【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
ユーザが見ている方向を示す第1のカメラ信号を受け取るよう構成された第1の信号入力と、
1つ以上の視覚情報のキャプチャ画像を含む第2のカメラ信号を受け取るよう構成された第2の信号入力と、
少なくとも1つの音響トランスデューサを駆動するよう構成された信号出力と、
前記1つ以上の視覚情報の前記キャプチャ画像のそれぞれに対する方向を決定すること、
前記ユーザが見ている前記示された方向が、前記1つ以上の視覚情報のうちの1つの前記キャプチャ画像の前記決定された方向に対応するかどうかを判定すること、および
前記ユーザが見ている前記示された方向が前記1つ以上の視覚情報のうちの1つに対応すると判定したとき、
前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つのコンテキストを決定すること、ならびに、
前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つの前記コンテキストに関連する音声情報を前記信号出力に出力すること、を実行すること、
を実行するようプログラムされたコンピュータロジックと、
を含む、音声情報を提供するためのコントローラ。
(項目2)
第1のカメラが前記第1の信号入力に接続され、少なくとも1つの第2のカメラが前記第2の信号入力に接続され、少なくとも1つの音響トランスデューサが前記信号出力に接続され、前記第1のカメラ、前記少なくとも1つの第2のカメラ、前記少なくとも1つの音響トランスデューサ、および前記コンピュータロジックは乗用車内に配置され、前記第1のカメラモジュールは前記ユーザが見ている方向を決定するために前記乗用車の乗員区画に配置され、前記少なくとも1つの第2のカメラは外部に面する構成で前記車両上に配置されている、上記項目に記載のコントローラ。
(項目3)
データトランシーバをさらに含み、前記ユーザが前記1つ以上の視覚情報のうちの1つに見ていることを判定すると、前記コンピュータロジックは前記データトランシーバを通してリモートデータベースから前記音声情報を取得する、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目4)
前記第1のカメラは前記ユーザの眼球注視方向を検出し、前記ユーザが見ている前記示された方向は前記眼球注視方向である、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目5)
前記第1のカメラは前記ユーザの頭部が面する方向を含む前記ユーザの頭部指向を検出し、前記ユーザが見ている前記示された方向は前記ユーザの前記頭部が面する前記検出された方向である、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目6)
前記コンピュータロジックは、
前記ユーザが前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つの前記方向を少なくとも所定量の時間にわたり注目したと判定することと、
前記ユーザが前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つの前記方向を少なくとも事前決定回数を越えて注目したと判定することと、
前記ユーザが前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つの前記方向を所定量を越える総累積時間にわたり注目したと判定することと、
ユーザインターフェイス(例えば物理的ボタン、デジタルインターフェイス上のアイコン、その他)から入力信号を受け取ることと、
のうちの少なくとも1つにより、前記ユーザが前記1つ以上の視覚情報のうちの1つに興味を有するかどうかをさらに判断し、
前記コンピュータロジックは、前記ユーザが前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つに興味を有すると判断することに基づいて前記音声情報を出力する、
上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目7)
前記少なくとも1つの音響トランスデューサは車両において配置されたスピーカを含む、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目8)
眼球注視方向を示す第1のカメラ信号を受け取るよう構成された第1の信号入力と、
1つ以上の視覚情報のキャプチャ画像を含む第2のカメラ信号を受け取るよう構成された第2の信号入力と、
少なくとも1つの音響トランスデューサを駆動するよう構成された信号出力と、
前記1つ以上の視覚情報の前記キャプチャ画像のそれぞれに対する方向を決定すること、
前記示された眼球注視方向が、前記1つ以上の視覚情報のうちの1つの前記キャプチャ画像の前記決定された方向に対応するかどうかを判定すること、および
