【解決手段】本発明は、抗菌活性を有する、式(I)のケトライド化合物ならびにこれらの薬学的に許容される塩、溶媒和物、水和物、多形体および立体異性体に関する。本発明はまた、本発明の化合物(Tは−C
は、水素であり、Pは6員のヘテロアリール環であり、Qは、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、Pは、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、R
【発明を実施するための形態】
【0006】
ここで例示的実施形態を参照されたい。本明細書中では特定の言語を使用してこれらを記載する。それにもかかわらず、これは本発明の範囲を制限することを意図するものではないことを理解されたい。本発明の特徴の変更およびさらなる修正は、本明細書中で例示されており、関連技術の当事者および本開示を保有する者であれば思い当たるように、本明細書中で例示されている本発明の原理の追加的応用は本発明の範囲内であるとみなされるものとする。本明細書および付随する特許請求の範囲において使用する場合、単数の形態「1つの(a)」「1つの(an)」および「その(the)」は、内容により明らかにそうでないと決定づけられていない限り、複数の指示対象を含むということに注意されたい。
【0007】
一般的に、他に記載されていない限り、以下の定義が使用される。
記号
*は、式(I)においてキラル中心を示し、これは、R形態もしくはS形態のいずれかであるか、または両形態の混合物である。
「立体異性体」という用語は、同一の化学成分を有するが、空間における原子および基の配置に関して異なる化合物を指す。これらはエナンチオマー、ジアステレオマー、幾何異性体、アトロプ異性体および配座異性体を含む。幾何異性体は、化合物が二重結合またはある特定の量の構造的硬直性を分子に与える一部の他の特徴を含有する場合起こり得る。エナンチオマーは、参照分子の重ね合せできないミラーイメージである参照分子の立体異性体である。ジアステレオマーは、参照分子のミラーイメージではない形状を有する参照分子の立体異性体である。アトロプ異性体は、対照化合物をNMRまたは実験室の時間スケールでゆっくりと変換しただけのこの対照化合物の構造である。配座異性体(または配座異性体または回転異性体またはロータマー)は、σ結合に対する回転により生成される立体異性体であり、多くの場合室温で急速に相互変換される。ラセミ混合物もまた、本発明の範囲内に包含される。本発明の化合物の一部は、trans異性体およびcis異性体ならびに幾何学的E異性体およびZ異性体を有していてもよい。波線の結合は、化合物がE異性体またはZ異性体のいずれかとして存在し得ることを示している。また本発明による化合物の一部は、ジアステレオマーとして存在してもよい。さらに、本発明による化合物の調製方法により、立体異性体の混合物が生じた場合、これらの異性体は、従来の技法、例えば分取クロマトグラフィーおよびHPLCなどにより分離することができる。化合物は、単一の立体異性体または一部の可能な立体異性体の混合物としてのラセミの形態で調製することができる。
【0008】
「多形体、溶媒和物および水和物」という用語は、これらについて本明細書で考察されている通りの意味を有する。本発明の化合物は、異なる多形体、例えば結晶性または非晶質形態として存在してもよく、よって本発明に含まれることを意図する。さらに、化合物の一部は、水と共に溶媒和物を形成してもよく(すなわち水和物)、これは様々な量の水を含有する、例えば水和物、半水化物およびセスキ水和物の形態などである。またこの化合物は、一般的な有機溶媒と共に溶媒和物を形成することもできる。このような溶媒和物および水和物は、本発明の範囲内に含まれることを意図する。
「低級アルキル」という用語は、1〜6個の間の炭素原子を含有する、C
1−C
6アルキルの飽和した、直鎖または分枝鎖の炭化水素ラジカルを指す。C
1−C
6アルキルラジカルの例として、これらに限定されないが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、およびこれらの分枝の異性体、例えばイソ−プロピル、イソ−ブチルまたはtert−ブチルなどが挙げられる。
【0009】
「シクロアルキル」という用語は、3〜6個の間の炭素原子を含有するC
3−C
6飽和炭素環式ラジカルを指す。C
3−C
6飽和炭素環式ラジカルの例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルが挙げられる。
「置換低級アルキル」という用語は、F、Cl、Br、I、NO
2、NH
2、CN、OH、C
1−C
6アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、メルカプト、ホルミル、カルボキシ、アルコキシカルボニルおよびカルボキサミド、アリール、ヘテロアリール、置換アリール、置換ヘテロアリールで、この上の1または2または3個の水素原子の独立した置き換えにより置換されている置換C
1−C
6アルキルを指す。このような置換の例として、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ニトロメチル、アミノメチル、シアノメチル、ヒドロキシメチルなどがある。C
1−C
6アルコキシの例として、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシがある。
【0010】
「アルキルアミノ」という用語は、構造体−NH(C
1−C
6アルキル)を有する基を指し、C
1−C
6アルキルは以前に定義された通りである。
「ジアルキルアミノ」という用語は、構造体−N(C
1−C
6アルキル)(C
1−C
6アルキル)を有する基を指し、C
1−C
6アルキルは以前に定義された通りである。ジアルキルアミノの例として、これらに限定されないが、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノなどがある。
【0011】
「アリール」という用語は、単環系または二環系、例えばフェニルまたはナフチルなどを指す。
「ヘテロアリール」という用語は、N、O、Sの群から選択される原子で置き換えられた芳香族環の少なくとも1個の炭素原子を有する、単環式、すなわち5〜6員の、または二環式のすなわち縮合した芳香族環系を指す。例えば、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、チエニル、トリアゾリル、トリアジニル、フラニル、N−オキソ−ピリジルなどである。ヘテロアリールとして、縮合ビアリール系、例えばインドリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル、N−オキソ−キノリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾジアジニル、ベンゾフラザニル、インダゾリル、インドリジニル、ベンゾフリル、キノキサリニル、ピロロピリジニル、フロピリジニル(例えばフロ[2,3−c]ピリジニル、フロ[3,2−b]ピリジニル、フロ[2,3−b]ピリジニル)、ナフチリジニル、フタラジニル、ピリドピリジル、キナゾリニル、チエノフリル、チエノピリジル、チエノチエニル(thienotheinyl)、プリニル(例えば9H−プリン−1−イル、6−アミノ−9H−プリン−9−イル)、ピリジニル−1H−ピラゾール−1−イルなどが挙げられる。
【0012】
アリールまたはヘテロアリール基は、C
1−C
6アルキル、置換C
1−C
6アルキル、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、ホルミル、カルボキシ、カルボキサミド、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6チオアルコキシ、C
1−C
6アルキルカルボニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、メルカプト、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオまたはハロアルキルから選択される置換基で、この上の1個または複数の水素原子の独立した置き換えにより任意選択で置換することができる。
【0013】
「薬学的に許容される塩」という用語は、本明細書で使用する場合、遊離塩基の所望の薬理学的活性を保有し、生物学的にも、または他の点においても有害ではない、本発明の遊離塩基の1つまたは複数の塩を指す。塩は、過度の毒性、刺激作用、アレルギー反応などを起こすことなく、ヒトおよび下等動物の組織と接触させて使用することに対して適切であり、妥当な損益比の釣り合いがとれている。薬学的に許容される塩は当技術分野ではよく知られている。例えば、S. M. Berge, et al.は、本明細書に参照により組み込まれているJ. Pharmaceutical Sciences, 66: 1-19 (1977)において薬学的に許容される塩について詳細に記載している。塩は、本発明の化合物の最終単離および精製中に、または遊離塩基官能基を適切な酸性と反応させることによって別々に、インサイツで調製することができる。これらの塩は無機酸または有機酸から得てもよい。無機酸の例として、塩酸、硝酸、過塩素酸、臭化水素酸、硫酸またはリン酸がある。有機酸の例として、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイヒ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸などがある。同様に挙げることができるのは、様々なアミノ酸、例えばアラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシンまたはバリンまたはその光学活性異性体またはそのラセミ混合物またはそのモノアミノ酸性単位から誘導されるジペプチド、トリペプチドおよびポリペプチドとの塩である。
【0014】
他の薬学的に許容される塩として、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、カンファー酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、硫酸ドデシル塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、マロン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などが挙げられる。
【0015】
化合物の酸性部分の塩はまた、適切な塩基と反応させることによって調製することもできる。これら適切な塩は、さらに無機塩基または有機塩基のものである。無機塩基は、例えばKOH、NaOH、Ca(OH)
2、Al(OH)
3などである。有機塩基の塩は、塩基性アミン、例えばエチルアミン、トリエチルアミン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、グアニジンまたはヘテロ環式アミン、例えばピペリジン、ヒドロキシエチルピロリジン、ヒドロキシエチルピペリジン、モルホリン、ピペラジン、N−メチルピペラジンなど、または塩基性アミノ酸、例えばアルギニン、リジン、ヒスチジン、トリプトファンなどの光学的に純粋なおよびラセミの異性体などからの塩である。さらなる薬学的に許容される塩として、適当な場合、非毒性のアンモニウム、第四級アンモニウム、および対イオンを使用して形成されるアミン陽イオン、例えばハロゲン化物、水酸化物、カルボン酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、低級アルキルスルホン酸塩およびアリールスルホン酸塩などが挙げられる。
【0016】
「治療有効量」という用語は、研究者、獣医、医学博士または他の臨床医により追求されている、組織系、動物またはヒトにおける生物学的または医薬的応答を誘発する化合物(複数可)または医薬品(複数可)の量を意味し、この応答には治療を受けている疾患または障害の症状の軽減が含まれる。生物学的または医薬的応答を誘発させるのに必要とされる活性化合物(複数可)または医薬品(複数可)の特定量は、これらに限定されないが、治療を受けている疾患または障害、投与されている活性化合物(複数可)または医薬品(複数可)、投与の方法、および患者の状態を含めたいくつかの要因によって異なることになる。
【0017】
「治療する」、「治療している」または「治療」という用語は、本明細書で使用する場合、予防的および/または治療目的のための医薬組成物または化合物を投与することを指す。「予防的治療」という用語は、未だ感染してはいないが、感染しやすい、またはさもなければ感染症になるリスクがある対象を治療することを指す。「治療上の処置」という用語は、すでに感染症にかかっている対象に治療を施すことを指す。したがって、好ましい実施形態では、治療することは、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、多形体もしくは立体異性体を対象に(治療的目的または予防的目的のいずれかのために)投与することである。
【0018】
「対象」という用語は、本明細書で使用する場合、哺乳動物を含めた脊椎動物または無脊椎動物を指す。「対象」という用語には、ヒト、動物、トリ、魚、または両生類が含まれる。「対象」の典型的な、非限定的例として、ヒト、ネコ、イヌ、ウマ、ヒツジ、ウシ属のウシ、ブタ、子ヒツジ、ラット、マウスおよびモルモットが挙げられる。
【0019】
「微生物」または「マイクローブ(microbe)」という用語には、本明細書で使用する場合、細菌、真菌、原虫、酵母菌、糸状菌、および白カビが含まれる。
【0020】
「感染症」という用語は、本明細書で使用する場合、対象の体内または身体上に微生物が存在することを含み、その成長が阻害された場合、この対象への利益が生じることになる。よって、「感染症」という用語は、微生物の存在を指すことに加えて、望ましくない正常フローラの存在も指す。「感染症」という用語は、細菌、真菌、原虫、酵母菌、糸状菌、または白カビにより引き起こされる感染症も含む。
【0021】
感染症の典型的な、非限定的例として、例えば以下が挙げられる:肺炎連鎖球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリス、黄色ブドウ球菌、またはペプトストレプトコッカス属種による感染症に関連した肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、扁桃炎、および乳様突起炎;化膿連鎖球菌、C群およびG群連鎖球菌、クロストリジウム・ジフテリア(Clostridium diptheriae)、またはアクチノバチルス・ヘモリティカムによる感染症に関連した咽頭炎(pharynigitis)、リウマチ熱、および糸球体腎炎;マイコプラズマ肺炎菌、レジオネラ・ニューモフィラ、肺炎連鎖球菌、インフルエンザ菌、またはクラミジア肺炎病原体による感染症に関連した呼吸器感染症;黄色ブドウ球菌、コアグラーゼ陽性ブドウ球菌(すなわち、表皮ブドウ球菌、スタフィロコッカス・ヘモリティクス(S.hemolyticus)、など)、化膿連鎖球菌、ストレプトコッカス・アガラクティー、連鎖球菌C〜F群(微小コロニー連鎖球菌)、ヴィリダンス連鎖球菌、コリネバクテリウム・ミヌティシムーム、クロストリジウム属種、またはバルトネラ・ヘンセレによる感染症に関連した、合併症を伴わない皮膚および軟部組織感染症、膿瘍および骨髄炎、ならびに産褥熱;スタフィロコッカス・サプロフィティクスまたは腸球菌属種による感染症に関連した、合併症を伴わない急性尿路感染症;トラコーマクラミジア、軟性下疳菌、梅毒トレポネーマ、ウレアプラズマ・ウレアリティカム、または淋菌(Neiserria gonorrheae)による感染症に関連した、尿道炎および子宮頸管炎;ならびに性感染病;黄色ブドウ球菌(食中毒およびトキシックショック症候群)またはA、B、およびC群の連鎖球菌による感染症に関連した毒素疾患;ヘリコバクター・ピロリによる感染症に関連した潰瘍;回帰熱ボレリアによる感染症に関連した全身性初熱症候群;ボレリア・ブルグドルフェリによる感染症に関連したライム病;トラコーマクラミジア、淋菌、黄色ブドウ球菌、肺炎連鎖球菌、化膿連鎖球菌、インフルエンザ菌、またはリステリア属種による感染症に関連した、結膜炎、角膜炎、および涙嚢炎;トリ型結核菌、またはマイコバクテリウム・イントラセルラーレによる感染症に関連した播種性トリ型結核菌群(MAC)疾患;カンピロバクター・ジェジュニによる感染症に関連した胃腸炎;クリプトスポリジウム属種による感染症に関連した腸内原虫;ヴィリダンス連鎖球菌による感染症に関連した歯原性感染症;百日咳菌による感染症に関連した持続性の咳;ウェルシュ菌またはバクテロイデス属種による感染症に関連したガス壊疽;ならびにヘリコバクター・ピロリまたはクラミジア肺炎病原体による感染症に関連したアテローム性動脈硬化症。動物において治療または予防することができる、細菌感染症および原虫感染症ならびにこのような感染症に関連した障害として以下が挙げられる:パスツレラ・ヘモリティカ、パスツレラ・ムルトシダ、マイコプラズマ・ボビス、またはボルデテラ属種による感染症に関連したウシ呼吸器疾患;大腸菌または原虫(すなわち、コクシジウム、クリプトスポリジウムなど)による感染症に関連したウシ腸疾患;黄色ブドウ球菌、ストレプトコッカス・ウベリス、ストレプトコッカス・アガラクティエ、ストレプトコッカス・ディスガラクティエ、クレブシエラ属種、コリネバクテリウム属、またはエンテロコッカス属種による感染症に関連した乳牛乳腺炎;アクチノバチルス・プリュロニューモニエ、パスツレラ・ムルトシダ、またはマイコプラズマ属種による感染症に関連したブタ呼吸器疾患;大腸菌、ローソニア・イントラセルラーリス、サルモネラ属、またはセルプリラ・ハイオディイスインテリエ(Serpulina hyodyisinteriae)による感染症に関連したブタ腸疾患;フゾバクテリウム属種による感染症に関連したウシ腐蹄症;大腸菌による感染症に関連したウシ子宮炎;壊死杆菌またはバクテロイデス・ノドススによる感染症に関連したウシ有毛いぼ;モラクセラ・ボビスによる感染症に関連したウシ流行性結膜炎;原虫(すなわちネオスポリウム(neosporium))による感染症に関連したウシ早流産;大腸菌による感染症に関連した、イヌおよびネコにおける尿路感染症;表皮ブドウ球菌、スタフィロコッカス・インターメディウス、コアグラーゼ陰性スタフィロコッカスまたはパスツレラ・ムルトシダによる感染症に関連した、イヌおよびネコにおける皮膚および軟部組織感染症;ならびにアルカリゲネス属種、バクテロイデス属種、クロストリジウム属種、エンテロバクター属種、ユーバクテリウム属、ペプトストレプトコッカス属、ポルフィロモナス属、またはプレボテーラ(Prevotella)属による感染症に関連した、イヌおよびネコにおける歯牙感染症または口感染症。
