【実施例】
【0032】
次に本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0033】
実施例−1
【0034】
【化5】
【0035】
アルゴン雰囲気下、4−ヨードベンゾニトリル(229.0mg,1.0mmol)と塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)をTHF(4.5ml)に加え、−40℃に冷却した。得られた混合溶液にイソプロピルマグネシウムクロリドのジエチルエーテル溶液(2.0M、525μl,1.05mmol)を加え、20分間攪拌した。その後、反応溶液を−40℃で三時間攪拌を行い、4−シアノフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した4−シアノフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を、20℃でジブロモジフルオロメタンのTHF溶液(2.46M、980μl,2.4mmol)に滴下し、20℃で30分間攪拌を行った。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(2.0ml)を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を合わせて、水と飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥後、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)とリサイクルGPC(クロロホルム)により精製することで、4−(ブロモクロロフルオロメチル)ベンゾニトリル(101.9mg、41%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.75(d,J=8.5Hz,2H),7.79(d,J=8.5Hz,2H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.9(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ102.5(d,J=305Hz),114.7,117.6,125.0(d,J=6.6Hz,2C),132.5(s,2C),146.8(d,J=22.8Hz).GC−MS(m/z)50(7.4),57(5.9),81(6.6),84(5.4),106(9.4),114(2.6),133(13.4),141(4.6),168(100),170(36.3),212(6.3),214(6.3).HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
8H
5BrClFN:246.9200;Found:246.9196.
【0036】
実施例−2
【0037】
【化6】
【0038】
実施例―1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、3−ヨードベンゾニトリル(229.0mg,1.0mmol)を用いて3−シアノフェニルマグネシウムクロリドのテトラヒドロフラン−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した3−シアノフェニルマグネシウムクロリドのテトラヒドロフラン−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、3−(ブロモクロロフルオロメチル)ベンゾニトリル(52.4mg,21%)を無色油状物質として得た。
1H−NMR.δ7.58(dd,J=7.7,8.2Hz,1H),7.70(ddd,J=1.2,1.2,7.7Hz,1H),7.91(ddd,J=1.2,1.2,8.2Hz,1H),7.97(dd,J=1.2,1.2Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.4(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ102.5(d,J=304.5Hz),112.9,117.5,127.8(d,J=6.8Hz),128.4(d,J=6.2Hz),129.7,134.0,144.2(d,J=22.9Hz).GC−MS(70eV,m/z)40(0.3),50(11.0),57(9.0),81(10.3),84(8.3),106(11.8),114(3.2),132(13.8),133(16.2),168(100),170(33.0),212(5.7),214(5.5).
【0039】
実施例−3
【0040】
【化7】
【0041】
実施例1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、2−ヨードベンゾニトリル(229.0mg,1.0mmol)を用いて2−シアノフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した2−シアノフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、2−(ブロモクロロフルオロメチル)ベンゾニトリル(101.9mg、41%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.56(td,J=1.2,7.6Hz,1H),7.67(td,J=1.2,7.6Hz,1H),7.80−7.85(m,2H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−55.02(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ101.5(d,J=304Hz),109.4(d,J=3.2Hz),116.0,124.3(t,J=10.0Hz),130.9,132.6,135.5,144.5(t,J=21.6Hz).GC−MS(m/z)50(9.7),57(7.4),75(8.1),81(8.3),106(11.5),132(12.9),133(16.2),142(6.2),168(100),170(32.4),212(7.9),214(7.9).mp66.1−68.5℃.HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
8H
4BrClFN:247.9278(MH+);Found:247.9281.
【0042】
実施例−4
【0043】
【化8】
【0044】
実施例1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、2−ブロモ―4−メチルベンゾニトリル(196.0mg,1.0mmol)を用いて2−シアノ−5−メチルフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した2−シアノ−5−メチルフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、2−(ブロモクロロフルオロメチル)−4−メチルベンゾニトリル(78.8mg、30%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.49(s,3H),7.34(d,J=7.8Hz,1H),7.60(s,1H),7.71(d,J=7.8Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−54.9(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ21.9,101.5(d,J=304.6Hz),106.3,116.3,125.1(d,J=10.1Hz),131.4,135.4,143.9,144.3(d,J=20.9Hz).GC−MS(m/z)40(1.1),51(7.6),63(8.0),75(7.7),91(5.4),99(6.0),120(11.0),126(13.2),148(8.0),155(0.5),182(100),184(33.0),226(5.9),228(5.9).mp103.7−105.8℃.HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
9H
7BrClFN:261.9434(MH+);Found:261.9430.
