【解決手段】少なくとも1つの機器を管理する管理プログラムであって、記憶部30を有するコンピュータを、機器のジョブの実行情報を取得し、取得したジョブ実行情報をジョブの実行履歴として記憶部に記憶させる取得部32、記憶部30に記憶されている実行履歴のうち少なくとも予め設定される時又は期間よりも古い実行履歴をファイルとして記憶部30に出力する出力部36、及び、出力部36で出力されたファイルの内容の表示を制御する表示制御部38、として機能させる管理プログラム。
前記出力部は、日付の指定を受け付けた場合、前記実行履歴のうち前記日付の履歴をファイルとして出力し、期間の指定を受け付けた場合、前記実行履歴のうち前記期間の履歴をファイルとして出力する、
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の管理プログラム。
前記表示制御部は、前記記憶部に記憶されている前記ジョブの実行履歴のうち1つの履歴を選択する1つのウィンドウの表示を制御し、前記ウィンドウ内での前記選択に応答して、前記選択に対応する実行履歴の表示を制御する、
請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の管理プログラム。
前記ウィンドウ内において前記ジョブの実行履歴の中で1つの履歴の日時を示す表示バー及び前記1つの履歴を選択するためのスピンボタンの表示を制御し、前記スピンボタンの押下に応答して、前記表示バーが示す前記日時を切り替えると共に、前記実行履歴の表示を切り替えられた日時に対応する実行履歴に切り替える、
請求項9に記載の管理プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るジョブ管理システム1は、管理サーバ10と、少なくとも1つの機器12(n)と、を有している。なお、nは1以上の整数であり、その値は特に限定されない。管理サーバ10と各機器12(n)は、ネットワークとしてのインターネットNETによって相互に通信可能に接続されている。
【0011】
管理サーバ10は、機器12(n)の情報の収集やジョブの実行指示等、当該機器12(n)を管理する端末である。この管理サーバ10は、サーバ本体14と、表示装置16と、入力装置18と、を有する。サーバ本体14は、CPU(Central Processing Unit)20やメモリ22、HDD(Hard disk drive)24、通信装置26等のハードウェア、及び、当該HDD24内にインストールされているオペレーティングシステム(不図示)や例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャ等のマネージャプログラムを含み、上記管理を実現する管理プログラム28等のソフトウェアを有する。表示装置16は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等のディスプレイである。入力装置18は、例えばキーボードやマウスである。一方、各機器12(n)は、サーバやルータ、スイッチ等のネットワーク装置、ディスクアレイ等のストレージ装置等である。各機器12(n)は、管理サーバ10からの情報収集の要求に応答して、機器12(n)の情報を収集及び返信する、例えばSNMPエージェント等のエージェントプログラムを有する。
【0012】
次に、
図2を参照しながら、管理サーバ10の機能的構成について説明する。
図2に示すように、管理サーバ10は、例えばメモリ22やHDD24等で構成される記憶部30を有する。また、管理サーバ10は、CPU20が管理プログラム28を実行することによりそれぞれ機能する、取得部32と、実行指示部34と、出力部36と、表示制御部38と、カウント部40と、を有する。
【0013】
記憶部30は、例えば実行履歴データD1と、出力ファイルD2と、を記憶する。
実行履歴データD1は、例えば記憶部30内に既に保存している表計算ソフトウェアのワークシートに記憶される。この実行履歴データD1は、機器12(n)で実行されたジョブの実行情報の履歴である。また、実行履歴データD1は、例えば実行されたジョブの名前、実行されたジョブの実行開始日時、実行終了日時、及び、ジョブのステータス等の実行情報を複数含む。
ここで、実行履歴データD1のうちワークシートに記憶された時から所定期間(直近のデータを参照可能なように設定された情報保持期間)、例えば5日や1ヶ月が経過した実行履歴データは、ワークシートが埋まらないようにするため、順次ワークシートから削除されるようになっている。ただし、削除される実行履歴データは、実行履歴の日付から所定期間経過したものであってもよい。なお、本明細書において「ジョブ」とは、機器12(n)により行なわれる処理の実行単位である。
