特開2015-164194(P2015-164194A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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2015-164194滞留時間が非常に短いレーザアニールシステムおよび方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-164194(P2015-164194A)
(43)【公開日】2015年9月10日
(54)【発明の名称】滞留時間が非常に短いレーザアニールシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/268 20060101AFI20150814BHJP
   H01L 21/027 20060101ALI20150814BHJP
   H01L 21/265 20060101ALI20150814BHJP
【FI】
   H01L21/268 T
   H01L21/268 G
   H01L21/30 568
   H01L21/265 602C
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2015-68412(P2015-68412)
(22)【出願日】2015年3月30日
(62)【分割の表示】特願2013-118693(P2013-118693)の分割
【原出願日】2013年6月5日
(31)【優先権主張番号】61/658,086
(32)【優先日】2012年6月11日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】502400304
【氏名又は名称】ウルトラテック インク
(74)【代理人】
【識別番号】100136319
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 宏修
(74)【代理人】
【識別番号】100147706
【弁理士】
【氏名又は名称】多田 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(72)【発明者】
【氏名】アニキチェフ、セルゲイ
(72)【発明者】
【氏名】ハウリーラック、エム、アンドリュー
【テーマコード(参考)】
5F146
【Fターム(参考)】
5F146KA10
5F146LA18
(57)【要約】      (修正有)
【課題】非常に短い滞留時間で半導体ウエハをアニールするためのレーザアニールシステムと方法を提供する。
【解決手段】アニールレーザビームは、滞留時間を約1μsから約100μsまでの範囲に収められる速度で走査する。これらの非常に短い滞留時間は、薄いデバイスウエハから形成されるプロダクトウエハのアニールに際して、デバイスウエハのデバイス側がアニール処理中に熱せられることによる傷を付き難くする。
【選択図】図10A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アニール表面を有する半導体ウエハをアニールするための、高速レーザアニールシステムであって、
約300nmから約650nmの範囲内のアニール波長を有するレーザビームを発生させるレーザと、
前記レーザビームを受けて、1μsと100μSの間の滞留時間を有する、走査された画像として、アニール表面を前記レーザビームで走査し、それによって前記アニール表面を350℃から1250℃のピークアニール温度TAPに到達させる走査光学システムとを備える、高速レーザアニールシステム。
【請求項2】
半導体ウエハは、デバイスウエハとキャリアウエハから形成される製品ウエハであって、当該デバイスウエハは、前記アニール表面を定義し、約10μmから約100μmの範囲の厚さを有する、請求項1に記載の高速レーザアニールシステム。
【請求項3】
走査光学システムは、F−θ走査システムとして構成されている、請求項1または2に記載の高速レーザアニールシステム。
【請求項4】
アニール表面を有する半導体ウエハをアニールする方法であって、
約300μmから約650μmの範囲の波長を有するレーザビームを利用することによってアニール表面に画像を形成することと、
1μsと100μsの間の滞留時間を有する前記アニール表面の画像を走査し、前記アニール表面を350℃と1250℃の間のピークアニール温度TAPに到達させることとを備える、アニールする方法。
【請求項5】
前記半導体ウエハは、デバイスウエハとキャリアウエハから形成される製品ウエハであって、当該デバイスウエハは、前記アニール表面を定義し、約10μmから約100μmの範囲の厚さを有する、請求項4に記載のアニールする方法。
【請求項6】
画像を走査することは、F−θ走査光学システムを利用することによって実行される、請求項4または5に記載のアニールする方法。
【請求項7】
半導体ウエハの表面によってサポートされるフォトレジスト層をアニールする方法であって、
約300nmから約1000nmの範囲の波長を有するレーザビームを利用することによって半導体ウエハの表面に画像を形成することと、
100μsと1msの間の滞留時間で半導体ウエハの表面の画像を走査し、フォトレジスト層を約300℃と約400℃の間のピークアニール温度TAPに到達させることとを備える、アニール方法。
【請求項8】
レーザビームと半導体ウエハとは、半導体ウエハの熱拡散距離LDIFFと対応する光学吸収深さDADとを定義し、画像の走査は、DAD<LDIFFの状態で実行される、請求項7に記載のアニール方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して集積回路構造を形成する際の半導体材料のレーザアニールに関し、特に、比較的高い程度の温度均一性を有する非常に短いレーザアニールのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
比較的均一な強度を有するラインイメージの利用を必要とする様々な応用方法がある。このような応用の1つは、レーザ熱処理(LTP)であり、当該分野では、レーザスパイクアニール(LSA)とか、単に「レーザアニール」と言われる。レーザアニールは、トランジスタやこれに関係するタイプの半導体構造等の能動型の超小型回路を形成する際に、半導体ウエハに形成される、デバイス(構造)の選択された領域でドーパントを活性化する場合など、半導体製造の様々な用途に利用されている。
【0003】
レーザアニールの一形態では、レーザビームで走査されるラインイメージが利用され、半導体構造(例えば、ソース領域及びドレイン領域)のドーパントの活性化には十分であるが、実質的なドーパントの拡散防止には短い時間、ウエハの表面を所定温度(アニール温度)まで加熱する。ウエハの表面がアニール温度になる時間は、ラインイメージの出力密度、ならびに、ラインイメージを走査する速度(走査速度)でラインイメージの幅を除算した結果によって決定される。
【0004】
民生レーザアニールシステムで高いウエハのスループットを実現するためには、ラインイメージは、できるだけ長く、高いエネルギー密度を有する必要がある。利用可能なラインイメージ寸法の一例としては、長さ(走査方向と交差する方向の寸法)が5mmから100mmであり、幅(走査方向の寸法)が25ミクロンから500ミクロンであって、典型的な寸法は10mmの長さと100ミクロンの幅とを有する。また、均一なアニールを実現するためには、ラインイメージ長に沿った強度プロファイルをできるだけ均一にすることが必要であり、走査プロセス中にラインイメージ幅に沿った非均一性を平均化することが必要である。
【0005】
