【課題】モーターの駆動電流の減少、電流の減少の相乗効果によるモーターの発生熱の低下および振動の静音化などエネルギー損失の減少を図ると共に、省電力を可能とし、更に自動車の燃費低減、有害排出ガスの排出量を低減することができる粘着シートを提供する。
【解決手段】裏面に粘着層2を設けた柔軟性シートより成るシート状基材1の表面に、繊維を網状に粗めに織成した粗目網状織布3を固着した後、1種または複数種の電気石粉末、1種または複数種の低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物粉末および炭素粉末を混合して製造された物質活性化材を塗料と混合し、前記塗料と混合した物質活性化材4を前記粗目網状織布3上に塗布固着すると共に、前記粘着層2の下面に剥離紙5を貼着して貼着シートSを製造する。
裏面に粘着層を設けた柔軟性シートより成るシート状基材の表面に、繊維を網状に粗めに織成した粗目網状織布を固着した後、1種または複数種の電気石粉末、1種または複数種の低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物粉末および炭素粉末を混合して製造された物質活性化材を塗料と混合し、且つ該塗料と混合した物質活性化材を前記粗目網状織布上に塗布固着すると共に、前記粘着層の下面に剥離紙を貼着することを特徴とする物質活性化材を表面に塗布した貼着シートの製造方法。
裏面に粘着層を設けた柔軟性シートより成るシート状基材の表面に、繊維を網状に粗めに織成した粗目網状織布を固着した後、1種または複数種の電気石粉末64〜82重量%、1種または複数種の低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物粉末15〜30重量%および炭素粉末3〜6重量%を混合して製造された物質活性化材を塗料と混合し、且つ該塗料と混合した物質活性化材を前記粗目網状織布上に塗布固着すると共に、前記粘着層の下面に剥離紙を貼着することを特徴とする物質活性化材を表面に塗布した貼着シートの製造方法。
裏面に粘着層を設けた柔軟性シートより成るシート状基材の表面に、繊維を網状に粗めに織成した粗目網状織布を固着した後、1種または複数種の電気石粉末、1種または複数種の低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物粉末、炭素粉末および銅粉末を混合して製造された物質活性化材を塗料と混合し、且つ該塗料と混合した物質活性化材を前記粗目網状織布上に塗布固着すると共に、前記粘着層の下面に剥離紙を貼着することを特徴とする物質活性化材を表面に塗布した貼着シートの製造方法。
裏面に粘着層を設けた柔軟性シートより成るシート状基材の表面に、繊維を網状に粗めに織成した粗目網状織布を固着した後、1種または複数種の電気石粉末64〜82重量%、1種または複数種の低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物粉末15〜30重量%、炭素粉末1.5〜3重量%および銅粉末1.5〜3重量%を混合して製造された物質活性化材を塗料と混合し、且つ該塗料と混合した物質活性化材を前記粗目網状織布上に塗布固着すると共に、前記粘着層の下面に剥離紙を貼着することを特徴とする物質活性化材を表面に塗布した貼着シートの製造方法。
【実施例1】
【0013】
本発明の実施例1による貼着シートの材料となる物質活性化材は、1種または複数種の電気石粉末、1種または複数種の低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物粉末および炭素粉末を均一に混合して製造するが、前記物質活性化材の素材となる電気石は、ホウ素を主要構成元素とする結晶鉱物で、具体的に次に挙げる化学組成のものが存在している。すなわち、鉄電気石(schorl)、苦土電気石(dravite)、リチア電気石(elbaite)、オーレン電気石(olenite)、鉄灰電気石(feruvite)、灰電気石(uvite)、フォイト電気石(foitite)、苦土フォイト電気石(magnesiofoitite)等である。
【0014】
前記のような化学組成を有する電気石は、その含まれている金属元素の種類によって色が異なり、FeやMnを含む鉄電気石は黒色、Liを含むリチア電気石は紅色、Mgを含む苦土電気石は黄色、褐色等を示し、結晶を加熱または変形させると帯電する焦電性の電気的性質を備えた結晶鉱物であることが知られている。
【0015】
前記物質活性化材の素材である電気石は、前記各電気石のうち、いずれか一種、または複数種を使用してもよいが、特に限定する必要はないが、好ましくは、鉄電気石、苦土電気石のいずれか一種、または両者を使用することが推奨される。
