【解決手段】オペレータの指示によって、複数種類の字幕の表示を指示する指示サーバと、当該指示を受けて、利用者が選択した種類の字幕を表示するヘッドマウント・ディスプレイを備えた表示クライアント端末によって付加情報表示システムを構成する。
オペレータの指示にもとづいて所定の付加情報の表示を指示する指示サーバと、前記指示に基づいて付加情報を表示する表示クライアント端末からなる付加情報表示システムであって、
前記指示サーバは、
任意のタイミングで表示クライアント端末に表示させる付加情報を格納する記録手段と、
前記オペレータが任意のタイミングで前記付加情報の表示を指示するための、指示手段と、
前記指示情報を前記複数の表示クライアント端末に一斉送信する、送信手段を備え、
前記複数の表示クライアント端末は、前記付加情報を表示する表示装置として、利用者の頭部に装着するヘッドマウント・ディスプレイを有し、
前記利用者が前記ヘッドマウント・ディスプレイに表示する付加情報の種類を選択する、表示選択手段と、
前記送信手段によって一斉送信された指示情報を受信する、受信手段と、
前記受信手段が受信した指示情報と、前記表示選択手段によって選択された付加情報の種類から、表示する付加情報を取得する、表示情報取得手段と、
前記取得した付加情報を前記ヘッドマウント・ディスプレイに表示する、表示手段を備え、
前記ヘッドマウント・ディスプレイは、該ヘッドマウント・ディスプレイの前方に光が漏えいすることを防止するための遮光手段を備えた
ことを特徴とする、付加情報表示システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記のような表示装置を用いる際に、会場が大きい場合には舞台・演壇等から遠い位置からも字幕等を視認できる必要があることから、当該表示装置も必然的に大型化させなければならないが、あまりに大型な装置では舞台等近くの観客からはかえって見づらく、また、舞台の横に大きな装置を設置すると観覧の邪魔にもなる。
また、近年は例えば多国語の字幕を表示する舞台も増加しており、これらに対応するには、各言語用の表示装置を言語の数だけ設置するか、複数の言語の字幕を同時に表示できる大型の表示装置を設置する必要がある。しかし、この様な場合に、各観客が見たい字幕は一の言語のものだけであり、当該観客にとって、他の言語による字幕は煩わしいと感じるものであった。
【0007】
本発明は前述の状況に着目し、観客等の利用者が欲する情報のみを大型の装置を用いずに表示する付加情報表示システムを提供することを、その課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明は、オペレータの指示にもとづいて所定の付加情報の表示を指示する指示サーバと、前記指示に基づいて付加情報を表示する表示クライアント端末からなる付加情報表示システムであって、前記指示サーバは、任意のタイミングで表示クライアント端末に表示させる付加情報を格納する記録手段と、前記オペレータが任意のタイミングで前記付加情報の表示を指示するための、指示手段と、前記指示情報を前記複数の表示クライアント端末に一斉送信する、送信手段を備え、前記複数の表示クライアント端末は、前記付加情報を表示する表示装置として、利用者の頭部に装着するヘッドマウント・ディスプレイを有し、前記利用者が前記ヘッドマウント・ディスプレイに表示する付加情報の種類を選択する、表示選択手段と、前記送信手段によって一斉送信された指示情報を受信する、受信手段と、前記受信手段が受信した指示情報と、前記表示選択手段によって選択された付加情報の種類から、表示する付加情報を取得する、表示情報取得手段と、前記取得した付加情報を前記ヘッドマウント・ディスプレイに表示する、表示手段を備え、 前記ヘッドマウント・ディスプレイは、該ヘッドマウント・ディスプレイの前方に光が漏えいすることを防止するための遮光手段を備えたことを特徴としている。
【0009】
本発明に係る付加情報表示システムは、前記ヘッドマウント・ディスプレイを、前記利用者の頭部に装着するフレーム部と、該フレーム部に設けられた映像投影部及び投影レンズ部と、を備え、前記投影レンズ部が、前記映像投影部から投影された映像光を後方のみに反射することにより、前記遮光部として機能するようにすると好適である。