また、出力ファイルD2は、実行履歴データD1に基づいて出力部36により生成及び出力されるものである。
【0014】
取得部32は、例えば機器12(n)でジョブが実行開始される毎に、当該ジョブの実行情報を取得し、取得したジョブ実行情報をジョブの実行履歴データD1の一部として記憶部30内のワークシートに記憶させる。
【0015】
実行指示部34は、例えば入力装置18でジョブの実行指示の入力操作を受け付けた場合や取得部32で取得された実行情報が所定の条件を満たした場合等に、機器12(n)に対してジョブを実行指示する。
【0016】
出力部36は、例えば記憶部30に記憶されている実行履歴データD1のうち少なくとも予め設定される時又は期間よりも古い実行履歴データをファイルに出力し、当該ファイルを、出力ファイルD2として記憶部30に記憶させる。なお、上記「予め設定される時」とは、例えば古い実行履歴データが削除されるまでの上記情報保持期間より新しい時であり、例えば情報保持期間が5日であれば予め設定される時は4日の23時59分59秒や3日の23時59分59秒等である。また、上記「予め設定される期間」とは、例えば古い実行履歴データが削除されるまでの上記情報保持期間より新しい期間であり、例えば情報保持期間が5日であれば予め設定される期間は4日や3日である。
【0017】
表示制御部38は、例えば表示装置16に対して、出力ファイルD2等の各種表示を制御する。
【0018】
カウント部40は、例えば実行指示部34によるジョブの実行指示回数をカウントする。なお、本明細書において、上記「実行指示回数」には、実行指示部34以外、例えば機器12(n)の入力装置からのジョブの実行指示の回数を含んでいてもよく、この場合「実行指示回数」は「実行回数」と同義である。
【0019】
次に、
図3を用いて、出力部36の処理の流れの一例について説明する。当該処理は、定期的に例えば1分毎に、または、不定期に繰り返し実行される。
【0020】
(ステップSP10)出力部36は、前回の肯定判定から予め設定されているx日(xは自然数)、例えば1日経過したか否か判定する。出力部36は、肯定判定した場合にはステップSP12の処理に移行し、否定判定した場合には処理を終える。
(ステップSP12)出力部36は、例えば記憶部30に記憶されている実行履歴データD1のうち少なくとも予め設定される時よりも古い実行履歴データ、例えば翌日に削除される削除予定部分を取得する。そして、出力部36は、ステップSP14の処理に移行する。
(ステップSP14)出力部36は、削除予定部分から日付単位でファイルを記憶部30のメモリ22上で生成する。本実施形態では、翌日の削除予定部分からファイルを生成するため、1個のファイルが生成されるが、複数の日の削除予定部分からファイルを生成する場合、複数の日毎にファイルが生成される。そして、出力部36は、ステップSP16の処理に移行する。
(ステップSP16)出力部36は、生成したファイルを、ファイルサイズ削減のために、圧縮する。そして、出力部36は、ステップSP18の処理に移行する。
(ステップSP18)出力部36は、生成したファイルを出力ファイルD2として記憶部30のHDD24に出力する。そして、出力部36は、全体の処理を終える。
【0021】
以上の処理を経ることで、入力装置18で実行履歴の参照要求が入力された場合に、例えば
図4に示すように、実行履歴のある複数の過去の日付52が新しい日付順に記載されたウィンドウ50が、表示制御部38の制御により表示装置16に表示される。ここで、ある1つの日付52が入力装置18により指定された場合、表示制御部38は表示装置16に対し、記憶部30をアクセスして、指定された日付52に対応する出力ファイルD2の内容の表示を制御する。これにより、所定期間(情報保持期間)経過して記憶部30の古い実行履歴データD1が随時削除されたとしても、出力ファイルD2は記憶部30に残り、その出力ファイルD2の内容(日付単位の実行履歴)を表示装置16に表示できるため、所定期間した後の古い実行履歴を参照することができる。なお、
図4に示す世代のリストボックス54は、ある1つの日付52が入力装置18により指定された場合に、その日付52が表示されるボックスである。また、世代一覧のボタン56は、入力装置18で押下された場合に、過去の日付52が記載されていない白紙のウィンドウ50から過去の日付52が新しい日付順に記載されたウィンドウ50に切り替えるためのボタンである。
