(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-139713(P2015-139713A)
(43)【公開日】2015年8月3日
(54)【発明の名称】撹拌機
(51)【国際特許分類】
B01F 7/18 20060101AFI20150707BHJP
B01F 7/16 20060101ALI20150707BHJP
【FI】
B01F7/18 C
B01F7/16 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-11933(P2014-11933)
(22)【出願日】2014年1月27日
(71)【出願人】
【識別番号】390005186
【氏名又は名称】日本スプライススリーブ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100113321
【弁理士】
【氏名又は名称】熊田 武司
(74)【代理人】
【識別番号】100109966
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 哲夫
(72)【発明者】
【氏名】熊谷 重隆
(72)【発明者】
【氏名】横山 賢司
【テーマコード(参考)】
4G078
【Fターム(参考)】
4G078AA01
4G078AA13
4G078AB01
4G078AB06
4G078BA05
4G078CA25
4G078DA03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】被撹拌物の取り込みを多くし、外方への飛散を少なくすることができ、且つ、空気の巻き込み量が少ない状態で撹拌が可能で、極めて効率良く混合撹拌のできる撹拌機の提供。
【解決手段】回転装置と着脱自在とされる棒状部材よりなる回転軸3及び回転軸3の先端に撹拌羽根を備えた撹拌機1において、撹拌羽根は、線状部材を折曲した内側の小さな回転軌跡を有する第1折曲部材と外側の大きな回転軌跡を有する第2折曲部材とよりなり、第1折曲部材は回転軸3の第1先端側基部6より第2先端側基部11へ等間隔で外方へ突出した略コ字型に折曲した線状部材とし、第2折曲部材は回転軸3の第3先端側基部13より第4先端側基部15へ第1折曲部材間の位置より等間隔で外方へ突出した略半割楕円形の外形を形成する折曲された線状部材とし、第2折曲部材の外方先端部は第1折曲部材の折曲外方部より突出寸法を大きくしてなることを特徴とする撹拌機。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転装置と着脱自在とされる棒状部材よりなる回転軸及び該回転軸の先端に撹拌羽根を備えた撹拌機において、該撹拌羽根は、線状部材を折曲した内側の小さな回転軌跡を有する第1折曲部材と外側の大きな回転軌跡を有する第2折曲部材とよりなり、該第1折曲部材は該回転軸の第1先端側基部より第2先端側基部へ等間隔で外方へ突出した略コ字型に折曲した線状部材とし、該第2折曲部材は該回転軸の第3先端側基部より第4先端側基部へ該第1折曲部材間の位置より等間隔で外方へ突出した略半割楕円形の外形を形成する折曲された線状部材とし、該第2折曲部材の外方先端部は該第1折曲部材の折曲外方部より突出寸法を大きくしてなることを特徴とする撹拌機。
【請求項2】
第1折曲部材は、回転軸の円周方向において略90度の角度毎に等間隔の位置で外方へ突出してなることを特徴とする請求項1記載の撹拌機。
【請求項3】
第2折曲部材は、回転軸の円周方向において略90度の角度毎に等間隔の位置で、且つ、隣接する2つの第1折曲部材から等間隔の位置で外方へ突出してなることを特徴とする請求項1又は2記載の撹拌機。
【請求項4】
第1折曲部材の第1、第2先端側基部間の寸法は、第2折曲部材の第3、第4先端側基部間の寸法より大きくしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の撹拌機。
【請求項5】
第1折曲部材と、回転軸に対して対向する位置の他の第1折曲部材の各々の回転軸から外方への突出寸法の合計は、第1折曲部材の第1、第2先端側基部間の寸法より大きくしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の撹拌機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スリーブ状連結具等の充填材や注入材等に使用するモルタル、樹脂、粘土等の粉体や粒体材料と水等との混合物を混練、捏和するために回転する撹拌羽根を備えた撹拌機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
