【解決手段】例えばオキサゼピン、ジアゼピン、チアゼピン骨格を含む基によって置換されたフェニルヒドロキサム酸、ジアザビシクロ環を含む基によって置換されたピリミジン−5−イルヒドロキサム酸、又はアゼピン骨格を含む基によって置換されたアルキル又はアルケニルヒドロキサム酸等の化合物。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、ヒストンデアセチラーゼの阻害剤として使用可能な化合物を提供する。
【0018】
一態様では、本発明は、式(I)
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、並びにそのラセミ混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマー、並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ及び錯体を提供する[式中、群
[この文献は図面を表示できません]
、Q、J、L及びZはここで定義されているとおりとする]。
【0019】
第2の態様では、本発明は、第1の態様による化合物又はこれの好ましい実施形態及び医薬品として許容される担体を含む組成物を提供する。
【0020】
第3の態様では、本発明は、ヒストンデアセチラーゼを阻害する方法を提供する。一実施形態では、この方法は、ヒストンデアセチラーゼを第1の態様又はこれの好ましい実施形態によるヒストンデアセチラーゼ阻害量の化合物と接触させることを含む。第3の態様の他の実施形態では、この方法は、ヒストンデアセチラーゼを第2の態様によるヒストンデアセチラーゼ阻害量の組成物と接触させることを含む。さらに他の実施形態では、この方法は、細胞を第1の態様又はこれの好ましい実施形態によるヒストンデアセチラーゼ阻害量の化合物と接触させることを含む細胞内のヒストンデアセチラーゼを阻害することを含む。さらに他の実施形態では、この方法は、細胞を第2の態様によるヒストンデアセチラーゼ阻害量の組成物と接触させることを含む細胞内のヒストンデアセチラーゼを阻害することを含む。
【0021】
第3の態様の特に好ましい実施形態では、第1の態様による化合物は、血液脳関門を通過し、その血液脳関門を横切るときに細胞内のヒストンデアセチラーゼを阻害することができる。好ましい一実施形態では、細胞は、中枢神経系の細胞であり、より好ましくは脳細胞であり、より好ましくは皮質細胞である。
【0022】
他の態様では、本発明は、個体の脳内のHDACを阻害する方法を提供する。この方法は、本発明によるHDAC阻害量のヒストンデアセチラーゼ阻害剤、又はこれの組成物を個体に投与することを含む。
【0023】
他の態様では、本発明は、本発明による治療有効量の化合物、又はこれの組成物を、治療を必要とする個体に投与することを含む、ポリグルタミン(polyQ)伸長疾患を治療する方法を提供する。
【0024】
いくつかの好ましい実施形態では、疾患は、ハンチントン舞踏病(HD)、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)、脊髄性延髄性筋萎縮(SBMA)及び5種類の脊髄小脳失調(SCA1、SCA2、SCA3/MJD(マシャド・ジョセフ病)、SCA6及びSCA7)からなる群から選択される。
【0025】
好ましい一実施形態では、疾患は、ハンチントン舞踏病である。
【0026】
好ましい実施形態では、個体は、哺乳類、好ましくは霊長類、より好ましくはヒトである。
【0027】
本発明の目的に関して、以下の定義が適用される(特に断りのない限り)。
【0028】
本明細書で使用されている「治療する」、「治療」などの用語は、動物の疾患状態の治療を対象とするものであり、(i)特にそのような動物が疾患状態になりやすいが、まだその疾患状態になった症状を現していないときに疾患状態を生じるのを予防すること、(ii)疾患状態を抑制する、すなわち、部分的又は完全にその発症を阻止すること、(iii)疾患状態を緩和する、すなわち、疾患状態の症状の退行を引き起こすか、又は疾患の症状を改善すること、(iv)疾患状態の逆転又は退行、好ましくは疾患の排除又は治癒のうちの少なくとも1つを含む。好ましい一実施形態では、「治療する」、「治療」などの用語は、動物の疾患状態の治療を対象とするものであり、上記の(ii)、(iii)及び(iv)のうちの少なくとも1つを含む。本発明の好ましい一実施形態では、動物は、哺乳類、好ましくは霊長類、より好ましくはヒトである。当業で知られているように、全身送達対局所送達、年齢、体重、全体的な健康、性別、食事、投与時間、薬物間相互作用及び病状の重症度に関する調節が必要になる場合があり、また当業者による通常の実験で確かめることができる。
【0029】
本明細書で使用されている「ヒストンデアセチラーゼ」及び「HDAC」という用語は、タンパク質、例えばヒストンのN−末端に位置するリシン残基のεアミノ基などからアセチル基を脱離させる酵素ファミリーの一員を指すことが意図されている。文脈上他の指示のない限り、「ヒストン」という用語は、何らかの種からのH1、H2A、H2B、H3、H4及びH5を含む、ヒストンタンパク質を指すものとする。好ましいヒストンデアセチラーゼには、I群及びII群の酵素が含まれる。他の好ましいヒストンデアセチラーゼには、III群の酵素が含まれる。好ましくは、ヒストンデアセチラーゼは、限定はしないが、HDAC−1、HDAC−2、HDAC−3、HDAC−4、HDAC−5、HDAC−6、HDAC−7、HDAC−8、HDAC−9、HDAC−10及びHDAC−11を含む、ヒトHDACである。他のいくつかの好ましい実施形態では、ヒストンデアセチラーゼは、原生動物源又は真菌源に由来する。
【0030】
「ヒストンデアセチラーゼ阻害剤」及び「ヒストンデアセチラーゼの阻害剤」という用語は、ヒストンデアセチラーゼと相互作用して、その酵素活性を阻害しうる本明細書で定義される構造を有する化合物を意味することが意図されている。
【0031】
「ヒストンデアセチラーゼ酵素活性を阻害する」という表現は、ヒストンなどのタンパク質からアセチル基を脱離させるヒストンデアセチラーゼの能力を低減することを意味することが意図されている。ヒストンデアセチラーゼの活性を非阻害酵素の活性の50%に低減させる阻害剤の濃度は、IC
50値と決定される。いくつかの好ましい実施形態では、ヒストンデアセチラーゼ活性のこのような低減は、少なくとも50%、より好ましくは少なくとも約75%、さらにより好ましくは少なくとも約905である。他の好ましい実施形態では、ヒストンデアセチラーゼ活性は、少なくとも95%、より好ましくは少なくとも99%低減される。
【0032】
好ましくは、このような阻害は特異的である、すなわち、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤は、他の関連のない生体効果が生じるために必要な阻害剤の濃度よりも低い濃度で、ヒストンなどのタンパク質からアセチル基を脱離させるヒストンデアセチラーゼの能力を低減する。好ましくは、ヒストンデアセチラーゼ阻害活性に必要とされる阻害剤の濃度は、関連のない生体効果が生じるために必要な濃度の少なくとも1/2、より好ましくは少なくとも1/5、さらにより好ましくは少なくとも1/10、最も好ましくは少なくとも1/20である。
【0033】
簡単のため、化学部分は、全体を通して主に一価の化学部分(例えば、アルキル、アリールなど)として定義され、参照される。しかしながら、このような用語は、当業者に明らかな適切な構造的状況下で対応する多価の部分を伝えるためにも使用される。例えば、「アルキル」部分は、一般に、一価の基(例えば、CH
3−CH
2−)を指し、特定の状況下では、二価の架橋部分も「アルキル」としてよく、この場合、当業者は、このアルキルが、「アルキレン」という用語と同等の二価の基(例えば、−CH
2−CH
2−)であることを理解するであろう。(同様に、二価の部分が必要とされ、「アリール」と記載されている状況では、当業者は、「アリール」という用語が対応する二価の部分、アリーレンを指していると理解するであろう)。すべての原子が、結合を形成するためのその規定の数の価を有することは理解されるであろう(すなわち、炭素では4、Nでは3、Oでは2、Sでは、Sの酸化状態に応じて2、4又は6)。場合によって、部分は、例えば(A)
a−B−と定義することもでき、aは、0又は1である。このような状況では、aが0である場合には、部分はB−であり、aが1である場合、部分はA−B−である。
【0034】
簡単のため、「C
n〜C
m」ヘテロシクリル又は「C
n〜C
m」ヘテロアリールは、「n」から「m」までの環原子を有するヘテロシクリル又はヘテロアリールを意味するものとし、「n」及び「m」は整数である。したがって、例えば、C
5〜C
6−ヘテロシクリルは、少なくとも1個のヘテロ原子を有する5又は6員環であり、ピロリジニル(C
5)及びピペリジニル(C
6)を含み、C
6−ヘテロアリールは、例えば、ピリジル及びピリミジルを含む。
【0035】
「ヒドロカルビル」という用語は、本明細書でそれぞれ定義されているように、直鎖、分枝鎖、又は環式アルキル、アルケニル、又はアルキニルを指す。「C
0」ヒドロカルビルは、共有結合を示すために使用されている。したがって、「C
0〜C
3−ヒドロカルビル」は、共有結合、メチル、エチル、エテニル、エチニル、プロピル、プロペニル、プロピニル及びシクロプロピルを含む。
【0036】
「アルキル」という用語は、1から12個の炭素原子、好ましくは1〜8個の炭素原子、より好ましくは1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖脂肪族基を意味することが意図されている。他の好ましいアルキル基は、2から12個の炭素原子、好ましくは2〜8個の炭素原子、より好ましくは2〜6個の炭素原子を有する。好ましいアルキル基は、限定はしないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル及びヘキシルを含む。「C
0」アルキル(例えば、「C
0〜C
3−アルキル」中の)は、共有結合である。
【0037】
「アルケニル」という用語は、2から12個の炭素原子、好ましくは2〜8個の炭素原子、より好ましくは2〜6個の炭素原子を有する、1個又は複数の炭素−炭素二重結合を有する不飽和直鎖又は分枝鎖脂肪族基を意味することが意図されている。好ましいアルケニル基は、限定はしないが、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル及びヘキセニルを含む。
【0038】
「アルキニル」という用語は、2から12個の炭素原子、好ましくは2〜8個の炭素原子、より好ましくは2〜6個の炭素原子を有する、1個又は複数の炭素−炭素三重結合を有する不飽和直鎖又は分枝鎖脂肪族基を意味することが意図されている。好ましいアルキニル基は、限定はしないが、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル及びヘキシニルを含む。
【0039】
本明細書で使用されている「アルキレン」、「アルケニレン」、又は「アルキニレン」は、2つの別の化学基の間に位置し、それらを結合するために役立つ、前記で定義されているようなアルキル、アルケニル、又はアルキニル基をそれぞれ意味することが意図されている。好ましいアルキレン基は、限定はしないが、メチレン、エチレン、プロピレン及びブチレンを含む。好ましいアルケニレン基は、限定はしないが、エテニレン、プロペニレン及びブテニレンを含む。好ましいアルキニレン基は、限定はしないが、エチニレン、プロピニレン及びブチニレンを含む。
【0040】
「シクロアルキル」という用語は、約3から15個の炭素を有する、好ましくは3から12個の炭素、好ましくは3から8個の炭素、より好ましくは3から6個の炭素を有する飽和若しくは不飽和の単環式、二環式、三環式、又は多環式炭化水素基を意味することが意図されている。いくつかの好ましい実施形態では、シクロアルキル基は、アリール基、ヘテロアリール基、又は複素環基に縮合する。好ましいシクロアルキル基は、限定はしないが、シクロペンテン−2−エノン、シクロペンテン−2−エノール、シクロヘキサ−2−エノン、シクロヘキサ−2−エノール、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル及びシクロオクチルを含む。
【0041】
いくつかの好ましい実施形態では、シクロアルキル基は、架橋シクロアルキル基、好ましくはC
5〜C
10架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、C
5架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、C
6架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、C
7架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、C
8架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、C
9架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、0、1、2、又は3個の炭素原子からなる架橋を有する。0個の炭素原子の架橋は結合であり、他の環構造に縮合したシクロアルキル基と同じである。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、0、1、又は3個の炭素原子からなる架橋を有する。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、1又は3個の炭素原子からなる架橋を有する。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、1個の炭素原子からなる架橋を有する。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、2個の炭素原子からなる架橋を有する。いくつかの好ましい実施形態では、架橋シクロアルキル基は、3個の炭素原子からなる架橋を有する。架橋シクロアルキル基が、「場合により置換されている」と記述されている場合、これは、架橋を含む、任意の位置で場合により置換されていることが意図されている。架橋シクロアルキル基は、特定の立体化学に限定されない。
【0042】
「ヘテロアルキル」という用語は、鎖中の1個又は複数の炭素原子がO、S(O)
0〜2、N及びN(R
33)からなる群から選択されるヘテロ原子により独立して置換されている飽和若しくは不飽和の直鎖又は分枝鎖脂肪族基を意味することが意図されている。
【0043】
「アリール」という用語は、好ましくは1から3個の芳香環を有する、単環式、二環式、三環式、又は多環式のC
6〜C
14芳香族部分を意味することが意図されている。好ましくは、アリール基は、C
6〜C
10アリール基、より好ましくはC
6アリール基である。好ましいアリール基は、限定はしないが、フェニル、ナフチル、アントラセニル及びフルオレニルを含む。
【0044】
「アラルキル」又は「アリールアルキル」という用語は、アルキル基に共有結合しているアリール基を含む基を意味することが意図されている。アラルキル基が「場合によって置換されている」と記述される場合、これは、アリール部分とアルキル部分のいずれか、又は両方が独立に場合によって置換又は非置換であるものとしてよいことが意図されている。好ましくは、アラルキル基は、限定はしないがベンジル、フェネチル及びナフチルメチルを含む、(C
1〜C
6)アルキ(C
6〜C
10)アリールである。簡単のために、「アリールアルキル」と書いた場合、この用語及びそれに関連する用語は、化合物中の基の順序を「アリール−アルキル」として示すことが意図されている。同様に、「アリール−アルキル」という用語は、「アルキル−アリール」として化合部中の基の順序を示すことが意図されている。
【0045】
「ヘテロシクリル」、「複素環式」、又は「複素環」は、1個又は複数の原子が、N、O及びSからなる群から選択される、約3から約14個の原子を有する単環、二環、又は多環構造である基を意味することが意図されている。環構造は、飽和、不飽和、又は部分不飽和としてよい。いくつかの好ましい実施形態では、複素環基は、非芳香族である。二環又は多環構造では、1個又は2個の環が芳香族であり、例えば、二環式複素環の1個の環又は三環式複素環の1個又は2個の環は、インダン及び9,10−ジヒドロアントラセンのように芳香族である場合がある。好ましい複素環基は、限定はしないが、エポキシ、アジリジニル、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリジノニル及びモルホリノを含む。いくつかの好ましい実施形態では、複素環基は、アリール基、ヘテロアリール基、又はシクロアルキル基に縮合する。このような縮合複素環の例は、限定はしないが、テトラヒドロキノリン及びジヒドロベンゾフランを含む。環O又はS原子が他のO又はS原子に隣接する化合物は、この用語の範囲から特に除外される。
【0046】
いくつかの好ましい実施形態では、複素環基は、架橋複素環基、好ましくはC
6〜C
10架橋二環基であり、1個又は複数の炭素原子が、N、O及びSからなる群から選択されるヘテロ原子によって独立に置換される。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、C
6架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、C
7架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、C
8架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、C
9架橋二環基である。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、0、1、2、又は3個の炭素原子からなる架橋を有する。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、0、1、又は3個の炭素原子からなる架橋を有する。0個の炭素原子の架橋は結合であり、他の環構造に縮合した複素環基と同じである。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、1又は3個の炭素原子からなる架橋を有する。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、1個の炭素原子からなる架橋を有する。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、2個の炭素原子からなる架橋を有する。いくつかの好ましい実施形態では、架橋複素環基は、3個の炭素原子からなる架橋を有する。架橋複素環基が、「場合により置換されている」と記述されている場合、これは、架橋を含む、任意の位置で場合により置換されていることが意図されている。架橋複素環基は、特定の立体化学に限定されない。
【0047】
いくつかの好ましい実施形態では、複素環基は、ヘテロアリール基である。本明細書で使用されている「ヘテロアリール」という用語は、5から14個の環原子、好ましくは、5、6、9、又は10個の環原子を有し、環配列内で共有される6、10、又は14個のπ電子を有し、炭素原子に加えて、N、O及びSからなる群から独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を有する単環、二環、三環、又は多環基を意味することが意図されている。例えば、ヘテロアリール基としては、ピリミジニル、ピリジニル、ベンズイミダゾリル、チエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾフラニル及びインドリニルがある。好ましいヘテロアリール基は、限定はしないが、チエニル、ベンゾチエニル、フリル、ベンゾフリル、ジベンゾフリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、インドリル、キノリル、イソキノリル、キノキサリニル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル及びイソオキサゾリルを含む。
【0048】
「アリーレン」、「ヘテロアリーレン」、又は「ヘテロシクリレン」は、2個の別の化学基の間に位置し、それらを結合するために役立つ前記で定義されたアリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル基をそれぞれ意味することが意図されている。
【0049】
好ましいヘテロシクリル及びヘテロアリールは、限定はしないが、アクリジニル、アゾシニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズトリアゾリル、ベンズテトラゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズイミダゾリニル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シノリニル、デカヒドロキノリニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]テトラヒドロフラン、フラニル、フリル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドレニル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、メチレンジオキシフェニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピペリドニル、4−ピペリドニル、ピペロニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾール、ピリドイミダゾール、ピリドチアゾール、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、チアジアゾリル(例えば、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル)、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオフェニル、トリアジニル、トリアゾリル(1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル)及びキサンテニルを含む。
【0050】
芳香族多環式基は、限定はしないが、例えばナフチルを含む、二環式及び三環式縮合環系を含む。
【0051】
非芳香族多環式基は、限定はしないが、それぞれの環が4〜9員環であり、それぞれの環がゼロ個、1個又は複数の二重及び/又は三重結合を有しうる二環式及び三環式縮合環系を含む。非芳香族多環式基の好適な例は、限定はしないが、デカリン、オクタヒドロインデン、ペルヒドロベンゾシクロヘプテン及びペルヒドロベンゾ−[f]−アズレンを含む。
【0052】
ポリヘテロアリール基は、それぞれの環が独立に、5又は6員環であり、縮合環系が芳香族となるようにO、N及びSから独立に選択された1個又は複数のヘテロ原子、例えば、1、2、3、又は4個のヘテロ原子を含む二環式及び三環式縮合環系を含む。ポリヘテロアリール環系の好適な例は、キノリン、イソキノリン、ピリドピラジン、ピロロピリジン、フロピリジン、インドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフラン、ベンズインドール、ベンゾオキサゾール、ピロロキノリンなどを含む。
【0053】
非芳香族ポリ複素環基は、限定はしないが、それぞれの環が4〜9員環であり、O、N及びSから独立に選択された1個又は複数のヘテロ原子、例えば、1、2、3、又は4個のヘテロ原子を含み、ゼロ個、又は1個若しくは複数のC−C二重若しくは三重結合を含む二環式及び三環式縮合環系を含む。非芳香族ポリ複素環の好適な例は、限定はしないが、ヘキシトール、シス−ペルヒドロ−シクロヘプタ[b]ピリジニル、デカヒドロ−ベンゾ[f][1,4]オキサゼピニル、2,8−ジオキサビシクロ[3.3.0]オクタン、ヘキサヒドロ−チエノ[3,2−b]チオフェン、ペルヒドロピロロ[3,2−b]ピロール、ペルヒドロナフチリジン、ペルヒドロp−1H−ジシクロペンタ[b,e]ピランを含む。
【0054】
混合アリール及び非アリールポリ複素環基は、限定はしないが、それぞれの環が4〜9員環であり、O、N及びSから独立に選択された1個又は複数のヘテロ原子を含み、それら複数の環のうちの少なくとも1つは芳香族でなければならない二環式及び三環式縮合環系を含む。混合アリール及び非アリールポリ複素環の好適な例は、2,3−ジヒドロインドール、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、5,11−ジヒドロ−10H−ジベンズ[b,e][1,4]ジアゼピン、5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン、1,2−ジヒドロピロロ[3,4−b][1,5]ベンゾジアゼピン、1,5−ジヒドロピリド[2,3−b][1,4]ジアゼピン−4−オン、1,2,3,4,6,11−ヘキサヒドロ−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−オン、メチレンジオキシフェニル、ビス−メチレンジオキシフェニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、ジベンゾスベランジヒドロアントラセン及び9H−フルオレンを含む。
【0055】
本明細書で使用されているように、また特に断りのない限り、部分(例えば、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルなど)が「場合により置換されている」と記述されている場合、この基は1から4個、好ましくは1から3個、より好ましくは1個又は2個の非水素置換基を場合により有することを意味している。好適な置換基は、限定はしないが、ハロ、ヒドロキシ、オキソ(例えば、オキソで置換された環の−CH−は−C(O)−)ニトロ、ハロヒドロカルビル、ヒドロカルビル、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アシルアミノ、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アミノアルキル、アシル、カルボキシ、ヒドロキシアルキル、アルカンスルホニル、アレーンスルホニル、アルカンスルホンアミド、アレーンスルホンアミド、アラルキルスルホンアミド、アルキルカルボニル、アシルオキシ、シアノ及びウレイド基を含む。それ自体はさらに置換されていない(特に断りのない限り)好ましい置換基は:
(a)ハロ、シアノ、オキソ、カルボキシ、ホルミル、ニトロ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、
(b)C
1〜C
5アルキル又はアルケニル又はアリールアルキルイミノ、カルバモイル、アジド、カルボキサミド、メルカプト、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルキルアリール、アリールアルキル、C
1〜C
8アルキル、C
1〜C
8アルケニル、C
1〜C
8アルコキシ、C
1〜C
8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、C
2〜C
8アシル、C
2〜C
8アシルアミノ、C
1〜C
8アルキルチオ、アリールアルキルチオ、アリールチオ、C
1〜C
8アルキルスルフィニル、アリールアルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、C
1〜C
8アルキルスルホニル、アリールアルキルスルホニル、アリールスルホニル、C
0〜C
6N−アルキルカルバモイル、C
2〜C
15N,N−ジアルキルカルバモイル、C
3〜C
7−シクロアルキル、アロイル、アリールオキシ、アリールアルキルエーテル、アリール、シクロアルキル又は複素環に縮合しているアリール、又は他のアリール環、C
3〜C
7複素環、C
5〜C
15ヘテロアリール又はシクロアルキル、ヘテロシクリル、又はアリールに縮合又はスピロ縮合しているこれらの環のいずれかである、前記それぞれが1個又は複数の前記(a)で挙げられた部分でさらに場合により置換されている置換基及び
(c)−(CR
32R
33a)
s−NR
30R
31の形の置換基であって、sは、0(この場合、窒素は、置換されている部分に直接結合している)から6であり、R
32及びR
33aはそれぞれ独立に、水素、ハロ、ヒドロキシル又はC
1〜C
4アルキルであり、R
30及びR
31はそれぞれ独立に、水素、シアノ、オキソ、ヒドロキシル、−C
1〜C
8アルキル、C
1〜C
8ヘテロアルキル、C
1〜C
8アルケニル、カルボキサミド、C
1〜C
3アルキル−カルボキサミド、カルボキサミド−C
1〜C
3アルキル、アミジノ、C
2〜C
8ヒドロキシアルキル、C
1〜C
3アルキルアリール、アリール−C
1〜C
3アルキル、C
1〜C
3アルキルヘテロアリール、ヘテロアリール−C
1〜C
3アルキル、C
1〜C
3アルキルヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C
1〜C
3アルキルC
1〜C
3アルキルシクロアルキル、シクロアルキル−C
1〜C
3アルキル、C
2〜C
8アルコキシ、C
2〜C
8アルコキシ−C
1〜C
4アルキル、C
1〜C
8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリール−C
1〜C
3アルコキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアリール−C
1〜C
3アルコキシカルボニル、C
1〜C
8アシル、C
0〜C
8アルキル−カルボニル、アリール−C
0〜C
8アルキル−カルボニル、ヘテロアリール−C
0〜C
8アルキル−カルボニル、シクロアルキル−C
0〜C
8アルキル−カルボニル、C
0〜C
8アルキル−NH−カルボニル、アリール−C
0〜C
8アルキル−NH−カルボニル、ヘテロアリール−C
0〜C
8アルキル−NH−カルボニル、シクロアルキル−C
0〜C
8アルキル−NH−カルボニル、C
0〜C
8アルキル−O−カルボニル、アリール−C
0〜C
8アルキル−O−カルボニル、ヘテロアリール−C
0〜C
8アルキル−O−カルボニル、シクロアルキル−C
0〜C
8アルキル−O−カルボニル、C
1〜C
8アルキルスルホニル、アリールアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、C
1〜C
8アルキル−NH−スルホニル、アリールアルキル−NH−スルホニル、アリール−NH−スルホニル、ヘテロアリールアルキル−NH−スルホニル、ヘテロアリール−NH−スルホニル、アロイル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール−C
1〜C
3アルキル−、シクロアルキル−C
1〜C
3アルキル−、ヘテロシクリル−C
1〜C
3アルキル−、ヘテロアリール−C
1〜C
3アルキル−、又は保護基であり、前記それぞれは1個又は複数の前記(a)で挙げられた部分でさらに場合により置換されており、又は
R
30及びR
31は、結合しているNと一緒になって、ヘテロシクリル又はヘテロアリールを形成し、これらはそれぞれ、上記の(a)、保護基及び(X
30−Y
31−)からなる群から選択される1から3個の置換基で場合により置換されており、前記ヘテロシクリルは、さらに、架橋することが可能であり(メチレン、エチレン、又はプロピレン架橋により二環式部分を形成する)、X
30は、C
1〜C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル−、C
2−C
8アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルケニル−C
0−C
3アルキル、C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルキニル−C
0−C
3アルキル、C
0−C
3アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、HO−C
0−C
3アルキル−、C
0−C
4アルキル−N(R
30)−C
0−C
3アルキル−、N(R
30)(R
31)−C
0−C
3アルキル−、N(R
30)(R
31)−C
0−C
3アルケニル−、N(R
30)(R
31)−C
0−C
3アルキニル−、(N(R
30)(R
31))
2−C=N−、C
0−C
3アルキル−S(O)
0−2−C
0−C
3アルキル−、CF
3−C
0−C
3アルキル−、C
1−C
8ヘテロアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール−C
1−C
3アルキル−、シクロアルキル−C
1−C
3アルキル−、ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−、ヘテロアリール−C
1−C
3アルキル−、N(R
30)(R
31)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−であり、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、(a)の1から3個の置換基で場合により置換されており、Y
31は、直接結合、−O−、−N(R
30)−、−C(O)−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−N(R
30)−C(O)−、−C(O)−N(R
30)−、−N(R
30)−C(S)−、−C(S)−N(R
30)−、−N(R
30)−C(O)−N(R
31)−、−N(R
30)−C(NR
30)−N(R
31)−、−N(R
30)−C(NR
31)−、−C(NR
31)−N(R
30)、−N(R
30)−C(S)−N(R
31)−、−N(R
30)−C(O)−O−、−O−C(O)−N(R
31)−、−N(R
30)−C(S)−O−、−O−C(S)−N(R
31)−、−S(O)
0−2−、−SO
2N(R
31)−、−N(R
31)−SO
2−及び−N(R
30)−SO
2N(R
31)−からなる群から選択される、置換基である。
【0056】
限定されない例として、置換フェニルは、2−フルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3−クロロ−4−フルオロ−フェニル、2−フルオロ−3−プロピルフェニルを含む。他の限定されない例として、置換n−オクチルは、2,4−ジメチル−5−エチル−オクチル及び3−シクロペンチル−オクチルを含む。この定義には、酸素で置換されてカルボニル−CO−を形成するメチレン(−CH
2−)が含まれる。
【0057】
例えば、フェニル、チオフェニル、又はピリジニルなどの、環構造の隣接原子に結合された2個の場合による置換基がある場合、これらの置換基は、結合している原子と一緒になって、1、2、又は3個の環状ヘテロ原子を有する5又は6員のシクロアルキル又は複素環を場合により形成する。
【0058】
好ましい一実施形態では、ヒドロカルビル、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、芳香族多環、非芳香族多環、ポリヘテロアリール、非芳香族ポリ複素環式及び混合アリール及び非アリールポリ複素環の基は非置換である。
【0059】
他の好ましい実施形態では、ヒドロカルビル、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、芳香族多環、非芳香族多環、ポリヘテロアリール、非芳香族ポリ複素環式及び混合アリール及び非アリールポリ複素環の基は、1から3個の独立に選択された置換基で置換される。
【0060】
アルキル基上の好ましい置換基は、限定はしないが、ヒドロキシル、ハロゲン(例えば、単一のハロゲン置換基又は複数のハロ置換基。後者の場合、CF
3又はアルキル基などの基は複数のClを有する)、シアノ、ニトロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、アリール、−OR
u、−SR
u、−S(=O)R
y、−S(=O)
2R
y、−P(=O)
2R
y、−S(=O)
2OR
y、−P(=O)
2OR
y、−NR
vR
w、−NR
vS(=O)
2R
y、−NR
vP(=O)
2R
y、−S(=O)
2NR
vR
w、−P(=O)
2NR
vR
w、−C(=O)OR
y、−C(=O)R
u、−C(=O)NR
vR
w、−OC(=O)R
u、−OC(=O)NR
vR
w、−NR
vC(=O)OR
y、−NR
xC(=O)NR
vR
w、−NR
xS(=O)
2NR
vR
w、−NR
xP(=O)
2NR
vR
w、−NR
vC(=O)R
u、又は−NR
vP(=O)
2R
yを含み、R
uは、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールであり、R
v、R
w及びR
xは独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、複素環、又はアリール、或いは前記R
v及びR
wは、結合しているNと一緒になって複素環を場合により形成し、R
yは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールである。上述の例示的な置換基において、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、複素環及びアリールなどの基はそれ自体、場合により置換されうる。
【0061】
アルケニル及びアルキニル基上の好ましい置換基は、限定はしないが、アルキル又は置換アルキル、さらには好ましいアルキル置換基と記載される基をも含む。
【0062】
シクロアルキル基上の好ましい置換基は、限定はしないが、ニトロ、シアノ、アルキル、又は置換アルキル、さらには好ましいアルキル置換基と記載される基をも含む。他の好ましい置換基は、限定はしないが、スピロ結合又は縮合環式置換基、好ましくはスピロ結合シクロアルキル、スピロ結合シクロアルケニル、スピロ結合複素環(ヘテロアリールを除く)、縮合シクロアルキル、縮合シクロアルケニル、縮合複素環、又は縮合アリールを含み、前述のシクロアルキル、シクロアルケニル、複素環及びアリール置換基はそれ自体場合により置換されうる。
【0063】
シクロアルケニル基上の好ましい置換基は、限定はしないが、ニトロ、シアノ、アルキル、又は置換アルキル、さらには好ましいアルキル置換基と記載される基をも含む。他の好ましい置換基は、限定はしないが、スピロ結合又は縮合環式置換基、特にスピロ結合シクロアルキル、スピロ結合シクロアルケニル、スピロ結合複素環(ヘテロアリールを除く)、縮合シクロアルキル、縮合シクロアルケニル、縮合複素環、又は縮合アリールを含み、前述のシクロアルキル、シクロアルケニル、複素環及びアリール置換基はそれ自体場合により置換されうる。
【0064】
アリール基上の好ましい置換基は、限定はしないが、ニトロ、シクロアルキル又は置換シクロアルキル、シクロアルケニル又は置換シクロアルケニル、シアノ、アルキル又は置換アルキル、さらには好ましいアルキル置換基と記載される基をも含む。他の好ましい置換基は、限定はしないが、縮合環式置換基、特に縮合シクロアルキル、縮合シクロアルケニル、縮合複素環、又は縮合アリールを含み、前述のシクロアルキル、シクロアルケニル、複素環及びアリール置換基はそれ自体場合により置換されうる。アリール基(限定しない例として、フェニル)上のさらに他の好ましい置換基は、限定はしないが、ハロアルキル及び好ましいアルキル置換基と記載される基を含む。
【0065】
複素環基上の好ましい置換基は、限定はしないが、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、ニトロ、オキソ(すなわち、=O)、シアノ、アルキル、置換アルキル、さらには好ましいアルキル置換基と記載される基をも含む。複素環基上の他の好ましい置換基は、限定はしないが、有効な任意の1つ又は複数の結合点におけるスピロ結合又は縮合環式置換基、より好ましくはスピロ結合シクロアルキル、スピロ結合シクロアルケニル、スピロ結合複素環(ヘテロアリールを除く)、縮合シクロアルキル、縮合シクロアルケニル、縮合複素環及び縮合アリールを含み、前述のシクロアルキル、シクロアルケニル、複素環及びアリール置換基はそれ自体場合により置換されうる。
【0066】
好ましい一実施形態では、複素環基は、炭素、窒素及び/又は硫黄上の1つ又は複数の位置で置換される。窒素上の好ましい置換基は、限定はしないが、N−オキシド、アルキル、アリール、アラルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アリールカルボニル、アリールスルホニル、アルコキシカルボニル、又はアラルコキシカルボニルを含む。硫黄上の好ましい置換基は、限定はしないが、オキソ及びC
1〜C
6アルキルを含む。いくつかの好ましい実施形態では、窒素及び硫黄ヘテロ原子は独立に場合により酸化され、窒素ヘテロ原子は独立に場合により四級化されうる。
【0067】
アルキル基上の特に好ましい置換基は、ハロゲン及びヒドロキシを含む。
【0068】
アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルなどの、環基上の特に好ましい置換基は、ハロゲン、アルコキシ及びアルキルを含む。
【0069】
芳香族多環上の好ましい置換基は、限定はしないが、オキソ、C
1〜C
6アルキル、シクロアルキルアルキル(例えば、シクロプロピルメチル)、オキシアルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、アルキルケトン、ニトリル、カルボキシアルキル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル及びアルコキシなどのOR
aaを含み、R
aaは、H、C
1〜C
6アルキル、C
4〜C
9シクロアルキル、C
4〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル及び(CH
2)
0〜6Z
aR
bbからなる群から選択され、Z
aは、O、NR
cc、S及びS(O)からなる群から選択され、R
bbは、H、C
1〜C
6アルキル、C
4〜C
9シクロアルキル、C
4〜C
9ヘテロシクロアルキル、C
4〜C
9ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールと非アリール多環の混合物、ヘテロアリール、アリールアルキル、(例えば、ベンジル)及びヘテロアリールアルキル(例えば、ピリジルメチル)からなる群から選択され、R
ccは、H、C
1〜C
6アルキル、C
4〜C
9シクロアルキル、C
4〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル(例えば、ベンジル)、ヘテロアリールアルキル(例えば、ピリジルメチル)及びアミノアシルからなる群から選択される。
【0070】
非芳香族多環上の好ましい置換基は、限定はしないが、オキソ、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC
3〜C
9シクロアルキルを含む。特に断りのない限り、非芳香族多環置換基は、非置換シクロアルキル基並びに限定はしないが、C
1〜C
6アルキル、オキソ、ハロ、ヒドロキシ、アミノアルキル、オキシアルキル、アルキルアミノ及びアルコキシなどのOR
aaを含む、1つ又は複数の好適な置換基により置換されるシクロアルキル基の両方を含む。このようなシクロアルキル基の好ましい置換基は、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、オキシアルキル、アルキルアミノ及びアミノアルキルを含む。
【0071】
ポリヘテロアリール基の炭素原子上の好ましい置換基は、限定はしないが、直鎖及び分岐鎖の場合により置換されているC
1〜C
6アルキル、不飽和部分(すなわち、1つ又は複数の二重又は三重C−C結合がある)、アシル、オキソ、シクロアルキル、ハロ、オキシアルキル、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ、OR
aa(例えば、アルコキシ)及び式−O−(CH
2CH=CH(CH
3)(CH
2))
1〜3Hの置換基を含む。好適な直鎖及び分岐鎖C
1〜C
6アルキル置換基の例は、限定はしないが、メチル、エチル、n−プロピル、2−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチルなどを含む。好ましい置換基は、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、オキシアルキル、アルキルアミノ及びアミノアルキルを含む。好ましくは、窒素原子上の置換基は、例えば、N−オキシド又はR
ccを含む。窒素原子上の好ましい置換基は、H、C
1〜C
4アルキル、アシル、アミノアシル及びスルホニルを含む。好ましくは、硫黄原子は、非置換である。硫黄原子上の好ましい置換基は、限定はしないが、オキソ及び低級アルキルを含む。
【0072】
非芳香族ポリ複素環基の炭素原子上の好ましい置換基は、限定はしないが、直鎖及び分岐鎖の場合により置換されているC
1〜C
6アルキル、不飽和部分(すなわち、1つ又は複数の二重又は三重C−C結合がある)、アシル、オキソ、シクロアルキル、ハロ、オキシアルキル、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ及びOR
aa、例えばアルコキシを含む。好適な直鎖及び分岐鎖C
1〜C
6アルキル置換基の例は、限定はしないが、メチル、エチル、n−プロピル、2−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチルなどを含む。好ましい置換基は、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、オキシアルキル、アルキルアミノ及びアミノアルキルを含む。好ましくは、窒素原子上の置換基は、例えば、N−オキシド又はR
ccを含む。好ましいN置換基は、H、C
1〜C
4アルキル、アシル、アミノアシル及びスルホニルを含む。好ましくは、硫黄原子は、非置換である。好ましいS置換基は、オキソ及び低アルキルを含む。
【0073】
混合アリール及び非アリールポリ複素環基上の好ましい置換基は、限定はしないが、ニトロ又は非芳香族多環基について上で説明されているものを含む。炭素原子上の好ましい置換基は、限定はしないが、−N−OH、=N−OH、場合により置換されているアルキル、不飽和部分(すなわち、1つ又は複数の二重又は三重C−C結合がある)、オキソ、アシル、シクロアルキル、ハロ、オキシアルキル、アルキルアミノ、アミノアルキル、アシルアミノ及びOR
aa、例えばアルコキシを含む。好ましくは、窒素原子上の置換基は、例えば、N−オキシド又はR
ccを含む。好ましいN置換基は、H、C
1〜4アルキル、アシルアミノアシル及びスルホニルを含む。好ましくは、硫黄原子は、非置換である。好ましいS置換基は、オキソ及び低アルキルを含む。
【0074】
「ハロヒドロカルビル」は、1個から全部の水素が1個又は複数のハロで置換されているヒドロカルビル部分である。
【0075】
「ハロゲン」又は「ハロ」という用語は、塩素、臭素、フッ素、又はヨウ素を意味することが意図されている。本明細書で使用されている「アシル」という用語は、アルキルカルボニル又はアリールカルボニル置換基を指す。「アシルアミノ」という用語は、窒素原子に結合されたアミド基(すなわち、R−CO−NH−)を指す。「カルバモイル」という用語は、カルボニル炭素原子に結合されたアミド基(すなわち、NH
2−CO−)を指す。それに加えて、アシルアミノ又はカルバモイル置換基の窒素原子は、場合により置換されている。「スルホンアミド」という用語は、硫黄又は窒素原子のいずれかにより結合されたスルホンアミド置換基を指す。「アミノ」という用語は、NH
2、アルキルアミノ、アリールアミノ及び環式アミノ基を含むことを意図している。本明細書で使用されている「ウレイド」という用語は、置換又は非置換尿素部分を指す。
【0076】
「基」という用語は、1個又は複数の不対電子を含む化学的部分を意味することが意図されている。
【0077】
場合による置換基が、「1つ又は複数の」基から選択される場合、この定義は、すべての置換基が指定された基のうちの1つから選択されること、又はそれらの置換基が指定された基の2つ又はそれ以上から選択されることを含む。
【0078】
それに加えて、環式部分(すなわち、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール)上の置換基は、親環状部分に縮合して二環式又は三環式の縮合環系を形成する5〜6員単環式及び9〜14員二環式部分を含む。環式部分上の置換基は、共有結合により親環状部分に結合されて二環式又は三環式の二環系を形成する5〜6員単環式及び9〜14員二環式部分も含む。例えば、場合により置換されているフェニルは、限定はしないが、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
を含む。
【0079】
「非置換」部分(例えば、非置換シクロアルキル、非置換ヘテロアリールなど)は、この上で定義されているような部分が場合による置換基を有しないことを意味する。したがって、例えば、「非置換アリール」は、ハロで置換されたフェニルを含まない。
【0080】
「保護基」という用語は、官能基に特徴的な化学作用を、他の反応に干渉しないように一時的にマスクするために合成で使用される基を意味することが意図されている。適切な保護基には、付加しやすい、除去しやすい、高収量反応である及び必要な反応条件に対し不活性であるという特徴がなければならない。保護基は、後続の化学反応において化学選択性が得られるように官能基の化学修飾により分子中に導入される。当業者である場合、本発明で化合物を調製する過程において、当該分子のどれかの上で感受性又は反応性の高い基を保護することが必要及び/又は望ましい場合がある。これは、限定はしないが、Bn−(又は−CH
2Ph)、−CHPh
2、alloc(又はCH
2=CH−CH
2−O−C(O)−)、BOC−、−Cbz(又はZ−)、−F−moc、−C(O)−CF
3、N−フタルイミド、1−Adoc−、TBDMS−、TBDPS−、TMS−、TIPS−、IPDMS−、−SiR
3、SEM−、t−Bu−、Tr−、THP−及びアリル−などの従来の保護基を使用することで達成されうる。これらの保護基は、当業で知られている方法を使用して従来の段階で除去されうる。
【0081】
本明細書で使用されている「治療有効量」という用語は、所望の治療効果を誘発する量を指す。治療効果は、治療される疾病及び望まれている結果に依存する。そのようなものとして、治療効果は、疾病に伴う症状の重症度の減少又は疾病の進行の阻害(部分的又は完全)としてよい。さらに、治療効果は、脳内のHDACの阻害であるとしてよい。治療奏功を誘発するのに必要な量は、患者の年齢、健康状態、大きさ及び性別に基づき決定されうる。最適な量も、患者の治療への奏功を監視することに基づき決定されうる。投与は、限定はしないが、非経口、経口、局所、経鼻、気管内、又は直腸内を含む、任意の経路によるものとしてよい。いくつかの特に好ましい実施形態では、本発明の化合物は、病院環境で静脈内投与される。いくつかの他の好ましい実施形態では、経口経路による投与が好ましい場合がある。
【0082】
本発明のいくつかの化合物は、1つ又は複数のキラル中心及び/又は幾何異性体中心(E−及びZ−異性体)を有することができ、本発明は、すべてのそのような光学的ジアステレオ異性体及び幾何異性体を包含することは理解されるべきである。本発明は、さらに、本明細書で開示されている化合物のすべての互変異性型を含む。
【0083】
本発明は、さらに、本発明の化合物のプロドラッグも含む。「プロドラッグ」という用語は、プロドラッグが哺乳類被検体に投与されたときに活性成分を放出する能力を有する共有結合担体を表すことを意図されている。活性成分の放出はインビボで行われる。プロドラッグは、当業者に知られている技術により調製されうる。これらの技術は、一般に、所定の化合物中の適切な官能基を修飾するものである。しかし、これらの修飾された官能基は、ルーチン操作又はインビボで元の官能基を再生する。本発明の化合物のプロドラッグは、ヒドロキシ基、アミノ基、カルボン酸基、又は類似の基が修飾される化合物を含む。プロドラッグの例は、限定はしないが、エステル(例えば、酢酸塩、ギ酸塩及び安息香酸塩の誘導体)、式(I)の化合物中のヒドロキシ又はアミノ官能基のカルバミン酸塩(例えば、N,N−ジメチルアミノカルボニル)、アミド(例えば、トリフルオロアセチルアミノ、アセチルアミノなど)などを含む。
【0084】
本発明の化合物は、そのままで、又はプロドラッグとして、例えばインビボの加水分解可能なエステル又はインビボの加水分解可能なアミドの形態で投与されうる。カルボキシ又はヒドロキシ基を含む本発明の化合物のインビボ加水分解可能なエステルは、例えば、ヒト又は動物の体内で加水分解され親酸又はアルコールを生成する医薬品として許容されるエステルである。カルボキシの好適な医薬品として許容されるエステルは、C
1〜6−アルキルメチルエステル(例えば、メトキシメチル)、C
1〜6−アルカノイルオキシメチルエステル(例えば、ピバロイルオキシメチル)、フタリジルエステル、C
3〜8−シクロアルコキシカルボニルオキシC
1〜6−アルキルエステル(例えば、1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチル)、1,3−ジオキソレン−2−オニルメチルエステル(例えば、5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オニルメチル及びC
1〜6−アルコキシカルボニルオキシエチルエステル(例えば、1−メトキシカルボニルオキシエチル)を含み、本発明の化合物中の任意の適切なカルボキシ基のところに形成されうる。
【0085】
ヒドロキシ基を含む本発明の化合物のインビボ加水分解可能なエステルは、リン酸エステル及びα−アシルオキシアルキルエーテルなどの無機エステル並びにエステルのインビボ加水分解の結果として分解し、親ヒドロキシ基を生じる関連化合物を含む。α−アシルオキシアルキルエーテルの例は、アセトキシメトキシ及び2,2−ジメチルプロピオニルオキシ−メトキシを含む。ヒドロキシの基を形成するインビボ加水分解可能エステルの選択は、アルカノイル、ベンゾイル、フェニルアセチル及び置換ベンゾイル及びフェニルアセチル、アルコキシカルボニル(炭酸アルキルエステルを生じる)、ジアルキルカルバモイル及びN−(N,N−ジアルキルアミノエチル)−N−アルキルカルバモイル(カルバミン酸塩を生じる)、N,N−ジアルキルアミノアセチル及びカルボキシエチルを含む。ベンゾイル上の置換基の例は、環窒素原子からメチレン基を介してベンゾイル環の3位又は4位に結合されたモルホリノ及びピペラジノを含む。カルボキシ基を含む本発明の化合物のインビボ加水分解可能なアミドに対する好適な値は、例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N,N−ジメチル、N−エチル−N−メチル、又はN,N−ジエチルアミドなどのN−C
1〜6−アルキル又はN,N−ジ−C
1〜6−アルキルアミドである。
【0086】
簡単のため、特に断りのない限り、部分は式(I)に示されている順序に対応する方向で書かれる。例えば、部分Jは、−C
0〜6アルキル−アリール−C
2〜6ヘテロアルキル−である場合、−C
0〜6アルキル−部分はQに結合しており、−C
2〜6ヘテロアルキル−部分はLに結合していることを意味している。
【0087】
前記は、いくつかの態様及びこれらの好ましい実施形態を単に要約したに過ぎず、一切限定することを意図していない。これらの態様及びこれらの好ましい実施形態を、以下でさらに詳述する。
【0088】
化合物
第1の態様において、本発明は、ヒストンデアセチラーゼの新しい阻害剤を提供する。第1の実施形態では、ヒストンデアセチラーゼの新しい阻害剤は、式(I)より表され
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ及び複合体、並びにそのラセミ混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマーである
[式中、
Zは、−N(R
1)OR
2及びHからなる群から選択され、
Lは、共有結合及び−N(OR
2)−からなる群から選択され、
Lが−N(OR
2)−である場合、ZはHであり、
ZがHである場合、Lは−N(OR
2)−であり、
Jは、共有結合、=CH−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
8ヘテロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルケニル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルキニル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
6ヘテロアルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
6ヘテロアルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−C
4−C
6ヘテロシクリル−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルヘテロアリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
6アルケニル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
6アルケニル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
6アルキニル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
6アルキニル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−アリール−C
0−C
3アルキル−、及び−C
0−C
6アルキル−C
3−C
6シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキル部分は、場合により置換されており、Jが=CH−である場合、Qは共有結合であり、Bはsp
2炭素を介してJに結合しており、
Qは、場合により置換されている
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物からなる群から選択され、
G及びG
1は、炭素及びNから独立に選択され、変数l、m、n、o及びpは、0、1、2、又は3からそれぞれ独立に選択される数を表し、但し、Qにより表される基が6員、7員、8員、又は9員の架橋又は縮合ヘテロシクリルをそれぞれ含むように、l、m、n、o及びpの合計は4、5、6、又は7であり、但し、G及びG
1が両方ともNである場合、lとoの合計はゼロではなく、mとpの合計がゼロではなく、nは、0から3までの範囲の整数であり(好ましくは、Qは7員又は8員環を含み、特定の一実施形態では、Qが縮合二環式環を含むようにnはゼロである)、
Uは、−C
0〜C
8アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−、共有結合及び−O−C
2〜C
4アルキル−からなる群から選択され、
U
1は、H、−C(R
1)(R
2)−、−C
0〜C
8アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−O−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0〜C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−、共有結合、(R
3)(R
3a)N−C
2〜C
4アルキル−、−O−C
2〜C
4アルキル−及びR
3−O−C
2〜C
4アルキル−からなる群から選択され、
又は
Qは、共有結合、−C
1−C
8アルキル−、−C
1−C
8アルキル−、−C
1−C
8ヘテロシクリル−、=N−O−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−N(R
3)−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C(O)−O−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−O−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−SO
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−SO
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−、−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−SO
2−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は場合により置換されており、
[この文献は図面を表示できません]
は、b−1aからb−1kまで及びb−1からb−125までからなる群から選択され、Qが=N−O−又は=N−O−C
0〜3アルキルを介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合している場合、Qは、
[この文献は図面を表示できません]
中の炭素(Sola−Pennaら
2)を介して結合しており、それぞれのアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、場合により置換されており、Qが共有結合であり、Jが=CH−を介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合している場合、Qは
[この文献は図面を表示できません]
中でsp
2炭素を介して結合しており、又は
[この文献は図面を表示できません]
がb−1からb−121までからなる群から選択され、
[この文献は図面を表示できません]
中のNを介してQに結合している場合、Qは共有結合、−C(O)−C
1−C
3アルキル−O−、−C
1−C
8アルキル−、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C(O)−O−C
0−C
4アルキル、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
3アルキル−C=N−O−C
0−C
3アルキル、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−S(O
2)−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、場合により置換されており、ヘテロシクリル部分は、−(CH
2)
0〜3−で場合により架橋されており、
R
1及びR
2は、−H、C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル及び保護基からなる群から独立に選択され、
各R
3は、−H、アルキル、C
0〜C
3アルキル−ヘテロシクリル、C
1〜C
3アルキル−C
2〜C
6アルケニル、C
1〜C
3アルキル−C
2〜C
3アルキニル、−C
2〜C
4アルキル−OR
1、−C
2〜C
4アルキル−NR
3bR
3c、−C
2〜C
4アルキル−NR
1R
2、ヘテロアルキル、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C(O)−NR
3bR
3c、−C(O)−NR
1R
2、−C(O)−OR
1、−S(O)
2−NR
1R
2、−S(O)
2−R
1、−C(O)−R
1、−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
0〜C
3アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、C
0〜C
3アルキル−ヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、1から3個までの独立に選択された置換基で場合により置換されており、
各R
3aは、−H、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリール、共有結合からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、場合により置換されており、
R
3及びR
3aは、結合している原子と一緒になって、複素環を場合により形成し、ヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、
R
3b及びR
3cは、結合している原子と一緒になって、複素環を場合により形成し、ヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、
但し、Qが構造(a−1)、(a−2)、(a−3)、(a−20)であるか、又はU
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−である場合、
[この文献は図面を表示できません]
は存在せず、
[この文献は図面を表示できません]
は、水素、それぞれ場合により置換されているアリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクリル、シクロアルキル、ヘテロシクリル−アルキル、シクロアルキル−アルキル、C
1〜C
10アルキル、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−及び(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、又は
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化6-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-6】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-7】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-8】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-9】
[この文献は図面を表示できません]
【化6-10】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、5員又は6員のヘテロアリール及びヘテロシクリルから独立に選択され、これらはそれぞれ、1から3個までの独立に選択された置換基で場合により置換されており、
但し、
[この文献は図面を表示できません]
が、水素、それぞれ場合により置換されているアリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクリル、シクロアルキル、ヘテロシクリル−アルキル、シクロアルキル−アルキル、C
1〜C
10アルキル、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−及び(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択される場合、Qはa−3、a−4、a−5、a−6、a−7、a−8、a−9、a−10、a−11、a−12、a−13及びa−14からなる群から選択され、
各Aは、N、−N−オキシド、−CH=及び−C(R
4)=からなる群から独立に選択され、5員環又は6員環1個当り2個以下のAは
[この文献は図面を表示できません]
基中のNであり、1個以下のAは−N−オキシドであり、
基M
1−M
2は、共有結合、−N(R
3)CH
2−、−CH
2N(R
3)−、−S(O)
0〜2−CH
2−、−CH
2S(O)
0〜2−、−O−CH
2−、−CH
2−O−、−C(O)N(R
3)−、−C(O)−O−、−C(O)−CH
2−、−CH(OH)−CH
2−、−CH(F)−CH
2−、−CH
2−C(O)−、−CH
2−CH(OH)−、−CH
2−CH(F)−、−N(R
3)−C(O)−、−SO
2N(R
3)−、− N(R
3)SO
2−、−CH(R
4)CH
2−、−CH
2CH(R
4)−、−N=C(R
4)−、−C(R
4)=N−、−CH
2−CH
2−、−CH=CH−、−CH(R
3)−CH(R
3)−、−C(R
3)=C(R
3)−、−C(R
4)=C(R
4)−、−CF=CH−、−CH=CF−、
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
、−CH
2−、−C(R
3)(R
3a)−、−S(O)
0〜2−、−N(R
3)−からなる群から選択されるか、又は存在せず、
M
3は、
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるか、
又はM
3は
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
であり、Qは=N−O−又は=N−O−C
0〜3アルキルを介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合しているか、又はJが=CH−を介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合しており、
*は、Qへの結合点を表し、
M
4は、
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
及び共有結合からなる群から選択され、
M
1−M
2が共有結合である場合、M
4は、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
基D
1−D
2及びD
1a−D
2aは、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
*は、Qへの結合点を表し、
D
3は、共有結合、
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
は、場合により置換されており、
D
4は、
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
は、場合により置換されており、
基E
1−E
2は、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、*は、Qへの結合点を表し、
E
3は、−C(O)−、−C(S)−、−CH
2−、−C(OH)
2−及び−C=N(R
3)−からなる群から選択され、
R
4は、−H、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル−R
3、−C
0−C
6アルキル−OR
3、−C
0−C
6アルキル−OR
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)−OR
3、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−CH=CH−C(O)−OR
3、−CH=CH−C(O)−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−CF
3、−N(R
3)−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−N(R
3)−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−N(R
3)R
3a、−O−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−O−C
2−C
6アルキル−OR
1、−S−R
3、−S(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、C
3−C
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、C
4−C
7ヘテロシクリル−R
3、−O−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリル−C(O)−OR
3、−O−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリルアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−ヘテロアリール、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−N(R
3)C(O)N(R
3)−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−R
3、−C
0−C
4アルキル−OC(O)−R
3、−C
0−C
4アルキル−N(R
3)C(O)−O−R
3、−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−O−R
3、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、F、Cl、Br、I、NO
2、−CF
3、−OCF
3、−OCHF
2、−SCF
3、−SF
5,−SO
3H、−CN、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、−C
1−C
6アルキルヘテロアリールからなる群から独立に選択され、前記R
4のそれぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は場合により置換されており、
又は
[この文献は図面を表示できません]
は、構造b−1aからb−1kまで及び(b−1)から(b−125)までからなる群から選択され、一緒になったQ−J−Lは、−C
3−C
8アルキル−、−C(O)−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
4アルケニル−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
1−C
8アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、及び
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−
からなる群から選択され、
それぞれのアルキル、アルケニル、アリール、アルキニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、架橋は、メチレン又はプロピレンであり、
但し、式(I)は、−Q−J−L−C(O)Zが、場合により置換されている−C
1〜C
13アルキル−N(R
3)−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2アルケニル−C(O)NHOHであり、
[この文献は図面を表示できません]
が、それぞれ場合により置換されている芳香族多環、非芳香族多環、混合アリール及び非アリール多環、ポリヘテロアリール、非芳香族ポリ複素環、並びに混合アリール及び非アリールポリ複素環からなる群から選択される化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(A)
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
906は、アリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、
T
906は、−C
0〜6アルキル−S(O)
2−C
0〜6アルキル−、−C
0〜6アルキル−C(O)−C
0〜6アルキル−及びC
1〜3アルキルからなる群から選択され、T
906は、R
906に結合している炭素原子において、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及び複素環からなる群から選択された部分で置換され、
A
906は、場合により置換されている非架橋複素環であり、
Q
906は、結合であり、
Hetは、場合により置換されている5員のアリール環であり、
L
906は、結合又は−C
1〜4アルキル−であり、
R
906aは、−N(R
906b)OHであり、R
906bは、H、場合により置換されているアルキル及び場合により置換されているアリールからなる群から選択される)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、−Q−J−L−C(O)Zが、場合により置換されている−C
0〜C
4アルキル−X−C
1〜C
4アルキル−フェニル−C
2アルケニル−C(O)NHOHであり、
[この文献は図面を表示できません]
が、炭素環又は他の複素環と縮合された5員又は6員の芳香族複素環基であり、その
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、他の5員又は6員の芳香族複素環基及び複素環基から選択された1から4個の置換基で置換されており、前記複素環基は、C
1〜4アルキル、ベンジル基、又はピリジルメチル基で場合により置換されており、
Xは、−C(O)N(R
A1)−、−O−C(O)−N(R
A1)−、−SO
2−、−N(R
A2)SO
2−からなる群から選択された構造を有する部分であり、R
A1及びR
A2は、独立に−H又は場合により置換されているC
1〜C
4アルキルである化合物を除外し、
但し、式(I)は、B−Q−が、
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
−J−L−が、
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
であり、Rは、直接結合しているか、又はリンカーを介して結合しており、置換又は非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、ナフサ、ピリジンアミノ、ピペリジノ、9−プリン−6−アミン、チアゾールアミノ基、ヒドロキシル、分岐又は非分岐アルキル、アルケニル、アルキオキシ、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ及びピリジン基からなる群から選択され、リンカーは、アミド部分、−O−、−S−、−NH−及び−CH
2−からなる群から選択される化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(B)
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
Bは、H又はフェニルであり、
A
Bは、場合により部分的又は全体的に不飽和の、またN、S及びOからなる群から選択される1個又は複数のヘテロ原子を場合により含み、ヒドロキシ、アルカノイルオキシ、第1級、第2級アミノ又は第3級アミノ、アミノC
1〜C
4アルキル、モノ若しくはジ(C
1〜C
4)アルキル−アミノC
1〜C
4アルキル、ハロゲン、C
1〜C
4アルキル及びトリ(C
1〜C
4)アルキルアンモニウムC
1〜C
4アルキルで場合により置換されている二環式又は三環式の残基であり
[この文献は図面を表示できません]
は、二重結合又はNR基を場合により含む1から5個の炭素原子の鎖であり、Rは、H又はC
1〜C
4アルキルであり、
X
Bは、存在しない、又は酸素原子若しくはNR基であり、Rは、H又はC
1〜C
4アルキルであり、
B
Bは、フェニレン又はシクロへキシレン環である)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(D)
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
A
Dは、4から10員までの芳香族又は非芳香族ヘテロシクリルからなる群から選択され、
X
Dは、C=O又はS(O)
2であり、
R
D1は、H又はC
1〜C
6アルキルであり、
R
D2は、A
Dが非芳香族複素環である場合、オキソ、(C=O)−NH
2、C
1〜C
6アルキル−アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、前記アルキル及びアリール部分は、1から3個までのR
bで場合により置換されているか、又は
R
D2は、A
Dが芳香族ヘテロシクリルの場合、OH、NO
2、(C=O)
0〜1−O
0〜1−C
1〜C
6アルキル、CN、(C=O)
0〜1−O
0〜1−C
3〜C
10シクロアルキル、ハロゲン、(C=O)
0〜1−N(R
a)
2、CF
3、NH−S(O)
0〜2−R
a、(C=O)
0〜1−O
0〜1−ヘテロシクリル、(C=O)
0〜1−O
0〜1−アリール、S(O)
0〜2−R
a、NH(C=O)R
a、C
1〜C
6アルキル−アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、前記アルキル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルは、1から3個までのR
bで場合により置換されており、
R
aは、独立にH又はC
1〜C
6アルキルであり、
R
bは、オキソ、NO
2、N(R
a)
2、OH、CN、ハロゲン、CF
3及びC
1〜C
6アルキルからなる群から独立に選択される)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(E)
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
A
Eは、−CH
2−O−、−CH
2−S−、−CH
2−CH
2−及び−NH−CO−からなる群から選択され、
X
Eは、−N(R
E3)−、=C(O)及び−CH(OH)−からなる群から選択され、
Y
Eは、O、S及び−N(R
E4)−からなる群から選択され、
Z
Eは、1個のCH
2基は酸素原子若しくは硫黄原子で置き換えられていてもよく、又は2個の炭素原子がC=C二重結合を形成してもよい、非置換であるか又はC
1〜C
4アルキル及びハロゲンから選択された1個又は2個の置換基で置換されるかのいずれかである、直鎖C
4〜C
8アルキレンからなる群から選択され、
R
E1及びR
E2は、H、ハロゲン、C
1〜C
4アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C
1〜C
4アルコキシ、ベンジルオキシ、C
1〜C
3アルキレンジオキシ、ニトロ、アミノ、C
1〜C
4アルキルアミノ、ジ[(C
1〜C
4)アルキル]−アミノ及びC
1〜C
4アルカノイルアミノからなる群から独立に選択され、
R
E3及びR
E4は、H及びC
1〜C
4アルキルから独立に選択される)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(F)
A
F−Q
1F−J
F−Q
2F−C(O)−NH−OH(F)
(式中、
A
Fは、C
5〜C
20アリール基又は5〜20員のヘテロアリール基であり、それぞれ1個の環又は2個以上の縮合環を有し、少なくとも1個の環は芳香族であり、前記アリール及びヘテロアリール基は場合により置換されており、
Q
1Fは、少なくとも炭素原子2個のバックボーン長を有するリンカー基であり、リンカーは場合により置換されており、
J
Fは、−N(R
F)−C(O)−又は−C(O)−N(R
F)−であり、
Q
2Fは、それぞれ場合により置換されているC
1〜C
10アルキル、C
5〜C
20アリール、5から20員のヘテロアリール、C
5〜C
20アリール−C
1〜C
10アルキル、5から20員のヘテロアリール−C
1〜C
10アルキル、C
1〜C
10アルキル−C
5〜C
20アリール及びC
1〜C
10アルキル−5から20員のヘテロアリールからなる群から選択され、
R
Fは、H、それぞれ場合により置換されているC
1〜C
7アルキル、C
3〜C
20ヘテロシクリル及びC
5〜C
20アリールからなる群から選択される)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、
Zが、−N(R
1)(OR
2)であり、
R
1及びR
2は、H、C
1〜C
6アルキル、アリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択され、
Lが、結合であり、
[この文献は図面を表示できません]
が、水素、それぞれ場合により置換されているアリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクリル、シクロアルキル、ヘテロシクリル−アルキル、シクロアルキル−アルキル、C
1〜C
10アルキル、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−及び(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、さらに、
Qが、
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される環を含み、Y
Fは、窒素又は−CH<であり、Z
Fは、
[この文献は図面を表示できません]
に結合されていない場合、酸素、NH、若しくは−CH
2−であるか、或いはZ
Fは、共有結合を介して又はH、−C(R
1)(R
2)−、−C
0〜C
8アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(O)−C0〜C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−O−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0〜C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−、共有結合、(R
3)(R
3a)N−C
2〜C
4アルキル−、−O−C
2〜C
4アルキル−及びR
3−O−C
2〜C
4アルキル−からなる群から選択された基基を介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合している場合、窒素若しくは−CH<であり、
又は
[この文献は図面を表示できません]
が、b−53、b−62(式中、D
3は
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
である)、b−69(式中、R
4はHである)、b−70、b−72(式中、D
3は
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
である)、b−92及びb−93からなる群から選択され、
Q−Jが、−X
F−C
0〜4アルキル−アリール−C
0〜4アルキル−、−X
F−C
0〜4アルキル−ヘテロアリール−C
0〜4アルキル−及び−X
F−C
0〜4アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜4アルキル−からなる群から選択され、前記アルキル、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、場合により置換されており、前記ヘテロシクリルは、一若しくは二飽和又は一若しくは二不飽和複素環であり、
X
Fは、
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、左側は
[この文献は図面を表示できません]
に結合し、r及びsは、それぞれ独立に0、1、2、3、4、又は5であり、r及びsの両方ともが0ではありえず、r又はsが0である場合、直接結合が意図され、各r’は、独立に0、1、3、3、又は4であり、sが0の場合、r’は0ではありえず、R
4Aは、H、C
1〜6アルキル又はフェニルであり、
Y
Fは、窒素又は−CH<であり、Z
Fは、
[この文献は図面を表示できません]
に結合していない場合、酸素、NH、又は−CH
2−であるか、或いはZ
Fは、
[この文献は図面を表示できません]
に結合している場合、窒素又は−CH<である化合物を除外し、
但し、式(I)は、次の構造式
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
X
9は、CO、SO
2及びCH
2からなる群から選択され、
Y
9は、N−R
9f、CH−OR
9f、CH−NR
9fR
9i及びC=CH−CO−R
9gからなる群から選択され、
A
9及びB
9は、5員又は6員環から独立に選択され、
R
9a、R
9b、R
9c及びR
9dは、H、ハロゲン、CF
3、NO
2、NR
9iR
9j、CN、COOH、(CH
2)
0〜2−CONR
9iR
9j、C
1〜6アルキル、OH、O−C
1〜6アルキル、O−シクロプロピル、O−(CH
2)
2−O−C
1〜6アルキル、O−(CH
2)
2−NR
9iR
9j、O−CONHR
9i、CH
2−Z
9−R
9h、COR
9i、CR
9iR
9mR
9n、SR
9i、SO
2R
9o、CR
9iNOR
9i、CR
9iNNR
9iR
9j、Q
9−(CH
2)
2〜9CONHOH基、フラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、1,2,3−オキサチアゾール、1,2,3−トリアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、モルホリンチオモルホリン、ピペリジン及びピロリジンからなる群から独立に選択され、
R
9e及びR
9fは、Q
9a−(CH
2)
2〜9CONHOHであり、
R
9gは、NH−(CH
2)
2〜9CONHOHであり、
R
9hは、(CH
2)P−R
9k基であり、R
9kは、メチル又はヒドロキシルであってよく、
Z
9は、O、NR
9L及びSからなる群から選択され、
Q
9は、化学結合、−O−、−S−、−NR
9L−、−NR
9iCO−、−CONR
9i−、−W
9−、−COW
9−からなる群から選択され、W
9は、ピペリジン又はピロリジンであり、
Q
9aは、結合又は−CO−であり、
R
9i及びR
9jは、独立にH又はC
1〜6アルキルであり、
R
9Lは、H又はR
9hであり、
R
9m及びR
9nは、2又は3個のCH
2からなるアルキル鎖により一緒に結合された1個のフッ素原子又は複数の酸素原子のいずれかであってよく、
R
9oは、C
1〜6アルキルであり、但し、(1)ただ1つの(CH
2)
2〜9CONHOHが分子中に存在すること及び(2)X
9がCOであり、A
9及びB
9の両方ともがベンゼンである場合、R
9c及びR
9dはQ
9−(CH
2)
2〜9CONHOHを表しえない)を有する化合物を除外する]。
【0089】
本発明の好ましい一実施形態では、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、各フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−CN、−C
1〜C
6アルキル、−C
1〜C
6アルコキシル、−O−C
2〜C
6アルキル−O−R
53、−O−R
53、−C
0〜C
6アルキル−S(O)
0〜2−R
53、−C
0〜C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0〜C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0〜C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0〜C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0〜C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0〜C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0〜C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0〜C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0〜C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0〜C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0〜C
