【解決手段】広告提供システムは、それぞれ1つのマーケットプレイスを提供する複数の加盟店がそれぞれ販売する商品またはサービスに対する広告を受信する広告受信部と、ウェブサイトに接続したユーザに、受信された広告のうち少なくとも一部の広告を提供する広告提供部と、ユーザによって選択される広告に関する情報をユーザに関連づけて格納し、ユーザのリクエストに応じてユーザに関連づけて格納された広告に関する情報をウェブサイトを介してユーザに提供する情報処理部と、ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報に基づいて広告に関連する加盟店から商品情報を受信し、受信された商品情報に基づいてユーザによって選択された商品またはサービスに対する統合決済を処理する統合決済処理部とを備える。
前記統合決済処理部は、前記ユーザに対して発行されたユーザ識別子を用いたチェックアウト決済及び前記ユーザがチャージした有償チャージ料金のうち少なくとも1つを用いて前記ユーザによって選択された商品またはサービスの取引代金を統合決済処理することを特徴とする請求項1に記載の広告提供システム。
前記商品情報それぞれは、前記ユーザによって選択された商品またはサービスに対する商品基本情報として、該当商品またはサービスに対する固有識別子、配送料金ポリシーを識別する配送料金ポリシー番号、該当商品またはサービスが複数の商品またはサービスのグループに含まれた場合、該当グループに対するポリシーのバンドルグループポリシーを識別するためのバンドルグループポリシー番号のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の広告提供システム。
前記統合決済処理部は、前記商品またはサービスに対する固有識別子を用いて、前記配送料金ポリシー及び前記バンドルグループポリシーのうち少なくとも1つをさらに用いて前記ユーザによって選択された商品またはサービスに対する決済金額を算出することを特徴とする請求項3に記載の広告提供システム。
前記商品情報それぞれは、前記ユーザによって商品またはサービスに対するオプションが選択された場合に商品オプション情報として、前記ユーザによって選択されたオプションを識別するための固有識別子を少なくとも含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の広告提供システム。
前記商品情報それぞれは、前記ユーザによって商品またはサービスに対する追加商品が選択された場合、追加商品情報として、前記ユーザによって選択された追加商品を識別するための固有識別子を少なくとも含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の広告提供システム。
互いに異なるマーケットプレイスをそれぞれサービスする複数の加盟店が前記マーケットプレイスで提供される販売者の商品またはサービスに関して広告する広告情報を受信するステップと、
ウェブサイトに接続したユーザに前記受信された広告情報のうち少なくとも一部の広告情報を提供するステップと、
前記ユーザによって選択される広告情報を前記ユーザに関連づけて格納し、前記ユーザのリクエストに応じて前記ユーザに関連づけて格納された広告情報を前記ウェブサイトを介して前記ユーザに提供するステップと、
前記ユーザに関連づけて格納された広告情報に基づいて前記広告情報に関連する加盟店から商品情報を受信し、前記受信された商品情報に基づいて前記ユーザによって選択された商品またはサービスに対する統合決済を処理するステップと、
ポータルサイトの会員に割り当てられた個人ページに入力される商品に対する情報を、前記ポータルサイトを介して提供されるソーシャルネットワークサービス、ショッピング情報提供サービス、ウェブ文書の検索サービスを介して表示して、前記商品の登録、表示、販売、及び決済を統合処理するステップと、
を含み、
前記統合決済を処理するステップは、前記ユーザによって選択される広告情報と関連した加盟店の商品データベースからリアルタイムインタフェーシングを用いて商品情報を受信することを特徴とする広告提供方法。
前記統合決済を処理するステップは、前記ユーザに対して発行されたユーザ識別子を用いたチェックアウト決済及び前記ユーザがチャージした有償チャージ料金のうち少なくとも1つを用いて前記ユーザによって選択された商品またはサービスの取引代金を統合決済処理することを特徴とする請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書では、一体型マーケットプレイスを効率的に提供することができ、一体型マーケットプレイスで商品の統合決済のためのインタフェースを提供することのできるシステム及び方法が提供される。
【0007】
本発明の目的は、商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理して一体型マーケットプレイス(integrated e−marketplace)を提供することのできる広告提供システム及び方法を提供する。
【0008】
本発明の目的は、ポータルサイトを運用するポータルサイト運用システムで提供するサービスを活用して商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理することのできる広告提供システム及び方法を提供する。
【0009】
本発明の目的は、商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理して一体型マーケットプレイスを提供すると同時に、アフィリエイトマーケティングのためのアフィリエイトプラットフォームを用いてアフィリエイトとして活動する会員に予め設定された報酬を提供することによって、広告効果を増大させることのできる広告提供システム及び方法を提供する。
【0010】
本発明の目的は、複数のマーケットプレイスの商品に対する登録、表示、販売、決済を統合的に処理し、互いに異なるマーケットプレイスの商品も統合決済が可能なようにインタフェースを提供することのできる広告提供システム及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