【0016】
前記電気石は、どんなに小さく砕き、粉体にしても、常にその結晶状態は一定の形を保ち、その両端にプラス極(陽極)とマイナス極(陰極)の電極が存在し、プラス極は周辺の大気や液体に存在する電子を引き付けて結晶内に取り入れ、この電子をマイナス極へ搬送して、該マイナス極から電子を放出するという電気特性を有している。
【0017】
そして、前記電気石は、他の素材と均一に混合して分散性を維持すると共に、表面積を大とするために、微細粒の粉末状に粋砕したものを使用する。その粒径は、特に限定する必要はないが、好ましくは、100μm以下、特に好ましくは、50μm以下とすることが推奨される。また、前記電気石は、特に限定する必要はないが、好ましくは、750〜950℃の高温で焼成したものを前記物質活性化材の素材とすることが推奨される。前記電気石を焼成するのは、天然の電気石に含まれる有機物や可燃元素等の不純物を除去し、電気石の化学特性の安定化を図るためである。
【0018】
また、前記物質活性化材の素材である天然放射性鉱物は、低線量の放射線を放射する市販の天然放射能鉱物であれば、前記物質活性化材の素材として採用できる。そして、前記天然放射性鉱物としては、特に限定する必要はないが、好ましくは、広く使用されて安全性に問題のないラジウム鉱石、モナズ石、花崗斑岩、石英斑岩、花崗岩、長石、チタン石のいずれか一種、またはこれらを複数種用いることが推奨されるが、特に好ましくはラジウム鉱石、モナズ石、花崗斑岩、石英斑岩のいずれか一種、またはその複数種を使用することが推奨される。
【0019】
なお、前記物質活性化材の素材である天然放射性鉱物からは、原子炉運転における核分裂によって生成される放射性ヨウ素や、原子炉運転における核分裂生成物であるキセノンのベータ崩壊で生じるセシウムが中性子を捕獲して生成する放射性セシウムは発生しないので、健康上全く問題はない。
【0020】
前記低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物は、他の素材と均一に混合して分散性を維持すると共に、放射面積を大とするために、微細粒の粉末状に粋砕したものを使用する。その粒径は、特に限定する必要はないが、好ましくは、100μm以下、特に好ましくは、50μm以下とすることが推奨される。また、前記天然放射性鉱物は、500〜950℃程度の高温で焼成することが好ましい。前記焼成温度で天然放射性鉱物を焼成することにより、該各鉱物の有機物や可燃元素等の不純物が除去され化学特性が安定化するので、優れた放射特性が得られる。
【0021】
前記物質活性化材の素材として、特に好ましい素材であるラジウム鉱石は、地中で天然の放射線を放出している天然放射性鉱物で、常時α線、β線、γ線を放射している。前記ラジウム鉱石は、例えば、秋田県の玉川温泉や台湾の北投温泉の下流で産出される「北投石」、オーストリアのバドガシュタイン鉱山で産出される「バドガシュタイン鉱石」や、中国陽江で産出される「深成岩」等の名称で知られている。
【0022】
そして、前記ラジウム鉱石は、様々な理学的、生理的な有効作用を有しているが、中でもγ線のもつ超短波長は、α線を遮断する紙、β線を遮断するアルミニウム等の厚い金属板をも透過し、α線、β線に比べて物質透過性が強大で、β線の100倍、α線の100万倍の透過力を有している。前記γ線は超短波長の電磁波で、人体の深部治療法に強力な効果を有することが広く認められており、人体細胞に大きな活力を与え、病菌を殺し難病を治すと共に、健康増進に役立つといわれており、例えば、秋田県の玉川温泉における岩盤浴療法に広く利用されている。
【0023】
前記物質活性化材の素材として採用できるラジウム鉱石は、前記電磁波としてのγ線の透過力を利用するものである。そして、前記ラジウム鉱石から放射される放射線量は、産出される場所によって異なるが、本発明においては、他の素材と混合するため、特に限定する必要はないが、0.3μsV/h以上はあった方が好ましい。
【0024】
また、前記物質活性化材の素材として、好ましい素材であるモナズ石(モナザイト)は、希土類(レアアース)元素であるセリウム、ランタン、ネオジムを主成分とする燐酸塩鉱物で、微量成分としてトリウムを含み、微量の放射線を放射する天然放射性鉱物である。前記モナズ石から溶媒抽出された主成分のセリウムは、レンズの研磨材、磁石や合金の材料等として使用され、またランタンは、光学レンズ、コンデンサー等の電子部品等に使用され、更にネオジムは、特にネオジム磁石として小型モーターに使用され、携帯電話、パソコン、自動車等、産業上広く利用されている。
【0025】
