特開2015-140178(P2015-140178A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-140178(P2015-140178A)
(43)【公開日】2015年8月3日
(54)【発明の名称】車両用タイヤチェーン
(51)【国際特許分類】
   B60C 27/20 20060101AFI20150707BHJP
   B60C 27/06 20060101ALI20150707BHJP
【FI】
   B60C27/20 D
   B60C27/20 G
   B60C27/06 C
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-208163(P2014-208163)
(22)【出願日】2014年10月9日
(11)【特許番号】特許第5663113号(P5663113)
(45)【特許公報発行日】2015年2月4日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0011255
(32)【優先日】2014年1月29日
(33)【優先権主張国】KR
(71)【出願人】
【識別番号】514257206
【氏名又は名称】キム、ウヨン
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100109449
【弁理士】
【氏名又は名称】毛受 隆典
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】キム、ウヨン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】スパイク部材は地面と接する方向に山と谷が交互に繰り返される滑り止め部を形成し、そのスパイク部材の一側面には前記滑り止め部の山と共に滑りを防止しようとする。
【解決手段】スパイク部材100は、地面と接する一側面方向に山と谷が交互に繰り返される滑り止め部110が形成され、滑り止め部が形成された一側面中央部には長さ方向に凸状に突出部120が形成され、突出部の長さ方向両端部とスパイク部材の上下側端部との間に第1の流路溝130が形成され、突出部120には互いに離隔するように一対の環結束溝140が形成され、記スパイク部材の他側には突出部に形成される前記環結束溝の一部を遮断するように弾性材質の弾性係止部材が設置され、前記連結環200は、隣接するスパイク部材の環結束溝140に嵌められて固定されるよう両端部に結束具が形成され、連結環200の下側面はタイヤの円弧に対応する曲率を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の多数のスパイク部材が連結環を媒介にして連続的に連結されてタイヤの外表面に装着されるように構成された車両用タイヤチェーンにおいて、
前記スパイク部材は、枠には地面と接する一側面方向に山と谷が交互に繰り返される滑り止め部が形成され、前記滑り止め部の山は最上端が尖った形状を有するように形成されており、前記滑り止め部が形成された一側面中央部には長さ方向に凸状に突出部が突出形成され、前記突出部の長さ方向両端部と前記スパイク部材の上下側端部との間に第1の流路溝が形成されるように、前記突出部の長さ方向両端部は前記スパイク部材の上下側端から離隔するように形成されており、前記突出部には長さ方向に互いに離隔するように一対の環結束溝が形成され、前記突出部の両側にはその突出部から離隔した状態で外周縁が突出する中空状係止突起体が形成されており、前記滑り止め部と前記係止突起体との間及び前記突出部と前記係止突起体との間には前記滑り止め部の谷及び前記第1の流路溝と連結される第2の流路溝が形成され、前記スパイク部材の他側には前記突出部に形成される前記環結束溝の一部を遮断するように弾性材質の弾性係止部材が設置され、前記連結環は、隣接する前記スパイク部材の環結束溝に嵌められて固定されるように長さ方向両端部に結束具が形成され、前記結束具の外側には、前記結束具が前記環結束溝に係止される場合に前記弾性係止部材が曲がり、その端部が係止されるようにする係止溝部が形成され、前記連結環の下側面はタイヤの円弧に対応する曲率を有するように形成されることを特徴とする車両用タイヤチェーン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用タイヤチェーンに関し、より詳細には、スパイク部材の枠には地面と接する方向に山と谷が交互に繰り返される滑り止め部を形成し、そのスパイク部材の一側面には前記滑り止め部の山と共にスリップを防止するための係止突起体及び突出部を形成することによって、タイヤチェーンとしての機能をより向上させ得る車両用タイヤチェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、タイヤチェーンは、冬季に雪道や凍結路における自動車のスリップを最大限防止し、安全運行を期するためのものであって、今までも多くの種類が多様に提案されて広く使用されている。
