【解決手段】 ベッド本体と、上記ベッド本体の一端側に立設されたベッド収納構造体と、を具備し、上記ベッド本体の一端側を上記ベッド収納構造体に沿って昇降させることにより上記ベッド本体を収納/引き出しするようにすることで、収納/引き出しに要するスペースを縮小させ、室内空間の有効利用を図ることができるようにしたもの。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1乃至
図7を参照しながら、本発明の第1の実施の形態について説明する。
まず、例えば、
図1、
図2に示すように、本実施の形態による収納型ベッド1は、ベッド収納構造体の一部としての壁側ユニット3と、ベッド収納構造体の一部としてのスライダ5と、ベッド本体7とから構成されている。なお、上記壁側ユニット3と上記スライダ5によって上記ベッド収納構造体が構成されている。
以下、壁側ユニット3の構成から順次詳細に説明していく。
【0010】
まず、軌道としてのレール11a、11bが、
図1中上下方向に沿って設置されている。これらレール11a、11bはその横断面形状が略U字形状をなしていて、例えば、
図2に示すように、長さ方向(
図2中上下方向)に延長された溝13、13が形成されている。
【0011】
また、上記レール11a、11bの上端側(
図2中上側)どうしは、フレーム部材14aによって連結されている。このフレーム部材14aは、その横断面形状が略円形をなしている。また、上記レール11a、11bの下端側(
図2中下側)どうしも、フレーム部材14bによって同様に連結されている。このフレーム部材14bもその横断面形状が略U字形状をなしている。
【0012】
また、
図1に示すように、上記レール11a、11b間には化粧板ユニット8が設置されている。この化粧板ユニット8は、上記レール11a、11bの上端側(
図2中上側)に設置され水平方向(
図1中左下から右上に向かう方向)に指向されたフレーム部材9aと、上記レール11a、11bの下端側(
図2中下側)に設置され水平方向(
図1中左下から右上に向かう方向)に指向された図示しないフレーム部材と、垂直方向に指向され上記フレーム部材9aと上記図示しないフレーム部材にその両端側を連結するフレーム部材9c、9c、9d、9dと、から構成されている。そして、上記フレーム部材9c、9cに、化粧板10aが設置されており、上記フレーム部材9d、9dに化粧板10bが設置されている。
なお、上記フレーム部材9a、図示しないフレーム部材、フレーム部材9c、9dは、その横断面形状が略円形をなしている。
【0013】
また、上記フレーム部材14aには、緩衝・補助手段としての定荷重バネ15、15が設置されている。この定荷重バネ15は、常時は長尺の金属板によるバネ本体16がその弾性復帰力により図示しないドラムに巻き取られるようになっており、上記バネ本体16を上記ドラムから引き出す際に一定の荷重が加わるものである。上記ドラムはハウジング17内に回転可能に収容されている。
なお、上記ドラムは、上記フレーム部材14aに対して、軸受18、18を介して回転可能に設置されている。
【0014】
上記レール11a、11bの長さ方向(
図2中上下方向)両端には、それぞれ、設置用部材19、19、19、19が設置されている。これら設置用部材19、19、19、19によって、上記レール11a、11bひいては上記壁側ユニット3が、
図1に示すように、壁面20に対して設置されている。
【0015】
次に、上記スライダ5の構成を説明する。スライダ5は上記レール11a、11bに沿って昇降可能に設置されている。上記スライダ5には、まず、スライダ本体21がある。このスライダ本体21は、幅方向(
図2中左上から右下に向かう方向)両側に
図2中上下方向に指向されて設置されたフレーム部材23a、23b(
図2中右側のフレーム部材23bは
図2には図示されていない)と、水平方向(
図2中左上から右下に向かう方向)に指向されて設置され、上記フレーム23a、23bどうしを連結するフレーム部材25、27とから構成されている。
なお、上記フレーム部材23a、23b、25、27は、その横断面形状が略円形をなしている。
【0016】
そして、上記フレーム部材23a、23bの長さ方向(
図2中上下方向)両端にはローラ29、29が回転可能に設置されている。上記フレーム部材23aに設置されたローラ29、29は、上記レール11aの溝13内に転動可能に設置されており、上記フレーム部材23bに設置されたローラ29、29は、上記レール11bの溝13内に転動可能に設置されていて、これにより上記スライダ5が上記レール11a、11bに沿って昇降可能になっている。
【0017】
また、例えば、
図3に示すように、上記スライダ本体21のフレーム部材27の壁面側(
図3中左下側)には、上記フレーム部材27と同方向(
図3中左右方向)に指向されたフレーム部材31が設置されており、このフレーム部材31には、
図3中上下方向に指向されたフレーム部材33、33が立設されている。また、
図2に示すように、これらフレーム部材33、33の上端(
図2中上側)は、幅方向(
図2中左右方向)に指向されたフレーム部材35によって連結されている。また、上記フレーム部材31の壁面側(
図3中左下側)には、板状部材37が設置されている。
なお、上記フレーム部材27、31、33は、その横断面形状が略円形をなしている。
【0018】
また、上記スライダ本体21のフレーム部材25には、緩衝・補助手段としての定荷重バネ41、41が設置されている。この定荷重バネ41も、前述した定荷重バネ15と同様の構成であり、バネ本体43と図示しないドラムと、ハウジング45とから構成されており、上記バネ本体43を上記ドラムから引き出す際に一定の荷重が加わるものである。また、上記図示しないドラムは、上記フレーム部材25に対して、軸受47、47を介して回転可能に設置されている。
【0019】
また、
図2に示すように、向かい合う上記定荷重バネ15のバネ本体16、の先端側と、上記定荷重バネ41のバネ本体43の先端側とが、連結部材51によって連結されている。すなわち、上記定荷重バネ15のバネ本体16の先端が上記連結部材51に固定されるとともに、上記定荷重バネ41のバネ本体43の先端も上記連結部材51に固定されている。
【0020】
また、上記連結部材51には、リング部材55、55が設置されている。また、上記壁側ユニット3のフレーム部材14にも設置用部材56、56を介して、リング部材57、57が設置されている。そして、所定の長さの図示しないワイヤの両端が、上記リング部材55とリング部材57に固定されている。これにより、上記図示しないワイヤの長さ以上に、上記定荷重バネ15のバネ本体16が引き出されないようになっている。
【0021】
また、上記スライダ5のフレーム部材25にも設置用部材58、58を介してリング部材59、59が設置されている。そして、所定の長さの図示しないワイヤの両端が、上記リング部材59とリング部材55に固定されている。これにより、上記図示しないワイヤの長さ以上に、上記定荷重バネ41のバネ本体43が引き出されないようになっている。
【0022】
次に、上記ベッド本体7の構成を説明する。このベッド本体7には、
図5に示すように、まず、長方形状に組み合わされたフレーム部材71、71、73a、73bと、上記フレーム部材73a、73b間に上記フレーム部材71、71を接続するように設置された複数(本実施の形態の場合は10本)のフレーム部材75と、によってすのこ状に構成された底部77が設けられている。上記フレーム部材71、71、73a、73b、75も、その横断面形状が略円形をなしている。
なお、上記フレーム部材73aは上記ベッド本体7の基端側(
図5中右側)に設置されており、上記フレーム部材73bは上記ベッド本体7の先端側(
図5中左側)に設置されている。
【0023】
また、
図1に示すように、この底部77の
図1中右下側の幅方向(
図1中左下から右上に向かう方向)両側には、フレーム部材79、79が立設されている。このフレーム部材79、79の下端(
図1中下側)には、それぞれキャスタ81が設置されている。
また、上記底部77の
図1中左上側の幅方向(
図1中左下から右上に向かう方向)両側には、
図1中下側に向けて脚部82、82が設置されている。この脚部82は、
