特開2015-161133(P2015-161133A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-161133(P2015-161133A)
(43)【公開日】2015年9月7日
(54)【発明の名称】スロープ体
(51)【国際特許分類】
   E04F 11/00 20060101AFI20150811BHJP
   A61G 3/02 20060101ALI20150811BHJP
【FI】
   E04F11/00
   A61G3/00 502
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2014-37847(P2014-37847)
(22)【出願日】2014年2月28日
(71)【出願人】
【識別番号】000100791
【氏名又は名称】アイシン軽金属株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114074
【弁理士】
【氏名又は名称】大谷 嘉一
(72)【発明者】
【氏名】赤井 稔
(72)【発明者】
【氏名】川口 聡
【テーマコード(参考)】
2E101
【Fターム(参考)】
2E101AA00
2E101BB01
2E101DD31
(57)【要約】
【課題】軽量化を図るのに有効で、高剛性に優れたスロープ体の提供を目的とする。
【解決手段】パネルと、当該パネルのスロープ方向の両端部に設けた第1及び第2端部パネルと、当該パネルのサイド方向の両側部に設けた第1及び第2サイドレールを備え、前記パネルの端部を第1及び第2端部パネルに設けた一対のフランジ部の間にそれぞれ嵌合連結してあり、前記パネルの側端部と第1及び第2端部パネルの側端部を第1及び第2サイドレールに設けた一対のフランジ部の間に嵌合連結してあることを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネルと、当該パネルのスロープ方向の両端部に設けた第1及び第2端部パネルと、当該パネルのサイド方向の両側部に設けた第1及び第2サイドレールを備え、
前記パネルの端部を第1及び第2端部パネルに設けた一対のフランジ部の間にそれぞれ嵌合連結してあり、
前記パネルの側端部と第1及び第2端部パネルの側端部を第1及び第2サイドレールに設けた一対のフランジ部の間に嵌合連結してあることを特徴とするスロープ体。
【請求項2】
前記第1及び第2端部パネルと、第1及び第2サイドレールはアルミニウム合金の押出形材を用いて一対のフランジ部を本体部と一体的に形成したものであることを特徴とする請求項1記載のスロープ体。
【請求項3】
隣接するサイドレール同士を相互に枢着することで複数のパネルを折り畳み可能に連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のスロープ体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は段差部や凹部等に架け渡し、その間の段差や隙間を解消するのに用いるスロープ体に関する。
【背景技術】
【0002】
段差等を解消するのに架け渡すスロープ体は、持ち運び等の移動を考慮すると、できるだけ軽量であるのが好ましいが、車椅子等の走行を考慮すると高剛性でなければならない。
特許文献1にはブリッジパネルを枠材及び固定スロープにて枠組みした車椅子用ブリッジを開示する。
しかし、同公報に開示するスロープ体は中央のブリッジパネルと固定スロープとが個々にリベット等で連結されているものであり、負荷荷重がリベット等の締結部に集中しやすく、ブリッジパネル単体で剛性を確保する必要があるために軽量化が難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3689902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、軽量化を図るのに有効で、高剛性に優れたスロープ体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るスロープ体は、パネルと、当該パネルのスロープ方向の両端部に設けた第1及び第2端部パネルと、当該パネルのサイド方向の両側部に設けた第1及び第2サイドレールを備え、前記パネルの端部を第1及び第2端部パネルに設けた一対のフランジ部の間にそれぞれ嵌合連結してあり、前記パネルの側端部と第1及び第2端部パネルの側端部を第1及び第2サイドレールに設けた一対のフランジ部の間に嵌合連結してあることを特徴とする。
ここで、パネルのスロープ方向とは車椅子等が走行する方向をいい、その両端部とはスロープ面に進入する側の端部と、スロープ面から出る側の端部をいう。
また、パネルのサイド方向とはスロープ面と直向する左右方向をいう。
本発明でパネルとは樹脂板、金属板、カーボン板等その材質を問わずに、それらの複合パネル、ハニカム構造、上下の板材をリブで連結した中空構造等、パネル構造にも制限がない。
軽量化を図ったものとしてはカーボンパネル、ハニカム樹脂パネル等が挙げられる。
また、アルミニウム合金の押出材を用いて中空パネル形状にしたものも例として挙げられる。
【0006】
本発明について、前記第1及び第2端部パネルと、第1及び第2サイドレールはアルミニウム合金の押出形材を用いて一対のフランジ部を本体部と一体的に形成したものであってもよい。
また、隣接するサイドレール同士を相互に枢着することで複数のパネルを折り畳み可能に連結したものでもよい。