そして、前記モナズ石は、循環式風呂の浄水装置、化粧水、下着やサポーター(繊維に織り込む)、ブレスレット、ネックレスに広く利用され、また自動車の排ガス減量効果を高める触媒としても使用されており、安全上問題はない。前記モナズ石から放射される放射線量は、産出される場所によって異なるが、本発明においては、他の素材と均一に混合するため、特に限定する必要はないが、0.3μsV/h以上はあった方が好ましい。
【0026】
更に、前記物質活性化材の素材として、好ましい素材である花崗斑岩は、多くの種類がある。そして、本発明においては、特に限定する必要はないが、好ましくは、岩手県遠野市に埋蔵されている花崗斑岩を使用することが推奨される。前記岩手県遠野市に埋蔵されている花崗斑岩は、別名「角閃石」ともいわれている。
【0027】
前記花崗斑岩(角閃石)の効果については、既に多くの特許公報に開示されていると共に、その他の文献、並びにインターネットのウエブサイトに掲載されており、遠赤外線放射率が高く、また静置していてもマイナスイオンを放出することが広く知られている。
【0028】
そして、前記花崗斑岩の生産者である岩手県遠野市所在の株式会社古代石器が、岩手県工業技術センターに該花崗斑岩の定量分析を依頼したころ、前記花崗斑岩は、シリカ60重量%、酸化アルミニウム17重量%、酸化第二鉄6.7重量%、酸化チタン0.7重量%、酸化カルシウム6.2重量%、酸化マグネシウム2.7重量%、酸化ナトリウム3.3重量%、酸化カリウム1.6重量%等を含んでいるという分析結果が得られた
【0029】
そして、多数のインターネットのウエブサイトにおいて、前記花崗斑岩が低線量の放射線を放射する旨記載されているので、この事実を確認するため、前記株式会社古代石器が、茨城県つくば市所在の財団法人放射線計測協会へ、花崗斑岩(角閃石)のγ線量当量率の測定を依頼したところ、γ線量当量率が0.07μSv/hという測定結果が得られた。なお、この測定数値は、バックグラウンド(花崗斑岩のないγ線量当量率が0.06μSv/h)を含んでおり、従って、前記γ線量当量率が0.07μSv/hの数値は、生体に全く悪い影響を及ぼすような数値ではなく、生体にとって安全な極めて低線量の放射線を放射していることが確認することができた。
【0030】
本発明者は、前記花崗斑岩が極めて低線量の放射線を放射しているという測定結果から、該花崗斑岩が低線量の放射線を放射するのは、特開2004−121685号公報の記載、並びに多数のインターネットのウエブサイトの記載から、前記花崗斑岩には1.6重量%の酸化カリウムが含有されており、その0.01%の割合でカリウム40が存在するので、該カリウム40から低線量の放射線が放射されていると判断した。
【0031】
なお、前記特開2004−121685号に開示された鉱物は、石英斑岩である旨記載されているが、前記花崗斑岩の中で、特に斑晶の少ないものが石英斑岩と云われているので、両者は同一性状を有する鉱物であると判断できる。
【0032】
前記特開2004−121685号公報中に、カリウム40は取扱いに危険性がある物質ではなく、低線量の放射線を放射するもので、法規制のない安全な物質である旨記載されていることからも、本発明で採用する花崗斑岩は、低線量の放射線を放射するカリウム40を含有するものの、極めて安全な天然放射性鉱物であるということができる。
【0033】
前記天然放射性鉱物からは、人体に害のない低線量の放射線が放射されているが、本発明においては前記天然放射性鉱物から放射されるγ線を利用するものである。そして、前記γ線はX線と共に、「電磁放射線」といわれている。前記「電磁放射線」は、ラジオ、テレビ、携帯電話の電波、赤外線、可視光線や紫外線等と同じく電磁波である。
【0034】
また、前記天然放射性鉱物から放射されるγ線は、ウラン等の他の放射性物質と同様、物質中を通過するとき、電子に電磁気力を及ぼし、原子から電子を剥ぎ取る「電離作用」を有する「電離放射線」である。前記「電離作用」によって、電子が原子から引き剥がされると、原子の化学反応性が変わったり、分子の化学結合が変わったりする現象が発生する。
【0035】
更に、前記天然放射性鉱物から放射されるγ線は、ウラン等の他の放射性物質と同様に、物質中を通過するとき、該物質に前記「電離作用」に加えて「励起
(Excitation)作用」を及ぼす。すなわち、原子の近くを通過するγ線の電磁気力によって、低いエネルギー準位の電子が高いエネルギー準位に引き上げられる現象を「励起」という。軌道電子が余分なエネルギーをもった「興奮状態」の電子は「ラジカル」と呼ばれ、活発な化学反応性を示す。そして、前記励起状態の原子(ラジカル)の寿命は短いが、通常のイオン状態の原子よりも周囲の分子と活発に反応するのである。本発明は天然放射性鉱物のγ線による前記「励起作用」を利用するものである。
【0036】