モルタル素材等の粉体や粒体を混合撹拌するための従来の撹拌機は、
図3に示すように、回転軸AをケースBの上下方向に設け、前記回転軸Aの側面に螺旋状の撹拌羽根Cを突設した構造で、該回転軸Aは、モータ等の回転装置により回転するようになっており、ケースBに投入された粉粒体は、回転する螺旋状の前記撹拌羽根C上に乗ってケースB内を上下することにより混合撹拌されるようになっている。
【0003】
また、
図4に示す下記する文献1のように、回転軸Dは、前記粉粒体収容ケースE内に上下方向に配置され、駆動装置Fによって適当な回転数で回転する。この回転軸Dの側面には撹拌部材Gが突設され、該撹拌部材Gは粉粒体を撹拌混合するためのもので、複数の棒状体Hよりなり、それぞれが前記粉粒体収容ケースEの内周面に向かうように形成されている。撹拌部材Gを複数の棒状体Hによって構成することにより、該棒状体Hの進路上の粉粒体はその通過により押し上げられ上部の粉粒体と混合する。棒状体Hの通過後は速やかに下降し下部の粉粒体と混合し、効率のよい混合撹拌を行なうことができる。
前記棒状体Hの先端には、掻き取りバーIが設けられている。この掻き取りバーIは、回転により前記粉粒体収容ケースEの内面近傍を通過することにより、当該ケースE内面付近に位置して滞留する粉粒体を掻き取ってケース中央側に集め、効果的に混合するためのものである。この掻き取りバーIは、細長い平板形状に形成され、回転軸Dの上下方向に沿って設けられる。
前記棒状体Hは回転軸Dに沿って略一定角度でしかも螺旋状に突設されているので、粉粒体の押し上げ及び下降が効果的になされ充分に混合撹拌することができる。また、棒状体Hの先端に掻き取りバーIが設けられているので、粉粒体の付着などがあって、混合が不充分となりがちな粉粒体収容ケースE内面近くの粉粒体も確実に混合撹拌することができる。
【0004】
更に、下記する文献2のように、ミキサー用回転羽Jは、着脱部Kと、着脱部Kと一体的に構成されるブレードLから構成され、着脱部Kは、パイプ状を成し、略円柱状の内部空間を備えている。
ブレードLは、棒状体が2次元的な平面状に曲折されて略方形をなし、この略方形の左右の一部は容器の内壁面から高粘度物を掻き取る掻き取り部M,Nを構成しており、この掻き取り部M,Nが、略方形のブレードLの上下方向において互いに異なって位置している。ブレードLの左側は、上方が回転中心O側に窪み、下方が回転中心Oから外方に位置して掻き取り部Mを構成している。他方、ブレードLの右側は、左側とは逆に、上方が回転中心Oから外方に位置して掻き取り部Nを構成し、下方が回転中心O側に窪んでいる。
掻き取り部M,Nが交互に容器の内壁面から坏土を掻き取り、掻き取り部M,Nがない窪み部は坏土を容器の内壁部に残すため、坏土が塊とならない。従って、このミキサー用回転羽Jを用いることによって坏土を塊にすることなく、一様に混練することができる。
【0005】
しかし、上記螺旋状の撹拌羽根Cにあっては、粉粒体が螺旋状の撹拌羽根Cに乗ったままで上下するので、その撹拌羽根C上の粉粒体と撹拌羽根周囲の粉粒体とが充分に混合されない欠点があった。
【0006】
また、上記複数の棒状体Hとその先端の掻き取りバーIよりなる撹拌部材Gは、それらによる回転軌跡が一種類のため、回転速度に変化を与えても常に画一的な一定位置での混合撹拌しかできず、所定の混合撹拌効果を達成するには時間を必要とした。
【0007】
更に、一方の掻き取り部Mの上方となる回転中心側に窪みを設け、他方の掻き取り部Nの上方が回転中心より外方に位置しているブレードは、被撹拌物に対して塊を形成することなく一様に混練できるが、その両掻き取り部M,Nの回転軌跡は各々が上下を分担するだけで重なり合う部分がなく、引用文献2の撹拌羽根が使用される容器のように、容器の大きさに合った回転軌跡であれば一定の効果は生じるが、容器が撹拌羽根に比較して大きな場合は、被撹拌物が外方へ逃げてしまい、混合撹拌効率は落ちることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平08−257382号公報
【特許文献2】特開平09−248435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記欠点を解決したもので、撹拌羽根に比較して大きな容器に投入された被撹拌物の混合撹拌であっても或いは量の少ない混合撹拌であっても、被撹拌物の取り込みを多くし、外方への飛散を少なくすることができ、且つ、空気の巻き込み量が少ない状態で混合撹拌することを可能とした、極めて効率良く混合撹拌のできる撹拌機に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