図2に示すように、鉛直方向(
図2中下側)に指向して設置されたフレーム部材82aと、このフレーム部材82aの先端側(
図2中下側)と上記底部77のフレーム部材71との間に設置されたフレーム部材82bと、上記フレーム部材82aの先端側(
図2中下側)と上記底部77のフレーム部材73aとの間に設置されたフレーム部材82cとから構成される。
【0024】
また、上記フレーム部材79、79の上端側(
図1中上側)どうしは、フレーム部材83によって接続されている。このフレーム部材83と上記フレーム部材73bとの間には、化粧板85が設置されている。
【0025】
また、上記フレーム部材83の両端側には、上記フレーム部材71、71と平行にフレーム部材87、87が設置されている。上記フレーム部材71と上記フレーム部材83との間には、化粧版89が設置されている。
また、上記フレーム部材87、87の
図1中左上側端部どうしは、フレーム部材91によって接続されている。
また、
図1に示すように、このフレーム部材91には、ヘッドボード部93が設置されている。このヘッドボード部93は、U字型フレーム部材95とこのU字型フレーム部材95の高さ方向(
図1中上下方向)中央に、水平に(
図1中左下から右上に向かう方向に沿って)設置されたフレーム部材97とから構成されている。
なお、形状について特に言及していない場合は、フレーム部材は直線状の形状のものを使用している。
【0026】
また、
図1に示すように、上記ベッド本体7の底部77上には、マットレス99が設置される。
【0027】
また、
図5に示すように、上記底部77のフレーム部材73aには、軸受101、101が設置されている。これら軸受101、101は、それぞれ、上記フレーム部材73aに固着された内輪103と、この内輪103の外周側に摺動可能に設置された外輪105とから構成されている。また、上記軸受101、101それぞれの外輪105とスライダ5のフレーム部材25とは、接続部材107を介して接続されている。すなわち、ベッド本体7と上記スライダ5とは、上記軸受101、101によって、回動可能に接続されている。
【0028】
なお、本実施の形態による収納型ベッド1は、部屋111内に設置されている。また、上記収納型ベッド1の壁側ユニット3は、上記部屋111の既に述べた壁面20に設置されている。
【0029】
次に、本実施の形態による作用を説明する。
まず、ベッド本体7を、
図7(a)に示す引き出し状態から収納する場合について説明する。
図7(a)に示す状態から、上記ベッド本体7のスライダ5側(
図7(a)中左側)を図示しない作業者が持ち上げると、上記スライダ5がレール11a、11bに沿って
図7中上側に移動される。これにより、上記ベッド本体7のスライダ5側(
図7(a)中左側)が持ち上げられ、
図7(b)に示すような状態となる。
そして、さらに、上記スライダ5が上記レール11a、11bに沿って
図7中上側に移動されると、
図7(c)に示すように、上記ベッド本体7が壁面20に沿って立った状態で収納される。
【0030】
このような収納動作に際して、定荷重バネ15、15、41、41は次のように作用する。既に述べたように、収納初期時に、上記ベッド本体7のスライダ5側(
図7(a)中左側)を図示しない作業者が持ち上げると、上記定荷重バネ15、15、41、41が、自身の弾性復帰力により収縮しようと作用し、それによって、作業者は大きな収納力を作用させることなく、ベッド本体7を収納状態に移行させることができる。
【0031】
また、上記ベッド本体7が収納される過程において、上記ベッド本体7の他端(
図7(a)中右側)が持ち上げられることはないため、家具113に上記ベッド本体7が干渉することはない。
【0032】
また、収納させた上記ベッド本体7を引き出す場合は、
図7(c)に示す収納状態から、上記ベッド本体7の他端(
図7(c)中下側)を
図7中右側に移動させつつ、上記ベッド本体7の一端(
図7(c)中上側)を
図7中下側に移動させればよい。
【0033】
このような引き出し動作に際して、定荷重バネ15、15、41、41は次のように作用する。すなわち、各定荷重バネ15、15、41、41のばねがその弾性力に抗して引き出されることになるので、引き出し動作に対して適度な抵抗が作用することになり、それによって、引き出し時の衝撃が緩衝されることになる。
【0034】
次に、本実施の形態による効果を説明する。
本実施の形態による収納型ベッド1は、壁面20に上下方向に指向されたレール11a、11bに沿って移動可能にスライダ5を設置し、このスライダ5に対してベッド本体7の一端(
図1中左上側)を回動可能に設置したため、引き出されたベッド本体の上方に障害物(例えば、
図7に示す家具113等)があるような狭い空間内であっても、上記ベッド本体7を収納/引き出しすることができる。つまり、ベッド本体7の収納/引き出しに要するスペースを縮小させて室内111の空間の有効利用を図ることができるものである。
【0035】
また、上記スライダ本体5と壁側ユニット3の
図7中上側のフレーム部材14aとの間は、定荷重バネ15、15、41、41によって接続されているため、この定荷重バネ15、15、41、41の弾性力により上記スライダ5を持ち上げるために必要な力を小さくすることができ、上記ベッド本体7の収納作業を容易なものとすることができる。なお、上記ベッド本体7を引き出す場合は、上記ベッド本体7は自重により下がっていくため、容易に作業することができるとともに、上記定荷重バネ15、15、41、41の弾性力が適度に抵抗として作用するので、引き出し時の衝撃を緩衝することができる。
【0036】
また、軌道としてレール11a、11bの溝13、13内にローラ29、29が転動する構成になっているので、ベッド本体7の収納/引き出し動作の円滑化を図ることができる。
また、上記定荷重バネ15、41が左右に一つずつ設けられているので、その機能も左右でバランスがとれたものとなり、それによって、ベッド本体7の収納/引き出し動作の円滑化を図ることができる。
また、上記定荷重バネ15、15が上記壁側ユニット3側に設置されており、上記定荷重バネ41、41が上記スライダ5側に設置されているため、上記ベッド本体7を軽くすることができ、これにより、上記ベッド本体7の収納/引き出しを容易にすることができる。
【0037】
次に、
図8乃至
図15を参照しながら、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態による収納型ベッド201も、例えば、
図8乃至
図10に示すように、ベッド収納構造体の一部としての壁側ユニット203と、ベッド収納構造体の一部としてのスライダ205と、ベッド本体207とから構成される。なお、上記壁側ユニット203と上記スライダ205によって上記ベッド収納構造体が構成されている。
以下、壁側ユニット203の構成から順次詳細に説明していく。
【0038】
上記壁側ユニット203には、まず、軌道としてのレール211a、211bが、
図8中上下方向に沿って設置されている。これらレール211a、211bは、その横断面形状が略U字形状をなしていて、例えば、
図9に示すように、長さ方向(
図9中上下方向)に延長された溝213、213が形成されている。
また、上記レール211a、211bの上端側(
図9中上側)どうしは、フレーム部材214によって連結されている。このフレーム部材214は、その横断面形状が略円形をなしている。また、上記フレーム部材214の両端側には、
図9に示すように、リング215、215が設置されている。
【0039】
上記レール211aの
図9中上側には、接続部材221、221を介して軸受設置部223が設置されている。この軸受設置部223上には、軸受225が設置されている。
また、上記レール211bの
図9中上側には、接続部材227、227を介してモータ設置部229が設置されている。このモータ設置部223上には、モータ231と軸受233が設置されている。
また、上記軸受225と上記軸受233によって、軸235が回転可能に支持されている。この軸235の
図9中左側の端部は、カップリング237を介して、上記モータ231の出力軸に接続されている。
また、上記軸235の両端側(