それぞれ1つのマーケットプレイスを提供する複数の加盟店がそれぞれ販売する商品またはサービスに対する広告を受信する広告受信部と、ウェブサイトに接続したユーザに、前記受信された広告のうち少なくとも一部の広告を提供する広告提供部と、前記ユーザによって選択される広告に関する情報を前記ユーザに関連づけて格納し、前記ユーザのリクエストに応じて前記ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報を前記ウェブサイトを介して前記ユーザに提供する情報処理部と、前記ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報に基づいて前記広告に関連する加盟店から商品情報を受信し、前記受信された商品情報に基づいて前記ユーザによって選択された商品またはサービスに対する統合決済を処理する統合決済処理部とを備える広告提供システムが提供される。
【0012】
一実施形態に係る前記統合決済処理部は、前記ユーザに対して発行されたユーザ識別子を用いたチェックアウト決済及び前記ユーザがチャージした有償チャージ料金のうち少なくとも1つを用いて前記ユーザによって選択された商品またはサービスの取引代金を統合決済処理してもよい。
【0013】
他の一実施形態に係る前記商品情報それぞれは、前記ユーザによって選択された商品またはサービスに対する商品基本情報として、該当商品またはサービスに対する固有識別子、配送料金ポリシーを識別する配送料金ポリシー番号、該当商品またはサービスが複数の商品またはサービスのグループに含まれた場合、該当グループに対するポリシーのバンドルグループポリシーを識別するためのバンドルグループポリシー番号のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0014】
また、他の一実施形態に係る前記統合決済処理部は、前記商品またはサービスに対する固有識別子を用いて、前記配送料金ポリシー及び前記バンドルグループポリシーのうち少なくとも1つをさらに用いて前記ユーザによって選択された商品またはサービスに対する決済金額を算出してもよい。
【0015】
また、他の一実施形態に係る前記商品情報それぞれは、前記ユーザによって商品またはサービスに対するオプションが選択された場合に商品オプション情報として、前記ユーザによって選択されたオプションを識別するための固有識別子を少なくとも含んでもよい。
【0016】
また、他の一実施形態に係る前記商品情報それぞれは、前記ユーザによって商品またはサービスに対する追加商品が選択された場合、追加商品情報として、前記ユーザによって選択された追加商品を識別するための固有識別子を少なくとも含んでもよい。
【0017】
また、他の一実施形態に係る前記統合決済による手数料が該当加盟店について課金されてもよい。
【0018】
それぞれ1つのマーケットプレイスを提供する複数の加盟店がそれぞれ販売する商品またはサービスに対する広告を受信するステップと、ウェブサイトに接続したユーザに前記受信された広告のうち少なくとも一部の広告を提供するステップと、前記ユーザによって選択される広告に関する情報を前記ユーザに関連づけて格納し、前記ユーザのリクエストに応じて前記ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報を前記ウェブサイトを介して前記ユーザに提供するステップと、前記ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報に基づいて前記広告に関連する加盟店から商品情報を受信し、前記受信された商品情報に基づいて前記ユーザによって選択された商品またはサービスに対する統合決済を処理するステップとを含む広告提供方法が提供される。
【0019】
コンピュータシステムが広告費を算定するように制御する命令を含むコンピュータで読み出し可能な格納媒体であって、前記命令は、それぞれ1つのマーケットプレイスを提供する複数の加盟店がそれぞれ販売する商品またはサービスに対する広告を受信するステップと、ウェブサイトに接続したユーザに、前記受信された広告のうち少なくとも一部の広告を提供するステップと、前記ユーザによって選択される広告に関する情報を前記ユーザに関連づけて格納し、前記ユーザのリクエストに応じて前記ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報を前記ウェブサイトを介して前記ユーザに提供するステップと、前記ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報に基づいて前記広告に関連する加盟店から商品情報を受信し、前記受信された商品情報に基づいて前記ユーザによって選択された商品またはサービスに対する統合決済を処理するステップとを含む方法によってコンピュータシステムを制御するコンピュータ読み出し可能な格納媒体が提供される。
【発明の効果】
【0020】
本発明によると、商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理して一体型マーケットプレイスを提供することができる。
【0021】
本発明によると、ポータルサイトを運用するポータルサイト運用システムで提供するサービスを活用して商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理することができる。
【0022】
本発明によると、商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理して一体型マーケットプレイスを提供すると同時に、アフィリエイトマーケティングのためのアフィリエイトプラットフォームを用いてアフィリエイトとして活動する会員に予め設定された報酬を提供することによって、広告効果を増大させることができる。
【0023】
本発明によると、複数のマーケットプレイスの商品に対する登録、表示、販売、決済を統合的に処理し、互いに異なるマーケットプレイスの商品も統合決済できるようにインタフェースを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
本発明の実施形態は、広告提供システム及び広告提供システムが行う広告提供方法に関し、上述した広告提供システムは、ポータルサイトのようにユーザに様々なサービスを提供するポータルサイト運用システムであるか、ポータルサイト運用システムに含まれたシステムであってもよい。
【0027】
図2は、本発明の一実施形態に係るポータルサイト運用システム及び広告提供システム220の概略的な形状を示す図である。
