【実施例】
【0227】
本発明の化合物および方法は、例示を目的としたものであり本出願の範囲を限定するものではない以下の実施例を参照することによってより良く理解されよう。
【0228】
略語:APCIは大気圧化学イオン化;Bocはtert−ブトキシカルボニル;Buはブチル;DCIは脱離化学イオン化;DMSOはジメチルスルホキシド;eqは当量;ESIはエレクトロスプレーオン化;HPLCは高速液体クロマトグラフィー;idは内径;LC/MSは液体クロマトグラフィー/質量分析;MPはマクロ多孔質樹脂;PSは高分子支持された;psiはポンド/平方インチ;SFCは超臨界流体クロマトグラフィー;SPEは固相抽出、tBuはtert−ブチルである。
【0229】
分取HPLC手順:試料を、Phenomenex Luna C8(2)5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)を用いた分取HPLCにより精製した。アセトニトリル(A)および0.1%トリフルオロ酢酸水溶液(B)の勾配を、50mL/分の流量(0−0.5分間 10%A、0.5−7.0分間 線形勾配 10−95%A、7.0−10.0分間 95%A、10.0−12.0分間 線形勾配 95−10%A)で用いた。試料を、1.5mLジメチルスルホキシドメタノール(1:1)中に注入した。特定の試料では、トリフルオロ酢酸の代わりに酢酸アンモニウムを用いた。以下のモジュール:Waters LC4000分取ポンプ;Waters996ダイオードアレイ検出器;Waters717+オートサンプラー;Waters SAT/INモジュール、Alltech VarexIII蒸発光散乱検出器;Gilson506Cインターフェースボックス;および2つのGilson FC204フラクションコレクターからなる特注の精製装置を用いた。装置は、フラクションコレクター制御およびフラクショントラッキングのためのAbbottの開発によるVisual Basicアプリケーションを用いて自動化されたWaters Millennium32ソフトウェアを用いて制御した。画分をUV信号閾値をもとにして集め、次いで選択した画分を、70:30メタノール:0.8mL/分の流量で10mM NH
4OH(水溶液)を用いたFinnigan LCQによる正APCIイオン化法を用いて、フローインジェクション分析質量分析により分析した。ループ注入質量スペクトルを、Abbottの開発によるVisual Basicアプリケーションによって制御されたフラクションインジェクションのためのLCQ Navigator 1.2ソフトウェアおよびGilson215リキッド・ハンドラ−によるFinnigan LCQを用いて取得した。
【0230】
実施例1
1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1A
1−(9H−フルオレン−9−イル)メチル4−tert−ブチル2−(2−(2−ブロモフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート
2−ブロモアニリン(3.69g、21.44mmol)および2−(1−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(10g、21.44mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド:ピリジン(100mL)の1:1溶液中の溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(10.27g、53.6mmol)を加えた。反応混合物を周囲温度で16時間攪拌した。反応混合物を水と酢酸エチルに分配させた。有機層を分離し、続いてブライン(3×)および1M HCl(3×)で洗浄した。次いで有機溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(10−70%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.43(s,1H)、7.81−7.95(m,J=7.67Hz,2H)、7.53−7.75(m,4H)、7.22−7.48(m,5H)、7.10(dd,J=7.21Hz,1H)、4.56(s,1H)、4.17−4.42(m,3H)、3.61−3.98(m,3H)、2.89−3.18(m,2H)、2.62−2.88(m,2H)、2.49−2.58(m,1H)、1.32−1.50(m,9H);MS(APCI+)m/z522.2(M−Boc+H)
+。
【0231】
実施例1B
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例1A(8.76g、14.12mmol)のジクロロメタン(100mL)中溶液に、ピペラジン(3.65g、42.4mmol)を加えた。溶解させるためにメタノール(50mL)をその溶液に加え、得られた混合物を40℃で14時間加温した。反応が完了したら、フラッシュクロマトグラフィー(20−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.34(s,1H)、7.83(d,J=7.12Hz,1H)、7.64(dd,J=7.97,1.53Hz,1H)、7.35(dd,1H)、7.08(dd,1H)、3.69−3.85(m,2H)、2.70−2.99(m,3H)、2.53−2.67(m,2H)、2.42(d,J=6.44Hz,2H)、1.34−1.46(m,9H);MS(APCI+)m/z400.0(M+H)
+。
【0232】
実施例1C
tert−ブチル6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
圧力バイアルに、ジオキサン(100mL)中の実施例1B(4.81g、12.08mmol)、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピル−フェニル)イミダゾリウムクロリド(2.053g、4.83mmol)、ナトリウムt−ブトキシド(1.625g、16.91mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.106g、1.208mmol)を仕込んだ。溶液を120℃で3日間、またはLC/MSで出発原料が消失するまで加熱した。反応混合物をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.57(s,1H)、6.88−7.22(m,4H)、3.80−4.00(m,2H)、2.69−3.21(m,5H)、2.52−2.61(m,1H)、2.00(d,J=13.48Hz,1H)、1.43(s,9H);MS(APCI+)m/z318.1(M+H)
+。
【0233】
実施例1D
1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1C(1.78g、5.61mmol)のジクロロメタン(100mL)中溶液に、4M HCl/ジオキサン(14.02mL、56.1mmol)を加えた。溶液を室温で2−4時間攪拌し、表題化合物をろ過により塩酸塩として集めた。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)δ ppm 7.34−7.42(m,1H)、7.24−7.31(m,1H)、7.16−7.23(m,1H)、7.11(d,J=7.02Hz,1H)、3.92−4.00(m,1H)、3.88(d,J=11.90Hz,1H)、3.80(d,J=12.82Hz,1H)、3.64−3.74(m,1H)、3.57(t,J=11.90Hz,1H)、3.11−3.24(m,2H)、2.64(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.37(d,J=12.82Hz,1H);MS(ESI)m/z217.9(M+H)
+。
【0234】
実施例2
(4aS)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例2A
(S)−tert−ブチル6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
キラル分離を、実施例1Cについて、Chiralpak(登録商標)AD−H21×250mm SNカラムを備えたBerger Instruments PrepSFC(商標)システムを用いて、無勾配で(30%メタノール/CO
2)実施した。表題化合物の保持時間は14.8分であり、鏡像異性体の保持時間は5.5分であった。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.57(s,1H)6.88−7.22(m,4H)3.80−4.00(m,2H)2.69−3.21(m,5H)2.52−2.61(m,1H)2.00(d,J=13.48Hz,1H)1.43(s,9H);MS(APCI+)m/z318.1(M+H)
+。
【0235】
実施例2B
(4aS)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例1Cの代わりに実施例2Aを用いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)δ ppm 7.34−7.42(m,1H)7.24−7.31(m,1H)7.16−7.23(m,1H)7.11(d,J=7.02Hz,1H)3.92−4.00(m,1H)3.88(d,J=11.90Hz,1H)3.80(d,J=12.82Hz,1H)3.64−3.74(m,1H)3.57(t,J=11.90Hz,1H)3.11−3.24(m,2H)2.64(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)2.37(d,J=12.82Hz,1H);MS(ESI)m/z217.9(M+H)
+。
【0236】
実施例3
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例3A
1−(9H−フルオレン−9−イル)メチル4−tert−ブチル2−(2−(2−ブロモ−4−クロロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモアニリン(3.32g、16.08mmol)の代わりに2−ブロモ−4−クロロアニリンを用いて実施例1Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.52(s,1H)、7.88(d,J=7.54Hz,2H)、7.77(s,1H)、7.62(t,J=8.33Hz,3H)、7.40(t,J=7.14Hz,3H)、7.31(t,J=7.34Hz,2H)、4.46−4.62(m,1H)、4.15−4.42(m,3H)、3.63−3.96(m,3H)、2.89−3.17(m,2H)、2.60−2.87(m,2H)、2.52−2.58(m,1H)、1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z656.1(M+H)
+。
【0237】
実施例3B
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−4−クロロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、実施例1Aの代わりに実施例3Aを用いて実施例1Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.90(d,J=9.12Hz,1H)、7.77(d,J=2.38Hz,1H)、7.44(dd,J=8.72,2.38Hz,1H)、3.63−3.88(m,2H)、2.70−2.98(m,3H)、2.54−2.65(m,J=8.33Hz,2H)、2.42(d,J=6.35Hz,2H);MS(APCI+)m/z434.2(M+H)
+。
【0238】
実施例3C
tert−ブチル10−クロロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、実施例3B(1当量、102mg、0.236mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(0.2当量、19.5mg、.047mmol)、ナトリウムt−ブトキシド(1.4当量、31.9mg、0.331mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.2当量、43.4mg、47mmol)およびt−ブタノール(2mL)をチャージした。反応混合物を、マイクロ波(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で20分間加熱した。これを40回繰り返した。すべての管からの溶液を一緒にし、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−50%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.65(s,1H)、7.03−7.13(m,2H)、6.94(d,J=8.33Hz,1H)、3.85−4.00(m,2H)、3.14−3.27(m,1H)、2.95−3.13(m,2H)、2.75−2.94(m,2H)、2.58(dd,J=13.48,7.14Hz,1H)、2.03(d,J=13.48Hz,1H);MS(APCI+)m/z352.1(M+H)
+。
【0239】
実施例3D
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例3C(122mg、0.347mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、HCl(ジオキサン中に4M、0.867mL、3.47mmol)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、揮発分を真空により除去し、残留物を、分取HPLCで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.12−7.20(m,2H)、7.01(d,J=8.24Hz,1H)、3.61−3.69(m,J=8.09Hz,1H)、3.27−3.42(m,4H)、2.94−3.08(m,2H)、2.68(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.08(d,J=12.51Hz,1H);MS(ESI)m/z251.9(M+H)
+。
【0240】
実施例4
10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例4A
2−(1−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(5.3g、24.1mmol)をアセトニトリル(70mL)および水(10mL)に溶解した。この混合物に、炭酸カリウム(10g、72.3mmol)および2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(7.1g、28.9mmol)を加えた。得られた混合物を70℃で2日間加熱した。得られた混合物を濃縮し、酢酸エチルを加えた。次いで、1N HClをpH=6になるまで反応液に徐々に加えた。水層を分離し、酢酸エチルで数回洗浄した。得られた有機層を一緒にして濃縮した。得られた粗製物質を、ジクロロメタン中に0%−10%のメタノールの勾配で溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 12.28(br s)、7.71−7.83(m,1H)、7.56−7.66(m,1H)、7.30−7.40(m,1H)、3.56−3.82(m,3H)、3.33−3.44(m,1H)、2.99−3.24(m,2H)、2.87(m,,1H)、2.32−2.47(m,1H)、2.17−2.29(m,1H)、1.32−1.51(s,9H);MS(DCI+)m/z444.1(M+H)
+。
【0241】
実施例4B
tert−ブチル10−ブロモ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
実施例4A(4.6g、10.4mmol)をメタノール(80mL)に溶解し、250mLステンレス製耐圧瓶中のラネー(登録商標)ニッケル(水湿潤、8.26g、141mmol)に加えた。混合物を、HPLCで出発原料の消失が示されるまで水素圧(30psi)下、室温で攪拌した。次いで混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮した。この粗製物質に、N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)、ピリジン(20mL)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(2.75g、14.3mmol)を加えた。得られた混合物を室温で3時間振とうさせ、その時点でLC/MSは反応の完了を示した。得られた溶液を濃縮し、酢酸エチルと水に分配させた。分離した水層を追加の酢酸エチルで2回洗浄した。有機層を一緒にして濃縮した。得られた粗製物質を、ヘキサン中に0%−60%の酢酸エチルの勾配で溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.64(br,1H)、7.17−7.25(m,2H)、6.85−6.94(m,1H)、3.92(t,J=11,10Hz,2H)、3.15−3.26(m,1H)、2.94−3.13(m,2H)、2.85(br,2H)、2.58(dd,J=13.48,6.74Hz,1H)、2.03(d,J=13.88Hz,1H)、1.43(s,9H);MS(DCI+)m/z413.2(M+NH
4)
+。
【0242】
実施例4C
10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
ジオキサン(0.1mL)中の実施例4B(24mg、0.061mmol)を、ジオキサン(0.15mL、0.61mmol)中の4M HClに加えた。混合物を室温で終夜振とうさせた。混合物を濃縮して表題化合物をビス塩酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.74(s,1H)、9.28(br,2H)、7.19−7.35(m,2H)、6.91(d,J=7.98Hz,1H)、3.61−3.75(m,1H)、3.32−3.46(m,4H)、2.89−3.10(m,2H)、2.66(dd,J=13.50,6.75Hz,1H)、2.07(d,J=13.50Hz,1H);MS(APCI+)m/z295.8(M+H)
+。
【0243】
実施例5
10−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例4(15mg、0.041mmol)を、マイクロ波管(Biotage)に加え、続いてフェニルボロン酸(6.0mg、0.049mmol)、エタノール(1mL)および炭酸カリウム(0.065mL、2M水溶液)を加えた。次いでFC1007(商標)(10.4mg、0.36mmol/g、Johnson Matthey)を加え、マイクロ波管をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標))中、150℃で15分間加熱した。得られた反応混合物を、追加のメタノールで溶出させて2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))に通した。集めた溶液を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.75(s,1H)、9.13(br,2H)、7.68(d,J=7.06Hz,2H)、7.46(t,J=7.67Hz,2H)、7.29−7.40(m,3H)、7.06(d,J=7.98Hz,1H)、3.56−3.70(m,1H)、3.38−3.48(m,4H)、2.96−3.16(m,2H)、2.71(dd,J=13.50,7.06Hz,1H)、2.09(d,J=13.50Hz,1H);MS(DCI+)m/z294.2(M+H)
+。
【0244】
実施例6
10−[(E)−2−フェニルビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりにシンナミルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って、ビストリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.73(s,1H)、7.59(d,J=7.36Hz,2H)、7.21−7.45(m,7H)、6.98(d,J=7.98Hz,1H)、3.55−3.64(m,1H)、3.30−3.49(m,4H)、2.93−3.14(m,2H)、2.62−2.73(m,1H)、2.03−2.16(m,1H);MS(DCI+)m/z320.2(M+H)
+。
【0245】
実施例7
10−(3−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−クロロフェニルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って、ビストリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.78(br,1H)、9.05(br,2H)、7.76(t,J=1.84Hz,1H)、7.66(d,J=7.67Hz,1H)、7.48(t,J=7.98Hz,1H)、7.34−7.43(m,3H)、7.06(d,J=7.98Hz,1H)、3.59−3.67(m,1H)、3.32−3.49(m,4H)、2.95−3.15(m,2H)、2.70(dd,J=13.35,6.90Hz,1H)、2.10(d,J=13.50Hz,1H);MS(DCI+)m/z328.1(M+H)
+。
【0246】
実施例8
10−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−クロロフェニルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って、ビストリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.79(br,1H)、8.83 br,1H)、7.53−7.59(m,1H)、7.35−7.49(m,3H)、7.11−7.19(m,2H)、7.06(d,J=7.98Hz,1H)、3.55−3.67(m,1H)、3.32−3.49(m,4H)、2.95−3.13(m,J=11.97,11.97Hz,2H)、2.72(dd,J=13.50,7.06Hz,1H)、2.10(d,J=13.50Hz,1H);MS(DCI+)m/z328.1(M+H)
+。
【0247】
実施例9
10−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに(E)−3−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.71−9.79(br,1H)、9.12(br,2H)、7.56−7.74(m,2H)、7.12−7.42(m,6H)、6.95−7.03(m,1H)、3.54−3.64(m,1H)、3.32−3.46(m,4H)、2.95−3.15(m,2H)、2.64−2.72(m,1H)、2.04−2.13(m,1H);MS(DCI+)m/z338.2(M+H)
+。
【0248】
実施例10
10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例10A
2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−1−(5−メチル−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりに2−フルオロ−4−メチル−1−ニトロベンゼンを用いて実施例4Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 12.30(br,1H)、7.66−7.75(s,1H)、7.14−7.34(m,1H)、7.01(d,J=8.33Hz,1H)、3.40−3.73(m,4H)、3.03−3.22(m,2H)、2.82(dd,J=8.53,4.56Hz,1H)、2.33−2.41(m,4H)、2.07−2.20(m,1H)、1.41(s,9H);MS(DCI+)m/z380.1(M+H)
+。
【0249】
実施例10B
tert−ブチル10−メチル−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4Aの代わりに実施例10Aを用いて実施例4Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.45(br,1H)、6.89(s,1H)、6.82(br,2H)、3.82−3.98(m,2H)、2.74−3.19(m,5H)、2.47−2.53(m,1H)、2.27(s,3H)、1.91−2.04(m,1H)、1.43(s,9H);MS(DCI+)m/z332.2(M+H)
+。
【0250】
実施例10C
10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例4Bの代わりに実施例10Bを用いて実施例4Cに概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.58(br,1H)、9.36(br,2H)、6.94(s,1H)、6.81−6.90(m,2H)、3.58−3.65(m,2H)、3.29−3.36(m,2H)、3.24(d,J=11.90Hz,1H)、2.85−3.07(m,2H)、2.59(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.29(s,3H)、2.02(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z230.0(M+H)
+。
【0251】
実施例11
6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシレート
実施例11A
2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)1−(5−シアノ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりに3−フルオロ−4−ニトロベンゾニトリルを用いて実施例4Aに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z291.1(M+H)
+。
【0252】
実施例11B
tert−ブチル10−シアノ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4Aの代わりに実施例11Aを用いて実施例4Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.45−7.54(m,1H)、7.07(d,J=7.93Hz,1H)、6.80−6.92(m,1H)、3.82−3.99(m,J=16.26Hz,2H)、3.19−3.29(m,1H)、2.74−3.18(m,4H)、2.53−2.67(m,J=6.74Hz,1H)、1.91−2.17(m,1H)、1.43(s,9H);MS(DCI+)m/z343.2(M+H)
+。
【0253】
実施例11C
6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン10−カルボニトリル
表題化合物を、実施例4Bの代わりに実施例11Bを用いて実施例4Cに概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.11(s,1H)、9.33(s,2H)、7.61(d,J=1.83Hz,1H)、7.52(dd,J=8.09,1.68Hz,1H)、7.10(d,J=8.24Hz,1H)、3.62−3.76(m,1H)、3.36−3.52(m,4H)、2.85−3.12(m,2H)、2.69(dd,J=13.58,6.87Hz,1H)、2.14(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z243.0(M+H)
+。
【0254】
実施例12
10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例12A
N
1−ベンジル−N
2−トリチルエタン−1,2−ジアミン
トリエチルアミン(50.0mL、359mmol)、およびトリチルクロライド(93g、326mmol)のジクロロメタン(251mL)中溶液を、ジクロロメタン(251mL)中のN
1−ベンジルエタン−1,2−ジアミン(50g、326mmol)の氷浴冷却した溶液に、アルゴン雰囲気下で1時間かけて滴下した。ついで、混合物を室温に加温し、48時間攪拌した。水を加え、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインおよび水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.44−7.36(m,5H)、7.32−7.24(m,10H)、7.21−7.15(m,5H)、3.56(s,2H)、2.62(t,J=6.1Hz,20H)、2.10(d,J=6.6Hz,2H)。
【0255】
実施例12B
(E)−メチル4−(ベンジル(2−(トリチルアミノ)エチル)アミノ)ブタ−2−エノエート
実施例12A(128g、326mmol)のアセトニトリル(652mL)中溶液に、(E)−メチル4−ブロモブタ−2−エノエート(38.4mL、326mmol)および炭酸カリウム(90g、652mmol)を加え、混合物を50℃で17時間加熱した。少量の水を加え、混合物を分液漏斗中にデカントした。残った固体を酢酸エチルで3回洗浄し、酢酸エチル洗浄液を分液漏斗に加え、さらに水を加えた。層を分離し、有機層を濃縮し、次いでジクロロメタンに溶解し、ヘキサン中に詰めたシリカゲルカラムにロードした。生成物を15%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させて表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.38(d,J=7.3Hz,5H)、7.31−7.12(m,15H)、6.83(dt,J=5.6Hz,15.7Hz,1H)、6.07(d,J=15.7Hz,1H)、3.67(s,3H)、3.42(s,2H)、3.05(d,J=4.4Hz,2H)、2.58−2.49(m,2H)、2.11(dd,J=6.2Hz,12.9Hz,2H)。
【0256】
実施例12C
メチル2−(4−ベンジルピペラジン−2−イル)アセテート
実施例12B(160g、326mmol)のメタノール(652mL)中溶液に、ジオキサン(408mL、1630mmol)中の4M HClを加え、混合物を50℃で3時間加熱した。次いで溶媒を蒸発させ、水を加えた。固体が沈澱する。水層をデカントし、酢酸エチルで1回洗浄した。固体を酢酸エチルに溶解し、水で1回抽出した。水層を一緒にし、1N NaOH(1L)でpH=10になるまで処理した。遊離アミンをジクロロメタンで2回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.34−7.20(m,5H)、3.57(s,3H)、3.42(q,J=13.4Hz,2H)、2.96(qd,J=2.7Hz,6.9Hz,1H)、2.78(dt,J=2.9Hz,11.9Hz,1H)、2.69−2.60(m,2H)、2.55(d,J=10.8Hz,1H)、2.30(dd,J=3.2Hz,6.7Hz,2H)、1.92(td,J=2.8Hz,10.6Hz,1H)、1.68(t,J=10.0Hz,1H);MS(ESI)m/z249.0(M+H)
+。
【0257】
実施例12D
2−(4−ベンジル−1−(5−メトキシ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
実施例12C(0.907g、3.65mmol)のアセトニトリル(11.69mL)中溶液に、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼン(0.50g、2.92mmol)および水(2.92mL)の中の炭酸カリウム(2.019g、14.61mmol)を加え、続いて18−クラウン−6(0.039g、0.146mmol)を加え、混合物を油浴で、90℃(還流)で24時間加熱した。溶媒を蒸発させ、水を加え、次いでジクロロメタンを加えた。水相をジクロロメタンで3回洗浄して出発原料を除去し、次いで1N HClでpH=1まで酸性化した。酸生成物をジクロロメタンで3回抽出し、硫酸ナトリウムで迅速に脱水し、濃縮して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z386.1(M+H)
+。
【0258】
実施例12E
2−(1−(2−アミノ−5−メトキシフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
実施例12D(0.50g、1.297mmol)を、メタノールで3回洗浄した水湿潤ラネー(登録商標)ニッケル(2.350g、40.0mmol)を入れた250mLステンレス製耐圧瓶に加えた。メタノール(47mL)を加え、混合物を、水素圧(30psi)下、50℃で30分間振とうさせた。水素の取り込みは20分間で停止した。HPLC分析(Zorbax4.6×75mm SB−C8 3.5μm、20%−90%アセトニトリル/0.1%H
3PO
4水溶液で3分間、次いで3分間保持、1.5mL/分。保持時間:出発原料1.95分;生成物0.52分)により、きれいで完全な転換が確認された。混合物をナイロン膜でろ過し、溶液を蒸発させ、表題化合物をさらに精製することなく使用した。MS(ESI)m/z356.1(M+H)
+。
【0259】
実施例12F
3−ベンジル−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−6(7H)−オン
実施例12E(0.390g、1.097mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.66mL)中溶液に、ピリジン(4.44mL、54.9mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.421g、2.195mmol)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。溶液を濃縮し、水を残留物に加え、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。一緒にした有機洗浄液を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、真空下、室温で終夜乾燥した。次いでこれを、最初にジクロロメタン溶出させ、次いで2%メタノール/ジクロロメタン溶出させ、最後に5%メタノール/ジクロロメタン溶出させて5gシリカゲルカートリッジを通して表題化合物を得た。一定分量の物質を、分取HPLCにより分析用にさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.21(s,1H)、9.52(s,1H)、7.54−7.48(m,5H)、6.90(d,J=8.6,1H)、6.70−6.60(m,2H)、4.45(s,2H)、3.74(s,3H)、3.67−3.07(m,7H)、3.22−3.04(m,2H)、2.61(dd,J=7.0,13.5,1H)、2.00(d,J=13.5,1H);MS(ESI)m/z338.1(M+H)
+。
【0260】
実施例12G
10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
エタノール(20mL)中の実施例12F(0.13g、0.385mmol)を、50mL耐圧瓶中の20%活性炭担持の水酸化パラジウム(湿潤、0.026g、0.185mmol)に加え、水素圧(30psi)下、50℃で2時間振とうさせた。HPLCは出発原料の消失を示していた。混合物をナイロン膜でろ過し、溶媒を蒸発させ、粗製混合物を、分取HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.49(s.1H)、9.05(br s,1H)、8.97(br s,1H)、6.90−6.89(m,1H)、6.69−6.62(m,2H)、3.75(s,3H)、3.57−3.49(m,1H)、3.41−3.14(m,4H)、3.08−2.83(m,2H)、2.62(dd,J=7Hz,13Hz,1H)、2.01(d,J=13Hz,1H);MS(ESI)m/z247.9(M+H)
+。
【0261】
実施例13
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1D(1.54g、6.07mmol)の酢酸/水(1:1、20mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.08g、6.07mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。生成物が沈澱した。沈殿物を集めて表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.36(d,J=8.54Hz,1H)、7.16(s,1H)、7.11(d,J=8.85Hz,1H)、3.54−3.63(m,1H)、3.22−3.40(m,4H)、2.93−3.07(m,2H)、2.65−2.72(m,1H)、2.08(d,J=13.73Hz,1H);MS(ESI)m/z297.8(M+H)
+。
【0262】
実施例14
9−(4−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例13(30mg、0.08mmol)をBiotageマイクロ波管に加えた。4−クロロフェニルボロン酸(15.3mg、0.1mmol)を加え、次いでエタノール(1mL)および炭酸カリウム(0.11mL、2M水溶液)を加えた。FC1007(商標)(11.3mg、0.36mmol/g、Johnson Matthey)を混合物に加え、反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標))中、150℃で15分間加熱した。反応混合物を、メタノールで溶出させて2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))に通した。集めた溶出液を濃縮し、残留物を、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配で分取HPLCにより精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.77(br,1H)、8.91(br,2H)、7.57−7.71(m,2H)、7.41−7.56(m,3H)、7.17−7.31(m,2H)、3.52−3.72(m,1H)、3.24−3.39(m,J=8.82Hz,4H)、2.91−3.18(m,J=40.01Hz,2H)、2.63−2.83(m,1H)、2.10(d,J=13.22Hz,1H);MS(DCI+)m/z328.1(M+H)
+。
【0263】
実施例15
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例15A
2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−1−(4,5−ジクロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