図9中左下から右上に向かう方向の両側)には、スプロケット237a、237bが固着されている。
【0040】
また、
図10や
図11に示すように、上記壁側ユニット203の
図10中下側には、スプロケット支持部239が設置されている。このスプロケット支持部239には、幅方向(
図10中左上から右下に向かう方向)に指向されたフレーム部材241と、このフレーム部材241の両端側に固着され、前後方向(
図10中左下から右上に向かう方向)に指向されたフレーム部材243a、243bが設けられている。
図10や
図11に示すように、上記フレーム部材243aの先端側(
図11中右上側)には、接続部材245aを介してフレーム部材247aが立設されている。このフレーム部材247aの
図10中上端は、フレーム部材214に接続されている。また、
図12に示すように、上記フレーム部材243bの先端側(
図12中左側)には、接続部材245bを介してフレーム部材247bが立設されている。このフレーム部材247bの
図10中上端は、フレーム部材214に接続されている。
【0041】
また、
図12に示すように、上記フレーム部材247aの下端(
図12中紙面垂直方向手前側端)は、接続部材249aを介して、上記レール211aに接続されている。また、上記フレーム部材247bの下端(
図12中紙面垂直方向手前側端)は、接続部材249bを介して、上記レール211bに接続されている。
なお、上記フレーム部材241、243a、243b、247a、247bも、その横断面形状が略円形をなしている。
【0042】
また、上記フレーム部材243aの基端側(
図12中右側)と、上記レール211aの下端側(
図12中紙面垂直方向手前側)との間に軸251aが設置されている。この軸251aには軸受253aを介して、スプロケット255aが回転可能に設置されている。また、上記フレーム部材243bの基端側(
図12中右側)と、上記レール211bの下端側(
図12中紙面垂直方向手前側)との間に軸251bが設置されている。この軸251bには軸受253bを介して、スプロケット255bが回転可能に設置されている。
【0043】
そして、前述したスプロケット237aと上記スプロケット255aには、チェーン257aが巻回されている。このチェーン257aの両端は、後述するスライダ205のフレーム部材263aを介して接続されている。また、前述したスプロケット237bと上記スプロケット255bにも、チェーン257bが巻回されている。このチェーン257bの両端も、後述するスライダ205のフレーム部材263bを介して接続されている。
よって、上記モータ231によって、スプロケット237a、237bが回転されると、上記チェーン257a、チェーン257bによってその回転が伝達され、スプロケット255a、255bも回転される。
【0044】
また、上記レール211aの
図9中左側には化粧板259aが設置されており、上記レール211bの
図9中右側には化粧板259bが設置されている。
【0045】
次に、上記スライダ205の構成を説明する。このスライダ205は、上記レール211a、211bに沿って昇降可能に設置されている。上記スライダ205には、まず、スライダ本体261がある。このスライダ本体261は、
図10や
図11に示すように、既に述べたフレーム部材263a、263bと、これらフレーム263a、263bどうしを連結するフレーム部材265とから構成されている。上記フレーム263a、263b幅方向(
図11中左上から右下に向かう方向)両側に
図11中上下方向に指向されて設置されており、上記フレーム部材265は水平方向(
図11中左上から右下に向かう方向)に指向されて設置されている。
なお、上記フレーム部材263a、263b、265も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0046】
そして、上記フレーム部材263aにはローラ269、269が回転可能に設置されている。これらローラ269、269は、上記レール211aの溝213内に転動可能に設置されている。また、上記フレーム部材263bにも上記ローラ269、269と同様に図示しないローラが回転可能に設置されている。これらの図示しないローラも、上記レール211bの溝213内に転動可能に設置されている。これにより上記スライダ205が上記レール211a、211bに沿って昇降可能になっている。
【0047】
また、前述したように、チェーン257aの両端は上記フレーム部材263aを介して連結されており、チェーン257bの両端も上記フレーム部材263bを介して連結されている。よって、上記スライダ205は、モータ231によって、スプロケット237a、237b、255a、255bが回転されると、
図10中上下方向に移動されるようになっている。なお、
図11に示すように、上記チェーン257aの両端には、それぞれ接続部材259a、259aが連結されており、この接続部材259a、259aが、それぞれ、上記フレーム部材263aの両端に連結されている。また、上記チェーン257bの両端にも、それぞれ接続部材259b、259bが連結されており、この接続部材259b、259bが、それぞれ上記フレーム部材263bの両端に連結されている。
【0048】
次に、ベッド本体207の構成を説明する。このベッド本体207には、
図12に示すように、まず、長方形状に組み合わされたフレーム部材271、271、273a、273bと、上記フレーム部材273a、273b間に上記フレーム部材271、271を接続するように設置された複数(本実施の形態の場合は10本)のフレーム部材275によって、すのこ状に構成された底部277が設けられている。なお、上記フレーム部材273aは上記ベッド本体207の基端側(
図12中右側)に設置されており、上記フレーム部材273bは上記ベッド本体207の先端側(
図12中左側)に設置されている。
また、上記フレーム部材271、271、273a、273b、275も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0049】
また、
図8に示すように、この底部277の
図8中右下側の幅方向(
図8中左下から右上に向かう方向)両側には、脚部281、281が設置されている。これら脚部281にはベースプレート283があり、このベースプレート283には、
図8中上側に向けて、フレーム部材285a、285b、285c、285dが立設されている。上記フレーム部材285aは上記底部277のフレーム部材271に接続されており、上記フレーム部材285dは、上記底部277のフレーム部材273bに接続されている。また、上記フレーム部材285bと上記フレーム部材285cとの間には、フレーム部材287a、287bが設置されている。上記フレーム部材285a、285b、285c、285dも、その横断面形状が略円形をなしている。
上記ベースプレート283の
図8中下側には、キャスタ289が設置されている。
【0050】
また、一方の脚部281のフレーム部材285cと他方の脚部281のフレーム部材285cとは、フレーム部材291、293によって連結されている。このフレーム部材291、293間には、化粧板295が設置されている。上記フレーム部材291、293も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0051】
また、上記底部277の
図8中左上側の端には、ヘッドボード部301が設置されている。このヘッドボード部301は、U字型フレーム部材303とこのフレーム部材303の高さ方向(
図8中上下方向)中央に、水平に(
図8中左下から右上に向かう方向に沿って)設置されたフレーム部材305、307、308と、これらフレーム部材305、307間に設置された化粧板309とから構成されている。
なお、形状について特に言及していない場合は、フレーム部材は直線状の形状のものを使用している。また、上記U字型フレーム部材303、フレーム部材305、307、308も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記U字型フレーム部材303の両端は脚部311、311となっている。
【0052】