典型的な半導体プロセス要件として必要となるアニール温度は、1000℃から1300℃である。そして、このときの温度均一性はプラス/マイナス3℃である。この程度の温度均一性を実現するためには、アニール光線により形成されるラインイメージが、走査方向と交差する方向において、ほとんどの状況でプラス/マイナス5%以内となる比較的均一な強度を有する必要がある。
【0006】
典型的な半導体の応用方法においては、アニール時間が0.1ミリ秒から10ミリ秒(ms)であることが求められる。この要求を満たすために、メカニカルステージは、ビームの長さ方向に対して直角にウエハを移動させるために使用可能である。ステージの速度は100mm/秒であって、短いビームの幅は100ミクロンであって、熱アニール(滞留)時間が1msである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第6,365,476号明細書
【特許文献2】米国特許第6,380,044号明細書
【特許文献3】米国特許第6,747,245号明細書
【特許文献4】米国特許第7,514,305号明細書
【特許文献5】米国特許第7,494,942号明細書
【特許文献6】米国特許第7,399,945号明細書
【特許文献7】米国特許第6,366,308号明細書
【特許文献8】米国特許出願公開第12/800,203号明細書
【特許文献9】米国特許出願公開第12/0100640号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
残念ながら、半導体デバイス製造の場面においては、アニール温度とアニール時間は、ウエハの厚さとウエハ上に形成された半導体デバイス構造のタイプのような他の要因によって制限される。このような場面においては、従来のレーザアニールシステムによって供される従来のアニール(滞留)時間は、不適当である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
非常に短い滞留時間でウエハをアニールするためのレーザアニールシステムおよび方法が開示される。単一のレーザビームのアニールシステムと方法の実施の形態が開示される。アニールレーザビームは、滞留時間を約1μsから約100μsの範囲にするために、十分に早い速度で走査する。これらの非常に短い滞留時間は、デバイスウエハのデバイス側がアニール処理中に熱によって破損することを防ぐことができるため、薄いデバイスウエハから形成される製品ウエハのアニールに有用である。
【0010】
本発明の第1の態様は、アニール表面を有する半導体ウエハをアニールするための高速レーザアニールシステムである。高速レーザアニールシステムは、レーザと走査光学システムとを含む。レーザは、約300nmから約650nmの範囲のアニール波長を有するレーザビームを生成する。走査光学システムは、レーザビームを受けて、1μsから100μsの間の滞留時間を有する走査された画像としてのアニール表面上をレーザビームで走査する。これによって、アニール表面は、350℃と1250℃との間のピークアニール温度TAPに到達する。
【0011】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、半導体ウエハはデバイスウエハとキャリアウエハから形成された製品ウエハである。デバイスウエハは、アニール表面を定義し、約10μmから約100μmの範囲の厚さを有する。
【0012】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、走査光学システムは、F−θ走査システムとして構成される。
【0013】
本発明の第2の態様は、アニール表面を有する半導体ウエハをアニールする方法である。この方法は、約300μmから約650μmの範囲の波長を有するレーザビームを利用して、アニール表面に画像を形成することを含む。この方法は、1μsと100μsとの間の滞留時間を有する、アニール表面の画像も走査することを含む。これによって、アニール表面を、350℃から1250℃の間のピークアニール温度に到達させる。
【0014】
好ましくは、この方法では、半導体ウエハは、デバイスウエハとキャリアウエハから形成された製品ウエハである。デバイスウエハは、アニール表面を定義し、約10μmから約100μmの範囲の厚さを有する。
【0015】
好ましくは、この方法では、画像の走査は、F−θ走査光学システムを使用して実行される。
【0016】
本発明の第3の態様は、半導体ウエハの表面にサポートされるフォトレジスト層をアニールする方法である。この方法は、約300nmから約1000nmの範囲の波長を有するレーザビームを使用することによって半導体ウエハの表面に画像を形成することを含む。この方法は、100μsと1msとの間の滞留時間で半導体ウエハの表面に画像を走査することも含む。これによって、フォトレジスト層が約300℃と約400℃の間のピークアニール温度TAPに到達する。
【0017】
好ましくは、この方法では、レーザビームと半導体ウエハとは、半導体ウエハの熱拡散距離LDIFFおよび関連する光吸収深さDADを定義する。画像走査は、DAD<LDIFFの状態で実行される。
【0018】
ここで参照される引用文献は、参考として、本明細書に組み込まれる。
【0019】
特許請求の範囲の内容は、詳細な説明に組み入れられ、詳細な説明の一部を構成する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1A】本発明のデュアルビーム高速レーザアニールシステムおよび方法を使用したレーザアニールに利用されるウエハの例を示す図である。
図1B】本発明のデュアルビーム高速レーザアニールシステムおよび方法を使用したレーザアニールに利用されるウエハの例を示す図である。
図1C】本発明のデュアルビーム高速レーザアニールシステムおよび方法を使用したレーザアニールに利用されるウエハの例を示す図である。
図1D】本発明のデュアルビーム高速レーザアニールシステムおよび方法を使用したレーザアニールに利用されるウエハの例を示す図である。
図2】バルクシリコンに関する、アニール時間t(μs)と拡散距離LDIFF(μm)との関係を示すグラフである。
図3】波長λ=1.06μm、0.98μm、0.53μmに関する、光学吸収深さDAD(μm)とウエハ表面温度T(℃)との関係を示すグラフである。
図4】デュアルビーム高速レーザアニールシステムの一例を示す概略図である。
図5A図1のデュアルビーム高速レーザアニールシステムによるウエハ表面に形成される第1のイメージと第2のイメージとの相対的なサイズと方向の一実施の形態を示す概略図である。
図5B図1のデュアルビーム高速レーザアニールシステムによるウエハ表面に形成される第1のイメージと第2のイメージとの相対的なサイズと方向の一実施の形態を示す概略図である。
図5C図1のデュアルビーム高速レーザアニールシステムによるウエハ表面に形成される第1のイメージと第2のイメージとの相対的なサイズと方向の一実施の形態を示す概略図である。
図5D図1のデュアルビーム高速レーザアニールシステムによるウエハ表面に形成される第1のイメージと第2のイメージとの相対的なサイズと方向の一実施の形態を示す概略図である。
図5E図1のデュアルビーム高速レーザアニールシステムによるウエハ表面に形成される第1のイメージと第2のイメージとの相対的なサイズと方向の一実施の形態を示す概略図である。
図6】熱放射検知システムのより詳細なものを含む、デュアルビーム高速レーザアニールシステムの一例を示す概略図である。
図7】第2のレーザビームのウエハ表面からの反射光を集めるために使用される集光システムの一例の拡大図である。
図8A】F−θ構成を有する走査光学システムの1つの実施の形態を示し、走査光学システムがウエハの1つの縁から他の縁への第2のレーザビームと第2のイメージとを走査する様子を表す。
図8B】F−θ構成を有する走査光学システムの1つの実施の形態を示し、走査光学システムがウエハの1つの縁から他の縁への第2のレーザビームと第2のイメージとを走査する様子を表す。