6アルキル−アリール、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロシクリル、−C
0〜C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2〜C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0090】
本発明の好ましい一実施形態では、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、各フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、R
4からなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0091】
本発明の化合物の好ましい一実施形態では、J−Qは、−C
1〜C
9アルキル、−C
1〜C
9ヘテロアルキル、フェニル、アリール、ヘテロアリール、−C
1〜C
4アルキル−フェニル、−C
1〜C
4アルキル−アリール、−C
1〜C
4アルキル−ヘテロアリール、−NR
33アリール、−NR
33−C
1〜C
4アルキル−アリール、−NR
33ヘテロアリール及びNR
33−C
1〜C
4アルキル−ヘテロアリールからなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各フェニル、アリール及びヘテロアリールは、ハロ、−OH、−OR
53、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−CN、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1つ又は2個の置換基で場合により置換されており、R
33は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル及び−C
0〜C
4アルキル−フェニルからなる群から独立に選択され、各フェニル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、−NO
2、−CF
3、−OCF
3、アミノ、−N(C
1〜C
6アルキル)
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−C
1〜C
4アルコキシル−CN、−O−C
2アルキル−O−CH
3、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されている。
【0092】
本発明の化合物好ましい一実施形態である、実施形態Aにおいて、Qは、架橋複素環を含み、
[この文献は図面を表示できません]
は、第1の環構造を含み、前記第1の環構造は前記架橋複素環に共有結合を介して結合しており、Jは、第2の環構造を含み、前記第2の環構造は前記架橋複素環に共有結合を介して結合しており、これらはそれぞれ場合により置換されている。他の好ましい実施形態では、Lは、共有結合である。
【0093】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Bにおいて、Lは、共有結合であり、Qは、1又は3個の炭素架橋を含む複素環であり、Jは、ヘテロアリールであり、
[この文献は図面を表示できません]
、Q及びJはそれぞれ場合により置換されている。
【0094】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態B−2において、Lは、共有結合であり、Qは、非置換メチレン、エチレン、又はプロピレン架橋を含む複素環を含み、Jは、ヘテロアリールであり、
[この文献は図面を表示できません]
、Q及びJはそれぞれ、さもなければ場合により置換されている。
【0095】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態B−3において、Lは、共有結合であり、Qは、非置換メチレン、エチレン、又はプロピレン架橋を含む複素環を含み、Jは、アリールであり、
[この文献は図面を表示できません]
、Q及びJはそれぞれ、さもなければ場合により置換されている。
【0096】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Cにおいて、Lは、共有結合であり、Qは、1又は3個の炭素架橋を含む複素環であり、Jは、ピリミジンであり、
[この文献は図面を表示できません]
、Q及びJはそれぞれ場合により置換されている。
【0097】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Dにおいて、Lは、共有結合であり、Qは、非置換メチレン架橋を含む複素環であり、Jは、ピリミジンであり、
[この文献は図面を表示できません]
、Q及びJはそれぞれ、さもなければ場合により置換されている。
【0098】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Eにおいて、Lは、共有結合であり、Qは、3個の炭素架橋を含む複素環であり、Jは、ピリミジンであり、
[この文献は図面を表示できません]
、Q及びJはそれぞれ場合により置換されている。
【0099】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Fにおいて、Lは、共有結合であり、Qは、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンであり、Jは、ピリミジンであり、
[この文献は図面を表示できません]
、Q及びJはそれぞれ場合により置換されている。
【0100】
前記それぞれの好ましい一実施形態である、実施形態Gにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、場合により置換されているアリール又はヘテロアリール、好ましくはアリール、より好ましくはフェニルである。
【0101】
実施形態AからFまでのそれぞれの他の好ましい一実施形態である、実施形態G−1において、
[この文献は図面を表示できません]
は、場合により置換されているヘテロアリール、好ましくはピリジンである。
【0102】
本発明の化合物の好ましい一実施形態である、実施形態Hにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である。
【0103】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Iにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基であり、
[この文献は図面を表示できません]
が
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
である場合、Qは、
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
を介して結合しており、
[この文献は図面を表示できません]
が
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
である場合、QはD
1−D
2を介して結合している。
【0104】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Jにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である。
【0105】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Kにおいて、Qは、
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択された、場合により置換されている部分であり、G及びG
1は、−CH−及びNから独立に選択され、w1及びw2は、独立に0、1、2、又は3であるが、但しG及びG
1の両方がNである場合、w1及びW2は独立に1、2、又は3であることを条件とし、各環構造は、2個の非隣接炭素原子の間に0(すなわち、結合)、1、2、又は3個の炭素架橋を含むが、但し、U
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−の場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在しない。好ましくは、環の大きさは、架橋原子を除いて、環原子6、7、8、又は9個分である。
【0106】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Lにおいて、Qは、
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択された、場合により置換されている部分であり、w1及びw2は、独立に0、1、2、又は3であるが、但し、環が2個のN原子を含む場合、w1及びw2は独立に1、2、又は3であり、各環構造は、2個の非隣接炭素原子の間に0(すなわち、結合)、1、2、又は3個の炭素架橋を含むが、但し、U
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−の場合、
[この文献は図面を表示できません]
は存在しない。
【0107】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Mにおいて、Qは、
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択された、場合により置換されている部分であり、nは、0、1、2、又は3であり、Qが構造(a−1)、(a−2)、(a−3)である場合或いはU
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−の場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在しない。
【0108】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Nにおいて、Qは、
【化38-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化38-2】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択された、場合により置換されている部分であり、U
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−の場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在しない。
【0109】
本発明の化合物の好ましい一実施形態である、実施形態Oにおいて、
Zは、−N(R
1)(OR
2)であり、
Lは、共有結合であり、
Jは、共有結合、=CH−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
8ヘテロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルケニル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルキニル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−C
4−C
6ヘテロシクリル−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
2−C
6アルケニル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
2−C
6アルケニル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−及び−C
0−C
6アルキル−C
3−C
6シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキル部分は、場合により置換されており、Jが=CH−である場合、Qは共有結合であり、Bはsp
2炭素を介してJに結合しており、
Qは、
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
又は場合により置換されている(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択された部分であり、nは0、1、2、又は3であり、
Uは、−C
0〜C
8アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−、共有結合及び−O−C
2〜C
4アルキル−からなる群から選択され、
U
1は、H、−C
0〜C
8アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(S)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−、共有結合、(R
3)(R
3a)N−C
2〜C
4アルキル−、−O−C
2〜C
4アルキル−及びR
3−O−C
2〜C
4アルキル−からなる群から選択され、
Qが構造(a−1)、(a−2)、(a−3)であるか、又はU
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−である場合、
[この文献は図面を表示できません]
は存在しない。
【0110】
本発明による化合物の実施形態Oの好ましい一実施形態である、実施形態O−1において、Jは、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
8ヘテロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−C
4−C
6ヘテロシクリル−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
2−C
6アルケニル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
2−C
6アルケニル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−及び−C
0−C
6アルキル−C
3−C
6シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキル部分は場合により置換されている。
【0111】
実施形態O−1の好ましい一実施形態である、実施形態O−2において、Jは、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−又は−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−である。
【0112】
実施形態O−2の好ましい一実施形態である、実施形態O−3において、Qは、
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される。
【0113】
実施形態O−3の好ましい一実施形態である、実施形態O−4において、U及びU
1は共有結合である。
【0114】
実施形態O−3の好ましい一実施形態である、実施形態O−5において、U及びU
1は−C(O)−である。
【0115】
実施形態O−3の好ましい他の実施形態である、実施形態O−6において、部分Uは−C(O)−O−C
0〜C
3アルキル−である。
【0116】
実施形態O−3の好ましい他の実施形態である、実施形態O−7において、U
1は−C
0〜C
3アルキル−O−C(O)−である。
【0117】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態Pにおいて、
Jは、それぞれ場合により置換されている−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
3アルキル−C
2アルケニル−C
0〜C
3アルキル、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
3アルキル−C
2アルケニル−C
0〜C
3アルキル、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、
Qは、共有結合、−C
1〜C
8アルキル−、=N−O−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1〜2−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−(C≡C)
1〜2−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロシクリル部分が場合により置換されており、
又は
Qは、
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
U
1は、−C
0〜C
8アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び共有結合からなる群から選択され、
BがB中のNを介してQに結合している場合、Qは、共有結合、−C(O)−C
1〜C
3アルキル−O−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
2〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキル−、−C
1〜C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1〜2−C
0〜C
6アルキル−及び−C
1〜C
6アルキル−(C≡C)
1〜2−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル部分は場合により置換されており、
但し、Qが
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
である場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在せず、
[この文献は図面を表示できません]
は、水素、それぞれ場合により置換されているアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール−アルキル−、(ヘテロアリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−及び(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、但し、Qは
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
又は、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である。
【0118】
実施形態Pの好ましい一実施形態である、実施形態P−1において、
[この文献は図面を表示できません]
は
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0119】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Qにおいて、この化合物は、
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された構造を有し、kは0又は3である。
【0120】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Rにおいて、Zは−NR
1OR
2であり、R
1及びR
2はHであり、Lは共有結合である。
【0121】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Sにおいて、ZはHであり、Lは−N(OH)である。
【0122】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態Tにおいて、Jは、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
3アルキル−C
1〜C
8アルケニル−C
0〜C
3−アルキル、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択される。
【0123】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Uにおいて、Jは、
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される。
【0124】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Vにおいて、Qは、共有結合、−C
1−C
8アルキル−、=N−O−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−SO
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−SO
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C=N−O−C
0−C
3アルキル−、−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−SO
2−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、場合により置換されている。
【0125】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Wにおいて、Qは、共有結合、=N−O−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)NR
3−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキル−及び−C
0〜C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3−アルキルからなる群から選択される。
【0126】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Xにおいて、Qは、
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される。
【0127】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Yにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、アリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−、(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−及び(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−C(O)−からなる群から選択され、各基は、ヒドロキシ、アミノ、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ニトロ、シアノ、C
2〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6アルキルアミノ及びCF
3からなる群から独立に選択された1、2、3、又は4個の置換基で場合により置換されている。
【0128】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態Zにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化49-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化49-2】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される。
【0129】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態AAにおいて、Jのそれぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキル部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0130】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態BBにおいて、Qは、共有結合、−C
1−C
8アルキル−、=N−O−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−SO
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−SO
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C=N−O−C
0−C
3アルキル−、−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−SO
2−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0131】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態CCにおいて、Qは、
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、場合により置換されている(1R,4R)又は(1S,4S)2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンエナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(1R,4R)エナンチオマー、より好ましくは(1S,4S)エナンチオマーであるか、
又は
Qは
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
[この文献は図面を表示できません]
は存在しないか、又は
Qは
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
[この文献は図面を表示できません]
はHである。
【0132】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態DDにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
が
[この文献は図面を表示できません]
中のNを介してQに結合している場合、Qは、−C
1−C
8アルキル−、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C(O)−O−C
0−C
4アルキル、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
3アルキル−C=N−O−C
0−C
3アルキル、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−S(O
2)−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、ヘテロシクリル部分は、−(CH
2)
0〜3−の架橋を場合により有する。
【0133】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態EEにおいて、各R
3は、−H、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリール及び共有結合からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0134】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態FFにおいて、Q−J−Lは、−C
3−C
8アルキル−、−C(O)−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
4アルケニル−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
1−C
8アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルケニル−、−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−及び−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アリール、アルキニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリル部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0135】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態GGにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれアルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている水素、アリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−、(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−及び(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−C(O)−からなる群から選択されるが、但し、Qの変数nは0、1、又は3であることを条件とする。
【0136】
他の好ましい実施形態である、実施形態HHにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、構造(b−1)から(b−121)までからなる群から選択され、一緒に取られるQ−J−Lは、−C
3−C
8アルキル−、−C(O)−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
4アルケニル−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
1−C
8アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、及び
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−
からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アリール、アルキニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、架橋はメチレン又はプロピレンである。
【0137】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態IIにおいて、B−Q−J−L−は一緒にされ、そのような各B−Q−J−L基は、ヒドロキシ、アミノ、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ニトロ、シアノ、C
2〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6アミノ及びCF
3、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール及びアルキルヘテロアリールからなる群から独立に選択された最大4個までの置換基で場合により置換されている。
【0138】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態JJにおいて、R
4は、−H、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル−R
3、−C
0−C
6アルキル−OR
3、−C
0−C
6アルキル−OR
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)−OR
3、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−CH=CH−C(O)−OR
3、−CH=CH−C(O)−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−CF
3、−N(R
3)−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−N(R
3)−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−N(R
3)R
3a、−O−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−S−R
3、−S(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、C
3−C
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、C
4−C
7ヘテロシクリル−R
3、−O−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリル−C(O)−OR
3、−O−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリルアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−ヘテロアリール、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−N(R
3)C(O)N(R
3)−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−R
3、−C
0−C
4アルキル−OC(O)−R
3、−C
0−C
4アルキル−N(R
3)C(O)−O−R
3、−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−O−R
3、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、F、Cl、Br、I、NO
2、−CF
3、−SO
3H、−CN、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、ヘテロアリール、−C
1−C
6アルキルヘテロアリールからなる群から独立に選択され、前記R
4のそれぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0139】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態KKにおいて、R
3aは、−H、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリール、共有結合からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0140】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態LLにおいて、Qは、それぞれハロ、アルキル及びアリールからなる群から選択された置換基で場合により置換されている
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
又は場合により置換されている(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択される。
【0141】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態MMにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
−M
1−M
2−は、−CH=CH−又は−CH
2−CH
2−であり、
Aは、N、C(R
4)及びCHからなる群から選択され、
Zは、−NHOHであり、
Lは、共有結合であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−及び−CH=からなる群から選択され、
Qは、共有結合、=N−O−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択される。
【0142】
実施形態MMの好ましい実施形態である、実施形態MM−1において、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群からさらに選択される。
【0143】
本発明による化合物の他の好ましい実施形態である、実施形態NNにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
Qは、−C
0〜C
6アルキル−である。
【0144】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態OOにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、場合により置換されている
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
Wは、−CH=CH−又は−CH
2−CH
2−であり、
Yは、N、C(R
4)及びCHからなる群から選択され、
Zは、−NHOHであり、
Lは、共有結合であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−及び−CH=からなる群から選択され、
Qは、共有結合、=N−O−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択される。
【0145】
本発明の化合物の他の好ましい一実施形態である、実施形態PPにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれフェニル環上において1又は2つのR
4で場合により置換されている
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
Zは、−NR
1OR
2又はHであり、
R
1及びR
2は、−Hであり、
Lは、共有結合又は−N(OH)−であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
3アルキル−C
2〜C
6アルケニル−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル−及び−C
2〜C
6アルケニル−アリール−C
0〜C
6アルキル−であり、
Qは、共有結合、−C
1〜C
3アルキル−(C≡C)−C
0〜C
3アルキル、−C
0〜C
6アルキル−、−C
1〜C
3アルキル−(CH=CH)−C
0〜C
3アルキル−、−C
2〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキル−、−C
2〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び−C
2〜C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択されるか、又は
Qは、
[この文献は図面を表示できません]
が
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
の場合、共有結合、−C
1〜C
3アルキル−(C≡C)−C
0〜C
3アルキル、−C
0〜C
6アルキル−、−C
1〜C
3アルキル−(CH=CH)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択され、
さらに
R
3は、H又はシクロアルキルである。
【0146】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態QQにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)
2−C
1〜C
6アルキル−及び(ヘテロアリール)
2−C
1〜C
6アルキル−からなる群から選択され、各アリール、アルキル及びヘテロアリール部分は、場合により置換されており、
Zは、NHOHであり、
Qは、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−、=N−O−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル及び−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキルからなる群から選択され、
Jは、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキルであり、
Lは、共有結合である。
【0147】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態RRにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ場合により置換されているアリール及び(アリール)
2−アルキル及びHからなる群から選択され、
Qは、−C
0〜C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−及び
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
Jは、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキルであり、
Lは、共有結合であり、
Zは、NHOHである。
【0148】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態SSにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
Zは、−NHOHであり、
R
3は、H又はアルキルであり、
Lは、共有結合であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−又は−C
0〜C
3アルキル−C
1〜C
8アルケニル−C
0〜C
3アルキル−であり、
Qは、共有結合である。
【0149】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態TTにおいて、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
Zは、−NHOHであり、
Lは、共有結合であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−又は−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル−であり、
Qは、共有結合である。
【0150】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態UUにおいて、化合物は、構造式
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
のうちのから1つ選択されたものであり、
R
4は、実施形態(A)について定義されているとおりであり、Aは、N及び−CH=からなる群から選択される。
【0151】
本発明による化合物の好ましい他の実施形態である、実施形態VVにおいて、化合物は、式IIにより表され、
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマーである
[式中、
Zは、−N(R
1)OR
2及びHからなる群から選択され、
Lは、共有結合及び−N(OR
2)−からなる群から選択され、
Lが−N(OR
2)−である場合、ZはHであり、
ZがHである場合、Lは−N(OR
2)−であり、
R
1及びR
2は、−H及びC
1〜C
6アルキルからなる群から独立に選択され、
Wは、窒素又は炭素であり、
D
1a−D
2aは、
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
*は、Qへの結合点を表し、
D
3は、−C(R
55)(R
66)−、−C(R
55)(OH)−、−C(O)−、−O−、−N(R
77)−及び−S(O)
0〜2−からなる群から独立に選択され、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、各フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−CN、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−C
0−C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
44は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、
R
50及びR
51は、H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されているか、
又は
R
50及びR
51は、結合しているN原子と一緒になって、3〜10員複素環を場合により形成し、ヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
52は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されており、
R
53は、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル、−C
0〜C
4アルキル−アリール、−C
0〜C
4アルキル−ヘテロアリール及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、
R
55及びR
66は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
1〜C
6アルコキシル、−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択されるか、
又は
R
55及びR
66は、結合している原子と一緒になって、3〜7員のシクロアルキル又は複素環を場合により形成し、各シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
77は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
1〜C
6ヘテロアルキル、−C
3〜C
7シクロアルキル、−C(O)−R
53、−C(O)O−R
53、−シクロアルキル、−C
1〜C
4アルキル−シクロアルキル、フェニル、−C
1〜C
4アルキル−フェニル、−ヘテロシクリル、−C
1〜C
4アルキル−ヘテロシクリル及び−C
2〜C
6アルキル−NR
88R
99からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各フェニル、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1又は2個の置換基で場合により置換されているか、
又は、R
77は、結合しているNと一緒になって、
[この文献は図面を表示できません]
を有する環を形成することができ、この環は、5〜7員複素環であり、
R
88及びR
99は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル及び−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのシクロアルキル及びアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
6アルキル−アリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されているか、
又は
R
88及びR
99は、結合しているN原子と一緒になって、3〜10員複素環を場合により形成し、ヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、又は−CNからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている]。
【0152】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−1において、
J−Qは、−C
1〜C
9アルキル、−C
1〜C
9ヘテロアルキル、フェニル、アリール、ヘテロアリール、−C
1〜C
4アルキル−フェニル、−C
1〜C
4アルキル−アリール、−C
1〜C
4アルキル−ヘテロアリール、−NR
33アリール、−NR
33−C
1〜C
4アルキル−アリール、−NR
33ヘテロアリール及びNR
33−C
1〜C
4アルキル−ヘテロアリールからなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各フェニル、アリール及びヘテロアリールは、ハロ、−OH、−OR
53、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−CN、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1つ又は2個の置換基で場合により置換されており、R
33は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル及び−C
0〜C
4アルキル−フェニルからなる群から独立に選択され、各フェニル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、−NO
2、−CF
3、−OCF
3、アミノ、−N(C
1〜C
6アルキル)
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−C
1〜C
4アルコキシル−CN、−O−C
2アルキル−O−CH
3、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されている。
【0153】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−2において、部分
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0154】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−3において、
J−Qは、5又は6員ヘテロアリールからなる群から選択される。
【0155】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−4において、化合物は、式(III)
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
により表され、
式中、R
140は、H、−OH、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から選択される。
【0156】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−5において、
D
1a−D
2aは、
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される。
【0157】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−6において、
D
1a−D
2aは、
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0158】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−7において、
D
1a−D
2aは、
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−C(R
55)(R
66)−、−C(R
55)(OH)−、−C(O)−、−O−、−N(R
77)−及び−S(O)
0〜2からなる群から選択される。
【0159】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−8において、
D
1a−D
2aは、
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−N(R
77)−である。
【0160】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−9において、
D
1a−D
2aは、
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−O−である。
【0161】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−10において、
D
1a−D
2aは、
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−O−であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、ピラゾリル、チアジル及びオキサジルからなる群から独立に選択される。
【0162】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−11において、
D
1a−D
2aは、
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−O−であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、ピラゾリル、チアジル及びオキサジルからなる群から独立に選択され、
[この文献は図面を表示できません]
のうちの少なくとも一方はフェニルであり、フェニル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、ピラゾリル、チアジル及びオキサジルは、独立に場合により置換されている。
【0163】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−12において、
D
1a−D
2aは、
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−N(R
77)−であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ピリジル、ピリミジル及びチエニルからなる群から独立に選択される。
【0164】
本発明による化合物の実施形態VV−4の好ましい一実施形態である、実施形態VV−13において、
D
1a−D
2aは、
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−N(R
77)−であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ピリジル、ピリミジル及びチエニルからなる群から独立に選択され、
[この文献は図面を表示できません]
のうちの少なくとも一方はフェニルであり、前記フェニル、ピリジル、ピリミジル及びチエニルは、独立に場合により置換されている。
【0165】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−14において、化合物は、式(IV)
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
により表され、
式中、R
140は、式IIIにおいて定義されているとおりであり、
xa及びxbは、それぞれ0、1及び2から独立に選択された数を表し、
R
150及びR
160は、H、ハロ、−CN、−CF
3、−OCF
3、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−OR
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1−C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1又は2個の置換基で場合により置換されている。
【0166】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−15において、化合物は、式(V)
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
により表され、
式中、R
140は、式IIIにおいて定義されているとおりであり、xb、R
150及びR
160は、式IVにおいて定義されているとおりであり、
xcは、0又は1であり、
R
170は、H、ハロ、−CN、−CF
3、−OCF
3、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−OR
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1−C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1又は2個の置換基で場合により置換されている。
【0167】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−16において、化合物は、式(VI)
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
により表され、
式中、R
170は、式Vにおいて定義されているとおりである。
【0168】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−17において、化合物は、式(VII)
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
により表され、
式中、R
140は、式IIIにおいて定義されているとおりであり、xa、xb、R
150及びR
160は、式IVにおいて定義されているとおりであり、R
3は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0169】
本発明による化合物の実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−18において、R
3は、R
180であるが、但し、
R
180は、H、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルケニル、−C
1−C
6アルキニル、−C
2−C
6アルコキシル、−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−OR
53、−C
2−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
2−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
2−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
2−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
2−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
2−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
2−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
2−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
2−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
2−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
2−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−アリール−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−アリール−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−アリール−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−アリール−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル及び−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51からなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、1又は2個の置換基で場合により置換されている。
【0170】
実施形態VVの好ましい一実施形態である、実施形態VV−19において、化合物は
(Z)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
4−(10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−(10−メチル−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(8−クロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(2−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(2−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−2−フルオロ−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−5−(4−(ヒドロキシカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン 2−オキシド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−3−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(8−メチルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(9−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(7−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(7−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(2−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(8−シアノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−メチルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−メチルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[b]チエノ[2,3−f][1,4]オキサゼピン−10−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(3−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(8−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(6−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(7−シアノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−ヒドロキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(1−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(2−メトキシエトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(1−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(2−(トリフルオロメチル)ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン−6−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(11−シクロプロピル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(2−モルホリノエトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン−6−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(2−フルオロ−4−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(メチルチオ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(メチルスルフィニル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(5H−ベンゾ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(メチルスルホニル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(E)−4−((ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イルアミノ)メチル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−メトキシ−8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−モルホリノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−プロピルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(トリフルオロメトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(6−メチルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(E)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−3−フルオロ−N−ヒドロキシベンズアミド、
(E)−6−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシニコチンアミド、
(E)−5−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシフラン−2−カルボキサミド、
(E)−5−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシチオフェン−2−カルボキサミド、
(Z)−4−(5−エチル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(5−イソプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(E)−4−((5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イルアミノ)メチル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(4−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(5−(2−メトキシエチル)−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(E)−4−(2−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イルアミノ)エチル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(11−エチル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(5−シクロプロピル−2−フルオロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(11−イソプロピル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−6−(4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミドオキシ)−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(11−(3−モルホリノプロピル)−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(11−(2−モルホリノエチル)−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(11−(シクロプロピルメチル)−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(5−(2−モルホリノエチル)−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンズアミド、
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される。
【0171】
本発明による化合物の好ましい一実施形態である、実施形態WWにおいて、化合物は、式VIIIにより表され
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマーである
[式中、
R
4及びAは、式Iにおいて定義されているとおりであり、
Zは、−N(R
1)OR
2又はHであり、
Lは、共有結合又は−C
0〜C
3アルキル−N(OR
2)−であり、
LがC
0〜C
3アルキル−N(OR
2)−である場合、ZはHであり、
ZがHである場合、Lは−C
0〜C
3アルキル−N(OR
2)−であり、
G
2は、炭素又はNであり、
U
2は、共有結合、−C
1〜C
8アルキル−、−C(R
300)(R
400)−、−C(O)−C(R
301)(R
401)−、−C
0〜C
2アルキル−C(O)−O−C
0〜C
4アルキル−、−C
0〜C
2アルキル−C(O)−C
0〜C
4アルキル−、−C
0〜C
2アルキル−C(O)−NR
3−C
0〜C
4アルキル−、−C(O)−O−C(R
301)(R
401)−、−C(O)−C(R
301)(R
401)−及び−C(O)−NR
3−C(R
300)(R
400)−からなる群から選択され、
R
3及びR
3aは、式Iにおいて定義されているとおりであり、
R
300及びR
400は、−H、−F、−C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキルからなる群から独立に選択され、
R
301及びR
401は、−H、−F、OR
1、−NR
3R
3a−、−C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキルからなる群から独立に選択され、
R
200、R
201、R
202及びR
203は、−H、−C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキルからなる群から独立に選択され、
[この文献は図面を表示できません]
は、水素、アリール、ヘテロアリール、アルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルからなる群から選択され、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CF
3、−OCF
3、−SCF
3、−SF
5、−NO
2、−CN、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
1、−O−R
1、−OCF
2H、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3C(O)−R
2、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3S(O)
2−R
2、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3C(O)O−R
1、−C
0−C
6アルキル−NR
1C(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
1、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
1、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−C
0−C
6アルキル−NR
3R
3a及び−O−C
2−C
6アルキル−NR
3R
3aからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている]。
【0172】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−1において、部分
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
は
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0173】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−2において、部分
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
は
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0174】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−3において、部分
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である。
【0175】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−4において、部分
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
は、基
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
、又はこのエナンチオマー、このスケールミック、又はこれらのエナンチオマーの混合物である。
【0176】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−5において、U
2は共有結合である。
【0177】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−6において、U
2は、−C
1〜C
4アルキル、−CH(アリール)−、−CH(ヘテロアリール)−、−C(O)−、−C(O)−CH(アリール)−、−C(O)−CH(ヘテロアリール)−、−C(O)O−C
1〜C
2アルキル−、−C(O)O−及び−C(O)NH−からなる群から選択される。
【0178】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−7において、部分
[この文献は図面を表示できません]
は、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルからなる群から選択された基であり、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CF
3、−OCF
3、−SCF
3、−SF
5、−CN、−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
1、−O−R
1、−OCF
2H、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3C(O)−R
2、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3S(O)
2−R
2、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3C(O)O−R
1、−C
0−C
6アルキル−NR
1C(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
1、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
1、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−C
0−C
6アルキル−NR
3R
3a及び−O−C
2−C
6アルキル−NR
3R
3aからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている。
【0179】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−8において、部分
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である。
【0180】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−9において、化合物は、式(IX)で表され、
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー、スケールミック、又はこれらのエナンチオマーの混合物であり、
式中、
[この文献は図面を表示できません]
及びU
2は、式(VIII)において定義されているとおりであり、
A、R
1、R
2及びR
4は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0181】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−10において、化合物は、式(X)で表され、
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー、スケールミック、又はこれらのエナンチオマーの混合物であり、
式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、式(VIII)において定義されているとおりであり、
A及びR
4は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0182】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−11において、部分
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である。
【0183】
実施形態WWの好ましい一実施形態である、実施形態WW−12において、化合物は、
2−((1S,4S)−5−ベンジル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−ベンズヒドリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(4−クロロフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
(1S,4S)−t−ブチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
2−((1S,4S)−5−(3−フルオロフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−o−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−フェニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−ベンゾイル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[c][1,2,5]チアジアゾール−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(シクロヘキサンカルボニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(2,2−ジフェニルアセチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
(1S,4S)−ベンジル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
(1S,4S)−イソブチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(2−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
(1S,4S)−シクロペンチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−4−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1R,4R)−5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
(1S,4S)−イソプロピル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
(1S,4S)−ピリジン−3−イルメチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
(1S,4S)−シクロプロピルメチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
(1S,4S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
2−((1S,4S)−5−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(3−(ジメチルカルバモイル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−メトキシフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−6−(5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ニコチンアミド、
N−ヒドロキシ−5−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピラジン−2−カルボキサミド、
2−フルオロ−N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(ピロリジン−1−カルボニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−6−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリダジン−3−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1R,4R)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1R,4R)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−(5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−4−(5−(3−メトキシフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−(5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
4−((1S,4S)−5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1R,4R)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1R,4R)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−N−メチル−4−((1S,4S)−5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド及び
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される。
【0184】
本発明による化合物の好ましい一実施形態である、実施形態XXにおいて、化合物は、式(XI)で表され、
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマーであり、
式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
Q
1は、−C
1〜C
6アルキル、共有結合、−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−NR
3−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−S(O)
0〜2−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−NR
3C(O)−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)NR
3−C
0〜C
6アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−OC(O)NR
3−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、
R
3、R
4、M
1−M
2、M
3、A、D
1−D
2、D
3は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0185】
実施形態XXの好ましい一実施形態である、実施形態XX−1において、部分
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
からなる基から選択され、
R
4は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0186】
本発明による化合物の好ましい一実施形態である、実施形態YYにおいて、化合物は、式(XII)で表され、
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマーであり、
式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
Q
2は、−C
1〜C
6アルキル、共有結合、−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−NR
3−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−S(O)
0〜2−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−NR
3C(O)−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)NR
3−C
0〜C
6アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−OC(O)NR
3−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、
R
3、R
4、M
1−M
2、M
3、A、D
1−D
2、D
3は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0187】
実施形態YYの好ましい一実施形態である、実施形態YY−1において、部分
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
からなる基から選択され、
式中、R
4は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0188】
本発明による化合物の好ましい一実施形態である、実施形態ZZにおいて、化合物は、式(XIII)で表され、
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマーであり、
式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基であり、
R
4、M
1−M
2、M
3、A、D
1−D
2、D
3は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0189】
本発明による化合物の好ましい一実施形態である、実施形態AAAにおいて、化合物は、式(XIV)で表され、
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマーであり、
式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基であり、
各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、場合により置換されており、
Q、R
4、M
1−M
2、M
3、A、D
1−D
2、D
3は、式Iにおいて定義されているとおりである。
【0190】
本発明の第1の態様による化合物のいくつかの例を以下に示す。これらの例は、本発明の第1の態様の化合物のいくつかを例示することのみに使用され、本発明の範囲を制限しない。
【0191】
合成スキームと実験手順
本発明の化合物は、当業者に知られている方法を利用して以下に示されている実施例の反応スキームに従って調製されうる。これらのスキームは、本発明の化合物を作製するために使用されうるいくつかの手順の例を示すために用いられる。当業者である場合、他の一般的な合成手順も使用可能であることを理解するであろう。本発明の化合物は、市販されている物質の出発成分から調整できる。出発成分に対して任意の種類の置換を行って、当業者によく知られている手順により本発明の化合物を形成することができる。
スキーム1
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
(実施例1)
(Z)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(3)
ステップ1:(E)−11−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(1)
10,11−ジヒドロジベンズ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−オン(1.00g、4.74ミリモル)とオキシ塩化リン(40mL)の溶液を還流下で5時間攪拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をAcOEt中に溶解し、水とブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4を使用して)、濾過し、濃縮して、オレンジ色油状物質を得た。EtOAc(10%)/ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残留物を精製すると、化合物1(939mg、86%)が黄色固形物として得られた。
LRMS (ESI): (計算値) 229.0 (実測値) 230.1 (MH)
+.