図2では、ポータルサイト運用システム210に広告提供システム220が含まれた形状を示している。ここで、ポータルサイト運用システム210は、ユーザ端末230を用いてアクセスをリクエストするユーザにポータルサイト240を提供してもよく、ポータルサイト240を介して様々なサービスが提供されてもよい。
【0028】
ポータルサイト240によってユーザに提供される様々なサービスは、ショッピング情報提供サービス、ウェブ文書の検索サービス、個人ページ管理サービス、ソーシャルネットワークサービス、決済サービスなどに対応してもよい。ここで、ショッピング情報提供サービスはショッピングのための商品検索サービスを、ウェブ文書の検索サービスは入力されたキーワードに対応する特定ウェブ文書を検索して提供するサービスを、個人ページ管理サービスはブログ、カフェまたはミニホームページのように会員として加入した個人ユーザに特定URLのページを割当及び管理するサービスをそれぞれ意味する。ここで、ウェブ文書の検索サービスが提供するウェブ文書には検索広告のためのウェブ文書が含まれてもよい。また、ソーシャルネットワークサービスは、ウェブ上で利用者が人的ネットワークを形成できるようにするサービスを意味する。このような、ソーシャルネットワークサービスは、個人化ウェブサービス(Personal Web Environment、PWE)と結合したり、上述した個人ページ管理サービスに連携してもよい。
【0029】
ここで、広告提供システム220は、ポータルサイト運用システム210に含まれたシステムとして上述したショッピング情報提供サービス、ウェブ文書の検索サービス、個人ページ管理サービス、ソーシャルネットワークサービス、決済サービスのうち少なくとも1つのサービスを直接提供したり、または、少なくとも1つのサービスに関連してもよい。このような広告提供システム220は、会員として加入したユーザに割り当てられる個人ページを介して商品の登録を受け、商品が登録された個人ページや商品に関する情報を上述した様々なサービスの少なくとも1つを用いてユーザに表示してもよい。
【0030】
例えば、広告提供システム220によってポータルサイト240及びポータルサイト240を用いて提供される様々なサービス全体が一体型マーケットプレイス(integrated e−market place)のために活用されてもよい。
【0031】
また、広告提供システム220は、商品が登録された個人ページや商品に関する情報が上述したソーシャルネットワークサービスによってアップロードされ、アップロードされた情報を用いて商品を購入する場合、情報をアップロードしたユーザに予め設定された報酬を提供してもよい。すなわち、広告提供システム220は、アフィリエイトマーケティングのためのアフィリエイトプラットフォームを含んでもよい。ここで、アフィリエイトマーケティングのためのメインパブリッシャもポータルサイト240によって提供される様々なサービスを活用してもよい。
【0032】
例えば、広告提供システム220またはポータルサイト運用システム210が提供するソーシャルネットワークサービスのサービスAが存在すると仮定する。また、ユーザbの個人ページBに登録された商品、または商品が登録された個人ページBに関する情報をユーザcがサービスAによってアップロードしたと仮定する。ここで、アップロードされた情報を用いてユーザdが個人ページBを訪問して商品を購入した場合、情報をアップロードしたユーザcに予め設定された報酬が提供されてもよい。
【0033】
また、前述したように、ソーシャルネットワークサービスは、ブログやカフェまたはミニホームページのような個人ページを提供及び管理する個人ページ管理サービスに連動されてもよい。ここで、商品の購入そのものは最初の商品が登録された個人ページを用いて行なわれてもよい。すなわち、ソーシャルネットワークサービスによってアップロードされる情報には商品が最初登録された個人ページへのリンクを含んでもよい。上述した例として、ユーザbの個人ページBに登録された商品に関する情報をユーザcがユーザcの個人ページCにアップロードしたと仮定する。ここで、スクラップされた商品の情報には個人ページBへのリンクが設定されてもよい。ここで、個人ページCに訪問したユーザdがリンクを用いて個人ページBに訪問して商品を購入する場合、広告提供システム220はユーザcに予め設定された報酬を提供してもよい。
【0034】
予め設定された報酬は、クーポンやポータルサイト運用システム210が管理する積立金などの形態で提供されてもよく、必要に応じて、最初に情報をソーシャルネットワークサービスや個人ページでアップロードしたユーザにのみ提供されてもよい。本明細書において「積立金」とは、現実世界で用いられる貨幣の単位として表現されるが、必要に応じて現実世界で用いられる貨幣と対応するポイントやマイレージなどのサイバー貨幣に表現されてもよい。サイバー貨幣の場合、例えば、現実世界で実際に用いられる貨幣の単位と1:1の比率の価値を有するサイバー貨幣、または1:10の比率の価値を有するサイバー貨幣などのように、必要に応じて自由に表現されてもよい。
【0035】
図3は、本発明の一実施形態に係る広告提供方法の概略的な形状を示す図である。まず、ユーザ310は、ユーザ310に割り当てられた個人ページ320を用いて商品を登録してもよい。ここで、本実施形態に係る広告提供システムは、様々なサービス330によって商品または個人ページ320に関する情報を表示してもよい。例えば、広告提供システムは、ショッピング情報提供サービスを用いて商品検索するとき情報を表示したり、ウェブ文書検索サービスを用いて検索結果に情報を含んで表示してもよい。また、広告提供システムは、個人ページ管理サービスを用いて他のカフェやブログ、ミニホームページなどを用いて情報を表示してもよく、ソーシャルネットワークサービスによって情報を表示してもよい。それだけではなく、広告提供システムは、外部広告340によって情報を表示してもよい。ここで、外部広告340は、他のポータルサイトや他のパブリッシャを意味する。
【0036】