図8C】F−θ構成を有する走査光学システムの1つの実施の形態を示し、走査光学システムがウエハの1つの縁から他の縁への第2のレーザビームと第2のイメージとを走査する様子を表す。
図9図8Aから図8Cの走査光学システムの異なる方向から視た図であって、第2のレーザビームが実質的にシリコンのブルースター角度である入射角を有するように構成されている走査光学システムを示す。
図10A図6と同様の図であって、単一の素早い走査レーザビームを含むレーザアニールシステムの実施の形態を示す。
図10B図10Aと同様の図であって、第2のレーザシステムからの第2のレーザビームを走査することによってウエハ表面にサポートされるフォトレジストの層をアニールする実施の形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
ここで、本発明の実施形態を詳細に参照する。なお、添付の図面に、実施形態の一例を図示する。図中、同一または同様の部分を参照するために、可能な限り同一または同様の参照番号及び符号を使用する。
【0022】
イメージセンサや高出力デバイスなどのような、半導体デバイスのあるタイプの製造においては、比較的薄い半導体ウエハが使用される。図1Aは、上面22を規定する上側21と裏表面24を規定する裏側23とを有する製品ウエハ10の一例の側面図である。
【0023】
図1Bは、デバイスウエハ10aとキャリアウエハ10bを接触させることによって形成される製品ウエハ10の例の構造を示す。デバイスウエハ10aは、デバイスが形成されてデバイス側とも言われる前側12aと、反対の裏側14aとを有している。キャリアウエハ10bは、酸化層15が形成される前側12bを有しており、反対の裏側14bを有している。結果物としてのウエハ10(ここでは製品ウエハのことをいう)は、デバイスウエハ10aのデバイス側12aをキャリアウエハ10bの前側12bに連結することによって形成される。酸化層15は、2つのウエハ10aと10bとをつなぎ合わせるボンド層としての役割を果たす。このため、キャリアウエハ10bの前側12bはボンド側とも言われる。結果物としての製品ウエハ10は、図1Cに示される。現時点では、デバイスウエハ10aは、デバイスウエハ10aの厚みを750μmから厚さTHまで減らすために、裏側14aから研磨される。厚さTHは、図1Cの拡大差し込み図に示されているように、約10μmから約100μmの範囲内にある。
【0024】
図1Dは、図1Cと同様であって、製品ウエハ10の構造30の一例のより詳細な拡大断面図を示す差し込み図を含む。構造30の例は、CMOSセンサの形式に含まれる。酸化層15(約4μmの厚さを有する)を有したキャリアウエハ10bは、デバイスウエハ10aをサポートする。デバイスウエハ10bは、酸化層15まで延設される金属化の構造34(たとえば、線)を含む。金属化の構造34は、近傍のCMOSデバイス層40に接触する。CMOSデバイス層40は、薄くされたデバイスウエハ10aによってサポートされる。上述したように、デバイスウエハ10aは、約10μmから100μmの範囲の厚みTHを有する。他の例では、厚さTHは約500μmから約1000μmの範囲にある。
【0025】
レーザアニールの必要がある薄いイオン注入層44は、薄いデバイスウエハ10aにおいて、上面22を定義するその裏側14aの近傍に形成される。薄いイオン注入層44のアニールは、電気的に接触する層としての役割を果たすイオン注入層44に伝導性を与えるという役割を果たす。
【0026】
CMOSデバイス構造30の例では、CMOSデバイスの電気的な特徴が裏側14aから約10μmから約100μm離れて位置する。裏側14aには、普通回路パターンが付与されていない。そのため、この例では、デバイスウエハ10aの裏側14aが、良いアニール表面を生み出すウエハ10の平らで回路パターンが付与されていない上面22を定義する。
【0027】
ウエハ10のデバイス側12aは、CMOSデバイスの大切な機能性を保護するために、比較的低い温度(特に、金属化の特徴34の溶解温度未満)に維持しなければならない。デバイス側12aの最大温度は、金属化の構造34に使用される特定の金属によって決定されるが、典型的には、銅の相互接続に対しては約900℃であって、アルミニウムの相互接続に対しては約600℃である。
【0028】
デバイス側12aのデバイス特徴は金属融解温度未満に保たれる必要があるという制約があるため、レーザ熱アニール時間を短くして、デバイスの表面が熱くなり過ぎないようにする必要がある。これは、熱アニール時間(滞留時間)は、対応する熱拡散距離LDIFFがデバイスウエハ10aの厚さTHよりも短くなる必要がある、ことを示唆している。
【0029】
たとえば、デバイスウエハ10aの公称厚さTHが10ミクロンの場合、約10μsの10μsレーザパルスに関し、バルクシリコンの熱拡散長さLDIFFに基づいて、対応する熱アニール(滞留)時間は10μsよりも短い必要がある。残念ながら、このような短い滞留時間tを達成することは、100mm/sec以下で走査するような、1−10mmの長さと100ミクロン以下の幅のレーザラインイメージを利用する従来のレーザアニール装置の基本的な構造と一致しない。
【0030】
このように、本発明の態様は、融解および準融解の両者のレーザアニールの応用に利用される単一ビームまたはデュアルビームレーザアニールシステムを対象としている。アニールビームの滞留時間Tは、1μsと100μsの間である。加えて、レーザ温度制御システムは、選択的に、アニール温度Tを実質的に一定、すなわち、平均ウエハ表面温度Tの+/−3℃内、に保つために使用される。
【0031】
上述したように、半導体デバイス製造への応用は、1μsから100μsn範囲のように、100μs以下の滞留時間t(アニール時間t)のレーザアニール処理からの恩恵を受ける。アニール時間tに関連する熱拡散距離LDIFFが、ウエハ10の物理的な寸法、たとえばデバイスウエハ10aの厚みTH、よりも短いことが望まれる。
【0032】
なお、本明細書で開示されたシステムおよび方法は、比較的薄いデバイスウエハ10aをサポートする比較的厚いキャリアウエハ10bから上述したように形成される製品ウエハ10への特別な応用性を有する。システムと方法は、拡散の量を制限したい状況において、従来の「厚い」半導体ウエハのレーザアニールに応用できる。このような状況の例は、米国特許第6,365,476号明細書、米国特許第6,380,044号明細書、米国特許第6,747,245号明細書に記載のように、トランジスタを形成する際の浅いソースとドレインの形成である。後述するように、上面22は、アニールされて、従来のウエハの「前側」か上述した製品ウエハ10の「後側」14aになりうるウエハ10の表面である。
【0033】
図2は、バルクシリコンに関し、アニール時間t(μs)と熱拡散距離LDIFF(μm)の関係を示すグラフである。グラフから、LDIFF=10μmの場合は、対応するアニール時間t≒10μsであり、LDIFF=30μmの場合は、t≒100μsである。これらの熱拡散距離LDIFFとほとんど同じデバイスウエハ厚みTHを有する製品ウエハ10に関し、アニール時間tが対応して短くなければならないことが解る。
【0034】
ウエハ10へのレーザアニールビームの光学吸収深さDADは熱拡散距離LDIFFよりも短いという、追加的な要求がある。図3は、波長λ=1.06μm、0.98μm、0.53μmのときの、光学吸収深度DADとウエハ表面温度Tとの関係を示す。図3のプロットは、デバイスウエハ厚さTH≒10μmで、比較的低い温度(たとえば、280℃以下)である場合、波長λ=500nmのレーザを利用できることを示している。この波長における熱拡散距離LDIFFがデバイスウエハ厚さTHよりも短いからである。他の波長は、デバイスウエハ厚みTHよりも長い熱拡散距離LDIFFを有する。約50μmから約100μmの範囲のデバイスウエハ厚さTHに関しては、波長λ≒980nmのレーザが利用される。なお、高いウエハ表面温度Tにおいては、光学吸収深さDADは短くなり、熱拡散は主要な熱拡散機構になる。
