【解決手段】検知ユニット20における複数のバスバー38は、蓄電素子群11のうち蓄電素子12の並び方向における両端の蓄電素子12を除いた両極検知蓄電素子12Aについては両極の電極端子13A,13Bに電気的に接続するように設けられ、両極検知蓄電素子12Aに対して蓄電素子12の並び方向における一方側に配されるバスバー38は、正極の電極端子13Aに電気的に接続するように設けられるとともに、両極検知蓄電素子12Aに対して蓄電素子12の並び方向における一方側とは反対側に配されるバスバー38は、負極の電極端子13Bに電気的に接続するように設けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電池モジュールにおける単電池の数は、搭載される車両によって変更される場合がある。この場合、特許文献1の電圧検知線のように電圧検知端子が電線で接続されていれば、電線端末のコネクタ等を用いて比較的容易に、単電池の数に応じて電圧検知端子の位置を変更することができる。これに対して、低コスト化等の観点から電線に代えてバスバーを用いた場合には、一般にバスバーは基板にハンダ付け等で接続されるため、再度接続し直すことが容易ではなく、またバスバーは各部品で配索経路が固定されるため、電線接続の場合のように蓄電素子の数に応じた電圧検知回路の配索変更、電圧検知端子の位置変更ができないため、蓄電素子の数の変更を容易に行うことができないという問題がある。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、蓄電素子の数の変更を容易に行うことが可能な検知ユニット及び蓄電モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の検知ユニットは、正極および負極の電極端子を有する複数の蓄電素子が直列接続される蓄電素子群に取り付けられて前記蓄電素子の状態を検知する検知ユニットであって、導電路を有する基板と、前記蓄電素子の状態を検知するために前記基板の導電路と前記電極端子とを接続する複数のバスバーと、を備え、前記複数のバスバーは、前記蓄電素子群のうち前記蓄電素子の並び方向における両端の蓄電素子を除いた一の蓄電素子については両極の前記電極端子に電気的に接続するように設けられ、前記一の蓄電素子に対して前記蓄電素子の並び方向における一方側に配される前記バスバーは、前記正極の電極端子に電気的に接続するように設けられるとともに、前記一の蓄電素子に対して前記蓄電素子の並び方向における前記一方側とは反対側に配される前記バスバーは、前記負極の電極端子に電気的に接続するように設けられる。
【0008】
蓄電素子の状態を検知するために、低コスト化等の観点から基板の導電路と電極端子とをバスバーで接続する構成では、蓄電素子群を構成する蓄電素子の数を変更する場合に、基板の導電路と電極端子とを電線で接続する場合と比較してバスバーの付け替えの作業が煩雑になるという問題がある。
本構成によれば、蓄電素子の並び方向における端部側から蓄電素子を増減する場合には、増減の前後に共通する蓄電素子についてはバスバーが接続する電極端子を変えることなく、各蓄電素子の状態を検知することができる。これにより、バスバーの付け替えを行わなくても各蓄電素子の状態を検知することができるため、蓄電素子の数の変更を容易に行うことが可能となる。
【0009】
本発明の実施態様としては以下の構成を備えることが好ましい。
・前記基板は、前記蓄電素子の並び方向における中間部側に装着されており、前記一の蓄電素子は、前記蓄電素子群のうち、前記蓄電素子の並び方向における中間部側に配されている。
このようにすれば、蓄電素子の並び方向における両端側から蓄電素子を増減することができる。
【0010】
・前記基板にはスルーホールが形成されており、前記バスバーは、前記スルーホールに挿通されてハンダ付けされている。
このようにすれば、バスバーをスルーホールにハンダする構成であるためにバスバーの付け替えに手間がかかる場合に上記発明を適用してバスバーの付け替え作業の手間を少なくすることができる。
【0011】