【0010】
また、前記表示クライアント端末は、さらに、操作ボタン及び/又はタッチパネルを備えた制御装置を備え、前記制御装置が、前記表示選択手段と、前記受信手段と、前記表示情報取得手段と、を備えることが望ましい。
【0011】
また、前記表示クライアント端末は、さらに前記記録手段から格納された付加情報を取得する、付加情報取得手段を備え、前記指示情報は、前記オペレータが指示した付加情報を一意に識別するインデックスからなり、前記表示情報取得手段は、前記インデックスと、前記表示選択手段によって選択された付加情報の種類に基づいて、前記付加情報取得手段が取得した付加情報から表示する付加情報を取得するようにしてもよい。また、前記付加情報を字幕とし、前記付加情報の種類は字幕の言語であるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、オペレータの指示によって表示される付加情報は、利用者が有する表示クライアント端末のヘッドマウント・ディスプレイに表示されるとともに、利用者が所望する付加情報の種類を選択することができるので、利用者が欲する情報のみを大型の装置を用いずに表示することができる。
【0013】
このとき、付加情報はヘッドマウント・ディスプレイに表示されるので、利用者は視線の移動を伴わずに付加情報を閲覧することができるので舞台等の鑑賞を邪魔することが無く、また、ヘッドマウント・ディスプレイが遮光手段を備えることにより付加情報を表示する際に光を前方に漏えいしないので、舞台等照明を落とした状態でコンテンツが提供される場合でも、演者や他の観客の邪魔をすることなく、付加情報を閲覧することができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態の一例について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例に係る付加情報表示システム1の構成を示す図である。付加情報システム1は、指示サーバ2と、複数の表示クライアント端末3を配信ネットワーク4によって通信可能に接続したものである。
なお、本実施例の付加情報表示システム1は、舞台の進行にあわせて複数言語の字幕を付加情報として表示させるシステムである。字幕の内容は、台詞の内容であってもよいし、解説文であってもよい。
【0016】
指示サーバ2は
図2で示すように、オペレータの指示により字幕を表示クライアント端末3に表示させるものであり、指示端末21と、送信装置22から構成されている。
【0017】
指示端末21は、オペレータからの指示を受けて表示クライアント端末2に字幕を表示させる情報を一斉送信するための端末であり、一般的なコンピュータ、すなわち、CPU、目メモリ、記憶装置、入出力装置等がバスによって繋がれた構成の電子計算機である。
指示端末21は、表示させる字幕情報を保持するための記録手段51、オペレータから指示を受けるための指示手段52を備えている。
【0018】
記録手段51は、本実施例によってコンテンツの進行にあわせて表示する付加情報、すなわち字幕を記録するものであり、本実施例においては指示端末21が備える二次記憶装置上のファイルシステムである。
【0019】
記録手段51に記録される字幕は、一のタイミングで表示される複数言語の字幕を一の行とするCVS形式のファイルである。
各行の先頭フィールドには、各行を一意に認識するためのインデックスが配置されており、2番目以降のフィールドに、言語毎の字幕が配置されている。また、当該ファイルはCVS形式のデータであるために、2番目以降のフィールドに配置する付加情報、すなわち字幕は、全行に渡って同じ順番で同じ言語のデータが配置されている必要がある。
【0020】
指示手段52は、オペレータからの指示を受付け、当該指示を表示クライアント端末2に配信するためのものである。
指示手段52は指示端末21によって実行され、記録手段51から字幕を取得して、指示端末21が備える又はこれに接続されたディスプレイ等の表示装置に一覧表示する。