【0003】
そのうち最も普遍的に使用されているタイヤチェーンは、金属材質の環状チェーンを網状に形成して自動車タイヤの表面に装着することによって、環状チェーンの摩擦力で雪道や凍結路における自動車のスリップを防止するようにしている。
【0004】
しかし、このような網方式のタイヤチェーンは、まず、自動車タイヤの外形に合わせて網状に製造しなければならないので、その結果、製造及び組み立てが複雑且つ困難になり、製造原価が上昇するという問題を有する。
【0005】
また、前記タイヤチェーンは、タイヤに装着するとき、タイヤの表面に被せるように装着する方式のため多数の固定手段が要求されると同時に、タイヤの内側まで締結しなければならないので、装着及び分離が難しく、使用性が著しく低下するという短所を有する。また、小型の金属環が連結される網方式であるので、走行中における地面との摩擦によって一部が局部的に摩耗または切断されるという短所を有し、この場合、切断されたチェーンの一部がタイヤの内側に入り込むので、場合に応じては、タイヤ自体を車体から分離してチェーンを回収しなければならないという問題も有する。
【0006】
一方、従来の車両用滑り止め装置は、特許文献1(公告日:2011.05.09.)に開示されているが、これを見ると、複輪の間の空間に入るように中間部分がV字状に折り曲げられた挿入端と、複輪の各タイヤの表面に密着するように挿入段の両側に平らに一体となった密着端とから構成された複数のスパイクが連結手段によって等間隔に位置し、前記連結手段の一側端と他側端とを連結して結束させる結束具を含む車両用滑り止め装置であって、前記結束具は、両端部が開口された本体部と、前記本体部の下部に固定され、前記連結手段と連結される係止ホールが形成される係止部と、前記本体部の下部に固定される後退防止具とからなる結合本体;及び一端に形成された頭部と、他端に形成された係止フック端と、前記頭部と前記係止フック端との間に凹部と凸部が鋸歯状に繰り返して形成された凹凸部とからなり、前記結合本体に挿入され、前記後退防止具に前記凹凸部が係止される締結具;を含んでいる。
【0007】
しかし、このように構成された従来の車両用滑り止め装置、すなわち、タイヤチェーンは、タイヤが通過する雪道の全体面に堅固に接触できなく、耐磨耗性が弱いという問題と共に、表面のラウンディングによって摩擦力が弱いという問題を有する実情にある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国登録特許第10―1033019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような実情を勘案してなされたものであって、本発明の目的は、スパイク部材の枠には地面と接する方向に山と谷が交互に繰り返される滑り止め部を形成し、そのスパイク部材の一側面には前記滑り止め部の山と共にスリップを防止するための係止突起体及び突出部を形成し、さらに、走行時に地面と接するスパイク部材の面部に雪が詰まったとしても、車両の走行過程で第1及び第2の流路溝及び滑り止め部の谷を通じて雪を外部に容易に排出することによって、タイヤチェーンとしての機能をより向上させ得る車両用タイヤチェーンを提供することにある。
【0010】
また、本発明の目的は、スパイク部材を互いに連結する連結環が、前記スパイク部材に設置された弾性係止部材によってより堅固に固定されることによって、タイヤチェーンの緩み現象を防止することにある。
【0011】
また、本発明の目的は、同一の構造を有する多数のスパイク部材を連結環によってタイヤの外径に合わせて連続的に組み立てることによって、製造及び組み立てが容易になり、製造費用を大幅に節減させると共に、部分的に摩耗及び故障が発生した場合にも部品の交替修理を可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記の目的を達成するための本発明は、板状の多数のスパイク部材が連結環を媒介にして連続して連結され、タイヤの外表面に装着されるように構成された車両用タイヤチェーンにおいて、