・隣り合う前記蓄電素子の前記電極端子間を接続する接続部材と、前記接続部材を収容する樹脂プロテクタと、を備え、前記バスバーには、前記接続部材に重ねられる検知端子が形成されている。
このようにすれば、電極端子とバスバーとの電気的接続を容易に行うことができる。
【0012】
・前記検知ユニットと、前記検知ユニットが装着される前記蓄電素子群と、を備えた蓄電モジュールとする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、蓄電素子の数の変更を容易に行うことが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
実施形態1を
図1ないし
図7を参照して説明する。本実施形態に係る蓄電モジュール10は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の駆動源として使用される。以下では、左右方向については、
図1の方向を基準とし、前後方向については、
図1の下方を前方、上方を後方とし、上下方向については、
図1の紙面手前方向を上方、紙面奥方を下方として説明する。
【0016】
(蓄電モジュール10)
蓄電モジュール10は、
図1に示すように、正極および負極の電極端子13A,13B(正極を13A,負極を13Bとして図示)を有する複数(
図1では12個)の蓄電素子12からなる蓄電素子群11と、蓄電素子群11に取り付けられて蓄電素子12の状態を検知する検知ユニット20とを備えている。
【0017】
(蓄電素子群11)
蓄電素子群11は、複数の蓄電素子12が一列に並んで配置されている。各蓄電素子12、内部に図示しない蓄電要素を収容してなる単電池であり、扁平な直方体形状をなしている。蓄電素子12の上面には、内部の蓄電要素と電気的に接続された電極端子13A,13Bが備えられている。
【0018】
電極端子13A,13Bは、
図2に示すように、側面視略Z字型に構成された基部14と、基部14の上面から上方に向かって丸棒状に突出する電極ポスト15とが一体的に形成されている。基部14は、ネジ16でその下の電池本体に固定されている。
複数個の蓄電素子12は、隣り合う蓄電素子12の向きが180度反対となるように配置されることで、異極の電極端子13A,13Bが隣り合うように並べられている。
【0019】
蓄電素子12は、両極の電極端子13A,13Bの電圧が検知される1個の両極検知蓄電素子12A(「一の蓄電素子」の一例)と、一方の電極端子13A(13B)の電圧を検知する複数個の片極検知蓄電素子12Bとを有する。両極検知蓄電素子12Aは、左から6個目の蓄電素子12とされ、両極の電極端子13A,13Bに後述するバスバー38の検知端子39が電気的に接続される。片極検知蓄電素子12Bは、両極検知蓄電素子12A以外の蓄電素子12とされ、一方の電極端子13A(13B)にバスバー38の検知端子39が電気的に接続される。
【0020】
隣り合う蓄電素子12間、及び、蓄電素子群11の端部には、合成樹脂製のセパレータ18,19が各蓄電素子12を挟むように設けられている。蓄電素子12の上面における前後方向の中間部には、蓄電素子12の内部で発生したガスを外部に排出するダクト17が設けられている。
【0021】
(検知ユニット20)
検知ユニット20は、
図3に示すように、複数の蓄電素子12の隣り合う電極端子13A,13B間を接続する複数の接続部材21と、複数の接続部材21を収容する一対の樹脂プロテクタ23と、導電路が形成された基板35を有するユニット本体31と、蓄電素子12の状態を検知するために基板35の導電路と電極端子13A,13Bとを接続する複数のバスバー38と、を備えている。
【0022】
(接続部材21)
接続部材21は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等からなる金属製の板材を所定の形状にプレス加工することにより形成され、全体として略長方形状をなしている。接続部材21の表面には、スズ、ニッケル等の金属がメッキされている。接続部材21には、電極端子13A,13Bの電極ポスト15が挿通される円形状の一対の端子挿通孔22が貫通形成されている。端子挿通孔22の径は、電極ポスト15の外径よりもわずかに大きく設定されている。
