(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-118900(P2015-118900A)
(43)【公開日】2015年6月25日
(54)【発明の名称】カバーアセンブリ
(51)【国際特許分類】
F21V 23/00 20150101AFI20150529BHJP
H01R 33/05 20060101ALI20150529BHJP
H01R 13/46 20060101ALI20150529BHJP
F21S 2/00 20060101ALI20150529BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20150529BHJP
F21V 23/04 20060101ALI20150529BHJP
F21Y 101/02 20060101ALN20150529BHJP
【FI】
F21V23/00 160
H01R33/05 Z
H01R13/46 B
F21S2/00 110
F21V23/06
F21V23/04 500
F21Y101:02
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-14235(P2014-14235)
(22)【出願日】2014年1月29日
(31)【優先権主張番号】61/917,222
(32)【優先日】2013年12月17日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス インコーポレイテド
【氏名又は名称原語表記】MOLEX INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】ニコ ヴァンステップハウト
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル ビー マクゴーアン
(72)【発明者】
【氏名】カルロス カランサ
【テーマコード(参考)】
3K014
3K243
5E024
5E087
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014HA03
3K243MA01
5E024BB13
5E087EE07
5E087EE13
5E087FF06
5E087QQ05
5E087RR01
(57)【要約】
【解決手段】カバーアセンブリは、偏向端子を支持する底面およびコネクタを含み、コネクタから電力を受信し、かつ電力を偏向端子に指向する底面上に装着されるコントローラをさらに含む。底面上に形成されるトレースは、コネクタをコントローラに、かつコントローラを偏向端子に電気的に連結し得る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カバーアセンブリであって、
開口と、支持面から離間するように構成される底面と、を有する、カバーと、
前記底面上に装着されるコントローラと、
筐体によって支持される第1の偏向端子および第2の偏向端子と、
2つの端子を含む、前記カバーに装着されるコネクタと、
前記2つの端子と前記コントローラとの間に延在する第1の対のトレースと、
前記コントローラと前記偏向端子との間に延在する第2の対のトレースと、を備え、前記第1および第2の対のトレースが、前記コントローラを介して前記コネクタから前記偏向端子に電力を提供するように構成される、カバーアセンブリ。
【請求項2】
前記カバーが、前記底面を支持面上に位置付けるように構成される垂直壁を含む、請求項1に記載のカバーアセンブリ。
【請求項3】
前記第1の対のトレースが、前記2つの端子に電気的に接続され、前記偏向端子が、前記第2の対のトレースに電気的に接続される、請求項2に記載のカバーアセンブリ。
【請求項4】
前記偏向端子が、前記カバーにはんだ付けされる、請求項3に記載のカバーアセンブリ。
【請求項5】
前記コネクタが、支持面に平行な方向にコネクタを受容するように構成される側方開口部を有する、請求項4に記載のカバーアセンブリ。
【請求項6】
前記開口内に位置付けされ、かつ2つの保持部材によって支持されるLEDアレイをさらに備える、請求項5に記載のカバーアセンブリ。
【請求項7】
前記コントローラが、アンテナに連結され、かつ無線信号を受信するように構成される、請求項6に記載のカバーアセンブリ。
【請求項8】
前記カバーが、LEDアレイを前記開口と整列させるように構成される少なくとも3つの表面を含む、請求項1に記載のカバーアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2013年12月17日に出願された米国仮出願第61/917,222号に対する優先権を主張するものであり、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、。