【0045】
実施例−5
【0046】
【化9】
【0047】
実施例1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、2−(アリルオキシ)−4−ブロモベンゾニトリル(238.1mg,1.0mmol)を用いて3−(アリルオキシ)−4−シアノフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した3−アリルオキシ−4−シアノフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、2−(アリルオキシ)−4−(ブロモクロロフルオロメチル)ベンゾニトリル(154.2mg、54%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ4.74(ddd,J=1.5,1.5,5.1Hz,2H),5.39(tdd,J=1.5,1.5,10.5Hz,1H),5.51(tdd,J=1.5,1.5,17.2Hz,1H),6.06(m,1H),7.22(d,J=1.7Hz,1H),7.30(dd,J=1.7,8.1Hz,1H),7.64(d,J=8.1Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.54(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ70.0,102.5(d,J=305.0Hz),104.5,108.6(d,J=7.0Hz),115.2,116.6(d,J=7.0Hz),119.1,131.1,134.0,148.1(d,J=22.5Hz),160.0.GC−MS(m/z)41(100),69(1.7),75(1.4),94(1.8),100(2.4),120(3.3),132(2.0),155(2.4),184(1.5),196(1.5),224(20.6),302(3.0),304(3.9),307(1.0).HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
11H
9BrClFN:303.9540(MH+);Found:303.9538.
【0048】
実施例−6
【0049】
【化10】
【0050】
実施例−1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、4−ブロモ―2―メトキシベンゾニトリル(212.0mg,1.0mmol)を用いて4−シアノ−3−メトキシフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した4−シアノ−3−メトキシフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ブロモクロロフルオロメチル)−2−メトキシベンゾニトリル(108.2mg、39%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ4.01(s,3H),7.22(d,J=1.6Hz,1H),7.33(dd,J=1.6,8.1Hz,1H),7.64(d,J=8.1Hz).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.55(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ56.43,102.5(d,J=304.9Hz),104.1,107.1(d,J=6.6Hz),115.2,116.6(d,J=6.6Hz),134.0,148.3(d,J=22.4Hz),161.0.HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
9H
6BrClFN:277.9384;Found:277.9386.
【0051】
実施例−7
【0052】
【化11】
【0053】
実施例−1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、4−ブロモ―2―メチルベンゾニトリル(196.0mg,1.0mmol)を用いて4−シアノ−3−メチルフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した4−シアノ−3−メチルフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ブロモクロロフルオロメチル)−2−メチルベンゾニトリル(72.5mg、39%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.62(s,3H),7.58(dd,J=1.9,8.7Hz,1H),7.63(d,J=1.9Hz,1H),7.68(d,J=8.7Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.58(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ20.7,103.5(d,J=304.9Hz),115.0,116.9,122.1(d,J=6.7Hz),125.8(d,J=6.7Hz),132.8,142.7,146.5(d,J=22.5Hz).GC−MS(m/z)40(0.9),50(6.9),51(5.9),63(7.9),75(6.5),91(5.3),99(6.0),120(13.5),126(10.5),147(6.9),155(0.8),182(100),184(33.6),226(4.3),228(4.4).
【0054】
実施例−8
【0055】
【化12】
【0056】
実施例−1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、4−ブロモ−3−メチルベンゾニトリル(196.0mg,1.0mmol)を用いて4−シアノ−2−メチルフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した4−シアノ−2−メチルフェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ブロモクロロフルオロメチル)−3−メチルベンゾニトリル(41.2mg、16%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.62(s,3H),7.56−7.58(m,2H),7.77(d,J=8.7Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−51.00(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ20.8,103.7(d,J=304.6Hz),114.6,117.6,125.0(d,J=11.9Hz),129.6,136.2,136.7,144.0(d,J=20.1Hz).GC−MS(m/z)40(0.6),50(10.6),63(8.7),75(9.6),91(4.8),99(7.8),120(10.0),126(18.3),147(22.3),162(3.9),182(100),226(3.7),228(3.6).