前記示された眼球注視方向が前記1つ以上の視覚情報のうちの1つに対応することが判定されたときに、
前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つのコンテキストを決定すること、ならびに、
前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つの前記コンテキストに関連する音声情報を前記信号出力に出力すること、を実行すること、
を実行するようプログラムされたコンピュータロジックと、
を含み、
前記第1のカメラ信号を提供する第1のカメラ、前記第2のカメラ信号を提供する前記少なくとも1つの第2のカメラ、および前記少なくとも1つの音響トランスデューサは少なくとも1つのウェアラブルな筐体に配置されている、
音声情報を提供するためのウェアラブルコントローラ。
(項目9)
前記第1のカメラはウェアラブルなヘッドマウント装置上に配置されている、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目10)
前記少なくとも1つの音響トランスデューサはヘッドフォンに配置され、前記少なくとも1つの第2のカメラは前記ヘッドフォン用の筐体に配置されている、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目11)
前記コンピュータロジックは前記ヘッドフォン用の筐体に配置されている、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目12)
前記コンピュータロジックはスマートフォンに配置されている、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目13)
データトランシーバをさらに含み、前記示された眼球注視方向が前記1つ以上の情報のうちの1つの前記キャプチャ画像の前記決定された方向に対応すると判定すると、前記データトランシーバは前記1つ以上の視覚情報のうちの前記1つの前記キャプチャ画像をリモートコンピュータシステムに転送し、前記リモートコンピュータシステムから前記音声情報を受け取る、上記項目のいずれかに記載のコントローラ。
(項目14)
1つ以上のプロセッサにより実行されると、
ユーザが見ている方向を決定することと、
前記ユーザに対する複数の視覚情報に関する位置を決定することと、
前記ユーザが前記複数の視覚情報のうちの1つに対応する方向を見ているかどうかを判定することと、
前記複数の視覚情報のうちの前記1つのコンテキストを決定することと、
前記複数の視覚情報のうちの前記1つの前記コンテキストに関する音声情報を前記ユーザに出力することと、
を含む動作を実行するプログラムを含むコンピュータ可読媒体。
(項目15)
前記ユーザが見ている方向を決定することは基準方向に対する前記ユーザの眼球注視の方向を決定することを含み、前記ユーザに対する前記複数の視覚情報に関する位置を決定することは前記基準方向に対する前記複数の視覚情報のそれぞれに対する少なくとも1つの方向を決定することを含み、前記ユーザが前記複数の視覚情報のうちの1つに対応する方向を見ているかどうかを判定することは前記眼球注視の方向が、前記複数の視覚情報のうちの前記1つの前記少なくとも1つの方向の事前定義された閾値の範囲内であるかどうかを判定することを含む、上記項目のいずれかに記載のコンピュータ可読媒体。
(項目16)
前記複数の視覚情報のそれぞれに対する少なくとも1つの方向を決定することは、前記基準方向に対する前記複数の視覚情報のそれぞれの第1の境界線に対応する第1の方向を決定することと、前記基準方向に対する前記複数の視覚情報のそれぞれの第2の境界線に対応する第2の方向を決定することと、を含み、前記第2の境界線は前記第1の境界線の反対側にあり、前記眼球注視の方向が前記複数の視覚情報のうちの前記1つの前記少なくとも1つの方向の事前定義された閾値の範囲内であるかどうかを判定することは前記決定された眼球注視方向が前記複数の視覚情報の前記1つの前記第1の方向と前記第2の方向との間であるかどうかを判定することを含む、上記項目のいずれかに記載のコンピュータ可読媒体。
(項目17)
前記複数の視覚情報のそれぞれに対する少なくとも1つの方向を決定することは、前記基準方向に対する前記複数の視覚情報のそれぞれの第3の境界線に対応する第3の方向と、前記基準方向に対する前記複数の視覚情報のそれぞれの第4の境界線に対応する第4の方向とを決定することをさらに含み、前記第3の境界線は前記第1の境界線に対して垂直であり、前記第4の境界線は前記第3の境界線の反対側にあり、前記眼球注視の方向が前記複数の視覚情報のうちの前記1つの前記少なくとも1つの方向の事前定義された閾値の範囲内であるかどうかを判定することは、前記決定された眼球注視方向が前記複数の視覚情報のうちの前記1つの前記第3の方向と前記第4の方向との間であるかどうか判定することを含む、上記項目のいずれかに記載のコンピュータ可読媒体。
(項目18)
前記複数の視覚情報のうちの前記1つのコンテキストを決定することは、