1,2−ジクロロ−4−フルオロ−5−ニトロベンゼン(0.125mL、0.952mmol)および2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(256mg、1.048mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)および水(1mL)に溶解した。トリエチルアミン(0.398mL、2.86mmol)を徐々に加えた。得られた混合物を50℃で終夜加熱した。混合物を濃縮し、酢酸エチルを加えた。次いで1N HClを、pH=6になるまで徐々に加えた。水層を分離し、酢酸エチルで数回洗浄した。次いで有機層を一緒にし、濃縮した。粗製物質を、ヘキサン中に10%−50%の酢酸エチルの勾配で溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 12.32(br,1H)、8.17(s,1H)、7.69(s,1H)、3.36−3.90(m,4H)、2.97−3.29(m,2H)、2.88(dd,J=8.92,3.37Hz,1H)、2.18−2.47(m,2H)、1.41(s,9H);MS(DCI+)m/z434.1(M+H)
+。
【0264】
実施例15B
tert−ブチル9,10−ジクロロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4Aの代わりに実施例15Aを用いて実施例4Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.71(s,1H)、7.26(s,1H)、7.13(s,1H)、3.93(t,J=11.05Hz,2H)、3.17−3.26(m,1H)、2.97−3.13(m,2H)、2.84(br,2H)、2.64(dd,J=13.50,6.75Hz,1H)、2.07(d,J=13.50Hz,1H)、1.43(s,9H);MS(DCI+)m/z403.1(M+NH
4)
+。
【0265】
実施例15C
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例4Bの代わりに実施例15Bを用いて実施例4Cに概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.86(s,1H)、9.42(br,2H)、7.35(s,1H)、7.16(s,1H)、3.62−3.77(m,1H)、3.22−3.47(m,4H)、2.83−3.13(m,2H)、2.72(dd,J=13.56,6.78Hz,1H)、2.11(d,J=13.56Hz,1H);MS(DCI+)m/z286.0(M+H)
+。
【0266】
実施例16
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例16A
tert−ブチル9,10−ジクロロ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
実施例15B(168mg、0.435mmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液に、テトラヒドロフラン(1.74mL、1M溶液)中のボランを加えた。得られた混合物を80℃で終夜加熱した。次いでメタノールを加え、混合物を80℃で1時間加熱して過剰のボランを分解させた。次いで反応物を室温に冷却し、1M HClを加えた。混合物をさらに30分間攪拌した。溶液が塩基性(pH=8)になるまで、混合物に重炭酸ナトリウム水溶液を徐々に加えた。次いで酢酸エチルを加え、水層を分離し、追加の酢酸エチルで2回洗浄した。得られた有機層を一緒にし濃縮した。粗製物質を、ヘキサン中に0%−30%酢酸エチルの勾配で溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.88(s,1H)、6.70(s,1H)、5.75(d,J=5.55Hz,1H)、3.61−3.79(m,1H)、3.36−3.58(m,2H)、2.95−3.23(m,5H)、2.82−2.94(m,1H)、1.80−1.97(m,1H)、1.56−1.74(m,1H)、1.41(s,9H);MS(DCI+)m/z372.2(M+H)
+。
【0267】
実施例16B
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
表題化合物を、実施例4Bの代わりに実施例16Aを用いて実施例4Cに概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.45(br,2H)、7.17(b,2H)、3.43−3.53(m,1H)、3.23−3.41(m,3H)、3.06−3.23(m,5H)、1.87−2.01(m,1H)、1.78(d,J=14.95Hz,1H);MS(DCI+)m/z272.0(M+H)
+。
【0268】
実施例17
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例17A
tert−ブチル1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
実施例1C(1g、3.15mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ボラン(1M/テトラヒドロフラン、12.6mL、12.6mmol)を加えた。溶液を80℃で4時間加熱した。メタノール(20mL)を加え、反応物を80℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、1M HCl(30mL)を加えた。この溶液を30分間攪拌し、続いて溶液を重炭酸ナトリウム(水溶液)で中和した。ジクロロメタンを用いて生成物を抽出した。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(20−70%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.77(d,J=7.54Hz,1H)、6.64−6.73(m,1H)、6.48−6.59(m,2H)、5.27(s,1H)、3.54−3.67(m,1H)、3.35−3.50(m,2H)、3.20−3.29(m,1H)、2.96−3.19(m,4H)、2.85−2.96(m,1H)、1.76−1.92(m,1H)、1.59−1.75(m,1H)、1.41(s,9H);MS(APCI+)m/z304.3(M+H)
+。
【0269】
実施例17B
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例17A(50mg、0.165mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、HCl(ジオキサン中に4M、824μL、3.30mmol)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.48(t,J=7.48Hz,1H)、7.36(d,J=7.02Hz,1H)、7.19−7.29(m,2H)、3.47−3.57(m,1H)、3.35−3.44(m,2H)、3.10−3.35(m,6H)、1.76(s,2H);MS(ESI)m/z204.0(M+H)
+。
【0270】
実施例18
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
tert−ブチル10−クロロ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを、実施例1Cの代わりに実施例3Cを用いて実施例17Aに概要を示した手順に従って調製した。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製してtert−ブチル10−クロロ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを得た。この中間体をジクロロメタン(5mL)に溶解し、HCl(ジオキサン中に4M、0.918mL、3.67mmol)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮して表題化合物を塩酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.53(d,J=8.54Hz,1H)、7.25−7.31(m,2H)、3.43−3.54(m,2H)、3.31−3.39(m,4H)、3.18−3.31(m,3H)、1.77−1.87(m,2H);MS(ESI)m/z237.9(M+H)
+。
【0271】
実施例19
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例13(1.25g、4.22mmol)およびトリエチルアミン(2.94mL、21.1mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液に、ジクロロメタン(10mL)中のジ−tert−ブチルジカーボネート(1.013g、4.64mmol)を加えた。反応物を50℃油浴中で14時間攪拌した。次いで溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(20−70%酢酸エチル/ヘキサン)で精製してtert−ブチル9−ブロモ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを得た。
【0272】
tert−ブチル9−ブロモ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを、実施例1Cの代わりにtert−ブチル9−ブロモ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを用いて実施例17Aに概要を示した手順に従って調製した。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製した。次いでt−ブトキシカルボニル基を、HCl(ジオキサン中に4M、1mL)を含むジクロロメタン(3mL)中のtert−ブチル9−ブロモ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート(24.8mg)の溶液で処理して取り外した。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、濃縮して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6,D2O)δ ppm 7.19(d,J=8.54Hz,1H)、7.16(s,1H)、6.98(d,J=8.54Hz,1H)、3.45−3.54(m,1H)、3.28−3.37(m,2H)、3.07−3.23(m,6H)、1.84−1.94(m,1H)、1.71−1.79(m,1H);MS(ESI)m/z281.9(M+H)
+。
【0273】
実施例20
7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1C(50mg、0.16mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、水素化ナトリウム(65%、6.98mg、0.19mmol)を加えた。溶液を室温で1時間攪拌し、次いでヨウ化メチル(11.77μL、0.19mmol)を加えた。反応混合物を終夜攪拌した。溶液を濃縮し、ジクロロメタン(1mL)を加え、次いでHCl(ジオキサン中に4M、394μL、1.6mmol)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.35(d,J=7.80Hz,1H)、7.13−7.30(m,3H)、3.32−3.47(m,3H)、3.17−3.32(m,5H)、2.89−3.15(m,2H)、2.62(dd,J=13.22,7.12Hz,1H)、2.12(d,J=13.56Hz,1H);MS(ESI)m/z231.9(M+H)
+。
【0274】
実施例21
7−(2−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例1C(50mg、0.16mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、水素化ナトリウム(65%、6.98mg、0.19mmol)を加えた。溶液を室温で1時間攪拌し、次いで1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼン(37.2mg、0.181mmol)を加えた。反応混合物を終夜攪拌した。溶液を濃縮した。濃縮液に、テトラヒドロフラン(10mL)を加え、次いでボラン(テトラヒドロフラン中に1M、1mL、1mmol)を加えた。溶液を80℃油浴中で、4時間加熱した。メタノール(20mL)を加え、得られた溶液の加熱を80℃浴中で1時間続行し、次いで濃縮した。濃縮液にジクロロメタン(10mL)、メタノール(1mL)およびHCl(ジオキサン中に4M、2mL)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.46(d,J=8.85Hz,1H)7.28−7.38(m,3H)6.95(dd,J=7.93,1.53Hz,1H)6.87−6.92(m,1H)6.82−6.87(m,1H)6.70(dd,J=7.78,1.37Hz,1H)4.56(d,J=16.17Hz,1H)4.36(d,J=16.48Hz,1H)3.46−3.56(m,1H)3.35−3.43(m,2H)3.06−3.28(m,4H)2.93−3.02(m,2H)1.89−1.99(m,1H)1.70−1.79(m,1H)MS(ESI)m/z328.0(M+H)
+。
【0275】
実施例22
7−(3−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
表題化合物を、1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼンを用いて実施例21に概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.37−7.40(m,1H)7.36(d,J=7.93Hz,1H)7.24−7.32(m,2H)6.85−6.99(m,3H)6.78−6.83(m,1H)4.54(d,J=16.17Hz,1H)4.32(d,J=15.87Hz,1H)3.35−3.49(m,3H)3.17−3.29(m,2H)3.07−3.17(m,2H)2.89−3.01(m,2H)1.82−1.93(m,1H)1.69−1.76(m,1H)MS(ESI)m/z328.0(M+H)
+。
【0276】
実施例23
3−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1D(30mg、0.14mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、炭酸カリウム(57mg、0.41mmol)およびブロモエタン(10.3μl、0.14mmol)を加えた。反応物を60℃で14時間加温した。過剰炭酸カリウムをろ別した。溶液を、PS−イソシアネートカートリッジ(Silicycle、2g)に通して、残りの出発原料を捕捉させた。溶液を濃縮し、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配で分取HPLCにより精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.19−7.24(m,1H)、7.14−7.18(m,1H)、7.09−7.13(m,1H)、7.01(dd,J=7.78,1.37Hz,1H)、3.52−3.64(m,3H)、3.32−3.39(m,2H)、3.19−3.27(m,2H)、2.97−3.10(m,2H)、2.66(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.09(d,J=13.12Hz,1H)、1.27(t,J=7.32Hz,3H);MS(ESI)m/z246.0(M+H)
+。
【0277】
実施例24
3−ベンジル−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例24A
メチル2−(4−ベンジル−1−(5−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(14.3g、81mmol)および実施例12C(20.2g、81mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中溶液に、炭酸カリウム(33.7g、244mmol)を加えた。反応物を85℃で16時間加温した。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。次いで酢酸エチルをブラインで洗浄し、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−30%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.82(d,J=8.82Hz,1H)、7.38(d,J=2.03Hz,1H)、7.22−7.35(m,5H)、7.13(dd,J=8.82,2.03Hz,1H)、3.75−3.85(m,1H)、3.41−3.59(m,2H)、3.36(s,3H)、3.23−3.34(m,1H)、2.84−2.93(m,1H)、2.63−2.73(m,2H)、2.53−2.62(m,2H)、2.37−2.45(m,1H)、2.19−2.30(m,1H);MS(APCI+)m/z403.9(M+H)
+。
【0278】
実施例24B
3−ベンジル−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
丸底フラスコに、メチル2−(4−ベンジル−1−(5−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート(実施例24A、19.4g、48.0mmol)および鉄(8.05g、144mmol)をチャージし、次いで酢酸(70mL)をチャージした。溶液を85℃で2時間加熱した。溶液をシリカゲルで濃縮し、シリカカラム(0−10%メタノール/ジクロロメタン)を通して溶出させた。次いで生成物を濃縮し、ジクロロメタンに再溶解させた。水酸化ナトリウム(1M)を加えると、表題化合物が沈殿してきた。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.56(s,1H)、7.22−7.40(m,5H)、7.00−7.09(m,2H)、6.88−6.96(m,1H)、3.54(s,2H)、3.07−3.21(m,1H)、2.94−3.05(m,1H)、2.71−2.87(m,2H)、2.52−2.61(m,1H)、2.04−2.27(m,J=10.71Hz,2H)、1.84−1.95(m,2H);MS(ESI)m/z341.9(M+H)
+。
【0279】
実施例25
10−[(E)−2−(3−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例4B(100mg、0.25mmol)をBiotageマイクロ波管に加えた。(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(80mg、0.30mmol)を加え、次いでエタノール(2mL)および炭酸カリウム(0.15mL、2M水溶液)を加えた。FC1007(商標)(35mg、0.36mmol/g、Johnson Matthey)を混合物に加え、反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標))中、150℃で15分間加熱した。反応混合物を、2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))を通してメタノールで溶出させた。集めた溶出液を濃縮した。これに、1mLのジオキサンおよびジオキサン中のHCl(0.63mL、4M溶液)を加え、混合物を室温で終夜振とうさせた。得られた混合物を濃縮し、分取HPLCで精製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)ppm 9.79(s,1H)、9.20(br,2H)、7.20−7.46(m,6H)、6.99(d,J=7.93Hz,1H)、3.56−3.64(m,2H)、3.30−3.46(m,4H)、2.94−3.15(m,2H)、2.68(dd,J=13.58,7.17Hz,1H);MS(DCI+)m/z354.2(M+H)
+。
【0280】
実施例26
10−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−4−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例25に概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.76(s,1H)、9.02(br,2H)、7.64(dd,J=8.85,5.49Hz,2H)、7.15−7.40(m,6H)、6.97(d,J=7.93Hz,1H)、3.54−3.64(m,1H)、3.38−3.46(m,4H)、2.93−3.15(m,2H)、2.68(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.07(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z338.2(M+H)
+。
【0281】
実施例27
10−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−4−クロロスチリルボロン酸を用いて実施例25に概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.77(s,1H)、8.94(br,2H)、7.61(d,J=8.85Hz,2H)、7.44(d,J=8.54Hz,2H)、7.30(m,4H)、6.97(d,J=7.93Hz,1H)、3.53−3.62(m,1H)、3.36−3.47(m,4H)、2.95−3.15(m,J=11.60Hz,2H)、2.68(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)2.08(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z354.1(M+H)
+。
【0282】
実施例28
10−[(E)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−2−(2,4−ジフルオロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて実施例25に概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.79(s,1H)、9.27(br,2H)、7.73−7.95(m,1H)、7.19−7.41(m,5H)、7.11−7.19(m,1H)、6.99(d,J=7.93Hz,1H)、3.54−3.67(m,1H)、3.27−3.51(m,4H)、2.92−3.13(m,2H)、2.68(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.09(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z356.2(M+H)
+。
【0283】
実施例29
10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例29A
(E)−tert−ブチル6−オキソ−10−スチリル−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりにシンナミルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。
MS(DCI+)m/z420.2(M+H)
+。
【0284】
実施例29B
10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
メタノール(11mL)中の実施例29A(110mg、0.29mmol)を、100mL圧力管中の5%Pd−C、湿潤(22mg)に加え、水素圧(30psi)下、室温で16時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮した。この粗製物質にジオキサン(1mL)を加え、次いでジオキサン(0.71mL、AM)中のHClを加え、混合物を室温で終夜攪拌した。溶液を濃縮し、分取HPLCで精製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.60(s,1H)、9.08(s,2H)、7.13−7.34(m,5H)、6.81−6.98(m,3H)、3.45−3.60(m,1H)、3.35−3.45(m,2H)、3.15−3.30(m,2H)、2.92−3.10(m,2H)、2.78−2.92(m,4H)、2.57−2.67(m,1H)、1.97−2.08(m,1H);MS(DCI+)m/z322.2(M+H)
+。
【0285】
実施例30
11−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例30A
2−(4−ベンジル−1−(2−ブロモ−6−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロ−3−ニトロベンゼンを用いて実施例12Dに概要を示した手順に従って調製した。MS(APCI+)m/z435.90(M+H)
+。
【0286】
実施例30B
2−(1−(2−アミノ−6−ブロモフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、12Dの代わりに30Aを用いて実施例12Eに概要を示した手順に従って調製した。MS(APCI+)m/z404.20(M+H)
+。
【0287】
実施例30C
2−(1−(2−アミノ−6−ブロモフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、12Eの代わりに30Bを用いて実施例12Fに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z388.1(M+H)
+。
【0288】
実施例30D
11−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例30C(40mg、0.1mmol)をジクロロエタン(0.3mL)に溶解した。ジクロロエタン(0.3mL)中の1−クロロエチルカルボノクロリデート(16.3mg、0.11mmol)を0℃で徐々に加え、0℃でさらに15分間攪拌した。次いで混合物を85℃で2時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、濃縮した。メタノールを加え、混合物を40℃で2時間加熱した。得られた混合物を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物をビス−トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.00(s,1H)、9.03(br,2H)、7.38(dd,J=6.41,3.05Hz,1H)、7.01−7.10(m,2H)、3.96−4.07(m,1H)、3.84−3.91(m,1H)、3.36(dd,J=33.72,12.36Hz,2H)、3.04−3.14(m,1H)、2.84−2.98(m,2H)、2.66(dd,J=14.04,5.49Hz,1H)、2.18(d,J=14.04Hz,1H);MS(DCI+)m/z296.0(M+H)
+。
【0289】
実施例31
10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例31A
2−(4−ベンジル−1−(2−ニトロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンの代わりに2−フルオロ−1−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを用いて実施例12Dに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z424.2(M+H)
+。
【0290】
実施例31B
2−(1−(2−アミノ−6−ブロモフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、12Dの代わりに31Aを用いて実施例12Eに概要を示した手順に従って調製した。MS(m/z)394.3(M+H)
+。
【0291】
実施例31C
3−ベンジル−10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、12Eの代わりに31Bを用いて実施例12Fに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z376.2(M+H)
+。
【0292】
実施例31D
10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、12Fの代わりに31Cを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.83(s,1H)、7.25−7.40(m,2H)、7.10(d,J=8.24Hz,1H)、3.18−3.27(m,1H)、3.05−3.12(m,1H)、2.84−3.01(m,3H)、2.56−2.77(m,3H)、1.97(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z286.1(M+H)
+。
【0293】
実施例32
8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例32A
tert−ブチル4−((9H−フルオレン−9−イル)メチル)−3−(2−(2−ブロモ−6−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
2−(1−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(5g、10.72mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2滴)を含むジクロロメタン(100mL)中溶液に、シュウ酸ジクロリド(3.4g、26.8mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで濃縮した。濃縮液にテトラヒドロフラン(100mL)を加え、続いて2−ブロモ−6−フルオロアニリン(3g、16mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(9mL)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液を徐々に加えた。溶液を室温で2時間攪拌し、続いてピペラジン(2.77g、32.2mmol)を加え、次いで溶液を15時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0−100%酢酸エチル/ヘキサン、次いで0−10%メタノール/ジクロロメタン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.47−7.65(m,1H)7.21−7.46(m,2H)3.55−4.05(m,2H)2.67−3.14(m,3H)2.49−2.67(m,2H)2.26−2.46(m,2H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z418.2(M+H)
+。
【0294】
実施例32B
tert−ブチル8−フルオロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
実施例32A(617mg、1.48mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(122mg、0.296mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(199mg、2.075mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(271mg、0.296mmol)を3つのマイクロ波バイアルに分割した。各バイアルにtert−ブタノール(4mL)をチャージし、マイクロ波反応器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で20分間加熱した。マイクロ波バイアルからの溶液を一緒にし、シリカゲルで濃縮し、次いでフラッシュクロマトグラフィー(20−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.49(s,1H)7.11−7.23(m,1H)6.87−6.98(m,2H)3.85−4.01(m,2H)2.75−3.23(m,5H)2.62(dd,J=13.39,6.95Hz,1H)2.03(d,J=13.22Hz,1H)1.43(s,9H);MS(APCI+)m/z280(M−tBu+H)
+。
【0295】
実施例32C
8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例1Cの代わりに32B(192mg、0.572mmol)を用いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製し、アセトニトリルおよび0.1%酢酸アンモニウム水溶液の勾配で分取HPLCにより精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.14−7.24(m,1H)6.91−7.00(m,1H)3.24−3.35(m,1H)2.91−3.14(m,2H)2.68−2.82(m,2H)2.56−2.65(m,2H)1.98(d,J=13.43Hz,1H);MS(APCI+)m/z236.0(M+H)
+。
【0296】
実施例33
11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例33A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−3−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモ−6−フルオロアニリンの代わりに2−ブロモ−3−フルオロアニリン(1.63g、12.9mmol)を用いて実施例32Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.74(d,J=7.46Hz,1H)7.33−7.45(m,1H)7.08−7.21(m,J=8.48,8.48Hz,1H)3.65−3.89(m,2H)2.70−3.01(m,3H)2.53−2.70(m,2H)2.44(d,J=6.10Hz,2H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z417.8(M+H)
+。
【0297】
実施例33B
11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例33A(600mg、1.44mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。分取HPLCで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.08−7.17(m,1H)7.00−7.08(m,1H)6.87(d,J=7.93Hz,1H)3.59−3.71(m,1H)3.25−3.47(m,4H)2.87−3.04(m,2H)2.63−2.76(m,1H)2.00−2.17(m,1H);MS(APCI+)m/z235(M+H)
+。
【0298】
実施例34
9−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例34A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモ−6−フルオロアニリンの代わりに2−ブロモ−5−フルオロアニリン(3.05g、16.1mmol)を用いて実施例32Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.91(dd,J=11.36,3.22Hz,1H)7.67(dd,J=8.99,5.93Hz,1H)6.89−7.02(m,1H)3.64−3.88(m,2H)2.73−3.01(m,3H)2.52−2.68(m,2H)2.45(d,J=6.44Hz,2H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z417.9(M+H)
+。
【0299】
実施例34B
9−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例34A(1g、2.4mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。分取HPLCで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.17(dd,J=9.00,5.65Hz,1H)6.99−7.07(m,1H)6.84(dd,J=9.61,2.90Hz,1H)3.52−3.61(m,1H)3.19−3.42(m,4H)2.94−3.10(m,2H)2.67(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)2.07(d,J=12.51Hz,1H);MS(APCI+)m/z235.9(M+H)
+。
【0300】
実施例35
10−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例35A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−4−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
2−ブロモアニリンの代わりに2−ブロモ−4−フルオロアニリン(2.2g、12mmol)を用いて、ピペラジン(2.8g、3.2mmol)をアミドカップリングが完了した後加えたこと以外は実施例1Aに概要を示した手順に従って調製した。この溶液を40℃で15時間加温した。溶液を酢酸エチルと水に分配させた。酢酸エチルを集め、ブライン(3×)で洗浄した。酢酸エチル溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0−10%メタノール/ジクロロメタン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.27(s,1H)7.71−7.84(m,1H)7.53−7.67(m,1H)7.18−7.31(m,1H)3.64−3.91(m,2H)2.69−2.98(m,3H)2.53−2.68(m,2H)2.40(d,J=6.44Hz,2H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z418.3(M+H)
+。
【0301】
実施例35B
tert−ブチル10−フルオロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例35A(500mg、1.2mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順に従って調製した。粗反応物を、アセトニトリルおよび0.1%酢酸アンモニウム水溶液の勾配で分取HPLCにより精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.56(s,1H)6.77−7.03(m,3H)3.85−4.02(m,2H)2.72−3.24(m,5H)2.57(dd,J=13.29,6.94Hz,1H)2.01(d,J=13.48Hz,1H)1.42(s,9H);MS(APCI+)m/z335.9(M+H)
+。
【0302】
実施例35C