なお、前記物質活性化材の素材である電気石は、太陽の光線に当てること、すなわち、太陽光からの放射線を受けることにより、励起されてその効果を増大させることができる。しかしながら、本発明製造方法によって製造された貼着シートが使用される工場内や室内、自動車のエンジンルーム等、太陽光が照射されない場所においては、前記低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物の励起作用が、前記太陽光の役割を果たし、電気石の効果を充分発揮させることができる。
【0037】
更に、前記物質活性化材の素材である炭素は、黒鉛(グラファイト)、カーボンブラック等により製造されたものを使用することができ、その粒径は、前記各素材と同様、好ましくは100μm以下、特に好ましくは50μm以下とすることが推奨される。なお、粒径がnmサイズのカーボンナノチューブをも使用することもできる。
【0038】
そして、前記電気石から放出される電子と、前記物質活性化材の素材である前記炭素の持つ導電性を結合させると共に、前記低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物の励起作用の相乗効果により、電気石の持つ電子放出力を増大させることが可能となる。
【0039】
また、前記炭素粉末は、前記天然放射性鉱物粉末および電気石粉末に均一に混合され、前記天然放射性鉱物粉末の励起作用により、電気石粉末から放出される電子が混合された導電性を有する炭素粉末を介して、それぞれ途切れることなく互いに接続して前記電子が移動して、該電子の移動性を高めることができるようにすべく、前記炭素粉末は前記電気石粉末に接触できるよう均一に混合されている。
【0040】
本発明は、前記電気石粉末、低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物粉末および炭素粉末を所定の割合で均一に混合して本発明の材料となる物質活性化材を製造する。そして、その混合比率は、本発明者が種々テストした結果、電気石粉末64〜82重量%、天然放射性鉱物粉末15〜30重量%および炭素粉末3〜6重量%を混合して物質活性化材を製造することが、その目的を達成するために好ましい混合比率であることを確認した。また更に、電気石粉末70〜78重量%、天然放射性鉱物粉末18〜25重量%および炭素粉末4〜5重量%を混合して物質活性材を製造することが、その目的を達成するために、特に好ましい混合比率であることを確認した。
【0041】
前記電気石粉末、天然放射性鉱物粉末および炭素粉末の所定量を混合して得られた本発明の材料となる物質活性化材は、粉末状のまま塗料と均一に混合して使用するが、前記塗料は、アクリル樹脂系塗料、ウレタン樹脂系塗料、シリコン樹脂系塗料、フッ素樹脂系塗料等の樹脂系塗料およびアルミニウム塗料のいずれも選択使用することができる。
【0042】
前記物質活性化材と塗料を混合する場合、その混合比率は、特に限定する必要はないが、好ましくは、物質活性化材40〜55重量%、塗料45〜60重量%とすることが推奨され、特に好ましくは、物質活性化材45〜50重量%、塗料50〜55重量%とすることが推奨される。
【0043】
なお、前記天然放射性鉱物粉末をラジウム鉱石等の1種類でなく、例えばモナズ石等複数種を複合して使用する場合、その混合比率は、各素材が放射する放射線量によって、適宜混合比率を設定して配合する。充分な励起作用を得るためには、ある程度放射線量が高いことが望ましい。例えば、前記花崗斑岩は、0.07μSv/hの放射線量であるので、これに他の天然放射性鉱物粉末を混合する場合、前記花崗斑岩より放射線量の高いラジウム鉱石粉末やモナズ石粉末の混合比率を多くすることにより、高い放射線量の天然放射性鉱物の混合粉末が得られる。
【0044】
そして、裏面に粘着材を塗布、または両面粘着テープを貼着して粘着層を設けた布、ゴム、スポンジ等の柔軟性素材により製造されたシート、またはビニール等の柔軟性合成樹脂により製造されたシートより成るシート状基材の表面に、粗目網状織布を貼着材等で固着した後、前記本発明の素材となる物質活性化材を塗料と均一に混合し、且つ該塗料と混合した物質活性化材を、前記粗目網状織布上に塗布固着して本発明貼着シートを製造する。
【0045】
本発明粘着シートの製造方法は、特に限定する必要はないが、好ましくは
図1〜