【0022】
ある一般的な態様では、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体が提供される
【化3】
(式中、
Tは、−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1は、水素、非置換または置換の低級アルキル、シクロアルキルまたはアリールであり、
Pは、ヘテロアリール環であり、
Qは、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、
Pは、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3は、水素またはフッ素であり、
ただし、R
1が水素の場合、R
3はフッ素である)。
【0023】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する、5または6員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリールまたは5もしくは6員のヘテロアリール環であり、Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
【0024】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5または6員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有する5もしくは6員のヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pが、イソオキサゾールまたはチアジアゾールなどの5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有する6員のヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
【0025】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pが、ピリジンまたはピリミジンなどの6員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有する5もしくは6員のヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
【0026】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pが、イソオキサゾールまたはチアジアゾールなどの5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換または置換のピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
【0027】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pがチアジアゾールであり、
Qが、非置換または置換のピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
【0028】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pがイソオキサゾールであり、
Qが、非置換または置換のピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pがチアジアゾールであり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
【0029】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pがイソオキサゾールであり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pがピリミジンであり、
Qが、非置換または置換の5員のヘテロアリールであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
【0030】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が水素であり、
R
3がフッ素であり、
Pがピリミジンであり、
Qがイソオキサゾールであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
式(I)の化合物が提供される。
【0031】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が、非置換または置換の低級アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり、
Pがヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
【0032】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が、非置換または置換の低級アルキルであり、
Pが、ヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が、非置換または置換の低級アルキルであり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
【0033】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1が、非置換または置換の低級アルキルであり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有するヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
【0034】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1がメチルであり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有するヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
【0035】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1がメチルであり、
Pが、イソオキサゾールまたはチアジアゾールなどの5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有するヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
【0036】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1がメチルであり、
Pが、イソオキサゾールまたはチアジアゾールなどの5員のヘテロアリール環であり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
【0037】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1がメチルであり、
Pがチアジアゾールであり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
【0038】
一部の実施形態では、
Tが−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1がメチルであり、
Pがイソオキサゾールであり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3が、水素またはフッ素である、
式(I)の化合物が提供される。
【0039】
一部の実施形態では、以下から選択される化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体が提供される:
Tが[3−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−5−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(ピラジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(6−アミノ−ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH
2であり、R
3がF−である、式(I)の化合物、
Tが[2−(3−アミノ−フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−ピリジン−6−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(6−アミノ−ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[3−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[3−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[3−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
2H
5)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
2H
5)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピラジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピラジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピラジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(3−アミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−ヒドロキシ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(4−ヒドロキシ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
2OH)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
2OH)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(C
2H
5)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(C
2H
5)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(C
2H
5)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピラジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(3−アミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、および
Tが(S)−[5−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物。
【0040】
一部の実施形態では、以下から選択される化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体が提供される:
Tが[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH
2−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[(2−ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
2OH)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(C
2H
5)−であり、R
3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(3−アミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH
3)−であり、R
3がFである、式(I)の化合物、および
Tが(S)−[5−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH
3)−R
3がFである、式(I)の化合物。
【0041】
一部の実施形態では、式(I)の化合物:
【化4】
(式中、
Tは−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1は水素であり、
R
3はフッ素であり、
Pは、1,3,4−チアジアゾールまたはピリミジンであり、
Qはピリミジン−2−イルまたはイソオキサゾール−3−イルであり、
Pは、炭素−炭素結合を介してQに結合している)が提供される。
【0042】
一部の実施形態では、以下から選択される、化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体が提供される:
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[(5−ピリミジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−メトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA、
【化5】
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[(5−イソオキサゾール−3−イル−ピリミジン−2−イル)−メトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA。
【化6】
【0043】
一部の実施形態では、式(I)の化合物:
【化7】
(式中、
Tは−C
*H(R
1)−P−Qであり、
R
1はメチルであり、
Pは、1,3,4−チアジアゾールであり、
Qは、ピリジン−2−イルまたはピリミジン−2−イルであり、
Pは、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R
3は水素である)が提供される。
【0044】
一部の実施形態では、以下から選択される、化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体が提供される:
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA、
【化8】
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[(5−ピリミジン−2−イル−1,3,4,チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA。
【化9】
【0045】
一部の実施形態では、式(3−e)の化合物の調製方法であって、
【化10】
(i)式(3−a)の化合物を式(3−b)の化合物へ変換するステップと、
【化11】
(ii)式(3−b)の化合物を式(3−c)の化合物へ変換するステップと、
【化12】
(iii)式(3−c)の化合物を式(3−d)の化合物へ変換するステップと、
(iv)式(3−d)の化合物を式(3−e)の化合物へ変換するステップと
を含む方法が提供される。
【0046】
一部の実施形態では、式(4−e)の化合物の調製方法であって、
【化13】
(i)2−メチル−ピリミジン−4−カルボアルデヒド(4−a)を変換して、式(4−b)の化合物を得るステップと、
【化14】
