特開2015-162007(P2015-162007A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-162007(P2015-162007A)
(43)【公開日】2015年9月7日
(54)【発明の名称】募金システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20150811BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20150811BHJP
【FI】
   G06Q50/00 100
   G06Q30/02 150
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-35699(P2014-35699)
(22)【出願日】2014年2月26日
(71)【出願人】
【識別番号】714001869
【氏名又は名称】田中 瑞規
(72)【発明者】
【氏名】田中 瑞規
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049CC60
(57)【要約】
【課題】
募金活動は災害における被災者への募金や交通遺児のための募金など多種多様であるが、通常、募金者は街頭やテレビ、新聞を通じて募金活動を行っている特定の募金団体の存在しか知ることができない。
【解決手段】
募金者が様々な募金団体に募金したいと思った場合、ネットワークを介して個々の募金先への募金をおこなうことができる募金システムを提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
募金を行おうとする複数の第1のユーザ端末と、募金を必要とする複数の第2のユーザ端末と、実行募金先と金額が入力される前記第1のユーザ端末の各々に対応する第1のマイページ、希望募金額と活動報告が入力される前記第2のユーザ端末の各々に対応する第2のマイページ、及び広告主の広告を掲載する複数の広告主バナーを作成する運営サイトサーバと、を備え、前記運営サイトサーバは前記第1のマイページ、及び前記第2のマイページの内容に基づき、前記第2のユーザ端末に入力された前記希望金額に達した場合には、前記第1のユーザ端末に入力された前記金額の合計金額を確定募金として、前記希望金額に達した前記第2のユーザ端末に前記確定募金を送付し、前記確定募金をした前記第1のユーザ端末に前記確定募金を受けた前記第2のユーザ端末の前記活動報告を送付し、前記確定募金をした前記第1のユーザ端末に希望に応じて前記広告主バナーのサービスを提供することを特徴とする募金システム。
【請求項2】
前記第1のユーザ端末は前記運営サイトサーバより募金ポイントをあらかじめ購入し、
前記募金ポイントに基づき前記第2のマイページに募金を行うことを特徴とする請求項1記載の募金システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインターネット回線を介して募金を行う募金システムに関する。
【背景技術】
【0002】
募金活動は災害における被災者への募金や交通遺児のための募金など多種多様であるが、通常、募金者は街頭やテレビ、新聞を通じて募金活動を行っている特定の募金団体の存在しか知ることができない。そして、本来ならば、募金者は様々な募金団体の趣旨を知り、本当に自分の意図する団体に募金したいと思っているが、それらの情報を一括入手することができないために、積極的に募金ができないということが一般的である。また、従来から行われている募金活動は、主に募金者が直接募金箱に現金を入れるか、各募金団体の指定口座へ自分で振り込む方法によって行われている。しかし、募金者が街頭で、募金したい団体に都合よく出会うことは稀であり、また、テレビや新聞を通じて知った募金団体が設置した募金箱を探すことも募金者にとって負担となる。
【0003】