【0193】
ステップ2:(Z)−メチル4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(2)
化合物1(229mg、1.00ミリモル)のDME(3mL)溶液に、4−メトキシカルボニルフェニルボロン酸(216mg、1.20ミリモル)、Pd(PPh
3)
4(0.065mg、0.056ミリモル)及び2NのNa
2CO
3(aq)(1.5mL、3.0ミリモル)を加えた。この反応混合物を、90℃で2時間攪拌した。次いで、溶液を室温まで冷却し、AcOEt中に注ぎ込んだ。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させて(Na
2SO
4を使用して)、濾過し、濃縮して、黄色油状物質を得た。EtOAc(15%)/ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残留物を精製すると、化合物2(327mg、99%)が黄色泡状物質として得られた。
LRMS (ESI): (計算値) 329.1 (実測値) 330.3 (MH)
+.
【0194】
ステップ3:(Z)−4−(Dジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(3)
エステル2(327mg、1.00ミリモル)をMeOH(4.0mL)とTHF(4.0mL)に溶解した攪拌溶液に、ヒドロキシルアミン(1.2mL、過剰、50%水溶液)を、続いてKOH(212mg、4.00ミリモル)を加え、その反応混合物を室温で15分間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮した。3NのHClを残留物加えて、pH=7〜8とした。この混合物を酢酸エチル(3x)で抽出した。この合わせた有機相を水(2x)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、1/3の体積とした。ヘキサンを混合物に加え、固形物を濾過した。粗生成物を、75%酢酸エチルのヘキサン溶液を使用するフラッシュ溶出により精製すると、表題化合物(3)が黄色固形物(35mg、11%)として得られた。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.37 (br s, 1H), 9.14 (br s, 1H), 7.86 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.81 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.66-7.62 (m, 1H), 7.43-7.39 (m, 2H), 7.32-7.25 (m, 4H), 7.17 (dd, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H). LRMS (ESI): (計算値) 330.1 (実測値) 331.4 (MH)
+.
スキーム2
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
(実施例2)
4−(10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(6)
ステップ1:(Z)−エチル4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(4)
化合物1及び4−(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物4を黄色泡状物質として得た(2.76g、83%)。
LRMS (ESI): (計算値) 343.12 (実測値) 344.3 (MH)
+.
【0196】
ステップ2:エチル4−(10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(5)
表題化合物4をエタノール(25mL)及びTHF(5mL)中に溶解した。白金(IV)酸化物(0.075g、10% w/w)を加えた。混合物を、水素雰囲気1気圧下、3時間、室温で攪拌した。触媒を濾過し、減圧下で濾過液を濃縮して、1/3の体積とした。沈殿物を濾過すると、表題化合物5(510mg、67%)が白色固形物として得られた。
LRMS (ESI): (計算値) 345.14 (実測値) 346.3 (MH)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.48 (dd, J = 7.5, 1.7 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.33 (td, J = 7.7, 1.8 Hz, 1H), 7.19 (td, J = 7.4, 1.2 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 8.0, 1.2 Hz, 1H), 6.90-6.83 (m, 3H), 6.77 (dd, J = 7.9, 1.4 Hz, 1H), 6.50 (td, J = 7.3, 1.6 Hz, 1H), 5.55 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 4.28 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 1.28 (t, J = 7.0 Hz, 3H).
【0197】
ステップ3:4−(10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(6)
化合物5を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物6を白色固形物として得た(133mg、66%)。
1H NMR (DMSO-d6) δ (ppm): 11.12 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.45 (dd, J = 7.6, 1.8Hz, 1H), 7.35-7.30 (m, 3H), 7.18 (td, J = 7.4, 1.2Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 8.0, 1.4Hz, 1H), 6.89-6.75 (m, 4H), 6.52-6.48 (m, 1H), 5.51 (d, J = 6.0Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 332.12 (実測値) 333.19 (MH)+.
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム3
【0198】
(実施例3)
N−ヒドロキシ−4−(10−メチル−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド(8)
ステップ1:エチル4−(10−メチル−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(7)
表題化合物4(0.508g、1.48ミリモル)をギ酸(5.0mL)に溶解し、この混合物を4℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(0.502g)を加え、90分間、室温で反応混合物を攪拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、固形物の重炭酸ナトリウムを加え、アルカリ性(pH=8〜9)とした。この混合物を酢酸エチルで2回抽出した。この合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。10%酢酸エチルのヘキサン溶液を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、表題化合物7(408mg、77%)が無色油状物質として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 359.15 (実測値) 360.3 (MH)+.
【0199】
ステップ2:N−ヒドロキシ−4−(10−メチル−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド(8)
化合物7を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物8(175mg、44%)をオフホワイトの固形物として得た。
1H NMR(MeOD-d
4) δ(ppm): 7.60 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.43-7.39 (m, 1H), 7.35-7.29 (m, 2H), 7.20-7.13 (m, 5H), 7.09-7.05 (m, 1H), 6.94 (dd, J = 8.0Hz, 1.6Hz, 1H), 6.02 (s, 1H), 3.27 (s, 3H). LRMS(ESI): (計算値) 346.13 (実測値) 347.28 (MH)+.
スキーム4
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
(実施例4)
(Z)−4−(7−クロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(12)
ステップ1:8−クロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11(10H)−オン(9)
2−(2−アミノ−4−クロロフェニルアミノ)安息香酸(2.00g、7.63ミリモル)をジフェニルエーテル(5mL)と混合した。この反応混合物を、175℃で2時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、これを10%から50%酢酸エチルのヘキサン溶液で溶出するカラムに直接入れると、表題化合物9(1.42g、76%)が紫色固形物として得られた。
【0201】
ステップ2:(E)−8,11−ジクロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン(10)
ベンゼン(10mL)中のアミド9(1.39g、5.70ミリモル)、オキシ塩化リン(1.6mL、17.1ミリモル)及びN−ジメチルアニリン(2.9mL、22.8ミリモル)の混合物を還流状態で2時間加熱した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下でオキシ塩化リン、N−ジメチルアニリン及びベンゼンの過剰分を除去した。その結果得られた残留物をジオキサン(20mL)及び2M Na
2CO
3(30mL、0.06モル)中に溶解し、次いで、80℃で1時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、減圧下でジオキサンを除去し、その結果得られる水溶液をEtOAc(30mL)で抽出した。有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥させて(Na
2SO
4を使用して)、濾過し、溶媒を蒸発させた。その結果の残留粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(10%酢酸エチルのヘキサン溶液)により精製すると、表題化合物10(869mg、58%)がオレンジ色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 262.01 (実測値) 263.1 (MH)+.
【0202】
ステップ3:(Z)−エチル4−(8−クロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンゾエート(11)
化合物10を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物11(610mg、49%)を赤色泡状物質として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 376.10 (実測値) 377.2 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 8.03, (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.73 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.40 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.13 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.95 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 6.85 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 4.35 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 1.34 (t, J = 7.0 Hz, 3H).
【0203】
ステップ4:(Z)−4−(8−クロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(12)
化合物11を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物12(48mg、20%)をオレンジ色固形物として得た。
1H NMR(DMSO-d6) δ (ppm): 11.33 (s, 1H), 9.12 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.64 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.40-7.36 (m, 1H), 7.19 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 8.8, 2.8Hz, 1H), 7.01-6.90 (m, 3H), 6.85 (dd, J = 7.6, 1.6Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 363.08 (実測値) 364.2 (MH)+.
スキーム5
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0204】
(実施例5)
(Z)−4−(ベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(17)
ステップ1:2−クロロ−N−(2−ヒドロキシフェニル)ニコチンアミド(13)
2−クロロニコチン酸クロリド(2.91g、16.6ミリモル)の酢酸エチル溶液(50mL)を、4℃の温度で、2−アミノフェノール(2.00g、18.3ミリモル)及びDIPEA(4.8mL、27.5ミリモル)混合物の酢酸エチル溶液(50mL)に加えた。この反応混合物を、1時間攪拌した。この有機混合物を水とブラインで洗浄し、次いで、減圧下で濃縮した。残留物を、エタノール/THF 1:1(75mL)及び15%水酸化ナトリウム(25mL)中に溶解し、その混合物を50℃で45分間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、真空状態で濃縮して1/3の体積とし、次いで3M HClを加えてpH=2に酸性化した。固形物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させると、表題化合物13(3.69g、81%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS (ESI): (計算値) 248.04 (実測値) 249.2 (MH)
+.
【0205】
ステップ2:ベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5(6H)−オン(14)
表題化合物13(3.65g、14.7ミリモル)をDMF(25.0mL)に溶解し、水酸化ナトリウム(0.706g、17.7ミリモル)を加えた。この反応混合物を、130℃で5時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、氷/水の混合物を加えた。沈殿物を濾過し、次いで、エタノール中ですりつぶして、表題化合物14(1.798g、58%)を白色固形物として得た。
LRMS (ESI): (計算値) 212.06 (実測値) 213.2 (MH)
+.
【0206】
ステップ3:(E)−5−クロロベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン(15)
化合物14を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物15(741mg)を黄色油状物質として得た。
LRMS (ESI): (計算値) 230.02 (実測値) 231.2 (MH)
+.
【0207】
ステップ4:(Z)−エチル4−(ベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)ベンゾエート(16)
化合物15を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物16(675mg、69%、2ステップで)を黄色泡状物質として得た。
LRMS (ESI): (計算値) 344.12 (実測値) 345.2 (MH)
+.
【0208】
ステップ5:(Z)−4−(ベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(17)
化合物16を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物17(80mg、36%)を黄色固形物として得た。
1H NMR(DMSO-d6) δ (ppm): 11.39 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 8.52 (dd, J = 5.2, 2.0Hz, 1H), 7.88 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.84 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.75 (dd, J = 8.0, 2.0Hz, 1H), 7.48-7.41 (m, 2H), 7.34-7.30 (m, 3H). LRMS(ESI): (計算値) 331.12 (実測値) 332.18 (MH)+.
スキーム6
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0209】
(実施例6)
(Z)−4−(2−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(23)
ステップ1:メチル5−フルオロ−2−(2−ニトロフェノキシ)ベンゾエート(18)
メチル5−フルオロ−2−ヒドロキシベンゾエート(2.65g、15.6ミリモル)及び1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(2.02g、14.2ミリモル)をアセトニトリル(30mL)中に溶解し、炭酸セシウム(6.10g、18.7ミリモル)を加えた。この反応混合物を、80℃で60時間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル中に注ぎ込んだ。この有機混合物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。10〜20%酢酸エチルのヘキサン溶液を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製しエタノール中ですりつぶすと、表題化合物18(3.49g、84%)が白色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 291.05 (実測値) 292.2 (MS)+.
【0210】
ステップ2:メチル2−(2−アミノフェノキシ)−5−フルオロベンゾエート(19)
表題化合物18(3.48g、11.9ミリモル)をエタノール溶液(30mL)、酢酸(1.0mL)及びTHF(10mL)に溶解した攪拌溶液に、パラジウム木炭10%(0.37g、10% w/w)を加えた。この反応混合物を、20時間かけて水素雰囲気下で攪拌した。触媒を濾過し、真空状態で濾過液を濃縮した。残留物をエーテルで希釈し、この有機混合物を重炭酸塩、水及びブラインの飽和水溶液で洗浄し、次いで、溶媒を蒸発させると、表題化合物19(2.95g、95%)がベージュ色固体として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 261.08 (実測値) 262.3 (MS)+.
【0211】
ステップ3:2−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(20)
表題化合物19(802mg、3.07ミリモル)をDCM(10mL)に溶解し、この混合物を0℃まで冷却した。トリメチルアルミニウムの2Mトルエン溶液(1.8mL、3.69ミリモル)を一滴ずつ加え、反応混合物を室温まで温めた。次いで、混合物を45時間、45℃まで加熱した。混合物を室温まで冷却しつつ、水をゆっくり加えた。溶液を酢酸エチルで抽出し、次いで、HCl(10%)、水及び飽和重炭酸塩溶液で2回洗浄した。次いで、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空状態で濃縮し、生成物を沈殿させた。固形物を濾過し、乾燥させると、表題化合物20(511mg、73%)が白色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 229.05 (実測値) 230.1 (MS)+.
【0212】
ステップ4:(E)−11−クロロ−2−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(21)
化合物20を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物21を黄色固形物として得た(545mg、65%)。
LRMS(ESI): (計算値) 247.02 (実測値) 248.0 (MS)+.
【0213】
ステップ5:(Z)−エチル4−(2−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(22)
化合物21を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物22を黄色泡状物質として得た(680mg、86%)。
LRMS(ESI): (計算値) 361.11 (実測値) 362.2 (MS)+.
【0214】
ステップ6:(Z)−4−(2−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(23)
化合物22を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物23を黄色固形物として得た(341mg、52%)。
1H NMR(400 MHZ, DMSO-d6) δ (ppm): 11.39 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 7.88 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.85 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.53-7.40 (m, 3H), 7.34-7.25 (m, 3H), 6.99 (dd, J = 8.6, 2.4Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 348.09 (実測値) 349.19 (MH)+.
スキーム7
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
(実施例7)
(Z)−4−(ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(29)
ステップ1:N−(2−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロイソニコチンアミド(24)
3−フルオロイソニコチン酸(2.20g、15.6ミリモル)、2−(ベンジルオキシ)アニリン(2.84g、14.2ミリモル)及びBOP(6.94g、15.6ミリモル)の混合物のDMF(20.0mL)溶液に、TEA(4.4mL、31.2ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で20分間攪拌し、水中に注ぎ込んだ。水層を酢酸エチル(2x)で抽出した。この合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、1/4の体積とした。その結果得られた固形物は、所望の化合物であることがわかった。真空状態で濾過液を濃縮し、乾燥させた。30%酢酸エチルのヘキサン溶液中で残留物をすりつぶし、2つの固形物を合わせると、化合物24(4.45g、97%)が白色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 322.11 (実測値) 323.2 (MH)+.
【0216】
ステップ2:3−フルオロ−N−(2−ヒドロキシフェニル)イソニコチンアミド(25)
表題化合物24(4.40g、13.6ミリモル)を33% HBrのAcOH(30mL)溶液中に溶解し、反応混合物を2時間かけて室温で攪拌した。混合物を水及び固形重炭酸ナトリウムで希釈し(アルカリ性になるまで)、次いで、酢酸エチルで2回抽出した。この合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空状態で濃縮した。粗生成物を、30%酢酸エチルのヘキサン溶液中ですりつぶすと、表題化合物25(2.36g、75%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 232.06 (実測値) 233.1 (MH)+.
【0217】
ステップ3:ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(6H)−オン(26)
化合物25を使用して手順H(表1)を用い、表題化合物26を褐色固形物として得た(1.86g、88%)。
LRMS(ESI): (計算値) 212.06 (実測値) 213.1 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 10.86 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.55 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.70 (dd, J = 4.9, 0.6 Hz, 1H), 7.40-7.37 (m, 1H), 7.25-7.15 (m, 3H).
【0218】
ステップ4:(E)−5−クロロベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン(27)
化合物26を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物27を淡黄色固形物として得た(1.79g、92%)。
LRMS(ESI): (計算値) 230.02 (実測値) 231.1 (MH)+.
【0219】
ステップ5:(Z)−エチル4−(ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)ベンゾエート(28)
化合物27を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物28を淡黄色固形物として得た(2.39g、92%)。
LRMS(ESI): (計算値) 344.12 (実測値) 345.0 (MH)+.
【0220】
ステップ6:(Z)−4−(ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(29)
化合物28を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物29を黄色固形物として得た(18mg、7%)。
(DMSO-d6) d(ppm) 1H: 11.41 (s, 1H), 9.19 (s, 1H), 8.78 (d, J = 0.4Hz, 1H), 8.55 (d, J = 4.8Hz, 1H), 7.92-7.87 (m, 4H), 7.50-7.48 (m, 1H), 7.42-7.31 (m, 3H), 7.22 (dd, J = 4.8, 0.4Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 331.32 (実測値) 332.15.
スキーム8
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0221】
(実施例8)
(Z)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド
ステップ1:メチル5−メトキシ−2−(2−ニトロフェノキシ)ベンゾエート(30)
メチル2−ヒドロキシ−5−メトキシベンゾエート及び1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを使用して手順I(表1)を用い、表題化合物30を黄色固形物として得た(4.20g、95%)。
LRMS(ESI): (計算値) 303.07 (実測値) 304.1 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 8.02 (dd, J = 8.1 Hz, 1H), 7.57 (ddd, J = 8.6, 7.4, 1.8 Hz, 1H), 7.42 (dd, J = 2.1, 1.4 Hz, 1H), 7.30-7.29 (m, 2H), 7.23 (ddd, J = 8.4, 7.4, 1.1 Hz, 1H), 6.77 (dd, J = 8.5, 1.1 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.64 (s, 3H).
【0222】
ステップ2:メチル2−(2−アミノフェノキシ)−5−メトキシベンゾエート(31)
化合物30を使用して手順J(表1)を用い、表題化合物31を白色固形物として得た(3.71g、100%)。
LRMS(ESI): (計算値) 273.10 (実測値) 274.1 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 7.27 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 9.1, 3.2 Hz, 1H), 6.88-6.83 (m, 2H), 6.78 (dd, J = 7.9, 1.7 Hz, 1H), 6.63 (dd, J = 8.0, 1.4 Hz, 1H), 6.50 (ddd, J = 8.0, 7.2, 1.7 Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.76 (s, 3H).
【0223】
ステップ3:2−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(32)
化合物31を使用して手順K(表1)を用い、表題化合物32を白色固形物として得た(3.00g、92%)。
LRMS(ESI): (計算値) 241.07 (実測値) 242.0 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 10.55 (s, 1H), 7.34-7.26 (m, 2H), 7.22 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.19-7.09 (m, 4H), 3.76 (s, 3H).
【0224】
ステップ4:(E)−11−クロロ−2−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(33)
化合物32を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物33を淡黄色固形物として得た(1.83g、84%)。
LRMS(ESI): (計算値) 259.04 (実測値) 260.1 (MH)+.
【0225】
ステップ5:(Z)−エチル4−(2−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(34)
化合物33を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物34を黄色泡状物質として得た(2.23g、85%)。
LRMS(ESI): (計算値) 373.40 (実測値) 374.1 (MH)+.
【0226】
ステップ6:(Z)−エチル4−(2−ヒドロキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(35)
化合物34(1.57g、4.21ミリモル)をDCM(30mL)に溶解した攪拌溶液に、BBr
3(DCM中1M、13.0mL、13.0ミリモル)を4℃で一滴ずつ加え、反応混合物を2時間攪拌した。エタノール(20mL)を加え、30分間、室温で混合物を攪拌した。全部溶けやすくするのに十分な量のMeOHを加え、この混合物を酢酸エチル(600mL)中に注ぎ込んだ。この有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。30%酢酸エチルのヘキサン溶液を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、表題化合物35(453mg、30%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 359.12 (実測値) 360.2 (MH)+.
【0227】
ステップ7:(Z)−エチル4−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(36)
化合物35を使用して手順I(表1)を用い、表題化合物36を黄色油状物質として得た(445mg、83%)。
LRMS(ESI): (計算値) 430.19 (実測値) 431.4 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 8.15-8.12 (m, 2H), 7.91-7.88 (m, 2H), 7.41-7.39 (m, 1H), 7.28-7.16 (m, 5H), 6.63 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 4.41 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.95 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 2.66 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 2.25 (s, 6H), 1.41 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0228】
ステップ8:(Z)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(37)
化合物36を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物37を黄色固形物として得た(38mg、27%)。
1H NMR(400MHz, MeOH-d4) δ (ppm): 7.91-7.86 (m, 4H), 7.42-7.39 (m, 1H), 7.32-7.21 (m, 5H), 6.70 (d, J = 3.2Hz, 1H), 4.11 (t, J = 5.2Hz, 2H), 3.12 (t, J = 5.2Hz, 2H), 2.61 (s, 6H) LRMS(ESI): (計算値) 417.17 (実測値) 418.47 (MH)+.
スキーム9
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
(実施例9)
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド(43)
ステップ1:メチル2−(2−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ベンゾエート(38)
メチル2−ヒドロキシベンゾエート及び1−フルオロ−2ニトロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用して手順I(表1)を用い、表題化合物38を得た(1.70g、52%)。
LRMS(ESI): (計算値) 341.05 (実測値) 342.0 (MH)+.
【0230】
ステップ2:メチル2−(2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ベンゾエート(39)
表題化合物38(1.70g、1.98ミリモル)、Pd(C)10%(0.17g、10% w/w)及びMeOHをパール−シェーカー装置に入れて、反応混合物をH
2雰囲気下で55PSIに加圧した。この混合物を一晩かき混ぜた。触媒を濾過し、濾過液を濃縮すると、表題化合物39(1.55g、100%)が透明油状物質として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 311.08 (実測値) 312.1 (MH)+.
【0231】
ステップ3:8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(40)
化合物39を使用して手順K(表1)を用い、表題化合物40を得た(1.20g、86%)。
LRMS(ESI): (計算値) 279.05 (実測値) 280.1 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 10.73 (s, 1H), 7.80 (dd, J = 7.6, 1.8 Hz, 1H), 7.66 (ddd, J = 8.1, 7.3, 1.8 Hz, 1H), 7.58-7.51 (m, 3H), 7.41 (dd, J = 8.2, 1.0 Hz, 1H), 7.36 (td, J = 7.5, 1.2 Hz, 1H).
【0232】
ステップ4:(E)−11−クロロ−8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(41)
化合物40を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物41を得た(0.83g、65%)。
LRMS(ESI): (計算値) 297.02 (実測値) 298.1 (MH)+.
【0233】
ステップ5:(Z)−エチル4−(8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(42)
化合物41を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物42を得た(0.82g、72%)。
LRMS(ESI): (計算値) 411.11 (実測値) 412.4 (MH)+.
【0234】
ステップ6:(Z)−N−ヒドロキシ−4−(8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド(43)
化合物42を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物43を得た(0.166g、43%)。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.38 (s, 1H), 9.17 (s, 1H), 7.95-7.84 (m, 4H), 7.76 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.72-7.64 (m, 2H), 7.55 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.33 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 7.7 及び 1.4 Hz, 1H) LRMS(ESI): (計算値) 398.1 (実測値) 399.2 (MH)+.
スキーム10
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
(実施例10)
(Z)−5−(4−(ヒドロキシカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン2−オキシド(45)
ステップ1:N−(2−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロイソニコチンアミド(44)
化合物28(0.37g、1.08ミリモル)をDCM(5.0mL)中に溶解した攪拌溶液に、メチルトリオキソレニウム(0.027g、0.107ミリモル)を加え、混合物を5分間攪拌した。過酸化水素(35重量%、0.11mL、1.29ミリモル)を加え、2時間かけて室温で反応混合物を攪拌した。混合物を真空状態で濃縮し、75%酢酸エチルのヘキサン溶液を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、表題化合物44(0.132g、34%)が黄色油状物質として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 360.11 (実測値) 361.3 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 8.50-8.49 (m, 1H), 8.17-8.12 (m, 3H), 7.92-7.89 (m, 2H), 7.49-7.46 (m, 1H), 7.36-7.29 (m, 3H), 7.24-7.22 (m, 1H), 4.40 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.41 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0236】
ステップ2:(Z)−5−(4−(ヒドロキシカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン2−オキシド(45)
化合物44を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物45を得た(13mg、35%)。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ (ppm): 8.51 (d, J = 1.8Hz, 1H), 8.18 (dd, J = 6.8, 1.8Hz, 1H), 7.94-7.89 (m, 4H), 7.51-7.49 (m, 1H), 7.37-7.31 (m, 3H), 7.26 (d, J = 6.7Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 347.09 (実測値) 348.1 (MH)+.
スキーム11
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
(実施例11)
(49)
ステップ1:(E)−11−クロロジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン(46)
ジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン−11(10H)−オンを使用して手順A(表1)を用い、表題化合物46を得た。
【0238】
ステップ2:(Z)−エチル4−(ジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン−11−イル)ベンゾエート(47)
化合物46を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物47を黄色泡状物質として得た(1.60g、81%)。
LRMS(ESI): (計算値) 359.10 (実測値) 360.3 (MH)+.
【0239】
ステップ3:(48)
過ヨウ素酸(1.30g、5.71ミリモル)をアセトニトリル(30mL)に加えて、混合物を30分間攪拌した。酸化クロム(VI)(0.091g、0.91ミリモル)を加えて、混合物を5分間攪拌した。この上記の混合物を、化合物47(0.684g、1.90ミリモル)のアセトニトリル(20mL)溶液に加えた。反応混合物を、室温で1時間攪拌した。固形物を濾過し、アセトニトリルで洗浄した。濾過液を濃縮して20mLの体積とし、酢酸エチルを加えた。この有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、濃縮した。10%から30%の酢酸エチルのヘキサン溶液を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、表題化合物48(545mg、73%)が黄色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 391.09 (実測値) 392.2 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 8.13-8.10 (m, 3H), 8.01 (dd, J = 8.0, 1.4 Hz, 1H), 7.94-7.78 (m, 5H), 7.65 (dd, J = 8.0, 1.0 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 7.5, 1.3 Hz, 1H), 7.52 (ddd, J = 8.3, 7.2, 1.4 Hz, 1H), 4.37 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 1.35 (t, J = 7.0 Hz, 3H).
【0240】
ステップ4:(49)
化合物48を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物49を淡黄色固形物として得た(365mg、71%)。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.42 (s, 1H), 9.20 (s, 1H), 8.13-8.10 (m, 1H), 7.99 (dd, J = 8.0, 1.2Hz, 1H), 7.93-7.83 (m, 6H), 7.81-7.77 (m, 1H), 7.63 (dd, J = 8.0, 0.8Hz, 1H), 7.59-7.57 (m, 1H), 7.53-7.49 (m, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 378.40 (実測値) 379.1 (MH)+.
スキーム12
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
(実施例12)
(Z)−4−(7−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(55)
ステップ1:メチル2−(5−クロロ−2−ニトロフェノキシ)ベンゾエート(50)
4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン及びメチル2−ヒドロキシベンゾエートを使用して手順I(表1)を用い、表題化合物50を赤色油状物質として得た(4.40g、100%)。
LRMS(ESI): (計算値) 307.02 (実測値) 308.2 (MH)+.
【0242】
ステップ2:メチル2−(2−アミノ−5−クロロフェノキシ)ベンゾエート(51)
化合物50(4.40g、14.30ミリモル)及びSnCl
2.2H
2O(16.13g、71.5ミリモル)のエタノール(100mL)中に混ぜた混合物を、80℃で3時間攪拌した。水と飽和重炭酸塩の溶液(約250ml)を加えた(起沸性が非常に高い)。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、次いで、Celite(登録商標)を加え、この混合物を15分間攪拌してから濾過した。濾過液を酢酸エチルで2回抽出し、有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過して、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製し、THFで80gのSiO
2上に乾燥充填し、0%から50%の酢酸エチルのヘキサン溶液で溶出すると、表題化合物51(2.10g、51%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 277.05 (実測値) 278.2 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, CDCl
3) δ (ppm): 7.89 (dd, J = 7.9, 1.7 Hz, 1H), 7.46 (ddd, J = 7.9, 7.4, 1.8 Hz, 1H), 7.17 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 6.97 (dd, J = 8.3, 0.9 Hz, 1H), 6.94 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.87 (s, 3H).
【0243】
ステップ3:7−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(52)
化合物51を使用して手順K(表1)を用い、表題化合物52を得た(1.60g、86%)。
LRMS(ESI): (計算値) 245.02 (実測値) 246.0 (MH)+.
【0244】
ステップ4:(E)−7,11−ジクロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(53)
化合物52を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物53を白色固形物として得た(1.00g、93%)。
【0245】
ステップ5:(Z)−エチル4−(7−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(54)
化合物53を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物54を得た(0.50g、39%)。
LRMS(ESI): (計算値) 377.08 (実測値) 377.7 (MH)+.
【0246】
ステップ6:(Z)−4−(7−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(55)
化合物54を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物55を得た(0.21g、82%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.37 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 7.87 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.82 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.70-7.64 (m, 1H), 7.52-7.41 (m, 3H), 7.38-7.28 (m, 2H), 7.22-7.17 (m, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 364.06 (実測値) 365.1 (MH)+.
スキーム13
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
(実施例13)
化合物(57)
ステップ1:化合物(56)
表題化合物47(0.359g、1.0ミリモル)をDCM(5.0mL)中に溶解した攪拌溶液に、AcOH(5.0mL)及び酸素過酸化物(2.5mL、過剰)を加え、反応混合物を室温で20分間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。この有機相を飽和重炭酸塩溶液(2回)及びブライン(1回)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。20%〜30%酢酸エチルのヘキサン溶液を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、表題化合物56(345mg、92%)が黄色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 375.09 (実測値) 376.4 (MH)+.
【0248】
ステップ2:(57)
化合物56を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物57を黄色固形物として得た(27mg、16%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.42 (s, 1H), 9.20 (s, 1H), 7.91-7.80 (m, 6H), 7.64-7.47 (m, 4H), 7.41 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.37 (d, J = 8.0Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 362.07 (実測値) 363.3 (MH)+.
スキーム14
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
(実施例14)
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド(64)
ステップ1:メチル2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(58)
2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)安息香酸(5.0g、24.26ミリモル)、塩酸(0.2mL、2.40ミリモル)、硫酸(1.5mL、28.1ミリモル)及びメタノール(40mL)を混ぜ合わせ、反応混合物を80℃で一晩攪拌した。混合物を濃縮し、再充填し、100℃で一晩攪拌した。さらにH
2SO
4を加えた(一晩100℃に加熱した)。混合物を濃縮し、エーテルを加えた。有機相を水で2回洗浄し、飽和重炭酸溶液で洗浄し、次いでブラインで洗浄して、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を20mlのEt
2Oに溶解し、濾過して(出発物質を除去し)、濾過液を蒸発させると、表題化合物58(3.9g、73%)が透明油状物質として得られた。
【0250】
ステップ2:メチル2−(2−ニトロフェノキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(59)
化合物58を使用して手順I(表1)を用い、表題化合物59を白色固形物として得た(4.8g、87%)。
LRMS(ESI): (計算値) 341.05 (実測値) 342.3 (MH)+.
【0251】
ステップ3:メチル2−(2−アミノフェノキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(60)
化合物59を使用して手順J(表1)を用い、表題化合物60を褐色油状物質として得た(3.9g、80%)。
LRMS(ESI): (計算値) 311.08 (実測値) 312.3 (MH)+.
【0252】
ステップ4:3−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(61)
化合物60を使用して手順K(表1)を用い、表題化合物61を白色固形物として得た(2.7g、77%)。
LRMS(ESI): (計算値) 279.05 (実測値) 280.2 (MH)+.
【0253】
ステップ5:(E)−11−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(62)
化合物61を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物62を黄色固形物として得た(1.1g、72%)。
LRMS(ESI): (計算値) 297.02 (実測値) 298.2 (MH)+.
【0254】
ステップ6:(Z)−エチル4−(3−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(63)
化合物62を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物63を得た(1.0g、66%)。
LRMS(ESI): (計算値) 411.11 (実測値) 412.4 (MH)+.
【0255】
ステップ7:(E)−N−ヒドロキシ−4−(3−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド(64)
化合物63を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物64を白色固形物として得た(0.38g、75%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.39 (s, 1H), 9.17 (s, 1H), 7.94-7.82 (m, 5H), 7.66 (d, J = 7.8 HZ, 1H), 7.48-7.39 (m, 3H), 7.36-7.28 (m, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 398.09 (実測値) 399.4 (MH)+.
スキーム15
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
(実施例15)
(E)−N−ヒドロキシ−4−(11−モルホリノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−2−イル)ベンズアミド(71)
ステップ1:メチル5−ブロモ−2−(2−ニトロフェノキシ)ベンゾエート(65)
メチル5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾエート及び1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを使用して手順I(表1)を用い、表題化合物65を黄色油状物質として得た(3.12g、67%)。
LRMS(ESI): (計算値) 350.97 (実測値) 354.2 (MH)+.
【0257】
ステップ2:4’−エチル3−メチル4−(2−ニトロフェノキシ)ビフェニル−3,4’−ジカルボキシレート(66)
化合物65を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物66をベージュ色固形物として得た(2.16g、58%)。
LRMS(ESI): (計算値) 421.12 (実測値) 422.4 (MH)+.
【0258】
ステップ3:4’−エチル3−メチル4−(2−アミノフェノキシ)ビフェニル−3,4’−ジカルボキシレート(67)
化合物66を使用して手順J(表1)を用い、表題化合物67を黄色油状物質として得た(1.98g、100%)。
LRMS(ESI): (計算値) 391.14 (実測値) 392.5 (MH)+.
【0259】
ステップ4:エチル4−(11−オキソ−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−2−イル)ベンゾエート(68)
化合物67を使用して手順K(表1)を用い、表題化合物68をベージュ色固形物として得た(0.58g、26%)。
LRMS(ESI): (計算値) 359.12 (実測値) 360.4 (MH)+.
【0260】
ステップ5:(E)−エチル4−(11−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−2−イル)ベンゾエート(69)
化合物68を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物69が得られ、次のステップの粗生成物として使用された。
【0261】
ステップ6:(E)−エチル4−(11−モルホリノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−2−イル)ベンゾエート(70)
表題化合物69(285mg、0.754ミリモル)をトルエン(5.0mL)中に溶解した攪拌溶液に、モルホリン(1.00g、11.48ミリモル)を加え、反応混合物を130℃で4時間攪拌した。これを室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。この有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、真空状態で濃縮した。10%〜30%酢酸エチルのヘキサン溶液を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、表題化合物70(223mg、69%)が白色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 428.17 (実測値) 429.5 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 8.09 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.84 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 7.71-7.69 (m, 3H), 7.40 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.17-7.01 (m, 4H), 4.38 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.90-3.75 (m, 4H), 3.60-3.48 (m, 4H), 1.40 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0262】
ステップ7:(E)−N−ヒドロキシ−4−(11−モルホリノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−2−イル)ベンズアミド(71)
化合物70を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物71を白色固形物として得た(74mg、35%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ(ppm): 11.28 (s, 1H), 9.08 (s, 1H), 7.90 (dd, J = 8.4, 2.0Hz, 1H), 7.83 (d, J = 8.6Hz, 2H), 7.73 (d, J = 8.6Hz, 2H), 7.68 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 8.0, 1.2Hz, 1H), 7.12-7.06 (m, 2H), 7.03-6.99 (m, 1H), 3.08-3.07 (m, 4H), 3.55-3.54 (m, 4H). LRMS(ESI): (計算値) 415.15 (実測値) 416.6 (MH)+.
スキーム16
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
(実施例16)
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(2−(トリフルオロメチル)ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン−6−イル)ベンズアミド(77)
ステップ1:2−(ベンジルオキシ)−N−(2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミド(72)
2−(ベンジルオキシ)安息香酸(2.55g、11.19ミリモル)及び塩化オキサリル(2.84g、22.39ミリモル)をTHF(20mL)中に溶解した攪拌溶液に、0℃で数滴のDMF(0.012mL、0.153ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温まで温めて、さらに30分間攪拌し、トルエンで希釈し、次いで溶媒を蒸発させた。残留物をTHF(20mL)中に溶解し、この溶液に、0℃で2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミン(2.0g、10.18ミリモル)を加え、その後、トリエチルアミン(4.68mL、33.6ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で3日間攪拌させ、その後、飽和重炭酸塩溶液でクエンチし、EtOAcで抽出し、溶媒を蒸発させると、フラッシュクロマトグラフィー(0から100%の酢酸エチルのヘキサン溶液)による精製の後、表題化合物72(3.0g、73%収率)が得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 406.07 (実測値) 407.4 (MH)+.
【0264】
ステップ2:N−(2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシベンズアミド(73)
化合物72を使用して手順L(表1)を用い、表題化合物73を白色固形物として得た(1.54g、82%)。
LRMS(ESI): (計算値) 316.02 (実測値) 317.2 (MH)+.
【0265】
ステップ3:2−(トリフルオロメチル)ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン−6(5H)−オン(74)
表題化合物73(0.76g、2.4ミリモル)をテトラグリン(10mL)中に溶解した攪拌溶液に、ナトリウムメトキシド(0.220g、4.08ミリモル)を加え、反応混合物を220℃で3時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水(25mL)で希釈し、20分間攪拌してから、濾過し、フラッシュクロマトグラフィー(0%から60%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により精製すると淡褐色の固形物が形成され、表題化合物74(0.37g、55%)が得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 280.05 (実測値) 281.3 (MH)+.
【0266】
ステップ4:(E)−6−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン(75)
化合物74を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物75(0.32g、50%)を黄色がかった固形物として得た。
【0267】
ステップ5:(Z)−エチル4−(2−(トリフルオロメチル)ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン−6−イル)ベンゾエート(76)
化合物75を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物76(220mg、25%)を黄色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 412.10 (実測値) 413.4 (MH)+.
【0268】
ステップ6:(Z)−N−ヒドロキシ−4−(2−(トリフルオロメチル)ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン−6−イル)ベンズアミド(77)
化合物76を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物77(31mg、13%)を黄色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.43 (s, 1H), 9.20 (s, 1H), 8.18 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.97-7.86 (m, 5H), 7.78-7.72 (m, 1H), 7.55 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.40 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 6.6 Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 399.08 (実測値) 400.4 (MH)+.
スキーム17
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
(実施例17)
(Z)−4−(11−シクロプロピル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(84a)
【0270】
(実施例18b)
(Z)−4−(5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(84c)
ステップ1:N−シクロプロピル−2−ニトロアニリン(78)
1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを使用して手順I(表1)を用い、表題化合物78(18g、100%)をオレンジ色油状物質として得た。
【0271】
ステップ2:N1−シクロプロピルベンゼン−1,2−ジアミン(79)
化合物78を使用して手順N(表1)を用い、表題化合物79(1.9g、76%)を暗褐色油状物質として得た。
【0272】
ステップ3:2−クロロ−N−(2−(シクロプロピルアミノ)フェニル)ニコチンアミド(80a)
化合物79を使用して手順G(表1)を用い、表題化合物80a(1.7g、55%)を白色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 287.08 (実測値) 288.1 (MH)+.
【0273】
ステップ4:11−シクロプロピル−6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−オン(81a)
表題化合物80a(1.9g、6.6ミリモル)をピリジン(60mL)中に溶解した溶液に、洗浄された水素化ナトリウム(0.8g、19.8ミリモル、油中60%)を加えた。泡立ちが生じて、透明溶液が黄色に変わった。混合物を、1時間80℃に加熱し、一晩室温で寝かせた。次いで、1時間120℃まで加熱した(混合物は黒色に変わった)。この混合物を室温まで冷却し、1NのHCl(20mL)をゆっくりと加えた。この混合物をDCMで抽出した(2X)。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO2、20分間0%から50%の酢酸エチルのヘキサン溶液で、次いで10分間50%で)により粗生成物を精製すると、表題化合物81a(1.12g、68%)がベージュ色固形物として得られた。
【0274】
ステップ5:(E)−5−クロロ−11−シクロプロピル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン(82a)
化合物81aを使用して手順A(表1)を用い、表題化合物82a(0.25g、93%)を得た。
LRMS(ESI): (計算値) 269.07 (実測値) 270.2 (MH)+.
【0275】
ステップ6:(Z)−エチル4−(11−シクロプロピル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンゾエート(83a)
化合物82aを使用して手順B(表1)を用い、表題化合物83a(164mg、62%)を黄色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 383.16 (実測値) 384.4 (MH)+.
【0276】
ステップ7:(Z)−4−(11−シクロプロピル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(84a)
化合物83aを使用して手順C(表1)を用い、表題化合物84a(31mg、13%)を黄色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.33 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 8.50-8.46 (m, 1H), 7.83 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.68 (d, J =8.2 Hz, 2H), 7.45-7.41 (m, 1H), 7.36 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.27-7.21 (m, 2H), 7.20-7.11 (m, 2H), 3.05-3.48 (m, 1H), 0.95-0.80 (m, 2H), 0.51-0.45 (m, 1H), 0.31-0.23 (m, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 370.14 (実測値) 371.2 (MH)+.
【0277】
ステップ8:(Z)−4−(5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(84c)
表題化合物83b(0.5g、1.307ミリモル)をTHF(5mL)及びMeOH(5mL)中に溶解した攪拌溶液に、水酸化リチウム水溶液(2.5mL、5ミリモル)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、DCM及び1NのHClで希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させると、酸性中間体が得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 354.14 (実測値) 355.4 (MH)+.
【0278】
酸性中間体(0.3g、0.846ミリモル)をDMF(5mL)中に溶解した溶液に、BOP(0.412g、0.931ミリモル)及びトリエチルアミン(0.354mL、2.54ミリモル)を加えた。この混合物を15分間攪拌してから、N−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.106g、1.270ミリモル)を加えた。混合物を1時間攪拌し、水中に注ぎ込み、その結果得られた固形物を濾過し、次いで、Phenomenexカラム(50から100%のMeOHの水溶液)により精製すると、表題化合物84c(92mg、28%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 10.10 (s, 1H), 7.66 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.63 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.52 (t, J= 7.2 Hz, 1H), 7.45 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 7.32 (d, J= 7.8 Hz, 1H), 7.23 〜 7.15 (m, 2H), 7.14 〜 7.06 (m, 2H), 6.94 (d, J= 7.8 Hz, 1H), 3.44 〜 3.35 (m, 1H), 0.9 〜 0.6 (m, 2H), 0.50 〜 0.40 (m, 1H), 0.35 〜 0.27 (m, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 354.14 (実測値) 355.4 (MH)+.
【0279】
(実施例18a)
(Z)−4−(5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(84b)
ステップ4を除き、化合物84a(実施例17)と同じ手順に従う。
【0280】
ステップ4:5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11(10H)−オン(81b)
化合物83b(0.84g、3.11ミリモル)及びKHMDS(13.67g、6.84ミリモル、トルエン中0.5M)の溶液を一晩140℃に加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水を加えた。この混合物を酢酸エチル及びTHFの混合物で2回抽出した。これらの有機物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物をDCMと一緒にすりつぶし、次いでフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、30分間0%から50%の酢酸エチルのヘキサン溶液で)により精製すると、表題化合物81b(0.45g、57%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 369.15 (実測値) 370.5 (MH)+.
スキーム18
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
(実施例19)
(Z)−4−(5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(89)
ステップ1:7−クロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11(10H)−オン(85)
2−(2−アミノ−5−クロロフェニルアミノ)安息香酸を使用して手順F(表1)を用い、表題化合物85(7.45g、80%)を淡褐色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 244.04 (実測値) 245.2 (MH)+.
【0282】
ステップ2:5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11(10H)−オン(86)
表題化合物85(1.75g、7.15ミリモル)をギ酸ナトリウム(2.43g、35.8ミリモル)水溶液(32mL)中に分散させた懸濁液を50℃で8時間攪拌し、次いで室温で攪拌した。反応混合物を濾過し、その結果得られた固形物をTHF(20mL)中に溶解し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、次いで、Celite(登録商標)に通して濾過し、濃縮した。残留粗生成物を、30%酢酸エチルのヘキサン溶液中ですりつぶすと、表題化合物86(1.17g、78%)が黄色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 210.08 (実測値) 211.2 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 9.84 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.67 (dd, J = 7.9, 1.7 Hz, 1H), 7.33 (ddd, J = 8.1, 7.2, 1.8 Hz, 1H), 7.00-6.86 (m, 6H).
【0283】
ステップ3:(E)−11−クロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン(87)
86を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物87(1.125g、90%)をオレンジ色油状物質として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 228.05 (実測値) 229.2 (MH)+.
【0284】
ステップ4:(Z)−エチル4−(5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンゾエート(88)
87を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物88(0.954g、57%)をオレンジ色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 342.14 (実測値) 343.5 (MH)+.
【0285】
ステップ5:(Z)−4−(5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(89)
88を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物89(14mg、3%)をオレンジ色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.33 (s, 1H), 9.13 (s,1H), 7.81 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.65 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.39-7.34 (m, 2H), 7.16 (dd, J = 7.6, 1.6Hz, 1H), 7.09-6.91 (m, 5H), 7.85 (dd, J = 7.6, 1.2Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 329.12 (実測値) 330.4 (MH)+.
スキーム19
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
(実施例20)
(Z)−4−(2−フルオロ−4−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(94)
ステップ1:4−フルオロ−2−メトキシ−1−(2−ニトロフェノキシ)ベンゼン(90)
1−フルオロ−2−ニトロベンゼン及び4−フルオロ−2−メトキシフェノールを使用して手順I(表1)を用い、表題化合物90(9.32g、100%)を黄色油状物質として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 263.06 (実測値) 264.3 (MH)+.