【0057】
実施例−9
【0058】
【化13】
【0059】
実施例−1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、4−ヨード安息香酸メチル(262.0mg,1.0mmol)を用いて4−(メトキシカルボニル)フェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した4−(メトキシカルボニル)フェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ブロモクロロフルオロメチル)安息香酸メチル(98.2mg,35%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ3.95(s,3H),7.75(d,J=8.7Hz,2H),8.10(d,J=8.7Hz,2H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−55.37(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ52.5,103.5(d,J=305Hz),124.2(d,J=6.6Hz,2C),130.0(s,2C),132.1,146.7(d,J=22.0Hz),165.9.GC−MS(m/z)50(5.5),57(10.0),81(8.0),107(39.0),123(1.9),130(1.0),142(19.9),170(14.0),173(18.2),201(100),216(1.3),218(1.2),247(2.4),249(3.5),251(4.5),253(1.1).HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
9H
8BrClFO
2:280.9380(MH+);Found:280.9381.
【0060】
実施例−10
【0061】
【化14】
【0062】
実施例−1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、2−(アリルオキシ)−4−ヨード安息香酸メチル(318.1mg,1.0mmol)を用いて3−(アリルオキシ)−4−(メトキシカルボニル)フェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した3−(アリルオキシ)−4−(メトキシカルボニル)フェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、2−(アリルオキシ)−4−(ブロモクロロフルオロメチル)安息香酸メチル(80.4mg,24%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ3.92(s,3H),4.68(ddd,J=1.5,1.5,4.9Hz,2H),5.34(tdd,J=1.5,1.5,10.6Hz,1H),5.53(tdd,J=1.5,1.5,17.2Hz,1H),6.07(m,1H),7.22(d,J=1.8Hz,1H),7.28(dd,J=1.8,8.2Hz,1H),7.83(d,J=8.2Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−55.32(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ52.3,69.8,103.5(d,J=304.8Hz),109.6(d,J=6.8Hz),116.0(d,J=6.8Hz),118.1,122.7,131.9,132.1,147.1(d,J=22.0Hz),157.7,165.7.GC−MS(m/z)41(100),59(12.6),72(13.0),94(11.0),107(5.5),109(7.0),129(7.6),157(19.3),186(4.6),197(21.8),229(10.9),257(32.8),259(10.8),267(2.7),305(4.3),309(1.9),336(1.7),338(2.1),340(0.6).
【0063】
実施例−11
【0064】
【化15】
【0065】
実施例−1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、4−ヨード−2−メチル安息香酸メチル(318.1mg,1.0mmol)を用いて4−(メトキシカルボニル)−3−メチルフェニルマグネシウムクロリドのテトラヒドロフラン−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した4−(メトキシカルボニル)−3−メチルフェニルマグネシウムクロリドのテトラヒドロフラン−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ブロモクロロフルオロメチル)−2−メチル安息香酸メチル(19.7mg,6%)を無色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.64(s,3H),3.92(s,3H),7.54(d,J=9.0Hz,1H),7.54(s,1H),7.95(d,J=9.0Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−55.2(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ21.8,52.2,103.5(d,J=304.7Hz),121.5(d,J=6.5Hz),127.1(d,J=6.5Hz),130.8,131.7,140.7,145.6(d,J=21.9Hz),167.0.GC−MS(70eV,m/z) 51(6.5),60(6.3),75(8.3),92(4.9),101(19.1),121(10.0),156(8.4),187(15.9),215(100),217(33.6),231(1.2),259(2.3),261(2.1),263(3.5),265(4.5),267(1.1).