【0022】
次に、
図5を用いて、出力部36の処理の流れの他の例を説明する。当該処理は、例えば入力装置18で実行履歴のファイル出力要求が入力された場合に実行される。
【0023】
まず、出力部36は、表示制御部38に処理を開始させる。表示制御部38は、表示装置16に対し、
図5に示すウィンドウ60の表示を制御する。この表示装置16に表示されるウィンドウ60には、日付指定と期間指定の何れか1つを選択するためのラジオボタン62が設けられている。また、ウィンドウ60には、日付指定のラジオボタン62にチェックがある場合に指定する日付を選択するための選択ボックス64と、期間指定のラジオボタン62にチェックがある場合に期間を選択するための選択ボックス66と、出力ボタン68と、が設けられている。
そして、出力部36は、入力装置18により出力ボタン68が押下されると、日付指定のラジオボタン62にチェックがある場合は実行履歴データD1のうち選択ボックス64で選択された日付の実行履歴データを出力ファイルD2として記憶部30に出力し、期間指定のラジオボタン62にチェックがある場合は実行履歴データD1のうち選択ボックス66で選択された期間の実行履歴データを出力ファイルD2として記憶部30に出力する。
【0024】
以上の処理を経ることで、実行履歴データD1のうちどの日付、どの期間の実行履歴データでも出力ファイルD2として出力することができ、全ての実行履歴データを自由に参照することができる。
【0025】
次に、
図6を用いて、カウント部40の処理の流れを説明する。当該処理は、定期的に例えば1分毎に、または、不定期に繰り返し実行される。また、当該処理は、ジョブの種類毎に繰り返し実行される。
【0026】
(ステップSP20)カウント部40は、前回の肯定判定から予め設定されているy日(yは自然数)、例えば1日経過したか否か判定する。カウント部40は、肯定判定した場合にはステップSP22の処理に移行し、否定判定した場合にはステップSP24の処理に移行する。
(ステップSP22)カウント部40は、変数zに「0」を代入する(z=0)。変数zの値は、正の整数であり、ジョブの実行指示回数を示すため、z=0とすることは、ジョブの実行指示回数をリセットすることになる。また、カウント部40は、表示制御部38に処理を開始させる。表示制御部38は、表示装置16に対し、例えば
図7(A)に示すように、ジョブの一覧の中でジョブの種類を特定するためのアイコン70を表示制御する。そして、カウント部40は、ステップSP24の処理に移行する。
(ステップSP24)カウント部40は、実行指示部34によるジョブの実行指示があるか否か判定する。カウント部40は、肯定判定した場合にはステップSP26の処理に移行し、否定判定した場合には処理を終える。
(ステップSP26)カウント部40は、変数zに「1」を加算する(z=z+1)。そして、カウント部40は、ステップSP28の処理に移行する。
(ステップSP28)カウント部40は、表示制御部38に処理を開始させる。表示制御部38は、表示装置16に対し、例えば
図7(B)に示すように、ジョブの一覧の中でアイコン70の表示と共に、アイコン70内にて変数zの値、すなわちジョブの実行指示回数を示すアイコン72の表示を制御する。そして、表示制御部38はカウント部40に処理を戻し、カウント部40は、全体の処理を終える。
【0027】
以上の処理を経ることで、ジョブの実行指示回数を一目で把握することができる。
【0028】
次に、
図8及び
図9を用いて、表示制御部38の処理の流れの一例について説明する。当該処理は、例えば入力装置18でジョブ1等所定のジョブに係る実行履歴の参照要求が入力された場合に実行される。
【0029】
表示制御部38は、表示装置16に対し、
図8に示すウィンドウ80の表示を制御する。この表示装置16に表示されるウィンドウ80には、ジョブのIDや名前等のジョブ基本情報82の他、記憶部30の実行履歴データD1に基づいた当該ジョブの実行履歴84が表示されている。この実行履歴84は、ウィンドウ80が表示されたときには、例えば1日のジョブの実行指示回数の中で1回目のときの実行履歴84Aとなっている。また、ウィンドウ80には、ウィンドウ80内に示す実行履歴84を実行指示回数が何回目の実行履歴とするか選択する選択欄86が設けられている。