【0287】
ステップ2:2−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)アニリン(91)
表題化合物90(9.32g、35.4ミリモル)をMeOH(30mL)及び水(5mL)に溶解した溶液に、塩化アンモニウム(3.79g、70.8ミリモル)及び塩化亜鉛(20.83g、319ミリモル)を加え、反応混合物を2時間加熱して還流させた。この混合物を室温まで冷却し、濾過し、溶媒を除去した。残留物を酢酸エチル及び水で希釈し、有機相を水で十分に洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮すると、表題化合物91(8.3g、100%)が得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 233.09 (実測値) 234.1 (MH)+.
【0288】
ステップ3:メチル4−(2−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)フェニルカルバモイル)ベンゾエート(92)
0℃のベンゼン(60mL)中の、表題化合物91(4g、17.15ミリモル)及びメチル4−(クロロカルボニル)ベンゾエート(3.58g、18.01ミリモル)のスラリーに、ピリジン(4.85mL、60.0ミリモル)を一滴ずつ加えると、DMAPの単結晶が得られた。温度を室温まで上げて、そのまま反応混合物を1時間攪拌した。反応混合物を濾過し、濾過液を5%HCl(aq)及び酢酸エチルで希釈した。有機層を5%HCl(aq)、水及びブラインで洗浄し、次いで、週末にかけて冷蔵庫内に入れたままにした。沈殿固形物を濾過し、水及びヘキサンで洗浄すると、表題化合物92(6.38g、94%)がオフホワイトの固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 395.12 (実測値) 396.4 (MH)+.
【0289】
ステップ4:(Z)−メチル4−(2−フルオロ−4−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(93)
表題化合物92(2g、5.06ミリモル)のポリリン酸(4.76ml、41.7ミリモル)中の攪拌混合物を3時間130℃に加熱した。反応混合物を冷却し、ジクロロメタンと水で希釈し、一晩攪拌した。この層が分離したので、ジクロロメタンで水層を抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留粗生成物を、ISCO(0〜25% Hex/EtOAc、40gシリカゲルカラム)で精製すると、表題化合物93(125mg、6.5%)が淡黄色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 377.11 (実測値) 378.4 (MH)+.
【0290】
ステップ5:(Z)−4−(2−フルオロ−4−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(94)
化合物93を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物94(102mg、81%)を黄色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 7.88 (s, 4H), 7.41 (m, 1H), 7.26 (m, 3H), 7.11 (dd, J = 2.8 Hz, 10.4 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 2.8 Hz, 8.4 Hz, 1H), 3.97 (s, 3H). LRMS(ESI): (計算値) 378.10 (実測値) 377.3 (MH)-.
スキーム20
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
(実施例21)
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(メチルスルフィニル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド(100)
ステップ1:メチル(2−(2−ニトロフェノキシ)フェニル)スルファン(95)
1−フルオロ−2−ニトロベンゼン及び2−(メチルチオ)フェノールを使用して手順I(表1)を用い、表題化合物95(9.25g、100%)を黄色油状物質として得た。
【0292】
ステップ2:2−(2−(メチルチオ)フェノキシ)アニリン(96)
化合物95を使用して手順J(表1)を用い、表題化合物96(5.82g、71%)を黄色油状物質として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 231.07 (実測値) 232.2 (MH)+.
【0293】
ステップ3:メチル4−(2−(2−(メチルチオ)フェノキシ)フェニルカルバモイル)ベンゾエート(97)
化合物96を使用して手順G(表1)を用い、表題化合物97(6.77g、100%)を白色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 393.10 (実測値) 394.5 (MH)+.
【0294】
ステップ4:(Z)−メチル4−(4−(メチルチオ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(98)
化合物97を使用して手順U(表1)を用い、表題化合物98(341mg、36%)を黄色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 375.09 (実測値) 376.4 (MH)+.
【0295】
ステップ5:(Z)−メチル4−(4−(メチルスルフィニル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンゾエート(99)
化合物98(100mg、0.266ミリモル)及び塩化鉄(III)(1.296mg、7.99μモル)をアセトニトリル(2mL)中に分散させた攪拌懸濁液に5分後、過ヨウ素酸(66.8mg、0.293ミリモル)を一度に加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌し続け、次いで飽和チオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させた。ISCO(0〜40% EtOAc/ヘキサン、40gシリカゲルカラム)で精製すると、表題化合物99(60mg、57%)が黄色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 391.09 (実測値) 392.4 (MH)+.
【0296】
ステップ6:(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(メチルスルフィニル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド(100)
化合物99を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物100(53mg、88%)を黄色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 8.00 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.87 (s, 4H), 7.52 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.37 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.31 (m, 3H), 3.06 (s, 3H). LRMS(ESI): (計算値) 392.08 (実測値) 391.4 (MH)-.
スキーム21
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
(実施例22)
(E)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−3−フルオロ−N−ヒドロキシベンズアミド(104)
ステップ1:(E)−11−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(101)
ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オンを使用して手順A(表1)を用い、表題化合物101(2.20g、100%)を得た。
【0298】
ステップ2:(E)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−3−フルオロベンズアルデヒド(102)
化合物101を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物102(1.21g、87%)を黄色泡状物質として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 317.09 (実測値) 318.4 (MH)+.
【0299】
ステップ3:(E)−メチル−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−3−フルオロベンゾエート(103)
化合物102(0.59g、1.90ミリモル)、トリエチルアミン(1.6mL、11.48ミリモル)、シアン化カリウム(0.061g、0.93)及び2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンニトリル(1mL、10.93)をメタノール(15mL)に溶かした混合物を40℃で24時間攪拌し、その後溶媒を蒸発させた。その結果得られた残留粗生成物を、ISCO(0〜100% EtOAcのヘキサン溶液)で精製すると、表題化合物103(0.364g、56%)が黄色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 347.10 (実測値) 348.4 (MH)+.
【0300】
ステップ4:(E)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−3−フルオロ−N−ヒドロキシベンズアミド(104)
化合物103を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物104(0.357g、55%)を白色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.47 (s, 1H), 9.28 (s, 1H), 7.93 (t, J = 7.6Hz, 1H), 7.79 (dd, J = 8.4, 1.6, 1H), 7.66-7.60 (m, 2H), 7.44-7.39 (m, 2H), 7.35-7.22 (m, 4H), 7.08 (d, J = 7.6Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 348.09 (実測値) 349.3 (MH)+.
スキーム22
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
(実施例23)
化合物(111)
ステップ1:4−クロロ−6−(インドリン−1−イル)ピリミジン−5−アミン(105)
5−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン(3g、18.29mmol)及びインドリン(2.057mL、18.29ミリモル)をエタノール(7mL)及び水(43mL)中に溶かした攪拌スラリーを、濃縮HCl水溶液(600μL)に加え、この混合物を3時間の間、還流させ、室温で一晩攪拌を続けた。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、水、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を蒸発させた。その結果得られた残留物を、1時間かけて25%酢酸エチルのヘキサン溶液中ですりつぶして濾過すると、表題化合物105(1.55g、34%)が黄褐色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 246.07 (実測値) 247.2 (MH)+.
【0302】
ステップ2:4−(インドリン−1−イル)ピリミジン−5−アミン(106)
化合物105を使用して手順J(表1)を用い、表題化合物106(1.33g、100%)を得た。
LRMS(ESI): (計算値) 212.11 (実測値) 213.1 (MH)+.
【0303】
ステップ3:メチル4−(4−(インドリン−1−イル)ピリミジン−5−イルカルバモイル)ベンゾエート(107)
化合物106を使用して手順G(表1)を用い、表題化合物107(1.40g、60%)を淡褐色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 374.14 (実測値) 375.4 (MH)+.
【0304】
ステップ4:化合物(108)
化合物107を使用して手順U(表1)を用い、表題化合物108(282mg、47%)を赤色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 356.13 (実測値) 357.4 (MH)+.
【0305】
ステップ5:化合物(109)
化合物108(282mg、0.791ミリモル)及び水酸化トリメチルスズ(858mg、4.75ミリモル)をジクロロエタン(5mL)中に分散させた攪拌懸濁液を、90℃で一晩加熱した。この混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、5% HCl(aq)で洗浄した。生成物が水層から沈殿したので、それを濾過し、乾燥させると、化合物109(155mg、57%)が暗赤色粉末として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 342.11 (実測値) 343.4 (MH)+.
【0306】
ステップ6:化合物(110)
化合物109(155mg、0.453ミリモル)をドライDMF(15mL)中に溶解した攪拌溶液に、HATU(207mg、0.543ミリモル)を加え、この懸濁液を室温で10分間攪拌した。O−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ヒドロキシルアミン(106mg、0.906ミリモル)を加え、その結果得られた透明赤色溶液を20分間攪拌してから、トリエチルアミン(0.150mL、1.076ミリモル)を加えた。この混合物を室温で16時間攪拌し、水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留粗生成物を、ISCO(50〜100% EtOAcのヘキサン溶液)で精製すると、表題化合物110(87mg、43%)が暗赤色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 441.18 (実測値) 442.5 (MH)+.
【0307】
ステップ7:化合物(111)
化合物110(87mg、0.197ミリモル)をTHF(1.0mL)及び水(0.5mL)に溶解した攪拌溶液に、AcOH(1mL)を加えた。次いで、反応物を一晩80℃で加熱し、さらに、室温まで冷却した。生成物が沈殿し、これを濾去すると、表題化合物111(16mg、23%)が赤色粉末として得られた。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.3 (bs, 1H), 9.12 (bs, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.25 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.78 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.00 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 2.94 (t, J = 8.4 Hz, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 357.12 (実測値) 356.4 (MH)+.
スキーム23
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
(実施例24)
(Z)−4−(5−エチル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(115)
ステップ1:メチル4−(2−(フェニルアミノ)フェニルカルバモイル)ベンゾエート(112)
N1−フェニルベンゼン−1,2−ジアミン及びメチル4−(クロロカルボニル)ベンゾエートを使用して手順G(表1)を用い、表題化合物112(3.46g、92%)を赤色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 346.13 (実測値) 347.4 (MH)+.
【0309】
ステップ2:メチル4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)フェニルカルバモイル)ベンゾエート(113)
化合物112(1.00g、2.89ミリモル)をTHFに溶解した攪拌溶液に、二塩化ジブチルスズ(0.175g、0.577ミリモル)及びアセトアルデヒド(1.182g、26.8ミリモル)を加え、反応混合物を15分間攪拌した。フェニルシラン(0.375g、3.46ミリモル)を加え、反応混合物を60時間にわたって室温で攪拌し、次いで溶媒を蒸発させた。その結果得られた残留粗生成物を、Isco(80gカラム、10%〜50%)で精製すると、表題化合物113(1.145g、100%)が黄色がかった固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 374.16 (実測値) 375.4 (MH)+.
【0310】
ステップ3:(Z)−メチル4−(5−エチル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンゾエート(114)
化合物113を使用して手順U(表1)を用い、表題化合物114(353mg、54%)をオレンジ色泡状物質として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 356.15 (実測値) 357.5 (MH)+.
【0311】
ステップ4:(Z)−4−(5−エチル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(115)
化合物114を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物115(248mg、72%)を黄色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, MeOH-d
4) δ (ppm): 7.83 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.77 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.49 (ddd, J = 8.2, 7.2, 1.6Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 1.6Hz, 1H), 7.23-7.18 (m, 2H), 7.13-7.03 (m, 3H), 7.96 (dd, J = 7.6, 1.2, 1H), 3.83-3.68 (m, 2H), 1.24 (t, J = 6.8Hz, 3H). LRMS(ESI): (計算値) 357.15 (実測値) 358.3 (MH)+.
スキーム24
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
(実施例25)
(E)−2−(4−(2−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ピペラジン−1−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(117)
ステップ1:(E)−エチル2−(4−(2−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(116)
【0313】
(E)−2−クロロ−11−(ピペラジン−1−イル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(0.25g、0.8ミリモル)及びエチル2−(メチルスルホニル)ピリミジン−5−カルボキシレート(0.13g、0.57ミリモル)のDME溶液を室温で1時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を飽和重炭酸塩水溶液、水、酢酸及び酢酸ナトリウム(pH=4)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を蒸発させた。その結果の残留粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチルのヘキサン溶液)により精製すると、表題化合物116(0.265g、quant.)が得られた。
【0314】
ステップ2:(E)−2−(4−(2−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ピペラジン−1−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(117)
化合物116を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物117(0.2g、78%)を褐色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 8.69 (s, 2H), 7.62 (dd, J=8.6, 2.4Hz, 1H), 7.52 (d, J=2.3Hz, 1H), 7.41 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.18 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.12-7.04 (m, 2H), 7.03-6.96 (m, 1H), 4.12-3.76 (m, 4H), 3.68-3.44 (m, 4H). LRMS(ESI): (計算値) 450.12 (実測値) 451.1 (MH)+.
スキーム25
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
(実施例26)
(Z)−4−(ベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(124)
ステップ1:メチル5−(2−(メトキシカルボニル)フェノキシ)−4−ニトロチオフェン−2−カルボキシレート(118)
メチル5−クロロ−4−ニトロチオフェン−2−カルボキシレート及びメチル2−ヒドロキシベンゾエートを使用して手順I(表1)を用い、表題化合物118(1.918g、93%)をオレンジ色油状物質として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 337.03 (実測値) 338.0 (MH)+.
【0316】
ステップ2:メチル5−オキソ−4,5−ジヒドロベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシレート(119)
化合物118(1.918g、5.69ミリモル)を酢酸に溶解した攪拌溶液に、鉄(2.223g、39.8ミリモル)を加え、反応混合物を85℃で1時間、その後100℃で1時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、氷水150mL中に注ぎ込み、その結果得られる白色の沈殿物を濾過すると、表題化合物119(1.261g、81%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 275.03 (実測値) 276.2 (MH)+.
【0317】
ステップ3:5−オキソ−4,5−ジヒドロベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン−2−カルボン酸(120)
化合物119(0.856g、3.11ミリモル)をエタノール(16mL)及びTHF(8mL)中に溶解した攪拌溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(5mL、31.3ミリモル)を加え、その結果得られた混合物を55℃で2時間攪拌した。反応混合物を溶媒蒸発させて1/3の体積とし、3NのHClでpH2に酸性化し、その結果得られる白色沈殿物を濾過すると、120(0.801g、99%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 261.01 (実測値) 262.1 (MH)+.
【0318】
ステップ4:ベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン−5(4H)−オン(121)
化合物120(0.801g、3.07ミリモル)を酢酸(30mL)中に溶解した攪拌溶液に、酸化第2水銀(赤色)(0.664g、3.07ミリモル)を加え、反応混合物を還流下で8時間攪拌した。次いで、混合物を室温まで冷却し、氷水(75mL)中に注ぎ込んだ。その結果の固形物を濾過し、エタノール中ですりつぶして、表題化合物121(0.527g、79%)をベージュ色固形物として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 217.02 (実測値) 217.9 (MH)+.
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 10.45 (s, 1H), 7.80 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.59 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.33 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 6.63 (d, J = 6.1 Hz, 1H).
【0319】
ステップ5:(E)−5−クロロベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン(122)
化合物121を使用して手順A(表1)を用い、表題化合物122が褐色油状物質として得られ、次のステップの粗生成物として使用された。
【0320】
ステップ6:(Z)−エチル4−(ベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン−5−イル)ベンゾエート(123)
化合物122を使用して手順B(表1)を用い、表題化合物123(0.461g、55%)を黄色泡状物質として得た。
LRMS(ESI): (計算値) 349.08 (実測値) 350.2 (MH)+.
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 8.06 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.83 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.70-7.66 (m, 1H), 7.35 (dd, J = 8.1, 1.1 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 7.5, 1.1 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 6.97 (dd, J = 6.1, 0.4 Hz, 1H), 4.35 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.34 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0321】
ステップ7:(Z)−4−(ベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(124)
化合物123を使用して手順C(表1)を用い、表題化合物124(0.366g、83%)を黄色固形物として得た。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 11.36 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 7.86 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.76 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.70-7.65 (m, 1H), 7.35-7.31 (m, 2H), 7.16-7.12 (m, 2H), 6.96 (d, J = 6.1Hz, 1H). LRMS(ESI): (計算値) 336.06 (実測値) 337.28 (MH)+.
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
実施例の以下の表(表2)の化合物は、対応する出発物質から始めて、指示されている調製順序(一般手順AからAC)に従って調製される。
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-12】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-13】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-15】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-17】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-18】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-19】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-20】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-21】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム30
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
(実施例100)
2−((1S,4S)−5−ベンズヒドリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(203)
ステップ1:(1S,4S)−t−ブチル5−ベンズヒドリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(200)
クロロジフェニルメタン(0.39g、1.94ミリモル)をDMF(5mL)中に溶解した攪拌溶液に、(1S,4S)−ジアザビシクロ[2,2,1]−ヘプタン(0.5g、2.52ミリモル)、Na
2CO
3(0.41g、3.88ミリモル)及びNaI(0.31g、2.04ミリモル)を加えた。この混合物を110℃で2時間攪拌し、次いで、室温まで冷却し、75% AcOEtのヘキサン溶液で希釈した。混合物を水、ブラインで洗浄し、乾燥させて(Na2SO4を使用して)、濾過し、濃縮した。EtOAc(0〜30%)/ヘキサンの勾配溶出を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残留物を精製すると、200(0.5g、71%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS (ESI): (計算値) 364.2 (実測値) 365.5 (MH)+.
【0324】
ステップ2:(1S,4S)−2−ベンズヒドリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン2HCl(201)
化合物200(0.5g、1.37ミリモル)の4N HCl/ジオキサン(5mL)溶液を室温で1時間攪拌し次いで凝縮した。残留物をEt
2Oとともにすりつぶすことにより精製し、濾過すると、201(0.24g、59%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS (ESI): (計算値) 264.2 (実測値) 265.3 (MH)
+.
【0325】
ステップ3:エチル2−((1S,4S)−5−ベンズヒドリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(202)
表題化合物201(0.250g、0.741ミリモル)、エチル2−(メチルスルホニル)ピリミジン−5−カルボキシレート(0.122g、0.529ミリモル)、炭酸カリウム(0.280g、2.645ミリモル)及びDME(5mL)を合わせた。この反応混合物を、50℃で2時間攪拌した。混合物を冷却し、水でクエンチした。水層を酢酸エチルで2回抽出した。この合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。0%から30%の酢酸エチルのヘキサン溶液で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、表題化合物202(0.141g、64%)が得られた。
LRMS (ESI): (計算値) 414.21 (実測値) 415.0 (MH)+.
【0326】
ステップ4:((1S,4S)−5−ベンズヒドリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(203)
表題化合物202(0.140g、0.338ミリモル)、水酸化カリウム(4M、0.34mL)、ヒドロキシルアミン(50%水溶液、0.34mL)、MeOH(2mL)及びTHF(2mL)を合わせ、反応混合物を1時間攪拌した。3NのHClを加えて、pHを8に調整した。15分間攪拌した後、固形物を濾過し、十分に乾燥させると、表題化合物203(0.107g、79%)が白色粉末として得られた。
1H NMR (DMSO-d6) δ (ppm): 7.80 (dd, J = 8.0, 2.0 Hz, 1H), 7.61 (ddd, J = 8.4, 6.8, 1.2 Hz, 1H), 7.46-7.41 (m, 3H), 7.38-7.30 (m, 3H), 3.62 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.06 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.61-1.51 (m, 4H), 1.44-1.28 (m, 4H). LRMS: (計算値) 390.12 (実測値) 391.3 (MH)
+.
スキーム31
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
(実施例101)
N−ヒドロキシ−4−((1R,4R)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド(210)
ステップ1:(2S,4R)−t−ブチル4−(トシルオキシ)−2−(トシルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(204)
(2S,4R)−t−ブチル4−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(5.40g、25.84ミリモル)及び4−メチルベンゼン−1−塩化スルホニル(14.22g、74.6ミリモル)を0℃でピリジン(50mL)中で合わせ、冷蔵庫に3日間保管した。反応混合物を真空下で濃縮して体積の〜半分とし、少量の水を(約300mL)ゆっくりと加えた。白色固形物が形成されるまで、混合物を1時間攪拌した。固形物を濾過し、高真空状態で一晩ポンプにより乾燥させた。固形物をMeOH(約20ml)及び水(数滴)から再結晶化させると、表題化合物204(6.40g、49%)が得られた。
LRMS: (計算値) 525.15 (実測値) 426.4 (MH-Boc)
+.
【0328】
ステップ2:t−ブチル5−ベンジル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(205)
表題化合物204(3g、5.71ミリモル)及びベンジルアミン(1.78mL、16.27ミリモル)をトルエン(50mL)中に溶解した攪拌溶液を封止管に入れて18時間、120℃に加熱した。混合物を冷却し、1時間の間冷蔵庫に保管し、形成されたPTSAを濾過して取り除き、冷たいトルエンですすいだ。濾過液を、重炭酸塩希釈水溶液(25mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(x3)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(40gのSiO
2、0%から100%酢酸エチルのヘキサン溶液)により30分にわたって粗生成物を精製すると、表題化合物205(0.56g、36%)が得られた。
LRMS: (計算値) 288.18 (実測値) 289.3 (MH)
+.
【0329】
ステップ3:2−ベンジル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン二塩酸塩(206)
化合物205を使用して手順B−2(表3)を用い、表題化合物106をベージュ色固形泡状物質として得た(0.5g、99%)。
LRMS: (計算値) 188.13 (実測値) 189.1 (MH)
+.
【0330】
ステップ4:エチル4−((1R,4R)−5−ベンジル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾエート(207)
表題化合物206(0.5g、1.914ミリモル)及びエチル4−フルオロベンゾエート(0.421ml、2.87ミリモル)をDMSO(19.14mL)中に溶解した攪拌溶液を、140℃で一晩攪拌した。混合物を冷却し、重炭酸塩の希釈水溶液に注ぎ入れ、酢酸エチル(2回)で抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(20gのSiO
2で、0%から60%酢酸エチルのヘキサン溶液)により20分にわたって粗生成物を精製すると、表題化合物207(0.33g、51%)がベージュ色油状物質として得られた。
LRMS: (計算値) 336.18 (実測値) 337.4 (MH)
+.
【0331】
ステップ5:エチル4−((1R,4R)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾエートギ酸塩(208)
表題化合物207(0.32g、0.878ミリモル)及びPd/C(0.093g、0.088ミリモル)をメタノール(16.73mL)及びギ酸(0.836mL)中で合わせた。この反応混合物を、還流下で2時間攪拌した。この混合物を濾過し、凝縮すると、表題化合物208(0.278g、99%)が透明油状物質として得られた。
LRMS: (計算値) 246.14 (実測値) 247.3 (MH)
+.
【0332】
ステップ6:エチル4−((1R,4R)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾエート(109)
表題化合物208(0.145g、0.496ミリモル)、炭酸セシウム(0.485g、1.488ミリモル)、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.013g、0.025ミリモル)をTHF(15mL)中に溶解した攪拌溶液に、3−ヨードトルエン(0.083mL、0.645ミリモル)を加え、その結果得られる懸濁液をN
2雰囲気下に置き、110℃で一晩攪拌した。反応物を冷却し、Celite(登録商標)に通して濾過し、THFで洗浄した。濾過液を蒸発させると、褐色残留物が得られた。この残留物をDCM中に溶解し、クロマトグラフィー(0%から50%酢酸エチルのヘキサン溶液)により30分にわたって精製すると、表題化合物209(110mg、66%)が油状物質として得られた。
LRMS: (計算値) 336.18 (実測値) 337.5 (MH)
+.
【0333】
ステップ7:N−ヒドロキシ−4−((1R,4R)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド(210)
化合物209を使用して手順D−2(表3)を用い、表題化合物210を灰色固形物として得た(50mg、47%)。
(MeOH-d
4) δ(ppm): 7.55 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.99 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.43 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.42-6.35 (m, 2H), 4.61 (s, 1H), 4.55 (s, 1H), 3.60 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 3.23 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 3.08 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 2.22 (s, 3H), 2.18-2.03 (m, 2H). LRMS: (計算値) 323.16 (実測値) 324.4 (MH)
+.
スキーム32
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
(実施例102)
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(214)
ステップ1:(1S,4S)−t−ブチル5−(5−(エトキシカルボニル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(211)
(1S,4S)−t−ブチル2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート及びエチル2−(メチルスルホニル)ピリミジン−5−カルボキシレートを使用して手順C−2(表3)を用い、表題化合物211を白色固形物として得た(1.11g、63%)。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ (ppm): 8.84-8.82 (m, 2H), 5.08 (s, 1H), 4.70-4.55 (m, 1H), 4.34 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.70-3.34 (m, 4H), 2.02-1.94 (m, 2H), 1.47-1.43 (m, 9H), 1.37 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0335】
ステップ2:エチル2−((1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(212)
化合物211を使用して手順B−2(表3)を用い、表題化合物212を得た。
LRMS: (計算値) 248.13 (実測値) 249.2 (MH)
+.
【0336】
ステップ3:エチル2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(213)
表題化合物212(160mg、0.562ミリモル)をピリジン(3mL)中に分散させた攪拌懸濁液に、塩化ベンゾイル(0.10mL、0.674ミリモル)を一滴ずつ加えた。反応混合物を、室温で一晩攪拌し、次いで蒸発させた。ISCO(10%〜90%酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物213(202mg、85%)が白色泡状物質として得られた。
LRMS: (計算値) 420.14 (実測値) 421.2 (MH)
+.
【0337】
ステップ4:N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(214)
化合物213を使用して手順D−2(表3)を用い、表題化合物214を白色固形物として得た(100mg、51%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm) 1H: 8.70 (bs, 1H), 8.64 (bs, 1H), 7.62-7.85 (m, 4H), 5.20 (s, 1H), 5.10 (m, 1H), 4.53 (s, 1H), 3.56-3.80 (m, 3H), 2.13 (m, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 407.1 (実測値) 406.3 (M)-.
スキーム33
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
(実施例103)
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(218)
ステップ1:(1S,4S)−t−ブチル5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(215)
1−ヨード−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン及び(1S,4S)−t−ブチル2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレートを使用して手順I−2(表3)を用い、表題化合物215を白色固形物として得た(8.88g、70%)。
LRMS: (計算値) 342.16 (実測値) 343.3 (MH)
+.
【0339】
ステップ2:(1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−アザ−2−アゾニアビシクロ[2.2.1]ヘプタンクロリド(216)
化合物215を使用して手順B−2(表3)を用い、表題化合物216を黄色固形物として得た(7.17g、100%)。
LRMS: (計算値) 242.0 (実測値) 243.2 (MH)
+.
【0340】
ステップ3:エチル2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)チアゾール−5−カルボキシレート(217)
エチル2−ブロモチアゾール−5−カルボキシレート(0.125mL、0.834ミリモル)、表題化合物216(425mg、1.525ミリモル)及びトリエチルアミン(0.465mL、3.34ミリモル)をジオキサン(1.525mL)中に分散させた懸濁液を1時間の間超音波処理した。さらにTHF(2mL)を加えて、混合物をさらに2時間、超音波処理した。混合物を水と酢酸エチルとに分配し、有機層を水(x2)で、次いでブラインで洗浄した。有機抽出物を乾燥させ(硫酸マグネシウムで)、溶媒を蒸発させた。残留粗生成物を、ISCO(0〜50% Hex/EtOAc、40gシリカゲルカラム)で精製すると、表題化合物217(316mg、95%)が白色泡状物質として得られた。
LRMS: (計算値) 397.11 (実測値) 398.1 (MH)
+.
【0341】
ステップ4:N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(218)
化合物217を使用して手順D−2(表3)を用い、表題化合物218をオフホワイトの固形物として得た(124mg、82%)。
1H NMR(CD
3OD) δ (ppm): 7.66 (bs, 1H), 7.33 (t, J = 8 Hz, 1H), 6.82-6.91 (m, 3H), 4.76 (s, 1H), 4.74 (s, 1H),3.70 (dd, J = 9.2 Hz, 18 Hz, 2H), 3.40 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.23 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.19 (s, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 384.09 (実測値) 383.2 (M)-.
スキーム34
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0342】
(実施例104)
(1S,4S)−シクロペンチル5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(220)
ステップ1:(1S,4S)−シクロペンチル5−(5−(エトキシカルボニル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(219)
シクロペンタノール(0.096mL、1.054ミリモル)及びDSC(0.225g、0.878ミリモル)をACN(3mL)及びDCM(3mL)に0℃で溶解した溶液に、2,6−ルチジン(0.102mL、0.878ミリモル)を加えた。混合物を、室温で一晩攪拌した。この結果得られた混合物に、表題化合物212(0.25g、0.878ミリモル)及びDIPEA(0.306mL、1.756ミリモル)のDCM溶液を加えた。混合物を、室温で1時間攪拌し、次いで45℃で一晩攪拌した。DIPEAに対する塩基を置換したDCS溶液をさらに作り、反応混合物に加える前に混合物を4時間熟成させた。反応混合物を45℃で一晩攪拌し、次いで濃縮し、20分間にわたりフラッシュクロマトグラフィー(40gのSiO2、EA/H 0%から50%)により精製すると、表題化合物219(83mg、26%)が、静置後固化する透明油状物質として得られた。
LRMS: (計算値) 360.18 (実測値) 361.3 (MH)
+.
1H NMR(CDCl
3, 400MHz) δ (ppm): 8.84-8.83 (m, 2H), 5.10 (m, 2H), 4.73-4.58 (m, 1H), 4.34 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.72-3.35 (m, 4H), 2.00-1.60 (m, 10H), 1.37 (t, J = 7.0 Hz, 3H).
【0343】
ステップ2:(1S,4S)−シクロペンチル5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(220)
化合物219を使用して手順D−2(表3)を用い、表題化合物220を白色固形物として得た(62mg、78%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.07 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.65 (s, 2H), 4.93 (m, 2H), 4.49 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 3.60-3.50 (m, 1H), 3.49-3.25 (m, 2H), 3.24-3.10 (m, 1H), 1.93 (d, J = 10.4 Hz, 2H), 1.85-1.40 (m, 8H). LRMS(ESI): (計算値) 347.2 (実測値) 348.3 (MH)+.
スキーム35
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
(実施例105)
(1S,4S)−ピリジン−3−イルメチル5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(222)
ステップ1:(1S,4S)−ピリジン−3−イルメチル5−(5−(エトキシカルボニル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(221)
ピリジン−3−イルメタノール(0.086mL、0.878ミリモル)をTHF(2.5mL)中に溶解した溶液に、N,N−カルボニルジイミダゾール(0.142g、0.878ミリモル)を加えた。1時間攪拌した後、TEA(0.245mL、1.756ミリモル)、DBU(0.132mL、0.878ミリモル)及び表題化合物212(0.25g、0.878ミリモル)をTHF(2.5mL)中に溶解した溶液を加えた。この反応混合物を、45℃で一晩攪拌した。混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(40gのSiO2で、MeOH/EA 0%から20%)により20分にわたって粗生成物を精製すると、表題化合物221(80mg、24%)が油状物質として得られた。
1H NMR(400 MHz, CDCl3) δ (ppm): 8.81-8.77 (m, 2H), 8.60-8.57 (m, 2H), 7.83-7.76 (m, 1H), 7.42-7.35 (m, 1H), 5.21-5.05 (m, 1H), 5.21 (s, 2H), 4.79 (s, 1H), 4.72-4.64 (m, 1H), 4.31 (qd, J = 7.1, 1.8 Hz, 2H), 3.69-3.41 (m, 3H), 1.98 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 1.34 (td, J = 7.1, 2.5 Hz, 3H).
【0345】
ステップ2:(1S,4S)−ピリジン−3−イルメチル5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(222)
化合物221を使用して手順D−2(表3)を用い、表題化合物222を白色固形物として得た(30mg、39%)。
1H NMR (MeOD-d4) δ (ppm): 8.66 (s, 2H), 8.59 及び 8.52 (2s, 1H), 8.50 及び 8.46 (2d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.90 及び 7.82 (2d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.50-7.39 (m, 1H), 5.21 (s, 1H), 5.07 (s, 1H), 5.20-5.08 (m, 1H), 4.69 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 3.66-3.36 (m, 4H), 2.05-1.99 (m, 2H) LRMS(ESI): (計算値) 370.1 (実測値) 371.2 (MH)+.
スキーム36
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
(実施例106)
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(224)
ステップ1:エチル2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(223)
化合物212を使用して手順G−2(表3)を用い、表題化合物223を白色固形物として得た(53.6mg、21%)。
LRMS(ESI): (計算値) 365.15 (実測値) 366.3 (MH)+.
【0347】
ステップ2:2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(25)
化合物223を使用して手順D−2(表1)を用い、表題化合物224をオフホワイトの固形物として得た(35.6mg、69%)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 8.66 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 7.82 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.53 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.25 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 5.20 (s, 1H), 3.99 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.80 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.68 (m, 2H), 2.20 (dd, J = 10 Hz, 13.6 Hz, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 352.1 (実測値) 351.0 (M-H).
スキーム37
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0348】
(実施例107)
2−フルオロ−N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド(227)
ステップ1:2−フルオロ−4−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)安息香酸(225)
化合物216及び4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸を使用して手順I−2(表3)を用い、表題化合物225を褐色糊状物質として得た(250mg、75%)。
LRMS(ESI): (計算値) 380.11 (実測値) 377.3 (M-3).
【0349】
ステップ2:メチル2−フルオロ−4−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾエート(226)
表題化合物225(250mg、0.657ミリモル)、2N HClをエーテル(1mL、2.00ミリモル)及びメタノール(25mL)中に溶解した攪拌溶液を、週末にかけて還流させた。この混合物を濃縮し、残留物を20分間にわたりクロマトグラフィー(20gのSiO
2、サンプレット上で乾燥充填、0%から50%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により精製すると、表題化合物226(120mg、46%)が白色泡状物質として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 394.13 (実測値) 395.3 (MH)+.
【0350】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ (ppm): 7.77 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.71 (s, 1H), 6.67 (dd, J = 8.3, 2.4 Hz, 1H), 6.28 (dd, J = 8.9, 2.3 Hz, 1H), 6.17 (dd, J = 14.1, 2.3 Hz, 1H), 4.56 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.69 (dd, J = 8.7, 1.8 Hz, 1H)3.63 (dd, J = 9.0, 1.8 Hz, 1H), 3.30 (dd, J = 9.0, 0.8 Hz, 1H), 3.22 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 2.20-2.13 (m, 2H).
【0351】
ステップ3:2−フルオロ−N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド(227)
化合物226を使用して手順D−2(表3)を用い、表題化合物227を白色固形物として得た(60mg、47%)。
1H NMR (400MHz, (DMSO-d
6) δ (ppm): 10.47 (s, 1H), 8.91 (s, 1H), 7.37 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 7.31 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.88-6.81 (m, 2H), 6.78 (s, 1H), 6.44 (s, 1H), 6.41 (s, 1H), 4.74 (d, J = 13.7 Hz, 2H), 3.63-3.53 (m, 2H), 3.04 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 3.01 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.05 (s, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 395.13 (実測値) 396.3 (MH)+.
スキーム38
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
(実施例108)
N−ヒドロキシ−2−(7−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(234)
ステップ1:t−ブチル7−ベンジル−9−オキソ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボキシレート(29)
1−Boc−4−ピペリドン(3g、15.06ミリモル)、ベンジルアミン(1.73mL、15.81ミリモル)及び酢酸(0.86mL、15.06ミリモル)をMeOH(20ml)中に溶解した溶液を、パラホルムアルデヒド(1g)をMeOH(30ml)中に分散させた攪拌懸濁液に還流下で加えた。この混合物を1時間攪拌し、さらにパラホルムアルデヒド(1g)を加え、この混合物を4時間攪拌した。混合物を冷却して、濃縮した。残留物をエーテル(40mL)中に溶解し、1M KOH溶液(20mL)を加えた。これらの層は分かれるので、エーテルで水性混合物を4回抽出した。合わせた有機物を20分間Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(80gSiO
2上、0%から50%EA/H)により20分にわたって黄色の残留物を精製すると、表題化合物228(5g、100%)が得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 330.19 (実測値) 362.9 (MH+MeOH)+.
【0353】
ステップ2:t−ブチル7−ベンジル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボキシレート(229)
表題化合物228(3.6g、10.90ミリモル)をEtOH(100mL)中に溶解した攪拌溶液に、室温でp−トルエンスルファンヒドラジン(2.435g、13.07ミリモル)を加え、次いで、反応混合物を還流下で2時間加熱した。混合物を室温まで冷却して、濃縮した。残留物をTHF(60mL)及び水(15mL)に溶解し、NaBH
4(4.12g、109ミリモル)を0℃で5分間にわたり少量ずつ加えた(起沸性)。反応混合物を、室温で30分間攪拌し、次いで還流下で3時間攪拌した。混合物を冷却し、水を加え、この混合物をEt
2Oで抽出した(4回)。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(40gのSiO
2、0%から50%のEA/ヘキサンを溶出溶媒とする)により30分にわたって残留物を精製すると、表題化合物229(1.35g、27%)が得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 316.22 (実測値) 317.5 (MH)+.
【0354】
ステップ3:3−ベンジル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン二塩酸塩(230)
化合物229を使用して手順B−2(表3)を用い、表題化合物230を淡いピンク色の泡状物質として得た(1.54g、100%)。
LRMS(ESI): (計算値) 216.16 (実測値) 217.3 (MH)+.
【0355】
1H NMR (CDCl
3) δ (ppm): 7.72-7.71 (m, 2H), 7.44-7.41 (m, 3H), 4.46 (s, 2H), 3.51-3.46 (m, 4H), 2.67 (s, 4H), 2.55 (m, 2H), 2.12-2.00 (m, 2H).
【0356】
ステップ4:3−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン(231)
化合物230を使用して手順I−2(表3)を用い、表題化合物231を得た(0.41g、66%)。
LRMS(ESI): (計算値) 361.18 (実測値) 362.4 (MH)+.
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 8.30 (d, J = 5.1, 1H), 7.12-7.04 (m, 3H), 6.88-6.86 (m, 3H), 6.76 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.37-4.15 (m, 2H), 3.23 (s, 2H), 3.15 (dd, J = 12.9, 2.3 Hz, 2H), 2.84 (d, J = 10.8 Hz, 2H), 2.20 (d, J = 11.0 Hz, 2H), 1.99 (s, 2H), 1.78 (m, 1H), 1.64 (m, 1H).
【0357】
ステップ5:3−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナンギ酸塩(232)
化合物231を使用して手順H−2(表3)を用い、表題化合物232を透明油状物質として得た(0.36g、80%)。
LRMS(ESI): (計算値) 271.13 (実測値) 272.3 (MH)+.
【0358】
1H NMR (CDCl
3) δ (ppm): 8.38 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.04 (s, 3H), 7.06 (s, 1H), 6.98 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.40 (d, J = 12.7 Hz, 2H), 3.65 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 3.35 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 3.14 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 2.34 (s, 2H), 2.04-1.93 (m, 1H), 1.74 (dd, J = 17.5, 5.0 Hz, 1H).
【0359】
ステップ6:エチル2−(7−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(233)
化合物232を使用して手順C−2(表3)を用い、表題化合物233を透明油状物質として得た(0.28g、76%)。
LRMS(ESI): (計算値) 421.17 (実測値) 422.6 (MH)+.
【0360】
1H NMR (CDCl
3) δ (ppm): 8.52 (s, 2H), 8.07 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.50 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 5.18 (d, J = 14.1 Hz, 2H), 4.47 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 4.25 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.32-3.20 (m, 4H), 2.18 (s, 2H), 2.11-1.97 (m, 2H), 1.32 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0361】
ステップ7:N−ヒドロキシ−2−(7−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(234)
化合物233を使用して手順D−2(表3)を用い、表題化合物234を白色固形物として得た(0.18g、64%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 10.82 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.36 (s, 2H), 8.01 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 6.45 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.88 (d, J = 23.3 Hz, 2H), 4.46 (d, J = 22.9 Hz, 2H), 3.14 (d, J = 23.3 Hz, 2H), 3.05 (d, J = 23.1 Hz, 2H), 2.07 (s, 2H), 2.00-1.90 (m, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 408.15 (実測値) 409.6 (MH)+.
スキーム39
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
(実施例109)
N−ヒドロキシ−2−((1R,4R)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(244)
ステップ1:(2S,4R)−1−(t−ブトキシカルボニル)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸(235)
トランス−D−ヒドロキシプロリン(3g、22.88ミリモル)をEt
3N(6mL)及びMeOH(30mL)中に分散させた懸濁液に、Boc無水物(5.49g、25.2ミリモル)を加えた。透明な溶液が得られるまで、この混合物を40℃で攪拌した。次いで、混合物を濃縮し、1N NaOH(20mL)で希釈し、ヘキサンで洗浄し、3N HClで酸性化し、塩添加し、多量の酢酸エチルで抽出した(4回)。有機物をNa
2SO
4で乾燥させて、濃縮すると、表題化合物235(5.2g、98%)が白色泡状物質として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 231.11 (実測値) 230.2 (MH)-.
【0363】
ステップ2:(2S,4R)−1−t−ブチル2−メチル4−ヒドロキシピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(236)
化合物235(5.2g、22.49ミリモル)をTHF(50mL)中に溶解した溶液に、ジアゾメタン(38.5mL、27.0ミリモル、0.7M)を一滴ずつ、黄色が続いている限り加えた。この混合物を濃縮すると、表題化合物236(5.3g、96%)が透明油状物質として得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ (ppm): 4.50-4.47 (m, 1H), 4.44 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 3.76-3.43 (m, 2H), 3.73 (s, 3H), 2.33-2.22 (m, 1H), 2.11-2.03 (m, 1H), 1.91 (m, 1H), 1.45-1.41 (m, 9H).. LRMS(ESI): (計算値) 245.13 (実測値) 146.0 (M-Boc+H)+.
【0364】
ステップ3:(2S,4R)−t−ブチル4−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(237)
化合物236(6.4g、26.09ミリモル)を0℃でTHF(80mL)中に溶解した溶液に、LiBH
4の溶液(2.063g、94.76ミリモル)を一気に加えた。懸濁液を、0℃で1時間攪拌し、次いで室温で一晩攪拌した。この混合物を0℃まで冷却し、まず水(52mL)を、次に6NのHCl(20mL)を加えた。この層が分離したので、酢酸エチル(3X70mL)で水層を抽出した。合わせた有機物を2N NaOH、2N HCl及びブライン(それぞれ20mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮すると、表題化合物237(5.4g、95%)が透明油状物質として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 217.13 (実測値) 256.3 (M+K).
【0365】
ステップ4:(2S,4R)−t−ブチル4−(トシルオキシ)−2−(トシルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(238)
化合物237を使用して手順E−2(表3)を用い、表題化合物238を白色固形物として得た(6.4g、49%)。
LRMS(ESI): (計算値) 525.15 (実測値) 426.4 (M-Boc+H).
【0366】
ステップ5:(1R,4R)−t−ブチル5−ベンジル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(239)
化合物238を使用して手順F−2(表3)を用い、表題化合物239を得た(0.7g、26%)。
LRMS(ESI): (計算値) 288.18 (実測値) 289.3 (MH)+.
【0367】
ステップ6:(1R,4R)−2−ベンジル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(240)
化合物239を使用して手順B−2(表3)を用い、表題化合物240をベージュ色固形物として得た(0.59g、93%)。
【0368】
ステップ7:(1R,4R)−2−ベンジル−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(241)
化合物240を使用して手順I−2(表3)を用い、表題化合物241を得た(0.32g、84%)。
LRMS(ESI): (計算値) 333.15 (実測値) 334.5 (MH)+.
【0369】
ステップ8:(1R,4R)−2−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンギ酸塩(242)
化合物241を使用して手順H−2(表3)を用い、表題化合物242を透明油状物質として得た(0.30g、100%)。
LRMS(ESI): (計算値) 243.10 (実測値) 244.2 (MH)+.
【0370】
ステップ9:エチル2−((1R,4R)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(243)
化合物242を使用して手順C−2(表3)を用い、表題化合物243を白色固形物として得た(0.21g、70%)。
LRMS(ESI): (計算値) 393.14 (実測値) 394.5 (MH)+.
1H NMR (CDCl
3) δ (ppm): 8.81 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 8.23 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 6.49 (s, 1H), 5.24 (s, 1H), 5.10 (s, 1H), 4.31 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.75-3.68 (m, 3H), 3.43 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 2.13 (s, 2H), 1.34 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0371】
ステップ10:N−ヒドロキシ−2−((1R,4R)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(244)
化合物243を使用して手順D−2(表3)を用い、表題化合物244を黄色固形物として得た(0.15g、71%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 11.06 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.27 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.08 (s, 1H), 5.05 (s, 1H), 3.70-3.60 (m, 2H), 3.46 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 3.40-3.30 (m, 1H), 2.18-2.00 (m, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 380.12 (実測値) 381.4 (MH)+.
スキーム40
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
(実施例110)
4−((1S,4S)−5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(249)
ステップ1:(1S,4S)−t−ブチル5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(245)
(1R,4R)−t−ブチル2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート及び3−ブロモベンゾニトリルを使用して手順I−2(表3)を用い、表題化合物245をオフホワイトの糊状物質として得た(2.4g、79%)。
LRMS(ESI): (計算値) 299.16 (実測値) 300.3 (MH)+.
【0373】
ステップ2:3−((1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(246)
化合物245を使用して手順B−2(表3)を用い、表題化合物246を白色固形物として得た(1.85g、98%)。
LRMS(ESI): (計算値) 199.11 (実測値) 200.2 (MH)+.
【0374】
ステップ3:t−ブチル4−((1S,4S)−5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンゾエート(247)
化合物246を使用して手順G−2(表3)を用い、表題化合物247を透明油状物質として得た(0.45g、33%)。
LRMS(ESI): (計算値) 375.19 (実測値) 376.5 (MH)+.
【0375】
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 7.65 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.28 (dd, J = 8.4, 7.4 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.96 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.89 (dd, J = 8.4, 2.2 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 4.75 (s, 2H), 3.59 (dt, J = 10, 2.5 Hz, 2H), 3.08 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.02 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 2.08 (s, 2H), 1.48 (s, 9H).
【0376】
ステップ4:4−((1S,4S)−5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)安息香酸(248)
HCl(ガス)とニトロメタン(25mL)の飽和混合物に、表題化合物247(0.85g、2.264ミリモル)を加えた。透明溶液を2時間攪拌し、次いで濃縮した。ベージュ色残留物を一晩かけてエーテルと一緒にすりつぶし、濾過すると、表題化合物248(315mg、39%)がベージュ色固形物として得られた。
LRMS(ESI): (計算値) 319.13 (実測値) 320.3 (MH)+.
【0377】
ステップ5:4−((1S,4S)−5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(249)
表題化合物248(0.21g、0.590ミリモル)及びBOP(0.287g、0.649ミリモル)を合わせ、ピリジン(5.90ml)を加えた。混合物を15分間攪拌した。ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.045g、0.649ミリモル)を加え、一晩かけて室温で混合物を攪拌した。混合物を濃縮し、水及び3N HClを加えた(pH=5とした)。この混合物水溶液を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をTHF(3mL)及びMeOH(3mL)に溶解し、4M KOH(0.3ml)を加えて、均一混合物を部分的に濃縮した。その結果得られる水溶液を水で希釈し、3N HCl(0.4ml)を加えた。沈殿物を濾過し、水及びエーテルで洗浄し、Hi−Vacで一晩かけて汲み上げると、表題化合物249(0.18g、91%)がピンク色固形物として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 10.81 (s, 1H),8.70 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.27 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.95 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 4.73 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 3.57 (d, J = 9.4 Hz, 2H), 3.03 (t, J = 10.1 Hz, 2H), 2.06 (s, 2H). LRMS(ESI): (計算値) 334.1 (実測値) 333.4 (MH)-.