(ii)式(4−b)の化合物を式(4−c)の化合物へ変換するステップと、
【化15】
(iii)式(4−c)の化合物を式(4−d)の化合物へ変換するステップと、
【化16】
(iv)式(4−d)の化合物を式(4−e)の化合物へ変換するステップと
を含む方法が提供される。
【0047】
一部の実施形態では、式(19−d)の化合物の調製方法であって、
【化17】
(i)式(19−a)の化合物を、式(19−b)の化合物と反応させて、式(19−c)の化合物を得るステップと、
【化18】
【化19】
(ii)式(19−c)の化合物を、式(19−d)の化合物に変換するステップと
を含む方法が提供される。
【0048】
一部の実施形態では、式(15−f)の化合物の調製方法であって、
【化20】
(i)式(15−a)の化合物を式(15−b)の化合物へ変換するステップと、
【化21】
(ii)式(15−b)の化合物を式(15−c)の化合物へ変換するステップと、
【化22】
(iii)式(15−c)の化合物を式(15−d)の化合物へ変換するステップと、
【化23】
(iv)式(15−d)の化合物を式(15−e)の化合物へ変換するステップと、
【化24】
(v)式(15−e)の化合物を式(15−f)の化合物へ変換するステップと
を含む方法が提供される。
【0049】
一部の実施形態では、式(16−d)の化合物の調製方法であって、
【化25】
(i)ピリミジン−2−カルボニルクロリドを、式(15−b)の化合物と反応させて、式(16−a)の化合物を得るステップと、
【化26】
(ii)式(16−a)の化合物を式(16−b)の化合物に変換するステップと
【化27】
(iii)式(16−b)の化合物を式(16−c)の化合物へ変換するステップと
【化28】
(iv)式(16−c)の化合物を式(16−d)の化合物へ変換するステップと
を含む方法が提供される。
【0050】
一部の実施形態では、式(17−e)の化合物の調製方法であって、
【化29】
(i)式(17−a)の化合物を式(17−b)の化合物へ変換するステップと、
【化30】
(ii)式(17−b)の化合物を式(17−c)の化合物へ変換するステップと、
【化31】
(iii)式(17−c)の化合物を式(17−d)の化合物へ変換するステップと、
【化32】
(iv)式(17−d)の化合物を式(17−e)の化合物へ変換するステップと
を含む方法が提供される。
【0051】
一部の実施形態では、式(18−e)の化合物の調製方法であって、
【化33】
(i)式(18−a)の化合物を、式(18−b)の化合物と反応させて、式(18−c)の化合物を得るステップと、
【化34】
【化35】
(ii)式(18−c)の化合物を式(18−d)の化合物に変換するステップと
【化36】
(iii)式(18−d)の化合物を式(18−e)の化合物へ変換するステップと
を含む方法が提供される。
【0052】
一部の実施形態では、式(19−d’)の化合物の調製方法であって、
【化37】
(i)式(19−a)の化合物を、式(19−b’)の化合物と反応させて、式(19−c’)の化合物を得るステップと、
【化38】
【化39】
(ii)式(19−c’)の化合物を式(19−d’)の化合物に変換するステップと
を含む方法が提供される。
一部の実施形態では、式(I)の化合物(式中、変数は、以前に定義された意味を有する)の調製方法が提供され、この方法を含む手法は、以下の合成スキームと関連させてより良く理解される。
【0053】
一部の実施形態では、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、多形体もしくは立体異性体を、任意選択で1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤と共に含む医薬組成物が提供される。
【0054】
「薬学的に許容される賦形剤」という用語は、有効成分以外の物質を指し、薬学的に許容される担体、希釈剤、安定剤、結合剤、着色剤、緩衝液、滑沢剤、崩壊剤、界面活性剤、摺滑剤、可塑剤、充填剤、増量剤、皮膚軟化剤、湿潤剤などを含む。薬学的に許容される賦形剤は、多くの場合有効成分の送達を促進させる。使用される任意の賦形剤のタイプおよび量は、所望の治療反応および投与経路など他の要因に主として依存する。
【0055】
患者に本発明の化合物の効果的用量を提供するために、任意の適切な投与経路を利用することができる。例えば経口、直腸、経膣、非経口(皮下、筋肉内、静脈内)、経鼻、経皮、局所などの形態の投与を利用することができる。適切な剤形として、錠剤、丸剤、散剤、トローチ剤、分散剤、溶液剤、懸濁剤、乳剤、カプセル剤、注射用製剤、パッチ剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、シャンプー剤などが挙げられる。
一部の実施形態では、本発明による医薬組成物は、非経口的または経口的に投与される。
一部の実施形態では、対象における微生物感染症を治療または予防するための方法であって、それを必要とする対象に、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体を投与するステップを含む方法が提供される。
一部の実施形態では、対象において微生物により引き起こされる感染症を治療するための方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体を投与するステップを含む方法が提供される。
一部の実施形態では、対象の予防的治療のための方法であって、微生物により引き起こされる感染症になるリスクのある対象に、予防有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体を投与するステップを含む方法が提供される。
一部の他の実施形態では、対象において微生物により引き起こされる感染症を治療する方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、多形体もしくは立体異性体を、任意選択で1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤と共に含む医薬組成物を投与するステップを含む方法が提供される。
一部の他の実施形態では、対象の予防的治療のための方法であって、微生物により引き起こされる感染症になるリスクのある対象に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、多形体もしくは立体異性体を、任意選択で1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤と共に含む医薬組成物を投与するステップを含む方法が提供される。
【0056】
急性または慢性疾患の対応における、式(I)のケトライド化合物および薬学的に許容されるその塩の予防量または治療量は、治療を受ける状態の重症度、および投与経路により異なることになる。さらに、用量、およびおそらく投与頻度はまた、個々の患者の年齢、体重および応答によっても異なる。一般的に、本発明の化合物に対する全一日の投与範囲は、本明細書中に記載されている状態に対して、約10mg〜約5000mgである。当業者であれば明らかなように、ある場合にはこれらの範囲外の用量を使用することが必要となり得ることもある。
さらに、臨床医または治療する医師は、個々の患者の応答と関連して、いつ、どのように療法を中断、調整または終了するのかを理解していることに注意されたい。
【0057】
一般的手順
スキーム−1の通り、N,N−ジメチルホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミドなどの適切な溶媒中で、25℃〜35℃の範囲の温度で、式1−aのヘテロアリールアルドキシムを、N−クロロスクシンアミドまたは次亜塩素酸ナトリウムと反応させて、式1−bの対応するヘテロアリールクロロアミドキシムを得る。
【化40】
トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、トルエンまたはキシレンなどの適切な溶媒中、25℃〜50℃の範囲の温度で、式1−bの化合物をプロピオル酸エチルで処理することによって、対応するエチルエステルを得る。これを今度は、メタノールまたはエタノール中の水素化ホウ素ナトリウムを使用して、0℃〜35℃の範囲の温度で還元することによって、対応する式1−dのメタノール誘導体を得た。次いで、トリエチルアミンなどの塩基の存在下、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中、−5℃〜35℃の範囲の温度で、この中間体を塩化メタンスルホニルと反応させて、対応する式1−eのメタンスルホン酸エステルを得た。さらに、アセトンなどの適切な溶媒中、35℃〜55℃の範囲の温度で、これを臭化リチウムと反応させて、対応する式1−fのブロミド中間体を得る。
【0058】
【化41】
スキーム2のように、トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、トルエンなどの適切な溶媒中、80℃〜95℃の範囲の温度で、式2−aのエチニルヘテロアリール化合物を、エチルクロロオキサミドアセテートと反応させて、対応する式2−bのエチルエステル誘導体を得る。
【0059】
メタノールまたはエタノールなどの適切な溶媒中、0℃〜35℃の範囲の温度で、2−bのエステル誘導体を、水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤と反応させて、対応する式2−cのメタノール誘導体を得る。トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中、−5℃〜35℃の範囲の温度でこれを塩化メタンスルホニルと反応させて、対応するメタンスルホン酸エステルを得る。アセトンなどの適切な溶媒中、35℃〜55℃の範囲の温度で、これを臭化リチウムとさらに反応させて、対応する式2−dの臭化メチル誘導体を得る。
【0060】
【化42】
式3−eの化合物をスキーム3に従い合成する。したがって、メタノールまたはエタノールなどの適切な溶媒中、25℃〜85℃の範囲の温度で、式3−aのエステルを、ヒドラジンまたはヒドラジン水和物と反応させて、対応する式3−bのヒドラジド誘導体を得る。
次いで、トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、ジクロロメタンまたはクロロホルムまたはテトラヒドロフランなどの適切な溶媒中、−5℃〜35℃の範囲の温度で、これを塩化オキサリルのモノエチルエステルで処理し、続いてテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサンから選択される溶媒に任意選択で変更し、40℃〜70℃の範囲の温度で、この反応混合物をLawesson試薬で処理することによって、必要な式3−cのチアジアゾール誘導体を得る。
【0061】
適切な溶媒エタノールまたは水性エタノール中、−5℃〜35℃の範囲の温度で、このエステル(3−c)を水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤と反応させて、対応する式3−dのメタノール誘導体を得る。
トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中、−5℃〜35℃の範囲の温度で、このアルコール(3−d)を塩化メタンスルホニルと反応させて、対応するメシレート誘導体を得る。アセトンなどの適切な溶媒中、35℃〜55℃の範囲の温度で、これをさらに臭化リチウムと反応させて、対応する式3−eのブロミドを得る。
【0062】
任意選択で、ジクロロメタンなどの適切な溶媒中、0℃〜35℃の範囲の温度で、メタノール中間体(3−d)を、トリフェニルホスフィンと共に四臭化炭素と反応させることによって、式3−eのヘテロアリール−1,3,4−チアジアゾリル−臭化メチル誘導体を調製する。
【0063】
【化43】
スキーム4のように、炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムなどの塩基の存在下、メタノールまたはエタノールまたは水またはこれらの混合物などの適切な溶媒中、0℃〜35℃の範囲の温度で、2−メチル−ピリミジン−5−カルボアルデヒド(4−a)をヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させて、対応する2−メチル−ピリミジン−5−カルボアルデヒド(carbalehyde)オキシム(4−b)を得る。
N,N−ジメチルホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミドなどの適切な溶媒中、0℃〜35℃の範囲の温度で、化合物4−bをN−クロロスクシンアミドまたは次亜塩素酸ナトリウムと反応させて、対応するメチル置換ピリミジニルクロロアミドキシム化合物を得る。ジエチルエーテルまたはN,N−ジメチルホルムアミドまたはこれらの混合物などの適切な溶媒中、−5℃〜35℃の範囲の温度で、これをトリメチルシリルアセチレンでさらに処理することによって、対応する化合物4−cを得る。
【0064】
メタノールまたはエタノールなどの適切な溶媒中、0℃〜50℃の範囲の温度で、化合物4−cを、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムまたは重炭酸ナトリウムなどの塩基と反応させることによって、これを化合物4−dに変換する。
過酸化ベンゾイルまたはアゾイソブチロニトリル(AIBN)などのラジカル開始剤の存在下、四塩化炭素中、65℃〜80℃の範囲の温度で、化合物4−dをN−ブロモスクシンアミドで反応させて、対応するイソオキサゾリル−ピリミジニル臭化メチル化合物4−eを得る。
【0065】
【化44】
スキーム−5のように、パラジウム−テトラキス(トリフェニルホスフィン)またはビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドなどのパラジウム触媒の存在下、ジメトキシエタンまたはDMFまたはトルエンなどの適切な溶媒中、80℃〜9℃の範囲の温度で、2−ブロモ−6−N,N−ジ−t−ブチルオキシカルボニルアミノ−ピリジン(5−a)をヘキサブチルジスタンナンと反応させて、ピリジン5−bの対応するトリブチルスズ誘導体を得る。
パラジウム−テトラキス(トリフェニルホスフィン)などの触媒を使用して、塩化リチウムおよびトリエチルアミンなどの塩基の存在下、トルエン中、100℃〜110℃の範囲の温度で、化合物5−bを2−ブロモ−ピリジン−6−カルボアルデヒドとカップリングすることによって、対応するカップリング生成物5−cを得る。
【0066】
テトラヒドロフランまたはエタノールまたはメタノールまたは水性エタノールまたはこれらの混合物などの適切な溶媒中、25℃〜35℃の範囲の温度で、化合物5−cを水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤と反応させて、対応する置換ピリジニルメチルアルコール化合物5−dを得る。
トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中、0℃〜25℃の範囲の温度で、化合物5−dを塩化メタンスルホニルと反応させて、置換ピリジニルメチルアルコールの対応するメタンスルホン酸エステルを得る。アセトンなどの適切な溶媒中、35℃〜55℃の範囲の温度で、これを臭化リチウムとさらに反応させて、対応する置換ビスピリジニル臭化メチル化合物5−eを得る。
【0067】
【化45】
化合物6−eをスキーム−6に従い合成する。この合成では、パラジウム−テトラキス(トリフェニルホスフィン)またはビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドなどのパラジウム触媒の存在下、トルエン、ジメトキシエタンまたはDMFなどの適切な溶媒中、80℃〜110℃の範囲の温度で、5−ブロモ−2−ベンゾイルオキシメチル−ピリミジン(6−a)をヘキサブチルジスタンナンと反応させて、ピリミジン6−bの対応するトリブチルスズ誘導体を得る。
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドまたはパラジウム−テトラキス(トリフェニルホスフィン)などの触媒を使用して、トリエチルアミンなどの塩基の存在下、DMF中で、100℃〜110℃の範囲の温度で、化合物6−bを2−ヨード−ピラジンとカップリングすることによって、対応するカップリング生成物6−cを得る。
【0068】
メタノールなどの適切な溶媒中、25℃〜35℃の範囲の温度で、化合物6−cを、ナトリウムメトキシドなどの塩基と共に撹拌しながらけん化することによって、対応する置換ピリミジニルメチルアルコール化合物6−dを得る。
トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中、0℃〜25℃の範囲の温度で、化合物6−dを塩化メタンスルホニルと反応させて、置換ピリミジニルメチルアルコールの対応するメタンスルホン酸エステルを得る。アセトンなどの適切な溶媒中、35℃〜55℃の範囲の温度で、これを臭化リチウムとさらに反応させて、対応する置換ピリミジニル臭化メチル化合物6−eを得る。
【0069】
【化46】