【0035】
図2および図3から、比較的薄いデバイスウエハ10aを利用することによって形成された製品ウエハ10に関して、高速アニール時間と、光学吸収深度DADが所望の熱拡散距離LDIFFに一致するアニール波長とを使用することが望まれる。
<デュアルビーム高速アニールシステム>
【0036】
特定のデバイスウエハ厚さTHを有する製品ウエハ10に関して、レーザアニールシステムを単一の波長に対して最適化することができる。たとえば、デバイスウエハの厚みTHが10ミクロンから30ミクロンぐらいである、画像センサの製造への応用に関して、10マイクロ秒の滞留時間tと532nmのレーザ波長とを選択することができる。電源デバイスの製造においては、デバイスウエハ厚みTHは約50ミクロンであって、25マイクロ秒の滞留時間tと長い波長レーザとを選択可能である。高速単一レーザアニールの例に関して後述する。
【0037】
しかしながら、異なる波長の2つのレーザビームを合わせることによって、レーザアニールシステムはもっと多用途なものとなる。たとえば、本明細書に記載されたデュアルビームレーザアニールシステムの1つの実施の形態に関して、1本のレーザビームは、比較的長い波長を有する第2のレーザビームによる吸収を可能にする比較的短い波長を有する。
【0038】
図4は、デュアルビーム高速レーザアニールシステム(「システム」)100の一例を示す概略図である。システム100は、ウエハ10をサポートする上部表面112を有するチャック110を含む。そして、チャック110は、たとえば移動可能および回転可能であって、すなわち3次元方向に移動可能でありつつ必要に応じて3次元に回転可能にウエハ10の位置決める、ウエハステージ116によってサポートされる。
【0039】
システム100は、また、初期の第1のレーザビーム122を発生させる第1のレーザ121を含む第1のレーザシステム120と、初期の第2のレーザビーム152を発生させる第2のレーザ151とを含む第2のレーザシステム150とを含む。第1のレーザシステム120は、初期の第1のレーザビーム122を受けて、そこから第1のレーザビーム132を形成するように構成された主要な光学システム(「光学部品」)130を含む。たとえば、主要な光学システム130は、走査光学システムを含む。同様に、第2のレーザシステム150は、初期の第2のレーザビーム152を受けて、そこから第2のレーザビーム162を形成するように構成された第2の光学システム(「光学部品」)160を含む。第2の光学システム160は、走査光学システムとして構成され、下記では、走査光学システム160としても言及される。
【0040】
第1の光学システム130と走査光学システム160の例は、レンズと、ミラーと、開口部と、フィルタと、動的光学エレメント(たとえば、可変減衰器など)と、これらの組み合わせを含み得る。たとえば、第1の光学システム130と走査光学システム160のいずれかまたは両方は、ビーム調整を行ったり、たとえば、それぞれのレーザビーム132と162を均一化したり、および/または、レーザビーム132と162に選択された断面形状を与えるように構成されている。このようなビーム調整を行うのに適した光学システムの例が、米国特許第7,514,305号明細書、米国特許第7,494,942号明細書、米国特許第7,399,945号明細書、米国特許第6,366,308号明細書、米国特許出願公開第12/800,203号明細書に開示されている。
【0041】
第1のレーザビーム132および第2のレーザビーム162は、それぞれ、波長λとλとを有し、一例においては、選ばれた条件下で、ウエハ10を熱する能力を有する。他の例においては、1つの波長(たとえば、λ)は、他の波長(λ)のウエハ10の加熱を増進する。たとえば、波長λとλの1つは、ウエハ10の半導体バンドギャップエネルギーよりも大きなバンドギャップエネルギーを有しており、これによって、ウエハ10をアニール温度Tに熱するのに十分な程度まで、第1のレーザビーム132と第2のレーザビーム162とを吸収する。λの範囲の例は、500nmから10.6ミクロンである。
【0042】
システム100は、後述するようにウエハ10の上面22からの熱放射182の量を測定し、電気的熱放射信号SEを発生するように配置され構成されている、熱放射検知システム180を含む。たとえば、熱放射検知システム180は、ウエハ10の上面22からの放射率εを測定し、電気的な熱放射信号SEが測定された熱放射率を示す。たとえば、熱放射検知システム180は、後述するように、走査された第2のイメージ166を追跡するために、第2のレーザシステム150の少なくとも一部を利用する。
【0043】
実施の形態においては、熱放射検知システム180と走査光学システム160とは、それぞれが、互いに重なる光学経路部分OPおよびOPを有する。この構成によって、熱放射システム180は、第2のイメージ166がウエハ10の上面22を走査している場合であっても、(下記で紹介する)第2のイメージ166の位置から熱放射線182を集めることができるようになる。
【0044】
システム100は、ウエハ10の上面22からの反射光162Rを収集し検知するために利用される集光システム200を含み、検知された反射光162Rの量を示す電気信号SR(「反射光信号」)を発生する。
【0045】
実施の形態において、システム100は、ウエハステージ116に電気的につながるコントローラ170をさらに含み、ステージ制御信号S0によって与えられるコントローラ170からの指示を介してウエハステージ116の動きをコントロールするように構成されている。
【0046】
実施の形態において、コントローラ170は、パーソナルコンピュータまたはワークステーションのようなコンピュータであり、または当該コンピュータを含む。好ましくは、コントローラ170は、商業的に取得可能な複数のマイクロプロセッサ、プロセッサをハードディスクなどのメモリデバイスに接続するのに適切なバスアーキテクチャ、適切な入力デバイスおよび出力デバイス(たとえば、それぞれキーボードおよびディスプレイ)を含む。コントローラ170は、コントローラ170にウエハ10のアニールを実行させるためにシステム100の様々な機能を実行させる、コンピュータ読み取り可能な媒体(たとえば、メモリ、プロセッサ、またはそれらの両方)に具現化された指示(ソフトウェア)を介してプログラムされる。
【0047】
コントローラ170は、また、第1のレーザシステム120と第2のレーザシステム150とに、それらを制御可能に接続されている。コントローラ170は、これらのレーザシステム120と150を、それぞれ、制御信号S1とS2を介して制御する。たとえば、コントローラ170は、第1のレーザシステム120と第2のレーザシステム150の走査機能を制御するために、デジタル信号プロセッサ(DSPs)(図示しない)を含む。コントローラ170は、また、熱放射検知システム180と集光システム200とに、それらを制御可能に接続されており、後述するように、電気的な熱放射信号SEと反射光信号SRとを受信して処理するように構成されている。
【0048】
図4を参照しながら、第1のレーザビーム132は、ウエハ10の上面22上に第1のイメージ136を形成するために、ウエハ10の上面22上へと向けられている。第2のレーザビーム162は、第2のイメージ166を形成し、第2のイメージ166は第1のイメージ136内に収まる。このような構成の一例が、第1のイメージ136と第2のイメージ166を見せる拡大図5Aに示されている。第2のイメージ166は、矢印AR2に示されるように、ウエハ10の上面22を走査する。第1のイメージ136は、移動しないもので、比較的大きく、第2のイメージ166は第1のイメージ136内の少なくとも一部で走査される。図5Bに示される他の実施の形態においては、第1のイメージ136は、矢印AR1に示されるように、比較的小さくて、矢印AR1に示されるように走査されるものであって、矢印AR2に示されるように走査される第2のイメージ166がついてくる。