この状態でオペレータが一覧表示された字幕から任意の字幕を任意のタイミングで選択すると、指示手段52は当該選択された字幕を表示クライアント端末3に表示させるための指示情報を作成する。
本実施例では、この指示情報として上記インデックスを使用する。指示情報をインデックスのみとすることで、送信データ量を最小限にするとともに、後述する一斉送信時の転送遅延を防ぐことができる。
ただし、十分な転送データ量及び速度を担保できる場合には、配信情報に字幕そのものを含めてもよい。なお、この場合は後述する付加情報取得手段61を制御装置22が提供する必要はない。
【0021】
なお、本実施例の付加情報表示システムを、従来型の字幕表示装置と併用する場合には、指示手段52に、当該字幕表示装置に字幕を送出する機能を追加してもよい。
【0022】
送信装置22は、指示情報を表示クライアント端末3に一斉送信するための送信手段53を備える装置であり、後述する受信装置31に指示情報を一斉送信可能な無線送信装置である。オペレータが表示クライアント端末2に表示させる字幕を選択し、指示手段52によって指示情報が作成されるたびに、当該指示情報は指示端末22によって送信装置22に送出され、送信手段53によって後述する受信装置31に一斉送信される。
なお、本実施例では指示サーバ2と表示クライアント端末3を無線通信による配信ネットワーク4でつないでいるが、通信の形式は無線でなく有線でもよい。通信に使用するプロトコルも特定のものに限られず、専用のプロトコルを用いてもよいし、周知の一般的なプロトコルを用いてもよい。
また、一斉送信の具体的な手法については、ブロードキャストやマルチキャスト等、必要に応じて周知の手法を用いることができる。
【0023】
また、本実施例では、指示サーバ2の構成として指示端末21と送信装置22が分離している。送信手段53を指示端末21に内包して送信装置22を省略し、指示サーバ2を一のハードウェアによって実現してもよいが、上記分離した構成とすることにより、指示サーバ2と表示クライアント端末3の通信形式やプロトコルを状況に応じて変更することが容易となる。例えば、様々な電波が混在し、無線通信では混信する恐れがある場合は有線ネットワークを用い、或いは、通信ケーブルを設置することが困難な会場等の場合には無線ネットワークを用いることができる。どの様な通信形式が望ましいかは会場等の設置対象により適宜設計されるが、本構成によって、どの様な設計においても最小限の構成変更でこれに対応することができる。
また、前述のとおり、本実施例の指示端末21には一般的な構成のコンピュータを使用しているが、一般的なコンピュータであれば、当該コンピュータの構成に有線ネットワーク用の通信デバイスが組み込まれていることが通常である。この時、有線ネットワークを用いて通信する場合には、当該通信デバイスによって送信手段53を構成し、送信装置22を省いてもよい。
【0024】
表示クライアント端末3は、指示サーバ2の指示により字幕を表示するものであり、
図3で示すように、付加情報取得手段61、選択手段62、受信手段63、表示情報作成手段64を備えた制御装置32と、表示手段65を備えた表示装置33から構成されている。
【0025】
制御装置32は、付加情報取得手段61、選択手段62、受信手段63、表示情報作成手段64を備える端末である。本実施形態における制御装置32は指示端末21と同様に一般的なコンピュータの構成を備えた端末であるが、
図5で示すように、制御装置32の正面には操作用のタッチパネル321と、ボタン322を備えた携帯端末であり、後述する表示装置33と通信ケーブル334によって接続されている。
【0026】
受信手段63は、指示サーバ2から一斉送信された指示情報を受信する手段であり、具体的には、送信装置22と通信可能な無線受信装置、及び、当該無線受信装置を制御するソフトウェア群から構成される。
【0027】
付加情報取得手段61は、指示サーバ2に記録された字幕を事前に制御装置32に記録するものである。
制御装置32によって付加情報取得手段61が実行されると、端末32から指示サーバ2に通信を行い、字幕を取得して端末32内の二次記憶装置に保存する。
