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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-16291(P2015-16291A)
(43)【公開日】2015年1月29日
(54)【発明の名称】3Dデータ表示システム
(51)【国際特許分類】
   A61C 19/04 20060101AFI20141226BHJP
   G06Q 50/24 20120101ALI20141226BHJP
   A61B 5/00 20060101ALI20141226BHJP
【FI】
   A61C19/04 Z
   G06Q50/24 140
   A61B5/00 D
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-16387(P2014-16387)
(22)【出願日】2014年1月31日
(31)【優先権主張番号】特願2013-124639(P2013-124639)
(32)【優先日】2013年6月13日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】508223136
【氏名又は名称】ケン・デンタリックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126402
【弁理士】
【氏名又は名称】内島 裕
(72)【発明者】
【氏名】松浦 賢治
【テーマコード(参考)】
4C052
4C117
【Fターム(参考)】
4C052LL01
4C117XD08
4C117XE43
4C117XF22
4C117XG05
4C117XG13
4C117XG14
4C117XG44
4C117XH16
4C117XJ01
4C117XJ03
4C117XK08
4C117XK19
4C117XK33
4C117XK45
4C117XL03
4C117XL04
4C117XM15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザ端末の表示画面上の3Dデータを自在に回転表示させて種々の角度からの視点における3Dデータ像を表示させることができる3Dデータ表示システムを提供する。
【解決手段】サーバ10は、予防方法、治療工程及び技工物を含む医療に関する3Dデータ、マーカー31に含まれている識別情報とを対応付けて記憶している記憶部、記憶部を検索し3Dデータを抽出してユーザ端末20に送信する3Dデータ抽出手段、とを備え、ユーザ端末は、マーカーを読み取る読取手段、読取手段により読み取った識別情報をサーバに送信し3Dデータをサーバから取得する3Dデータ取得手段、3Dデータ取得手段により取得した3Dデータを表示する表示手段、ユーザの動作に応じた自ユーザ端末の傾きを検知する傾き検知手段、傾き検知手段により検知した自ユーザ端末の傾きに対応させて表示手段に表示されている3Dデータを回転して表示する表示制御手段、とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと、ユーザ端末と、マーカーを有するマーカー表示体とからなる3Dデータ表示システムであって、
前記サーバは、予防方法、治療工程及び技工物の少なくともいずれかを含む医療に関する3Dデータと、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている識別情報とを対応付けて記憶している記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記3Dデータを抽出して前記ユーザ端末に送信する3Dデータ抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記3Dデータを前記サーバから取得する3Dデータ取得手段と、
前記3Dデータ取得手段により取得した3Dデータを表示する表示手段と、
ユーザの動作に応じた自ユーザ端末の傾きを検知する傾き検知手段と、
前記傾き検知手段により検知した自ユーザ端末の傾きに対応させて、前記表示手段に表示されている前記3Dデータを回転して表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする3Dデータ表示システム。
【請求項2】
前記サーバは、医院のWebサイトのURLである医院URL情報と、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている前記識別情報とを対応付けて記憶している前記記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記医院URL情報を抽出して前記ユーザ端末に送信する医院URL情報抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記医院URL情報を前記サーバから取得する医院URL情報取得手段と、
前記医院URL情報取得手段により取得した前記医院URL情報に基づき前記医院のWebサイトを表示する表示手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の3Dデータ表示システム。
【請求項3】
前記医院のWebサイトにおいて個人認証された前記ユーザ端末がアクセスできる患者の前記技工物に関する情報及び治療履歴等の情報うち少なくともいずれかが格納されたデータベースをさらに備えることを特徴とする請求項2記載の3Dデータ表示システム。
【請求項4】
前記ユーザ端末の表示制御手段は、前記ユーザの拡大操作及び縮小操作に応じて前記3Dデータを拡大及び縮小して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の3Dデータ表示システム。
【請求項5】
前記マーカー表示体は、印刷物及び立体物のいずれかであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の3Dデータ表示システム。
【請求項6】