10−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例32Bの代わりに実施例35Bを用いて実施例32Cに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 6.98−7.05(m,2H)6.90−6.95(m,1H)3.61−3.67(m,1H)3.28−3.41(m,4H)2.95−3.09(m,2H)2.67(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)2.07(d,J=11.90Hz,1H);MS(APCI+)m/z235.9(M+H)
+。
【0303】
実施例36
(4aS)−10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例36A
(S)−tert−ブチル10−メチル−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例10Bに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、超臨界流体(CO
2)クロマトグラフィー;Chiralpak(登録商標)AD−Hカラム、21mm id、長さ250mm、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分で分離した。移動相修飾剤:メタノール。勾配:10%修飾剤で1分間保持、2.4%/分の傾斜で50%へ、2分間保持。表題化合物の保持時間は12.4分であり、他の鏡像異性体の保持時間は8.9分であった。MS(DCI+)m/z332.2(M+H)
+。
【0304】
実施例36B
(4aS)−10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
ジオキサン中の実施例36Aを、4M HCl/ジオキサンに加えた。混合物を室温で終夜振とうさせた。混合物を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 9.58(s,1H)、9.00(br,2H)、6.94(s,1H)、6.83−6.89(m,2H)、3.49−3.57(m,1H)、3.19−3.43(m,4H)、2.92−3.12(m,2H)、2.60(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、2.29(s,3H)、2.02(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z232.1(M+H)
+。
【0305】
実施例37
(4aS)−9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例37A
(S)−tert−ブチル9,10−ジクロロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例15Bに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、超臨界流体(CO
2)クロマトグラフィー;Chiralpak(登録商標)AD−Hカラム、21mm id、長さ250mm、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分で分離した。移動相修飾剤:メタノール。勾配:20%修飾剤で1分間保持、3.0%/分の傾斜で60%へ、4.5分間保持。表題化合物の保持時間は17.8分であり、他の鏡像異性体の保持時間は11.6分であった。
【0306】
実施例37B
(4aS)−9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
ジオキサン(0.4mL)中の実施例37A(43mg、0.11mmol)を、4M HCl/ジオキサン(0.28mL、1.11mmol)に加えた。混合物を室温で終夜振とうさせた。混合物を濃縮し、表題化合物をHCl塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.77−9.95(s,1H)、9.07−9.36(br,2H)、7.36(s,1H)、7.16(s,1H)、3.60−3.71(m,1H)、3.23−3.43(m,4H)、2.86−3.10(m,2H)、2.72(dd,J=13.58,6.87Hz,1H)、2.11(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z286.1(M+H)
+。
【0307】
実施例38
3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1D(100mg、0.394mmol)のpH4緩衝液(2mL、1Lのメタノール中の48gの酢酸および30.5gの酢酸ナトリウムから作製)中溶液に、ホルムアルデヒド(65.7μL、0.788mmol、36%水溶液)およびMP−シアノボロヒドリド(946mg、1.18mmol、1.25mmol/gローディング)を加えた。反応物を周囲温度で2時間攪拌し、次いでMP−シアノボロヒドリドをろ別した。粗反応物を、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配を使用して分取HPLCにより精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.18−7.24(m,1H)7.13−7.18(m,1H)7.08−7.13(m,1H)7.00−7.04(m,1H)3.57−3.65(m,1H)3.53(t,J=10.98Hz,2H)3.32−3.39(m,2H)3.08−3.19(m,2H)2.90(s,3H)2.66(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)2.05(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z231.9(M+H)
+。
【0308】
実施例39
3,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2(1H)−オン
実施例39A
2−ブロモナフタレン−1−アミン
ナフタレン−1−アミン(10g、69.8mmol)の0℃でのN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中溶液に、N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中のN−ブロモスクシンイミド(12.4g、69.8mmol)を加えた。反応混合物を1時間攪拌し、次いで水(400mL)を加えた。生成物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出し、一緒にした酢酸エチル洗浄液をブライン(3×50mL)で抽出した。酢酸エチルを濃縮し、粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0−20%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.15−8.24(m,1H)7.73−7.82(m,1H)7.40−7.52(m,3H)7.07(d,J=8.82Hz,1H)5.87(s,2H);MS(APCI+)m/z222.0(M+H)
+。
【0309】
実施例39B
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモナフタレン−1−イルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモ−6−フルオロアナリンの代わりに39A(1.57g、7.07mmol)を用いて実施例32Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.11(s,1H)7.90−8.02(m,2H)7.71−7.89(m,2H)7.54−7.63(m,2H)3.92−4.02(m,1H)3.68−3.80(m,1H)2.91−3.05(m,3H)2.69−2.85(m,2H)2.56−2.65(m,2H)1.40(s,3H);MS(APCI+)m/z447.9(M+H)
+。
【0310】
実施例39C
tert−ブチル2−オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−5(1H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例39B(500mg、1.11mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.84(s,1H)7.98(d,J=8.33Hz,1H)7.88(d,J=7.54Hz,1H)7.79(d,J=8.73Hz,1H)7.40−7.56(m,3H)3.99(t,J=13.09Hz,2H)3.24−3.31(m,1H)2.78−3.21(m,4H)2.57(dd,J=13.09,7.14Hz,1H)2.02(d,J=13.09Hz,1H)1.44(s,9H);MS(APCI+)m/z369.8(M+H−Boc)
+。
【0311】
実施例39D
3,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2(1H)−オン
表題化合物を、実施例1Cの代わりに39C(28mg、0.076mmol)を用いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。粗反応物を、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配でHPLCにより精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.99(d,J=8.54Hz,1H)7.92(d,J=8.24Hz,1H)7.86(d,J=8.85Hz,1H)7.46−7.59(m,3H)3.31−3.56(m,6H)3.04−3.14(m,2H)2.62−2.70(m,1H);MS(ESI+)m/z367.9(M+H)
+。
【0312】
実施例40
8−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例40A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−6−メチルフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモ−6−フルオロアナリンの代わりに2−ブロモ−6−メチルアニリン(1.32g、7.07mmol)を用いて実施例32Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.49(d,J=7.80Hz,1H)7.26(d,J=6.78Hz,1H)7.12(t,J=7.80Hz,1H)3.91(d,J=12.88Hz,1H)3.73(d,J=12.21Hz,1H)2.81−2.97(m,2H)2.64−2.81(m,1H)2.53−2.62(m,1H)2.32−2.42(m,2H)2.12−2.26(m,4H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z411.9(M+H)
+。
【0313】
実施例40B
tert−ブチル8−メチル−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例40A(800mg、1.94mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.10(s,1H)7.02−7.12(m,1H)6.95(t,J=6.61Hz,2H)3.84−4.03(m,2H)2.74−3.14(m,5H)2.43−2.48(m,1H)2.21(s,3H)1.94(d,J=13.22Hz,1H)1.43(s,9H);MS(APCI+)m/z332.0(M+H)
+。
【0314】
実施例40C
8−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例1Cの代わりに40B(114mg、0.344mmol)を用いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.10−7.17(m,1H)7.02(d,J=7.93Hz,2H)3.47−3.56(m,1H)3.28−3.42(m,4H)2.95−3.07(m,2H)2.55−2.61(m,1H)2.23(s,3H)2.00(d,J=13.43Hz,1H);MS(ESI+)m/z332.0(M+H)
+。
【0315】
実施例41
(4aS)−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、ヘキサン/エタノール/メタノール/ジエチルアミン(50/25/25/0.1)を含む移動相を用いてChiralpak(登録商標)カラム(AS4.6mm ID×250mm)を1mL/分の流量、40℃のカラム温度で用いて実施例3(2.2g、8.73mmol)に記載したようにしてラセミ化合物からキラルHPLCにより得た。表題化合物の保持時間は6.9分であり、鏡像異性体の保持時間は10.0分であった。キラル分離の後この物質を、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配でHPLCにより精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.12−7.19(m,2H)7.02(d,J=8.24Hz,1H)3.62−3.69(m,1H)3.28−3.44(m,4H)2.96−3.11(m,2H)2.68(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)2.09(d,J=12.51Hz,1H);MS(APCI+)m/z251.9(M+H)
+。
【0316】
実施例42
(4aS)−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例42A
(S)−tert−ブチル6−オキソ−10−フェネチル−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
メタノール(11mL)中の実施例29A(110mg、0.29mmol)を、100mL圧力管中の5%活性炭担持のパラジウム(22mg、湿潤)に加え、水素圧(30psi)下、室温で16時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮して表題のラセミ化合物を得た。鏡像異性体を、超臨界流体(CO
2)クロマトグラフィー;Chiralpak(登録商標)OD−Hカラム、21mm id、長さ250mm、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分で分離した。移動相修飾剤:メタノール。勾配:10%修飾剤で1分間保持、1.3%/分の傾斜で30%へ、2分間保持。表題化合物の保持時間は13.60分であり、鏡像異性体の保持時間は11.75分であった。MS(DCI+)m/z422.4(M+H)
+。
【0317】
実施例42B
(4aS)−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、37Aの代わりに42Aを用いて実施例37Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.60(s,1H)、9.08(s,2H)、7.13−7.34(m,5H)、6.81−6.98(m,3H)、3.45−3.60(m,1H)、3.35−3.45(m,2H)、3.15−3.30(m,2H)、2.92−3.10(m,2H)、2.78−2.92(m,4H)、2.57−2.67(m,1H)、1.97−2.08(m,1H);MS(DCI+)m/z322.2(M+H)
+。
【0318】
実施例43
(4aS)−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例43A
(S)−3−ベンジル−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例12Fに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、Chiral Technologies, Inc.からのChiralpak(登録商標)AD−Hを、21mm id、長さ250mm、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分、移動相修飾剤:0.1%ジエチルアミンを含むメタノール、10%修飾剤、無勾配、30分間で用いて超臨界流体クロマトグラフィーにより分離した。
【0319】
分離した鏡像異性体を、超臨界流体分析HPLC(ADカラム、無勾配で、0.1%ジエチルアミンを含む5−50%メタノール/CO
2、100バール、10分間)で分析した。表題化合物の保持時間は7.95分であり、鏡像異性体は5.41分の保持時間を有している。
【0320】
実施例43B
(4aS)−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例12Fの代わりに実施例43Aを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を濃縮し、10%メタノール/ジクロロメタンを溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーを通して精製して液体を得た。これをジオキサンに溶解し、4M HCl/ジオキサンで、室温で10分間処理した。生成した固体を、大部分の液体をピペットで除去して集め、乾燥した。メタノールを加え、固体をメタノールで2回摩砕して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.48(s,1H)、9.14(s,2H)、6.89(d,J=8.3,1H)、6.72−6.51(m,2H)、3.75(s,3H)、3.61−3.50(m,1H)、3.40−3.21(m,4H)、3.02(td,J=4.9,11.6,1H)、2.95(t,J=11.9,1H)、2.62(dd,J=7.1,13.4,1H)、2.01(d,J=13.5,1H);MS(ESI)m/z247.9(M+H)
+。
【0321】
実施例44
10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンの代わりに2−フルオロ−4−エトキシ−1−ニトロベンゼンを用いて実施例12に概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.48(s,1H)、8.94(br s,1H)、8.88(br s,1H)、6.88(d,J=8.3,1H)、6.71−6.56(m,2H)、4.11−3.94(m,2H)、3.55−3.48(m,1H)、3.36(t,J=12.5,2H)、3.28−3.21(m,2H)、3.11−2.92(m,2H)、2.62(dd,J=7.1,13.4,1H)、2.01(d,J=13.5,1H)、1.32(t,J=7.0,3H);MS(ESI+)m/z261.9(M+H)
+。
【0322】
実施例45
3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン
実施例45A
エチル1,4−ジベンジル−3−オキソピペラジン−2−カルボキシレート
N,N’−ジベンジルエチレンジアミン(14.12mL、60.2mmol)のアセトニトリル(100mL)中溶液に、ジエチルブロモマロネート(5.14mL、30.1mmol)を加え、混合物を油浴で、90℃(還流)で7時間加熱した。溶媒を蒸発させて残留物を得、これを1M NaOH(水溶液)に溶解し、混合物を酢酸エチルで2回抽出し、Na
2SO
4で脱水し、溶媒を蒸発させた。粗製混合物を、15%−30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させてシリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash280、SF40−150)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.38−7.20(m,10H)、4.54(dd,J=15.0,154.2,2H)、4.20−4.10(m,2H)、4.03(q,J=7.1,1H)、3.96(s,1H)、3.61(dd,J=13.5,41.7,2H)、3.27−3.14(m,2H)、3.05−2.95(m,1H)、2.60−2.52(m,1H)、1.23(t,J=7.1,3H);MS(ESI+)m/z353.0(M+H)
+。
【0323】
実施例45B
エチル4−ベンジル−3−オキソピペラジン−2−カルボキシレート
エタノール(84mL)中の実施例45A(8.4g、23.83mmol)を、250mLステンレス製耐圧瓶中の活性炭担持の20%Pd(OH)
2、湿潤(0.840g、5.98mmol)に加えた。混合物を30psiの水素圧下、50℃で30分間振とうさせた。混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSOd
6)δ ppm 7.39−7.30(m,2H)、7.30−7.20(m,3H)、4.53(dd,J=14.9,105.7,2H)、4.17−4.08(m,3H)、3.26−3.13(m,3H)、3.13−2.98(m,1H)、2.85(dt,J=4.9,13.2,1H)、1.22(t,J=7.1,3H);MS(ESI+)m/z262.9(M+H)
+。
【0324】
実施例45C
(4−ベンジルピペラジン−2−イル)メタノール
実施例45B(6g、22.87mmol)のテトラヒドロフラン(45.7mL)中溶液を、添加漏斗で、窒素雰囲気下で30分かけてテトラヒドロフラン(30.9mL、61.8mmol)中の水素化アルミニウムリチウムに滴下した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで水および1N NaOH(水溶液)で注意深くクエンチした。生成物をジクロロメタンで1回抽出し、Na
2SO
4で脱水し、濃縮して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.37−7.17(m,5H)、4.48(t,J=5.4,1H)、3.60(t,J=6.5,1H)、3.42(q,J=13.1,2H)、3.27−3.15(m,2H)、2.80(dt,J=2.7,11.4,1H)、2.73−2.55(m,4H)、1.92(td,J=3.0,10.8,1H)、1.81−1.72(m,1H)、1.60(t,J=10.1,1H);MS(ESI+)m/z206.9(M+H)
+。
【0325】
実施例45D
メチル2−フルオロ−5−ニトロベンゾエート
2−フルオロ−5−ニトロ安息香酸(5g、27.0mmol)のメタノール(135mL)中溶液に、HCl(2.66mL、32.4mmol、12.2M)を加え、混合物を油浴で、70℃で24時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解し、飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.63(dd,J=3.0,6.2,1H)、8.58−8.50(m,1H)、7.74−7.61(m,1H)、3.92(s,3H)。
【0326】
実施例45E
メチル2−(4−ベンジル−2−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−イル)−5−ニトロベンゾエート
実施例45C(1.942g、9.42mmol)のN−メチル−2−ピロリジノン(30.1mL)中溶液に、実施例45D(1.5g、7.53mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(1.973mL、11.30mmol)を加え、混合物を油浴で、50℃で36時間加熱した。次いで反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで1回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を蒸発させた。粗製混合物を、30%−50%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させてシリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash280、SF40−150)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.32(d,J=2.9,1H)、8.16(dd,J=2.9,9.4,1H)、7.39−7.30(m,5H)、7.28−7.23(m,1H)、7.19(d,J=9.4,1H)、4.58(s,1H)、3.84(s,3H)、3.73−3.62(m,4H)、3.14(d,J=12.6,1H)、2.90(d,J=11.0,1H)、2.79(d,J=10.8,1H)、2.27(d,J=11.0,1H)、2.12(td,J=3.2,11.5,1H);MS(ESI+)m/z386.1(M+H)
+。
【0327】
実施例45F
メチル2−(4−ベンジル−2−((メチルスルホニルオキシ)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−ニトロベンゾエート
ジクロロメタン(5.19mL)中の実施例45E(1g、2.59mmol)の強く攪拌している溶液に、トリエチルアミン(0.542mL、3.89mmol)およびメタンスルホニルクロリド(0.253mL、3.24mmol)を加えた。反応物を10分間攪拌し、次いでブラインでクエンチし、ジクロロメタンで2回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を蒸発させて表題化合物を得た。MS(ESI+)m/z464.1(M+H)
+。
【0328】
実施例45G
3−ベンジル−9−ニトロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピラジノ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−7(1H)−オン
実施例45F(1.2g、2.59mmol)を10%アンモニア/エタノール(100mL)を含む180mLステンレス製反応器に移した。溶液を100℃で18時間攪拌した。均一混合物を濃縮し、逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.16(s,1H)、8.55(t,J=5.8,1H)、8.31−8.08(m,2H)、7.51(s,5H)、7.22(d,J=9.0,1H)、4.61−4.30(m,2H)、3.79−3.60(m,4H)、3.37−2.95(m,7H);MS(ESI+)m/z353.0(M+H)
+。
【0329】
実施例45H
9−アミノ−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピラジノ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−7(1H)−オン
メタノール(3.93mL)中の実施例45G(0.367g、0.787mmol)を、4mL耐圧瓶中のラネー(登録商標)ニッケル、水湿潤(0.734g、12.51mmol)(メタノールで1回洗浄)に加えた。混合物を50℃の水浴中、50psiの水素圧下で攪拌し、これを1時間かけて室温に冷却した。混合物をポリプロピレン膜でろ過し、濃縮して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.08(s,1H)、7.61−7.38(m,5H)、7.01−6.73(m,3H)、4.44(s,2H)、3.30−3.20(m,3H)、3.20−2.97(m,5H)、2.93(dd,J=23.1,29.6,1H);MS(ESI+)m/z323.0(M+H)
+。
【0330】
実施例45I
3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン
亜硝酸ナトリウム(0.033g、0.478mmol)の水(2.171mL)中溶液を、水(9.03mL、87mmol、9.63M)およびHCl(2.140mL、26.1mmol、12.2M)の溶液である次亜リン中の実施例45H(0.14g、0.434mmol)の氷浴冷却溶液に加えた。10分後試料を取り、1M NaOH(水溶液)でクエンチし、LC/MSで反応の完了を判定した。反応混合物を室温にし、100mL1M NaOH(水溶液)に注加した。追加の1M NaOH(水溶液)をpH=14になるまで添加した。生成物をジクロロメタンで3回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を蒸発させた。次いで残留物を逆相HPLCで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.03(s,1H)、8.19(t,J=5.8,1H)、7.61−7.50(m,5H)、7.50−7.39(m,2H)、7.11(t,J=7.3,1H)、7.04(d,J=7.9,1H)、4.47(s,2H)、3.37−3.10(m,6H)、3.02(dd,J=6.5,14.9,1H);MS(ESI+)m/z308.0(M+H)
+。
【0331】
実施例46
2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン
エタノール(2mL)中の実施例45を、4mL耐圧瓶中の20%Pd(OH)
2−C、湿潤(12.00mg、0.085mmol)に加え、60psiの水素圧下、50℃で2.5時間攪拌した。混合物をポリプロピレン膜でろ過し、濃縮して残留物をジクロロメタン/ジオキサンに懸濁させ、ジオキサン中の4M HClで、室温で5分間処理して固体を得た。混合物を遠心分離し、溶媒を除去し、固体を乾燥して表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ pm 9.23(s,2H)、8.24(t,J=5.7,1H)、7.53−7.38(m,2H)、7.10(t,J=7.4,1H)、7.05(d,J=8.0,1H)、3.35(d,J=5.2,4H)、3.24(dd,J=9.1,14.2,3H)、3.09−2.94(m,3H);MS(ESI+)m/z217.9(M+H)
+。
【0332】
実施例47
N−(3−ベンジル−7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45H(.1g、0.310mmol)のピリジン(1.034mL)中溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(0.050mL、0.388mmol)を加え、混合物を1分間渦巻き混合させた。反応物をさらに10分間攪拌し、次いで溶媒を蒸発させて残留物を得た。これを逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 10.28−10.17(s,1H)、9.99(s,1H)、8.18(t,J=5.8,1H)、7.76−7.71(m,2H)、7.65−7.52(m,3H)、7.51(d,J=10.1,5H)、7.24−7.12(m,2H)、6.93(d,J=8.6,1H)、4.43(s,2H)、3.24(s,4H)、3.13(d,J=19.4,4H)、2.97(s,1H);MS(ESI+)m/z463.1(M+H)
+。
【0333】
実施例48
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例47(0.044g、0.076mmol)およびエタノール(10ml)を50mL耐圧瓶中の20%Pd(OH)
2−C、湿潤(8.80mg、0.063mmol)に加え、30psi、50℃で2時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過した。ろ液を濃縮し、残留物をジクロロメタン/ジオキサンに懸濁させ、ジオキサン中の4M HClで、室温で10分間処理して固体を得た。混合物を遠心分離し、溶媒を除去し、固体を乾燥した。メタノールで数回摩砕して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.22(s,1H)、8.97(s,2H)、8.22(t,J=8.2,1H)、7.72(d,J=7.3,2H)、7.61(t,J=7.4,1H)、7.54(t,J=7.6,2H)、7.25−7.06(m,2H)、6.93(d,J=8.7,1H)、3.25−3.18(m,3H)、3.17−3.09(m,3H)、3.05−2.82(m,3H);MS(ESI+)m/z372.9(M+H)
+。
【0334】
実施例49
9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例49A
メチル2−(4−ベンジル−1−(4−メチル−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
実施例12C(625mg、4.03mmol)のアセトニトリル(5mL)中溶液に、1−フルオロ−4−メチル−2−ニトロベンゼン(1.00g、4.03mmol)および炭酸カリウム(1.11g、805mmol)を加えた。反応物を油浴中、60℃で終夜加熱した。溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.55−7.60(m,1H)、7.22−7.43(m,7H)、3.55−3.65(m,1H)、3.41−3.59(m,2H)、3.36(s,3H)、3.09−3.21(m,1H)、2.77−2.88(m,1H)、2.22−2.62(m,7H);MS(APCI+)m/z384(M+H)
+。
【0335】
実施例49B
3−ベンジル−9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例49A(150mg、0.392mmol)の酢酸(5mL)中溶液に、鉄粉(65.5mg、1.17mmol)を加え、反応物を80℃で14時間加熱した。次いで溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0−30%メタノール/ジクロロメタン)で精製した。純粋な画分をジクロロメタンと1M NaOHに分配させた。有機層を集め、MgSO
4で脱水して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.41(s,1H)、7.20−7.41(m,5H)、6.86−7.01(m,2H)、6.73(s,1H)、3.53(s,2H)、3.02−3.27(m,2H)、2.67−3.00(m,3H)、2.42−2.48(m,1H,)2.04−2.30(m,5H)、1.84(d,J=13.22Hz,1H);MS(APCI+)m/z322(M+H)
+。
【0336】
実施例49C
9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例49Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.63(s,1H)、7.00−7.06(m,1H)、6.93−6.99(m,1H)、6.78(d,J=1.36Hz,1H)、2.89−3.55(m,7H)、2.60(dd,J=13.39,7.29Hz,1H)、2.24(s,3H)、2.02(d,J=13.56Hz,1H);MS(DCI+)m/z232(M+H)
+。
【0337】
実施例50
エチル6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン10−カルボキシレート
実施例50A
エチル3−(4−ベンジル−2−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ピペラジン−1−イル)−4−ニトロベンゾエート
表題化合物を、4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりにエチル3−フルオロ−4−ニトロベンゾエートを用いて実施例24Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.88(d,J=8.24Hz,1H)、7.79(s,1H)、7.67(d,J=8.24Hz,1H)、7.24−7.38(m,5H)、4.35(q,J=7.02Hz,2H)、3.72−3.79(m,4H)、3.52(dd,J=52.64,13.27Hz,2H)、3.23−3.31(m,1H)、2.84−2.96(m,1H)、2.56−2.69(m,2H)、2.27−2.52(m,4H)、1.34(t,J=7.17Hz,3H);MS(APCI+)m/z442(M+H)
+。
【0338】
実施例50B
エチル3−ベンジル−6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン10−カルボキシレート
表題化合物を、実施例49Aの代わりに実施例50Aを用いて実施例49Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.83(s,1H)7.55−7.66(m,2H)7.20−7.41(m,5H)7.02(d,J=8.73Hz,1H)4.29(q,J=7.14Hz,2H)3.56(s,2H)3.33−3.43(m,1H)3.10−3.28(m,1H)2.96−3.09(m,1H)2.82(dd,J=21.42,10.71Hz,2H)2.52−2.61(m,1H)2.04−2.31(m,2H)1.94(d,J=13.48Hz,1H)1.31(t,J=7.14Hz,3H);MS(APCI+)m/z380(M+H)
+。
【0339】
実施例50C
エチル6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン10−カルボキシレート
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例50Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。反応混合物において沈殿物が生成した。沈殿物をろ過により集め、これをジクロロメタンで洗浄し、次いで乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.69(dd,J=8.24,1.83Hz,1H)、7.64(d,J=1.83Hz,1H)、7.10(d,J=8.24Hz,1H)、4.32(q,J=6.81Hz,2H)、3.64−3.71(m,1H)、3.27−3.46(m,4H)、2.95−3.08(m,2H)、2.69(dd,J=13.73,7.32Hz,1H)、2.12(d,J=12.82Hz,1H)、1.32(t,J=7.02Hz,3H);MS(DCI+)m/z290(M+H)
+。
【0340】
実施例51
9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例51A
メチル2−(4−ベンジル−1−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
表題化合物を、4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりに4−クロロ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを用いて実施例24Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.92(d,J=2.71Hz,1H)、7.62(dd,J=8.82,2.71Hz,1H)、7.40(d,J=8.82Hz,1H)、7.19−7.37(m,5H)、3.66−3.76(m,1H)、3.40−3.60(m,2H)3.36(s,3H)、3.15−3.27(m,1H)、2.79−2.91(m,1H)、2.53−2.67(m,2H)、2.23−2.48(m,4H);MS(APCI+)m/z404(M+H)
+。
【0341】
実施例51B
