特開2015-110638(P2015-110638A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2015-1106385−HT受容体調節物質およびその使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-110638(P2015-110638A)
(43)【公開日】2015年6月18日
(54)【発明の名称】5−HT受容体調節物質およびその使用方法
(51)【国際特許分類】
   C07D 471/04 20060101AFI20150522BHJP
   C07D 487/04 20060101ALI20150522BHJP
   A61K 31/5513 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/14 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/18 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/06 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/20 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 1/00 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 3/04 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 27/06 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/36 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/24 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/22 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/08 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 15/10 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/04 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 25/16 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 13/10 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 1/04 20060101ALI20150522BHJP
   A61P 1/14 20060101ALI20150522BHJP
   C07D 498/04 20060101ALI20150522BHJP
   A61K 31/553 20060101ALI20150522BHJP
   A61K 31/55 20060101ALI20150522BHJP
【FI】
   C07D471/04 121
   C07D471/04CSP
   C07D487/04 151
   A61K31/5513
   A61P25/28
   A61P25/14
   A61P25/18
   A61P25/06
   A61P25/20
   A61P1/00
   A61P3/10
   A61P17/06
   A61P3/04
   A61P27/06
   A61P25/36
   A61P25/24
   A61P25/22
   A61P25/08
   A61P15/10
   A61P25/04
   A61P25/16
   A61P13/10
   A61P1/04
   A61P1/14
   C07D498/04 116
   A61K31/553
   A61K31/55
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】207
(21)【出願番号】特願2015-21888(P2015-21888)
(22)【出願日】2015年2月6日
(62)【分割の表示】特願2012-507366(P2012-507366)の分割
【原出願日】2010年4月22日
(31)【優先権主張番号】61/171,912
(32)【優先日】2009年4月23日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】512212195
【氏名又は名称】アッヴィ・インコーポレイテッド
(71)【出願人】
【識別番号】513144626
【氏名又は名称】アッヴィ・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コー・カー・ゲー
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イン・ワン
(72)【発明者】
【氏名】ジエイソン・テイー・ブリユーワー
(72)【発明者】
【氏名】イリニ・アクリトポウロウ−ザンゼ
(72)【発明者】
【氏名】ステイーバン・ダブリユ・デユーリツク
(72)【発明者】
【氏名】フラウケ・ポールキ
(72)【発明者】
【氏名】ビルフリート・ブラーイエ
(72)【発明者】
【氏名】アナ−ルシア・レロ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】5−HT6受容体に対して高い親和性と選択性を有する化合物の提供。
【解決手段】式(I)で表される化合物。具体例として、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン;2,3,4,4a,5,6,7,11b−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−d][2]ベンザゼピン;1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン;1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン等を例示する。

【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】
(式中、
、R、R、RおよびRは独立に、水素、アルケニル、アルキル、ハロアルキル、Gおよび−(CR4a5a−Gからなる群から選択され;
4aおよびR5aは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、アルキルまたはハロアルキルであり;
は、出現ごとに独立に、アリールまたはヘテロアリールであり、各Gは独立に、非置換であるかアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シアノ、−G、−NO、−OR1b、−O−(CR4b5b−G、−OC(O)R1b、−OC(O)N(R)(R3b)、−SR1b、−S(O)R2b、−S(O)2b、−S(O)N(R)(R3b)、−C(O)R1b、−C(O)OR1b、−C(O)N(R)(R3b)、−C(OH)[(CR4b5b−R4b、−N(R)(R3b)、−N(R)C(O)R1b、−N(R)C(O)O(R1b)、−N(R)C(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−G、−(CR4b5b−NO、−(CR4b5b−OR1b、−(CR4b5b−OC(O)R1b、−(CR4b5b−OC(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−SR1b、−(CR4b5b−S(O)2b、−(CR4b5b−S(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−C(O)R1b、−(CR4b5b−C(O)OR1b、−(CR4b5b−C(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−N(R)(R3b)、−(CR4b5b−N(R)C(O)R1b、−(CR4b5b−N(R)C(O)O(R1b)、−(CR4b5b−N(R)C(O)N(R)(R3b)、シアノアルキルおよびハロアルキルからなる群から選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で置換されており;
およびRは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキルまたはハロアルキルであり;
1bおよびR3bは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキルまたはハロアルキルであり;
2bは、出現ごとに独立に、アルキルまたはハロアルキルであり;
4bおよびR5bは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、アルキルまたはハロアルキルであり;
mは、出現ごとに独立に、1、2、3、4または5であり;
は、出現ごとに独立に、アリールまたはヘテロアリールであり、各Gは独立に、非置換であるかアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シアノ、−NO、−OR1b、−OC(O)R1b、−OC(O)N(R)(R3b)、−SR1b、−S(O)R2b、−S(O)2b、−S(O)N(R)(R3b)、−C(O)R1b、−C(O)OR1b、−C(O)N(R)(R3b)、−N(R)(R3b)、−N(R)C(O)R1b、−N(R)C(O)O(R1b)、−N(R)C(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−NO、−(CR4b5b−OR1b、−(CR4b5b−OC(O)R1b、−(CR4b5b−OC(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−SR1b、−(CR4b5b−S(O)2b、−(CR4b5b−S(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−C(O)R1b、−(CR4b5b−C(O)OR1b、−(CR4b5b−C(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−N(R)(R3b)、−(CR4b5b−N(R)C(O)R1b、−(CR4b5b−N(R)C(O)O(R1b)、−(CR4b5b−N(R)C(O)N(R)(R3b)、シアノアルキルおよびハロアルキルからなる群から選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で置換されており;
は、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−(CR4a5a−G、−C(O)−G、−S(O)および−C(O)NRからなる群から選択され;
およびRは独立に、アルキル、ハロアルキル、Gおよび−(CR4a5a−Gからなる群から選択され;
は、水素、アルキルおよびハロアルキルからなる群から選択され;
は、NまたはCR10であり;
は、NまたはCR11であり;
は、NまたはCR12であり;
は、NまたはCR13であり;
ただし、X、X、XまたはXのうちの1つまたは2つだけはNであってよく;
10、R11、R12およびR13はそれぞれ独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シアノ、−G、−G、−NO、−OR1a、−O−(CR4a5a−G、−O−(CR4a5a−G、−OC(O)R1a、−OC(O)N(R)(R3a)、−SR1a、−S(O)R2a、−S(O)2a、−S(O)N(R)(R3a)、−C(O)R1a、−C(O)OR1a、−C(O)N(R)(R3a)、−N(R)(R3a)、−N(R)C(O)R1a、−N(R)C(O)O(R1a)、−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−N(R)S(O)(R2a)、−(CR4a5a−NO、−(CR4a5a−OR1a、−(CR4a5a−OC(O)R1a、−(CR4a5a−OC(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−SR1a、−(CR4a5a−S(O)R2a、−(CR4a5a−S(O)2a、−(CR4a5a−S(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−C(O)R1a、−(CR4a5a−C(O)OR1a、−(CR4a5a−C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)R1a、−(CR4a5a−N(R)C(O)O(R1a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−G、−CR4a=CR5a−G、シアノアルキルまたはハロアルキルであり;
1aおよびR3aは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gであり;
2aは、出現ごとに独立に、アルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gであり;
は、出現ごとに独立に、シクロアルキル、シクロアルケニルまたは複素環であり、各Gは独立に、非置換であるかアルキル、アルケニル、ハロゲン、シアノ、−NO、−OR1b、−S(O)2b、−C(O)OR1b、ハロアルキルおよびオキソからなる群から選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で置換されている;あるいは、
10とR11またはR11とR12またはR12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換もしくは非置換フェニル環、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換複素環または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成しており;
は、NまたはCHであり;
は、NR14、CR1516、C(O)またはOであり;
は、NR14、CR1516、C(O)またはOであり、ただし、YとYは同時にNR14、C(O)またはOであることはなく、YとYが一緒になったものはC(O)O、OC(O)、ONR14またはNR14O以外のものであり;
14は、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−C(O)−Gおよび−(CR4a5a−Gからなる群から選択され;
15およびR16は独立に、水素、アルキルおよびハロアルキルからなる群から選択される。)
であり、および、ただし、3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン、3−メチル−9−ニトロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン、9−アミノ−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−α][1]ベンザゼピン、3−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、3−メチル−9−ニトロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン、3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン−9−アミン、9−クロロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン、3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン、または3,7,7−トリメチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン以外のものである化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
がNであり、YがNR14であり、YがC(O)であり、Rが水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
10、R11、R12およびR13がそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、−NO、−OR1a、−OC(O)R1a、−SR1a、−S(O)2a、−S(O)N(R)(R3a)、−N(R)(R3a)、−N(R)C(O)R1a、−N(R)C(O)O(R1a)、−N(R)C(O)N(R)(R3a)または−N(R)S(O)(R2a)であり、ただし、R10、R11、R12およびR13のうちの2つ以下は水素以外である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
10、R11、R12およびR13の1つまたは2つがそれぞれ独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、シアノ、ハロアルキル、−G、−C(O)R1a、−C(O)OR1a、−C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−NO、−(CR4a5a−OR1a、−(CR4a5a−OC(O)R1a、−(CR4a5a−OC(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−SR1a、−(CR4a5a−S(O)2a、−(CR4a5a−S(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−C(O)R1a、−(CR4a5a−C(O)OR1a、−(CR4a5a−C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)R1a、−(CR4a5a−N(R)C(O)O(R1a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−G、−CR4a=CR5a−Gまたはシアノアルキルであり、R10、R11、R12およびR13のその他が水素である;あるいは、
10とR11またはR11とR12またはR12とR13が、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換フェニル環を形成しており、R10、R11、R12およびR13のその他が水素である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
がNであり、YがNR14であり、YがC(O)であり、R13がアルキル、アルキルカルボニル、−(CR4a5a−G、−C(O)−G、−S(O)または−C(O)NRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
がアルキルまたは−(CR4a5a−Gである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
がNであり、YがC(O)であり、YがNR14であり、Rが水素または−(CR4a5a−Gである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
がCHであり、YがC(O)であり、YがNR14である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
がNであり、YがNR14であり、YがCR1516であり、R15およびR16はそれぞれ水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
がNであり、YとYがそれぞれCR1516であり、R15とR16がそれぞれ水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
がNであり、YがOであり、YがCR1516であり、R15とR16がそれぞれ水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
がCR10であり、XがCR11であり、XがCR12であり、XがCR13であり、
10、R11、R12およびR13はそれぞれ、水素、アルキル、アルケニル、ハロゲン、シアノ、−G、−G、−OR1a、−O−(CR4a5a−G、−O−(CR4a5a−G、−SR1a、−S(O)R2a、−S(O)2a、−S(O)N(R)(R3a)、−C(O)R1a、−C(O)OR1a、−C(O)N(R)(R3a)、−N(R)(R3a)、−N(R)C(O)R1a、−N(R)C(O)O(R1a)、−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−N(R)S(O)(R2a)、−(CR4a5a−OR1a、−(CR4a5a−OC(O)R1a、−(CR4a5a−OC(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−SR1a、−(CR4a5a−S(O)R2a、−(CR4a5a−S(O)2a、−(CR4a5a−S(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−C(O)R1a、−(CR4a5a−C(O)OR1a、−(CR4a5a−C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)R1a、−(CR4a5a−N(R)C(O)O(R1a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−G、−CR4a=CR5a−G、シアノアルキルもしくはハロアルキルであり;または
10およびR11は水素であり、R12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換フェニル環を形成している、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−フェニルビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリル;
10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−(4−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
7−(2−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
7−(3−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
3−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−ベンジル−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2(1H)−オン;
8−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン;
2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン;
N−(3−ベンジル−7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
エチル6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシレート;
9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−シクロプロピル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
(4aS)−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ビフェニル−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(キノリン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ビフェニル−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1H−インドール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−フリル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ピリジン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−チエニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(4−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンゾチオフェン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
9−クロロ−7−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
(4aR)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−メチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−エチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソプロピルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソブトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド;
2−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(フェノキシメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−(フェニルスルホニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
2,6−ジクロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
4−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2,6−ジフルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
2,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;
5−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−2−スルホンアミド;
3,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
(4aS)−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−メトキシ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−10−アミン;
(4aS)−10−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−11−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
10−[(E)−2−(2−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{(E)−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ビニル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン;
7−メチル−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1R)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1S)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(3−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フェニルエトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1R)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1S)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−(シクロプロピルメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(ピリジン−2−イル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(2−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−sec−ブトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−メチルフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(1−フェニルプロポキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[(1R)−1−(2,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
cis−1,2,3,4,4a,5,6,11b−オクタヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンザゼピン−7−オン;
(4aS)−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;
10−ベンジル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−フェニル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−クロロ−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(2−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(2−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−[2−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
1−{2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
1−{3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
1−{4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
(4aS)−9−(2−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(ピリジン−3−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;および
(4aS)−9−(ピリジン−4−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、アミドもしくはプロドラッグ。
【請求項14】
式(Ia)の請求項1に記載の化合物:
【化2】
または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグ。
【請求項15】
が水素またはアルキルであり;
14が水素またはアルキルである、
請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−フェニルビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリル;
10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−(4−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−ベンジル−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2(1H)−オン;
8−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
エチル6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシレート;
9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−シクロプロピル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ビフェニル−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(キノリン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ビフェニル−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1H−インドール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−フリル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ピリジン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−チエニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(4−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンゾチオフェン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
9−クロロ−7−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−メチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−エチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソプロピルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソブトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド;
2−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(フェノキシメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−(フェニルスルホニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
2,6−ジクロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
4−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2,6−ジフルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
2,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;
5−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−2−スルホンアミド;
3,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
(4aS)−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(2−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{(E)−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ビニル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
7−メチル−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1R)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1S)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(3−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フェニルエトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1R)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1S)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(シクロプロピルメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(ピリジン−2−イル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(2−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−sec−ブトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−メチルフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(1−フェニルプロポキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[(1R)−1−(2,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;および
10−ベンジル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
からなる群から選択される請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
式(Ib)の請求項1に記載の化合物:
【化3】
(式中、Rは、水素、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−(CR4a5a−G、−C(O)−G、−S(O)および−C(O)NRからなる群から選択される。)
または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグ。
【請求項18】
が水素または−(CR4a5a−Gであり;
14が水素である、
請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン;
2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン;
N−(3−ベンジル−7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;および
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
からなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項20】
式(Ic)の請求項1に記載の化合物:
【化4】
(式中、Rは、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−S(O)、−C(O)NRからなる群から選択される。)
または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグ。
【請求項21】
式(Id)の請求項1に記載の化合物:
【化5】
(式中、Rは、水素、またはアルキルである。)
または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグ。
【請求項22】
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
7−(2−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
7−(3−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
(4aS)−9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;および
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
からなる群から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
式(Ie)の請求項1に記載の化合物:
【化6】
(式中、Rは、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−(CR4a5a−G、−C(O)−G、−S(O)または−C(O)NRである。)
または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグ。
【請求項24】
が水素である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
(4aS)−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−メトキシ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−10−アミン;
(4aS)−10−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−11−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−フェニル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−クロロ−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(2−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(2−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−[2−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
1−{2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
1−{3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
1−{4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
(4aS)−9−(2−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(ピリジン−3−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;および
(4aS)−9−(ピリジン−4−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
からなる群から選択される、請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
式(If)の請求項1に記載の化合物:
【化7】
(式中、Rは、水素である。)
または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグ。
【請求項27】
シス−1,2,3,4,4a,5,6,11b−オクタヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オンである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
式(Ig)の請求項1に記載の化合物:
【化8】
(式中、Rは、水素である。)
または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグ。
【請求項29】
7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オンである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
治療有効量の請求項13に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、アミドもしくはプロドラッグを投与することを含む、認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧症からなる群から選択される、5−HT2C受容体、5−HT受容体または5−HT2cと5−HT受容体の両方によって調節される状態、障害または欠陥を治療または予防する方法。
【請求項31】
それを必要とする対象に請求項13に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、アミドもしくはプロドラッグを投与するステップを含む、双極性障害、抑うつ症、不安、統合失調症、統合失調症の認知障害、強迫性障害、片頭痛、てんかん、物質乱用、摂食障害、肥満、糖尿病、性的機能不全/勃起機能不全、睡眠障害、乾癬、パーキンソン病、疼痛および脊髄損傷、疼痛、膀胱機能不全/尿失禁、禁煙、高眼圧症ならびにアルツハイマー病からなる群から選択される5−HT2C受容体によって調節される障害または状態を治療する方法。
【請求項32】
5−HT2c受容体によって調節される障害が、統合失調症または統合失調症の認知障害であり、それを必要とする対象に請求項13に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、アミドもしくはプロドラッグを投与するステップを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
記憶、認知および学習の欠損、アルツハイマー病、加齢に伴う認知機能低下、軽度認知障害、注意欠陥/多動性症候群、統合失調症、統合失調症の認知障害、抑うつ症、不安、強迫性障害、パーキンソン病、てんかん、片頭痛、睡眠障害、食欲不振症、過食症、過敏性腸症候群、脳卒中、脊髄または頭部外傷および頭部損傷、薬物依存症ならびに肥満からなる群から選択される5−HT受容体によって調節される障害を治療する方法。
【請求項34】
治療有効量の請求項13に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、アミドもしくはプロドラッグ塩を、1つまたは複数の薬学的に許容される担体と一緒に含む医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、2009年4月23日出願の米国仮出願番号第61/171,912号に関する優先権を請求するものである。その全体を参照により本明細書に組み込む。
【0002】
本発明は、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン、2,3,4,4a,5,6,7,11b−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−d][2]ベンザゼピン、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン、2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピンおよび5,6,7,7a,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン誘導体、これらの1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン、2,3,4,4a,5,6,7,11b−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−d][2]ベンザゼピン、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン、2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピンおよび5,6,7,7a,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン誘導体を含む組成物、セロトニン関連の状態および障害の予防または治療において、そうした化合物またはそうした化合物を含む組成物を用いて5−HT2c受容体、5−HT受容体または5−HT2cと5−HT受容体の両方を調節する方法、ならびにそうした化合物および組成物を調製する方法に関する。
【0003】
本発明は、5−HT2cまたは5−HTの調節が望ましい抑うつ症、不安、統合失調症、双極性障害、強迫性障害、片頭痛、疼痛、てんかん、物質乱用、摂食障害、肥満、糖尿病、勃起機能不全およびその他の疾患、障害および状態を治療するための5−HT2c受容体アゴニストもしくは半アゴニスト、5−HTアンタゴニストまたは5−HT2c受容体アゴニストもしくは半アゴニストと5−HTアンタゴニストの両方として有用な化合物およびその化合物を含む医薬組成物に関する。
【背景技術】
【0004】
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン、5−HT)、モノアミン神経伝達物質および局所ホルモンは、トリプトファンの水酸化および脱炭酸によって形成される。その最も高い濃度は、胃腸管のクロム親和性細胞において見られ、残りは主として血小板および中枢神経系(CNS)中に存在する。5−HTは非常に広範な生理学的および病態生理学的経路に関与している。末梢において、5−HTは複数の平滑筋を収縮させ、内皮細胞依存性血管拡張を誘発する。CNSにおいて、5−HTは食欲、気分、不安、幻覚、睡眠、嘔吐および疼痛知覚の制御を含む広範な機能に関係していると考えられる。
【0005】
5−HTを分泌するニューロンは、セロトニン作動性ニューロンと称される。5−HTの機能は、特定の(セロトニン作動性)ニューロンとのその相互作用に対して発揮される。7種の5−HT受容体、すなわち5−HT(サブタイプ、5−HT1A、5−HT1B、5−HT1D、5−HT1Eおよび5−HT1Fを有する。)、5−HT(サブタイプ、5−HT2A、5−HT2Bおよび5−HT2Cを有する。)、5−HT、5−HT、5−HT(サブタイプ、5−HT5Aおよび5−HT5Bを有する。)、5−HTおよび5−HTが特定されている。これらの受容体の大部分は、アデニル酸シクラーゼまたはホスホリパーゼCγの活性に影響を及ぼすGタンパク質と結合している。
【0006】
複数の神経伝達物質受容体系(ドーパミン、セロトニン、グルタメート、GABA、アセチルコリン)の活性の変化が、統合失調症の発症に関係している。その最も単純な形態で最も広く受け入れられている「統合失調症のドーパミン仮説」は、この病変の陽性症状は中脳辺縁系のドーパミン作動系の機能的亢進に関係するが、その陰性および認知的側面は、中間皮質ドーパミン投射系の機能低下に帰着できると述べている。非定型抗精神病剤は中脳辺縁系ドーパミン作動性神経伝達を遮断し、それによって黒質線条体系への影響をほとんどまたは全く伴うことなく陽性症状を制御し、錐体外路系副作用(EPS)の誘発を低減させる。
【0007】
統合失調症の一次性の陰性および認知的症状は前頭皮質の機能障害(「前頭葉の機能低下」)を反映しており、これは中間皮質ドーパミン投射系分野の緊張の低下によって誘発されると考えられる[Davis KL、Kahn RS、Ko G and Davidson M(1991年)。Dopamine in schizophrenia:a review and re−conceptualization。Am J Psychiatry 148:1474−86頁。Weinberger DR and Berman KF(1996年)。Prefrontal function in schizophrenia:confounds and controversies。Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci 351:1495−503頁]。皮質においてドーパミンレベルを選択的に高める薬剤は、この障害の陰性症状に対処する可能性を有している。非定型抗精神病剤は、統合失調症候群の陰性および認知的要素に対する強力な効果に欠けている。
【0008】
統合失調症の症状は、一次性陰性および認知的症状と見分けるのが困難な、薬剤誘発性のいわゆる二次性陰性症状および認知機能障害の発現によってさらに複雑になってくる[Remington G and Kapur S(2000年)。Atypical antipsychotics:are some more atypical than others? Psychopharmacol 148:3−15頁]。二次性陰性症状の発現は、治療効果を限定するだけでなく、また、これらの副作用と一緒に、患者の薬剤服用順守コンプライアンスにも悪影響を与える。
【0009】
したがって、辺縁系においてドーパミン作動性神経伝達を遮断するが線条体および下垂体投射系分野には影響を及ぼさず、前頭皮質投射系分野を刺激するという新規な機序アプローチは、その陽性、陰性および認知的症状を含む統合失調症の病状のすべての部分について有効な治療を提供すると仮定することができる。さらに、現在の薬剤を特徴づける付随する薬理作用を実質的にもたない選択的な化合物は、錐体外路系副作用(EPS)および体重増加などの現在の治療を悩ます様々な標的以外での副作用を回避することが期待されることになる。
【0010】
従来5−HT1Cと称された5−HT2C受容体は、ホスホリパーゼC、AおよびD経路を含む複数の細胞エフェクター系と結合するGタンパク質結合受容体である。この受容体は主として脳内で見出されており、その分布は、脳脊髄液の産生を制御すると想定される脈絡叢中において特に高い[Kaufman MJ、Hirata F(1996年) Cyclic GMP inhibits phosphoinositide turnover in choroid plexus:evidence for interactions between second messengers concurrently triggered by 5−HT2c receptors。Neurosci Lett 206:153−156頁]。脳梁膨大後部、梨状葉および嗅内の皮質、前嗅核、外側中隔核、視床下核、へんとう体、鉤状回およびCA3の腹側部、外側手綱、黒質緻密部、複数の脳幹核ならびに脊髄の灰白質全体においても非常に高いレベルが見出されている[Pompeiano M、Palacios JM、Mengod G(1994年)。Distribution of the serotonin 5−HT2 receptor family mRNAs:comparison between 5−HT2A and 5−HT2c receptors。Brain Res Mol Brain Res 23:163−178頁]。サルおよびヒトの脳における、5−HT2cmRNAの分布と5−HT2cタンパク質の分布との比較によれば、シナプス前の局在とシナプス後の局在の両方が明らかになっている[Lopez−Gimenez JF、Mengod G、Palacios JM、Vilaro MT(2001年) Regional distribution and cellular localization of 5−HT2C receptor mRNA in monkey brain:comparison with [H]mesulergine binding sites and choline acetyltransferase mRNA。Synapse 42:12−26頁]。
【0011】
5−HT2c受容体の調節によって、抑うつ症、不安、統合失調症、統合失調症の認知障害、強迫性障害、双極性障害、片頭痛、てんかん、物質乱用、摂食障害、肥満、糖尿病、性的機能不全/勃起機能不全、睡眠障害、乾癬、パーキンソン病、疼痛状態および障害ならびに脊髄損傷、禁煙、高眼圧症およびアルツハイマー病などの障害が改善されることが期待される。5−HT2C受容体の調節は、尿失禁の予防または治療を含む膀胱機能の調節にも有用であることも示されている。
【0012】
適切な物質による5−HT受容体の調節は、認知機能障害、例えばアルツハイマー病に伴う記憶、認知および学習の欠損、加齢に伴う認知機能低下および軽度認知障害、注意欠陥障害/多動性症候群、人格障害、例えば統合失調症、特に統合失調症に関係した認知障害、情動障害、例えば抑うつ症、不安および強迫性障害、運動または運動器(motor)障害、例えばパーキンソン病およびてんかん、片頭痛、睡眠障害(概日リズムの乱れを含む)、栄養補給障害、例えば食欲不振症および過食症、特定の胃腸障害、例えば過敏性腸症候群、神経変性に伴う疾患、例えば脳卒中、脊髄または頭部外傷および頭部損傷、例えば水頭症、薬物依存症および肥満を含む特定の障害を改善することが期待される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0013】
【非特許文献1】Davis KL、Kahn RS、Ko G and Davidson M (1991年)。Dopamine in schizophrenia: a review and re−conceptualization。Am J Psychiatry 148:1474−86頁
【非特許文献2】Weinberger DR and Berman KF (1996年)。Prefrontal function in schizophrenia: confounds and controversies。Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci 351 : 1495−503頁
【非特許文献3】Remington G and Kapur S (2000年)。Atypical antipsychotics: are some more atypical than others? Psychopharmacol 148: 3 − 15頁]
【非特許文献4】Kaufman MJ、Hirata F (1996年) Cyclic GMP inhibits phosphoinositide turnover in choroid plexus: evidence for interactions between second messengers concurrently triggered by 5−HT2C receptors。Neurosci Lett 206: 153−156頁]。
【非特許文献5】Pompeiano M、Palacios JM、Mengod G (1994年)。Distribution of the serotonin 5−HT2 receptor family mRNAs: comparison between 5−HT2A and 5−HT2c receptors。Brain Res Mol Brain Res 23:163−178頁]。
【非特許文献6】Lopez−Gimenez JF、Mengod G、Palacios JM、Vilaro MT (2001年) Regional distribution and cellular localization of 5−HT2C receptor mRNA in monkey brain: comparison with [3H]mesulergine binding sites and choline acetyltransferase mRNA。Synapse 42:12−26頁]。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
5−HT受容体に対して高い親和性と選択性を有する化合物を提供する必要性が依然として存在する。具体的には、これらの化合物は、α−アドレナリン受容体などのアドレナリン受容体、H受容体などのヒスタミン受容体およびD受容体などのドーパミン作動性受容体に対して低い親和性を有していなければならない。その理由は、これらの受容体調節の遮断に伴う副作用、例えば起立性低血圧、反射性頻脈、プラゾシン、テラゾシン、ドキサゾシンおよびラベタロールの降圧作用またはα−アドレナリン受容体の遮断に伴うめまいの増強、体重増加、鎮静、傾眠もしくはH受容体の遮断を伴う中枢抑制剤の増強、または錐体外路運動障害、例えばジストニア、パーキンソニズム、静座不能、遅発性ジスキネジーもしくはラビット症候群、またはD受容体の遮断に伴う内分泌作用、例えばプロラクチン増大(乳汁漏出症、女性化乳房、生理変化、男性の性的機能不全)を回避するまたはそれを低減するためである。
【0015】
本発明は、5−HT2cもしくは5−HT受容体または5−HT2c受容体と5−HT受容体の両方に対して親和性を有しており、それによって5−HT2cもしくは5−HT受容体または5−HT2c受容体と5−HT受容体の両方に関係するまたはそれによって影響を受ける障害の治療を可能にする化合物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0016】
(発明の要旨)
本発明は、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン、2,3,4,4a,5,6,7,11b−オクタヒドロ−1H−ピリド[3,4−d][2]ベンザゼピン、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン、1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピンおよび5,6,7,7a,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン誘導体、そうした化合物を含む組成物およびそうした化合物および組成物を使用する方法を対象とする。
【0017】
一態様では、本発明は、式(I)を有する化合物:
【0018】
【化1】
(式中、
、R、R、RおよびRは独立に、水素、アルケニル、アルキル、ハロアルキル、Gおよび−(CR4a5a−Gからなる群から選択され;
4aおよびR5aは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、アルキルまたはハロアルキルであり;
は、出現ごとに独立に、アリールまたはヘテロアリールであり、各Gは独立に、非置換であるかアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シアノ、−G、−NO、−OR1b、−O−(CR4b5b−G、−OC(O)R1b、−OC(O)N(R)(R3b)、−SR1b、−S(O)R2b、−S(O)2b、−S(O)N(R)(R3b)、−C(O)R1b、−C(O)OR1b、−C(O)N(R)(R3b)、−C(OΗ)[(CR4b5b−R4b、−N(R)(R3b)、−N(R)C(O)R1b、−N(R)C(O)O(R1b)、−N(R)C(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−G、−(CR4b5b−NO、−(CR4b5b−OR1b、−(CR4b5b−OC(O)R1b、−(CR4b5b−OC(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−SR1b、−(CR4b5b−S(O)2b、−(CR4b5b−S(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−C(O)R1b、−(CR4b5b−C(O)OR1b、−(CR4b5b−C(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−N(R)(R3b)、−(CR4b5b−N(R)C(O)R1b、−(CR4b5b−N(R)C(O)O(R1b)、−(CR4b5b−N(R)C(O)N(R)(R3b)、シアノアルキルおよびハロアルキルからなる群から選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で置換されており;
およびRは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキルまたはハロアルキルであり;
1bおよびR3bは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキルまたはハロアルキルであり;
2bは、出現ごとに独立に、アルキルまたはハロアルキルであり;
4bおよびR5bは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、アルキルまたはハロアルキルであり;
mは出現ごとに独立に、1、2、3、4または5であり;
は、出現ごとに独立に、アリールまたはヘテロアリールであり、各Gは独立に、非置換であるかアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シアノ、−NO、−OR1b、−OC(O)R1b、−OC(O)N(R)(R3b)、−SR1b、−S(O)R2b、−S(O)2b、−S(O)N(R)(R3b)、−C(O)R1b、−C(O)OR1b、−C(O)N(R)(R3b)、−N(R)(R3b)、−N(R)C(O)R1b、−N(R)C(O)O(R1b)、−N(R)C(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−NO、−(CR4b5b−OR1b、−(CR4b5b−OC(O)R1b、−(CR4b5b−OC(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−SR1b、−(CR4b5b−S(O)2b、−(CR4b5b−S(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−C(O)R1b、−(CR4b5b−C(O)OR1b、−(CR4b5b−C(O)N(R)(R3b)、−(CR4b5b−N(R)(R3b)、−(CR4b5b−N(R)C(O)R1b、−(CR4b5b−N(R)C(O)O(R1b)、−(CR4b5b−N(R)C(O)N(R)(R3b)、シアノアルキルおよびハロアルキルからなる群から選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で置換されており;
は、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−(CR4a5a−G、−C(O)−G、−S(O)および−C(O)NRからなる群から選択され;
およびRは独立に、アルキル、ハロアルキル、Gおよび−(CR4a5a−Gからなる群から選択され;
は、水素、アルキルおよびハロアルキルからなる群から選択され;
は、NまたはCR10であり;
は、NまたはCR11であり;
は、NまたはCR12であり;
は、NまたはCR13であり;ただし、X、X、XまたはXのうちの1つもしくは2つだけはNであってよく;
10、R11、R12およびR13はそれぞれ独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シアノ、−G、−G、−NO、−OR1a、−O−(CR4a5a−G、−O−(CR4a5a−G、−OC(O)R1a、−OC(O)N(R)(R3a)、−SR1a、−S(O)R2a、−S(O)2a、−S(O)N(R)(R3a)、−C(O)R1a、−C(O)OR1a、−C(O)N(R)(R3a)、−N(R)(R3a)、−N(R)C(O)R1a、−N(R)C(O)O(R1a)、−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−N(R)S(O)(R2a)、−(CR4a5a−NO、−(CR4a5a−OR1a、−(CR4a5a−OC(O)R1a、−(CR4a5a−OC(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−SR1a、−(CR4a5a−S(O)R2a、−(CR4a5a−S(O)2a、−(CR4a5a−S(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−C(O)R1a、−(CR4a5a−C(O)OR1a、−(CR4a5a−C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)R1a、−(CR4a5a−N(R)C(O)O(R1a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−G、−CR4a5a−G、シアノアルキルまたはハロアルキルであり;
1aおよびR3aは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gであり;
2aは、出現ごとに独立に、アルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gであり;
は、出現ごとに独立に、シクロアルキル、シクロアルケニルまたは複素環であり、各Gは独立に、非置換であるかアルキル、アルケニル、ハロゲン、シアノ、−NO、−OR1b、−S(O)2b、−C(O)OR1b、ハロアルキルおよびオキソからなる群から選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で置換されている;あるいは、
10とR11またはR11とR12またはR12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換もしくは非置換フェニル環、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換複素環または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成しており;