そこで、近年ではインターネットの普及に伴い、募金者が複数の募金活動を運営しているサイトにアクセスして各種募金機関へ募金を行うインターネット回線を介する募金システムが提案されている。(特許文献1参照)。これは、募金者が募金運営サイトにアクセスし、多数の募金先情報を知り、自分が本当に募金したい募金先へインターネットを介して募金が実行される募金システムである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-230232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、募金者がインターネットを介して募金運営サイトにアクセスし募金を行う方法では、募金した後に募金者に募金先への実募金額は公開されるが、募金先が自らの募金を用いてどのような活動を行ったのか、募金の使い道の情報を得ることができず、自分の募金が正当に用いられたか否かが募金者にとって不明瞭であった。また、募金者は様々な募金団体に募金したいと思った場合、そのたびにネットワークを介して個々の募金先への募金を振り込むという現金を扱う機会が多くなり煩雑な手間があった。
このような従来の課題を考慮して、本発明は、募金者の負担を軽減させ、信用性の高い募金を行うことを可能とする募金システムを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の第1の募金システムは、募金を行おうとする複数の第1のユーザ端末と、募金を必要とする複数の第2のユーザ端末と、実行募金先と金額が入力される前記第1のユーザ端末の各々に対応する第1のマイページ、希望募金金額と活動報告が入力される前記第2のユーザ端末の各々に対応する第2のマイページ、及び広告主の広告を掲載する複数の広告主バナーを作成する運営サイトサーバと、を備え、前記運営サイトサーバは前記第1のマイページ、前記第2のマイページの内容に基づき、前記第2のユーザ端末に入力された前記希望金額に達した場合には、前記第1のユーザ端末に入力された前記金額の合計金額を確定募金として、前記希望金額に達した前記第2のユーザ端末に前記確定募金を送付し、前記確定募金をした前記第1のユーザ端末に前記確定募金を受けた前記第2のユーザ端末の前記活動報告を送付し、前記確定募金をした前記第1のユーザ端末に希望に応じて前記広告主バナーのサービスを提供するものである。
また、本発明の第2の募金システムは、第1の募金システムにおいて前記第1のユーザ端末が前記運営サイトサーバより募金ポイントをあらかじめ購入し、前記募金ポイントに基づき前記第2のマイページに募金を行うことが特徴である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、募金者のユーザ端末へ、募金を受けた募金先が募金を用いた活動報告を運営サイトサーバを介して送付することで、募金者は自らの行った募金が正当に用いられたか否かを明瞭に把握することができる。更に希望する広告主からサービスを受けることができ、募金のインセンティブにつながるものである。
また、本発明によれば、募金者があらかじめ運営サイトからまとめて募金ポイントを購入し募金を行うことで、運営サイトへの現金振込を一度で済ませることができ、募金の度に振り込む、現金を扱う手間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態に係る募金システムの基本構成を示した図。
図2】本発明の実施の形態に係る募金先ユーザ端末41〜43に各々対応する募金先マイページ51〜53に記載される項目を示した図
図3】本発明の実施の形態に係る募金者ユーザ端末21〜23に各々対応する募金者マイページ31〜33に記載される項目を示した図
図4】本発明の実施の形態に係る募金先ユーザ端末41〜43が行うフローを示した図
図5】本発明の実施の形態に係る運営サイトサーバ1が募金先ユーザ端末41〜43に対して行うフローを示した図
図6】本発明の実施の形態に係る運営サイトサーバ1が募金者ユーザ端末21〜23に対して行うフローを示した図
図7】本発明の実施の形態に係る運営サイトサーバ1が広告主に関して行うフローを示した図
図8】本発明の実施の形態に係る募金者ユーザ端末21〜23が行うフローを示した図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る募金システムの基本構成を示す図である。図1において、1は運営サイトサーバ、21〜23は募金者ユーザ端末、31〜33は募金者ユーザ端末に各々対応するマイページ、41〜43は募金先ユーザ端末、51〜53は募金先ユーザ端末に各々対応するマイページ、61〜63は広告主バナーである。