図2に示すように、適宜巾および長さの布、ゴム、スポンジ等の柔軟性素材により製造されたシート、またはビニール等の柔軟性合成樹脂により製造されたシートより成るシート状基材1の裏面に、例えば、自動車の給気系統の外側面等に貼着する粘着材を塗布、または両面貼着テープを貼着して粘着層2を設けると共に、前記シート状基材1の表面に、例えば、寒冷紗のように、綿や麻、ビニロン等の繊維を網状に粗めに織成して形成した粗目網状織布3を粘着材等により固着し、更に該粗目網状織布3上に塗料と均一に混合した物質活性化材4を塗布固着して、前記粗目網状織布3を構成する各糸条3a間の各網目凹部3b内に前記塗料と混合した物質活性化材4を充填して固化せしめて固定して、本発明貼着シートSが製造される。
【0046】
前記のようにして製造された本発明貼着シートSはこれを折曲しても、前記固化した物質活性化材4が前記各網目凹部3b内に充填固着され、本発明貼着シートの折曲によるシート状基材1の緊張状態を各糸条3aが吸収して、前記固化した物質活性化材4の脱落を防止して剥離することなく、貼着面の形状に適合して貼着固定することができる。なお、図中、5は粘着層2の下面に接着された剥離紙であり、本発明貼着シートの使用に当って、該剥離紙5を剥離して使用する。
【0047】
前記本発明製造方法によって製造された貼着シートは、例えば、製造工場等において動力源としてモーターを使用する製造機器、ビルや商店等において動力源としてモーターを使用する冷暖房機器、冷凍機器、または一般家庭において動力源としてモーターを使用する冷暖房機器や冷蔵庫等の電気機器のモーターケースの外側面に、前記剥離紙5を剥離して粘着層2を露出させて、該粘着層2を介して貼着固定する。
【0048】
前記本発明の実施例1による貼着シートを製造する材料のシート状基材1は、布、ゴム、スポンジ等の柔軟性素材により製造されたシート、またはビニール等の合成樹脂により製造されたシートにより形成されている。一方、本発明貼着シートの材料となる物質活性化材は、電気石粉末、低線量の放射線を放射する天然放射性鉱物粉末および炭素粉末を均一に混合して製造されており、前記天然放射性鉱物から放射される放射線による励起作用により、電気石から励起された電子が、炭素の持つ導電性によって、前記電子の移動性を高めて放出されて、該放出された電子が電磁波となって、前記シート状基材1を透過すると共に、本発明貼着シートが貼着された、例えば、電気機器のモーターケースの外側面を透過してモーターの磁石部分に電磁波となって照射されるのである。
【0049】
そして、本発明製造方法によって製造された貼着シートSを、粘着層2を介して前記モーターケースの外側面に貼着することにより、前記固化した後の塗料と混合した物質活性化材4中の前記天然放射性鉱物から放射される放射線によって、低いエネルギーから高いエネルギーへ電子を移す、励起作用により、前記天然放射性鉱物から飛び出した電子が物質活性化材中の電気石のプラス極に取り込まれ、それにより該電気石から励起された電子が、前記物質活性化材中の炭素の持つ導電性によって、前記電子の移動性を高めて放出されて、該放出された電子が電磁波となって、前記放射線と電磁波がモーターに組込まれている心臓部であるマグネット、分巻界磁巻線コイル、直巻界磁巻線コイル等の磁気生成部の自由電子に作用して、電子の活動を活性化させることにより、前記モーターのマグネットまたは巻線コイルの電界を強め磁力が増すので、前記電気機器のモーターの回転に要求される駆動電流が減少し、且つ該駆動電流の減少の相乗効果によりモーターの発生熱の低下・振動静音化など、エネルギー損失が低減し、これにより省電力を達成することができるのである。
【0050】
本発明者は、本発明に使用する塗料と混合して製造された物質活性化材を、モーターに組込まれているマグネット、分巻界磁巻線コイル、直巻界磁巻線コイルを覆っているモーターケースの外側面に塗布した場合、前記マグネット、分巻界磁巻線コイル、直巻界磁巻線コイルの磁界力が強くなるという理論的根拠となるデータを得るため磁力解析テストを行った。
【0051】
すなわち、前記磁力解析テストは、U形磁石(永久磁石)、棒磁石(永久磁石)および電磁石(鉄芯にコイルを巻き1.5Vの直流電圧を加圧)の3種類の磁石に、電気石として苦土電気石粉末82重量%、天然放射性鉱物としてモナズ石粉末15重量%、黒鉛から製造された炭素粉末3重量%を混合して製造された物質活性化材50重量%を、アルミニウム塗料50重量%とを混合し、これを塗布した後充分乾燥させた後行った。前記物質活性化材の塗布場所は、U形磁石の場合は両先端縁、棒磁石の場合は一方側先端縁、電磁石の場合はコイルを巻いた外周部である。
【0052】
そして、測定方法は、直径2mmの鉄球を40g用意し、吸引した鉄球の重量を塗布前と塗布後に分けて各10回ずつ測定した。前記鉄球は各測定毎に新しい鉄球を使用した。測定結果を