また、上記ヘッドボード部301のU字型フレーム部材303の両端側は、それぞれ、フレーム部材313によって、上記脚部281のフレーム部材285aの上端(
図8中上側)と接続されている。また、上記フレーム部材313と上記底部277のフレーム部材271との間には、化粧板315が設置されている。上記フレーム部材313も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0053】
また、
図8に示すように、上記ベッド本体207の底部277上には、マットレス321が設置される。
【0054】
また、例えば、
図9や
図12に示すように、上記ベッド本体207には、軸受部325、325が設けられている。軸受部325には、まず、上記ベッド本体207の底部277のフレーム部材273aと
図12中最も左側のフレーム部材275との間に設置されたフレーム部材327、327がある。これらフレーム部材327、327のそれぞれの長さ方向(
図9中左上から右下に向かう方向)の中央からは、
図9中下側に向けて指向された状態でフレーム部材329、329が設置されている。また、
図12に示すように、これらフレーム部材329、329の先端(
図12中紙面垂直方向手前側端)には、フレーム部材331が設置されている。上記フレーム部材327、329、331も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0055】
そして、上記フレーム部材331に軸受335が設置されている。これら軸受335、335は、それぞれ、上記フレーム部材331に固着された内輪337と、この内輪337の外周側に摺動可能に設置された外輪339とから構成されている。また、上記軸受335、335それぞれの外輪339とスライダ205のフレーム部材265とは、接続用フレーム部材341を介して接続されている。すなわち、ベッド本体207と上記スライダ205とは、上記軸受335、335によって、回動可能に接続されている。なお、上記接続用フレーム部材341も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、
図11に示すように、上記接続用フレーム部材341には、リング設置部材343を介してリング345が設置されている。
【0056】
また、例えば、
図9や
図12に示すように、上記ベッド本体207の底部277にはベッド側レール351a、351bが長さ方向(
図12中左右方向)に指向された状態で設置されている。
図9に示すように、前述したレール211a、211bと同様に、これらベッド側レール351a、351bも、略U字型の横断面形状を成しており、溝353が形成されている。
また、
図11や
図12に示すように、上記ベッド側レール351a、351bのスライダ205側端部(
図12中右側端部)には、それぞれ、下方(
図12中紙面垂直方向手前側)に向けてフレーム部材357が設置されており、このフレーム部材357の先端にはリング359が設置されている。上記フレーム部材357も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0057】
また、上記ベッド側レール351a、351bの先端側(
図9中右下側)には、ほぼ円形の横断面形状を成すフレーム部材355が設置されており、このフレーム部材355には、緩衝・補助手段としての固定側定荷重バネ361、361が設置されている。この固定側定荷重バネ361は、前述した第1の実施の形態における定荷重バネ15と同様の構成であり、バネ本体363と図示しないドラムと、ハウジング365とから構成されており、上記バネ本体363を上記ドラムから引き出す際に一定の荷重が加わるものである。また、上記ドラム365は、上記フレーム部材355に対して、軸受367、367を介して回転可能に設置されている。
【0058】
また、例えば、
図12に示すように、上記ベッド本体207の底部277には、フレーム部材371、371、373、373が設置されている。
図9に示すように、上記フレーム部材371、371の先端側には、それぞれリング375、375が設置されている。上記フレーム部材371、371、373、373も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0059】
また、
図9に示すように、上記フレーム部材373の先端側(
図9中左上側)は、接続部材376を介して底部277のフレーム部材275と接続されている。上記フレーム部材371の先端側(
図9中左上側)も、接続部材377を介して上記底部277のフレーム部材275と接続されている。
【0060】
また、
図9や
図12に示すように、底部277の長さ方向(
図9中左上から右下に向かう方向)中央付近のフレーム部材275、275間には、フレーム部材278、278が設置されている。これらフレーム部材278、278のそれぞれには、
図9中下側に向けて、フレーム部材279、279が設置されている。そして、これらフレーム部材279、279のそれぞれの先端には、例えば、
図12に示すように、幅方向(
図12中上下方向)に指向された短いフレーム部材280が設置されている。
【0061】
また、例えば、
図12に示すように、上記ベッド側レール351a、351bに沿って移動可能に、移動側定荷重バネユニット381が設置されている。
この移動側定荷重バネユニット381には、幅方向(
図12中上下方向)に指向されたフレーム部材383と、このフレーム部材383の両端側に前後方向(
図12中左右方向)に指向された状態で設置されたフレーム部材385a、385bとから構成された定荷重バネユニット本体387がある。上記フレーム部材383、385a、385bも、その横断面形状が略円形をなしている。
【0062】
例えば、
図13に示すように、上記定荷重バネユニット本体387のフレーム部材385aには、ローラ391、391が回転可能に設置されており、このローラ391、391は上記ベッド側レール351aの溝353内に転動可能に設置されている。また、同様に、上記定荷重バネユニット本体387のフレーム部材385bにも、ローラ391、391が回転可能に設置されており、このローラ391、391も上記ベッド側レール351bの溝353内に転動可能に設置されている。
これらローラ391によって上記定荷重バネユニット本体387は、上記ベッド側レール351a、351bに沿って移動可能となっている。
【0063】
また、上記定荷重バネユニット本体387のフレーム部材383には、緩衝・補助手段としての移動側定荷重バネ395、395が設置されている。この移動側定荷重バネ395も、前述した第1の実施の形態における定荷重バネ15と同様の構成であり、バネ本体397と図示しないドラムとハウジング399とから構成されており、上記バネ本体397を上記図示しないドラムから引き出す際に一定の荷重が加わるものである。また、上記図示しないドラムは、上記フレーム部材383に対して、軸受401を介して回転可能に設置されている。
【0064】
また、
図12に示すように、上記フレーム部材383の両端側には、それぞれリング403、403が設置されている。
また、上記フレーム部材385a、385bの基端側(
図12中右側)にも、それぞれ、リング設置部材405を介してリング407が設置されている。
【0065】
また、
図12に示すように、固定側定荷重バネ361のバネ本体363の先端側と、移動側定荷重バネ395のバネ本体397の先端側とが、接続部材411によって接続されている。すなわち、上記固定側定荷重バネ361のバネ本体363の先端が上記接続部材411に固定されるとともに、上記移動側定荷重バネ395のバネ本体397の先端も上記接続部材411に固定されている。
また、上記接続部材411の両端にはそれぞれリング413、413が設置されている。
【0066】
また、所定の長さの図示しないワイヤの両端が、上記リング413と前述した底部277のフレーム部材371に設置されたリング375に固定されている。これにより、上記図示しないワイヤの長さ以上に、上記固定側定荷重バネ361のバネ本体363が引き出されないようになっている。