【0049】
図5Cから図5Eまでに示される他の実施の形態においては、固定されている第1のイメージ136内に位置しながら、第2のイメージ166がウエハ10の1つの端から他の端まで走査されるように、第1のイメージ136は第2のイメージ166の走査経路167の全体に伸びている。図5Cおよび図5Dに示されるように、走査経路167がウエハ10の上面22の異なる位置へとウエハ10が移動させられても、このような状態は維持され得る。図5Dにおいて、図5Cのウエハ10の中央部分と比較して、新しい走査経路167が図5Dのウエハ10の下部に位置するように、ウエハ10がY方向に移転させられる。
【0050】
図5Bに示されるように、第1のイメージ136は、長さL1と幅W1とを有し、第2のイメージは、長さL2と幅W2とを有する。第1のイメージ136と第2のイメージ166とは、長方形である必要はない。第1のイメージ136と第2のイメージ166の寸法の例は、幅が約25μmから100μmであって、長さが約500μmから2000μmであって、第2のイメージ166が少なくとも一部が第1のイメージ136内に存在するという条件を満たすものである。
【0051】
実施の形態では、第1のレーザビーム132と第2のレーザビーム162は、実質的にガウス強度プロファイルを有するので、第1のイメージ136と第2のイメージ166もまたX,Y方向において実質的にガウス強度分布を有する。第1のレーザビーム132と第2のレーザビーム162とを実質的にガウス分布にすることは、より方形波(すなわち、鋭い端部)の強度プロファイルとなるように設計されたシステムと比較して、第1のレーザシステム120と第2のレーザシステム150の構成を単純化するものである。
【0052】
実施の形態において、第1のイメージ136は、第2のイメージ166よりもわずかに大きく、あるいは実質的に同じ大きさである。一例として、第1のイメージ136は、走査方向において、第2のイメージ166の前方まで伸びており、第2のイメージ166の光がウエハ10の上面22によって直ちに吸収されるように、ウエハ10の上面22を十分に熱することができる。
【0053】
従来のレーザアニールシステムは、ウエハステージ116を移動させることによって走査を実現していた。走査速度は、約100mm/sである。しかしながら、システム100では、第1のレーザシステム120と第2のレーザシステム150の少なくとも一つが、第1のレーザビーム132と第2のレーザビーム162の少なくとも一つによってウエハ10の上面22を素早く走査する光学システムを走査する。一例として、第1のレーザビーム132と第2のレーザビーム162の一つまたは両方は、約5m/sから約25m/sの範囲内にある走査速度Vで、ウエハ10の上面22の第1のイメージ136と第2のイメージ166とを走査するように構成されている。走査速度Vが25m/sでビームの幅が25μmであるとき、アニール処理の滞留時間tは1μsである。走査速度V=10m/sとビーム幅50μmの場合に、滞留時間t=5μsである。300mmのウエハ10を横切るためには、10m/sのビームの移動が30ms必要であり、これは相対的に言って非常に短い走査時間である。
【0054】
第1のレーザビーム132と第2のレーザビーム162の走査の間、熱放出検知システム180は第1のイメージ136と第2のイメージ166とが重なって、ウエハ10の上面22を熱する位置からの熱放出182を観察する。熱放出検知システム180は、検知した熱放出を示す電気的な熱放出信号SEを生成し、当該電気的な熱放出信号SEをコントローラ170に送信する。コントローラ170は、電気的な熱放出信号SEを受信する。コントローラ170は、ウエハ10の上面22のアニール温度Tを実質的に一定に保つように、レーザの出力を制御するために、第1のレーザシステム120と第2のレーザシステム150の少なくとも一つによって発生されたエネルギーを制御するフィードバック・ループを生成することを目的として当該電気的な熱放出信号SEを利用する。
【0055】
第2のレーザビーム162と対応する第2のイメージ166とがウエハ10の一端から他端へと完全に走査された後、コントローラ170は、(ステージ制御信号S0を介して)ウエハステージ116をウエハ10の上面22の近傍位置を走査するために移動させる。一例においては、近傍の走査経路167がアニールの均一性を改善するために実質的に重なるように、ウエハ10は、走査された第2のイメージ166の長さの約1/8に等しい量を動く。一例においては、ウエハステージ116が走査方向と直角にウエハ10を約125μm移動するように、第2のイメージ166は長さL2=1mmを有する。ウエハステージ116がそのように動かされた後、第2のレーザビーム162は先の走査と同じ方向にウエハ10の上面22を走査する。このような方法で、ウエハ10の各ポイントの温度履歴が実質的に同じになる。
【0056】
後述するように第2のレーザシステム150が走査ミラーを含むという例において、このような走査ミラーが初期位置に戻るためにウエハ10を走査するのと同じ時間を必要とすると仮定すれば、これは追加で30msを必要とする。したがって、走査ミラーは、60msの振動周期を有し、あるいは16.67Hzの振動周期を有し、これは、従来の走査ミラーシステムの能力で十分にまかなえるものである。
【0057】
一例においては、ウエハステージ116は、第2のイメージ166のそれぞれの走査の後に段階的に動かされるというよりも、一定の速度で動かされる。この実施の形態においては、ウエハステージ116は、60msで125μm進む、あるいは2.08mm/secで進む。そうすると、300mmのウエハを完全にアニールするためには、144秒かかる。より均一にするために、第2のレーザシステム150は、走査と走査の間に、第2のレーザビーム162を消したり、ブロックしたりするように構成され得る。この機能は、第2のレーザビーム162の経路に配置されるモジュレータ198を利用することによって実現できる。
【0058】
レーザアニールに求められる光学エネルギーは、要求されたピークアニール温度TAPと要求されたアニール(滞留)時間tとによって決定される。より長いアニール時間(それに伴う長い熱拡散距離LDIFF)は、より大きなウエハ10を熱することになり、より大きな電力が求められる。実施の形態においては、ピークのアニール温度TAPは350℃から1250℃の間であり、+/−3℃以内に維持される。なお、ピークアニール温度TAPとピークウエハ表面温度TSPは、ほとんどの場合において同じである。
【0059】
システム100のスループットは、第2のイメージ166のサイズ(すなわち、長さL2と幅W2)を増加させることによって増加させられる。与えられたアニール温度の要求を満たすためには、適切な出力を有するレーザが求められる。吸収されたレーザのエネルギーが200ワットあると、アニール(滞留)時間t≒5μsのときに、ウエハ10の上面22の50μm×1mmのエリアの温度が約1000℃上昇するのに十分である。したがって、システム100が、1時間あたりに300mmのウエハを60個処理するスループットを要求し、アニール温度Tがシリコンの融点(1413℃)に到達する必要がある場合、約1キロワットのエネルギーの吸収が求められる。
【0060】