前記マーカー表示体は、ストラップ、キーホルダ、あるいは、装身具のいずれかに使用される装飾品であって、体内入込式の義歯固定用インプラントのデータを具現化したサンプルを取り付けた装飾品であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の3Dデータ表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科医院などが患者に説明する予防方法・治療工程・技工物などに関する3Dデータを表示するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、医療機関の一例として、歯科医院などにおいて来院した患者に対して、予防方法・治療工程・インプラントなどの技工物について説明する際には、例えば、以下のような方法により説明が実施されることが多かった。
まず、紙製のパンフレットを用いる方法があった。これは、例えば3つ折りなどされているパンフレットを開いてそこに示された説明や写真を指し示しながら説明するものである。
しかし、近年、他の多くの分野と同様に、医療業界においても紙媒体の時代からデジタルコンテンツの時代へと大きく移り変わってきており、データ端末の価格・機能面からもユーザの利用機会が増大している。
【0003】
また、予防方法・治療工程・インプラントなどの技工物は、特定の角度からの平面(2D:2次元)の写真のみでなく、種々の角度からの視点による歯などの裏側も含めた全体の様子を観察することが必要なこともあり、その場合には立体の模型を患者に対して示しながら説明していた。
しかし、歯科医院などから模型を患者の自宅などに持ち帰ることは通常認められていないため、模型の利用は歯科医院などの施設内部に限定されていた。仮に、持ち帰ることが許可された場合であっても、患者に次の病院に行く予定や目的地があるときには、模型は荷物として嵩張るため邪魔になることも多い。
【0004】
また、関連技術として、身体に装着可能な携帯端末であって、内部に記憶手段、コンピュータ、外部との通信用変復調手段と表示手段を配置して、歯科医業全般の入出力可能とすることで、歯科従業者全般、電子カルテ、診療報酬計算等を手元で行うことができ、且つこれらの情報を共有化及び表示などの同期化をすることで、限られた人数でも、歯科事務、診療関連の事務処理を分散して行うことを可能とすることから、歯科医業の合理化を、実現したり、患者と歯科医師等との間に表示手段としてのコンピュータ端末と口腔内撮影手段による入出力インタフェースにGUIを用いて操作性を高め、更にX線画像と実画像の組み合わせ、好ましくは全歯パノラマ的な画像を用いることで、口腔内診察と治療に関するわかりやすい情報の提供、簡便な端末操作環境及び明確な口腔内表示を行うという記載がある技術が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2012−157683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されている表示端末は、患者側が所有するデバイスではなく、患者の移動に合わせて自由に持ち運びが可能な端末ではない。また、特許文献1に開示されている表示端末では、特に年配の方などには操作が煩雑と感じられることもあるマウスなどの入力装置を用いることなく、ユーザ端末の表示画面上の予防方法・治療工程・技工物などの3D(3次元)データを自在に回転表示させて種々の角度からの視点における3Dデータを簡易・容易に表示させることは困難であった。
【0007】
本発明の目的は、患者側が所有するユーザ端末及びネットワーク環境で、自宅など任意の場所で、マウスなどの入力装置を用いることなく、ユーザ端末の表示画面上の3Dデータを自在に回転表示させて種々の角度からの視点における3Dデータ像を表示させることができる3Dデータ表示システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の3Dデータ表示システムは、サーバと、ユーザ端末と、マーカーを有するマーカー表示体とからなる3Dデータ表示システムであって、
前記サーバは、予防方法、治療工程及び技工物の少なくともいずれかを含む医療に関する3Dデータと、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている識別情報とを対応付けて記憶している記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記3Dデータを抽出して前記ユーザ端末に送信する3Dデータ抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記3Dデータを前記サーバから取得する3Dデータ取得手段と、
前記3Dデータ取得手段により取得した3Dデータを表示する表示手段と、
ユーザの動作に応じた自ユーザ端末の傾きを検知する傾き検知手段と、
前記傾き検知手段により検知した自ユーザ端末の傾きに対応させて、前記表示手段に表示されている前記3Dデータを回転して表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
このように構成することにより、患者側が所有する移動体携帯端末などのユーザ端末を用いてマーカー表示体のマーカーを読み取るのみで、ユーザ端末に予防方法(予防のブラッシングなど)・治療工程・技工物の3Dデータを表示させるので、自宅など任意の場所で3Dデータを視認・利用することができる。そして、ユーザ端末が備える傾き検知手段によりマウスなどの入力装置を用いることなく、ユーザ端末を把持したユーザの手などの動作によるユーザ端末の傾きと対応(同期)させてユーザ端末の表示画面上の3Dデータを自在に回転表示して種々の角度からの視点における3Dデータを患者などに表示・視認させることができる。
【0009】
また、本発明の3Dデータ表示システムは、前記サーバは、医院のWebサイトのURLである医院URL情報と、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている前記識別情報とを対応付けて記憶している前記記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記医院URL情報を抽出して前記ユーザ端末に送信する医院URL情報抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記医院URL情報を前記サーバから取得する医院URL情報取得手段と、
前記医院URL情報取得手段により取得した前記医院URL情報に基づき前記医院のWebサイトを表示する表示手段とをさらに備えることであってもよい。
このように構成することにより、歯科医院等のWebサイト(例えば予約システム画面)に容易にアクセスできるようになる。
【0010】
