特開2015-168430(P2015-168430A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティドの特許一覧

特開2015-168430車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム
<>
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000003
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000004
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000005
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000006
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000007
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000008
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000009
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000010
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000011
  • 特開2015168430-車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-168430(P2015-168430A)
(43)【公開日】2015年9月28日
(54)【発明の名称】車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム
(51)【国際特許分類】
   B60R 21/04 20060101AFI20150901BHJP
【FI】
   B60R21/04 B
   B60R21/04 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-42680(P2015-42680)
(22)【出願日】2015年3月4日
(31)【優先権主張番号】14/197,466
(32)【優先日】2014年3月5日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】507342261
【氏名又は名称】トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100102819
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 哲郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】ウメッシュ エヌ.ガンディー
(57)【要約】
【課題】車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システムを提供すること。
【解決手段】本発明の変形式エネルギー吸収器システムは、エネルギー吸収構造と、該エネルギー吸収構造を変形させる該エネルギー吸収構造内のアクチュエータ・システムと、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エネルギー吸収構造と、
前記エネルギー吸収構造を変形させる該エネルギー吸収構造内のアクチュエータ・システムと、
を備える、車両のための変形式エネルギー吸収器システム。
【請求項2】
前記アクチュエータ・システムを制御すべく作用可能なコントローラを更に備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記アクチュエータ・システムは、垂直アクチュエータ及び水平アクチュエータを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記アクチュエータ・システムは活物質で製造される、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記活物質は形状記憶合金を含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記エネルギー吸収構造は、中立状態において断面が円形である、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記エネルギー吸収構造は、変形状態において断面が楕円形である、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記アクチュエータ・システムは、前記エネルギー吸収構造のクラッシュスペースを変形させるべく作用可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
トリム・パネルと、
前記トリム・パネルの近傍のエネルギー吸収構造と、
前記エネルギー吸収構造を変形させる該エネルギー吸収構造内のアクチュエータ・システムと、
を備える、車両構造。
【請求項10】
前記エネルギー吸収構造は、前記トリム・パネルと車両ドアの内側パネルとの間に配置される、請求項9に記載の車両構造。
