(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-153746(P2015-153746A)
(43)【公開日】2015年8月24日
(54)【発明の名称】棒状ライト
(51)【国際特許分類】
F21V 23/04 20060101AFI20150728BHJP
F21L 4/00 20060101ALI20150728BHJP
【FI】
F21V23/04 100
F21L4/00 400
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】2
(21)【出願番号】特願2014-42108(P2014-42108)
(22)【出願日】2014年2月14日
(71)【出願人】
【識別番号】593229468
【氏名又は名称】丸山 剛志
(72)【発明者】
【氏名】丸山 剛志
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014GA03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】操作の検出手段として電磁界を用い、劣化の抑制、配置の自由度を高めた棒状ライトを提供する。
【解決手段】導体で作られた検出面を発振素子の一部として共振回路を構成する。その電磁界領域に誘電率の高い指などが介在することで、発振条件が影響を受けることで結果的に共振周波数が変化する。これを検出することで、操作が行われたと判断する。また、電圧検出部や温度検出部とそれにつながるマイコンや補正回路で発光素子の電流バランスを補正し、色ずれ、輝度変化を抑制する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部が機械式開閉接点ではなく、空間の電磁界を指などで変位することで検出操作する棒状ライト。
【請求項2】
多色発光機能つき電池式棒状ライトの電池が電圧低下を起こしたときに、各色発光素子に流れる電流がアンバランスになる。
それにより合成された色度が変化するが、電池電圧に対して各発光素子に流れる電流を補正することで合成色の変化を抑えることを特徴とした棒状ライト。
【請求項3】
電池式棒状ライトは自己発熱や環境温度にて、発光素子に流れる電流が変化する。
それにより輝度が変化するが、温度変化に対して素子に流れる電流を補正することで輝度の変化を抑えることを特徴とした棒状ライト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、棒状ライトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、単色および多色発光機能つき棒状ライトがある。
【0003】
機械式接点の棒状ライトでは、操作部が機械式のため使用回数や汗・ホコリの浸入による劣化で接触不良を起こすことがあった。
また、操作部を配置できる箇所が構造に制約を受けることで、小さな操作部が寄せ合って配置されていて操作しにくい難点があった。
多色発光機能つき電池式棒状ライトでは、電圧低下を起こしたときに、3原色LEDに流れる各電流がアンバランスになることで、意図した色合いから外れてくる。
また、自己発熱や環境温度変化において輝度が変化する難点があった。
【0004】
そこで、本発明は機械接点ではなく電気回路から発生する電磁界空間を指などで変位することにより操作を検出することで、上記問題点を解決することを目的とする。
また、電圧の低下や温度変化をプログラムや補正回路を用いることで、上記問題点を解決することを目的とする。
【0005】
本発明は、導体で作られた検出面を発振素子の一部として共振回路を構成する。
その電磁界領域に誘電率の高い指などが介在することで、発振条件が影響を受けることで結果的に共振周波数が変化する。
これを検出することで、操作が行われたと判断するものである。
また、電圧検出部や温度検出部とそれにつながるマイコンや補正回路で発光素子の電流バランスを補正する機能である。
【0006】
請求項1に記載の発明は、電磁界を使ったものであり、機械的劣化の影響を受けないばかりか、操作部を樹脂などの非磁性体の中に設けることが出来るので、防水や防塵に寄与したり配置する場所の自由度が増す。
請求項2に記載の発明は、電圧降下や発熱による色ずれ、輝度変化が発生することを払拭するものである。