また、所定の長さの図示しないワイヤの両端が、上記リング部材413と前述した定荷重バネユニット381のリング403に固定されている。これにより、上記図示しないワイヤの長さ以上に、上記移動側定荷重バネ395のバネ本体397が引き出されないようになっている。また、上記図示しないワイヤは、前述した上記ベッド側レール351a、351bにフレーム部材357を介して設置されたリング359を貫通している。これにより、上記定荷重バネユニット381が上記ベッド側レール351a、351bに沿って移動しても、上記図示しないワイヤが撓まないようになっている。
【0067】
また、前述した壁側ユニット203の
図9中上側のフレーム部材214のリング215と上記定荷重バネユニット381のリング407との間に、図示しないワイヤが張設されている。このワイヤは、上記固定側定荷重バネ361と上記移動側定荷重バネ395によって引っ張られることになり、上記ワイヤを介して、上記固定側定荷重バネ361と上記移動側定荷重バネ395の弾性力により、ベッド本体207を持ち上げるようにしている。
【0068】
また、上記定荷重バネユニット381は、上記ベッド側レール351a、351bに沿って移動するようになっているため、上記ベッド本体207が壁面に沿って建てた状態で設置された際には、上記固定側定荷重バネ361と上記移動側定荷重バネ395が巻き取られることで上記ベッド本体207の先端側(
図12中左側)に移動され、上記ベッド本体207が引き出された際には、上記固定側定荷重バネ361と上記移動側定荷重バネ395が引き出されることで上記ベッド本体207の基端側(
図12中右側)に移動される。
【0069】
また、本実施の形態の場合、収納型ベッド201は部屋421内に設置される。また、上記収納型ベッド201の壁側ユニット203は、上記部屋421の壁面423に設置される。
【0070】
次に、本実施の形態による作用を説明する。
まず、ベッド本体207を
図15(a)に示す引き出し状態から収納する場合について説明する。
図15(a)に示す状態から、モータ231を正転させて、スプロケット237a(237b)、255a(255b)により、チェーン257a(257b)を
図15中反時計回り方向に回転させると、スライダ205がレール211a、211bに沿って
図15中上側に移動される。これにより、上記ベッド本体207のスライダ205側(
図15(a)中左側)が持ち上げられ、
図15(b)に示すような状態となる。
そして、さらに、上記スライダ205が上記レール211a、211bに沿って
図15中上側に移動されると、
図15(c)に示すように、上記ベッド本体207が上記壁面423に沿って立った状態で収納される。
【0071】
このような収納動作に際して、固定側定荷重バネ361、361、移動側定荷重バネ395、395は次のように作用する。既に述べたように、収納初期時に、上記ベッド本体207のスライダ205側(
図15(a)中左側)を上記モータ231、スプロケット237a(237b)、チェーン257a(257b)によって持ち上げると、上記、固定側定荷重バネ361、361、移動側定荷重バネ395、395が、自身の弾性復帰力により収縮しようと作用し、それによって、上記モータ231に大きな収納力を作用させることなく、上記ベッド本体207を収納状態に移行させることができる。
【0072】
また、上記ベッド本体207が収納される過程において、上記ベッド本体207の他端側(
図15(a)中右側)が持ち上げられることはないため、家具425に上記ベッド本体207が干渉することはない。
【0073】
また、収納させた上記ベッド本体207を引き出す場合は、
図15(c)に示す状態から、上記モータ231を逆転させればよい。
【0074】
次に、本実施の形態による効果を説明する。
本実施の形態による収納型ベッド201も、壁面423に上下方向に指向されたレール211a、211bに沿って移動可能にスライダ205を設置し、このスライダ205に対してベッド本体207の一端側(
図8中左上側)を回動可能に設置したため、引き出された上記ベッド本体207の上方に障害物(例えば、
図15に示す家具425)があるような狭い空間内であっても、上記ベッド本体207を収納/引き出しすることができる。つまり、ベッド本体207の収納/引き出しに要するスペースを縮小させて室内421の空間の有効利用を図ることができるものである。
【0075】
また、本実施の形態の場合は、モータ231により、スプロケット237a(237a)、255a(255b)、及び、チェーン257a(257b)を介して、上記スライダ205、ひいては、上記ベッド本体207を移動させるようにしているので、図示しない作業者の力によらなくても上記ベッド本体207を収納/引き出しすることができる。
また、本実施の形態の場合も、固定側定荷重バネ361、361と移動側定荷重バネ395、395が設置されているため、上記ベッド本体207の収納時に必要な力を小さくすることができ、上記モータ231の駆動に必要な電力を小さくすることができる。なお、上記ベッド本体207を引き出す場合は、上記ベッド本体207が自重により下がっていくため、必要な力が小さなものとなっているとともに、上記固定側定荷重バネ361、361と移動側定荷重バネ395、395の弾性力が適度に抵抗として作用するので、引き出し時の衝撃を緩衝することができる。
【0076】
また、軌道としてレール211a、211bの溝213、213内にローラ269、269が転動する構成になっているので、ベッド本体207の収納/引き出し動作の円滑化を図ることができる。
また、上記固定側定荷重バネ361と移動側定荷重バネ395が左右に一つずつ設けられているので、その機能も左右でバランスがとれたものとなり、それによって、ベッド本体207の収納/引き出し動作の円滑化を図ることができる。
【0077】
次に、
図16乃至
図19を参照しながら、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態による収納型ベッド501は、前述した第2の実施の形態による収納型ベッド201と略同様の構成であるが、固定側定荷重バネ361や移動側定荷重バネユニット381、ベッド側レール351a、351b等が設置されていない。その代わりに、
図17に示すように、チェーン257a、257bの、スライダ205が設置された側とは反対側(
図17中左下側)に、緩衝・補助手段としてのカウンターウェイト503が設置されている。このカウンターウェイト503によって、スライダ205や後述するベッド本体507のスライダ205側(
図16中左上側)を
図16中上側に移動させる際に必要な力を小さくしている。
【0078】
また、
図17に示すように、壁側ユニット203の下側にはフレーム部材214と平行なフレーム部材504が設置されており、これらフレーム部材214、504間に、
図17中上下方向に指向されたフレーム部材505a、505bが設置されている。また、これらフレーム部材505a、505bの
図17中上下方向中央には水平方向(
図17中左上から右下に向かう方向)に指向されたフレーム部材505cが設置されている。そして、
図16に示すように、上記フレーム部材214、504、505a、505b、505cの表側(
図16中右下側)には化粧板506が設置されている。
なお、上記フレーム部材504、505a、505b、505cも、上記フレーム部材214と同様、その横断面形状が略円形をなしている。
【0079】
また、上記収納型ベッド501は、スライダ205に、既に述べたベッド本体507が回動可能に接続されている。このベッド本体507は、前述した第2の実施の形態におけるベッド本体207と略同様の構成となっているが、
図16に示すように、先端側(
図16中右下側)の幅方向両端に2つずつ(合計4つ)のキャスタ509、509、511、511が設置されている。
【0080】
また、
図16に示すように、上記ベッド本体507の幅方向(
図16中左下から右上に向かう方向)両側それぞれのフレーム部材271とフレーム部材313の先端側には、
図16中上下方向に指向されたフレーム部材513、513が設置されている。これらフレーム部材513、513のそれぞれの下端(
図16中下側端)には、既に述べたキャスタ509、509が設置されている。
【0081】
また、上記ベッド本体507の幅方向(