【0066】
実施例−12
【0067】
【化16】
【0068】
実施例−1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、1−ヨード−4−(4−メチルフェニルスルホニル)ベンゼン(358.19mg,1.0mmol)を用いて4−(4−メチルフェニルスルホニル)フェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した4−(4−メチルフェニルスルホニル)フェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、1−(ブロモクロロフルオロメチル)−4−(4−メチルフェニルスルホニル)ベンゼン(188.9mg,50%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.42(s,3H),7.33(d,J=8.5Hz,2H),7.78(d,J=8.5Hz,2H),7.84(d,J=8.3Hz,2H),8.01(d,J=8.3Hz,2H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.3(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ21.6,103.5(d,J=304.6Hz),125.1(d,J=6.6Hz,2C),127.7(s,2C),127.9(s,2C),130.2(s,2C),137.8,142.2,144.8,146.9(d,J=22.7Hz).GC−MS(m/z)41(3.3),51(4.9),65(23.9),77(10.6),91(21.7),107(39.4),123(1.6),139(100),159(0.6),190(2.5),297(50.4),299(19.3),301(1.0).mp152.1−155.1℃.HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
14H
12BrClFO
2S:376.9414(MH+);Found:376.9410.
【0069】
実施例−13
【0070】
【化17】
【0071】
実施例−1と同様にして、塩化リチウム(101.7mg,2.4mmol)存在下、1−ヨード−4−(4−フルオロフェニルスルホニル)ベンゼン(362.16mg,1.0mmol)を用いて、4−(4−フルオロフェニルスルホニル)フェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液を調製した。調製した4−(4−フルオロフェニルスルホニル)フェニルマグネシウムクロリドのTHF−ジエチルエーテル溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、1−(ブロモクロロフルオロメチル)−4−(4−フルオロフェニルスルホニル)ベンゼン(172.1mg、45%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ.7.22(dd,J=8.43,8.6Hz,2H),7.80(d,J=8.6Hz,2H),7.97−8.00(m,4H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.5(s,1F),−104.4(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ103.4(d,J=305.0Hz),116.9(d,J=22.6Hz,2C),125.3(d,J=6.6Hz,2C),127.9(s,2C),130.7(d,J=9.6Hz,2C),136.7(d,J=3.4Hz),143.7,167.2(d,J=21.6Hz),165.8(d,J=225Hz).GC−MS(m/z)50(7.3),57(14.3),75(20.7),95(26.3),107(56.8),115(19.0),143(100),146(1.1),191(2.9),201(2.4),237(0.9),267(5.6),301(65.0),303(24.6),347(0.6).mp98.2−99.8℃.HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
13H
9BrClFO
2S:380.9163(MH+);Found:380.9154.
【0072】
実施例−14
【0073】
【化18】
【0074】
アルゴン雰囲気下、4−ヨードベンゾニトリル(229.0mg,1.0mmol)と臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)をTHF(3.5ml)に加え、−40℃に冷却した。得られた混合溶液にイソプロピルマグネシウムブロミドのTHF溶液(0.7M、1.5ml,1.05mmol)を加え、20分間攪拌した。その後、反応溶液を−40℃で三時間攪拌を行い、4−シアノフェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液を調製した。調製した4−シアノフェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液を、20℃でジブロモジフルオロメタンのTHF溶液(2.46M、980μl,2.4mmol)に滴下し、20℃で30分間攪拌を行った。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(2.0ml)を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を合わせて、水と飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥後、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)とリサイクルGPC(クロロホルム)により精製することで、4−(ジブロモフルオロメチル)ベンゾニトリル(101.9mg、41%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.73(d,J=8.6Hz,2H),7.77(d,J=8.6Hz,2H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−57.9(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ88.4(d,J=315Hz),114.5,117.6,124.9(d,J=7.1Hz,2C),132.3(s,2C),148.3(d,J=21.0Hz).GC−MS(m/z)50(8.8),57(8.9),81(10.3),87(6.6),106(20.3),114(4.1)133(39.1),212(100),214(97.3).HRMS(EI,m/z)Calcd for C
8H
4Br
2FN:290.8694;Found:290.8695.