3−ベンジル−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例49Aの代わりに実施例51Aを用いて実施例49Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.60(s,1H)、7.21−7.40(m,5H)、7.01−7.19(m,2H)、6.95(d,J=2.38Hz,1H)、3.54(s,3H)、3.02−3.20(m,1H)、2.88−3.02(m,1H)、2.70−2.87(m,2H)、2.51−2.64(m,1H)、2.20(t,J=10.51Hz,1H)、2.02−2.16(m,1H)、1.90(d,J=13.48Hz,1H);MS(APCI+)m/z342(M+H)
+。
【0342】
実施例51C
9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。反応混合物において沈殿物が生成した。沈殿物をろ過により集め、これをジクロロメタンで洗浄し、次いで乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.19−7.25(m,1H)、7.13−7.19(m,1H)、7.02(d,J=2.44Hz,1H)、3.60−3.68(m,1H)、3.31−3.41(m,3H)、3.21−3.30(m,1H)、2.99−3.07(m,1H)、2.95(t,J=11.90Hz,1H)、2.67(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.09(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z252(M+H)
+。
【0343】
実施例52
10−シクロプロピル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例4B(200mg、0.505mmol)、シクロプロピルボロン酸(65mg、0.757mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(14.2mg、.050mmol)、K
3PO
4(321mg、1.51mmol)および酢酸パラジウム(II)(5.67mg、0.025mmol)を2つのマイクロ波バイアルに分割した。次いで各マイクロ波バイアルにトルエン(4mL)および水(100μL)をチャージし、マイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、160℃で40分間加熱した。固体をろ別し、生成物をHPLCで精製した。t−ブトキシカルボニル保護した表題化合物のジクロロメタン(4mL)中溶液に、HCl(4Mジオキサン、0.6mL)を加えた。LC/MSによって反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮して表題化合物をHCl塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.88(d,J=7.93Hz,1H)、6.84(d,J=1.53Hz,1H)、6.75(dd,J=8.24,1.83Hz,1H)、3.54−3.61(m,1H)、3.25−3.39(m,4H)、2.93−3.07(m,2H)、2.62(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.02(d,J=12.51Hz,1H)、1.87−1.96(m,1H)、0.91−0.98(m,2H)、0.62−0.71(m,2H);MS(DCI+)m/z258(M+H)
+。
【0344】
実施例53
11−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例53A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−3−メチルフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
2−(1−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(3.00g、6.43mmol)のN,N−−ジメチルホルムアミド(2滴)を含むジクロロメタン(50mL)中溶液に、塩化オキサリル(1.13mL、12.9mmol)を滴下した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いでこれを濃縮した。濃縮物をテトラヒドロフラン(50mL)に取り、2−ブロモ−3−メチルアニリン(1.33g、7.07mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)およびジイソプロピルエチルアミン(5.62mL、36.2mmol)に加えた。溶液を70℃で2時間加熱した。次いで混合物を50℃に冷却し、ピペラジン(1.66g、19.3mmol)を加えた。反応混合物を16時間攪拌し、次いでシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−20%メタノール/ジクロロメタン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.54−7.71(m,1H)、7.06−7.31(m,2H)、3.62−3.98(m,2H)、2.26−3.45(m,10H)、0.87−1.05(m,9H);MS(APCI+)m/z412、414(M+H)
+。
【0345】
実施例53B
11−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
10個のマイクロ波バイアルに、実施例53B(1.00g、2.43mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(199mg、0.485mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(326mg、3.20mmol)およびトリス(ジベンジリデン−アセトン)ジパラジウム(0)(444mg、0.485mmol)を分割した。tert−ブタノール(4mL)を各マイクロ波バイアルに加え、それぞれのバイアルをマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で20分間加熱した。すべてのマイクロ波バイアルからの溶液を一緒にした。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、次いでHPLCで精製した。HCl(4Mジオキサン、1mL)を、ジクロロメタン(5mL)中のこの精製生成物に加えた。濃縮して表題化合物をHCl塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.96−7.04(m,2H)、6.83−6.90(m,1H)、3.93−4.01(m,1H)、3.58−3.70(m,2H)、3.37(d,J=10.37Hz,1H)、3.30(d,J=12.21Hz,1H)、3.12(d,J=13.12Hz,1H)、2.88(d,2H)、2.60(dd,J=13.58,5.95Hz,1H)、2.33(s,3H)、2.08(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z232(M+H)
+。
【0346】
実施例54
(4aS)−9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例2(100mg、0.460mmol)の酢酸/水(1:1、20mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(82.0mg、0.460mmol)を加えた。反応物を室温で16時間攪拌し、次いでこれを濃縮した。ボラン(1M、テトラヒドロフラン、4.60mL)を加え、混合物を60℃で16時間加熱した。メタノール(5mL)を、60℃でその溶液に加えた。溶液を室温に冷却し、60時間攪拌した。次いで溶液を濃縮し、HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.21(dd,J=8.54,2.14Hz,1H)、7.16(d,J=2.14Hz,1H)、6.99(d,J=8.54Hz,1H)、3.47−3.58(m,1H)、3.27−3.39(m,2H)、3.15−3.25(m,3H)、3.14−3.24(m,J=12.66,3.81Hz,4H)、3.05−3.15(m,2H)、1.84−1.95(m,1H)、1.70−1.81(m,1H);MS(DCI+)m/z282、284(M+H)
+。
【0347】
実施例55
(4aS)−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例55A
メチル2−(4−ベンジル−1−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
表題化合物を、4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりに4−クロロ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを用いて実施例24Aに概要を示した手順に従って調製した。表題化合物を直接実施例55Bで使用した。
【0348】
実施例55B
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例49Aの代わりに実施例55Aを用いて実施例49Bに概要を示した手順に従って調製した。SFC(Chiralpak(登録商標)AS,21×250mm、5μm、0.1%ジエチルアミンを含む10−30%メタノール−CO
2勾配、40mL/分で15分間、保持時間=18.5分)でキラル分離して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.59(s,1H)、7.22−7.37(m,5H)、7.04−7.18(m,2H)、6.94(d,J=2.71Hz,1H)、3.54(s,2H)、3.25−3.35(m,1H)、3.06−3.18(m,1H)、2.92−3.01(m,1H)、2.72−2.85(m,2H)、2.51−2.59(m,1H)、2.20(t,J=10.68Hz,1H)、2.03−2.15(m,1H)、1.90(d,J=13.22Hz,1H);MS(APCI+)m/z342(M+H、M+H)
+。
【0349】
実施例55C
(4aS)−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例55Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。反応混合物において沈殿物が生成した。沈殿物をろ過により集め、これをジクロロメタンで洗浄し、次いで乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.12(s,1H)、7.00(d,J=1.98Hz,1H)、3.52−3.66(m,1H)、3.20−3.44(m,4H)、2.87−3.11(m,2H)、2.67(dd,J=13.48,7.14Hz,1H)、2.08(d,J=13.48Hz,1H);MS(DCI+)m/z252(M+H、M+H)
+。
【0350】
実施例56
10−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
マイクロ波バイアルに、実施例4(35mg、0.12mmol)、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(40mg、0.14mmol)、FibreCat1032(26.0mg、0.012mmol)、炭酸カリウム(1M、0.24mL、0.24mmol)およびエタノール(1.5mL)をチャージした。反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で15分間加熱した。触媒をろ別し、ろ液を濃縮した。残留物をHPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)δ ppm 2.36(d,J=13.43Hz,1H)、2.98(q,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.25−3.32(m,J=10.83,10.83Hz,2H)、3.69−3.79(m,3H)、3.90(d,J=11.60Hz,1H)、4.07−4.13(m,1H)、5.51(s,2H)、7.27−7.37(m,4H)、7.41−7.47(m,4H)、8.27(d,J=2.75Hz,2H)、11.14(s,1H);MS(ESI+)m/z374(M+H)
+。
【0351】
実施例57
10−(2−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにナフタレン−2−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)δ ppm 2.40(d,J=13.73Hz,1H)、3.03(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.21−3.40(m,2H)、3.59−3.87(m,4H)、4.03−4.12(m,J=8.54Hz,1H)、7.41(d,J=7.63Hz,1H)、7.53−7.57(m,2H)、7.59−7.62(m,2H)、7.94(dd,J=8.54,1.53Hz,1H)、8.00(d,J=7.63Hz,1H)、8.04−8.11(m,2H)、8.34(s,1H)、11.26(s,1H);MS(ESI+)m/z334(M+H)
+。
【0352】
実施例58
10−(4−メトキシフェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)δ ppm 2.38(d,J=13.43Hz,1H)、2.99(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.27−3.37(m,2H)、3.72−3.77(m,2H)、3.78(s,3H)、3.79−3.94(m,2H)、4.07−4.15(m,1H)、7.16−7.19(m,2H)、7.34(d,J=7.93Hz,1H)、7.42−7.49(m,2H)、7.73(d,J=8.85Hz,2H)、11.20(s,1H);MS(ESI+)m/z324(M+H)
+。
【0353】
実施例59
10−(ビフェニル−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3−ビフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)δ ppm 2.40(d,J=13.73Hz,1H)、2.97−3.05(m,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.22−3.43(m,2H)、3.67−3.88(m,4H)、4.05−4.16(m,1H)、7.35−7.45(m,2H)、7.51(t,J=7.63Hz,2H)、7.54−7.57(m,2H)、7.62(t,J=7.78Hz,1H)、7.71−7.76(m,2H)、7.82(d,J=7.63Hz,2H)、8.09(s,1H)、11.26(s,1H);MS(ESI+)m/z370(M+H)
+。
【0354】
実施例60
10−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)δ ppm 2.94−3.00(m,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.27−3.36(m,2H)、3.71−3.84(m,4H)、3.89(s,3H)、3.89−3.92(m,1H)、4.05−4.14(m,J=7.93Hz,1H)、7.29(d,J=8.24Hz,1H)、7.42−7.49(m,2H)、8.02(s,1H)、8.19(s,1H)、11.15(s,1H);MS(ESI+)m/z298(M+H)
+。
【0355】
実施例61
10−(3−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)δ ppm 2.39(d,J=13.73Hz,1H)、2.98(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.23−3.37(m,2H)、3.65−3.86(m,4H)、4.02−4.10(m,1H)、7.16−7.19(m,J=2.44Hz,1H)、7.36(d,J=8.24Hz,1H)、7.42−7.50(m,3H)7.51−7.56(m,2H)11.26(s,1H);MS(ESI+)m/z312(M+H)
+。
【0356】
実施例62
10−(キノリン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにキノリン−3−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.44(d,J=13.43Hz,1H)、3.06(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、3.31−3.44(m,2H)、3.71−3.94(m,4H)、4.14−4.21(m,1H)、7.41−7.46(m,1H)、7.59−7.65(m,3H)、7.72−7.79(m,1H)、8.02(d,J=7.63Hz,1H)、8.42(d,J=8.24Hz,1H)、8.58(d,J=2.14Hz,1H)、9.53(d,J=2.14Hz,1H)、11.34(s,1H);MS(ESI+)m/z345(M+H)
+。
【0357】
実施例63
10−(2−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.33(d,J=13.43Hz,1H)、2.87−2.94(m,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.26−3.39(m,2H)、3.69−3.77(m,5H)、3.77−3.89(m,2H)、4.04−4.14(m,J=8.85Hz,1H)、7.09(d,J=8.24Hz,1H)、7.16(t,J=7.32Hz,1H)、7.34(d,J=8.24Hz,1H)、7.40−7.52(m,4H)、11.22(s,1H);MS(ESI+)m/z324(M+H)
+。
【0358】
実施例64
10−(ビフェニル−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−ビフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.32(d,J=13.43Hz,1H)、2.74(d,J=12.21Hz,1H)、2.82−2.92(m,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.10−3.21(m,1H)、3.35−3.46(m,1H)、3.57−3.68(m,2H,)3.75−3.83(m,1H)、3.87−3.97(m,1H)、6.86(d,J=1.53Hz,1H)、7.17−7.19(m,1H)、7.23−7.27(m,6H)、7.49−7.56(m,3H)、7.64(d,J=7.02Hz,1H)、11.13(s,1H);MS(ESI+)m/z370(M+H)
+。
【0359】
実施例65
10−(3−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
マイクロ波バイアルに、実施例4(100mg、0.338mmol)、3−メトキシフェニルボロン酸(56mg、0.369mmol)、FibreCat1007(0.36mmol/g、46.9g、0.17mmol)、炭酸カリウム(2M、0.506mL)およびエタノール(2mL)をチャージした。反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で15分間加熱した。触媒をろ別した。濃縮後、この物質をHPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.37−7.43(m,2H)、7.34(d,J=1.53Hz,1H)、7.26(d,J=7.93Hz,1H)、7.18−7.22(m,1H)、7.11(d,J=8.24Hz,1H)、6.96(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、3.84(s,3H)、3.64−3.71(m,1H)、3.38−3.50(m,4H)、3.01−3.14(m,2H)、2.73(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.12(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z324(M+H)
+。
【0360】
実施例66
10−(1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにベンゾ[b]チオフェン−3−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.40(d,J=13.73Hz,1H)、3.02(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.22−3.39(m,2H)、3.56−3.84(m,4H)、4.04(s,1H)、7.41−7.49(m,5H)、7.69−7.77(m,1H)、8.01−8.13(m,2H)、11.29(s,1H);MS(ESI+)m/z350(M+H)
+。
【0361】
実施例67
10−(1−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにナフタレン−1−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.42(d,J=13.43Hz,1H)、3.06(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、3.29−3.42(m,2H)、3.67−3.83(m,3H)、3.85−3.94(m,1H)、4.08−4.18(m,J=8.85Hz,1H)、7.30−7.38(m,2H)、7.42−7.46(m,1H)、7.48−7.52(m,J=7.17,7.17Hz,1H)、7.55−7.56(m,2H)、7.60−7.65(m,1H)、8.02(dd,J=21.36,8.24Hz,2H)、8.12(d,J=8.54Hz,1H)、11.35(s,1H);MS(ESI+)m/z344(M+H)
+。
【0362】
実施例68
10−(1H−インドール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メトキシフェニルボロン酸の代わりに1H−インドール−4−イルボロン酸を用いて実施例65に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.34−7.49(m,4H)、7.21(t,J=7.63Hz,1H)、7.14(d,J=8.24Hz,2H)、6.61(d,J=2.44Hz,1H)、3.60−3.71(m,1H)、3.33−3.51(m,4H)、2.98−3.15(m,2H)、2.77(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.11(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z333(M+H)
+。
【0363】
実施例69
10−(3−フリル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにフラン−3−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.36(d,J=13.43Hz,1H)、2.96(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、3.23−3.30(m,2H)、3.60−3.86(m,4H)、3.99−4.07(m,1H)、7.02(s,1H,)7.28(d,J=7.93Hz,1H)、7.40−7.46(m,2H)、7.78(s,1H)、8.23(s,1H)、11.17(s,1H);MS(ESI+)m/z284(M+H)
+。
【0364】
実施例70
10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メトキシフェニルボロン酸の代わりに2−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例65に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.55−7.61(m,1H)、7.39−7.48(m,1H)、7.24−7.36(m,4H)、7.11(d,J=7.93Hz,1H)、3.59−3.69(m,1H)、3.34−3.44(m,4H)、2.98−3.12(m,2H)、2.74(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.11(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z312(M+H)
+。
【0365】
実施例71
10−(ピリジン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにピリジン−2−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 11.19(s,1H)、8.68−8.80(m,1H)、7.53−7.64(m,2H)、7.30−7.36(m,2H)、7.17−7.26(m,1H)、7.12(d,J=7.93Hz,1H)、3.92−4.05(m,1H)、3.70−3.85(m,1H)、3.52−3.70(m,3H)、3.07−3.26(m,2H)、2.88(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.34(d,J=13.43Hz,1H)。
【0366】
実施例72
10−(3−チエニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにチオフェン−3−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.35(d,J=13.43Hz,1H)、2.95(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.17−3.32(m,2H)、3.55−3.76(m,4H)、3.91−3.98(m,1H)、7.30(d,J=8.54Hz,1H)、7.50−7.53(m,2H)、7.60−7.64(m,2H)、7.82(d,J=1.83Hz,1H)、11.16(s,1H);MS(ESI+)m/z300(M+H)
+。
【0367】
実施例73
10−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3−(1H−ピロール−1−イル)フェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.40(d,J=13.43Hz,1H)、3.00(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、3.28−3.37(m,2H)、3.70−3.84(m,3H)、3.90(d,J=11.29Hz,1H)、4.10−4.17(m,1H)、6.59(t,J=1.98Hz,1H)、7.33−7.36(m,1H)、7.48−7.51(m,J=3.97,2.44Hz,2H)、7.60−7.65(m,2H)、7.98(d,J=1.53Hz,1H)、8.02(d,J=7.93Hz,1H)、8.39(s,1H)、8.52(d,J=2.44Hz,1H)、11.28(s,1H);MS(ESI+)m/z360(M+H)
+。
【0368】
実施例74
10−(4−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.38(d,J=13.43Hz,1H)、2.98(dd,J=13.27,7.17Hz,1H)、3.20−3.37(m,2H)、3.60−3.78(m,4H)、3.94−4.07(m,1H)、7.27−7.36(m,3H,)7.37−7.46(m,2H)、7.66−7.76(m,2H)、11.21(s,1H);MS(ESI+)312(M+H)
+。
【0369】
実施例75
10−(1−ベンゾチオフェン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにベンゾ[b]チオフェン−2−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5)d ppm 2.39(d,J=13.43Hz,1H)2.91−3.01(m,J=13.58,7.17Hz,1H)3.19−3.35(m,2H)3.56−3.77(m,4H)3.94−4.01(m,1H)7.31(d,J=8.54Hz,1H)7.35−7.48(m,2H)7.60(s,2H)7.82(s,1H)7.92(d,J=7.93Hz,1H)8.01(d,J=7.93Hz,1H)11.27(s,1H);MS(ESI+)m/z350(M+H)
+。
【0370】
実施例76
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例76A
tert−ブチル9−ニトロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
硝酸(65%溶液、0.20mL、3.2mmol)を、実施例1C(1.0g、3.2mmol)の酢酸(5mL)中溶液に室温で加えた。溶液を3時間攪拌し、次いで反応混合物を水(200mL)に注加した。水溶液から沈殿物をろ取して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)d ppm 8.00(dd,J=8.92,2.58Hz,1H)、7.79(d,J=2.78Hz,1H)、7.24(d,J=9.12Hz,1H)、3.86−4.10(m,2H)、3.36−3.50(m,1H)、3.20−3.29(m,1H)、2.81−2.99(m,1H)、2.62−2.77(m,1H)、2.18(d,J=13.48Hz,1H);MS(APCI+)m/z307(M+H−tBu)
+。
【0371】
実施例76B
tert−ブチル9−アミノ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
250mL耐圧瓶に、実施例76A(2.24g、6.18mmol)、テトラヒドロフラン(40mL)および5%Pd−C(湿潤、0.448g、4.21mmol)をチャージした。反応混合物を、H
2圧(30psi)下、室温で16時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過し、ろ液を濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.26−9.41(m,1H)、6.77(d,J=8.73Hz,1H)、6.34(dd,J=8.53,2.58Hz,1H)、6.21(d,J=2.38Hz,1H)、4.89(s,2H)、3.77−3.98(m,2H)、2.67−3.03(m,5H)、2.42−2.48(m,1H)、1.90(d,J=13.09Hz,1H);MS(APCI+)m/z333(M+H)
+。
【0372】
実施例76C
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例76B(100mg 0.301mmol)のピリジン(5mL)中溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(53.0mg、0.301mmol)を加えた。反応物を60℃で16時間攪拌し、次いでシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製してtert−ブチル9−アミノ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン3(4H)−カルボキシレートを得た。これをジクロロメタン(4mL)に直接溶解させた。HCl(4M、ジオキサン、1mL)を加えた。LC/MSにより反応が完了していたら、反応混合物を濃縮し、HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.78(d,J=7.63Hz,2H)、7.52−7.67(m,3H)、7.00(d,J=8.54Hz,1H)、6.80−6.91(m,2H)、2.80−3.57(m,8H)、1.98−2.05(m,1H);MS(DCI+)m/z373(M+H)
+。
【0373】
実施例77
9−クロロ−7−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例77A
tert−ブチル9−クロロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン3(4H)−カルボキシレート
実施例51(980mg、3.40mmol)のジクロロメタン(30)中溶液に、トリエチルアミン(0.948、6.80mmol)およびジ−tert−ブチルジカーボネート(816mg、3.74mmol)を加えた。溶液を16時間攪拌し、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.64−9.73(m,1H)、7.13−7.21(m,1H)、7.04−7.12(m,1H)、6.93−7.00(m,1H)、3.84−4.01(m,2H)、2.70−3.23(m,5H)、2.59(dd,J=13.39,6.95Hz,1H)、2.04(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z252(M+H)
+。
【0374】
実施例77B
9−クロロ−7−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例77A(500mg、1.42mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、NaH(65%、63mg、1.70mmol)を加えた。溶液を室温で1時間攪拌し、次いでヨウ化エチル(266mg、1.70mmol)を加えた。反応混合物を3時間攪拌した。LC/MSにより50%の出発原料が残っていることが示された。さらにNaH(100mg)を加え、反応混合物を16時間攪拌した。水を加えると沈殿が生じた。沈殿物をろ過により集め、ジクロロメタンに取り、MgSO
4でろ過し、濃縮して白色固体を得た。沈殿物(40mg)の一部をジクロロメタン(2mL)に溶解し、HCl(4M、ジオキサン、1mL)を加えた。LC/MSによって反応が完了し、HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.42(d,J=2.71Hz,1H)、7.25−7.34(m,1H)、7.14(d,J=8.82Hz,1H)、3.81−4.11(m,3H)、3.43−3.63(m,1H)、2.62−3.11(m,5H)、2.52−2.61(m,1H)、2.05(d,J=13.22Hz,1H)、1.42(s,9H)0.98(t,3H);MS(DCI+)m/z280(M+H)
+。
【0375】
実施例78
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例77(265mg、0.947mmol)のpH4緩衝液(10mL、1Lメタノール中の48g酢酸および30.5g酢酸ナトリウムから作製)中溶液に、ホルムアルデヒド(36%溶液、158mg、1.89mmol)およびMP−シアノボロヒドリド(1.25mmol/g、2.27g、2.84mmol)を加えた。反応物を2時間攪拌し、次いでMP−シアノボロヒドリドをろ別した。ろ液を濃縮し、HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.47(d,J=2.44Hz,1H)、7.34(dd,J=8.70,2.29Hz,1H)、7.21(d,J=8.54Hz,1H)、3.95−4.09(m,1H)、3.49−3.62(m,3H)、3.38−3.49(m,1H)、3.24−3.37(m,2H)、3.00−3.14(m,2H)、2.88−2.94(m,3H)、2.65(dd,J=13.73,7.32Hz,1H)、2.07(d,J=13.73Hz,1H)、1.01(t,J=7.02Hz,3H);MS(DCI+)m/z294(M+H)
+。
【0376】
実施例79
8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例32を用いて実施例78に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.18−7.28(m,1H)、6.90−7.09(m,2H)3.04−3.69(m,7H)、2.90(s,3H)、2.73(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.06(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z250(M+H)
+。
【0377】
実施例80
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、ヨウ化エチルの代わりにヨウ化メチルを用いて実施例77Bに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.46(s,1H)、7.32(d,J=8.54Hz,1H)、7.19(d,J=8.54Hz,1H)、3.33−3.48(m,3H)、3.15−3.32(m,5H)、2.90−3.10(m,2H)、2.67(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.14(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z266(M+H)
+。
【0378】
実施例81
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例80(390mg、1.06mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ボラン(テトラヒドロフラン中に1M、4.26mL、4.26mmol)を加えた。溶液を80℃で3時間加熱した。LC/MSによると、反応物は完了していなかった。さらにボラン(2mL、2mmol)を加え、反応混合物を80℃で16時間攪拌した。メタノール(20mL)を加え、反応物を80℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、1M HClを加えた(60mL)。この溶液を30分間攪拌し、次いで反応物をNaHCO
3飽和水溶液で中和した。混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を濃縮した。濃縮物をジクロロメタン(2mL)に溶解し、HCl(ジオキサン中に4M、1mL)を加えた。LC/MSにより反応物の完了が示されたら、溶液を濃縮した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.94−6.98(m,2H)、6.84−6.87(m,1H)、3.85−3.90(m,3H)、3.51−3.59(m,1H)、3.29−3.38(m,2H)、2.99−3.22(m,5H)、2.85−2.91(m,1H)、1.66−1.83(m,2H);MS(DCI+)m/z252(M+H)
+。
【0379】
実施例82
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
表題化合物を、実施例80の代わりに実施例78を用いて実施例81に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.93−6.99(m,2H)、6.90(s,1H)、3.88−3.97(m,3H)、3.44−3.58(m,2H)、3.15−3.35(m,5H)、3.05−3.16(m,2H)、2.95−3.04(m,2H)、1.70−1.81(m,1H)、1.60−1.69(m,1H);MS(DCI+)m/z280(M+H)