本明細書において、「パブリッシャ」という用語は「ウェブサイト」という用語に置換して用いてもよい。ただし、ウェブサイトという用語を用いた説明によって、モバイル端末で実行されるアプリケーション画面など、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)のウェブサイト接続ではない環境において本発明が実施される可能性が排除されることはない。逆に、「ウェブサイト」という用語は、パブリッシングサイトまたは上述したパブリッシャという用語に互換されて用いられてもよい。言い換えれば、それぞれのウェブサイトは個別パブリッシャに対応してもよい。ここで、「ウェブサイト」という用語は広告の表示が可能であり、有線/無線ネットワークを介してユーザに提供可能な全ての種類のウェブサイトを含んでもよく、ウェブサイトを構成している1つのウェブページを意味する。また、広告や商品などの情報を「表示」することは、ウェブサイト(パブリッシャ)によってその広告主に関連するテキスト、イメージなど、声、動画、ハイパーリンクなどのコンテンツが当該ウェブサイトの訪問者に提供されることを含むものと解釈されてもよい。また、表示した広告に対する「選択」は、ユーザ(ウェブサイト訪問者)が提供されたテキスト、イメージなどのコンテンツに対してユーザ(ウェブサイト訪問者)がマウスクリックなどの反応を示すことによって、広告主がコンテンツの伝達によって達成しようとする状況が発生したことを意味する。ここで、広告主がコンテンツの伝達によって達成しようとする状況とは、例えば、広告主に関連するページが広告を選択したユーザに表示される状況を含んでもよい。
【0037】
ここで、表示された情報は他のユーザによって購読されてもよい。すなわち、表示された情報に対する購読を申請したユーザには、個人化ウェブサービス350によってユーザの個人空間に情報が提供されてもよく、ユーザは個人空間に提供された情報を容易に確認することができる。ここで、個人空間は個々人のウェブの格納空間を提供し、家計簿サービスやカレンダーサービスまたは日程管理などが可能な個人別ウェブページを介して提供されるウェブ上の空間を意味する。すなわち、ユーザはこのような個人別ウェブページに提供される情報を有線/無線インターネットの接続可能ないずれの環境でも容易かつ手軽に確認することができる。購読される情報は、ユーザによって設定される条件に応じて周期的に、または設定された条件に該当するとき個人空間に提供されてもよい。
【0038】
また、表示された情報は、他のユーザによってソーシャルネットワークサービス360や個人ページ370を用いてアップロード(スプレッド)してもよい。すなわち、一回表示された情報が他のユーザによって更なるユーザに2次的に表示されてもよい。この場合、広告提供システムは情報をアップロードした他のユーザに予め設定された報酬を提供してもよい。
【0039】
ここで、
図3にはソーシャルネットワークサービス360と個人ページ370を別に表示したが、ブログやカフェ、ミニホームページなどの個人ページ370も他のユーザと人的関係を形成するという点でソーシャルネットワークサービス360に含まれてもよい。また、ソーシャルネットワークサービス360によって商品に関する情報をアップロードすることはメールを用いて商品に関する情報を伝達することも含んでもよい。
【0040】
再び
図2を参照して説明すると、決済サービスはチェックアウト決済サービスを含んでもよい。ここで、チェックアウト決済サービスは、ポータルサイトが提供する決済サービスに加入したユーザがポータルサイトのID1つで便利に商品を購入及び決済できるようにサポートするサービスを意味する。商品の登録された個人ページにおける商品購入もこのようなチェックアウト決済サービスを用いて決済してもよい。このようなチェックアウト決済サービスは、上述した積立金やクーポンなどを用いた決済もサポートしてもよい。
【0041】
すなわち、本発明の実施形態に係る広告提供システムを利用すれば、商品の登録、表示、販売、決済全般の過程を統合的に処理できるだけではなく、商品に対するアフィリエイトマーケティングも統合的に1つのシステムで処理可能になる。
【0042】
図4は、本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークサービスによって商品に関する情報を流通する過程を示す一例である。
【0043】
ユーザ410は、様々なサービスによって表示された商品に関する情報420を個人化ウェブサービスによって購読したり、または、ソーシャルネットワークサービスによってアップロードしてもよい。ここで、情報420は、ブログ、カフェ、ニュース、ウェブアニメ(web cartoon)、ショッピングなどの様々な経路で表示されてもよい。ここで、セルブログ421は情報420が登録された個人ページを意味する。ここで、ユーザ410に個人化ウェブサービスによって購読された情報もユーザ410によってソーシャルネットワークサービスを用いてアップロードされてもよい。または、ユーザ410の選択に応じて、自動的にソーシャルネットワークサービスを用いてアップロードされるように設定されてもよい。ソーシャルネットワークサービスによってアップロードされた情報420は、ユーザ410と人的関係を形成した他のユーザ430に表示されてもよく、他のユーザ430のうち少なくとも1つのユーザが表示した情報420によって商品を購入する場合、ユーザ410には予め設定された報酬が提供されてもよい。ここで、商品の購入は、セルブログ421で発生する購入に限定されてもよい。すなわち、ユーザ410が別途の会員加入しなくても一体型マーケットプレイス内でアフィリエイトとして活動できるようになる。
【0044】
図5は、本発明の一実施形態に係るプラットフォーム構造を説明するための図である。このように、本発明の実施形態では販売するための商品の情報を登録する登録プラットフォーム510と、登録された商品に関する情報をパブリッシングするパブリッシングプラットフォーム520、及びアフィリエイト530の実績を管理して収益を配分するアフィリエイトプラットフォーム540が1つのシステムに含まれてもよい。すなわち、1つのシステムによって商品の登録、表示、販売、決済、収益配分全般に係る過程が統合的に行われてもよい。すなわち、1つのポータルサイトに提供される様々なサービスを用いて一体型マーケットプレイスを提供することができる。
【0045】
登録プラットフォーム510は、セルブログを用いて登録される商品の詳細情報がさらに入力されて管理してもよく、ユーザの商品に対する関心現況や購入評価などを管理してもよい。また、登録プラットフォーム510は、イベントや企画展に関する情報が入力されて管理され、セルブログを用いて表示してもよい。
【0046】