図3に示す。なお、前記苦土電気石粉末およびモナズ石粉末は、いずれも900℃以上で焼成したものを使用した。なお、磁場の強さを測定する方法としてガウスメーターを使用するのが一般的であるが、該ガウスメーターを使用して測定する場合、平均測定値を求める同一個所での数回の測定個所の設定が難しく、測定値が一定せず正確な測定値が得られないので、本発明者は前記鉄球を使用した方が正確な測定値が得られると判断し、前記測定方法を用いて測定した。
【0053】
図3の測定結果に示すように、U形磁石、棒磁石および電磁石のいずれも、塗布材を塗布すると磁界力が強くなったことを確認することができた。
【0054】
本発明者は、前記
図3に示す測定結果を得て、電気石として鉄電気石粉末77重量%、花崗斑岩粉末5重量%、天然放射性鉱物としてモナズ石粉末15重量%および花崗斑岩粉末5重量%、カーボンブラック粉末3重量%を混合して製造された物質活性化材50重量%を、アルミニウム塗料50重量%とを混合し、これを100V、23Wの換気扇のモーターケース外側面に塗布し、塗布前と塗布後の換気扇の動作開始、動作停止および電圧・電流の測定をした。その測定状態図および測定結果を
図4に示す。なお、前記鉄電気石粉末、モナズ石粉末および花崗斑岩粉末は、いずれも900℃以上で焼成したものを使用した。
【0055】
前記
図4の測定結果から、前記モーターの磁気生成部の磁界力が強くなると、塗布前より少ない電流でモーターが駆動し、更に、塗布前の動作終止電流ではモーターが停止せず、終止電流も下がったことを確認した。また、前記測定結果から、塗布後の電流減少による動作電圧・動作終止電圧の変動で、供給電圧(標準100V)の電圧変動が予想される80Vでも稼働することが実証された。そして、塗布前と塗布後の電力量を比較すると、塗布材を塗布することにより、動作開始時で30%、動作終止時で50%の効率改善が認められた。
【0056】
すなわち、前記
図4の測定結果から、モーターケース外側面に前記塗料と混合した物質活性化材を塗布することにより、次の効能・効果が認められる。
(1)モーターの駆動電流が減少する。
(2)駆動電流の減少の相乗効果によりモーターの発生熱の低下・振動静音化など、エネルギー損失が低減する。
(3)製造工場で製品を製造中、動力機器の少ない電流で駆動する外、駆動開始時に発生する突入電流の平滑化が図られ、更に消費電流が減少する。
【0057】
更に、本発明者は、電気石として苦土電気石粉末64重量%、天然放射性鉱物としてモナズ石粉末30重量%、黒鉛から製造された炭素粉末6重量%を混合して製造された物質活性化材55重量%を、アクリル樹脂系塗料45重量%とを混合して、これを100V、125Wの扇風機のモーターケースの外側面に塗布し、塗布前と塗布後の前記扇風機の動作開始電圧・電流の測定をした。その測定状態図および測定結果を
図5に示す。なお、前記苦土電気石粉末およびモナズ石粉末は、いずれも900℃以上で焼成したものを使用した。
【0058】
前記
図5の測定結果から、前記モーターの磁気生成部の磁界力が強くなると、前記物質活性化材の塗布前より少ない電流でモーターが駆動し、更に塗布前と塗布後の電力量を比較すると、該物質活性化材を塗布することにより、8.2%の電力の使用量が低減するという効果が認められた。
【0059】
更にまた、本発明者は、電気石として鉄電気石粉末72重量%、天然放射性鉱物としてラジウム鉱石粉末22重量%および石英斑岩粉末3重量%、黒鉛から製造された炭素粉末3重量%を混合して製造された物質活性化材55重量%を、アクリル樹脂系塗料45重量%とを混合し、これを製造工場(兵庫県の精密機械製造工場)における動力機器であるコンプレッサー1台、切断機1台および室外機5台のモーターケースの外側面に塗布し、3日間連続操業(注・夜間は保守用電源のみ使用し、操業休止)したときの塗布前と塗布後の最大消費電流の測定をして比較した。その測定結果を
図6に示す。なお、塗布前の測定値は、塗布日の平成23年8月8日(月)〜同8月10日(水)の1週間前である平成23年8月1日(月)〜同8月3日(水)の測定値である。
【0060】
前記
図6の測定結果から、最大消費電力値が40KWを超えた回数は、前記物質活性化材の塗布前が4回であったが、塗布後は1度も40KWを超えることがなかった。また、最大消費電力値が39〜35KWになった回数は、塗布前が11回、塗布後は5回であった。前記最大消費電力値の測定結果から塗布後においては、製造工場で製品を製造中、動力機器(モーター)が少ない電流で駆動する外、該動力機器の動作・停止が頻繁に行われる場合、駆動開始時に発生する突入電流の平滑化が図られ、更に消費電流が減少することが確認できた。
【0061】
そして、前記好ましい混合比率で混合した物質活性化材を、前記電気機器のモーターケースの外、これを自動車やボイラー等の内燃機関の外側面、給気系統を構成するエアフィルターや給気パイプ等の外側面、給油系統を構成する燃料タンク、燃料フィルター、燃料ホース等のパイプ、並びにエンジンオイルタンクおよびエンジンオイルフィルターの外側面、排気系統を構成する排気マニホールド、排気パイプ等の外側面に塗布することもできる。