図16中左下から右上に向かう方向)の一端側の上記フレーム部材513には、前後方向(
図16中左上から右下に向かう方向)に指向されたフレーム部材515、517、519が接続されており、上記フレーム部材515と上記フレーム部材517との間には化粧板521が設置されている。また、上記ベッド本体507の幅方向(
図16中左下から右上に向かう方向)の他端側の上記フレーム部材513にも、同様に、フレーム部材515、517、519が接続されており、上記フレーム部材515と上記フレーム部材517との間にも化粧板521が設置されている。
【0082】
また、上記フレーム部材519、519の先端(
図16中右下側端)には、それぞれ、既に述べたキャスタ511、511が設置されている。
また、上記フレーム部材519の先端側(
図16中右下側)には、
図16中上下方向に指向されたフレーム部材523が接続されており、このフレーム部材523には上記フレーム部材515、517が接続されている。
【0083】
また、上記ベッド本体507の幅方向(
図16中左下から右上に向かう方向)の一端側の上記フレーム部材523には、前後方向(
図16中左上から右下に向かう方向)に指向されたフレーム部材525、527が接続されている。上記フレーム部材525と上記フレーム部材527との間には、化粧板529が設置されている。
また、上記ベッド本体507の幅方向(
図16中左下から右上に向かう方向)の他端側の上記フレーム部材523にも、同様に、フレーム部材525、527が接続されている。上記フレーム部材525と上記フレーム部材527との間にも、化粧板529が設置されている。
【0084】
また、上記フレーム部材525、525の先端どうしは、フレーム部材531によって連結されており、上記フレーム部材527、527の先端どうしは、フレーム部材533によって連結されている。また、上記フレーム部材531と上記フレーム部材533との間には、化粧板535が設置されている。
また、上記フレーム部材527、527の長さ方向(
図16中左上から右下に向かう方向)中央付近どうしは、図示しないフレーム部材によって連結されている。
なお、本実施の形態によるベッド本体507の全長(
図16中左上から右下に向かう方向の長さ)は、前述した第2の実施の形態におけるベッド本体207の全長(
図9中左上から右下に向かう方向の長さ)と同じに設定されている。また、上記フレーム部材513、515、517、519、523、525、527、531、533も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0085】
本実施の形態の場合も、収納型ベッド501は部屋421内に設置される。また、上記収納型ベッド501の壁側ユニット203は、上記部屋421の壁面423に設置される。
【0086】
次に本実施の形態による収納型ベッド501の作用について説明する。
まず、ベッド本体507を、
図19(a)に示す引き出し状態から収納する場合について説明する。
図19(a)に示す状態から、モータ231を正転させて、スプロケット237a(237b)、255a(255b)により、チェーン257a(257b)を
図19中反時計回り方向に回転させると、スライダ205がレール211a、211bに沿って
図19中上側に移動される。これにより、上記ベッド本体507のスライダ205側(
図19(a)中左側)が持ち上げられ、
図19(b)に示すような状態となる。また、このとき、カウンターウェイト503により、上記スライダ205や上記ベッド本体507のスライダ205側(
図19(a)中左側)を持ち上げようとする力が生じる。
そして、さらに、上記スライダ205が上記レール211a、211bに沿って
図19中上側に移動されると、
図19(c)に示すように、上記ベッド本体507が上記壁面423に沿って立った状態で収納される。
【0087】
このような収納動作に際して、カウンターウェイト503は次のように作用する。既に述べたように、収納初期時に、上記ベッド本体507のスライダ205側(
図19(a)中左側)を上記モータ231、スプロケット237a(237b)、チェーン257a(257b)によって持ち上げると、上記カウンターウェイト503が、自身の重量により
図19(a)中下側に移動するように作用し、それによって、上記モータ231に大きな収納力を作用させることなく、上記ベッド本体507を収納状態に移行させることができる。
【0088】
このようにして、上記ベッド本体507が収納される過程において、上記ベッド本体507の反スライダ205側(
図19(a)中右側)が持ち上げられることはないため、上記部屋421内に設置された家具425に上記ベッド本体507が干渉することはない。
【0089】
また、収納させた上記ベッド本体507を引き出す場合は、
図19(c)に示す状態から、上記モータ231を逆転させればよい。
【0090】
次に、本実施の形態による効果を説明する。
本実施の形態による収納型ベッド501も、壁面423に上下方向に指向されたレール211a、211bに沿って移動可能にスライダ205を設置し、このスライダ205に対してベッド本体507の一端側(
図16中左上側)を回動可能に設置したため、引き出された上記ベッド本体507の上方に障害物(例えば、
図19に示す家具425)があるような狭い空間内であっても、上記ベッド本体507を収納/引き出しすることができる。つまり、ベッド本体507の収納/引き出しに要するスペースを縮小させて室内421の空間の有効利用を図ることができるものである。
【0091】
また、モータ231により、スプロケット237a(237a)、255a(255b)、及び、チェーン257a(257b)を介して、上記スライダ205、ひいては、上記ベッド本体507を移動させるようにしているので、図示しない作業者の力によらなくても上記ベッド本体507を収納/引き出しすることができる。
また、本実施の形態の場合は、カウンターウェイト503により上記ベッド本体507の収納時に必要な力を小さくすることができ、上記モータ231の駆動に必要な電力を小さくすることができる。なお、上記ベッド本体507を引き出す場合は、上記ベッド本体507が自重により下がっていくため、必要な力が小さなものとなっているとともに、上記カウンターウェイト503が適度に抵抗として作用するので、引き出し時の衝撃を緩衝することができる。
なお、本実施の形態の説明は、前述した第2の実施の形態と共通する構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略している。
【0092】
次に、
図20乃至
図21を参照しながら、本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態による収納型ベッド601は、前述した第3の実施の形態による収納型ベッド201と略同様の構成であるが、ベッド本体603を中央付近で折れ曲がるようにしている。また、スプロケット237a(237a)、255a(255b)、チェーン257a(257b)、及び、カウンターウェイト503は設置されているが、モータ231や軸235、軸受225、233等は設置されていない。
【0093】
図20に示すように、上記ベッド本体603は、ベッド前部605、ベッド後部607、及び、接続部609から構成される。上記ベッド前部605は、その前端側(
図20中左上側)がスライダ205と回動可能に接続されており、上記ベッド後部607は上記接続部609を介して上記ベッド前部605の後端側(
図20中右下側)に回動可能に接続されている。
【0094】
上記ベッド前部605には、
図20に示すように、コの字型に接続されたフレーム部材611、613、615がある。上記フレーム部材613と上記フレーム部材615とは平行に設置されており、上記フレーム部材613と上記フレーム部材615との間には、複数(本実施の形態の場合は5本)のフレーム部材617が上記フレーム部材611と平行に設置されている。上記フレーム部材611、613、615、617も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0095】
また、上記フレーム部材613と上記フレーム部材615の両端には、それぞれ、