回転装置と着脱自在とされる棒状部材よりなる回転軸及び該回転軸の先端に撹拌羽根を備えた撹拌機において、該撹拌羽根は、線状部材を折曲した内側の小さな回転軌跡を有する第1折曲部材と外側の大きな回転軌跡を有する第2折曲部材とよりなり、該第1折曲部材は該回転軸の第1先端側基部より第2先端側基部へ等間隔で外方へ突出した略コ字型に折曲した線状部材とし、該第2折曲部材は該回転軸の第3先端側基部より第4先端側基部へ該第1折曲部材間の位置より等間隔で外方へ突出した略半割楕円形の外形を形成する折曲された線状部材とし、該第2折曲部材の外方先端部は該第1折曲部材の折曲外方部より突出寸法を大きくしてなる撹拌機を特徴とする。
【0011】
また、第1折曲部材は、回転軸の円周方向において略90度の角度毎に等間隔の位置で外方へ突出してなる撹拌機を特徴とする。
【0012】
更に、第2折曲部材は、回転軸の円周方向において略90度の角度毎に等間隔の位置で、且つ、隣接する2つの第1折曲部材から等間隔の位置で外方へ突出してなる撹拌機を特徴とする。
【0013】
また、第1折曲部材の第1、第2先端側基部間の寸法は、第2折曲部材の第3、第4先端側基部間の寸法より大きくした撹拌機を特徴とする。
【0014】
更に、第1折曲部材と、回転軸に対して対向する位置の他の第1折曲部材の各々の回転軸から外方への突出寸法の合計は、第1折曲部材の第1、第2先端側基部間の寸法より大きくした撹拌機を特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の撹拌機は、折曲された線状部材により2種類の異なった形状に形成した撹拌羽根により、大きな容器に投入された粉体や粒体をベースとした混合物となる被撹拌物を、該撹拌羽根の高速回転下でも外方へ飛散することなく捉えることができ、効率良く混合撹拌できることが可能となった。
【0016】
また、線状部材よりなる撹拌羽根を横方向に長い寸法に形成したので、量の少ない被撹拌物の混合撹拌を可能とし、且つ、縦方向に長い寸法の撹拌羽根と比較して撹拌時において空気の巻き込み量を少なくすることが可能となった。
【0017】
更に、回転軌跡の異なる2種類の撹拌羽根を形成したので、一方の回転軌跡の撹拌羽根で捉えることができず上下方向及び外方向へ逃げた被撹拌物を、他方の回転軌跡の撹拌羽根で捉えることができ、従来の撹拌機に比較して2倍の速さで混合撹拌できることを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図2】本発明の撹拌機の先端となる撹拌羽根の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参考に本発明を実施するための最良の形態についてその実施例に基づいて説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は、撹拌機の斜視図を示すもので、手元となる把持具側にモータを備えた回転装置2を設け、該回転装置2には棒状部材よりなる回転軸3を着脱自在に装着できるチャック機構を設け、該回転軸3の先端には形状の異なる第1、第2撹拌羽根4、5を設けている。
【0021】
該チャック機構に装着される棒状部材よりなる回転軸3の基端側は、3面をフライス加工により凹凸を形成し、回転方向に対する摩擦力が高くなるように形成している。また、該棒状部材は、その断面形状を円形、楕円形及び三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形形状のいずれを適宜選択することができる。
【0022】
第1撹拌羽根4となる第1折曲部材は、棒状体よりなる線状部材を折曲したもので、その一端は回転軸3の第1先端側基部6に溶接等により固定され、前方側(便宜上、回転軸3の先端側を前方側という)へ傾斜させて外方へ直線的に所定長延出させて第1突出撹拌杆7とし、その先端を回転軸3と平行に第1折曲部8から前方側へ折り曲げ延出して側方撹拌杆9とし、その先端の第2折曲部10から第2先端側基部11へ向けて後方側へ傾斜し、該第1突出撹拌杆7と略平行となる第2突出撹拌杆12とし、該第2先端側基部11で溶接等により回転軸3に固定されている。該第1、第2先端側基部6、11間の寸法H1は、該側方撹拌杆9の部材寸法H2より長く形成してある。
【0023】
上記により、該第1撹拌羽根4は、外方へ突出した先端側をやや短寸法とした線状部材よりなる略コ字型に折曲したものとして形成され、回転軸3の円周方向において略90度毎に該回転軸3の第1先端側基部6の周囲から突出形成され、全体として同一形状の第1撹拌羽根4が、第1折曲部材として90度毎に等間隔で4箇所に設けている。