【0062】
そして、前記塗料と混合した物質活性化材が塗布されて固化した後に形成された塗膜中の前記天然放射性鉱物から、放射線が前記内燃機関の外側面や各係統のパイプ等の外側面から内部へ透過する一方、該天然放射性鉱物の励起作用により、該天然放射性鉱物から飛び出した電子が塗膜中の電気石のプラス極に取り込まれ、それにより該電気石から励起された電子が、塗膜中の炭素の持つ導電性によって、前記電子の移動性を高めて放出されて、該放出された電子が電磁波となって前記内燃機関の外側面や各系統のパイプ等の外側面から内部へ透過して、前記放射線と電磁波により給気系統を通過する空気を活性化させると共に、給油系統を通過して内燃機関へ給油される液体化石燃料の炭化水素の分子内の電位バランスが崩れて、ベンゼン環の強固な結合を解き、前記液体化石燃料が噴霧気化したときに、前記活性化された空気と混合率を高めて、燃料の完全燃焼を図る一方、排気系統を介して排出される排気ガスを浄化して該排出ガスからCOやHCを除去して排出することができると共に、エンジンオイルがほとんど汚れず、その交換時期を延ばすことができ、更に黒煙の発生も阻止することができる。
【0063】
前記燃料の完全燃焼を図ることにより液体化石燃料の使用量が減るため、CO
2やNO
xの排出量を低減抑制することができるので、地球温暖化防止に寄与することができる。
【0064】
本発明者は、電気石として鉄電気石粉末64重量%、天然放射性鉱物としてラジウム鉱石粉末25重量%および花崗斑岩粉末5重量%、カーボンブラックより成る炭素粉末6重量%を混合して得られた物質活性化材50重量%とアクリル樹脂系塗料50重量%とを混合し、これを、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを搭載した複数種の自動車の内燃機関の外側面、給油系統、給気系統および排気系統の外側面に塗布し、走行した後の燃料消費量と燃費の低減率(1リットル当たりの走行距離の向上率)を測定した結果を
図7に示す。なお、前記鉄電気石粉末、ラジウム鉱石粉末および花崗斑岩粉末は、いずれも900℃以上で焼成したものを使用した。
【0065】
前記
図7に示す測定結果から、特に高速道路においては、15〜30%の大幅な燃費の低減、すなわち、1リットル当りの走行距離の向上が認められた。また、前記
図5の測定結果から1リットル当りの走行距離が長くなっているので、その分ガソリンおよび軽油の使用量が減り、その結果CO
2の排出量も当然抑制することが認められた。
【0066】
なお、前記混合比率により製造された塗料と混合した物質活性化材を、
図7に示すガソリンエンジンを搭載した複数種の自動車の内燃機関の外側面、給油系統、給気系統および排気系統の外側面に塗布し、走行した後のHCとCOを、株式会社堀場製作所製の測定器により測定したところ、その測定値はいずれも0であった。すなわち、前記測定値がいずれも0であったということは、ガソリンが完全燃焼したことになる。
【0067】
更に、本発明者は、電気石として苦土電気石53重量%および鉄電気石粉末18重量%、天然放射性鉱物としてモナズ石粉末22重量%および花崗斑岩粉末2重量%、黒鉛から製造された炭素粉末5重量%を混合して製造された物質活性化材45重量%とアクリル樹脂系塗料55重量%とを混合し、これを複数種の自動車の内燃機関の外側面、給油系統、給気系統および排気系統の外側面に塗布し、走行した後の燃料消費量と燃費の低減率を測定した結果を
図8に示す。なお、前記苦土電気石および鉄電気石粉末、並びにモナズ石粉末および花崗斑岩粉末は、いずれも900℃以上で焼成したものを使用した。
【0068】
前記
図8の測定結果から、
図7と同様、特に高速道路においては、20〜30%の大幅な燃費の低減が認められた。
【0069】
また、本発明者は鉄電気石粉末70重量%、天然放射性鉱物としてモナズ石粉末25重量%、黒鉛から製造された炭素粉末5重量%を混合して製造された物質活性化材45重量%とアルミニウム塗料55重量%とを混合し、これをディーゼルエンジン車両の内然機関の外側面、給油系統、給気系統および排気系統の外側面に塗布した直後のNOx濃度および1時間後のNOx濃度、並びに業務走行後の燃費を比較した結果を
図9に示す。なお、前記鉄電気石粉末、およびモナズ石粉末はいずれも900℃以上で焼成したものを使用した。前記
図7の測定は、大手運送会社の車両に、平成24年1月21日に塗布してテストした結果である。
【0070】
前記