前記複数の視覚情報のうちの前記1つの画像を受け取ることと、
前記受け取られた画像とデータベース内の複数の画像とを比較することであって、前記データベース内の各画像はコンテキストと関連付けられていることと、
前記データベースからの画像を前記受け取られた画像にマッチングさせるとき、前記データベースからの前記一致した画像の前記コンテキストを前記複数の視覚情報のうちの前記1つに関連付けることと、
を含む、上記項目のいずれかに記載のコンピュータ可読媒体。
(項目19)
前記複数の視覚情報のうちの前記1つのコンテキストを決定することは、
前記複数の視覚情報のうちの前記1つの地上位置を決定することと、
複数の地理参照された視覚情報を含むデータベースを照会することであって、各地理参照された視覚情報はコンテキストに関連付けられていることと、
前記決定された地上位置を地理参照された視覚情報にマッチングさせるとき、前記一致した地理参照された広告の前記コンテキストと前記複数の視覚情報のうちの前記1つとを関連付けることと、
を含む、上記項目のいずれかに記載のコンピュータ可読媒体。
(摘要)
広告を車両またはウェアラブルな筐体に提供するためのコントローラ、およびコンピュータ可読媒体は、1つ以上のプロセッサにより実行されると、音声広告を車両または装着筐体に提供するための動作を実行する。第1の信号入力が第1のカメラ信号を受け取り、第2の信号入力が第2のカメラ信号を受け取り、少なくとも1つの信号出力は、ユーザに音声広告を提供する少なくとも1つの音響トランスデューサに送信する。コントローラ内に配置されたコンピュータロジックは、広告のキャプチャ画像の方向とユーザの眼球注視の方向とが互いに対して対応するかどうかを判定し、対応すると判定した場合には、コンピュータロジックは音声広告を音声トランスデューサに出力する。
【0005】
コントローラの実施形態は、ユーザに広告を提供できる。コントローラは、ユーザが見ている方向を示す第1のカメラ信号を受け取る第1の信号入力を含むことができる。またコントローラは、周辺環境から1つ以上の広告のキャプチャ画像を含む第2のカメラ信号を受け取る第2の信号入力も含むことができる。またコントローラは、少なくとも1つの音響トランスデューサを駆動する信号出力も含むことができる。またコントローラは、広告のキャプチャされた画像のそれぞれに対する方向を決定し、ユーザが見ている示された方向が、広告のキャプチャされた画像の方向に対応しているかどうかを判定するようにプログラムされたコンピュータロジックも含むことができる。対応した2つの方向を決定すると、コンピュータロジックは、該1つ以上の広告のコンテキストを決定し、信号出力を介して決定したコンテキストに対応する音声広告を出力してもよい。
【0006】
様々な実施形態において、広告を提供するためのコントローラを、ウェアラブルなデバイスに提供してもよい。コントローラは、眼球注視方向を示す第1のカメラ信号を受け取ることができる、第1の信号入力を含むことができる。またコントローラは、周辺環境から1つ以上の広告のキャプチャされた画像を含む、第2のカメラ信号を受け取ることができる、第2の信号入力も含むことができる。コントローラは、少なくとも1つの音響トランスデューサを駆動する信号出力も含むことができる。またコントローラは、広告のキャプチャされた画像のそれぞれに対する方向を決定し、示された眼球注視方向が、広告のキャプチャされた画像の1つの決定された方向に対応するかどうかを判定するようにプログラムされたコンピュータロジックも含むことができる。対応する2つの方向を検証すると、コンピュータロジックは、該1つ以上の広告の1つのコンテキストを決定し、該1つ以上の広告の1つのコンテキストと一致するコンテキストを含む広告に対する音声信号を出力する信号に出力してもよい。第1のカメラ信号を提供する第1のカメラ、第2のカメラ信号を提供する少なくとも1つの第2のカメラ、および少なくとも1つの音響トランスデューサを、少なくとも1つのウェアラブルな筐体内に配置してもよい。
【0007】
プログラムを含むコンピュータ可読媒体は、プログラムが1つ以上のプロセッサによって実行されると、視覚広告を入力し、対応する音声ユーザに広告を出力する実行してもよい。プログラムは、ユーザが見ている方向を決定してもよい。したがって、プログラムは、ユーザの周りの複数の広告に対する場所を決定し、ユーザが複数の広告の1つに対応する方向を見ているかどうかを判定できる。プログラムは、見られている広告のコンテキストを決定してもよい。プログラムは、見られている広告のコンテキストに対応するコンテキストを含む音声広告を出力してもよい。
【0008】
上記の利点および様々な他の利点ならびに特徴は、添付図面に関連させると、1つ以上の代表的な実施形態の以下の詳述から明白になり得る。
【0009】
本開示の実施形態は、添付の特許請求の範囲における特殊性とともに指摘される。しかし、様々な実施形態の他の特徴は、添付図面とともに以下の詳述を参照することにより、より明白になり、最もよく理解されよう。