そして、例えば入力装置18を用いてウィンドウ80内の選択欄86で1回目以外、例えば2回目の実行指示回数が選択(指定)された場合、表示制御部38は、表示装置16に対し、同じウィンドウ80内で実行履歴84の表示を、選択欄86にて指定された実行指示回数に対応する実行履歴、例えば
図9に示すように2回目の実行指示回数に対応する実行履歴84Bの表示に切り替え制御する。
【0030】
以上の処理を経ることで、全ての実行履歴を容易に参照できる。
【0031】
次に、
図10を用いて、表示制御部38の処理の流れの他の例について説明する。当該処理は、例えば入力装置18でジョブの一覧要求が入力された場合に実行される。
【0032】
表示制御部38は、表示装置16に対し、
図10に示すウィンドウ90の表示を制御する。この表示装置16に表示されるウィンドウ90には、例えば所定の機器12(n)で実行される単一のジョブのアイコン92が表示されているが、複数のジョブのアイコン92が表示されていてもよい。また、ウィンドウ90には、表示バー94と、スピンボタン96と、が設けられている。
そして、入力装置18で所定のアイコン92がアクティブにされた場合、表示制御部38は、表示装置16に対し、記憶部30の実行履歴データD1に基づき、表示バー94内において所定のアイコン92に対応するジョブの実行履歴の中で1つの履歴の日時の表示を制御する。また、表示制御部38は、表示装置16に対し、ウィンドウ90内又は新たなウィンドウ内に上記1つの履歴の表示を制御する。この状態で、スピンボタン96が押下された場合、表示制御部38は、スピンボタン96の押下に応答して、表示バー94が示す日時を切り替えると共に、ウィンドウ90内又は新たなウィンドウ内において実行履歴の表示を切り替えられた日時に対応する実行履歴に切り替える。なお、この実行履歴は、例えば
図8に示す実行履歴84と同様の形式で表示される。
【0033】
以上の処理を経ることで、1つのウィンドウ90内で実行履歴の切り替えを行なうことができるため、実行履歴の切り替えを簡単な操作で行なうことができる。
【0034】
(変形例)
以上、本願の開示する技術の複数の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものではない。例えば、
図2に示す管理サーバ10の機能的構成において、実行指示部34、出力部36、表示制御部38及びカウント部40のうち少なくとも1つを省略してもよい。また、
図6に示す処理においてステップSP20,22の処理、すなわち実行指示回数zのリセット処理を省略してもよい。また、表示制御部38は、ジョブ示すアイコン92の表示と共に、アイコン92内にて実行指示回数の表示を制御する場合を説明したが、アイコン92外にて実行指示回数の表示を制御してくもよく、アイコン92の表示とは別のタイミングで、実行指示回数の表示を制御してもよい。また、出力部36は日付単位でファイルを生成する場合を説明したが、時間単位、週単位又は月単位でファイルを生成してもよい。また、本明細書において、「〜部」は「〜手段」と読み替えることもできる。
【0035】
本発明は、以下のような態様とすることも可能である。
<付記項1>少なくとも1つの機器を管理する管理プログラムであって、コンピュータを、前記機器に対してジョブを実行指示する実行指示部、前記実行指示部による前記ジョブの実行指示回数をカウントするカウント部、及び、前記実行指示部による前記ジョブの実行指示回数の表示を制御する表示制御部、として機能させる管理プログラム。
<付記項2>少なくとも1つの機器を管理する管理プログラムであって、記憶部を有するコンピュータを、前記機器のジョブの実行情報を取得し、取得した前記ジョブ実行情報を前記ジョブの実行履歴として前記記憶部に記憶させる取得部、前記機器に対してジョブを実行指示する実行指示部、前記実行指示部による前記ジョブの実行指示回数をカウントするカウント部、前記ジョブの実行指示回数が指定された場合に、指定された実行指示回数に対応する前記実行履歴の表示を制御する表示制御部、として機能させる管理プログラム。
<付記項3>少なくとも1つの機器を管理する管理プログラムであって、記憶部を有するコンピュータを、前記機器のジョブの実行情報を取得し、取得した前記ジョブ実行情報を前記ジョブの実行履歴として前記記憶部に記憶させる取得部、及び、前記記憶部に記憶されている前記ジョブの実行履歴のうち1つの履歴を選択する1つのウィンドウの表示を制御し、前記ウィンドウ内での前記選択に応答して、前記選択に対応する実行履歴の表示を制御する表示制御部、として機能させる管理プログラム。