【0075】
実施例−15
【0076】
【化19】
【0077】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、3−ヨードベンゾニトリル(229.0mg,1.0mmol)を用いて3−シアノフェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液を調製した。調製した3−シアノフェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、3−(ジブロモフルオロメチル)ベンゾニトリル(20.2mg、7%)を白色固体として得た。
1H−NMR.δ7.58(dd,J=7.8,8.0Hz,1H),7.69(ddd,J=1.3,1.3,7.8Hz,1H),7.90(ddd,J=1.1,1.3,8.0Hz,1H),7.95(dd,J=1.1,1.3Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−57.7(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ88.0(d,J=314.3Hz),113.0,117.5,127.6(d,J=6.6Hz),128.4(d,J=6.6Hz),129.6,133.9,145.7(d,J=21.3Hz). GC−MS(70eV,m/z)50(10.0),57(10.0),81(12.2),87(6.7),106(21.9),114(4.4),133(42.6),146(0.3),185(0.2),212(100),214(98.4).
【0078】
実施例−16
【0079】
【化20】
【0080】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、2−ヨードベンゾニトリル(229.0mg,1.0mmol)を用いて2−シアノフェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液を調製した。調製した2−シアノフェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、2−(ジブロモフルオロメチル)ベンゾニトリル(107.7mg、37%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.52(td,J=1.1,7.6Hz,1H),7.65(td,J=1.1,8.1Hz,1H),7.80(d,J=8.1Hz,1H),7.82(d,J=7.6Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−55.45(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ86.0(d,J=314Hz),109.3(d,J=3.1Hz),116.0,124.1(d,J=11.0Hz),130.7,132.5(d,J=1.6Hz),135.5,145.8(d,J=20.7Hz).GC−MS(m/z)50(8.8),57(8.9),81(10.3),87(6.6),106(20.3),114(4.1),133(39.1),212(100),214(97.3).mp87.1−89.9℃.HRMS(EI,m/z)Calcd for C
8H
4Br
2FN:290.8694;Found:290.8695.
【0081】
実施例−17
【0082】
【化21】
【0083】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、2−ブロモ―4−メチルベンゾニトリル(196.0mg,1.0mmol)を用いて2−シアノ−5−メチルフェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液を調製した。調製した2−シアノ−5−メチルフェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、2−(ジブロモフルオロメチル)−4−メチルベンゾニトリル(47.4mg,15%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.48(s,3H),7.31(d,J=7.8Hz,1H),7.57(s,1H),7.69(d,J=7.8Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−55.3(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ21.9,86.3(d,J=314.0Hz),106.2(d,J=3.2Hz),116.3,124.9(d,J=10.9Hz),131.3,135.4,143.8,145.5(d,J=20.3Hz).GC−MS(m/z)40(0.9),50(9.8),51(9.8),63(13.4),75(15.5),94(8.1),99(11.7),100(11.4),120(18.5),121(12.2),126(12.2),147(86.3),226(100),228(95.1).
【0084】
実施例−18
【0085】
【化22】
【0086】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、4−ブロモ−2−メチルベンゾニトリル(196.0mg,1.0mmol)を用いて3−メチル−4−シアノフェニルマグネシウムクロリドのTHF溶液を調製した。調製した3−メチル−4−シアノフェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ジブロモフルオロメチル)−2−メチルベンゾニトリル(72.5mg、39%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.69(s,3H),7.55−7.57(m,2H),7.55(d,J=8.8Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−50.44(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ20.9,88.6,114.5,117.6,124.8,(d,J=13.1Hz),129.5,136.2,136.3,145.3(d,J=18.6Hz).GC−MS(m/z)40(0.8),50(17.6),51(13.7),63(13.4),75(15.5),94(8.1),99(11.7),100(11.4),120(18.5),121(12.2),126(12.2),147(86.3),226(100),228(95.1).