また、本発明の3Dデータ表示システムは、前記医院のWebサイトにおいて個人認証された前記ユーザ端末がアクセスできる患者の前記技工物に関する情報及び治療履歴等の情報うち少なくともいずれかが格納されたデータベースをさらに備えることであってもよい。
このように構成することにより、医院のWebサイトへのログインの際などにおける個人ID・パスワード等による個人認証後に、技工物に関する情報(例えばインプラント治療でどのようなセラミックを被覆したかの情報)及び治療履歴等の情報DBに容易にアクセスできるようになる。
【0011】
また、本発明の3Dデータ表示システムは、前記ユーザ端末の表示制御手段は、前記ユーザの拡大操作及び縮小操作に応じて前記3Dデータを拡大及び縮小して前記表示手段に表示することであってもよい。
このように構成することにより、ユーザ端末の表示画面上に3Dデータを回転表示することに加えて、3Dデータのうち必要な領域部分について拡大又は縮小した表示を実施することができ、ユーザの視認性・理解の向上や促進が図られる。
【0012】
また、本発明の3Dデータ表示システムは、前記マーカー表示体は、印刷物及び立体物であってもよい。
このように構成することにより、リーフレット形式の紙製・樹脂製などの印刷物やキーホルダー・ストラップなどの立体物にマーカーを組み込んで(マーカーは透明などのユーザが視覚により認識できない態様であってもよい。)、患者に配布することができ、そのようなマーカー表示体を利用して、いつでもどこでも患者が常時携帯可能なユーザ端末を用いて3Dデータを表示・視認して確認することができるので患者の便宜が図られる。
【0013】
また、本発明の3Dデータ表示システムは、前記マーカー表示体は、ストラップ、キーホルダ、あるいは、装身具のいずれかに使用される装飾品であって、体内入込式の義歯固定用インプラントのデータを具現化したサンプルを取り付けた装飾品であってもよい。
このように構成することにより、装飾品の内部にデータを収容する必要がなくなり、いつでもどこでも患者が常時携帯可能なユーザ端末を用いて3Dデータを表示・視認して確認することができるので患者の便宜が図られる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、患者側が所有するユーザ端末及びネットワーク環境で、自宅など任意の場所で、マウスなどの入力装置を用いることなく、ユーザ端末の表示画面上の3Dデータを自在に回転表示させて種々の角度からの視点における3Dデータ像を表示させることができる3Dデータ表示システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第一の実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
図2】本発明の第一の実施の形態におけるサーバ及びユーザ端末の機能ブロック図である。
図3】本発明の第一の実施の形態における処理の流れを示すフローチャートである。
図4】本発明の第一の実施の形態におけるマーカー表示体の一例を示す図である。
図5】本発明の第一の実施の形態におけるユーザ端末での3Dデータの表示例を示す図である。
図6】本発明の第二の実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
図7】本発明の第二の実施の形態におけるサーバ、ユーザ端末及び医院端末の機能ブロック図である。
図8】本発明の第二の実施の形態における処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の第一の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態の3Dデータ表示システム1は、図1に示すように、サーバ10と、ユーザ端末20と、マーカー表示体30から構成されている。
なお、3Dデータ(以下、「3Dコンテンツ」ということがある。)とは、3次元データのことであり、3D画像データ及び3Dアニメーションデータを含む。3D画像データは3Dオブジェクトを種々の角度やズームにより観覧させるものであり、3Dアニメーションデータは3Dアニメーションを実施しているオブジェクトをリアルタイムで種々の角度やズームにて観覧させるものである。
【0017】
サーバ10と、ユーザ端末20はインターネット等の所定のネットワーク100を介して接続されている。典型的には無線で接続されるが有線であってもよい。
【0018】
サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)により制御される、ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等の他、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶部を備え、公知の入出力手段を備える情報処理装置である。例えば、ワークステーション、高機能のパーソナル・コンピュータ等である。所定のアプリケーションの運営事業者などにより運営されてよい。HDDには、特定の患者などについての予防方法、治療工程及び技工物の少なくともいずれかを含む医療に関する3Dデータと、後述するマーカー表示体のマーカーに含まれている3Dデータ識別情報とが所定のテーブル等(テーブルへのデータ格納手法等は公知の技術が適用可能である。)において対応付けられて記憶される。さらにユーザ端末20の後述するX,Y,Z情報ごとに3Dデータが紐付けられていてもよい。
【0019】
ユーザ端末20は、CPUにより制御される、ROM・RAM等の記憶部を備え、公知の入出力手段を備える情報処理装置である。加速度センサーや近接センサー、輝度センサー(環境光センサー)といった様々なセンサー(sensor)が備わっていてもよい。ピンチアウト(拡大)やピンチイン(縮小)というピンチ操作に応じて3Dデータ等を表示する表示画面を備えている。いわゆるスマートフォンの他、ノート型パーソナル・コンピュータ、タブレット型携帯端末、携帯電話機等であってもよい。
【0020】
マーカー表示体30は、いわゆるAR(拡張現実)技術による画像(3Dデータを含む)を表示させるためのトリガーとなるマーカー(ARマーカー)31を表示するものであり、例えば、紙製・樹脂製などの診察券タイプ・パンフレット・冊子形式の印刷物やキーホルダー・ストラップなどの立体物であってよい(図4も参照)。なお、ここでいう表示とは視認できない透明のマーカーが付加されているような状態も含む意味である。