スキーム−7のように、N,N−ジメチルホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミドまたはこれらの混合物などの適切な溶媒中、25℃〜35℃の範囲の温度で、式7−aのヘテロアリールアルドキシムをN−クロロスクシンアミドまたは次亜塩素酸ナトリウムと反応させて、対応するヘテロアリールクロロアミドキシム化合物7−bを得る。次いで、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基の存在下、トルエンまたはキシレンなどの適切な溶媒中、25℃〜50℃の範囲の温度で、これをプロピオル酸エチルで処理することによって、対応する式7−cのエチルエステルを得る。
【0070】
メタノールまたはエタノールまたはテトラヒドロフラン(THF)またはこれらの混合物などの適切な溶媒中、0℃〜35℃の範囲の温度で、このエステル中間体を今度は水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤と反応させて、対応する式7−dのアルコールを得る。
【0071】
ジクロロメタンまたはジクロロエタンまたはクロロホルムまたはこれらの混合物などの適切な溶媒中、25℃〜35℃の範囲の温度で、このアルコール(7−d)を、Dess−Martinペルヨージナンまたはピリジニウムクロロクロメート(PCC)またはピリジニウムフルオロクロメート(PFC)などの酸化剤と反応させて、対応する式7−eのアルデヒド誘導体を得る。ジクロロメタンまたはジクロロエタンまたはクロロホルムまたはテトラヒドロフラン(THF)またはこれらの混合物などの適切な溶媒中、0℃〜10°Cの範囲の温度で、アルデヒド(7−e)をメチルマグネシウムアイオダイドと反応させて、対応するアルコール(7−f)を得る。トリエチルアミンなどの塩基の存在下、塩化メタンスルホニルと反応させ、対応するスルホン酸アルキルを単離し、アセトン中、還流温度でこれを臭化リチウムで処理することによって、または任意選択で、テトラヒドロフラン(THF)などの適切な溶媒中、10℃〜35℃の範囲の温度で、トリフェニルホスフィンと共に四臭化炭素と反応させることによって、これを対応するブロモメチル誘導体7−gに変換する。
【0072】
【化47】
スキーム−8のように、トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、トルエンなどの適切な溶媒中、80℃〜110℃の範囲の温度で、式8−aのエチニルヘテロアリール誘導体をエチルクロロオキサミドアセテートと反応させて、対応するエステル(8−b)を得る。ジクロロメタンまたはジクロロエタンまたはクロロホルムまたはテトラヒドロフラン(THF)またはこれらの混合物などの適切な溶媒中、0℃〜10℃の範囲の温度で、これを今度はメチルマグネシウムアイオダイドと反応させて、対応するケトン誘導体(8−c)を得る。メタノールまたはエタノールまたはテトラヒドロフラン(THF)またはこれらの混合物などの適切な溶媒中、0℃〜35℃の範囲の温度で、水素化ホウ素ナトリウムを使用してこのケトンを還元することによって、対応する式8−dのアルコール誘導体を得る。
【0073】
トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、ジクロロメタンまたはジクロロエタンまたはクロロホルムまたはテトラヒドロフラン(THF)またはこれらの混合物などの適切な溶媒中、0℃〜15℃の範囲の温度で、塩化メタンスルホニルを使用して、このアルコールを対応するメシレート誘導体に変換する。次いで、アセトンなどの適切な溶媒中、45℃〜55℃の範囲の温度で、これを臭化リチウムで処理することによって、これを対応する式8−eのヘテロアリール−イソオキサゾリルブロミドに変換する。
【0074】
【化48】
スキーム−9のように、ジクロロメタン中トリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、0℃〜5℃の温度で3時間まで、2−ピコリン酸ヒドラジド(9−a)をピルビン酸クロリドと反応させる。この反応混合物をp−トルエン塩化スルホニルでさらに処理し、周囲温度で16時間まで撹拌させておくことによって、ピリジン−1,3,4−オキサジアゾール化合物9−bを得る。こうして得た化合物9−bを温度35℃で、メタノールまたはエタノール中で還元剤水素化ホウ素ナトリウムと反応させて、ピリジン−1,3,4−オキサジアゾールエタノール(9−c)を得る。トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中、0℃〜15℃の範囲の温度で、化合物9−cを塩化メタンスルホニルと反応させて、ピリジニル−1,3,4−オキサジアゾリル−エタノールの対応するメタンスルホニルエステルを得る。アセトン中、還流温度で、スルホニルエステルを臭化リチウムで処理することによって、これを対応するピリジン−1,3,4−オキサジアゾリルエチルブロミド(9−d)に変換する。
【0075】
【化49】
スキーム10に従い、キラルなノシレート(10−f)を合成する。アセトニトリル中、25℃〜35℃の温度で、アミジン塩酸塩化合物10−aのRエナンチオマーをビナミジニウムジペルクロレート(vinamidium diperchlorate)塩および水性の水酸化ナトリウムと反応させて、対応するピリミジンカルボアルデヒド化合物10−bを得る。炭酸ナトリウムの存在下、水性メタノール中、周囲温度で、化合物10−bをヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させて、対応するオキシムを得る。続いて、DMF中、同じ温度で、これをN−クロロスクシンアミドと反応させて、対応するクロロアミダート化合物10−cを得る。DMFおよびジエチルエーテル混合物中、−10℃〜25℃で、化合物10−cをトリエチルアミンおよびトリメチルシリルアセチレンと共に撹拌することによって、対応するトリメチルシリル保護されたイソオキサゾリル−ピリミジン化合物を得る。メタノール中、周囲温度で、これを炭酸ナトリウムで処理すると、イソオキサゾリル−ピリミジニル化合物10−dが得られた。アセトニトリル中、25℃〜35℃で、10−dをHF.ピリジン試薬と反応させることによってTBDMS基を取り除いて、遊離のヒドロキシル官能基を有する化合物10−eを得る。次いでトリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中、0℃〜5℃の温度で、10−eをp−ニトロフェニルスルホニルクロリドとの反応によって、このヒドロキシル基を保護して、対応するp−ニトロフェニルスルホニルエステル化合物10−fを生成する。
【0076】
【化50】
スキーム−11のように、エタノール中、40℃〜85℃の範囲の温度で、式11−aのヘテロアリールカルボン酸アルキルエステルをヒドラジン水和物と反応させて対応するヘテロアリール酸性ヒドラジド(11−b)を得る。次いで、トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフラン中、5℃〜30℃の範囲の温度で、このヒドラジド誘導体を塩化オキサリルのモノエチルエステルで処理し、その後、溶媒をテトラヒドロフランに任意選択で変更し、40℃〜70℃の範囲の温度で、この反応混合物をLawesson試薬で処理することによって、対応するヘテロアリール−1,3,4−チアジアゾリル−カルボン酸アルキルエステル(11−c)を得る。次いで、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフラン(THF)またはこれらの混合物、好ましくはジクロロメタンなどの適切な溶媒中、0℃〜10℃の範囲の温度で、これをメチルマグネシウムアイオダイドと反応させて、対応するヘテロアリール−1,3,4−チアジアゾリル−エタン−2−オン(11−d)を得る。エタノールまたはメタノール中、0℃〜35℃の範囲の温度で、水素化ホウ素ナトリウムを使用して、このケトンを還元することによって、対応するアルコール(11−e)を得る。トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中、−10℃〜40℃の範囲の温度で、好ましくは0℃〜15℃の温度で、アルコール(11−e)を塩化メタンスルホニルと反応させて、ヘテロアリール−1,3,4−チアジアゾリルエタノールの対応するメタンスルホン酸エステルを得る。これを、アセトン中、還流温度で、臭化リチウムで処理することによって、対応するブロミド(11−f)に変換する。
【0077】
【化51】
スキーム−12のように、水酸化カリウムの存在下、DMF中、25℃〜35℃で、3時間までの間、エチル−2−ブロモブチレート(12−a)をベンジルアルコールと反応させて、エチル−2−ベンジルオキシブチレート(12−b)を得る。エタノール中、還流温度で、化合物12−bをヒドラジン水和物で処理することによって、対応する酸性ヒドラジド化合物12−cを得る。HOBtおよびN−メチルモルホリンと共に脱水剤EDCの存在下、DMF中、0℃〜30℃の温度で1時間、化合物12−cを2−ピコリン酸で処理することによって、非環化の化合物12−dを得る。テトラヒドロフラン中、還流温度で4時間、化合物12−dをLawesson試薬でさらに処理することによって、対応するピリジニル−1,3,4−チアジアゾリル化合物12−eを得る。ジクロロメタン中、0℃〜5℃の範囲の温度で1時間、続いて35℃で一晩、化合物12−eを三臭化ホウ素と共に撹拌することによって、対応するピリジニル−1,3,4−チアジアゾリル(thadiazolyl)プロパノール化合物12−fを得る。トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中、0℃〜15℃の範囲の温度で、化合物12−fをp−ニトロフェニルスルホニルクロリドで処理することによって、対応するp−ニトロフェニルスルホン酸エステル化合物12−gを得る。
【0078】
【化52】
スキーム−13のように、メタノール中、50℃〜55℃の温度で一晩、O−イソプロピリデンメチルエステル13−aを、ヒドラジン水和物と反応させて、対応する酸性ヒドラジド化合物13−bを得る。HOBtおよびN−メチルモルホリンと共に脱水剤EDCの存在下、DMF中、0℃〜30℃の温度で16時間、化合物13−bを2−ピコリン酸で処理することによって、化合物13−cを得る。テトラヒドロフラン中、35℃の温度で36時間、これをLawesson試薬でさらに処理することによって、対応するピリジニル−1,3,4−チアジアゾリル化合物13−dを得る。
アセトン中、40℃の温度で6時間、保護されたジオールを今度は水性塩酸と共に撹拌することによって、対応するピリジニル−1,3,4−チアジアゾリルエタンジオール化合物13−eを得る。次いで、トリエチルアミンおよびDMAPの存在下、ジクロロメタン中、0℃〜35℃で24時間、これをTBDMS塩化物と反応させて、モノTBDMS保護された化合物13−fを生成する。トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中、0℃〜5℃の範囲の温度で、これをp−ニトロフェニルスルホニルクロリドと共に撹拌することによって、対応するp−ニトロフェニルスルホン酸エステル化合物13−gを得る。
【0079】
【化53】
ジシクロヘキシルカルボジイミドおよびN,N−ジメチルアミノピリジンの存在下、ジクロロメタン中、−15℃〜5℃の範囲の温度で、ラセミのアルコール(14−a)をエナンチオマーとして純粋な(S)−O−アセチルマンデル酸と反応させて、エナンチオマーとして純粋なメシレート(14−e)を最初に調製することによって、ジアステレオマー14−bと14−cの混合物を得る。
【0080】
この14−bと14−cの混合物をメタノール中に溶解することによって、透明な溶液を得て、次いでこれを25℃に冷却することによって、白色の固体として、1つのジアステレオマー14−cの選択的結晶化を得る。メタノール中、−15℃〜5℃の範囲の温度で、水性の水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムでこれを処理して化合物14−cを加水分解することによって、エナンチオマーとして純粋な化合物14−dを得る。次いで、トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中、−10℃〜5℃の範囲の温度で、このアルコール(14−d)を塩化メタンスルホニルと反応させて、エナンチオマーとして純粋な対応するメタンスルホン酸エステル化合物14−eを得る。
【0081】
【化54】
スキーム−15のように、市販のD−メチル乳酸をTBDMS−Clで最初に保護することによって、化合物15−aを得て、次いで還流温度で、エタノール中で、ヒドラジン水和物とこれを反応させて、対応する酸性ヒドラジド化合物15−bを得る。N−メチルモルホリンおよびHOBtの存在下、DMFなどの溶媒中、25℃〜35℃の温度で、脱水剤EDCを使用して、化合物15−bを2−ピコリン酸とカップリングすることによって、化合物15−cを生成する。THF中、還流温度で化合物15−cをLawesson試薬と反応させることによって、化合物15−cの環化を実行して、ピリジニル−1,3,4−チアジアゾールTBDMS保護された化合物15−dを得る。アセトニトリル中、温度25℃〜35℃で、2N水性塩酸を使用して、化合物15−d中のTBDMS基を取り除くことによって、化合物15−eを得る。トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中、10℃〜25℃の間の温度で、化合物15−eをp−ニトロフェニルスルホニルクロリドと反応させて、化合物15−fとして、ピリジン−1,3,4−チアジアゾールのp−ニトロフェニルスルホン酸エステル(ノシレート)のRエナンチオマーを得る。
【0082】
【化55】
スキーム−16のように、トルエン中、10℃〜15℃の温度で1時間、ピリミジン−2−カルボニルクロリド(水性の水酸化ナトリウムを使用し、それに続くトルエン中でのチオニルクロリドでの処理により、2−シアノピリミジンから調製)を、TBDMS保護したD−乳酸ヒドラジド(15−b)のRエナンチオマーと反応させて化合物16−aを得る。THF中、還流温度で、Lawesson試薬と反応させることによって化合物16−aを環化して、TBDMS保護されたピリミジニル−1,3,4−チアジアゾリル化合物16−bを得る。アセトニトリル中、25℃〜35℃の範囲の温度で、2Nの水性塩酸を使用してTBDMS基を取り除くことによって、化合物16−cを得る。トリエチルアミンの存在下、ジクロロメタン中、0℃〜5℃の間の温度で、これをp−ニトロフェニルスルホニルクロリドと反応させて、化合物16−dとして、ピリミジン−1,3,4−チアジアゾールのキラルとして純粋な(R)−p−ニトロフェニルスルホン酸エステル(ノシレート)を得る。
【0083】
【化56】
スキーム−17のように、粉末にした水酸化カリウムテトラヒドロフランの存在下、20°〜35℃の範囲の温度で、(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA(17−a)をトリエチルベンジルアンモニウムブロミド(テトラヒドロフラン中で、臭化ベンジルとトリエチルアミンとを混合することによってインサイツで生成した)と反応させて、対応するベンジルエーテルアミドキシムマクロライド化合物17−bを得る。
【0084】
代わりに、水素化カリウムまたは炭酸カリウムまたはカリウムt−ブトキシドなどの塩基の存在下、18−クラウン−6−エーテルなどの相間移動触媒の存在下、トルエンまたはキシレンまたはアセトンまたはエチルメチルケトンなどの溶媒中、20℃〜35℃の範囲の温度で、アミドキシムマクロライド17−aを臭化ベンジルと反応させることによって化合物17−bを調製する。
【0085】
標準的な条件下、NCSおよびDMS酸化種(Kim Corey試薬)またはDess−Martinペルヨージナン試薬のいずれかを使用して、ジクロロメタンまたはジクロロエタンまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中、−50℃〜10℃の範囲の温度で、化合物17−bを酸化することによって、ベンジルエーテルアミドキシムケトライド化合物17−cを得る。リチウムt−ブトキシドまたはナトリウムt−ブトキシドなどの塩基の存在下、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)またはN,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)またはテトラヒドロフラン(THF)などの適切な溶媒中、−40°〜0℃の範囲の温度で、化合物17−cを、N−フルオロベンゼンスルホンイミド(N−Fluorodibenzenesulfnimide)(NFSI)またはselect−fluorなどのフッ素化剤と反応させることによってこれをフッ化させて、対応するフッ化ケトライド化合物17−dを得る。20%水酸化パラジウムまたは10%炭素担持パラジウムまたはこれらの混合物を使用して、水素ガス圧力下などの水素源の存在下、メタノールまたはエタノールまたは酢酸エチルまたはこれらの混合物などの溶媒中、20℃〜50℃の範囲の温度で、これを水素化分解のさらに対象とすることによって、フッ化ケトライド化合物17−eを得る。
【0086】
本発明のケトライドの合成のための一般的手順:
【化57】
