(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-136621(P2015-136621A)
(43)【公開日】2015年7月30日
(54)【発明の名称】サイドパネルが備わっているパンツとして着用可能な衛生物品を製造するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
A61F 13/15 20060101AFI20150703BHJP
A61F 13/49 20060101ALI20150703BHJP
【FI】
A41B13/02 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-216246(P2014-216246)
(22)【出願日】2014年10月23日
(31)【優先権主張番号】TO2014A000034
(32)【優先日】2014年1月21日
(33)【優先権主張国】IT
(71)【出願人】
【識別番号】508053108
【氏名又は名称】ファメッカニカ.データ エス.ピー.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】サブロネ ガブリエル
【テーマコード(参考)】
3B200
【Fターム(参考)】
3B200AA01
3B200AA03
3B200CA02
3B200CA07
3B200EA24
3B200EA27
(57)【要約】 (修正有)
【課題】体液が浸透可能な中心ウェブと第1および第2の側面材とを共に組み立てることによって造られるトップシートを設けられる、パンツのように着用可能な衛生物品を製造するための方法。
【解決手段】サイドパネル16,18の第1の端領域161,181を部分的に重複させる段階と、第2の端領域162,182を覆われていない状態のままにする段階と、第1の面500と第2の面505とを特定できる一時的積層物50を製造すべく、重なっているサイドパネルの一部を仮のやり方で接合52する段階とを含む。その後に、各側面材22,24の第2の面225,245を一時的積層物50の第2の面505に接触させるべく、一時的積層物を形成するサイドパネルの第2の端領域を、各側面材の第1の端領域222,224に接合し、最後に、前述の中心ウェブを前述の第1および第2の側面材に接合することを含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれのサイドパネルが第1の端領域と第2の端領域とを有する第1のサイドパネルおよび第2のサイドパネルと、
それぞれ前記第1および第2のサイドパネルに固定されることを目的としている第1および第2の側面材であって、第1の端部エッジと、それに隣接する第1の端領域と、第2の端領域と、前記第1および第2の端領域の間の中間領域と、第1の面と、第2の面とをそれぞれ有する前記第1および第2の側面材と、
前記第1および第2の側面材に固定されることを目的としている中心ウェブとを備える、パンツのように着用可能な衛生物品を製造するための方法であって、
当該方法は、
前記第1および第2のサイドパネルの前記第2の端領域が覆われていない状態のままである一方で、前記第1のサイドパネルの前記第1の端領域および前記第2のサイドパネルの第1の端領域が互いに重複領域で接触するように、部分的に重複した構成に前記第1のサイドパネルおよび前記第2のサイドパネルを配置する段階と、
第1の面および第2の面を有する一時的積層物を形成するように、前記第1および第2のサイドパネルの前記第1の端領域を仮結合する段階と、
前記一時的積層物の第1および第2のサイドパネルのそれぞれの前記第2の端領域を、各側面材の前記第1の端領域にそれぞれ接合する段階と、
各側面材の前記第2の面の少なくとも一部分を前記一時的積層物の前記第2の面に接触させる段階と、
前記中心ウェブを前記第1および第2の側面材に接合する段階とを含む、方法。
【請求項2】
前記一時的積層物の前記第1および第2のサイドパネルのそれぞれの前記第2の端領域を各側面材の前記第1の端領域に接合し、前記一時的積層物の前記第2の面を各側面材の前記第1の面に接触させる請求項1に記載の方法。
【請求項3】
それぞれの前記第1の端部エッジ周りに、前記側面材のそれぞれを回転させることにより、各側面材の前記第2の面の少なくとも一部分を前記一時的積層物の前記第2の面に接触させる請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1および第2のサイドパネルの前記第1の端領域は、仮の熱機械的溶接点によって互いに結合される請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1および第2のサイドパネルには、結合システムが設けられる請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記一時的積層物の第1および第2のサイドパネルのそれぞれの前記第2の端領域は、熱機械的溶接を用いて、各側面材の前記第1の端領域にそれぞれ接合される請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1および第2の側面材の前記第2の端領域には、弾性要素が設けられる請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記中心ウェブは、前記第1および第2の側面材の前記中間領域に接合される請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記一時的積層物を前記中心ウェブおよび前記側面材の少なくとも一方に仮結合する請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