【請求項11】
前記アクチュエータ・システムは、垂直アクチュエータ及び水平アクチュエータを含む、請求項9に記載の車両構造。
【請求項12】
前記垂直アクチュエータ及び前記水平アクチュエータは、前記エネルギー吸収構造のクラッシュスペースを変形させるべく作用可能である、請求項11に記載の車両構造。
【請求項13】
前記エネルギー吸収構造は、中立状態においては断面が円形であり、変形状態においては断面が楕円形である、請求項12に記載の車両構造。
【請求項14】
前記変形状態は、第1の乗員に対しては垂直に配置され、第2の乗員に対しては状態が水平である、請求項13に記載の車両構造。
【請求項15】
エネルギー吸収構造を変形させる段階を有する、
エネルギー吸収用車両構造内のクラッシュスペースを変形させる方法。
【請求項16】
前記エネルギー吸収構造内のアクチュエータ・システムを起動する段階を更に有する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記エネルギー吸収構造を中立状態から変形状態へと変形させる段階を更に有する、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記エネルギー吸収構造を円形断面から楕円形断面へと変形させる段階を更に有する、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記楕円形断面を水平方向に配向させる段階を更に有する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記楕円形断面を垂直方向に配向させる段階を更に有する、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
エネルギー吸収構造を乗員特性に対して変形させる段階を更に有する、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示内容は、概して車両アセンブリに関し、更に詳細には、車両アセンブリのための変形式エネルギー吸収器システム(morphing energy absorber system)に関する。
【背景技術】
【0002】
ドアの如き車両構造は典型的に、外側パネルと、構造的支持を提供する内側パネルとにより構成される。通常、搭乗者区画の近傍にて上記内側ドアパネルに対しては、トリム・パネルが締着されることで、内部ドア構成要素が覆い隠されると共に、美的な品質及び人間工学的な特徴が提供される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
車両の乗員の着座領域に対する衝突形式の衝撃の影響を減少するために、幾つかの車両アセンブリは、発泡体もしくはハニカム構造から成るドア貫入防止ビーム及び補強材を含むことで、エネルギー吸収を実現し得る。有効ではあるが、斯かる構造のエネルギー吸収は必然的に、概して中背の乗員に向けられると共に、比較的に背が低い乗員に対しては剛直すぎ、且つ比較的に背が高い乗員に対しては柔軟すぎることがある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
変形式エネルギー吸収器システム、及び、車両のクラッシュスペース(crush space)を変形させる(morphing)方法が開示される。上記システムは、当該エネルギー吸収構造を変形させる該エネルギー吸収構造内のアクチュエータ・システムを含む。これにより、上記エネルギー吸収構造は変形される(morphed)ことで、そのクラッシュスペースを調節すると共に、乗員を更に効果的に緩衝する。
【0005】
本開示内容に関して開示された一つの非限定的な実施形態に係る車両のための変形式エネルギー吸収器システムは、エネルギー吸収構造と、上記エネルギー吸収構造を変形させる該エネルギー吸収構造内のアクチュエータ・システムと、を含む。
【0006】
本開示内容に関して開示された別の非限定的な実施形態に係るエネルギー吸収用車両構造は、トリム・パネルと;上記トリム・パネルの近傍のエネルギー吸収構造と;上記エネルギー吸収構造を変形させる該エネルギー吸収構造内のアクチュエータ・システムと;を含む。
【0007】
本開示内容に関して開示された一つの非限定的な実施形態に係る、エネルギー吸収用車両構造内のクラッシュスペースを変形させる方法は、エネルギー吸収構造を変形させる段階を含む。
【0008】
上述の各特徴及び各要素は、別様に明示的に示されるのでなければ、排他性なしに、種々の組み合わせで結合され得る。これらの特徴及び要素、ならびに、その作用は、以下の説明及び添付図面を考慮すれば更に明らかとなろう。但し、以下の説明及び各図面は、本質的に例示的であり且つ非限定的であることが意図されることを理解すべきである。
【0009】
当業者であれば、開示された非限定的な実施形態に関する以下の詳細な説明から、種々の特徴が明らかであろう。詳細な説明に伴う各図は、以下の如く簡単に説明され得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】車両乗員区画の部分的斜視図である。
図2】変形式エネルギー吸収器システムを備えた車両アセンブリの断面図である。
図3】変形式エネルギー吸収器システムの概略図である。
図4】変形式エネルギー吸収器システムに対する例示的な配置箇所を備えた車両アセンブリの透視図である。