は、NまたはCHであり;
は、NR14、CR1516、C(O)またはOであり;
は、NR14、CR1516、C(O)またはOであり、ただし、YとYは同時にNR14、C(O)またはOであることはなく、YとYが一緒になったものはC(O)O、OC(O)、ONR14またはNR14O以外のものであり;
14は、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−C(O)−Gおよび−(CR4a5a−Gからなる群から選択され;
15およびR16は独立に、水素、アルキルおよびハロアルキルからなる群から選択される。)
であって、ただし、3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン、3−メチル−9−ニトロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン、9−アミノ−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン、1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、3−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、3−メチル−9−ニトロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン、3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン−9−アミン、9−クロロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン、3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン、または3,7,7−トリメチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロ−7H−ピラジノ[1,2−a][4,1]ベンゾオキサゼピン以外のものである化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグに関する。
【0019】
他の態様では、本発明は、治療有効量の上記に記載した(I)の式を有する少なくとも1つの化合物または薬学的に許容されるその塩を、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と一緒に含む医薬組成物に関する。
【0020】
本発明のさらに他の態様は、本発明の化合物を含む医薬組成物に関する。そうした組成物は、一般に、5−HT活性、より具体的には5−HT2C活性、5−HT活性または5−HT2c活性と5−HT活性の両方に関係する状態および障害の治療または予防のための治療レジメンの一部として、本発明の方法に従って投与することができる。
【0021】
さらに他の態様では、本発明は、式(I)の化合物を用いて、認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、疼痛、尿失禁、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患(addiction disease)、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧障害を予防または治療する方法に関する。そうした方法は、治療有効量の少なくとも1つの式(I)の化合物をその治療を必要とする対象に投与することを含む。認知機能障害の例は、記憶、認知および学習の欠損、アルツハイマー病、加齢に伴う認知機能低下および軽度認知障害またはその任意の組合せである。人格障害の例は、統合失調症および統合失調症に関係した認知障害である。情動障害の例は、抑うつ症、不安、双極性障害および強迫性障害またはその任意の組合せである。運動および運動器障害の例は、パーキンソン病およびてんかんである。栄養補給障害の例は、食欲不振症および過食症である。胃腸障害の例は、過敏性腸症候群である。神経変性に伴う疾患の例は、脳卒中、脊髄または頭部外傷および頭部損傷である。
【0022】
本発明の1つの実施形態では、少なくとも1つの式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩を哺乳動物に投与することを含む、統合失調症および/または統合失調症に関係した認知障害に苦しむ哺乳動物を治療する方法を提供する。
【0023】
さらに他の態様では、本発明は、上記に記載した障害を予防または治療するための医薬品の製造における、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の単独でのまたは少なくとも1つの薬学的に許容される担体と一緒での使用に関する。
【0024】
式(I)の化合物、これらの化合物を含む組成物、およびこれらの化合物または医薬組成物を投与することによって認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧障害を予防または治療するための方法がさらに本明細書に記載されている。
【0025】
化合物、この化合物を含む組成物、この化合物を使用する方法およびこの化合物を調製するための方法、ならびにそうした方法で得られる中間体がさらに本明細書に記載されている。
【0026】
本発明の上記および他の目的を以下の段落で説明する。これらの目的は本発明の範囲を制限するものと見なすべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】d−アンフェタミンの影響を減弱させる実施例42の濃度依存的効果を示すグラフである。動物を、媒体、d−アンフェタミンまたはある用量の実施例42に続くd−アンフェタミンで処理した。X軸は時間(分)を表し、Y軸は5分間当たりの活動カウント数を表す。
図2a】d−アンフェタミンの影響を減弱させる実施例181の濃度依存的効果を示すグラフである。動物を、媒体、d−アンフェタミンまたはある用量の実施例181に続くd−アンフェタミンで処理した。X軸は時間(分)を表し、Y軸は5分間当たりの活動カウント数を表す。
図2b】自発的活動に対する実施例181の効果の不足を示すグラフである。動物を、媒体またはある用量の実施例181で処理した。実験の過程を通して、用量に関係なく自発的活動の変化は認められなかった。X軸は実施例181の用量を表し、Y軸は、実験の過程を通した所与の用量当たりの合計活動カウント数を表す。
図3a】d−アンフェタミンの影響を減弱させる実施例169の濃度依存的効果を示すグラフである。動物を、媒体、d−アンフェタミンまたはある用量の実施例169に続くd−アンフェタミンで処理した。X軸は時間(分)を表し、Y軸は5分間当たりの活動カウント数を表す。
図3b】自発的活動に対する実施例169の効果の不足を示すグラフである。動物を、媒体またはある用量の実施例169で処理した。実験の過程を通して、用量に関係なく自発的活動の変化は認められなかった。X軸は実施例169の用量を表し、Y軸は、実験の過程を通した所与の用量当たりの合計活動カウント数を表す。
図4】フェンシクリジン(PCP)の影響を減弱させる実施例2の濃度依存的効果を示すグラフである。動物を、媒体、PCPまたはある用量の実施例2に続くPCPで処理した。X軸は時間(分)を表し、Y軸は5分間当たりの活動カウント数を表す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
一態様では、本発明は、以下に示すような式(I)を有する化合物:
【0029】
【化2】
(式中、R、R、R、R、R、R、X、X、X、X、Y、YおよびYは、「課題を解決するための手段」において上で定義した通りである。)
に関する。
【0030】
他の態様では、本発明は、上記に記載した式(I)を有する化合物および少なくとも1つの薬学的に許容される担体を含む組成物に関する。
【0031】
さらに他の態様は、本発明は、上記に記載した式(I)を有する化合物を用いて、認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧障害を治療するなどの疾患状態を予防または治療するための方法に関する。
【0032】
さらに他の態様は、本発明は、単独または少なくとも1つの薬学的に許容される担体と一緒に、上記に記載したような認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧障害を治療するなどの疾患状態を予防または治療するための医薬品の製造における式(I)を有する化合物の使用に関する。
【0033】
様々な実施形態では、本発明は、任意の置換基または本発明の化合物または本明細書の他の任意の式において2回以上出現する少なくとも1つの変数を提供する。各出現における変数の定義は、別の出現におけるその定義から独立している。さらに、置換基の組合せは、そうした組合せが安定な化合物をもたらす場合のみ許容される。安定な化合物は反応混合物から単離できる化合物である。
【0034】
a.定義
本明細書および添付の特許請求の範囲において使用されるように、異なる内容が具体的に記載されていない限り、以下の用語は次に示す意味を有する。
【0035】
本明細書で用いる「アルケニル」という用語は、2−10個の炭素を含み、2個の水素を除去することによって形成される少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含む直鎖状または分岐状炭化水素鎖を意味する。アルケニルの代表例には、エテニル、2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、3−ブテニル、4−ペンテニル、5−ヘキセニル、2−ヘプテニル、2−メチル−1−ヘプテニルおよび3−デセニルなどがあるがこれらに限定されない。
【0036】
「アルケニレン」という用語は、少なくとも1個の二重結合を含む2−10個の炭素原子の直鎖状または分岐状炭化水素から誘導される二価の基を意味する。アルケニレンの代表例には、これらに限定されないが、−CH=CH−、−CH=CHCH−および−CH=C(CH)CH−が含まれる。
【0037】
本明細書で用いる「アルキル」という用語は、1−10個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状の飽和炭化水素鎖を意味する。「低級アルキル」または「C1−6アルキル」という用語は、1−6個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状炭化水素を意味する。「C1−3アルキル」という用語は、1−3個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状炭化水素を意味する。アルキルの代表例には、これらに限定されないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、3−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、2,3−ジメチルペンチル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニルおよびn−デシルが含まれる。
【0038】
本明細書で用いる「アルキルカルボニル」という用語は、本明細書で定義するカルボニル基を介して親分子部分と結合している本明細書で定義するアルキル基を意味する。アルキルカルボニルの代表例には、これらに限定されないが、メチルカルボニル、エチルカルボニル、イソプロピルカルボニル、n−プロピルカルボニルなどが含まれる。
【0039】
「アルキレン」という用語は、1−10個の炭素原子の直鎖状または分岐状炭化水素から誘導される二価の基を意味する。アルキレンの代表例には、これらに限定されないが、−CH−、−CH(CH)−、−C(CH−、−CHCH−、−CHCHCH−、−CHCHCHCH−および−CHCH(CH)CH−が含まれる。
【0040】
本明細書で用いる「アルキニル」という用語は、2−10個の炭素原子を含み、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含む直鎖状または分岐状炭化水素基を意味する。アルキニルの代表例には、これらに限定されないが、アセチレニル、1−プロピニル、2−プロピニル、3−ブチニル、2−ペンチニルおよび1−ブチニルが含まれる。
【0041】
本明細書で用いる「アリール」という用語は、フェニルまたは二環式アリールを意味する。二環式アリールは、ナフチル、単環式シクロアルキルと縮合したフェニルまたは単環式シクロアルケニルと縮合したフェニルである。アリール基の代表例には、これらに限定されないが、ジヒドロインデニル、インダニル、1−インダノネイル(indanoneyl)、2−インダノネイル、インデニル、ナフチル、ジヒドロナフタレニルおよびテトラヒドロナフタレニルが含まれる。二環式アリールは、二環系内に含まれる任意の炭素原子を介して親分子部分と結合している。本発明のアリール基は置換されていなくても置換されていてもよい。
【0042】
本明細書で用いる「カルボニル」という用語は、−C(=O)−基を意味する。
【0043】
本明細書で用いる「シアノ」という用語は、−CN基を意味する。
【0044】
本明細書で用いる「シアノアルキル」という用語は、本明細書で定義するアルキレン基を介して親分子部分と結合した本明細書で定義するシアノ基を意味する。シアノアルキルの代表例には、これらに限定されないが、シアノメチル、2−シアノエチルおよび3−シアノプロピルが含まれる。
【0045】
本明細書で用いる「シクロアルケニル」という用語は、1個または2個の炭素−炭素二重結合を含み、3−10個の炭素を含む環状炭化水素基を意味する。シクロアルケニルの例には、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルおよびシクロオクテニルが含まれる。
【0046】
本明細書で用いる「シクロアルキル」または「シクロアルカン」という用語は、単環式、二環式または三環式シクロアルキルを意味する。単環式シクロアルキルは、3−8個の炭素原子、ゼロ個のヘテロ原子およびゼロ個の二重結合を含む炭素環系である。単環系の例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルが含まれる。二環式シクロアルキルは、単環式シクロアルキル環と縮合している単環式シクロアルキルまたは単環の2個の非隣接炭素原子が1、2、3もしくは4個の炭素原子を含むアルキレン橋かけによって結合している橋かけ型単環系である。二環系の代表例には、これらに限定されないが、ビシクロ[3.1.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、ビシクロ[3.2.2]ノナン、ビシクロ[3.3.1]ノナンおよびビシクロ[4.2.1]ノナンが含まれる。三環式シクロアルキルは、単環式シクロアルキルと縮合している二環式シクロアルキル、または環系の2個の非隣接炭素原子が1、2、3もしくは4個の炭素原子のアルキレン橋かけによって結合している二環式シクロアルキルで例示される。三環系の代表例には、これらに限定されないが、トリシクロ[3.3.1.03’7]ノナン(オクタヒドロ−2,5−メタノペンタレンまたはノルアダマンタン)およびトリシクロ[3.3.1.13’7]デカン(アダマンタン)が含まれる。単環式、二環式および三環式シクロアルキルは、置換されていなくても置換されていてもよく、その環系内に含まれる任意の置換可能な原子を介して親分子部分と結合している。
【0047】
本明細書で用いる「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、Cl、Br、IまたはFを意味する。
【0048】
本明細書で用いる「ハロアルキル」という用語は、その中で1、2、3、4、5または6個の水素原子がハロゲンで置き換えられている本明細書で定義するアルキル基を意味する。ハロアルキルの代表例には、これらに限定されないが、フルオロメチル、2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2−クロロ−3−フルオロペンチルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルなどのトリフルオロプロピルが含まれる。
【0049】
本明細書で用いる「ヘテロアリール」という用語は、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリールを意味する。単環式ヘテロアリールは5または6員環である。5員環は2個の二重結合を含む。5員環は、OもしくはSから選択される1個のヘテロ原子;または1、2、3もしくは4個の窒素原子および場合によって1個の酸素もしくはイオウ原子を含むことができる。6員環は、3個の二重結合および1、2、3または4個の窒素原子を含む。単環式ヘテロアリールの代表例には、これらに限定されないが、フラニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、1,3−オキサゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピロリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、1,3−チアゾリル、チエニル、トリアゾリルおよびトリアジニルが含まれる。二環式ヘテロアリールは、フェニルと縮合した単環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルと縮合した単環式ヘテロアリール、単環式シクロアルケニルと縮合した単環式ヘテロアリール、単環式ヘテロアリールと縮合した単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環と縮合した単環式ヘテロアリールからなる。二環式ヘテロアリール基の代表例には、これらに限定されないが、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、6,7−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インダゾリル、インドリル、イソインドリル、イソキノリニル、ナフチリジニル、ピリドイミダゾリル、キノリニル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル、チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−2−イルおよび5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イルが含まれる。本発明の単環式および二環式ヘテロアリール基は置換されていても置換されていなくてもよく、環系内に含まれる任意の炭素原子または任意の窒素原子を介して親分子部分と結合している。
【0050】
本明細書で用いる「ヘテロ原子」という用語は、窒素、酸素またはイオウ原子を意味する。
【0051】
本明細書で用いる「複素環」または「複素環の」という用語は、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環を意味する。単環式複素環は、O、NおよびSからなる群から独立に選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3、4、5、6、7または8員環である。3または4員環は、ゼロまたは1個の二重結合ならびにO、NおよびSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む。5員環は、ゼロまたは1個の二重結合ならびにO、NおよびSからなる群から選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む。6員環は、ゼロ、1または2個の二重結合ならびにO、NおよびSからなる群から選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む。7または8員環は、ゼロ、1、2または3個の二重結合ならびにO、NおよびSからなる群から選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む。単環式複素環の代表例には、これらに限定されないが、アゼチジニル、アゼパニル、アジリジニル、ジアゼパニル、1,3−ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジチオラニル、1,3−ジチアニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリニル、イソチアゾリジニル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、オキサジアゾリニル、オキサジアゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピロリニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチエニル、チアジアゾリニル、チアジアゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリジニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル(チオモルホリンスルホン)、チオピラニルおよびトリチアニルが含まれる。二環式複素環は、フェニル基と結合した単環式複素環、単環式シクロアルキルと結合した単環式複素環、単環式シクロアルケニルと結合した単環式複素環もしくは単環式複素環と結合した単環式複素環またはその環の2個の非隣接原子が1、2、3もしくは4個の炭素原子のアルキレン橋かけまたは2、3もしくは4個の炭素原子のアルケニレン橋かけで結合している橋かけ型単環式複素環系である。二環式複素環の代表例には、これらに限定されないが、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、クロマニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾチエニル、アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル(2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イルを含む)、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、イソインドリニル、オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロピロロピリジニルおよびテトラヒドロイソキノリニルが含まれる。三環式複素環は、フェニル基と縮合した二環式複素環、単環式シクロアルキルと縮合した二環式複素環、単環式シクロアルケニルと縮合した二環式複素環もしくは単環式複素環と縮合した二環式複素環または二環の2個の非隣接原子が1、2、3もしくは4個の炭素原子のアルキレン橋かけまたは2、3もしくは4個の炭素原子のアルケニレン橋かけで結合している二環式複素によって例示される。三環式複素環の例には、これらに限定されないが、オクタヒドロ−2,5−エポキシペンタレン、ヘキサヒドロ−2H−2,5−メタノシクロペンタ[b]フラン、ヘキサヒドロ−1H−1,4−メタノシクロペンタ[c]フラン、アザ−アダマンタン(1−アザトリシクロ[3.3.1.13’7]デカン)およびオキサ−アダマンタン(2−オキサトリシクロ[3.3.1.13’7]デカン)が含まれる。単環式、二環式および三環式複素環は、その環内に含まれる任意の炭素原子または任意の窒素原子を介して親分子部分と結合しており、置換されていなくても置換されていてもよい。
【0052】
本明細書で用いる「オキソ」という用語は=O部分を意味する。
【0053】
b.化合物
本発明の化合物は、上記に記載したような式(I)を有する。
【0054】
式(I)の化合物における可変基の具体的な値は以下の通りである。そうした値は、適切な場合、上記または以下に定義する他の値、定義、請求項または実施形態のいずれかで用いることができる。
【0055】
一実施形態では、YはCHである。
【0056】
他の実施形態では、YはNである。
【0057】
一実施形態では、YとYは一緒に−C(O)NR14であり、R14は水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−C(O)−Gまたは−(CR4a5a−Gである。他の実施形態では、R14は水素である。
【0058】
一実施形態では、YとYは一緒に−N(R14)NC(O)−であり、R14は水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−C(O)−Gまたは−(CR4a5a−Gである。他の実施形態では、R14は水素またはアルキルである。
【0059】
一実施形態では、YとYは一緒に−(CR1516)(CR1516)−であり、R15およびR16は独立に水素、アルキルまたはハロアルキルである。他の実施形態では、R15およびR16はそれぞれ水素である。
【0060】
一実施形態では、YとYは一緒に−N(R14)CR1516−であり、R14は水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−C(O)−Gまたは−(CR4a5a−Gであり、R15およびR16は独立に水素、アルキルまたはハロアルキルである。他の実施形態では、R14は水素、アルキルまたは−(CR4a5a−Gであり、R15およびR16は独立に水素である。
【0061】
一実施形態では、YとYは一緒に−(CR1516)N(R14)であり、R14は水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−C(O)−Gまたは−(CR4a5a−Gであり、R15およびR16は独立に水素またはアルキルである。他の実施形態では、R14は水素、アルキルまたは−(CR4a5a−Gであり、R15およびR16は独立に水素である。
【0062】
一実施形態では、YとYは一緒に−OCR1516であり、R15およびR16は独立に水素、アルキルまたはハロアルキルである。他の実施形態では、R15およびR16は独立に水素である。
【0063】
一実施形態では、YとYは一緒に−(CR1516)O−であり、R15およびR16は独立に水素、アルキルまたはハロアルキルである。他の実施形態では、R15およびR16はそれぞれ水素である。
【0064】
一実施形態では、R、R、R、RおよびRは独立に水素、アルケニル、アルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gである。他の実施形態では、R、R、R、RおよびRはそれぞれ、水素である。
【0065】
一実施形態では、Rは、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−(CR4a5a−G、−C(O)−G、−S(O)または−C(O)NRである。他の実施形態では、Rは、水素、アルキルまたは−(CR4a5a−Gであり、R4aおよびR5aはそれぞれ、水素であり、mは1であり、Gは場合によって置換アリールである。
【0066】
一実施形態では、X、X、XおよびXはそれぞれ、NまたはCR10、CR11、CR12もしくはCR13であり、ただし、X、X、XまたはXの1つもしくは2つだけがNである。他の実施形態では、X、X、XおよびXはそれぞれ、CR10、CR11、CR12またはCR13である。他の実施形態では、XはNであり、X、XおよびXはそれぞれ、CR11、CR12またはCR13である。
【0067】
一実施形態では、R10、R11、R12およびR13はそれぞれ、独立に水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シアノ、−G、−G、−NO、−OR1a、−O−(CR4a5a−G、−O−(CR4a5a−G、−OC(O)R1a、−OC(O)N(R)(R3a)、−SR1a、−S(O)R2a、−S(O)2a、−S(O)N(R)(R3a)、−C(O)R1a、−C(O)OR1a、−C(O)N(R)(R3a)、−N(R)(R3a)、−N(R)C(O)R1a、−N(R)C(O)O(R1a)、−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−N(R)S(O)(R2a)、−(CR4a5a−NO、−(CR4a5a−OR1a、−(CR4a5a−OC(O)R1a、−(CR4a5a−OC(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−SR1a、−(CR4a5a−S(O)R2a、−(CR4a5a−S(O)2a、−(CR4a5a−S(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−C(O)R1a、−(CR4a5a−C(O)OR1a、−(CR4a5a−C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)R1a、−(CR4a5a−N(R)C(O)O(R1a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−G、−CR4a=CR5a−G、シアノアルキルまたはハロアルキルであり;RおよびRは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキルまたはハロアルキルであり;R1aおよびR3aは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gであり;R2aは、出現ごとに、独立にアルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gであり;R4aおよびR5aは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、アルキルまたはハロアルキルである。他の実施形態では、R10、R11、R12およびR13は、それぞれ独立に水素、アルキル、ハロゲン、シアノ、−G、−G−O−(CR4a5a−G、−O−(CR4a5a−G、−OR1a、−N(R)(R3a)、−N(R)S(O)(R2a)、−(CR4a5a−G、−(CR4a5a−OR1a、−CR4a=CR5a−G、−C(O)OR1a、−S(O)2aまたはハロアルキルであり、R、R4aおよびR5aは水素であり;
2aはGであり;mは1または2であり;Gは場合によって置換アリールまたはヘテロアリールである。
【0068】
一実施形態では、R10とR11またはR11とR12またはR12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換フェニル環を形成している。他の実施形態では、R10とR11はそれぞれ、水素であり、R12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換フェニル環を形成している。
【0069】
他の実施形態では、R10とR11またはR11とR12またはR12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換シクロアルキル環を形成している。他の実施形態では、R10とR11はそれぞれ、水素であり、R12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換シクロアルキル環を形成している。
【0070】
他の実施形態では、R10とR11またはR11とR12またはR12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換複素環を形成している。他の実施形態では、R10とR11はそれぞれ、水素であり、R12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換複素環を形成している。
【0071】
他の実施形態では、R10とR11またはR11とR12またはR12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換ヘテロアリール環を形成している。他の実施形態では、R10とR11はそれぞれ、水素であり、R12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換または非置換ヘテロアリール環を形成している。
【0072】
他の実施形態では、R10とR11またはR11とR12またはR12とR13は、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換フェニル環、置換シクロアルキル環、置換複素環または置換ヘテロアリール環を形成しており、そのフェニル環、シクロアルキル環、複素環またはヘテロアリール環は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シアノ、−G、−G、−NO、−OR1a、−O−(CR4a5a−G、−O−(CR4a5a−G、−OC(O)R1a,−OC(O)N(R)(R3a)、−SR1a、−S(O)R2a、−S(O)2a、−S(O)N(R)(R3a)、−C(O)R1a、−C(O)OR1a、−C(O)N(R)(R3a)、−N(R)(R3a)、−N(R)C(O)R1a、−N(R)C(O)O(R1a)、−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−N(R)S(O)(R2a)、−(CR4a5a−NO、−(CR4a5a−OR1a、−(CR4a5a−OC(O)R1a、−(CR4a5a−OC(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−SR1a、−(CR4a5a−S(O)R2a、−(CR4a5a−S(O)2a、−(CR4a5a−S(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−C(O)R1a、−(CR4a5a−C(O)OR1a、−(CR4a5a−C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)(R3a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)R1a、−(CR4a5a−N(R)C(O)O(R1a)、−(CR4a5a−N(R)C(O)N(R)(R3a)、−(CR4a5a−G、CR4a=CR5a−G、シアノアルキルまたはハロアルキルからなる群から選択される1、2、3、4または5個の置換基で置換されており;RおよびRは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキルまたはハロアルキルであり;R1aおよびR3aは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、アルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gであり;R2aは、出現ごとに独立に、アルキル、ハロアルキル、Gまたは−(CR4a5a−Gであり;R4aおよびR5aは、出現ごとにそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、アルキルまたはハロアルキルである。
【0073】
一実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ia)の化合物:
【0074】
【化3】
(式中、R、R10、R11、R12、R13およびR14は上記に説明した通りである。)
を含むことができる。
【0075】
本発明の他の実施形態では、式(Ia)の化合物は開示されており、Rは水素またはアルキルであり、R14は水素またはアルキルである。
【0076】
式(Ia)の代表例には、これらに限定されないが:
1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−フェニルビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリル;
10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−(4−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−ベンジル−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2(1H)−オン;
8−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
エチル6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシレート;
9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−シクロプロピル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ビフェニル−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(キノリン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ビフェニル−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1H−インドール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−フリル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ピリジン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−チエニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(4−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンゾチオフェン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
9−クロロ−7−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−メチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−エチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソプロピルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソブトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド;
2−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(フェノキシメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−(フェニルスルホニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
2,6−ジクロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
4−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2,6−ジフルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
2,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;
5−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−2−スルホンアミド;
3,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
(4aS)−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(2−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{(E)−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ビニル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
7−メチル−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{(1R)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1S)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(3−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フェニルエトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1R)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1S)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(シクロプロピルメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(ピリジン−2−イル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(2−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−sec−ブトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−メチルフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(1−フェニルプロポキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[(1R)−1−(2,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;または
10−ベンジル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
が含まれる。
【0077】
一実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ib)の化合物:
【0078】
【化4】
(式中、Rは水素、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−(CR4a5a−G、−C(O)G、−S(O)および−C(O)NRからなる群から選択され、R10、R11、R12、R13およびR14は上記に説明した通りである。)
を含むことができる。
【0079】
本発明の他の実施形態では、式(Ib)の化合物は開示されており、Rは水素または−(CR4a5a−Gであり、R14は水素である。
【0080】
式(Ib)の代表例には、これらに限定されないが:
3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン;
2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン;
N−(3−ベンジル−7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;または
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
が含まれる。
【0081】
一実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ic)の化合物:
【0082】
【化5】
(式中、R、R10、R11、R12、R13およびR14は上記に説明した通りである。)
を含むことができる。
【0083】
他の実施形態では、式(Ic)の化合物は開示されており、Rは、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−S(O)および−C(O)NRからなる群から選択され、R14は好ましくは水素である。
【0084】
一実施形態では、式(I)の化合物は、式(Id)の化合物:
【0085】
【化6】
(式中、R、R10、R11、R12、R13およびR14は上記に説明した通りである。)
を含むことができる。
【0086】
他の実施形態では、式(Id)の化合物は開示されており、Rは水素またはアルキルからなる群から選択され、R14は好ましくは水素である。
【0087】
式(Id)の代表例には、これらに限定されないが:
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
7−(2−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
7−(3−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
(4aS)−9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;または
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
が含まれる。
【0088】
一実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ie)の化合物:
【0089】
【化7】
(式中、R、R10、R11、R12およびR13は上記に説明した通りである。)
を含むことができる。
【0090】
他の実施形態では、式(Ie)の化合物は開示されており、Rは水素、アルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキル、−(CR4a5a−G、−C(O)G、−S(O)または−C(O)NRからなる群から選択される。
【0091】
本発明の他の実施形態では、式(Ie)の化合物は開示されており、Rは水素またはアルキルである。
【0092】
式(Ie)の代表例には、これらに限定されないが:
(4aS)−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−メトキシ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−10−アミン;
(4aS)−10−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−11−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−フェニル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−クロロ−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(2−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(2−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−[2−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
1−{2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
1−{3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
1−{4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
(4aS)−9−(2−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(ピリジン−3−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;または
(4aS)−9−(ピリジン−4−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
が含まれる。
【0093】
一実施形態では、式(I)の化合物は、式(If)の化合物:
【0094】
【化8】
(式中、R10、R11、R12、R13およびR14は上記に説明した通りであり、Rは水素である。)
を含むことができる。
【0095】
他の実施形態では、式(If)の化合物は開示されており、RおよびR14は独立に水素またはアルキルである。
【0096】
式(Ie)の代表例には、これらに限定されないが:
シス−1,2,3,4,4a,5,6,11b−オクタヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
が含まれる。
【0097】
一実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ig)の化合物:
【0098】
【化9】
(式中、R11、R12、R13およびR14は上記に説明した通りであり、Rは水素である。)
を含むことができる。
【0099】
他の実施形態では、式(Ig)の化合物は開示されており、RおよびR14は独立に水素またはアルキルである。
【0100】
式(Ie)の代表例には、これらに限定されないが:
7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン
が含まれる。
【0101】
本発明の一部と考えられる化合物の特定の実施形態には、これらに限定されないが:
1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−フェニルビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリル;
10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−(4−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
7−(2−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
7−(3−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
3−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−ベンジル−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2(1H)−オン;
8−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン;
2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン;
N−(3−ベンジル−7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
エチル6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシレート;
9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−シクロプロピル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
11−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
(4aS)−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ビフェニル−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(キノリン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ビフェニル−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1H−インドール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−フリル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ピリジン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−チエニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(4−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(1−ベンゾチオフェン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
9−クロロ−7−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン;
(4aR)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−メチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−エチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソプロピルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(3−イソブトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド;
2−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(フェノキシメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
9−(フェニルスルホニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
2,6−ジクロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
4−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2,6−ジフルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
2,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;
5−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−2−スルホンアミド;
3,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
(4aS)−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−メトキシ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−10−アミン;
(4aS)−10−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−11−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
10−[(E)−2−(2−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{(E)−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ビニル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(E)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン;
7−メチル−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1R)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1S)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(3−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−(2−フェニルエトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1R)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
10−[(1S)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aR)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−10−(シクロプロピルメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(ピリジン−2−イル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(2−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−{2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−sec−ブトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[2−(3−メチルフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−(1−フェニルプロポキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−[(1R)−1−(2,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
cis−1,2,3,4,4a,5,6,11b−オクタヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンザゼピン−7−オン;
(4aS)−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン;
3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン;
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;
10−ベンジル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン;
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−フェニル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−クロロ−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(2−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(2−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−[2−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
1−{2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
1−{3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
1−{4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン;
2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール;
(4aS)−9−(2−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(4−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;
(4aS)−9−(ピリジン−3−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン;または
(4aS)−9−(ピリジン−4−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
が含まれる。
【0102】
本発明の化合物は、不斉中心すなわちキラル中心が存在する立体異性体として存在することができる。これらの立体異性体は、キラル炭素原子周りの置換基の立体配置に応じて「R」形または「S」形である。本明細書で用いる「R」形および「S」形という用語は、Section E、Fundamental Stereochemistry、Pure Appl.Chem.、1976年、45:13−30頁のIUPAC1974年勧告に定義されている構造である。
【0103】
本出願は種々の立体異性体およびその混合物を考慮し、具体的に、これらは本出願の範囲内に包含される。立体異性体には、鏡像異性体およびジアステレオマー、鏡像異性体またはジアステレオマーの混合物ならびに鏡像異性体とジアステレオマーの混合物が含まれる。本出願の化合物の個々の立体異性体は、不斉中心すなわちキラル中心を含む市販の出発原料から合成的に調製するか、または、ラセミ混合物を調製し、次いで当業者に周知の分割法によって調製することができる。分割のこれらの方法は、(1)鏡像異性体の混合物とキラル補助基の結合、再結晶化またはクロマトグラフィーによる得られたジアステレオマーの混合物の分離およびその補助基からの光学的に純粋な生成物の単体分離、あるいは(2)キラルクロマトグラフィーカラムを用いた光学的鏡像異性体混合物の直接分離によって例示される。
【0104】
幾何異性体は本発明の化合物に存在することができる。本発明は、炭素−炭素二重結合、炭素−窒素二重結合、シクロアルキル基または複素環基周りの置換基の配置によってもたらされる種々の幾何異性体およびその混合物を考慮する。炭素−炭素二重結合または炭素−窒素結合周りの置換基は、Z形またはE形の立体配置の置換基であると指定され、シクロアルキルまたは複素環周りの置換基はシス形またはトランス形の立体配置の置換基であると指定される。
【0105】
本発明の範囲内で、本明細書で開示される化合物は互変異性の現象を示すことができることを理解されたい。
【0106】
したがって、本明細書で表示する式は、可能な互変異性または立体異性体の形態の1つだけを表すにすぎない。本発明は任意の互変異性または立体異性体の形態およびその混合物を包含するものであり、化合物の名称または式の表示で用いられるいずれか1つの互変異性または立体異性体の形態だけに限定されるものではないことを理解されたい。
【0107】
本発明はまた、1つまたは複数の原子が、自然界で通常見られる原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子で置き換えられているという事実を別にすれば式Iで示したものと同一である同位体標識した化合物も含む。本発明の化合物に含めるのに適した同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素、例えばこれらに限定されないが、それぞれH、H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18Fおよび36Clである。重水素、すなわちHなどのより重い同位体での置換は、より高い代謝的安定性によりもたらされるある種の治療上の利点、例えばインビボでの長い半減期または少ない必要用量を提供することができ、したがって、状況によっては好ましいことがある。陽電子放出同位体を組み込んだ化合物は、受容体の分布を判定するための医学画像および陽電子放出断層撮影(PET)試験において有用である。式(I)の化合物に組み込むことができる適切な陽電子放出同位体は11C、13N、15Oおよび18Fである。同位体標識した式(I)の化合物は一般に、当業者に公知の慣用的な手法、または非同位体標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を用いて添付した実施例に記載されているのと同様の方法によって調製することができる。
【0108】
c.生物学的データ
式(I)を有する化合物の有効性を判定するために、これらの化合物は、ヒトセロトニン5−HT2C受容体のアゴニスト部位についての放射性リガンド結合アッセイまたは細胞機能のインビトロでのモデルで評価することができる。
【0109】
以下の生物学的データの説明において使用する略語は以下の通りである:BSAはウシ血清アルブミン;CHOはチャイニーズハムスター卵巣;DMEMはダルベッコ変法イーグル培地;dFBSは透析ウシ胎仔血清;dFCSは透析仔ウシ胎仔血清;DMSOはジメチルスルホキシド;EDTAはエチレンジアミン四酢酸;FLIPRは蛍光イメージングプレートリーダー;HEPESは4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸;ipは腹腔内;PBSはリン酸緩衝生理食塩水;PEIはポリエチレンイミン;rpmは1分間当たりの回転数;RPMIはRoswell Park Memorial Institute;Trisはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン;Tris−Clはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩酸塩である。
【0110】
(i)ヒト5−HT2C受容体放射性リガンド結合アッセイ
形質移入されたCHO細胞における5−HT2C受容体のアゴニスト部位に対する化合物の親和性を、基本的にBryant,H.U.ら、Life Sciences(1996年)59(15)、1259−1268頁に記載されているようにして放射性リガンド結合アッセイで判定した。つまり、40μgのタンパク質を含む細胞膜ホモジネートを、50mMトリス−HCl、5mM MgClおよび0.3%BSAを含む緩衝液中、試験化合物を含むまたは含まないで、0.2nM[125I](±)(1−(4−ヨード−2,5−ジメトキシフェニル)イソプロピルアミン(DOI)で、37℃で15分間インキュベートした。非特異的結合を10μM(±)DOIの存在下で判定した。結合量を、シンチレーションカウンターを用いた放射能計量により測定した。IC50を、参照化合物(±)DOIの標準曲線から決定した。表1に示したKを標準的方法でIC50から誘導した。
【0111】
【表1】
【0112】
(ii)1321N1細胞におけるヒト5−HT2C機能アッセイ
機能的活性を、ヒト5−HT2c受容体を安定的に形質移入された1321N1細胞において、細胞内のカルシウムのレベルに対する化合物の効果を試験することによって判定した。細胞を、50,000細胞/ウェルで96ウェルプレートに播種し、組織成長培地(10%dFCS、50μg/mLゲンタマイシン、400μg/mL ジェネティシンを含むGlutamax I(Invitrogen)を有するDMEM)中、7%CO下、37℃で終夜成長させた。成長培地を、dFCSを含まない培地で置き換えて終夜インキュベーションした。メーカーのプロトコルに従って(Fluo4 AM、Molecular Devices)、1%プロベネシドの存在下で細胞に蛍光カルシウム感受性染料をロードさせた。化合物の連続希釈液(最終濃度10−10−10−5)を細胞に単独またはセロトニン(10−9M)の存在下で加え、最大カルシウム応答を、FLIPR装置(Molecular Devices)を用いて測定した。濃度−応答曲線を、4パラメーターロジスティック方程式(GraphPad Prism)を用いて当てはめた。化合物が、その最大作用の半分を発揮する濃度を「有効濃度50」すなわち「EC50」と称し、これを表2に示す。
【0113】
Emaxは、セロトニンの作用に対するパーセンテージとして表された最大機能応答または効果である。
【0114】
【表2】
【0115】
(iii)CHO−K1細胞におけるヒト5−HT2Cおよび5−HT2B機能アッセイ
5HT2Cまたは5HT2B受容体を過剰発現するCHO−K1細胞を、1272cmフラスコにおいて、1%透析ウシ胎仔血清(FBS)、250μg/mL zeocin、100U/mLペニシリン/ストレプトマイシンおよび400μg/mL geneticinを補足したUltraCHO培地中で70−80%の培養密度まで成長させた。0.05%トリプシンを用いて細胞をフラスコから引き離して寒剤中に再懸濁させ、使用するときまで液体窒素中に貯蔵した。凍結細胞を用いて、カルシウム流出実験を行った。細胞を、1%透析FBSおよび100U/mLペニシリン/ストレプトマイシンを含む培地に希釈し、384ウェルのポリ−D−リシンコーティングしたプレートに蒔いた(15,000細胞/ウェル)。次いで、プレートを、細胞インキュベーター中、5%CO下、37℃で終夜インキュベートした。翌日、FBSを含まない培地で成長培地を置き換え、さらに終夜インキュベートした。3日目に、細胞内Ca2+の変化を、2.5mMプロベネシドを含む15μLの希釈染料を細胞含有培地中にローディングし、暗所下、室温で60分間インキュベートすることによって、カルシウム感受性蛍光染料、Ca4(MDS Analytical Technologies、Sunnyvale、CA)を用いて測定した。
【0116】
蛍光測定値を、FLIPR(MDS)において、480nmの励起波長および530nmの発光波長で、25℃で読み取った。ベースライン蛍光を最初の10秒間測定し、次いで15μLの4×濃度のセロトニン/試験化合物を細胞プレートに加えた。蛍光強度を1秒ごとに最初の1分間捕え、続いて5秒ごとにさらに2分間捕えた。蛍光応答の増加を測定し、セロトニンの応答に対して正規化した。化合物の濃度応答を、10μMの出発濃度から、6ウェルにわたって1:10希釈で、0.2%の最終ジメチルスルホキシド濃度にし、4−パラメーターロジスティック方程式を用いて当てはめた。化合物が、その最大作用の半分を発揮する濃度を「有効濃度50」すなわち「EC50」と称する。
【0117】
Emaxは、セロトニンの作用に対するパーセンテージとして表された最大機能応答または効果である。
【0118】
【表3】
【0119】
【表4】
【0120】
(iv)ヒト5−HT受容体放射性リガンド結合アッセイ
超音波処理および分画遠心法による膜の調製