上記のように吸収されるエネルギーを大きくするための方法は、ファイバーレーザーの形式の第2のレーザ151を供給することである。ファイバーレーザーは、非常に効率がよく、コンパクトであって、品質の良いビームを生成することができる。ファイバーレーザーは、λ>1μmの波長範囲で最も強力であり、当該範囲において複数キロワットの出力を有する。残念ながら、当該波長の範囲は室温においてはシリコンウエハによる吸収があまり良くない。しかしながら、λ>1μmのファイバーベースの第2のレーザ151は、表面吸収を開始するための予熱レーザとしての、短い波長の第1のレーザ121と組み合わされて利用され得る。それゆえに、実施の形態では、長い波長の第2のレーザビーム162が吸収されるように、第1のレーザ121は、ウエハ10の上面22を予熱したり予め活性化させたりするために利用される比較的短い波長の第1のレーザビーム132を生成する。
【0061】
実施の形態において、第1のレーザ121は、300nmから650nmの範囲の波長λを有する。一例においては、第1のレーザ121は、λが上記の波長範囲となる出力波長を有し、約50ワットから約5000ワットの範囲の光学出力を有するファイバーレーザーを含む。他の例においては、ウエハ10の上面22を予熱したり予め活性化させたりするために利用される第1のレーザ121は、COレーザ、CWダイオードレーザ、CW固体レーザを含む。好ましくは、第1のレーザビーム132は、室温においてウエハ10の上面22によって吸収され、第2のレーザビーム162は、室温または第1のレーザビーム132によってウエハ10の上面22に作られる条件においてウエハ10の上面22によって吸収される。
【0062】
図6は、一例としての熱放射検知システム180のより詳細を含むシステム100の例を示す概略図である。熱放射検知システム180は、第2のレーザビーム162に関係する波長λの光を送り、しかしながら他の波長、特に熱放射182に関係する波長、の光を反射するように構成された(たとえば、図示しないコーティングを有する。)ダイクロイックミラー184を含む。ダイクロイックミラー184は、光軸ADを定義する。光軸ADにそって、ポラライザ186と、集束レンズ188と、光学フィルタ190と、光センサ192とが配置される。
【0063】
図6に記載のシステム100の制御について、熱放射182は、第1のイメージ136と第2のイメージ166とによって温められることによって、ウエハ10の上面22から出力されるものである。熱放射182は、走査光学システム160によって集められ、ダイクロイックミラー184に向けられる。ダイクロイックミラー184は、光学軸ADを下がってくる熱放射182を、第2のレーザシステム150として同じ偏光を有するポラライザ186へと反射する。偏光された熱放射182は、熱放射182を光センサ192に集束する集束レンズ188に向かって進む。光学フィルタ190は、熱放射182に関係する、狭い波長帯Δλの外側の波長を取り除く役割を果たす。ここで、放射波長λは、狭い波長帯Δλの中央波長にあると考えられる。
【0064】
このように、熱放射182は、第2のイメージ166がウエハ10の上面22で走査されるときに、逐一、集められる。一例においては、放射波長λは、ズレを許容範囲内に維持するために、第2のレーザビーム162の波長λに近いものとなる。一例においては、集束レンズ188は、放射波長λで作動する走査光学システム160から生じるズレを少なくとも部分的に補償するように構成される。
【0065】
熱放射検知システム180は、基本的に第2のイメージ166の走査の測定と基本的に同時に、ウエハ10の上面22からの熱放射182を測定する。熱放射182の検知が、早い光センサ192を用いることによって行われるため、対応する熱放射信号SEは、基本的にすぐに、第2のイメージ166の光学エネルギーの閉回路制御を可能にする。ウエハ表面温度Tの非均一を補償するために、第2のイメージ166の光学エネルギーを調整するために必要な速さを改良する。これは、たとえば、コントローラ170によって第2のレーザシステム150に送られる制御信号S2を調整することによって達成される。
【0066】
ウエハ10の上面22の温度を正確に制御するために、当該温度を正確に測定する必要がある。上述したように、熱放射182の検知は、それだけでは、ウエハ表面温度Tを提供することはできない。ウエハ表面温度Tを測定するためには、放射率εを測定しなければならない。与えられた温度において、放射率εは、放出波長λ、視野角、熱放射182の偏光に依存する。放射率εを測定することによってウエハ表面の温度Tを測定するための本発明に応用されるシステムおよび方法は、米国特許出願公開第2012/0100640号明細書に記載されている。
【0067】
放射率εの1つの測定方法は、放射波長λにおいて、ウエハ10の反射率と伝達率とを決定する。このことは、第2のレーザビーム162を採用することによって達成できる。第2のレーザシステム150の波長λが、Si吸収限界(たとえば、1.1μm)以上である場合、放射率εは、ウエハ10の上面22に入射される第2のレーザビーム162の反射率および透過率を測定(あるいは決定)することによって測定される。しかしながら、レーザアニールと関係する高いウエハ表面温度Tの組み合わせにおいて、λ<1μmだろうがλ>1μmだろうが、ウエハ透過率は無視できるほどであり、ウエハ反射率の測定だけが求められる。
【0068】
精度を良くするために、ウエハ10の上面22で反射する第2のレーザビーム162の反射光162Rが、収集される。図7は、反射光162Rを集めるために配置された集光システム200の拡大図である。集光システム200は、走査ミラー161Mと集束レンズ161Lとを含む走査光学システム160に関係して配置される。システム100に組み込まれる集光システム200は、一例として、軸A4に沿って、開口部212を含む統合球体210を含む。光センサ220は、開口部212における統合球体210から出てくる光を検知するために、開口部212の近傍に配置される。たとえば、少なくとも一つの減光フィルタ216が、光センサ220に到達する光の強度を制御するために、開口部212と光センサ220との間に配置される。光センサ220は、統合球体210で集められた反射光162Rのエネルギーを示す反射光信号SRを発生し、当該反射光信号をコントローラ170に与える。
【0069】
再度図6を参照して、本実施の形態にかかるシステム100は、ウエハ10の上面22の入射エネルギーを決定するように、最初の第2のレーザビーム152のエネルギーをリアルタイムで測定するように構成されているエネルギーセンサ250を含む。
【0070】
一例においては、エネルギーセンサ250が第2のレーザシステム150に組み込まれる。エネルギーセンサ250は、放出されたレーザのエネルギーを表す電気的なエネルギー信号SPS(以下では、放出エネルギー信号)を発生し、図6の例においては、初期の第2のレーザビーム152の電力を表す。エネルギーセンサ250は、放出されたエネルギー信号SPSをコントローラ170に与える。
【0071】
なお、エネルギーセンサ250は、第2のレーザ151とウエハ10の上面22との間のどこに配置されてもよい。図6の形態においては、エネルギーセンサ250が走査光学システム160の上流側に配置され、走査光学システム160の透過率はウエハ10の上面22に正確に入射される第2のレーザビーム162のエネルギーを決定するために利用される。特に、走査光学システム160の透過率は、コントローラ170に与えられ、第2のレーザビーム162のエネルギーの計算に利用される。
【0072】
放出されたエネルギー信号SPSと反射光信号SRとは、リアルタイムで測定される。2つの信号SPSおよびSR(上述したような走査光学システム160の透過率に関するいかなる計算も含む。)を比較することによって、第2のイメージ166がウエハ10の上面22を走査する都度、放射率εが計算される。計算された放射率εは、ウエハ10の上面22に存在するパターンに起因する放射率の変化の動機となる、ウエハ表面の温度Tの局所的な測定結果を得るために利用される。これは、第2のレーザビーム162のエネルギーを制御する閉回路に、ウエハ表面の温度T(たとえば、ピークウエハ表面温度TSP)を実質的に均一に保つことに基づいて、実質的に均一なアニールを実現するために、第2のイメージ166を形成させる。実施の形態においては、第2のレーザビーム162のエネルギーは、変調信号SMをモジュラ198に送ることによって、コントローラ170によって制御される。モジュラ198は、第2のレーザ151と走査光学システム160との間の光学経路(たとえば、初期の第2のレーザビーム152)に配置される。