本実施例における付加情報は複数言語の字幕情報であるために、言語の種類が多いほどデータ量が増加する。これを逐次的にリアルタイムで送信するには高速なネットワーク環境が必須となる。本実施例の構成では、事前に字幕を制御装置内に記録することで、後述の配信ネットワーク4の通信負荷を低減し、帯域の狭いネットワークであってもオペレータが指示するタイミングで字幕を表示することができる。
【0028】
選択手段62は、表示する字幕の言語を選択するためのインタフェースを観客に提供する。制御装置32によって選択手段62が実行されると、後述する表示装置33に選択可能な言語を表示する。観客が制御装置32のタッチパネル321又はボタン322を操作して表示された言語から任意の言語を選択すると、選択手段62は当該選択された言語を制御装置32の一次記憶装置に保存する。
【0029】
表示情報作成手段64は、後述の表示手段65で表示するための情報を作成する。
受信手段63が指示サーバ2からの指示情報を受信するたびに制御装置32は表示情報作成手段64を実行し、配信情報及び選択手段62によって選択された付加情報の種類にもとづいて、付加情報取得手段61が取得した字幕から、表示する字幕を取得する。
【0030】
表示装置33は表示情報作成手段64が取得した字幕を表示するための表示手段65として機能する装置であり、具体的には、
図5で示すように、フレーム部331と、映像投影部332と、投影レンズ部333と、前述の制御装置32と通信するための通信ケーブル334を備えたヘッドマウント・ディスプレイである。
【0031】
フレーム部331は、表示装置33を観客の頭部に装着するためのメガネ形状の部材であり、映像投影部332、投影レンズ部333、通信ケーブル334は当該フレーム部331に設けられている。
【0032】
映像投影部332は、フレーム331の左右両側面側それぞれに設けられており、通信ケーブル334を介して制御装置32から送信された情報を後述する投影レンズ部333に向けて投影する。
【0033】
投影レンズ部333はハーフミラーであり、投影レンズ333の左右両端側から映像投影部332によって投影された映像を後方側、すなわち観客の眼の方向に反射して投影する。一方、投影レンズ部333の前方側には当該映像は反射されず、映像投影部332からの映像光が前方側に漏れることを防ぐ遮光手段として機能する。
【0034】
表示クライアント端末3は、前述のように制御装置32と表示装置33から構成されており、指示サーバ2から送信された指示情報を制御装置32の受信手段63で受信し、表示情報作成手段64により取得した字幕を表示装置33に送信し、当該表示装置33であるヘッドマウント・ディスプレイの投影レンズ部333に字幕を映像として表示する。
【0035】
このとき、最終的に映像レンズ部333に表示される字幕は、字幕すなわち文字情報を映像レンズ部333の画像表示領域に表示した画像情報である。表示手段65すなわちヘッドマウント・ディスプレイは制御装置32から送信された画像を送信されたタイミングで出力するのみで足りるので、ヘッドマウント・ディスプレイは単なる表示デバイスとして機能すればよく、観客の頭部に装着する装置を小型・軽量なものとすることができる。なお、本実施形態では文字情報から画像情報の生成は制御装置32の表示情報作成手段64において行われているが、本実施形態における字幕情報を最初から画像情報として記録しておいても良い。
【0036】
本実施例における表示装置33は、観客の視界の前方に投影レンズ部333が位置しており、該投影レンズ部333に字幕を表示することにより、観客は自身の視線を移動させることなく表示された字幕を閲覧することができる。このとき、投影レンズ部333がハーフミラーであり、字幕を後方側すなわち観客側にのみ表示する一方で、前方側すなわち舞台側には投影光を漏らさない遮光手段として機能する。演劇等の上演時には、会場全体を暗くすることが通常であり、観客の頭部付近から光が漏れていると舞台上の演者等にとっても邪魔なものとなるが、本実施例の構成であれば、演者等にとっても通常の会場と同様に舞台を進行させることができる。
【0037】
