するステップ、
前記ストレージ端末に、前記指定を受け付けたファイルを、所定のアプリケーションで処理を開始させるとともに、当該ストレージ端末との間で画面共有を開始するステップ、
を実行させることを特徴とする遠隔ファイルアクセス端末用プログラムを提供する。