対応する受容体(5−HT)を発現する安定したクローン細胞系からの細胞をPBS(Ca++、Mg++を含まない)で洗浄し、0.02%EDTAを含むPBS中に収穫した。細胞を、500g、4℃で10分間、遠心分離にかけて収集し、PBSで洗浄し、遠心分離にかけた(500g、4℃で10分間)。使用するときまでペレットを−80℃で貯蔵した。膜調製のため、解凍した細胞ペレットを、氷冷スクロース緩衝液(0.25Mスクロース、10mM HEPES(pH7.4)、DMSO中の1mMフェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)、5μg/mlペプスタチン−A、3mM EDTA、0.025%Bacitracin)中に再懸濁させ、BransonソニファイアーW−250(設定:タイマー4;出力制御3;デューティサイクル定数;2から3サイクル)でホモジナイズした。顕微鏡の支援を受けて、細胞破壊をチェックした。破壊されていない残りの細胞を、1,000g、4℃で10分間ペレット化した。次いで、スクロース緩衝液の上澄みを、60,000g、4℃で1時間、遠心分離にかけた(Beckman Ultrazentrifuge XL80)。ペレットを、10mL血清用ピペットでピペッティングして30mLの氷冷トリス緩衝液(20mM TRIS(pH7.4)、5μg/mL Pepstatin A、0.1mM PMSF、3mM EDTA)中に再懸濁させ、60,000g、4℃で1時間、遠心分離にかけた。最終の再懸濁を、少量の氷冷トリス緩衝液(上記参照)中で、血清用ピペットを介して押圧し、次いでBransonソニファイアーW−250(設定:タイマー1;出力制御3;デューティサイクル定数;1サイクル)で処理することにより実施した。タンパク質濃度を測定し(BCAキット;Pierce)、複数分量を−80℃または液体窒素中で長期保存のため貯蔵した。
【0121】
受容体結合実験
すべての受容体結合実験を、様々な濃度の試験化合物(10−5M−10−9M、10倍連続希釈、2通の測定)の存在下、200μLの全体積の対応するアッセイ緩衝液中で実施した。アッセイを、Tomtec MachIII U96ウェルプレートハーベスターを備えた、ポリエチレンイミン(PEI 0.1%または0.3%)事前浸漬したPackard Unifilterプレート(GF/CまたはGF/B)を用いてろ過して終了した。プレートを乾燥チャンバー中、55℃で2時間乾燥した後、シンチレーションカクテル(BetaPlate Scint;PerkinElmer)を加えた。放射能を、シンチレーション混合物を添加して2時間後、Microbeta Triluxで測定した。
【0122】
5−HT受容体結合アッセイ
h−5−HT受容体(NCBI Reference Sequence XM 001435)を安定的に発現するHEK293細胞を、25mM HEPES、10%ウシ胎仔血清および1−2mMグルタミンを補足したRPMI1640培地中で培養した。膜調製を上記に記載したようにして実施した。これらの膜のため、[H]−LSD(リゼルギン酸ジエチルアミド;Amersham、TRK1038)について1.95nMのKを飽和結合実験によって測定した。アッセイ当日に膜を解凍し、アッセイ緩衝液(50mMトリス−HCl、5mM CaCl、0.1%アスコルビン酸、10μMパーギリン、pH7.4)中に8μgタンパク質/アッセイの濃度で希釈し、緩やかに渦巻き混合してホモジナイズした。阻害試験のため、1nM[H]−リゼルギン酸ジエチルアミドを、アッセイ緩衝液中、様々な濃度の試験化合物の存在下でインキュベートした。非特異的結合を1μMメチオテピンで規定した。結合反応を室温で3.5時間実施した。インキュベーションの間、プレート振とう機上でプレートを100rpmで振とうさせ、最後にPackard Unifilter GF/C(0.1%PEI)プレートでろ過し、次いで氷冷した50mMトリス−HCl、5mM CaClの2回の洗浄サイクルにかけた。
【0123】
データ解析
液体シンチレーション計数法により得られたデータを、Munson and Rodbard(Anal.Biochem.1980年、107、220−239頁)に記載されている「LIGAND」と類似したプログラムである統計的分析システム(SAS)を用いて反復非線形回帰分析法により解析した。当てはめを、Feldman(Anal.Biochem.1972年、48、317−338頁)に記載されている式に従って実施した。IC50、nHおよびK値を幾何学平均値で表した。最も高い試験化合物濃度で特異的放射性リガンド結合の30%未満を阻害した、試験化合物に対して低い親和力を有する受容体について、K値を、チェン−プルソフの式(Biochem.Pharmacol.1973年、22、2099−2108頁)に従って決定し、「より大きい(>)」と表した。
【0124】
受容体結合試験の結果を、本明細書で上記に記載した受容体結合定数K(5−HT)として表し、これを表5に示す。
【0125】
【表5】
【0126】
これらの試験において、本発明による化合物は5−HT受容体に対して良好な親和力を示す(K<1000nMまたは>5nM)。
【0127】
(v)マウスにおける精神刺激剤により誘発された自発運動量亢進に対する効果の評価
ヒトと実験動物の両方において、アンフェタミンは、運動活動、感覚運動機能、睡眠、注意力、攻撃的行動および性行動、学習および記憶、オペラント行動、食欲ならびに食糧摂取に大いに影響を及ぼす。さらに、アンフェタミンは、正常な個体において精神病性反応を誘発し、患者における統合失調症の症状を悪化させる。実験動物において、いくつかのはっきりした行動は、アンフェタミン精神病と相互に関連があると考えられている。例えば、齧歯動物におけるアンフェタミン誘発による活動亢進は、統合失調症の精神病の症状のモデルになると考えられる。これらの行動の逆転は、前臨床試験における薬物の抗精神病活性の可能性を予測するのに用いられる。
【0128】
ヒトにおいて、フェンシクリジン(PCP)は、統合失調症と共通する多くの特徴を有する行動的影響の症候群をもたらすことが知られている。したがって、PCP効果の拮抗作用は、化合物の抗精神病効果のための証拠である可能性がある。
【0129】
動物
オスのNMRIマウス(5週齢、Janvier、France)またはC57BL/6Jマウス(6週齢、Janvier、France)を群で収容し、食料および水へ自由摂取させた。05時30分から17時30分の間に光を当てて12時間の明/暗サイクルを施した。すべての試験を7時00分から13時00分の間に行った。すべての手順は、Abbott実験動物委員会(Abbott Institutional Animal Care and Use Committee)(USA)または動物福祉官(Animal Welfare Officer)(Germany)により承認されたものであり、実験動物管理評価認定協会(Association for the Assessment and Accreditation of Laboratory Animal Care)によって認証された施設において、実験動物の管理と使用に関するガイドライン(Care and Use of Laboratory Animals guidelines)のための米国衛生研究所指針(National Institutes of Health Guide)および適用される国内法令に従って実施した。
【0130】
方法
実験当日、動物を動物施設から実験室に連れてきて、少なくとも30分間順応させた。次いで、動物を60分の馴化期間のため試験ケージに入れた。次いで、動物に試験化合物をipで注射し、試験ケージに戻した。30分後、マウスにd−アンフェタミン(2.0mg/kg、AMP、Sigma、#A5880、sc)またはフェンシクリジン(2.0mg/kg、PCP、Sigma、#P3029、sc)を注射し、試験ケージに戻し90分間置いた。各処置グループは8−10匹の動物からなった。データを、ケージラックPhotobeam system(SDI、San Diego Instruments、CA)により取得した。解析したデータは:微細運動、歩行運動(ambulation)および全運動(微細+歩行運動)であった。データを、1方向または2方向の分布によらないANOVAにかけ、続いて、DunnettおよびTukeyの事後試験にかけた。
【0131】
結果
実施例42は、AMP誘発活動亢進を著しく減弱させ、また用量依存的な仕方で減弱させた(主作用F(3,29)=6.2、P<0.001)(図1)。
【0132】
AMPの前に動物に1.0および3.0mg/kgで実施例181を与えると、AMP誘発活動亢進を著しく減弱させ、また用量依存的な仕方で減弱させた(主作用F(7,29)=11.5、P<0.0001)(図2a)。さらに、自発的活動において実施例181の影響は見られなかった(図2b)。
【0133】
AMPの前に動物に10および30mg/kgで実施例169を与えると;AMP誘発活動亢進を著しく減弱させ、また用量依存的な仕方で減弱させた(主作用F(7,29)=12.6、P<0.0001)(図3a)。さらに、自発的活動において実施例169の影響は見られなかった(図3b)。
【0134】
実施例2は、PCP誘発活動亢進を著しく減弱させ、また用量依存的な仕方で減弱させた(主作用F(4,26)=3.5、P<0.05)(図4)。
【0135】
d.化合物を使用する方法
本発明の化合物は、5−HT2C受容体もしくは5−HT受容体の調節物質または5−HT2Cと5−HT受容体の両方の調節物質である。本発明の特定の実施形態では、式(I)の化合物は、5−HT2c受容体のアゴニストおよび半アゴニストまたは5−HT受容体のアンタゴニストである。本発明の特定の他の実施形態では、式(I)の化合物は、5−HT2c受容体のアゴニストおよび半アゴニストであり、また5−HT受容体のアンタゴニストでもある。したがって、そうした化合物は、5−HT2cおよび5−HT受容体のうちの1つまたはその両方に伴う疾患状態の予防または治療において興味あるものである。したがって、本発明は、その治療を必要とする対象におけるそうした疾患状態を予防または治療するための方法を提供する。その治療を必要とする対象は、これに限定されないが、ヒトなどの哺乳動物であってよい。
【0136】
一態様では、その疾患状態は、認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧症である。認知機能障害の例は、記憶、認知および学習の欠損、アルツハイマー病、加齢に伴う認知機能低下および軽度認知障害またはその任意の組合せである。人格障害の例は、統合失調症および統合失調症に関係した認知障害である。情動障害の例は、抑うつ症、不安、双極性障害および強迫性障害またはその任意の組合せである。運動または運動器障害の例は、パーキンソン病およびてんかんである。栄養補給障害の例は、食欲不振症および過食症である。胃腸障害の例は、過敏性腸症候群である。神経変性に伴う疾患の例は、脳卒中、脊髄または頭部外傷および頭部損傷である。
【0137】
特定の実施形態では、その疾患状態は、侵害受容性疼痛、神経因性疼痛またはその組合せを含む疼痛状態である。そうした疼痛状態または障害は、これらに限定されないが、術後疼痛、変形性関節症疼痛、炎症による痛み、関節リウマチ疼痛、筋骨格系疼痛、火傷の痛み(日焼けを含む)、眼痛、歯の状態に伴う痛み(虫歯および歯肉炎など)、産後の疼痛、骨折、ヘルペス、HIV、外傷性神経損傷、脳卒中、虚血後、線維筋痛、反射性交感神経性ジストロフィー、複合性局所疼痛症候群、脊髄損傷、坐骨神経痛、幻肢痛、糖尿病性神経障害、痛覚過敏症および癌を含むことができる。特定の他の実施形態では、疾患状態は尿失禁を含む膀胱機能不全である。
【0138】
さらに他の実施形態では、本発明は、認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、疼痛、尿失禁、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧症などの疾患状態(の発現)を予防する方法に関する。本明細書で説明する化合物のいずれかの投与によって、認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧症などの疾患状態を「予防する」という本明細書で用いる用語は、本明細書で説明する化合物の投与の後、その疾患または状態の検出可能な物理的特性または症状が発現しないことを意味する。具体的には、本発明の方法は、その治療を必要とする対象(例えば、ヒトなどの哺乳動物)に治療有効量の本明細書で説明する化合物または薬学的に許容されるその塩のいずれかを投与することを含む。あるいは、この方法は、対象に治療有効量の本明細書で説明する化合物または薬学的に許容されるその塩のいずれかを、治療有効量の少なくとも1つの認知促進薬と併用して投与することを含む。
【0139】
さらに他の実施形態では、本発明は、認知機能障害、注意欠陥/多動性症候群、人格障害、情動障害、運動または運動器障害、片頭痛、疼痛、尿失禁、睡眠障害、栄養補給障害、胃腸障害、神経変性に伴う疾患、耽溺性疾患、肥満、糖尿病、乾癬または高眼圧症などの疾患状態の進行(例えば、悪化)を防止する方法に関する。この方法は、その治療を必要とする対象(例えば、ヒトなどの哺乳動物)に治療有効量の本明細書で説明する化合物または薬学的に許容されるその塩のいずれかを投与することを含む。あるいは、この方法は、対象に治療有効量の本明細書で説明する化合物または薬学的に許容されるその塩のいずれかを投与することを含む。
【0140】
5−HT2Cアゴニストまたは半アゴニストが、様々な疾患、障害および状態において治療上の用途を有することを示唆する複数の系統の証拠がある。
【0141】
5−HT2c受容体が欠如したノックアウトマウスモデルは、過食症、肥満を示し、より発作を起こし、突然死しがちである[Tecott LH、Sun LM、Akana SF、Strack AM、Lowenstein DH、Dallman MF、Julius D(1995年) Eating disorder and epilepsy in mice lacking 5−HT2c serotonin receptors。Nature 374:542−546頁]。彼ら(ノックアウトマウス)はまた、強迫様の行動[Chou−Green JM、Holscher TD、Dallman MF、Akana SF(2003年)。Compulsive behavior in the 5−HT2c receptor knockout mouse。Phys.Behav.78:641−649頁]、繰り返しストレスに対する応答性亢進[Chou−Green JM、Holscher TD、Dallman MF、Akana SF(2003年)。Repeated stress in young and old 5−HT2c receptor knockout mouse。Phys.Behav.79:217−226頁]、覚醒状態[Frank MG、Stryker MP、Tecott LH(2002年)。Sleep and sleep homeostasis in mice lacking the 5−HT2c receptor。Neuropsychopharmacology 27:869−873頁]、活動亢進および薬物依存症[Rocha BA、Goulding EH、O’Dell LE、Mead AN、Coufal NG、Parsons LH、Tecott LH(2002年)。Enhanced locomotor, reinforcing and neurochemical effects of cocaine in serotonin 5−hydroxytryptamine 2C receptor mutant mice。J.Neurosci.22:10039−10045頁]も示す。
【0142】
5−HT2cは、そのmRNA前駆体が、アデノシンの加水分解的脱アミノ化によってイノシンに至ることによる塩基修飾のための基質であるという点で、他のGタンパク質結合受容体(GPCR)の中で独特のものである。推定上の第2細胞内ドメインをコード化する配列内に位置する5つのアデノシンはイノシンに転換させることができる。この編集は、トリプレットコドンのコード化能力を変えることができ、複数の異なる受容体アイソフォームの生成を可能にする。編集された受容体アイソフォームは、アゴニスト刺激がない場合、Gタンパク質と相互作用する能力が低下することが示されている[Werry、TD、Loiacono R、Sexton PA、Christopoulos A(2008年)。RNA editing of the serotonin 5−HT2c receptor and its effects on cell signaling, pharmacology and brain function。Pharmac.Therap.119:7−23頁]。
【0143】
機能低下している編集5−HT2Cアイソフォームは、抑うつ症状のある自殺者の脳内[Schmauss C(2003年) Serotonin 2C receptors:suicide, serotonin, and runaway RNA editing。Neuroscientist 9:237−242頁。Iwamoto K、Kato T(2003年)。RNA editing of serotonin 2C receptor in human postmortem brains of major mental disorders。Neurosci.Lett.346:169−172頁]および学習性無力ラット(抑うつ症の十分確立された動物モデル)[Iwamotoa K、Nakatanib N、Bundoa M、Yoshikawab T、Katoa T(2005年)。Altered RNA editing of serotonin 2C receptor in a rat model of depression。Neurosci.Res.53:69−76頁]において著しく発現しており、これは5−HT2c機能と抑うつ症との間の関連を示唆している。編集された5−HT2cアイソフォームと空間記憶との関わりあいもある[Du Y、Stasko M、Costa AC、Davissone MT、Gardiner KJ(2007年)。Editing of the serotonin 2C receptor pre−mRNA Effects of the Morris Water Maze。Gene 391:186−197頁]。さらに、ヒト5−HT2c受容体の完全に編集されたアイソフォームは、リゼルギン酸ジエチルアミド(LSD)ならびに非定型抗精神病剤、クロザピンおよびロキサピンに対する感受性の著しい低下を示し、これは、統合失調症の病因論および薬理学におけるこの受容体の果たし得る役割を示唆している[Niswender CM、Herrick−Davis K.、Dilley GE、Meltzer HY、Overholser JC、Stockmeier CA、Emeson RB、Sanders−Bush E(2001年)。RNA Editing of the Human Serotonin 5−HT2c Receptor:Alterations in Suicide and Implications for Serotonergic Pharmacotherapy。Neuropsychopharm.24:478−491頁]。
【0144】
最近、強力で選択的な5−HT2c受容体アゴニストが利用可能になったことによって、5−HT2cアゴニストの効果およびその治療可能性を直接検討することが可能になってきた。したがって、最近の研究によって、正常な肥満ラットにおいて、選択的5−HT2cアゴニストが、食糧摂取量と体重増加の低下をもたらすことが実証されている。[Smith BMら(2008年)。Discovery and structure−activity relationship of(1R)−8−chloro−2,3,4,5−tetrahydro−1−methyl−1H−3−benzazepine(Lorcaserin), a selective serotonin 5−HT2c receptor agonist for the treatment of obesity。J Med Chem 51:305−313頁。Thomsen WJ、Grottick AJ、Menzaghi F、Reyes−Saldana H、Espitia S、Yuskin D、Whelan K、Martin M、Morgan M、Chen W、Al−Shama H、Smith B、Chalmers D、Behan D(2008年) Lorcaserin, A Novel Selective Human 5−HT2c Agonist:In Vitro and In Vivo Pharmacological Characterization。J Pharmacol Exp Ther.325:577−587頁。Rosenzweig−Lipson S、Zhang J、Mazandarani H、Harrison BL、Sabb A、Sabalski J、Stack G、Welmaker G、Barrett JE、Dunlop J(2006年) Antiobesity−like effects of the 5−HT2C receptor agonist WAY−161503。Brain Res.1073−1074:240−251頁。Dunlop J、Sabb AL、Mazandarani H、Zhang J、Kalgaonker S、Shukhina E、Sukoff S、Vogel RL、Stack G、Schechter L、Harrison BL、Rosenzweig−Lipson S(2005年)。WAY−163909 [97bR,10aR)−1,2,3,4,8,9,10,10a−octahydro−7bH−cyclopenta−[b][1,4]diazepino[6,7,1hi]indole], a novel 5−hydroxytryptamine 2C receptor−selective agonist with anorectic activity。J Pharmacol Exp Ther.313:862−869頁。]
【0145】
さらに、抑うつ症の動物モデルにおいて、選択的5−HT2c受容体アゴニストは、SSRIに匹敵するが、かなり迅速な作用の発現と抗うつ剤誘発による性的機能不全を回避する治療ウィンドウを有する抗うつ効果をもたらす。これらのアゴニストは、計画的に誘発させた多渇症などの強迫行動の動物モデルにおいても効果的であり、それらは、齧歯動物において活動亢進と攻撃性の低下も示している[Rosenzweig−Lipson S、Sabb A、Stack G、Mitchell P、Lucki I、Malberg JE、Grauer S、Brennan J、Cryan JF、Sukoff Rizzo SJ、Dunlop J、Barrett JE、Marquis KL(2007年) Antidepressant−like effects of the novel, selective, 5−HT2c receptor agonist WAY−163909 in rodents。Psychopharmacology(Berlin) 192:159−170頁。Rosenzweig−Lipson S、Dunlop J、Marquis KL(2007年) 5−HT2c receptor agonists as an innovative approach for psychiatric disorders。Drug news Perspect、20:565−571頁。Cryan、JF、Lucki I(2000年)。Antidepressant−like behavioral effects mediated by 5−Hydroxytryptamine 2C receptors。J.Pharm.Exp.Ther.295:1120−1126頁。]。
【0146】
5−HT2cアゴニストを急性または慢性投与すると、腹側被蓋領域のドーパミンニューロンの発火頻度(firing rate)が低下するが、黒質では低下しない。さらに、5−HT2cアゴニストは、側坐核中のドーパミンレベルを低下させるが、線条体(錐体外路系副作用に主として関連する脳の領域)中のそれは低下させない[Di Matteo、V.,Di Giovanni、G.,Di Mascio、M.,& Esposito,E.(1999年)。SB 242084, a selective serotonin 2C receptor antagonist, increases dopaminergic transmission in the mesolimbic system。Neuropharmacology 38、1195−1205頁。Di Giovanni、G.,Di Matteo、V.,Di Mascio、M.,& Esposito,E.(2000年)。Preferential modulation of mesolimbic vs. nigrostriatal dopaminergic function by serotonin2C/2B receptor agonists:a combined in vivo electrophysiological and microdialysis study。Synapse 35、53−61頁。Marquis KL、Sabb AL、Logue SF、Brennan JA、Piesla MJ、Comery TA、Grauer SM、Ashby CR、Jr.、Nguyen HQ、Dawson LA、Barrett JE、Stack G、Meltzer HY、Harrison BL、Rosenzweig−Lipson S(2007年) WAY−163909 [(7bR,10aR)−1,2,3,4,8,9,10,10a−octahydro−7bH−cyclopenta−[b][1 ,4]diazepino[6,7,1 hi]indole]:A novel 5−hydroxytryptamine 2C receptor−selective agonist with preclinical antipsychotic−like activity。J Pharmacol Exp Ther 320:486−496頁。]。したがって、5−HT2c受容体アゴニストは、黒質線条体路に影響を及ぼすことなく中脳辺縁系のドーパミンレベルを選択的に低下させ、したがって、一般的な抗精神病剤のEPS副作用が回避されることが期待される。いくつかの5−HT2C受容体アゴニストは、統合失調症の動物モデルおいて、カタレプシーの影響の欠如にもとづくEPSを伴うことなく抗精神病活性を示している[Marquis KL、Sabb AL、Logue SF、Brennan JA、Piesla MJ、Comery TA、Grauer SM、Ashby CR、Jr.、Nguyen HQ、Dawson LA、Barrett JE、Stack G、Meltzer HY、Harrison BL、Rosenzweig−Lipson S(2007年) WAY−163909 [(7bR,10aR)−1,2,3,4,8,9,10,10a−octahydro−7bH−cyclopenta−[b][1,4]diazepino[6,7,1hi]indole]:A novel 5−hydroxytryptamine 2C receptor−selective agonist with preclinical antipsychotic−like activity。J Pharmacol Exp Ther 320:486−496頁。Siuciak JA、Chapin DS、McCarthy SA、Guanowsky V、Brown J、Chiang P、Marala R、Patterson T、Seymour PA、Swick A、Iredale PA(2007年) CP−809,101, a selective 5−HT2c agonist, shows activity in animal models of antipsychotic activity。Neuropharmacology 52:279−290頁]。EPSを伴わない5−HT2C受容体アゴニストの抗精神病活性は、気分障害および認知におけるその有益な影響ならびに抗肥満様の効果と一緒になって、5−HT2c受容体アゴニストを、統合失調症を治療するための独特の薬剤としている[Rosenzweig−Lipson S、Dunlop J、Marquis KL(2007年) 5−HT2c receptor agonists as an innovative approach for psychiatric disorders。Drug news Perspect、20:565−571頁。Dunlop J、Marquis KL、Lim HK、Leung L、Kao J、Cheesman C、Rosenzweig−Lipson S(2006年)。Pharmacological profile of the 5−HT2c receptor agonist WAY−163909;therapeutic potential in multiple indications。CNS Dug Rev.12:167−177頁。]。
【0147】
さらに、5−HT2C調節は、てんかん[Isaac M(2005年).Serotonergic 5−HT2c receptors as a potential therapeutic target for the antiepilcptic drugs。Curr.Topics Med.Chem.5:59:67]、乾癬[Thorslund K、Nordlind K(2007年)。Serotonergic drugs−a possible role in the treatment of psoriasis? Drug News Perspect 20:521−525頁]、パーキンソン病および関連運動障害[Esposito E、Di Matteo V、Pierucci M、Benigno A、Di Giavanni、G(2007年)。Role of central 5−HT2C receptor in the control of basal ganglia functions。The Basal Ganglia Pathophysiology:Recent Advances 97−127頁]、行動の欠陥[Barr AM、Lahmann−Masten V、Paulus M, Gainetdinov RP。Caron MG、Geyer MA(2004年)。The selective serotonin−2A receptor antagonist M 100907 reverses behavioral deficits in dopamine transporter knockout mice。Neuropsychopharmacology 29:221−228頁]、不安[Dekeyne A、Mannoury la Cour C、Gobert A、Brocco M、Lejuene F、Serres F、Sharp T、Daszuta A. Soumier A、Papp M. Rivet JM、Flik G、Cremers TI、Muller O、Lavielle G、Millan MJ(2208)。S32006, a novel 5−HT2c receptor antagonists displaying broad−based antidepressant and anxiolytic properties in rodent models。Psychopharmacology 199:549−568頁。Nunes−de−Souza V、Nunes−de−Souza RL、Rodgers RJ、Canto−de−Souza A(2008年)。5−HT2 receptor activation in the midbrain periaqueductal grey(PAG) reduces anxiety−like behavior in mice。Behav.Brain Res、187:72−79頁。]、片頭痛[Leone M、Rigamonti A、D‘Amico D、Grazzi L、Usai S、Bussone G(2001年)。The serotonergic system in migraine。Journal of Headache and Pain 2(Suppl.1,):S43−S46頁]、アルツハイマー病[Arjona AA、Pooler AM、Lee RK、Wurtman RJ(2002年)。Effect of a 5−HT2c serotonin agonist, dexnorfenfluramine on amyloid precursor protein metabolism in guinea pigs。Brain Res、951:135−140頁]、疼痛および脊髄損傷[Nakae A、Nakai K、Tanaka T、Hagihira S、Shibata M、Ueda K、Masimo T(2008年)。The role of RNA editing of the serotonin 2C receptor in a rat model of oro−facial neuropathic pain。The European Journal of Neuroscience 27:2373−2379頁。Nakae A、Nakai K、Tanaka T、Takashina M、Hagihira S、Shibata M、Ueda K、Mashimo T(2008年)。Serotonin 2C receptor mRNA editing in neuropathic pain model。Neurosci.Res.60:228−231頁。Kao T、Shumsky JS、Jacob−Vadakot S、Timothy HB、Murray M、Moxon,KA(2006年)。Role of the 5−HT2C receptor in improving weight−supported stepping in adult rats spinalized as neonates。Brain Res.1 112:159−168頁。]、性的機能不全[Motofei IG(2008年)。A dual physiological character for sexual function:the role of serotonergic receptors。BJU International 101:531−534頁。Shimada I、Maeno K、Kondoh Y、Kaku H、Sugasawa K、Kimura Y、Hatanaka K、;Naitou Y、Wanibuchi F、Sakamoto S、;Tsukamoto S(2008年)。Synthesis and structure−activity relationships of a series of benzazepine derivatives as 5−HT2C receptor agonists。Bioorg.Med.Chem.16:3309−3320頁。]、禁煙[Fletcher PJ、Le AD、Higgins GA(2008年)。Serotonin receptors as potential targets for modulation of nicotine use and dependence。Progress Brain Res.172:361−83頁]、物質依存症[Bubar MJ、Cunningham KA(2008年)。Prospects for serotonin 5−HT2R pharmacotherapy in psychostimulant abuse。Progress Brain Res、172:319−46頁]および高眼圧症[Sharif NA、McLaughlin MA、Kelly CR(2006年)。AL−34662:a potent, selective, and efficacious ocular hypotensive serotonin−2 receptor agonist。J Ocul Pharmacol Ther.23:1−13頁]に関係している。
【0148】
さらに、5HT調節は、疼痛、神経因性疼痛と侵害受容性疼痛の両方の治療において有用である。例えば、米国特許出願公開第2007/0225277号.Obata,Hideaki;Ito,Naomi;Sasaki,Masayuki;Saito,Shigeru;Goto,Fumio. Possible involvement of spinal noradrenergic mechanisms in the antiallodynic effect of intrathecally administered 5−HT2C receptor agonists in the rats with peripheral nerve injury。European Journal of Pharmacology(2007年)、567(1−2)、89−94頁。Serotonin2C receptor mRNA editing in neuropathic pain model。Nakae,Aya;Nakai,Kunihiro;Tanaka,Tatsuya;Takashina,Masaki;Hagihira,Satoshi;Shibata,Masahiko;Ueda,Koichi;Mashimo,Takashi.Department of Anesthesiology & Intensive Care Medicine, Graduate School of Medicine, Osaka University, Neuroscience Research(Amsterdam, Netherlands)(2008年)、60(2)、228−231頁。Antiallodynic effects of intrathecally administered 5−HT2C receptor agonists in rats with nerve injury。Obata,Hideaki;Saito,Shigeru;Sakurazawa,Shinobu;Sasaki,Masayuki;Usui,Tadashi;Goto,Fumio. Department of Anesthesiology, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Gunma、Japan.Pain(2004年)、108(1−2)、163−169頁。Influence of 5 ,7−dihydroxytryptamine(5 ,7−DHT) on the antinociceptive effect of serotonin(5−HT) 5−HT2C receptor agonist in male and female rats.Brus,Ryszard;Kasperska,Alicja;Oswiecimska,Joanna;Szkilnik,Ryszard. Department of Pharmacology, Silesian Medical University, Zabrze, Pol.Medical Science Monitor(1997年)、3(5)、654−656頁を参照されたい。
【0149】
5HT2受容体の調節は、膀胱機能、特に尿失禁に関係する状態の治療において有益である可能性がある[Discovery of a novel azepine series of potent and selective 5−HT2C agonists as potential treatments for urinary incontinence。Brennan,Paul E.;Whitlock,Gavin A.;Ho,Danny K.H.;Conlon,Kelly;McMurray,Gordon. Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters(2009年)、19(17)、4999−5003頁。Investigation of the role of 5−HT2 receptor subtypes in the control of the bladder and the urethra in the anesthetized female rat。Mbaki,Y.;Ramage,A.G.Department of Pharmacology, University College London, London, UK.British Journal of Pharmacology(2008年)、155(3)、343−356頁。]。特に、5−HT2cでアゴニスト活性を有する化合物は、尿失禁の治療において有用であることが示されている。例えば、米国特許出願公開第2008/0146583号および同第2007/0225274号を参照されたい。
【0150】
その結合プロファイルのため、それらの化合物は、5−HT受容体リガンドに応答する(または5−HT受容体リガンドを用いた治療の影響を受けやすい)疾患を治療するのに使用することができる。すなわち、それらは、5−HT受容体に対して影響を及ぼす(調節する)ことが臨床像または治癒される疾患の改善をもたらす医学的障害または疾患を治療するのに有効である。これらの疾患の例は、中枢神経系の障害または疾患である。
【0151】
中枢神経系の障害または疾患は脊髄、特に脳に影響を及ぼす障害を意味するものと理解される。本発明の意味の範囲内で、「障害」という用語は、概して病理学的な状態または機能であると見なされ、それ自体を特定の兆候、症状および/または機能不全の形で明示できる乱れおよび/または異常を意味する。本発明による治療は、個々の障害、すなわち異常状態または病理学的状態を対象とすることができるが、原因として互いに関連しているいくつかの異常を、本発明によって治療できるパターンまたは症候群にまとめることも可能である。
【0152】
本発明によって治療できる障害は特に、5−HT受容体の調節に応答する障害である。それらには、認知機能障害、例えば特にアルツハイマー病に伴う記憶、認知および学習の欠損、加齢に伴う認知機能低下および軽度認知障害、注意欠陥障害/多動性症候群、人格障害、例えば統合失調症、特に統合失調症に関係した認知障害、情動障害、例えば抑うつ症、不安および強迫性障害、運動または運動器障害、例えばパーキンソン病およびてんかん、片頭痛、睡眠障害(概日リズムの乱れを含む)、栄養補給障害、例えば食欲不振症および過食症、特異の胃腸障害、例えば過敏性腸症候群、神経変性に伴う疾患、例えば脳卒中、脊髄または頭部外傷および頭部損傷、例えば水頭症、薬物依存症ならびに肥満が含まれる。
【0153】
耽溺性疾患には、向精神剤、例えば薬剤または麻薬の乱用によって引き起こされる精神障害および行動障害が含まれ、また、他の耽溺性疾患、例えばゲーム中毒(他で分類されていない衝動調節障害)も含まれる。耽溺性物質の例は:オピオイド(例えば、モルヒネ、ヘロインおよびコデイン)、コカイン;ニコチン;アルコール;GABAクロリドチャネル複合体と相互作用する物質、鎮静剤、睡眠薬および精神安定剤、例えばベンゾジアゼピン;LSD;カンナビノイド;精神運動興奮薬、例えば3,4−メチレンジオキシ−N−メチルアンフェタミン(エクスタシー);アンフェタミンおよびアンフェタミン様物質、例えばメチルフェニデートならびにカフェインを含む他の興奮剤である。特に考慮に入れられる耽溺性物質は、オピオイド、コカイン、アンフェタミンまたはアンフェタミン様物質、ニコチンおよびアルコールである。
【0154】
耽溺性疾患の治療に関しては、それ自体精神作用効果をまったくもたない式(I)の本発明による化合物が特に好ましい。これは、本発明によって使用される化合物を投与した後、向精神剤、例えばコカインのその自己投与を減少させるラットを用いた試験でも観察することができる。
【0155】
本発明の他の態様によれば、本発明による化合物は、その原因が少なくとも部分的には5−HT受容体の異常活性によるものである障害を治療するのに適している。
【0156】
本発明の他の態様によれば、この治療は、特に、好都合な医学的治療の意味において、好ましくは体外から投与された結合パートナー(リガンド)が5−HT受容体と結合することよって影響を及ぼすことができる疾患を対象とする。
【0157】
本発明による化合物で治療できる疾患は、しばしば、漸進的進行、すなわち上記に記載した状態が時間の経過とともに変化し;概して、重症度は増大し、状態は場合によって互いに合併する、またはすでに存在している状態に加えて他の状態が発現する可能性があることを特徴とする。
【0158】
式(I)の化合物は、中枢神経系の障害、特に上記状態と関連した多くの兆候、症状および/または機能不全を治療するのに用いることができる。これらの兆候、症状および/または機能不全には、例えば、現実との関係障害、慣習的な社会規範または生活する上での必要性に対処するための洞察および能力の欠如、気質の変化、個人的な意欲の変化、例えば空腹、睡眠、渇き等および気分の変化、観察し組み合わせる能力の障害、人格の変化、特に情動不安定、幻覚、自我障害、注意散漫、アンビバレンス、自閉症、離人症および妄覚、妄想性観念、チャンティングスピーチ(chanting speech)、共同運動の欠如、短い歩幅の歩行、体幹および四肢の屈曲した姿勢、振戦、表情の貧しさ、単調な話し方、抑うつ症、無気力症、自発性および意思決定性障害、連想能力の貧困、不安、神経性興奮(nervous agitation)、どもり、社会恐怖症、恐慌性障害、依存性に関連する引きこもり症状、マニフォーム症候群(maniform syndrome)、興奮および錯乱状態、情動不安、運動障害症候群およびチック障害、例えばハンチントン舞踏病およびジル・ドゥ・ラ・トゥレット症候群、めまい症候群、例えば末梢頭位性、回転性および振動性めまい、メランコリー、ヒステリー、心気症などが含まれる。
【0159】
本発明の意味の範囲内で、治療は、特に再発予防またはフェーズ予防としての予防的治療(予防)ならびに急性または慢性兆候、症状および/または機能不全の治療も含む。治療は、例えば症状の抑制のように、症状に指向していてもよい。それは、短期で行っても、中期を指向しても、または、例えば維持療法という脈絡における長期治療であってもよい。
【0160】
本発明による化合物は、中枢神経系の疾患の治療、より好ましくは認知機能障害の治療、特に統合失調症またはアルツハイマー病に伴う認知機能障害の治療に優先的に適している。
【0161】
本発明の他の態様によれば、式(I)の化合物は、例えば、精神障害およびそれに関連した行動障害を含む、薬剤、麻薬、ニコチンまたはアルコールなどの向精神剤の乱用によって引き起こされる耽溺性疾患を治療するのに特に適している。
【0162】
本発明のさらに他の態様によれば、式(I)の化合物は、肥満などの栄養障害ならびに心臓血管疾患、消化器系疾患、呼吸器系疾患、癌または2型糖尿病などのそれに関連した疾患を治療するのに特に適している。
【0163】
治療の関連において、説明される化合物の本発明による使用は方法を含む。この方法において、概して、薬学的および獣医学的実務に従って処方された1つまたは複数の化合物の有効量を、治療を受ける個体、好ましくは哺乳動物、特にヒト、生産動物(productive animal)または家畜に投与する。そうした治療が示されているかどうか、どの形態でそれを行うべきかは、個々の症例に依存し、それは、存在する兆候、症状および/または機能不全を考慮に入れた医学的評価(診断)、特定の兆候、症状および/または機能不全を発現するリスクおよび他の因子の影響を受ける。
【0164】
本発明の医薬組成物における活性成分の実際の投薬レベルは、特定の対象(例えば、哺乳動物、好ましくはヒト(患者))、組成物および投与方法について所望の治療応答を達成するのに効果的な活性化合物の量が得られるように変えることができる。選択される投薬レベルは、具体的な化合物の活性、投与経路、治療を受ける状態の重症度ならびに治療を受ける患者の状態およびそれまでの病歴に依存することになる。しかし、化合物の用量を、所望の治療効果を達成するのに必要なレベルより低いレベルで開始し、所望の効果が達成されるまで投薬量を徐々に増加させることは当技術分野の範囲内である。
【0165】
本発明の化合物は、当該化合物を、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と一緒に含む医薬組成物として対象に投与することもできる。本発明の化合物の「治療有効量」という語句は、任意の医療処置に適用できる妥当な便益/リスク比で障害を治療するのに十分な化合物の量を意味する。しかし、本発明の化合物および組成物の合計1日使用量は、健全な医学的判断の範囲内で担当医によって決定されることになることを理解されよう。任意の特定の患者に対する具体的な治療有効用量レベルは、治療を受ける障害およびその障害の重症度;使用する具体的な化合物の活性;使用する具体的な組成物;患者の年齢、体重、全体的な健康、性別および食事;使用する具体的な化合物の投与時間、投与経路および排出速度;治療の期間;使用する具体的な化合物と組み合わせてまたは同時に使用する薬物ならびに医薬技術分野で周知の同様の因子を含む様々な因子に依存することになる。例えば、化合物の用量を、所望の治療効果を達成するのに必要なレベルより低いレベルで開始し、所望の効果が達成されるまで投薬量を徐々に増加させることは十分に当技術分野の範囲内である。
【0166】
対象(すなわち、ヒトなどの哺乳動物)に投与される本発明の化合物の合計1日用量は、約0.01mg/kg体重−約100mg/kg体重の範囲である。より好ましい用量は約0.01mg/kg体重−約30mg/kg体重の範囲であってよい。望むなら、有効な1日用量を、投与のために複数用量に分割することができる。その結果として、単一用量組成物は、1日用量になるようにそうした量またはその約数量を含むことができる。
【0167】
e.医薬組成物
さらに他の実施形態では、本発明は医薬組成物を提供する。本発明の医薬組成物は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。本発明の医薬組成物は、少なくとも1つの非毒性の薬学的に許容される担体と一緒に処方できる本発明の化合物を含む。
【0168】
さらに他の実施形態では、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩および1つもしくは複数の薬学的に許容される担体を、単独でまたは本発明の化合物ではない1つもしくは複数の化合物と一緒に含む医薬組成物を提供する。その医薬組成物において本発明の化合物と一緒にすることができる1つまたは複数の例には、これに限定されないが、1つまたは複数の認知向上剤が含まれる。
【0169】
本発明の医薬組成物は、対象(例えば、ヒトなどの哺乳動物)に、経口、経直腸、非経口、嚢内、膣内、腹腔内、局所(粉剤、軟膏剤または点滴剤として)、頬側で、または経口もしくは鼻腔用スプレーとして投与することができる。本明細書で用いる「非経口」という用語は、静脈内、筋肉内、腹腔内、胸骨内、皮下および関節内による注射および注入を含む投与方式を指す。
【0170】
本明細書で用いる「薬学的に許容される担体」という用語は、非毒性の不活性固体、半固体または液体フィラー、賦形剤、カプセル化剤または任意のタイプの処方補助剤を意味する。薬学的に許容される担体として働くことができる材料のいくつかの例は、糖類、例えばこれらに限定されないが、ラクトース、グルコースおよびスクロース;デンプン、例えばこれらに限定されないが、コーンスターチおよびバレイショデンプン;セルロースおよびその誘導体、例えばこれらに限定されないが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セルロース;トラガント末;モルト;ゼラチン;タルク;添加剤、例えばこれらに限定されないが、ココアバターおよび坐剤用ワックス;油類、例えばこれらに限定されないが、ピーナッツ油、綿実油、サフラワー油、ゴマ油、オリーブ油、コーンオイルおよび大豆油;グリコール、例えばプロピレングリコール;エステル、例えばこれらに限定されないが、オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチル;寒天;緩衝剤、例えばこれらに限定されないが、水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウム;アルギン酸;パイロジェン除去水;等張食塩水;リンガー溶液;エチルアルコールおよびリン酸緩衝液、ならびに他の非毒性の相溶性滑沢剤、例えばこれらに限定されないが、ラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムがあり、また、処方者の判断に従って、着色剤、離型剤、コーティング剤、甘味剤、香味および芳香剤、防腐剤および酸化防止剤も組成物中に存在させることができる。
【0171】
非経口注射用の本発明の医薬組成物は、薬学的に許容される滅菌した水性もしくは非水性の液剤、分散剤、懸濁剤または乳剤、ならびに使用直前に滅菌注入可能な液剤または分散剤に再構成するための滅菌した粉剤を含む。適切な水性および非水性の担体、賦形剤、溶媒または媒体の例には、水、エタノール、ポリオール(グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、植物油(オリーブ油など)、注入可能な有機エステル(オレイン酸エチルなど)および適切なその混合物が含まれる。例えば、レシチンなどのコーティング材料の使用、分散剤の場合の必要な粒径の維持および界面活性剤の使用によって、適切な流動性を維持することができる。
【0172】
これらの組成物は、防腐剤、湿潤剤、乳化剤および分散剤などの補助剤も含むことができる。微生物の作用の防止は、様々な抗菌剤および抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などを含ませることによって確実にすることができる。糖類、塩化ナトリウムなどの等張剤を含めることも望ましい。モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンなどの吸収を遅延させる薬剤を含めることによって、注入可能な薬剤形態物の持続的吸収をもたらすことができる。
【0173】
いくつかの場合、薬物の作用を持続させるために、皮下または筋肉内注射による薬物の吸収を遅延させることが望ましい。これは、非水溶性の結晶性または非晶質材料の懸濁液の使用によって実現することができる。そうすると、薬物の吸収速度は溶解速度に依存し、したがって結晶の大きさおよび結晶形態に依存することになる。あるいは、非経口投与された薬物形態の遅延吸収は、薬物を油媒体中に溶解または懸濁させることによって実現させる。
【0174】
注入可能なデポー形態は、ポリラクチド−ポリグリコリドなどの生分解性ポリマー中に薬物のマイクロカプセル化マトリクスを形成させることによって作製する。薬物とポリマーの比や具体的な使用ポリマーの特性に応じて、薬物放出の速度を制御することができる。他の生分解性ポリマーの例には、ポリ(オルトエステル)およびポリ(酸無水物)が含まれる。デポー注入可能な製剤は、生体組織に適合するリポソームまたはマイクロエマルジョン中に薬物を取り込むことによっても調製される。
【0175】
注射用製剤は、例えば、細菌保持フィルターでろ過するか、あるいは、使用直前に滅菌水または他の滅菌注射用媒体中に溶解または分散させることができる滅菌固体組成物の形態の滅菌剤を混ぜ込むことによって滅菌することができる。
【0176】
経口投与用の固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸薬、粉剤および顆粒剤が含まれる。そうした固体剤形では、活性化合物を、少なくとも1つの不活性、薬学的に許容される添加剤または担体、例えばクエン酸ナトリウムまたは第二リン酸カルシウム、および/または、a)フィラーすなわち増量剤、例えばデンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトールおよびケイ酸、b)結合剤、例えばカルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースおよびアカシア、c)保湿剤、例えばグリセロール、d)崩壊剤、例えば寒天、炭酸カルシウム、バレイショまたはタピオカデンプン、アルギン酸、ある種のケイ酸塩および炭酸ナトリウム、e)溶解遅延剤、例えばパラフィン、f)吸収促進剤、例えば四級アンモニウム化合物、g)湿潤剤、例えばセチルアルコールおよびグリセロールモノステアレート、h)吸収剤、例えばカオリンおよびベントナイト粘土、ならびに、i)滑沢剤、例えばタルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムおよびその混合物と混合させることができる。カプセル剤、錠剤および丸薬の場合、剤形は緩衝剤を含むこともできる。
【0177】
同様の種類の固体組成物は、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量のポリエチレングリコールなどの担体を用いて、軟質および硬質の充てんゼラチンカプセル中のフィラーとして用いることもできる。
【0178】
固体剤形の錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸薬および顆粒剤は、腸溶コーティングおよび製薬技術分野で周知の他のコーティングなどのコーティングおよびシェルを用いて調製することができる。それらは場合によって、乳白剤を含むことができ、また、場合によって遅延した形で、腸管の特定の部分において、活性成分だけを放出するまたはそれを優先して放出する組成物でできていてもよい。使用できる埋め込み型組成物の例には、高分子物質およびワックスが含まれる。
【0179】
活性化合物は、適切な場合、上記に記載した担体の1つまたは複数でマイクロカプセル化した形態であってもよい。
【0180】
経口投与のための液体剤形には、薬学的に許容される乳剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が含まれる。活性化合物に加えて、液体剤形は、当業界で一般に用いられる不活性賦形剤、例えば水または他の溶媒、可溶化剤および乳化剤、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油類(特に、綿実油、ラッカセイ油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステルならびにその混合物を含むことができる。
【0181】
不活性賦形剤の他に、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、甘味剤、香味剤および芳香剤などの補助剤も含むことができる。
【0182】
活性化合物に加えて懸濁剤は、懸濁化剤、例えばエトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天、トラガカントならびにその混合物を含むことができる。
【0183】
経直腸または経膣投与のための組成物は、本発明の化合物を、室温では固体であるが体温で液体であり、したがって直腸または膣腔内で溶融して活性化合物を放出するココアバター、ポリエチレングリコールまたは坐薬用ワックスなどの適切な非刺激性の担体と混合することによって調製することができる。
【0184】
本発明の化合物は、リポソームの形態で投与することもできる。当業界で公知であるように、リポソームは、通常リン脂質または他の脂質物質から誘導される。リポソームは、水媒体中に分散した単層または多重層の水和液晶によって形成される。リポソームを形成できる非毒性の生理学的に許容される代謝可能な任意の脂質を使用することができる。リポソーム形態の本発明の組成物は、本発明の化合物に加えて、安定剤、防腐剤、添加剤などを含むことができる。好ましい脂質は、別々にも一緒にも用いられる天然および合成のリン脂質およびホスファチジルコリン(レシチン)である。
【0185】
リポソームを形成させる方法は当業界で公知である。例えば、Prescott、Ed.、Methods in Cell Biology、Volume XIV、Academic Press、New York、N.Y.(1976年)、33頁 et seq(以下参照)を参照されたい。
【0186】
本発明の化合物の局所投与のための剤形には、粉剤、噴霧剤、軟膏剤および吸入剤が含まれる。活性化合物を、滅菌条件下で、薬学的に許容される担体および必要とされる任意の防腐剤、緩衝液または噴射剤と混合することができる。眼用製剤、眼用の軟膏剤、粉剤および液剤も本発明の範囲内であるものとする。
【0187】
本発明の化合物は、無機または有機の酸から誘導される薬学的に許容される塩の形態で使用することができる。「薬学的に許容される塩」という語句は、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、炎症、アレルギー反応などを伴うことなくヒトや下等動物の組織と接触して用いるのに適しており、妥当な便益/リスク比に相応した塩を指す。
【0188】
薬学的に許容される塩は当業界で周知である。例えば、S.M.Bergeらは、(J.Pharmaceutical Sciences、1977年、66:1 et seq.(以下参照))に薬学的に許容される塩を詳細に説明している。その塩は、本発明の化合物の最終の単離および精製の際にインサイチュで調製する、または別途、遊離塩基官能基を適切な有機酸と反応させることによって調製することができる。代表的な酸付加塩には、これらに限定されないが、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、ジグルコン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩(イソチオネート)、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、リン酸塩、グルタミン酸塩、重炭酸塩、p−トルエンスルホン酸塩およびウンデカン酸塩が含まれる。また、塩基性窒素含有基は、低級アルキルハライド、例えば、これらに限定されないが、メチル、エチル、プロピルおよびブチルのクロリド、ブロミドおよびアイオダイド;ジメチル、ジエチル、ジブチルおよびジアミルサルフェートのようなジアルキルサルフェート;長鎖ハライド、例えば、これらに限定されないが、デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルのクロリド、ブロミドおよびアイオダイド;ベンジルおよびフェネチルブロミドのようなアリールアルキルハライドならびにその他などの作用物質で四級化することもできる。それによって、水溶性もしくは油溶性または分散性の産物が得られる。薬学的に許容される酸付加塩を形成させるのに使用できる酸の例には、塩酸、臭化水素酸、硫酸およびリン酸などの無機酸ならびに酢酸、フマル酸、マレイン酸、4−メチルベンゼンスルホン酸、コハク酸およびクエン酸などの有機酸が含まれる。
【0189】
塩基付加塩は、カルボン酸含有部分を適切な塩基、例えば、これらに限定されないが、薬学的に許容される金属カチオンの水酸化物、炭酸塩もしくは重炭酸塩と反応させるか、あるいはアンモニアまたは有機第一、第二もしくは第三アミンと反応させることによって、本発明の化合物の最終の単離および精製の際にインサイチュで調製することができる。薬学的に許容される塩には、これらに限定されないが、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、例えば、これらに限定されないが、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムおよびアルミニウムをベースとしたカチオンの塩など、ならびにアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、エチルアンモニウムなどを含む非毒性四級アンモニアおよびアミンカチオンが含まれる。塩基付加塩の形成に有用な他の代表的な有機アミンには、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペリジン、ピペラジンなどが含まれる。
【0190】
本明細書で用いる「薬学的に許容されるプロドラッグ」または「プロドラッグ」という用語は、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、炎症、アレルギー反応などを伴うことなくヒトや下等動物の組織と接触して用いるのに適しており、妥当な便益/リスク比に相応しており、その目的とする使用に効果的な本発明の化合物のプロドラッグを表す。
【0191】
本発明は、合成手段によって形成される、またはプロドラッグのインビボでの生体内変化によって形成される本発明の化合物も考慮する。
【0192】
本発明の化合物は、非溶媒和形態および半水和などの水和形態を含む溶媒和形態で存在することができる。一般に、とりわけ、水やエタノールなどの薬学的に許容される溶媒との溶媒和形態は、本発明の目的のための非溶媒和形態と等価である。
【0193】
f.一般的合成
本発明は、合成プロセスまたは代謝過程によって調製された本発明の化合物を包含するものとする。代謝過程による化合物の調製は、ヒトまたは動物の体内(インビボで)で起こるものまたはインビトロで起こる過程を含む。
【0194】
本発明の化合物は、当業者によって理解されており、以下のスキームおよび実施例に記載されている様々な方法で調製することができる。例えば、別段の記載がない限り、基G、G、R、R、R、R、R、R、R4a、R5a、R14、X、X、X、X、YおよびYが「課題を解決するための手段」の部で示した意味を有する本発明の化合物を、スキーム1−20に示すようにして合成することができる。
【0195】
以下のスキームの説明において使用する略語は次の通りである:Bnはベンジル;Bocはt−ブトキシカルボニル;BocOはジ−tert−ブチルジカーボネート;Buはブチル;BuLiはブチルリチウム;DIADはジイソプロピルアゾジカルボキシレート;DMFはN,N−ジメチルホルムアミド;EDACまたはEDCIはN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩;Etはエチル;EtNはトリエチルアミン;EtOHはエタノール;Fmocは9−フルオレニルメトキシカルボニル;HOAcは酢酸;mCPBAはm−クロロペルオキシ安息香酸;Meはメチル;MeOHはメタノール;MPはマクロ多孔性樹脂;NBSはN−ブロモスクシンイミド;i−Prはイソプロピル;Phはフェニル;PPhはトリフェニルホスフィン;THFはテトラヒドロフラン;Trはトリチルまたはトリフェニルメチルである。
【0196】
【化10】
スキーム1に示すように、X、X、X、Xが「課題を解決するための手段」で定義した通りであり、Rが水素、アルキルまたは−(CR4a5a−Gである、式(I)の化合物を代表する式(1−6)および(1−7)の化合物は、式(1−1)の化合物から調製することができる。カルボン酸をアミンとカップリングしてアミドを生成する当業者に公知の条件を用いて、o−ブロモアニリン(1−1)を2−(1−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(1−2)とカップリングさせることができ、これは式(1−3)の化合物を提供する。カルボン酸とアミンの混合物からアミドを生成させることが知られている条件の例は、これらに限定されないが、カップリング試薬、例えばこれらに限定されないが、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI、EDAC)、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド(BOPCl)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)を加えることを含む。カップリング試薬は、固体、液体または固体の支持樹脂と結合した試薬として加えることができる。カップリング試薬に加えて、補助的カップリング試薬はカップリング反応を容易にさせることができる。カップリング反応においてしばしば用いられる補助的カップリング試薬には、これらに限定されないが、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAT)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)が含まれる。カップリング反応は、これらに限定されないが、テトラヒドロフラン、N,N,−ジメチルホルムアミド、ピリジンおよび酢酸エチルまたはその組合せなどの溶媒中で実施することができる。反応は周囲温度または高温で実施することができる。((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル(Fmoc)部分を、反応物を均一にするように加えられたメタノールを含むジクロロメタン中、周囲温度−40℃の範囲で2−24時間、ピペラジンで処理することによって選択的に取り外して式(1−4)の化合物を得ることができる。
【0197】
あるいは、式(1−3)の化合物を、最初に(1−2)を対応する酸クロリドに転換させることによって式(1−1)および(1−2)の化合物から得ることができる。酸クロリドは一般に、ジクロロメタンなどの溶媒中にカルボン酸(1−2)を懸濁させ、次いで塩化オキサリルおよび触媒量のN,N,−ジメチルホルムアミドを加えることによって調製することができる。溶媒を蒸発により除去し、酸クロリドをテトラヒドロフランまたはピリジンなどの溶媒中に再溶解させることができる。ヒューニッヒ塩基の存在下での式(1−1)の化合物の添加によって式(1−3)の化合物が得られる。反応は、周囲温度または高温で、数時間から数日の範囲にわたって実施することができる。
【0198】
式(1−4)の化合物は、パラジウム触媒によるカップリング反応により式(1−5)の化合物に転換させることができる。例えば、ジオキサンなどの溶媒中の式(1−4)の化合物を、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピル−フェニル)イミダゾリウムクロリドのようなリガンドおよびナトリウムt−ブトキシドなどの塩基の存在下、90−120℃で1−5日間加熱してトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)で処理して式(1−5)の化合物を得ることができる。あるいは、クロスカップリング反応を、t−ブタノールなどの溶媒中、リガンド、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィンおよび塩基、ナトリウムt−ブトキシドの存在下で、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)などの触媒を用いて、120℃で約20分間、マイクロ波照射で加熱して行うことができる。
【0199】
式(1−5)の化合物のt−ブトキシカルボニル(Boc)保護基をジオキサン中の塩酸またはジクロロメタンなどの溶媒中のトリフルオロ酢酸などの酸で処理して取り外して、式(I)の化合物を代表する式(1−6)の化合物を得ることができる。このシーケンスで用いた直交保護基スキームは、可能なスキームを代表するだけに過ぎない。当業者は、直交保護基の他のペアを用いて式(1−6)の化合物を得ることができる。
【0200】