図20中上下方向に指向されたフレーム部材619、619、619、619が設置されている。個々の上記フレーム部材619の下端(
図20中下側端)には、キャスタ621が設置されている。上記フレーム部材619も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記フレーム部材611の
図20中上側にはフレーム部材623が平行に設置されており、上記フレーム部材613の
図20中上側にはフレーム部材625が平行に設置されており、上記フレーム部材615の
図20中上側にはフレーム部材627が平行に設置されている。上記フレーム部材623、625、627も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0096】
また、上記フレーム部材611と隣接する上記フレーム部材617には、軸受部325が設置されている。この軸受部325により、上記ベッド前部605と上記スライダ205とが回動可能に接続されている。
【0097】
上記ベッド後部607には、
図20に示すように、四角形状に接続されたフレーム部材631、633、635、637がある。また、上記フレーム部材633と上記フレーム部材637との間には、複数(本実施の形態の場合は4本)のフレーム部材641が、上記フレーム部材631、635と平行に設置されている。上記フレーム部材631、633、635、637、641も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0098】
また、上記フレーム部材631の両端には、それぞれ、
図20中上下方向に指向されたフレーム部材643、643が設置されている。また、上記フレーム部材635の両端にも、それぞれ、
図20中上下方向に指向されたフレーム部材643、643が設置されている。個々の上記フレーム部材643の下端(
図20中下側端)には、キャスタ645が設置されている。上記フレーム部材643も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記フレーム部材633の
図20中上側にはフレーム部材647が平行に設置されており、上記フレーム部材635の
図20中上側にはフレーム部材649が平行に設置されており、上記フレーム部材637の
図20中上側にはフレーム部材651が平行に設置されている。上記フレーム部材647、649、651も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0099】
また、上記接続部609には、幅方向(
図20中左下から右上に向かう方向)に指向され、平行に配置したフレーム部材661、661(
図20中右下側のフレーム部材661は図示していない)と、このフレーム部材661、661の両端どうしを接続するフレーム部材663、663がある。また、上記ベッド前部605側(
図20中左上側)の上記フレーム部材661の両端には、それぞれ上記ベッド前部605側上方(
図20中左上側)に指向されたフレーム部材665が設置されている。また、上記ベッド後部607側(
図20中右下側)の上記フレーム部材661の両端にも、それぞれ、上記ベッド後部607側上方(
図20中右側)に指向された図示しないフレーム部材が設置されている。上記フレーム部材661、663、665や、図示しないフレーム部材も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0100】
また、上記フレーム部材665、665の先端には、軸受667が接続されている。この軸受667は、上記フレーム部材665、665の先端に接続された外輪669と、この外輪669の内周側に摺接し回動可能に設置された内輪671とから構成されている。
また、上記ベッド後部607側上方(
図20中右側)に指向された図示しないフレーム部材の先端にも、同様に、上記軸受667が接続されている。
また、
図20に示すように、上記接続部609には、上記したような、フレーム部材661、663、665や軸受667等による構造物が、複数組(本実施の形態の場合は2組)設置されている。
【0101】
また、ベッド前部605側(
図20中左上側)の上記軸受667、667の内輪671、671は、フレーム部材681によって貫通され、このフレーム部材681に上記内輪671、671が固着されている。
また、上記フレーム部材681は、接続部材683、683、683によって、上記ベッド前部605の最もベッド後部607側(
図20中右下側)のフレーム部材617に接続されている。これにより、上記ベッド前部605と上記接続部609とが回動可能に接続されている。上記フレーム部材681も、その横断面形状が略円形をなしている。
【0102】
また、ベッド後部607側(
図20中右下側)の上記軸受667、667の内輪671、671は、フレーム部材685によって貫通され、このフレーム部材685に上記内輪671、671が固着されている。上記フレーム部材685も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記フレーム部材685は、接続部材687、687、687によって、上記ベッド後部607の最もベッド前部605側(
図20中左上側)のフレーム部材641に接続されている。これにより、上記ベッド後部607と上記接続部609とが回動可能に接続されている。
そして、このように、上記接続部609を介して、上記ベッド前部605と上記ベッド後部607とが、回動可能に接続されている。
本実施の形態の場合も、収納型ベッド601は部屋421内に設置される。また、上記収納型ベッド601の壁側ユニット203は、上記部屋421の壁面423に設置される。
【0103】
次に本実施の形態による収納型ベッド601の作用について説明する。
まず、ベッド本体603を
図21(a)に示すような引き出し状態から収納する場合について説明する。
図21(a)に示す状態から、上記ベッド前部605のスライダ205側(
図21(a)中左側)を図示しない作業者が持ち上げると、上記スライダ205がレール211a、211bに沿って
図21中上側に移動される。このとき、カウンターウェイト503により、上記スライダ205や上記ベッド前部605のスライダ205側(
図21(a)中左側)を持ち上げようとする力が生じる。これにより、上記ベッド前部605のスライダ205側(
図21(a)中左側)が持ち上げられ、
図21(b)に示すような状態となる。
【0104】
そして、この
図21(b)に示す状態に至るまでに、上記ベッド前部605は接続部609に対して回動されて壁面423に沿って立てられた状態となり、ベッド後部607は引き出し時と同じ水平な状態となっている。これにより、上記ベッド本体603を、上記ベッド前部605を背もたれとしたソファにすることができる。
【0105】
さらに、上記スライダ205が上記レール211a、211bに沿って
図21中上側に移動されると、
図21(c)に示すように、上記ベッド本体603が上記壁面423に沿って立った状態で収納される。この
図21(c)に示す状態に至るまでに、上記接続部609は上記ベッド前部605や上記ベッド後部607に対して回動され、上記ベッド前部605、上記接続部609、上記ベッド後部607が、上記壁面423に沿って
図21中上下方向に配置される。
【0106】
このような収納動作に際して、カウンターウェイト503は次のように作用する。既に述べたように、収納初期時に、上記ベッド本体603のスライダ205側(
図21(a)中左側)を図示しない作業者が持ち上げると、上記カウンターウェイト503が、自身の重量により
図21(a)中下側に移動するように作用し、それによって、作業者は大きな収納力を作用させることなく、ベッド本体7を収納状態に移行させることができる。
【0107】
このようにして、上記ベッド本体603が収納される過程において、上記ベッド後部607の反スライダ205側(
図21(a)中右側)が持ち上げられることはないため、上記部屋421内に設置された家具425に上記ベッド後部607が干渉することはない。
【0108】
また、収納させた上記ベッド本体603を引き出す場合は、
図21(c)に示す状態から、上記ベッド後部607を