図2は、本発明の実施の形態に係る募金先ユーザ端末41〜43に各々対応する募金先マイページ51〜53に記載される項目を示す図である。図3は、本発明の実施の形態に係る募金者ユーザ端末21〜23に各々対応する募金者マイページ31〜33に記載される項目を示す図である。以下、操作手順に従って説明する。
【0010】
(募金先操作1)
図1において、本システムにおける運営サイトサーバ1に募金先として掲載希望の募金先依頼者は、運営サイトサーバ1に申請を行う。具体的には、図2に示す人物(あるいは企業や団体)の情報、募金利用目的、希望募金総額、募金有効期限の情報を送付し、依頼申請を行う。図2の例では、団体名称は福祉○○ホーム、募金利用目的は介護機器購入、希望募金総額は500万円、募集有効期限は3年間を示す。
【0011】
(運営サイトサーバ操作2)
上記送付された掲載希望の募金先情報を基に、運営サイトサーバ1は募金先依頼者の妥当性と信頼性を審査する。妥当と判断した場合、募金先ユーザ端末41〜43として採用する。
【0012】
(募金先操作3)
上記募金先ユーザ端末41〜43として採用された募金先依頼者は、図2に示すような人物(或いは企業や団体)情報、募金利用目的、希望募金総額、募集有効期限、現在の募金総額と募金者総数等の募金先情報を運営サイトサーバ1に送る。
【0013】
(運営サイトサーバ操作4)
運営サイトサーバ1は、上記送付された情報を基に募金先ユーザ端末41〜43に対応する募金先ユーザマイページ51〜53を作成する。
【0014】
(募金者操作5)
一方、募金希望者は運営サイトサーバ1にアクセスし募金先ユーザマイページ51〜53を閲覧し、様々な募金団体の存在と各々の活動内容等の情報を得、自分の募金したい団体があった場合、運営サイトサーバ1に名前や生年月日などの個人情報を送り、募金者ユーザ端末21〜23となる申請を行う。
【0015】
(運営サイトサーバ操作6)
運営サイトサーバ1は、上記送付された情報を基に募金者ユーザ端末21〜23に対応する図3に示すような個人情報、募金履歴、募金先の活動報告、ポイント残高、希望募金先等の項目を記載した募金者ユーザマイページ31〜33を作成する。図3の例では、個人情報は日本太郎、○年○月○日生まれ、募金履歴は平成25年○月○老人ホームに200万円、募金先の活動報告は○○ホームの平成25年度活動報告、ポイント残高は300万ポイント、新たな希望募金先は、△△ホームに200万ポイントを示している。
【0016】
(募金者操作7)
次に、各募金者ユーザ端末21〜23は、運営サイトサーバ1より募金ポイントを購入する。図3の例では1ポイント1円と設定している。
【0017】
(運営サイトサーバ操作8)
運営サイトサーバ1は募金者ユーザ端末21〜23が募金ポイントを購入したことを確認したのち、募金者ユーザマイページ31〜33にポイント残高を入力する。図3の例では、募金者ユーザが300万円で300万ポイントを購入し、現在保有していることを示している。
【0018】
(募金者操作9)
次に、各募金者ユーザ端末21〜23は、募金先ユーザマイページ51〜53のうち、募金をしたい希望募金先名と、希望募金ポイントを自分の募金者ユーザマイページ31〜33における新たな希望募金先欄に入力する。図3の例では、△△ホームへ200万円募金希望であることを示している。
【0019】
(運営サイトサーバ操作10)
運営サイトサーバ1は、上記募金者ユーザ端末21〜23が新たな希望募金先名と希望募金ポイントを入力したことを確認し、対応する募金先ユーザマイページ51〜53に記載されている希望募金総額と募集有効期限との情報が一致した場合に、募金者ユーザ端末21〜23から募金先ユーザ端末41〜43への募金を行うこととし、希望募金ポイントを徴収する。そして、運営サイトサーバ1は、募金を行った募金者ユーザマイページ31〜33に募金後のポイント残高、募金履歴を入力し、同時に、対応する募金先ユーザマイページ51〜53に現在の募金総額と募金者総数を入力し募金先マイページ51〜53の情報更新を行う。