式(1−6)の化合物は、アルキル化または還元的アミノ化の手順によって、やはり式(I)の化合物を代表する式(1−7)の化合に転換させることができる。ここで、Rはアルキルまたは−(CR4a5a−Gであり、R4a、R5a、mおよびGは「課題を解決するための手段」で定義した通りである。式(1−6)の化合物を、炭酸カリウムなどの塩基の存在下、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中で、6−24時間加熱して(40−70℃)アルキルハライドで処理すると式(1−7)の化合物が得られる。あるいは、pH4緩衝液などの酸性環境中、MP−シアノボロヒドリドなどの還元剤の存在下で、周囲温度または慣用的な仕方もしくはマイクロ波照射により加熱して、R17が水素、アルキルまたはアリールアルキルである式R17CHOのアルデヒドで処理することによって式(1−6)の化合物を式(1−7)の化合物に転換させることができる。
【0201】
【化11】
スキーム2に示すように、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(I)の化合物を代表する式(2−5)の化合物は、式(2−1)の化合物から調製することができる。式(2−1)の化合物を、水とアセトニトリルの混合液中、炭酸カリウムなどの塩基の存在下、50−80℃で12−36時間加熱して式(2−2)の化合物と反応させて式(2−3)の化合物を得ることができる。あるいは、式(2−1)および(2−2)の化合物をN,N−ジメチルホルムアミドと水の混合液中で一緒にし、約50℃で12−30時間加熱してトリエチルアミンなどの塩基で処理して式(2−3)の化合物を得ることができる。次いで式(2−3)の化合物のニトロ基を、メタノールなどの溶媒中、ラネー(登録商標)ニッケルなどの触媒の存在下室温で、水素で還元することができる。次いで得られた対応するアニリンを、スキーム1に記載したアミド結合形成条件を用いてカルボン酸部分と分子内カップリングして式(2−4)のジアゼピノンを得ることができる。式(2−4)の化合物のt−ブトキシカルボニル基を、スキーム1に記載した酸性条件下で取り外して式(2−5)の化合物を得ることができる。
【0202】
【化12】
スキーム3に示すように、G、G、R4a、R5a、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(I)の化合物を代表する式(3−2)および(3−3)の化合物は、X、X、XまたはXの1つがCBrである式(3−1)の化合物から調製することができる。式(3−1)の化合物は、(3−1)の化合物をアリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキルまたはビニルボロン酸もしくはボロネートと反応させる鈴木反応条件下で、式(3−2)および(3−3)の化合物に転換される。反応は通常塩基と触媒の使用を必要とする。塩基の例には、これらに限定されないが、KCO、カリウムt−ブトキシド、NaCO、CsCOおよびCsFが含まれる。触媒の例には、これらに限定されないが、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加体、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、酢酸パラジウム(II)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、FC1007(商標)が含まれる。反応は、これらに限定されないが、水、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、エタノール、テトラヒドロフランまたはその混合物などの溶媒中で実施することができる。反応は、慣用的な加熱またはマイクロ波照射を用いて、周囲温度または高温で実施することができる。
【0203】
【化13】
スキーム4は、化合物(4−1)から出発する、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(1−6)の化合物への代替のアプローチの概要を示す。したがって、氷浴中で冷却したジクロロメタン中の化合物(4−1)を、トリエチルアミンの存在下で、トリチルクロライドと反応させて化合物(4−2)を得ることができる。続いて、化合物(4−2)を、熱アセトニトリル中、炭酸カリウムの存在下で(E)−メチル4−ブロモブタ−2−エノエートと反応させて化合物(4−3)を得ることができる。熱メタノール溶液中、酸で処理してトリチル基を取り外し、環化させて化合物(4−4)にする。化合物(4−4)を、アセトニトリル中、炭酸カリウムおよび18−クラウン−6の存在下、式(2−1)の化合物と一緒に加熱還流させて式(4−5)の化合物を得る。式(4−5)の化合物を、メタノール中で、ラネー(登録商標)ニッケルの存在下、水素に曝露して対応するアニリン、化合物(4−6)を得る。スキーム1および2に記載したアミド結合カップリング条件を用いて、式(4−6)の化合物を環化させて式(4−7)の化合物にする。式(4−7)の化合物のベンジル基を、場合によって加温したエタノール中、活性炭担持の水酸化パラジウムなどの触媒の存在下で水素で除去して式(1−6)の化合物を得ることができる。あるいは、ジクロロエタン中で最初に0℃、次いで85℃に上昇させて1−クロロエチルカルボノクロリデートで処理して、式(1−6)の化合物を式(4−7)の化合物から得ることができる。続いて、溶媒をメタノールに切り替え、40−65℃で加熱して式(1−6)の化合物を得る。式(4−7)と(1−6)の両方の化合物は式(I)の化合物を代表するものである。
【0204】
【化14】
スキーム5に示すように、式(5−3)および(5−4)の化合物は、G、R4a、R5a、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(5−1)の化合物から調製することができる。したがって、式(5−1)の化合物を、酢酸と水の混合液中、周囲温度でN−ブロモスクシンイミドで処理して式(5−2)の化合物を得ることができる。次いで、式(5−2)の化合物を、スキーム3に記載した鈴木反応条件下、アリール、ヘテロアリールまたはビニルボロン酸もしくはボロネートで処理して式(I)の化合物を代表する式(5−3)および(5−4)の化合物を得ることができる。
【0205】
【化15】
スキーム6に示すように、式(1−6)の化合物を、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(6−2)の化合物に転換させることができる。当業者は式(1−6)の化合物の第二アミンを保護することができる。具体的な1つの保護基は、熱ジクロロメタン中、トリエチルアミンなどの塩基の存在下、ジ−tert−ブチルジカーボネートによる処理によって確立して式(1−5)の化合物をもたらすことができるt−ブトキシカルボニル部分である。式(1−5)の化合物を、熱テトラヒドロフラン中、ボランで還元して式(6−1)のジアゼピンを得ることができる。t−ブトキシカルボニル基を、ジオキサンまたはジクロロメタンなどの溶媒中、塩酸またはトリフルオロ酢酸などの酸で、周囲温度または高温で処理して式(6−1)の化合物から取り外して式(I)の化合物の代表である式(6−2)の化合物を得ることができる。
【0206】
【化16】
スキーム7に示すように、R14、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りであり、ただしR14が水素以外である式(7−1)および(7−2)の化合物は、式(1−5)の化合物から調製することができる。そのために、式(1−5)の化合物を、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、水素化ナトリウムなどの塩基で、周囲温度で処理することができる。続いて、式R14−ハロゲンの化合物、すなわちヨウ化メチル、ヨウ化エチルまたは臭化ベンジルを加えてR14基を導入する。スキーム6に記載したようにしてt−ブトキシカルボニル基を取り外すと、式(I)の化合物の代表である式(7−1)の化合物が得られる。R14基を導入した後、ジアゼピノンを、スキーム6に記載したようにしてボランを用いて還元して対応するジアゼピンにすることができる。t−ブトキシカルボニル基を除去することによって、やはり式(I)の化合物の代表である式(7−2)の化合物を得る。
【0207】
【化17】
スキーム8に示すように、式(8−1)の化合物を、G、R4a、R5a、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(3−2)または(8−4)の化合物に転換させることができる。X、X、XまたはXの1つがCBrである式(8−1)の化合物に、スキーム3に記載したようにして鈴木反応を施して式(8−2)または(8−3)の化合物を得ることができる。式(8−2)の化合物を、ジオキサンまたはジクロロメタンなどの溶媒中、塩酸またはトリフルオロ酢酸などの酸で処理して式(3−2)の化合物を得ることができる。式(8−3)の化合物は、エタノールなどの溶媒中、活性炭担持のパラジウムなどの触媒の存在下、水素で還元することができる。続いてt−ブトキシカルボニル部分を取り外して式(8−4)の化合物を得る。式(3−2)および(8−4)の化合物は式(I)の化合物を代表するものである。
【0208】
【化18】
スキーム9は、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(4−7)の化合物を合成するための代替のアプローチの概要を示す。化合物(4−4)を、そのまま、または熱N,N−ジメチルホルムアミド中で炭酸カリウムなどの塩基の存在下で加熱して式(2−1)の化合物と反応させて式(9−1)の化合物を得ることができる。次いで、式(9−1)の化合物を、熱酢酸中での鉄による処理して一段で還元し、環化させて式(4−7)の化合物を得ることができる。あるいは、式(9−1)の化合物を、ラネー(登録商標)ニッケルの存在下、水素で還元して対応するアニリンを得ることができる。続いて、エステル部分を、水酸化リチウムなどの塩基で加水分解して式(9−2)の化合物を得ることができる。式(9−2)の化合物を、スキーム1および2で記載したようなアミド結合カップリング条件を用いて環化して式(4−7)の化合物にする。式(4−7)の化合物は式(I)の化合物を代表するものである。
【0209】
【化19】
スキーム10に示すように、式(10−1)および(10−2)の化合物は、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りであり、R18がアルキル、アリールまたはヘテロアリールである式(10−9)および(10−10)の化合物の調製のための合成シーケンスにおける出発原料である。式(10−1)と(10−2)の化合物を熱アセトニトリル中で混合して化合物(10−3)を得る。熱エタノール中、活性炭担持の水酸化パラジウムの存在下での水素化により、カルボエトキシ基に対してα位の窒素からベンジル基を選択的に取り外す。続いて、テトラヒドロフラン中、周囲温度で水素化アルミニウムリチウムを用いて還元してすべてのカルボニル官能基を除去し、化合物(10−4)を得る。熱N−メチル−2−ピロリジノン中、ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で、化合物(10−4)を式(10−5)の化合物と反応させて式(10−6)の化合物を得る。式(10−6)の化合物のヒドロキシ部分の活性化を、トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中のメタンスルホニルクロリドに曝露して実施する。続いて、加熱加圧反応器中で、エタノール中のアンモニアに曝露させると、アンモニアによるスルホネートの置換および式(10−7)のジアゼピノンへの環化がもたらされる。次いで式(10−7)の化合物のニトロ基を、加圧反応器中で熱メタノール中の水素およびラネー(登録商標)ニッケルで処理して対応するアミンに還元して式(10−8)の化合物を得ることができる。次いで式(10−8)の化合物のアミンを、亜硝酸ナトリウムおよび次亜リン酸の水溶液中で処理して除去することができる。次いで、ベンジル基を、加圧反応器中で熱エタノール中、活性炭担持の水酸化パラジウムの存在下での水素化により除去して式(I)の化合物の代表である、X、X、XまたはXの1つがCHである式(10−9)の化合物を得ることができる。あるいは、式(10−8)の化合物を、ピリジン中、R18SOClでスルホニル化することができる。水素化によりベンジル基を除去して式(I)の化合物の代表である式(10−10)の化合物を得る。
【0210】
【化20】
スキーム11に示すように、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(11−9)の化合物は、化合物(11−1)から調製することができる。ブチルリチウムおよびヨウ素で処置して、化合物(11−1)を化合物(11−2)に転換させる。次いで化合物(11−2)を、スキーム3に記載した鈴木反応条件を用いて、式(11−3)の化合物または対応するボロン酸で処理して式(11−4)の化合物を得ることができる。次いで式(11−4)の化合物を、メタノールまたはエタノールなどの加熱溶媒中、ラネー(登録商標)ニッケルおよびアンモニアの存在下、水素で処理して式(11−5)の化合物を得ることができる。次いで式(11−5)の化合物を、場合によって加熱していてよいトルエンまたはアセトニトリルなどの溶媒中、臭化ベンジルで処理して式(11−6)の化合物を得ることができる。次いで式(11−6)の化合物を、エタノールなどの溶媒中、水素化ホウ素ナトリウムなどの試薬を用いて還元して式(11−7)の化合物を得ることができる。次いで式(11−7)の化合物を、活性炭担持の水酸化パラジウム(II)などの触媒の存在下で、水素で還元してベンジル基を除去し、ピペリジン環を完全に飽和させることができる。反応混合物中にジ−tert−ブチルジカーボネートを含めると、インサイチュでt−ブトキシカルボニル基が導入されて式(11−8)の化合物が得られる。ラクタム窒素は、場合によって、スキーム7に記載したようにしてこの位置で官能化することができる。式(11−8)の化合物のt−ブトキシカルボニル基を、スキーム1に記載した酸性条件下で取り外して式(I)の化合物の代表である式(11−9)の化合物を得ることができる。式(11−9)の化合物を、スキーム1に記載したようにしてピペリジン窒素上でさらに処理することができる。
【0211】
【化21】
スキーム12に示すように、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(12−8)の化合物は、化合物(12−1)から調製することができる。式(12−1)の化合物を、熱ピリジン中、Pで処理して式(12−2)の化合物を得ることができる。あるいは、式(12−1)の化合物を、ローソン試薬を用いて式(12−2)の化合物に転換させることができる。次いで、式(12−2)の化合物を、加熱溶液中、水酸化カリウムなどの塩基の存在下、ヨウ化メチルでアルキル化して式(12−3)の化合物を得ることができる。次いで式(12−2)の化合物を、約100℃で、ニトロメタンで処理して式(12−4)の化合物に転換させることができる。水素化アルミニウムリチウムで還元して式(12−5)の化合物を得る。次いで式(12−5)の化合物の第一アミンを、ジクロロメタン中、トリエチルアミンなどの塩の存在下、塩化ベンゾイルと反応させて式(12−6)の化合物を得ることができる。式(12−6)の化合物を、水で希釈した酢酸中、エチレンオキシドで処理して式(12−7)の化合物を得ることができる。式(12−7)の化合物を、48%臭化水素酸を還流させて処理して式(I)の化合物の代表である式(12−8)の化合物を得ることができる。式(12−8)の化合物を、スキーム1に記載したようにしてピペラジンNH上でさらに改変することができる。
【0212】
【化22】
スキーム13に示すように、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りであり、Pが水素または当業者により適切に組み込まれた保護基である式(13−5)、(13−6)、(13−7)および(13−8)の化合物は、式(13−1)の化合物から調製することができる。式(13−1)の化合物を、熱N,N−ジメチルホルムアミド中、炭酸カリウムなどの塩基および18−クラウン−6の存在下、化合物(4−4)と反応させて式(13−2)の化合物を得ることができる。続いて、式(13−2)の化合物を水素化アルミニウムリチウムで還元して式(13−3)の化合物を得ることができる。Pが保護基である式(13−2)の化合物のため、当業者はこの時点で保護基を取り外すことになる。次いで、ジイソプロピルアゾジカルボキシレートおよびトリフェニルホスフィンを用いた光延反応により環化させて式(13−4)の化合物を得る。次いで式(13−4)の化合物のニトロ基を、水素およびラネー(登録商標)ニッケル触媒を用いて還元して式(13−5)の対応するアニリンにする。式(13−5)の化合物をスルホニル化し、続いて(10−8)から(10−10)への転換において説明したようにしてベンジル基を取り外して、R18がスキーム10に記載の通りであり、式(I)の化合物の代表である式(13−6)の化合物を得ることができる。式(13−5)の化合物を、水素化して式(I)の化合物の代表である式(13−7)の化合物を得ることもできる。また、式(13−5)の化合物のアニリンを、サンドマイヤー反応条件で除去し、ベンジル基を水素化分解で除去して式(I)の化合物の代表である式(13−8)の化合物を得ることができる。
【0213】
【化23】
スキーム14に示すように、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(14−8)の化合物は、化合物(14−1)から調製することができる。式(14−2)、(14−3)、(14−4)、(14−5)および(14−6)の化合物は、Banzatti、C.ら、J.Heterocyclic Chemistry1983年、139−144頁に記載されているようにして調製することができる。手短に説明すると、式(14−1)の化合物をナトリウムアリルオキシドで処理して式(14−2)の化合物を得ることができる。式(14−2)の化合物を、ジクロロメタン中、m−クロロペルオキシ安息香酸で処理して対応するエポキシド(14−3)に転換させることができる。エポキシドを、スクシンイミドを用いて、ピリジンなどの塩基の存在下、エタノール中で還流して開環させて式(14−4)の化合物を得ることができる。式(14−4)の化合物の第二アルコール基を、ジョーンズ試薬、デスマーチンペルヨージナンもしくはピリジニウム−クロロクロメートまたは当業者による他の手段を用いて酸化することができる。続いて、加温したエタノール中、活性炭担持のパラジウムの存在下で、ニトロ基を水素で還元して、オキサゼピン(14−5)への環化がもたらされる。式(14−5)の化合物をヒドラジンで処理すると、式(14−6)の化合物の第一アミンがもたらされ、これを、シュウ酸ジエチルと反応させると式(14−7)の化合物が得られる。水素化アルミニウムリチウムなどの試薬で還元して式(I)の化合物の代表である式(14−8)の化合物を得る。
【0214】
【化24】
スキーム15に示すように、R、R、R、R、R、X、X、X、YおよびYが「課題を解決するための手段」で定義した通りであり、R18がアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、式(I)の化合物の代表である式(10−10)の化合物は、式(15−1)の化合物から調製することができる。式(15−1)の化合物を、酢酸中の硝酸でニトロ化し、続いて導入されたニトロ部分を触媒の存在下、水素で還元して式(15−2)の化合物を得ることができる。次いで(15−2)の化合物を、ピリジン中で式R18SOClのスルホニルクロリドと反応させて対応するスルホンアミドを生成させることができる。次いでピペラジン保護基を、当業界で周知の酸性条件下で取り外して式(10−10)の化合物を得ることができる。
【0215】
【化25】
スキーム16に示すように、G、R、R、R、R、R、X、X、X、X、YおよびYが「課題を解決するための手段」で定義した通りであり、式(I)の化合物の代表である式(16−2)の化合物は、式(16−1)の化合物から調製することができる。式(16−1)の化合物を、当業者に公知の光延反応条件下で式G−OHの化合物と反応させることができる。例えば、化合物(16−1)を、場合によって高分子支持剤上にあるトリフェニルホスフィンおよびジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレートの存在下で、テトラヒドロフランなどの溶媒に溶解し、場合によって置換されたフェノールと、室温で8−24時間反応させることができる。続いて、酸性条件下でtert−ブトキシカルボニル基を取り外して式(16−2)の化合物を得ることができる。
【0216】
【化26】
スキーム17に示すように、G、G、R、R、R、R、R、X、X、X、X、YおよびYが「課題を解決するための手段」で定義した通りであり、式(I)の化合物の代表である式(17−2)および(17−3)の化合物は、式(17−1)の化合物から調製することができる。式(17−1)の化合物を、当業者に公知の光延反応条件下で式アルキル−OHの化合物と反応させることができる。例えば、化合物(17−1)を、場合によって高分子支持剤上にあるトリフェニルホスフィンおよびジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレートの存在下で、テトラヒドロフランなどの溶媒に溶解し、場合によって置換されたフェノールと、室温で8−24時間反応させることができる。続いて、酸性条件下でtert−ブトキシカルボニル基を取り外して式(17−2)の化合物を得ることができる。
【0217】
同様に、式(17−1)の化合物を、光延反応条件下でG、G、R4a、R5aおよびmが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式G−(CR4a5a−OHまたはG−(CR4a5a−OHの化合物と反応させて式(17−3)の化合物を得ることができる。あるいは、式(17−1)の化合物を、アセトンなどの溶媒中、これらに限定されないが炭酸カリウムおよびヨウ化ナトリウムなどの塩基の存在下、式G−(CR4a5a−BrまたはG−(CR4a5a−Brの化合物でアルキル化して式(17−3)の化合物を得ることができる。
【0218】
【化27】
スキーム18に示すように、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(12−5)の化合物を、式(12−8)の化合物に転換させ、続いて式(18−1)の化合物に転換させることができる。式(12−5)の化合物をシュウ酸ジエチルと反応させ、次いで得られた中間体を、スキーム14に記載のようにして水素化アルミニウムリチウムで還元して式(12−8)の化合物を得ることができる。次いで式(12−8)の化合物を、スキーム1に記載した方法を用いて式(18−1)の化合物に転換させてRを導入することができる。Rは「課題を解決するための手段」で定義した通りである。式(12−8)および(18−1)の化合物は、式(I)の化合物を代表するものである。
【0219】
【化28】
スキーム19に示すように、R、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りである式(19−5)および(19−6)の化合物は、式(19−1)の化合物から調製することができる。式(19−1)の化合物を、ジメチルスルホキシド中、ナトリウムtert−ブトキシドなどの塩基の存在下、8−24時間式(19−2)の化合物と反応させて式(19−3)の化合物を得ることができる。次いで式(19−3)の化合物を、トルエン中、トリス(ジベンジリデン−アセトン)ジパラジウム(0)などのパラジウム触媒、2’−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−N,N−ジメチルビフェニル−2−アミンなどのリガンドおよびナトリウムまたはカリウムtert−ブトキシドなどの塩基の存在下で慣用的に加熱するまたはマイクロ波照反応器中で加熱して環化して式(19−4)の化合物を得ることができる。次いで式(19−4)の化合物のベンジル基を、パラジウム触媒の存在下、水素で還元的に除去して式(19−5)の化合物を得ることができる。式(19−5)の化合物を、スキーム1に記載した方法を用いて、式(19−6)の化合物に転換させてRを導入することができる。式(19−4)、(19−5)および(19−6)の化合物は式(I)の化合物を代表するものである。
【0220】
【化29】
スキーム20に示すように、G、G、R4a、R5a、X、X、XおよびXが「課題を解決するための手段」で定義した通りであり、式(I)の化合物の代表である式(20−2)および(20−3)の化合物は、X、X、XまたはXの1つがCBrである式(20−1)の化合物から調製することができる。式(20−1)の化合物を、鈴木反応条件下で式(20−2)および(20−3)の化合物に転換させる。ここで、(20−1)の化合物を、アリール、ヘテロアリール、複素環、シクロアルキルまたはビニルボロン酸もしくはボロン酸塩と反応させる。反応は通常、塩基および触媒の使用を必要とする。塩基には、これらに限定されないが、KCO、カリウムt−ブトキシド、NaCO、CsCOおよびCsFが含まれる。触媒の例には、これらに限定されないが、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加体、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、酢酸パラジウム(II)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、FC1007(商標)が含まれる。場合によってジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル−ホスフィンなどのリガンドを加えることができる。反応は、これらに限定されないが、水、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、エタノール、テトラヒドロフランまたはその混合物などの溶媒中で実施することができる。反応は、慣用的な加熱法またはマイクロ波照射法を用いて周囲温度でまたは高温で実施することができる。
【0221】
実施例の部で示すような合成スキームおよび具体的な実施例は例示的なものであり、添付の特許請求の範囲において定義される本発明の範囲を限定するものと見なすべきではないことを理解されよう。合成方法および具体的な実施例のすべての代替形態、変更形態および均等物は特許請求の範囲に包含されるものとする。
【0222】
個別のステップについての最適の反応条件および反応時間は、使用する具体的な反応物および使用する反応物中に存在する置換基に応じて変えることができる。別段の指定のない限り、当業者は溶媒、温度および他の反応条件を容易に選択することができる。具体的な手順を、実施例の部において提供する。反応は、慣用的な仕方、例えば、これらに限定されないが結晶化、蒸留、抽出、摩砕およびクロマトグラフィーなどの当業界で一般に知られている方法に従って残留物から溶媒を除去し、さらに精製することによって仕上げることができる。別段の説明のない限り、出発原料および試薬は、市販されているまたは当業者が化学文献に記載されている方法を用いて市販の材料から調製することができる。
【0223】
反応条件、試薬および合成経路のシーケンスの適切な操作、反応条件に適合しない任意の化学官能基の保護ならびにその方法の反応シーケンスにおける適切な時点での脱保護を含む慣行的な実験は本発明の範囲に包含される。適切な保護基ならびにそうした適切な保護基を用いた様々な置換基の保護および脱保護のための方法は当業者に周知であり;その例は、T.Greene and P.Wuts、Protecting Groups in Chemical Synthesis(3rd ed.)、John Wiley & Sons、NY(1999年)に見ることができる。これを全体として参照により本明細書に組み込む。本発明の化合物の合成は、上記に記載した合成スキームおよび具体的な実施例において説明したものと同様の方法によって達成することができる。
【0224】
市販されていない場合、出発原料は、標準的な有機化学技術、公知の構造的に同様の化合物の合成法と類似した技術、あるいは、上記スキームまたは合成実施例の部において説明する手順と類似した技術から選択された手順によって調製することができる。
【0225】
本発明の化合物の光学的に活性な形態物が必要な場合、それは、光学的に活性な出発原料(例えば、適切な反応ステップの不斉誘導によって調製される。)を用いて本明細書で説明する手順の1つを実行する、または標準的な手順(クロマトグラフ分離、再結晶化または酵素的分割など)を用いてその化合物または中間体の立体異性体の混合物を分割することによって得ることができる。
【0226】
同様に、本発明の化合物の純粋な幾何異性体が必要な場合、それは、出発原料として純粋な幾何異性体を用いて上記手順の1つを実行する、またはクロマトグラフ分離などの標準的な手順を用いて、その化合物または中間体の幾何異性体の混合物を分割することによって得ることができる。
【実施例】
【0227】
本発明の化合物および方法は、例示を目的としたものであり本出願の範囲を限定するものではない以下の実施例を参照することによってより良く理解されよう。
【0228】
略語:APCIは大気圧化学イオン化;Bocはtert−ブトキシカルボニル;Buはブチル;DCIは脱離化学イオン化;DMSOはジメチルスルホキシド;eqは当量;ESIはエレクトロスプレーオン化;HPLCは高速液体クロマトグラフィー;idは内径;LC/MSは液体クロマトグラフィー/質量分析;MPはマクロ多孔質樹脂;PSは高分子支持された;psiはポンド/平方インチ;SFCは超臨界流体クロマトグラフィー;SPEは固相抽出、tBuはtert−ブチルである。
【0229】
分取HPLC手順:試料を、Phenomenex Luna C8(2)5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)を用いた分取HPLCにより精製した。アセトニトリル(A)および0.1%トリフルオロ酢酸水溶液(B)の勾配を、50mL/分の流量(0−0.5分間 10%A、0.5−7.0分間 線形勾配 10−95%A、7.0−10.0分間 95%A、10.0−12.0分間 線形勾配 95−10%A)で用いた。試料を、1.5mLジメチルスルホキシドメタノール(1:1)中に注入した。特定の試料では、トリフルオロ酢酸の代わりに酢酸アンモニウムを用いた。以下のモジュール:Waters LC4000分取ポンプ;Waters996ダイオードアレイ検出器;Waters717+オートサンプラー;Waters SAT/INモジュール、Alltech VarexIII蒸発光散乱検出器;Gilson506Cインターフェースボックス;および2つのGilson FC204フラクションコレクターからなる特注の精製装置を用いた。装置は、フラクションコレクター制御およびフラクショントラッキングのためのAbbottの開発によるVisual Basicアプリケーションを用いて自動化されたWaters Millennium32ソフトウェアを用いて制御した。画分をUV信号閾値をもとにして集め、次いで選択した画分を、70:30メタノール:0.8mL/分の流量で10mM NHOH(水溶液)を用いたFinnigan LCQによる正APCIイオン化法を用いて、フローインジェクション分析質量分析により分析した。ループ注入質量スペクトルを、Abbottの開発によるVisual Basicアプリケーションによって制御されたフラクションインジェクションのためのLCQ Navigator 1.2ソフトウェアおよびGilson215リキッド・ハンドラ−によるFinnigan LCQを用いて取得した。
【0230】
実施例1
1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1A
1−(9H−フルオレン−9−イル)メチル4−tert−ブチル2−(2−(2−ブロモフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート
2−ブロモアニリン(3.69g、21.44mmol)および2−(1−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(10g、21.44mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド:ピリジン(100mL)の1:1溶液中の溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(10.27g、53.6mmol)を加えた。反応混合物を周囲温度で16時間攪拌した。反応混合物を水と酢酸エチルに分配させた。有機層を分離し、続いてブライン(3×)および1M HCl(3×)で洗浄した。次いで有機溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(10−70%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.43(s,1H)、7.81−7.95(m,J=7.67Hz,2H)、7.53−7.75(m,4H)、7.22−7.48(m,5H)、7.10(dd,J=7.21Hz,1H)、4.56(s,1H)、4.17−4.42(m,3H)、3.61−3.98(m,3H)、2.89−3.18(m,2H)、2.62−2.88(m,2H)、2.49−2.58(m,1H)、1.32−1.50(m,9H);MS(APCI+)m/z522.2(M−Boc+H)
【0231】
実施例1B
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例1A(8.76g、14.12mmol)のジクロロメタン(100mL)中溶液に、ピペラジン(3.65g、42.4mmol)を加えた。溶解させるためにメタノール(50mL)をその溶液に加え、得られた混合物を40℃で14時間加温した。反応が完了したら、フラッシュクロマトグラフィー(20−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 10.34(s,1H)、7.83(d,J=7.12Hz,1H)、7.64(dd,J=7.97,1.53Hz,1H)、7.35(dd,1H)、7.08(dd,1H)、3.69−3.85(m,2H)、2.70−2.99(m,3H)、2.53−2.67(m,2H)、2.42(d,J=6.44Hz,2H)、1.34−1.46(m,9H);MS(APCI+)m/z400.0(M+H)
【0232】
実施例1C
tert−ブチル6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
圧力バイアルに、ジオキサン(100mL)中の実施例1B(4.81g、12.08mmol)、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピル−フェニル)イミダゾリウムクロリド(2.053g、4.83mmol)、ナトリウムt−ブトキシド(1.625g、16.91mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.106g、1.208mmol)を仕込んだ。溶液を120℃で3日間、またはLC/MSで出発原料が消失するまで加熱した。反応混合物をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.57(s,1H)、6.88−7.22(m,4H)、3.80−4.00(m,2H)、2.69−3.21(m,5H)、2.52−2.61(m,1H)、2.00(d,J=13.48Hz,1H)、1.43(s,9H);MS(APCI+)m/z318.1(M+H)
【0233】
実施例1D
1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1C(1.78g、5.61mmol)のジクロロメタン(100mL)中溶液に、4M HCl/ジオキサン(14.02mL、56.1mmol)を加えた。溶液を室温で2−4時間攪拌し、表題化合物をろ過により塩酸塩として集めた。H NMR(500MHz,ピリジン−d)δ ppm 7.34−7.42(m,1H)、7.24−7.31(m,1H)、7.16−7.23(m,1H)、7.11(d,J=7.02Hz,1H)、3.92−4.00(m,1H)、3.88(d,J=11.90Hz,1H)、3.80(d,J=12.82Hz,1H)、3.64−3.74(m,1H)、3.57(t,J=11.90Hz,1H)、3.11−3.24(m,2H)、2.64(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.37(d,J=12.82Hz,1H);MS(ESI)m/z217.9(M+H)
【0234】
実施例2
(4aS)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例2A
(S)−tert−ブチル6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
キラル分離を、実施例1Cについて、Chiralpak(登録商標)AD−H21×250mm SNカラムを備えたBerger Instruments PrepSFC(商標)システムを用いて、無勾配で(30%メタノール/CO)実施した。表題化合物の保持時間は14.8分であり、鏡像異性体の保持時間は5.5分であった。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.57(s,1H)6.88−7.22(m,4H)3.80−4.00(m,2H)2.69−3.21(m,5H)2.52−2.61(m,1H)2.00(d,J=13.48Hz,1H)1.43(s,9H);MS(APCI+)m/z318.1(M+H)
【0235】
実施例2B
(4aS)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例1Cの代わりに実施例2Aを用いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d)δ ppm 7.34−7.42(m,1H)7.24−7.31(m,1H)7.16−7.23(m,1H)7.11(d,J=7.02Hz,1H)3.92−4.00(m,1H)3.88(d,J=11.90Hz,1H)3.80(d,J=12.82Hz,1H)3.64−3.74(m,1H)3.57(t,J=11.90Hz,1H)3.11−3.24(m,2H)2.64(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)2.37(d,J=12.82Hz,1H);MS(ESI)m/z217.9(M+H)
【0236】
実施例3
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例3A
1−(9H−フルオレン−9−イル)メチル4−tert−ブチル2−(2−(2−ブロモ−4−クロロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1,4−ジカルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモアニリン(3.32g、16.08mmol)の代わりに2−ブロモ−4−クロロアニリンを用いて実施例1Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.52(s,1H)、7.88(d,J=7.54Hz,2H)、7.77(s,1H)、7.62(t,J=8.33Hz,3H)、7.40(t,J=7.14Hz,3H)、7.31(t,J=7.34Hz,2H)、4.46−4.62(m,1H)、4.15−4.42(m,3H)、3.63−3.96(m,3H)、2.89−3.17(m,2H)、2.60−2.87(m,2H)、2.52−2.58(m,1H)、1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z656.1(M+H)
【0237】
実施例3B
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−4−クロロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、実施例1Aの代わりに実施例3Aを用いて実施例1Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.90(d,J=9.12Hz,1H)、7.77(d,J=2.38Hz,1H)、7.44(dd,J=8.72,2.38Hz,1H)、3.63−3.88(m,2H)、2.70−2.98(m,3H)、2.54−2.65(m,J=8.33Hz,2H)、2.42(d,J=6.35Hz,2H);MS(APCI+)m/z434.2(M+H)
【0238】
実施例3C
tert−ブチル10−クロロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、実施例3B(1当量、102mg、0.236mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(0.2当量、19.5mg、.047mmol)、ナトリウムt−ブトキシド(1.4当量、31.9mg、0.331mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.2当量、43.4mg、47mmol)およびt−ブタノール(2mL)をチャージした。反応混合物を、マイクロ波(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で20分間加熱した。これを40回繰り返した。すべての管からの溶液を一緒にし、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−50%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.65(s,1H)、7.03−7.13(m,2H)、6.94(d,J=8.33Hz,1H)、3.85−4.00(m,2H)、3.14−3.27(m,1H)、2.95−3.13(m,2H)、2.75−2.94(m,2H)、2.58(dd,J=13.48,7.14Hz,1H)、2.03(d,J=13.48Hz,1H);MS(APCI+)m/z352.1(M+H)
【0239】
実施例3D
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例3C(122mg、0.347mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、HCl(ジオキサン中に4M、0.867mL、3.47mmol)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、揮発分を真空により除去し、残留物を、分取HPLCで精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.12−7.20(m,2H)、7.01(d,J=8.24Hz,1H)、3.61−3.69(m,J=8.09Hz,1H)、3.27−3.42(m,4H)、2.94−3.08(m,2H)、2.68(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.08(d,J=12.51Hz,1H);MS(ESI)m/z251.9(M+H)
【0240】
実施例4
10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例4A
2−(1−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(5.3g、24.1mmol)をアセトニトリル(70mL)および水(10mL)に溶解した。この混合物に、炭酸カリウム(10g、72.3mmol)および2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(7.1g、28.9mmol)を加えた。得られた混合物を70℃で2日間加熱した。得られた混合物を濃縮し、酢酸エチルを加えた。次いで、1N HClをpH=6になるまで反応液に徐々に加えた。水層を分離し、酢酸エチルで数回洗浄した。得られた有機層を一緒にして濃縮した。得られた粗製物質を、ジクロロメタン中に0%−10%のメタノールの勾配で溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 12.28(br s)、7.71−7.83(m,1H)、7.56−7.66(m,1H)、7.30−7.40(m,1H)、3.56−3.82(m,3H)、3.33−3.44(m,1H)、2.99−3.24(m,2H)、2.87(m,,1H)、2.32−2.47(m,1H)、2.17−2.29(m,1H)、1.32−1.51(s,9H);MS(DCI+)m/z444.1(M+H)
【0241】
実施例4B
tert−ブチル10−ブロモ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
実施例4A(4.6g、10.4mmol)をメタノール(80mL)に溶解し、250mLステンレス製耐圧瓶中のラネー(登録商標)ニッケル(水湿潤、8.26g、141mmol)に加えた。混合物を、HPLCで出発原料の消失が示されるまで水素圧(30psi)下、室温で攪拌した。次いで混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮した。この粗製物質に、N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)、ピリジン(20mL)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(2.75g、14.3mmol)を加えた。得られた混合物を室温で3時間振とうさせ、その時点でLC/MSは反応の完了を示した。得られた溶液を濃縮し、酢酸エチルと水に分配させた。分離した水層を追加の酢酸エチルで2回洗浄した。有機層を一緒にして濃縮した。得られた粗製物質を、ヘキサン中に0%−60%の酢酸エチルの勾配で溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.64(br,1H)、7.17−7.25(m,2H)、6.85−6.94(m,1H)、3.92(t,J=11,10Hz,2H)、3.15−3.26(m,1H)、2.94−3.13(m,2H)、2.85(br,2H)、2.58(dd,J=13.48,6.74Hz,1H)、2.03(d,J=13.88Hz,1H)、1.43(s,9H);MS(DCI+)m/z413.2(M+NH
【0242】
実施例4C
10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
ジオキサン(0.1mL)中の実施例4B(24mg、0.061mmol)を、ジオキサン(0.15mL、0.61mmol)中の4M HClに加えた。混合物を室温で終夜振とうさせた。混合物を濃縮して表題化合物をビス塩酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.74(s,1H)、9.28(br,2H)、7.19−7.35(m,2H)、6.91(d,J=7.98Hz,1H)、3.61−3.75(m,1H)、3.32−3.46(m,4H)、2.89−3.10(m,2H)、2.66(dd,J=13.50,6.75Hz,1H)、2.07(d,J=13.50Hz,1H);MS(APCI+)m/z295.8(M+H)
【0243】
実施例5
10−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例4(15mg、0.041mmol)を、マイクロ波管(Biotage)に加え、続いてフェニルボロン酸(6.0mg、0.049mmol)、エタノール(1mL)および炭酸カリウム(0.065mL、2M水溶液)を加えた。次いでFC1007(商標)(10.4mg、0.36mmol/g、Johnson Matthey)を加え、マイクロ波管をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標))中、150℃で15分間加熱した。得られた反応混合物を、追加のメタノールで溶出させて2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))に通した。集めた溶液を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.75(s,1H)、9.13(br,2H)、7.68(d,J=7.06Hz,2H)、7.46(t,J=7.67Hz,2H)、7.29−7.40(m,3H)、7.06(d,J=7.98Hz,1H)、3.56−3.70(m,1H)、3.38−3.48(m,4H)、2.96−3.16(m,2H)、2.71(dd,J=13.50,7.06Hz,1H)、2.09(d,J=13.50Hz,1H);MS(DCI+)m/z294.2(M+H)
【0244】
実施例6
10−[(E)−2−フェニルビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりにシンナミルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って、ビストリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.73(s,1H)、7.59(d,J=7.36Hz,2H)、7.21−7.45(m,7H)、6.98(d,J=7.98Hz,1H)、3.55−3.64(m,1H)、3.30−3.49(m,4H)、2.93−3.14(m,2H)、2.62−2.73(m,1H)、2.03−2.16(m,1H);MS(DCI+)m/z320.2(M+H)
【0245】
実施例7
10−(3−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−クロロフェニルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って、ビストリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.78(br,1H)、9.05(br,2H)、7.76(t,J=1.84Hz,1H)、7.66(d,J=7.67Hz,1H)、7.48(t,J=7.98Hz,1H)、7.34−7.43(m,3H)、7.06(d,J=7.98Hz,1H)、3.59−3.67(m,1H)、3.32−3.49(m,4H)、2.95−3.15(m,2H)、2.70(dd,J=13.35,6.90Hz,1H)、2.10(d,J=13.50Hz,1H);MS(DCI+)m/z328.1(M+H)
【0246】
実施例8
10−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−クロロフェニルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って、ビストリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.79(br,1H)、8.83 br,1H)、7.53−7.59(m,1H)、7.35−7.49(m,3H)、7.11−7.19(m,2H)、7.06(d,J=7.98Hz,1H)、3.55−3.67(m,1H)、3.32−3.49(m,4H)、2.95−3.13(m,J=11.97,11.97Hz,2H)、2.72(dd,J=13.50,7.06Hz,1H)、2.10(d,J=13.50Hz,1H);MS(DCI+)m/z328.1(M+H)
【0247】
実施例9
10−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに(E)−3−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.71−9.79(br,1H)、9.12(br,2H)、7.56−7.74(m,2H)、7.12−7.42(m,6H)、6.95−7.03(m,1H)、3.54−3.64(m,1H)、3.32−3.46(m,4H)、2.95−3.15(m,2H)、2.64−2.72(m,1H)、2.04−2.13(m,1H);MS(DCI+)m/z338.2(M+H)
【0248】
実施例10
10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例10A
2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−1−(5−メチル−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりに2−フルオロ−4−メチル−1−ニトロベンゼンを用いて実施例4Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 12.30(br,1H)、7.66−7.75(s,1H)、7.14−7.34(m,1H)、7.01(d,J=8.33Hz,1H)、3.40−3.73(m,4H)、3.03−3.22(m,2H)、2.82(dd,J=8.53,4.56Hz,1H)、2.33−2.41(m,4H)、2.07−2.20(m,1H)、1.41(s,9H);MS(DCI+)m/z380.1(M+H)
【0249】
実施例10B
tert−ブチル10−メチル−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4Aの代わりに実施例10Aを用いて実施例4Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.45(br,1H)、6.89(s,1H)、6.82(br,2H)、3.82−3.98(m,2H)、2.74−3.19(m,5H)、2.47−2.53(m,1H)、2.27(s,3H)、1.91−2.04(m,1H)、1.43(s,9H);MS(DCI+)m/z332.2(M+H)
【0250】
実施例10C
10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例4Bの代わりに実施例10Bを用いて実施例4Cに概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.58(br,1H)、9.36(br,2H)、6.94(s,1H)、6.81−6.90(m,2H)、3.58−3.65(m,2H)、3.29−3.36(m,2H)、3.24(d,J=11.90Hz,1H)、2.85−3.07(m,2H)、2.59(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.29(s,3H)、2.02(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z230.0(M+H)
【0251】
実施例11
6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシレート
実施例11A
2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)1−(5−シアノ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりに3−フルオロ−4−ニトロベンゾニトリルを用いて実施例4Aに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z291.1(M+H)
【0252】
実施例11B
tert−ブチル10−シアノ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4Aの代わりに実施例11Aを用いて実施例4Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.45−7.54(m,1H)、7.07(d,J=7.93Hz,1H)、6.80−6.92(m,1H)、3.82−3.99(m,J=16.26Hz,2H)、3.19−3.29(m,1H)、2.74−3.18(m,4H)、2.53−2.67(m,J=6.74Hz,1H)、1.91−2.17(m,1H)、1.43(s,9H);MS(DCI+)m/z343.2(M+H)
【0253】
実施例11C
6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン10−カルボニトリル
表題化合物を、実施例4Bの代わりに実施例11Bを用いて実施例4Cに概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 10.11(s,1H)、9.33(s,2H)、7.61(d,J=1.83Hz,1H)、7.52(dd,J=8.09,1.68Hz,1H)、7.10(d,J=8.24Hz,1H)、3.62−3.76(m,1H)、3.36−3.52(m,4H)、2.85−3.12(m,2H)、2.69(dd,J=13.58,6.87Hz,1H)、2.14(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z243.0(M+H)
【0254】
実施例12
10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例12A
−ベンジル−N−トリチルエタン−1,2−ジアミン
トリエチルアミン(50.0mL、359mmol)、およびトリチルクロライド(93g、326mmol)のジクロロメタン(251mL)中溶液を、ジクロロメタン(251mL)中のN−ベンジルエタン−1,2−ジアミン(50g、326mmol)の氷浴冷却した溶液に、アルゴン雰囲気下で1時間かけて滴下した。ついで、混合物を室温に加温し、48時間攪拌した。水を加え、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインおよび水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.44−7.36(m,5H)、7.32−7.24(m,10H)、7.21−7.15(m,5H)、3.56(s,2H)、2.62(t,J=6.1Hz,20H)、2.10(d,J=6.6Hz,2H)。
【0255】
実施例12B
(E)−メチル4−(ベンジル(2−(トリチルアミノ)エチル)アミノ)ブタ−2−エノエート
実施例12A(128g、326mmol)のアセトニトリル(652mL)中溶液に、(E)−メチル4−ブロモブタ−2−エノエート(38.4mL、326mmol)および炭酸カリウム(90g、652mmol)を加え、混合物を50℃で17時間加熱した。少量の水を加え、混合物を分液漏斗中にデカントした。残った固体を酢酸エチルで3回洗浄し、酢酸エチル洗浄液を分液漏斗に加え、さらに水を加えた。層を分離し、有機層を濃縮し、次いでジクロロメタンに溶解し、ヘキサン中に詰めたシリカゲルカラムにロードした。生成物を15%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させて表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.38(d,J=7.3Hz,5H)、7.31−7.12(m,15H)、6.83(dt,J=5.6Hz,15.7Hz,1H)、6.07(d,J=15.7Hz,1H)、3.67(s,3H)、3.42(s,2H)、3.05(d,J=4.4Hz,2H)、2.58−2.49(m,2H)、2.11(dd,J=6.2Hz,12.9Hz,2H)。
【0256】
実施例12C
メチル2−(4−ベンジルピペラジン−2−イル)アセテート
実施例12B(160g、326mmol)のメタノール(652mL)中溶液に、ジオキサン(408mL、1630mmol)中の4M HClを加え、混合物を50℃で3時間加熱した。次いで溶媒を蒸発させ、水を加えた。固体が沈澱する。水層をデカントし、酢酸エチルで1回洗浄した。固体を酢酸エチルに溶解し、水で1回抽出した。水層を一緒にし、1N NaOH(1L)でpH=10になるまで処理した。遊離アミンをジクロロメタンで2回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.34−7.20(m,5H)、3.57(s,3H)、3.42(q,J=13.4Hz,2H)、2.96(qd,J=2.7Hz,6.9Hz,1H)、2.78(dt,J=2.9Hz,11.9Hz,1H)、2.69−2.60(m,2H)、2.55(d,J=10.8Hz,1H)、2.30(dd,J=3.2Hz,6.7Hz,2H)、1.92(td,J=2.8Hz,10.6Hz,1H)、1.68(t,J=10.0Hz,1H);MS(ESI)m/z249.0(M+H)
【0257】
実施例12D
2−(4−ベンジル−1−(5−メトキシ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
実施例12C(0.907g、3.65mmol)のアセトニトリル(11.69mL)中溶液に、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼン(0.50g、2.92mmol)および水(2.92mL)の中の炭酸カリウム(2.019g、14.61mmol)を加え、続いて18−クラウン−6(0.039g、0.146mmol)を加え、混合物を油浴で、90℃(還流)で24時間加熱した。溶媒を蒸発させ、水を加え、次いでジクロロメタンを加えた。水相をジクロロメタンで3回洗浄して出発原料を除去し、次いで1N HClでpH=1まで酸性化した。酸生成物をジクロロメタンで3回抽出し、硫酸ナトリウムで迅速に脱水し、濃縮して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z386.1(M+H)
【0258】
実施例12E
2−(1−(2−アミノ−5−メトキシフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
実施例12D(0.50g、1.297mmol)を、メタノールで3回洗浄した水湿潤ラネー(登録商標)ニッケル(2.350g、40.0mmol)を入れた250mLステンレス製耐圧瓶に加えた。メタノール(47mL)を加え、混合物を、水素圧(30psi)下、50℃で30分間振とうさせた。水素の取り込みは20分間で停止した。HPLC分析(Zorbax4.6×75mm SB−C8 3.5μm、20%−90%アセトニトリル/0.1%HPO水溶液で3分間、次いで3分間保持、1.5mL/分。保持時間:出発原料1.95分;生成物0.52分)により、きれいで完全な転換が確認された。混合物をナイロン膜でろ過し、溶液を蒸発させ、表題化合物をさらに精製することなく使用した。MS(ESI)m/z356.1(M+H)
【0259】
実施例12F
3−ベンジル−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−6(7H)−オン
実施例12E(0.390g、1.097mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.66mL)中溶液に、ピリジン(4.44mL、54.9mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.421g、2.195mmol)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。溶液を濃縮し、水を残留物に加え、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。一緒にした有機洗浄液を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、真空下、室温で終夜乾燥した。次いでこれを、最初にジクロロメタン溶出させ、次いで2%メタノール/ジクロロメタン溶出させ、最後に5%メタノール/ジクロロメタン溶出させて5gシリカゲルカートリッジを通して表題化合物を得た。一定分量の物質を、分取HPLCにより分析用にさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 10.21(s,1H)、9.52(s,1H)、7.54−7.48(m,5H)、6.90(d,J=8.6,1H)、6.70−6.60(m,2H)、4.45(s,2H)、3.74(s,3H)、3.67−3.07(m,7H)、3.22−3.04(m,2H)、2.61(dd,J=7.0,13.5,1H)、2.00(d,J=13.5,1H);MS(ESI)m/z338.1(M+H)
【0260】
実施例12G
10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
エタノール(20mL)中の実施例12F(0.13g、0.385mmol)を、50mL耐圧瓶中の20%活性炭担持の水酸化パラジウム(湿潤、0.026g、0.185mmol)に加え、水素圧(30psi)下、50℃で2時間振とうさせた。HPLCは出発原料の消失を示していた。混合物をナイロン膜でろ過し、溶媒を蒸発させ、粗製混合物を、分取HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.49(s.1H)、9.05(br s,1H)、8.97(br s,1H)、6.90−6.89(m,1H)、6.69−6.62(m,2H)、3.75(s,3H)、3.57−3.49(m,1H)、3.41−3.14(m,4H)、3.08−2.83(m,2H)、2.62(dd,J=7Hz,13Hz,1H)、2.01(d,J=13Hz,1H);MS(ESI)m/z247.9(M+H)
【0261】
実施例13
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1D(1.54g、6.07mmol)の酢酸/水(1:1、20mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.08g、6.07mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。生成物が沈澱した。沈殿物を集めて表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.36(d,J=8.54Hz,1H)、7.16(s,1H)、7.11(d,J=8.85Hz,1H)、3.54−3.63(m,1H)、3.22−3.40(m,4H)、2.93−3.07(m,2H)、2.65−2.72(m,1H)、2.08(d,J=13.73Hz,1H);MS(ESI)m/z297.8(M+H)
【0262】
実施例14
9−(4−クロロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例13(30mg、0.08mmol)をBiotageマイクロ波管に加えた。4−クロロフェニルボロン酸(15.3mg、0.1mmol)を加え、次いでエタノール(1mL)および炭酸カリウム(0.11mL、2M水溶液)を加えた。FC1007(商標)(11.3mg、0.36mmol/g、Johnson Matthey)を混合物に加え、反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標))中、150℃で15分間加熱した。反応混合物を、メタノールで溶出させて2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))に通した。集めた溶出液を濃縮し、残留物を、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配で分取HPLCにより精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.77(br,1H)、8.91(br,2H)、7.57−7.71(m,2H)、7.41−7.56(m,3H)、7.17−7.31(m,2H)、3.52−3.72(m,1H)、3.24−3.39(m,J=8.82Hz,4H)、2.91−3.18(m,J=40.01Hz,2H)、2.63−2.83(m,1H)、2.10(d,J=13.22Hz,1H);MS(DCI+)m/z328.1(M+H)
【0263】
実施例15
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例15A
2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−1−(4,5−ジクロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
1,2−ジクロロ−4−フルオロ−5−ニトロベンゼン(0.125mL、0.952mmol)および2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(256mg、1.048mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)および水(1mL)に溶解した。トリエチルアミン(0.398mL、2.86mmol)を徐々に加えた。得られた混合物を50℃で終夜加熱した。混合物を濃縮し、酢酸エチルを加えた。次いで1N HClを、pH=6になるまで徐々に加えた。水層を分離し、酢酸エチルで数回洗浄した。次いで有機層を一緒にし、濃縮した。粗製物質を、ヘキサン中に10%−50%の酢酸エチルの勾配で溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 12.32(br,1H)、8.17(s,1H)、7.69(s,1H)、3.36−3.90(m,4H)、2.97−3.29(m,2H)、2.88(dd,J=8.92,3.37Hz,1H)、2.18−2.47(m,2H)、1.41(s,9H);MS(DCI+)m/z434.1(M+H)
【0264】
実施例15B
tert−ブチル9,10−ジクロロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4Aの代わりに実施例15Aを用いて実施例4Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.71(s,1H)、7.26(s,1H)、7.13(s,1H)、3.93(t,J=11.05Hz,2H)、3.17−3.26(m,1H)、2.97−3.13(m,2H)、2.84(br,2H)、2.64(dd,J=13.50,6.75Hz,1H)、2.07(d,J=13.50Hz,1H)、1.43(s,9H);MS(DCI+)m/z403.1(M+NH
【0265】
実施例15C