スキーム−18のように、水素化カリウムもしくはカリウムtert−ブトキシドなどの適切な有機塩基、または水酸化カリウムなどの無機塩基の存在下、18−クラウン−6エーテルなどの相間移動触媒と共に、トルエンなどの適切な溶媒中、−10℃〜50℃の範囲の温度で、式18−aのアミドキシム化合物を、ラセミのまたはエナンチオマーとして純粋な適当な式18−bのブロミド、メシレート、トシレートまたはノシレート誘導体と反応させて、式18−cのエーテル誘導体を得る。
【0087】
次いで、Corey−Kim酸化条件下で(NCSおよびDMSにより作製)、またはDess−Martinペルヨージナン試薬を用いて、ジクロロメタンまたはジクロロエタンまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中、−50℃〜10℃の範囲の温度で、これを酸化することによって、2’−O−トリエチルシリル保護された式18−dのケトライドを得る。
【0088】
アセトニトリルまたはテトラヒドロフランまたはジオキサンなどの適切な溶媒中、0℃〜40℃の範囲の温度で、これを今度はピリジン−フッ化水素、テトラブチルアンモニウムフルオリド、水性塩酸などの適切なシリル脱保護剤と反応させて、式(18−e)のケトライド誘導体を得る。
任意選択で、アセトニトリル中で、式18−eのケトライド(環QがBoc−NHなどの置換基を保持する場合)をピリジン−フッ化水素またはトリフルオロ酢酸で処理することによって、対応するアミノ誘導体を得る。
任意選択で、水素ガス圧力下、メタノールなどの溶媒中、化合物18−e(環QがOBnなどの置換基を保持する場合)を、炭素担持パラジウムを使用した水素化分解の対象とすることによって、対応するヒドロキシル誘導体を得る。
【0089】
【化58】
スキーム−19のように、水素化カリウムまたはカリウムtert−ブトキシドなどの適切な有機塩基または水酸化カリウムなどの無機塩基の存在下、18−クラウン−6エーテルなどの相間移動触媒を用いて、トルエンなどの適切な溶媒中、−10℃〜50℃の範囲の温度で、アミドキシム化合物19−aを、ラセミのまたはエナンチオマーとして純粋な適当な、式19−bのヘテロアリールのブロミド、メシレート、トシレートまたはノシレート誘導体と反応させて、式19−cの対応するエーテル誘導体を得る。
次いで、アセトニトリルまたはテトラヒドロフランまたはジオキサンなどの適切な溶媒中、0℃〜40℃の範囲の温度で、これをピリジン−フッ化水素、テトラブチルアンモニウムフルオリド、水性の塩酸などの適切なシリル脱保護薬剤と反応させて、19−dを得る。
さらに、同様の方式で19−aを19−b’と反応させて19−c’を得て、続いて19−c’を19−d’に変換することによって、化合物19−d’を調製する。
【0090】
任意選択で、化合物19−dまたは19−d’(環QがBoc−NHまたはジ−Boc−Nなどの置換基を保持する場合)をアセトニトリル中で、ピリジン−フッ化水素またはトリフルオロ酢酸で処理することによって、対応するアミノ誘導体を得る。
【0091】
任意選択で、炭素担持パラジウムを使用して、水素ガス圧力下、メタノールなどの溶媒中で、化合物19−dまたは19−d’(環QがOBnなどの置換基を保持する場合)を水素化分解の対象とすることによって、対応するヒドロキシル誘導体を得る。
【0092】
実験
調製1:2−(5−ブロモメチル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン
ステップ1:ピリジン−2−イミドイルクロリド
エチル2−ピリジン−アルドキシム(15gm)およびN−クロロスクシンアミド(25gm)のDMF(30ml)中混合物を30℃で2時間にわたり撹拌した。この反応混合物を氷冷水(150ml)でクエンチした。懸濁液を濾過し、湿式ケーキを少量の水で洗浄することによって、白色の固体として、純粋な表題化合物を7gmの量で得た(55%)。
質量:m/z:157(M+1)
ステップ2:2−(5−エトキシカルボニル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン:
ピリジン−2−イミドイルクロリド(15gm)、トリエチルアミン(25ml)のトルエン(150ml)中混合物に、30℃で0.5時間にわたり撹拌したプロピオル酸エチル(10gm)を加えた。反応をTLCでモニターした。この反応混合物を水(100ml)でクエンチした。層を分離した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。これを真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して粗製の塊を精製することによって、液体として表題化合物を8.2gmの量で得た(62%)。化合物は、プロトンNMRで特徴づけた。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 1.39-1.42 (t, 3H), 4.41-4.46 (q, 2H), 7.34-7.37 (m, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.78-7.82 (dt, 1H), 8.08-8.1 (d, 1H), 8.67-8.68 (d, 1H).
【0093】
ステップ3:2−(5−ヒドロキシメチル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン: 2−(5−エトキシカルボニル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン(6.5gm)のエタノール(80ml)中混合物に、30℃で、水素化ホウ素ナトリウム(2gm)を分けて加えた。30℃で1.5時間にわたりこれを撹拌した。反応をTLCでモニターした。出発物質が消費されたら、塩化アンモニウム水溶液を加えた。この混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、真空下で濃縮することによって、表題化合物を7.7gmの量で得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用してこれを精製することによって、オフホワイト色の固体として、表題化合物を4.5g(85%)の量で生成した。
H
1-NMR (DMSO) δ: 4.61-4.63 (d, 2H), 5.68-5.71 (t, 1H), 6.86 (s, 1H), 7.46-7.49 (m, 1H), 7.90 -7.94 (m, 1H), 7.98-8.0 (d, 1H), 8.68-8.69 (d, 1H).
ステップ4:2−(5−メタンスルホニルオキシメチル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン:
2−(5−ヒドロキシメチル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン(4.0gm)、およびトリエチルアミン(6.5ml)のジクロロメタン(40ml)中混合物に、0℃で塩化メタンスルホニル(2.8ml)を加えた。この反応混合物を0℃で1時間にわたり撹拌した。水の添加により反応をクエンチし、層を分離した。水層をジクロロメタン(40ml×2)で抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、続いて水で洗浄し、真空下で蒸発させることによって、半固体として、5.1gmの量(84%)で表題化合物を得た。これを精製なしで次の反応に使用した。
【0094】
ステップ5:2−(5−ブロモメチル−イソオキサジアゾール−3−イル)−ピリジン: 2−(5−メタンスルホニルオキシメチル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン(5.0gm)、臭化リチウム(3.4gm)のアセトン(50ml)中混合物を還流温度で2時間にわたり撹拌した。この反応混合物を真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。これを冷水(50ml)と共に粉砕することによって、懸濁液を得た。懸濁液を吸引濾過することによって、表題化合物を3.1gmの量で生成した(85%)。
質量:m/z:255.1(M+2)。
【0095】
調製2:2−(3−ブロモメチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン:
ステップ1:2−(3−エトキシカルボニル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン:
2−エチニル−ピリミジン(28gm)およびエチルクロロオキサミドアセテート(45gm)のトルエン(340ml)中混合物に、トリエチルアミン(42ml)を90℃で加え、これを0.5時間撹拌した。反応をTLCでモニターした。反応物を30℃で冷却させ、水を加えた。有機層を分離した。有機層を真空下で蒸発させ、粗製の塊をn−ヘキサンと共に粉砕した。懸濁液を濾過し、湿式ケーキを少量のn−ヘキサンで洗浄することによって、クリーム色固体として、表題化合物を35.1gmの量(59%)で得た。
質量:m/z:220.1(M+1)
ステップ2:2−(3−ヒドロキシメチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン:
2−(3−エトキシカルボニル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン(35gm)の2:1v/vエタノール:THF混合物(525ml)中混合物に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(7.5gm)を分けて加えた。これを30℃の温度で4時間にわたり撹拌した。この反応混合物を真空下で蒸発させることによって、残渣を得て、この残渣に(150ml)を加えた。懸濁液を酢酸エチルで抽出した(4.5ltr)。合わせた有機層を水で洗浄し、真空下で濃縮することによって、粗製の塊を23gmの量で得た。これをエタノールから再結晶化させることによって、薄黄色の固体として、表題化合物を15.1gmの量で得た(53%)。
質量:m/z:178.1(M+1)
【0096】
ステップ3:2−(3−メタンスルホニルオキシメチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン:
2−(3−ヒドロキシメチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン(14gm)およびトリエチルアミン(22ml)のジクロロメタン(400ml)中混合物に、0℃で塩化メタンスルホニル(7.2ml)を加えた。この反応混合物を0℃で0.5時間にわたり撹拌した。水の添加により反応をクエンチし、層を分離した。有機層を真空下で蒸発させることによって、黄色の固体として、表題化合物を19.7gmの量で得た(97.7%)。これをそのまま次の反応で使用した。
ステップ4:2−(3−ブロモメチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン:
2−(3−メタンスルホニルオキシメチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン(19gm)、臭化リチウム(13gm)のアセトン(190ml)中混合物を30℃の温度で2時間にわたり撹拌した。反応をTLCでモニターした。この反応混合物を真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。これを水(150ml)と共に撹拌すると懸濁液が得られた。懸濁液の吸引濾過により、固体として、表題化合物を15.2gmの量で生成した(75.3%)。
質量:m/z:239.9および241.9(M+1)
【0097】
調製3:2−(5−ブロモメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン:
ステップ1:ピリジン−2−カルボン酸ヒドラジド:
エチルピリジン−2−カルボン酸塩(90gm)およびヒドラジン(60gm)のエタノール(400ml)中混合物を、80℃で4時間にわたり撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。この粗製の塊をジエチルエーテルと共に撹拌し、懸濁液を濾過し、湿式ケーキを少量のエタノール(50ml)で洗浄することによって、白色の固体として、表題化合物を76gmの量で得た(93%)。
質量:m/z:138(M+1)。
【0098】
ステップ2:2−(5−エトキシカルボニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン:
ピリジン−2−カルボン酸ヒドラジド(76gm)、トリエチルアミン(155ml)のジクロロメタン(600ml)中混合物に、0℃で0.5時間にわたり、モノエチルオキサリルクロリド(80gm)を加えた。この反応混合物を2時間撹拌した。水(100ml)の添加により反応をクエンチし、層を分離し、有機層を重炭酸ナトリウム水溶液(100ml)で洗浄した。有機層を真空で蒸発させることによって、粗製の塊を110gmの量で得た。テトラヒドロフラン(500ml)中の粗製の塊に、Lowesson試薬(208gm)を加え、この混合物を60℃で4時間にわたり撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗製の塊をジクロロメタン(dicholomethane)エーテル混合物と共に粉砕した。この懸濁液を濾過し、湿式ケーキを少量のメタノール(100ml)で洗浄することによって、オフホワイト色固体として、表題化合物を45gmの量で得た(2つのステップを経て35%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 1.37-1.38 (t, 3H), 4.30-4.38 (q, 2H), 7.51-7.54 (m, 1H), 7.89-7.92 (m, 1H), 8.26-8.28 (d, 1H), 8.59-8.60 (d, 1H). 質量: m/z: 236 (M+1).
【0099】
ステップ3:2−(5−ヒドロキシメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン:
2−(5−エトキシカルボニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン(8gm)のエタノール(80ml)中混合物に、30℃で、水素化ホウ素ナトリウム(2.51gm)を分けて加えた。これを30℃で2時間にわたり撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。この粗製の塊に、水(100ml)を加え、これをジクロロメタンで抽出した(200ml×2)。合わせた有機層を水で洗浄し、真空下で濃縮することによって、表題化合物を6.1gmの量で得た(92%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 4.87-4.88 (d, 2H), 6.264- 6.26 (bs, 1H), 7.54-7.57 (m, 1H), 7.98-8.02 (m, 1H), 8.22-8.24 (d, 1H), 8.67 (d, 1H). 質量: m/z: 194 (M+1).
ステップ4:2−(5−メタンスルホニルオキシメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン:
2−(5−ヒドロキシメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン(6gm)、およびトリエチルアミン(13.1ml)のジクロロメタン(150ml)中混合物に、0℃で塩化メタンスルホニル(5.31gm)を加えた。この反応混合物を0℃で1時間にわたり撹拌した。水の添加により反応をクエンチし、層を分離した。水層をジクロロメタン(50ml×2)で抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、続いて水で洗浄し、真空下で蒸発させることによって、油として表題化合物を7.5gmの量で得た(88%)。
質量:m/z:272(M+1)。
【0100】
ステップ5:2−(5−ブロモメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン:
2−(5−メタンスルホニルオキシメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン(7.5gm)、臭化リチウム(3.84gm)のアセトン(75ml)中懸濁液を、還流温度で1時間にわたり撹拌した。反応をTLCでモニターした。この反応混合物を真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。粗製の塊を氷冷水で撹拌することによって、懸濁液を得た。固体を吸引濾過することによって、淡褐色の固体として、表題化合物を6.5gmの量で得た(92%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 5.16 (s, 1H), 7.57-7.6 (m, 1H), 8.01-8.04 (m, 1H), 8.24-8.26 (d, 1H), 8.69-8.7 (d, 1H); 質量: m/z: 255 (M-1).