+。
【0380】
実施例83
(4aR)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例83A
3−ベンジル−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(9.15g、57.5mmol)および実施例12C(7.14g、28.8mmol)をそのまま100℃で16時間加熱した。酢酸(50mL)および鉄粉(7.14g、28.8mmol)を加えた。反応混合物をさらに16時間攪拌し、次いでシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−30%メタノール/ジクロロメタン)にかけた後、生成物画分を集め、NaOH(1M、pH>10)と混合した。ジクロロメタンを分離し、MgSO
4で脱水して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.22−7.37(m,5H)、7.08−7.20(m,1H)、6.87−6.98(m,2H)、3.54(d,J=2.71Hz,2H)、2.96−3.14(m,2H)、2.70−2.87(m,2H)、2.57(dd,J=13.39,7.29Hz,1H)、2.24(t,J=10.68Hz,1H)、2.05−2.18(m,1H)、1.90(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z326(M+H)
+。
【0381】
実施例83B
(4aR)−3−ベンジル−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例83Aを、SFC(Chiralpak(登録商標)IA、21×250mm、5μm、0.1%ジエチルアミンを含む10−30%メタノール−CO
2勾配、40mL/分で15分間、保持時間=7.0分)でキラル分離して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.22−7.37(m,5H)、7.08−7.20(m,1H)、6.87−6.98(m,2H)、3.54(d,J=2.71Hz,2H)、2.96−3.14(m,2H)、2.70−2.87(m,2H)、2.57(dd,J=13.39,7.29Hz,1H)、2.24(t,J=10.68Hz,1H)、2.05−2.18(m,1H)、1.90(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z326(M+H)
+。
【0382】
実施例83C
(4aR)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例83Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.14−7.24(m,1H)6.91−7.00(m,1H)3.24−3.35(m,1H)2.91−3.14(m,2H)2.68−2.82(m,2H)2.56−2.65(m,2H)1.98(d,J=13.43Hz,1H);MS(APCI+)m/z236(M+H)
+。
【0383】
実施例84
(4aS)−10−クロロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例41を用いて実施例83に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.13−7.20(m,2H)、7.01(d,J=8.24Hz,1H)、3.61−3.67(m,1H)、3.47−3.56(m,2H)、3.30−3.42(m,2H)、3.07−3.18(m,2H)、2.87−2.93(m,3H)、2.69(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.06(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z266(M+H)
+
【0384】
実施例85
(4aS)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例83Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順で、83B(保持時間=8.2分)におけるキラル分離からの画分2を用いて実施例83の手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.14−7.24(m,1H)6.91−7.00(m,1H)3.24−3.35(m,1H)2.91−3.14(m,2H)2.68−2.82(m,2H)2.56−2.65(m,2H)1.98(d,J=13.43Hz,1H);MS(APCI+)m/z236(M+H)
+。
【0385】
実施例86
(4aS)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例86A
3−ベンジル−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに1,2−ジフルオロ−3−ニトロベンゼンを用いて実施例83Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.20−7.36(m,5H)、6.88−7.05(m,2H)、6.73−6.82(m,1H)、3.37−3.61(m,4H)、2.91−3.10(m,1H)、2.68−2.84(m,2H)、2.52−2.60(m,1H)、1.83−2.24(m,3H);MS(APCI+)m/z326(M+H)
+。
【0386】
実施例86B
(4aS)−3−ベンジル−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例86Aを、SFC(Chiralpak(登録商標)AS、21×250mm、5μm、10−30%メタノール−CO
2勾配、40mL/分で20分間、保持時間=16.5分)でキラル分離して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.20−7.36(m,5H)、6.88−7.05(m,2H)、6.73−6.82(m,1H)、3.37−3.61(m,4H)、2.91−3.10(m,1H)、2.68−2.84(m,2H)、2.52−2.60(m,1H)、1.83−2.24(m,3H);MS(APCI+)m/z326(M+H)
+。
【0387】
実施例86C
(4aS)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
50mL耐圧瓶に、実施例86B(189mg、0.581mmol)、2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)およびPd(OH)
2−C(20%湿潤、18.90mg、0.135mmol)を加えた。反応混合物をH
2圧(30psi)下、50℃で2時間攪拌した。濃縮後、HPLCにより表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.08−7.17(m,1H)7.00−7.08(m,1H)6.87(d,J=7.93Hz,1H)3.59−3.71(m,1H)3.25−3.47(m,4H)2.87−3.04(m,2H)2.63−2.76(m,1H)2.00−2.17(m,1H);MS(DCI+)m/z235(M+H)
+。
【0388】
実施例87
(4aR)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例86Bのキラル分離による画分1(保持時間=12.5分)を用いて、実施例86に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 7.08−7.17(m,1H)7.00−7.08(m,1H)6.87(d,J=7.93Hz,1H)3.59−3.71(m,1H)3.25−3.47(m,4H)2.87−3.04(m,2H)2.63−2.76(m,1H)2.00−2.17(m,1H);MS(DCI+)m/z235(M+H)
+。
【0389】
実施例88
(4aS)−8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例85を用いて実施例78に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.09−7.17(m,1H)、6.86−6.93(m,2H)、3.71(s,3H)、3.25−3.33(m,1H)、3.04−3.14(m,1H)、2.98(d,J=11.60Hz,1H)、2.80(d,J=11.29Hz,1H)、2.75(d,J=10.68Hz,1H)、2.51−2.59(m,1H)、2.15(t,J=10.83Hz,1H)、2.02−2.11(m,1H)、1.93(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z250(M+H)
+。
【0390】
実施例89
10−(3−メチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
マイクロ波バイアルに、実施例4(54.0mg、0.182mmol)、3−メチルフェニルボロン酸(27.3mg、0.301mmol)、FibreCat 1007(0.36mmol/g、25.3mg、9.12μmol)、炭酸カリウム(2M、0.506mL)およびエタノール(273μL)をチャージした。反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で15分間加熱した。触媒をろ別した。ろ過後、化合物をHPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.65(s,1H)、7.62(d,J=7.63Hz,1H)、7.47−7.54(m,3H)、7.35(d,J=7.63Hz,1H)、7.24(d,J=8.24Hz,1H)、3.76−3.83(m,1H)、3.51−3.62(m,4H)、3.15−3.27(m,2H)、2.87(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.54(s,3H)、2.25(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z308(M+H)
+。
【0391】
実施例90
10−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.97−8.03(m,2H)、7.70−7.77(m,2H)、7.47(dd,J=8.09,1.98Hz,1H)、7.42(d,J=2.14Hz,1H)、7.13(d,J=8.24Hz,1H)、3.62−3.71(m,1H)、3.37−3.50(m,4H)、3.00−3.13(m,2H)、2.73(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.12(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z362(M+H)
+。
【0392】
実施例91
10−(3−エチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−エチルフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.39−7.49(m,2H)、7.30−7.38(m,2H)、7.23−7.30(m,1H)、7.17(d,J=7.63Hz,1H)、7.05(d,J=8.24Hz,1H)、3.56−3.65(m,1H)、3.32−3.44(m,4H)、2.93−3.09(m,2H)、2.59−2.72(m,3H)、2.06(d,J=12.51Hz,1H)、1.18(t,J=7.63Hz,3H);MS(DCI+)m/z322(M+H)
+。
【0393】
実施例92
10−(3−イソプロピルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−イソプロピルフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.45−7.53(m,2H)、7.35−7.43(m,2H)、7.31−7.34(m,1H)、7.26(d,J=7.63Hz,1H)、7.10(d,J=8.24Hz,1H)、3.62−3.71(m,1H)、3.37−3.49(m,4H)、2.93−3.13(m,3H)、2.72(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.11(d,J=12.51Hz,1H)、1.26(d,J=7.02Hz,6H);MS(DCI+)m/z336(M+H)
+。
【0394】
実施例93
10−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.70(d,J=7.93Hz,1H)、7.61(s,1H)、7.56(t,J=7.93Hz,1H)、7.35−7.41(m,1H)、7.28−7.35(m,2H)、7.07(d,J=8.24Hz,1H)、3.58−3.67(m,1H)、3.32−3.45(m,4H)、2.94−3.09(m,2H)、2.67(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.07(d,J=12.21Hz,1H);MS(DCI+)m/z378(M+H)
+。
【0395】
実施例94
10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−イソプロポキシフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.34−7.40(m,2H)、7.29−7.33(m,1H)、7.22(d,J=8.24Hz,1H)、7.13−7.17(m,1H)、7.09(d,J=8.24Hz,1H)、6.93(dd,J=8.09,2.29Hz,1H)、4.64−4.75(m,1H)、3.62−3.71(m,1H)、3.37−3.48(m,4H)、3.00−3.14(m,2H)、2.72(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.11(d,J=12.51Hz,1H)、1.30(d,J=5.80Hz,6H);MS(APCI+)m/z352(M+H)
+。
【0396】
実施例95
10−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−ベンジルオキシフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.29−7.35(m,2H)、7.16−7.28(m,5H)、7.07−7.15(m,3H)、6.93(d,J=8.24Hz,1H)、6.85(dd,J=8.09,1.98Hz,1H)、5.02(s,2H)、3.44−3.54(m,1H)、3.21−3.32(m,4H)、2.82−2.97(m,2H)、2.55(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、1.94(d,J=12.82Hz,1H);MS(APCI+)m/z400(M+H)
+。
【0397】
実施例96
10−(3−イソブトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−イソブトキシフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.35−7.42(m,2H)、7.30−7.35(m,1H)、7.24(d,J=7.63Hz,2H)、7.16−7.20(m,1H)、7.09(d,J=7.93Hz,1H)、6.94(dd,J=8.24,1.83Hz,1H)、3.82(d,J=6.41Hz,2H)、3.61−3.70(m,1H)、3.36−3.50(m,4H)、2.99−3.13(m,2H)、2.72(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.11(d,J=12.82Hz,1H)、1.97−2.08(m,1H)、1.01(d,J=6.71Hz,6H);MS(DCI+)m/z366(M+H)
+。
【0398】
実施例97
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりにビフェニル−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って調製し、続いて追加のメタノールで溶出させて、2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))でろ過して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.99(d,J=7.93Hz,1H)、7.60−7.70(m,1H)、7.51−7.60(m,1H)、7.35−7.44(m,3H)、7.21−7.33(m,3H)、6.91(d,J=8.85Hz,1H)、6.73(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、6.65(d,J=2.44Hz,1H)、3.09−3.16(m,1H)、2.73−3.01(m,3H)、2.55−2.72(m,3H)、2.45(dd,J=13.12,7.32Hz,1H)、1.90(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z449(M+H)
+。
【0399】
実施例98
2−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って調製し、続いて追加のメタノールで溶出させて、2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))でろ過して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.86(d,J=7.02Hz,1H)、7.50(t,J=7.48Hz,1H)、7.31−7.41(m,2H)、6.91(d,J=8.85Hz,1H)、6.81(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、6.77(d,J=2.44Hz,1H)、3.06−3.15(m,1H)、2.84−2.99(m,2H)、2.77−2.85(m,2H)、2.61−2.70(m,2H)、2.41(dd,J=13.12,7.32Hz,1H)、1.87(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z387(M+H)
+。
【0400】
実施例99
4−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って調製し、続いてメタノールで溶出させて、2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))でろ過して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.65(d,J=8.24Hz,2H)、7.34(d,J=8.24Hz,2H)、6.92(d,J=8.85Hz,1H)、6.80(d,2H)、3.07−3.14(m,1H)、2.76−2.98(m,4H)、2.62−2.69(m,1H)、2.55−2.62(m,1H)、2.43(dd,J=13.12,7.32Hz,1H)、1.88(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z387(M+H)
+。
【0401】
実施例100
3−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.54−7.63(m,2H)、7.41−7.48(m,2H)、7.01(d,J=8.54Hz,1H)、6.82−6.91(m,2H)、3.46−3.55(m,1H)、3.30−3.39(m,2H)、3.14−3.29(m,2H)、2.90−3.05(m,2H)、2.56−2.60(m,1H)、2.33−2.39(m,3H)、2.02(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z387(M+H)
+。
【0402】
実施例101
3−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−クロロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.68−7.78(m,2H)、7.56−7.64(m,1H)、7.04(d,J=8.54Hz,1H)、6.88(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、6.84(d,J=2.44Hz,1H)、3.48−3.56(m,1H)、3.30−3.39(m,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.14−3.21(m,1H)、2.91−3.05(m,2H)、2.55−2.60(m,1H)、2.04(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z407(M+H)
+。
【0403】
実施例102
4−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−クロロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.78(d,J=8.54Hz,2H)、7.64(d,J=8.85Hz,2H)、7.03(d,J=8.54Hz,1H)、6.88(dd,J=8.54,2.75Hz,1H)、6.84(d,J=2.44Hz,1H)、3.49−3.56(m,1H)、3.31−3.39(m,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.15−3.22(m,1H)、2.91−3.04(m,2H)、2.51−2.62(m,2H)、2.03(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z407(M+H)
+。
【0404】
実施例103
2−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.80−7.86(m,1H)、7.66−7.74(m,1H)、7.34−7.45(m,2H)、7.02(d,J=8.85Hz,1H)、6.92(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、6.85(d,J=2.44Hz,1H)、3.47−3.55(m,1H)、3.29−3.38(m,2H)、3.21−3.30(m,1H)、3.14−3.20(m,1H)、2.89−3.03(m,2H)、2.50−2.56(m,2H)、2.02(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z391(M+H)
+。
【0405】
実施例104
3−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.59−7.66(m,2H)、7.56(d,J=8.54Hz,1H)、7.46−7.53(m,1H)、7.03(d,J=8.85Hz,1H)、6.89(dd,J=8.54,2.75Hz,1H)、6.86(d,J=2.44Hz,1H)、3.47−3.56(m,1H)、3.30−3.40(m,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.15−3.22(m,1H)、2.91−3.04(m,2H)、2.55−2.61(m,1H)、2.03(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z391(M+H)
+。
【0406】
実施例105
4−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.84(dd,J=8.85,5.19Hz,2H)、7.39(t,J=8.70Hz,2H)、7.02(d,J=8.54Hz,1H)、6.88(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、6.85(d,J=2.75Hz,1H)、3.48−3.57(m,1H)、3.31−3.40(m,2H)、3.22−3.31(m,1H)、3.15−3.22(m,1H)、2.92−3.05(m,2H)、2.56−2.62(m,1H)、2.04(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z391(M+H)
+。
【0407】
実施例106
2−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−メトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.69(dd,J=7.63,1.53Hz,1H)、7.45−7.57(m,1H)、7.13(d,J=8.24Hz,1H)、6.99(t,J=7.63Hz,1H)、6.90−6.95(m,1H)、6.83−6.89(m,1H)、6.77(d,J=2.44Hz,1H)、3.86(s,3H)、3.40−3.48(m,1H)、3.28(t,J=10.53Hz,2H)、3.15−3.23(m,1H)、3.06−3.12(m,1H)、2.84−2.96(m,2H)、2.45(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、1.95(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z403(M+H)
+。
【0408】
実施例107
3−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−メトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.48(t,J=8.09Hz,1H)、7.35(d,J=7.93Hz,1H)、7.27(s,1H)、7.19(dd,J=8.24,2.44Hz,1H)、7.02(d,J=8.85Hz,1H)、6.90(dd,J=8.85,2.44Hz,1H)、6.86(d,J=2.14Hz,1H)、3.77−3.80(m,3H)、3.48−3.56(m,1H)、3.35(t,J=10.37Hz,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.14−3.21(m,1H)、2.91−3.04(m,2H)、2.55−2.59(m,1H)、2.03(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z403(M+H)
+。
【0409】
実施例108
4−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−メトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.72(d,J=8.85Hz,2H)、7.07(d,J=8.85Hz,2H)、7.00(d,J=8.85Hz,1H)、6.83−6.92(m,2H)、3.80(s,3H)、3.46−3.55(m,1H)、3.34(t,J=10.37Hz,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.13−3.21(m,1H)、2.91−3.04(m,2H)、2.55−2.60(m,1H)、2.02(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z403(M+H)
+。
【0410】
実施例109
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりにチオフェン−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.58(d,J=3.66Hz,1H)、7.10−7.19(m,1H)、7.06(d,J=8.85Hz,1H)、6.94(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、6.88(d,J=2.44Hz,1H)、3.49−3.57(m,1H)、3.32−3.39(m,1H)、3.24−3.31(m,1H)、3.17−3.23(m,1H)、2.90−3.06(m,2H)、2.55−2.62(m,1H)、2.04(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z379(M+H)
+。
【0411】
実施例110
8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例110A
2−(4−ベンジル−1−(3−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンの代わりに1−クロロ−3−フルオロ−2−ニトロベンゼンを用いて実施例12Dに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z390.0(M+H)
+。
【0412】
実施例110B
2−(1−(2−アミノ−3−クロロフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、12Dの代わりに110Aを用いて実施例12Eに概要を示した手順に従って調製した。生成物を、さらに精製することなく次のステップへもち込んだ。
【0413】
実施例110C
3−ベンジル−S−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、12Eの代わりに110Bを用いて実施例12Fに概要を示した手順に従って調製した。生成物を、さらに特性評価することなく次のステップにもち込んだ。MS(DCI+)m/z342.1(M+H)
+。
【0414】
実施例110D
8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、30Cの代わりに110Cを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。HPLCによる精製の代わりに、粗製物質を、CH
2Cl
2中に10−50%のメタノール(2M NH
3溶液)の勾配で溶出させて、フラッシュクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.21(bs,2H)、7.16(s,1H)、7.07(dd,J=6.3,3.2Hz,2H)、3.33(m,1H)、3.14−3.05(m,1H)、3.03−2.95(m,1H)、2.92−2.85(m,2H)、2.81(d,J=10.0Hz,1H)、2.76−2.69(m,1H)、2.67−2.59(m,1H)、1.90(d,J=13.1Hz,1H);MS(DCI+)m/z252.0(M+H)
+。
【0415】
実施例111
10−(フェノキシメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例111A
tert−ブチル10−(ヒドロキシメチル)−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
LiBH
4(654mg、30.0mmol)の0℃でのテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、実施例50(1.17g、3.00mmol)を加えた。反応混合物を60℃で6時間攪拌した。追加のLiBH
4(500mg)を加え、反応物を60℃で2時間攪拌し、次いで室温で16時間攪拌した。反応混合物をHCl(1M)で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機溶液をシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.51(s,1H)、7.00−7.06(m,1H)、6.92−6.99(m,1H)、6.86−6.92(m,1H)、5.12(t,1H)、4.45(d,J=5.43Hz,2H)、3.82−3.99(m,2H)、2.75−3.19(m,5H)、2.51−2.58(m,1H)、1.91−2.03(m,1H)、1.38−1.47(m,9H);MS(APCI+)m/z248(M+H−Boc)
+。
【0416】
実施例111B
10−(フェノキシメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例111A(200mg、0.576mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、フェノール(54.2mg、0.576mmol)、PS−トリフェニルホスフィン(576mg、1.727mmol)および(Z)−ジ−tert−ブチルジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(199mg、0.864mmol)を加えた。反応混合物を16時間攪拌し、次いで固体をろ別した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.29−7.35(m,2H)、7.23(s,1H)、7.18(d,J=8.24Hz,1H)、7.00−7.04(m,3H)、6.97(t,J=7.32Hz,1H)、5.06(s,2H)、3.58−3.64(m,1H)、3.26−3.42(m,4H)、2.97−3.09(m,2H)、2.67(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.07(d,J=12.82Hz,1H);MS(APCI+)m/z324(M+H)
+。
【0417】
実施例112
9−(フェニルスルホニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例112A
3−ベンジル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを用いて実施例83Aに概要を示した手順に従って調製した。表題化合物を実施例112Bに直接もち込んだ。
【0418】
実施例112B
3−ベンジル−9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例112A(1.30g、4.23mmol)の酢酸(20mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.828、4.65mmol)を加えた。反応物を16時間攪拌した。反応液を濃縮し、次いでNaOH(1M)とジクロロメタンに分配させた。ジクロロメタン層を分離し、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.22−7.38(m,6H)、7.07(d,J=2.37Hz,1H)、7.01(d,J=8.81Hz,1H)、3.50−3.58(m,2H)、3.24−3.30(m,1H)、3.05−3.17(m,1H)、2.91−3.01(m,1H)、2.71−2.86(m,2H)、2.52−2.61(m,1H)、2.05−2.25(m,2H)、1.90(d,J=13.22Hz,1H);MS(APCI+)m/z386、388(M+H)
+。
【0419】
実施例112C
9−(フェニルスルホニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
2つのマイクロ波バイアルにそれぞれ実施例112B(200mg、0.518mmol)、ベンゼンスルフィン酸(81mg、0.57mmol)、CuI(434、2.28mmol)およびジメチルスルホキシド(3mL)をN
2雰囲気下でチャージした。バイアルを、マイクロ波加熱器(Biotage Initator(商標)、最大400ワット)中、150℃で20分間加熱した。2つの反応混合物を一緒にした。この反応混合物にアンモニア(7N、メタノール、2mL)を加えた。次いで溶液を水と酢酸エチルに分配させた。有機層を分離し、シリカゲルで濃縮した。中間体をフラッシュクロマトグラフィー(40−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製した。この中間体にトリフルオロエタノール(20mL)およびPd(OH)
2−C(20%湿潤、23.20mg、0.165mmol)を加えた。反応物をH
2圧(30psi)下、50℃で16時間攪拌した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.84−7.93(m,2H)、7.63−7.72(m,2H)、7.59(t,J=7.48Hz,2H)、7.50(d,J=2.44Hz,1H)、7.28(d,J=8.54Hz,1H)、3.64−3.74(m,1H)、3.28−3.40(m,4H)、2.90−3.04(m,2H)、2.68(dd,J=13.88,6.56Hz,1H)、2.08(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z358(M+H)
+。
【0420】
実施例113
10−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェノールの代わりに2−フルオロフェノールを用いて実施例111に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DSMO−d
6)δ ppm 7.19−7.30(m,3H)、7.11−7.17(m,2H)、7.01(d,J=7.93Hz,1H)、6.93−7.00(m,1H)、5.13(s,2H)、3.43−3.51(m,1H)、3.11−3.27(m,4H)、2.85−2.95(m,2H)、2.63(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、2.03(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z342(M+H)
+。
【0421】
実施例114
10−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェノールの代わりに3−フルオロフェノールを用いて実施例111に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.34(q,J=8.04Hz,1H)、7.19(s,1H)、7.13(dd,J=7.93,1.53Hz,1H)、7.01(d,J=7.93Hz,1H)、6.84−6.93(m,2H)、6.75−6.82(m,1H)、5.07(s,2H)、3.35−3.43(m,1H)、3.06−3.23(m,4H)、2.79−2.90(m,2H)、2.60(dd,J=13.27,7.17Hz,1H)、2.01(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z342(M+H)
+。
【0422】
実施例115
10−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェノールの代わりに4−フルオロフェノールを用いて実施例111に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.17−7.21(m,1H)、7.09−7.15(m,3H)、6.97−7.06(m,3H)、5.03(s,2H)、3.41−3.48(m,1H)、3.10−3.26(m,4H)、2.89(t,J=11.75Hz,2H)、2.61(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.02(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z342(M+H)
+。
【0423】
実施例116
(4aS)−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例116A