本発明に係るパネルは複数のパネルをスロープ方向に連結して1つのスロープ面にしてもよく、その場合に連結パネルの両側にそれぞれ一対のフランジ部を形成し、その間にパネルの端部を嵌合し、つなぎ連結するのがよい。
連結パネルも側部はサイドレールに嵌合連結される。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るスロープ体にあっては、パネルのスロープ方向の両端部を端部パネルの一対のフランジ部の間に嵌合連結するとともに、この端部パネルのサイド方向の側端部とパネルの側端部とをサイドレールの一対のフランジ部の間に嵌合連結したので、中央のパネル,両先端部の端部パネル及び両サイドのサイドレールとが一体的に連結された構造になっているので、スロープ面に付加された荷重をパネル体全体で支えることができる。
これにより、中央パネルの軽量化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明に係るスロープ体10の平面図を示す。
図2】各部位の部分断面端面図を示す。
図3】スロープ体の部品の構成例を示す。
図4】リベット締結の配置例を示す。
図5】スロープ体の外観斜視図を示す。
図6】パネル材を押出形材で製作した例を示す。
図7】(a)はF−F線断面端面図、(b)はG−G線断面端面図、(c)はH−H線断面端面図を示す。
図8】パネル表面を凹凸形状にした例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係るスロープ体10の構造例を以下、図面に基づいて説明する。
図1に2つのスロープを中央で折り畳み可能にしたスロープ体10の例を示すが、スロープは1枚単独でもよく、さらに複数枚を連結してもよい。
図2にA−A,B−B,C−C,D−D及びE−E線断面端面図を示し、図3に部品の分解図を示す。
スロープ体10の斜視図を図5に示し、段差部に架け渡す際に高い位置側に架ける第1端部パネル14と、低い位置側に架ける第2端部パネル15を中央のパネル11の両端部に嵌合連結してある。
【0010】
図2(a)にパネル11と第1端部パネル14との連結部A−A線断面端面図を示す。
パネル11は図示を省略したが、上下の表面材をリブで連結した中空パネルになっている。
第1端部パネル14は、上下一対のフランジ部14a,14bを一体的に形成したアルミニウム合金の押出材にて製作されている。
縦リブ14d〜14fからなる中空断面パネルになっていて、高台側の引掛部14cを有する。
パネル11と第1端部パネル14との嵌合連結手段としては、溶接,ビス止め等でもよいが、本実施例はリベット16を用いて締結した例になっている。
【0011】
図2(b)にパネル11と第2端部パネル15との連結部のB−B線断面端面図を示す。
第2端部パネル15は、高さの低い側に架け渡す際に先端部段差が小さくなるように先端側が薄くなるように底面側が傾斜した断面形状15cになっている。
この第2端部パネル15も上下一対のフランジ部15a,15bの間にパネル11の端部を嵌合連結してある。
本実施例もリベット16にて締結してある。
第2端部パネル15は、アルミニウム合金の押出材にて製作してあり、縦リブ15d〜15fを有する中空断面形状である。
【0012】
パネル11の両端部に第1端部パネル14と、第2端部パネル15を嵌合連結した後に、第1サイドレール12と第2サイドレール13に形成した一対のフランジ部(12a,12b),(13a,13b)にて、パネル11と両端部の第1,第2端部パネルとを一体的に嵌合連結してある。
図2(c)に第1端部パネル14とパネル11との連結部を、第2サイドレール13のフランジ部13a,13bで連結した状態をC−C線断面端面図として示す。
第2サイドレール13は車椅子等の脱輪を防止すべく、立設片13cを有するレール形状になっている。
本実施例では、中央側の第1サイドレール12,12同士は折り畳み可能にヒンジ連結した例になっていて、その断面を図2(d)に示す。
第1サイドレールに軸孔12cを形成し、相互にこの部分を切り欠いてピン材を用いてヒンジ連結した例になっている。
また、第1サイドレール12は、リブ12d,12eを有する中空断面形状になっている。
E−E線断面端面図を図2(e)に示す。
図4にリベット16の配置例を示す。
本実施例では、第1,第2サイドレールもアルミニウム合金の押出材を用いて製作してある。
【0013】
図6,7にパネルの第2の実施例を示す。
図7にH−H線断面端面図を示すようにパネル111をアルミニウム合金の押出材で製作した例である。
パネル111はパネル板111aの中央部に中空断面形状部111dを有し、左右方向の側端部は断面コ字形状に形成することで連結部111b,111cを形成し、この連結部111b,111cを上下から挟み込むようにサイドレール12,13の一対のフランジ部(12a,12b),(13a,13b)と嵌合連結してある。
また、第1端部パネル14及び第2端部パネル15とは中空部111dの端部と嵌合連結してある。
なお、中空部111dは複数に分離して設けてもよい。
これによりパネル111の連結強度を確保しつつ軽量化できる。
【0014】
図8にパネル211の表面に凸部211aを形成することで、パネルの表面を凹凸形状にすることで、剛性アップと滑り止めとを図った例を示す。
【符号の説明】
【0015】
10 スロープ体
11 パネル
12 第1サイドレール
13 第2サイドレール
14 第1端部パネル
15 第2端部パネル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8