【0101】
調製4:2−ブロモメチル−5−イソオキサゾール−3−イル−ピリミジン:
ステップ1:2−メチル−5−ホルミル−ピリミジン:
ビナミジニウムジペルクロレート(vinamidium diperchlorate)塩(310gm、Collection Czechoslov Chem. Commun. Vol. 30, 1965に記載されている手順のように調製した)およびアセトアミジン塩酸塩(106gm)のアセトニトリル(actonitrile)(2.5L)中混合物に、30℃で、w/v50%水酸化ナトリウム(96.8gmを97ml水中に溶解)水溶液を、2時間にわたり撹拌下で滴加した。懸濁液を3時間撹拌し、酢酸の添加(約147ml)により、この反応混合物のpHを7に調整した。この固体を濾過し、アセトニトリル(750ml)で洗浄した。濾液を真空下で蒸発させることによって残渣を得た。残渣を水(750ml)と共に撹拌し、この混合物をジクロロメタン(300ml×5)で抽出した。層を分離し、有機層を蒸発させることによって、低融点の固体として、表題化合物を52gmの量で得た(52%)。
H
1NMR: (DMSO-d
6) δ 11.08 (bs, 1H), 10.08 (s, 1H), 9.09 (s, 2H), 2.69 (s, 3H).
【0102】
ステップ2:2−メチル−ピリミジン−5−カルボアルデヒドオキシム:
2−メチル−5−ホルミル−ピリミジン(180gm)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(128gm)の50%v/v水性メタノール(3600ml)中混合物に、炭酸ナトリウム(94gm)を加えた。この反応混合物を30℃で0.5時間撹拌した。生成した懸濁液を冷却し、−10℃で濾過することによって、固体として、表題化合物の単一の異性体を113.5gmの量で得た(56%)。
H
1NMR: (DMSO-d
6) δ 11.64 (s, 1H), 8.83 (s, 2H), 8.14 (s, 1H), 2.60 (s, 3H).
蒸発および塩の除去など、濾液のさらなるプロセシングにより、異性体の混合物を51gmの量で得た。これを次の反応で使用することができる。
【0103】
ステップ3:2−メチル−5−(5−トリメチルシリルエチニル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン:
2−メチル−ピリミジン−5−カルボアルデヒドオキシム(145gm)のDMF(435ml)中溶液に、30℃で0.5時間、N−クロロスクシンアミド(169.6gm)を少しずつ加えた。TLCが反応の完了を指摘したので、ジエチルエーテル(1450ml)を加えた。この反応混合物を−5℃〜0℃に冷却した。冷却した反応混合物にトリエチルアミン(589ml)を加え、続いてトリメチルシリルアセチレン(450ml)を加えた。この混合物を−5℃で追加の1時間の間撹拌した。分離した固体を吸引濾過した。濾液を水で洗浄し(300ml×4)、続いてブライン溶液(500ml)で洗浄し、有機層を真空下で濃縮することによって、固体を158gmの量で得た。これをそのままさらなる反応に使用した。
【0104】
ステップ4:2−メチル−5−イソオキサゾール−3−イル−ピリミジン:
2−メチル−5−(5−トリメチルシリルエチニル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン(158gm)のメタノール(1450ml)中混合物に、重炭酸ナトリウム(177gm)を加えた。この反応混合物を40℃で1時間まで撹拌した。この反応混合物を濾過した。得た固体を酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空下で蒸発させることによって、残渣を得た。残渣を水(800ml)で撹拌し、ジクロロメタン(500ml×3)で抽出した。層を分離し、有機層を蒸発させることによって、残渣(133gm)を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけると、3つのステップを経て、表題化合物を、46.4%の収率で、79gmの量で生成した。
H
1NMR: (DMSO-d
6) δ 9.15 (s, 2H), 9.09 (d, 1H), 7.27 (d, 1H), 2.67 (s, 3H); 質量: m/z: 162 (M+1).
【0105】
ステップ5:2−ブロモメチル−5−イソオキサゾール−3−イル−ピリミジン:
2−メチル−5−イソオキサゾール−3−イル−ピリミジン(30gm)、N−ブロモスクシンアミド(49.8gm)、および98%過酸化ベンゾイル(13.54gm)の四塩化炭素(1200ml)中混合物を、75℃の温度に加熱した。この反応混合物を75℃で24時間撹拌した。25℃〜35℃の温度で、この反応混合物を吸引濾過した。固体を四塩化炭素(400ml)で洗浄した。濾液を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(400ml×2)で洗浄し、真空下で蒸発させることによって、粗製物質(52gm)を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけると、所望の化合物を14gmの量で(40%)、ジブロモ化合物を16.8gmの量で、出発物質を6.5gmの量で生成した。
H
1NMR: (DMSO-d
6) δ 9.30 (s, 2H), 9.13 (s, 1H), 7.32 (d, 1H), 4.74 (s, 2H).
【0106】
調製5:2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−(2−ブロモメチル−ピリジン−6−イル)−ピリジン:
ステップ1:2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−トリブチルスタンニル−ピリジン:
2−ブロモ−6−N,N−ジ−t−ブチルオキシ−カルボニル−アミノ−ピリジン(13gm)のジメトキシエタン(260ml)中溶液へ、ヘキサブチルジスタンナン(20.21gm)を加え、これに続いてパラジウム−テトラキス(トリフェニルホスフィン)(2.01gm)を25℃で加え、生成した混合物を30分間脱気した。この反応混合物を温度80℃で24時間にわたり撹拌下で加熱した。この反応混合物を周囲温度に冷却し、セライトを介して濾過した。濾液を水(250ml)と共に撹拌し、酢酸エチルで抽出した(150ml×3)。合わせた有機抽出物を水で洗浄し(100ml×2)、Na
2SO
4上で乾燥させた。溶媒の真空下での蒸発により、油として、表題生成物を87%の収率で生成した(17.8gm)。これを次の反応でそのまま使用した。
質量:m/z(M+H):584.1
【0107】
ステップ2:2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−(2−ホルミル−ピリジン−6−イル)−ピリジン:
2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−トリブチルスタンニル−ピリジン(15.3gm)、2−ブロモ−ピリジン−6−カルボアルデヒド(7.0gm)、トリエチルアミン(10.60gm)、パラジウム−テトラキス(トリフェニルホスフィン)(1.51gm)および塩化リチウム(2.9gm)のトルエン(140ml)中懸濁液を25℃で0.5時間にわたり脱気した。懸濁液を6時間加熱還流した。この反応混合物を周囲温度に冷却し、セライトを介して濾過した。濾液を水(250ml)と共に撹拌し、酢酸エチルで抽出した(100ml×2)。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空下で蒸発させた。生成した粗製の塊を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)を使用して精製することによって、表題化合物を19.1%の収率で、2.0gmの量で生成した。
質量m/z(M+H):400.1。
【0108】
ステップ3:2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−(2−ヒドロキシ−メチル−ピリジン−6−イル)−ピリジン:
2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−(2−ホルミル−ピリジン−6−イル)−ピリジン(1.9gm)のテトラヒドロフラン:メタノール混合物(1:1、20ml)中溶液を、25℃〜35℃の間の温度で、水素化ホウ素ナトリウム(200mg)で少しずつ処理した。TLCが出発物質の完全な消費を示したので、これを真空下で濃縮した。粗製の塊を水(25ml)と共に撹拌し、酢酸エチルで抽出した(50ml×2)。合わせた有機抽出物を重曹飽和溶液(25ml×2)で洗浄し、続いてブライン溶液(25ml)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空下で濃縮することによって、粗製の塊を得た。これを、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)を使用して精製することによって、表題化合物を79%の収率で、1.5gmの量で生成した。
質量:m/z:(M+H)
+:402.1。
【0109】
ステップ4:2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−(2−メタンスルホニルオキシ−メチル−ピリジン−6−イル)−ピリジン:
2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−(2−ヒドロキシ−メチル−ピリジン−6−イル)−ピリジン(1.5gm)およびトリエチルアミン(1.13gm)のジクロロメタン(15ml)中溶液を−5℃に冷却し、塩化メタンスルホニル(0.395gm)で処理した。TLCが反応の完了を示したので、これに水(10ml)を加え、続いてジクロロメタン(50ml)を加えた。有機層を分離し、水で洗浄し(25ml×2)、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空下で濃縮することによって、表題化合物を、90%の収率で1.6gmの量で得た。これをそのまま次の反応に使用した。
質量:m/z:(M+1):480.1。
【0110】
ステップ5:2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−(2−ブロモメチル−ピリジン−6−イル)−ピリジン:
2−ジ−(tert−ブチルオキシ−カルボニル)−アミノ−6−(2−メタンスルホニルオキシ−メチル−ピリジン−6−イル)−ピリジン(1.6gm)および臭化リチウム(435mg)のアセトン(17ml)中懸濁液を還流温度で3時間加熱した。TLCが反応の完了を示したので、この反応混合物を周囲温度に冷却した。懸濁液を吸引濾過し、真空下で濃縮した。得た残渣を水(25ml)と共に撹拌し、酢酸エチルで抽出した(30ml×2)。合わせた有機抽出物をブライン飽和溶液(25ml)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。有機層を真空下で濃縮することによって、粗製の塊を得た。これを、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)を使用して精製することによって、表題化合物を、70%の収率で、1.1gmの量で得た。
質量:m/z(M+H):465.2。
【0111】
調製6:(RS)−2−(5−(1−ブロモエチル)−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン
ステップ1:ピリジン−2−イミドイルクロリド
ピリジン−2−カルボアルデヒド−オキシム(15gm)およびN−クロロスクシンアミド(25gm)のDMF(30ml)中混合物を、30℃で2時間にわたり撹拌した。この反応混合物を氷冷水(150ml)でクエンチした。懸濁液を濾過し、湿式ケーキを少量の水で洗浄することによって、白色の固体として、7gmの量で、純粋な表題化合物を得た(55%)。
質量:m/z:157(M+1)
【0112】
ステップ2:2−(5−エトキシカルボニル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン ピリジン−2−イミドイルクロリド(15gm)、トリエチルアミン(25ml)のトルエン(150ml)中混合物に、30℃で0.5時間にわたり撹拌しながらプロピオル酸エチル(10gm)を加えた。反応をTLCでモニターした。この反応混合物を水(100ml)でクエンチした。層を分離した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。これを真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。粗製の塊をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、液体として、表題化合物を8.2gmの量で得た(62%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 1.39-1.42 (t, 3H), 4.41-4.46 (q, 2H), 7.34-7.37 (m, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.78-7.82 (dt, 1H), 8.08-8.1 (d, 1H), 8.67-8.68 (d, 1H).
【0113】
ステップ3:2−(5−ヒドロキシメチル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン
2−(5−エトキシカルボニル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン(6.5gm)のエタノール(80ml)中混合物に、30℃で水素化ホウ素ナトリウム(2gm)を分けて加えた。これを30℃で1.5時間にわたり撹拌した。反応をTLCでモニターした。エチルエステルが消費されたら、塩化アンモニウム水溶液を加えた。この混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、真空下で濃縮することによって、表題化合物を7.7gmの量で得た。これを、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、オフホワイト色の固体として、表題化合物を4.5g(85%)の量で生成した。
H
1-NMR (DMSO) δ: 4.61-4.63 (d, 2H), 5.68-5.71 (t, 1H), 6.86 (s, 1H), 7.46-7.49 (m, 1H), 7.90 -7.94 (m, 1H), 7.98-8.0 (d, 1H), 8.68-8.69 (d, 1H).
【0114】
ステップ4:2−(5−ホルミル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン
2−(5−ヒドロキシメチル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジンのジクロロメタン(30ml)中混合物に、30℃でDes−Martinペルヨージナン(periodanane)試薬(DCM中15%溶液、51ml)を加えた。この反応混合物を30℃で0.5時間にわたり撹拌した。反応をTLCでモニターした。ナトリウムチオスルフェートと重炭酸ナトリウムの1:1水溶液の添加により反応をクエンチした。層を分離した。水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を真空下で蒸発させることによって、表題アルデヒドを3gmの量で得た(定量)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 7.61 (s, 1H), 7.66-7.7 (t, 1H), 7.98-8.1 (d, 1H), 8.68-8.7 (d, 1H), 10.01 (s, 1H).