3−ベンジル−10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンを用いて実施例83Aに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.55(s,1H)、7.23−7.37(m,5H)、7.12−7.19(m,2H)、6.86(d,J=8.82Hz,1H)、3.54(s,2H)、3.27−3.38(m,1H)、3.07−3.20(m,1H)、2.93−3.05(m,1H)、2.70−2.86(m,2H)、2.52−2.60(m,1H)、2.03−2.27(m,2H)、1.90(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z286,288(M+H)
+。
【0424】
実施例116B
(4aS)−3−ベンジル−10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
SFC(Chiralpak(登録商標)IA、21×250mm、5μm、20−50%メタノール−CO
2勾配、40mL/分で20分間、保持時間=16.0分)による116Aのキラル分離によって表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.55(s,1H)、7.23−7.37(m,5H)、7.12−7.19(m,2H)、6.86(d,J=8.82Hz,1H)、3.54(s,2H)、3.27−3.38(m,1H)、3.07−3.20(m,1H)、2.93−3.05(m,1H)、2.70−2.86(m,2H)、2.52−2.60(m,1H)、2.03−2.27(m,2H)、1.90(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z286、288(M+H)
+。
【0425】
実施例116C
(4aS)−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
(4aS)−3−ベンジル−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オンを、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに2−フルオロフェニルボロン酸を用い、実施例4の代わりに実施例116Bを用いて実施例89に概要を示した手順に従って調製した。中間体(4aS)−3−ベンジル−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オンをHPLCで精製し、エタノール(20mL)中でPd(OH)
2−C(20%、1湿潤、76mg、1.250mmol)を用いてベンジルの取り外しを施し、これをH
2圧(30psi)下、室温で2時間攪拌した。触媒をろ別した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.50−7.56(m,1H)、7.36−7.43(m,1H)、7.20−7.30(m,4H)、7.07(d,J=8.24Hz,1H)、3.57−3.63(m,1H)、3.31−3.40(m,4H)、2.95−3.07(m,2H)、2.70(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.07(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z312(M+H)
+。
【0426】
実施例117
(4aS)−10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−フルオロフェニルボロン酸の代わりに3−イソプロポキシフェニルボロン酸を用いて実施例116Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.38(t,J=7.78Hz,2H)、7.31(d,J=1.53Hz,1H)、7.22(d,J=7.93Hz,1H)、7.15(d,J=2.14Hz,1H)、7.08(d,J=7.93Hz,1H)、6.93(dd,J=8.24,2.44Hz,1H)、4.65−4.75(m,1H)、3.61−3.68(m,1H)、3.36−3.47(m,4H)、2.98−3.13(m,2H)、2.72(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.10(d,J=12.82Hz,1H)、1.30(d,J=6.10Hz,6H);MS(APCI+)m/z352(M+H)
+。
【0427】
実施例118
(4aS)−10−[2−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(2−フルオロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.49(s,1H)、8.98(br,2H)、7.42(td,J=7.6,1.6Hz,1H)、7.33−7.24(m,1H)、7.22−7.12(m,2H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.70−6.58(m,2H)、4.29−4.08(m,2H)、3.55−3.45(m,1H)、3.41−3.18(m,4H)、3.11−2.89(m,4H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.00(d,J=13.5Hz,1H)。
【0428】
実施例119
2,6−ジクロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2,6−ジクロロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.43(d,J=13.43Hz,1H)、1.92(dd,J=13.28,7.17Hz,1H)、1.65−1.56(m,1H)、1.53−1.41(m,1H)、1.07−0.93(m,3H)、0.86(d,J=10.68Hz,1H)、0.77−0.68(m,1H)、2.35(d,J=8.54Hz,1H)、2.56(d,J=7.93Hz,1H)、2.74−2.79(m,3H)、2.88(d,J=2.44Hz,1H)、6.72(s,1H);MS(ESI+)m/z441(M+H)
+。
【0429】
実施例120
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−トリフルオロメトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.31(d,J=13.43Hz,1H)、2.84(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.12−3.32(m,2H)、3.64−3.78(m,3H)、3.86(d,J=10.99Hz,1H)、3.97−4.07(m,1H)、7.03(d,J=8.54Hz,1H)、7.32(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、7.41−7.46(m,1H)、7.48−7.55(m,2H)、8.01−8.10(m,2H)、11.36(s,1H);MS(ESI+)m/z457(M+H)
+。
【0430】
実施例121
4−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−シアノベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。MS(ESI+)m/z398(M+H)
+。
【0431】
実施例122
3−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−シアノベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って調製した。MS(ESI+)m/z398(M+H)
+。
【0432】
実施例123
2,6−ジフルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2,6−ジフルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.26(d,J=13.43Hz,1H)、2.79(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、3.06−3.11(m,1H)、3.16−3.30(m,1H)、3.60−3.73(m,3H)、3.83(d,J=10.68Hz,1H)、3.94−4.04(m,1H)、6.95−7.09(m,3H)、7.36−7.47(m,2H)、7.64(d,J=2.44Hz,1H)、11.43(s,1H);MS(ESI+)m/z409(M+H)
+。
【0433】
実施例124
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりにナフタレン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.21(d,J=13.43Hz,1H)、2.69(dd,J=13.28,7.17Hz,1H)、2.97−3.05(m,1H)、3.13−3.26(m,1H)、3.57−3.60(m,1H)、3.63−3.71(m,2H)、3.76−3.82(m,1H)、3.87−3.98(m,1H)、6.86(d,J=8.85Hz,1H)、7.25(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、7.39−7.46(m,2H)、7.54−7.57(m,1H)、7.59−7.63(m,1H)、7.91−7.97(m,1H)、8.01(d,J=8.24Hz,1H)、8.59(dd,J=7.32,1.22Hz,1H)、9.29(d,J=8.24Hz,1H)、11.25(s,1H);MS(ESI+)m/z423(M+H)
+。
【0434】
実施例125
2,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2,5−ジメチルフェニル−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.06(s,3H)、2.24(d,J=13.43Hz,1H)、2.75(dd,J=13.28,7.17Hz,1H)、2.84(s,3H)、3.00−3.09(m,1H)、3.15−3.26(m,1H)、3.62−3.68(m,3H)、3.74−3.83(m,1H)、3.87−3.95(m,1H)、6.96(d,J=8.54Hz,1H)、7.11−7.20(m,2H)、7.34(dd,J=8.54,2.75Hz,1H)、7.52(d,J=2.44Hz,1H)、8.17(s,1H)、11.32(s,1H);MS(ESI+)m/z401(M+H)
+。
【0435】
実施例126
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−トリフルオロメチルフェニル−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.27(d,J=13.43Hz,1H)、2.79(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.08−3.17(m,1H)、3.20−3.30(m,1H)、3.63−3.78(m,3H)、3.85(d,J=10.68Hz,1H)、3.96−4.07(m,1H)、7.01(d,J=8.85Hz,1H)、7.35(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、7.53(d,J=2.44Hz,1H)、7.55−7.58(m,2H)、7.84−7.92(m,1H)、8.45−8.54(m,1H)、11.35(s,1H);MS(ESI+)m/z441(M+H)
+。
【0436】
実施例127
5−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに5−クロロチオフェン−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.32(d,J=13.43Hz,1H)、2.88(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.14−3.33(m,2H)、3.65−3.80(m,3H)、3.87(d,J=10.38Hz,1H)、3.95−4.10(m,1H)、6.89−6.94(m,1H)、7.08(d,J=8.54Hz,1H)、7.39(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、7.59−7.67(m,2H)、11.41(s,1H);MS(ESI+)m/z413(M+H)
+。
【0437】
実施例128
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−2−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりにナフタレン−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.24(d,J=13.43Hz,1H)、2.77(dd,J=13.28,7.17Hz,1H)、3.02−3.12(m,1H)、3.15−3.29(m,1H)、3.61−3.70(m,3H)、3.75−3.84(m,1H)、3.88−4.00(m,1H)、6.96(d,J=8.54Hz,1H)、7.39(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、7.45−7.56(m,2H)、7.85(t,J=7.78Hz,2H)、7.94(d,J=8.85Hz,1H)、8.16(dd,J=8.55,1.83Hz,1H)、8.79(d,J=1.53Hz,1H)、11.32(s,1H);MS(ESI+)m/z423(M+H)
+。
【0438】
実施例129
3,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3,5−ジメチルフェニル−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.06−2.10(m,6H)、2.27(d,J=13.43Hz,1H)、2.79(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、3.04−3.12(m,1H)、3.16−3.29(m,1H)、3.62−3.72(m,3H)、3.82(d,J=10.38Hz,1H)、3.91−4.05(m,1H)、6.94−7.01(m,2H)、7.39(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、7.55−7.58(m,1H)、7.78(s,2H)、11.34(s,1H);MS(ESI+)m/z401(M+H)
+。
【0439】
実施例130
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,ピリジン−d
5\D
2O)δ ppm 2.27(d,J=13.43Hz,1H)、2.78(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.06−3.14(m,1H)、3.17−3.29(m,1H)、3.63−3.77(m,3H)、3.84(d,J=10.68Hz,1H)、3.95−4.03(m,1H)、7.00(d,J=8.54Hz,1H)、7.25−7.37(m,2H)、7.46−7.55(m,3H)、8.29(dd,J=7.93,1.83Hz,1H)、11.36(s,1H);MS(ESI+)m/z457(M+H)
+。
【0440】
実施例131
(4aS)−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例131A
4−(ジフルオロメトキシ)−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン
N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)を、50mLステンレス製反応器中の3−フルオロ−4−ニトロフェノール(1.01g、6.43mmol)および炭酸カリウム(5.33g、38.6mmol)に加えた。この反応器をCF
2HClで簡単にスパージし、ドライアイスで冷却し、次いでクロロジフルオロメタン(3.34g、38.6mmol)を、ポリプロピレン管を用いて反応器に移送した。混合物を85℃で2時間攪拌した。上澄み混合液をシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−40%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.28(t,J=9.16Hz,1H)、7.51−7.57(m,1H)、7.50(t,J=72.39Hz,1H)、7.21−7.29(m,1H)
【0441】
実施例131B
メチル[(2S)−4−ベンジルピペラジン−2−イル]アセテート
実施例12C(63g、254mmol)のエタノール(200mL)中溶液に、(2R,3R)−2,3−ビス(ベンゾイルオキシ)コハク酸の溶液(45.5g、400mLのエタノール中127mmol)を徐々に加えた。得られたオレンジ色の溶液を周囲温度で2時間攪拌した。沈殿物をろ取して2:1アミン:コハク酸塩(74.4g)を得た。この塩を、4−5倍体積の5%水/エタノールから再結晶化させ、ろ取した。適切なキラル純度が得られるまで(29.9gの塩、>95%e.e(エナンチオマー過剰率).)、この再結晶化プロセスを繰り返した。この塩を、300mLのジクロロメタンに取り、3×200mLの1M NaOH水溶液で洗浄した。次いで有機層を400mLブラインで洗浄し、MgSO
4でろ過し、濃縮して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.34−7.20(m,5H)、3.57(s,3H)、3.42(q,J=13.4Hz,2H)、2.96(qd,J=2.7Hz,6.9Hz,1H)、2.78(dt,J=2.9Hz,11.9Hz,1H)、2.69−2.60(m,2H)、2.55(d,J=10.8Hz,1H)、2.30(dd,J=3.2Hz,6.7Hz,2H)、1.92(td,J=2.8Hz,10.6Hz,1H)、1.68(t,J=10.0Hz,1H);MS(ESI+)m/z249.0(M+H)
+。
【0442】
実施例131C
(4aS)−3−ベンジル−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに実施例131Aを用い、実施例12Cの代わりに実施例131Bを用いて実施例83Aに概要を示した手順に従って調製した。表題化合物をステップ131Dに直接もち込んだ。
【0443】
実施例131D
(4aS)−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例12Fの代わりに実施例131Cを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.05(d,J=8.54Hz,1H)、7.18(t,J=74.15Hz,1H)、6.89−6.95(m,2H)、3.60−3.68(m,1H)、3.29−3.43(m,4H)、2.97−3.10(m,2H)、2.68(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.09(d,J=14.95Hz,1H);MS(DCI+)m/z284(M+H)
+。
【0444】
実施例132
(4aS)−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例169を用いて実施例78に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.87−7.07(m,3H)、6.76−6.85(m,1H)、4.45(t,J=1O.17Hz,1H)、4.02−4.15(m,1H)、3.52(d,J=11.53Hz,1H)、3.22(d,6H)、2.87(s,3H)、1.97−2.16(m,1H)、1.65−1.83(m,1H);MS(DCI+)m/z219(M+H)
+。
【0445】
実施例133
(4aS)−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例133A
(S)−2−(4−ベンジル−1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)ピペラジン−2−イル)エタノール
(S)−2−(4−ベンジルピペラジン−2−イル)エタノール(150mg、0.681mmol)および1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼン(167mg、885mmol)のジメチルスルホキシド(5mL)中溶液に、ナトリウムtert−ブトキシド(164mg、1.70mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌し、次いで水および酢酸エチルを加えた。有機層を分離し、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−30%メタノール/ジクロロメタン)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.40(d,J=7.80Hz,1H)、7.18−7.35(m,5H)、6.92(d,J=1.36Hz,1H)、6.65−6.73(m,1H)、4.08(t,J=6.44Hz,2H)、3.36−3.51(m,2H)、2.55−2.89(m,6H)、1.87−1.99(m,1H)、1.68−1.77(m,2H);MS(APCI+)m/z389、391(M+H)
+。
【0446】
実施例133B
(4aS)−3−ベンジル−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
マイクロ波バイアルに、実施例133A(214mg、0.550mmol)、2’−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−N,N−ジメチルビフェニル−2−アミン(18.7mg、0.055mmol)、トリス(ジベンジリデン−アセトン)ジパラジウム(0)(25.2mg、.025mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(68.4mg、0.715mmol)およびトルエン(4mL)をチャージした。反応混合物を、マイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で30分間加熱した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.22−7.36(m,5H)、6.82(d,J=8.14Hz,1H)、6.66−6.71(m,1H)、6.56(d,J=2.03Hz,1H)、4.29−4.41(m,1H)、3.98−4.11(m,1H)、3.51(s,2H)、2.96−3.14(m,3H)、2.62−2.73(m,1H)、2.52−2.56(m,1H)、2.18−2.37(m,2H)、2.15(s,3H)、1.84−1.98(m,2H);MS(APCI+)m/z309(M+H)
+。
【0447】
実施例133C
(4aS)−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例133B(53mg、0.172mmol)の2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中溶液に、Pd(OH)
2−C(20%、湿潤、10.60mg、0.075mmol)を加え、混合物をH
2圧(30psi)下、50℃で2時間攪拌した。混合物をろ過し、ろ液を濃縮した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.82−6.91(m,1H)、6.71−6.80(m,1H)、6.63(s,1H)、4.33−4.47(m,1H)、4.00−4.13(m,1H)、2.94−3.38(m,7H)、2.18(s,3H)、1.95−2.10(m,1H)、1.79−1.92(m,1H);MS(DCI+)m/z219(M+H)
+。
【0448】
実施例134
(4aS)−10−メトキシ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロ−4−メトキシベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.90(d,J=8.73Hz,1H)、6.54(dd,J=8.72,3.17Hz,1H)、6.40(d,J=2.78Hz,1H)、4.39−4.59(m,1H)、4.01−4.12(m,1H)、3.63−3.70(m,3H)、3.26−3.39(m,1H)、2.94−3.24(m,6H)、1.96−2.13(m,1H)、1.79−1.93(m,1H);MS(DCI+)m/z135(M+H)
+。
【0449】
実施例135
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−10−アミン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロ−4−ニトロベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.02(d,J=8.54Hz,1H)、6.83(dd,J=8.39,2.59Hz,1H)、6.69(d,J=2.75Hz,1H)、4.38−4.55(m,1H)、4.03−4.20(m,1H)、2.97−3.40(m,7H)、1.98−2.15(m,1H)、1.83−1.95(m,1H);MS(DCI+)m/z220(M+H)
+。
【0450】
実施例136
(4aS)−10−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに2,4−ジフルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.01(dd,J=8.85,6.10Hz,1H)、6.74−6.85(m,1H)、6.67(dd,J=9.76,3.05Hz,1H)、4.43−4.57(m,1H)、4.04−4.16(m,1H)、3.00−3.30(m,7H)、2.01−2.14(m,1H)、1.82−1.93(m,1H);MS(DCI+)m/z223(M+H)
+。
【0451】
実施例137
(4aS)−9−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに5−メチル−2−フルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.77−6.81(m,1H)、6.67−6.73(m,2H)、4.23−4.38(m,1H)、3.98−4.10(m,1H)、2.92−3.36(m,7H)、2.17−2.24(m,3H)、1.93−2.09(m,1H)、1.78−1.92(m,1H);MS(DCI+)m/z219(M+H)
+。
【0452】
実施例138
(4aS)−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例138A
(4aS)−3−ベンジル−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに3−クロロ−2−フルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例133Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.60(dd,J=8.14,1.36Hz,1H)、7.50(dd,J=8.14,1.70Hz,1H)、7.20−7.32(m,5H)、7.08(t,J=7.97Hz,1H)、3.97(t,J=6.44Hz,2H)、3.36−3.51(m,2H)、2.55−2.94(m,6H)、1.90−2.03(m,1H)、1.63−1.83(m,2H);MS(APCI+)m/z408,410(M+H)
+。
【0453】
実施例138B
(4aS)−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例138Aを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.02−7.11(m,1H)、6.93−7.00(m,2H)、4.31−4.46(m,1H)、4.11−4.24(m,1H)、2.97−3.44(m,7H)、1.83−2.12(m,2H);MS(DCI+)m/z239(M+H)
+。
【0454】
実施例139
(4aS)−11−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに2,3−ジフルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.78−7.00(m,3H)、4.34−4.47(m,1H)、4.12−4.22(m,1H)、2.98−3.42(m,7H)、1.87−2.16(m,2H);MS(DCI+)m/z223(M+H)
+。
【0455】
実施例140
(4aS)−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例140A
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに5−クロロ−2−フルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例133Bに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.21−7.36(m,5H)、6.94(d,J=2.37Hz,1H)、6.81−6.87(m,1H)、6.75(d,1H)、4.26−4.36(m,1H)、3.98−4.14(m,1H)、3.50−3.54(m,2H)、3.04−3.22(m,3H)、2.61−2.70(m,1H)、2.51−2.57(m,1H)、2.27−2.38(m,1H)、2.15−2.25(m,1H)、1.88−1.98(m,2H);MS(APCI+)m/z328(M+H)
+。
【0456】
実施例140B
(4aS)−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例140Aを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.04(d,J=2.37Hz,1H)、6.88−6.99(m,1H)、6.82(d,1H)、4.29−4.42(m,1H)、4.03−4.15(m,1H)、2.96−3.41(m,7H)、1.81−2.14(m,2H);MS(DCI+)m/z239(M+H)
+。
【0457】
実施例141
10−[(E)−2−(2−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−2−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例25に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.79(s,1H)、9.12−8.82(m,2H)、7.77(t,j=7.8,1H)、7.40−7.18(m,7H)、6.98(d,j=8.4,1H)、3.65−3.52(m,1H)、3.47−3.35(m,4H)、3.14−2.94(m,2H)、2.68(dd,J=13.5,7.0,1H)、2.08(d,J=13.5,1H);MS(DCI+)m/z338.2(M+H)
+。
【0458】
実施例142
10−{(E)−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ビニル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−2−(トリフルオロメチル)スチリルボロン酸を用いて実施例25に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.81(s,1H)、9.01(br,1H)、8.90(br,1H)、7.96(d,J=8.0,1H)、7.75(d,1=1.9,1H)、7.71(t,1=1.1,1H)、7.50(t,1=1.1,1H)、7.38−7.29(m,4H)、7.02(d,J=8.1,1H)、3.61(dd,1=10.1,7.0,1H)、3.42−3.30(m,3H)、3.30−2.95(m,3H)、2.69(dd,J=13.5,7.0,1H)、2.12−2.05(m,1H);MS(DCI+)m/z338.2(M+H)
+。
【0459】
実施例143
10−[(E)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−2−(3,5−ジフルオロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて実施例25に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.80(s,1H)、9.04−8.95(br,2H)、7.45−7.38(m,1H)、7.40−7.29(m,4H)、7.29−7.21(m,1H)、7.16−7.08(m,1H)、6.99(d,J=8.1,1H)、3.59(dd,J=10.9,6.9,1H)、3.45−3.33(m,4H)、3.14−2.95(m,2H)、2.68(dd,J=13.5,7.0,1H)、2.12−2.05(m,1H);MS(DCI+)m/z356.2(M+H)
+。
【0460】
実施例144
10−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例144A
tert−ブチル10−[(E)2−(2−フルオロフェニル)ビニル]−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりに(E)−2−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。得られた粗製物質を、さらに精製することなく次のステップにもち込んだ。
【0461】
実施例144B
10−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例29Aの代わりに実施例144Aを用いて実施例29Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ=9.61(s,1H)、9.11−8.94(br,2H)、7.32−7.20(m,2H)、7.16−7.08(m,2H)、6.97−6.85(m,3H)、4.17−3.94(m,1H)、3.59−3.47(m,1H)、3.41−3.32(m,2H)、3.31−3.14(m,2H)、3.09−2.89(m,4H)、2.66−2.52(m,1H)、2.06−1.99(d,J=13Hz,1H);MS(DCI+)m/z340.1(M+H)
+。
【0462】
実施例145
10−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例145A
tert−ブチル10−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりに(E)−3−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。得られた粗製物質を、さらに精製することなく次のステップにもち込んだ。
【0463】
実施例145B
10−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例29Aの代わりに実施例145Aを用いて実施例29Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.61(s,1H)、9.17−8.93(br,2H)、7.31(dd,J=14.3,7.9Hz,1H)、7.07(dd,J=10.9,4.3Hz,2H)、7.00(td,J=8.8,2.5Hz,1H)、6.93(dd,J=11.5,3.4Hz,2H)、6.87(d,J=7.9Hz,1H)、3.55−3.46(m,1H)、3.37(t,J=12.3Hz,2H)、3.22(dd,J=28.3,11.7Hz,2H)、3.11−2.94(m,2H)、2.92−2.79(m,4H)、2.60(dd,J=13.4,7.1Hz,1H)、2.03(d,J=13.5Hz,1H);MS(DCI+)m/z340.1(M+H)
+。
【0464】
実施例146
10−{2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例146A
tert−ブチル6−オキソ−10−{(E)−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ビニル}−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりに(E)−2−(トリフルオロメチル)スチリルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。得られた粗製物質を、さらに精製することなく次のステップにもち込んだ。
【0465】
実施例146B
10−{2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例29Aの代わりに実施例146Aを用いて実施例29Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.63(s,1H)、9.10−8.90(br,2H)、7.69(d,J=7.8Hz,1H)、7.62(t,J=7.6Hz,1H)、7.54(d,J=7.7Hz,1H)、7.43(t,J=7.7Hz,1H)、6.96(s,1H)、6.96−6.87(m,2H)、3.59−3.15(m,5H)、3.08−2.93(m,4H)、2.95−2.75(m,2H)、2.62(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.07−1.94(d,J=13.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z390.2(M+H)
+。
【0466】
実施例147
10−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例147A
tert−ブチル10−[(E)−2−(3,5−(ジフルオロフェニル)]ビニル}−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりに(E)−2−(3,5−(ジフルオロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。得られた粗製物質を、さらに精製することなく次のステップにもち込んだ。
【0467】
実施例147B
10−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例29Aの代わりに実施例147Bを用いて実施例29Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.61(s,1H)、9.13−8.82(br,2H)、7.10−6.83(m,6H)、3.50(d,J=8.8Hz,1H)、3.37(t,J=11.8Hz,2H)、3.25(dt,J=24.0,6.5Hz,2H)、3.11−2.80(m,6H)、2.60(dd,J=13.4,7.1Hz,1H)、2.03(d,J=13.5Hz,1H);MS(DCI+)m/z358.2(M+H)
+。
【0468】
実施例148
(4aS)−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例148A