【0023】
(樹脂プロテクタ23)
樹脂プロテクタ23は、絶縁性の樹脂材料からなり、電極端子13A,13Bの位置に応じてユニット本体31の前後に一対設けられている。この樹脂プロテクタ23は、複数の連結ユニット25から構成されており、隣り合う連結ユニット25間を接続部材21によって連結している。各連結ユニット25には、隣り合う接続部材21の間、及び、接続部材21を外部と絶縁するための隔壁27が立設されている。
【0024】
(ユニット本体31)
ユニット本体31は、蓄電素子群11の上面における中央部に配されるものであり、略直方体状のケース32の内部に、マイクロコンピュータ、素子等の電子部品が実装された基板35を収容しており、蓄電素子12の電圧・電流・温度等を検出して、各蓄電素子12の監視制御等を行う。
【0025】
ケース32は、
図1,3に示すように、基板35が載置される略矩形の板状の下側ケース32A(
図1では上側ケース32Bを外して基板35を露出させた状態の蓄電モジュール10を図示)と、下側ケース32Aを覆う略矩形の上側ケース32Bとからなる。
下側ケース32Aには、ダクト17のボルト17Aが挿通される取付穴33Aが形成された取付部33が張り出しており、ボルト17Aにナット34を螺合させてユニット本体31を蓄電素子群11に固定する。
【0026】
(基板35)
基板35は、プリント配線技術により図示しない導電路が形成されており、基板35の縁部側には、導電路に連なるスルーホール36が貫通している。また、基板35の縁部には、基板35を下側ケース32Aにネジ留めして固定するための複数の固定孔37が形成されている。
【0027】
(バスバー38)
バスバー38は、基板35から電圧の検知を行う電極端子13A,13B側に延びており、銅、銅合金、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。バスバー38の表面は、スズ、ニッケル等の金属によってメッキされている。
【0028】
バスバー38は、基板35のスルーホール36と電極端子13A,13Bとの間の経路に応じた長さ及び形状をなしており、一端側に接続部材21に重ねられる板状の検知端子39が形成され、他端側に、スルーホール36に挿通されてハンダ付けされる棒状の挿通部42が形成されている。
【0029】
検知端子39は、接続部材21の略半分を覆う大きさで形成され、電極ポスト15が挿通される端子挿通孔40が接続部材21の端子挿通孔22に連なるように形成されている。端子挿通孔40の径は接続部材21の端子挿通孔22よりもわずかに大きく設定されている。端子挿通孔22,40に電極ポスト15を挿通し、締結部材としてのナット43を螺合させることにより接続部材21及び検知端子39がナット43と基部14との間に挟まれて固定される。
検知端子39には、隔壁27の内面に係止して検知端子39の位置を保持する係止片41が延設されている。挿通部42は、スルーホール36に挿通可能な太さで形成されており、スルーホール36に例えばフロー半田付けにより接続される。
【0030】
(蓄電モジュール10の組付方法)
蓄電モジュール10の組付方法について説明する。
複数のバスバー38の各挿通部42をスルーホール36に半田付けして基板35と各バスバー38を接続するとともに、基板35に図示しない電子部品を半田付けする。また、所定の個数の連結ユニット25からなる樹脂プロテクタ23に各接続部材21を装着して複数の連結ユニット25を連結状態とし、バスバー38の各検知端子39を各連結ユニット25に収容する。そして、基板35を下側ケース32Aに載置してネジ留めして固定し、上側ケース32Bを被せて検知ユニット20を形成する。
そして、検知ユニット20を12個の蓄電素子12を一列に並べた蓄電素子群11の上に載置し、検知ユニット20の取付部33をナット34でダクト17のボルト17Aに締結して固定するとともに、電極ポスト15にナット43を螺合させることにより各接続部材21及び各検知端子39が各蓄電素子12に固定されて蓄電モジュール10が形成される。