図21(c)中右側に移動させつつ、上記ベッド前部605を
図21中下側に移動させればよい。
【0109】
次に、本実施の形態による効果を説明する。
本実施の形態による収納型ベッド601も、壁面423に上下方向に指向されたレール211a、211bに沿って移動可能にスライダ205を設置し、このスライダ205に対してベッド本体603の一端側(
図20中左上側)を回動可能に設置したため、引き出された上記ベッド本体603の上方に障害物(例えば、
図21に示す家具425)があるような狭い空間内であっても、上記ベッド本体603を収納/引き出しすることができる。つまり、ベッド本体207の収納/引き出しに要するスペースを縮小させて室内421の空間の有効利用を図ることができるものである。
【0110】
また、上記ベッド本体603は、接続部609によって、ベッド前部605とベッド後部607とが回動可能に接続されているため、上記ベッド前部605のみを立てた状態とし、上記ベッド本体603をソファとして用いることができる。
【0111】
また、本実施の形態の場合は、カウンターウェイト503により上記ベッド本体603の収納時に必要な力を小さくすることができる。なお、上記ベッド本体603を引き出す場合は、上記ベッド本体603が自重により下がっていくため、必要な力が小さなものとなっているとともに、上記カウンターウェイト503が適度に抵抗として作用するので、引き出し時の衝撃を緩衝することができる。
なお、本実施の形態の説明は、前述した第2の実施の形態と共通する構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略している。
【0112】
次に、
図22と
図23を参照しながら本発明の第5の実施の形態について説明する。
本実施の形態による収納型ベッド701は、前述した第2の実施の形態による収納型ベッド201と略同様の構成であるが、モータ231、スプロケット237a、237b、チェーン257a、257b、スプロケット支持部239、スプロケット255a、255b等が設置されていない。その代わりに、壁側ユニット203の
図22中下側には、ウィンチ703が設置されている。また、上記スプロケット237a、237bの代わりに軸235にプーリ705a、705bが設置されている。上記プーリ705aには上記チェーン257aの代わりにワイヤ707aが巻回されており、上記プーリ705bには上記チェーン257bの代わりにワイヤ707bが巻回されている。
【0113】
そして、上記ワイヤ707aの一端はスライダ205に接続されており、他端は上記ウィンチ703のドラム709aに接続されている。また、上記ワイヤ707bの一端はスライダ205に接続されており、他端は上記ウィンチ703のドラム709bに接続されている。すなわち、上記ウィンチ703によって、上記スライダ205を
図22中上下方向に移動させるようになっている。
【0114】
上記ウィンチ703には、
図22及び
図23に示すように、モータ711が設置されている。このモータ711は、レール211aの下端側(
図22中下側)に固着された設置用部材713によって支持されている。また、上記モータ711の出力軸にはべベルギア715が設置されている。
【0115】
また、上記ウィンチ703には、軸717が設置されている。この軸717は、その両端をレール211a、211bの下端側(
図22中下側)に設置された図示しない軸受によって回転可能に支持されている。
また、上記軸717にはべベルギア719が固着されている。このべベルギア719は上記べベルギア715と歯合されていて、上記モータ711によって上記軸717が回転されるようになっている。
【0116】
また、上記軸717の両端側には、既に述べたドラム709a、709bが固着されている。例えば、上記モータ711が正転されれば、上記ドラム721a、721bには上記ワイヤ707a、707bが巻き取られて、スライダ205が
図22中上側に移動されるようになっており、上記モータ711が逆転されれば、上記ドラム721a、721bから上記ワイヤ707a、707bが引き出されて、上記スライダ205が
図22中下側に移動されるようになっている。
【0117】
本実施の形態による収納型ベッド701も、前述した第2の実施の形態による収納型ベッド201と同様の作用・効果を奏する。
【0118】
次に、
図24と
図25を参照しながら本発明の第6の実施の形態について説明する。
本実施の形態による収納型ベッド801は、前述した第2の実施の形態による収納型ベッド201と略同様の構成であるが、モータ231、スプロケット237a、237b、チェーン257a、257b、スプロケット支持部239、スプロケット255a、255b、軸235等が設置されていない。その代わり、本実施の形態の場合には、ボールネジ機構803が設置されており、このボールネジ機構803によってスライダ205を
図24中上下方向に移動させるようになっている。
【0119】
上記ボールネジ機構803には、まず、
図24中上下方向に指向されたボールネジ805がある。このボールネジ805は、外周面に雄ネジ部806が形成されており、レール211a、211bの上端側(
図24中上側)に設置された上側ボールネジ支持部807と、上記レール211a、211bの下端側(
図24中下側)に設置された下側ボールネジ支持部809によって回転可能に支持されている。上記上側ボールネジ支持部807は、上記レール211a、211bの上端(
図24中上側)にその両端を固定された基板811と、この基板811に設置された軸受813とから構成される。また、上記下側ボールネジ支持部809も、上記レール211a、211bの下端(
図24中下側)にその両端を固定された基板815と、この基板815に設置された軸受817とから構成される。上記ボールネジ805は、その両端側が上記軸受813、817によって回転可能に支持されている。
【0120】
また、上記ボールネジ805の下端側(
図24中下側)には、べベルギア819が固着されている。
上記下側ボールネジ支持部809の基板815には支持部材821を介してモータ823が設置されている。このモータ823の出力軸にはべベルギア825が固着されている。このべベルギア825は、上記ボールネジ805に固着されたべベルギア819に歯合されており、上記モータ823によって上記ボールネジ805が回転されるようになっている。
【0121】
また、上記ボールネジ805には、ボールナット827が螺合されている。このボールナット827の内周面には図示しない雌ネジ部が形成されている。また、上記ボールナット827の内部には図示しない無負荷循環路やリターン路が設けられている。そして、上記ボールネジ805の雄ネジ部806と上記ボールナット827の図示しない雌ネジ部との間の空間、上記図示しない無負荷循環路、及び、リターン路内には、図示しない複数の鋼球が循環するようになっている。
また、上記ボールナット827は、上記ボールネジ805が上記モータ823によって回転されると、
図24中上下方向に移動される。
【0122】
また、上記ボールナット827は接続部材829を介して、スライダ205のフレーム部材265に接続されている。よって、上記ボールナット827が
図24中上下に移動されることにより、上記スライダ205も
図24中上下に移動される。
【0123】
本実施の形態による収納型ベッド801も、前述した第2の実施の形態による収納型ベッド201と同様の作用・効果を奏する。
【0124】
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、第4の実施の形態における収納型ベッド601を、第2の実施の形態のようにモータによって駆動するようにしてもよい。また、上記収納型ベッド601にカウンターウェイト503ではなく、第1の実施の形態のように、定荷重バネを設置するようにしてもよい。
また、前記第1〜第6の実施の形態の場合には、ベッド収納構造体の一部である壁側ユニットを室の壁に沿って設置した構成を例に挙げて説明しているが、それに限定されるものではなく、壁から離間した場所に設置する構成も想定されるし、又、壁に凹みを設けてそこに全部又は一部を内装する構成も想定される。
その他、図示した構成はあくまで一例である。