(4aS)−3−ベンジル−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例110Cを、SFC(Chiralpak(登録商標)AD−H、21×250mm、5μm、0.1%ジエチルアミンを含む10−50%メタノール−CO
2勾配、40mL/分で20分間、保持時間=16.2分)でキラル分離して表題化合物を得た。表題化合物を実施例148Bに直接もち込んだ。
【0469】
実施例148B
(4aS)−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例148Aを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.21−7.31(m,2H)、7.13−7.21(m,1H)、3.54−3.66(m,1H)、3.24−3.45(m,4H)、2.96−3.07(m,2H)、2.64(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.08(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z252(M+H)
+。
【0470】
実施例149
10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例149A
4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン
(ブロモメチル)ベンゼン(10.9g、63.7mmol)および3−フルオロ−4−ニトロフェノール(10g、63.7mmol)を150mLアセトンに加え、次いで炭酸カリウム(8.8g、63.7mmol)およびヨウ化ナトリウム(9.54g、63.7mmol)を加えた。反応混合物を55℃で終夜加熱した。得られた混合物をろ過し、濃縮した。粗製物質を酢酸エチル/ヘキサンで再結晶化して表題化合物を得た。MS(DCI+)m/z264.9(M+NH
4)
+。
【0471】
実施例149B
メチル2−(4−ベンジル−1−(5−(ベンジルオキシ)−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
アセトニトリル100mL中の実施例149A(10g、40mmol)および実施例12C(11.6g、47mmol)を炭酸カリウム(11g、81mmol)の存在下、60℃で3日間加熱した。反応混合物をろ過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中に0−60%酢酸エチル)で精製して表題化合物を得た。MS(ESI+)m/z476.2(M+H)
+。
【0472】
実施例149C
3−ベンジル−10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例24Aの代わりに実施例149Bを用いて実施例24Bに概要を示した手順に従って調製した。MS(ESI+)m/z414.2(M+H)
+。
【0473】
実施例149D
10−ヒドロキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例12Fの代わりに実施例149Cを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、さらに精製することなく次のステップで使用した。
【0474】
実施例149E
tert−ブチル10−ヒドロキシ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
水(0.5mL)の中の実施例149D(60mg、0.26mmol)およびジ−tert−ブチルジカーボネート(61.8mg、0.28mmol)を30℃で2時間攪拌した。次いで沈殿物を遠心分離により単離した。単離した固体を、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.25(s,1H)、6.74(d,J=8.4Hz,1H)、6.46(d,J=2.4Hz,1H)、6.42(dd,J=8.4,2.5Hz,1H)、3.97−3.83(m,2H)、3.13−3.01(m,2H)、2.91−2.81(m,2H)、2.58−2.52(m,2H)、1.93(d,J=13.2Hz,1H)。
【0475】
実施例149F
10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例149E(25mg、0.075mmol)および(ブロモメチル)ベンゼン(14mg、0.082mmol)を1mLアセトンに溶解した。この混合物に、炭酸カリウム(21mg、0.15mmol)およびヨウ化ナトリウム(11mg、0.075mmol)を加えた。反応混合物を70℃で終夜加熱した。粗製物質をシリカゲルカラムに直接ロードし、フラッシュクロマトグラフィーで精製した。得られた物質にジオキサン(0.3mL)中の4M HClを加え、反応が完了するまで50℃で加熱した。得られた固体をろ取して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.50(s,1H)、9.28−9.22(br,2H)、7.48−7.30(m,5H)、6.89(d,J=9.1Hz,1H)、6.76−6.70(m,2H)、5.09(bs,2H)、3.60−3.53(m,1H)、3.29−3.22(m,4H)、3.06−2.90(m,2H)、2.62(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.05−1.98(d,J=13.5Hz,1H)。
【0476】
実施例150
7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン
実施例150A
メチル2−(4−ベンジル−1−(3−ニトロピリジン−2−イル)ピペラジン−2−イル)アセテート
表題化合物を、149Aの代わりに2−フルオロ−3−ニトロピリジンを用いて実施例149Bに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI)m/z371.1(M+H)
+。
【0477】
実施例150B
2−(1−(2−アミノ−3−クロロフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、実施例12Dの代わりに実施例150Aを用いて実施例12Eに概要を示した手順に従って調製した。生成物を、さらに特性評価することなく次のステップにもち込んだ。
【0478】
実施例150C
2−(1−(3−アミノピリジン−2−イル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
テトラヒドロフラン(40mL)およびメタノール(40mL)の中の実施例150B(6.41g、18.83mmol)にLiOH水和物(1.185g、28.2mmol)および水(10mL)を加えた。混合物を、反応が完了するまで50℃で攪拌した。次いで混合物を濃縮し、ジオキサン中の7mLの4M HClを加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、溶媒を蒸発させた。得られた物質を次のステップで直接使用した。
【0479】
実施例150D
9−ベンジル−7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン
表題化合物を、実施例12Eの代わりに実施例150Cを用いて実施例12Fに概要を示した手順に従って調製して表題化合物を得た。MS(DCI+)m/z309.1(M+H)
+。
【0480】
実施例150E
7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン
表題化合物を、実施例12Fの代わりに実施例150Cを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、CH
2Cl
2中に10−50%のメタノール(2M NH
3溶液)の勾配で溶出させて、フラッシュクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.57(bs,1H)、8.05(dd,J=4.8,1.7Hz,1H)、7.21(dd,J=7.6,1.8Hz,1H)、6.94(dd,J=7.6,4.8Hz,1H)、3.49−3.38(m,2H)、2.85−2.53(m,6H)、2.07(ddd,J=13.3,3.6,1.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z309.1(M+H)
+。
【0481】
実施例151
7−メチル−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例151A
tert−ブチル6−オキソ−10−(2−フェニルエチル)−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン3(4H)−カルボキシレート
メタノール(11mL)中の実施例29A(110mg、0.29mmol)を100mL圧力管中の5%Pd−C、湿潤(22mg)に加え、水素圧(30psi)下、室温で16時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮した。この物質を、さらに特性評価することなく次のステップで使用した。
【0482】
実施例151B
7−メチル−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例77Aの代わりに実施例151Aを用い、ヨウ化エチルの代わりにヨードメタンを用いて実施例77Bに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製して表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.13(br,2H)、7.39−6.96(m,4H)、6.97(d,J=1.7Hz,4H)、3.65(m,2H)、3.45−3.32(m,3H)、3.30−3.12(m,4H)、3.11−2.80(m,4H)、2.60(m,1H)、2.09(m,1H)、1.59(d,J=7.2Hz,1H);MS(DCI+)m/z336.1(M+H)
+。
【0483】
実施例152
10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例149E(20mg、0.06mmol)および2−(3−フルオロフェニル)エタノール(9.3mg、0.066mmol)を1mLテトラヒドロフランに溶解した。これに、PS−トリフェニルホスフィン(58mg、0.18mmol、3.1mmol/g)を加え、次いでジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(20.9mg、0.09mmol)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。得られた混合物をろ過し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中の0−50%酢酸エチル)で精製した。得られた物質に、ジオキサン中の0.5mLの4M HClを加えた。完了するまで反応物を50℃で攪拌した。混合物を濃縮して表題化合物を塩酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.44(br,1H)、9.07(br,2H)、7.36(dd,J=14.4,7.9Hz,1H)、7.18(t,J=8.0Hz,2H)、7.05(td,J=8.8,2.4Hz,1H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.70−6.54(m,2H)、4.26−4.08(m,2H)、3.59−3.47(m,1H)、3.30(m,4H)、3.11−2.85(m,4H)、2.60(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、1.97(d,J=13.5Hz,1H)。
【0484】
実施例153
10−[(1R)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−フェニルエタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.45−9.40(br,1H)、9.22−9.07(br,2H)、7.41(bs,2H)、7.35(td,J=7.6,2.3Hz,2H)、7.30−7.22(m,1H)、6.78(d,J=8.6Hz,1H)、6.65(t,J=2.7Hz,1H)、6.61−6.53(m,1H)、5.53−5.44(m,1H)、3.57(m,2H)、3.35−3.20(m,2H)、3.10−2.86(m,3H)、2.66−2.53(m,1H)、2.04−1.94(m,1H)、1.54(dd,J=6.3,3.7Hz,3H)。
【0485】
実施例154
10−[(1S)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−フェニルエタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.42(s,1H)、9.05−8.99(br,2H)、7.45−7.21(m,5H)、6.78(d,J=8.6Hz,1H)、6.65(d,J=3.3Hz,1H)、6.67−6.63(m,1H)、5.48(t,J=5.8Hz,1H)、3.50(m,1H)、3.32−2.95(m,6H)、2.60(m,1H)、2.02−1.93(d,J=13.5Hz,1H)、1.54(dd,J=6.3,2.3Hz,3H)。
【0486】
実施例155
10−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(2−フルオロフェニル)メタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.50(s,1H)、9.00−8.94 9(br,2H)、7.56(br,1H)、7.49−7.38(m,1H)、7.31−7.20(m,2H)、6.94−6.87(m,1H)、6.81−6.73(m,2H)、5.12(bs,2H)、3.50(m,1H)、3.40−3.22(m,3H)、3.21−2.91(m,3H)、2.60(m,1H)、2.06−1.98(m,1H)。
【0487】
実施例156
10−[(3−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(3−フルオロフェニル)メタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.49(s,1H)、7.51−7.39(m,1H)、7.33−7.25(m,2H)、7.22−7.11(m,1H)、6.90(d,J=8.2Hz,1H)、6.75(m,2H)、5.12(s,2H)、3.57(m,1H)、3.40−3.22(m,3H)、3.12−2.91(m,3H)、2.60(m,1H)、2.02(d,J=13.0Hz,1H)。
【0488】
実施例157
10−{[(2−トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.51(s,1H)、8.98(br,2H)、7.85−7.67(m,3H)、7.62−7.49(m,1H)、6.91(d,J=9.4Hz,1H)、6.79−6.67(m,2H)、5.22(s,2H)、3.57−3.48(m,6H)、3.38−3.19(m,27H)、3.11−2.87(m,2H)、2.67−2.57(m,1H)、2.02(d,J=13.1Hz,1H)。
【0489】
実施例158
10−(2−フェニルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−フェニルエタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.48(s,1H)、8.92(br,2H)、7.37−7.21(m,5H)、6.87(d,J=8.5Hz,1H)、6.66(dd,J=8.5,2.6Hz,1H)、6.62(d,J=2.6Hz,1H)、4.19(td,J=6.8,2.1Hz,2H)、3.57(m,1H)、3.30(m,4H)、3.02(m,4H)、2.61(dd,J=13.3,7.1Hz,1H)、2.05−1.96(d,J=13Hz,1H);MS(ESI+)m/z338.1(M+H)
+。
【0490】
実施例159
10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−フェニルプロパン−2−オルを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.47(s,1H)、8.98(bs,2H)、7.33−7.27(m,4H)、7.26−7.17(m,1H)、6.85(dd,J=8.6,1.9Hz,1H)、6.69−6.62(m,1H)、6.56(t,J=2.4Hz,1H)、4.72−4.62(m,1H)、3.57(m,1H)、3.26−3.20(m,4H)、3.06−2.90(m,3H)、2.83(dt,J=13.6,5.5Hz,1H)、2.66−2.58(m,1H)、2.03−1.96(m,1H)、1.21(dd,J=6.0,2.5Hz,3H)。
【0491】
実施例160
10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−フェニルプロパン−2−オルを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.47(s,1H)、8.98(bs,2H)、7.33−7.27(m,4H)、7.26−7.17(m,1H)、6.85(dd,J=8.6,1.9Hz,1H)、6.69−6.62(m,1H)、6.56(t,J=2.4Hz,1H)、4.72−4.62(m,1H)、3.57(m,3H)、3.26−3.20(m,2H)、3.06−2.90(m,3H)、2.83(dt,J=13.6,5.5Hz,1H)、2.66−2.58(m,1H)、2.03−1.96(m,1H)、1.21(dd,J=6.0,2.5Hz,3H)。
【0492】
実施例161
10−[(1R)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−(2−フルオロフェニル)エタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.44(s,1H)、8.96(s,2H)、7.52−7.14(m,4H)、6.80(d,J=8.6Hz,1H)、6.66(d,J=2.6Hz,1H)、6.59−6.49(m,1H)、5.68(dd,J=6.3,2.8Hz,1H)、3.49(m,2H)、3.25(m,2H)、3.04(d,J=36.0Hz,3H)、2.64−2.51(m,1H)、1.98(d,J=13.1Hz,1H)、1.58(dd,J=6.3,2.7Hz,3H);MS(ESI+)m/z356.1(M+H)
+。
【0493】
実施例162
10−[(1S)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−(2−フルオロフェニル)エタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.43(s,1H)、9.05−8.95(m,2H)、7.39(m,1H)、7.29−7.20(m,2H)、7.14−7.03(m,1H)、6.80(dd,J=8.6,1.2Hz,1H)、6.67(d,J=2.7Hz,1H)、6.58(ddd,J=8.6,6.0,2.6Hz,1H)、5.58−5.46(m,1H)、3.50(m,4H)、3.09(m,3H)、2.61(m,1H)、2.03−1.98(m,1H)、1.57−1.43(m,3H);MS(ESI+)m/z356.1(M+H)
+。
【0494】
実施例163
(4aS)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例163A
tert−ブチル(4aS)−10−ヒドロキシ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カーボキシレート
表題化合物を、実施例149Eに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、超臨界流体クロマトグラフィー(Chiralpak(登録商標)OD−Hカラム、21mm id、250mmの長さ)で分離した。出口圧力は100バール、オーブン温度は35℃、40mL/分の移動相流量であった。CO
2中、0.1%ジエチルアミンを含む10−30%メタノールの線形勾配で15分間かけて使用した。表題化合物の保持時間は11.8分であった。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.25(s,1H)、6.74(d,J=8.4Hz,1H)、6.46(d,J=2.4Hz,1H)、6.42(dd,J=8.4,2.5Hz,1H)、3.97−3.83(m,2H)、3.13−3.01(m,2H)、2.91−2.81(m,2H)、2.58−2.52(m,2H)、1.93(d,J=13.2Hz,1H)、1.42(s,9H)。
【0495】
実施例163B
(4aS)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−フェニルプロパン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.51(s,1H)、9.29(bs,2H)、7.29−7.16(m,5H)、6.85(d,J=8.7Hz,1H)、6.68−6.53(m,1H)、6.55(d,J=2.6Hz,1H)、4.68(m,1H)、3.57(m,2H)、3.37−3.19(m,3H)、3.06−2.76(m,4H)、2.60(m,1H)、2.01(d,J=13Hz,1H)、1.21(d,J=6.0Hz,3H)。
【0496】
実施例164
(4aS)−10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(3−フルオロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.53−9.40(br,1H)、9.20−8.94(br,2H)、7.39−7.27(m,1H)、7.21−7.13(m,2H)、7.07−6.98(m,1H)、6.89−6.80(m,1H)、6.69−6.58(m,2H)、4.27−4.13(m,2H)、3.53−3.47(m,1H)、3.29−3.19(m,4H)、3.07−2.89(m,4H)、2.64−2.54(m,1H)、2.06−1.94(d,J=13.0Hz,1H)。
【0497】
実施例165
(4aS)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−フェニルプロパン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。得られたHCl塩をNaHCO
3飽和水溶液と酢酸エチルに分配させた。有機層を分離し、濃縮した。得られた物質を、CH
2Cl
2中に0−20%メタノール(2M NH
3溶液)の勾配で溶出させて、フラッシュクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.27(s,1H)、7.35−7.10(m,5H)、6.80(d,J=8.6Hz,1H)、6.57(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、6.50(d,J=2.6Hz,1H)、4.63(h,J=6.1Hz,1H)、3.50(m,1H)、3.14(dd,J=17.6,8.8Hz,1H)、2.99−2.87(m,4H)、2.86−2.75(m,2H)、2.67(ddd,J=14.9,13.0,7.4Hz,2H)、1.87(t,J=15.8Hz,1H)、1.21(d,J=6.0Hz,3H);MS(DCI+)m/z352.1(M+H)
+。
【0498】
実施例166
(4aR)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例166A
tert−ブチル(4aR)−10−ヒドロキシ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例149Eに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、超臨界流体クロマトグラフィー(Chiralpak(登録商標)OD−Hカラム、21mm id、250mmの長さ)で分離した。出口圧力は100バール、オーブン温度は35℃、40mL/分の移動相流量であった。CO
2中、0.1%ジエチルアミンを含む10−30%メタノールの線形勾配で15分間かけて使用した。表題化合物の保持時間は11.2分であった。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.25(s,1H)、6.74(d,J=8.4Hz,1H)、6.46(d,J=2.4Hz,1H)、6.42(dd,J=8.4,2.5Hz,1H)、3.97−3.83(m,2H)、3.13−3.01(m,2H)、2.91−2.81(m,2H)、2.58−2.52(m,2H)、1.93(d,J=13.2Hz,1H)、1.42(s,9H)。
【0499】
実施例166B
(4aR)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−フェニルプロパン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例166Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.51(s,1H)、9.29(bs,2H)、7.29−7.16(m,5H)、6.85(d,J=8.7Hz,1H)、6.68−6.53(m,1H)、6.55(d,J=2.6Hz,1H)、4.68(m,1H)、3.57(m,2H)、3.37−3.19(m,3H)、3.06−2.76(m,4H)、2.60(m,1H)、2.01(d,J=13Hz,1H)、1.21(d,J=6.0Hz,3H)。
【0500】
実施例167
(4aR)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−フェニルプロパン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例166Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.27(s,1H)、7.35−7.10(m,5H)、6.80(d,J=8.6Hz,1H)、6.57(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、6.50(d,J=2.6Hz,1H)、4.63(h,J=6.1Hz,1H)、3.50(m,1H)、3.14(dd,J=17.6,8.8Hz,1H)、2.99−2.87(m,4H)、2.86−2.75(m,2H)、2.67(ddd,J=14.9,13.0,7.4Hz,2H)、1.87(t,J=15.8Hz,1H)、1.21(d,J=6.0Hz,3H);MS(DCI+)m/z352.1(M+H)
+。
【0501】
実施例168
(4aS)−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例168A
(S)−2−(4−ベンジル−1−(2−ブロモフェニル)ピペラジン−2−イル)エタノール
表題化合物を、1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順に従って調製し、表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.59−7.48(m,1H)、7.39−7.18(m,7H)、7.08(dd,J=8.3,1.4Hz,1H)、6.90−6.81(m,1H)、4.15−4.02(m,2H)、3.53−3.36(m,2H)、2.91−2.71(m,3H)、2.71−2.54(m,2H)、1.97−1.86(m,1H)、1.80−1.66(m,3H);MS(DCI+)m/z375.1(M+H)
+。
【0502】
実施例168B
(4aS)−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例133Aの代わりに実施例168Aを用いて実施例133Bに概要を示した手順に従って調製して表題化合物を得た。これをフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中に0−100%酢酸エチル)で精製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.38−7.23(m,5H)、6.94(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)、6.89(td,J=7.6,1.5Hz,1H)、6.83(td,J=7.6,1.5Hz,1H)、6.75(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、4.33(tt,J=16.3,8.0Hz,1H)、4.09(dt,J=10.9,4.4Hz,1H)、3.66−3.43(m,2H)、3.21−3.02(m,3H)、2.62(d,J=66.9Hz,2H)、2.32(d,J=60.0Hz,2H)、2.02−1.83(m,2H);MS(DCI+)m/z295.2(M+H)
+。
【0503】
実施例169
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例133Bの代わりに実施例168Bを用いて実施例133Cに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、CH
2Cl
2中の0−50%メタノール(2M NH
3溶液)を用いてフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.94−6.86(m,1H)、6.82(ddd,J=7.7,6.8,2.1Hz,1H)、6.74(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、4.42−4.25(m,1H)、4.10(dt,J=11.0,4.4Hz,1H)、3.06−2.91(m,4H)、2.86(dt,J=11.8,3.7Hz,1H)、2.80−2.68(m,2H)、2.65−2.55(m,1H)、2.02−1.81(m,2H);MS(DCI+)m/z205.1(M+H)
+。
【0504】
実施例170
(4aS)−10−(シクロプロピルメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりにシクロプロピルメタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.48(s,1H)、9.04(m,2H)、6.87(d,J=8.8Hz,1H)、6.69−6.52(m,2H)、3.78(t,J=8.8Hz,2H)、3.64−3.19(m,5H)、3.00(dd,J=23.0,10.9Hz,1H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H)、1.29−1.09(m,1H)、0.65−0.46(m,1H)、0.37−0.24(m,1H)。
【0505】
実施例171
(4aS)−10−[2−(ピリジン−2−イル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(ピリジン−2−イル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.50(s,1H)、9.05(br,2H)、8.68(dd,J=5.2,0.9Hz,1H)、8.09(t,J=7.2Hz,1H)、7.68(d,J=7.9Hz,1H)、7.60−7.47(m,1H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.69−6.55(m,2H)、4.45−4.27(m,2H)、3.58−3.45(m,1H)、3.42−3.18(m,6H)、3.12−2.88(m,2H)、2.60(dd,J=13.4,7.1Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H)。
【0506】
実施例172
(4aS)−10−[2−(2−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(2−クロロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.49(s,1H)、9.08(br,2H)、7.53−7.40(m,2H)、7.30(pd,J=7.4,1.8Hz,2H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.71−6.59(m,2H)、4.19(tt,J=12.4,4.4Hz,2H)、3.57−3.43(m,1H)、3.41−3.22(m,4H)、3.16(t,J=6.9Hz,2H)、3.00(dt,J=22.1,10.0Hz,2H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.5Hz,1H);MS(DCI+)m/z372.1(M+H)
+。
【0507】
実施例173
(4aS)−10−{2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.49(s,1H)、9.04(br,2H)、7.70(s,1H)、7.66(d,J=7.3Hz,1H)、7.62−7.49(m,2H)、6.87(d,J=8.7Hz,1H)、6.67(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、6.61(d,J=2.6Hz,1H)、4.23(tt,J=12.8,4.5Hz,3H)、3.57−3.46(m,1H)、3.35(t,J=12.3Hz,2H)、3.26(d,J=8.0Hz,2H)、3.14(t,J=6.6Hz,2H)、3.09−2.89(m,2H)、2.60(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z406.1(M+H)
+。
【0508】
実施例174
(4aS)−10−sec−ブトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりにブタン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.47(s,1H)、9.04(br,2H)、6.86(d,J=8.6Hz,1H)、6.63(dt,J=9.8,4.9Hz,1H)、6.60(t,J=2.7Hz,1H)、1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 4.36(h,J=5.9Hz,1H)、3.61−3.50(m,2H)、3.30(dt,J=22.1,14.3Hz,2H)、3.00(dd,J=22.2,10.6Hz,1H)、2.63(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H)、1.67−1.51(m,1H)、1.24−1.16(m,1H)、0.94−0.87(m,1H);MS(DCI+)m/z290.1(M+H)
+。
【0509】
実施例175
(4aS)−10−[2−(3−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(3−クロロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.49(s,1H)、9.16(br,2H)、7.42(s,1H)、7.38−7.24(m,3H)、6.88(d,J=8.6Hz,1H)、6.67−6.60(m,2H)、4.27−4.10(m,2H)、3.57−3.47(m,1H)、3.42−3.30(m,2H)、3.31−3.20(m,2H)、3.10−2.88(m,4H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z374.1(M+H)
+。
【0510】
実施例176
(4aS)−10−[2−(3−メチルフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−m−トリルエタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.49(s,1H)、9.24−9.01(m,2H)、7.20(t,J=7.5Hz,1H)、7.15−7.09(m,2H)、7.04(d,J=7.5Hz,1H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.66(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、6.61(d,J=2.6Hz,1H)、4.22−4.11(m,2H)、3.57−3.47(m,1H)、3.34(dd,J=29.2,14.4Hz,2H)、3.27(d,J=7.7Hz,2H)、3.09−2.90(m,4H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z352.1(M+H)
+。
【0511】
実施例177
(4aS)−10−(1−フェニルプロポキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに1−フェニルプロパン−1−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.42(s,1H)、9.10−8.75(m,2H)、7.36(dt,J=15.2,4.6Hz,4H)、7.27−7.21(m,1H)、6.77−6.70(m,1H)、6.63(d,J=2.6Hz,1H)、6.56−6.50(m,1H)、5.23−5.18(m,1H)、3.50−3.42(m,1H)、3.34(d,J=11.9Hz,2H)、3.22(dt,J=22.6,10.6Hz,2H)、3.09−2.88(m,2H)、2.58(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.00−1.86(m,2H)、1.84−1.73(m,1H)、0.92(t,J=7.3Hz,3H);MS(DCI+)m/z352.1(M+H)
+。
【0512】
実施例178
(4aS)−10−[(1R)−1−(2,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−(2,5−ジフルオロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.48(s,1H)、9.01(br,2H)、7.34−7.24(m,J=11.1,7.6,3.8Hz,2H)、7.21−7.12(m,1H)、6.83(d,J=8.7Hz,1H)、6.69(d,J=2.6Hz,1H)、6.60(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、5.67(q,J=6.3Hz,1H)、3.58−3.47(m,1H)、3.35(t,J=11.1Hz,2H)、3.26(dd,J=17.9,7.3Hz,1H)、3.12(d,J=12.5Hz,1H)、3.07−2.88(m,2H)、2.60(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、1.99(d,J=13.5Hz,1H)、1.58(t,J=5.3Hz,3H);MS(DCI+)m/z374.1(M+H)
+。
【0513】
実施例179
(4aS)−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例179A
(S)−2−(4−ベンジル−1−(2−ブロモ−5−クロロフェニル)ピペラジン−2−イル)エタノール
表題化合物を、1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、さらに特性評価することなく次のステップで使用した。