そして、募金先ユーザマイページ51〜53に入力されている希望募金総額あるいは募集有効期限に達した時、運営サイトサーバ1は対応する募金先への募金者の募金を打ち切り、上記募金先ユーザ端末41〜43へ、集まった募金を確定募金として送金する。
【0020】
(募金先操作11)
更に、本システムでは運営サイトサーバシステム経営維持のため、募金を受け取った募金先ユーザ端末41〜43は、運営サイトサーバ1に対して、集まった確定募金の一定率の金額を送金する。そして、募金先ユーザ端末41〜43は、受け取った確定募金を用いた活動報告を随時運営サイトサーバ1に送る。
【0021】
(運営サイトサーバ操作12)
更に、運営サイトサーバ1は、募金を行った募金者ユーザ端末21〜23に対応する募金者ユーザマイページ31〜33に確定募金を受け取った募金先ユーザ端末41〜43の活動報告を送付する。このことで、活動報告を受け取った募金者ユーザ端末21〜23は、自らの行った募金が正当に用いられたか否かを明瞭に把握することができ、今後の募金者のインセンティブにつながることとなる。
【0022】
(広告主操作13)
一方、広告主は、運営サイトサーバ1に掲載してほしい広告情報を運営サイトサーバ1に送付する。
【0023】
(運営サイトサーバ操作14)
運営サイトサーバ1は、広告情報の妥当性と信頼性を審査し、妥当と判断した場合、運営サイトに掲載する広告主として採用し、これらの広告主の広告情報を広告主バナー61〜63に掲載する。
【0024】
(広告主操作15)
次に、広告主は運営サイトサーバ1に景品を預ける。例えば、広告主が旅行会社の場合、期間中合計募金総額が10万円以上の募金者ユーザ端末21〜23に対して1000円のクーポン券をあげる等の景品提供をする。
【0025】
(募金者操作16)
募金を行った募金者ユーザ端末21〜23は、運営サイトサーバ1に掲載されている広告主バナーのうち、希望する広告主を選択し、運営サイトサーバ1より景品を獲得する。募金を行うことで、希望広告主からの景品を獲得することができ、今後の募金者のインセンティブにつながることとなる。
【0026】
次に、具体的流れを説明する。図4は本発明の実施の形態に係る募金先ユーザ端末41〜43が行うフローを示す図である。同図において、募金先として運営サイトサーバ1に掲載希望の募金依頼者は、依頼申請をする(フローA)。そして、募金依頼者の妥当性と信頼性を判断する運営サイトサーバ1の審査の後、募金先ユーザ端末41〜43として採用された場合、募金先ユーザマイページ51〜53の作成のために、図2に示す人物(あるいは企業や団体)の情報、募金利用目的、希望募金総額、募集有効期限、現在の募金総額と募金者総数等の募金先情報を運営サイトサーバ1へ送付する(フローB)。更に、図2に示す希望募金総額、もしくは募集有効期限に到達した場合、運営サイトサーバ1から確定募金が送付される(フローC)。そして、本システムでは運営サイトサーバシステム経営維持のために、確定募金を受け取った募金先ユーザ端末41〜43は、運営サイトサーバ1に対して、集まった確定募金の一定率の金額を送金する(フローD)。その後、募金先ユーザ端末41〜43は送付された確定募金を用いて行った活動報告を運営サイトサーバ1へ送付する(フローE)。
【0027】
図5は本発明の実施の形態に係る運営サイトサーバ1が募金先ユーザ端末41〜43に対して行うフローを示す図である。同図において、運営サイトサーバ1は、運営サイトサーバ1に掲載希望の募金先依頼者の信頼性と希望募金金額の妥当性を審査する(フローA)。妥当と判断した場合、募金先ユーザ端末41〜43より図2に示す人物(あるいは企業や団体)の情報、募金利用目的、希望募金総額、募金有効期限、現在の募金総額と募金者総数等の情報を受け取り、募金先ユーザマイページ41〜43を作成する(フローB)。次に、募金が行われる度に募金先ユーザマイページ41〜43に記載の募金総額や募金者総数を随時更新する(フローC)。そして、図2記載の希望募金総額あるいは募金有効期限に到達した時点で、募金を打ち切り、対応する募金先ユーザ端末へ確定募金を送付する(フローD)。また、本システムでは運営サイトサーバシステム経営維持のために、運営サイトサーバ1は、確定募金を受け取った募金先ユーザ端末41〜43から、集まった確定募金総額の一定率の金額を徴収する(フローE)。そして、確定募金を受けた募金先ユーザ端末41〜43から、確定募金を用いて行った活動報告を受け取る(フローF)。