【0378】
本発明の化合物を合成するために使用される一般手順A−2からQ−2について、表3において説明されている。それぞれの一般手順の具体例が、特定の実施例の指示されたステップで与えられる。基質及び方法は、本発明の範囲内で化合物の合成を行いやすいように当業者が修正及び/又は適応させることができることが理解される。
【表3-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
表4で説明されている実施例は、表3に示されているような調製順序(一般手順A−1からQ−2)又は表1及び/又は表5からの他の調製順序に従って調製された。
【表4-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表4-12】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム50
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
(実施例200)
(Z)−4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)−N−ヒドロキシベンズアミド(351)
ステップ1:(Z)−メチル4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)ベンゾエート(350)
(Z)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン(100mg、0.52ミリモル)、二塩化ジブチルスズ(54mg、0.16ミリモル)及びメチル4−ホルミルベンゾエート(260mg、1.60ミリモル)を、30分間THF(2mL)中で攪拌した。フェニルシランを加え、反応混合物を、3日間攪拌した。溶媒を蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0%から40%のEtOAc/ヘキサン)により精製した。ある種の生成物を含む分画をNa
2S
2O
4で洗浄した。層が分かれ、有機層を蒸発させると、表題化合物350(147mg、83%)が黄色固形物として得られた。
【0381】
ステップ2:(Z)−4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)−N−ヒドロキシベンズアミド(351)
表題化合物350(147mg、0.43ミリモル)、ヒドロキシルアミン(50%水溶液、6mL)及び水酸化ナトリウム(138mg、3.40ミリモル)を室温で一晩かけてメタノール(3mL)及びTHF(3mL)中で攪拌した。有機溶媒を蒸発させ、沈殿物を濾過し、極少量の低温メタノールで洗浄すると、表題化合物351(39mg、26%)が黄色固形物として得られた。
1H NMR(DMSO-d6) δ (ppm): 11.06(s, 1H), 8.96(s, 1H), 7.57(d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.47(d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.21(td, J = 1.6 及び 7.2 Hz, 2H), 7.18-7.13(m, 2H), 7.10(dd, J = 1.6 及び 7.6 Hz, 2H), 6.6(td, J = 1.2 及び 7.2 Hz, 2H), 6.85(s, 2H), 5.00(s, 2H). LRMS: 342.1 (計算値) 343.2 (実測値)
スキーム51
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
(実施例201)
化合物(353)
ステップ1:化合物(352)
水素化ナトリウム(0.55g、14.0ミリモル、油中60%、ヘキサンで洗浄)をDMSO(20mL)中に分散させた懸濁液に、エチル2−(ジエトキシホスホリル)酢酸塩(2.8mL、14.0ミリモル)のDMSO(5mL)溶液を加えた。混合物を30分間攪拌した。ケトン(2.5g、12.1ミリモル)のDMSO(20mL)溶液を加え、100℃で30時間かけて反応混合物を攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、氷水混合液中に注ぎ込み、1時間かけて激しく攪拌した。次いで沈殿物を濾過して、乾燥させると、表題化合物352(2.75g、82%粗収率)がベージュ色固形物として得られた。
MS (m/z): 277.0 (M+H).
【0383】
ステップ2:化合物(353)
化合物352を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物353を黄色固形物として得た(220mg、75%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 10.7-10.4 (1H , br s), 8.9-8.7 (1H, br s), 7.44-7.25 (8H, m), 6.99 及び6.91 (2H, AB 二重線, J= 12.1 Hz), 5.75 (1H, s). MS (m/z): 264.0 (M+H).
スキーム52
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
(実施例202)
(E)−N−ヒドロキシ−3−((Z)−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)アクリルアミド(356)
ステップ1:(Z)−8−ブロモ−5−フェニル−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2(3H)−オン(354)
(2−アミノ−4−ブロモフェニル)(フェニル)メタノン(1.75g、10ミリモル)、エチル2−アミノ酢酸塩(2.23g、16ミリモル)及びピリジン(40mL)を、80℃で約3日間一緒に攪拌した。ピリジンを蒸発させ、残留物を、5%メタノールの酢酸エチル溶液中ですりつぶすと、表題化合物354(1.6g、51%)が黄色固形物として得られた。
【0385】
ステップ2:(E)−メチル3−((Z)−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)アクリレート(355)
表題化合物354(400mg、1.28ミリモル)、アクリル酸メチル(132mg、1.54ミリモル)、Pd2(dba)3(16mg、0.038ミリモル)、POT(24mg、0.07ミリモル)及びトリエチルアミン(0.446mL、3.2ミリモル)をDMF(15mL)中で混合した。窒素により混合物のガス抜きを5分間行い、反応混合物を2時間100℃まで加熱した。DMFを除去し、残留物を酢酸エチルと水とに分配した。2つの層が分かれ、酢酸エチルの2つの他の部で水層を抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(50%から65%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物355(135mg、33%)が淡黄色固形物として得られた。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 10.56 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.68 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 7.58-7.54 (m, 1H), 7.49 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.24 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.16 (td, J = 7.5, 1.0 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 16.2 Hz, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.72 (s, 3H).
【0386】
ステップ3:(E)−N−ヒドロキシ−3−((Z)−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)アクリルアミド(356)
化合物355を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物356を黄色固形物として得た(20mg、24%)。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 10.54 (s, 1H), 7.61-7.53 (m, 3H), 7.50-7.44 (m, 3H), 7.26-7.22 (m, 2H), 7.17 (td, J=7.2, 1.0 Hz, 1H), 6.51 (d, J=5.9 Hz, 1H), 4.12-4.01 (br s, 2H). MS (m/z): 322.2 (M+H).
スキーム53
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
(実施例203)
(E)−N−ヒドロキシ−3−((Z)−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)アクリルアミド(359)
ステップ1:(Z)−8−ブロモ−1−メチル−5−フェニル−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2(3H)−オン(357)
表題化合物354(3.1g、11.8ミリモル)、水素化ナトリウム(565mg、14.14ミリモル)及びヨウ化メチル(0.88mL、14.14ミリモル)を室温で6時間かけてDMF(60mL)中で一緒に攪拌した。DMFを除去し、残留物をEtOAcと水とに分配した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1から1:2)により粗生成物を精製すると、表題化合物357(2.3mg、60%)が白色固形物として得られた。
【0388】
ステップ2:(E)−メチル3−((Z)−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)アクリレート(358)
化合物357を使用して手順E−3(表5)を用い、表題化合物358を淡褐色固形物として得た(380mg、45%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 7.78 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.69 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 7.67-7.63 (m, 1H), 7.58-7.55 (m, 3H), 7.26-7.25 (m, 2H), 6.71 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.56 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.73 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.30 (s, 3H)..
【0389】
ステップ3:(E)−N−ヒドロキシ−3−((Z)−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)アクリルアミド(359)
化合物358を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物359をベージュ色固形物として得た(60mg、17%)。
1H NMR(CD
3OD) δ (ppm): 7.70-7.56 (m, 7H), 7.29 (d, J = 4.1 Hz, 2H), 6.55 (d, J = 15.8 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.83 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.43 (s, 3H). MS (m/z): 336.1 (M+H).
スキーム54
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
(実施例204)
(Z)−N−ヒドロキシ−3−(1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)プロパンアミド(361)
ステップ1:(Z)−メチル3−(1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)プロパノエート(360)
表題化合物358(410mg、1.23ミリモル)をメタノール(30mL)中に溶解し、Pd(C)(250mg)を加えた。この反応混合物を、2時間かけて水素雰囲気下で攪拌した。触媒を濾過して取り除き、濾過液を蒸発させると、表題化合物360(370mg、90%)が透明油状物質として得られた。
1H NMR(DMSO-d6) δ (ppm): 7.65-7.61 (m, 1H), 7.55 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.28-7.22 (m, 4H), 4.51 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.88 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.64 (t, J = 7.5 Hz, 2H)..
【0391】
ステップ2:(Z)−N−ヒドロキシ−3−(1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−8−イル)プロパンアミド(361)
化合物360を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物361を透明油状物質として得た(50mg、14%)。
1H NMR(CD
3OD) δ (ppm): 7.68-7.63 (m, 1H), 7.56 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.45 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.29-7.23 (m, 4H), 4.58 (d, J=11.0 Hz, 1H), 3.79 (d, J=11.0 Hz, 1H), 3.42 (s, 3H), 2.97 (t, J=7.6 Hz, 2H), 2.40 (t, J=7.8 Hz, 2H). MS (m/z): 338.2 (M+H).
スキーム55
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0392】
(実施例205)
(Z)−N−ヒドロキシ−6−(2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−1−イル)ヘキサンアミド(364)
ステップ1:(Z)−5−フェニル−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2(3H)−オン(362)
(2−アミノフェニル)(フェニル)メタノンを使用して手順D−3(表5)を用い、表題化合物362を淡黄色固形物として得た(2.0g、34%)。
1H NMR(DMSO-d6) δ (ppm): 10.56 (s, 1H), 7.56 (ddd, J = 8.5, 7.1, 1.7 Hz, 1H), 7.50-7.39 (m, 5H), 7.25-7.21 (m, 2H), 7.18-7.14 (m, 1H), 4.20-4.18 (m, 2H).
【0393】
ステップ2:(Z)−エチル6−(2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−1−イル)ヘキサノエート(363)
表題化合物362(400mg、1.69ミリモル)、エチル6−ブロモヘキサノエート(0.3mL、1.69ミリモル)及び炭酸カリウム(584mg、4.23ミリモル)をDMF(20mL)中で混合し、反応混合物を24時間、80℃まで加熱した。DMFを除去し、残留物を水と酢酸エチルとに分配した。2つの層が分かれ、酢酸エチルの2つの他の部で水層を抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(2:1から1:2、ヘキサン:酢酸エチル)により粗生成物を精製すると、表題化合物363(400mg、63%)が透明油状物質として得られた。
【0394】
ステップ3:(Z)−N−ヒドロキシ−6−(2−オキソ−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−1−イル)ヘキサンアミド(364)
化合物363を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物364を黄色油状固形物として得た(100mg、26%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.69-7.61 (m, 2H), 7.55-7.49 (m, 3H), 7.47-7.42 (m, 2H), 7.32-7.25 (m, 2H), 4.58 (d, J=10.6 Hz, 1H), 4.43-4.36 (m, 1H), 3.81 (d, J=10.7 Hz, 1H), 3.78-3.71 (m, 1H), 1.85 (t, J=7.7 Hz, 2H), 1.56-1.37 (m, 4H), 1.16-1.09 (m, 2H). MS (m/z): 366.1 (M+H).
スキーム56
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0395】
(実施例206)
(Z)−2−(5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシアセトアミド(367)
ステップ1:(Z)−2−(5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)アセトニトリル(365)
(Z)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン(0.1g、0.5ミリモル)、硫酸テトラブチルアンモニウム(0.35g、1.0ミリモル)、2−ブロモアセトニトリル(0.4mL、5.0ミリモル)及び50%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を、DCM(1mL)中で混合し、反応混合物を5日間攪拌した。混合物を水で希釈し、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0%から50%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物365(60mg、50%)が得られた。
1H NMR (CDCl
3) δ (ppm): 7.36-7.31 (m, 2H), 7.26-7.23 (m, 2H), 7.17-7.11 (m, 4H), 6.76 (s, 2H), 4.47 (s, 2H).
【0396】
ステップ2:(Z)−メチル2−(5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)酢酸塩(366)
表題化合物365(60mg、0.26ミリモル)に濃HCl及びメタノールを加えて、反応混合物を5時間攪拌した。混合物を濃縮し、残留物を重炭酸ナトリウムと酢酸エチルとに分配した。これらの層が分かれ、酢酸エチルで水層をもう1回抽出した。合わせた有機層を蒸発させると、表題化合物366(40mg、58%粗収率)が得られた。
MS (m/z): 266.0 (M+H).
【0397】
ステップ3:(Z)−2−(5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシアセトアミド(367)
化合物366を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物367をベージュ色固形物として得た(30mg、24%)。
1H NMR (CDCl
3) δ (ppm): 7.28 (2H, t, J=7.1Hz), 7.16-7.11 (4H, m), 7.04 (2H, t, J=7.1Hz), 6.83 (2H, s), 4.42 (2H, s). MS (m/z): 267.0 (M+H).
スキーム57
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
(実施例207)
化合物(370)
ステップ1:化合物(368)
ケトン(3.0g、14.4ミリモル)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(3.0g)及びピリジン(3mL)をエタノール(3mL)中で混合し、反応混合物を4時間かけて還流させた。エタノール及びピリジンを蒸発させ、残留物を水で希釈した。水層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、酢酸エチル(15mL)及びヘキサン(5mL)中ですりつぶすことにより精製し、濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥させると、表題化合物368(1.2g、46%)が褐色固形物として得られた。
MS (m/z): 223 (M+H).
【0399】
ステップ2:化合物(369)
表題化合物368(100mg、0.45ミリモル)、炭酸カリウム(187mg、1.35ミリモル)及びメチル8−ブロモオクタノエート(0.14mL、0.67ミリモル)をアセトン(1mL)中で混合し、反応混合物を4時間、40℃まで加熱した。混合物を冷却して、濃縮した。PSトリスアミン(0.3g)及びDCMを残留物に加え、この混合物を3時間攪拌した。この混合物を濾過し、濃縮すると、次のステップで直接使用される表題化合物369が得られた。
【0400】
ステップ3:化合物(370)
化合物369を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物370を得た(2ステップで67mg、39%)。
(CD
3OD) δ (ppm): 7.51 (dd, J=7.8, 1.5Hz, 1H), 7.30-7.25 (m, 4H), 7.24-7.15 (m, 2H), 7.13 (d, J=7.6Hz, 1H), 4.13 (t, J=6.5Hz, 2H), 3.12-3.00 (m, 4H), 2.06 (t, J=7.5Hz, 2H), 1.67-1.56 (m, 4H), 1.40-1.20 (m, 6H). MS (m/z): 381.2 (M+H).
スキーム58
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
(実施例208)
化合物(373)
ステップ1:化合物(371)
表題化合物368(50mg、0.224ミリモル)及びホスゲン(107mg、0.448)をメタノール(5mL)中に溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(8.5mg、2.24ミリモル)を少量ずつ加えて、反応混合物を5分間攪拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈した。有機層を5%NaOH水溶液(2回)、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させると、表題化合物371が得られた。
【0402】
ステップ2:化合物(372)
化合物371を使用して手順A−3(表5)を用い、表題化合物372を得た(295mg、83%)。
【0403】
ステップ3:化合物(373)
水酸化カリウム(232mg、4.13ミリモル)のメタノール(10mL)溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(287mg、4.13ミリモル)を加え、その後、表題化合物372(295mg、0.826ミリモル)のTHF(5mL)溶液を加えた。この反応混合物を、室温で1時間攪拌した。混合物を40% HClで酸性化し、pH=2とした。沈殿物を濾過し、固形物をまず水中で、次にメタノール及びヘキサンの中ですりつぶすと、表題化合物373(65mg、22%)がオフホワイトの固形物として得られた。
1H NMR (MeOH-d
4) δ (ppm): 7.80 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.53 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.42-7.38 (m, 4H), 7.33-7.27 (m, 4H), 5.49 (br s, 1H), 4.20 (s, 2H), 3.44-3.42 (m, 2H), 3.08 (m, 2H). MS (m/z): 359.1 (M+H).
スキーム59
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
(実施例209)
(E)−3−((Z)−5−(シクロプロピルメチル)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−2−イル)−N−ヒドロキシアクリルアミド(379)
ステップ1:(4aZ,10Z)−2H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−2−オン(374)
Na
2HPO
4(2.5g、9.32ミリモル)を水(95mL)に溶かした水溶液に(KSO
3)
2NO(1.8g、12.7ミリモル)を加えた。この溶液を、(Z)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン(0.5g、2.59ミリモル)のアセトン(50mL)溶液に加えた。この反応混合物を、4℃で一晩攪拌した。固形物を濾過し、濾過液を蒸発させた。残留物をエーテル及び水に溶解した。2つの層に分かれた。有機層及び固形物を混合し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、表題化合物374(170mg、34%)が得られた。
MS (m/z): 207 (M+H).
【0405】
表題化合物374(170mg、0.82ミリモル)をCHCl
3(5mL)中に可溶化し、Na
2S2O
4の飽和水溶液を加えた(20mL)。混合物を3時間攪拌した。2つの層に分かれ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、表題化合物375(110mg、65%)が得られた。
MS (m/z): 209.9 (M+H).
【0406】
ステップ3:(Z)−5−(シクロプロピルメチル)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−2−オル(376)
化合物375を使用して手順A−3(表5)を用い、表題化合物376を得た(40mg、64%)。
【0407】
ステップ4:(Z)−5−(シクロプロピルメチル)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−2−イルトリフルオロメタンスルホネート(377)
表題化合物376(90mg、0.34ミリモル)及び2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルピリジン(105mg、0.44ミリモル)をTHF(0.5mL)中に可溶化した。この溶液を、0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(74μL、0.44ミリモル)のTHF(0.5mL)溶液に加えた。フラスコをTHF(2x0.5mL)ですすいだ。反応混合物を、室温で3時間攪拌した。さらにトリフルオロメタンスルホン酸無水物(15μL)を加えて、混合物を1時間攪拌した。重炭酸ナトリウムの飽和水溶液を加えて、混合物を5分間攪拌してから、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAcのヘキサン溶液)により精製すると、他の塩基と混合された表題化合物377(190mg)が得られた。
MS (m/z): 396.1 (M+H).
【0408】
ステップ5:(E)−メチル3−((Z)−5−(シクロプロピルメチル)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−2−イル)アクリレート(378)
化合物377を使用して手順E−3(表5)を用い、表題化合物378を得た(50mg、44%)。
MS (m/z): 332 (M+H).
1H NMR(CDCl
3) δ (ppm): 7.38 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.2, 2.2 Hz, 1H), 7.05-6.97 (m, 2H), 6.84-6.75 (m, 4H), 6.53 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 6.46 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 3.57 (s, 3H), 3.37 (d, J = 4.7 Hz, 2H), 0.83-0.79 (m, 1H), 0.24-0.19 (m, 2H), 0.04-0.00 (m, 2H).
【0409】
ステップ6:(E)−3−((Z)−5−(シクロプロピルメチル)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−2−イル)−N−ヒドロキシアクリルアミド(379)
化合物378を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物379を得た(7mg、14%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.5-7.4 (2H, m), 7.25-7.2 (2H, m), 7.05-7.0 (3H, m), 6.99-9.93 (1H, m), 6.75-6.65 (2H, 2dが認められた), 6.33 (1H, d, J=15.7Hz), 3.57 (2H, d, J=6.4Hz), 1.05-0.95 (1H, m), 0.45-0.37 (2H, m), 0.25-0.18 (2H, m). MS (m/z): 333.1 (M+H).
スキーム60
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
(実施例210)
4−(11−シクロプロピル−5−オキソ−5H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−6(11H)−イル)−N−ヒドロキシブタンアミド(385)
ステップ1:N−シクロプロピル−2−ニトロアニリン(380)
1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(1.85mL、175ミリモル)及びシクロプロパンアミン(2.43mL、35ミリモル)を3時間かけてDMSO中で攪拌した。水を加え(250mL)、混合物をエーテル(2X250mL)で抽出した。この合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、表題化合物380(3.1g、99%)がオレンジ色油状物質として得られた。
MS (m/z): 178.9 (M+H).
1H NMR(CDCl
3) δ (ppm): 8.15 (dd, J = 8.6, 1.6 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.49-7.45 (m, 1H), 7.32 (dd, J = 8.6, 1.4 Hz, 1H), 6.72-6.67 (m, 1H), 2.60-2.58 (m, 1H), 0.94-0.89 (m, 2H), 0.68-0.64 (m, 2H).
【0411】
ステップ2:N1−シクロプロピルベンゼン−1,2−ジアミン(381)
表題化合物380(3.1g、17.4ミリモル)及びパラジウム木炭10%(0.3g、10% w/w)をエタノール(100mL)中で混合し、反応混合物を4時間かけて45PSIの水素雰囲気下で攪拌した。この混合物を濾過して触媒を取り除き、濾過液を蒸発させると、表題化合物381が、これ以上精製することなく使用される黒色油状物質として得られた。
MS (m/z): 148.9 (M+H).
【0412】
ステップ3:2−クロロ−N−(2−(シクロプロピルアミノ)フェニル)ニコチンアミド(382)
表題化合物381(0.83g、5.84ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(1.02mL、0.74ミリモル)をTHF(50mL)中に溶解した溶液に、0℃で2−クロロニコチン酸クロリド(1.03g、5.84ミリモル)のTHF溶液を加えた。反応混合物を、一晩攪拌して、濃縮した。残留物に、飽和重炭酸塩溶液(3mL)を加え、この水層をDCMで抽出した(2X)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。固形物をDCM(3mL)中ですりつぶし、濾過した。濾過液を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(0%から80%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により精製した。2つの固形物を混合すると、表題化合物382(1.1g、65%)が白色固形物として得られた。
MS (m/z): 288.0 (M+H).
【0413】
ステップ4:11−シクロプロピル−6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−オン(383)
表題化合物382(0.7g、2.4ミリモル)、水素化ナトリウム(0.292g、7.3ミリモル)及びピリジン(20mL)をまず80℃で5時間、次に室温で週末にかけて一緒に攪拌した。次いで、反応混合物を氷水混合液中に注ぎ込み、1時間攪拌した。ベージュ色固形物を濾過し、濾過液を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物を乾燥させ、濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(10〜70%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により精製した。2つの固形物を一緒に混合すると、表題化合物383(0.51g、85%)がベージュ色固形物として得られた。
MS (m/z): 251.9 (M+H).
【0414】
ステップ5:メチル4−(11−シクロプロピル−5−オキソ−5H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−6(11H)−イル)ブタノエート(384)
化合物383を使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物384を得た(50mg、71%)。
MS (m/z): 352 (M+H).
1H NMR(CDCl
3) δ (ppm): 8.38 (dd, J = 4.8, 2.1 Hz, 1H), 8.04 (dd, J = 7.6, 2.0 Hz, 1H), 7.47 (dd, J = 7.9, 1.8 Hz, 1H), 7.24-7.13 (m, 3H), 7.02 (dd, J = 7.6, 4.7 Hz, 1H), 4.68-4.61 (m, 1H), 3.69-3.54 (m, 2H), 3.60 (s, 3H), 2.31-2.26 (m, 2H), 1.96 (七重線, J = 6.9 Hz, 1H), 1.77-1.69 (m, 1H), 1.07-1.02 (m, 1H), 0.93-0.87 (m, 1H), 0.66-0.60 (m, 1H), 0.51-0.45 (m, 1H).
【0415】
ステップ6:4−(11−シクロプロピル−5−オキソ−5H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−6(11H)−イル)−N−ヒドロキシブタンアミド(385)
化合物384を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物385を得た(24mg、49%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 8.36 (1H, dd, J=4.9, 1.7Hz), 8.00 (1H, dd, J=7.6, 1.7Hz), 7.52 (1H, dd, J=8.1, 1.3Hz), 7.38 (1H, dd, J=8.0, 1.1Hz), 7.26 (1H, td, J=7.8, 1.3Hz), 7.23-7.17 (1H, 認められたtd), 7.12 (1H, dd, J=7.6, 4.9Hz), 4.58-4.48 (1H, m), 3.76-3.68 (1H, m), 3.60-3.55 (1H, m), 2.06 (2H, t, J=7.6Hz), 1.95-1.80 (1H, m), 1.79-1.73 (1H, m), 1.05-0.87 (2H, m), 0.60-0.42 (2H, m). MS (m/z): 353.1 (M+H).
スキーム61
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
(実施例211)
化合物(388)
ステップ1:化合物(386)
出発物質アミンを使用して手順A−3(表5)を用い、表題化合物386を得た(71mg、40%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.61-7.53 (3H, m), 7.35 (2H, d, J=8.2Hz), 7.28-7.14 (8H, m), 6.48 (1H, d, J=15.9Hz), 5.05 (1H, s), 3.84 (2H, s), 3.65-3.52 (2H, m), 3.03-2.93 (2H, m). MS (m/z): 368 (M-H).
【0417】
ステップ2:化合物(387)
表題化合物386(71mg、0.19ミリモル)、DBU(30μL、0.20ミリモル)及びヨウ化メチル(12μL、0.20ミリモル)を、30分間、アセトニトリル(1mL)中で攪拌した。さらにDBU及びヨウ化メチルを加えて、反応混合物を週末に攪拌した。混合物を濃縮し、残留物を飽和重炭酸塩溶液と酢酸エチルとに分配した。水層を酢酸エチルの他の部分で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、次のステップで直接使用される粗化合物387が得られた。
【0418】
ステップ3:化合物(388)
化合物387を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物388を得た(50mg、50%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.70-7.55 (3H, m), 7.47 (2H, d, J=7.8Hz), 7.42-7.34 (4H, m), 7.33-7.21 (5H, m), 6.56 (1H, d, J=15.9Hz), 5.49 (1H, br s), 4.16 (1H, br s), 3.50-3.36 (2H, m), 3.25-2.98 (2H, m). MS (m/z): 385.1 (M+H).
スキーム62
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
(実施例212)
(Z)−2−(4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)フェニル)−N−ヒドロキシアセトアミド(393)
ステップ1:(Z)−メチル4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)ベンゾエート(389)
(Z)−5H−ジベンゾ[b,f]アゼピンを使用して手順A−3(表5)を用い、表題化合物389を得た(1.9gmg、100%)。
MS (m/z): 342.0 (M+H).
【0420】
ステップ2:(Z)−メチル4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)ベンゾエート(390)
表題化合物389(1.0g、2.93ミリモル)及び水酸化リチウム(2Nの水溶液、10mL)をTHF(20mL)及びメタノール(20mL)の混合液中で一晩攪拌した。この反応混合物を、3時間、50℃に加熱した。溶媒を蒸発させ、3N HClで残留物を酸性化し、pH=4〜5とした。固形物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させた。母液を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物をエーテル中ですりつぶし、2つの固形物を一緒に混合すると、表題化合物390(0.71g、74%)が褐色固形物として得られた。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 7.74 (2H, d, J=7.8Hz), 7.48 (2H, d, J=7.6Hz), 7.22-7.05 (6H, m), 6.98-6.91 (2H, m), 6.83 (2H, s), 5.00 (2H, s). MS (m/z): 326.1 (M-H).
【0421】
ステップ3:(Z)−4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)塩化ベンゾイル(391)
表題化合物390(0.72g、2.2ミリモル)及び塩化オキサリル(0.58mL、6.6ミリモル)をDCM(10mL)中で混合し、DMFを数滴加えた。反応混合物を30分間攪拌し、溶媒を蒸発させる(そしてトルエンとともに2回揮散させる)と、次のステップで原料として使用される表題化合物391が得られた。
【0422】
ステップ4:(Z)−メチル2−(4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)フェニル)酢酸塩(392)
ニトロソメチル尿素(4.3g、42ミリモル)を0℃のエーテル中で水酸化カリウム(40%水溶液、7.75mL)と合わせた。この反応混合物を、30分間攪拌し、−78℃に冷却した。有機相をデカンテーションで分離して、ジアゾメタンのエーテル溶液を得た。0℃のこの溶液の半分に、表題化合物391(2.2ミリモル)のTHF(20mL)溶液を加え、この反応混合物を0℃で2時間攪拌した。ジアゾメタンの過剰分を蒸発させ(空気流)、飽和重炭酸塩溶液を加えた。この混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。この合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(0%から50%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により残留物を精製すると、表題化合物392(0.40g、50%)が固形物として得られた。
MS (m/z): 356.1 (M+H).
【0423】
ステップ5:(Z)−2−(4−((5H−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)メチル)フェニル)−N−ヒドロキシアセトアミド(393)
化合物392を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物393を黄色固形物として得た(40mg、36%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 10.57 (1H, s), 8.74 (1H, s), 7.31 (2H, d, J=8.2Hz), 7.19 (2H, td, J=7.2, 1.6Hz), 7.11 (2H, d, J=7.2Hz), 7.10-7.04 (4H, m), 6.92 (2H, m), 6.81 (2H, s), 4.89 (2H, s), 3.13 (2H, s). MS (m/z): 357.1 (M+H).
スキーム63
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
(実施例213)
化合物(395)
ステップ1:化合物(394)
表題化合物368(0.26g、1.16ミリモル)及びカリウムt−ブトキシド(0.143g、1.17ミリモル)をTHF(1mL)中で20分間攪拌した。エチル4−フルオロベンゾエート(0.171mL、1.16ミリモル)のDMSO(0.3mL)溶液を加えた。反応混合物を室温で1時間、50℃で1時間、75℃で2時間攪拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈した。この有機層を水(3回)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(0%から30%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物394(0.1g、23%)が得られた。
MS (m/z): 372 (M+H).
【0425】
ステップ2:化合物(395)
化合物394を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物395を白色固形物として得た(71mg、73%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.13 (1H, s), 8.94 (1H, s), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.67 (1H, d, J=7.4Hz), 7.42-7.34 (4H, m), 7.32-7.26 (2H, m), 7.26-7.19 (3H, m), 3.21-2.99 (4H, m). MS (m/z): 359.0 (M+H).
スキーム64
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0426】
(実施例214)
化合物(397)
ステップ1:化合物(396)
アミン(0.4g、1.9ミリモル)及び水素化ナトリウム(油中60%、84mg、2.1ミリモル)をTHF(2mL)中で1時間攪拌した。この混合物に、0℃でエチル2−(メチルスルホニル)ピリミジン−5−カルボキシレート(0.754g、1.9ミリモル)をTHF(1mL)中に分散させた懸濁液を加えた。反応混合物を、室温で1時間攪拌した。水を少々加えて、固形物を濾過し、捨てた。濾過液を酢酸エチルで抽出した(2回)。この合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(0%から100%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物396(15mg、2.5%収率)が白色固形物として得られた。
MS (m/z): 360.1 (M+H).
【0427】
ステップ2:化合物(397)
化合物396を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物397を白色固形物として得た(8mg、57%)。
1H NMR (MeOD) δ (ppm): 8.62 (2H,s), 7.44 (2H, d, J=7.1Hz), 7.17-7.09 (6H, m), 6.66 (1H, s), 3.38-3.30 (2H, m), 3.28-3.18 (2H, m). MS (m/z): 345.1 (M-H).
スキーム65
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
(実施例215)
7−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)−N−ヒドロキシヘプタンアミド(400)
ステップ1:10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(398)
ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(1.001g、4.7ミリモル)をTHF(20mL)中に溶解し、ボラン(THF中2M、20mL、40.0ミリモル)を加えた。この反応混合物を3時間還流した。この混合物を室温まで冷却し、過剰なエタノールを加えて反応をクエンチした。結果として得られる混合物を2時間還流した。混合物を冷却して、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル中に溶解し、有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、表題化合物398(0.945g、定量)が得られた。
MS (m/z): 198.1 (M+H).
1H NMR(CD
3OD) δ (ppm): 7.29-7.19 (m, 2H), 7.16-7.04 (m, 2H), 7.01-6.99 (m, 1H), 6.82-6.78 (m, 1H), 6.63-6.59 (m, 2H), 4.88 (s, 1H), 4.39 (s, 2H). MS (m/z): 198.1 (M+H).
【0429】
ステップ2:エチル7−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)ヘプタノエート(399)
表題化合物398(0.304g、1.54ミリモル)をアセトニトリル(5.0mL)中に溶解し、エチル7−ヨードヘプタノエート(0.613g、2.16ミリモル)及び炭酸カリウム(0.639g、4.62ミリモル)を加えた。この反応混合物を、70℃で60時間攪拌した。混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。10%酢酸エチルのヘキサン溶液を用いたフラッシュクロマトグラフィーにより残留物を精製すると、表題化合物399(201mg、37%)が得られた。
MS (m/z): 354.2 (M+H).
【0430】
ステップ3:7−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)−N−ヒドロキシヘプタンアミド(400)
化合物399を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物400を油状物質として得た(21mg、10%)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 7.71 (m, 1H), 7.60 (t, J = 8.0Hz, 1H), 7.52-7.48 (m, 2H), 7.43 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.39-7.36 (m, 2H), 7.27 (t, J = 7.4Hz, 1H), 5.01 (s, 2H), 3.56 (t, J = 8.0Hz, 2H), 2.15 (br s, 2H), 1.73-1.70 (m, 2H), 1.59-1.55 (m, 2H), 1.31 (br s, 4H). MS (m/z): 341.1 (M+H).
スキーム66
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
(実施例216)
N−ヒドロキシ−N−(6−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)ヘキシル)ホルムアミド(404)
ステップ1:10−(6−ブロモヘキシル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(401)
ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オンを使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物401を無色油状物質として得た(740mg、83%)。
MS (m/z): 374.1 (M+H).
【0432】
ステップ2:10−(6−(ベンジルオキシアミノ)ヘキシル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(402)
化合物401を使用して手順I−3(表5)を用い、表題化合物402を無色油状物質として得た(648mg、79%)。
MS (m/z): 417.3 (M+H).
【0433】
ステップ3:N−(ベンジルオキシ)−N−(6−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)ヘキシル)ホルムアミド(403)
1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.26g、7.8ミリモル)をTHF(15mL)中に溶解し、この混合物を0℃まで冷却した。表題化合物402(0.646g、1.56ミリモル)及びギ酸をTHF(5mL)中に溶解した溶液を加えた。反応混合物を、室温で3時間攪拌し、次いで、酢酸エチルで希釈した。有機相を重炭酸塩の飽和水溶液、水及びブラインで洗浄し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(30〜50%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により残留物を精製すると、表題化合物403(348mg、50%)が無色油状物質として得られた。
MS (m/z): 445.2 (M+H).
【0434】
ステップ4:N−ヒドロキシ−N−(6−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)ヘキシル)ホルムアミド(404)
表題化合物403(348mg、0.783ミリモル)をメタノール(10mL)中に溶解した。10%パラジウム木炭(120mg、33重量%)を加えた。反応混合物を、水素雰囲気1気圧下、3時間、室温で攪拌した。反応混合物を濾過して触媒を除去し、濾過液を蒸発させた。残留物を酢酸エチルと水とに分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、表題化合物404(18mg、6%)が白色固形物として得られた。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 8.24, 7.89 (2s, 回転異性体, 1H), 7.74 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.54-7.46 (m, 2H), 7.33 (dt, J = 7.4, 2.0Hz, 1H), 7.28-7.21 (m, 4H), 4.19 (br s, 2H), 3.50 (t, J = 6.8Hz, 1H), 3.44 (t, J = 6.8Hz, 1H), 1.70-1.55 (m, 4H), 1.44-1.29 (m, 4H). MS (m/z): 355.2 (M+H).
スキーム67
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
(実施例217)
2−(ジピリジン−2−イルメチルアミノ)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(407)
ステップ1:ジピリジン−2−イルメタンアミン(405)
ジピリジン−2−イルメタノンオキシム(500mg、2.510ミリモル)及び酢酸アンモニウムをエタノール中で可溶化し、混合物を3時間還流して、0時、1時間後、2時間後に亜鉛の一部を加えた。反応混合物を室温まで冷却し、一晩攪拌した。水酸化ナトリウムでpHを12に調整し、混合物をセリットに通して濾過した。混合物を酢酸エチルで希釈し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、表題化合物405(282mg、61%)が淡黄色油状物質として得られた。
MS (m/z): 186.2 (M+H).
1H NMR(CDCl
3) δ (ppm): 8.50-8.49 (m, 2H), 7.56 (td, J = 7.7, 1.8 Hz, 2H), 7.33 (dt, J = 8.0, 0.9 Hz, 2H), 7.08 (ddd, J = 7.4, 4.9, 1.2 Hz, 2H), 5.26 (s, 1H), 2.38 (s, 2H).
【0436】
ステップ2:エチル2−(ジピリジン−2−イルメチルアミノ)ピリミジン−5−カルボキシレート(406)
化合物405を使用して手順Y−3(表5)を用い、表題化合物406を黄色固形物として得た(27mg、10%)。
MS (m/z): 336.2 (M+H).
【0437】
ステップ3:2−(ジピリジン−2−イルメチルアミノ)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(407)
化合物406を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物407を黄色固形物として得た(8mg、31%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 8.65 (bs, 2H), 8.54 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 7.79 (dt, J = 2 Hz, 7.6 Hz, 2H), 7.56 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.31 (dd, J = 2 Hz, 6.8 Hz, 2H), 6.43 (s, 1H).. MS (m/z): 323.4 (M+H).
スキーム68
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
(実施例218)
N−ヒドロキシ−7−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン−10(11H)−イル)ヘプタンアミド(411)
ステップ1:メチル2−(2−ニトロフェニルチオ)ベンゾエート(408)
2−メルカプト安息香酸(6.0g、39.0ミリモル)のジメチルアセトアミド(20mL)溶液を水素化ナトリウム(油中60%、3.1g、77.5ミリモル)をジメチルアセトアミド(15mL)中に分散させた懸濁液に加えた。この混合物を5分間攪拌し、1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(5.0g、35.5ミリモル)を加えた。反応混合物を、1時間の間80℃に加熱した。この混合物を室温まで冷却し、ヨウ化メチル(7.3mL、117.15ミリモル)を加えた。反応混合物を、室温で16時間攪拌した。次いで、混合物を水に注ぎ込み、75%酢酸エチルをヘキサンに混合した溶液で抽出した(3回)。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を最小限度の量のジクロロメタン中に溶解し、ヘキサンを加えて、生成物を沈殿させた。固形物を濾過し、乾燥させると、表題化合物408(7.81g、76%)が黄色固形物として得られた。
MS (m/z): 312.2 (M+H).
【0439】
ステップ2:ジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン−11(10H)−オン(409)
化合物408を使用して手順J(表1)とその後に続く手順K(表1)を用い、表題化合物409を白色固形物として得た(1.15g、40%)。
MS (m/z): 228.2 (M+H).
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 10.70 (s, 1H), 7.68 (ddd, J = 7.4, 1.9, 0.5 Hz, 1H), 7.57-7.42 (m, 4H), 7.36 (ddd, J = 8.0, 7.3, 1.5 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.0, 1.2 Hz, 1H), 7.15 (td, J = 7.5, 1.4 Hz, 1H).
【0440】
ステップ3:エチル7−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン−10(11H)−イル)ヘプタノエート(410)
表題化合物409(0.403g、1.77ミリモル)をDMF(5.0mL)中に溶解し、水素化ナトリウム(油中60%、0.0.086g、2.13ミリモル)を加えた。この反応混合物を、50℃で30分間攪拌した。エチル7−ブロモヘプタノエート(0.631g、2.66ミリモル)を加え、反応混合物を、50℃で16時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、水でクエンチした。水層を、75%の酢酸エチルをヘキサン中に混合した溶液で3回抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(30%酢酸エチルのヘキサン溶液)により残留物を精製すると、表題化合物410(470mg、69%)が得られた。
MS (m/z): 384.4 (M+H).
【0441】
ステップ4:N−ヒドロキシ−7−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン−10(11H)−イル)ヘプタンアミド(411)
化合物410を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物411を白色固形物として得た(220mg、48%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.63-7.59 (m, 2H), 7.52-7.46 (m, 2H), 7.42-7.34 (m, 3H), 7.19 (td, J = 7.4, 1.4Hz, 1H), 4.70 (dt, J = 13.7, 1.4Hz, 1H), 3.67 (ddd, J = 13.7, 7.4, 5.9Hz, 1H), 2.04 (t, J = 7.0Hz, 2H), 1.65-1.52 (m, 4H), 1.44-1.22 (m, 4H). MS (m/z): 371.4 (M+H).
スキーム69
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0442】
(実施例219)
化合物(414)
ステップ1:化合物(414)
2−アミノフェノール(0.676g、6.2ミリモル)をピリジン(4.0mL)中に溶解し、2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.80mL、13.6ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で20時間攪拌し、次いで10%のHCl(20mL)を加え、この混合物を室温で24時間攪拌した。この混合物を酢酸エチル(及び少量のメタノール)で希釈した。有機層を10%のHCl(5回)、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。残留物をエタノール(20mL)中に溶解し、水酸化カリウム水溶液(4M、6mL)を加えた。この反応混合物を、封止管に入れて100℃で24時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、10%のHClでpH=2に調整した。水層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残基をピリジンで希釈し、炭酸セシウムを加えた(2.02g、6.2ミリモル)。この反応混合物を、130℃で36時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、3NのHClでpH=2に調整した。水層を酢酸エチルで抽出した(3X)。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(40%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製し、次いで30%の酢酸エチルをヘキサンに混合した溶液中ですりつぶすと、表題化合物412(685mg、45%)が白色固形物として得られた。
MS (m/z): 246.0 (M-H).
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 10.88 (s, 1H), 7.78 (dd, J = 7.7, 1.5 Hz, 1H), 7.72 (ddd, J = 8.1, 7.4, 1.7 Hz, 1H), 7.51 (dd, J = 8.2, 0.8 Hz, 1H), 7.42 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 7.39-7.35 (m, 1H), 7.20-7.15 (m, 2H), 7.08-7.05 (m, 1H).
【0443】
ステップ2:化合物(413)
化合物412を使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物413を白色固形物として得た(536mg、94%)。
MS (m/z): 404.2 (M+H).
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 7.80 (dd, J = 7.9, 1.7 Hz, 1H), 7.68 (ddd, J = 8.4, 7.2, 1.8 Hz, 1H), 7.50-7.43 (m, 4H), 7.40-7.33 (m, 2H), 4.02 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.56 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.22 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.49-1.40 (m, 4H), 1.33-1.18 (m, 4H), 1.15 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0444】
ステップ3:化合物(414)
化合物413を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物414を白色固形物として得た(439mg、85%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.80 (dd, J = 8.0, 2.0Hz, 1H), 7.61 (ddd, J = 8.4, 6.8, 1.2Hz, 1H), 7.46-7.41 (m, 3H), 7.38-7.30 (m, 3H), 3.62 (t, J = 7.2Hz, 2H), 2.06 (t, J = 7.2Hz, 2H), 1.61-1.51 (m, 4H), 1.44-1.28 (m, 4H). MS (m/z): 391.3 (M+H).
スキーム70
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0445】
(実施例220)
N−ヒドロキシ−3−(4−((11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)メチル)フェニル)プロパンアミド(418)
ステップ1:10−(4−ヨードベンジル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(415)
ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン及び1−(ブロモメチル)−4−ヨードベンゼンを使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物415をベージュ色泡状物質として得た(1.92g、78%)。
MS (m/z): 500 (M-H).
1H NMR(CD
3OD) δ (ppm): 7.81 (dd, J = 8.0, 1.8 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.55 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.38-7.36 (m, 1H), 7.31-7.27 (m, 3H), 7.19-7.12 (m, 2H), 7.10 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.33 (s, 2H).
【0446】
ステップ2:(E)−エチル3−(4−((11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)メチル)フェニル)アクリレート(416)
化合物415を使用して手順E−3(表5)を用い、表題化合物416をピンク色泡状物質として得た(743mg、78%)。
MS (m/z): 400.4 (M+H).
【0447】
ステップ3:エチル3−(4−((11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)メチル)フェニル)プロパノエート(417)
化合物416(0.364g、0.912ミリモル)をエタノール(10.0mL)中に溶解し、パラジウム木炭(0.037g、10% w/w)を加えた。反応混合物を、水素雰囲気1気圧下、1時間、室温で攪拌した。触媒を濾過し、濾過液を濃縮すると、次のステップで原料として使用される表題化合物417(346mg、95%)が得られた。
MS (m/z): 402.4 (M+H).
【0448】
ステップ4:N−ヒドロキシ−3−(4−((11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)メチル)フェニル)プロパンアミド(418)
化合物417を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物418を白色固形物として得た(132mg、40%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 10.33 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 7.74 (dd, J = 7.6, 1.6Hz, 1H), 7.60-7.56 (m, 1H), 7.48-7.44 (m, 1H), 7.36-7.28 (m, 3H), 7.19-7.10 (m, 6H), 5.31 (s, 2H), 2.73 (t, J = 7.2Hz, 2H), 2.20 (t, J = 7.2Hz, 2H). MS (m/z): 389.4 (M+H).
スキーム71
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
(実施例221)
4−(2−(7−クロロ−11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)−N−ヒドロキシベンズアミド(421)
ステップ1:メチル2−(5−クロロ−2−ニトロフェノキシ)ベンゾエート(419)
メチル2−ヒドロキシベンゾエート(2.75mL、21.3ミリモル)及び4−クロロ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(1.85g、10.6ミリモル)をアセトニトリル(25.0mL)中に溶解した。炭酸セシウム(6.94g、21.3ミリモル)を加え、反応混合物を、80℃で24時間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル中に注ぎ込んだ。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(10〜30%酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物419(2.55g、78%)が得られた。
MS (m/z): 308.2 (M+H).
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 8.14 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.98 (dd, J = 7.8, 1.6 Hz, 1H), 7.74 (ddd, J = 8.1, 7.4, 1.8 Hz, 1H), 7.47 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 8.8, 2.2 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 8.3, 1.1 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H).
【0450】
ステップ2:7−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(420)
化合物419を使用して手順AB−3(表5)を用い、表題化合物420を白色固形物として得た(200mg、10%)。
MS (m/z): 246.1 (M+H).
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 10.63 (s, 1H), 7.77 (dd, J = 7.8, 1.6 Hz, 1H), 7.64 (ddd, 8.2, 7.3, 1.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 8.1, 0.9 Hz, 1H), 7.34 (td, J = 7.5, 1.2 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.6 Hz, 1H).
【0451】
ステップ3:メチル4−(2−(7−クロロ−11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)ベンゾエート(421)
化合物420を使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物421を白色固形物として得た(189mg、56%)。
MS (m/z): 424.4 (M+H).
【0452】
ステップ4:4−(2−(7−クロロ−11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)−N−ヒドロキシベンズアミド(422)
化合物421を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物422を白色固形物として得た(55mg、29%)。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 11.04 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 7.74-7.71 (m, 2H), 7.68 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.61-7.57 (m, 2H), 7.39-7.36 (m, 2H), 7.32 (td, J = 7.4, 1.2Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.8Hz, 2H), 4.42 (br s, 2H), 4.30 (t, J = 5.2Hz, 2H). MS (m/z): 447.4 (M+Na).
スキーム72
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
(実施例222)
化合物(429)
ステップ1:化合物(423)
フッ酸−ピリジン(70%、20mL)をエーテル(20mL)と合わせ(プラスチック容器に入れて)、この混合物を0℃まで冷却する。N−ブロモスクシンイミド(2.5g、14ミリモル)を加え、続いて、5−ジベンゾスベレノン(2.06g、10ミリモル)を加えた。反応混合物を15〜20℃で約5時間攪拌し、次いで氷水(100mL)混合液に注ぎ込んだ。水層を水、飽和重炭酸水溶液(塩基である間)、水、そしてブラインで洗浄した。有機層を一晩実験台の上に置いて蒸発するのに任せた。形成した針状物質を濾過し、少量のエーテルで洗浄すると、表題化合物423(2.06g、69%)がベージュ色固形物として得られた。
【0454】
ステップ2:化合物(424)
表題化合物423(2.0g、6.6ミリモル)をトルエン(20mL)及びジクロロメタン(2mL)に溶解し、混合物を0℃まで冷却した。DBUを加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈した。有機層を1N HCl(2回)、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、表題化合物424(1.3g、88%)が白色固形物として得られた。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 11.04 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 7.74-7.71 (m, 2H), 7.68 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.61-7.57 (m, 2H), 7.39-7.36 (m, 2H), 7.32 (td, J = 7.4, 1.2Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.8Hz, 2H), 4.42 (br s, 2H), 4.30 (t, J = 5.2Hz, 2H). MS (m/z): 447.4 (M+Na).
【0455】
ステップ3:化合物(425)
表題化合物424(3.60g、12.63ミリモル)をDMSO(50mL)中に溶解し、フッ化セシウム(13.43g、88.38ミリモル)を加えた。この反応混合物を、135℃で5時間攪拌した。混合物を水に注ぎ込み、エーテルで抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(0%から20%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物425(260mg、9%)が得られた。
【0456】
ステップ4:化合物(426)
化合物425を使用して手順K−3(表5)を用い、表題化合物426が得られ、次のステップの粗生成物として使用された。
【0457】
ステップ5:化合物(427)
化合物426を使用して手順M−3(表5)を用い、表題化合物427を得た(2ステップで300mg、85%)。
MS (m/z): 209.1 (M-NH
2).
【0458】
ステップ6:化合物(428)
化合物427を使用して手順Y−3(表5)を用い、表題化合物428を得た(200mg、63%)。
1H NMR(CDCl
3) δ (ppm):8.86-8.68 (m, 2H), 7.78-7.29 (m, 8H), 6.93 (d, J = 20.3 Hz, 1H), 6.45-6.43 (m, 2H), 4.31 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 1.34 (t, J = 7.0 Hz, 3H).
【0459】
ステップ7:化合物(429)
化合物428を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物429を白色固形物として得た(121mg、49%)。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 9.46 (s, 0.1H), 8.58 (br s, 2H), 7.80 (d, J = 7.8 HZ, 1H), 7.73 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.56 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.39 (t, J=7.6 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 21.7 Hz, 1H), 5.92 (s, 1H).. MS (m/z): 361.4 (M-H).