また、本実施形態の制御装置32は、制御装置32それ自身が表示装置を備えず、選択手段62等所定の情報を表示する場合にはヘッドマウント・ディスプレイである表示装置33を用いて上記表示を行う。制御装置32は前述のとおり携帯端末であるため、制御装置32を稼働させるためのバッテリー等蓄電装置を内蔵していることが望ましいが、上記のように制御装置32自身が表示装置を備えない構成であることにより、小容量の蓄電装置でも長時間稼働することができる。
【0038】
次に、
図4を用いて本実施例の付加情報表示システムのフローを説明する。
本実施例の付加情報システムにおいて、各表示クライアント端末3は、舞台上のコンテンツが開始する前の段階で、まずステップS01によって表示する字幕を事前にダウンロードする。次いで、ステップS02により、各観客が表示したい字幕の言語を選択すると、ステップS03により指示サーバからの指示を待機する状態となる。
なお、ステップS02は開始前だけでなく、コンテンツの進行中に任意で実行できるようにしてもよい。
【0039】
舞台の進行中に、任意のタイミングで、オペレータが指示サーバ2を操作して表示させたい字幕をステップS04によって指示すると、当該指示に従ってステップS05により字幕のインデックスからなる指示情報が作成される。
次いで、当該指示情報はステップS06により、表示クライアント端末3に一斉送信される。
表示クライアント端末3は、上記一斉送信された指示情報をステップS07により受信すると、ステップS08により、当該配信情報が有するインデックスと、ステップS02で選択した言語から表示する字幕を作成する。
作成した字幕はステップS09により表示装置33のディスプレイ337に表示される。
上記ステップS04〜S06までは、舞台が終了する、或いは表示すべき字幕の表示が全て完了するまで繰り返される。この繰り返し処理に対応する表示クライアント端末側のステップS03〜S09までの処理は、
図4においては明確に終了条件が設けられていないが、指示サーバ側における繰り返しの終了時に、表示クライアント端末側の処理を停止する指示を送るようにしてもよいし、制御装置32を操作することによって停止させるようにしてもよい。
【0040】
本実施例では、記録手段51は指示端末21が備えた二次記憶装置上のファイルシステムであるが、記録手段51を指示端末21とは別のコンピュータ等が備える構成とし、当該コンピュータと指示端末21をネットワーク等により通信可能としてもよい。
この時、上記コンピュータ等、記録手段51をインターネット上のクラウドサービスとして提供し、表示クライアント端末3の付加情報取得手段61はインターネットを介して字幕をダウンロードする構成とすれば、送信端末22と受信端末31、および両者の通信経路となる通信ネットワーク4は単に指示情報のみを送受信できればよく、通信の遅延等を最小にすべく単純な通信形式を選択することが可能となる。
【0041】
本実施例の説明は以上であるが、本実施例の構成によれば、字幕を各観客の頭部に装着したヘッドマウント・ディスプレイ型の表示装置33に表示することにより、舞台横に大型の表示装置を設ける必要がなく、また、選択手段62によって表示する字幕の言語、すなわち付加情報の種類を選択することができるので、各観客が各自所望する情報のみを得ることができる。
【0042】
なお、本発明の構成は上記実施形態に限られるものではない。例えば、本実施例では付加情報である字幕をCVS形式のファイルとして記録しているが、記録形式はこれに限られない。同様にテキストファイルを用いる場合はTSV形式やXML形式でもよく、ファイルシステムの代わりにリレーショナル・データベース・マネージメントシステム(RDBMS)を用いてもよい。
【0043】
また、表示クライアント端末3の利用者は観客に限定されるものではない。例えば、舞台上の演者等が装着し、任意のタイミングで台詞等を表示することにより、本発明の付加情報表示システムをプロンプタとして使用しても良い。
表示する付加情報についても、字幕のような文字情報には限られず、画像等を表示するようにしてもよい。
その他の具体的構成についても、本実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな変更が可能である。