図5】中立状態におけるエネルギー吸収構造の断面図である。
図6】比較的に大柄な乗員に対する変形状態における図5のエネルギー吸収構造の断面図である。
図7】比較的に小柄な乗員に対する変形状態における図5のエネルギー吸収構造の断面図である。
図8図5から図7に示された状態においてエネルギー吸収構造に対して提供されるクラッシュ力をグラフ表現する図である。
図9】乗員質量に対して必要とされる剛性をグラフ表現する図である。
図10】変形式エネルギー吸収器システムの動作に対するアルゴリズムである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は概略的に、車両20の選択された部分を示している。車両20は概略的に、当該車体22に対して移動可能であるドア24を備えた車体22を含んでいる。ドア24は概略的に、車両20のロッカー・パネル26及び乗員着座領域28に対して作動関係で示される。開示される非限定的な実施形態においては、例示的なエネルギー吸収式の車両アセンブリとして運転者のドアが示されるが、ダッシュボードの如き乗員の近傍の他の車両アセンブリもまた、本開示内容から利益を得ることを理解すべきである。
【0012】
図2を参照すると、エネルギー吸収式の車両ドア24は、習用の様式で相互に結合されて両者間にスペース34を形成する外側パネル30及び内側パネル32を含む。ドア24はまた、スペース34を出入りし得るウィンドウ38に対する開孔36も含む。スペース34内には、公知の如き車両ドアの(不図示の)ウィンドウ調整デバイス、ドア・ラッチ、及び、他の構成要素も収容され得る。
【0013】
エネルギー吸収式の車両ドア24は更に、内側パネル32上に取付けられて該パネルとの間にスペース42を形成するドア・トリム・パネル40を含む。ドア・トリム・パネル40は、概略的に乗員着座領域28に面するアームレスト44または他の美観的もしくは機能的な構造を画成し得る。トリム・パネル40は、クリスマスツリー型の締結具、押しピン、または、その他の如き適切な締結具により、内側パネル32に対して固定的に繋止され得る。
【0014】
外側パネル30及び内側パネル32は、金属材料または他の適切な材料で製造され得る一方、ドア・トリム・パネル40は典型的に、プラスチック、布地、ビニル、レザー、絨毯生地、厚紙、木材繊維、または、それらの組み合わせの如き、非金属材料で製造される。
【0015】
図3を参照すると、車両20は、少なくとも一つの変形式エネルギー吸収器システム50を含む。一つの非限定的な実施形態において、各変形式エネルギー吸収器システム50は、自身内にアクチュエータ・システム54を備えたエネルギー吸収構造52を含んでいる。アクチュエータ・システム54は、制御器56に応答して、エネルギー吸収構造52の形状を変形させるべく作用可能である。例えば、内側パネル32とトリム・パネル40との間のスペース42内において、車両ドア24内には、乗員の肩部、膝部、頭部、または、他の身体部分の近傍にて、一つ以上のエネルギー吸収構造52が配置され得ることを理解すべきである(図4)。
【0016】
エネルギー吸収構造52は、クラッシュまたは変形により衝撃に応じてエネルギーを吸収するという、米国、テネシー州、オーフレックス・オートモーティブ社(O-Flex Automotive)により製造された如き、軟鋼合金、アルミニウム合金、複合材料、または、他の材料で製造され得る。エネルギー吸収構造52は、中立状態においては断面が円形状として且つ変形状態においては断面が楕円形状として示されるが、楕円形状、直線状、多角形状、不規則形状、及び、他の形状の如き、他の断面も本開示内容から利益を得ることを理解すべきである。
【0017】
アクチュエータ・システム54は、限定的なものとしてで無く、典型的には銅/アルミニウム/ニッケル、ニッケル/チタン(NiTi)合金、鉄/マンガン/ケイ素、及び、銅/亜鉛/アルミニウムの内の複数種から製造される、形状記憶合金(SMA)、強磁性形状記憶合金(MSMA)、電気活性ポリマ(EAP)、圧電材料、磁気粘性(MR)エラストマ、電歪材料、磁歪材料などの、適切な活物質(active material)で製造され得る。特定の活物質に依存して、制御器56からの起動信号は、限定的なものとしてで無く、電流、電界(電圧)、温度変化、磁界、SMAにおいて誘起される応力の如き機械的な荷重もしくは応力付加、化学作用もしくはpH変化などの形態を取り得る。
【0018】
制御器56は概略的に、プロセッサ60と、メモリ62と、インタフェース64とを備えた制御モジュール58を含む。制御モジュール58は、中央車両制御器、スタンドアロン・ユニット、または、他のシステムの一部であり得る。プロセッサ60は、所望の性能特性を有する任意の種類のマイクロプロセッサであり得る。メモリ62は、データを記憶する任意の種類のコンピュータ可読媒体であって、エネルギー吸収構造52を変形(morph)させる如き本明細書中に記述されたアルゴリズムを制御するというコンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ62内には、プロセッサ60に対する操作ソフトウェアも記憶され得る。インタフェース64は、車両座席66内の重量センサ68の如きセンサ・システムに対する通信手段も含み得ることを理解すべきである。
【0019】