前記スパイク部材は、枠には地面と接する一側面方向に山と谷が交互に繰り返される滑り止め部が形成され、前記滑り止め部の山は最上端が尖った形状を有するように形成されており、前記滑り止め部が形成された一側面中央部には長さ方向に凸状に突出部が突出形成され、前記突出部の長さ方向両端部と前記スパイク部材の上下側端部との間に第1の流路溝が形成されるように前記突出部の長さ方向両端部は前記スパイク部材の上下側端から離隔するように形成されており、前記突出部には長さ方向に互いに離隔するように一対の環結束溝が形成され、前記突出部の両側にはその突出部から離隔した状態で外周縁が突出する中空状係止突起体が形成されており、前記滑り止め部と係止突起体との間及び前記突出部と前記係止突起体との間には前記滑り止め部の谷及び前記第1の流路溝と連結される第2流路溝が形成され、前記スパイク部材の他側には前記突出部に形成される前記環結束溝の一部を遮断するように弾性材質の弾性係止部材が設置され、前記連結環は、隣接する前記スパイク部材の環結束溝に嵌められて固定されるように長さ方向両端部に結束具が形成され、前記結束具の外側には、前記結束具が前記環結束溝に係止される場合に前記弾性係止部材が曲がり、その端部が係止されるようにする係止溝部が形成され、前記連結環の下側面はタイヤの円弧に対応する曲率を有するように形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、スパイク部材の枠に形成される滑り止め部、そのスパイク部材の一側面に形成される係止突起体及び突出部によってタイヤチェーンとしての機能が向上することはもちろん、車両の走行時に地面と接するスパイク部材の面部に雪が詰まったとしても、車両の走行過程で第1及び第2の流路溝及び滑り止め部の谷を通じてスパイク部材の面部に詰まった雪が外部に容易に排出されるので、タイヤチェーンとしての機能をより向上させることができる。
【0014】
また、本発明によると、スパイク部材を互いに連結する連結環が弾性係止部材によってより堅固に固定され、タイヤチェーンが緩む現象を防止できるようになり、同一の構造を有する多数のスパイク部材が連結環によってタイヤの外径に合わせて連続的に組み立てられるので、製造及び組み立てが容易になり、製造費用を大幅に節減させることはもちろん、部分的に摩耗や故障が発生した場合にも損傷部分の構成のみを交替すれば再使用が可能であるので、使用寿命が延長される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係る車両用タイヤチェーンがタイヤに設置された状態を示した状態図である。
図2】本発明に係るスパイク部材が連結環によって連結される状態を示した斜視図である。
図3】本発明に係るスパイク部材を拡大して示した斜視図である。
図4】本発明に係るスパイク部材の側面状態を示した側面図である。
図5図3のA―A線断面図である。
図6図3のB―B線断面図である。
図7】本発明に係る連結環の状態を示した斜視図である。
図8】本発明に係るスパイク部材と連結環との連結状態を示した断面図である。
図9】本発明に係る連結装置の状態を示した斜視図である。
図10】本発明に係る連結装置によってスパイク部材の最初の部材と最後の部材とを連結する状態を示した状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して本発明に係る車両用タイヤチェーンを詳細に説明する。本発明を説明するにおいて、関連する公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明確にし得ると判断される場合は、それについての詳細な説明は省略する。
【0017】
また、後述する各用語は、本発明での機能を考慮して設定された用語であって、これら用語は、製品を生産する生産者や製造者の意図または慣例によって変わり得る。また、図面に示した各線の太さや構成要素の大きさなどは、説明の明瞭性と便宜のために誇張して図示する場合があり、本明細書に記載した実施例と図面に示した構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎないものであって、本発明の技術的思想を全て代弁するものではないので、本出願時点においてこれらに取って代わる多様な均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。
【0018】