【0002】
本発明は、発光ダイオード(LED)照明の分野に関する。
【背景技術】
【0003】
LEDは、全般照明を提供する能力で知られている。近年の進歩がLEDを費用効率の高い効率的なものにしており、LEDが近い将来主要な照明源となる可能性がある。LEDの性能や特性が向上し続ける一方で、ある用途におけるLEDの使用は、依然として困難である場合がある。ある用途のために、LEDに電力供給し、かつLEDを支持する改善されたシステムが歓迎されるであろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
LEDを所定位置に固定するためにホルダーが使用されることもある。ホルダーは、LEDアレイを所定位置に固定するのに役立ち得るが、現行のホルダーは、必要とされるすべての機能性を必ずしも提供するとは限らず、したがって人々は、ホルダーのさらなる改善を歓迎するであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ホルダーは、電力コネクタと、LEDアレイの上面上の接触部と係合するように構成される端子とを含む。ホルダーの底面上のトレースは、電力コネクタを端子に電気的に接続するために使用され得る。所望の場合、集積回路は、LEDの機能性を制御する助けとなるように、カバーの底面上に提供され得る。したがって、ホルダーは、さらなる機能性も支持しながら、ホルダー機能に加えてカバーを提供し得る。
【0006】
本発明は、一例として説明されており、同様の参照符号が類似の要素を示す添付の図面において限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】カバーおよびLEDアセンブリの実施形態の斜視図である。
【
図2】
図1に示される実施形態の別の斜視図である。
【
図4】
図3に示される実施形態の別の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に続く発明を実施するための形態は、例示の実施形態を説明するものであり、具体的に開示される組み合わせ(複数を含む)に限定されるよう意図されていない。したがって、別途言及されない限り、本明細書に開示されている特性をともに組み合わせて、さらなる組み合わせを形成してもよいが、それらの組み合わせは、簡潔化のために別途示されていない。
【0009】
図1〜5は、光がカバー10を通過することを可能にする光開口27を有するカバー10の特性を説明する。カバー10は、それぞれ、表面31a、32a、33a、および34aを介して、LEDアレイ70の設置および位置付けの助けとなる1つ以上の保持部材30(ペグ31、ショルダー32、ペグ33、およびショルダー34等)を含む。
【0010】
LEDアレイ70は、基部75上に位置付けられるチップオンボード(COB)スタイルのLEDアレイとして構成されてもよい。基部は、COBスタイルのLEDアレイで知られているように、アルミニウムから形成され、かつ絶縁コーティングを有してもよい。LEDアレイ70は、あるパターンで1つ以上のLEDを含んでもよく、LEDは、アノードおよびカソードに電気的に接続される。偏向端子41、42は、カバーによって支持され、それらがLEDアレイ70上のアノードおよびカソード接触部に係合するときに偏向するように構成され、したがって、電力をLEDアレイ70に提供することができる。
【0011】
コントローラ50は、カバー10の底面11上に装着され、コントローラ50は、ブリッジ整流器および増幅器等の他の制御回路、ならびに通信機能性を含んでもよく、入力電力を受信し、電力を対応するLEDアレイに提供する。当然ながら、所与の用途および所望の電源入力(交流対直流等)に適切であるように、さらなる回路が追加されてもよい。さらに、既知であるように、回路は、分離され、2つ以上の別個の構成要素として提供されてもよい。したがって、コントローラ50の設計は、所望に応じて変化し得る。
【0012】
理解され得るように、カバー10は、LEDアレイの異なる形状に係合するように構成されてもよく、内蔵型光成形特性(反射体25等)を含んでもよく、カバー10が支持体表面(図示されず)にしっかりと装着されることを可能にする締結開口28をさらに含む。カバー10は、さらなる光成形制御が所望される場合、レンズ(図示されず)をさらに含んでもよい。
【0013】