【0028】
図6は運営サイトサーバ1が募金者ユーザ端末21〜23に対して行うフローを示す図である。同図において、運営サイトサーバ1は、募金希望の申請のあったユーザから送付された名前や生年月日などの個人情報を基に、募金者ユーザ端末21〜23として採用し、図3に示すような個人情報、募金履歴、募金先の活動報告、ポイント残高、新たな希望募金先等の項目を記載した募金者ユーザマイページ31〜33を作成する(フローA)。次に、募金者ユーザ端末21〜23から募金ポイントの購入依頼があった場合、希望募金ポイントを売却して付与し、募金者ユーザマイページ31〜33におけるポイント残高に保有ポイントを入力する(フローB)。そして、募金者ユーザ端末21〜23が図3に示す新たな希望募金先欄に希望募金先名と希望募金ポイントを入力したことを確認し、対応する募金先ユーザマイページ51〜53に記載されている希望募金総額と募集有効期限との情報が一致した場合、希望募金ポイントを徴収し、募金者ユーザマイページ31〜33に募金履歴とポイント残高を入力し随時更新する(フローC)。更に、募金を行った募金者ユーザ端末21〜23の確定募金を用いて、対応する募金先ユーザ端末41〜43がどのような活動を行ったかという活動報告を募金先ユーザ端末41〜43から受け取り、募金者ユーザマイページ31〜33に送信する(フローD)。
【0029】
図7は本発明の実施の形態に係る運営サイトサーバが広告主に関して行うフローを示す図である。同図において、運営サイトサーバ1は、運営サイトサーバ1に掲載希望の広告主から広告情報を受け取り、信頼性と妥当性の審査を行う(フローA)。そして、妥当と判断した場合、運営サイトサーバ1に掲載する広告主として採用し、受け取った広告情報を基に広告主バナーを作成する(フローB)。
更に、広告主から掲載する代わりとして、募金を行った募金者ユーザ端末21〜23へ提供する景品を預かる(フローC)。そして、募金を行ったユーザ端末21〜23が選択した広告主バナーの景品を運営サイトサーバ1が対応する募金者ユーザ端末21〜23へ送付する(フローD)。
【0030】
図8は、本発明の実施の形態に係る募金者ユーザ端末21〜23が行うフローを示す図である。同図において、募金者ユーザ端末21〜23は、運営サイトサーバ1にアクセスし、募金先ユーザマイページ51〜53を閲覧し、様々な募金団体の存在と各々の活動内容等の情報を得、自分の募金したい団体があった場合、図3に示すような個人情報を送付する。図3の例では、日本太郎(氏名)、○年○月○日生まれ(生年月日)を示す(フローA)。そして、運営サイトサーバ1より募金ポイントを購入し(フローB)、図2における新たな希望募金先へ希望募金先名、希望募金ポイントを入力する(フローC)。ここで、対応する募金先ユーザマイページ51〜53に記載されている希望募金総額と募集有効期限との情報が一致した場合、運営サイトサーバ1によって、希望募金先ユーザ端末41〜43への募金ポイントが徴収される。更に、希望募金先ユーザ端末41〜43へ確定募金が送付された後、確定募金を受け取った募金先ユーザ端末41〜43がどのように確定募金を用いて活動を行ったかという活動報告を運営サイトサーバ1から受信し(フローD)、自らの行った募金が募金先ユーザ端末によってどのように用いられたか明瞭に把握することができる。そして、運営サイトサーバ1に掲載された希望する広告主バナー61〜63を選択し、広告主からの景品を獲得することで、また募金を行おうというインセンティブにつながる(フローE)。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の募金システムは、インターネットを介して多数の募金団体の情報を得ることができ、信頼性が高いため、募金活動に関心のある人に手軽に、積極的に活用され、社会に募金活動がより拡大する可能性がある。
【符号の説明】
【0032】
1 運営サイトサーバ
21〜23 募金者ユーザ端末
31〜33 募金者ユーザマイページ
41〜43 募金先ユーザ端末
51〜53 募金先ユーザマイページ
61〜63 広告主バナー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8