【0087】
実施例−19
【0088】
【化23】
【0089】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、4−ブロモ−3−メチルベンゾニトリル(196.0mg,1.0mmol)を用いて2−メチル−4−シアノフェニルマグネシウムクロリドのTHF溶液を調製した。調製した2−メチル−4−シアノフェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ジブロモフルオロメチル)−3−メチルベンゾニトリル(67.2mg、22%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.69(s,3H),7.55−7.57(m,2H),7.75(d,J=8.8Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−50.44(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ20.9,88.6,114.5,117.6,124.8,(d,J=13.1Hz),129.5,136.2,136.3,145.2(d,J=18.4Hz).GC−MS(m/z)40(0.7),50(15.2),63(11.9),75(13.8),81(6.2),96(7.6),99(10.5),100(10.5),120(16.8),126(11.2),147(81.8),226(100),228(98.1).
【0090】
実施例−20
【0091】
【化24】
【0092】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、4−ヨード安息香酸メチル(262.0mg,1.0mmol)を用いて4−(メトキシカルボニル)フェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液を調製した。調製した4−(メトキシカルボニル)フェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ジブロモフルオロメチル)安息香酸メチル(90.0mg,28%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ3.95(s,3H),7.73(d,J=8.6Hz,2H),8.08(d,J=8.6Hz,2H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.4(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ52.5,89.5(d,J=315Hz),124.1(d,J=6.9Hz,2C),129.7(s,2C),132.0,148.3(d,J=20.4Hz),165.8.GC−MS(m/z)50(8.2),57(21.9),81(15.6),94(6.2),107(60.9),123(2.6),137(1.3),151(2.4),167(4.7),186(11.7),188(11.7),217(19.0),219(19.2),245(100),247(97.8),292(2.7),295(5.3),297(2.5).HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
9H
8Br
2FO
2:324.8875(MH+);Found:324.8876.
【0093】
実施例−21
【0094】
【化25】
【0095】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、1−ヨード−4−(4−メチルフェニルスルホニル)ベンゼン(358.19mg,1.0mmol)を用いて4−(4−メチルフェニルスルホニル)フェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液を調製した。調製した4−(4−メチルフェニルスルホニル)フェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、1−(ジブロモフルオロメチル)−4−(4−メチルフェニルスルホニル)ベンゼン(132.0mg,31%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.42(s,3H),7.33(d,J=8.6Hz,2H),7.76(d,J=8.6Hz,2H),7.84(d,J=8.4Hz,2H),7.97(d,J=8.4Hz,2H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−57.3(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ21.6,88.5(d,J=314.7Hz),125.0(d,J=7.0Hz,2C),127.7(s,2C),127.9(s,2C),130.2(s,2C),137.7,144.0,144.8,148.3(d,J=21.0Hz).GC−MS(m/z)40(0.4),51(4.4),65(22.1),77(10.8),91(19.2),107(37.4),139(100),140(8.3),170(0.5),186(3.6),188(3.5),234(1.2)236(1.3),263(7.9),341(36.8),343(37.4).mp158.8−160.8℃.HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
14H
12Br
2FO
2S:420.8909(MH+);Found:420.8910.
【0096】
実施例−22
【0097】
【化26】
【0098】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、1−ヨード−4−(4−フルオロフェニルスルホニル)ベンゼン(362.16mg,1.0mmol)を用いて、4−(4−フルオロフェニルスルホニル)フェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液を調製した。調製した4−(4−フルオロフェニルスルホニル)フェニルマグネシウムブロミドのTHF溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、1−(ジブロモフルオロメチル)−4−(4−フルオロフェニルスルホニル)ベンゼン(207.0mg,49%)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ.7.22(dd,J=8.5,8.7Hz,2H),7.80(d,J=8.7Hz,2H),7.96−8.01(m,4H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−57.6(s,1F),−104.4(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ88.4(d,J=314.7Hz),116.9(d,J=22.6Hz,2C),125.1(d,J=7.2Hz),127.8(s,2C),130.7(d,J=9.5Hz,2C),136.8(d,J=3.0Hz,2C),143.5,148.7(d,J=21.2Hz),165.8(d,J=225Hz).GC−MS(m/z)57(17.9),75(18.3),81(12.3),95(22.9),107(53.1),115(18.6)127(3.0),143(100),146(1.1),186(4.8),188(5.2),267(11.2),345(43.6),347(43.8).mp91.1−92.8℃.HRMS(FAB,m/z)Calcd for C
13H
9Br
2FO
2S:424.8658(MH+);Found:424.8655.