ここで、パブリッシングプラットフォーム520は、ブログやカフェ、ミニホームページまたはメールなどを用いた直接的な商品広告だけではなく、バズマーケティング(buzz marketing)またはバイラルマーケティング(viral marketing)によって商品に関する情報を2次広報するためにソーシャルネットワークサービスと連動されてもよい。このようなパブリッシングプラットフォーム520は、ブログやカフェ、ミニホームページ、メールまたはソーシャルネットワークサービスによって商品やセルブログに関する情報を表示することで、セルブログでトラフィックを提供してもよい。すなわち、セルブログにユーザを流入させて商品の購入を誘導する広告提供の役割を行うことができる。
【0047】
アフィリエイト530は、基本的に
図2を参照して説明したポータルサイト運用システム210の会員であってもよいが、必要に応じて、ポータルサイト運用システム210が提供する決済サービスのチェックアウト決済サービスの会員に限定されてもよい。
【0048】
アフィリエイトプラットフォーム540は、このようなアフィリエイト530の実績を管理して収益を配分してもよい。すなわち、商品に関する情報をソーシャルネットワークサービスによってアップロードし、商品の購入を誘導したアフィリエイト530には、積立金やクーポンのような予め設定された報酬が提供されてもよい。すなわち、決済サービスの会員が自発的に人的関係を形成した他のユーザに商品に関する情報を2次広報するように誘導してもよい。
【0049】
では、一体型マーケットプレイスによって統合ショッピングカートのように複数の商品に対する統合決済機能を提供することのできる広告提供システム及び方法について説明する。
【0050】
図6は、本発明の一実施形態に係る会員、加盟店及び広告提供システム間の関係を示す図である。すなわち、
図6は、広告提供システム610、加盟店620及び会員630間の関係を概略的に示している。
【0051】
ここで、広告提供システム610は、既に説明したようにポータルサイトを介してユーザに様々なサービスを提供するポータルサイト運用システムであるか、ポータルサイト運用システムに含まれたシステムであってもよい。また、加盟店620は、ポータルサイトを介して広告を表示する広告主のうち加盟店加入をリクエストし、加入承認が完了した広告主のサイトを意味する。また、会員630はポータルサイトに会員として加入したユーザを意味する。一例として、ポータルサイト運用システムは、ポータルサイトを介して加盟店620の広告または加盟店620で販売する商品やサービスの広告を会員630に表示させてもよい。
【0052】
ここで、会員630は、表示された加盟店620に対する広告によって加盟店620を訪問してもよいが、表示された加盟店620の商品(または、サービス、以下、「商品」に統一して説明する)を直接購入してもよい。既に説明したように、広告提供システム610は、ポータルサイトを介して一体型マーケットプレイスを提供してもよく、したがって、加盟店620の商品またはサービスをポータルサイトを介して直接販売してもよい。
【0053】
この場合、会員630は、購入ボタンのようなユーザインタフェースを用いてポータルサイトを介して表示された商品またはサービスの購入をリクエストしてもよい。ここで、広告提供システム610は、注文に必要な一部商の品情報を該当の加盟店620から受信して注文情報を連動してもよい。例えば、加盟店620で注文金額と配送料金などの算出を行って、最終決済金額を広告提供システム610に送信してもよい。
【0054】
しかし、会員630が複数の互いに異なる加盟店で販売される複数の商品(または、サービス)を購入する場合、広告提供システム610は会員630が購入しようとする商品(または、サービス)の決済金額を統合算出して統合決済しなければならない。
【0055】
すなわち、注文が発生するときにのみ注文情報が連動する場合にはユーザによって選択されてショッピングカートに格納された商品情報のリアルタイムアップデートが行われず、加盟店620では最終決済金額のみを伝達するために決済金額が行われるロジックを広告提供システム610が把握することができない。それだけではなく、各加盟店は契約されたPG(Payment Gateway)によって決済を行い、契約されたPGとの契約条件が加盟店ごとに互いに異なるため、複数の加盟店に対する同時注文が困難である。また、精算金額のハンドリングによる手数料を課するなどの様々な営業/マーケティング/サービス的な活動が困難である。
【0056】
ここで、広告提供システム610は、単に商品に購入のリクエストが受信されたときのみ商品情報や最終決済金額を受信することなく、加盟店620の外部商品データベースと商品情報API(Application Programming Interface)を用いたリアルタイムインタフェーシングを用いて商品情報を受信してもよく、内部格納及びリアルタイムアップデートしてもよい。また、広告提供システム610は、配送料金と商品のバンドル(bundle)ポリシーなど、最終決済金額を直接算出するための項目及びロジック内部化によって自主的に構築された算出ロジックを含んで決済金額を統合算出することができる。
【0057】
それだけではなく、広告提供システム610は、チェックアウト決済やサイバーマネーのような有償チャージ料金を用いて統合ショッピングカートを用いた決済時にPGを経由しないで直接に統合決済を処理してもよい。有償チャージ料金を用いた決済方式は、ユーザがクレジットカード、リアルタイム口座振り替え、携帯電話決済などの様々な決済手段によって一定金額をチャージして用いる決済方式を意味する。このような有償チャージ料金を用いた決済方式を用いて加盟店620がチェックアウト決済による加盟店ではない場合にも統合決済が可能になる。
【0058】
図7は、本発明の一実施形態に係るユーザから選択された複数の加盟店の商品を示す一例である。ウェブページ700は、一体型マーケットプレイスで商品の統合決済のために統合ショッピングカート機能を提供するウェブページの一部を示している。ここで、ウェブページ700は、ポータルサイトに含まれた複数のウェブページの1つであってもよい。ここで、ウェブページ700に示すように、ユーザによって選択された商品は全て互いに異なる加盟店の商品であることを示す。
【0059】
ここで、
図6を参照して説明した広告提供システム610は、各加盟店の商品データベースからリアルタイムインタフェーシング処理710によって商品情報を受信し、ショッピングカートに格納された商品に関する情報をアップデートしてもよく、複数の商品間の総決済金額を直接算出して表示してもよい。また、広告提供システム610は、加盟店に関連するチェックアウト決済やサイバーマネーのような有償チャージ料金を用いて選択された複数の商品に対する統合決済を行ってもよい。