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例4Bの代わりに実施例15Bを用いて実施例4Cに概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.86(s,1H)、9.42(br,2H)、7.35(s,1H)、7.16(s,1H)、3.62−3.77(m,1H)、3.22−3.47(m,4H)、2.83−3.13(m,2H)、2.72(dd,J=13.56,6.78Hz,1H)、2.11(d,J=13.56Hz,1H);MS(DCI+)m/z286.0(M+H)
【0266】
実施例16
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例16A
tert−ブチル9,10−ジクロロ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
実施例15B(168mg、0.435mmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液に、テトラヒドロフラン(1.74mL、1M溶液)中のボランを加えた。得られた混合物を80℃で終夜加熱した。次いでメタノールを加え、混合物を80℃で1時間加熱して過剰のボランを分解させた。次いで反応物を室温に冷却し、1M HClを加えた。混合物をさらに30分間攪拌した。溶液が塩基性(pH=8)になるまで、混合物に重炭酸ナトリウム水溶液を徐々に加えた。次いで酢酸エチルを加え、水層を分離し、追加の酢酸エチルで2回洗浄した。得られた有機層を一緒にし濃縮した。粗製物質を、ヘキサン中に0%−30%酢酸エチルの勾配で溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 6.88(s,1H)、6.70(s,1H)、5.75(d,J=5.55Hz,1H)、3.61−3.79(m,1H)、3.36−3.58(m,2H)、2.95−3.23(m,5H)、2.82−2.94(m,1H)、1.80−1.97(m,1H)、1.56−1.74(m,1H)、1.41(s,9H);MS(DCI+)m/z372.2(M+H)
【0267】
実施例16B
9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
表題化合物を、実施例4Bの代わりに実施例16Aを用いて実施例4Cに概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.45(br,2H)、7.17(b,2H)、3.43−3.53(m,1H)、3.23−3.41(m,3H)、3.06−3.23(m,5H)、1.87−2.01(m,1H)、1.78(d,J=14.95Hz,1H);MS(DCI+)m/z272.0(M+H)
【0268】
実施例17
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例17A
tert−ブチル1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
実施例1C(1g、3.15mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ボラン(1M/テトラヒドロフラン、12.6mL、12.6mmol)を加えた。溶液を80℃で4時間加熱した。メタノール(20mL)を加え、反応物を80℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、1M HCl(30mL)を加えた。この溶液を30分間攪拌し、続いて溶液を重炭酸ナトリウム(水溶液)で中和した。ジクロロメタンを用いて生成物を抽出した。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(20−70%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 6.77(d,J=7.54Hz,1H)、6.64−6.73(m,1H)、6.48−6.59(m,2H)、5.27(s,1H)、3.54−3.67(m,1H)、3.35−3.50(m,2H)、3.20−3.29(m,1H)、2.96−3.19(m,4H)、2.85−2.96(m,1H)、1.76−1.92(m,1H)、1.59−1.75(m,1H)、1.41(s,9H);MS(APCI+)m/z304.3(M+H)
【0269】
実施例17B
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例17A(50mg、0.165mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、HCl(ジオキサン中に4M、824μL、3.30mmol)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.48(t,J=7.48Hz,1H)、7.36(d,J=7.02Hz,1H)、7.19−7.29(m,2H)、3.47−3.57(m,1H)、3.35−3.44(m,2H)、3.10−3.35(m,6H)、1.76(s,2H);MS(ESI)m/z204.0(M+H)
【0270】
実施例18
10−クロロ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
tert−ブチル10−クロロ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを、実施例1Cの代わりに実施例3Cを用いて実施例17Aに概要を示した手順に従って調製した。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製してtert−ブチル10−クロロ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを得た。この中間体をジクロロメタン(5mL)に溶解し、HCl(ジオキサン中に4M、0.918mL、3.67mmol)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮して表題化合物を塩酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.53(d,J=8.54Hz,1H)、7.25−7.31(m,2H)、3.43−3.54(m,2H)、3.31−3.39(m,4H)、3.18−3.31(m,3H)、1.77−1.87(m,2H);MS(ESI)m/z237.9(M+H)
【0271】
実施例19
9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例13(1.25g、4.22mmol)およびトリエチルアミン(2.94mL、21.1mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液に、ジクロロメタン(10mL)中のジ−tert−ブチルジカーボネート(1.013g、4.64mmol)を加えた。反応物を50℃油浴中で14時間攪拌した。次いで溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(20−70%酢酸エチル/ヘキサン)で精製してtert−ブチル9−ブロモ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを得た。
【0272】
tert−ブチル9−ブロモ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを、実施例1Cの代わりにtert−ブチル9−ブロモ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレートを用いて実施例17Aに概要を示した手順に従って調製した。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製した。次いでt−ブトキシカルボニル基を、HCl(ジオキサン中に4M、1mL)を含むジクロロメタン(3mL)中のtert−ブチル9−ブロモ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート(24.8mg)の溶液で処理して取り外した。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、濃縮して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d,D2O)δ ppm 7.19(d,J=8.54Hz,1H)、7.16(s,1H)、6.98(d,J=8.54Hz,1H)、3.45−3.54(m,1H)、3.28−3.37(m,2H)、3.07−3.23(m,6H)、1.84−1.94(m,1H)、1.71−1.79(m,1H);MS(ESI)m/z281.9(M+H)
【0273】
実施例20
7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1C(50mg、0.16mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、水素化ナトリウム(65%、6.98mg、0.19mmol)を加えた。溶液を室温で1時間攪拌し、次いでヨウ化メチル(11.77μL、0.19mmol)を加えた。反応混合物を終夜攪拌した。溶液を濃縮し、ジクロロメタン(1mL)を加え、次いでHCl(ジオキサン中に4M、394μL、1.6mmol)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.35(d,J=7.80Hz,1H)、7.13−7.30(m,3H)、3.32−3.47(m,3H)、3.17−3.32(m,5H)、2.89−3.15(m,2H)、2.62(dd,J=13.22,7.12Hz,1H)、2.12(d,J=13.56Hz,1H);MS(ESI)m/z231.9(M+H)
【0274】
実施例21
7−(2−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例1C(50mg、0.16mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、水素化ナトリウム(65%、6.98mg、0.19mmol)を加えた。溶液を室温で1時間攪拌し、次いで1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼン(37.2mg、0.181mmol)を加えた。反応混合物を終夜攪拌した。溶液を濃縮した。濃縮液に、テトラヒドロフラン(10mL)を加え、次いでボラン(テトラヒドロフラン中に1M、1mL、1mmol)を加えた。溶液を80℃油浴中で、4時間加熱した。メタノール(20mL)を加え、得られた溶液の加熱を80℃浴中で1時間続行し、次いで濃縮した。濃縮液にジクロロメタン(10mL)、メタノール(1mL)およびHCl(ジオキサン中に4M、2mL)を加えた。LC/MS分析により反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.46(d,J=8.85Hz,1H)7.28−7.38(m,3H)6.95(dd,J=7.93,1.53Hz,1H)6.87−6.92(m,1H)6.82−6.87(m,1H)6.70(dd,J=7.78,1.37Hz,1H)4.56(d,J=16.17Hz,1H)4.36(d,J=16.48Hz,1H)3.46−3.56(m,1H)3.35−3.43(m,2H)3.06−3.28(m,4H)2.93−3.02(m,2H)1.89−1.99(m,1H)1.70−1.79(m,1H)MS(ESI)m/z328.0(M+H)
【0275】
実施例22
7−(3−クロロベンジル)−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
表題化合物を、1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼンを用いて実施例21に概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.37−7.40(m,1H)7.36(d,J=7.93Hz,1H)7.24−7.32(m,2H)6.85−6.99(m,3H)6.78−6.83(m,1H)4.54(d,J=16.17Hz,1H)4.32(d,J=15.87Hz,1H)3.35−3.49(m,3H)3.17−3.29(m,2H)3.07−3.17(m,2H)2.89−3.01(m,2H)1.82−1.93(m,1H)1.69−1.76(m,1H)MS(ESI)m/z328.0(M+H)
【0276】
実施例23
3−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1D(30mg、0.14mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、炭酸カリウム(57mg、0.41mmol)およびブロモエタン(10.3μl、0.14mmol)を加えた。反応物を60℃で14時間加温した。過剰炭酸カリウムをろ別した。溶液を、PS−イソシアネートカートリッジ(Silicycle、2g)に通して、残りの出発原料を捕捉させた。溶液を濃縮し、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配で分取HPLCにより精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.19−7.24(m,1H)、7.14−7.18(m,1H)、7.09−7.13(m,1H)、7.01(dd,J=7.78,1.37Hz,1H)、3.52−3.64(m,3H)、3.32−3.39(m,2H)、3.19−3.27(m,2H)、2.97−3.10(m,2H)、2.66(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.09(d,J=13.12Hz,1H)、1.27(t,J=7.32Hz,3H);MS(ESI)m/z246.0(M+H)
【0277】
実施例24
3−ベンジル−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例24A
メチル2−(4−ベンジル−1−(5−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(14.3g、81mmol)および実施例12C(20.2g、81mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中溶液に、炭酸カリウム(33.7g、244mmol)を加えた。反応物を85℃で16時間加温した。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。次いで酢酸エチルをブラインで洗浄し、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−30%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.82(d,J=8.82Hz,1H)、7.38(d,J=2.03Hz,1H)、7.22−7.35(m,5H)、7.13(dd,J=8.82,2.03Hz,1H)、3.75−3.85(m,1H)、3.41−3.59(m,2H)、3.36(s,3H)、3.23−3.34(m,1H)、2.84−2.93(m,1H)、2.63−2.73(m,2H)、2.53−2.62(m,2H)、2.37−2.45(m,1H)、2.19−2.30(m,1H);MS(APCI+)m/z403.9(M+H)
【0278】
実施例24B
3−ベンジル−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
丸底フラスコに、メチル2−(4−ベンジル−1−(5−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート(実施例24A、19.4g、48.0mmol)および鉄(8.05g、144mmol)をチャージし、次いで酢酸(70mL)をチャージした。溶液を85℃で2時間加熱した。溶液をシリカゲルで濃縮し、シリカカラム(0−10%メタノール/ジクロロメタン)を通して溶出させた。次いで生成物を濃縮し、ジクロロメタンに再溶解させた。水酸化ナトリウム(1M)を加えると、表題化合物が沈殿してきた。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.56(s,1H)、7.22−7.40(m,5H)、7.00−7.09(m,2H)、6.88−6.96(m,1H)、3.54(s,2H)、3.07−3.21(m,1H)、2.94−3.05(m,1H)、2.71−2.87(m,2H)、2.52−2.61(m,1H)、2.04−2.27(m,J=10.71Hz,2H)、1.84−1.95(m,2H);MS(ESI)m/z341.9(M+H)
【0279】
実施例25
10−[(E)−2−(3−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例4B(100mg、0.25mmol)をBiotageマイクロ波管に加えた。(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(80mg、0.30mmol)を加え、次いでエタノール(2mL)および炭酸カリウム(0.15mL、2M水溶液)を加えた。FC1007(商標)(35mg、0.36mmol/g、Johnson Matthey)を混合物に加え、反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標))中、150℃で15分間加熱した。反応混合物を、2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))を通してメタノールで溶出させた。集めた溶出液を濃縮した。これに、1mLのジオキサンおよびジオキサン中のHCl(0.63mL、4M溶液)を加え、混合物を室温で終夜振とうさせた。得られた混合物を濃縮し、分取HPLCで精製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)ppm 9.79(s,1H)、9.20(br,2H)、7.20−7.46(m,6H)、6.99(d,J=7.93Hz,1H)、3.56−3.64(m,2H)、3.30−3.46(m,4H)、2.94−3.15(m,2H)、2.68(dd,J=13.58,7.17Hz,1H);MS(DCI+)m/z354.2(M+H)
【0280】
実施例26
10−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−4−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例25に概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.76(s,1H)、9.02(br,2H)、7.64(dd,J=8.85,5.49Hz,2H)、7.15−7.40(m,6H)、6.97(d,J=7.93Hz,1H)、3.54−3.64(m,1H)、3.38−3.46(m,4H)、2.93−3.15(m,2H)、2.68(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.07(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z338.2(M+H)
【0281】
実施例27
10−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−4−クロロスチリルボロン酸を用いて実施例25に概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.77(s,1H)、8.94(br,2H)、7.61(d,J=8.85Hz,2H)、7.44(d,J=8.54Hz,2H)、7.30(m,4H)、6.97(d,J=7.93Hz,1H)、3.53−3.62(m,1H)、3.36−3.47(m,4H)、2.95−3.15(m,J=11.60Hz,2H)、2.68(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)2.08(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z354.1(M+H)
【0282】
実施例28
10−[(E)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−2−(2,4−ジフルオロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて実施例25に概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.79(s,1H)、9.27(br,2H)、7.73−7.95(m,1H)、7.19−7.41(m,5H)、7.11−7.19(m,1H)、6.99(d,J=7.93Hz,1H)、3.54−3.67(m,1H)、3.27−3.51(m,4H)、2.92−3.13(m,2H)、2.68(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.09(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z356.2(M+H)
【0283】
実施例29
10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例29A
(E)−tert−ブチル6−オキソ−10−スチリル−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりにシンナミルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。
MS(DCI+)m/z420.2(M+H)
【0284】
実施例29B
10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
メタノール(11mL)中の実施例29A(110mg、0.29mmol)を、100mL圧力管中の5%Pd−C、湿潤(22mg)に加え、水素圧(30psi)下、室温で16時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮した。この粗製物質にジオキサン(1mL)を加え、次いでジオキサン(0.71mL、AM)中のHClを加え、混合物を室温で終夜攪拌した。溶液を濃縮し、分取HPLCで精製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.60(s,1H)、9.08(s,2H)、7.13−7.34(m,5H)、6.81−6.98(m,3H)、3.45−3.60(m,1H)、3.35−3.45(m,2H)、3.15−3.30(m,2H)、2.92−3.10(m,2H)、2.78−2.92(m,4H)、2.57−2.67(m,1H)、1.97−2.08(m,1H);MS(DCI+)m/z322.2(M+H)
【0285】
実施例30
11−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例30A
2−(4−ベンジル−1−(2−ブロモ−6−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロ−3−ニトロベンゼンを用いて実施例12Dに概要を示した手順に従って調製した。MS(APCI+)m/z435.90(M+H)
【0286】
実施例30B
2−(1−(2−アミノ−6−ブロモフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、12Dの代わりに30Aを用いて実施例12Eに概要を示した手順に従って調製した。MS(APCI+)m/z404.20(M+H)
【0287】
実施例30C
2−(1−(2−アミノ−6−ブロモフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、12Eの代わりに30Bを用いて実施例12Fに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z388.1(M+H)
【0288】
実施例30D
11−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例30C(40mg、0.1mmol)をジクロロエタン(0.3mL)に溶解した。ジクロロエタン(0.3mL)中の1−クロロエチルカルボノクロリデート(16.3mg、0.11mmol)を0℃で徐々に加え、0℃でさらに15分間攪拌した。次いで混合物を85℃で2時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、濃縮した。メタノールを加え、混合物を40℃で2時間加熱した。得られた混合物を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物をビス−トリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 10.00(s,1H)、9.03(br,2H)、7.38(dd,J=6.41,3.05Hz,1H)、7.01−7.10(m,2H)、3.96−4.07(m,1H)、3.84−3.91(m,1H)、3.36(dd,J=33.72,12.36Hz,2H)、3.04−3.14(m,1H)、2.84−2.98(m,2H)、2.66(dd,J=14.04,5.49Hz,1H)、2.18(d,J=14.04Hz,1H);MS(DCI+)m/z296.0(M+H)
【0289】
実施例31
10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例31A
2−(4−ベンジル−1−(2−ニトロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンの代わりに2−フルオロ−1−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを用いて実施例12Dに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z424.2(M+H)
【0290】
実施例31B
2−(1−(2−アミノ−6−ブロモフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、12Dの代わりに31Aを用いて実施例12Eに概要を示した手順に従って調製した。MS(m/z)394.3(M+H)
【0291】
実施例31C
3−ベンジル−10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、12Eの代わりに31Bを用いて実施例12Fに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z376.2(M+H)
【0292】
実施例31D
10−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、12Fの代わりに31Cを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.83(s,1H)、7.25−7.40(m,2H)、7.10(d,J=8.24Hz,1H)、3.18−3.27(m,1H)、3.05−3.12(m,1H)、2.84−3.01(m,3H)、2.56−2.77(m,3H)、1.97(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z286.1(M+H)
【0293】
実施例32
8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例32A
tert−ブチル4−((9H−フルオレン−9−イル)メチル)−3−(2−(2−ブロモ−6−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
2−(1−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(5g、10.72mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2滴)を含むジクロロメタン(100mL)中溶液に、シュウ酸ジクロリド(3.4g、26.8mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで濃縮した。濃縮液にテトラヒドロフラン(100mL)を加え、続いて2−ブロモ−6−フルオロアニリン(3g、16mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(9mL)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液を徐々に加えた。溶液を室温で2時間攪拌し、続いてピペラジン(2.77g、32.2mmol)を加え、次いで溶液を15時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0−100%酢酸エチル/ヘキサン、次いで0−10%メタノール/ジクロロメタン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.47−7.65(m,1H)7.21−7.46(m,2H)3.55−4.05(m,2H)2.67−3.14(m,3H)2.49−2.67(m,2H)2.26−2.46(m,2H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z418.2(M+H)
【0294】
実施例32B
tert−ブチル8−フルオロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
実施例32A(617mg、1.48mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(122mg、0.296mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(199mg、2.075mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(271mg、0.296mmol)を3つのマイクロ波バイアルに分割した。各バイアルにtert−ブタノール(4mL)をチャージし、マイクロ波反応器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で20分間加熱した。マイクロ波バイアルからの溶液を一緒にし、シリカゲルで濃縮し、次いでフラッシュクロマトグラフィー(20−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.49(s,1H)7.11−7.23(m,1H)6.87−6.98(m,2H)3.85−4.01(m,2H)2.75−3.23(m,5H)2.62(dd,J=13.39,6.95Hz,1H)2.03(d,J=13.22Hz,1H)1.43(s,9H);MS(APCI+)m/z280(M−tBu+H)
【0295】
実施例32C
8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例1Cの代わりに32B(192mg、0.572mmol)を用いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製し、アセトニトリルおよび0.1%酢酸アンモニウム水溶液の勾配で分取HPLCにより精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.14−7.24(m,1H)6.91−7.00(m,1H)3.24−3.35(m,1H)2.91−3.14(m,2H)2.68−2.82(m,2H)2.56−2.65(m,2H)1.98(d,J=13.43Hz,1H);MS(APCI+)m/z236.0(M+H)
【0296】
実施例33
11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例33A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−3−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモ−6−フルオロアニリンの代わりに2−ブロモ−3−フルオロアニリン(1.63g、12.9mmol)を用いて実施例32Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.74(d,J=7.46Hz,1H)7.33−7.45(m,1H)7.08−7.21(m,J=8.48,8.48Hz,1H)3.65−3.89(m,2H)2.70−3.01(m,3H)2.53−2.70(m,2H)2.44(d,J=6.10Hz,2H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z417.8(M+H)
【0297】
実施例33B
11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例33A(600mg、1.44mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。分取HPLCで精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.08−7.17(m,1H)7.00−7.08(m,1H)6.87(d,J=7.93Hz,1H)3.59−3.71(m,1H)3.25−3.47(m,4H)2.87−3.04(m,2H)2.63−2.76(m,1H)2.00−2.17(m,1H);MS(APCI+)m/z235(M+H)
【0298】
実施例34
9−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例34A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモ−6−フルオロアニリンの代わりに2−ブロモ−5−フルオロアニリン(3.05g、16.1mmol)を用いて実施例32Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.91(dd,J=11.36,3.22Hz,1H)7.67(dd,J=8.99,5.93Hz,1H)6.89−7.02(m,1H)3.64−3.88(m,2H)2.73−3.01(m,3H)2.52−2.68(m,2H)2.45(d,J=6.44Hz,2H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z417.9(M+H)
【0299】
実施例34B
9−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例34A(1g、2.4mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。分取HPLCで精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.17(dd,J=9.00,5.65Hz,1H)6.99−7.07(m,1H)6.84(dd,J=9.61,2.90Hz,1H)3.52−3.61(m,1H)3.19−3.42(m,4H)2.94−3.10(m,2H)2.67(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)2.07(d,J=12.51Hz,1H);MS(APCI+)m/z235.9(M+H)
【0300】
実施例35
10−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例35A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−4−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
2−ブロモアニリンの代わりに2−ブロモ−4−フルオロアニリン(2.2g、12mmol)を用いて、ピペラジン(2.8g、3.2mmol)をアミドカップリングが完了した後加えたこと以外は実施例1Aに概要を示した手順に従って調製した。この溶液を40℃で15時間加温した。溶液を酢酸エチルと水に分配させた。酢酸エチルを集め、ブライン(3×)で洗浄した。酢酸エチル溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0−10%メタノール/ジクロロメタン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 10.27(s,1H)7.71−7.84(m,1H)7.53−7.67(m,1H)7.18−7.31(m,1H)3.64−3.91(m,2H)2.69−2.98(m,3H)2.53−2.68(m,2H)2.40(d,J=6.44Hz,2H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z418.3(M+H)
【0301】
実施例35B
tert−ブチル10−フルオロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例35A(500mg、1.2mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順に従って調製した。粗反応物を、アセトニトリルおよび0.1%酢酸アンモニウム水溶液の勾配で分取HPLCにより精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.56(s,1H)6.77−7.03(m,3H)3.85−4.02(m,2H)2.72−3.24(m,5H)2.57(dd,J=13.29,6.94Hz,1H)2.01(d,J=13.48Hz,1H)1.42(s,9H);MS(APCI+)m/z335.9(M+H)
【0302】
実施例35C
10−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例32Bの代わりに実施例35Bを用いて実施例32Cに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 6.98−7.05(m,2H)6.90−6.95(m,1H)3.61−3.67(m,1H)3.28−3.41(m,4H)2.95−3.09(m,2H)2.67(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)2.07(d,J=11.90Hz,1H);MS(APCI+)m/z235.9(M+H)
【0303】
実施例36
(4aS)−10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例36A
(S)−tert−ブチル10−メチル−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例10Bに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、超臨界流体(CO)クロマトグラフィー;Chiralpak(登録商標)AD−Hカラム、21mm id、長さ250mm、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分で分離した。移動相修飾剤:メタノール。勾配:10%修飾剤で1分間保持、2.4%/分の傾斜で50%へ、2分間保持。表題化合物の保持時間は12.4分であり、他の鏡像異性体の保持時間は8.9分であった。MS(DCI+)m/z332.2(M+H)
【0304】
実施例36B
(4aS)−10−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
ジオキサン中の実施例36Aを、4M HCl/ジオキサンに加えた。混合物を室温で終夜振とうさせた。混合物を濃縮し、分取HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 9.58(s,1H)、9.00(br,2H)、6.94(s,1H)、6.83−6.89(m,2H)、3.49−3.57(m,1H)、3.19−3.43(m,4H)、2.92−3.12(m,2H)、2.60(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、2.29(s,3H)、2.02(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z232.1(M+H)
【0305】
実施例37
(4aS)−9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例37A
(S)−tert−ブチル9,10−ジクロロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例15Bに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、超臨界流体(CO)クロマトグラフィー;Chiralpak(登録商標)AD−Hカラム、21mm id、長さ250mm、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分で分離した。移動相修飾剤:メタノール。勾配:20%修飾剤で1分間保持、3.0%/分の傾斜で60%へ、4.5分間保持。表題化合物の保持時間は17.8分であり、他の鏡像異性体の保持時間は11.6分であった。
【0306】
実施例37B
(4aS)−9,10−ジクロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
ジオキサン(0.4mL)中の実施例37A(43mg、0.11mmol)を、4M HCl/ジオキサン(0.28mL、1.11mmol)に加えた。混合物を室温で終夜振とうさせた。混合物を濃縮し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.77−9.95(s,1H)、9.07−9.36(br,2H)、7.36(s,1H)、7.16(s,1H)、3.60−3.71(m,1H)、3.23−3.43(m,4H)、2.86−3.10(m,2H)、2.72(dd,J=13.58,6.87Hz,1H)、2.11(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z286.1(M+H)
【0307】
実施例38
3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例1D(100mg、0.394mmol)のpH4緩衝液(2mL、1Lのメタノール中の48gの酢酸および30.5gの酢酸ナトリウムから作製)中溶液に、ホルムアルデヒド(65.7μL、0.788mmol、36%水溶液)およびMP−シアノボロヒドリド(946mg、1.18mmol、1.25mmol/gローディング)を加えた。反応物を周囲温度で2時間攪拌し、次いでMP−シアノボロヒドリドをろ別した。粗反応物を、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配を使用して分取HPLCにより精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.18−7.24(m,1H)7.13−7.18(m,1H)7.08−7.13(m,1H)7.00−7.04(m,1H)3.57−3.65(m,1H)3.53(t,J=10.98Hz,2H)3.32−3.39(m,2H)3.08−3.19(m,2H)2.90(s,3H)2.66(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)2.05(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z231.9(M+H)
【0308】
実施例39
3,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2(1H)−オン
実施例39A
2−ブロモナフタレン−1−アミン
ナフタレン−1−アミン(10g、69.8mmol)の0℃でのN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中溶液に、N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中のN−ブロモスクシンイミド(12.4g、69.8mmol)を加えた。反応混合物を1時間攪拌し、次いで水(400mL)を加えた。生成物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出し、一緒にした酢酸エチル洗浄液をブライン(3×50mL)で抽出した。酢酸エチルを濃縮し、粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0−20%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 8.15−8.24(m,1H)7.73−7.82(m,1H)7.40−7.52(m,3H)7.07(d,J=8.82Hz,1H)5.87(s,2H);MS(APCI+)m/z222.0(M+H)
【0309】
実施例39B
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモナフタレン−1−イルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモ−6−フルオロアナリンの代わりに39A(1.57g、7.07mmol)を用いて実施例32Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 10.11(s,1H)7.90−8.02(m,2H)7.71−7.89(m,2H)7.54−7.63(m,2H)3.92−4.02(m,1H)3.68−3.80(m,1H)2.91−3.05(m,3H)2.69−2.85(m,2H)2.56−2.65(m,2H)1.40(s,3H);MS(APCI+)m/z447.9(M+H)
【0310】
実施例39C
tert−ブチル2−オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−5(1H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例39B(500mg、1.11mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.84(s,1H)7.98(d,J=8.33Hz,1H)7.88(d,J=7.54Hz,1H)7.79(d,J=8.73Hz,1H)7.40−7.56(m,3H)3.99(t,J=13.09Hz,2H)3.24−3.31(m,1H)2.78−3.21(m,4H)2.57(dd,J=13.09,7.14Hz,1H)2.02(d,J=13.09Hz,1H)1.44(s,9H);MS(APCI+)m/z369.8(M+H−Boc)
【0311】
実施例39D
3,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2(1H)−オン
表題化合物を、実施例1Cの代わりに39C(28mg、0.076mmol)を用いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。粗反応物を、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配でHPLCにより精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.99(d,J=8.54Hz,1H)7.92(d,J=8.24Hz,1H)7.86(d,J=8.85Hz,1H)7.46−7.59(m,3H)3.31−3.56(m,6H)3.04−3.14(m,2H)2.62−2.70(m,1H);MS(ESI+)m/z367.9(M+H)
【0312】
実施例40
8−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例40A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−6−メチルフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
表題化合物を、2−ブロモ−6−フルオロアナリンの代わりに2−ブロモ−6−メチルアニリン(1.32g、7.07mmol)を用いて実施例32Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.49(d,J=7.80Hz,1H)7.26(d,J=6.78Hz,1H)7.12(t,J=7.80Hz,1H)3.91(d,J=12.88Hz,1H)3.73(d,J=12.21Hz,1H)2.81−2.97(m,2H)2.64−2.81(m,1H)2.53−2.62(m,1H)2.32−2.42(m,2H)2.12−2.26(m,4H)1.39(s,9H);MS(APCI+)m/z411.9(M+H)
【0313】
実施例40B
tert−ブチル8−メチル−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例32Aの代わりに実施例40A(800mg、1.94mmol)を用いて実施例32Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.10(s,1H)7.02−7.12(m,1H)6.95(t,J=6.61Hz,2H)3.84−4.03(m,2H)2.74−3.14(m,5H)2.43−2.48(m,1H)2.21(s,3H)1.94(d,J=13.22Hz,1H)1.43(s,9H);MS(APCI+)m/z332.0(M+H)
【0314】
実施例40C
8−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例1Cの代わりに40B(114mg、0.344mmol)を用いて実施例1Dに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.10−7.17(m,1H)7.02(d,J=7.93Hz,2H)3.47−3.56(m,1H)3.28−3.42(m,4H)2.95−3.07(m,2H)2.55−2.61(m,1H)2.23(s,3H)2.00(d,J=13.43Hz,1H);MS(ESI+)m/z332.0(M+H)
【0315】
実施例41
(4aS)−10−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、ヘキサン/エタノール/メタノール/ジエチルアミン(50/25/25/0.1)を含む移動相を用いてChiralpak(登録商標)カラム(AS4.6mm ID×250mm)を1mL/分の流量、40℃のカラム温度で用いて実施例3(2.2g、8.73mmol)に記載したようにしてラセミ化合物からキラルHPLCにより得た。表題化合物の保持時間は6.9分であり、鏡像異性体の保持時間は10.0分であった。キラル分離の後この物質を、アセトニトリルおよび0.1%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配でHPLCにより精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.12−7.19(m,2H)7.02(d,J=8.24Hz,1H)3.62−3.69(m,1H)3.28−3.44(m,4H)2.96−3.11(m,2H)2.68(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)2.09(d,J=12.51Hz,1H);MS(APCI+)m/z251.9(M+H)
【0316】
実施例42
(4aS)−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例42A
(S)−tert−ブチル6−オキソ−10−フェネチル−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
メタノール(11mL)中の実施例29A(110mg、0.29mmol)を、100mL圧力管中の5%活性炭担持のパラジウム(22mg、湿潤)に加え、水素圧(30psi)下、室温で16時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮して表題のラセミ化合物を得た。鏡像異性体を、超臨界流体(CO)クロマトグラフィー;Chiralpak(登録商標)OD−Hカラム、21mm id、長さ250mm、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分で分離した。移動相修飾剤:メタノール。勾配:10%修飾剤で1分間保持、1.3%/分の傾斜で30%へ、2分間保持。表題化合物の保持時間は13.60分であり、鏡像異性体の保持時間は11.75分であった。MS(DCI+)m/z422.4(M+H)
【0317】
実施例42B
(4aS)−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、37Aの代わりに42Aを用いて実施例37Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.60(s,1H)、9.08(s,2H)、7.13−7.34(m,5H)、6.81−6.98(m,3H)、3.45−3.60(m,1H)、3.35−3.45(m,2H)、3.15−3.30(m,2H)、2.92−3.10(m,2H)、2.78−2.92(m,4H)、2.57−2.67(m,1H)、1.97−2.08(m,1H);MS(DCI+)m/z322.2(M+H)
【0318】
実施例43
(4aS)−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例43A
(S)−3−ベンジル−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロベンゾ[b]ピラジノ[1,2−d][1,4]ジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例12Fに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、Chiral Technologies, Inc.からのChiralpak(登録商標)AD−Hを、21mm id、長さ250mm、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分、移動相修飾剤:0.1%ジエチルアミンを含むメタノール、10%修飾剤、無勾配、30分間で用いて超臨界流体クロマトグラフィーにより分離した。
【0319】
分離した鏡像異性体を、超臨界流体分析HPLC(ADカラム、無勾配で、0.1%ジエチルアミンを含む5−50%メタノール/CO、100バール、10分間)で分析した。表題化合物の保持時間は7.95分であり、鏡像異性体は5.41分の保持時間を有している。
【0320】
実施例43B
(4aS)−10−メトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例12Fの代わりに実施例43Aを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を濃縮し、10%メタノール/ジクロロメタンを溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィーを通して精製して液体を得た。これをジオキサンに溶解し、4M HCl/ジオキサンで、室温で10分間処理した。生成した固体を、大部分の液体をピペットで除去して集め、乾燥した。メタノールを加え、固体をメタノールで2回摩砕して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.48(s,1H)、9.14(s,2H)、6.89(d,J=8.3,1H)、6.72−6.51(m,2H)、3.75(s,3H)、3.61−3.50(m,1H)、3.40−3.21(m,4H)、3.02(td,J=4.9,11.6,1H)、2.95(t,J=11.9,1H)、2.62(dd,J=7.1,13.4,1H)、2.01(d,J=13.5,1H);MS(ESI)m/z247.9(M+H)
【0321】
実施例44
10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンの代わりに2−フルオロ−4−エトキシ−1−ニトロベンゼンを用いて実施例12に概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.48(s,1H)、8.94(br s,1H)、8.88(br s,1H)、6.88(d,J=8.3,1H)、6.71−6.56(m,2H)、4.11−3.94(m,2H)、3.55−3.48(m,1H)、3.36(t,J=12.5,2H)、3.28−3.21(m,2H)、3.11−2.92(m,2H)、2.62(dd,J=7.1,13.4,1H)、2.01(d,J=13.5,1H)、1.32(t,J=7.0,3H);MS(ESI+)m/z261.9(M+H)
【0322】
実施例45
3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン
実施例45A
エチル1,4−ジベンジル−3−オキソピペラジン−2−カルボキシレート
N,N’−ジベンジルエチレンジアミン(14.12mL、60.2mmol)のアセトニトリル(100mL)中溶液に、ジエチルブロモマロネート(5.14mL、30.1mmol)を加え、混合物を油浴で、90℃(還流)で7時間加熱した。溶媒を蒸発させて残留物を得、これを1M NaOH(水溶液)に溶解し、混合物を酢酸エチルで2回抽出し、NaSOで脱水し、溶媒を蒸発させた。粗製混合物を、15%−30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させてシリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash280、SF40−150)で精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.38−7.20(m,10H)、4.54(dd,J=15.0,154.2,2H)、4.20−4.10(m,2H)、4.03(q,J=7.1,1H)、3.96(s,1H)、3.61(dd,J=13.5,41.7,2H)、3.27−3.14(m,2H)、3.05−2.95(m,1H)、2.60−2.52(m,1H)、1.23(t,J=7.1,3H);MS(ESI+)m/z353.0(M+H)
【0323】
実施例45B
エチル4−ベンジル−3−オキソピペラジン−2−カルボキシレート
エタノール(84mL)中の実施例45A(8.4g、23.83mmol)を、250mLステンレス製耐圧瓶中の活性炭担持の20%Pd(OH)、湿潤(0.840g、5.98mmol)に加えた。混合物を30psiの水素圧下、50℃で30分間振とうさせた。混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSOd)δ ppm 7.39−7.30(m,2H)、7.30−7.20(m,3H)、4.53(dd,J=14.9,105.7,2H)、4.17−4.08(m,3H)、3.26−3.13(m,3H)、3.13−2.98(m,1H)、2.85(dt,J=4.9,13.2,1H)、1.22(t,J=7.1,3H);MS(ESI+)m/z262.9(M+H)
【0324】
実施例45C
(4−ベンジルピペラジン−2−イル)メタノール
実施例45B(6g、22.87mmol)のテトラヒドロフラン(45.7mL)中溶液を、添加漏斗で、窒素雰囲気下で30分かけてテトラヒドロフラン(30.9mL、61.8mmol)中の水素化アルミニウムリチウムに滴下した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで水および1N NaOH(水溶液)で注意深くクエンチした。生成物をジクロロメタンで1回抽出し、NaSOで脱水し、濃縮して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.37−7.17(m,5H)、4.48(t,J=5.4,1H)、3.60(t,J=6.5,1H)、3.42(q,J=13.1,2H)、3.27−3.15(m,2H)、2.80(dt,J=2.7,11.4,1H)、2.73−2.55(m,4H)、1.92(td,J=3.0,10.8,1H)、1.81−1.72(m,1H)、1.60(t,J=10.1,1H);MS(ESI+)m/z206.9(M+H)
【0325】
実施例45D
メチル2−フルオロ−5−ニトロベンゾエート
2−フルオロ−5−ニトロ安息香酸(5g、27.0mmol)のメタノール(135mL)中溶液に、HCl(2.66mL、32.4mmol、12.2M)を加え、混合物を油浴で、70℃で24時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解し、飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 8.63(dd,J=3.0,6.2,1H)、8.58−8.50(m,1H)、7.74−7.61(m,1H)、3.92(s,3H)。
【0326】
実施例45E
メチル2−(4−ベンジル−2−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−イル)−5−ニトロベンゾエート
実施例45C(1.942g、9.42mmol)のN−メチル−2−ピロリジノン(30.1mL)中溶液に、実施例45D(1.5g、7.53mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(1.973mL、11.30mmol)を加え、混合物を油浴で、50℃で36時間加熱した。次いで反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで1回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を蒸発させた。粗製混合物を、30%−50%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させてシリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash280、SF40−150)で精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 8.32(d,J=2.9,1H)、8.16(dd,J=2.9,9.4,1H)、7.39−7.30(m,5H)、7.28−7.23(m,1H)、7.19(d,J=9.4,1H)、4.58(s,1H)、3.84(s,3H)、3.73−3.62(m,4H)、3.14(d,J=12.6,1H)、2.90(d,J=11.0,1H)、2.79(d,J=10.8,1H)、2.27(d,J=11.0,1H)、2.12(td,J=3.2,11.5,1H);MS(ESI+)m/z386.1(M+H)
【0327】
実施例45F
メチル2−(4−ベンジル−2−((メチルスルホニルオキシ)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−ニトロベンゾエート
ジクロロメタン(5.19mL)中の実施例45E(1g、2.59mmol)の強く攪拌している溶液に、トリエチルアミン(0.542mL、3.89mmol)およびメタンスルホニルクロリド(0.253mL、3.24mmol)を加えた。反応物を10分間攪拌し、次いでブラインでクエンチし、ジクロロメタンで2回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を蒸発させて表題化合物を得た。MS(ESI+)m/z464.1(M+H)
【0328】
実施例45G
3−ベンジル−9−ニトロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピラジノ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−7(1H)−オン
実施例45F(1.2g、2.59mmol)を10%アンモニア/エタノール(100mL)を含む180mLステンレス製反応器に移した。溶液を100℃で18時間攪拌した。均一混合物を濃縮し、逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 10.16(s,1H)、8.55(t,J=5.8,1H)、8.31−8.08(m,2H)、7.51(s,5H)、7.22(d,J=9.0,1H)、4.61−4.30(m,2H)、3.79−3.60(m,4H)、3.37−2.95(m,7H);MS(ESI+)m/z353.0(M+H)
【0329】
実施例45H
9−アミノ−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピラジノ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−7(1H)−オン
メタノール(3.93mL)中の実施例45G(0.367g、0.787mmol)を、4mL耐圧瓶中のラネー(登録商標)ニッケル、水湿潤(0.734g、12.51mmol)(メタノールで1回洗浄)に加えた。混合物を50℃の水浴中、50psiの水素圧下で攪拌し、これを1時間かけて室温に冷却した。混合物をポリプロピレン膜でろ過し、濃縮して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 8.08(s,1H)、7.61−7.38(m,5H)、7.01−6.73(m,3H)、4.44(s,2H)、3.30−3.20(m,3H)、3.20−2.97(m,5H)、2.93(dd,J=23.1,29.6,1H);MS(ESI+)m/z323.0(M+H)
【0330】
実施例45I
3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン
亜硝酸ナトリウム(0.033g、0.478mmol)の水(2.171mL)中溶液を、水(9.03mL、87mmol、9.63M)およびHCl(2.140mL、26.1mmol、12.2M)の溶液である次亜リン中の実施例45H(0.14g、0.434mmol)の氷浴冷却溶液に加えた。10分後試料を取り、1M NaOH(水溶液)でクエンチし、LC/MSで反応の完了を判定した。反応混合物を室温にし、100mL1M NaOH(水溶液)に注加した。追加の1M NaOH(水溶液)をpH=14になるまで添加した。生成物をジクロロメタンで3回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を蒸発させた。次いで残留物を逆相HPLCで精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 10.03(s,1H)、8.19(t,J=5.8,1H)、7.61−7.50(m,5H)、7.50−7.39(m,2H)、7.11(t,J=7.3,1H)、7.04(d,J=7.9,1H)、4.47(s,2H)、3.37−3.10(m,6H)、3.02(dd,J=6.5,14.9,1H);MS(ESI+)m/z308.0(M+H)
【0331】
実施例46
2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−7(1H)−オン
エタノール(2mL)中の実施例45を、4mL耐圧瓶中の20%Pd(OH)−C、湿潤(12.00mg、0.085mmol)に加え、60psiの水素圧下、50℃で2.5時間攪拌した。混合物をポリプロピレン膜でろ過し、濃縮して残留物をジクロロメタン/ジオキサンに懸濁させ、ジオキサン中の4M HClで、室温で5分間処理して固体を得た。混合物を遠心分離し、溶媒を除去し、固体を乾燥して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ pm 9.23(s,2H)、8.24(t,J=5.7,1H)、7.53−7.38(m,2H)、7.10(t,J=7.4,1H)、7.05(d,J=8.0,1H)、3.35(d,J=5.2,4H)、3.24(dd,J=9.1,14.2,3H)、3.09−2.94(m,3H);MS(ESI+)m/z217.9(M+H)
【0332】
実施例47
N−(3−ベンジル−7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45H(.1g、0.310mmol)のピリジン(1.034mL)中溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(0.050mL、0.388mmol)を加え、混合物を1分間渦巻き混合させた。反応物をさらに10分間攪拌し、次いで溶媒を蒸発させて残留物を得た。これを逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.28−10.17(s,1H)、9.99(s,1H)、8.18(t,J=5.8,1H)、7.76−7.71(m,2H)、7.65−7.52(m,3H)、7.51(d,J=10.1,5H)、7.24−7.12(m,2H)、6.93(d,J=8.6,1H)、4.43(s,2H)、3.24(s,4H)、3.13(d,J=19.4,4H)、2.97(s,1H);MS(ESI+)m/z463.1(M+H)
【0333】
実施例48