マーカー表示体30は、ストラップ、キーホルダ、あるいは、装身具のいずれかに使用される装飾品であって、体内入込式の義歯固定用インプラントのデータを具現化したサンプルを取り付けた装飾品であってもよい。装飾品の内部に物理的に所定のデータが格納された記憶媒体を収容するスースがあってもなくてもよいが、必ずしも記憶媒体を持ち歩く必要がなくなり、いつでもどこでも患者が常時携帯可能なユーザ端末を用いて3Dデータを表示・視認して確認することができるので患者等の便宜が図られる。
【0021】
マーカー31は、画像認識型ARシステム(モノクロ認識されたパターン画像はコントラストとピクセルの範囲で個別のマーカーとして識別され、識別されたマーカーによりコンテンツを表示するシステム。)における所定のパターン画像であり、マーカー31を印刷するなどして現実世界に設置すると、ARシステムがそのパターン画像の写った部分に重ねて指定された情報を表示する。どのようなパターン画像をマーカーとするかはシステムの種類によって任意であるが、単純ではっきりした白黒の図形やQRコード(登録商標)などであってよい。マーカー31は、ユーザ端末20のカメラというリーダーを通じ、あらかじめユーザ端末20にプログラム・インストールされているWebアプリ(ソフトウェア)により処理が施されることにより後続の所定の工程へ流れ、そのトリガーとしての機能が発揮される。また、マーカー31には、特定の患者を一意に識別するための患者識別情報などの、予防方法、治療工程及び技工物の少なくともいずれかを含む医療に関する3Dデータと対応付けられる3Dデータ識別情報が含まれている。
【0022】
図2に、本実施の形態に係る3Dデータ表示システム1を構成する、サーバ10と、ユーザ端末20の機能ブロックを示す。
【0023】
図2を参照すると、サーバ10は、データ送受信部101と、3Dデータ識別情報受信部102と、3Dデータ抽出部103を備えている。
【0024】
データ送受信部101は、3Dデータを含む種々のデータを他の装置と送受信する機能を有している。公知の入出力I/FやCPU等により実現されてよい。
3Dデータ識別情報受信部102は、ユーザ端末20から3Dデータ識別情報をネットワーク100を介して受信する機能を有している。公知の入力I/FやCPU等により実現されてよい。
3Dデータ抽出部103は、特定の患者などについての予防方法、治療工程及び技工物の少なくともいずれかを含む医療に関する3Dデータと、後述するマーカー表示体のマーカーに含まれている3Dデータ識別情報とが対応付けられて記憶されているHDDに対して、3Dデータ識別情報に基づいて検索し、対応付けられている3Dデータを抽出してネットワーク100を介してユーザ端末20に送信させる機能を有している。さらに、3Dデータは、ユーザ端末20の後述するX,Y,Z情報に紐付けられている適切なものが選ばれることであってもよい。CPU等により実現されてよい。
【0025】
ユーザ端末20は、カメラ部201と、マーカー情報処理部202と、3Dデータ識別情報送信部203と、3Dデータ受信部204と、3Dデータ表示部205と、空間位置把握部206と、表示制御部207を備えている。
【0026】
カメラ部201は、マーカー表示体30のマーカー31を撮像して認識・読み取る機能を有している。ユーザ端末20の上端縁部などに設けられる小孔にレンズが組み込まれている態様の公知のカメラ機構により実現されてよい。
マーカー情報処理部202は、マーカー31に含まれる、特定の患者を一意に識別するための患者識別情報などの、予防方法、治療工程及び技工物の少なくともいずれかを含む医療に関する3Dデータと対応付けられる3Dデータ識別情報を抽出・読み取る機能を有している。CPU等により実現されてよい。
3Dデータ識別情報送信部203は、3Dデータ識別情報をネットワーク100を介してサーバ10に送信する機能を有している。公知の出力I/FやCPU等により実現されてよい。
3Dデータ受信部204は、3Dデータをネットワーク100を介してサーバ10から受信する機能を有している。公知の入力I/FやCPU等により実現されてよい。
3Dデータ表示部205は、3Dデータを視覚により認識可能に表示する機能を有している。公知の出力I/F(液晶ディスプレイなどの表示画面を含む。)やCPU等により実現されてよい。さらにタッチパネル機能を備え、所定の入力I/Fを兼ねていてもよい。
空間位置把握部206は、ユーザの動作に応じたユーザ端末20の傾きを検知したり、ユーザ端末20の空間における位置情報を把握する機能を有している。公知のセンサーやCPU等により実現されてよい。例えば、3軸加速度センサーは、X軸・Y軸・Z軸の3方向の加速度を1つのデバイスで測定できる加速度センサーであって、シリコン基板上に微小な機械構造を集積化する「微小電気機械素子創製技術(Micro Electro Mechanical Systems、MEMS、メムス、マイクロマシン)」により小型化されたMEMSセンサーである。
表示制御部207は、3Dデータ表示部206に表示されている3Dデータに関して、ユーザ端末20の傾きに対応させて回転して表示したり、ユーザの拡大操作及び縮小操作に応じて拡大及び縮小して表示するように、ネットワーク100を介したサーバ10とのやりとりを含めて制御する機能を有している。CPU等により実現されてよい。
【0027】
次に、本実施の形態に係る3Dデータ表示システム1の処理動作を、図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0028】
前提として、サーバ10は、本システムを利用するための特定の端末用アプリケーションの運営事業者などにより設置・運営されるものとする。また、サーバ10のHDDの所定の領域には、データ送受信部101により取得した、歯科医院などにおいて口腔内3Dスキャナなどによりスキャンされた患者の口腔内の3Dデータ(ブラッシングなどの口腔内疾病予防方法データ、治療工程を説明するための治療工程データ、インプラントなどの技工物の3Dコンテンツ)が、特定の患者を一意に識別するための患者識別情報でもある3Dデータ識別情報と紐付けられて所定のテーブルに保存されているものとする。
さらに、歯科医院などにおいてマーカー表示体30として、上記の特定の患者を一意に識別するための患者識別情報でもある3Dデータ識別情報を含ませたマーカー31を表示した印刷物(ここでは診察券とするがキーホルダーなどの立体物でもよい。)を用意しており、そのマーカー表示体30を患者に渡して患者が保持しているものとする。