【0073】
このように、システム100のある局面は、アニール中や第2のレーザビーム162の電力の量の調整中において、ピークのウエハ表面の温度TSPが比較的一定に維持されるように、ウエハ10の上面22のウエハ表面温度TSPを観測することを含む。
<走査光学システム>
【0074】
図8Aから8Cは、走査光学システム160の一例の概略図であって、第2のレーザビーム162と対応する第2のイメージ166がウエハ10の上面22上で走査される様子を示す。図9は、他の視点(方向)から見た走査光学システム160を示し、一例において第2のレーザビーム162がウエハ10の上面22の面法線Nから角度θを形成するように走査光学システム160が構成されている様子を示す。θは、実質的にシリコンのブリュスター角度であって、約75°である。走査光学システム160は、第2のレーザビーム162の中央の光によって定義される光学軸AX2を有する。
【0075】
図8Aから8Bと図9とは、図10Aに示すように、走査される第2のレーザビーム162が唯一の採用されたアニールレーザビームとなるように、第2のレーザシステム150が唯一のレーザシステムとなっている、単一レーザアニールシステムを示すものである。このように、単一レーザビームの形態では、当該レーザの波長は、ウエハ10の上面22によって容易に吸収される波長の一つである。たとえば、λは約300nmから約650nmの範囲にあるか、または、吸収を容易にするためにウエハ10の上面22が他のレーザの放射によって予熱または前処理されることが要求されない波長を一般的に有している。
【0076】
図8Aから8Cおよび図9は、2つのレーザビーム(たとえば、図6を参照。)のうちの一つを表すもので、図示を容易にするために第1のレーザビーム132を示していない。
【0077】
走査光学システム160は、一般的に「F−θ」構造を有するように配置された走査ミラー161Mと集束レンズ161Lを含む。しかし、第2のレーザビーム162は、走査経路167の全体を通してウエハ10の上面22に関してテレセントリックである必要はない。集束レンズ161Lは、光学軸AXFLを有する。平行レンズ161Cは、第2のレーザ151の近傍に位置し、平行な最初の第2のレーザビーム152を形成する。ウエハ10の上面22から集束レンズ161Lまでの距離はDWとしている。比較的狭い第2のレーザビーム162のための集束レンズ161Lの開口数はNAとする。距離DWの一例は1メートルである。NAの一例は約0.15である。走査ミラー161Mは、制御可能にミラードライバ164に接続されており、ミラードライバ164は制御可能にコントローラ170に接続されている。ミラードライバ164は、走査ミラー161Mを動作させる。たとえば、第2のレーザビーム162が、図8Aのθとして示される、対応する選択された角度範囲を走査できるように、選択された角度範囲を通して走査ミラー161Mを素早く回転させる。一例として、第2のイメージ166がウエハ10の最も広い部分をウエハ10の一端から他端まで走査可能になるように、角度範囲θが選択される。
【0078】
図8Aは、第2のレーザビーム162が矢印AR2によって示される方向に走査されることによって、第2のレーザビーム162がウエハ10の端部の近傍のウエハ10の上面22に第2のイメージ166を形成する状態における走査光学システム160を示す。図8Bは、第2のレーザビーム162が光学軸AXFLに沿った方向に向き、第2のイメージ166がウエハ10の端部間の中間付近となるように、走査ミラー161Mが回転する点を除いて、図8Aと同様の図である。図8Cは、第2のレーザビーム162と第2のイメージ166とがウエハ10の他の端部へと走査されるように、走査ミラー161Mが回転する点を除いて、図8Aと同様である。
【0079】
一例として、第2のイメージ166が、各走査においてウエハ10の上面22の異なる部分を露出するように、あるいは少なくとも隣接する走査(すなわち、隣接する走査の重複部分がある。)においてウエハ10の上面22の新しい部分をカバーするように、ウエハ10が走査方向と垂直な方向に移動する間、走査される第2のレーザビーム162が単に端部から端部まで走査する。同様に、第2のイメージ166によって走査されるように、第1のイメージ136はウエハ10の上面22の一部を予熱するために、第1のイメージ136は、走査経路167に沿って全体に延設されて固定され、あるいは第2のイメージ166と一緒に移動する。
【0080】
システム100は、レーザアニールの応用の多様性のために採用される。たとえば、融解アニール処理が求められた場合、第2のレーザビーム162(アニールレーザビームとしての)は、約1μsの滞留時間で基盤を熱して溶かすことに用いられる。準融解アニールへの応用が求められた場合、システム100は滞留時間tが約1μsから約100μsまでの範囲にあるように制御される。アニールへの応用のそれらの形式は、共に、システム100における元々の温度測定能力から利益を得る。
<フォトレジストアニール>
【0081】
システム100は、アニールフォトレジスト、特に、公称で露光波長が13.5nmのときに使用されるEUVフォトレジストと、公称で露光波長が193nmのときに使用されるDUVフォトレジストとに、利用される。図10Bは、図10Aと同様であって、ウエハ10が、ウエハ10の上面22にEUVまたはDUVフォトレジスト層27を含む実施の形態を示す。この例では、フォトレジスト層27が、アニールされるべき層であって、ウエハ表面は単にフォトレジスト層27をサポートするだけである。
【0082】
レーザアニールが、暴露光と線の端の粗さに対する感度の観点から、EUVおよびDUVフォトレジスト層27の性能を向上させることができることが示される。しかしながら、この性能の向上を達成するために重要なことは、アニールの温度均一性である。システム100は、上記のフィードバック・ループを利用することによってアニール温度Tの均一性を制御するように構成されているため、フォトレジストのレーザアニールが可能になる。このような応用は、増大したレジストの光感受性がフォトレジストを露出するために必要なEUVエネルギーを減少させられる場合に、極紫外線(EUV)リソグラフィーで使用されるフォトレジストをアニールするような特別な使用を見出すことができる。このように、本発明の態様は、上述したように、フォトレジスト層27を有するウエハ10上で、システム100を利用することによって、高速のレーザアニールを実行することを含む。
【0083】
フォトレジストアニールにおいて、アニールの第2のレーザビーム162は、フォトレジスト層27によって伝達される。フォトレジスト層27が、アニール波長に対して透過性を有するからである。このように、ウエハ10の下部の上面22を温めることによって、フォトレジスト層27がアニールされる。フォトレジスト層27におけるアニール温度Tは、約300℃から約400℃の範囲であって、滞留時間tは、100μsから1msの間にある。
【0084】
フォトレジスト層27のアニールに関して重要な事項は、(与えられた滞留時間tに対して)求められている熱拡散距離LDIFFを、熱拡散距離LDIFFを原因として、シリコンウエハ10の下部における光の光学吸収深さDADに実質的に一致させることである。たとえば、フォトレジストレイヤー27のレーザアニールのための条件は、光学吸収距離DADが熱拡散距離LDIFFよりも小さい(すなわち、DAD<LDIFF)ということである。