スキーム73
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
(実施例223)
N−ヒドロキシ−4−(2−(5−オキソベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(433)
ステップ1:N−ヒドロキシ−4−(2−(5−オキソベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(430)
化合物2−クロロニコチン酸クロリド及び2−アミノフェノールを使用して手順S−3(表5)を用い、表題化合物430を得た(3.69g、81%)。
MS (m/z): 249.2 (M+H).
【0461】
ステップ2:ベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5(6H)−オン(431)
表題化合物430(3.65g、14.7ミリモル)をDMF(25.0mL)に溶解し、水酸化ナトリウム粉末(0.706g、17.7ミリモル)を加えた。この反応混合物を、130℃で5時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、氷で冷やした水を加えた。沈殿物を濾過した。固形物をエタノール中ですりつぶすと、表題化合物431(1.798g、58%)が白色固形物として得られた。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 10.75 (s, 1H), 8.50 (dd, J = 4.8, 2.1 Hz, 1H), 8.27 (dd, J = 7.6, 2.0 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 7.5, 4.8 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.25-7.14 (m, 3H). MS (m/z): 213.2 (M+H).
【0462】
ステップ3:メチル4−(2−(5−オキソベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンゾエート(432)
化合物431を使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物432を得た(0.360g、92%)。
MS (m/z): 391.3 (M+H).
【0463】
ステップ4:N−ヒドロキシ−4−(2−(5−オキソベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(433)
化合物432を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物433を得た(27mg、8%)。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 11.05 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.46 (dd, J = 4.8, 2.0Hz, 1H), 8.23 (dd, J = 7.6, 1.6Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 8.0, 1.6Hz, 1H), 7.67 (d, J = 9.2Hz, 2H), 7.44 (dd, J = 7.6, 4.4Hz, 1H), 7.39-7.25 (m, 3H), 6.90 (d, J = 9.2Hz, 2H), 4.47 (m, 2H), 4.32 (t, J = 5.2Hz, 2H). MS (m/z): 392.3 (M+H).
スキーム74
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
(実施例224)
N−ヒドロキシ−4−(3−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)プロプ−1−インイル)ベンズアミド(436)
ステップ1:10−(プロプ−2−インイル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(434)
ジベンゾ[b,f][3,4]オキサゼピン−11(10H)−オン及び3−ブロモプロップ−1−インを使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物85をオフホワイトの固形物として得た(1.58g、89%)。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 7.76 (ddd, J = 7.5, 1.7, 0.4 Hz, 1H), 7.65 (dd, J = 8.0, 1.7 Hz, 1H), 7.61 (ddd, J = 8.2, 7.2, 1.8 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 7.8, 1.6 Hz, 1H), 7.37 (ddd, J = 8.2, 1.0, 0.4 Hz, 1H), 7.34-7.24 (m, 3H), 4.83 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 3.31 (t, J = 2.3 Hz, 1H). MS (m/z): 250.0 (M+H)
【0465】
ステップ2:メチル4−(3−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)プロプ−1−インイル)ベンゾエート(435)
表題化合物434(0.310g、1.24ミリモル)及びメチル4−ヨードベンゾエート(0.390g、1.48ミリモル)をアセトニトリル(10.0mL)中で攪拌した。ヨウ化銅(24mg、0.124ミリモル)及びジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(87mg、0.124ミリモル)を加え、続いて、トリエチルアミン(0.44mL、3.11ミリモル)を加えた。反応混合物を、室温で4時間攪拌した。混合物を酢酸エチル中に注ぎ入れ、有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(10〜30%酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物435(285mg、60%)が淡褐色固形物として得られた。
MS (m/z): 384.3 (M+H).
【0466】
ステップ3:N−ヒドロキシ−4−(3−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)プロプ−1−インイル)ベンズアミド(436)
化合物435を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物436を白色固形物として得た(185mg、66%)。
1H NMR(DMSO-d
6) δ (ppm): 11.30 (s, 1H), 9.11 (s, 1H), 7.79 (dd, J = 8.0, 1.6Hz, 1H), 7.74-7.72 (m, 3H), 7.64-7.59 (m, 1H), 7.47-7.26 (m, 7H), 5.11 (s, 2H) LRMS(ESI):(計算値) 384.11 (実測値) 385.16 (MH)+
スキーム75
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
(実施例225)
4−(2−(2−フルオロ−11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)−N−ヒドロキシベンズアミド(441)
ステップ1:メチル5−フルオロ−2−(2−ニトロフェノキシ)ベンゾエート(437)
メチル5−フルオロ−2−ヒドロキシベンゾエート及び1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを使用する、スキーム71、ステップ1で説明されている手順で、表題化合物437を白色固形物として得た(3.49g、84%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 8.06 (dd, J = 8.1, 1.7 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 8.8, 3.3 Hz, 1H), 7.63-7.58 (m, 2H), 7.38 (dd, J = 9.0, 4.5 Hz, 1H), 7.29 (ddd, J = 8.3, 7.3, 1.1 Hz, 1H), 6.88 (dd, J = 8.5, 1.0 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H). MS (m/z): 292.2 (M+H).
【0468】
ステップ2及び3:2−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(438及び439)
表題化合物437(3.48g、11.9ミリモル)をエタノール(30.0mL)、酢酸(1.0mL)及びTHF(10mL)に溶解した。パラジウム木炭を加え、反応混合物を水素雰囲気1気圧下、20時間攪拌した。触媒を濾過し、濾過液を蒸発させた。残留物をエーテルで希釈し、この有機層を重炭酸ナトリウム飽和溶液、水及びブラインで洗浄し、次いで濃縮すると、表題化合物438(2.95g、95%)がベージュ色固体として得られた。
MS (m/z): 262.3 (M+H).
【0469】
表題化合物438(1.51g、5.78ミリモル)をジクロロメタン(20.0mL)中に溶解し、この混合物を0℃まで冷却した。トリメチルアルミニウム(トルエン中2M、3.2mL、6.38ミリモル)を一滴ずつ加えた。この反応混合物を、室温まで温めて、次いで48時間45℃に加熱した。この混合物を室温まで冷却し、少量の水をゆっくりと加えた。この混合物をジクロロメタンで希釈した。この有機層を10%のHCl(2回)、水及び重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗生成物を、30%酢酸エチルのヘキサン溶液中ですりつぶすと、表題化合物439(1.05g、79%)が白色固形物として得られた。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 10.68 (s, 1H), 7.51-7.46 (m, 2H), 7.44-7.39 (m, 1H), 7.34 (ddd, J = 7.6, 1.5, 0.6 Hz, 1H), 7.22-7.12 (m, 3H). MS (m/z): 230.1 (M+H).
【0470】
ステップ4:メチル4−(2−(2−フルオロ−11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)ベンゾエート(440)
化合物439を使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物440を白色泡状物質として得た(0.344g、64%)。
MS (m/z): 408.3 (M+H).
【0471】
ステップ5:4−(2−(2−フルオロ−11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)−N−ヒドロキシベンズアミド(441)
化合物440を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物441を白色固形物として得た(210mg、62%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.05 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 7.70-7.65 (m, 3H), 7.49-7.38 (m, 4H), 7.33-7.23 (m, 2H), 6.89 (d, J = 9.0Hz, 2H), 4.45 (br s, 2H), 4.31 (t, J = 5.2Hz, 2H). MS (m/z): 409.3 (M+H).
スキーム76
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
(実施例226)
N−ヒドロキシ−4−(2−(5−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(444)
ステップ1:3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(442)
クロマン−4−オン(5.0g、33.8ミリモル)を硫酸(10mL)中に溶解し、この混合物を0℃に冷却した。アジ化ナトリウム(2.88g、44.3ミリモル)を少量ずつ加え、続いて少量の硫酸(5mL)を加えた。反応混合物を、室温で一晩攪拌した。次いで、この混合物を氷水に注ぎ込み、水酸化カリウムのペレットで塩基性化し、pH=7とした。この水層をエーテルで抽出した(2回)。
【0473】
合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(50%から100%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物442(2.47g、45%)が白色固形物として得られた。
1H NMR(DMSO-d6) δ (ppm): 8.33 (s, 1H), 7.76 (dd, J = 7.8, 2.0 Hz, 1H), 7.45 (ddd, J = 7.6, 7.2, 2.0 Hz, 1H), 7.12 (ddd, J = 7.8, 7.2, 1.2 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 8.3, 1.1 Hz, 1H), 4.27 (dd, J = 5.4, 4.4 Hz, 2H), 3.30 (dd, J = 9.5, 5.5 Hz, 2H). MS (m/z): 164.0 (M+H).
【0474】
ステップ2:メチル4−(2−(5−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エトキシ)ベンゾエート(443)
化合物442を使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物443を白色固形物として得た(300mg、59%)。
MS (m/z): 342.3 (M+H).
【0475】
ステップ3:N−ヒドロキシ−4−(2−(5−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(444)
化合物443を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物444を白色固形物として得た(256mg、87%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.08 (s, 1H), 8.92 (s, 1H), 7.73 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.64 (dd, J = 7.6, 1.6Hz, 1H), 7.48-7.44 (m, 1H), 7.16 (td, J = 7.6, 1.2Hz, 1H), 7.05-7.01 (m, 3H), 4.36 (t, J = 4.7Hz, 2H), 4.23 (t, J = 5.7Hz, 2H), 3.92 (t, J = 5.5Hz, 2H), 3.64 (t, J = 5.1Hz, 2H). MS (m/z): 343.2 (M+H).
スキーム77
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
(実施例227)
N−ヒドロキシ−4−(2−(5−オキソベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(449)
ステップ1:N−(2−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−フルオロイソニコチンアミド(445)
3−フルオロイソニコチン酸及び2−(ベンジルオキシ)アニリンを使用して手順S−3(表5)を用い、表題化合物96を白色固形物として得た(4.01g、88%)。
MS (m/z): 323.2 (M+H).
【0477】
ステップ2:3−フルオロ−N−(2−ヒドロキシフェニル)イソニコチンアミド(446)
表題化合物445(1.99g、6.18ミリモル)をHBr(AcOH中33%、15.0mL)及び酢酸(10.0mL)の溶液中に溶解した。反応混合物を、室温で4時間攪拌した。混合物を水で希釈し、次いで、アルカリ性になるまで固体重炭酸ナトリウムで塩基性化した。さらに水を加えて塩を溶解し、水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を、30%酢酸エチルのヘキサン溶液中ですりつぶすと、表題化合物446(1.21g、84%)がベージュ黄色固形物として得られた。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 10.02 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.75 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.59 (dd, J = 4.8, 1.3 Hz, 1H), 7.94 (dd, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.76 (dd, J = 6.1, 4.9 Hz, 1H), 7.03 (ddd, J = 8.0, 7.4, 1.6 Hz, 1H), 6.92 (dd, J = 8.0, 1.4 Hz, 1H), 6.84 (td, J = 7.6, 1.3 Hz, 1H). MS (m/z): 233.2 (M+H).
【0478】
ステップ3:ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(6H)−オン(447)
化合物446を使用して手順AG−3(表5)を用い、表題化合物447をベージュ色固形物として得た(940mg、93%)。
MS (m/z): 213.1 (M+H).
【0479】
ステップ4:メチル4−(2−(5−オキソベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンゾエート(448)
化合物447を使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物448を白色固形物として得た(530mg、63%)。
MS (m/z): 391.3 (M+H).
【0480】
ステップ5:N−ヒドロキシ−4−(2−(5−オキソベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(449)
化合物448を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物449を白色固形物として得た(35mg、26%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.06 (s, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.8Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 8.4, 1.8Hz, 1H), 7.69-7.66 (m, 3H), 7.44 (dd, J = 8.0, 1.8Hz, 1H), 7.35-7.26 (m, 2H), 6.89 (d, J = 8.8Hz, 2H), 4.48-4.47 (m, 2H), 4.32 (t, J = 5.4Hz, 2H). MS (m/z): 392.3 (M+H).
スキーム78
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
(実施例228)
メチル3−(4−((11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパノエート(451)
ステップ1:メチル3−(4−((11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパノエート(450)
メチル3−ブロモプロパノエート(0.227g、1.37ミリモル)をアジ化ナトリウムのDMSO(0.5M、2.7mL、1.37ミリモル)溶液に溶解した。反応混合物を、室温で3時間攪拌した。水(3.0mL)を加え、次にアスコルビン酸ナトリウム(0.027g、0.137ミリモル)を加え、次に化合物434(0.340g、1.37ミリモル)を加え、次に硫酸銅(1M、0.27mL、0.274ミリモル)を加えた。反応混合物を、室温で3時間攪拌した。形成されたゴム状固形物を最小量のDCM中に溶解し、この混合物を酢酸エチル(150mL)中に注ぎ込んだ。この有機層を水(2回)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(100%酢酸エチル)により残留物を精製すると、表題化合物450(160mg、31%)が無色油状物質として得られた。
MS (m/z): 379.3 (M+H).
【0482】
ステップ2:メチル3−(4−((11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパノエート(451)
化合物450を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物451を白色固形物として得た(44mg、28%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.97 (s, 1H), 7.79 (dd, J = 8.4, 1.8Hz, 1H), 7.68-7.65 (m, 1H), 7.56-7.52 (m, 1H), 7.32-7.20 (m, 5H), 5.28 (s, 2H), 4.69 (t, J = 6.8Hz, 2H), 2.71 (t, J = 6.8Hz, 2H). MS (m/z): 380.3 (M+H).
スキーム79
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
(実施例229)
N−ヒドロキシ−4−(2−(2−メチル−5−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(453)
ステップ1:メチル4−(2−(2−メチル−5−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンゾエート(452)
表題化合物448(0.249g、0.638ミリモル)をアセトン(15.0mL)に溶解し、ヨウ化メチル(2.0mL)を加えた。この反応混合物を、封止管に入れて60℃で18時間攪拌した。混合物を冷却して、蒸発させた。残留物をメタノール(15mL)中に溶解し、白金黒(55mg)を加えた。この反応混合物を、3時間かけて55PSIの水素雰囲気下で攪拌した。触媒を濾過し、濾過液を蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(1.5%の水酸化アンモニウムを加えた75〜100%酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物452(133mg、51%)が得られた。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 7.89 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.26 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.19 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.07 (dd, J = 7.4, 1.2 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 4.38 (t, J = 4.9 Hz, 2H), 4.31 (t, J = 4.9 Hz, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.17 (s, 2H), 2.52-2.51 (m, 2H), 2.44 (m, 2H), 2.36 (s, 3H). MS (m/z): 409.4 (M+H).
【0484】
ステップ2:N−ヒドロキシ−4−(2−(2−メチル−5−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−6(5H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(453)
化合物452を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物453を白色固形物として得た(45mg、36%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.65 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.55 (dd, J = 8.0, 1.2Hz, 1H), 7.27 (td, J = 7.6, 1.6Hz, 1H), 7.20 (td, J = 8.0, 1.6Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 8.0, 1.6Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.8Hz, 2H), 4.38 (t, J = 5.2Hz, 2H), 4.30 (t, J = 5.2Hz, 2H), 3.34-3.33 (m, 2H), 2.68 (t , J = 5.8Hz, 2H), 2.48 (br s, 5H). MS (m/z): 410.4 (M+H).
スキーム80
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
(実施例230)
4−(2−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)−2−オキソエトキシ)−N−ヒドロキシベンズアミド(457)
ステップ1:10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン(454)
ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オンを使用して手順Z−3(表5)を用い、表題化合物454をベージュ色固形物として得た(2.075g、100%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.29-7.19 (m, 2H), 7.16-7.04 (m, 2H), 7.01-6.99 (m, 1H), 6.82-6.78 (m, 1H), 6.63-6.59 (m, 2H), 4.88 (s, 1H), 4.39 (s, 2H). MS (m/z): 198.1 (M+H).
【0486】
ステップ2:2−ブロモ−1−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エタノン(455)
化合物454を使用して手順S−3(表5)を用い、表題化合物455を褐色油状物質として得た(900mg、88%)。
MS (m/z): 318.1 (M+H).
【0487】
ステップ3:メチル4−(2−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)−2−オキソエトキシ)ベンゾエート(456)
表題化合物455(0.890g、2.81ミリモル)及びメチル4−ヒドロキシベンゾエート(0.512g、3.37ミリモル)をアセトニトリル(10.0mL)中に溶解し、炭酸セシウム(1.83g、5.62ミリモル)を加えた。反応混合物を、封止管に入れて100℃で4時間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水(2回)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(30〜40%酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物456(355mg、32%)が白色泡状物質として得られた。
MS (m/z): 390.3 (M+H).
【0488】
ステップ4:4−(2−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)−2−オキソエトキシ)−N−ヒドロキシベンズアミド(457)
化合物456を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物457を白色固形物として得た(305mg、89%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.03 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 7.70 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.59 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.47-7.41 (m, 2H), 7.30-7.22 (m, 4H), 7.10-7.06 (m, 1H), 6.75 (d, J = 8.8Hz, 2H), 5.01-4.66 (m, 4H). MS (m/z): 391.1 (M+H).
スキーム81
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
(実施例231)
化合物(460)
ステップ1:化合物(458)
塩化アンモニウム(0.976g、18.242ミリモル)をトルエン(2.5mL)中に分散させた懸濁液に、トリメチルアルミニウム(トルエン中2M、9.1mL、18.242ミリモル)を加えた。この混合物を1時間攪拌し、次いで、シアノ化合物(2.000g、9.121ミリモル)のトルエン(2.5mL)溶液に加えた。反応混合物を、3時間の間80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却し、SiO
2をクロロホルム中に分散させた懸濁液中に注ぎ込んだ。混合物を5分間攪拌し、濾過し、メタノール(100mL)で洗浄した。濾過液を蒸発させると、表題化合物458(2.3g、100%)がベージュ色固形物として得られた。
MS (m/z): 236.2 (M+2H).
【0490】
ステップ2:化合物(459)
表題化合物458(0.500g、1.833ミリモル)、ナトリウム(Z)−2−(ジメトキシメチル)−3−メトキシ−3−オキソプロップ−1−エン−1−オレート(0.418g、2.108ミリモル)及びジメチルホルムアミド(4mL)を合わせて、100℃で1時間攪拌した。水を加え、沈殿物を濾過した。フラッシュクロマトグラフィー(0〜30%酢酸エチルのヘキサン溶液)により固形物を精製すると、表題化合物459(200mg、34%)が白色固形物として得られた。
1H NMR (CDCl
3) δ (ppm): 8.77 (s, 2H), 7.51-7.36 (m, 8H), 6.92 (s, 2H), 3.83 (s, 3H). MS (m/z): 330.2 (M+H).
【0491】
ステップ3:化合物(460)
化合物459を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物460を白色固形物として得た(240mg、136%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.06 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 8.59 (s, 2H), 7.58-7.47 (m, 6H), 7.40-7.31 (m, 2H), 7.01 (s, 2H).
スキーム82
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
(実施例232)
N−ヒドロキシ−3−(2−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(464)
ステップ1:10−(2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(461)
ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン及び(2−ブロモエトキシ)(t−ブチル)ジメチルシランを使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物461を無色油状物質として得た(4.35g、100%)。
MS (m/z): 370.4 (M+H).
【0493】
ステップ2:10−(2−ヒドロキシエチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(462)
表題化合物461(4.29g、11.6ミリモル)をTHF(30.0mL)中に溶解し、フッ化テトラブチルアンモニウム(THF中1M、13.4mL、13.4ミリモル)を加えた。反応混合物を、室温で1時間攪拌した。混合物を蒸発させて1/3の体積とし、次いでエーテル中に注ぎ込んだ。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(50〜70%酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物462(2.51g、85%)が白色固形物として得られた。
MS (m/z): 256.1 (M+H).
【0494】
ステップ3:メチル3−(2−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)ベンゾエート(463)
表題化合物462(0.300g、1.18ミリモル)、メチル3−ヒドロキシベンゾエート(0.179g、1.18ミリモル)及びトリフェニルホスフィン(0.401g、1.53ミリモル)をTHF(5mL)中に溶解し、次いで、ジエチルアゾジカルボキシレート(0.222mL、1.41ミリモル)を加えた。反応混合物を、室温で3時間攪拌した。溶媒を蒸発させると、表題化合物463が得られた。
【0495】
ステップ4:N−ヒドロキシ−3−(2−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)エトキシ)ベンズアミド(464)
化合物463を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物464を白色固形物として得た(18mg、11%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.77 (dd, J = 8.0,1.8 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 7.8,1.8 Hz, 1H), 7.58-7.53 (m,1H), 7.38-7.22 (m,8H), 7.09-7.04 (m,1H), 4.59-4.51 (br s,2H), 4.42 (t, J = 5.3 Hz, 2H). MS (m/z): 389.2 (M-H).
スキーム83
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
(実施例233)
N−ヒドロキシ−4−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)ベンズアミド(466)
ステップ1:エチル4−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)ベンゾエート(465)
ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11(10H)−オン(0.623g、2.95ミリモル)をTHF(10.0mL)、ジクロロメタン(10.0mL)、トリエチルアミン(2.0mL、14.7ミリモル)中に分散させた懸濁液に、ジアセトキシ銅(0.587g、3.25ミリモル)を、続いて、4−(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸(1.15g、5.91ミリモル)を加えた。反応混合物を、室温で5日間攪拌した。これを酢酸エチルで希釈し、この有機層を10% HCl(2回)、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(第1は20%酢酸エチルのヘキサン溶液で、第2は0.5%メタノールのジクロロメタン溶液で)により粗生成物を精製すると、表題化合物465(248mg、23%)が白色固形物として得られた。
MS (m/z): 360.3 (M+H).
【0497】
ステップ2:N−ヒドロキシ−4−(11−オキソジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−10(11H)−イル)ベンズアミド(466)
化合物465を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物466をピンク色固形物として得た(40mg、17%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.33 (s, 1H), 9.14 (s, 1H), 7.87 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.81 (dd, J = 8.0, 2.0Hz, 1H), 7.66-7.62 (m, 1H), 7.51-7.43 (m, 4H), 7.36 (td, J = 7.8, 0.8Hz, 1H), 7.22 (td, J = 7.4, 1.6Hz, 1H), 7.11 (td, J = 7.8, 1.6Hz, 1H), 6.76 (dd, J = 8.0, 1.6Hz, 1H). MS (m/z): 347.2 (M+H).
スキーム84
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
(実施例234)
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンズアミド(470)
ステップ1:1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(467)
1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン(11.0g、62.1ミリモル)及び2−アミノ酢酸(5.13g、68.3ミリモル)をDME(60mL)及び水(20mL)中に溶解し、トリエチルアミンを加えた。この反応混合物を、60℃で4時間攪拌した。この混合物を真空下で濃縮し、酢酸(75mL)中に溶解する淡黄褐色の重質油状残留物を形成した。この混合物を4時間還流させ、次いで室温まで冷却した。溶媒を蒸発させると、黄褐色重質油が得られた。この油をエーテル(50mL)中に一晩室温で静置させた。ベージュ色結晶性固形物を濾過し、エーテルで洗浄した。次いで、固形物をエタノール中ですりつぶすと、表題化合物467(7.95g、67%)がベージュ色結晶性固形物として得られた。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 8.70 (s, 1H), 7.70 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.60 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.32 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 3.75-3.72 (m, 1H), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.28 (s, 3H). MS (ESI): 190.90 (MH)+
【0499】
ステップ2:(E)−5−クロロ−1−メチル−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2(3H)−オン(468)
表題化合物467(1.54g、8.10ミリモル)をオキシ塩化リン(15mL)中で2時間、95℃に加熱した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、オキシ塩化リンの過剰分を減圧下で除去した。黒色油を酢酸エチル中に溶解し、有機相を重炭酸ナトリウム(飽和溶液)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮すると、次のステップで原料として使用される表題化合物468が得られた。
MS (ESI): 209.12 (MH)+.
【0500】
ステップ3:(Z)−エチル4−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンゾエート(469)
表題化合物468(1.69g、8.10ミリモル)をDME(50mL)中に溶解し、4−(メトキシカルボニル)フェニルボロン酸(1.47g、7.58ミリモル)を加え、続いて、テトラキス(トリフェニルホスフィン)白金(0)(0.301g、0.260ミリモル)を、次に炭酸ナトリウム(2M水溶液、12mL、24.00ミリモル)を加えた。反応混合物を90℃で1時間かけて冷却し、室温に冷却し、酢酸エチル中に注ぎ込んだ。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(10%酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物469(1.41g、54%)が赤色泡状物質として得られた。
MS (ESI): 323.42 (MH)+.
【0501】
ステップ4:(Z)−N−ヒドロキシ−4−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンズアミド(470)
化合物469を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物470をピンク色固形物として得た(323mg、24%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.33 (s, 1H), 9.12 (s, 1H), 7.81 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.69-7.65 (m, 1H), 7.62-7.58 (m, 3H), 7.31-7.23 (m, 2H), 4.59 (d, J = 10.4Hz, 1H), 3.76 (d, J = 10.4Hz, 1H), 3.32 (s, 3H). MS (m/z): 310.3 (M+H).
スキーム85
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
(実施例235)
N−ヒドロキシ−2−(3−フェニル−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(475)
ステップ1:2−クロロ−3−ヒドラジニルピラジン(471)
2,3−ジクロロピラジン(2g、13.42ミリモル)、ヒドラジン(1.324g、26.8ミリモル)及びエタノール(40ml)を合わせ、反応混合物を80℃で1.5時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、黄色のフレークを濾過して除去した。固形物を少量の水で洗浄し、乾燥させた。母液を濃縮すると、少量の水と一緒にすりつぶされた黄色固形物が得られ、これを乾燥させた。2つの固形物を合わせて、表題化合物471(1.15g、59%)が黄色固形物として得られた。
MS (m/z): 145.0 (M+H).
【0503】
ステップ2:8−クロロ−3−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(472)
表題化合物471(0.8g、5.53ミリモル)及びオルト安息香酸トリメチル(5mL、29.1ミリモル)を合わせ、反応混合物を120℃で3時間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、固形物を濾過し、ヘキサンで洗浄すると、表題化合物472(1.35g、100%)がベージュ色固形物として得られた。
MS (m/z): 231.1 (M+H)
【0504】
ステップ3:3−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(473)
表題化合物472(310mg、1.34ミリモル)をEtOH(25mL)中に溶解し、10% Pd/C(75mg、25% w/w)を加えた。この反応混合物を、1気圧の水素雰囲気下で一晩攪拌した。触媒を濾過し、濾過液を蒸発させると、表題化合物473(269mg、100%)が得られた。
MS (m/z): 201.1 (M+H).
【0505】
ステップ4:エチル2−(3−フェニル−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(474)
化合物473を使用して手順Y−3(表5)を用い、表題化合物474を透明油状物質として得た(85mg、18%)。
MS (m/z): 353.5 (M+3).
【0506】
ステップ5:N−ヒドロキシ−2−(3−フェニル−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(475)
化合物474を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物475を白色固形物として得た(85mg、93%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.19 (s, 1H), 9.09 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 7.78-7.77 (m, 2H), 7.76-7.75 (m, 3H), 5.20-5.15 (m, 2H), 4.35-4.20 (m, 4H). MS (m/z): 338.4 (M+H).
スキーム86
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0507】
(実施例236)
N−ヒドロキシ−2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(481)
ステップ1:2−ヒドラジニルピラジン(476)
2−クロロピラジンを使用して手順AU−3(表5)を用い、表題化合物476を黄色固形物として得た(4.4g、46%)。
MS (m/z): 111.0 (M+H).
【0508】
ステップ2:2,2,2−トリフルオロ−N’−(ピラジン−2−イル)アセトヒドラジド(477)
100mlのRBにおいて、トリフルオロ酢酸無水物(15mL、106ミリモル)を0℃で化合物476(1.7g、15.44ミリモル)にゆっくりと加えた(発熱反応)。混合物を室温で2時間攪拌し、次いで濃縮すると、化合物477が、次のステップの原料として使用される赤色糊状物質として得られた(>3.5g)。
【0509】
ステップ3:3−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(478)
表題化合物477(3.12g、15.14ミリモル)に、PPA(15mL)を加えた。この混合物を1時間の間に150℃まで加熱し、次いで水に注ぎ込んだ。水溶液を0℃で濃NH
4OH(発熱)により塩基性化した(発熱反応)。すべて溶解するまで水を加え続けた。この混合物を酢酸エチルで抽出した(x4)。これらの有機物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して褐色糊状物質を得た。フラッシュクロマトグラフィー(0%から70%の酢酸エチルのヘキサン溶液)により残留物を精製すると、表題化合物478(0.9g、32%)が褐色固形物として得られた。
MS (m/z): 189.1 (M+H).
【0510】
ステップ4:3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(479)
化合物478を使用して手順G−3(表5)を用い、表題化合物479(粗生成物)を褐色油状物質として得た(130mg、89%)。
MS (m/z): 193.1 (M+H).
【0511】
ステップ5:エチル2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(480)
化合物479を使用して手順Y−3(表5)を用い、表題化合物480をベージュ色固形物として得た(550mg、49%)。
MS (m/z): 343.4 (M+H).
【0512】
ステップ6:N−ヒドロキシ−2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド(481)
化合物480を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物481を白色固形物として得た(198mg、59%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.19 (s, 1H), 9.10 (s, 1H), 8.77 (s, 2H), 5.20 (s, 2H), 4.32 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 4.25 (t, J = 4.9 Hz, 2H).. MS (m/z): 330.2 (M+H).
スキーム87
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
(実施例237)
4−((6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−11−イルアミノ)メチル)−N−ヒドロキシベンズアミド(486)
ステップ1:ジベンゾ[b,e]オキセピン−11(6H)−オン(482)
2−(フェノキシメチル)安息香酸(22.18g、97ミリモル)をDCM(200mL)中に溶解し、トリフルオロ酢酸無水物(20.59mL、146ミリモル)を加え、次に、触媒量の三フッ化ホウ素エーテレート(2.22mL、17.5ミリモル)を加えた。反応混合物を、2時間の間40℃に加熱した。次いで、この溶液を水、重炭酸ナトリウム(飽和溶液)及び水で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲル(10〜20%酢酸エチルのヘキサン溶液)により粗生成物を精製すると、表題化合物482(19.937g、98%)が淡いピンク色の固形物として得られた。
MS (m/z): 211.1 (M+H).
【0514】
ステップ2:(E)−ジベンゾ[b,e]オキセピン−11(6H)−オンオキシム(483)
化合物482を使用して手順K−3(表5)を用い、表題化合物483を白色固形物として得た(4.458g、40%)。
MS (m/z): 226.2 (M+H).
【0515】
ステップ3:6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−11−アミン(484)
化合物483を使用して手順M−3(表5)を用い、表題化合物484を黄色油状物質として得た(2.87g、100%)。
MS (m/z): 212.2 (M+H).
【0516】
ステップ4:メチル4−((6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−11−イルアミノ)メチル)ベンゾエート(485)
化合物484を使用して手順A−3(表5)を用い、表題化合物485を黄色油状物質として得た(1.436g、93%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 7.89 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.44 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.37-7.14 (m, 5H), 6.93-6.78 (m, 2H), 6.44 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.91 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.65 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 3.83 (d, J = 0.4 Hz, 3H), 3.69 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 3.19-3.14 (m, 1H). MS (m/z): 360.4 (M+H).
【0517】
ステップ5:4−((6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−11−イルアミノ)メチル)−N−ヒドロキシベンズアミド(486)
化合物485を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物486を淡いピンク色の固形物として得た(56mg、4%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 11.14 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 7.70-7.68 (d, J = 7.6Hz, 2H), 7.38-7.23 (m, 6H), 7.18-7.14 (m, 2H), 6.87 (t, J = 7.0Hz, 1H), 6.78 (d, J = 7.6Hz, 1H), 6.44 (d, J = 12.4Hz, 1H), 4.91 (d, J = 12.4Hz, 1H), 4.65 (d, J = 2.8Hz, 1H), 3.63 (d, J = 5.6Hz, 2H), 3.07 (br s, 1H). MS (m/z): 361.4 (M+H).
スキーム88
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0518】
(実施例238)
2−((1R,5S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(490)
ステップ1:((1S,2R)−2−(アミノメチル)−2−(3,4−ジクロロフェニル)シクロプロピル)メタノール(487)
2−(3,4−ジクロロフェニル)アセトニトリル(3.5g、18.81ミリモル)及び(S)−(+)−エピクロルヒドリン(1.877ml、23.99ミリモル)のテトラヒドロフラン(18.5mL)溶液に、−15℃(ドライアイス/エタノール/水浴、内部温度は熱電対で監視)、N2雰囲気下で、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(16.5mL、33.0ミリモル)を3時間かけて一滴ずつ加えた。反応混合物を、さらに3時間−15℃で、次いで、一晩4℃(低温室)で攪拌した。混合物を−5℃に冷却し、ボラン−硫化メチル錯体(4.4mL、44.0ミリモル)をシリンジポンプで2時間かけて加えた。次いで、反応混合物を3時間かけて徐々に温め40℃とした。40℃で1.5時間かけて熟成した後、反応混合物を20〜25℃まで冷却し、2N HCl溶液(27.7L)中にゆっくりクエンチした。次いで、クエンチされた混合物を、40℃で1時間攪拌した。濃水酸化アンモニウム(6.3L)を加えて、水層を捨てた。i−PrOAc (18.5L)及び5%の第二リン酸ナトリウム(18.5L)を充填した。有機相を飽和ブライン(18.5L)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、表題化合物487(4.63g、100%)が得られた。
【0519】
ステップ2:(1R,5S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(488)
表題化合物487(4.63g、18.81ミリモル)を酢酸イソプロピル(24.5mL)中に溶解した。酢酸イソプロピル中の上記粗アミノアルコール溶液を、塩化チオニル(1.61ml、22.06ミリモル)の酢酸イソプロピル(17.5mL)溶液に2時間かけて周囲温度でゆっくりと水面下で加えた。さらに1〜5時間熟成した後、外部から冷却してバッチ温度を<30℃に維持しつつ、5.0Nの水酸化ナトリウム(16.4mL)を1時間かけて加えた。2相反応混合物を周囲温度で1時間攪拌し、水酸化ナトリウムのpH滴定によりpHを安定(通常は、8.5〜9.0)させた。有機相を40%のイソプロパノール水溶液(21mL)で洗浄し、その後、水(10.5mL)で洗浄した。濃HCl(1.69mL)を加えた。酢酸イソプロピル水溶液を真空中で共沸濃縮して約24.5mLとした。メチルシクロヘキサン(17.5mL)を2時間かけて一滴ずつ加えた。化合物は結晶化しなかった。pHを中性に調整し、有機層を分離した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。残留物を、ISCO(EtOAcを60% MeOHのEtOAc溶液に、40gシリカカラム)で精製すると、表題化合物488(1.8g、42%)が濃い黄色の油状物質として得られた。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.4, 2.2 Hz, 1H), 3.31-3.30 (m, 2H), 3.23-3.17 (m, 2H), 1.97-1.93 (m, 1H), 1.20-1.04 (m, 2H). MS (m/z) = 228.15 (M+H)
【0520】
ステップ3:エチル2−((1R,5S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(489)
化合物488を使用して手順Y−3(表5)を用い、表題化合物489を黄色固形物として得た(176mg、43%)。
MS (m/z): 378.5 (M+H).
【0521】
ステップ4:2−((1R,5S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(490)
化合物489を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物490を白色固形物として得た(132mg、78%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 8.67 (s, 2H), 7.46 (m, 2H), 7.23 (dd, J = 2.4 Hz, 8.4 Hz, 1H), 4.31 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 4.07 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.76 (d, J = 11.2 Hz, 2H), 2.14 (五重線, J = 4 Hz, 1H), 1.22 (m, 1H), 0.90 (t, J = 4.8 Hz, 1H). MS (m/z): 363.4 (M-H).
スキーム89
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
(実施例239)
(Z)−4−(7−ブロモ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−チエノ[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(495)
ステップ1:メチル4−(2−アミノチオフェン−3−カルボニル)ベンゾエート(491)
トリエチルアミン(1.331mL、9.55ミリモル)を、攪拌しながら、メチル4−(2−シアノアセチル)ベンゾエート(4.85g、23.87ミリモル)及び1,4−ジチアン−2,5−ジオール(1.817g、11.93ミリモル)のジメチルホルムアミド(10mL)溶液に加えると、黄色の溶液が得られた。15分後、溶液を2時間、60℃に加熱し、室温で一晩攪拌した。水(50mL)、酢酸エチル(50mL)及び氷酢酸(約1〜3mL)を油状残留物に加えて、有機層を透明にした。有機層を分離し、酢酸エチル(50mL)で水層をさらに抽出した後、合わせた有機層を5%のNaHCO
3水溶液とH
2Oで順次洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させた。溶媒を除去し、残留物を、ISCO(0〜50% EtOAc/ヘキサン、80gシリカゲルカラム)で精製すると、表題化合物491(3.7g、59%)が黄色固形物として得られた。
MS (m/z): 357.4 (M+H).
【0523】
ステップ2:メチル4−(2−(2−アミノアセトアミド)チオフェン−3−カルボニル)ベンゾエート(492)
100mLの丸底フラスコで、表題化合物491(1g、2.96ミリモル)及びヨウ化ナトリウム(0.533g、3.55ミリモル)をテトラヒドロフラン(20mL)中に溶解すると、黄色の懸濁液が得られた。混合物を、還流下で2時間、加熱した。混合物を−78℃に冷却した。ジュワー瓶型冷却器を取り付けて、ドライアイス/アセトンを詰めた。アンモニアを気体として導入し、約30mLをフラスコ内に凝縮した。反応混合物を週末にかけて室温まで温まるのに任せた。溶媒を真空下で除去し、残留物を、ISCO(50〜100% EtOAc/ヘキサン、40gシリカゲルカラム)で精製すると、生成物が黄褐色粉末として得られた。固形物を、1:1ジクロロメタン/エーテル中に懸濁させ、濾過することにより精製すると、表題化合物492(265mg、28%)が、次のステップ用に十分純粋な黄褐色粉末として得られた。
MS (m/z): 319.3 (M+H).
【0524】
ステップ3:(Z)−メチル4−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−チエノ[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンゾエート(493)
75mLの圧力フラスコで、表題化合物492(0.265g、0.832ミリモル)及び酢酸(0.071mL、1.249ミリモル)をメタノール(20mL)中に懸濁させると、黄色の懸濁液が得られた。この反応混合物を、一晩100℃に加熱した。溶媒を除去すると、表題化合物493(250mg、100%)が黄褐色粉末として得られた。
MS (m/z): 301.3 (M+H).
【0525】
ステップ4:(Z)−メチル4−(7−ブロモ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−チエノ[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンゾエート(494)
20mLの隔膜付きドラムスクリューキャップバイアルで、化合物493(0.140g、0.466ミリモル)をピリジン(3mL)中に溶解すると、オレンジ色の溶液が得られた。混合物を0℃に冷却し、臭素(0.029mL、0.559ミリモル)を一滴ずつ加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌するのに任せた。混合物を飽和チオ硫酸塩溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で、次にブラインで、数回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、蒸発させた。残留物をエーテル中に懸濁させ、濾過すると、表題化合物494(101mg、57%)が黄褐色固形物として得られた。
MS (m/z): 379.33 (M+H).
【0526】
ステップ5:(Z)−4−(7−ブロモ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−チエノ[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(495)
化合物494を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物495を黄褐色固形物として得た(40mg、40%)。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.84 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.66 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.85 (s, 1H), 4.36 (s, 2H). MS (m/z): 378.2 (M-H).
スキーム90
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
(実施例240)
N−ヒドロキシ−4−((2−フェニル−1H−インドール−1−イル)メチル)ベンズアミド(497)
ステップ1:4−((2−フェニル−1H−インドール−1−イル)メチル)安息香酸(496)
2−フェニル−1H−インドール及び4−(ブロモメチル)安息香酸を使用して手順H−3(表5)を用い、表題化合物496を黄褐色固形物として得た(332mg、22%)。
1H NMR (DMSO-d
6) δ (ppm): 7.78 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.61 (dd, J = 7.0, 1.7 Hz, 1H), 7.50-7.41 (m, 5H), 7.34 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.14-7.06 (m, 2H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.67 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 5.51 (s, 2H). MS (m/z) = 326.2 (M-H).
【0528】
ステップ2:N−ヒドロキシ−4−((2−フェニル−1H−インドール−1−イル)メチル)ベンズアミド(497)
表題化合物496(332mg、1.014ミリモル)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(85mg、1.217ミリモル)、BOP(583mg、1.318ミリモル)、トリエチルアミン(0.424mL、3.04ミリモル)及びピリジン(7mL)を室温で1時間かけて一緒に攪拌した。次いで、すべての溶媒を減圧下で除去し、残留物を酢酸エチル及びブラインで希釈した。酢酸エチルで抽出した後、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。50〜100%のEtOAc/ヘキサンを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残留物を精製すると、表題化合物497(0.058g、17%)が白色固形物として得られた。
1H NMR (CD
3OD) δ (ppm): 7.66-7.62 (m,3H), 7.50-7.38 (m,5H), 7.28-7.23 (m,1H), 7.17-7.08 (m,2H), 7.03 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.65 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 5.51 (s,2H). MS (m/z): 343.5 (M+H).
スキーム91
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0529】
(実施例241)
(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(502)
ステップ1:(S)−エチル2−(2−(t−ブトキシカルボニル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(498)
(S)−t−ブチルピロリジン−2−カルボキシレート及びエチル2−(メチルスルホニル)ピリミジン−5−カルボキシレートを使用して手順Y−3(表5)を用い、表題化合物498を得た(278mg、66%)。
MS (m/z): 322.3 (M+H).
【0530】
ステップ2:(S)−1−(5−(エトキシカルボニル)ピリミジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸(499)
HClのジオキサン溶液(3mL)を化合物498(278mg、0.865ミリモル)に加え、反応混合物を一晩攪拌した。次いで、反応混合物を濃縮すると、さらに精製することなく使用される化合物499が得られた。
MS (m/z): 266.2 (M+H).
【0531】
ステップ3:(S)−エチル2−(2−(2−アミノフェニルカルバモイル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(500)
化合物499を使用して手順S−3(表5)を用い、表題化合物500を得た(117mg、51%)。
【0532】
ステップ4:(S)−エチル2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−5−カルボキシレート(501)
AcOH(2mL)を化合物500(117mg、0.329ミリモル)に加え、溶液を30分間90℃に加熱した。溶媒を減圧下で蒸発させた。次いで、残留物を酢酸エチルと水とに分配し、pHを調整してpH=10とした。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。50〜100%EtOAc/ヘキサン溶液を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残留物を精製すると、表題化合物501(72mg、65%)が得られた。
MS(m/z): 338.4 (M+H).
【0533】
ステップ5:(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド(502)
化合物501を使用して手順B−3(表5)を用い、表題化合物502を得た(17mg、25%)。
1H NMR(CD
3OD) δ (ppm): 8.72 (bs, 1H), 8.50 (bs, 1H), 7.46 (s, 2H), 7.17 (m, 2H), 5.48 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.04 (m, 1H), 3.79 (m, 1H), 2.53 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.14 (m, 2H). MS (m/z): 325.3 (M+H).