さらに、ユーザ端末20(例えばスマートフォンである。)には、本システムを利用するための特定の端末用アプリケーションが予め所定のWebサイト(各OSの所定のアプリケーションを利用してもよい。)などから有償・無償によりダウンロードしてインストールされているものとする。
【0029】
まず、ユーザは、ユーザ端末20の表示画面をタップ操作して端末用アプリケーションを起動して、OSに合わせてユーザ端末20のカメラ機能(カメラ部201)を起動させる(ステップS301)。
【0030】
次に、ユーザ端末20はカメラ機能(カメラ部201)によりマーカー表示体30(図4も参照)としての印刷物のマーカー31を識別して2D認識する(ステップS302)。
【0031】
次に、ユーザ端末20のマーカー情報処理部202は、カメラ機能により認識したマーカー31の表示画面上における位置情報を取得するとともに、マーカー31から特定の患者(ユーザ端末20のユーザ)を一意に識別するための患者識別情報などの、予防方法、治療工程及び技工物の少なくともいずれかを含む医療に関する3Dデータと対応付けられる3Dデータ識別情報を抽出・読み取る(ステップS303)。そして、ユーザ端末20の3Dデータ識別情報送信部203は、3Dデータ識別情報をネットワーク100を介してサーバ10に送信し、サーバ10の3Dデータ識別情報受信部102に受信させる。
【0032】
次に、サーバ10の3Dデータ抽出部103は、特定の患者などについての予防方法、治療工程及び技工物の少なくともいずれかを含む医療に関する3Dデータと、後述するマーカー表示体のマーカーに含まれている3Dデータ識別情報とが対応付けられて記憶されているHDDなどの記憶部に対して、3Dデータ識別情報に基づいて検索し、対応付けられている3Dデータを抽出する(ステップS304)。HDDには、例えば、MD2コンテンツ、及びOBJの3D画像データ(静止3Dコンテンツ)、3Dアニメーションデータがテクスチャー(3DのCG:コンピュータグラフィックスで、物体の表面の質感を表現するために貼り付ける画像)付きで配置されている。そして、サーバ10は3Dデータを所定のネットワーク100を介してユーザ端末20に送信し、ユーザ端末20の3Dデータ受信部204に受信させる。
【0033】
次に、ユーザ端末20の3Dデータ表示部205は、受信したそれらの3Dデータを視覚により認識可能に、ユーザ端末20の表示画面におけるマーカー31の表示画面上における位置情報(移動してもリアルタイムに更新される。)に重ねて表示する(ステップS305)。
このように種々の角度からの静止3Dコンテンツの観覧が可能となる。さらに、ユーザ端末20の表示画面を複数回連続してタップするなどの操作に応じて、ユーザ端末20がマーカー31から離れても上記の静止3Dコンテンツの観覧が可能となることであってよい。
【0034】
さらに、ユーザ端末20の空間位置把握部206は、3軸加速度センサーなどにより、ユーザの動作に応じたユーザ端末20の移動や傾きを検知したり、ユーザ端末20の空間における位置情報を把握して(ステップS306)、ユーザ端末20の表示制御部207は、ネットワーク100を介してサーバ10にトランスレート(移動)のX,Y,Z・ロテート(回転)のX,Y,Z情報を送信し、サーバ10のデータ送受信部101に受信させる。
【0035】
サーバ10の3Dデータ抽出部103は、受信したX,Y,Z情報に基づいて、HDDなどの記憶部を検索して、紐付けられて保存されている、3Dアニメーションデータを、ユーザ端末20にネットワーク100を介して送信し、ユーザ端末20の表示制御部207は、表示画面上に表示されている3Dデータに関して、ユーザ端末20の傾きに対応させて回転して表示させる(ステップS307)。すなわち、ユーザ端末20の表示画面上には、Local空間アニメーションは3Dポリゴンの頂点がタイムラインごとにX,Y,Z情報の変更によりアニメーションされる。またWorld空間のトランスレートとロテートはユーザ端末20と連動して、ユーザ端末20側のコントロールに合わせて挙動する(図5参照)。なお、図5ではXY軸上での回転による表示画面の遷移を示すが、Z軸を含めた回転・傾き動作に対応した表示がなされることはいうまでもない。
このように、ユーザ端末20そのものを動かすことで3Dコンテンツの任意の方向への画像表示の操作を行うことができる。また、ユーザ端末20の表示制御部207は、表示画面としての液晶ディスプレイ等に対するユーザのピンチアウト(拡大)やピンチイン(縮小)というピンチ操作(拡大操作及び縮小操作)に応じて、表示画面上に表示されている3Dデータに関して、拡大及び縮小して表示することができてもよい。
【0036】
上記の本実施の形態によれば、患者側が所有するユーザ端末20であって、患者などが手などで把持しているユーザ端末20自体の角度(向き)を変更することで、患者の自宅など任意の場所で、マウスなどの入力装置を用いることなく、ユーザ端末20の表示画面上の予防方法・治療工程・技工物などに関する3Dデータを、自在に移動して表示させたり、回転表示させて種々の角度からの視点における3Dデータを容易に認識することができる。
【0037】
[変形例]
単一のサーバ10のみでなく、機能ごとに複数のサーバが用いられるシステム構成であってもよい。
また、ユーザが患者ではなく、ドクター・医療従事者であればそれらの者は専門知識を有するので歯科や医療の予防・治療などの膨大な説明をほぼすべてを把握可能であるので、ドクター・医療従事者用のツール(システム)にはコンテンツをすべて入れておき患者さんに合わせてコンテンツを選択して説明することであってもよい。
【0038】
次に、本発明の第二の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態の3Dデータ表示システム1´は、図6に示すように、サーバ10´と、ユーザ端末20´と、マーカー表示体30´と、医院端末40−1´、40−2´、・・・40−n´(以下「医院端末40´」と総称することがある。)から構成されている。
上記の第一の実施の形態と基本的には共通する構成が大半であるので重複する説明は省略する。
【0039】
医院端末40´は、CPU(Central Processing Unit)により制御される、ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等の他、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶部を備え、公知の入出力手段を備える情報処理装置である。例えば、高機能のパーソナル・コンピュータ等である。歯科医院等の施設に備えられる。