図1は、本発明に係る車両用タイヤチェーンがタイヤに設置された状態を示した状態図で、図2は、本発明に係るスパイク部材が連結環によって連結される状態を示した斜視図で、図3は、本発明に係るスパイク部材を拡大して示した斜視図で、図4は、本発明に係るスパイク部材の側面状態を示した側面図で、図5は、図3のA―A線断面図で、図6は、図3のB―B線断面図で、図7は、本発明に係る連結環の状態を示した斜視図で、図8は、本発明に係るスパイク部材と連結環との連結状態を示した断面図で、図9は、本発明に係る連結装置の状態を示した斜視図で、図10は、本発明に係る連結装置によってスパイク部材の最初の部材と最後の部材とを連結する状態を示した状態図である。
【0019】
図1図10に示したように、本発明に係る車両用タイヤチェーンは、板状の多数のスパイク部材が連結環を媒介にして連続的に連結されてタイヤの外表面に装着されるように構成された車両用タイヤチェーンにおいて、前記スパイク部材100には、滑り止め部110、突出部120、係止突起体150、弾性係止部材170が形成される。
【0020】
前記滑り止め部110は、前記スパイク部材100の枠に地面と接する一側面方向に山111と谷113が交互に繰り返して形成されるものであって、前記滑り止め部110の山111と谷113は緩やかな曲線状に形成されることが好ましい。
【0021】
すなわち、前記タイヤチェーンがタイヤ10に設置される場合、前記滑り止め部110が地面と接する面方向に向かうことによって、雪道の走行時、結氷された場所や雪が積もった場所に前記滑り止め部110が嵌まりながら走行し、前記タイヤ10のスリップを防止するようになる。
【0022】
このとき、前記滑り止め部110の山及び谷のうち前記山の最上端を尖った形状に形成してもよい。
【0023】
前記突出部120は、前記滑り止め部110が形成された前記スパイク部材100の一側面中央部に長さ方向に凸状に突出形成されるものであって、前記突出部120の長さ方向両端部と前記スパイク部材100の上下側端部との間に第1の流路溝130が形成されるように、前記突出部120の長さ方向両端部が前記スパイク部材100の上下側端から一定間隔だけ離隔するように形成される。
【0024】
すなわち、前記突出部120の上下側端方向に前記滑り止め部110の山111が形成された場合、前記突出部120の上下側端とその滑り止め部110の山111との間に前記第1の流路溝130が形成される。
【0025】
また、前記突出部120には、一対の環結束溝140が互いに一定間隔だけ離隔した状態でその突出部の長さ方向に形成される。このような環結束溝140には前記連結環200が連結され、多数のスパイク部材を連結できるようになる。
【0026】
また、前記突出部120の両側には、その突出部から一定間隔だけ離隔した状態で外周縁が突出する中空状係止突起体150が形成され、前記滑り止め部110と係止突起体150との間及び前記突出部120と係止突起体150との間には、前記滑り止め部110の谷及び前記第1の流路溝130と連結される第2の流路溝160が形成される。
【0027】
ここで、前記スパイク部材100が前記連結環200を媒介にして互いに連結されてタイヤに設置された状態で車が走行するとき、地面に接する前記スパイク部材100の一側面に地面の積もった雪が詰まる。
【0028】
すなわち、前記スパイク部材100が初めに地面に接する場合、地面に積もった雪は、前記滑り止め部110の山111、係止突起体150及び突出部120の間の空間である前記第1及び第2の流路溝130、160と前記滑り止め部110の谷に詰まる。
【0029】
このような状態でタイヤ10が一回転し、前記スパイク部材100が地面に再び接する場合、新たな雪が前記第1及び第2の流路溝130、160及び前記滑り止め部110の谷に詰まった雪の上側に積もるが、このとき、車両の重量によって前記第1及び第2の流路溝130、160及び前記滑り止め部110の谷を通じて雪が外部に抜け出て、前記滑り止め部110の山、係止突起体150及び突出部120による滑り止め機能を持続的に維持できるようになる。
【0030】
ここで、前記第1及び第2の流路溝130、160及び前記滑り止め部110の谷113は、互いに自然に連結されるように形成されるものであることを明らかにしておく。
【0031】
また、前記スパイク部材100の他側には、前記突出部120に形成される前記環結束溝140の一部を遮断する弾性材質の弾性係止部材170が設置される。
【0032】
すなわち、前記弾性係止部材170は、一対の環結束溝の間に形成された結束孔(図示せず)に挿入される固定リベット171を媒介にして設置されるものであって、前記固定リベット171によって前記スパイク部材100の他側に設置された状態で両側が環結束溝140の一部をそれぞれ遮断するように設置される。