これにより、接続部材21で接続されて同電位とされた電極端子13A,13Bの電圧、及び、接続部材21で接続されない直列接続の端部の電極端子13A,13Bの電圧がバスバー38を介して基板35に与えられることで(即ち、電極端子の数÷2+1箇所の電圧が基板35に出力される)、各蓄電素子12の電圧を検知することができる(
図6参照)。
【0031】
(蓄電素子12の数を変更する場合)
蓄電素子12の数を変更する場合について説明する。
車両によっては、蓄電素子12の数を変える場合がある。例えば、上記した12個の蓄電素子12からなる蓄電素子群11から4個の蓄電素子12を減らして8個の蓄電素子12からなる蓄電素子群55とする場合がある。
この場合は、まずナット34,43を外して検知ユニット20を蓄電素子群11から取り外すとともに、上ケース32を外して基板35を露出させ、基板35の4隅側に位置する4個のバスバー38について、スルーホール36の半田を溶かして基板35から取り外す。また、樹脂プロテクタ23を蓄電素子12の数に応じた数の連結ユニット25を連結して構成した樹脂プロテクタ52に変更して各接続部材21及び各検知端子39を樹脂プロテクタ52に収容する。これにより、検知ユニット51が形成される(
図5)。
【0032】
そして、この検知ユニット20を8個の蓄電素子12からなる蓄電素子群55に装着してナット34,43を螺合させて締結すると蓄電モジュール50が形成される(
図4)。この蓄電モジュール50は、
図6(
図6では減らした蓄電素子12を二点鎖線で示し、直列接続の方向を一点鎖線で示す)に模式的に示すように、各接続部材21で接続されて同電位とされた電極端子13A,13Bの電圧、及び、直列接続の端部の電極端子13A,13B(外部の電線Wに接続される電極端子)の電圧を検知端子39を介して検知できるため、必要な箇所の電圧を全て検知することができる。
【0033】
これに対して、
図7に示すように、12個の蓄電素子12からなる蓄電素子群11について、各接続部材21で接続されて同電位とされた電極端子13A,13Bの電圧検知、及び、接続部材21で接続されない直列接続の端部の電極端子13A,13Bの電圧検知を行うために、上記実施形態とは異なり、例えば
図7(蓄電素子12が12個である場合)の右側から全ての正極の各電極端子13Aに検知端子39を装着していくと、左端部の二点鎖線の蓄電素子12については、負極の電極端子13Bについても、この位置の電圧を検知する必要があるため検知端子39が装着される。
【0034】
この場合、12個の蓄電素子12を蓄電素子12を並び方向の両端から2個ずつ減らして8個の蓄電素子12からなる蓄電素子群55とした場合には、直列接続の一方の端部に位置する電極端子13Bにバスバー38の検知端子39が接続されていないため、この位置の電圧を検知するために、バスバー38の配置の変更や追加等をして、左端部(直列接続の一方の端部)に検知端子39を装着する必要があるという問題がある。これに対して、本実施形態によれば、
図6に示すように、蓄電素子12の並び方向の両端から2個ずつ減らして8個の蓄電素子12からなる蓄電素子群55とした場合であっても、直列接続の両端部の電極端子13A,13Bのそれぞれにバスバー38の検知端子39が接続されているため、バスバー38の配置の変更や追加等をしなくても、各接続部材21で接続されて同電位とされた電極端子13A,13Bの電圧、及び、直列接続の端部における電極端子13A,13Bの電圧が検知される。
【0035】
(本実施形態の作用、効果)