医院端末40´とサーバ10´はインターネット等の所定のネットワークを介して接続されている。
【0040】
図7に、本実施の形態に係る3Dデータ表示システム1´を構成する、サーバ10´と、ユーザ端末20´と医院端末40´の機能ブロックを示す。
【0041】
図7を参照すると、サーバ10´は、さらに、医院URL情報受信部102´と、医院URL情報抽出部103´と、治療履歴データ抽出部103´´を備えている。なお、HDDには、各医院端末40´から受信した患者ごとの治療履歴データ(医院名、診察日、治療日、治療内容、処方薬等)が格納されたデータベースが構築されている。
【0042】
医院URL情報受信部102´は、医院端末40´から医院のWebサイトのURLである医院URL情報をネットワークを介して受信する機能を有している。公知の入力I/FやCPU等により実現されてよい。
医院URL情報抽出部103´は、医院URL情報と、マーカー表示体のマーカーに含まれている医院URL識別情報とが対応付けられて記憶されているHDDに対して、医院URL識別情報に基づいて検索し、対応付けられている医院URL情報を抽出してネットワークを介してユーザ端末20´に送信させる機能を有している。CPU等により実現されてよい。
治療履歴データ抽出部103´´は、治療履歴データと、個人認証情報とが対応付けられて記憶されているHDDのデータベースに対して、個人認証情報に基づいて検索し、対応付けられている治療履歴データを抽出してネットワークを介してユーザ端末20´に送信させる機能を有している。CPU等により実現されてよい。
【0043】
ユーザ端末20´は、さらに、個人認証情報送信部203´と、医院URL情報受信部204´と、治療履歴データ受信部204´´と、Webサイト表示部205´と、治療履歴データ表示部205´´を備えている。
個人認証情報送信部203´は、医院のWebサイトへのログインの際などに入力される個人ID・パスワード等による個人認証情報をネットワークを介してサーバ10´に送信する機能を有している。公知の出力I/FやCPU等により実現されてよい。
医院URL情報受信部204´は、医院URL情報をネットワーク100を介してサーバ10´から受信する機能を有している。公知の入力I/FやCPU等により実現されてよい。
治療履歴データ受信部204´´は、治療履歴データをネットワーク100を介してサーバ10´から受信する機能を有している。公知の入力I/FやCPU等により実現されてよい。
医院のWebサイト表示部205´は、医院URL情報に基づいてインターネット等のネットワーク上から所定の医院(例えば医院端末40´が設置されている施設)のWebサイトを視覚により認識可能に表示する機能を有している。公知の出力I/F(液晶ディスプレイなどの表示画面を含む。)やCPU等により実現されてよい。さらにタッチパネル機能を備え、所定の入力I/Fを兼ねていてもよい。
治療履歴データ表示部205´´は、治療履歴データを表示する機能有している。公知の出力I/F(液晶ディスプレイなどの表示画面を含む。)やCPU等により実現されてよい。さらにタッチパネル機能を備え、所定の入力I/Fを兼ねていてもよい。
【0044】
医院端末40´は、治療履歴データ入力部401´と、治療履歴データ送信部402´と、医院URL情報送信部403´を備えている。
【0045】
治療履歴データ入力部401´は、医院名、診察日、治療日、治療内容(例えばインプラントに被覆されたセラミックの種類等)、処方薬等の治療履歴データの入力(例えば医院の医師等の入力操作に応じて)を受け付ける機能を有している。公知の入力I/FやCPU等により実現されてよい。
【0046】
治療履歴データ送信部402´は、治療履歴データをネットワークを介してサーバ10´に送信し、サーバ10に医院端末40´から収集した治療履歴データのデータベースを構築させる機能を有している。公知の出力I/FやCPU等により実現されてよい。
【0047】
医院URL情報送信部403´は、医院のWebサイトのURLである医院URL情報をネットワークを介してサーバ10´に送信する機能を有している。公知の出力I/FやCPU等により実現されてよい。
【0048】
次に、本実施の形態に係る3Dデータ表示システム1´の処理動作を、図8のフローチャートを参照して詳細に説明する。ここでも上記の第一の実施の形態と大きく相違する点を中心に説明する。
【0049】
前提として、サーバ10のHDDの所定の領域には、医院端末40´から収集した治療履歴データのデータベースが構築されているものとする。また、所定の医院のWebサイトの医院URL情報が、特定の患者を一意に識別するための患者識別情報でもある3Dデータ識別情報と紐付けられて所定のテーブルに保存されているものとする。さらに、医院のWebサイトへのログインの際などにおける個人ID・パスワード等による個人認証情報は既知の手法により予めユーザ端末20の利用者に知らされているものとする。
【0050】
サーバ10の医院URL情報抽出部103´は、医院URL情報と、マーカー表示体のマーカーに含まれている医院URL識別情報とが対応付けられて記憶されているHDDに対して、医院URL識別情報に基づいて検索し、対応付けられている医院URL情報を抽出する(ステップS304´)。そして、サーバ10は医院URL情報を所定のネットワークを介してユーザ端末20に送信し、ユーザ端末20の医院URL情報受信部204´に受信させる。
【0051】
次に、ユーザ端末20の医院のWebサイト表示部205´は、医院URL情報に基づいてインターネット等のネットワーク上から所定の医院(例えば医院端末40´が設置されている施設)のWebサイトを表示する(ステップS305´)。
【0052】
次に、ユーザ端末20の個人認証情報送信部203´は、所定の医院のWebサイトへのログインの際などに入力される個人ID・パスワード等による個人認証情報をネットワークを介してサーバ10´に送信する(ステップS306´)。そして、サーバ10に既知の手法により個人認証処理を実施させる。
【0053】
また、サーバ10の治療履歴データ抽出部103´´は、医院のWebサイトへのログインの際などにおける個人ID・パスワード等による個人認証完了後に、治療履歴データと個人認証情報が対応付けられて記憶されているHDDのデータベースに対して、個人認証情報に基づいて検索し、対応付けられている治療履歴データを抽出する(ステップS307´)。そして、サーバ10は治療履歴データを所定のネットワークを介してユーザ端末20に送信し、ユーザ端末20の治療履歴データ受信部204´´に受信させる。