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例47(0.044g、0.076mmol)およびエタノール(10ml)を50mL耐圧瓶中の20%Pd(OH)−C、湿潤(8.80mg、0.063mmol)に加え、30psi、50℃で2時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過した。ろ液を濃縮し、残留物をジクロロメタン/ジオキサンに懸濁させ、ジオキサン中の4M HClで、室温で10分間処理して固体を得た。混合物を遠心分離し、溶媒を除去し、固体を乾燥した。メタノールで数回摩砕して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 10.22(s,1H)、8.97(s,2H)、8.22(t,J=8.2,1H)、7.72(d,J=7.3,2H)、7.61(t,J=7.4,1H)、7.54(t,J=7.6,2H)、7.25−7.06(m,2H)、6.93(d,J=8.7,1H)、3.25−3.18(m,3H)、3.17−3.09(m,3H)、3.05−2.82(m,3H);MS(ESI+)m/z372.9(M+H)
【0334】
実施例49
9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例49A
メチル2−(4−ベンジル−1−(4−メチル−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
実施例12C(625mg、4.03mmol)のアセトニトリル(5mL)中溶液に、1−フルオロ−4−メチル−2−ニトロベンゼン(1.00g、4.03mmol)および炭酸カリウム(1.11g、805mmol)を加えた。反応物を油浴中、60℃で終夜加熱した。溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.55−7.60(m,1H)、7.22−7.43(m,7H)、3.55−3.65(m,1H)、3.41−3.59(m,2H)、3.36(s,3H)、3.09−3.21(m,1H)、2.77−2.88(m,1H)、2.22−2.62(m,7H);MS(APCI+)m/z384(M+H)
【0335】
実施例49B
3−ベンジル−9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例49A(150mg、0.392mmol)の酢酸(5mL)中溶液に、鉄粉(65.5mg、1.17mmol)を加え、反応物を80℃で14時間加熱した。次いで溶液をシリカゲルで濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0−30%メタノール/ジクロロメタン)で精製した。純粋な画分をジクロロメタンと1M NaOHに分配させた。有機層を集め、MgSOで脱水して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.41(s,1H)、7.20−7.41(m,5H)、6.86−7.01(m,2H)、6.73(s,1H)、3.53(s,2H)、3.02−3.27(m,2H)、2.67−3.00(m,3H)、2.42−2.48(m,1H,)2.04−2.30(m,5H)、1.84(d,J=13.22Hz,1H);MS(APCI+)m/z322(M+H)
【0336】
実施例49C
9−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例49Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.63(s,1H)、7.00−7.06(m,1H)、6.93−6.99(m,1H)、6.78(d,J=1.36Hz,1H)、2.89−3.55(m,7H)、2.60(dd,J=13.39,7.29Hz,1H)、2.24(s,3H)、2.02(d,J=13.56Hz,1H);MS(DCI+)m/z232(M+H)
【0337】
実施例50
エチル6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン10−カルボキシレート
実施例50A
エチル3−(4−ベンジル−2−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ピペラジン−1−イル)−4−ニトロベンゾエート
表題化合物を、4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりにエチル3−フルオロ−4−ニトロベンゾエートを用いて実施例24Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.88(d,J=8.24Hz,1H)、7.79(s,1H)、7.67(d,J=8.24Hz,1H)、7.24−7.38(m,5H)、4.35(q,J=7.02Hz,2H)、3.72−3.79(m,4H)、3.52(dd,J=52.64,13.27Hz,2H)、3.23−3.31(m,1H)、2.84−2.96(m,1H)、2.56−2.69(m,2H)、2.27−2.52(m,4H)、1.34(t,J=7.17Hz,3H);MS(APCI+)m/z442(M+H)
【0338】
実施例50B
エチル3−ベンジル−6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン10−カルボキシレート
表題化合物を、実施例49Aの代わりに実施例50Aを用いて実施例49Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.83(s,1H)7.55−7.66(m,2H)7.20−7.41(m,5H)7.02(d,J=8.73Hz,1H)4.29(q,J=7.14Hz,2H)3.56(s,2H)3.33−3.43(m,1H)3.10−3.28(m,1H)2.96−3.09(m,1H)2.82(dd,J=21.42,10.71Hz,2H)2.52−2.61(m,1H)2.04−2.31(m,2H)1.94(d,J=13.48Hz,1H)1.31(t,J=7.14Hz,3H);MS(APCI+)m/z380(M+H)
【0339】
実施例50C
エチル6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン10−カルボキシレート
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例50Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。反応混合物において沈殿物が生成した。沈殿物をろ過により集め、これをジクロロメタンで洗浄し、次いで乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.69(dd,J=8.24,1.83Hz,1H)、7.64(d,J=1.83Hz,1H)、7.10(d,J=8.24Hz,1H)、4.32(q,J=6.81Hz,2H)、3.64−3.71(m,1H)、3.27−3.46(m,4H)、2.95−3.08(m,2H)、2.69(dd,J=13.73,7.32Hz,1H)、2.12(d,J=12.82Hz,1H)、1.32(t,J=7.02Hz,3H);MS(DCI+)m/z290(M+H)
【0340】
実施例51
9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例51A
メチル2−(4−ベンジル−1−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
表題化合物を、4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりに4−クロロ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを用いて実施例24Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.92(d,J=2.71Hz,1H)、7.62(dd,J=8.82,2.71Hz,1H)、7.40(d,J=8.82Hz,1H)、7.19−7.37(m,5H)、3.66−3.76(m,1H)、3.40−3.60(m,2H)3.36(s,3H)、3.15−3.27(m,1H)、2.79−2.91(m,1H)、2.53−2.67(m,2H)、2.23−2.48(m,4H);MS(APCI+)m/z404(M+H)
【0341】
実施例51B
3−ベンジル−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例49Aの代わりに実施例51Aを用いて実施例49Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.60(s,1H)、7.21−7.40(m,5H)、7.01−7.19(m,2H)、6.95(d,J=2.38Hz,1H)、3.54(s,3H)、3.02−3.20(m,1H)、2.88−3.02(m,1H)、2.70−2.87(m,2H)、2.51−2.64(m,1H)、2.20(t,J=10.51Hz,1H)、2.02−2.16(m,1H)、1.90(d,J=13.48Hz,1H);MS(APCI+)m/z342(M+H)
【0342】
実施例51C
9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。反応混合物において沈殿物が生成した。沈殿物をろ過により集め、これをジクロロメタンで洗浄し、次いで乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.19−7.25(m,1H)、7.13−7.19(m,1H)、7.02(d,J=2.44Hz,1H)、3.60−3.68(m,1H)、3.31−3.41(m,3H)、3.21−3.30(m,1H)、2.99−3.07(m,1H)、2.95(t,J=11.90Hz,1H)、2.67(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.09(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z252(M+H)
【0343】
実施例52
10−シクロプロピル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例4B(200mg、0.505mmol)、シクロプロピルボロン酸(65mg、0.757mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(14.2mg、.050mmol)、KPO(321mg、1.51mmol)および酢酸パラジウム(II)(5.67mg、0.025mmol)を2つのマイクロ波バイアルに分割した。次いで各マイクロ波バイアルにトルエン(4mL)および水(100μL)をチャージし、マイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、160℃で40分間加熱した。固体をろ別し、生成物をHPLCで精製した。t−ブトキシカルボニル保護した表題化合物のジクロロメタン(4mL)中溶液に、HCl(4Mジオキサン、0.6mL)を加えた。LC/MSによって反応の完了が確認されたら、溶液を濃縮して表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 6.88(d,J=7.93Hz,1H)、6.84(d,J=1.53Hz,1H)、6.75(dd,J=8.24,1.83Hz,1H)、3.54−3.61(m,1H)、3.25−3.39(m,4H)、2.93−3.07(m,2H)、2.62(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.02(d,J=12.51Hz,1H)、1.87−1.96(m,1H)、0.91−0.98(m,2H)、0.62−0.71(m,2H);MS(DCI+)m/z258(M+H)
【0344】
実施例53
11−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例53A
tert−ブチル3−(2−(2−ブロモ−3−メチルフェニルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
2−(1−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)−4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−2−イル)酢酸(3.00g、6.43mmol)のN,N−−ジメチルホルムアミド(2滴)を含むジクロロメタン(50mL)中溶液に、塩化オキサリル(1.13mL、12.9mmol)を滴下した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いでこれを濃縮した。濃縮物をテトラヒドロフラン(50mL)に取り、2−ブロモ−3−メチルアニリン(1.33g、7.07mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)およびジイソプロピルエチルアミン(5.62mL、36.2mmol)に加えた。溶液を70℃で2時間加熱した。次いで混合物を50℃に冷却し、ピペラジン(1.66g、19.3mmol)を加えた。反応混合物を16時間攪拌し、次いでシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−20%メタノール/ジクロロメタン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.54−7.71(m,1H)、7.06−7.31(m,2H)、3.62−3.98(m,2H)、2.26−3.45(m,10H)、0.87−1.05(m,9H);MS(APCI+)m/z412、414(M+H)
【0345】
実施例53B
11−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
10個のマイクロ波バイアルに、実施例53B(1.00g、2.43mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(199mg、0.485mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(326mg、3.20mmol)およびトリス(ジベンジリデン−アセトン)ジパラジウム(0)(444mg、0.485mmol)を分割した。tert−ブタノール(4mL)を各マイクロ波バイアルに加え、それぞれのバイアルをマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で20分間加熱した。すべてのマイクロ波バイアルからの溶液を一緒にした。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、次いでHPLCで精製した。HCl(4Mジオキサン、1mL)を、ジクロロメタン(5mL)中のこの精製生成物に加えた。濃縮して表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 6.96−7.04(m,2H)、6.83−6.90(m,1H)、3.93−4.01(m,1H)、3.58−3.70(m,2H)、3.37(d,J=10.37Hz,1H)、3.30(d,J=12.21Hz,1H)、3.12(d,J=13.12Hz,1H)、2.88(d,2H)、2.60(dd,J=13.58,5.95Hz,1H)、2.33(s,3H)、2.08(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z232(M+H)
【0346】
実施例54
(4aS)−9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例2(100mg、0.460mmol)の酢酸/水(1:1、20mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(82.0mg、0.460mmol)を加えた。反応物を室温で16時間攪拌し、次いでこれを濃縮した。ボラン(1M、テトラヒドロフラン、4.60mL)を加え、混合物を60℃で16時間加熱した。メタノール(5mL)を、60℃でその溶液に加えた。溶液を室温に冷却し、60時間攪拌した。次いで溶液を濃縮し、HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.21(dd,J=8.54,2.14Hz,1H)、7.16(d,J=2.14Hz,1H)、6.99(d,J=8.54Hz,1H)、3.47−3.58(m,1H)、3.27−3.39(m,2H)、3.15−3.25(m,3H)、3.14−3.24(m,J=12.66,3.81Hz,4H)、3.05−3.15(m,2H)、1.84−1.95(m,1H)、1.70−1.81(m,1H);MS(DCI+)m/z282、284(M+H)
【0347】
実施例55
(4aS)−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例55A
メチル2−(4−ベンジル−1−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
表題化合物を、4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンの代わりに4−クロロ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを用いて実施例24Aに概要を示した手順に従って調製した。表題化合物を直接実施例55Bで使用した。
【0348】
実施例55B
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例49Aの代わりに実施例55Aを用いて実施例49Bに概要を示した手順に従って調製した。SFC(Chiralpak(登録商標)AS,21×250mm、5μm、0.1%ジエチルアミンを含む10−30%メタノール−CO勾配、40mL/分で15分間、保持時間=18.5分)でキラル分離して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.59(s,1H)、7.22−7.37(m,5H)、7.04−7.18(m,2H)、6.94(d,J=2.71Hz,1H)、3.54(s,2H)、3.25−3.35(m,1H)、3.06−3.18(m,1H)、2.92−3.01(m,1H)、2.72−2.85(m,2H)、2.51−2.59(m,1H)、2.20(t,J=10.68Hz,1H)、2.03−2.15(m,1H)、1.90(d,J=13.22Hz,1H);MS(APCI+)m/z342(M+H、M+H)
【0349】
実施例55C
(4aS)−9−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例55Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。反応混合物において沈殿物が生成した。沈殿物をろ過により集め、これをジクロロメタンで洗浄し、次いで乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.12(s,1H)、7.00(d,J=1.98Hz,1H)、3.52−3.66(m,1H)、3.20−3.44(m,4H)、2.87−3.11(m,2H)、2.67(dd,J=13.48,7.14Hz,1H)、2.08(d,J=13.48Hz,1H);MS(DCI+)m/z252(M+H、M+H)
【0350】
実施例56
10−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
マイクロ波バイアルに、実施例4(35mg、0.12mmol)、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(40mg、0.14mmol)、FibreCat1032(26.0mg、0.012mmol)、炭酸カリウム(1M、0.24mL、0.24mmol)およびエタノール(1.5mL)をチャージした。反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で15分間加熱した。触媒をろ別し、ろ液を濃縮した。残留物をHPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,ピリジン−d)δ ppm 2.36(d,J=13.43Hz,1H)、2.98(q,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.25−3.32(m,J=10.83,10.83Hz,2H)、3.69−3.79(m,3H)、3.90(d,J=11.60Hz,1H)、4.07−4.13(m,1H)、5.51(s,2H)、7.27−7.37(m,4H)、7.41−7.47(m,4H)、8.27(d,J=2.75Hz,2H)、11.14(s,1H);MS(ESI+)m/z374(M+H)
【0351】
実施例57
10−(2−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにナフタレン−2−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d)δ ppm 2.40(d,J=13.73Hz,1H)、3.03(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.21−3.40(m,2H)、3.59−3.87(m,4H)、4.03−4.12(m,J=8.54Hz,1H)、7.41(d,J=7.63Hz,1H)、7.53−7.57(m,2H)、7.59−7.62(m,2H)、7.94(dd,J=8.54,1.53Hz,1H)、8.00(d,J=7.63Hz,1H)、8.04−8.11(m,2H)、8.34(s,1H)、11.26(s,1H);MS(ESI+)m/z334(M+H)
【0352】
実施例58
10−(4−メトキシフェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d)δ ppm 2.38(d,J=13.43Hz,1H)、2.99(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.27−3.37(m,2H)、3.72−3.77(m,2H)、3.78(s,3H)、3.79−3.94(m,2H)、4.07−4.15(m,1H)、7.16−7.19(m,2H)、7.34(d,J=7.93Hz,1H)、7.42−7.49(m,2H)、7.73(d,J=8.85Hz,2H)、11.20(s,1H);MS(ESI+)m/z324(M+H)
【0353】
実施例59
10−(ビフェニル−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3−ビフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d)δ ppm 2.40(d,J=13.73Hz,1H)、2.97−3.05(m,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.22−3.43(m,2H)、3.67−3.88(m,4H)、4.05−4.16(m,1H)、7.35−7.45(m,2H)、7.51(t,J=7.63Hz,2H)、7.54−7.57(m,2H)、7.62(t,J=7.78Hz,1H)、7.71−7.76(m,2H)、7.82(d,J=7.63Hz,2H)、8.09(s,1H)、11.26(s,1H);MS(ESI+)m/z370(M+H)
【0354】
実施例60
10−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d)δ ppm 2.94−3.00(m,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.27−3.36(m,2H)、3.71−3.84(m,4H)、3.89(s,3H)、3.89−3.92(m,1H)、4.05−4.14(m,J=7.93Hz,1H)、7.29(d,J=8.24Hz,1H)、7.42−7.49(m,2H)、8.02(s,1H)、8.19(s,1H)、11.15(s,1H);MS(ESI+)m/z298(M+H)
【0355】
実施例61
10−(3−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d)δ ppm 2.39(d,J=13.73Hz,1H)、2.98(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.23−3.37(m,2H)、3.65−3.86(m,4H)、4.02−4.10(m,1H)、7.16−7.19(m,J=2.44Hz,1H)、7.36(d,J=8.24Hz,1H)、7.42−7.50(m,3H)7.51−7.56(m,2H)11.26(s,1H);MS(ESI+)m/z312(M+H)
【0356】
実施例62
10−(キノリン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにキノリン−3−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.44(d,J=13.43Hz,1H)、3.06(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、3.31−3.44(m,2H)、3.71−3.94(m,4H)、4.14−4.21(m,1H)、7.41−7.46(m,1H)、7.59−7.65(m,3H)、7.72−7.79(m,1H)、8.02(d,J=7.63Hz,1H)、8.42(d,J=8.24Hz,1H)、8.58(d,J=2.14Hz,1H)、9.53(d,J=2.14Hz,1H)、11.34(s,1H);MS(ESI+)m/z345(M+H)
【0357】
実施例63
10−(2−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.33(d,J=13.43Hz,1H)、2.87−2.94(m,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.26−3.39(m,2H)、3.69−3.77(m,5H)、3.77−3.89(m,2H)、4.04−4.14(m,J=8.85Hz,1H)、7.09(d,J=8.24Hz,1H)、7.16(t,J=7.32Hz,1H)、7.34(d,J=8.24Hz,1H)、7.40−7.52(m,4H)、11.22(s,1H);MS(ESI+)m/z324(M+H)
【0358】
実施例64
10−(ビフェニル−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−ビフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.32(d,J=13.43Hz,1H)、2.74(d,J=12.21Hz,1H)、2.82−2.92(m,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.10−3.21(m,1H)、3.35−3.46(m,1H)、3.57−3.68(m,2H,)3.75−3.83(m,1H)、3.87−3.97(m,1H)、6.86(d,J=1.53Hz,1H)、7.17−7.19(m,1H)、7.23−7.27(m,6H)、7.49−7.56(m,3H)、7.64(d,J=7.02Hz,1H)、11.13(s,1H);MS(ESI+)m/z370(M+H)
【0359】
実施例65
10−(3−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
マイクロ波バイアルに、実施例4(100mg、0.338mmol)、3−メトキシフェニルボロン酸(56mg、0.369mmol)、FibreCat1007(0.36mmol/g、46.9g、0.17mmol)、炭酸カリウム(2M、0.506mL)およびエタノール(2mL)をチャージした。反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で15分間加熱した。触媒をろ別した。濃縮後、この物質をHPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.37−7.43(m,2H)、7.34(d,J=1.53Hz,1H)、7.26(d,J=7.93Hz,1H)、7.18−7.22(m,1H)、7.11(d,J=8.24Hz,1H)、6.96(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、3.84(s,3H)、3.64−3.71(m,1H)、3.38−3.50(m,4H)、3.01−3.14(m,2H)、2.73(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.12(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z324(M+H)
【0360】
実施例66
10−(1−ベンゾチオフェン−3−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにベンゾ[b]チオフェン−3−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.40(d,J=13.73Hz,1H)、3.02(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.22−3.39(m,2H)、3.56−3.84(m,4H)、4.04(s,1H)、7.41−7.49(m,5H)、7.69−7.77(m,1H)、8.01−8.13(m,2H)、11.29(s,1H);MS(ESI+)m/z350(M+H)
【0361】
実施例67
10−(1−ナフチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにナフタレン−1−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.42(d,J=13.43Hz,1H)、3.06(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、3.29−3.42(m,2H)、3.67−3.83(m,3H)、3.85−3.94(m,1H)、4.08−4.18(m,J=8.85Hz,1H)、7.30−7.38(m,2H)、7.42−7.46(m,1H)、7.48−7.52(m,J=7.17,7.17Hz,1H)、7.55−7.56(m,2H)、7.60−7.65(m,1H)、8.02(dd,J=21.36,8.24Hz,2H)、8.12(d,J=8.54Hz,1H)、11.35(s,1H);MS(ESI+)m/z344(M+H)
【0362】
実施例68
10−(1H−インドール−4−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メトキシフェニルボロン酸の代わりに1H−インドール−4−イルボロン酸を用いて実施例65に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.34−7.49(m,4H)、7.21(t,J=7.63Hz,1H)、7.14(d,J=8.24Hz,2H)、6.61(d,J=2.44Hz,1H)、3.60−3.71(m,1H)、3.33−3.51(m,4H)、2.98−3.15(m,2H)、2.77(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.11(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z333(M+H)
【0363】
実施例69
10−(3−フリル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにフラン−3−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.36(d,J=13.43Hz,1H)、2.96(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、3.23−3.30(m,2H)、3.60−3.86(m,4H)、3.99−4.07(m,1H)、7.02(s,1H,)7.28(d,J=7.93Hz,1H)、7.40−7.46(m,2H)、7.78(s,1H)、8.23(s,1H)、11.17(s,1H);MS(ESI+)m/z284(M+H)
【0364】
実施例70
10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メトキシフェニルボロン酸の代わりに2−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例65に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.55−7.61(m,1H)、7.39−7.48(m,1H)、7.24−7.36(m,4H)、7.11(d,J=7.93Hz,1H)、3.59−3.69(m,1H)、3.34−3.44(m,4H)、2.98−3.12(m,2H)、2.74(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.11(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z312(M+H)
【0365】
実施例71
10−(ピリジン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにピリジン−2−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 11.19(s,1H)、8.68−8.80(m,1H)、7.53−7.64(m,2H)、7.30−7.36(m,2H)、7.17−7.26(m,1H)、7.12(d,J=7.93Hz,1H)、3.92−4.05(m,1H)、3.70−3.85(m,1H)、3.52−3.70(m,3H)、3.07−3.26(m,2H)、2.88(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.34(d,J=13.43Hz,1H)。
【0366】
実施例72
10−(3−チエニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにチオフェン−3−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.35(d,J=13.43Hz,1H)、2.95(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.17−3.32(m,2H)、3.55−3.76(m,4H)、3.91−3.98(m,1H)、7.30(d,J=8.54Hz,1H)、7.50−7.53(m,2H)、7.60−7.64(m,2H)、7.82(d,J=1.83Hz,1H)、11.16(s,1H);MS(ESI+)m/z300(M+H)
【0367】
実施例73
10−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3−(1H−ピロール−1−イル)フェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.40(d,J=13.43Hz,1H)、3.00(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、3.28−3.37(m,2H)、3.70−3.84(m,3H)、3.90(d,J=11.29Hz,1H)、4.10−4.17(m,1H)、6.59(t,J=1.98Hz,1H)、7.33−7.36(m,1H)、7.48−7.51(m,J=3.97,2.44Hz,2H)、7.60−7.65(m,2H)、7.98(d,J=1.53Hz,1H)、8.02(d,J=7.93Hz,1H)、8.39(s,1H)、8.52(d,J=2.44Hz,1H)、11.28(s,1H);MS(ESI+)m/z360(M+H)
【0368】
実施例74
10−(4−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.38(d,J=13.43Hz,1H)、2.98(dd,J=13.27,7.17Hz,1H)、3.20−3.37(m,2H)、3.60−3.78(m,4H)、3.94−4.07(m,1H)、7.27−7.36(m,3H,)7.37−7.46(m,2H)、7.66−7.76(m,2H)、11.21(s,1H);MS(ESI+)312(M+H)
【0369】
実施例75
10−(1−ベンゾチオフェン−2−イル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにベンゾ[b]チオフェン−2−イルボロン酸を用いて実施例56に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d)d ppm 2.39(d,J=13.43Hz,1H)2.91−3.01(m,J=13.58,7.17Hz,1H)3.19−3.35(m,2H)3.56−3.77(m,4H)3.94−4.01(m,1H)7.31(d,J=8.54Hz,1H)7.35−7.48(m,2H)7.60(s,2H)7.82(s,1H)7.92(d,J=7.93Hz,1H)8.01(d,J=7.93Hz,1H)11.27(s,1H);MS(ESI+)m/z350(M+H)
【0370】
実施例76
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例76A
tert−ブチル9−ニトロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
硝酸(65%溶液、0.20mL、3.2mmol)を、実施例1C(1.0g、3.2mmol)の酢酸(5mL)中溶液に室温で加えた。溶液を3時間攪拌し、次いで反応混合物を水(200mL)に注加した。水溶液から沈殿物をろ取して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)d ppm 8.00(dd,J=8.92,2.58Hz,1H)、7.79(d,J=2.78Hz,1H)、7.24(d,J=9.12Hz,1H)、3.86−4.10(m,2H)、3.36−3.50(m,1H)、3.20−3.29(m,1H)、2.81−2.99(m,1H)、2.62−2.77(m,1H)、2.18(d,J=13.48Hz,1H);MS(APCI+)m/z307(M+H−tBu)
【0371】
実施例76B
tert−ブチル9−アミノ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
250mL耐圧瓶に、実施例76A(2.24g、6.18mmol)、テトラヒドロフラン(40mL)および5%Pd−C(湿潤、0.448g、4.21mmol)をチャージした。反応混合物を、H圧(30psi)下、室温で16時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過し、ろ液を濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.26−9.41(m,1H)、6.77(d,J=8.73Hz,1H)、6.34(dd,J=8.53,2.58Hz,1H)、6.21(d,J=2.38Hz,1H)、4.89(s,2H)、3.77−3.98(m,2H)、2.67−3.03(m,5H)、2.42−2.48(m,1H)、1.90(d,J=13.09Hz,1H);MS(APCI+)m/z333(M+H)
【0372】
実施例76C
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例76B(100mg 0.301mmol)のピリジン(5mL)中溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(53.0mg、0.301mmol)を加えた。反応物を60℃で16時間攪拌し、次いでシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製してtert−ブチル9−アミノ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン3(4H)−カルボキシレートを得た。これをジクロロメタン(4mL)に直接溶解させた。HCl(4M、ジオキサン、1mL)を加えた。LC/MSにより反応が完了していたら、反応混合物を濃縮し、HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.78(d,J=7.63Hz,2H)、7.52−7.67(m,3H)、7.00(d,J=8.54Hz,1H)、6.80−6.91(m,2H)、2.80−3.57(m,8H)、1.98−2.05(m,1H);MS(DCI+)m/z373(M+H)
【0373】
実施例77
9−クロロ−7−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例77A
tert−ブチル9−クロロ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン3(4H)−カルボキシレート
実施例51(980mg、3.40mmol)のジクロロメタン(30)中溶液に、トリエチルアミン(0.948、6.80mmol)およびジ−tert−ブチルジカーボネート(816mg、3.74mmol)を加えた。溶液を16時間攪拌し、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.64−9.73(m,1H)、7.13−7.21(m,1H)、7.04−7.12(m,1H)、6.93−7.00(m,1H)、3.84−4.01(m,2H)、2.70−3.23(m,5H)、2.59(dd,J=13.39,6.95Hz,1H)、2.04(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z252(M+H)
【0374】
実施例77B
9−クロロ−7−エチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例77A(500mg、1.42mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、NaH(65%、63mg、1.70mmol)を加えた。溶液を室温で1時間攪拌し、次いでヨウ化エチル(266mg、1.70mmol)を加えた。反応混合物を3時間攪拌した。LC/MSにより50%の出発原料が残っていることが示された。さらにNaH(100mg)を加え、反応混合物を16時間攪拌した。水を加えると沈殿が生じた。沈殿物をろ過により集め、ジクロロメタンに取り、MgSOでろ過し、濃縮して白色固体を得た。沈殿物(40mg)の一部をジクロロメタン(2mL)に溶解し、HCl(4M、ジオキサン、1mL)を加えた。LC/MSによって反応が完了し、HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.42(d,J=2.71Hz,1H)、7.25−7.34(m,1H)、7.14(d,J=8.82Hz,1H)、3.81−4.11(m,3H)、3.43−3.63(m,1H)、2.62−3.11(m,5H)、2.52−2.61(m,1H)、2.05(d,J=13.22Hz,1H)、1.42(s,9H)0.98(t,3H);MS(DCI+)m/z280(M+H)
【0375】
実施例78
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例77(265mg、0.947mmol)のpH4緩衝液(10mL、1Lメタノール中の48g酢酸および30.5g酢酸ナトリウムから作製)中溶液に、ホルムアルデヒド(36%溶液、158mg、1.89mmol)およびMP−シアノボロヒドリド(1.25mmol/g、2.27g、2.84mmol)を加えた。反応物を2時間攪拌し、次いでMP−シアノボロヒドリドをろ別した。ろ液を濃縮し、HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.47(d,J=2.44Hz,1H)、7.34(dd,J=8.70,2.29Hz,1H)、7.21(d,J=8.54Hz,1H)、3.95−4.09(m,1H)、3.49−3.62(m,3H)、3.38−3.49(m,1H)、3.24−3.37(m,2H)、3.00−3.14(m,2H)、2.88−2.94(m,3H)、2.65(dd,J=13.73,7.32Hz,1H)、2.07(d,J=13.73Hz,1H)、1.01(t,J=7.02Hz,3H);MS(DCI+)m/z294(M+H)
【0376】
実施例79
8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例32を用いて実施例78に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.18−7.28(m,1H)、6.90−7.09(m,2H)3.04−3.69(m,7H)、2.90(s,3H)、2.73(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.06(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z250(M+H)
【0377】
実施例80
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、ヨウ化エチルの代わりにヨウ化メチルを用いて実施例77Bに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.46(s,1H)、7.32(d,J=8.54Hz,1H)、7.19(d,J=8.54Hz,1H)、3.33−3.48(m,3H)、3.15−3.32(m,5H)、2.90−3.10(m,2H)、2.67(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.14(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z266(M+H)
【0378】
実施例81
9−クロロ−7−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
実施例80(390mg、1.06mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ボラン(テトラヒドロフラン中に1M、4.26mL、4.26mmol)を加えた。溶液を80℃で3時間加熱した。LC/MSによると、反応物は完了していなかった。さらにボラン(2mL、2mmol)を加え、反応混合物を80℃で16時間攪拌した。メタノール(20mL)を加え、反応物を80℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、1M HClを加えた(60mL)。この溶液を30分間攪拌し、次いで反応物をNaHCO飽和水溶液で中和した。混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を濃縮した。濃縮物をジクロロメタン(2mL)に溶解し、HCl(ジオキサン中に4M、1mL)を加えた。LC/MSにより反応物の完了が示されたら、溶液を濃縮した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 6.94−6.98(m,2H)、6.84−6.87(m,1H)、3.85−3.90(m,3H)、3.51−3.59(m,1H)、3.29−3.38(m,2H)、2.99−3.22(m,5H)、2.85−2.91(m,1H)、1.66−1.83(m,2H);MS(DCI+)m/z252(M+H)
【0379】
実施例82
9−クロロ−7−エチル−3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン
表題化合物を、実施例80の代わりに実施例78を用いて実施例81に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 6.93−6.99(m,2H)、6.90(s,1H)、3.88−3.97(m,3H)、3.44−3.58(m,2H)、3.15−3.35(m,5H)、3.05−3.16(m,2H)、2.95−3.04(m,2H)、1.70−1.81(m,1H)、1.60−1.69(m,1H);MS(DCI+)m/z280(M+H)
【0380】
実施例83
(4aR)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例83A
3−ベンジル−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(9.15g、57.5mmol)および実施例12C(7.14g、28.8mmol)をそのまま100℃で16時間加熱した。酢酸(50mL)および鉄粉(7.14g、28.8mmol)を加えた。反応混合物をさらに16時間攪拌し、次いでシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−30%メタノール/ジクロロメタン)にかけた後、生成物画分を集め、NaOH(1M、pH>10)と混合した。ジクロロメタンを分離し、MgSOで脱水して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.22−7.37(m,5H)、7.08−7.20(m,1H)、6.87−6.98(m,2H)、3.54(d,J=2.71Hz,2H)、2.96−3.14(m,2H)、2.70−2.87(m,2H)、2.57(dd,J=13.39,7.29Hz,1H)、2.24(t,J=10.68Hz,1H)、2.05−2.18(m,1H)、1.90(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z326(M+H)
【0381】
実施例83B
(4aR)−3−ベンジル−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例83Aを、SFC(Chiralpak(登録商標)IA、21×250mm、5μm、0.1%ジエチルアミンを含む10−30%メタノール−CO勾配、40mL/分で15分間、保持時間=7.0分)でキラル分離して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.22−7.37(m,5H)、7.08−7.20(m,1H)、6.87−6.98(m,2H)、3.54(d,J=2.71Hz,2H)、2.96−3.14(m,2H)、2.70−2.87(m,2H)、2.57(dd,J=13.39,7.29Hz,1H)、2.24(t,J=10.68Hz,1H)、2.05−2.18(m,1H)、1.90(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z326(M+H)
【0382】
実施例83C
(4aR)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例83Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.14−7.24(m,1H)6.91−7.00(m,1H)3.24−3.35(m,1H)2.91−3.14(m,2H)2.68−2.82(m,2H)2.56−2.65(m,2H)1.98(d,J=13.43Hz,1H);MS(APCI+)m/z236(M+H)
【0383】
実施例84
(4aS)−10−クロロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例41を用いて実施例83に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.13−7.20(m,2H)、7.01(d,J=8.24Hz,1H)、3.61−3.67(m,1H)、3.47−3.56(m,2H)、3.30−3.42(m,2H)、3.07−3.18(m,2H)、2.87−2.93(m,3H)、2.69(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.06(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z266(M+H)
【0384】
実施例85
(4aS)−8−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例83Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順で、83B(保持時間=8.2分)におけるキラル分離からの画分2を用いて実施例83の手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.14−7.24(m,1H)6.91−7.00(m,1H)3.24−3.35(m,1H)2.91−3.14(m,2H)2.68−2.82(m,2H)2.56−2.65(m,2H)1.98(d,J=13.43Hz,1H);MS(APCI+)m/z236(M+H)
【0385】
実施例86
(4aS)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例86A
3−ベンジル−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに1,2−ジフルオロ−3−ニトロベンゼンを用いて実施例83Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.20−7.36(m,5H)、6.88−7.05(m,2H)、6.73−6.82(m,1H)、3.37−3.61(m,4H)、2.91−3.10(m,1H)、2.68−2.84(m,2H)、2.52−2.60(m,1H)、1.83−2.24(m,3H);MS(APCI+)m/z326(M+H)
【0386】
実施例86B
(4aS)−3−ベンジル−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例86Aを、SFC(Chiralpak(登録商標)AS、21×250mm、5μm、10−30%メタノール−CO勾配、40mL/分で20分間、保持時間=16.5分)でキラル分離して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.20−7.36(m,5H)、6.88−7.05(m,2H)、6.73−6.82(m,1H)、3.37−3.61(m,4H)、2.91−3.10(m,1H)、2.68−2.84(m,2H)、2.52−2.60(m,1H)、1.83−2.24(m,3H);MS(APCI+)m/z326(M+H)
【0387】
実施例86C
(4aS)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
50mL耐圧瓶に、実施例86B(189mg、0.581mmol)、2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)およびPd(OH)−C(20%湿潤、18.90mg、0.135mmol)を加えた。反応混合物をH圧(30psi)下、50℃で2時間攪拌した。濃縮後、HPLCにより表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.08−7.17(m,1H)7.00−7.08(m,1H)6.87(d,J=7.93Hz,1H)3.59−3.71(m,1H)3.25−3.47(m,4H)2.87−3.04(m,2H)2.63−2.76(m,1H)2.00−2.17(m,1H);MS(DCI+)m/z235(M+H)
【0388】
実施例87
(4aR)−11−フルオロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例86Bのキラル分離による画分1(保持時間=12.5分)を用いて、実施例86に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d/DO)δ ppm 7.08−7.17(m,1H)7.00−7.08(m,1H)6.87(d,J=7.93Hz,1H)3.59−3.71(m,1H)3.25−3.47(m,4H)2.87−3.04(m,2H)2.63−2.76(m,1H)2.00−2.17(m,1H);MS(DCI+)m/z235(M+H)
【0389】
実施例88
(4aS)−8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例85を用いて実施例78に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.09−7.17(m,1H)、6.86−6.93(m,2H)、3.71(s,3H)、3.25−3.33(m,1H)、3.04−3.14(m,1H)、2.98(d,J=11.60Hz,1H)、2.80(d,J=11.29Hz,1H)、2.75(d,J=10.68Hz,1H)、2.51−2.59(m,1H)、2.15(t,J=10.83Hz,1H)、2.02−2.11(m,1H)、1.93(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z250(M+H)
【0390】
実施例89
10−(3−メチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
マイクロ波バイアルに、実施例4(54.0mg、0.182mmol)、3−メチルフェニルボロン酸(27.3mg、0.301mmol)、FibreCat 1007(0.36mmol/g、25.3mg、9.12μmol)、炭酸カリウム(2M、0.506mL)およびエタノール(273μL)をチャージした。反応混合物をマイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で15分間加熱した。触媒をろ別した。ろ過後、化合物をHPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.65(s,1H)、7.62(d,J=7.63Hz,1H)、7.47−7.54(m,3H)、7.35(d,J=7.63Hz,1H)、7.24(d,J=8.24Hz,1H)、3.76−3.83(m,1H)、3.51−3.62(m,4H)、3.15−3.27(m,2H)、2.87(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.54(s,3H)、2.25(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z308(M+H)
【0391】
実施例90
10−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.97−8.03(m,2H)、7.70−7.77(m,2H)、7.47(dd,J=8.09,1.98Hz,1H)、7.42(d,J=2.14Hz,1H)、7.13(d,J=8.24Hz,1H)、3.62−3.71(m,1H)、3.37−3.50(m,4H)、3.00−3.13(m,2H)、2.73(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.12(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z362(M+H)
【0392】
実施例91
10−(3−エチルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−エチルフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.39−7.49(m,2H)、7.30−7.38(m,2H)、7.23−7.30(m,1H)、7.17(d,J=7.63Hz,1H)、7.05(d,J=8.24Hz,1H)、3.56−3.65(m,1H)、3.32−3.44(m,4H)、2.93−3.09(m,2H)、2.59−2.72(m,3H)、2.06(d,J=12.51Hz,1H)、1.18(t,J=7.63Hz,3H);MS(DCI+)m/z322(M+H)
【0393】
実施例92
10−(3−イソプロピルフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−イソプロピルフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.45−7.53(m,2H)、7.35−7.43(m,2H)、7.31−7.34(m,1H)、7.26(d,J=7.63Hz,1H)、7.10(d,J=8.24Hz,1H)、3.62−3.71(m,1H)、3.37−3.49(m,4H)、2.93−3.13(m,3H)、2.72(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.11(d,J=12.51Hz,1H)、1.26(d,J=7.02Hz,6H);MS(DCI+)m/z336(M+H)
【0394】
実施例93
10−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.70(d,J=7.93Hz,1H)、7.61(s,1H)、7.56(t,J=7.93Hz,1H)、7.35−7.41(m,1H)、7.28−7.35(m,2H)、7.07(d,J=8.24Hz,1H)、3.58−3.67(m,1H)、3.32−3.45(m,4H)、2.94−3.09(m,2H)、2.67(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.07(d,J=12.21Hz,1H);MS(DCI+)m/z378(M+H)
【0395】
実施例94
10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−イソプロポキシフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.34−7.40(m,2H)、7.29−7.33(m,1H)、7.22(d,J=8.24Hz,1H)、7.13−7.17(m,1H)、7.09(d,J=8.24Hz,1H)、6.93(dd,J=8.09,2.29Hz,1H)、4.64−4.75(m,1H)、3.62−3.71(m,1H)、3.37−3.48(m,4H)、3.00−3.14(m,2H)、2.72(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.11(d,J=12.51Hz,1H)、1.30(d,J=5.80Hz,6H);MS(APCI+)m/z352(M+H)
【0396】
実施例95
10−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−ベンジルオキシフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.29−7.35(m,2H)、7.16−7.28(m,5H)、7.07−7.15(m,3H)、6.93(d,J=8.24Hz,1H)、6.85(dd,J=8.09,1.98Hz,1H)、5.02(s,2H)、3.44−3.54(m,1H)、3.21−3.32(m,4H)、2.82−2.97(m,2H)、2.55(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、1.94(d,J=12.82Hz,1H);MS(APCI+)m/z400(M+H)
【0397】
実施例96
10−(3−イソブトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに3−イソブトキシフェニルボロン酸を用いて実施例89に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.35−7.42(m,2H)、7.30−7.35(m,1H)、7.24(d,J=7.63Hz,2H)、7.16−7.20(m,1H)、7.09(d,J=7.93Hz,1H)、6.94(dd,J=8.24,1.83Hz,1H)、3.82(d,J=6.41Hz,2H)、3.61−3.70(m,1H)、3.36−3.50(m,4H)、2.99−3.13(m,2H)、2.72(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.11(d,J=12.82Hz,1H)、1.97−2.08(m,1H)、1.01(d,J=6.71Hz,6H);MS(DCI+)m/z366(M+H)
【0398】
実施例97
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりにビフェニル−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って調製し、続いて追加のメタノールで溶出させて、2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))でろ過して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.99(d,J=7.93Hz,1H)、7.60−7.70(m,1H)、7.51−7.60(m,1H)、7.35−7.44(m,3H)、7.21−7.33(m,3H)、6.91(d,J=8.85Hz,1H)、6.73(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、6.65(d,J=2.44Hz,1H)、3.09−3.16(m,1H)、2.73−3.01(m,3H)、2.55−2.72(m,3H)、2.45(dd,J=13.12,7.32Hz,1H)、1.90(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z449(M+H)
【0399】
実施例98
2−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って調製し、続いて追加のメタノールで溶出させて、2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))でろ過して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.86(d,J=7.02Hz,1H)、7.50(t,J=7.48Hz,1H)、7.31−7.41(m,2H)、6.91(d,J=8.85Hz,1H)、6.81(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、6.77(d,J=2.44Hz,1H)、3.06−3.15(m,1H)、2.84−2.99(m,2H)、2.77−2.85(m,2H)、2.61−2.70(m,2H)、2.41(dd,J=13.12,7.32Hz,1H)、1.87(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z387(M+H)
【0400】
実施例99
4−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って調製し、続いてメタノールで溶出させて、2gのSi−カーボネートカートリッジ(SiliCylcle(登録商標))でろ過して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.65(d,J=8.24Hz,2H)、7.34(d,J=8.24Hz,2H)、6.92(d,J=8.85Hz,1H)、6.80(d,2H)、3.07−3.14(m,1H)、2.76−2.98(m,4H)、2.62−2.69(m,1H)、2.55−2.62(m,1H)、2.43(dd,J=13.12,7.32Hz,1H)、1.88(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z387(M+H)
【0401】
実施例100
3−メチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.54−7.63(m,2H)、7.41−7.48(m,2H)、7.01(d,J=8.54Hz,1H)、6.82−6.91(m,2H)、3.46−3.55(m,1H)、3.30−3.39(m,2H)、3.14−3.29(m,2H)、2.90−3.05(m,2H)、2.56−2.60(m,1H)、2.33−2.39(m,3H)、2.02(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z387(M+H)
【0402】
実施例101
3−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−クロロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.68−7.78(m,2H)、7.56−7.64(m,1H)、7.04(d,J=8.54Hz,1H)、6.88(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、6.84(d,J=2.44Hz,1H)、3.48−3.56(m,1H)、3.30−3.39(m,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.14−3.21(m,1H)、2.91−3.05(m,2H)、2.55−2.60(m,1H)、2.04(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z407(M+H)
【0403】
実施例102
4−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−クロロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.78(d,J=8.54Hz,2H)、7.64(d,J=8.85Hz,2H)、7.03(d,J=8.54Hz,1H)、6.88(dd,J=8.54,2.75Hz,1H)、6.84(d,J=2.44Hz,1H)、3.49−3.56(m,1H)、3.31−3.39(m,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.15−3.22(m,1H)、2.91−3.04(m,2H)、2.51−2.62(m,2H)、2.03(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z407(M+H)