それぞれのサイドパネルが第1の端領域と第2の端領域とを有する第1のサイドパネルおよび第2のサイドパネルと、
それぞれ前記第1および第2のサイドパネルに固定されることを目的としている第1および第2の側面材であって、第1の端部エッジと、それに隣接する第1の端領域と、第2の端領域と、前記第1および第2の端領域の間の中間領域と、第1の面と、第2の面とをそれぞれ有する前記第1および第2の側面材と、
前記第1および第2の側面材に固定されることを目的としている中心ウェブとを備える、パンツのように着用可能な衛生物品を製造するための装置であって、
当該装置は、
前記第1および第2のサイドパネルの前記第2の端領域が覆われていない状態のままである一方で、前記第1のサイドパネルの前記第1の端領域および前記第2のサイドパネルの第1の端領域が互いに重複領域で接触するように、部分的に重複した構成に前記第1のサイドパネルおよび前記第2のサイドパネルを配置する手段と、
第1の面および第2の面を有する一時的積層物を形成するように、前記第1および第2のサイドパネルの前記第1の端領域を仮結合する手段と、
前記一時的積層物の第1および第2のサイドパネルのそれぞれの前記第2の端領域を、各側面材の前記第1の端領域にそれぞれ接合する手段と、
各側面材の前記第2の面の少なくとも一部分を前記一時的積層物の前記第2の面に接触させるように適合される手段と、
前記中心ウェブを前記第1および第2の側面材に接合する手段とを含む、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
説明文
本説明は一般に、パンツとして着用可能なタイプの衛生物品の製造に関する。
【0002】
特に本説明は、サイドパネルのペアが少なくとも1つの端部で接続される中心ボディーを含む衛生物品の製造に関する。
【0003】
本説明において用いられる衛生物品という用語は、例えば乳児用おむつ及び失禁製品を含めた最も広い意味で用いている。
【背景技術】
【0004】
パンツ(子供や赤子を対象としたおむつ、失禁パッド、等)として着用可能な衛生物品の分野において、吸収性製品の一方の端領域における側端に適用される、適切な閉鎖/結合要素が備わっている、少なくとも1つのペアのパネルを有する衛生物品は普及してきた。
【0005】
例えばEP-A-1 941 853のような文献は、サイドパネルを備えた構造を有するパンツとして着用可能な衛生物品を製造するための方法を説明している。前述の吸収性製品は、2つの対向する端部間で長手方向に延在し、ユーザの鼠蹊領域(股部分)周りに配置可能な中心ボディーと、前述の中心ボディーの1つの端部に接続され、少なくとも部分的に物品のウエストラインを画定できる、少なくとも1つのペアのサイドパネルと、を備える。
【0006】
典型的には、そのような衛生物品は、中心ボディー内に配置された吸収性要素(コア)を備える吸収性製品である。
【0007】
EP-A-1 941 853に記載された解決手段は、切断動作で個々のテープ要素を分割することで、前述の個々のテープ要素が延伸する一般的方向に対して斜めの方向に少なくとも一部が生成されるサイドパネルを製造することと、中心ボディーにパネルを適用する前に、2つのパネルのうち1つのパネルに対して、交互に、180度回転/反転する動きを加えることを含む。この回転/反転する動きの後に、全てのパネルは、物品の中心ボディーに適用されるべく、正しく方向付けされる。
【0008】
EP-A-1 941 853に記載された解決手段は、赤子および子供を対象とした衛生物品を製造するためには十分申し分ないことを示している。
【0009】
しかしながら、記載された解決手段は、とりわけ、失禁する成人を対象とした製品に特に存在する大きなサイズのサイドパネルを適用して折り畳む製造プロセスを、より効果的に制御できるように更に改善され得る。
【0010】
これらの事例において、およそ180cmに至る完成物品の周囲に到達するために、例えば約1メートルの長さと約90cmの全体幅である大きなサイズの物品が考慮されている。正確に言えば、求められているかなりの速さの製造速度(毎分数百の物品)も考慮すると、サイドパネルの製造動作、特に折り畳む動作をこれらの寸法の物品の存在下で実行することは、とても決定的になり得る。いずれの事例においても、物品のサイズに関わらず、このタイプの構造を備える吸収性物品を、より効率的な機器と製造プロセスで、ひいては、従来の製造システムより安価に製造する必要があるとわかる。