示されるカバー10は、複数の端子62を支持する筐体61を有するコネクタ60を含む。示されるコネクタ60は、支持体表面(図示されず)に平行であると見なされ得る方向に挿入される嵌合コネクタを受容するように構成される側方開口部60aを含む。言うまでもなく、支持体表面は、実際に平面でない場合があり、したがって、挿入方向は、実際には、実際の支持面に平行であってもよいが、これは、依然として、支持体表面に平行であると見なされ得る。あるいは、コネクタ60は、支持体表面に垂直な方向にコネクタ60に嵌合するように構成される開口部を含んでもよい。コネクタ60をカバー10に固定するために、端子62は、カバーの底側上に形成されるパッド63にはんだ付けされてもよい。パッド63は、カバー10の底側上に形成されるトレース46、47に接続されてもよく、かつコントローラ50に電気的に接続される。その後、トレース44、45は、コントローラ50をカバー10によって支持される端子41、42に接続する。好ましくは、端子41、42は、それぞれ、トレース44、45のいずれかにはんだ付けされる。したがって、第1の対のトレースは、コネクタ60とコントローラ50との間に延在し、第2の対のトレースは、延在するコントローラ50と偏向端子41、42との間に延在する。理解され得るように、別個の構成要素が所望される場合、さらなる特性および構成要素がトレース上に提供され得る。
【0014】
カバー10が、コントローラ50に連結されるアンテナ80をさらに含み得ることに留意されたく、これは、トランシーバを含むか、またはトランシーバに電気的に連結されるかのいずれかによって無線信号を受信および送信するように構成され得る。そのような構築物は、無線信号を受信/送信することによってカバー10が無線様式で機能することを可能にする。アンテナ80は、底面11上に位置付けられ得るか、または示されるように提供される場合、アンテナ80は、カバー10の垂直壁12上に位置付けられ得る。理解され得るように、垂直壁12の高さを用いて、カバーアセンブリの厚さを決定することができる。垂直壁12のため、カバー10の底面11は、支持面から離間し得る。
【0015】
トレースが無電解めっきによってカバー上に形成され得ることに留意されたい。したがって、カバーは、従来のレーザ直接構造化(LDS)技法を用いて形成され得る。しかしながら、プラスチック上にトレースを形成する他の方法も好適であり、LDSを用いる能力が限定されるようには意図されない。
【0016】
本明細書に提供される本発明は、その好ましい例示の実施形態に関する特性を説明する。本発明を概説することにより、添付の特許請求の範囲および趣旨の範囲内において多数の他の実施形態、修正、および変更が、当業者に明らかにあるであろう。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明は、カバーアセンブリに適用することができる。
【手続補正書】
【提出日】2015年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カバーアセンブリであって、
開口と、支持面から離間するように構成される底面と、を有するカバーであって、前記底面を支持面の上方に位置付けるように構成される垂直壁と、LEDアレイを前記開口と整列させるように構成される2つのペグとを含む、カバーと、
前記底面上に装着されるコントローラと、
前記底面上に装着される第1の偏向端子および第2の偏向端子であって、前記LEDアレイと接触係合するように構成される第1の偏向端子および第2の偏向端子と、
2つの端子を含む、前記カバーに装着されるコネクタと、
前記2つの端子と前記コントローラとの間に延在する第1の対のトレースと、
前記コントローラと前記第1の偏向端子および第2の偏向端子との間に延在する第2の対のトレースと、を備え、前記第1および第2の対のトレースが、前記コントローラを介して前記コネクタから前記第1の偏向端子および第2の偏向端子に電力を提供するように構成される、カバーアセンブリ。
【請求項2】
前記カバーが、前記底面を支持面上に位置付けるように構成される垂直壁を含む、請求項1に記載のカバーアセンブリ。
【請求項3】
前記第1の対のトレースが、前記2つの端子に電気的に接続され、前記第1の偏向端子および第2の偏向端子が、前記第2の対のトレースに電気的に接続される、請求項2に記載のカバーアセンブリ。
【請求項4】
前記第1の偏向端子および第2の偏向端子が、前記カバーにはんだ付けされる、請求項3に記載のカバーアセンブリ。
【請求項5】
前記コネクタが、支持面に平行な方向に嵌合コネクタを受容するように構成される側方開口部を有する、請求項4に記載のカバーアセンブリ。
【請求項6】
前記開口内に位置付けされ、かつ2つの保持部材によって支持されるLEDアレイをさらに備える、請求項5に記載のカバーアセンブリ。
【請求項7】
前記コントローラが、アンテナに連結され、かつ無線信号を受信するように構成され、前記アンテナは少なくとも一部が前記垂直壁上に位置する、請求項6に記載のカバーアセンブリ。
【請求項8】
前記カバーが、LEDアレイを前記開口と整列させるように構成される少なくとも3つの表面を含む、請求項1に記載のカバーアセンブリ。