【0404】
実施例103
2−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.80−7.86(m,1H)、7.66−7.74(m,1H)、7.34−7.45(m,2H)、7.02(d,J=8.85Hz,1H)、6.92(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、6.85(d,J=2.44Hz,1H)、3.47−3.55(m,1H)、3.29−3.38(m,2H)、3.21−3.30(m,1H)、3.14−3.20(m,1H)、2.89−3.03(m,2H)、2.50−2.56(m,2H)、2.02(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z391(M+H)
【0405】
実施例104
3−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.59−7.66(m,2H)、7.56(d,J=8.54Hz,1H)、7.46−7.53(m,1H)、7.03(d,J=8.85Hz,1H)、6.89(dd,J=8.54,2.75Hz,1H)、6.86(d,J=2.44Hz,1H)、3.47−3.56(m,1H)、3.30−3.40(m,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.15−3.22(m,1H)、2.91−3.04(m,2H)、2.55−2.61(m,1H)、2.03(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z391(M+H)
【0406】
実施例105
4−フルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.84(dd,J=8.85,5.19Hz,2H)、7.39(t,J=8.70Hz,2H)、7.02(d,J=8.54Hz,1H)、6.88(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、6.85(d,J=2.75Hz,1H)、3.48−3.57(m,1H)、3.31−3.40(m,2H)、3.22−3.31(m,1H)、3.15−3.22(m,1H)、2.92−3.05(m,2H)、2.56−2.62(m,1H)、2.04(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z391(M+H)
【0407】
実施例106
2−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−メトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.69(dd,J=7.63,1.53Hz,1H)、7.45−7.57(m,1H)、7.13(d,J=8.24Hz,1H)、6.99(t,J=7.63Hz,1H)、6.90−6.95(m,1H)、6.83−6.89(m,1H)、6.77(d,J=2.44Hz,1H)、3.86(s,3H)、3.40−3.48(m,1H)、3.28(t,J=10.53Hz,2H)、3.15−3.23(m,1H)、3.06−3.12(m,1H)、2.84−2.96(m,2H)、2.45(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、1.95(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z403(M+H)
【0408】
実施例107
3−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−メトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.48(t,J=8.09Hz,1H)、7.35(d,J=7.93Hz,1H)、7.27(s,1H)、7.19(dd,J=8.24,2.44Hz,1H)、7.02(d,J=8.85Hz,1H)、6.90(dd,J=8.85,2.44Hz,1H)、6.86(d,J=2.14Hz,1H)、3.77−3.80(m,3H)、3.48−3.56(m,1H)、3.35(t,J=10.37Hz,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.14−3.21(m,1H)、2.91−3.04(m,2H)、2.55−2.59(m,1H)、2.03(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z403(M+H)
【0409】
実施例108
4−メトキシ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−メトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.72(d,J=8.85Hz,2H)、7.07(d,J=8.85Hz,2H)、7.00(d,J=8.85Hz,1H)、6.83−6.92(m,2H)、3.80(s,3H)、3.46−3.55(m,1H)、3.34(t,J=10.37Hz,2H)、3.22−3.30(m,1H)、3.13−3.21(m,1H)、2.91−3.04(m,2H)、2.55−2.60(m,1H)、2.02(d,J=13.12Hz,1H);MS(DCI+)m/z403(M+H)
【0410】
実施例109
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりにチオフェン−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.58(d,J=3.66Hz,1H)、7.10−7.19(m,1H)、7.06(d,J=8.85Hz,1H)、6.94(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、6.88(d,J=2.44Hz,1H)、3.49−3.57(m,1H)、3.32−3.39(m,1H)、3.24−3.31(m,1H)、3.17−3.23(m,1H)、2.90−3.06(m,2H)、2.55−2.62(m,1H)、2.04(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z379(M+H)
【0411】
実施例110
8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例110A
2−(4−ベンジル−1−(3−クロロ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンの代わりに1−クロロ−3−フルオロ−2−ニトロベンゼンを用いて実施例12Dに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI+)m/z390.0(M+H)
【0412】
実施例110B
2−(1−(2−アミノ−3−クロロフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、12Dの代わりに110Aを用いて実施例12Eに概要を示した手順に従って調製した。生成物を、さらに精製することなく次のステップへもち込んだ。
【0413】
実施例110C
3−ベンジル−S−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、12Eの代わりに110Bを用いて実施例12Fに概要を示した手順に従って調製した。生成物を、さらに特性評価することなく次のステップにもち込んだ。MS(DCI+)m/z342.1(M+H)
【0414】
実施例110D
8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、30Cの代わりに110Cを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。HPLCによる精製の代わりに、粗製物質を、CHCl中に10−50%のメタノール(2M NH溶液)の勾配で溶出させて、フラッシュクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.21(bs,2H)、7.16(s,1H)、7.07(dd,J=6.3,3.2Hz,2H)、3.33(m,1H)、3.14−3.05(m,1H)、3.03−2.95(m,1H)、2.92−2.85(m,2H)、2.81(d,J=10.0Hz,1H)、2.76−2.69(m,1H)、2.67−2.59(m,1H)、1.90(d,J=13.1Hz,1H);MS(DCI+)m/z252.0(M+H)
【0415】
実施例111
10−(フェノキシメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例111A
tert−ブチル10−(ヒドロキシメチル)−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
LiBH(654mg、30.0mmol)の0℃でのテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、実施例50(1.17g、3.00mmol)を加えた。反応混合物を60℃で6時間攪拌した。追加のLiBH(500mg)を加え、反応物を60℃で2時間攪拌し、次いで室温で16時間攪拌した。反応混合物をHCl(1M)で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機溶液をシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.51(s,1H)、7.00−7.06(m,1H)、6.92−6.99(m,1H)、6.86−6.92(m,1H)、5.12(t,1H)、4.45(d,J=5.43Hz,2H)、3.82−3.99(m,2H)、2.75−3.19(m,5H)、2.51−2.58(m,1H)、1.91−2.03(m,1H)、1.38−1.47(m,9H);MS(APCI+)m/z248(M+H−Boc)
【0416】
実施例111B
10−(フェノキシメチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例111A(200mg、0.576mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、フェノール(54.2mg、0.576mmol)、PS−トリフェニルホスフィン(576mg、1.727mmol)および(Z)−ジ−tert−ブチルジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(199mg、0.864mmol)を加えた。反応混合物を16時間攪拌し、次いで固体をろ別した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.29−7.35(m,2H)、7.23(s,1H)、7.18(d,J=8.24Hz,1H)、7.00−7.04(m,3H)、6.97(t,J=7.32Hz,1H)、5.06(s,2H)、3.58−3.64(m,1H)、3.26−3.42(m,4H)、2.97−3.09(m,2H)、2.67(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.07(d,J=12.82Hz,1H);MS(APCI+)m/z324(M+H)
【0417】
実施例112
9−(フェニルスルホニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例112A
3−ベンジル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを用いて実施例83Aに概要を示した手順に従って調製した。表題化合物を実施例112Bに直接もち込んだ。
【0418】
実施例112B
3−ベンジル−9−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例112A(1.30g、4.23mmol)の酢酸(20mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.828、4.65mmol)を加えた。反応物を16時間攪拌した。反応液を濃縮し、次いでNaOH(1M)とジクロロメタンに分配させた。ジクロロメタン層を分離し、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(30−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.22−7.38(m,6H)、7.07(d,J=2.37Hz,1H)、7.01(d,J=8.81Hz,1H)、3.50−3.58(m,2H)、3.24−3.30(m,1H)、3.05−3.17(m,1H)、2.91−3.01(m,1H)、2.71−2.86(m,2H)、2.52−2.61(m,1H)、2.05−2.25(m,2H)、1.90(d,J=13.22Hz,1H);MS(APCI+)m/z386、388(M+H)
【0419】
実施例112C
9−(フェニルスルホニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
2つのマイクロ波バイアルにそれぞれ実施例112B(200mg、0.518mmol)、ベンゼンスルフィン酸(81mg、0.57mmol)、CuI(434、2.28mmol)およびジメチルスルホキシド(3mL)をN雰囲気下でチャージした。バイアルを、マイクロ波加熱器(Biotage Initator(商標)、最大400ワット)中、150℃で20分間加熱した。2つの反応混合物を一緒にした。この反応混合物にアンモニア(7N、メタノール、2mL)を加えた。次いで溶液を水と酢酸エチルに分配させた。有機層を分離し、シリカゲルで濃縮した。中間体をフラッシュクロマトグラフィー(40−100%酢酸エチル/ヘキサン)で精製した。この中間体にトリフルオロエタノール(20mL)およびPd(OH)−C(20%湿潤、23.20mg、0.165mmol)を加えた。反応物をH圧(30psi)下、50℃で16時間攪拌した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.84−7.93(m,2H)、7.63−7.72(m,2H)、7.59(t,J=7.48Hz,2H)、7.50(d,J=2.44Hz,1H)、7.28(d,J=8.54Hz,1H)、3.64−3.74(m,1H)、3.28−3.40(m,4H)、2.90−3.04(m,2H)、2.68(dd,J=13.88,6.56Hz,1H)、2.08(d,J=13.73Hz,1H);MS(DCI+)m/z358(M+H)
【0420】
実施例113
10−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェノールの代わりに2−フルオロフェノールを用いて実施例111に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DSMO−d)δ ppm 7.19−7.30(m,3H)、7.11−7.17(m,2H)、7.01(d,J=7.93Hz,1H)、6.93−7.00(m,1H)、5.13(s,2H)、3.43−3.51(m,1H)、3.11−3.27(m,4H)、2.85−2.95(m,2H)、2.63(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、2.03(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z342(M+H)
【0421】
実施例114
10−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェノールの代わりに3−フルオロフェノールを用いて実施例111に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.34(q,J=8.04Hz,1H)、7.19(s,1H)、7.13(dd,J=7.93,1.53Hz,1H)、7.01(d,J=7.93Hz,1H)、6.84−6.93(m,2H)、6.75−6.82(m,1H)、5.07(s,2H)、3.35−3.43(m,1H)、3.06−3.23(m,4H)、2.79−2.90(m,2H)、2.60(dd,J=13.27,7.17Hz,1H)、2.01(d,J=12.82Hz,1H);MS(DCI+)m/z342(M+H)
【0422】
実施例115
10−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、フェノールの代わりに4−フルオロフェノールを用いて実施例111に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.17−7.21(m,1H)、7.09−7.15(m,3H)、6.97−7.06(m,3H)、5.03(s,2H)、3.41−3.48(m,1H)、3.10−3.26(m,4H)、2.89(t,J=11.75Hz,2H)、2.61(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.02(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z342(M+H)
【0423】
実施例116
(4aS)−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例116A
3−ベンジル−10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンを用いて実施例83Aに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.55(s,1H)、7.23−7.37(m,5H)、7.12−7.19(m,2H)、6.86(d,J=8.82Hz,1H)、3.54(s,2H)、3.27−3.38(m,1H)、3.07−3.20(m,1H)、2.93−3.05(m,1H)、2.70−2.86(m,2H)、2.52−2.60(m,1H)、2.03−2.27(m,2H)、1.90(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z286,288(M+H)
【0424】
実施例116B
(4aS)−3−ベンジル−10−ブロモ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
SFC(Chiralpak(登録商標)IA、21×250mm、5μm、20−50%メタノール−CO勾配、40mL/分で20分間、保持時間=16.0分)による116Aのキラル分離によって表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.55(s,1H)、7.23−7.37(m,5H)、7.12−7.19(m,2H)、6.86(d,J=8.82Hz,1H)、3.54(s,2H)、3.27−3.38(m,1H)、3.07−3.20(m,1H)、2.93−3.05(m,1H)、2.70−2.86(m,2H)、2.52−2.60(m,1H)、2.03−2.27(m,2H)、1.90(d,J=13.56Hz,1H);MS(APCI+)m/z286、288(M+H)
【0425】
実施例116C
(4aS)−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
(4aS)−3−ベンジル−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オンを、3−メチルフェニルボロン酸の代わりに2−フルオロフェニルボロン酸を用い、実施例4の代わりに実施例116Bを用いて実施例89に概要を示した手順に従って調製した。中間体(4aS)−3−ベンジル−10−(2−フルオロフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オンをHPLCで精製し、エタノール(20mL)中でPd(OH)−C(20%、1湿潤、76mg、1.250mmol)を用いてベンジルの取り外しを施し、これをH圧(30psi)下、室温で2時間攪拌した。触媒をろ別した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.50−7.56(m,1H)、7.36−7.43(m,1H)、7.20−7.30(m,4H)、7.07(d,J=8.24Hz,1H)、3.57−3.63(m,1H)、3.31−3.40(m,4H)、2.95−3.07(m,2H)、2.70(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.07(d,J=12.51Hz,1H);MS(DCI+)m/z312(M+H)
【0426】
実施例117
(4aS)−10−(3−イソプロポキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−フルオロフェニルボロン酸の代わりに3−イソプロポキシフェニルボロン酸を用いて実施例116Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.38(t,J=7.78Hz,2H)、7.31(d,J=1.53Hz,1H)、7.22(d,J=7.93Hz,1H)、7.15(d,J=2.14Hz,1H)、7.08(d,J=7.93Hz,1H)、6.93(dd,J=8.24,2.44Hz,1H)、4.65−4.75(m,1H)、3.61−3.68(m,1H)、3.36−3.47(m,4H)、2.98−3.13(m,2H)、2.72(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、2.10(d,J=12.82Hz,1H)、1.30(d,J=6.10Hz,6H);MS(APCI+)m/z352(M+H)
【0427】
実施例118
(4aS)−10−[2−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(2−フルオロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.49(s,1H)、8.98(br,2H)、7.42(td,J=7.6,1.6Hz,1H)、7.33−7.24(m,1H)、7.22−7.12(m,2H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.70−6.58(m,2H)、4.29−4.08(m,2H)、3.55−3.45(m,1H)、3.41−3.18(m,4H)、3.11−2.89(m,4H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.00(d,J=13.5Hz,1H)。
【0428】
実施例119
2,6−ジクロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2,6−ジクロロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.43(d,J=13.43Hz,1H)、1.92(dd,J=13.28,7.17Hz,1H)、1.65−1.56(m,1H)、1.53−1.41(m,1H)、1.07−0.93(m,3H)、0.86(d,J=10.68Hz,1H)、0.77−0.68(m,1H)、2.35(d,J=8.54Hz,1H)、2.56(d,J=7.93Hz,1H)、2.74−2.79(m,3H)、2.88(d,J=2.44Hz,1H)、6.72(s,1H);MS(ESI+)m/z441(M+H)
【0429】
実施例120
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−トリフルオロメトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.31(d,J=13.43Hz,1H)、2.84(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.12−3.32(m,2H)、3.64−3.78(m,3H)、3.86(d,J=10.99Hz,1H)、3.97−4.07(m,1H)、7.03(d,J=8.54Hz,1H)、7.32(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、7.41−7.46(m,1H)、7.48−7.55(m,2H)、8.01−8.10(m,2H)、11.36(s,1H);MS(ESI+)m/z457(M+H)
【0430】
実施例121
4−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−シアノベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。MS(ESI+)m/z398(M+H)
【0431】
実施例122
3−シアノ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−シアノベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って調製した。MS(ESI+)m/z398(M+H)
【0432】
実施例123
2,6−ジフルオロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2,6−ジフルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.26(d,J=13.43Hz,1H)、2.79(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、3.06−3.11(m,1H)、3.16−3.30(m,1H)、3.60−3.73(m,3H)、3.83(d,J=10.68Hz,1H)、3.94−4.04(m,1H)、6.95−7.09(m,3H)、7.36−7.47(m,2H)、7.64(d,J=2.44Hz,1H)、11.43(s,1H);MS(ESI+)m/z409(M+H)
【0433】
実施例124
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりにナフタレン−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.21(d,J=13.43Hz,1H)、2.69(dd,J=13.28,7.17Hz,1H)、2.97−3.05(m,1H)、3.13−3.26(m,1H)、3.57−3.60(m,1H)、3.63−3.71(m,2H)、3.76−3.82(m,1H)、3.87−3.98(m,1H)、6.86(d,J=8.85Hz,1H)、7.25(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、7.39−7.46(m,2H)、7.54−7.57(m,1H)、7.59−7.63(m,1H)、7.91−7.97(m,1H)、8.01(d,J=8.24Hz,1H)、8.59(dd,J=7.32,1.22Hz,1H)、9.29(d,J=8.24Hz,1H)、11.25(s,1H);MS(ESI+)m/z423(M+H)
【0434】
実施例125
2,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2,5−ジメチルフェニル−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.06(s,3H)、2.24(d,J=13.43Hz,1H)、2.75(dd,J=13.28,7.17Hz,1H)、2.84(s,3H)、3.00−3.09(m,1H)、3.15−3.26(m,1H)、3.62−3.68(m,3H)、3.74−3.83(m,1H)、3.87−3.95(m,1H)、6.96(d,J=8.54Hz,1H)、7.11−7.20(m,2H)、7.34(dd,J=8.54,2.75Hz,1H)、7.52(d,J=2.44Hz,1H)、8.17(s,1H)、11.32(s,1H);MS(ESI+)m/z401(M+H)
【0435】
実施例126
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−トリフルオロメチルフェニル−1−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.27(d,J=13.43Hz,1H)、2.79(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.08−3.17(m,1H)、3.20−3.30(m,1H)、3.63−3.78(m,3H)、3.85(d,J=10.68Hz,1H)、3.96−4.07(m,1H)、7.01(d,J=8.85Hz,1H)、7.35(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、7.53(d,J=2.44Hz,1H)、7.55−7.58(m,2H)、7.84−7.92(m,1H)、8.45−8.54(m,1H)、11.35(s,1H);MS(ESI+)m/z441(M+H)
【0436】
実施例127
5−クロロ−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)チオフェン−2−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに5−クロロチオフェン−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.32(d,J=13.43Hz,1H)、2.88(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.14−3.33(m,2H)、3.65−3.80(m,3H)、3.87(d,J=10.38Hz,1H)、3.95−4.10(m,1H)、6.89−6.94(m,1H)、7.08(d,J=8.54Hz,1H)、7.39(dd,J=8.70,2.59Hz,1H)、7.59−7.67(m,2H)、11.41(s,1H);MS(ESI+)m/z413(M+H)
【0437】
実施例128
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ナフタレン−2−スルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりにナフタレン−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.24(d,J=13.43Hz,1H)、2.77(dd,J=13.28,7.17Hz,1H)、3.02−3.12(m,1H)、3.15−3.29(m,1H)、3.61−3.70(m,3H)、3.75−3.84(m,1H)、3.88−4.00(m,1H)、6.96(d,J=8.54Hz,1H)、7.39(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、7.45−7.56(m,2H)、7.85(t,J=7.78Hz,2H)、7.94(d,J=8.85Hz,1H)、8.16(dd,J=8.55,1.83Hz,1H)、8.79(d,J=1.53Hz,1H)、11.32(s,1H);MS(ESI+)m/z423(M+H)
【0438】
実施例129
3,5−ジメチル−N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3,5−ジメチルフェニル−2−スルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.06−2.10(m,6H)、2.27(d,J=13.43Hz,1H)、2.79(dd,J=13.43,7.32Hz,1H)、3.04−3.12(m,1H)、3.16−3.29(m,1H)、3.62−3.72(m,3H)、3.82(d,J=10.38Hz,1H)、3.91−4.05(m,1H)、6.94−7.01(m,2H)、7.39(dd,J=8.54,2.44Hz,1H)、7.55−7.58(m,1H)、7.78(s,2H)、11.34(s,1H);MS(ESI+)m/z401(M+H)
【0439】
実施例130
N−(6−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−9−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホニルクロリドを用いて実施例76Cに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,ピリジン−d\DO)δ ppm 2.27(d,J=13.43Hz,1H)、2.78(dd,J=13.43,7.02Hz,1H)、3.06−3.14(m,1H)、3.17−3.29(m,1H)、3.63−3.77(m,3H)、3.84(d,J=10.68Hz,1H)、3.95−4.03(m,1H)、7.00(d,J=8.54Hz,1H)、7.25−7.37(m,2H)、7.46−7.55(m,3H)、8.29(dd,J=7.93,1.83Hz,1H)、11.36(s,1H);MS(ESI+)m/z457(M+H)
【0440】
実施例131
(4aS)−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例131A
4−(ジフルオロメトキシ)−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン
N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)を、50mLステンレス製反応器中の3−フルオロ−4−ニトロフェノール(1.01g、6.43mmol)および炭酸カリウム(5.33g、38.6mmol)に加えた。この反応器をCFHClで簡単にスパージし、ドライアイスで冷却し、次いでクロロジフルオロメタン(3.34g、38.6mmol)を、ポリプロピレン管を用いて反応器に移送した。混合物を85℃で2時間攪拌した。上澄み混合液をシリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−40%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 8.28(t,J=9.16Hz,1H)、7.51−7.57(m,1H)、7.50(t,J=72.39Hz,1H)、7.21−7.29(m,1H)
【0441】
実施例131B
メチル[(2S)−4−ベンジルピペラジン−2−イル]アセテート
実施例12C(63g、254mmol)のエタノール(200mL)中溶液に、(2R,3R)−2,3−ビス(ベンゾイルオキシ)コハク酸の溶液(45.5g、400mLのエタノール中127mmol)を徐々に加えた。得られたオレンジ色の溶液を周囲温度で2時間攪拌した。沈殿物をろ取して2:1アミン:コハク酸塩(74.4g)を得た。この塩を、4−5倍体積の5%水/エタノールから再結晶化させ、ろ取した。適切なキラル純度が得られるまで(29.9gの塩、>95%e.e(エナンチオマー過剰率).)、この再結晶化プロセスを繰り返した。この塩を、300mLのジクロロメタンに取り、3×200mLの1M NaOH水溶液で洗浄した。次いで有機層を400mLブラインで洗浄し、MgSOでろ過し、濃縮して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.34−7.20(m,5H)、3.57(s,3H)、3.42(q,J=13.4Hz,2H)、2.96(qd,J=2.7Hz,6.9Hz,1H)、2.78(dt,J=2.9Hz,11.9Hz,1H)、2.69−2.60(m,2H)、2.55(d,J=10.8Hz,1H)、2.30(dd,J=3.2Hz,6.7Hz,2H)、1.92(td,J=2.8Hz,10.6Hz,1H)、1.68(t,J=10.0Hz,1H);MS(ESI+)m/z249.0(M+H)
【0442】
実施例131C
(4aS)−3−ベンジル−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに実施例131Aを用い、実施例12Cの代わりに実施例131Bを用いて実施例83Aに概要を示した手順に従って調製した。表題化合物をステップ131Dに直接もち込んだ。
【0443】
実施例131D
(4aS)−10−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例12Fの代わりに実施例131Cを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.05(d,J=8.54Hz,1H)、7.18(t,J=74.15Hz,1H)、6.89−6.95(m,2H)、3.60−3.68(m,1H)、3.29−3.43(m,4H)、2.97−3.10(m,2H)、2.68(dd,J=13.73,7.02Hz,1H)、2.09(d,J=14.95Hz,1H);MS(DCI+)m/z284(M+H)
【0444】
実施例132
(4aS)−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例169を用いて実施例78に概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 6.87−7.07(m,3H)、6.76−6.85(m,1H)、4.45(t,J=1O.17Hz,1H)、4.02−4.15(m,1H)、3.52(d,J=11.53Hz,1H)、3.22(d,6H)、2.87(s,3H)、1.97−2.16(m,1H)、1.65−1.83(m,1H);MS(DCI+)m/z219(M+H)
【0445】
実施例133
(4aS)−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例133A
(S)−2−(4−ベンジル−1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)ピペラジン−2−イル)エタノール
(S)−2−(4−ベンジルピペラジン−2−イル)エタノール(150mg、0.681mmol)および1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼン(167mg、885mmol)のジメチルスルホキシド(5mL)中溶液に、ナトリウムtert−ブトキシド(164mg、1.70mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌し、次いで水および酢酸エチルを加えた。有機層を分離し、シリカゲルで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0−30%メタノール/ジクロロメタン)で精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.40(d,J=7.80Hz,1H)、7.18−7.35(m,5H)、6.92(d,J=1.36Hz,1H)、6.65−6.73(m,1H)、4.08(t,J=6.44Hz,2H)、3.36−3.51(m,2H)、2.55−2.89(m,6H)、1.87−1.99(m,1H)、1.68−1.77(m,2H);MS(APCI+)m/z389、391(M+H)
【0446】
実施例133B
(4aS)−3−ベンジル−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
マイクロ波バイアルに、実施例133A(214mg、0.550mmol)、2’−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−N,N−ジメチルビフェニル−2−アミン(18.7mg、0.055mmol)、トリス(ジベンジリデン−アセトン)ジパラジウム(0)(25.2mg、.025mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(68.4mg、0.715mmol)およびトルエン(4mL)をチャージした。反応混合物を、マイクロ波加熱器(Biotage Initiator(商標)、最大400ワット)中、120℃で30分間加熱した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.22−7.36(m,5H)、6.82(d,J=8.14Hz,1H)、6.66−6.71(m,1H)、6.56(d,J=2.03Hz,1H)、4.29−4.41(m,1H)、3.98−4.11(m,1H)、3.51(s,2H)、2.96−3.14(m,3H)、2.62−2.73(m,1H)、2.52−2.56(m,1H)、2.18−2.37(m,2H)、2.15(s,3H)、1.84−1.98(m,2H);MS(APCI+)m/z309(M+H)
【0447】
実施例133C
(4aS)−10−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例133B(53mg、0.172mmol)の2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中溶液に、Pd(OH)−C(20%、湿潤、10.60mg、0.075mmol)を加え、混合物をH圧(30psi)下、50℃で2時間攪拌した。混合物をろ過し、ろ液を濃縮した。HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 6.82−6.91(m,1H)、6.71−6.80(m,1H)、6.63(s,1H)、4.33−4.47(m,1H)、4.00−4.13(m,1H)、2.94−3.38(m,7H)、2.18(s,3H)、1.95−2.10(m,1H)、1.79−1.92(m,1H);MS(DCI+)m/z219(M+H)
【0448】
実施例134
(4aS)−10−メトキシ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロ−4−メトキシベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 6.90(d,J=8.73Hz,1H)、6.54(dd,J=8.72,3.17Hz,1H)、6.40(d,J=2.78Hz,1H)、4.39−4.59(m,1H)、4.01−4.12(m,1H)、3.63−3.70(m,3H)、3.26−3.39(m,1H)、2.94−3.24(m,6H)、1.96−2.13(m,1H)、1.79−1.93(m,1H);MS(DCI+)m/z135(M+H)
【0449】
実施例135
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−10−アミン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロ−4−ニトロベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.02(d,J=8.54Hz,1H)、6.83(dd,J=8.39,2.59Hz,1H)、6.69(d,J=2.75Hz,1H)、4.38−4.55(m,1H)、4.03−4.20(m,1H)、2.97−3.40(m,7H)、1.98−2.15(m,1H)、1.83−1.95(m,1H);MS(DCI+)m/z220(M+H)
【0450】
実施例136
(4aS)−10−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに2,4−ジフルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.01(dd,J=8.85,6.10Hz,1H)、6.74−6.85(m,1H)、6.67(dd,J=9.76,3.05Hz,1H)、4.43−4.57(m,1H)、4.04−4.16(m,1H)、3.00−3.30(m,7H)、2.01−2.14(m,1H)、1.82−1.93(m,1H);MS(DCI+)m/z223(M+H)
【0451】
実施例137
(4aS)−9−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに5−メチル−2−フルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 6.77−6.81(m,1H)、6.67−6.73(m,2H)、4.23−4.38(m,1H)、3.98−4.10(m,1H)、2.92−3.36(m,7H)、2.17−2.24(m,3H)、1.93−2.09(m,1H)、1.78−1.92(m,1H);MS(DCI+)m/z219(M+H)
【0452】
実施例138
(4aS)−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例138A
(4aS)−3−ベンジル−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに3−クロロ−2−フルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例133Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.60(dd,J=8.14,1.36Hz,1H)、7.50(dd,J=8.14,1.70Hz,1H)、7.20−7.32(m,5H)、7.08(t,J=7.97Hz,1H)、3.97(t,J=6.44Hz,2H)、3.36−3.51(m,2H)、2.55−2.94(m,6H)、1.90−2.03(m,1H)、1.63−1.83(m,2H);MS(APCI+)m/z408,410(M+H)
【0453】
実施例138B
(4aS)−11−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例138Aを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.02−7.11(m,1H)、6.93−7.00(m,2H)、4.31−4.46(m,1H)、4.11−4.24(m,1H)、2.97−3.44(m,7H)、1.83−2.12(m,2H);MS(DCI+)m/z239(M+H)
【0454】
実施例139
(4aS)−11−フルオロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに2,3−ジフルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133に概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 6.78−7.00(m,3H)、4.34−4.47(m,1H)、4.12−4.22(m,1H)、2.98−3.42(m,7H)、1.87−2.16(m,2H);MS(DCI+)m/z223(M+H)
【0455】
実施例140
(4aS)−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例140A
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに5−クロロ−2−フルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例133Bに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.21−7.36(m,5H)、6.94(d,J=2.37Hz,1H)、6.81−6.87(m,1H)、6.75(d,1H)、4.26−4.36(m,1H)、3.98−4.14(m,1H)、3.50−3.54(m,2H)、3.04−3.22(m,3H)、2.61−2.70(m,1H)、2.51−2.57(m,1H)、2.27−2.38(m,1H)、2.15−2.25(m,1H)、1.88−1.98(m,2H);MS(APCI+)m/z328(M+H)
【0456】
実施例140B
(4aS)−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例140Aを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.04(d,J=2.37Hz,1H)、6.88−6.99(m,1H)、6.82(d,1H)、4.29−4.42(m,1H)、4.03−4.15(m,1H)、2.96−3.41(m,7H)、1.81−2.14(m,2H);MS(DCI+)m/z239(M+H)
【0457】
実施例141
10−[(E)−2−(2−フルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−2−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例25に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.79(s,1H)、9.12−8.82(m,2H)、7.77(t,j=7.8,1H)、7.40−7.18(m,7H)、6.98(d,j=8.4,1H)、3.65−3.52(m,1H)、3.47−3.35(m,4H)、3.14−2.94(m,2H)、2.68(dd,J=13.5,7.0,1H)、2.08(d,J=13.5,1H);MS(DCI+)m/z338.2(M+H)
【0458】
実施例142
10−{(E)−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ビニル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−2−(トリフルオロメチル)スチリルボロン酸を用いて実施例25に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.81(s,1H)、9.01(br,1H)、8.90(br,1H)、7.96(d,J=8.0,1H)、7.75(d,1=1.9,1H)、7.71(t,1=1.1,1H)、7.50(t,1=1.1,1H)、7.38−7.29(m,4H)、7.02(d,J=8.1,1H)、3.61(dd,1=10.1,7.0,1H)、3.42−3.30(m,3H)、3.30−2.95(m,3H)、2.69(dd,J=13.5,7.0,1H)、2.12−2.05(m,1H);MS(DCI+)m/z338.2(M+H)
【0459】
実施例143
10−[(E)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)ビニル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、(E)−2−(3−クロロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに(E)−2−(3,5−ジフルオロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて実施例25に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.80(s,1H)、9.04−8.95(br,2H)、7.45−7.38(m,1H)、7.40−7.29(m,4H)、7.29−7.21(m,1H)、7.16−7.08(m,1H)、6.99(d,J=8.1,1H)、3.59(dd,J=10.9,6.9,1H)、3.45−3.33(m,4H)、3.14−2.95(m,2H)、2.68(dd,J=13.5,7.0,1H)、2.12−2.05(m,1H);MS(DCI+)m/z356.2(M+H)
【0460】
実施例144
10−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例144A
tert−ブチル10−[(E)2−(2−フルオロフェニル)ビニル]−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりに(E)−2−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。得られた粗製物質を、さらに精製することなく次のステップにもち込んだ。
【0461】
実施例144B
10−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例29Aの代わりに実施例144Aを用いて実施例29Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ=9.61(s,1H)、9.11−8.94(br,2H)、7.32−7.20(m,2H)、7.16−7.08(m,2H)、6.97−6.85(m,3H)、4.17−3.94(m,1H)、3.59−3.47(m,1H)、3.41−3.32(m,2H)、3.31−3.14(m,2H)、3.09−2.89(m,4H)、2.66−2.52(m,1H)、2.06−1.99(d,J=13Hz,1H);MS(DCI+)m/z340.1(M+H)
【0462】
実施例145
10−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例145A
tert−ブチル10−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりに(E)−3−フルオロスチリルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。得られた粗製物質を、さらに精製することなく次のステップにもち込んだ。
【0463】
実施例145B
10−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例29Aの代わりに実施例145Aを用いて実施例29Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.61(s,1H)、9.17−8.93(br,2H)、7.31(dd,J=14.3,7.9Hz,1H)、7.07(dd,J=10.9,4.3Hz,2H)、7.00(td,J=8.8,2.5Hz,1H)、6.93(dd,J=11.5,3.4Hz,2H)、6.87(d,J=7.9Hz,1H)、3.55−3.46(m,1H)、3.37(t,J=12.3Hz,2H)、3.22(dd,J=28.3,11.7Hz,2H)、3.11−2.94(m,2H)、2.92−2.79(m,4H)、2.60(dd,J=13.4,7.1Hz,1H)、2.03(d,J=13.5Hz,1H);MS(DCI+)m/z340.1(M+H)
【0464】
実施例146
10−{2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例146A
tert−ブチル6−オキソ−10−{(E)−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ビニル}−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりに(E)−2−(トリフルオロメチル)スチリルボロン酸を用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。得られた粗製物質を、さらに精製することなく次のステップにもち込んだ。
【0465】
実施例146B
10−{2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例29Aの代わりに実施例146Aを用いて実施例29Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.63(s,1H)、9.10−8.90(br,2H)、7.69(d,J=7.8Hz,1H)、7.62(t,J=7.6Hz,1H)、7.54(d,J=7.7Hz,1H)、7.43(t,J=7.7Hz,1H)、6.96(s,1H)、6.96−6.87(m,2H)、3.59−3.15(m,5H)、3.08−2.93(m,4H)、2.95−2.75(m,2H)、2.62(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.07−1.94(d,J=13.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z390.2(M+H)
【0466】
実施例147
10−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例147A
tert−ブチル10−[(E)−2−(3,5−(ジフルオロフェニル)]ビニル}−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例4の代わりに実施例4Bを用い、フェニルボロン酸の代わりに(E)−2−(3,5−(ジフルオロスチリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用いて実施例5に概要を示した手順に従って調製した。得られた粗製物質を、さらに精製することなく次のステップにもち込んだ。
【0467】
実施例147B
10−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)]エチル}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例29Aの代わりに実施例147Bを用いて実施例29Bに概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.61(s,1H)、9.13−8.82(br,2H)、7.10−6.83(m,6H)、3.50(d,J=8.8Hz,1H)、3.37(t,J=11.8Hz,2H)、3.25(dt,J=24.0,6.5Hz,2H)、3.11−2.80(m,6H)、2.60(dd,J=13.4,7.1Hz,1H)、2.03(d,J=13.5Hz,1H);MS(DCI+)m/z358.2(M+H)
【0468】
実施例148
(4aS)−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例148A
(4aS)−3−ベンジル−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例110Cを、SFC(Chiralpak(登録商標)AD−H、21×250mm、5μm、0.1%ジエチルアミンを含む10−50%メタノール−CO勾配、40mL/分で20分間、保持時間=16.2分)でキラル分離して表題化合物を得た。表題化合物を実施例148Bに直接もち込んだ。
【0469】
実施例148B
(4aS)−8−クロロ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例148Aを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.21−7.31(m,2H)、7.13−7.21(m,1H)、3.54−3.66(m,1H)、3.24−3.45(m,4H)、2.96−3.07(m,2H)、2.64(dd,J=13.58,7.17Hz,1H)、2.08(d,J=13.43Hz,1H);MS(DCI+)m/z252(M+H)
【0470】
実施例149
10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例149A
4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン
(ブロモメチル)ベンゼン(10.9g、63.7mmol)および3−フルオロ−4−ニトロフェノール(10g、63.7mmol)を150mLアセトンに加え、次いで炭酸カリウム(8.8g、63.7mmol)およびヨウ化ナトリウム(9.54g、63.7mmol)を加えた。反応混合物を55℃で終夜加熱した。得られた混合物をろ過し、濃縮した。粗製物質を酢酸エチル/ヘキサンで再結晶化して表題化合物を得た。MS(DCI+)m/z264.9(M+NH
【0471】
実施例149B
メチル2−(4−ベンジル−1−(5−(ベンジルオキシ)−2−ニトロフェニル)ピペラジン−2−イル)アセテート
アセトニトリル100mL中の実施例149A(10g、40mmol)および実施例12C(11.6g、47mmol)を炭酸カリウム(11g、81mmol)の存在下、60℃で3日間加熱した。反応混合物をろ過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中に0−60%酢酸エチル)で精製して表題化合物を得た。MS(ESI+)m/z476.2(M+H)
【0472】
実施例149C
3−ベンジル−10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例24Aの代わりに実施例149Bを用いて実施例24Bに概要を示した手順に従って調製した。MS(ESI+)m/z414.2(M+H)
【0473】
実施例149D
10−ヒドロキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例12Fの代わりに実施例149Cを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、さらに精製することなく次のステップで使用した。
【0474】
実施例149E
tert−ブチル10−ヒドロキシ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
水(0.5mL)の中の実施例149D(60mg、0.26mmol)およびジ−tert−ブチルジカーボネート(61.8mg、0.28mmol)を30℃で2時間攪拌した。次いで沈殿物を遠心分離により単離した。単離した固体を、さらに精製することなく次のステップで使用した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.25(s,1H)、6.74(d,J=8.4Hz,1H)、6.46(d,J=2.4Hz,1H)、6.42(dd,J=8.4,2.5Hz,1H)、3.97−3.83(m,2H)、3.13−3.01(m,2H)、2.91−2.81(m,2H)、2.58−2.52(m,2H)、1.93(d,J=13.2Hz,1H)。
【0475】
実施例149F
10−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例149E(25mg、0.075mmol)および(ブロモメチル)ベンゼン(14mg、0.082mmol)を1mLアセトンに溶解した。この混合物に、炭酸カリウム(21mg、0.15mmol)およびヨウ化ナトリウム(11mg、0.075mmol)を加えた。反応混合物を70℃で終夜加熱した。粗製物質をシリカゲルカラムに直接ロードし、フラッシュクロマトグラフィーで精製した。得られた物質にジオキサン(0.3mL)中の4M HClを加え、反応が完了するまで50℃で加熱した。得られた固体をろ取して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.50(s,1H)、9.28−9.22(br,2H)、7.48−7.30(m,5H)、6.89(d,J=9.1Hz,1H)、6.76−6.70(m,2H)、5.09(bs,2H)、3.60−3.53(m,1H)、3.29−3.22(m,4H)、3.06−2.90(m,2H)、2.62(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.05−1.98(d,J=13.5Hz,1H)。
【0476】
実施例150
7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン
実施例150A
メチル2−(4−ベンジル−1−(3−ニトロピリジン−2−イル)ピペラジン−2−イル)アセテート
表題化合物を、149Aの代わりに2−フルオロ−3−ニトロピリジンを用いて実施例149Bに概要を示した手順に従って調製した。MS(DCI)m/z371.1(M+H)
【0477】
実施例150B
2−(1−(2−アミノ−3−クロロフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
表題化合物を、実施例12Dの代わりに実施例150Aを用いて実施例12Eに概要を示した手順に従って調製した。生成物を、さらに特性評価することなく次のステップにもち込んだ。
【0478】
実施例150C
2−(1−(3−アミノピリジン−2−イル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸
テトラヒドロフラン(40mL)およびメタノール(40mL)の中の実施例150B(6.41g、18.83mmol)にLiOH水和物(1.185g、28.2mmol)および水(10mL)を加えた。混合物を、反応が完了するまで50℃で攪拌した。次いで混合物を濃縮し、ジオキサン中の7mLの4M HClを加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、溶媒を蒸発させた。得られた物質を次のステップで直接使用した。
【0479】
実施例150D
9−ベンジル−7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン
表題化合物を、実施例12Eの代わりに実施例150Cを用いて実施例12Fに概要を示した手順に従って調製して表題化合物を得た。MS(DCI+)m/z309.1(M+H)
【0480】
実施例150E
7,7a,8,9,10,11−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−d]ピリド[3,2−b][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン
表題化合物を、実施例12Fの代わりに実施例150Cを用いて実施例12Gに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、CHCl中に10−50%のメタノール(2M NH溶液)の勾配で溶出させて、フラッシュクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.57(bs,1H)、8.05(dd,J=4.8,1.7Hz,1H)、7.21(dd,J=7.6,1.8Hz,1H)、6.94(dd,J=7.6,4.8Hz,1H)、3.49−3.38(m,2H)、2.85−2.53(m,6H)、2.07(ddd,J=13.3,3.6,1.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z309.1(M+H)
【0481】
実施例151
7−メチル−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例151A
tert−ブチル6−オキソ−10−(2−フェニルエチル)−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン3(4H)−カルボキシレート
メタノール(11mL)中の実施例29A(110mg、0.29mmol)を100mL圧力管中の5%Pd−C、湿潤(22mg)に加え、水素圧(30psi)下、室温で16時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過し、濃縮した。この物質を、さらに特性評価することなく次のステップで使用した。
【0482】
実施例151B
7−メチル−10−(2−フェニルエチル)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例77Aの代わりに実施例151Aを用い、ヨウ化エチルの代わりにヨードメタンを用いて実施例77Bに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.13(br,2H)、7.39−6.96(m,4H)、6.97(d,J=1.7Hz,4H)、3.65(m,2H)、3.45−3.32(m,3H)、3.30−3.12(m,4H)、3.11−2.80(m,4H)、2.60(m,1H)、2.09(m,1H)、1.59(d,J=7.2Hz,1H);MS(DCI+)m/z336.1(M+H)
【0483】
実施例152
10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例149E(20mg、0.06mmol)および2−(3−フルオロフェニル)エタノール(9.3mg、0.066mmol)を1mLテトラヒドロフランに溶解した。これに、PS−トリフェニルホスフィン(58mg、0.18mmol、3.1mmol/g)を加え、次いでジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(20.9mg、0.09mmol)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。得られた混合物をろ過し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中の0−50%酢酸エチル)で精製した。得られた物質に、ジオキサン中の0.5mLの4M HClを加えた。完了するまで反応物を50℃で攪拌した。混合物を濃縮して表題化合物を塩酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.44(br,1H)、9.07(br,2H)、7.36(dd,J=14.4,7.9Hz,1H)、7.18(t,J=8.0Hz,2H)、7.05(td,J=8.8,2.4Hz,1H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.70−6.54(m,2H)、4.26−4.08(m,2H)、3.59−3.47(m,1H)、3.30(m,4H)、3.11−2.85(m,4H)、2.60(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、1.97(d,J=13.5Hz,1H)。