【0115】
ステップ5:(RS)−2−(5−(1−ヒドロキシエチル)−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン
2−(5−ホルミル−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン(3gm)のTHF(30ml)中混合物に、0℃で15分間にわたり、メチルマグネシウムアイオダイド(19ml、THF中1.4M溶液)を加えた。この反応物を1.5時間撹拌し、TLCでモニターした、塩化アンモニウム水溶液(20ml)の添加により反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出した(100ml×2)。合わせた有機層を水で洗浄し、真空下で蒸発させることによって、1.9gmの粗製の塊を得た。これを、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製することによって、固体として、表題化合物を1.0gmの量で得た(42%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 1.62-1.64 (d, 3H), 3.14 (s, 1H), 5.04-5.07 (q, 1H), 6.86 (s, 1H), 7.33-7.36 (m, 1H), 7.77-7.81 (dt, 1H), 8.03-8.05 (d, 1H), 8.66-8.68 (d, 1H).
【0116】
ステップ6:(RS)−2−(5−(1−ブロモエチル)−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン
(RS)−2−(5−(1−ヒドロキシ−エチル)−イソオキサゾール−3−イル)−ピリジン(0.9gm)、およびトリフェニルホスフィン(1.77gm)のジクロロメタン(20ml)中混合物に、0℃で四臭化炭素(6gm)を加えた。この反応混合物を30℃で2.5時間にわたり撹拌した。反応をTLCでモニターした。水の添加により反応をクエンチし、層を分離した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、真空下で蒸発させることによって、1.7gmの粗製の塊を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して、これを精製することによって、表題化合物を0.8gmの量で得た(65%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 2.09-2.11 (d, 3H), 5.2-5.25 (q, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.32-7.36 (m,1H), 7.76-7.81 (m, 1H), 8.05-8.08 (t, 1H), 8.66-8.67 (d, 1H); 質量: M+1 = 254.1.
【0117】
調製7:(RS)−2−(3−(1−ブロモ−エチル)−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン
ステップ1:2−(3−エトキシカルボニル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン
2−エチニル−ピリミジン(28gm)およびエチルクロロオキサミドアセテート(45gm)のトルエン(340ml)中混合物に、トリエチルアミン(42ml)を90℃で加え、これを0.5時間にわたり撹拌した。反応をTLCでモニターした。反応物を30℃で冷却し、水を加えた。有機層を分離した。溶媒を真空下で蒸発させ、粗製の塊をn−ヘキサンと共に粉砕した。懸濁液を濾過し、湿式ケーキを少量のn−ヘキサンで洗浄することによって、クリーム色の固体として、表題化合物を35.1gmの量で得た(59%)。
質量:m/z:220.1(M+1)。
【0118】
ステップ2:2−(3−(1−オキソ−エチル)−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン
THF:トルエン(6.5ml:5ml)の混合物に、トリエチルアミン(16.3ml)を加え、続いてメチルマグネシウムアイオダイド(28.6ml、THF中1.4M溶液)を0℃で加えた。この反応混合物に、トルエン(35ml)中に溶解した2−(3−エトキシカルボニル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン(2.0gm)を0℃で15分間にわたりを加えた。この反応物を2時間撹拌した。1N水性塩酸(43ml)の添加によりこれをクエンチした。これをトルエンで抽出した。合わせた有機層を重曹飽和溶液で洗浄し、続いて水で洗浄した。有機層を真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して、これを精製すると、固体として表題化合物が1.2gmの量で得られた(70%)。
H
1NMR: (DMSO-d
6) δ 9.00 (d, 2H), 7.62 (t, 1H), 7.41 (s, 1H), 2.63 (S, 3H).
【0119】
ステップ3:(RS)−2−(3−(1−ヒドロキシエチル)−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン
2−(3−(1−オキソ−エチル)−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン(1.2gm)のメタノール(20ml)中混合物に、水素化ホウ素ナトリウム(0.485gm)を0℃で分けて加えた。これを30℃で2時間にわたり撹拌した。この反応混合物を真空下で蒸発させることによって、残渣を得た。残渣を水と共に撹拌し、酢酸エチルで抽出した(25ml×3)。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、続いて水で洗浄し、真空下で濃縮することによって、表題化合物を1.1gmの量で得た(91%)。これを精製なしにそのまま次の反応に使用した。
【0120】
ステップ4:(RS)−2−(3−(1−ブロモエチル)−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン
(RS)−2−(3−(1−ヒドロキシメチル)−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン(1.1gm)のジクロロメタン(20ml)中混合物に、四臭化炭素(7.64gm)を加え、続いてトリフェニルホスフィン(1.8gm)を0℃で加えた。この反応混合物を0℃で0.5時間撹拌し、30℃で2時間撹拌した。この反応混合物を真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけると、固体として、表題化合物が0.7gmの量で生成した(50%)。
H
1NMR: (DMSO-d
6) δ 8.96 (d, 2H), 7.59 - 7.61 (t, 1H), 7.42 (s, 1H), 5.51 - 5.56 (q, 1H), 2.01 - 2.03 (d, 3H).
【0121】
調製8:(RS)−2−[5−(1−ブロモエチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン
ステップ1:ピリジン−2−カルボン酸ヒドラジド
エチルピリジン−2−カルボン酸塩(90gm)およびヒドラジン(60gm)のエタノール(400ml)中混合物を80℃で4時間にわたり撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗製の塊を得た。この塊をジエチルエーテルと共に撹拌し、懸濁液を濾過し、湿式ケーキを少量のエタノール(50ml)で洗浄することによって、白色の固体として、表題化合物を76gmの量で得た(93%)。
質量:m/z:138(M+1)。
【0122】
ステップ2:2−(5−エトキシカルボニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン
ピリジン−2−カルボン酸ヒドラジド(76gm)、トリエチルアミン(155ml)のジクロロメタン(600ml)中混合物に、0℃で0.5時間にわたりモノエチルオキサリルクロリド(80gm)を加えた。この反応混合物を2時間にわたり撹拌した。反応をTLCでモニターした。水(100ml)の添加により反応をクエンチし、層を分離し、有機層を重炭酸ナトリウム水溶液(100ml)で洗浄した。有機層を真空中で蒸発させることによって、粗製の塊を110gmの量で得た。テトラヒドロフラン(500ml)中の粗製の塊に、Lowesson試薬(208gm)を加え、この混合物を60℃で4時間にわたり撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗製の塊をジクロロメタン(dicholomethane)エーテル混合物と共に粉砕した。懸濁液を濾過し、湿式ケーキを少量のメタノール(100ml)で洗浄することによって、オフホワイト色の固体として、表題化合物を45gmの量で得た(2つのステップを経て35%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 1.37-1.38 (t, 3H), 4.30-4.38 (q, 2H), 7.51-7.54 (m, 1H), 7.89-7.92 (m, 1H), 8.26-8.28 (d, 1H), 8.59-8.60 (d, 1H). 質量: m/z: 236 (M+1).
【0123】
ステップ3:2−[5−(1−オキソ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン
2−(5−エトキシカルボニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン(2gm)のTHF(40ml)中混合物に、−40℃で15分間にわたり、メチルマグネシウムアイオダイド(15ml、THF中1.4M溶液)を加えた。この反応混合物を−40℃で2時間撹拌した。塩化アンモニウム水溶液(20gm)の添加によりこれをクエンチし、0℃で10分間にわたり撹拌した。これを酢酸エチルで抽出した(100ml×2)。合わせた有機層を水で洗浄し、真空下で蒸発させることによって、オフホワイト色の固体として、表題化合物を1.5gmの量で得た(86%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 2.84(s, 3H), 7.25-7.46(m, 1H), 7.86-7.9 (m, 1H), 8.39-8.41 (d, 1H), 8.67-8.68 (d, 1H); 質量: m/z: 206 (M+1).
【0124】
ステップ4:(RS)−2−[5−(1−ヒドロキシエチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン
2−[5−(1−オキソ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン(1.5gm)のメタノール(25ml)中混合物に、水素化ホウ素ナトリウム(0.2gm)を30℃で分けて加えた。これを2時間にわたり撹拌した。反応をTLCでモニターした。溶媒を真空下で蒸発させ、水(20ml)を加えた。この混合物を酢酸エチルで抽出した(100ml×2)。合わせた有機層を水で洗浄し、真空下で濃縮することによって、表題化合物を1.0gmの量で得た(67%)。これを精製なしでそのまま次の反応に使用した。
質量:m/z:208(M+1)。
【0125】
ステップ5:(RS)−2−[5−(1−メタンスルホニルオキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン
(RS)−2−(5−(1−ヒドロキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン(1.0gm)、およびトリエチルアミン(2ml)のジクロロメタン(50ml)中混合物に、−10℃で塩化メタンスルホニル(0.9gm)を加えた。この反応混合物を1時間撹拌した。水の添加により反応をクエンチし、層を分離した。水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水性の重炭酸ナトリウムで洗浄し、続いて水で洗浄し、真空下で蒸発させることによって、油として、表題化合物を1.0gmの量で得た(73%)。
質量:m/z:286(M+1)。
【0126】
ステップ6:(RS)−2−[5−(1−ブロモエチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン
(RS)−2−[5−(1−メタンスルホニルオキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン(1.0gm)、臭化リチウム(0.5gm)のアセトン(20ml)中混合物を1時間にわたり還流で撹拌した。この反応混合物を真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。粗製の塊を氷冷水と共に撹拌し、ジクロロメタン(50ml×2)で抽出した。合わせた有機層を真空下で蒸発させることによって、油として、表題化合物を0.8gmの量で生成した(85%)。
H
1-NMR (CDCl
3) δ: 2.2 (d, 2H), 5.51-5.57 (q, 1H), 7.38-7.41 (m, 1H), 7.83-7.87 (m, 1H), 8.32-8.34 (d, 1H), 8.63-8.64 (d, 1H); 質量: m/z: 272 (M+2).
【0127】
調製9:(R)−2−[5−(1−メタンスルホニルオキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン
ステップ1:(R)−2−[5−(1−ヒドロキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン
(RS)−2−(5−(1−ヒドロキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン(7.5gm)、およびN,N−ジメチルアミノピリジン(0.5gm)の混合物と、(R)−O−アセチル−マンデル酸(7.1gm)ジクロロメタン(150ml)に、−10℃で、ジシクロヘキシルカルボジイミド(dicyclohexylcarbodimide)(11.19gm)のジクロロメタン(25ml)中溶液を加えた。この反応混合物を1時間にわたり撹拌した。この反応混合物を吸引濾過し、濾液を真空下で蒸発させることによって、残渣を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、半固体として、2つのジアステレオマー混合物を10.0gmの量で得た。
ジアステレオマー2:ジアステレオマー1のHPLC比率:42.46:42.11.質量:m/z:384(M+1)
【0128】
上記のように得た2つのジアステレオマーの混合物(10gm)をメタノール(25ml)中で撹拌することによって、透明な溶液を得た。この反応混合物を25℃で0.5時間撹拌させることによって、沈殿を得た。固体を吸引濾過し、湿式ケーキをメタノール(5ml)で洗浄した。湿式固体(5gm)をメタノール(15ml)中に懸濁させた。これを0.5時間撹拌し、吸引濾過することによって、固体を得た。この固体を乾燥させることによって、固体として、ジアステレオマー2を3.8gmの量で得た。濾液はジアステレオマー1を豊富に含んだ。
固体としてのジアステレオマー2:ジアステレオマー1のHPLC比率:99.5:0.5
質量:m/z:384(M+1)。NMR (CDCl
3) δ: 1.79-1.81 (d, 3H), 2.23 (s, 3H), 5.96 (s, 1H), 6.29-6.33 (q, 1H), 7.55-7.58 (m, 1H), 7.76-7.80 (m, 1H), 7.91 - 7.93 (d, 1H), 8.01-8.04 (d, 1H).
ジアステレオマー−2:ジアステレオマー−1のHPLC比率(濾液から):21.23:56.35
質量:m/z:384(M+1)。
【0129】
上記のように得た、キラルとして純粋なジアステレオマー2(3.8gm)をメタノール(40ml)中に溶解し、この反応混合物に、KOH(1.1gmを4mlの水中に溶解)を−5℃で加えた。この反応混合物を−5℃で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。2N水性塩酸を使用して、反応混合物のpHを4〜5の間に調整した。これをジクロロメタン(100ml×2)で抽出した。合わせた有機層を重曹飽和溶液で洗浄した。層を分離し、真空下で蒸発させることによって、キラルとして純粋なRエナンチオマー、2.1gmを、HPLCによるキラル純度99.11で得た。
NMR (CDCl
3) δ: 1.42-1.6 (d, 3 H), 5.19-5.24 (q, 1H), 7.45-7.48 (m, 1 H), 7.86-7.91 (m, 1 H), 8.13-8.15 (d, 1 H), 8.54 (bs, 1 H), 8.77 - 8.78 (d, 1 H). 質量: m/z: 208 (M+1). [α]D 25 = +15.33°(c 0.5, CHCl
3).