【0024】
他方、第2撹拌羽根5となる第2折曲部材は、棒状体よりなる線状部材を折曲したもので、その一端は回転軸3の第3先端側基部13に溶接等により固定され、且つ、その固定位置は該第1撹拌羽根4の第1先端側基部6より回転軸3の前方側に寸法H3だけずらした位置となっている。
【0025】
該第2折曲部材は、該第3先端側基部13より、外方、且つ、前方側へやや傾斜させて略直線状に所定長延出し、その最先端を円弧状となる第3折曲部14とし、更に、第4先端側基部15へ向けて緩やかな湾曲状に延出し、該第4先端側基部15で溶接等により回転軸3に固定している。全体として略半割楕円形の外形を形成する折曲された線状部材としている。該第2先端側基部11と該第4先端側基部15とは寸法H4の間隔を有して該第4先端側基部15を後方側位置としている。
【0026】
第3、第4先端側基部13、15間の寸法H5は、第1、第2先端側基部6、11間の寸法H1より短い寸法とされ、且つ、第3先端側基部13は、第1先端側基部6の前方側に位置し、第4先端側基部15は、第2先端側基部11の後方側に位置するように固定している。従って、該第3、第4先端側基部13、15は、いずれも、該第1、第2先端側基部6、11間の内側に位置することになる。
【0027】
また、該第2撹拌羽根5は、該第1撹拌羽根4間に配設され、その突出方向は該第1撹拌羽根4の突出方向に対して回転軸3の円周方向において略45度離れた位置に固定される。従って、同一形状の第2撹拌羽根5が第2折曲部材として4箇所に等間隔で該回転軸3に固定していることになる。
【0028】
該第1撹拌羽根4となる第1折曲部材の第1、第2先端側基部6、11から側方撹拌杆9の外方までの寸法W1は、第2撹拌羽根5となる第2折曲部材の第3、第4先端側基部13、15から第3折曲部14の最外方部までの寸法W2より短寸法としている。
【0029】
上記形状により、回転軸3の回転に連動する第1撹拌羽根4の回転軌跡は、第2撹拌羽根5の回転軌跡と比較して平面的に小さな回転軌跡となる。他方、第1撹拌羽根4の回転は、前後方向(混合撹拌時における上下方向)に大きな幅をもって回転し、第2撹拌羽根5は前後方向において小さな回転幅をもって回転することになる。この回転軌跡の相違により、粉体や粒体をベースとした混合物の混練、捏和する撹拌が十分に行われることになる。
【0030】
例えば、第1撹拌羽根4の第1、第2突出撹拌杆7、12の先端間の寸法H2及びそれに近い第1、第2先端側基部6、11間の寸法H1が、第2撹拌羽根5の第3、第4先端側基部13、15間の寸法H5より長い寸法とされているので、第2撹拌羽根5は小さな回転幅により十分な混合撹拌を可能とすると同時に、捉えることができずに回転軸3に対して前方側又は後方側(混合撹拌時における上下方向)へ逃げた被撹拌物は第1撹拌羽根4の第1、第2突出撹拌杆7、12の線状部材で捉えることが可能となった。
【0031】
他方、第2撹拌羽根5の第3、第4先端側基部13、15から第3折曲部14の最外方部までの寸法W2が、第1撹拌羽根4の第1、第2先端側基部6、11から側方撹拌杆9の外方までの寸法W1より長い寸法とされているので、第1撹拌羽根4で捉えることができずに外方方向へ逃げた被撹拌物を第2撹拌羽根5の第3折曲部14の線状部材で捉えることが可能となった。
【0032】
また、第1、第2先端側基部6、11から側方撹拌杆9の外方までの寸法W1及び該側方撹拌杆9と回転軸3に対して対抗する位置の他の側方撹拌杆9までの寸法W1とを合わせた寸法(W1+W1)は、第1、第2先端側基部6、11間の寸法H1と比較して長寸法とし、同様に、第3、第4先端側基部13、15から第3折曲部14の最外方部までの寸法W2は、第3、第4先端側基部13、15間の寸法H5と比較して長寸法に形成している。
【0033】
上記により、容器に投入された量が少なく、深さの浅くなる被撹拌物であっても、横方向に長い第1、第2撹拌羽根4、5によって十分に混合撹拌することができる。同時に、撹拌に伴う空気の巻き込み量を少なくすることができる。これらのことは、近年において、被撹拌物を入れた収納物の重さが、その運搬や使い勝手等を考慮して、従来の25kg/1袋であったものが、15〜18kg/1袋へと減少しており、1袋当たりの被撹拌物の混合撹拌量が少なくなっている現状に合った撹拌機が提供できることになった。
【符号の説明】
【0034】
1 撹拌機
2 回転装置
3 回転軸
4 第1撹拌羽根
5 第2撹拌羽根
6 第1先端側基部
7 第1突出撹拌杆
8 第1折曲部
9 側方撹拌杆
10 第2折曲部
11 第2先端側基部
12 第2突出撹拌杆
13 第3先端側基部
14 第3折曲部
15 第4先端側基部