【0085】
滞留時間t=1msにおいて、図2は、熱拡散距離LDIFFが約100ミクロンであることを示している。したがって、光学吸収深さDADが100ミクロン以下である1または複数のアニール波長を選択することが求められる。図3から、この条件は、室温にてアニール波長が980nmよりも短い場合に満たされる。短い滞留時間(すなわち、滞留時間t=10μsであるような)において、熱拡散距離LDIFF=10μmとなる。10μmよりも短い光学吸収深さDADに対応する波長は、約650nmよりも短い波長である。アニールレーザの波長の例は、約300nmから約1000nmの範囲である。たとえば、フォトレジストアニール処理の温度均一性を制御するために、上述した、温度測定能力とフィードバック構成とが、システム100に利用される。
【0086】
また、本発明の参考となるレーザアニールシステムおよび方法として、以下のものを挙げることができる。
【0087】
非常に短い滞留時間でウエハをアニールするためのレーザアニールシステムおよび方法が開示される。レーザアニールシステムは、1つあるいは少なくとも一部が重なる2つのレーザビームを含む。レーザビームの1つは、予熱レーザビームであって、もう1つのレーザビームは、アニールレーザビームである。アニールレーザビームは、滞留時間を約1μsから約100μsの範囲にするために、十分に早い速度で走査する。これらの非常に短い滞留時間は、デバイスウエハのデバイス側がアニール処理中に熱によって破損することを防ぐことができるため、薄いデバイスウエハから形成される製品ウエハのアニールに有用である。単一のレーザビームのアニールシステムと方法の実施の形態も開示される。
【0088】
本発明の参考となる第1の態様は、ウエハ表面を有する半導体ウエハのアニールのための高速レーザアニールシステムである。高速レーザアニールシステムは、第1のレーザシステムと第2のレーザシステムを含む。第1のレーザシステムは、第1の波長で、ウエハ表面に第1のイメージを形成する。第1のイメージは、第2の波長による、光の吸収の量を増加させる。第2のレーザシステムは、第2の波長でウエハ表面に第2のイメージを形成する。第2のイメージは、少なくとも一部が、第1のイメージ内に位置する。第2のレーザシステムは、1μsから100μsの間の滞留時間で、ウエハ表面の第2のイメージを走査する、走査光学システムを含む。これは、ウエハ表面を、350℃から1250℃の間のピークアニール温度TAPに到達させる。
【0089】
高速レーザアニールシステムは、さらに、熱放射検知システムと、集光システムと、エネルギーセンサと、コントローラとを含む。熱放射検知システムは、第2のイメージの位置におけるウエハ表面からの熱放射を検知し、電気的な熱放射信号を発生するように、制御可能に構成される。集光システムは、第2のイメージの位置のウエハ表面にて反射する第2のレーザビームからの反射光を集め、電気的な反射光信号を発生させるように、制御可能に構成される。エネルギーセンサは、第2のレーザビームのエネルギーを測定し、当該エネルギーを示す電気的なエネルギー信号を発生するように構成される。コントローラは、熱放射検知システムと、集光システムと、エネルギーセンサと、第2のレーザシステムとに、それらを制御可能に接続される。コントローラは、電気的な熱放射信号と電気的なエネルギー信号と電気的な反射光信号とを受信して処理し、第2のイメージの位置におけるウエハ表面温度Tを決定するように構成されている。
【0090】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、熱放射検知システムと走査光学システムとが、重複する光学経路部分を有する。
【0091】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、コントローラが、測定されたウエハ表面の温度Tに基づいて第2のレーザビームの出力量を制御するように構成されている。
【0092】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、第1のイメージと第2のイメージとが、半導体ウエハ上で+/−3℃よりも変化しないピークアニール温度を生成する。
【0093】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、走査光学システムは、制御可能にミラードライバに接続されている走査ミラーを含む。ミラードライバは、制御可能にコントローラに接続され、コントローラに制御される。
【0094】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、第1の波長は、300nmから650nmの範囲にある。
【0095】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、第2の波長は、500nmから10.6ミクロンの範囲にある。
【0096】
好ましくは、高速レーザアニールシステムは、第2のレーザシステムは、50ワットから5000ワットの間のエネルギーを有するファイバーレーザーを含む。
【0097】
好ましくは、高速レーザアニールシステムでは、a)10μmから100μm、またはb)500μmから1000μmの範囲の厚みを有するデバイスウエハを含む。
【0098】
本発明の参考となる第2の態様は、ウエハ表面を有する半導体ウエハのアニールの方法である。この方法は、第1の波長でウエハの表面に第1のイメージを形成することを含む。第1のイメージは、第2の波長における光の吸収量を増加させる。この方法は、第2の波長でウエハ表面に第2のイメージを形成することも含む。第2のイメージは、少なくとも一部が、第1のイメージ内に位置する。この方法は、1μsから100μsの間の滞留時間に、ウエハ表面に第2のイメージを走査することも含む。これによって、ウエハ表面は、350℃から1250℃の間のピークアニール温度に到達する。
【0099】
好ましくは、この方法において、第1の波長は、300nmから650nmの範囲にある。
【0100】
好ましくは、この方法において、第2の波長は、500nmから10.6ミクロンの範囲にある。
【0101】
好ましくは、この方法は、走査された第2のイメージの位置において、ウエハ表面の温度Tを測定することをさらに含む。好ましくは、この方法は、ピークアニール温度TAPを+/−3℃以内に維持するために第2のイメージを形成するための第2のレーザビームの出力量を制御することもさらに含む。
【0102】
好ましくは、この方法では、ウエハ表面温度Tを測定することは、第2のレーザビームのエネルギーを測定することを含む。好ましくは、ウエハ表面の温度Tを測定することは、走査された第2のイメージの位置から放射された熱放射量の測定も含む。好ましくは、ウエハ表面の温度Tを測定することは、第2のレーザビームの反射によって引き起こされる第2のイメージの位置からの反射光の量の測定も含む。ウエハ表面の温度Tを測定することは、キャリブレーション処理から得られるルックアップテーブルを用いることによって、ウエハ表面温度Tを計算することも含む。
【0103】
当業者には明白であるが、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、本発明に対して様々な修正及び変更を加えることができる。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲及びその均等範囲内において本発明の修正及び変更を包含する。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
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図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図9
図10A
図10B