図9の測定結果から、前記物質活性材の塗布前と、塗布直後並びに塗布1時間後の測定データを見ると、塗布直後並びに塗布1時間経過で、NO
Xの排出量は大巾に低減すると共に、平成23年12月における塗布前の燃費と比較すると、塗布後2ヶ月経過した平成24年3月における燃費も大巾に低減が認められた。なお、
図9の測定における前記物質活性化材を塗布したときの天候は、曇りで湿度も高い状態であった。本発明者が今まで、数回のテストをした結果、塗布時に快晴で湿度が低い場合は、前記塗料と混合した物質活性材の乾燥も早く、測定結果も良い結果が得られた。然るに、
図9の測定における塗布材の塗布時の天候は曇りであったので、もし快晴であればNO
Xの測定結果はもう少しいい測定値が得られたのではないかと推測する。
【0071】
また更に、本発明者は、電気石として苦土電気石粉末78重量%、天然放射性鉱物としてラジウム鉱石粉末18重量%、黒鉛から製造された炭素粉末4重量%を混合して製造された物質活性化材45重量%とアクリル樹脂系塗料55重量%とを混合し、これをビニールハウスの熱源として使用するボイラー(山形県寒河江市所在の新東物産株式会社所有の黒田工業株式会社製ST-60A型灯油用ボイラー)の燃焼部の外側面、給油系統、給気系統および排気系統の外側面に塗布し、前記物質活性化材の塗布前の燃料(灯油)の消費量が1日54lであったものを、塗布後の燃料消費量の変化につき経時的に測定した結果を、
図10と
図11に示す。
図10は、室内温度と天気を記載していないが、
図11は室内温度と天気を記載したものである。なお、前記苦土電気石粉末およびラジウム鉱石粉末は、いずれも900℃以上で焼成したものを使用した。
【0072】
前記
図10および
図11の測定結果から、塗布前は1日54lの灯油を使用していたものが、季節、外気温および湿度等の変化により多少の変動があるが、平均して40%以上の大幅な燃費の低減が認められた。
【0073】
また、本発明者は、前記塗料と混合した物質活性化材を、前記した自動車のエンジンの内燃機関の外側面、給油系統、給気系統および排気系統の外側面に塗布する外、更に電気系統を構成するバッテリー、ダイナモ、点火プラグ接続部および配線の外側面、冷却系統のラジエーターや、該ラジエーターの上・下部のラバーホースの外側面、駆動系統であるデファレンシャルギアやトランスミッションの外側面に塗布したところ、前記燃費低減等の効果の外に、エンジン音の静音化と走行の安定性が向上したことを確認した。
【0074】
前記実施例1におけるテストは、すべて物質活性化材と塗料を混合したものを、モーターケース等の外側面に直接塗布してテストしたものである。そして、前記塗料と混合した物質活性化材4をシート状基材1の表面に塗布して、本発明製造方法によって製造された貼着シートSについてのテストは行っていない。しかしながら、本発明の素材である物質活性化材から放射される電磁波は、前記本発明によって製造された粘着シートSの素材の布、ゴム、スポンジ等の柔軟性素材により製造された柔軟性シートおよび柔軟性合成樹脂シートより成るシート状基材1を透過して、前記粘着シートSを貼着したモーターケース等の内部に透過するので、前記
図3〜
図11に示すテスト結果と同様な結果が得られるものであると判断する。
【0075】
また、前記物質活性化材の素材である電気石として、鉄電気石、苦土電気石、リチア電気石、オーレン電気石、鉄灰電気石、灰電気石、フォイト電気石、苦土フォイト電気石を例示し、実施例として、鉄電気石、苦土電気石を本発明の素材として使用し、その他の電気石については使用していないが、いずれも電気石としての物性を保有しているので、これらも本発明の素材として使用することができるものと判断する。
【0076】
更に、前記実施例1におけるテストは、炭素粉末として、すべて黒鉛から製造された炭素粉末、またはカーボンブラックより成る炭素粉末を使用してテストし、粒径がnmサイズのカーボンナノチューブを使用してのテストは行っていない。しかしながら、前記黒鉛から製造された炭素粉末、またはカーボンブラックより成る炭素粉末に代えて、前記粒径がnmサイズのカーボンナノチューブを使用すると、表面積が大きく、且つ電気石との接触面積も大となるので、前記
図3〜
図11に示すテスト結果よりも更に優れた結果が得られるものであると判断する。
【0077】
また更に、前記物質活性化材の素材である天然放射性鉱物として、ラジウム鉱石、モナズ石、花崗岩、花崗斑岩、石英斑岩、長石、チタン石を例示し、実施例として、ラジウム鉱石、モナズ石、花崗斑岩および石英斑岩を本発明の素材として使用し、その他の天然放射性鉱物については使用してテストしていないが、いずれも天然放射性鉱物としての物性を保有しているので、これらも本発明の素材として使用することができるものと判断する。