【0054】
次に、ユーザ端末20の治療履歴データ表示部205´´は、治療履歴データを表示する(ステップS308´)。
【0055】
上記の本実施の形態によれば、患者側が所有するユーザ端末20であって、患者の自宅など任意の場所で、歯科医院等のWebサイト(例えば予約システム画面)に容易にアクセスできるようになる。
また、医院のWebサイトへのログインの際などにおける個人ID・パスワード等による個人認証後に、技工物に関する情報(例えばインプラント治療でどのようなセラミックを被覆したかの情報)及び治療履歴等の情報DBに容易にアクセスできるようになる。
【0056】
さらに上記の各実施の形態による処理が連続して実施されたり、その前後を入れ替えて実施されたり、並列処理されたりすること等であってもよい。
【0057】
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、各装置・システムの機能を実現するためのプログラムを各装置・システム等に読込ませて実行することにより各装置・システム等の機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスクなどを介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線等を介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。また、一部のシステムが人の動作を介在して実現されてもよい。
【符号の説明】
【0058】
10 サーバ
20 ユーザ端末
30 マーカー表示体
31 マーカー
100 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2014年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の3Dデータ表示システムは、サーバと、ユーザ端末と、マーカーを有するマーカー表示体とからなる3Dデータ表示システムであって、
前記サーバは、疾病予防方法、治療工程(治療履歴に関する情報を除く。)及び技工物(治療履歴に関する情報を除く。)の少なくともいずれかに関する3Dデータと、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている識別情報とを対応付けて記憶している記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記3Dデータを抽出して前記ユーザ端末に送信する3Dデータ抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記3Dデータを前記サーバから取得する3Dデータ取得手段と、
前記3Dデータ取得手段により取得した3Dデータを表示する表示手段と、
ユーザの動作に応じた自ユーザ端末の傾きを検知する傾き検知手段と、
前記傾き検知手段により検知した自ユーザ端末の傾きに対応させて、前記表示手段に表示されている前記3Dデータを回転して表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
このように構成することにより、患者側が所有する移動体携帯端末などのユーザ端末を用いてマーカー表示体のマーカーを読み取るのみで、ユーザ端末に予防方法(予防のブラッシングなど)・治療工程・技工物の3Dデータを表示させるので、自宅など任意の場所で3Dデータを視認・利用することができる。そして、ユーザ端末が備える傾き検知手段によりマウスなどの入力装置を用いることなく、ユーザ端末を把持したユーザの手などの動作によるユーザ端末の傾きと対応(同期)させてユーザ端末の表示画面上の3Dデータを自在に回転表示して種々の角度からの視点における3Dデータを患者などに表示・視認させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
また、本発明の3Dデータ表示システムは、前記医院のWebサイトにおいて個人認証された前記ユーザ端末がアクセスできる前記個人認証された前記ユーザ端末のユーザである患者の治療履歴に関する報が格納されたデータベースをさらに備えることであってもよい。
このように構成することにより、医院のWebサイトへのログインの際などにおける個人ID・パスワード等による個人認証後に、技工物に関する情報(例えばインプラント治療でどのようなセラミックを被覆したかの情報)及び治療履歴等の情報DBに容易にアクセスできるようになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと、ユーザ端末と、マーカーを有するマーカー表示体とからなる3Dデータ表示システムであって、
前記サーバは、疾病予防方法、治療工程(治療履歴に関する情報を除く。)及び技工物(治療履歴に関する情報を除く。)の少なくともいずれかに関する3Dデータと、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている識別情報とを対応付けて記憶している記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記3Dデータを抽出して前記ユーザ端末に送信する3Dデータ抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記3Dデータを前記サーバから取得する3Dデータ取得手段と、
前記3Dデータ取得手段により取得した3Dデータを表示する表示手段と、
ユーザの動作に応じた自ユーザ端末の傾きを検知する傾き検知手段と、
前記傾き検知手段により検知した自ユーザ端末の傾きに対応させて、前記表示手段に表示されている前記3Dデータを回転して表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする3Dデータ表示システム。
【請求項2】
前記サーバは、医院のWebサイトのURLである医院URL情報と、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている前記識別情報とを対応付けて記憶している前記記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記医院URL情報を抽出して前記ユーザ端末に送信する医院URL情報抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記医院URL情報を前記サーバから取得する医院URL情報取得手段と、