【0514】
実施例179B
(4aS)−3−ベンジル−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例133Aの代わりに実施例179Aを用いて実施例133Bに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、さらに特性評価することなく次のステップで使用した。
【0515】
実施例179C
(4aS)−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例179Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.81(br,1H)、7.10−6.96(m,1H)、6.93−6.82(m,1H)、4.53−4.37(m,1H)、4.20−4.07(m,1H)、3.41−2.95(m,7H)、2.15−1.98(m,1H)、1.97−1.75(m,1H)。
【0516】
実施例180
cis−1,2,3,4,4a,5,6,11b−オクタヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
実施例180A
2−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−安息香酸エチルエステル
500mLのN,N−ジメチルホルムアミド中の2−ブロモ−安息香酸エチルエステル(45.8g、0.2mol)、酢酸カリウム(60g、0.6mol)、4,4,5,5,4’,4’,5’,5’−オクタメチル−[2,2’]ビ[[1,3,2]ジオキサボロラニル](55.9g、0.22mol)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(7.0g、0.02mol)の混合物をN
2下、100℃で終夜攪拌した。冷却し2Lの水で希釈した後、混合物をジエチルエーテル(500mL)で抽出し、シリカゲル(石油エーテル/酢酸エチル、50:1)を用いてカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
【0517】
実施例180B
4−ヨード−ニコチノニトリル
2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン(42.3g、0.3mol)の2Lのテトラヒドロフラン中の攪拌溶液に、N
2雰囲気下、−78℃でブチルリチウム(120mL、2.5M、0.3mol)を加えた。混合物を1時間攪拌し、次いでニコチノニトリル(26g、0.25mol)の500mLテトラヒドロフラン中溶液を徐々に加え、得られた混合物を−78℃で0.5時間攪拌した。次いで500mLのテトラヒドロフラン中のI
2(76.2g、0.3mol)を滴下した。2時間攪拌した後、混合物を500mLの氷水でクエンチした。減圧下でテトラヒドロフランを除去し、水相をエーテルで抽出した。有機相をブライン、クエン酸、ブライン、Na
2S
2O
3水溶液で洗浄し、ブラインで再度洗浄した。Na
2SO
4で脱水した後、有機相を濃縮し、シリカゲル(石油エーテル:酢酸エチル、10:1)でのカラムクロマトグラフィーを用いて精製して表題化合物を得た。
【0518】
実施例180C
2−(3−シアノ−ピリジン−4−イル)−安息香酸エチルエステル
600mLの無水1,4−ジオキサン中の実施例180B(35.9g、0.156mol)、K
2CO
3(43.1g、0.312mol)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(11.0g、0.016mol)および実施例180Aの混合物を100℃で12時間攪拌した。室温に冷却した後、混合物を2Lの水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、脱水し、シリカゲル(石油エーテル:酢酸エチル、2:1)を用いたカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
【0519】
実施例180D
5,6−ジヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
NH
3で飽和した2Lのメタノール中の実施例180C(29.4g、0.117mol)とラネー(登録商標)ニッケル(30g)の混合物をH
2圧(50psi)下、50℃で24時間攪拌した。冷却した後、触媒を除去し、混合物を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。これを、さらに精製することなく使用した。
【0520】
実施例180E
3−ベンジル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−3−イウムブロミド
200mLのエタノール中の実施例180D(24.6g、0.117mol)と臭化ベンジル(40.1g、0.234mol)の混合物を還流下で終夜攪拌した。氷水浴で冷却した後、固体をろ取し、エタノールで洗浄して表題化合物を得た。
【0521】
実施例180F
3−ベンジル−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
200mLのエタノール/水(4:1)中の実施例180E(17.7g、46.4mmol)の0℃での懸濁液に、NaBH
4(8.9g、0.232mol)を滴下した。0.5時間攪拌した後、混合物を1N HClでクエンチしてpH4−5にして、減圧下で濃縮した。残留物を100mLのK
2CO
3飽和水溶液に溶解し、ジクロロメタンで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、脱水し、ジクロロメタン/メタノール(30:1)で溶出させて、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
【0522】
実施例180G
tert−ブチルcis−7−オキソ−1,2,4,4a,5,6,7,11b−オクタヒドロ−3H−ピリド[3,4−d][2]ベンザゼピン−3−カルボキシレート
実施例180F(10g、32.9mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(14g、65mmol)およびPd(OH)
2/C(4g)の混合物を、200mLのメタノール中でH
2圧(50psi)下、50℃で24時間攪拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮して粗製の表題化合物を得た。これをさらに精製することなく使用した。
【0523】
実施例180H
cis−1,2,3,4,4a,5,6,11b−オクタヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
実施例180Gの400mLのジエチルエーテル中懸濁液に、80mLのHCl/メタノール(5N)を25℃で加えた。混合物を終夜攪拌した。生成した固体を集め、乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。
【0524】
さらに精製するために、生成物をメタノール−アセトン(1:5)で摩砕し、次いでメタノール−エーテル(1:5)で摩砕した。表題化合物をろ過により集め、乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。
1H NMR(501MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.28−9.19(m,1H)、9.19−9.08(m,1H)、8.02(s,1H)、7.58−7.45(m,2H)、7.45−7.33(m,2H)、3.27(ddd,J=12.0,7.4,4.1,3H)、3.16(dd,J=7.7,6.4,1H)、3.02(dd,J=12.6,2.1,1H)、2.72−2.60(m,1H)、2.43(s,1H)、2.33(dd,J=14.9,3.2,2H)、2.28−2.06(m,1H);MS(ESI+)m/z216.9(M+H)
+。
【0525】
実施例181
(4aS)−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例181A
(4aS)−3−ベンジル−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(1−(2−アミノ−5−エトキシフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸の代わりに2−(1−(2−アミノ−5−メトキシフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸を用いて実施例43Aに概要を示した手順に従って調製した。2−(1−(2−アミノ−5−エトキシフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸は、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンを2−フルオロ−4−エトキシ−1−ニトロベンゼンで置き換えて、実施例12D、12Eおよび12Fに概要を示した手順に従って調製した。
【0526】
鏡像異性体を超臨界流体クロマトグラフィー(Chiralpak(登録商標)AS−H 21mm id、250mmの長さ、Chiral Technologies,Inc.から、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分、移動相修飾剤:0.1%ジエチルアミンを含むメタノール、10−30%修飾剤、無勾配で20分間)により分離した。保持時間14.1分。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.03(s,1H)、7.09(d,J=6.4,4H)、7.05−6.98(m,1H)、6.57(s,1H)、6.33(s,2H)、3.79−3.69(m,2H)、3.29(d,J=2.3,2H)、3.02(t,J=8.7,1H)、2.84(td,J=11.3,2.5,1H)、2.74(d,J=11.3,1H)、2.57(d,J=10.7,1H)、2.28−2.24(m,2H)、1.98(t,J=10.7,1H)、1.87(td,J=11.1,2.8,1H)、1.59(d,J=13.2,1H)、1.06(t,J=7.0,3H)。MS(ESI+)m/z352.0(M+H)
+。
【0527】
実施例181B
(4aS)−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例43Aの代わりに実施例181Aを用いて実施例43Bに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を濃縮し、次いでジクロロメタン(0.2mL)中のジオキサン(0.3mL)中4M HClで、室温で10分間処理した。上澄み液を除去し、得られた灰色の固体を、最初に5%メタノール/ジクロロメタンで溶出させ、次いで10%メタノール/ジクロロメタンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Extra−Clean(商標)SPE Si,Alltech(登録商標)、2g)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.48(s,1H)、9.30(s,2H)、6.87(d,J=8.4,1H)、6.62(d,J=1.5,2H)、4.12−3.93(m,2H)、3.64−3.53(m,1H)、3.37−3.26(m,4H)、3.07−2.91(m,2H)、2.61(dd,J=13.4,7.1,1H)、2.01(d,J=13.4,1H)、1.31(t,J=7.0,3H)。MS(ESI+)m/z261.9(M+H)
+。
【0528】
実施例182
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン
実施例182A
1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1−ベンズアゼピン−2−オン
クロロホルム(300mL)中の3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(20mL、150mmol)の氷浴で冷却した溶液にアジ化ナトリウム(14.62g、225mmol)を加え、次いで濃硫酸(80mL、1499mmol)を30分間かけて滴下し、混合物を室温で24時間攪拌した。二相溶液を氷に注加し、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を水で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濃縮して粗製生成物を得た。これを、ジクロロメタンでロードし、30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash(商標)280、SF25−120)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.50(s,1H)、7.28−7.14(m,2H)、7.07(td,J=7.4,1.2,1H)、7.00−6.85(m,1H)、2.67(t,J=6.9,2H)、2.20−2.03(m,4H);MS(ESI−)m/z160.1(M−H)
−。
【0529】
実施例182B
1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1−ベンザゼピン−2−チオン
実施例182A(12.435g、77mmol)の窒素雰囲気下でのピリジン(309mL)中溶液に五硫化リン(34.3g、154mmol)を加え、混合物を120℃(還流)で2時間加熱した。溶媒をデカントし、水を加えた。生成物をジクロロメタンで抽出し、シリカゲルに予備吸着させ、30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash(商標)280、SF10−150)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 11.75(s,1H)、7.32−7.25(m,2H)、7.19(td,J=7.5,1.2,1H)、7.10−7.00(m,1H)、2.63(m,4H)、2.20(m,2H);MS(ESI−)m/z176.1(M−H)
−。
【0530】
実施例182C
2−(メチルチオ)−4,5−ジヒドロ−3H−1−ベンザゼピン
実施例182B(2.3g、12.97mmol)のアセトン(51.9mL)中溶液を油浴中で、60℃に加熱した。次いで水酸化カリウム(36.4g、649mmol)を加え、次いでヨードメタン(0.811mL、12.97mmol)を滴下した。得られた黄色スラリーを5分間攪拌し、次いで固体をろ取した。固体をアセトンで洗浄し、ろ液を濃縮して粗製の表題化合物を得た。これを精製することなく次の反応で使用した。
【0531】
実施例182D
(2Z)−2−(ニトロメチレン)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンザゼピン
実施例182C(2.481g、12.97mmol)とニトロメタン(13.99mL、259mmol)の混合物を油浴で、120℃で48時間加熱した。ニトロメタンを蒸発させ、粗製混合物を、15−30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash(商標)280、SF25−80)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 11.15(s,1H)、7.34−7.25(m,3H)、7.25−7.15(m,1H)、6.87(s,1H)、2.77−2.64(m,2H)、2.22(m,2H)、2.14(m,2H);MS(ESI+)m/z205.3(M+H)
+。
【0532】
実施例182E
1−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−2−イル)メタンアミン
実施例182D(0.643g、3.15mmol)のアルゴン雰囲気下でのテトラヒドロフラン(31.5mL)中溶液に、テトラヒドロフラン(9.45mL、18.89mmol)中の水素化アルミニウムリチウムを滴下し、混合物を室温で30分間攪拌した。水を注意深く加え、混合物をジクロロメタンで1回抽出した。有機抽出物をNa
2SO
4で脱水し、溶媒を蒸発させて粗製の表題化合物を得た。これを精製することなく次の反応で使用した。MS(ESI+)m/z177.3(M+H)
+。
【0533】
実施例182F
3,4,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン−1,2−ジオン
実施例182E(0.282g、1.600mmol)のシュウ酸ジエチル(1.518mL,11.20mmol)中溶液を140℃で1時間加熱し、次いで180℃で2時間加熱した。粗製混合物を、ジクロロメタンで溶出させ、次いで2%メタノール/ジクロロメタンで溶出させ、次いで10%メタノール/ジクロロメタンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash(商標)280、SF24−40)で精製して表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.66(s,1H)、7.37−7.17(m,4H)、3.91(dd,J=12.8,4.2,1H)、3.49(d,J=11.4,1H)、3.19−3.13(m,1H)、2.71(dd,J=18.6,12.5,1H)、2.56(m,1H)、2.02(m,2H)、1.86(m,1H)、1.42(m,1H);MS(ESI+)m/z248.2(M+NH
4)
+。
【0534】
実施例182G
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン
実施例182F(0.110g、0.478mmol)のテトラヒドロフラン(4.78mL)中溶液に、テトラヒドロフラン(1.194mL、2.389mmol)中の水素化アルミニウムリチウム溶液を加え、混合物を最初室温で5分間攪拌し、次いで80℃で5分間加熱した。水を注意深く加え、生成物をジクロロメタンで1回抽出した。有機抽出物をNa
2SO
4で脱水し、濃縮した。粗製混合物を逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.96(s,1H)、8.77(s,1H)、7.20 m,1H)、7.10(m,1H)、7.06−6.87(m,2H)、3.11(m,2H)、3.03−2.92(m,2H)、2.66−2.54(m,1H)、1.72(m,1H)、1.63−1.34(m,3H);MS(ESI+)m/z203.4(M+H)
+。
【0535】
実施例183
3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン
実施例182(0.046g、0.227mmol)のジクロロメタン(1.749mL)中溶液に、酢酸(0.169mL、2.96mmol)、ホルムアルデヒド(7.51mg、0.250mmol)およびMP−シアノボロヒドリド(0.546g、0.682mmol)を加え、混合物を室温で24時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ビーズをメタノールで洗浄した。ろ液を濃縮し、逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.87(s,1H)、7.21 m,1H)、7.11(m,1H)、6.96(m,2H)、3.41−3.10(m,6H)、3.02(m,2H)、2.87(s,3H)、2.58(m,1H)、1.69(m,1H)、1.52(m,1H)、1.41(m,2H)。MS(ESI+)m/z217.2(M+H)
+。
【0536】
実施例184
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例184A
N−(3−ベンジル−7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例184Aを、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて、実施例47に従って合成した。この物質を、さらに精製することなく実施例184Bで使用した。MS(ESI+)m/z531.38(M+H)
+。
【0537】
実施例184B
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例184A(0.05g、0.094mmol)およびエタノール(20mL)を、50mL耐圧瓶中の20%Pd(OH)
2−C、湿潤(10mg、0.071mmol)に加え、30psi水素圧下、50℃で6時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過した。ろ液を濃縮し、残留物をジクロロメタン/ジオキサンに懸濁し、ジオキサン中の4M HClで、室温で10分間処理して固体を得た。混合物を遠心分離し、溶媒を除去し、固体を乾燥した。表題化合物をメタノールで数回摩砕して得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 10.37(s,1H)、8.86(s,1H)、8.26(d,J=5.2,1H)、8.07−7.95(m,3H)、7.93(s,1H)、7.83(dd,J=9.3,6.2,2H)、7.21−7.07(m,2H)、6.98(t,J=7.6,1H)、3.29−3.09(m,6H)、3.03−2.97(m,3H);MS(ESI+)m/z441.44(M+H)
+。
【0538】
実施例185
10−ベンジル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−ブロモ−3−メチルアニリンの代わりに4−ベンジル−2−ブロモアニリンを用いて実施例53に概要を示した手順に従ってHCl塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.15−7.38(m,5H)、7.01(s,1H)、6.88(s,2H)、3.92(s,2H)、3.49−3.68(m,2H)、3.16−3.43(m,3H)、2.87−3.09(m,2H)、2.62(dd,J=13.48,7.14Hz,1H)、2.01(d,J=13.48Hz,1H);MS(ESI+)m/z308(M+H)
+。
【0539】
実施例186
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに5−クロロ−2−フルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例133Bに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.21−7.36(m,5H)、6.94(d,J=2.37Hz,1H)、6.81−6.87(m,1H)、6.75(d,1H)、4.26−4.36(m,1H)、3.98−4.14(m,1H)、3.50−3.54(m,2H)、3.04−3.22(m,3H)、2.61−2.70(m,1H)、2.51−2.57(m,1H)、2.27−2.38(m,1H)、2.15−2.25(m,1H)、1.88−1.98(m,2H);MS(ESI+)m/z328(M+H)
+。
【0540】
実施例187
(4aS)−9−フェニル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
マイクロ波バイアルに、実施例140(60mg、0.25mmol)、フェニルボロン酸(30mg、0.25mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(10.3mg、0.025mmol)、酢酸パラジウム(II)(2.8mg、0.013mmol)、K
2CO
3(0.25mL、2M)および1,2−ジメトキシエタン(2mL)をチャージした。反応物を、Biotage Initiator(商標)マイクロ波加熱器(400W)中、150℃で30分間加熱した。逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.57−7.66(m,2H)7.43(t,J=7.63Hz,2H)7.32(t,J=7.32Hz,1H)7.24(d,J=2.14Hz,1H)7.20(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)6.90(d,J=8.24Hz,1H)4.37−4.45(m,1H)4.11−4.19(m,1H)3.32−3.48(m,4H)3.13−3.27(m,2H)3.03−3.13(m,1H)2.05−2.16(m,1H)1.90−2.01(m,1H);MS(ESI+)m/z281(M+H)
+。
【0541】
実施例188
(4aS)−9−クロロ−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例140を用いて実施例78に概要を示した手順に従って調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.03(d,J=2.44Hz,1H)、6.97(dd,J=8.54,2.14Hz,1H)、6.84(d,J=8.24Hz,1H)、4.37−4.46(m,1H)、4.05−4.14(m,1H)、3.25−3.55(m,5H)、3.03−3.23(m,2H)、2.82−2.89(m,3H)、2.03−2.14(m,1H)、1.71−1.82(m,1H);MS(ESI+)m/z253(M+H)
+。
【0542】
実施例189
(4aS)−9−(2−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−メチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.17−7.29(m,4H)、6.93(s,1H)、6.87(s,2H)、4.37−4.45(m,1H)、4.12−4.19(m,1H)、3.28−3.45(m,4H)、3.01−3.26(m,3H)、2.24(s,3H)、2.06−2.16(m,1H)、1.91−2.01(m,1H);MS(ESI+)m/z295(M+H)
+。
【0543】
実施例190
(4aS)−9−(3−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−メチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.40(d,J=7.93Hz,1H)、7.31(t,J=7.63Hz,1H)、7.22(d,J=2.14Hz,1H)、7.18(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、7.13(d,J=7.63Hz,1H)、6.89(d,J=8.24Hz,1H)、4.37−4.44(m,1H)、4.12−4.18(m,1H)、3.32−3.46(m,4H)、3.14−3.26(m,2H)、3.03−3.12(m,1H)、2.36(s,3H)、2.05−2.14(m,1H)、1.92−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z295(M+H)
+。
【0544】
実施例191
(4aS)−9−(4−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−メチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.51(d,J=8.24Hz,2H)、7.20−7.26(m,3H)、7.17(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、6.88(d,J=7.93Hz,1H)、4.35−4.43(m,1H)、4.11−4.17(m,1H)、3.31−3.47(m,4H)、3.14−3.26(m,2H)、3.03−3.11(m,1H)、2.33(s,3H)、2.05−2.13(m,1H)、1.91−2.00(m,1H);MS(ESI+)m/z295(M+H)
+。
【0545】
実施例192
(4aS)−9−(2−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.26−7.33(m,2H)、7.06−7.10(m,2H)、7.05(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、7.00(t,J=7.48Hz,1H)、6.84(d,J=8.24Hz,1H)、4.40−4.47(m,1H)、4.11−4.17(m,1H)、3.76(s,3H)、3.30−3.43(m,4H)、3.03−3.26(m,3H)、2.07−2.16(m,1H)、1.91−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z311(M+H)
+。
【0546】
実施例193
(4aS)−9−(3−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.34(t,J=7.93Hz,1H)、7.16−7.24(m,3H)、7.12−7.15(m,1H)、6.86−6.93(m,2H)、4.37−4.44(m,1H)、4.12−4.18(m,1H)、3.81(s,3H)、3.32−3.47(m,4H)、3.13−3.26(m,2H)、3.03−3.12(m,1H)、2.06−2.15(m,1H)、1.92−2.01(m,1H);MS(ESI+)m/z311(M+H)
+。
【0547】
実施例194
(4aS)−9−(4−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.51−7.58(m,2H)、7.18(d,J=2.44Hz,1H)、7.14(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、6.99(d,J=8.85Hz,2H)、6.87(d,J=7.93Hz,1H)、4.34−4.42(m,1H)、4.09−4.17(m,1H)、3.78(s,3H)3.32−3.47(m,4H)、3.13−3.27(m,2H)、3.02−3.12(m,1H)、2.04−2.14(m,1H)、1.91−2.00(m,1H);MS(ESI+)m/z311(M+H)
+。
【0548】
実施例195
(4aS)−9−[2−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.07−8.10(m,1H)、7.91−7.95(m,2H)、7.62−7.77(m,3H)、7.42−7.46(m,1H)、4.44−4.51(m,1H)、4.14−4.21(m,1H)、3.27−3.42(m,4H)、2.98−3.17(m,3H)、2.74−2.78(m,3H)、2.08−2.18(m,1H)、1.91−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z359(M+H)
+。
【0549】
実施例196
(4aS)−9−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.09(t,J=1.68Hz,1H)、8.00(d,J=7.93Hz,1H)、7.87(d,J=8.54Hz,1H)、7.71(t,J=7.78Hz,1H)、7.27−7.35(m,2H)、6.95(d,J=8.24Hz,1H)、4.39−4.50(m,1H)、4.13−4.22(m,1H)、3.34−3.49(m,4H)、3.29(s,3H)、3.04−3.26(m,3H)、2.07−2.17(m,1H)、1.92−2.02(m,1H);MS(ESI+)m/z359(M+H)
+。
【0550】
実施例197
1−{2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−アセチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.50−7.59(m,2H)、6.84−6.92(m,3H)、4.41−4.51(m,1H)、4.11−4.21(m,1H)、3.02−3.41(m,7H)、2.06−2.17(m,4H)、1.90−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z323(M+H)
+。
【0551】
実施例198
1−{3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−アセチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.12(t,J=1.83Hz,1H)、7.84−7.94(m,2H)、7.59(t,J=7.78Hz,1H)、7.24−7.34(m,2H)、6.94(d,J=8.24Hz,1H)、4.38−4.49(m,1H)、4.13−4.22(m,1H)、3.34−3.51(m,4H)、3.04−3.30(m,3H)、2.65(s,3H)、2.06−2.19(m,1H)、1.93−2.03(m,1H);MS(ESI+)m/z323(M+H)
+。
【0552】
実施例199
1−{4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−アセチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.01(d,J=8.54Hz,2H)、7.79(d,J=8.24Hz,2H)、7.28−7.36(m,2H)、6.94(d,J=8.24Hz,1H)、4.39−4.50(m,1H)、4.13−4.22(m,1H)、3.34−3.49(m,4H)、3.04−3.29(m,3H)、2.60(s,3H)、2.06−2.19(m,1H)、1.92−2.03(m,1H);MS(ESI+)m/z323(M+H)
+。
【0553】
実施例200
2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.18−7.26(m,1H)、7.07−7.17(m,3H)、6.79−6.94(m,3H)、4.36−4.48(m,1H)、4.08−4.18(m,1H)、2.98−3.41(m,7H)、2.04−2.18(m,1H)、1.86−2.00(m,1H);MS(ESI+)m/z297(M+H)
+。
【0554】
実施例201
3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.39−7.45(m,2H)、7.12−7.15(m,1H)、7.10(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、6.79−6.86(m,3H)、4.33−4.41(m,1H)、4.09−4.16(m,1H)、3.30−3.47(m,4H)、3.12−3.26(m,2H)、3.01−3.11(m,1H)、2.02−2.14(m,1H)、1.88−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z297(M+H)
+。
【0555】
実施例202
4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.11−7.24(m,3H)、6.96−7.05(m,2H)、6.88(d,J=8.24Hz,1H)、6.73(dd,J=8.54,2.14Hz,1H)、4.36−4.45(m,1H)、4.11−4.18(m,1H)、3.31−3.46(m,4H)、3.02−3.27(m,3H)、2.05−2.16(m,1H)、1.90−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z297(M+H)
+。
【0556】
実施例203
(4aS)−9−(2−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.48−7.55(m,1H)、7.34−7.42(m,1H)、7.24−7.32(m,2H)、7.08−7.16(m,2H)、6.91(d,J=8.24Hz,1H)、4.41−4.49(m,1H)、4.12−4.20(m,1H)、3.30−3.44(m,4H)、3.02−3.26(m,3H)、2.07−2.18(m,1H)、1.91−2.02(m,1H);MS(ESI+)m/z299(M+H)
+。
【0557】
実施例204
(4aS)−9−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.41−7.53(m,3H)、7.29(d,J=2.44Hz,1H)、7.25(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、7.09−7.18(m,1H)、6.90(d,J=8.24Hz,1H)、4.35−4.46(m,1H)、4.12−4.21(m,1H)、3.31−3.50(m,4H)、3.00−3.27(m,3H)、2.05−2.16(m,1H)、1.90−2.02(m,1H);MS(ESI+)m/z299(M+H)
+。
【0558】
実施例205
(4aS)−9−(4−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.62−7.71(m,2H)、7.15−7.29(m,6H)、6.89(d,J=8.24Hz,1H)、4.34−4.44(m,1H)、4.09−4.20(m,1H)、3.01−3.49(m,7H)、2.04−2.15(m,1H)、1.90−2.01(m,1H);MS(ESI+)m/z299(M+H)
+。
【0559】
実施例206
(4aS)−9−(ピリジン−3−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりにピリジン−3−イルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 9.11(d,J=1.83Hz,1H)、8.73(dd,J=5.19,1.53Hz,1H)、8.48−8.59(m,1H)、7.84(dd,J=7.93,5.49Hz,1H)、7.43(d,J=2.14Hz,1H)、7.38(dd,J=8.39,2.29Hz,1H)、6.98(d,J=8.24Hz,1H)、4.40−4.51(m,1H)、4.14−4.23(m,1H)、3.32−3.51(m,4H)、3.14−3.28(m,2H)、3.02−3.13(m,1H)、2.06−2.20(m,1H)、1.90−2.04(m,1H);MS(ESI+)m/z282(M+H)
+。
【0560】
実施例207
(4aS)−9−(ピリジン−4−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりにピリジン−4−イルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 8.84(d,J=6.71Hz,2H)、8.24(d,J=7.02Hz,2H)、7.54−7.64(m,2H)、7.01(d,J=8.24Hz,1H)、4.49−4.60(m,1H)、4.18−4.29(m,1H)、3.34−3.54(m,4H)、3.15−3.28(m,2H)、3.03−3.15(m,1H)、2.09−2.21(m,1H)、1.92−2.05(m,1H);MS(ESI+)m/z282(M+H)
+。
【0561】
上記詳細な説明および付随する実施例は単なる例示であり、添付の特許請求の範囲およびその均等物によってのみ定義される本発明の範囲を限定するものととるべきではないことを理解されたい。開示した実施形態に対する様々な変更形態および修正形態は当業者に明らかであろう。本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、これらに限定されないが本発明の化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、処方および/または使用方法に関するものを含むそうした変更および修正を加えることができる。