【0484】
実施例153
10−[(1R)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−フェニルエタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.45−9.40(br,1H)、9.22−9.07(br,2H)、7.41(bs,2H)、7.35(td,J=7.6,2.3Hz,2H)、7.30−7.22(m,1H)、6.78(d,J=8.6Hz,1H)、6.65(t,J=2.7Hz,1H)、6.61−6.53(m,1H)、5.53−5.44(m,1H)、3.57(m,2H)、3.35−3.20(m,2H)、3.10−2.86(m,3H)、2.66−2.53(m,1H)、2.04−1.94(m,1H)、1.54(dd,J=6.3,3.7Hz,3H)。
【0485】
実施例154
10−[(1S)−1−フェニルエトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−フェニルエタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.42(s,1H)、9.05−8.99(br,2H)、7.45−7.21(m,5H)、6.78(d,J=8.6Hz,1H)、6.65(d,J=3.3Hz,1H)、6.67−6.63(m,1H)、5.48(t,J=5.8Hz,1H)、3.50(m,1H)、3.32−2.95(m,6H)、2.60(m,1H)、2.02−1.93(d,J=13.5Hz,1H)、1.54(dd,J=6.3,2.3Hz,3H)。
【0486】
実施例155
10−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(2−フルオロフェニル)メタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.50(s,1H)、9.00−8.94 9(br,2H)、7.56(br,1H)、7.49−7.38(m,1H)、7.31−7.20(m,2H)、6.94−6.87(m,1H)、6.81−6.73(m,2H)、5.12(bs,2H)、3.50(m,1H)、3.40−3.22(m,3H)、3.21−2.91(m,3H)、2.60(m,1H)、2.06−1.98(m,1H)。
【0487】
実施例156
10−[(3−フルオロベンジル)オキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(3−フルオロフェニル)メタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.49(s,1H)、7.51−7.39(m,1H)、7.33−7.25(m,2H)、7.22−7.11(m,1H)、6.90(d,J=8.2Hz,1H)、6.75(m,2H)、5.12(s,2H)、3.57(m,1H)、3.40−3.22(m,3H)、3.12−2.91(m,3H)、2.60(m,1H)、2.02(d,J=13.0Hz,1H)。
【0488】
実施例157
10−{[(2−トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.51(s,1H)、8.98(br,2H)、7.85−7.67(m,3H)、7.62−7.49(m,1H)、6.91(d,J=9.4Hz,1H)、6.79−6.67(m,2H)、5.22(s,2H)、3.57−3.48(m,6H)、3.38−3.19(m,27H)、3.11−2.87(m,2H)、2.67−2.57(m,1H)、2.02(d,J=13.1Hz,1H)。
【0489】
実施例158
10−(2−フェニルオキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−フェニルエタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.48(s,1H)、8.92(br,2H)、7.37−7.21(m,5H)、6.87(d,J=8.5Hz,1H)、6.66(dd,J=8.5,2.6Hz,1H)、6.62(d,J=2.6Hz,1H)、4.19(td,J=6.8,2.1Hz,2H)、3.57(m,1H)、3.30(m,4H)、3.02(m,4H)、2.61(dd,J=13.3,7.1Hz,1H)、2.05−1.96(d,J=13Hz,1H);MS(ESI+)m/z338.1(M+H)
【0490】
実施例159
10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−フェニルプロパン−2−オルを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.47(s,1H)、8.98(bs,2H)、7.33−7.27(m,4H)、7.26−7.17(m,1H)、6.85(dd,J=8.6,1.9Hz,1H)、6.69−6.62(m,1H)、6.56(t,J=2.4Hz,1H)、4.72−4.62(m,1H)、3.57(m,1H)、3.26−3.20(m,4H)、3.06−2.90(m,3H)、2.83(dt,J=13.6,5.5Hz,1H)、2.66−2.58(m,1H)、2.03−1.96(m,1H)、1.21(dd,J=6.0,2.5Hz,3H)。
【0491】
実施例160
10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−フェニルプロパン−2−オルを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.47(s,1H)、8.98(bs,2H)、7.33−7.27(m,4H)、7.26−7.17(m,1H)、6.85(dd,J=8.6,1.9Hz,1H)、6.69−6.62(m,1H)、6.56(t,J=2.4Hz,1H)、4.72−4.62(m,1H)、3.57(m,3H)、3.26−3.20(m,2H)、3.06−2.90(m,3H)、2.83(dt,J=13.6,5.5Hz,1H)、2.66−2.58(m,1H)、2.03−1.96(m,1H)、1.21(dd,J=6.0,2.5Hz,3H)。
【0492】
実施例161
10−[(1R)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−(2−フルオロフェニル)エタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.44(s,1H)、8.96(s,2H)、7.52−7.14(m,4H)、6.80(d,J=8.6Hz,1H)、6.66(d,J=2.6Hz,1H)、6.59−6.49(m,1H)、5.68(dd,J=6.3,2.8Hz,1H)、3.49(m,2H)、3.25(m,2H)、3.04(d,J=36.0Hz,3H)、2.64−2.51(m,1H)、1.98(d,J=13.1Hz,1H)、1.58(dd,J=6.3,2.7Hz,3H);MS(ESI+)m/z356.1(M+H)
【0493】
実施例162
10−[(1S)−1−(2−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−(2−フルオロフェニル)エタノールを用いて実施例152に概要を示した手順に従って、塩酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 9.43(s,1H)、9.05−8.95(m,2H)、7.39(m,1H)、7.29−7.20(m,2H)、7.14−7.03(m,1H)、6.80(dd,J=8.6,1.2Hz,1H)、6.67(d,J=2.7Hz,1H)、6.58(ddd,J=8.6,6.0,2.6Hz,1H)、5.58−5.46(m,1H)、3.50(m,4H)、3.09(m,3H)、2.61(m,1H)、2.03−1.98(m,1H)、1.57−1.43(m,3H);MS(ESI+)m/z356.1(M+H)
【0494】
実施例163
(4aS)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例163A
tert−ブチル(4aS)−10−ヒドロキシ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カーボキシレート
表題化合物を、実施例149Eに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、超臨界流体クロマトグラフィー(Chiralpak(登録商標)OD−Hカラム、21mm id、250mmの長さ)で分離した。出口圧力は100バール、オーブン温度は35℃、40mL/分の移動相流量であった。CO中、0.1%ジエチルアミンを含む10−30%メタノールの線形勾配で15分間かけて使用した。表題化合物の保持時間は11.8分であった。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.25(s,1H)、6.74(d,J=8.4Hz,1H)、6.46(d,J=2.4Hz,1H)、6.42(dd,J=8.4,2.5Hz,1H)、3.97−3.83(m,2H)、3.13−3.01(m,2H)、2.91−2.81(m,2H)、2.58−2.52(m,2H)、1.93(d,J=13.2Hz,1H)、1.42(s,9H)。
【0495】
実施例163B
(4aS)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−フェニルプロパン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.51(s,1H)、9.29(bs,2H)、7.29−7.16(m,5H)、6.85(d,J=8.7Hz,1H)、6.68−6.53(m,1H)、6.55(d,J=2.6Hz,1H)、4.68(m,1H)、3.57(m,2H)、3.37−3.19(m,3H)、3.06−2.76(m,4H)、2.60(m,1H)、2.01(d,J=13Hz,1H)、1.21(d,J=6.0Hz,3H)。
【0496】
実施例164
(4aS)−10−[2−(3−フルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(3−フルオロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.53−9.40(br,1H)、9.20−8.94(br,2H)、7.39−7.27(m,1H)、7.21−7.13(m,2H)、7.07−6.98(m,1H)、6.89−6.80(m,1H)、6.69−6.58(m,2H)、4.27−4.13(m,2H)、3.53−3.47(m,1H)、3.29−3.19(m,4H)、3.07−2.89(m,4H)、2.64−2.54(m,1H)、2.06−1.94(d,J=13.0Hz,1H)。
【0497】
実施例165
(4aS)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−フェニルプロパン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製した。得られたHCl塩をNaHCO飽和水溶液と酢酸エチルに分配させた。有機層を分離し、濃縮した。得られた物質を、CHCl中に0−20%メタノール(2M NH溶液)の勾配で溶出させて、フラッシュクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.27(s,1H)、7.35−7.10(m,5H)、6.80(d,J=8.6Hz,1H)、6.57(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、6.50(d,J=2.6Hz,1H)、4.63(h,J=6.1Hz,1H)、3.50(m,1H)、3.14(dd,J=17.6,8.8Hz,1H)、2.99−2.87(m,4H)、2.86−2.75(m,2H)、2.67(ddd,J=14.9,13.0,7.4Hz,2H)、1.87(t,J=15.8Hz,1H)、1.21(d,J=6.0Hz,3H);MS(DCI+)m/z352.1(M+H)
【0498】
実施例166
(4aR)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例166A
tert−ブチル(4aR)−10−ヒドロキシ−6−オキソ−1,2,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−3(4H)−カルボキシレート
表題化合物を、実施例149Eに概要を示した手順に従ってラセミ混合物として調製した。鏡像異性体を、超臨界流体クロマトグラフィー(Chiralpak(登録商標)OD−Hカラム、21mm id、250mmの長さ)で分離した。出口圧力は100バール、オーブン温度は35℃、40mL/分の移動相流量であった。CO中、0.1%ジエチルアミンを含む10−30%メタノールの線形勾配で15分間かけて使用した。表題化合物の保持時間は11.2分であった。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.25(s,1H)、6.74(d,J=8.4Hz,1H)、6.46(d,J=2.4Hz,1H)、6.42(dd,J=8.4,2.5Hz,1H)、3.97−3.83(m,2H)、3.13−3.01(m,2H)、2.91−2.81(m,2H)、2.58−2.52(m,2H)、1.93(d,J=13.2Hz,1H)、1.42(s,9H)。
【0499】
実施例166B
(4aR)−10−{[(2R)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−フェニルプロパン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例166Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.51(s,1H)、9.29(bs,2H)、7.29−7.16(m,5H)、6.85(d,J=8.7Hz,1H)、6.68−6.53(m,1H)、6.55(d,J=2.6Hz,1H)、4.68(m,1H)、3.57(m,2H)、3.37−3.19(m,3H)、3.06−2.76(m,4H)、2.60(m,1H)、2.01(d,J=13Hz,1H)、1.21(d,J=6.0Hz,3H)。
【0500】
実施例167
(4aR)−10−{[(2S)−1−フェニルプロパン−2−イル]オキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(R)−1−フェニルプロパン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例166Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って塩酸塩として調製し、表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.27(s,1H)、7.35−7.10(m,5H)、6.80(d,J=8.6Hz,1H)、6.57(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、6.50(d,J=2.6Hz,1H)、4.63(h,J=6.1Hz,1H)、3.50(m,1H)、3.14(dd,J=17.6,8.8Hz,1H)、2.99−2.87(m,4H)、2.86−2.75(m,2H)、2.67(ddd,J=14.9,13.0,7.4Hz,2H)、1.87(t,J=15.8Hz,1H)、1.21(d,J=6.0Hz,3H);MS(DCI+)m/z352.1(M+H)
【0501】
実施例168
(4aS)−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例168A
(S)−2−(4−ベンジル−1−(2−ブロモフェニル)ピペラジン−2−イル)エタノール
表題化合物を、1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順に従って調製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.59−7.48(m,1H)、7.39−7.18(m,7H)、7.08(dd,J=8.3,1.4Hz,1H)、6.90−6.81(m,1H)、4.15−4.02(m,2H)、3.53−3.36(m,2H)、2.91−2.71(m,3H)、2.71−2.54(m,2H)、1.97−1.86(m,1H)、1.80−1.66(m,3H);MS(DCI+)m/z375.1(M+H)
【0502】
実施例168B
(4aS)−3−ベンジル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例133Aの代わりに実施例168Aを用いて実施例133Bに概要を示した手順に従って調製して表題化合物を得た。これをフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中に0−100%酢酸エチル)で精製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.38−7.23(m,5H)、6.94(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)、6.89(td,J=7.6,1.5Hz,1H)、6.83(td,J=7.6,1.5Hz,1H)、6.75(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、4.33(tt,J=16.3,8.0Hz,1H)、4.09(dt,J=10.9,4.4Hz,1H)、3.66−3.43(m,2H)、3.21−3.02(m,3H)、2.62(d,J=66.9Hz,2H)、2.32(d,J=60.0Hz,2H)、2.02−1.83(m,2H);MS(DCI+)m/z295.2(M+H)
【0503】
実施例169
(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例133Bの代わりに実施例168Bを用いて実施例133Cに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、CHCl中の0−50%メタノール(2M NH溶液)を用いてフラッシュクロマトグラフィーで精製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 6.94−6.86(m,1H)、6.82(ddd,J=7.7,6.8,2.1Hz,1H)、6.74(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、4.42−4.25(m,1H)、4.10(dt,J=11.0,4.4Hz,1H)、3.06−2.91(m,4H)、2.86(dt,J=11.8,3.7Hz,1H)、2.80−2.68(m,2H)、2.65−2.55(m,1H)、2.02−1.81(m,2H);MS(DCI+)m/z205.1(M+H)
【0504】
実施例170
(4aS)−10−(シクロプロピルメトキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりにシクロプロピルメタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.48(s,1H)、9.04(m,2H)、6.87(d,J=8.8Hz,1H)、6.69−6.52(m,2H)、3.78(t,J=8.8Hz,2H)、3.64−3.19(m,5H)、3.00(dd,J=23.0,10.9Hz,1H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H)、1.29−1.09(m,1H)、0.65−0.46(m,1H)、0.37−0.24(m,1H)。
【0505】
実施例171
(4aS)−10−[2−(ピリジン−2−イル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(ピリジン−2−イル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.50(s,1H)、9.05(br,2H)、8.68(dd,J=5.2,0.9Hz,1H)、8.09(t,J=7.2Hz,1H)、7.68(d,J=7.9Hz,1H)、7.60−7.47(m,1H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.69−6.55(m,2H)、4.45−4.27(m,2H)、3.58−3.45(m,1H)、3.42−3.18(m,6H)、3.12−2.88(m,2H)、2.60(dd,J=13.4,7.1Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H)。
【0506】
実施例172
(4aS)−10−[2−(2−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(2−クロロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.49(s,1H)、9.08(br,2H)、7.53−7.40(m,2H)、7.30(pd,J=7.4,1.8Hz,2H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.71−6.59(m,2H)、4.19(tt,J=12.4,4.4Hz,2H)、3.57−3.43(m,1H)、3.41−3.22(m,4H)、3.16(t,J=6.9Hz,2H)、3.00(dt,J=22.1,10.0Hz,2H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.5Hz,1H);MS(DCI+)m/z372.1(M+H)
【0507】
実施例173
(4aS)−10−{2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.49(s,1H)、9.04(br,2H)、7.70(s,1H)、7.66(d,J=7.3Hz,1H)、7.62−7.49(m,2H)、6.87(d,J=8.7Hz,1H)、6.67(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、6.61(d,J=2.6Hz,1H)、4.23(tt,J=12.8,4.5Hz,3H)、3.57−3.46(m,1H)、3.35(t,J=12.3Hz,2H)、3.26(d,J=8.0Hz,2H)、3.14(t,J=6.6Hz,2H)、3.09−2.89(m,2H)、2.60(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z406.1(M+H)
【0508】
実施例174
(4aS)−10−sec−ブトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりにブタン−2−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.47(s,1H)、9.04(br,2H)、6.86(d,J=8.6Hz,1H)、6.63(dt,J=9.8,4.9Hz,1H)、6.60(t,J=2.7Hz,1H)、1H NMR(500MHz,DMSO−d)δ 4.36(h,J=5.9Hz,1H)、3.61−3.50(m,2H)、3.30(dt,J=22.1,14.3Hz,2H)、3.00(dd,J=22.2,10.6Hz,1H)、2.63(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H)、1.67−1.51(m,1H)、1.24−1.16(m,1H)、0.94−0.87(m,1H);MS(DCI+)m/z290.1(M+H)
【0509】
実施例175
(4aS)−10−[2−(3−クロロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−(3−クロロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.49(s,1H)、9.16(br,2H)、7.42(s,1H)、7.38−7.24(m,3H)、6.88(d,J=8.6Hz,1H)、6.67−6.60(m,2H)、4.27−4.10(m,2H)、3.57−3.47(m,1H)、3.42−3.30(m,2H)、3.31−3.20(m,2H)、3.10−2.88(m,4H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z374.1(M+H)
【0510】
実施例176
(4aS)−10−[2−(3−メチルフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに2−m−トリルエタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.49(s,1H)、9.24−9.01(m,2H)、7.20(t,J=7.5Hz,1H)、7.15−7.09(m,2H)、7.04(d,J=7.5Hz,1H)、6.87(d,J=8.6Hz,1H)、6.66(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、6.61(d,J=2.6Hz,1H)、4.22−4.11(m,2H)、3.57−3.47(m,1H)、3.34(dd,J=29.2,14.4Hz,2H)、3.27(d,J=7.7Hz,2H)、3.09−2.90(m,4H)、2.61(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.01(d,J=13.4Hz,1H);MS(DCI+)m/z352.1(M+H)
【0511】
実施例177
(4aS)−10−(1−フェニルプロポキシ)−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに1−フェニルプロパン−1−オルを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.42(s,1H)、9.10−8.75(m,2H)、7.36(dt,J=15.2,4.6Hz,4H)、7.27−7.21(m,1H)、6.77−6.70(m,1H)、6.63(d,J=2.6Hz,1H)、6.56−6.50(m,1H)、5.23−5.18(m,1H)、3.50−3.42(m,1H)、3.34(d,J=11.9Hz,2H)、3.22(dt,J=22.6,10.6Hz,2H)、3.09−2.88(m,2H)、2.58(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、2.00−1.86(m,2H)、1.84−1.73(m,1H)、0.92(t,J=7.3Hz,3H);MS(DCI+)m/z352.1(M+H)
【0512】
実施例178
(4aS)−10−[(1R)−1−(2,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(3−フルオロフェニル)エタノールの代わりに(S)−1−(2,5−ジフルオロフェニル)エタノールを用い、実施例149Eの代わりに実施例163Aを用いて実施例152に概要を示した手順に従って調製した。得られた生成物を、分取HPLCでさらに精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.48(s,1H)、9.01(br,2H)、7.34−7.24(m,J=11.1,7.6,3.8Hz,2H)、7.21−7.12(m,1H)、6.83(d,J=8.7Hz,1H)、6.69(d,J=2.6Hz,1H)、6.60(dd,J=8.6,2.6Hz,1H)、5.67(q,J=6.3Hz,1H)、3.58−3.47(m,1H)、3.35(t,J=11.1Hz,2H)、3.26(dd,J=17.9,7.3Hz,1H)、3.12(d,J=12.5Hz,1H)、3.07−2.88(m,2H)、2.60(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、1.99(d,J=13.5Hz,1H)、1.58(t,J=5.3Hz,3H);MS(DCI+)m/z374.1(M+H)
【0513】
実施例179
(4aS)−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
実施例179A
(S)−2−(4−ベンジル−1−(2−ブロモ−5−クロロフェニル)ピペラジン−2−イル)エタノール
表題化合物を、1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、さらに特性評価することなく次のステップで使用した。
【0514】
実施例179B
(4aS)−3−ベンジル−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例133Aの代わりに実施例179Aを用いて実施例133Bに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を、さらに特性評価することなく次のステップで使用した。
【0515】
実施例179C
(4aS)−10−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例30Cの代わりに実施例179Bを用いて実施例30Dに概要を示した手順に従って調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 8.81(br,1H)、7.10−6.96(m,1H)、6.93−6.82(m,1H)、4.53−4.37(m,1H)、4.20−4.07(m,1H)、3.41−2.95(m,7H)、2.15−1.98(m,1H)、1.97−1.75(m,1H)。
【0516】
実施例180
cis−1,2,3,4,4a,5,6,11b−オクタヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
実施例180A
2−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−安息香酸エチルエステル
500mLのN,N−ジメチルホルムアミド中の2−ブロモ−安息香酸エチルエステル(45.8g、0.2mol)、酢酸カリウム(60g、0.6mol)、4,4,5,5,4’,4’,5’,5’−オクタメチル−[2,2’]ビ[[1,3,2]ジオキサボロラニル](55.9g、0.22mol)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(7.0g、0.02mol)の混合物をN下、100℃で終夜攪拌した。冷却し2Lの水で希釈した後、混合物をジエチルエーテル(500mL)で抽出し、シリカゲル(石油エーテル/酢酸エチル、50:1)を用いてカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
【0517】
実施例180B
4−ヨード−ニコチノニトリル
2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン(42.3g、0.3mol)の2Lのテトラヒドロフラン中の攪拌溶液に、N雰囲気下、−78℃でブチルリチウム(120mL、2.5M、0.3mol)を加えた。混合物を1時間攪拌し、次いでニコチノニトリル(26g、0.25mol)の500mLテトラヒドロフラン中溶液を徐々に加え、得られた混合物を−78℃で0.5時間攪拌した。次いで500mLのテトラヒドロフラン中のI(76.2g、0.3mol)を滴下した。2時間攪拌した後、混合物を500mLの氷水でクエンチした。減圧下でテトラヒドロフランを除去し、水相をエーテルで抽出した。有機相をブライン、クエン酸、ブライン、Na水溶液で洗浄し、ブラインで再度洗浄した。NaSOで脱水した後、有機相を濃縮し、シリカゲル(石油エーテル:酢酸エチル、10:1)でのカラムクロマトグラフィーを用いて精製して表題化合物を得た。
【0518】
実施例180C
2−(3−シアノ−ピリジン−4−イル)−安息香酸エチルエステル
600mLの無水1,4−ジオキサン中の実施例180B(35.9g、0.156mol)、KCO(43.1g、0.312mol)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(11.0g、0.016mol)および実施例180Aの混合物を100℃で12時間攪拌した。室温に冷却した後、混合物を2Lの水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、脱水し、シリカゲル(石油エーテル:酢酸エチル、2:1)を用いたカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
【0519】
実施例180D
5,6−ジヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
NHで飽和した2Lのメタノール中の実施例180C(29.4g、0.117mol)とラネー(登録商標)ニッケル(30g)の混合物をH圧(50psi)下、50℃で24時間攪拌した。冷却した後、触媒を除去し、混合物を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。これを、さらに精製することなく使用した。
【0520】
実施例180E
3−ベンジル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−3−イウムブロミド
200mLのエタノール中の実施例180D(24.6g、0.117mol)と臭化ベンジル(40.1g、0.234mol)の混合物を還流下で終夜攪拌した。氷水浴で冷却した後、固体をろ取し、エタノールで洗浄して表題化合物を得た。
【0521】
実施例180F
3−ベンジル−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
200mLのエタノール/水(4:1)中の実施例180E(17.7g、46.4mmol)の0℃での懸濁液に、NaBH(8.9g、0.232mol)を滴下した。0.5時間攪拌した後、混合物を1N HClでクエンチしてpH4−5にして、減圧下で濃縮した。残留物を100mLのKCO飽和水溶液に溶解し、ジクロロメタンで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、脱水し、ジクロロメタン/メタノール(30:1)で溶出させて、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
【0522】
実施例180G
tert−ブチルcis−7−オキソ−1,2,4,4a,5,6,7,11b−オクタヒドロ−3H−ピリド[3,4−d][2]ベンザゼピン−3−カルボキシレート
実施例180F(10g、32.9mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(14g、65mmol)およびPd(OH)/C(4g)の混合物を、200mLのメタノール中でH圧(50psi)下、50℃で24時間攪拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮して粗製の表題化合物を得た。これをさらに精製することなく使用した。
【0523】
実施例180H
cis−1,2,3,4,4a,5,6,11b−オクタヒドロ−7H−ピリド[3,4−d][2]ベンズアゼピン−7−オン
実施例180Gの400mLのジエチルエーテル中懸濁液に、80mLのHCl/メタノール(5N)を25℃で加えた。混合物を終夜攪拌した。生成した固体を集め、乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。
【0524】
さらに精製するために、生成物をメタノール−アセトン(1:5)で摩砕し、次いでメタノール−エーテル(1:5)で摩砕した。表題化合物をろ過により集め、乾燥して表題化合物を塩酸塩として得た。H NMR(501MHz,DMSO−d)δ ppm 9.28−9.19(m,1H)、9.19−9.08(m,1H)、8.02(s,1H)、7.58−7.45(m,2H)、7.45−7.33(m,2H)、3.27(ddd,J=12.0,7.4,4.1,3H)、3.16(dd,J=7.7,6.4,1H)、3.02(dd,J=12.6,2.1,1H)、2.72−2.60(m,1H)、2.43(s,1H)、2.33(dd,J=14.9,3.2,2H)、2.28−2.06(m,1H);MS(ESI+)m/z216.9(M+H)
【0525】
実施例181
(4aS)−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
実施例181A
(4aS)−3−ベンジル−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−(1−(2−アミノ−5−エトキシフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸の代わりに2−(1−(2−アミノ−5−メトキシフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸を用いて実施例43Aに概要を示した手順に従って調製した。2−(1−(2−アミノ−5−エトキシフェニル)−4−ベンジルピペラジン−2−イル)酢酸は、2−フルオロ−4−メトキシ−1−ニトロベンゼンを2−フルオロ−4−エトキシ−1−ニトロベンゼンで置き換えて、実施例12D、12Eおよび12Fに概要を示した手順に従って調製した。
【0526】
鏡像異性体を超臨界流体クロマトグラフィー(Chiralpak(登録商標)AS−H 21mm id、250mmの長さ、Chiral Technologies,Inc.から、オーブン温度35℃、圧力100バール、流量40mL/分、移動相修飾剤:0.1%ジエチルアミンを含むメタノール、10−30%修飾剤、無勾配で20分間)により分離した。保持時間14.1分。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.03(s,1H)、7.09(d,J=6.4,4H)、7.05−6.98(m,1H)、6.57(s,1H)、6.33(s,2H)、3.79−3.69(m,2H)、3.29(d,J=2.3,2H)、3.02(t,J=8.7,1H)、2.84(td,J=11.3,2.5,1H)、2.74(d,J=11.3,1H)、2.57(d,J=10.7,1H)、2.28−2.24(m,2H)、1.98(t,J=10.7,1H)、1.87(td,J=11.1,2.8,1H)、1.59(d,J=13.2,1H)、1.06(t,J=7.0,3H)。MS(ESI+)m/z352.0(M+H)
【0527】
実施例181B
(4aS)−10−エトキシ−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、実施例43Aの代わりに実施例181Aを用いて実施例43Bに概要を示した手順に従って調製した。粗製物質を濃縮し、次いでジクロロメタン(0.2mL)中のジオキサン(0.3mL)中4M HClで、室温で10分間処理した。上澄み液を除去し、得られた灰色の固体を、最初に5%メタノール/ジクロロメタンで溶出させ、次いで10%メタノール/ジクロロメタンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Extra−Clean(商標)SPE Si,Alltech(登録商標)、2g)で精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.48(s,1H)、9.30(s,2H)、6.87(d,J=8.4,1H)、6.62(d,J=1.5,2H)、4.12−3.93(m,2H)、3.64−3.53(m,1H)、3.37−3.26(m,4H)、3.07−2.91(m,2H)、2.61(dd,J=13.4,7.1,1H)、2.01(d,J=13.4,1H)、1.31(t,J=7.0,3H)。MS(ESI+)m/z261.9(M+H)
【0528】
実施例182
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン
実施例182A
1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1−ベンズアゼピン−2−オン
クロロホルム(300mL)中の3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(20mL、150mmol)の氷浴で冷却した溶液にアジ化ナトリウム(14.62g、225mmol)を加え、次いで濃硫酸(80mL、1499mmol)を30分間かけて滴下し、混合物を室温で24時間攪拌した。二相溶液を氷に注加し、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して粗製生成物を得た。これを、ジクロロメタンでロードし、30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash(商標)280、SF25−120)で精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 9.50(s,1H)、7.28−7.14(m,2H)、7.07(td,J=7.4,1.2,1H)、7.00−6.85(m,1H)、2.67(t,J=6.9,2H)、2.20−2.03(m,4H);MS(ESI−)m/z160.1(M−H)
【0529】
実施例182B
1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1−ベンザゼピン−2−チオン
実施例182A(12.435g、77mmol)の窒素雰囲気下でのピリジン(309mL)中溶液に五硫化リン(34.3g、154mmol)を加え、混合物を120℃(還流)で2時間加熱した。溶媒をデカントし、水を加えた。生成物をジクロロメタンで抽出し、シリカゲルに予備吸着させ、30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash(商標)280、SF10−150)で精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 11.75(s,1H)、7.32−7.25(m,2H)、7.19(td,J=7.5,1.2,1H)、7.10−7.00(m,1H)、2.63(m,4H)、2.20(m,2H);MS(ESI−)m/z176.1(M−H)
【0530】
実施例182C
2−(メチルチオ)−4,5−ジヒドロ−3H−1−ベンザゼピン
実施例182B(2.3g、12.97mmol)のアセトン(51.9mL)中溶液を油浴中で、60℃に加熱した。次いで水酸化カリウム(36.4g、649mmol)を加え、次いでヨードメタン(0.811mL、12.97mmol)を滴下した。得られた黄色スラリーを5分間攪拌し、次いで固体をろ取した。固体をアセトンで洗浄し、ろ液を濃縮して粗製の表題化合物を得た。これを精製することなく次の反応で使用した。
【0531】
実施例182D
(2Z)−2−(ニトロメチレン)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンザゼピン
実施例182C(2.481g、12.97mmol)とニトロメタン(13.99mL、259mmol)の混合物を油浴で、120℃で48時間加熱した。ニトロメタンを蒸発させ、粗製混合物を、15−30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash(商標)280、SF25−80)で精製して表題化合物を得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 11.15(s,1H)、7.34−7.25(m,3H)、7.25−7.15(m,1H)、6.87(s,1H)、2.77−2.64(m,2H)、2.22(m,2H)、2.14(m,2H);MS(ESI+)m/z205.3(M+H)
【0532】
実施例182E
1−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン−2−イル)メタンアミン
実施例182D(0.643g、3.15mmol)のアルゴン雰囲気下でのテトラヒドロフラン(31.5mL)中溶液に、テトラヒドロフラン(9.45mL、18.89mmol)中の水素化アルミニウムリチウムを滴下し、混合物を室温で30分間攪拌した。水を注意深く加え、混合物をジクロロメタンで1回抽出した。有機抽出物をNaSOで脱水し、溶媒を蒸発させて粗製の表題化合物を得た。これを精製することなく次の反応で使用した。MS(ESI+)m/z177.3(M+H)
【0533】
実施例182F
3,4,4a,5,6,7−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン−1,2−ジオン
実施例182E(0.282g、1.600mmol)のシュウ酸ジエチル(1.518mL,11.20mmol)中溶液を140℃で1時間加熱し、次いで180℃で2時間加熱した。粗製混合物を、ジクロロメタンで溶出させ、次いで2%メタノール/ジクロロメタンで溶出させ、次いで10%メタノール/ジクロロメタンで溶出させて、シリカゲルクロマトグラフィー(Analogix IntelliFlash(商標)280、SF24−40)で精製して表題化合物を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 8.66(s,1H)、7.37−7.17(m,4H)、3.91(dd,J=12.8,4.2,1H)、3.49(d,J=11.4,1H)、3.19−3.13(m,1H)、2.71(dd,J=18.6,12.5,1H)、2.56(m,1H)、2.02(m,2H)、1.86(m,1H)、1.42(m,1H);MS(ESI+)m/z248.2(M+NH
【0534】
実施例182G
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン
実施例182F(0.110g、0.478mmol)のテトラヒドロフラン(4.78mL)中溶液に、テトラヒドロフラン(1.194mL、2.389mmol)中の水素化アルミニウムリチウム溶液を加え、混合物を最初室温で5分間攪拌し、次いで80℃で5分間加熱した。水を注意深く加え、生成物をジクロロメタンで1回抽出した。有機抽出物をNaSOで脱水し、濃縮した。粗製混合物を逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 8.96(s,1H)、8.77(s,1H)、7.20 m,1H)、7.10(m,1H)、7.06−6.87(m,2H)、3.11(m,2H)、3.03−2.92(m,2H)、2.66−2.54(m,1H)、1.72(m,1H)、1.63−1.34(m,3H);MS(ESI+)m/z203.4(M+H)
【0535】
実施例183
3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン
実施例182(0.046g、0.227mmol)のジクロロメタン(1.749mL)中溶液に、酢酸(0.169mL、2.96mmol)、ホルムアルデヒド(7.51mg、0.250mmol)およびMP−シアノボロヒドリド(0.546g、0.682mmol)を加え、混合物を室温で24時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ビーズをメタノールで洗浄した。ろ液を濃縮し、逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.87(s,1H)、7.21 m,1H)、7.11(m,1H)、6.96(m,2H)、3.41−3.10(m,6H)、3.02(m,2H)、2.87(s,3H)、2.58(m,1H)、1.69(m,1H)、1.52(m,1H)、1.41(m,2H)。MS(ESI+)m/z217.2(M+H)
【0536】
実施例184
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例184A
N−(3−ベンジル−7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例184Aを、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて、実施例47に従って合成した。この物質を、さらに精製することなく実施例184Bで使用した。MS(ESI+)m/z531.38(M+H)
【0537】
実施例184B
N−(7−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−9−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例184A(0.05g、0.094mmol)およびエタノール(20mL)を、50mL耐圧瓶中の20%Pd(OH)−C、湿潤(10mg、0.071mmol)に加え、30psi水素圧下、50℃で6時間攪拌した。混合物をナイロン膜でろ過した。ろ液を濃縮し、残留物をジクロロメタン/ジオキサンに懸濁し、ジオキサン中の4M HClで、室温で10分間処理して固体を得た。混合物を遠心分離し、溶媒を除去し、固体を乾燥した。表題化合物をメタノールで数回摩砕して得た。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 10.37(s,1H)、8.86(s,1H)、8.26(d,J=5.2,1H)、8.07−7.95(m,3H)、7.93(s,1H)、7.83(dd,J=9.3,6.2,2H)、7.21−7.07(m,2H)、6.98(t,J=7.6,1H)、3.29−3.09(m,6H)、3.03−2.97(m,3H);MS(ESI+)m/z441.44(M+H)
【0538】
実施例185
10−ベンジル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a][1,5]ベンゾジアゼピン−6(7H)−オン
表題化合物を、2−ブロモ−3−メチルアニリンの代わりに4−ベンジル−2−ブロモアニリンを用いて実施例53に概要を示した手順に従ってHCl塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.15−7.38(m,5H)、7.01(s,1H)、6.88(s,2H)、3.92(s,2H)、3.49−3.68(m,2H)、3.16−3.43(m,3H)、2.87−3.09(m,2H)、2.62(dd,J=13.48,7.14Hz,1H)、2.01(d,J=13.48Hz,1H);MS(ESI+)m/z308(M+H)
【0539】
実施例186
(4aS)−3−ベンジル−9−クロロ−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼンの代わりに5−クロロ−2−フルオロ−ブロモベンゼンを用いて実施例133Aに概要を示した手順にしたがい、続いて実施例133Bに概要を示した手順に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.21−7.36(m,5H)、6.94(d,J=2.37Hz,1H)、6.81−6.87(m,1H)、6.75(d,1H)、4.26−4.36(m,1H)、3.98−4.14(m,1H)、3.50−3.54(m,2H)、3.04−3.22(m,3H)、2.61−2.70(m,1H)、2.51−2.57(m,1H)、2.27−2.38(m,1H)、2.15−2.25(m,1H)、1.88−1.98(m,2H);MS(ESI+)m/z328(M+H)
【0540】
実施例187
(4aS)−9−フェニル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
マイクロ波バイアルに、実施例140(60mg、0.25mmol)、フェニルボロン酸(30mg、0.25mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(10.3mg、0.025mmol)、酢酸パラジウム(II)(2.8mg、0.013mmol)、KCO(0.25mL、2M)および1,2−ジメトキシエタン(2mL)をチャージした。反応物を、Biotage Initiator(商標)マイクロ波加熱器(400W)中、150℃で30分間加熱した。逆相HPLCで精製して表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.57−7.66(m,2H)7.43(t,J=7.63Hz,2H)7.32(t,J=7.32Hz,1H)7.24(d,J=2.14Hz,1H)7.20(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)6.90(d,J=8.24Hz,1H)4.37−4.45(m,1H)4.11−4.19(m,1H)3.32−3.48(m,4H)3.13−3.27(m,2H)3.03−3.13(m,1H)2.05−2.16(m,1H)1.90−2.01(m,1H);MS(ESI+)m/z281(M+H)
【0541】
実施例188
(4aS)−9−クロロ−3−メチル−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、実施例77の代わりに実施例140を用いて実施例78に概要を示した手順に従って調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.03(d,J=2.44Hz,1H)、6.97(dd,J=8.54,2.14Hz,1H)、6.84(d,J=8.24Hz,1H)、4.37−4.46(m,1H)、4.05−4.14(m,1H)、3.25−3.55(m,5H)、3.03−3.23(m,2H)、2.82−2.89(m,3H)、2.03−2.14(m,1H)、1.71−1.82(m,1H);MS(ESI+)m/z253(M+H)
【0542】
実施例189
(4aS)−9−(2−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−メチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.17−7.29(m,4H)、6.93(s,1H)、6.87(s,2H)、4.37−4.45(m,1H)、4.12−4.19(m,1H)、3.28−3.45(m,4H)、3.01−3.26(m,3H)、2.24(s,3H)、2.06−2.16(m,1H)、1.91−2.01(m,1H);MS(ESI+)m/z295(M+H)
【0543】
実施例190
(4aS)−9−(3−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−メチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.40(d,J=7.93Hz,1H)、7.31(t,J=7.63Hz,1H)、7.22(d,J=2.14Hz,1H)、7.18(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、7.13(d,J=7.63Hz,1H)、6.89(d,J=8.24Hz,1H)、4.37−4.44(m,1H)、4.12−4.18(m,1H)、3.32−3.46(m,4H)、3.14−3.26(m,2H)、3.03−3.12(m,1H)、2.36(s,3H)、2.05−2.14(m,1H)、1.92−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z295(M+H)
【0544】
実施例191
(4aS)−9−(4−メチルフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−メチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.51(d,J=8.24Hz,2H)、7.20−7.26(m,3H)、7.17(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、6.88(d,J=7.93Hz,1H)、4.35−4.43(m,1H)、4.11−4.17(m,1H)、3.31−3.47(m,4H)、3.14−3.26(m,2H)、3.03−3.11(m,1H)、2.33(s,3H)、2.05−2.13(m,1H)、1.91−2.00(m,1H);MS(ESI+)m/z295(M+H)
【0545】
実施例192
(4aS)−9−(2−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.26−7.33(m,2H)、7.06−7.10(m,2H)、7.05(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、7.00(t,J=7.48Hz,1H)、6.84(d,J=8.24Hz,1H)、4.40−4.47(m,1H)、4.11−4.17(m,1H)、3.76(s,3H)、3.30−3.43(m,4H)、3.03−3.26(m,3H)、2.07−2.16(m,1H)、1.91−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z311(M+H)
【0546】
実施例193
(4aS)−9−(3−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.34(t,J=7.93Hz,1H)、7.16−7.24(m,3H)、7.12−7.15(m,1H)、6.86−6.93(m,2H)、4.37−4.44(m,1H)、4.12−4.18(m,1H)、3.81(s,3H)、3.32−3.47(m,4H)、3.13−3.26(m,2H)、3.03−3.12(m,1H)、2.06−2.15(m,1H)、1.92−2.01(m,1H);MS(ESI+)m/z311(M+H)
【0547】
実施例194
(4aS)−9−(4−メトキシフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−メトキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 7.51−7.58(m,2H)、7.18(d,J=2.44Hz,1H)、7.14(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、6.99(d,J=8.85Hz,2H)、6.87(d,J=7.93Hz,1H)、4.34−4.42(m,1H)、4.09−4.17(m,1H)、3.78(s,3H)3.32−3.47(m,4H)、3.13−3.27(m,2H)、3.02−3.12(m,1H)、2.04−2.14(m,1H)、1.91−2.00(m,1H);MS(ESI+)m/z311(M+H)
【0548】
実施例195
(4aS)−9−[2−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 8.07−8.10(m,1H)、7.91−7.95(m,2H)、7.62−7.77(m,3H)、7.42−7.46(m,1H)、4.44−4.51(m,1H)、4.14−4.21(m,1H)、3.27−3.42(m,4H)、2.98−3.17(m,3H)、2.74−2.78(m,3H)、2.08−2.18(m,1H)、1.91−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z359(M+H)
【0549】
実施例196
(4aS)−9−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ ppm 8.09(t,J=1.68Hz,1H)、8.00(d,J=7.93Hz,1H)、7.87(d,J=8.54Hz,1H)、7.71(t,J=7.78Hz,1H)、7.27−7.35(m,2H)、6.95(d,J=8.24Hz,1H)、4.39−4.50(m,1H)、4.13−4.22(m,1H)、3.34−3.49(m,4H)、3.29(s,3H)、3.04−3.26(m,3H)、2.07−2.17(m,1H)、1.92−2.02(m,1H);MS(ESI+)m/z359(M+H)
【0550】
実施例197
1−{2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−アセチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.50−7.59(m,2H)、6.84−6.92(m,3H)、4.41−4.51(m,1H)、4.11−4.21(m,1H)、3.02−3.41(m,7H)、2.06−2.17(m,4H)、1.90−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z323(M+H)
【0551】
実施例198
1−{3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−アセチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 8.12(t,J=1.83Hz,1H)、7.84−7.94(m,2H)、7.59(t,J=7.78Hz,1H)、7.24−7.34(m,2H)、6.94(d,J=8.24Hz,1H)、4.38−4.49(m,1H)、4.13−4.22(m,1H)、3.34−3.51(m,4H)、3.04−3.30(m,3H)、2.65(s,3H)、2.06−2.19(m,1H)、1.93−2.03(m,1H);MS(ESI+)m/z323(M+H)
【0552】
実施例199
1−{4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェニル}エタノン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−アセチルフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 8.01(d,J=8.54Hz,2H)、7.79(d,J=8.24Hz,2H)、7.28−7.36(m,2H)、6.94(d,J=8.24Hz,1H)、4.39−4.50(m,1H)、4.13−4.22(m,1H)、3.34−3.49(m,4H)、3.04−3.29(m,3H)、2.60(s,3H)、2.06−2.19(m,1H)、1.92−2.03(m,1H);MS(ESI+)m/z323(M+H)
【0553】
実施例200
2−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.18−7.26(m,1H)、7.07−7.17(m,3H)、6.79−6.94(m,3H)、4.36−4.48(m,1H)、4.08−4.18(m,1H)、2.98−3.41(m,7H)、2.04−2.18(m,1H)、1.86−2.00(m,1H);MS(ESI+)m/z297(M+H)
【0554】
実施例201
3−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.39−7.45(m,2H)、7.12−7.15(m,1H)、7.10(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、6.79−6.86(m,3H)、4.33−4.41(m,1H)、4.09−4.16(m,1H)、3.30−3.47(m,4H)、3.12−3.26(m,2H)、3.01−3.11(m,1H)、2.02−2.14(m,1H)、1.88−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z297(M+H)
【0555】
実施例202
4−[(4aS)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン−9−イル]フェノール
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.11−7.24(m,3H)、6.96−7.05(m,2H)、6.88(d,J=8.24Hz,1H)、6.73(dd,J=8.54,2.14Hz,1H)、4.36−4.45(m,1H)、4.11−4.18(m,1H)、3.31−3.46(m,4H)、3.02−3.27(m,3H)、2.05−2.16(m,1H)、1.90−1.99(m,1H);MS(ESI+)m/z297(M+H)
【0556】
実施例203
(4aS)−9−(2−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに2−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.48−7.55(m,1H)、7.34−7.42(m,1H)、7.24−7.32(m,2H)、7.08−7.16(m,2H)、6.91(d,J=8.24Hz,1H)、4.41−4.49(m,1H)、4.12−4.20(m,1H)、3.30−3.44(m,4H)、3.02−3.26(m,3H)、2.07−2.18(m,1H)、1.91−2.02(m,1H);MS(ESI+)m/z299(M+H)
【0557】
実施例204
(4aS)−9−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに3−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.41−7.53(m,3H)、7.29(d,J=2.44Hz,1H)、7.25(dd,J=8.24,2.14Hz,1H)、7.09−7.18(m,1H)、6.90(d,J=8.24Hz,1H)、4.35−4.46(m,1H)、4.12−4.21(m,1H)、3.31−3.50(m,4H)、3.00−3.27(m,3H)、2.05−2.16(m,1H)、1.90−2.02(m,1H);MS(ESI+)m/z299(M+H)
【0558】
実施例205
(4aS)−9−(4−フルオロフェニル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりに4−フルオロフェニルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 7.62−7.71(m,2H)、7.15−7.29(m,6H)、6.89(d,J=8.24Hz,1H)、4.34−4.44(m,1H)、4.09−4.20(m,1H)、3.01−3.49(m,7H)、2.04−2.15(m,1H)、1.90−2.01(m,1H);MS(ESI+)m/z299(M+H)
【0559】
実施例206
(4aS)−9−(ピリジン−3−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりにピリジン−3−イルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 9.11(d,J=1.83Hz,1H)、8.73(dd,J=5.19,1.53Hz,1H)、8.48−8.59(m,1H)、7.84(dd,J=7.93,5.49Hz,1H)、7.43(d,J=2.14Hz,1H)、7.38(dd,J=8.39,2.29Hz,1H)、6.98(d,J=8.24Hz,1H)、4.40−4.51(m,1H)、4.14−4.23(m,1H)、3.32−3.51(m,4H)、3.14−3.28(m,2H)、3.02−3.13(m,1H)、2.06−2.20(m,1H)、1.90−2.04(m,1H);MS(ESI+)m/z282(M+H)
【0560】
実施例207
(4aS)−9−(ピリジン−4−イル)−2,3,4,4a,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−d][1,5]ベンゾオキサゼピン
表題化合物を、フェニルボロン酸の代わりにピリジン−4−イルボロン酸を用いて実施例187に概要を示した手順に従って、トリフルオロ酢酸塩として調製した。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 8.84(d,J=6.71Hz,2H)、8.24(d,J=7.02Hz,2H)、7.54−7.64(m,2H)、7.01(d,J=8.24Hz,1H)、4.49−4.60(m,1H)、4.18−4.29(m,1H)、3.34−3.54(m,4H)、3.15−3.28(m,2H)、3.03−3.15(m,1H)、2.09−2.21(m,1H)、1.92−2.05(m,1H);MS(ESI+)m/z282(M+H)
【0561】
上記詳細な説明および付随する実施例は単なる例示であり、添付の特許請求の範囲およびその均等物によってのみ定義される本発明の範囲を限定するものととるべきではないことを理解されたい。開示した実施形態に対する様々な変更形態および修正形態は当業者に明らかであろう。本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、これらに限定されないが本発明の化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、処方および/または使用方法に関するものを含むそうした変更および修正を加えることができる。
図1
図2a
図2b
図3a
図3b
図4
【手続補正書】
【提出日】2015年3月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン、および
3−メチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロピラジノ[1,2−a][1]ベンザゼピン
からなる群から選択される化合物、または薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
治療有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩を、1種またはそれ以上の薬学的に許容される担体と組み合わせて含有する医薬組成物。