【0011】
目的と要約
参照された従来技術は、二つの基本的な課題に関して改善の余地を残している。一つ目の改善は、材料を無駄にせずに作られ得るサイドパネルを衛生物品用に提供することであり、これにより、サイドパネルは、例えば接着ラベルのような突出した閉じる要素を備えられたり機械的結合システムを備えられたりする。二つ目の改善は、単純かつ経済的な方法、すなわち、サイドパネル自体の連続する処理動作を除外した簡易な制御と動作で、前述のサイドパネルを個々の吸収性製品に適用することである。
【0012】
本発明によると、この目的は請求項1に記載された特性を有する方法によって達成される。本発明の有利な発展例は、従属項の主題を形成する。本発明は、本方法で製造される対応する衛生物品にも関連している。
【0013】
請求項は、本発明に関連してここで提供される技術的な開示の主要な部分を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明は、以下の添付の図面を参照することで、非限定的な例示手段により、これから単純に記載される。
【
図1】ここで説明されるタイプの、サイドパネルが備えられたパンツとして着用可能な衛生物品の概略平面図であり、展開された状態で表されている。
【
図2】サイドパネルを製造し、適用するために使用可能な、一実施形態によって動作するシステムの概略斜視図である。
【
図3】
図2の線III−IIIにおける断面図である。
【
図4】
図2の線III−IIIにおける中仕上げ品の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の説明では、実施形態の完全な理解を目的として、様々な特定の詳細が説明される。実施形態は、1つまたはそれ以上の特定の詳細無しに、または他の方法、材料成分などと共に、実施され得る。他の事例において、実施形態の様々な態様を曖昧にすることを避けるべく、既知の構造、材料、または、動作は詳細に開示または説明されていない。
【0016】
この説明の文脈中の"実施形態"を参照した場合、実施形態に関連して説明されている特定の構成、構造、または特性が少なくとも一つの実施形態に含まれていることが理解できる。それゆえ、この説明の異なる複数の場所にあり得る「実施形態において」のような文言は、必ずしも同じ実施形態に言及しているとは限らない。さらに、特定の形態、構造、または特性は、1つまたは複数の実施形態において、何らかの適切なやり方によって組み合され得る。
【0017】
ここで用いられる参考文献は便宜のためだけであって、それゆえ、実施形態の保護分野または範囲を画定するものではない。
【0018】
図1において、参照番号10は、開いた状態で販売され、ユーザの体上で位置決めされた後にだけ閉じられることを目的としている、パンツとして着用可能な、従来のタイプの衛生物品の全体を示す。
【0019】
略U字状または鉢形状の形態に沿って、吸収性衛生物品10は、ユーザの鼠蹊領域(股部分)周りに適用されることを目的としている中心構造12を含む。
【0020】
典型的には、中心構造(または筐体)12は、以下のことが認識可能な構成を有する。ユーザの体に面することを意図されたトップシート20と、外側に面する、すなわち、ユーザによって着用される衣類に接触することを意図された、体液を通さないバックシート14と、トップシート20とバックシート14との間に介在する吸収性コア15。
【0021】
中心構造または筐体12は、第1のウエスト領域19と、第2のウエスト領域13と、二つのウエスト領域19、13の間に介在する股領域17とを含む。
【0022】
中心構造上で、互いに垂直な縦軸Y−Yおよび横軸X−Xと同様に、第1の側端126と第2の側端128とを特定することもできる。
【0023】
図1の好ましい実施形態において、第1のウエスト領域19には、第1のサイドパネル16および第2のサイドパネル18によって形成されるサイドパネルのペアが設けられ、第1のサイドパネル16および第2のサイドパネル18は、中心ボディー12の第1の側端126および第2の側端128のそれぞれから外側に向かって延在する。各サイドパネル16、18は、典型的に中心ボディー12に対して外方的に突出するパネルの一部である第1の端領域(または遠近部)161、181と、中心ボディー12に接続するパネルの一部である第2の端領域(または近位部)162、182とをそれぞれ有する。
【0024】
サイドパネル16および18には、典型的なパンツ構成を提供するためにユーザのウエスト周りで吸収性衛生物品を閉止することを可能にするマイクロフックまたは接着剤を備えるタイプの結合システム11を、第1の端領域161および181において設けられ得る。
【0025】
以下に記載された好ましい実施形態において、トップシート20は、3つの別個の材料シートを共に組み立てることで製造されるシート材であって、以下のことが認識可能な構成を有する。3つの別個の材料シートの一つは、体液が浸透可能な中心ウェブ21であり、他は、第1および第2のサイドシート(または材料)22、24である。