【0534】
本発明の化合物を合成するために使用される一般手順A−3からBC−3は、表5で説明されている。それぞれの一般手順の具体例が、特定の実施例の指示されたステップで与えられる。基質及び方法は、本発明の範囲内で化合物の合成を行いやすいように当業者側で修正及び/又は適応させることができることが理解される。
【表5-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表5-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表5-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表5-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表5-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表5-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表5-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
表6で説明されている実施例は、表5に示されている調製順序(一般手順A−3からBC−3)に従って、又はすでに説明されている調製順序(例えば、表1及び/又は表3)を使用して調製された。
【表6-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-12】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-13】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-15】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-17】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-18】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-19】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-20】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-21】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-22】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-23】
[この文献は図面を表示できません]
【表6-24】
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
組成物
第2の態様では、本発明は、本発明によるヒストンデアセチラーゼの阻害剤及び医薬品として許容される担体、賦形剤、又は希釈剤を含む組成物を提供する。本発明の化合物は、当業で知られている方法により調製され、また、限定はしないが、非経口、経口、舌下、経皮、局所、経鼻、気管内、又は直腸内を含む、任意の経路による投与に合わせて調製されうる。いくつかの好ましい実施形態では、本発明の化合物は、病院環境で静脈内投与される。いくつかの他の好ましい実施形態では、経口経路による投与が好ましい場合がある。これらの組成物は、限定はしないが、溶液又は懸濁液を含む任意の形態であってよく、経口投与の場合は、製剤は、錠剤又はカプセルの形態であってよく、経鼻製剤の場合は、粉末、点鼻剤、又は鼻エアロゾルの形態であってよい。本発明の組成物は、全身投与又は局所投与することができる。
【0537】
担体の特性は、投与経路に依存する。本明細書で使用する「医薬品として許容される」という用語は、細胞、細胞培養物、組織、又は臓器などの生体系との適合性を有し、活性成分の生物活性の有効性を妨げない非毒性物質を意味する。したがって、本発明による組成物は、阻害剤に加えて、希釈剤、充填剤、塩、緩衝剤、安定剤、可溶化剤、又は当業でよく知られている他の物質を含有してよい。医薬品として許容される製剤の調製は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Edition,ed.A.Gennaro,Mack Publishing Co.,Easton,PA,1990において説明されている。
【0538】
本明細書で使用されている「医薬品として許容される塩」という用語は、前記で同定された化合物の所望の生体活性を保持しており、望ましくない毒性効果を最小限のみ示すか、示さない塩を意味することが意図されている。このような塩の例には、限定はしないが、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸など)により形成される酸付加塩、並びに酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、安息香酸、タンニン酸、パモ酸、アルギン酸、ポリグルタミン酸、ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸及びポリガラクツロン酸などの有機酸により形成される塩が含まれる。これらの化合物は、当業者に知られている医薬品として許容される4級塩として投与することもでき、これは特に、式−NR+Z−の4級アンモニウム塩を含み、Rは、水素、アルキル、又はベンジルであり、Zは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、−O−アルキル、トルエンスルホン酸塩、メチルスルホン酸塩、スルホン酸塩、リン酸塩、又はカルボン酸塩(安息香酸塩、コハク酸塩、酢酸塩、グリコール酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、けい皮酸塩、マンデロ酸塩、ベンジロン酸塩及びジフェニル酢酸塩など)を含む、対イオンである。本明細書で使用されている「塩」という用語は、さらに、アルカリ金属又はアルカリ土類金属との錯体などの錯体を包含することも意図されている。
【0539】
活性化合物は、重大な毒作用をもたらすことなく阻害有効量を送達するに十分な量で医薬品として許容される担体又は希釈剤中に含まれる。医薬品として許容される誘導体の有効用量範囲は、送達される親化合物の重量に基づいて算出されうる。誘導体がそれ自体活性を示す場合、有効用量は、誘導体の重量を使用して、又は当業者に知られている他の手段により、上述のように推定できる。
【0540】
本発明の第2の態様のいくつかの好ましい実施形態では、組成物は、さらに、ヒストンデアセチラーゼ遺伝子の発現を阻害するアンチセンスオリゴヌクレオチドを含む。核酸レベルの阻害剤(例えば、アンチセンスオリゴヌクレオチド)及びタンパク質レベルの阻害剤(すなわち、ヒストンデアセチラーゼ酵素活性の阻害剤)とを組み合わせて使用すると、阻害効果が改善されて、それにより個々に使用される場合に必要な量に比較して、所与の阻害効果を得るために必要な阻害剤の量が減る。本発明のこの態様によるアンチセンスオリゴヌクレオチドは、例えば、HDAC−1、HDAC−2、HDAC−3、HDAC−4、HDAC−5、HDAC−6、HDAC−7、HDAC−8、HDAC−9、HDAC−10及びHDAC−11のうちの1つ又は複数をコードする、RNA又は二本鎖DNAの領域に対して相補的である(例えば、HDAC−1ではGenBank受託番号U50079、HDAC−2ではGenBank受託番号U31814及びHDAC−3ではGenBank受託番号U75697を参照されたい)。
【0541】
ヒストンデアセチラーゼの阻害
第3の態様では、本発明は、ヒストンデアセチラーゼと本発明のヒストンデアセチラーゼの阻害剤の阻害有効量とを接触させることを含む、ヒストンデアセチラーゼを阻害する方法を提供する。
【0542】
第3の態様の他の実施形態では、本発明は、ヒストンデアセチラーゼの阻害が望まれる細胞と、本発明によるヒストンデアセチラーゼの阻害剤、又はこの組成物の阻害有効量とを接触させることを含む、細胞中でヒストンデアセチラーゼを阻害する方法を提供する。
【0543】
本発明の化合物は、ヒストンデアセチラーゼを阻害するので、生体プロセスでのヒストンデアセチラーゼの役割をインビトロ研究するための有効な調査手段である。
【0544】
ヒストンデアセチラーゼの酵素活性の測定は、知られている方法を使用して達成することができる。例えば、Yoshidaら、J.Biol.Chem.,265:17174〜17179(1990)では、トリコスタチンA処理した細胞中でアセチル化されたヒストンを検出することにより、ヒストンデアセチラーゼ酵素活性を評価することを説明している。Tauntonら、Science,272:408〜411(1996)も、同様に、内在及び組換えHDAC−1を使用して、ヒストンデアセチラーゼ酵素活性を測定する方法を記載している。
【0545】
いくつかの好ましい実施形態では、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤は、細胞中のすべてのヒストンデアセチラーゼと相互作用し、活性を低減する。本発明のこの態様によるいくつかの好ましい他の実施形態では、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤は、細胞中のすべてのヒストンデアセチラーゼの内の少数と相互作用し、活性を低減する。いくつかの好ましい実施形態では、この阻害剤は、1種のヒストンデアセチラーゼ(例えば、HDAC−1)と相互作用し、活性を低減するが、他のヒストンデアセチラーゼ(例えば、HDAC−2、HDAC−3、HDAC−4、HDAC−5、HDAC−6、HDAC−7、HDAC−8、HDAC−9、HDAC−10及びHDAC−11)とは相互作用せず、活性を低減しない。
【0546】
「阻害有効量」という用語は、多細胞生物の細胞であってもよい、細胞中のヒストンデアセチラーゼ活性の阻害を引き起こすのに十分な用量を表すことが意図されている。多細胞生物には、植物と動物があり、好ましくは哺乳類、より好ましくはヒトとすることができる。多細胞生物の場合、本発明のこの態様による方法は、生物に、本発明による化合物又は組成物を投与することを含む。投与は、限定はしないが、非経口、経口、舌下、経皮、局所、経鼻、気管内、又は直腸内を含む、任意の経路によるものとしてよい。いくつかの特に好ましい実施形態では、本発明の化合物は、病院環境で静脈内投与される。いくつかの他の好ましい実施形態では、経口経路による投与が好ましい場合がある。
【0547】
本発明の第3の態様のいくつかの好ましい実施形態では、方法は、さらに、ヒストンデアセチラーゼ酵素又はヒストンデアセチラーゼ活性を発現する細胞とヒストンデアセチラーゼ遺伝子の発現を阻害するアンチセンスオリゴヌクレオチドとを接触させることを含む。核酸レベルの阻害剤(例えば、アンチセンスオリゴヌクレオチド)及びタンパク質レベルの阻害剤(すなわち、ヒストンデアセチラーゼ酵素活性の阻害剤)とを組み合わせて使用すると、阻害効果が改善されて、それにより個々に使用される場合に必要な量に比較して、所与の阻害効果を得るために必要な阻害剤の量が減る。本発明のこの態様によるアンチセンスオリゴヌクレオチドは、例えば、HDAC−1、HDAC−2、HDAC−3、HDAC−4、HDAC−5、HDAC−6、HDAC−7、HDAC−8、HDAC−9、HDAC−10及びHDAC−11をコードする、RNA又は二本鎖DNAの領域に対して相補的である(例えば、HDAC−1ではGenBank受託番号U50079、HDAC−2ではGenBank受託番号U31814及びHDAC−3ではGenBank受託番号U75697を参照されたい)。
【0548】
本発明の目的に関して、「オリゴヌクレオチド」という用語は、2個以上のデオキシリボヌクレオシド、リボヌクレオシド、又は2’−置換リボヌクレオシド残基、又はこれらの組合せのポリマーを含む。好ましくは、このようなオリゴヌクレオチドは、約6から約100個のヌクレオシド残基、より好ましくは約8から約50個のヌクレオシド残基、最も好ましくは約12個から約30個のヌクレオシド残基を有する。ヌクレオシド残基は、数多くの知られているヌクレオシド間結合のいずれかにより相互に結合していてよい。このようなヌクレオシド間結合は、限定はしないが、ホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、アルキルホスホネート、アルキルホスホノチオエート、ホスホトリエステル、ホスホルアミダート、シロキサン、カルボネート、カルボキシメチルエステル、アセトアミダート、カルバメート、チオエーテル、架橋ホスホルアミダート、架橋メチレンホスホネート、架橋ホスホロチオエート及びスルホンヌクレオシド間結合を含む。いくつかの好ましい実施形態では、これらのヌクレオシド間結合は、ホスホジエステル、ホスホトリエステル、ホスホロチオエート、又はホスホルアミダート結合、又はこれらの組合せであってよい。オリゴヌクレオチドという用語は、さらに、化学的に修飾された塩基又は糖を有し及び/又は限定はしないが親油性基、挿入剤、ジアミン及びアダマンタンを含めた追加の置換基を有するようなポリマーを包含する。
【0549】
本発明の目的に関して、「2’−置換リボヌクレオシド」という用語は、ペントース部分の2’位に位置するヒドロキシル基が置換されて、2’−O−置換リボヌクレオシドが生じているリボヌクレオシドを含む。好ましくは、このような置換は、1〜6個の飽和又は不飽和炭素原子を含有する低級アルキル基での置換、又は2〜6個の炭素原子を有するアリール又はアリル基での置換であるが、但し、このようなアルキル、アリール、又はアリル基は、非置換であってよいか、例えば、ハロ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、カルボキシル、カルバルコキシル、又はアミノ基で置換されていてよい。また、「2’−置換リボヌクレオシド」は、2’−ヒドロキシル基がアミノ基又はハロ基、好ましくはフルオロで置換されているリボヌクレオシドを含む。
【0550】
本発明のこの態様で使用される特に好ましいアンチセンスオリゴヌクレオチドは、キメラオリゴヌクレオチド及びハイブリッドオリゴヌクレオチドを含む。
【0551】
本発明の目的に関して、「キメラオリゴヌクレオチド」は、2種以上のヌクレオシド間結合を有するオリゴヌクレオチドを指す。このようなキメラオリゴヌクレオチドの好ましい一例は、好ましくは約2から約12個のヌクレオチドを有するホスホロチオエート、ホスホジエステル、又はホスホロジチオエート領域及びアルキルホスホネート又はアルキルホスホノチオエート領域を有するキメラオリゴヌクレオチドである(例えば、Pedersonらの米国特許第5,635,377号及び第5,366,878号参照)。好ましくは、このようなキメラオリゴヌクレオチドは、ホスホジエステル及びホスホロチオエート結合、又はこれらの組合せから選択される少なくとも3個の連続するヌクレオシド間結合を含む。
【0552】
本発明の目的に関して、「ハイブリッドオリゴヌクレオチド」は、2種以上のヌクレオシドを有するオリゴヌクレオチドを指す。このようなハイブリッドオリゴヌクレオチドの好ましい一実施例は、好ましくは、約2から約12個の2’−置換ヌクレオチドを有するリボヌクレオチド又は2’置換リボヌクレオチド領域及びデオキシリボヌクレオチド領域を含む。好ましくは、このようなハイブリッドオリゴヌクレオチドは、少なくとも3個の連続するデオキシリボヌクレオシドを含み、さらに、リボヌクレオシド、2’−置換リボヌクレオシド、好ましくは、2’−O−置換リボヌクレオシド、又はこれらの組合せを含む(例えば、Metelev及びAgrawalの米国特許第5,652,355号参照)。
【0553】
本発明で使用されるアンチセンスオリゴヌクレオチドの正確なヌクレオチド配列及び化学構造は、そのオリゴヌクレオチドが、対象の遺伝子の発現を阻害する能力を保持する限り、変動してよい。これは、特定のアンチセンスオリゴヌクレオチドが活性であるかどうかを試験することにより容易に測定される。このために使用可能なアッセイは、遺伝子の産物をコードするmRNAの定量、遺伝子の産物に関するウエスタンブロット分析アッセイ、酵素活性な遺伝子産物に関する活性アッセイ、又は軟寒天増殖アッセイ、又はレポーター遺伝子構成アッセイ、又はインビボ腫瘍増殖アッセイを含み、これらはすべて、当業で知られているか、或いは本明細書中で、又はRamchandaniら、(1997)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 94:684〜689で詳述されているとおりである。
【0554】
本発明で使用されるアンチセンスオリゴヌクレオチドは、H−ホスホネート化学、ホスホロアミダイト化学、又はH−ホスホネート化学とホスホロアミダイト化学との組合せ(すなわち、いくつかの周期では、H−ホスホネート化学、他の周期では、ホスホロアミダイト化学)を含む、よく知られている化学的手法を使用して、好適な固体担体上で、容易に合成することができる。好適な固体担体は、制御孔ガラス(CPG)などの固相オリゴヌクレオチド合成のために使用される標準的な固体担体のいずれかを含む(例えば、Pon,R.T.、(1993)Methods in Molec.Biol.20:465〜496参照)。
【0555】
特に好ましいオリゴヌクレオチドは、表44に示されているヌクレオチド配列を含む約13から約35個のヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を有する。さらに追加の特に好ましいオリゴヌクレオチドは、表7に示されているヌクレオチド配列の約15から約26個のヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を有する。
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
本発明のいくつかの好ましい実施形態では、アンチセンスオリゴヌクレオチド及び本発明のHDAC阻害剤は、哺乳類、好ましくはヒトに別々に投与される。例えば、本発明のHDAC阻害剤を哺乳類に投与する前に、アンチセンスオリゴヌクレオチドを哺乳類に投与してもよい。哺乳類は、本発明のHDAC阻害剤の1回又は複数回分の用量を受ける前に、アンチセンスオリゴヌクレオチドの1回又は複数回分の用量を受けることができる。
【0557】
他の実施形態では、本発明のHDAC阻害剤は、アンチセンスオリゴヌクレオチドを投与する前に哺乳類に投与してよい。哺乳類は、アンチセンスオリゴヌクレオチドの1回又は複数回分の用量を受ける前に、本発明のHDAC阻害剤の1回又は複数回分の用量を受けることができる。
【0558】
本発明のいくつかの他の好ましい実施形態では、本発明のHDAC阻害剤は、当業で知られている、又は将来発見される他のHDAC阻害剤と一緒に投与してもよい。このような(複数の)HDAC阻害剤の投与は、順次又は同時に行うことができる。本発明のいくつかの好ましい実施形態では、組成物は、本発明のHDAC阻害剤及び/又はアンチセンスオリゴヌクレオチド及び/又は当業で知られている、若しくは将来発見される他のHDAC阻害剤を含む。このような組成物の活性成分は、好ましくは相乗的に作用して治療効果をもたらす。
【0559】
いくつかの実施形態では、知られているHDAC阻害剤は、限定はしないが、トリコスタチンA、デプデシン、トラポキシン、スベロイルアニリドヒドロキサム酸、FR901228、MS−27−275、CI−994酪酸ナトリウム、MGCD0103及びWO2003/024448、WO2004/069823、WO2001/038322、米国特許第6,541,661号、WO01/70675、WO2004/035525及びWO2005/030705に記載されている化合物からなる群から選択される。
【0560】
以下の実施例は、本発明のいくつかの好ましい実施形態をさらに例示することを意図されており、本発明の範囲を制限することを意図されていない。
【0561】
アッセイ例
(アッセイ例1)
ヒストンデアセチラーゼ酵素活性の阻害
以下のプロトコルを使用して、本発明の化合物をアッセイする。アッセイでは、使用される緩衝液は、25mMのHEPES、pH 8.0、137mMのNaCl、2.7mMのKCl、1mMのMgCl
2であり、基質は、DMSO中の50mMストック溶液のBoc−Lys(Ac)−AMCである。酵素原液は緩衝液中で4.08μg/mLである。
【0562】
化合物を、室温で10分間、酵素(4.08μg/mlの20μl)と共にプレインキュベートする(アッセイプレートに移すため、DMSO中2μlを緩衝液中13μlに希釈する)(35μlのプレインキュベーション体積)。混合物を室温で5分間プレインキュベートする。温度を37℃にして、16μlの基質を加えることにより反応を開始する。全反応体積は50μlである。20分後、Biomol(Fluor−de−Lys顕色剤、Cat.#KI−105)の指示に従って調製された50μlの顕色剤を加えることにより反応を停止する。室温で10分間、プレートを暗所でインキュベートしてから読み取る(λ
Ex=360nm、λ
Em=470nm、435nmのカットオフフィルタ)。
【0563】
例示されている化合物はすべて、そのIC
50値がHDAC−1、HDAC−2、HDAC−3、HDAC−4、HDAC−5、HDAC−6、HDAC−7、HDAC−8、HDAC−9、HDAC−10及びHDAC−11のうちの1つ又は複数に対して10μM以下である。表8、9及び10に、選択した実施例を示す。表8、9及び10では、A≦0.05μM、0.05μM<B≦0.1μM、0.1μM<C≦1μM及び1μM<D≦10μMである。
【0564】
(アッセイ例2)
初代マウス皮質培養物における全細胞ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害アッセイ
初代新皮質培養物は、同期妊娠Balb/Cマウスから採取したE17胚から新皮質を切り出すことにより確立される。切り出した後、新皮質組織標本は、(0.25%)トリプシン及び(0.1%)DNase Iを補った解離用培地(1xHBSS/10mM HEPES/1mMピルビン酸ナトリウム)において10分間、37℃でインキュベートすることにより、消化する。消化された組織を洗浄し、プレーティング培地(NeuroBasal/10%HS/0.5mM L−グルタミン酸(Invitrogen Corporation))で再懸濁して磨砕する。追加のプレーティング培地を加え、内容物を70μmセルストレーナーに渡す。血球計を使用して細胞密度を定量し、希釈を行って、96ウェルPDLコーティングプレートで5000細胞/ウェル/100μLのプレーティングを行えるようにする。37℃/5% CO
2インキュベータ内で4〜5時間かけてプレートをインキュベートし、その後、全体積を補給培地(NeuroBasal/2% B−27無血清培地添加物/0.5mM L−グルタミン酸/1% ペニシリン−ストレプトマイシン(Invitrogen Corporation))に交換する。培養物に対し、2回の50%の新鮮補給培地交換をインビトロでの培養3日目(DIV3)で行い、再びDIV7で行う。
【0565】
試験用の化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)中に再懸濁し、さらに適切な対照を使用して、10点用量反応曲線用にDMSO中で希釈する。各マスタープレートを3連でアッセイする。マスターの希釈プレートの3.5μL/ウェルを96ウェルの丸底ドータープレートに移し、そこに、温めた補給培地を175μL/ウェルを加え、完全に混合する。3個のDIV9培養プレートのレベルを50μL/ウェルに合わせ、そこに、それぞれが希釈ドータープレートの50μL/ウェルを重ねる。プレートを16〜18時間の間、37℃/5%/CO
2インキュベータに戻す。
【0566】
アッセイの次のステップでは、アセチル化リジン側鎖を含む、HDAC発色基質を化合物処理した神経培養物に暴露することを伴う。化合物が神経培養物中のHDAC活性を阻害できることに基づき、基質をHDACにより脱アセチル化し、その後、感作する。15mMのBOC−Lys(Ac)−AMCとHDACアッセイ緩衝液(25mMのトリス−Cl/137mMのNaCl/2.7mMのKCl/1mMのMgCl
2)との1:1希釈液を作ることにより、7.5mMのBOC−Lys(Ac)−AMC(Bachem Bioscience,Inc.)基質溶液を調製する。化合物インキュベートされた培養プレートのレベルを再び50μL/ウェルに合わせ、7.5mMのBOC−Lys(Ac)−AMC基質の2μL/ウェルを加えて、完全に混合する。プレートを1時間の間、37℃/5%CO
2インキュベータに戻す。
【0567】
培養プレートへの最終添加には、Fluor de Lys(商標)ベースの顕色剤(BIOMOL Research Laboratories,Inc.)で処理して、分光光度計を使用して分析されるフルオロフォアを形成する必要がある。顕色剤溶液(1x Fluor de Lys(商標)/1% NP−40/1μM TSA、HDAC緩衝液中)を調製し、50μL/ウェルを培養プレートの各ウェルに加える。典型的には、トリコスタチンAをクラスI及びII HDACの「阻害剤停止」として加える。プレートを10〜15分間、37℃/5%CO
2インキュベータに戻し、その後、取り出して、5〜10分間、室温の暗所にセットする。プレートを読み取り、その結果を使用して、それぞれの化合物のHDAC活性率(%)をDMSO対照と比較して決定し、その後、これを使用して、対応するIC
50値を算出する。
【0568】
(アッセイ例3)
ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤を経口投与したマウスからのマウス肝臓及び線条体組織のウエスタンブロットを用いたエキソビボヒストンアセチル化分析
組織ホモジナイズ処理のため、予め秤量した肝臓及び線条体標本を−80℃から保冷剤に移す。肝臓標本について、20倍過剰の冷却された1x XT LDS(Bio−Rad Laboratories,Inc.)試料緩衝液を、それぞれの個別肝臓試料の重量を超えて加え、また10倍過剰分を、線条体試料の重量を超えて加える。1.0mmのジルコニア−シリカビーズ(BioSpec Products,Inc.)をそれぞれの試料に加えた後、管をMini−Beadbeater(商標)(BioSpec Products,Inc.)内に装填し、肝臓試料を4分間ホモジナイズし、線条体試料を3分間ホモジナイズする。
【0569】
次いで、救出ホモジネートを10〜15分間、95℃に加熱し、少しの間ボルテックスし、4分間、13200rpmの遠心分離機にかける。試料を1:10で希釈し、装填の準備のため20x XT還元剤(Bio−Rad Laboratories,Inc.)を加える。
【0570】
それぞれの希釈試料15μLをCRITERION(商標)4〜12%ビス−トリスゲル(Bio−Rad Laboratories,Inc.)に装填し、1x XT MES緩衝系(Bio−Rad Laboratories,Inc.)において染料の前線が底部に到達するまで150V(一定)で実行する。
【0571】
Immobilon−FL PVDF−メンブレン(Millipore Corporation)をメタノール中で短時間活性化し、diH
2O中で水和し、次いで10%のメタノールを補った冷却した1xトリス−グリシントランスファーバッファー(Bio−Rad Laboratories,Inc.)中で平衡化し、トランスファーサンドイッチを組み立てられるようにする。カートリッジからゲルを取り出し、冷却したトランスファーバッファー中で15分間平衡化する。トランスファーサンドイッチを組み立てて、CRITERION(商標)Blotter System内に装填し、100V(一定)で40分間移動する。
【0572】
PVDF−メンブレンを取り出して、diH2O中で簡単にすすぎ、次いでOdysseyブロッキング緩衝液(LI−COR Bioscience,Inc.)の1:1希釈(PBS中)で1時間ブロッキングする。
【0573】
次のようにして一次抗体溶液を調製する。1:1希釈Odysseyブロッキング緩衝液40mL中に抗アクチン(AC−15)抗体(Sigma−Aldrich Co.)4μL、抗アセチル化H2A抗体(Millipore Corporation)8μL、抗アセチル化H4抗体(Millipore Corporation)20μLを加える。PVDFメンブレンを一次抗体溶液中で一晩4℃でインキュベートする。
【0574】
メンブレンをTBS−T(Sigma−Aldrich Co.)で4×5分の間洗浄する。次のようにして二次抗体溶液を調製する。0.02% SDS(Sigma−Aldrich Co.)を補ったTBS−T溶液Into 40mL中に、ヤギ抗ウサギIRDye800抗体(Rockland,Inc.)4μL及びヤギ抗マウスAlexaFluor 680抗体(Invitrogen Corporation)4μLを加えた。PVDFメンブレンを二次抗体溶液中で、光が当たらないようにして、室温で1時間、インキュベートする。メンブレンをTBS−Tで4×5分の間洗浄し、続いて、2×2分の間PBS溶液中で洗浄する。
【0575】
LI−COR/Odyssey赤外線イメージングシステムを使用してPVDFメンブレンをスキャンする。指定アセチル化ヒストンバンドの積分強度を同じ試料からのアクチンバンドの積分強度で除算し、装填の変動に関して補正することにより、ヒストン2A又はヒストン4の誘導アセチル化を試料毎に算出する。次に、3連でアッセイされた、各処理群からの個別に正規化された試料値の平均をとり、相対的ヒストン2A又はヒストン4のアセチル化レベルとしてプロットする。
【0576】
(アッセイ例3)
正常ヒト星状細胞培養物における全細胞ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害アッセイ
標準継代培養技術を使用して、正常ヒト星状細胞培養物(Lonza,Inc.)の継代培養を行う。ペレット化した細胞を星状細胞増殖培地(星状細胞基礎培地/3% FBS/1%L−グルタミン酸/0.1%アスコルビン酸/0.1%rhEGF/0.25%インスリン/0.1%硫酸ゲンタマイシン−アンフォテリシン、(Lonza,Inc.))で再懸濁する。血球計を使用して細胞密度を定量し、希釈を行って、96ウェル平底TC処理プレートで10000細胞/ウェル/100μLのプレーティングを行えるようにする。培養プレートを37℃/5%CO
2で一晩インキュベートする。
【0577】
試験用の化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)中に再懸濁し、さらに適切な対照を使用して、10点用量反応曲線用にDMSO中で希釈する。それぞれのマスタープレートを3連でアッセイする。マスターの希釈プレートの3.5μL/ウェルを96ウェルの丸底ドータープレートに移し、そこに、温めた星状細胞増殖培地の175μL/ウェルを加え、完全に混合する。3個の培養プレートのレベルを50μL/ウェルに合わせ、そこに、それぞれが希釈ドータープレートの50μL/ウェルを重ねている。プレートを16〜18時間の間、37℃/5%/CO
2インキュベータに戻す。
【0578】
アッセイの次のステップでは、アセチル化リジン側鎖を含む、HDAC発色基質を化合物処理ヒト星状細胞培養物に暴露することを伴う。化合物がヒト星状細胞培養物中のHDAC活性を阻害できることに基づき、基質をHDACにより脱アセチル化し、その後、感作する。15mMのBOC−Lys(Ac)−AMCとHDACアッセイ緩衝液(25mMのトリス−Cl/137mMのNaCl/2.7mMのKCl/1mMのMgCl
2)との1:1希釈液を作ることにより、7.5mMのBOC−Lys(Ac)−AMC(Bachem Bioscience,Inc.)基質溶液を調製する。化合物インキュベートされた培養プレートのレベルを再び50μL/ウェルに合わせ、7.5mMのBOC−Lys(Ac)−AMC基質の2μL/ウェルを加えて、完全に混合する。プレートを1時間の間、37℃/5%/CO
2インキュベータに戻す。
【0579】
培養プレートへの最終添加には、Fluor de Lys(商標)ベースの顕色剤(BIOMOL Research Laboratories,Inc.)で処理して、分光光度計を使用して分析されるフルオロフォアを形成する必要がある。顕色剤溶液(1x Fluor de Lys(商標)/1%NP−40/1μM TSA、HDAC緩衝液中)を調製し、50μL/ウェルを培養プレートの各ウェルに加える。典型的には、トリコスタチンAをクラスI及びII HDACの「阻害剤停止」として加える。プレートを10〜15分間、37℃/5% CO
2インキュベータに戻し、その後、取り出して、5〜10分間、室温の暗所にセットする。プレートを読み取り、その結果を使用して、それぞれの化合物のHDAC活性率(%)をDMSO対照と比較して決定し、その後、これを使用して、対応するIC50値を算出する。
【0580】
上述の神経細胞ベースのアッセイにおける選択された化合物の活性(IC
50μM)を表8、9、10に示す。表8、9及び10では、W≦1μM、1<X≦5μM、5<Y≦15μM及び15<Zである。
【表8-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表8-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表8-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表8-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表8-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表8-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表9-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表9-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表9-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表9-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表9-5】
[この文献は図面を表示できません]
n/d=未決定
【表10-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表10-10】
[この文献は図面を表示できません]
n/d=未決定
【0581】
(アッセイ例4)
ハンチントン病の治療のためのインビボキイロショウジョウバエ(Drosophila Fly)アッセイ
本発明は、ポリグルタミン(polyQ)伸長疾患を治療するための方法及び医薬組成物を開示する。いくつかの好ましい実施形態では、疾患は、ハンチントン舞踏病(HD)、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)、脊髄性延髄性筋萎縮(SBMA)及び5種類の脊髄小脳失調(SCA1、SCA2、SCA3/MJD(マシャド・ジョセフ病)、SCA6及びSCA7)からなる群から選択される。
【0582】
ポリグルタミン(polyQ)伸長疾患の治療に対する化合物の適性は、いくつかの動物モデルのうちのいずれかで評価することができる。例えば、脊髄小脳性運動失調症1型(SCA−I)に典型的なアタキシン−1誘発運動失調の伸長ポリグルタミンリピート突然変異用に作製されたトランスジェニックマウスが知られており(Burrightら、1995,Cell 82:937〜948、Lorenzettiら、2000,Hum.MoI.Genet.9:779〜785、Watase、2002,Neuron 34:905〜919)、これを使用して、神経変性疾患の治療又は予防に所与の化合物の有効性を判定することができる。例えば、ハンチントン病の他の動物モデル(例えば、Mangiariniら、1996,Cell 87:493〜506、Linら、2001,Hum.MoI.Genet.10:137〜144参照)も、同様にして本発明の化合物の有効性を評価するために使用できる。
【0583】
動物モデルは、哺乳類モデルに限定されない。例えば、キイロショウジョウバエの系統は、多数の神経変性疾患の一般に認められているモデルとなっている。
【0584】
本発明の化合物のスクリーニングに使用されるキイロショウジョウバエハンチントン病アッセイは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるWO2007/002497のアッセイに従った。
【0585】
キイロショウジョウバエ(Drosohila melanogaster Fly)の作製:
簡単に言うと、親(モデル及びドライバー)系統を、系統を持続するとともにアッセイ交雑のため処女とオスを供給する十分な量だけ維持する。疾患モデルハエを、UASエンハンサー要素に機能的に結合された「サイレント」の疾患遺伝子とともに維持する。「ドライバー」系統は、組織特異プロモーターの制御の下でGAL4要素を含む。これらは、一緒に交雑され、(複数の)疾患遺伝子の組織特異的(すなわち、CNS)発現を有するアッセイハエを生成する。
【0586】
選別用の十分なアッセイ胚を発生するのに十分な処女とオスを用いて1週間毎のアッセイ交雑を設定する。約50,000匹のオスと75,000匹の処女を集団ケージ内で交雑させる。2日後8時間の時間枠で胚を集める。次いで、胚を正常ハエ培地を入れた16mmアッセイバイアル上に選別し、成長させる。GFP、蛍光タンパク質の存在により、GAL4ドライバー要素と(複数の)疾患遺伝子の両方を含むハエを検出する。約10匹のアッセイハエが、バイアル毎に孵化するが、これは行動アッセイに最適な数である。ハエが孵化したら、キイロショウジョウバエ用の液餌を入れたアッセイバイアル上に移す。同様に、非疾患UAS系統から採ったドライバーの処女及びオスを用いて対照交雑を設定する。ハエの発生とアッセイ日数全体を通して、特定の系統及び交雑に最適化された、プリセットされた照明周期ですべてのハエを一定温度及び一定湿度に保つ。
【0587】
親系統の品質管理(QC)を、系統毎に無作為のオスのハエの試料を収集することにより毎週実施する。単一ハエPCRを実行して、GAL4又はUAS要素の存在を確認する。個体のうち5%を超えるものが適切な要素を欠いている場合、アッセイ交雑を中止する。第2の形式のQCも実施して、GAL4要素がトランス遺伝子の発現を推進することができることを確認する。個別の「ドライバー」処女の試料をUAS−GFPオスに交雑する。その結果を、適切な組織内のGFP発現に関して目視検査する。交雑の4%を超えてGFPを欠いている場合、アッセイを中止する。
【0588】
化合物の処理及び投薬:
試験化合物を秤量し、アッセイで望ましい値の100倍のストック濃度でDMSO中に溶解し、DMSOのみの対照用のウェル及び(複数の)陽性対照用のウェルを含む、96ウェルマスタープレート内に配列する。1つのウェルを、薬物分注及びハエ移動時の化合物のオリエンテーションを確実にするために使用する有色色素用にとっておく。毎日のアッセイ用の複製ドータープレートに刻印する。プレートにバーコードを付けて、アッセイに使用するまで−20℃で保管する。
【0589】
特定のアッセイ日に、プレートを解凍し、ロボット液体ハンドリング装置を使用して、試験化合物をハエ液餌中に希釈し、この混合物をアッセイバイアル内に分注する。ハンチントン病(HD)モデルでは、1回の治療(1化合物、1濃度)に8連で分注する。1回のアッセイ時に毎日新鮮な試験化合物処理培地を作る。
【0590】
自動化行動アッセイ:
アッセイハエが孵化する日(幼虫から現れる、アッセイ0日目)に、これらのハエを試験化合物処理バイアルに移動する。アッセイ1日目に、アッセイ時の1時間前にハエをクリーンな試験化合物処理バイアル上に移動する。次いで、これらをアッセイ装置内に置き、適切な気候条件に順応させる。
【0591】
アッセイ装置は、ユーザー設定温度及び湿度を維持できる環境的に封じ込め、制御されるロボットである。この装置は、合計1536個のバイアルで、4個の象限に最大96個までのバイアルのラックを保持することができる。4台のカメラステーションがあり、それぞれ4個のバイアルと、動画キャプチャ用のCCDカメラを保持している。ロボットアームは、最大4個までのバイアルを一度にピックアップし、指定されたカメラステーション内に置き、バイアルの栓を外してハエのよじ登り行動を刺激し、次いで次のラックに移動し、最大4個までのバイアルをピックアップして次のカメラステーションに入れるなどのグリッパーを備える。HDアッセイでは、各バイアルを、7.5秒間に4回記録し、記録はバイアルの栓が外された後に開始する。
【0592】
アッセイが実行された後、ハエのラックを指定温度及び湿度の温室に戻す。このプロセスを、アッセイのすべての日について繰り返す(HDアッセイでは10)。
【0593】
次いで、動画を「追跡」し、TrackingServerカスタムアプリケーションに用意されている多数のパラメータを使用して、それぞれの動画に見られるハエの移動を追跡ファイルに変換する。次いで、スコアリングサーバーによりそれぞれの追跡ファイルを処理し、ハエの移動を特定の試験日に対するそれぞれの個別バイアルのそれぞれの動画について多数の測定結果に変換する。それぞれの動画の測定結果は、.CSVファイルとして出力する。
【0594】
分析及びヒット判定:
メトリクスの実施例を以下に示す。
(1)xpos:追跡ファイル内の7.5秒前のすべての検出された領域(すなわち、ハエ)のすべてのx位置の平均。
(2)xspeed:追跡ファイル内の7.5秒前のすべての検出された領域のすべてのx速度の平均。
(3)speed:追跡ファイル内の7.5秒前のすべての検出された領域のすべての速度の平均。
(4)turning:7.5秒前のすべての検出された領域のすべての回転角の平均。回転は、速度ベクトルと前の速度ベクトルとの間の角度により決定される。
(5)stumbling:7.5秒前のすべての検出された領域のすべての躓き角度の平均。躓きは、速度ベクトルと対応する領域の配向との間の角度により決定される。
(6)size:すべての検出された領域の平均面積。
(7)tcount:軌跡の総数。
(8)pcount:検出された領域の総数。
(9)tlength:すべての軌跡長の総和。
(10)crosshigh:特定のしきい値上限を交差するか、又はその上から始まる軌跡の数。
(11)crosslow:特定のしきい値上限を交差するか、又はその上から始まる軌跡の数。
(12)fcount:どれか1つのフレーム内の検出された領域の最大数。ビデオに映っているハエの数の推定値として使用される。
【0595】
治療疾患ハエと未治療疾患ハエの行動の改善を検出するためのメトリクスの特定の範囲は、疾患モデル毎に異なる。メトリクスは、i)未治療疾患と陽性対照との差及びii)未治療疾患と非疾患との差の動的範囲に基づいて選択される。ハンチントン病スクリーニングモデルでは、speedは最良のメトリクスである。性能に対する要約メトリクスは、治療と対照のエフェクトサイズを決定するために使用される。HDモデルに使用される要約メトリクスは、1〜7日に対する平均速度である「初期速度」及び8〜10日に対する平均速度である「後期速度」である。これらの日範囲は、速度曲線の形状及びすべての異なる日範囲に対するt−統計量に基づいて選択された。化合物治療の毒性は、アッセイ全体にわたるハエ損失により決定される。
【0596】
性能メトリクスに対するエフェクトサイズは、メトリクスに対する値をアッセイに対するプールされた標準偏差で除算することにより異なる治療について算出される。データ中のいくつかの系統的なバラツキをモデル化して、分析に組み込むことができる。例えば、エフェクトサイズの補正に、ラック位置又は薬物分注順序の線形統計モデルを適用することができる。アッセイ及びデータ品質の最終評価は、実験者が行う。
【0597】
試験化合物治療では、多重リピート戦略を使用して化合物のヒットを判定する。偽陽性の数を減らし、真陽性の数を増やすように統計的検出力を設定する。エフェクトサイズのしきい値を、治療1回当たり3回のアッセイのそれぞれについて設定する。第1又は第2のパスに対するしきい値以下の治療は、納得できる根拠がない限り第3のパスで実施されない。HDモデルを使用した現在のスクリーニングでは、3回のパス後のヒットに対するエフェクトサイズのしきい値は、>0.4初期速度(エフェクトサイズ)又は>0.6後期速度(エフェクトサイズ)である。強いヒットは、エフェクトサイズが>0.8初期速度及び>1.2後期速度であるとして定義される。エフェクトサイズは、DMSO担体対照と試験化合物との差をアッセイ全体のプールされている標準偏差で除算した値として定義される(好ましい試験化合物は>0.4の初期エフェクトサイズ又は>0.6の後期エフェクトサイズを有し、より好ましい試験化合物は>0.6の初期エフェクトサイズ又は>1.2の後期エフェクトサイズを有する)。TSAは、HDAC陽性対照として使用された。
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0598】
本発明による化合物は、治療されたマウスの血液脳関門を通過し、そこを通過する際に細胞内のヒストンデアセチラーゼを阻害することができ、これにより、脳内のヒストンのアセチル化を高めることができる。
【0599】
本発明は、特定の実施形態に関して説明されているが、さらなる修正を行うことができ、また本出願は、一般に、本発明の原理に従い、また本発明が関係する当業の範囲内の知られている又は慣例の技術において現れるような、また上記の本質的特徴に適用可能であるような本開示からの逸脱を含む、以下のように付属の請求項の範囲内にある、本発明の変更、使用、又は適合を対象とすることが意図されていることが理解されるであろう。
【0600】
以下を特許請求する。
[請求項1]
式Iにより表される化合物
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ及び複合体、並びにそのラセミ混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマー
[式中、
Zは、−N(R
1)OR
2及びHからなる群から選択され、
Lは、共有結合及び−N(OR
2)−からなる群から選択され、
Lが−N(OR
2)−である場合、ZはHであり、
ZがHである場合、Lは−N(OR
2)−であり、
Jは、共有結合、=CH−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
8ヘテロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルケニル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルキニル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
6ヘテロアルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
6ヘテロアルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−C
4−C
6ヘテロシクリル−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルヘテロアリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
6アルケニル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
6アルケニル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
6アルキニル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
6アルキニル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−アリール−C
0−C
3アルキル−、及び−C
0−C
6アルキル−C
3−C
6シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキル部分は、場合により置換されており、Jが=CH−である場合、Qは共有結合であり、Bはsp
2炭素を介してJに結合しており、
Qは、場合により置換されている
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物からなる群から選択され、
G及びG
1は、炭素及びNから独立に選択され、変数l、m、n、o及びpは、0、1、2、又は3からそれぞれ独立に選択される数を表し、但し、Qにより表される基が6員、7員、8員、又は9員の架橋又は縮合ヘテロシクリルをそれぞれ含むように、l、m、n、o及びpの合計は4、5、6、又は7であり、但し、G及びG
1が両方ともNである場合、lとoの合計はゼロではなく、mとpの合計はゼロではなく、nは、0から3までの範囲の整数であり(好ましくは、Qは7員又は8員環を含み、特定の一実施形態では、Qが縮合二環式環を含むようにnはゼロである)、
Uは、−C
0−C
8アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−O−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−O−C(S)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、共有結合及び−O−C
2−C
4アルキル−からなる群から選択され、
U
1は、H、−C(R
1)(R
2)−、−C
0−C
8アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−O−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C(R
1)(R
2)−O−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−O−C(S)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、共有結合、(R
3)(R
3a)N−C
2−C
4アルキル−、−O−C
2−C
4アルキル−、及びR
3−O−C
2−C
4アルキル−からなる群から選択されるか、
又は
Qは、共有結合、−C
1−C
8アルキル−、−C
1−C
8アルキル−、−C
1−C
8ヘテロシクリル−、=N−O−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−N(R
3)−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C(O)−O−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−O−シクロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−SO
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−SO
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−、−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−SO
2−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は場合により置換されており、
[この文献は図面を表示できません]
は、b−1aからb−1kまで及びb−1からb−125までからなる群から選択され、Qが=N−O−又は=N−O−C
0〜3アルキルを介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合している場合、Qは、
[この文献は図面を表示できません]
中の炭素(Sola−Pennaら
2)を介して結合しており、それぞれのアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、場合により置換されており、Qが共有結合であり、Jが=CH−を介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合している場合、Qは
[この文献は図面を表示できません]
中のsp
2炭素を介して結合しており、又は
[この文献は図面を表示できません]
がb−1からb−121までからなる群から選択され、
[この文献は図面を表示できません]
中のNを介してQに結合している場合、Qは共有結合、−C(O)−C
1−C
3アルキル−O−、−C
1−C
8アルキル−、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C(O)−O−C
0−C
4アルキル、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
3アルキル−C=N−O−C
0−C
3アルキル、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−S(O
2)−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、場合により置換されており、ヘテロシクリル部分は、−(CH
2)
0〜3−で場合により架橋されており、
R
1及びR
2は、−H、C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル及び保護基からなる群から独立に選択され、
各R
3は、−H、アルキル、C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル、C
1−C
3アルキル−C
2−C
6アルケニル、C
1−C
3アルキル−C
2−C
3アルキニル、−C
2−C
4アルキル−OR
1、−C
2−C
4アルキル−NR
3bR
3c、−C
2−C
4アルキル−NR
1R
2、ヘテロアルキル、C
0−C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C(O)−NR
3bR
3c、−C(O)−NR
1R
2、−C(O)−OR
1、−S(O)
2−NR
1R
2、−S(O)
2−R
1、−C(O)−R
1、−C
3−C
6シクロアルキル、−C
0−C
3アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、1から3個までの独立に選択された置換基で場合により置換されており、
各R
3aは、−H、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリール、共有結合からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、場合により置換されており、
R
3及びR
3aは、結合している原子と一緒になって、複素環を場合により形成し、ヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、
R
3b及びR
3cは、結合している原子と一緒になって、複素環を場合により形成し、ヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、
但し、Qが構造(a−1)、(a−2)、(a−3)、(a−20)である場合、又はU
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−である場合、
[この文献は図面を表示できません]
は存在せず、
[この文献は図面を表示できません]
は、水素、それぞれ場合により置換されているアリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクリル、シクロアルキル、ヘテロシクリル−アルキル、シクロアルキル−アルキル、C
1〜C
10アルキル、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−及び(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、又は
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化188-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化188-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化188-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化188-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化188-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化188-6】
[この文献は図面を表示できません]
【化188-7】
[この文献は図面を表示できません]
【化188-8】
[この文献は図面を表示できません]
【化188-9】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、5員又は6員のヘテロアリールから独立に選択され、これらはそれぞれ、1から3個までの置換基で場合により置換されており、
但し、
[この文献は図面を表示できません]
が、水素、それぞれ場合により置換されているアリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクリル、シクロアルキル、ヘテロシクリル−アルキル、シクロアルキル−アルキル、C
1〜C
10アルキル、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−及び(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択される場合、Qはa−3、a−4、a−5、a−6、a−7、a−8、a−9、a−10、a−11、a−12、a−13及びa−14からなる群から選択され、
各Aは、N、−N−オキシド、−CH=及び−C(R
4)=からなる群から独立に選択され、5員環又は6員環1個当り2個以下のAは
[この文献は図面を表示できません]
基中のNであり、1個以下のAは−N−オキシドであり、
基M
1−M
2は、共有結合、−N(R
3)CH
2−、−CH
2N(R
3)−、−S(O)
0−2−CH
2−、−CH
2S(O)
0−2−、−O−CH
2−、−CH
2−O−、−C(O)N(R
3)−、−C(O)−O−、−C(O)−CH
2−、−CH(OH)−CH
2−、−CH(F)−CH
2−、−CH
2−C(O)−、−CH
2−CH(OH)−、−CH
2−CH(F)−、−N(R
3)−C(O)−、−SO
2N(R
3)−、− N(R
3)SO
2−、−CH(R
4)CH
2−、−CH
2CH(R
4)−、−N=C(R
4)−、−C(R
4)=N−、−CH
2−CH
2−、−CH=CH−、−CH(R
3)−CH(R
3)−、−C(R
3)=C(R
3)−、−C(R
4)=C(R
4)−、−CF=CH−、−CH=CF−、
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
、−CH
2−、−C(R
3)(R
3a)−、−S(O)
0−2−、−N(R
3)−からなる群から選択されるか、又は存在せず、
M
3は、
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択されるか、
又はM
3は
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
であり、Qは=N−O−又は=N−O−C
0〜3アルキルを介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合しているか、又はJが=CH−を介して
[この文献は図面を表示できません]
に結合しており、
*は、Qへの結合点を表し、
M
4は、
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
及び共有結合からなる群から選択され、
M
1−M
2が共有結合である場合、M
4は、
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
基D
1−D
2及びD
1a−D
2aは、
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
*は、Qへの結合点を表し、
D
3は、共有結合、
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
は、場合により置換されており、
D
4は、
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
は、場合により置換されており、
基E
1−E
2は、
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、*は、Qへの結合点を表し、
E
3は、−C(O)−、−C(S)−、−CH
2−、−C(OH)
2−及び−C=N(R
3)−からなる群から選択され、
R
4は、−H、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル−R
3、−C
0−C
6アルキル−OR
3、−C
0−C
6アルキル−OR
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)−OR
3、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−CH=CH−C(O)−OR
3、−CH=CH−C(O)−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−CF
3、−N(R
3)−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−N(R
3)−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−N(R
3)R
3a、−O−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−O−C
2−C
6アルキル−OR
1、−S−R
3、−S(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、C
3−C
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、C
4−C
7ヘテロシクリル−R
3、−O−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリル−C(O)−OR
3、−O−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリルアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−ヘテロアリール、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−N(R
3)C(O)N(R
3)−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−R
3、−C
0−C
4アルキル−OC(O)−R
3、−C
0−C
4アルキル−N(R
3)C(O)−O−R
3、−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−O−R
3、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、F、Cl、Br、I、NO
2、−CF
3、−OCF
3、−OCHF
2、−SCF
3、−SF
5,−SO
3H、−CN、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、−C
1−C
6アルキルヘテロアリールからなる群から独立に選択され、前記R
4のそれぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は場合により置換されており、
又は
[この文献は図面を表示できません]
は、構造b−1aからb−1kまで及び(b−1)から(b−125)までからなる群から選択され、一緒になったQ−J−Lは、−C
3−C
8アルキル−、−C(O)−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
4アルケニル−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
1−C
8アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、及び
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−
からなる群から選択され、
それぞれのアルキル、アルケニル、アリール、アルキニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、架橋は、メチレン又はプロピレンであり、
但し、式(I)は、−Q−J−L−C(O)Zが、場合により置換されている−C
1〜C
13アルキル−N(R
3)−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2アルケニル−C(O)NHOHであり、
[この文献は図面を表示できません]
が、それぞれ場合により置換されている芳香族多環、非芳香族多環、混合アリール及び非アリール多環、ポリヘテロアリール、非芳香族ポリ複素環、並びに混合アリール及び非アリールポリ複素環からなる群から選択される化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(A)
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
906は、アリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、
T
906は、−C
0〜6アルキル−S(O)
2−C
0〜6アルキル−、−C
0〜6アルキル−C(O)−C
0〜6アルキル−及びC
1〜3アルキルからなる群から選択され、T
906は、R
906に結合している炭素原子において、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及び複素環からなる群から選択された部分で置換され、
A
906は、場合により置換されている非架橋複素環であり、
Q
906は、結合であり、
Hetは、場合により置換されている5員のアリール環であり、
L
906は、結合又は−C
1〜4アルキル−であり、
R
906aは、−N(R
906b)OHであり、R
906bは、H、場合により置換されているアルキル及び場合により置換されているアリールからなる群から選択される)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、−Q−J−L−C(O)Zが、場合により置換されている−C
0〜C
4アルキル−X−C
1〜C
4アルキル−フェニル−C
2アルケニル−C(O)NHOHであり、
[この文献は図面を表示できません]
が、炭素環又は他の複素環と縮合された5員又は6員の芳香族複素環基であり、その
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、他の5員又は6員の芳香族複素環基及び複素環基から選択された1から4個の置換基で置換されており、前記複素環基は、C
1〜4アルキル、ベンジル基、又はピリジルメチル基で場合により置換されており、
Xは、−C(O)N(R
A1)−、−O−C(O)−N(R
A1)−、−SO
2−、−N(R
A2)SO
2−からなる群から選択された構造を有する部分であり、R
A1及びR
A2は、独立に−H又は場合により置換されているC
1〜C
4アルキルである化合物を除外し、
但し、式(I)は、B−Q−が、
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
−J−L−が、
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
であり、Rは、直接結合しているか、又はリンカーを介して結合しており、置換又は非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、ナフサ、ピリジンアミノ、ピペリジノ、9−プリン−6−アミン、チアゾールアミノ基、ヒドロキシル、分岐又は非分岐アルキル、アルケニル、アルキオキシ、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ及びピリジン基からなる群から選択され、リンカーは、アミド部分、−O−、−S−、−NH−及び−CH
2−からなる群から選択される化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(B)
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
R
Bは、H又はフェニルであり、
A
Bは、場合により部分的又は全体的に不飽和の、N、S及びOからなる群から選択される1個又は複数のヘテロ原子を場合により含み、ヒドロキシ、アルカノイルオキシ、第1級、第2級又は第3級アミノ、アミノC
1〜C
4アルキル、モノ又はジ(C
1〜C
4)アルキル−アミノC
1〜C
4アルキル、ハロゲン、C
1〜C
4アルキル及びトリ(C
1〜C
4)アルキルアンモニウムC
1〜C
4アルキルで場合により置換されている二環式又は三環式の残基であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、二重結合又はNR基を場合により含む1から5個の炭素原子の鎖であり、Rは、H又はC
1〜C
4アルキルであり、
X
Bは、存在しない、酸素原子若しくはNR基であり、Rは、H又はC
1〜C
4アルキルであり、
B
Bは、フェニレン又はシクロへキシレン環である)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(D)
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
A
Dは、4から10員までの芳香族又は非芳香族ヘテロシクリルからなる群から選択され、
X
Dは、C=O又はS(O)
2であり、
R
D1は、H又はC
1〜C
6アルキルであり、
R
D2は、A
Dが非芳香族複素環である場合、オキソ、(C=O)−NH
2、C
1〜C
6アルキル−アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、前記アルキル及びアリール部分は、1から3個までのR
bで場合により置換されているか、又は
R
D2は、A
Dが芳香族ヘテロシクリルの場合、OH、NO
2、(C=O)
0〜1−O
0〜1−C
1〜C
6アルキル、CN、(C=O)
0〜1−O
0〜1−C
3〜C
10シクロアルキル、ハロゲン、(C=O)
0〜1−N(R
a)
2、CF
3、NH−S(O)
0〜2−R
a、(C=O)
0〜1−O
0〜1−ヘテロシクリル、(C=O)
0〜1−O
0〜1−アリール、S(O)
0〜2−R
a、NH(C=O)R
a、C
1〜C
6アルキル−アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、前記アルキル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルは、1から3個までのR
bで場合により置換されており、
R
aは、独立にH又はC
1〜C
6アルキルであり、
R
bは、オキソ、NO
2、N(R
a)
2、OH、CN、ハロゲン、CF
3及びC
1〜C
6アルキルからなる群から独立に選択される)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(E)
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
A
Eは、−CH
2−O−、−CH
2−S−、−CH
2−CH
2−及び−NH−CO−からなる群から選択され、
X
Eは、−N(R
E3)−、=C(O)及び−CH(OH)−からなる群から選択され、
Y
Eは、O、S及び−N(R
E4)−からなる群から選択され、
Z
Eは、1個のCH
2基は酸素原子若しくは硫黄原子で置き換えられていてもよく、又は2個の炭素原子がC=C二重結合を形成してもよい、非置換であるか又はC
1〜C
4アルキル及びハロゲンから選択された1個又は2個の置換基で置換されているかのいずれかである、直鎖C4〜C8アルキレンからなる群から選択され、
R
E1及びR
E2は、H、ハロゲン、C
1〜C
4アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C
1〜C
4アルコキシ、ベンジルオキシ、C
1〜C
3アルキレンジオキシ、ニトロ、アミノ、C
1〜C
4アルキルアミノ、ジ[(C
1〜C
4)アルキル]−アミノ及びC
1〜C
4アルカノイルアミノからなる群から独立に選択され、
R
E3及びR
E4は、H及びC
1〜C
4アルキルから独立に選択される)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、式(F)
A
F−Q
1F−J
F−Q
2F−C(O)−NH−OH(F)
(式中、
A
Fは、C
5〜C
20アリール基又は5〜20員のヘテロアリール基であり、それぞれ1個の環又は2個以上の縮合環を有し、少なくとも1個の環は芳香族であり、前記アリール及びヘテロアリール基は場合により置換されており、
Q
1Fは、少なくとも炭素原子2個のバックボーン長を有するリンカー基であり、リンカーは場合により置換されており、
J
Fは、−N(R
F)−C(O)−又は−C(O)−N(R
F)−であり、
Q
2Fは、それぞれ場合により置換されているC
1〜C
10アルキル、C
5〜C
20アリール、5から20員のヘテロアリール、C
5〜C
20アリール−C
1〜C
10アルキル、5から20員のヘテロアリール−C
1〜C
10アルキル、C
1〜C
10アルキル−C
5〜C
20アリール及びC
1〜C
10アルキル−5から20員のヘテロアリールからなる群から選択され、
R
Fは、H、それぞれ場合により置換されているC
1〜C
7アルキル、C
3〜C
20ヘテロシクリル及びC
5〜C
20アリールからなる群から選択される)の化合物を除外し、
但し、式(I)は、
Zが、−N(R
1)(OR
2)であり、
R
1及びR
2は、H、C
1〜C
6アルキル、アリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択され、
Lが、結合であり、
[この文献は図面を表示できません]
が、水素、それぞれ場合により置換されているアリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクリル、シクロアルキル、ヘテロシクリル−アルキル、シクロアルキル−アルキル、C
1〜C
10アルキル、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−及び(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、さらに、
Qが
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された環を含み、Y
Fは、窒素又は−CH<であり、Z
Fは、
[この文献は図面を表示できません]
に結合されていない場合、酸素、NH、又は−CH
2−であるか、或いはZ
Fは、
[この文献は図面を表示できません]
に結合している場合、窒素又は−CH<であり、
又は
[この文献は図面を表示できません]
が、b−53、b−62(D
3は
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
である)、b−69(式中、R
4はHである)、b−70、b−72(式中、D
3は
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
である)、b−92及びb−93からなる群から選択され、
Q−Jが、−X
F−C
0〜4アルキル−アリール−C
0〜4アルキル−、−X
F−C
0〜4アルキル−ヘテロアリール−C
0〜4アルキル−及び−X
F−C
0〜4アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜4アルキル−からなる群から選択され、前記アルキル、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、場合により置換されており、前記ヘテロシクリルは、一若しくは二飽和又は一若しくは二不飽和複素環であり、
X
Fは、
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、左側は
[この文献は図面を表示できません]
に結合し、r及びsは、それぞれ独立に0、1、2、3、4、又は5であり、r及びsの両方ともが0ではありえず、r又はsが0である場合、直接結合が意図され、各r’は、独立に0、1、3、3、又は4であり、sが0の場合、r’は0ではありえず、R
4Aは、H、C
1〜6アルキル又はフェニルであり、Y
Fは、窒素又は−CH<であり、Z
Fは、
[この文献は図面を表示できません]
に結合していない場合、酸素、NH、又は−CH
2−であるか、或いはZ
Fは、
[この文献は図面を表示できません]
に結合している場合、窒素又は−CH<である化合物を除外し、
但し、式(I)は、次の構造式
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
X
9は、CO、SO
2及びCH
2からなる群から選択され、
Y
9は、N−R
9f、CH−OR
9f、CH−NR
9fR
9i及びC=CH−CO−R
9gからなる群から選択され、
A
9及びB
9は、5員又は6員環から独立に選択され、
R
9a、R
9b、R
9c及びR
9dは、H、ハロゲン、CF
3、NO
2、NR
9iR
9j、CN、COOH、(CH
2)
0〜2−CONR
9iR
9j、C
1〜6アルキル、OH、O−C
1〜6アルキル、O−シクロプロピル、O−(CH
2)
2−O−C
1〜6アルキル、O−(CH
2)
2−NR
9iR
9j、O−CONHR
9i、CH
2−Z
9−R
9h、COR
9i、CR
9iR
9mR
9n、SR
9i、SO
2R
9o、CR
9iNOR
9i、CR
9iNNR
9iR
9j、Q
9−(CH
2)
2〜9CONHOH基、フラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、1,2,3−オキサチアゾール、1,2,3−トリアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、モルホリンチオモルホリン、ピペリジン及びピロリジンからなる群から独立に選択され、
R
9e及びR
9fは、Q
9a−(CH
2)
2〜9CONHOHであり、
R
9gは、NH−(CH
2)
2〜9CONHOHであり、
R
9hは、(CH
2)P−R
9k基であり、R
9kは、メチル又はヒドロキシルであってよく、
Z
9は、O、NR
9L及びSからなる群から選択され、
Q
9は、化学結合、−O−、−S−、−NR
9L−、−NR
9iCO−、−CONR
9i−、−W
9−、−COW
9−からなる群から選択され、W
9は、ピペリジン又はピロリジンであり、
Q
9aは、結合又は−CO−であり、
R
9i及びR
9jは、独立にH又はC
1〜6アルキルであり、
R
9Lは、H又はR
9hであり、
R
9m及びR
9nは、2又は3個のCH
2からなるアルキル鎖により一緒に結合された1個のフッ素原子又は複数の酸素原子のいずれかであってよく、
R
9oは、C
1〜6アルキルであり、但し、(1)ただ1つの(CH
2)
2〜9CONHOHが分子中に存在すること及び(2)X
9がCOであり、A
9及びB
9の両方ともがベンゼンである場合、R
9c及びR
9dはQ
9−(CH
2)
2〜9CONHOHを表しえない)を有する化合物を除外する]。
[請求項2]
Qは、架橋複素環を含み、
[この文献は図面を表示できません]
は、第1の環構造を含み、前記第1の環構造は前記架橋複素環に共有結合を介して結合しており、Jは、第2の環構造を含み、前記第2の環構造は前記架橋複素環に共有結合を介して結合しており、これらはそれぞれ場合により置換されており、他の好ましい実施形態では、Lは、共有結合である請求項1に記載の化合物。
[請求項3]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である請求項1又は請求項2に記載の化合物。
[請求項4]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基であり、
[この文献は図面を表示できません]
が
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
である場合、Qは
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
を介して結合しており、
[この文献は図面を表示できません]
が
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
である場合、QはD
1−D
2を介して結合している請求項1から3までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項5]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である請求項1から4までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項6]
Qは、
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択される、場合により置換されている部分であり、G及びG
1は、−CH−及びNから独立に選択され、w1及びw2は、独立に0、1、2、又は3であり、但しG及びG
1の両方がNである場合、w1及びW2は独立に1、2、又は3であり、各環構造は、2個の非隣接炭素原子の間に0(すなわち、結合)、1、2、又は3個の炭素架橋を含み、但し、U
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−の場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在せず、好ましくは、環の大きさは、架橋原子を除いて、環原子6、7、8、又は9個である請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項7]
Qは、
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択される、場合により置換されている部分であり、w1及びw2は、独立に0、1、2、又は3であり、但し、環が2個のN原子を含む場合、w1及びw2は独立に1、2、又は3であり、各環構造は、2個の非隣接炭素原子の間に0(すなわち、結合)、1、2、又は3個の炭素架橋を含み、但し、U
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−の場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在しない請求項1から6までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項8]
Qは、
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択される、場合により置換されている部分であり、nは、0、1、2、又は3であり、Qが構造(a−1)、(a−2)、(a−3)である場合或いはU
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−の場合
[この文献は図面を表示できません]
は、存在しない請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項9]
Qは、
【化220-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化220-2】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択される、場合により置換されている部分であり、U
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−の場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在しない請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項10]
Zは、−N(R
1)(OR
2)であり、
Lは、共有結合であり、
Jは、共有結合、=CH−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
8ヘテロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルケニル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
2−C
8アルキニル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−C
4−C
6ヘテロシクリル−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
2−C
6アルケニル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
2−C
6アルケニル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−及び−C
0−C
6アルキル−C
3−C
6シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキル部分は、場合により置換されており、Jが=CH−である場合、Qは共有結合であり、Bはsp
2炭素を介してJに結合しており、
Qは、
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
又は場合により置換されている(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択された部分であり、nは0、1、2、又は3であり、
Uは、−C
0−C
8アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−O−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−O−C(S)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、共有結合及び−O−C
2−C
4アルキル−からなる群から選択され、
U
1は、H、−C
0−C
8アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−O−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−C(S)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−O−C(S)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
8アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、共有結合、(R
3)(R
3a)N−C
2−C
4アルキル−、−O−C
2−C
4アルキル−、及びR
3−O−C
2−C
4アルキル−からなる群から選択され、
Qが構造(a−1)、(a−2)、(a−3)であるか或いはU
1がH、N(R
3)(R
3a)−C
2〜C
4アルキル−、又はR
3−O−C
2〜C
4アルキル−である場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在しない請求項1に記載の化合物。
[請求項11]
Jは、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
8ヘテロアルキル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
0−C
6アルキル−C
4−C
6ヘテロシクリル−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6ヘテロアルキル−、−C
4−C
6ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルキニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルキニル−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、−C
2−C
6アルケニル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
2−C
6アルケニル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキルアリール−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−及び−C
0−C
6アルキル−C
3−C
6シクロアルキル−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキル部分は場合により置換されている請求項10に記載の化合物。
[請求項12]
Jは、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−又は−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−である請求項11に記載の化合物。
[請求項13]
Qは、
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される請求項10から12までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項14]
U及びU
1は、共有結合である請求項10から13までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項15]
U及びU
1は、−C(O)−である請求項10から13までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項16]
Uは、−C(O)−O−C
0〜C
3アルキル−である請求項10から13までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項17]
U
1は、−C
0〜C
3アルキル−O−C(O)−である請求項10から13までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項18]
Jは、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−C
2アルケニル−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−C
2アルケニル−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択され、それぞれが場合により置換されており、
Qは、共有結合、−C
1−C
8アルキル−、=N−O−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロシクリル部分は場合により置換されているか、
又は
Qは、
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
U
1は、−C