【0060】
例えば、広告提供システム610は、統合ショッピングカートをロードする場合、該当加盟店で各商品の商品情報をリクエストしてもよく、各加盟店は商品ごとの詳細情報を広告提供システム610に送信してもよい。ここで、広告提供システム610は、送信された商品別詳細情報に基づいて統合ショッピングカートをアップデートしてもよい。
【0061】
図8は、本発明の一実施形態に係るリアルタイムインタフェーシング項目の一例を示す図である。
図8は、商品(または、サービス)に対する注文、オプション変更、商品追加及び配送料金算出などのように、統合ショッピングカート動作のために加盟店のデータベースとリアルタイムインタフェーシングするための項目を説明している。まず、第1点線ボックス810は基本情報として商品基本情報が連動されることを示し、第2点線ボックス820は商品修正/変更のための情報として商品のカラーやサイズなどを選択するための商品オプション情報と追加商品情報が連動されることを示している。また、第3点線ボックス830は配送料金算出のための情報として、配送料金ポリシー情報とバンドルグループポリシー情報が連動されることを示している。
【0062】
下記の表1は、商品の基本情報連動時に必要なデータベース項目の一例を示している。
【0064】
図9は、本発明の一実施形態に係る商品に係る商品基本情報を示す一例である。ウェブページ910は、一体型マーケットプレイスで商品の統合決済のために統合ショッピングカート機能を提供するウェブページの一部を示している。ここで、第1表920はウェブページ910に示す第1商品に対する商品基本情報を示し、第2表930はウェブページ920に示す第2商品に対する商品基本情報を示している。
【0065】
下記の表2は、商品オプション情報の細部設定のためのデータベース項目の一例を示している。
【0067】
下記の表3は、追加商品情報の細部設定のためのデータベース項目の一例を示している。
【0069】
図10は、本発明の一実施形態に係る商品に係る商品オプション情報及び追加商品情報を示す一例である。ウェブページ1010は、一体型マーケットプレイスで商品の統合決済のために統合ショッピングカート機能を提供するウェブページの一部を示している。ここで、第1表1020は、ウェブページ1010に示す第1商品の商品オプションを選択するために必要なデータベース項目を示し、第2表1030は、ウェブページ1020に示す第1商品の追加商品を選択するために必要なデータベース項目をそれぞれ示している。
【0070】
下記の表4は、配送料金関連ポリシーとバンドルグループポリシーに関する情報の一例を示している。
【0072】
バンドルグループポリシーは、一例として、数個の商品のバンドル購入時に配送料金をいくらで策定するかに関する情報を含んでもよい。商品ごとの配送料金は決定されたデータベース項目に応じて値が決定されるが、バンドルグループの場合には、バンドルグループポリシーによって全体の配送料金を算出するためのプロセスが様々に決定されてもよい。特に、
図6を参照して説明した広告提供システム610は、各加盟店別に商品ごとの配送料金ポリシーとバンドルグループポリシーに関する情報を受信し、受信された情報に基づいてユーザが選択した全体商品に対する配送料金を算出することができる。
【0073】
下記の表5及び表6は商品ごとの配送料金ポリシー及びバンドルグループポリシーに関する情報を受信するために必要なデータベース項目の一例を示している。
【0076】
図11は、本発明の一実施形態に係る商品ごとの配送料金ポリシー及びバンドルグループポリシーの細部項目による情報を示す図である。ウェブページ1110は、一体型マーケットプレイスで商品の統合決済のために統合ショッピングカート機能を提供するウェブページの一部を示している。ここで、第1表1120及び第2表1130は、ウェブページ1110に示す第2商品の商品ごとの配送料金ポリシーとバンドルグループポリシーによる配送料金算出に必要なデータベース項目を示している。
【0077】
図12は、本発明の一実施形態に係るユーザによって選択された商品の具体的な情報を提供するウェブページの一部を示す図である。ウェブページ1200は商品「AAA」に対する詳細情報を含んでいるウェブページの一部を示している。ここで、ウェブページ1200は、該当加盟店のウェブページであってもよい。すなわち、加盟店の広告がユーザに表示された後、ユーザが表示された広告をクリックすればユーザは加盟店、すなわち、広告主に関連するサイトを訪問してもよい。ここで、このようなサイトにもポータルサイトが提供する統合ショッピングカートで商品に関する情報を格納するためのユーザインタフェースが挿入されてもよい。
【0078】
すなわち、ウェブページ1200には、チェックアウト決済を用いて商品を購入するためのユーザインタフェース「購入」1210だけではなく、統合ショッピングカートで商品「AAA」に関する情報を格納するためのユーザインタフェース「ショッピングカート」1220をそれぞれ示している。ここで、ユーザがユーザインタフェース「ショッピングカート」1220をクリックする場合、商品「AAA」に関する情報が統合ショッピングカートに格納されてもよい。ユーザは様々な加盟店で販売する様々な商品を選択して統合ショッピングカートに含まれ、統合ショッピングカートから選択した商品を一回に購入できる。
【0079】
ウェブページ1200に示す「SNS情報」はユーザが特定ソーシャルネットワークサービス(Social Network Service;SNS)によって商品に関する情報をアップロードできるように提供されるユーザインタフェースを意味する。
【0080】
図13は、本発明の一実施形態に係る知識ショッピングウェブページの一部を示す図である。ウェブページ1310は、ポータルサイトで提供する知識ショッピングページの一部を示している。ここで、知識ショッピングを用いる加盟店の商品についてはウェブページ1310に示すように、ユーザが商品に関する情報をユーザに関連づけて格納できるように機能を提供するためのユーザインタフェース「統合ショッピングカートに入れる」を該当商品に関連して表示してもよい。ここで、
図13は、ユーザインタフェース「統合ショッピングカートに入れる」がユーザによって選択されれば、ユーザに該当商品に関連するポップアップウィンドウ1320が提供される一例を示している。