【0026】
図3および
図5で明確に図示されるように、上述の側面材22、24のそれぞれで、第1の端部エッジ221、241と、各端部エッジ221、241に隣接する第1の端領域222、242と、第2の端領域223、243と、各側面材の端領域間における中間領域224、244と、第1の面220、240と、第2の面225、245とを特定できる(
図3)。
【0027】
液体を保持する効果を改善するため、吸収性製品10が着用されるべく鉢構造に形成された場合に、サイドシート22および24の端領域223および243には、上述の側面材22および24の第2の端領域223および243を持ち上げるのに役立つ弾性要素23が設けられ得る。
【0028】
トップシート20を構成するために必要なシートを製造するための材料は、天然繊維、または、例えばポリエステル、ポリプロピレンのような合成繊維から選択されることができ、また、合成繊維と天然繊維との混合物が使用されても良い。トップシート20の液体が浸透可能な中心ウェブ21を製造するのに適した材料は、スパンボンド技術によって製造される25g/m
2のポリプロピレンファイバーからなる不織布材料であって、例えば、Mount Holly, N. C. U.S.A.にあるHodgson Textile Chemicals製のAhcovel N-62、および/または、Amber, Pa U.S.A.にあるHenkel Corporation 製のGlucopan 220UPのような界面活性剤を用いて表面処理することで親水性にされる。
【0029】
テープまたは側面材22および24は様々な方法、構造および材料によって製造され得る。 特許文献において、我々の目的に適した、サイドテープまたはカフスのいくつかの例が利用可能である。単に例示に過ぎないが、EP-A-0263720の「Absorbent article having leakage resistant dual cuffs」を参照されたい。
【0030】
サイドパネル16および18は、文献WO-A-01/91666およびWO-A-01/92013により良く記載されている基準に従って製造された材料で製造され得る。これは、蒸気の通過を可能としユーザの肌の乾燥を保つのに役立つ開口の形成により、"通気"特性をパネル16および18に与えられる可能性にも言及している。
【0031】
さらなる実施形態において、サイドパネルは、中心ボディー12のウエスト領域13および19の両方に存在し、吸収性物品10にくびれた形態を与えても良い。
【0032】
図2において、本発明の好ましい実施形態によって衛生物品10を製造できる製造方法40が概略的に示されている。
【0033】
方法40は、(
図3でより詳しく見られるように)第1のサイドパネル16の第1の端領域161と第2のサイドパネル18の第1の端領域181とが重複領域55で互いに接触するように、そして、第1のサイドパネル16の第2の端領域162と第2のサイドパネル18の第2の端領域182とが覆われていない状態を保つように、同じ衛生物品で適用されることを目的としているサイドパネル16および18を部分的に重ねる段階を含む。
【0034】
それらが重なると、一時的積層物50を形成すべく、少量の接着剤または仮溶接点で二つのサイドパネル16、18は結合される。一時的積層物50は、一時的積層物50を形成する元々の要素を損傷せず、かつ、過度の力の適用を必要とせずに、それらの要素へ再度分離可能な特性を有する。これらの特性による一時的な結合は周知であり、"技術的溶接"と呼ばれている。
【0035】
一時的積層物50において、さらに、
図3で明確に示される第1の面500と第2の面505とを特定できる。
【0036】
仮積層物50を製造するための確実な方法は、上述の通り、
図3における好ましい実施形態でよく表されている。この実施形態では、サイドパネル16および18がまだ連続しているテープ16′および18′の形態のときに、サイドパネル16および18は部分的に互いに重なり、そして、連続している仮溶接されたテープ50′を得るための複数の仮熱機械接合点52の製造を想定されている溶接ユニット60に通される。
【0037】
図2で説明される好ましい実施形態において、仮積層物50′が製造されると、後で分離され、そして、
図3および
図4でより詳しく示されている各結合部61および62で二つのサイドテープ22および24に接合される複数の仮積層物50を製造するべく、仮積層物50′の分割を想定されている切断ユニット70に仮積層物50′は通される。
【0038】
特に、それぞれの仮積層物50の構成要素を参照すると、第1のサイドパネル16および第2のサイドパネル18の第2の端領域162および182は、それぞれ、各側面材22および24の第1の端領域222および242に接合されている。このように、結合部61および62が表面に製造される第1および第2の重複領域64および65は、典型的に形成される。
【0039】
図3および
図4で説明される好ましい実施形態において、一時的積層物50と各側面材22、24との間の結合部は、各側面材22および24上で一時的積層物50の第2の面505を第1の面220および240に接触させることによって製造され得る。