【0099】
実施例−23
【0100】
【化27】
【0101】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、4−ヨード−2−メチル安息香酸メチル(318.1mg, 1.0mmol)を用いて4−(メトキシカルボニル)−3−メチルフェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液を調製した。調製した4−(メトキシカルボニル)−3−メチルフェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、4−(ジブロモフルオロメチル)−2−メチル安息香酸メチル(19.7mg,6%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ2.64(s,3H),3.92(s,3H),7.52(d,J=9.0Hz,1H),7.53(s,1H),7.94(d,J=9.0Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.2(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ21.8,52.1,89.6(d,J=315.0Hz),121.4(d,J=6.8Hz),127.0(d,J=6.8Hz),130.7,131.5,140.6,147.1(d,J=20.2Hz),166.9.GC−MS(70eV,m/z)51(12.1),60(11.9),75(17.3),101(30.8),120(13.9),121(12.2),137(2.1),153(1.4),165(1.9),181(6.4),200(11.5),202(11.6),231(22.2),233(20.7),259(100),261(99.8),306(2.9),309(5.6),311(3.1),339(0.4).
【0102】
実施例−24
【0103】
【化28】
【0104】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、2−(アリルオキシ)−4−ブロモベンゾニトリル(238.1mg,1.0mmol)を用いて3−(アリルオキシ)−4−シアノフェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液を調製した。調製した3−(アリルオキシ)−4−シアノフェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、2−(アリルオキシ)−4−(ジブロモフルオロメチル)ベンゾニトリル(28.0mg,8%)を黄色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ4.74(ddd,J=1.5,1.5,5.1Hz,2H),5.39(tdd,J=1.5,1.5,10.5Hz,1H),5.51(tdd,J=1.5,1.5,17.2Hz,1H),6.06(m,1H),7.20(d,J=1.7Hz,1H),7.30(dd,J=1.7,8.2Hz,1H),7.64(d,J=8.2Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−57.4(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ70.0,88.4(d,J=314.5Hz),104.4,108.5(d,J=7.6Hz),115.2,116.6(d,J=7.2Hz),119.1,131.2,133.9,149.6(d,J=20.7Hz),159.9.GC−MS(m/z)41(100),69(2.3),75(1.7),94(2.9),100(3.7),120(4.4),161(1.8),268(12.6),270(12.5),347(1.4),349(2.7),351(1.4).
【0105】
実施例−25
【0106】
【化29】
【0107】
実施例−14と同様にして、臭化リチウム(208.4mg,2.4mmol)存在下、2−(アリルオキシ)−4−ブロモ安息香酸メチル(318.11mg,1.0mmol)を用いて3−(アリルオキシ)−4−(メトキシカルボニル)フェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液を調製した。調製した3−アリルオキシ−4−シアノフェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液とジブロモジフルオロメタンを反応させて、2−(アリルオキシ)−4−(ジブロモフルオロメチル)安息香酸メチル(30.6mg,8%)を無色油状物質として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ 3.91(s,3H),4.68(ddd,J=1.5,1.5,4.9Hz,2H),5.34(tdd,J=1.5,1.5,10.6Hz,1H),5.53(tdd,J=1.5,1.5,17.2Hz,1H),6.07(m,1H),7.22(d,J=1.8Hz,1H),7.27(d,J=1.8,8.2Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,1H).
19F−NMR(376MHz,CDCl
3)δ−56.2(s,1F).
13C−NMR(100MHz,CDCl
3)δ52.3,69.8,89.3(d,J=314.8Hz),109.4(d,J=7.2Hz),116.0(d,J=7.2Hz),118.1,122.6,131.7,132.0,148.6(d,J=20.5Hz),157.5,165.7.GC−MS(m/z)41(100),59(15.1),71(12.7),94(30.1),107(6.6),115(5.3),133(7.0),135(6.2),201(21.8),203(22.4),241(18.5),243(18.1),301(32.1),303(32.0),305(2.7),351(3.3),380(1.2),382(2.3),384(1.2).