図5を参照すると、アクチュエータ・システム54は概略的に、略々垂直に配置された複数の第1アクチュエータ54Aと、略々水平に配置された複数の第2アクチュエータ54Bとを含む。“水平”及び“垂直”の如き相対的である位置的語句は、車両の通常の動作姿勢に関しており、その他の点で限定的であると考慮されるべきでないことを理解すべきである。更に、各第1アクチュエータ54A及び各第2アクチュエータ54Bは、エネルギー吸収構造52の丈に沿う種々の軸心方向位置、ならびに、各第1アクチュエータ54A及び各第2アクチュエータ54Bに関して対角的である如き中間的な円周方向位置に配置され得る。
【0020】
各第1アクチュエータ54Aの選択的な起動は、それらの収縮と、エネルギー吸収構造52の概略的に弾性的な変形とに帰着することで、該エネルギー吸収構造52を水平面内で伸張させる(図6)。同様に、各第2アクチュエータ54Bの選択的な起動は、それらの収縮と、エネルギー吸収構造52の概略的に弾性的な変形とに帰着することで、該エネルギー吸収構造52を垂直面内で伸張させる(図7)。
【0021】
上記の選択的な伸張は、エネルギー吸収構造52により画成されるクラッシュスペースを変形させる。一例において、アクチュエータ・システム54は、約40mmの直径のエネルギー吸収構造52を約6%〜10%だけ変形させるために約1,500〜3,000ニュートンの力を生成する。斯かる変形は、例えば乗員の重量に対してクラッシュスペースを変化させるエネルギー吸収構造52の変形を促進する(図8)。すなわち、所定のクラッシュスペースに対して加速(acceleration)は固定的であるが、このことは、例えば大柄な乗員などの更に大きな質量に対し、エネルギー吸収構造52により提供されるクラッシュ力(crush force)が比較的に大きくされるべきであることを意味する(図9)。換言すると、加速、すなわち、可能的な乗員の負傷(potential occupant injury)は、クラッシュスペースに反比例する。
【0022】
図10に関し、一つの開示された非限定的な実施形態において、制御アルゴリズム100の機能はブロック図に関して開示されると共に、本開示内容の恩恵を受ける当業者であれば、これらの機能が、専用のハードウェア回路機構において、または、制御器56(図3)の如きマイクロプロセッサ式の電子制御器の実施形態にて実行され得るプログラムされたソフトウェア・ルーチンにおいて、実現され得ることを理解すべきである。
【0023】
制御器56は、関連付けられた乗員着座領域28における乗員の重量、サイズまたは他の特性を認識すべく作用可能である(ステップ102;図9)。乗員の上記特性は、例えば、重量センサ68、または、車両座席66における他のセンサ入力により、決定され得る。
【0024】
次に、制御器56は、関連付けられた乗員着座領域28における乗員に関して検知された特性に応じた所望様式でエネルギー吸収構造52を変形させるべく、アクチュエータ・システム54に対して起動信号を提供する(ステップ104;図8)。例えば、比較的に大柄で重い乗員に対しては各第1アクチュエータ54Aが起動されて結果的なクラッシュ力を増大させ、または、比較的に小柄で軽い乗員に対しては各第2アクチュエータ54Bが起動されて結果的なクラッシュ力を減少させる。これにより、エネルギー吸収構造52は変形されて、そのクラッシュスペースを調節すると共に、乗員を更に効果的に緩衝する。上記クラッシュ力は、エネルギー吸収構造52の丈に沿っても可変的に調節され得ることを理解すべきである。
【0025】
“前方”、“後方”、“上側”、“下側”、“上方”、“下方”などの如き相対的である位置的語句は、車両の通常の動作姿勢に関しており、その他の点で限定的であると考慮されるべきでないことを理解すべきである。
【0026】
異なる非限定的な実施形態は、特定の図示構成要素を有するが、本発明の実施形態は、これらの特定の組み合わせに限られない。非限定的な各実施形態の内の任意の実施形態からの幾つかの構成要素または特徴を、他の非限定的な各実施形態の内の任意の実施形態からの特徴または構成要素と組み合わせて使用することが可能である。
【0027】
幾つかの図面を通し、同様の参照番号は、対応するまたは同様の要素を特定することを理解すべきである。図示実施形態においては特定の構成要素配置が開示されたが、本開示内容によれば他の配置も恩恵を受けることを理解すべきである。
【0028】
特定のステップ順序が示され、記述され、且つ、権利請求されるが、別様に示されるのでなければ、各ステップは、任意の順序で実施され、分離され、または、組み合わされ得ると共に、依然として、本開示内容から恩恵を受けることを理解すべきである。
【0029】
上記の説明は、限定によりその範囲内に定義されるのではなく、例示的である。本明細書においては種々の非限定的な実施形態が開示されるが、当業者であれば、上記に鑑みた種々の改変及び変更は、添付の各請求項の有効範囲内に収まることを理解し得よう。故に、添付の各請求項の有効範囲内において、本開示内容は、詳細に記述された処とは別様に実施され得ることを理解すべきである。その故に、添付の各請求項は、真の有効範囲及び内容を決定すべく考察されるべきである。
【符号の説明】
【0030】
50 変形式エネルギー吸収器システム
52 エネルギー吸収構造
54 アクチュエータ・システム
54A 第1アクチュエータ
54B 第2アクチュエータ
56 制御器
58 制御モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10