【0033】
一方、前記連結環200は、隣接する前記スパイク部材100の環結束溝140に嵌められて固定されるように、長さ方向両端部に結束具210が一体に形成される。
【0034】
すなわち、前記連結環200の結束具210が前記環結束溝140に嵌められて固定されることによって、隣接するスパイク部材100を互いに連結できるようになる。
【0035】
このとき、前記結束具210の外側には、前記結束具210が前記環結束溝140に係止される場合に前記弾性係止部材170が曲がり、端部が係止されるようにする係止溝部220が形成される。
【0036】
すなわち、前記連結環200の結束具210が前記環結束溝140に嵌められて固定される場合、前記弾性係止部材170が曲がり、端部が前記係止溝部220に嵌められるが、このような状態になると、前記弾性係止部材170が前記連結環200を係止方向に弾性によって押すようになるので、前記連結環200の係止状態をより堅固にするだけでなく、前記弾性係止部材170が前記係止溝部220に係止された状態になり、前記連結環200の離脱を防止できるようになる。
【0037】
また、前記連結環200の下側面は、タイヤの円弧に対応する曲率を有するように形成されることが好ましい。すなわち、タイヤに形成された排水口に沿って前記連結環200が嵌められて固定されるが、このとき、前記連結環200の下側面がタイヤの円弧に対応する曲率を有することによって、前記スパイク部材100がタイヤの外側面に円滑に面接触するように設置される。
【0038】
前記のように構成された本発明に係るタイヤチェーンの設置状態を見ると、多数のスパイク部材100を前記連結環200を媒介にして互いに連結した後、前記連結環200がタイヤの排水口に沿って嵌められるようにしてタイヤの外表面に設置する。
【0039】
このとき、最初のスパイク部材100と最後のスパイク部材100を引っ張って連結環を連結する場合、連結装置300を用いるようになるが、前記連結装置300は、一定長さを有するように形成され、一側にねじ山311が形成された棒体310と、前記棒体310の他側端に一体に結合された状態で両端部が前記スパイク部材100に形成された係止突起体150に係止される第1の係止具320と、前記棒体310に移動可能に設置された状態で前記スパイク部材100に形成された係止突起体150に係止される第2の係止具330と、前記棒体310に形成されるねじ山311に結合されて前記第2の係止具330を締める締め付けナット340とを含んで構成される。
【0040】
すなわち、最初のスパイク部材100に形成された係止突起体に前記第1の係止具320が係止されるようにした状態で、前記第2の係止具330が最後のスパイク部材100に形成された係止突起体150に係止されるようにし、前記締め付けナット340を前記第1の係止具320の方向に締めると、前記第2の係止具330が前記第1の係止具320の方向に移動しながら最後のスパイク部材100を最初のスパイク部材100の方向に移動させるようになる。
【0041】
その後、前記連結環200の両端部に形成された結束具210を、最初のスパイク部材100に形成された環結束溝と最後のスパイク部材100に形成された環結束溝に係止することによって、本発明のタイヤチェーンの設置を完了できる。
【0042】
以上では、本発明の具体的な実施例について詳細に説明したが、本発明の属する分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の範疇から逸脱しない範囲で多様な変形実施が可能であろう。そのため、本発明の範囲は、上述した実施例に限定せず、後述する特許請求の範囲のみならず、この特許請求の範囲と均等なものによって定めるべきであろう。
【符号の説明】
【0043】
10:タイヤ、100:スパイク部材、110:滑り止め部、111:山、113:谷、120:突出部、130:第1の流路溝、140:環結束溝、150:係止突起体、160:第2の流路溝、170:弾性係止部材、171:固定リベット、200:連結環、210:結束具、220:係止溝部、300:連結装置、310:棒体、320:第1の係止具、330:第2の係止具、340:締め付けナット
図1
図2
図3
図4
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図6
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図8
図9
図10