検知ユニット20は、正極および負極の電極端子13A,13Bを有する複数の蓄電素子12が直列接続される蓄電素子群11に取り付けられて蓄電素子12の状態を検知するものであって、導電路を有する基板35と、蓄電素子12の状態を検知するために基板35の導電路と電極端子13A,13Bとを接続する複数のバスバー38と、を備え、複数のバスバー38は、蓄電素子群11のうち蓄電素子12の並び方向における両端の蓄電素子12を除いた両極検知蓄電素子12A(一の蓄電素子12)については両極の電極端子13A,13Bに電気的に接続するように設けられ、両極検知蓄電素子12Aに対して蓄電素子12の並び方向における一方側に配されるバスバー38は、正極の電極端子13Aに電気的に接続するように設けられるとともに、両極検知蓄電素子12Aに対して蓄電素子12の並び方向における一方側とは反対側に配されるバスバー38は、負極の電極端子13Bに電気的に接続するように設けられる。
【0036】
蓄電素子12の状態を検知するために、低コスト化等の観点から基板35の導電路と電極端子13A,13Bとを金属板材等からなるバスバーで接続する構成では、蓄電素子群11を構成する蓄電素子12の数を変更する場合に、基板35の導電路と電極端子13A,13Bとを電線で接続する場合と比較してバスバーの付け替えの作業が煩雑になるという問題がある。
本実施形態によれば、蓄電素子12の並び方向における端部側から蓄電素子12を増減する場合には、増減の前後に共通する蓄電素子12についてはバスバー38が接続する電極端子13A,13Bを変えることなく、各蓄電素子12の状態(電圧)を検知することができる。これにより、バスバー38の付け替えを行わなくても各蓄電素子12の状態を検知することができるため、蓄電素子12の数の変更を容易に行うことが可能となる。
【0037】
また、基板35は、蓄電素子12の並び方向における中間部側に装着されており、両極検知蓄電素子12Aは、蓄電素子群11のうち、前記蓄電素子12の並び方向における中間部側に配されている。
このようにすれば、蓄電素子12の並び方向における両端側から蓄電素子12を増減することができる。
【0038】
さらに、基板35にはスルーホール36が形成されており、バスバーは、スルーホール36に挿通されてハンダ付けされている。
このようにすれば、バスバー38をスルーホール36にハンダするためにバスバー38の付け替えに手間がかかる構成である場合に上記発明を適用してバスバー38の付け替え作業の手間を少なくすることができる。
【0039】
また、隣り合う蓄電素子12の電極端子13A,13B間を接続する接続部材21と、接続部材21を収容する樹脂プロテクタ23と、を備え、バスバー38には、接続部材21に重ねられる検知端子39が形成されている。
このようにすれば、電極端子13A,13Bとバスバー38との電気的接続を容易に行うことができる。
【0040】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、蓄電素子12の数を減らす場合について説明したが、蓄電素子12の数を増やすようにしてもよい。このようにしても、元のバスバー38の検知端子39の位置を変えずに、新たに検知端子39を追加するだけで、蓄電素子12の数に応じた検知ユニット20を形成することができる。
(2)上記実施形態では、検知ユニット20は、接続部材21と樹脂プロテクタ23を備えていたが、接続部材や樹脂プロテクタを備えずに検知ユニットを構成してもよい。
(3)上記実施形態では、両極検知蓄電素子12Aは蓄電素子群11の中間部に配されていたが、少なくとも蓄電素子12の並び方向の両端部を除いた蓄電素子であれば両極検知蓄電素子は中間部に限られず、他の蓄電素子でもよい。
(4)蓄電素子12の数は、上記実施形態の数に限られず、蓄電素子12を減らす前の蓄電素子12の数が少なくとも3個以上であればよい。また、バスバー38の数も蓄電素子12の数に応じて適宜変更することができる。
(5)バスバー38には、検知端子39が備えられていたが、バスバーが検知端子を備えない構成としてもよい。例えば、バスバーを接続部材21に半田付けすることにより、バスバーと電極端子13A,13Bとを電気的に接続するようにしてもよい。
(6)バスバー38は、電圧を検知するものであったが、電圧以外の蓄電素子12の状態を検知するものとしてもよい。例えば、バスバーからの電流で蓄電素子12の状態を検知するものでもよい。
(7)上記実施形態では、蓄電素子12は電池であるとしたが、これに限られない。例えばコンデンサ等の蓄電素子であってもよい。