【0081】
図12及び
図13に示すように、ポータルサイトで加盟店の広告が表示するウェブページだけではなく、加盟店にも統合ショッピングカートに商品に関する情報に関するユーザインタフェースが表示されてもよい。ユーザはこのような統合ショッピングカートのためのユーザインタフェースを用いて一体型マーケットプレイスで様々な加盟店の様々な商品を一回に購入することができる。それだけではなく、ユーザがお気に入りの商品を示すウェブページにも統合ショッピングカートのためのユーザインタフェースを表示してもよく、統合ショッピングカートを用いる加盟店の商品であればお気に入りの経路と関係なく、全て統合ショッピングカートに商品に関する情報が格納されてもよい。
【0082】
図14は、本発明の一実施形態に係る広告提供システムの内部構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る広告提供システム1400は、同図に示すように広告受信部1410、広告提供部1420、情報処理部1430及び統合決済処理部1440を備えてもよい。
【0083】
広告受信部1410は、それぞれ1つのマーケットプレイスを提供する複数の加盟店がそれぞれ販売する商品またはサービスに対する広告を受信する。ここで、広告は複数の加盟店から直接受信されてもよいが、別途の広告プラットフォームを用いて受信してもよい。ここで、広告プラットフォームは広告主の広告に対する入札、広告とキーワードとの間のマッチング、広告や広告主の整列、パブリッシャにおける広告提供及び広告の表示による課金などを行うシステムであってもよい。広告プラットフォームの一般的な技術的な事項について、インターネットを用いて送信される検索広告及び/またはバナー広告プラットフォームに関する従来技術を参照して理解され得る事項はその説明を省略する。ここで、受信された広告はウェブサイトを介して表示されてもよく、広告の表示による広告費が加盟店に課金してもよい。広告が広告プラットフォームを用いて受信される場合、広告の表示による課金は広告プラットフォームで処理されてもよく、広告が加盟店から直接受信される場合には広告の表示による課金は広告提供システム1400または広告提供システム1400に関連するポータルサイト運用システムによって行われてもよい。ポータルサイト運用システムについては
図2を参照して説明した通りである。
【0084】
広告提供部1420は、ウェブサイトに接続したユーザに受信された広告のうち少なくとも一部の広告を提供する。ここで、ユーザが接続したウェブサイトはポータルサイトかまたはポータルサイトに関連するサイトであってもよく、少なくとも一部の広告はウェブサイトによって表示してユーザに提供されてもよい。ここで、少なくとも一部の広告は、上述したポータルサイト運用システムを経由してユーザに表示されてもよい。
【0085】
情報処理部1430は、ユーザによって選択される広告に関する情報をユーザに関連づけて格納し、ユーザのリクエストに応じてユーザに関連づけて格納された広告に関する情報をウェブサイトによってユーザに提供する。ここで、広告に関する情報を格納及び提供することは既に詳しく説明した統合ショッピングカート機能によって処理される。すなわち、ユーザが統合ショッピングカートに入れたい商品に関する情報がユーザによって選択されれば、該当商品に関する情報がユーザに関連づけて統合ショッピングカートに格納され、ユーザのリクエストに応じて統合ショッピングカートに含まれた(格納された)商品に関する情報が再びユーザに提供されてもよい。
【0086】
統合決済処理部1440は、ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報に基づいて広告に関連する加盟店から商品情報を受信し、受信された商品情報に基づいてユーザによって選択された商品またはサービスに対する統合決済を処理する。ここで、統合決済による手数料が該当の加盟店に対して課金してもよい。すなわち、広告を表示する媒体では広告の表示による広告費の他にも、統合決済の処理による追加の収入によって売り上げを向上させることができる。
【0087】
また、統合決済処理部1440は、ユーザに対して発行されたユーザ識別子を用いたチェックアウト決済及びユーザがチャージした有償チャージ料金のうち少なくとも1つを用いて、ユーザによって選択された商品またはサービスの取引代金を統合的に決済処理してもよい。
【0088】
商品情報それぞれは、ユーザによって選択された商品またはサービスに対する商品基本情報として、該当商品またはサービスに対する固有識別子、配送料金ポリシーを識別する配送料金ポリシー番号、該当商品またはサービスが複数の商品またはサービスのグループに含まれた場合、該当グループに対するポリシーのバンドルグループポリシーを識別するためのバンドルグループポリシー番号のうち少なくとも1つを含んでもよい。商品基本情報について、表1及び
図9を参照して既に詳しく説明した。この場合、統合決済処理部1440は、商品またはサービスに対する固有識別子を用いて配送料金ポリシー及びバンドルグループポリシーのうち少なくとも1つをさらに用いてユーザにより選択された商品またはサービスに対する決済金額を算出してもよい。
【0089】
また、商品情報それぞれは、ユーザによって商品またはサービスに対するオプションが選択された場合に商品オプション情報として、ユーザによって選択されたオプションを識別するための固有識別子を少なくとも含んでもよい。また、商品情報それぞれは、ユーザによって商品またはサービスに対する追加商品が選択された場合、追加商品情報としてユーザによって選択された追加商品を識別するための固有識別子を少なくとも含んでもよい。
【0090】
図15は、本発明の一実施形態に係る広告提供方法を示すフローチャートである。本実施形態に係る広告提供方法は、
図14を参照して説明した広告提供システム1400によって行われてもよい。
【0091】