前記医院URL情報取得手段により取得した前記医院URL情報に基づき前記医院のWebサイトを表示する表示手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の3Dデータ表示システム。
【請求項3】
前記医院のWebサイトにおいて個人認証された前記ユーザ端末がアクセスできる前記個人認証された前記ユーザ端末のユーザである患者の治療履歴に関する報が格納されたデータベースをさらに備えることを特徴とする請求項2記載の3Dデータ表示システム。
【請求項4】
前記ユーザ端末の表示制御手段は、前記ユーザの拡大操作及び縮小操作に応じて前記3Dデータを拡大及び縮小して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の3Dデータ表示システム。
【請求項5】
前記マーカー表示体は、印刷物及び立体物のいずれかであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の3Dデータ表示システム。
【請求項6】
前記マーカー表示体は、ストラップ、キーホルダ、あるいは、装身具のいずれかに使用される装飾品であって、体内入込式の義歯固定用インプラントのデータを具現化したサンプルを取り付けた装飾品であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の3Dデータ表示システム。
【手続補正書】
【提出日】2014年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の3Dデータ表示システムは、サーバと、ユーザ端末と、マーカーを有するマーカー表示体とからなる3Dデータ表示システムであって、
前記サーバは、疾病予防方法、治療工程(治療履歴に関する情報を除く。)及び技工物(治療履歴に関する情報を除く。)の少なくともいずれかに関する3Dデータと、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている識別情報とを対応付けて記憶している記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記3Dデータを抽出して前記ユーザ端末に送信する3Dデータ抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記3Dデータを前記サーバから取得する3Dデータ取得手段と、
前記3Dデータ取得手段により取得した3Dデータを表示する表示手段と、
ユーザの動作に応じた自ユーザ端末の傾きを検知する傾き検知手段と、
前記傾き検知手段により検知した自ユーザ端末の傾きに対応させて、前記表示手段に表示されている前記3Dデータを回転して表示する表示制御手段とを備え
前記マーカー表示体は、医院の診察券であることを特徴とする。
このように構成することにより、患者側が所有する移動体携帯端末などのユーザ端末を用いてマーカー表示体のマーカーを読み取るのみで、ユーザ端末に予防方法(予防のブラッシングなど)・治療工程・技工物の3Dデータを表示させるので、自宅など任意の場所で3Dデータを視認・利用することができる。そして、ユーザ端末が備える傾き検知手段によりマウスなどの入力装置を用いることなく、ユーザ端末を把持したユーザの手などの動作によるユーザ端末の傾きと対応(同期)させてユーザ端末の表示画面上の3Dデータを自在に回転表示して種々の角度からの視点における3Dデータを患者などに表示・視認させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと、ユーザ端末と、マーカーを有するマーカー表示体とからなる3Dデータ表示システムであって、
前記サーバは、疾病予防方法、治療工程(治療履歴に関する情報を除く。)及び技工物(治療履歴に関する情報を除く。)の少なくともいずれかに関する3Dデータと、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている識別情報とを対応付けて記憶している記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記3Dデータを抽出して前記ユーザ端末に送信する3Dデータ抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記3Dデータを前記サーバから取得する3Dデータ取得手段と、
前記3Dデータ取得手段により取得した3Dデータを表示する表示手段と、
ユーザの動作に応じた自ユーザ端末の傾きを検知する傾き検知手段と、
前記傾き検知手段により検知した自ユーザ端末の傾きに対応させて、前記表示手段に表示されている前記3Dデータを回転して表示する表示制御手段とを備え
前記マーカー表示体は、医院の診察券であることを特徴とする3Dデータ表示システム。
【請求項2】
前記サーバは、医院のWebサイトのURLである医院URL情報と、前記マーカー表示体のマーカーに含まれている前記識別情報とを対応付けて記憶している前記記憶部と、
前記識別情報に基づいて前記記憶部を検索し、対応付けられている前記医院URL情報を抽出して前記ユーザ端末に送信する医院URL情報抽出手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記マーカーを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記識別情報を前記サーバに送信し、前記医院URL情報を前記サーバから取得する医院URL情報取得手段と、
前記医院URL情報取得手段により取得した前記医院URL情報に基づき前記医院のWebサイトを表示する表示手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の3Dデータ表示システム。
【請求項3】
前記医院のWebサイトにおいて個人認証された前記ユーザ端末がアクセスできる前記個人認証された前記ユーザ端末のユーザである患者の治療履歴に関する情報が格納されたデータベースをさらに備えることを特徴とする請求項2記載の3Dデータ表示システム。
【請求項4】
前記ユーザ端末の表示制御手段は、前記ユーザの拡大操作及び縮小操作に応じて前記3Dデータを拡大及び縮小して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の3Dデータ表示システム。