【0040】
結合部61および62は、例えば接着剤、超音波溶接、または熱溶接のような当技術分野で公知のいずれの方法によっても製造され得る。
【0041】
図2で見られる好ましい実施形態において、結合部61および62は、加熱され得る逆回転するローラーのペアで構成される熱溶接ユニット80を用いて製造される接合点であり得る。
【0042】
特許文献で利用可能なシート材の溶接を実行するのに適した機器の様々な例がある。単なる例示に過ぎないが、EP-B 0 295 957の「Dynamic mechanical bonding method and apparatus」を参照されたい。
【0043】
二つの側面材22および24に接合された一時的積層物50によって形成される中仕上げ品が製造されると、
図3および
図4で示すように、中仕上げ品は、第1のサイドテープ22の第2の面225および第2のサイドテープ24の第2の面245を一時的積層物50の第2の面505に接触させるべく、上述の側面材22および24を反転することを想定されている折り畳み装置90に送られる。
【0044】
図4でより詳細に示すように、サイドシート22および24の反転は、上述の側面材22および24の第1の端部エッジ221および241に平行に、それらを二つの各折目線66および67周りで回転することによって実行される。これらの折目線のそれぞれは、第1の端領域222および242、側面材22および24の中間領域224および244、または、一時的積層物50の第2の非重複領域のいずれの点にも配置され得る。
【0045】
図3および
図4で図示されるように、好ましい実施形態において、典型的には側面材22および24の第1の端部エッジ221および241と一致する折目線66および67に沿って、パネルの反転は実行される。
【0046】
説明した反転動作を実行するのに適した機器の例は、特許文献で利用可能である。例えば、US 7,500,941 B2の「Folding system and process for a continuous moving web operation」を参照されたい。
【0047】
図5で示すように、サイドテープ22および24の反転を実行した直後に、少なくとも二つの接合線105を用いて中心テープ21を二つのサイドシート22および24に接合することで、上部シートまたはトップシート20の組み立ては完成される。
【0048】
結合部105は当該技術分野で知られたいずれの方法によっても製造され得る。 好ましい実施形態において、上述の結合部105は、当該技術分野でそれ自体が知られている接着剤塗布装置100によってシート21上で広げられる接着剤テープ101から製造される。
【0049】
図5および
図6で図示される好ましい実施形態において、中心ウェブ21は、その端部エッジの、側面材22および24の中間領域224および244への接続が可能となるような幅を典型的には有する。
【0050】
好ましい実施形態に係る製造方法を説明している
図5および
図2によれば、最後に必要とされる位置において既に折り畳まれたサイドパネル16および18を最初から見せている工程に挿入される一時的積層物50の製造のおかげで、トップシート20の全体の製造処理中に、サイドパネル16および18がいつでも容易に制御されると理解できる。このように、サイドパネル16および18は一度も移動されたり更に処理されたりすることはない。
【0051】
図4の好ましい実施形態において、トップシート20に対して、サイドパネル16および18の安定性をさらに改善することを目的として、仮のやり方で、前述の一時的積層物50を、トップシート20を構成する、または、中心ウェブ21および/または側面材22および24を構成する要素の少なくとも一つに結合することができる。概念的には溶接ユニット70に似ている、更なる仮接合点111を製造できる溶接ユニット110内に、
図5の中仕上げの積層物を通すことによって、上述の仮結合は得られ得る。
【0052】
サイドパネル16および18が固定されたトップシート20を備える中仕上げ品を組み立てた後に、
図2で概略的に示したように、それ自体が公知である手段114によって吸収性コア15およびバックシート14をトップシート20に接合することで、衛生物品10を製造する方法は完了される。この時点でひとつながりの未完成の衛生物品10は、市場に流通される吸収性製品10を一纏まりに梱包できるようにすべく、吸収性製品10に正しい寸法を与えることを目的とした、物品10の横軸Y−Yに平行な一つまたは複数の折り目を造ることができる更なる装置に後で送られる個々の吸収性製品10を分離することを想定している切断ユニット115に送られる。
【0053】
当然にして、本発明の本質に対する先入観を持たずに、構造と実施形態の詳細は、実に重要ながら、以下の添付の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、純粋に非限定的な例としてここで説明されたものに関して、多岐にわたって多様であろう。
【外国語明細書】