ステップS1510において、広告提供システム1400は、それぞれ1つのマーケットプレイスを提供する複数の加盟店がそれぞれ販売する商品またはサービスに対する広告を受信する。ここで、広告は複数の加盟店から直接受信されてもよいが、別途の広告プラットフォームによって受信してもよい。ここで、広告プラットフォームは広告主の広告に対する入札、広告とキーワードとの間のマッチング、広告や広告主の整列、パブリッシャにおける広告提供及び広告の表示による課金などを行うシステムであってもよい。広告プラットフォームの一般的な技術的な事項に関して、インターネットによって伝えられる検索広告及び/またはバナー広告プラットフォームに関する従来技術を参照して理解され得る事項はその説明を省略する。ここで、受信された広告はウェブサイトを介して表示されてもよく、広告の表示による広告費が加盟店に課金してもよい。広告が広告プラットフォームによって受信される場合、広告の表示による課金は広告プラットフォームで処理されてもよく、広告が加盟店から直接受信される場合、広告の表示による課金は広告提供システム1400または広告提供システム1400に関連するポータルサイト運用システムによって行われてもよい。ポータルサイト運用システムについては
図2を参照して説明した通りである。
【0092】
ステップS1520において、広告提供システム1400はウェブサイトに接続したユーザに、受信された広告のうち少なくとも一部の広告を提供する。ここで、ユーザが接続したウェブサイトはポータルサイトかまたはポータルサイトに関連するサイトであってもよく、少なくとも一部の広告はウェブサイトを介して表示してユーザに提供されてもよい。ここで、少なくとも一部の広告は、上述したポータルサイト運用システムを経由してユーザに表示されてもよい。
【0093】
ステップS1530において、広告提供システム1400はユーザによって選択される広告に関する情報をユーザに関連づけて格納し、ユーザのリクエストに応じてユーザに関連づけて格納された広告に関する情報をウェブサイトを介してユーザに提供する。ここで、広告に関する情報を格納及び提供することについては上記で説明した統合ショッピングカート機能によって処理される。すなわち、ユーザが統合ショッピングカートに入れたい商品に関する情報がユーザによって選択されれば、該当商品に関する情報がユーザに関連づけて統合ショッピングカートに格納され、ユーザのリクエストに応じて統合ショッピングカートに含まれた(格納された)商品に関する情報が再びユーザに提供されてもよい。
【0094】
ステップS1540において、広告提供システム1400は、ユーザに関連づけて格納された広告に関する情報に基づいて広告に関連する加盟店から商品情報を受信し、受信された商品情報に基づいてユーザによって選択された商品またはサービスに対する統合決済を処理する。ここで、統合決済による手数料が該当の加盟店に対して課金してもよい。すなわち、広告を表示する媒体では広告の表示による広告費の他にも、統合決済の処理による追加の収入によって売り上げを向上させることができる。
【0095】
また、広告提供システム1400は、ユーザに対して発行されたユーザ識別子を用いたチェックアウト決済及びユーザがチャージした有償チャージ料金のうち少なくとも1つを用いてユーザによって選択された商品またはサービスの取引代金を統合決済処理してもよい。
【0096】
商品情報それぞれは、ユーザによって選択された商品またはサービスに対する商品基本情報として、該当商品またはサービスに対する固有識別子、配送料金ポリシーを識別する配送料金ポリシー番号、該当商品またはサービスが複数の商品またはサービスのグループに含まれた場合、該当グループに対するポリシーのバンドルグループポリシーを識別するためのバンドルグループポリシー番号のうち少なくとも1つを含んでもよい。商品基本情報に対しては表1及び
図9を参照して詳しく説明した通りである。この場合、統合決裁処理部1440は、商品またはサービスに対する固有識別子を用いて、配送料金ポリシー及びバンドルグループポリシーのうち少なくとも1つをさらに用いてユーザによって選択された商品またはサービスに対する決済金額を算出してもよい。
【0097】
また、商品情報それぞれは、ユーザによって商品またはサービスに対するオプションが選択された場合に商品オプション情報として、ユーザによって選択されたオプションを識別するための固有識別子を少なくとも含んでもよい。また、商品情報それぞれは、ユーザによって商品またはサービスに対する追加商品が選択された場合、追加商品情報として、ユーザによって選択された追加商品を識別するための固有識別子を少なくとも含んでもよい。
【0099】
このように本発明の実施形態によれば、商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理して一体型マーケットプレイスを提供することができる。また、ポータルサイトを運用するポータルサイト運用システムで提供するサービスを活用して商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理することができる。また、商品の登録、表示、販売、決済を統合的に処理して一体型マーケットプレイスを提供すると同時に、アフィリエイトマーケティング(affiliate marketing)のためのアフィリエイトプラットフォームによってアフィリエイトとして活動する会員に予め設定された報酬を提供することで広告効果を増大させることができる。また、複数のマーケットプレイスの商品に対する登録、表示、販売、決済を統合的に処理し、互いに異なるマーケットプレイスの商品も統合決済ができるようにインタフェースを提供することができる。
【0100】
本発明の実施形態に係る方法は、様々なコンピュータ手段によって実行されることができるプログラム命令形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録されることができる。コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むことができる。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア当業者に公示されて使用可能なものであってもよい。
【0101】
上述したように、本発明は限定された実施形態と図面によって説明されたが、本発明が上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する分野において通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正および変形が可能である。
【0102】
したがって、本発明の範囲は上述した実施形態に限定されて定められてはならず、添付の特許請求の範囲だけではなく、この特許請求の範囲と均等なものによって定められなければならない。