0〜C
8アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
8アルキル−O−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び共有結合からなる群から選択され、
BがB中のNを介してQに結合している場合、Qは、共有結合、−C(O)−C
1−C
3アルキル−O−、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−及び−C
1−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル部分は場合により置換されており、
但し、Qが
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
である場合、
[この文献は図面を表示できません]
は、存在せず、
[この文献は図面を表示できません]
は、水素、それぞれ場合により置換されているアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール−アルキル−、(ヘテロアリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−及び(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択され、但し、Qは
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
であるか、
又は、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である請求項1に記載の化合物。
[請求項19]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
である請求項18に記載の化合物。
[請求項20]
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された構造を有し、kは0又は3である請求項1に記載の化合物。
[請求項21]
Zは、−NR
1OR
2であり、R
1及びR
2はHであり、Lは共有結合である請求項1から9までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項22]
ZはHであり、Lは−N(OH)である請求項1から9までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項23]
Jは、−C
1−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
8アルケニル−C
0−C
3−アルキル、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−アリール−C
2−C
6アルケニル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−からなる群から選択される請求項1から9までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項24]
Jは、
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される請求項1から9までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項25]
Qは、共有結合、−C
1−C
8アルキル−、=N−O−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−SO
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−SO
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C=N−O−C
0−C
3アルキル−、−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−SO
2−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、場合により置換されている請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項26]
Qは、共有結合、=N−O−、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)NR
3−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキル−及び−C
0〜C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3−アルキルからなる群から選択される請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項27]
Qは、
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項28]
[この文献は図面を表示できません]
は、アリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−、(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−及び(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−C(O)−からなる群から選択され、各基は、ヒドロキシ、アミノ、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ニトロ、シアノ、C
2〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6アルキルアミノ及びCF
3からなる群から独立に選択された1、2、3、又は4個の置換基で場合により置換されている請求項1に記載の化合物。
[請求項29]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化231-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化231-2】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
[請求項30]
Jのそれぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキル部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている請求項1から29までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項31]
Qは、共有結合、−C
1−C
8アルキル−、=N−O−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C
0−C
6アルキル−SO
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−SO
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C=N−O−C
0−C
3アルキル−、−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−SO
2−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項32]
Qは、
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、場合により置換されている(1R,4R)又は(1S,4S)2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンエナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(1R,4R)エナンチオマー、より好ましくは(1S,4S)エナンチオマーであるか、
又は
Qは
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
[この文献は図面を表示できません]
は存在しないか、又は
Qは
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
[この文献は図面を表示できません]
はHである請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項33]
[この文献は図面を表示できません]
が
[この文献は図面を表示できません]
中のNを介してQに結合している場合、Qは、−C
1−C
8アルキル−、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−C(O)−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
6アルキル−O−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(CR
3=CR
3)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
1−C
6アルキル−(C≡C)
1−2−C
0−C
6アルキル−、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−アルケニル−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
4アルキル−、−C(O)−O−C
0−C
4アルキル、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
3アルキル−N(R
3)−S(O)
2−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
6アルキル−S−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−S(O)−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
3アルキル−C=N−O−C
0−C
3アルキル、−SO
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(O)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−O−C(S)−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−N(R
3)−S(O)
2−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−S(O
2)−N(R
3)−、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−及び−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−C(O)−O−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、ヘテロシクリル及びアルケニル部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、ヘテロシクリル部分は、−(CH
2)
0〜3−の架橋を場合により有する請求項1に記載の化合物。
[請求項34]
各R
3は、−H、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリール及び共有結合からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている請求項1から33までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項35]
Q−J−Lは、−C
3−C
8アルキル−、−C(O)−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
4アルケニル−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
1−C
8アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルケニル−、−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−及び−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−からなる群から選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アリール、アルキニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリル部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項36]
[この文献は図面を表示できません]
は、水素、それぞれアルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されているアリール、アリール−アルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)(ヘテロアリール)CH−C
0〜C
6アルキル−、(ヘテロアリール)
2CH−C
0〜C
6アルキル−及び(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−C(O)−からなる群から選択され、但し、Qの変数nは0、1、又は3である請求項1に記載の化合物。
[請求項37]
[この文献は図面を表示できません]
は、構造(b−1)から(b−121)までからなる群から選択され、一緒になったQ−J−Lは、−C
3−C
8アルキル−、−C(O)−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C
3−C
8アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C
1−C
4アルケニル−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
1−C
8アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルケニル−、=N−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
1−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−N(R
3)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−N(R
3)−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
0−C
3アルキル−O−C(O)−ヘテロシクリル−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
0−C
3アルキル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルケニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−アリール−C
2−C
4アルキニル、−C
2−C
4アルキル−O−C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
0−C
3アルキル、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルケニル−、−C
2−C
4アルキル−O−C
1−C
3アルキル−ヘテロアリール−C
2−C
3アルキニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−U−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−ヘテロアリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−アリール−C
0−C
6アルキル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−アリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
−C
0−C
6アルキル−N(R
3)−架橋ヘテロシクリル−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、及び
−C
0−C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−N(R
3)−U−ヘテロアリール−C
2−C
6アルケニル−、
からなる群から選択され、
それぞれのアルキル、アルケニル、アリール、アルキニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、架橋は、メチレン又はプロピレンである請求項1に記載の化合物。
[請求項38]
B−Q−J−L−は一緒になり、そのような各B−Q−J−L基は、ヒドロキシ、アミノ、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ニトロ、シアノ、C
2〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6アミノ及びCF
3、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール及びアルキルヘテロアリールからなる群から独立に選択された最大4個までの置換基で場合により置換されている請求項1に記載の化合物。
[請求項39]
各R
4は、−H、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル−R
3、−C
0−C
6アルキル−OR
3、−C
0−C
6アルキル−OR
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)−OR
3、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−CH=CH−C(O)−OR
3、−CH=CH−C(O)−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−CF
3、−N(R
3)−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−N(R
3)−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−N(R
3)R
3a、−O−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−S−R
3、−S(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、C
3−C
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、C
4−C
7ヘテロシクリル−R
3、−O−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリル−C(O)−OR
3、−O−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリルアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−ヘテロアリール、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−N(R
3)C(O)N(R
3)−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−R
3、−C
0−C
4アルキル−OC(O)−R
3、−C
0−C
4アルキル−N(R
3)C(O)−O−R
3、−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−O−R
3、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、F、Cl、Br、I、NO
2、−CF
3、−SO
3H、−CN、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、ヘテロアリール、−C
1−C
6アルキルヘテロアリールからなる群から独立に選択され、前記R
4のそれぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている請求項1から38までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項40]
各R
3aは、−H、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリール、共有結合からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている請求項1から39までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項41]
Qは、
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
又は場合により置換されている(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー又はエナンチオマーの混合物、好ましくは(R,R)エナンチオマー、より好ましくは(S,S)エナンチオマーからなる群から選択され、これらのそれぞれは、ハロ、アルキル及びアリールからなる群から選択される置換基で場合により置換されている請求項1から5までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項42]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
−M
1−M
2−は、−CH=CH−又は−CH
2−CH
2−であり、
Aは、N、C(R
4)及びCHからなる群から選択され、
Zは、−NHOHであり、
Lは、共有結合であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−及び−CH=からなる群から選択され、
Qは、共有結合、=N−O−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
[請求項43]
[この文献は図面を表示できません]
は、さらに、
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
[請求項44]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
Qは、−C
0〜C
6アルキル−である請求項1に記載の化合物。
[請求項45]
[この文献は図面を表示できません]
は、場合により置換されている
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
Wは、−CH=CH−又は−CH
2−CH
2−であり、
Yは、N、C(R
4)及びCHからなる群から選択され、
Zは、−NHOHであり、
Lは、共有結合であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−及び−CH=からなる群から選択され、
Qは、共有結合、=N−O−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−N(R
3)−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
[請求項46]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
これらのそれぞれは、1つ又は2つのR
4を有するフェニル環上で場合により置換されており、
Zは、−NR
1OR
2又はHであり、
R
1及びR
2は、−Hであり、
Lは、共有結合又は−N(OH)−であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
3アルキル−C
2〜C
6アルケニル−C
0〜C
3アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル−及び−C
2〜C
6アルケニル−アリール−C
0〜C
6アルキル−であり、
Qは、共有結合、−C
1〜C
3アルキル−(C≡C)−C
0〜C
3アルキル、−C
0〜C
6アルキル−、−C
1〜C
3アルキル−(CH=CH)−C
0〜C
3アルキル−、−C
2〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキル−、−C
2〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び−C
2〜C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択されるか、又は
Qは、
[この文献は図面を表示できません]
が
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
の場合、共有結合、−C
1〜C
3アルキル−(C≡C)−C
0〜C
3アルキル、−C
0〜C
6アルキル−、−C
1〜C
3アルキル−(CH=CH)−C
0〜C
3アルキル−、−C
2〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキル−、−C
2〜C
6アルキル−C(O)−C
0〜C
3アルキル−及び−C
2〜C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−からなる群から選択され、
R
3は、H又はシクロアルキルである請求項1に記載の化合物。
[請求項47]
[この文献は図面を表示できません]
は、(アリール)
2−CH−C
0〜C
6アルキル−、(アリール)
2−C
1〜C
6アルキル−及び(ヘテロアリール)
2−C
1〜C
6アルキル−からなる群から選択され、各アリール、アルキル及びヘテロアリール部分は、場合により置換されており、
Zは、NHOHであり、
Qは、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキル−、=N−O−、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル及び−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
3アルキルからなる群から選択され、
Jは、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキルであり、
Lは、共有結合である請求項1に記載の化合物。
[請求項48]
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ場合により置換されているアリール及び(アリール)
2−アルキル及びHからなる群から選択され、
Qは、−C
0〜C
6アルキル−架橋ヘテロシクリル−C
0〜C
3アルキル−及び
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
Jは、−C
0〜C
6アルキル−ヘテロアリール−C
0〜C
6アルキルであり、
Lは、共有結合であり、
Zは、NHOHである請求項1に記載の化合物。
[請求項49]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
Zは、−NHOHであり、
R
3は、H又はアルキルであり、
Lは、共有結合であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−又は−C
0〜C
3アルキル−C
1〜C
8アルケニル−C
0〜C
3アルキル−であり、
Qは、共有結合である請求項1に記載の化合物。
[請求項50]
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
Zは、−NHOHであり、
Lは、共有結合であり、
Jは、−C
1〜C
8アルキル−又は−C
0〜C
6アルキル−アリール−C
2〜C
6アルケニル−であり、
Qは、共有結合である請求項1に記載の化合物。
[請求項51]
次の構造式
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つから選択される
(式中、AがN又は−CH=である)請求項1に記載の化合物。
[請求項52]
式(II)により表される化合物
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマー
[式中、
Zは、−N(R
1)OR
2及びHからなる群から選択され、
Lは、共有結合及び−N(OR
2)−からなる群から選択され、
Lが−N(OR
2)−である場合、ZはHであり、
ZがHである場合、Lは−N(OR
2)−であり、
R
1及びR
2は、−H及びC
1〜C
6アルキルからなる群から独立に選択され、
Wは、窒素又は炭素であり、
D
1a−D
2aは、
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され、
*は、Qへの結合点を表し、
D
3は、−C(R
55)(R
66)−、−C(R
55)(OH)−、−C(O)−、−O−、−N(R
77)−及び−S(O)
0〜2−からなる群から独立に選択され、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、各フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−CN、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−C
0−C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
44は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、
R
50及びR
51は、H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されているか、
又は
R
50及びR
51は、結合しているN原子と一緒になって、3〜10員複素環を場合により形成し、ヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
52は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されており、
R
53は、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル、−C
0〜C
4アルキル−アリール、−C
0〜C
4アルキル−ヘテロアリール及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、
R
55及びR
66は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
1〜C
6アルコキシル、−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択されるか、
又は
R
55及びR
66は、結合している原子と一緒になって、3〜7員のシクロアルキル又は複素環を場合により形成し、それぞれのシクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
77は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
1〜C
6ヘテロアルキル、−C
3〜C
7シクロアルキル、−C(O)−R
53、−C(O)O−R
53、−シクロアルキル、−C
1〜C
4アルキル−シクロアルキル、フェニル、−C
1〜C
4アルキル−フェニル、−ヘテロシクリル、−C
1〜C
4アルキル−ヘテロシクリル及び−C
2〜C
6アルキル−NR
88R
99からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各フェニル、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1又は2個の置換基で場合により置換されているか、
又は、R
77は、結合するNと一緒になって、
[この文献は図面を表示できません]
を有する環を形成することができ、この環は、5〜7員複素環であり、
R
88及びR
99は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル及び−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのシクロアルキル及びアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
6アルキル−アリールからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されているか、
又は
R
88及びR
99は、結合しているN原子と一緒になって、3〜10員複素環を場合により形成し、ヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、又は−CNからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている]。
[請求項53]
J−Qは、−C
1〜C
9アルキル、−C
1〜C
9ヘテロアルキル、フェニル、アリール、ヘテロアリール、−C
1〜C
4アルキル−フェニル、−C
1〜C
4アルキル−アリール、−C
1〜C
4アルキル−ヘテロアリール、−NR
33アリール、−NR
33−C
1〜C
4アルキル−アリール、−NR
33ヘテロアリール及びNR
33−C
1〜C
4アルキル−ヘテロアリールからなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各フェニル、アリール及びヘテロアリールは、ハロ、−OH、−OR
53、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−CN、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1つ又は2個の置換基で場合により置換されており、R
33は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル及び−C
0〜C
4アルキル−フェニルからなる群から独立に選択され、各フェニル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、−NO
2、−CF
3、−OCF
3、アミノ、−N(C
1〜C
6アルキル)
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−C
1〜C
4アルコキシル−CN、−O−C
2アルキル−O−CH
3、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されている請求項52に記載の化合物。
[請求項54]
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
である請求項52又は請求項53に記載の化合物。
[請求項55]
J−Qは、J−Qは、5又は6員ヘテロアリールからなる群から選択される請求項52から54までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項56]
式(III)
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
により表される
[式中、
R
140は、H、−OH、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から選択される]請求項52に記載の化合物。
[請求項57]
D
1a−D
2aは、
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される請求項56に記載の化合物。
[請求項58]
D
1a−D
2aは、
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
である請求項56に記載の化合物。
[請求項59]
D
1a−D
2aは、
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−C(R
55)(R
66)−、−C(R
55)(OH)−、−C(O)−、−O−、−N(R
77)−及び−S(O)
0〜2からなる群から選択される請求項56に記載の化合物。
[請求項60]
D
1a−D
2aは、
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−N(R
77)−である請求項56に記載の化合物。
[請求項61]
D
1a−D
2aは、
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−O−である請求項56に記載の化合物。
[請求項62]
D
1a−D
2aは、
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−O−であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、ピラゾリル、チアジル及びオキサジルからなる群から独立に選択される請求項56に記載の化合物。
[請求項63]
D
1a−D
2aは、
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−O−であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、ピラゾリル、チアジル及びオキサジルからなる群から独立に選択され、
[この文献は図面を表示できません]
のうちの少なくとも一方はフェニルであり、フェニル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、ピラゾリル、チアジル及びオキサジルは、独立に場合により置換されている請求項56に記載の化合物。
[請求項64]
D
1a−D
2aは、
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−N(R
77)−であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ピリジル、ピリミジル及びチエニルからなる群から独立に選択される請求項56に記載の化合物。
[請求項65]
D
1a−D
2aは、
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
D
3は、−N(R
77)−であり、
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ピリジル、ピリミジル及びチエニルからなる群から独立に選択され、
[この文献は図面を表示できません]
のうちの少なくとも一方はフェニルであり、前記フェニル、ピリジル、ピリミジル及びチエニルは、独立に場合により置換されている請求項56に記載の化合物。
[請求項66]
式(IV)
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
により表される
[式中、
R
140は、H、−OH、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から選択され、
xa及びxbは、それぞれ0、1及び2から独立に選択された数を表し、
R
150及びR
160は、H、ハロ、−CN、−CF
3、−OCF
3、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−OR
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1−C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1又は2個の置換基で場合により置換されており、
R
50及びR
51は、H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されているか、
又は
R
50及びR
51は、結合しているN原子と一緒になって、3〜10員複素環を場合により形成し、ヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
52は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されており、
R
53は、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル、−C
0〜C
4アルキル−アリール、−C
0〜C
4アルキル−ヘテロアリール及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されている]請求項56に記載の化合物。
[請求項67]
式(V)
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
により表される
[式中、
R
140は、H、−OH、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から選択され、
xbは、0、1及び2から選択された数を表し、
R
150及びR
160は、H、ハロ、−CN、−CF
3、−OCF
3、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−OR
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1−C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1又は2個の置換基で場合により置換されており、
xcは、0又は1であり、
R
170は、H、ハロ、−CN、−CF
3、−OCF
3、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−OR
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1−C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1又は2個の置換基で場合により置換されており、
R
50及びR
51は、H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されているか、
又は
R
50及びR
51は、結合しているN原子と一緒になって、3〜10員複素環を場合により形成し、ヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
52は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されており、
R
53は、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル、−C
0〜C
4アルキル−アリール、−C
0〜C
4アルキル−ヘテロアリール及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されている]請求項66に記載の化合物。
[請求項68]
式(VI)
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
により表される請求項67に記載の化合物。
[請求項69]
式(VII)
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
により表される
[式中、
R
140は、H、−OH、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から選択され、
xa及びxbは、それぞれ0、1及び2から独立に選択された数を表し、
R
150及びR
160は、H、ハロ、−CN、−CF
3、−OCF
3、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−OR
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1−C
6アルキル−NR
50R
51、−O−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51、−NR
53−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51及び−O−ヘテロシクリル−R
53からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CN、−C
1〜C
4アルキル、−C
1〜C
4アルコキシル、−O−C
2〜C
4アルキル−O−C
1〜C
4アルキル、−CF
3、−OCF
3、−NO
2、−C
1〜C
6アルキル−S(O)
0〜2R
53、−NH
2、−NR
50R
51、−C
1〜C
6アルキル−NR
50R
51及び−N(C
1〜C
6アルキル)
2からなる群から独立に選択された1又は2個の置換基で場合により置換されており、
R
50及びR
51は、H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されているか、
又は
R
50及びR
51は、結合しているN原子と一緒になって、3〜10員複素環を場合により形成し、ヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
52は、−H、−C
1〜C
6アルキル、−C
2〜C
6アルキル−O−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
6アルキル−C
3〜C
7シクロアルキルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル及びシクロアルキルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1つ又は複数の置換基で場合により置換されており、
R
53は、−C
1〜C
6アルキル、−C
0〜C
4アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル、−C
0〜C
4アルキル−アリール、−C
0〜C
4アルキル−ヘテロアリール及び−C
0〜C
4アルキル−ヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、−OH、アミノ、−CN、又は−C
1〜C
4アルキルからなる群から独立に選択された1又は3個の置換基で場合により置換されており、
R
3は、−H、アルキル、C
0〜C
3アルキル−ヘテロシクリル、C
1〜C
3アルキル−C
2〜C
6アルケニル、C
1〜C
3アルキル−C
2〜C
3アルキニル、−C
2〜C
4アルキル−OR
1、−C
2〜C
4アルキル−NR
3bR
3c、−C
2〜C
4アルキル−NR
1R
2、ヘテロアルキル、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C(O)−NR
3bR
3c、−C(O)−NR
1R
2、−C(O)−OR
1、−S(O)
2−NR
1R
2、−S(O)
2−R
1、−C(O)−R
1、−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
0〜C
3アルキル−C
3〜C
7シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、C
0〜C
3アルキル−ヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、1から3個までの独立に選択された置換基で場合により置換されており、
R
1及びR
2は、−H、C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル及び保護基からなる群から独立に選択され、
R
3b及びR
3cは、結合している原子と一緒になって、複素環を場合により形成し、ヘテロシクリル部分は、場合により置換されている]請求項56に記載の化合物。
[請求項70]
R
3は、R
180であり、R
180は、H、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルケニル、−C
1−C
6アルキニル、−C
2−C
6アルコキシル、−C
2−C
6アルキル−O−R
53、−OR
53、−C
2−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
2−C
6アルキル−C(O)−R
53、−C
2−C
6アルキル−C(O)NR
50R
51、−C
2−C
6アルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
2−C
6アルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
2−C
6アルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
2−C
6アルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
2−C
6アルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
2−C
6アルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
2−C
6アルキル−C(O)O−R
53、−C
2−C
6アルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−O−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−S(O)
0−2−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−アリール−NR
52C(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−S(O)
2NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−アリール−NR
52S(O)
2−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−OC(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−アリール−NR
52C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−NR
52C(O)NR
50R
51、−C
0−C
6アルキル−アリール−C(O)O−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール−OC(O)−R
53、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル及び−C
2−C
6アルキル−NR
50R
51からなる群から選択され、それぞれのアルキル及びヘテロアルキルは、F、−OH及びオキソからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、1又は2個の置換基で場合により置換されている請求項69に記載の化合物。
[請求項71]
(Z)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
4−(10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−(10−メチル−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(8−クロロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[b]ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(2−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(2−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−2−フルオロ−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−5−(4−(ヒドロキシカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]ピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン 2−オキシド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−3−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(8−メチルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(9−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(7−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(7−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(2−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(8−シアノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−メチルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−メチルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[b]チエノ[2,3−f][1,4]オキサゼピン−10−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(3−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(8−クロロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(6−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(7−シアノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−ヒドロキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(1−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(2−メトキシエトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(1−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(2−(トリフルオロメチル)ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン−6−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(11−シクロプロピル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(2−モルホリノエトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[f]ピリド[2,3−b][1,4]オキサゼピン−6−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(2−フルオロ−4−メトキシジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(メチルチオ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(メチルスルフィニル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(5H−ベンゾ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(メチルスルホニル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(E)−4−((ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イルアミノ)メチル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−メトキシ−8−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(3−モルホリノジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−プロピルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(4−(トリフルオロメトキシ)ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(6−メチルジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(E)−4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−3−フルオロ−N−ヒドロキシベンズアミド、
(E)−6−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシニコチンアミド、
(E)−5−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシフラン−2−カルボキサミド、
(E)−5−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシチオフェン−2−カルボキサミド、
(Z)−4−(5−エチル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(5−イソプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(E)−4−((5−シクロプロピル−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イルアミノ)メチル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(4−フルオロジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(5−(2−メトキシエチル)−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンズアミド、
(E)−4−(2−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イルアミノ)エチル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(11−エチル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−4−(5−シクロプロピル−2−フルオロ−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(11−イソプロピル−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(ベンゾ[f]チエノ[2,3−b][1,4]オキサゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−6−(4−(ジベンゾ[b,f][1,4]オキサゼピン−11−イル)ベンズアミドオキシ)−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(11−(3−モルホリノプロピル)−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(11−(2−モルホリノエチル)−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)ベンズアミド、
(Z)−4−(11−(シクロプロピルメチル)−11H−ベンゾ[b]ピリド[2,3−e][1,4]ジアゼピン−5−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
(Z)−N−ヒドロキシ−4−(5−(2−モルホリノエチル)−5H−ジベンゾ[b,e][1,4]ジアゼピン−11−イル)ベンズアミド、
及び
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される化合物。
[請求項72]
式(VIII)により表される化合物
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマー
[式中、
R
4は、−H、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル−R
3、−C
0−C
6アルキル−OR
3、−C
0−C
6アルキル−OR
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)−OR
3、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−CH=CH−C(O)−OR
3、−CH=CH−C(O)−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−CF
3、−N(R
3)−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−N(R
3)−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−N(R
3)R
3a、−O−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−O−C
2−C
6アルキル−OR
1、−S−R
3、−S(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、C
3−C
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、C
4−C
7ヘテロシクリル−R
3、−O−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリル−C(O)−OR
3、−O−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリルアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−ヘテロアリール、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−N(R
3)C(O)N(R
3)−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−R
3、−C
0−C
4アルキル−OC(O)−R
3、−C
0−C
4アルキル−N(R
3)C(O)−O−R
3、−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−O−R
3、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、F、Cl、Br、I、NO
2、−CF
3、−OCF
3、−OCHF
2、−SCF
3、−SF
5,−SO
3H、−CN、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、−C
1−C
6アルキルヘテロアリールからなる群から独立に選択され、前記R
4のそれぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は場合により置換されており、
各Aは、N、−N−オキシド、−CH=及び−C(R
4)=からなる群から独立に選択され、5員環又は6員環1個当り2個以下のAはNであり、1個以下のAは−N−オキシドであり、
Zは、−N(R
1)OR
2又はHであり、
Lは、共有結合又は−C
0〜C
3アルキル−N(OR
2)−であり、
LがC
0〜C
3アルキル−N(OR
2)−である場合、ZはHであり、
ZがHである場合、Lは−C
0〜C
3アルキル−N(OR
2)−であり、
G
2は、炭素又はNであり、
U
2は、共有結合、−C
1〜C
8アルキル−、−C(R
300)(R
400)−、−C(O)−C(R
301)(R
401)−、−C
0〜C
2アルキル−C(O)−O−C
0〜C
4アルキル−、−C
0〜C
2アルキル−C(O)−C
0〜C
4アルキル−、−C
0〜C
2アルキル−C(O)−NR
3−C
0〜C
4アルキル−、−C(O)−O−C(R
301)(R
401)−、−C(O)−C(R
301)(R
401)−及び−C(O)−NR
3−C(R
300)(R
400)−からなる群から選択され、
各R
3は、−H、アルキル、C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル、C
1−C
3アルキル−C
2−C
6アルケニル、C
1−C
3アルキル−C
2−C
3アルキニル、−C
2−C
4アルキル−OR
1、−C
2−C
4アルキル−NR
3bR
3c、−C
2−C
4アルキル−NR
1R
2、ヘテロアルキル、C
0−C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C(O)−NR
3bR
3c、−C(O)−NR
1R
2、−C(O)−OR
1、−S(O)
2−NR
1R
2、−S(O)
2−R
1、−C(O)−R
1、−C
3−C
6シクロアルキル、−C
0−C
3アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、1から3個までの独立に選択された置換基で場合により置換されており、
各R
3aは、−H、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリール、共有結合からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、場合により置換されており、
R
3及びR
3aは、結合している原子と一緒になって、複素環を場合により形成し、ヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、
R
300及びR
400は、−H、−F、C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキルからなる群から独立に選択され、
R
301及びR
401は、−H、−F、OR
1、−NR
3R
3a−、C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキルからなる群から独立に選択され、
R
200、R
201、R
202及びR
203は、−H、C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びシクロアルキルからなる群から独立に選択され、
[この文献は図面を表示できません]
は、水素、アリール、ヘテロアリール、アルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルからなる群から選択され、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CF
3、−OCF
3、−SCF
3、−SF
5、−NO
2、−CN、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルコキシル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
1、−O−R
1、−OCF
2H、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)−R
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3C(O)−R
2、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3S(O)
2−R
2、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3C(O)O−R
1、−C
0−C
6アルキル−NR
1C(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
1、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
1、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−C
0−C
6アルキル−NR
3R
3a及び−O−C
2−C
6アルキル−NR
3R
3aからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
1及びR
2は、−H、C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル及び保護基からなる群から独立に選択される]。
[請求項73]
部分
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
である請求項72に記載の化合物。
[請求項74]
部分
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
である請求項72に記載の化合物。
[請求項75]
部分
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である請求項72から74までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項76]
部分
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基、或いは、そのエナンチオマー、そのスケールミック、又はこれらのエナンチオマーの混合物である請求項72から75までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項77]
U
2は、共有結合である請求項72から76までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項78]
U
2は、−C
1〜C
4アルキル、−CH(アリール)−、−CH(ヘテロアリール)−、−C(O)−、−C(O)−CH(アリール)−、−C(O)−CH(ヘテロアリール)−、−C(O)O−C
1〜C
2アルキル−、−C(O)O−及び−C(O)NH−からなる群から選択される請求項72から76までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項79]
部分
[この文献は図面を表示できません]
は、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルからなる群から選択された基であり、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、ハロ、−CF
3、−OCF
3、−SCF
3、−SF
5、−CN、−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルキル−O−R
1、−O−R
1、−OCF
2H、−C
0−C
6アルキル−S(O)
0−2−R
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3C(O)−R
2、−C
0−C
6アルキル−S(O)
2NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3S(O)
2−R
2、−C
0−C
6アルキル−OC(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−NR
3C(O)O−R
1、−C
0−C
6アルキル−NR
1C(O)NR
3R
3a、−C
0−C
6アルキル−C(O)O−R
1、−C
0−C
6アルキル−OC(O)−R
1、−C
0−C
6アルキル−アリール、−C
0−C
6アルキル−ヘテロアリール、−C
0−C
6アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
0−C
6アルキル−ヘテロシクリル、−C
0−C
6アルキル−NR
3R
3a及び−O−C
2−C
6アルキル−NR
3R
3aからなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されている請求項72から78までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項80]
部分
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である請求項72から78までのいずれか一項に記載の化合物。
[請求項81]
式(IX)
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー、スケールミック、又はエナンチオマーの混合物により表される請求項72に記載の化合物。
[請求項82]
式(X)
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
又は可能な場合、その(R,R)若しくは(S,S)エナンチオマー、スケールミック、又はエナンチオマーの混合物により表される請求項72に記載の化合物。
[請求項83]
部分
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である請求項72に記載の化合物。
[請求項84]
2−((1S,4S)−5−ベンジル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−ベンズヒドリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(4−クロロフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
(1S,4S)−t−ブチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
2−((1S,4S)−5−(3−フルオロフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−o−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−フェニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−ベンゾイル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[c][1,2,5]チアジアゾール−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(シクロヘキサンカルボニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(2,2−ジフェニルアセチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
(1S,4S)−ベンジル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
(1S,4S)−イソブチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(2−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
(1S,4S)−シクロペンチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−4−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1R,4R)−5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
(1S,4S)−イソプロピル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
(1S,4S)−ピリジン−3−イルメチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
(1S,4S)−シクロプロピルメチル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
(1S,4S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル 5−(5−(ヒドロキシカルバモイル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート、
2−((1S,4S)−5−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(3−(ジメチルカルバモイル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
2−((1S,4S)−5−(3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(3−メトキシフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−6−(5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ニコチンアミド、
N−ヒドロキシ−5−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピラジン−2−カルボキサミド、
2−フルオロ−N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(ピロリジン−1−カルボニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−6−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリダジン−3−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1R,4R)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−2−((1R,4R)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリミジン−5−カルボキサミド、
2−(5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキサミド、
N−ヒドロキシ−4−(5−(3−メトキシフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−(5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
4−((1S,4S)−5−(3−シアノフェニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1R,4R)−5−m−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1R,4R)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−4−((1S,4S)−5−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド、
N−ヒドロキシ−N−メチル−4−((1S,4S)−5−p−トリル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ベンズアミド
及び
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される化合物。
[請求項85]
式(XI)により表される
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
さらに
Q
1は、−C
1〜C
6アルキル、共有結合、−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−NR
3−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−S(O)
0〜2−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−NR
3C(O)−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)NR
3−C
0〜C
6アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−OC(O)NR
3−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択される]請求項1に記載の化合物並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマー。
[請求項86]
部分
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される請求項85に記載の化合物。
[請求項87]
式(XII)により表される
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
さらに
Q
2は、−C
1〜C
6アルキル、共有結合、−C
0〜C
6アルキル−O−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−NR
3−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−S(O)
0〜2−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−NR
3C(O)−C
0〜C
6アルキル−、−C
0〜C
6アルキル−C(O)NR
3−C
0〜C
6アルキル−及び−C
0〜C
6アルキル−OC(O)NR
3−C
0〜C
6アルキル−からなる群から選択される]請求項1に記載の化合物並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマー。
[請求項88]
部分
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される請求項87に記載の化合物。
[請求項89]
式(XIII)により表される
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基である]請求項1に記載の化合物並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマー。
[請求項90]
式(XIV)により表される
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
[この文献は図面を表示できません]
は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択された基であり、
各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルは、場合により置換されている]請求項1に記載の化合物並びにそのN−オキシド、水和物、溶媒和物、医薬品として許容される塩、プロドラッグ、多形体及び複合体、並びにそのラセミ混合物、スケールミック混合物、ジアステレオマー及びエナンチオマー。
[請求項91]
[この文献は図面を表示できません]
は、フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルからなる群から独立に選択され、各フェニル、ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、R
4からなる群から独立に選択された1から3個までの置換基で場合により置換されており、
R
4は、−H、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル−R
3、−C
0−C
6アルキル−OR
3、−C
0−C
6アルキル−OR
1、−C
0−C
6アルキル−C(O)−OR
3、−C
0−C
6アルキル−C(O)NR
3R
3a、−CH=CH−C(O)−OR
3、−CH=CH−C(O)−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−CF
3、−N(R
3)−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−C
0−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−N(R
3)−C(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−N(R
3)−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−N(R
3)R
3a、−O−C
2−C
6アルキル−N(R
3)(R
3a)、−O−C
2−C
6アルキル−OR
1、−S−R
3、−S(O)−C
1−C
6アルキル−R
3、−S(O)
2−C
1−C
6アルキル−R
3、C
3−C
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、C
4−C
7ヘテロシクリル−R
3、−O−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリル−C(O)−OR
3、−O−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−アリール、−O−C(O)−NR
3−C
0−C
4アルキル−ヘテロアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリルアリール、−O−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−ヘテロアリール、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、−N(R
3)C(O)N(R
3)−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−R
3、−C
0−C
4アルキル−OC(O)−R
3、−C
0−C
4アルキル−N(R
3)C(O)−O−R
3、−C
0−C
4アルキル−ヘテロシクリル−C(O)−O−R
3、−N(R
3)−C
2−C
4アルキル−ヘテロシクリル、F、Cl、Br、I、NO
2、−CF
3、−OCF
3、−OCHF
2、−SCF
3、−SF
5,−SO
3H、−CN、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、−C
1−C
6アルキルヘテロアリールからなる群から独立に選択され、前記R
4のそれぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は場合により置換されており、
各R
3は、−H、アルキル、C
0−C
3アルキル−ヘテロシクリル、C
1−C
3アルキル−C
2−C
6アルケニル、C
1−C
3アルキル−C
2−C
3アルキニル、−C
2−C
4アルキル−OR
1、−C
2−C
4アルキル−NR
3bR
3c、−C
2−C
4アルキル−NR
1R
2、ヘテロアルキル、C
0−C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C(O)−NR
3bR
3c、−C(O)−NR
1R
2、−C(O)−OR
1、−S(O)
2−NR
1R
2、−S(O)
2−R
1、−C(O)−R
1、−C
3−C
6シクロアルキル、−C
0−C
3アルキル−C
3−C
7シクロアルキル、−C
1−C
6アルキルアリール、アリール、C
0−C
3アルキル−ヘテロアリール及びヘテロアリールからなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、1から3個までの独立に選択された置換基で場合により置換されており、
各R
3aは、−H、アルキル、ヘテロシクリル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
3アルキニル、C
2〜C
4アルキル−OR
1、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、C
0〜C
6アルキルヘテロアリール、C(O)CF
3、−C(O)−NH
2、−C
3〜C
6シクロアルキル、−アルキル−C
3〜C
6シクロアルキル、−C
1〜C
6アルキルアリール、アリール、アルキルヘテロアリール及びヘテロアリール、共有結合からなる群から独立に選択され、それぞれのアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリール部分は、場合により置換されており、
R
3及びR
3aは、結合している原子と一緒になって、複素環を場合により形成し、ヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、
R
3b及びR
3cは、結合している原子と一緒になって、複素環を場合により形成し、ヘテロシクリル部分は、場合により置換されており、
R
1及びR
2は、−H、C
1〜C
6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル及び保護基からなる群から独立に選択される請求項52に記載の化合物。
[請求項92]
ヒストンデアセチラーゼを阻害するための請求項1から91までのいずれか一項に記載の化合物の使用。
[請求項93]
請求項1から91までのいずれか一項に記載の化合物及び医薬品として許容される担体を含む組成物。
[請求項94]
ヒストンデアセチラーゼを請求項1から91までのいずれか一項に記載の化合物又はこれらの組成物と接触させることを含む、ヒストンデアセチラーゼを阻害する方法。
[請求項95]
細胞を請求項1から91までのいずれか一項に記載の化合物又はこれらの組成物と接触させることを含む、細胞内のヒストンデアセチラーゼを阻害する方法。
[請求項96]
治療有効量の、請求項1から91までのいずれか一項に記載の化合物、又はその組成物を、治療を必要とする個体に投与することを含む、ポリグルタミン(polyQ)伸長疾患を治療する方法。
[請求項97]
前記疾患は、ハンチントン舞踏病(HD)、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)、脊髄性延髄性筋萎縮(SBMA)並びに5種の脊髄小脳失調(SCA1、SCA2、SCA3/MJD(マシャド・ジョセフ病)、SCA6及びSCA7)からなる群から選択される請求項96に記載の方法。
[請求項98]
前記疾患は、ハンチントン病である請求項97に記載の方法。