【0130】
ステップ2:(R)−2−(5−メタンスルホニルオキシメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン
(R)−2−[5−(1−ヒドロキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン(2.0gm)、およびトリエチルアミン(4.18ml)のジクロロメタン(100ml)中混合物に、塩化メタンスルホニル(1.6gm)を−10℃で加えた。この反応混合物を−10℃で1時間撹拌した。水の添加により反応をクエンチし、層を分離した。水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、続いて水で洗浄し、真空下で蒸発させることによって、表題化合物を2.4gmの量で、HPLCによるキラル純度98.66%で得た(87%)。
質量:m/z:286(M+1)
【0131】
調製10:メチル−D’−ラクテート(methyl−D−lacate)由来の(R)−2−[5−(1−ノシルオキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン
ステップ−1:R−2−(tert−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−プロピオン酸ヒドラジドの調製
R−2−(tert−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−プロピオン酸メチルエステル(417gm)およびヒドラジン(144gm)のエタノール(400ml)中混合物を80℃で4時間にわたり撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗製の塊を得た。粗製の塊を水(150ml)と共に撹拌し、酢酸エチルで抽出した(800ml×2)。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させることによって、液体として、表題化合物を417gmの量で、定量的収率で得た。
質量:m/z:(M+1).219.2、GCによる純度:76.48%(RT−14.14)
【0132】
ステップ2:R−ピリジン−2−カルボン酸N’−[2−(tert−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−プロピオニル]−ヒドラジドの調製
2−ピコリン酸(258gm)、R−2−(tert−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−プロピオン酸ヒドラジド(415gm)のDMF(1000ml)中混合物に、EDC塩酸塩(546gm)を加え、続いて0℃〜5℃で0.5時間にわたりN−メチルモルホリン(418ml)を加えた。HOBt(29gm)を一度に加えた。追加のDMF(245ml)を加えた。生成した懸濁液を25℃で2時間撹拌した。この反応混合物を水(7000ml)中で、撹拌下で注入し、酢酸エチルで抽出した(4000ml×2)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮することによって、表題化合物として、シロップを602gmの量で、98%の収率で得た。
質量(m/z)(M+1):325.2。
【0133】
ステップ3:R−2−{5−[1−(tert−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−エチル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル}−ピリジンの調製
R−ピリジン−2−カルボン酸N’−[2−(tert−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−プロピオニル]−ヒドラジド(600gm)およびLawesson試薬(448gm)のTHF(1800ml)中混合物を撹拌下16時間還流させた。この反応混合物を25℃に冷やし、重炭酸ナトリウム水溶液(重炭酸ナトリウム366gmおよび水3000mlから調製)を撹拌下で注入した。この混合物を酢酸エチルで抽出した(2000ml×2)。合わせた有機層を水で洗浄し(2000ml)、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層を真空下で蒸発させることによって、シロップとして、表題化合物を570gmの量で、95.3%の収率で得た。
質量(m/z)(M+1):322.2、GCによる純度:89.68%(RT28.80)
【0134】
ステップ4:R−1−(5−ピリジン−2−イル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−エタノールの調製
R−2−{5−[1−(tert−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−エチル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル}−ピリジン(568gm)のアセトニトリル(1800ml)中混合物に、撹拌下32℃で、2N水性塩酸(1800ml)を一度に加えた。これを19時間にわたり撹拌した。この反応混合物を炭酸ナトリウム水溶液(560gmの炭酸ナトリウムを1800mlの水に溶解することによって調製)に撹拌下で注入した。有機層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出した(1000ml×2)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮することによって、半固体を400gmの量で生成した。これを酢酸エチル(400ml)中で撹拌することにより精製し、生成した懸濁液を濾過することによって、固体として、表題化合物を230gmの量で、63%の収率で得た。
質量:m/z:208(M+1)、化学的純度:99.83%(RT14.82)。
【0135】
ステップ5:R−5−(1−ノシルオキシエチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル−ピリジンの調製
R−1−(5−ピリジン−2−イル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−エタノール(228gm)、およびトリエチルアミン(230ml)のジクロロメタン(2000ml)中混合物に、ジクロロメタン(500ml)中に溶解したp−ニトロフェニルスルホニルクロリド(246gm)溶液を、撹拌下10℃で加えた。この反応混合物を25℃で2時間にわたり撹拌した。生成した黄色懸濁液に、水(2000ml)およびジクロロメタン(1000ml)を撹拌下で加えた。層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させることによって、褐色の固体を514gmの量で得た。ジクロロメタン(250ml)およびジエチルエーテル(500ml)の混合物中で、固体を30℃で撹拌した。懸濁液を吸引濾過し、ジクロロメタン:ジエチルエーテル混合物(1:2比率、300ml)で洗浄した。固体を真空下で乾燥させることによって、薄黄色の固体として、表題化合物を410gmの量で、95%の収率で得た。
質量:m/z:(M+1)393.0、化学的純度=97.67%、キラル純度=99.97%、
[α]
D25=+135.79(c=アセトニトリル中0.5%)
【0136】
調製11:
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA:
ステップ1:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ベンジルオキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
トリエチルアミン(4.5ml)のTHF(170ml)中溶液に、シリンジを介して30℃で、臭化ベンジル(3.1ml)を加えた。これを4時間撹拌することによって懸濁液を得た。この懸濁液に、(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA(17g)を一度に加え、続いて粉末にしたばかりの水酸化カリウム(1.57g)を一度に加えた。この反応混合物を、30℃で3.5時間撹拌した。TLCのチェック後、反応物を吸引濾過することによって、塩を取り除いた。濾液を濃縮して、真空下で45℃未満での乾燥を完了することによって、19gmの粉末を得た。これを、冷水(180ml)と共に5時間撹拌することによって、懸濁液を得た。固体を吸引濾過し、空気乾燥することによって、淡黄色固体として、表題化合物を17.8gmの量で得た(93.8%)(HPLC純度96.62%)。
MS:m/z=876.2(M+1)
【0137】
ステップ2:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ベンジルオキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
N−クロロスクシンイミド(7.5gm)のジクロロメタン(75ml)中撹拌溶液に、−15℃で硫化ジメチル(4.8ml)を加えた。この反応混合物を−15℃で1時間撹拌した。ジクロロメタン(35ml)中に溶解したステップ1の生成物(17gm)をこの反応混合物に−40℃で加えた。生成した反応混合物を−40℃の温度で3時間撹拌した。トリエチルアミン(6.8ml)を加え、30℃で一晩撹拌した。この反応混合物を酢酸エチル(220ml)で希釈し、0.5Mの水酸化ナトリウム水溶液(100ml)で洗浄した。有機層を分離し、ブライン溶液で洗浄した。有機層を真空下で濃縮乾燥させることによって、14gmの粉末を得た。この粉末を冷水(140ml)と共に5時間撹拌することによって、懸濁液を得た。この懸濁液を濾過し、空気乾燥させることによって、14gmの薄黄色の粉末を得た。この粉末をメタノール(42ml)中で撹拌し、濾過することによって、白色の固体として、11.2gmの(66%)表題化合物を得た(HPLC純度97.3%)。
MS=(m/z)=874.2(M+1)
【0138】
ステップ3:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ベンジルオキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
ステップ2の生成物(11gm)のDMF(110ml)中溶液に、リチウムtert−ブトキシド(1.51gm)を固体として、−15℃で30分間にわたり分けて加えた。N−フルオロジベンゼンスルフィンイミド(Fluorodibenzenesulfnimide)(NFSI、4.19gm)を、−15℃で30分間にわたりDMF(40ml)中に溶解した。この反応混合物を−15℃で0.5時間撹拌した。この反応混合物に、塩化アンモニウム水溶液(750mlの水中13gm)を撹拌下で加えた。懸濁液を0.5時間撹拌し、吸引濾過した。固体を酢酸エチル(200ml)中に溶解し、0.5Mの水酸化ナトリウム水溶液(50ml)で洗浄した。有機層を分離し、真空下で蒸発乾燥させることによって、固体として表題化合物を10.3gm(91.8%)の量で得た(HPLC純度90.12%)。
MS:m/z=892.2(M+1)
【0139】
ステップ4:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
ステップ3の生成物(9gm)の、メタノール:酢酸エチル混合物(180ml)の1:1混合物中溶液に、炭素上10%Pd(1.35gm)および20%Pd(OH)2(1.35gm)の混合物を加えた。この反応混合物を、振盪機内で、70psi水素ガス圧力での48時間の水素化分解の対象とした。TLCが反応の完了を示したので、セライトのベッド上で、これを吸引濾過した。濾液を真空下で蒸発乾燥させることによって、6.7gmの固体を得た。これをn−ペンタン(120ml)と共に撹拌し、濾過することによって、白色の固体として、表題化合物を5.8gmの量(71.6%)で得た(HPLC純度90.39%)。
MS:m/z=802.1(M+1)
【0140】
式(I)の化合物(式中、R
3はHである)の調製のための一般的手順
【化59】
水素化カリウムまたはカリウムtert−ブトキシドなどの塩基、相間移動触媒である18−クラウン−6エーテルの存在下で、トルエン中(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAを、ラセミまたはエナンチオマーとして純粋な適当な、式Z−C
*H(R1)−P−Qの側鎖(式中、Zはブロミド、または適当なエステル例えばメシレート、トシレートまたはノシレートであり、R
1、PおよびQは、記載されている通りである)と、25℃〜35℃の範囲の温度で反応させて、対応するエーテル化した化合物を、(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヘテロアリール−ヘテロアリール−(RS)または(R)もしくは(S)−アルコキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシン−Aとして得る。
【0141】
化合物(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヘテロアリール−ヘテロアリール−(RS)または(R)もしくは(S)−アルコキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシン−Aを、標準的条件下、ジクロロメタン中のCorey−Kim酸化種(NCSおよびDMS製)を使用して、−50℃〜10℃の範囲の温度で処理して酸化させることによって、対応する酸化化合物を、(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヘテロアリール−ヘテロアリール−(RS)または(R)もしくは(S)−アルコキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシン−Aとして得る。
アセトニトリル中、20℃〜35℃の範囲の温度で、化合物(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヘテロアリール−ヘテロアリール−(RS)または(R)もしくは(S)−アルコキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシン−Aを、ピリジン−フッ化水素、または水性塩酸などのシリル脱保護剤と反応させて、式(I)のケトライド化合物(式中、R
3はHである)を得る。
【0142】
上記のように得た式(I)の化合物(式中、Qは、t−ブトキシカルボニルアミノなどの置換基を保持する)に対して、このt−ブトキシカルボニル基をアセトニトリル中0℃〜35℃で1時間トリフルオロ酢酸と共に撹拌して脱保護し、続いて精製することによって、式(I)のケトライド化合物を得た。
上記のように得た式(I)の化合物(式中、Qは、O−ベンジルオキシなどの置換基を保持する)に対して、このベンジル基を、水素ガス圧力下、メタノール中、25℃〜35℃で10%炭素担持パラジウムと共に撹拌して脱保護し、続いて精製することによって、式(I)のケトライド化合物を得た。
【0143】
式(I)(式中、R
3はFである)の化合物の調製のための一般的手順
【化60】
水素化カリウムまたはカリウムtert−ブトキシドなどの適切な塩基および相間移動触媒、18−クラウン−6エーテルの存在下、25℃〜35℃の範囲の温度で、トルエン中(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAを、ラセミまたはエナンチオマーとして純粋な適当な、式Z−C
*H(R1)−P−Qの側鎖(式中、Zは、メシル酸エステルまたはノシル酸エステルであり、R
1、PおよびQは記載されている通りである)と反応させて、対応するエーテル化化合物を、(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヘテロアリール−ヘテロアリール−(RS)または(R)もしくは(S)−アルコキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシン−Aとして得る。
【0144】
アセトニトリル中、20℃〜35℃の範囲の温度で、化合物(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヘテロアリール−ヘテロアリール−(RS)または(R)もしくは(S)−アルコキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシン−Aを、ピリジン−フッ化水素または水性塩酸などのシリル脱保護剤と反応させて、式(I)のケトライド化合物(式中、R
3はFである)を得る。
【0145】
上記のように得た式(I)の化合物(式中、Qはt−ブトキシカルボニルアミノなどの置換基を保持する)に対して、このt−ブトキシカルボニル基を、アセトニトリル中、0℃〜35℃で1時間、トリフルオロ酢酸と共に撹拌して脱保護し、続いて精製することによって、式(I)のケトライド化合物を得た。
上記のように得た式(I)の化合物(式中、Qは、O−ベンジルオキシなどの置換基を保持する)に対して、このベンジル基を、水素ガス圧力下、メタノール中、25℃〜35℃で、10%炭素担持パラジウムと共に撹拌して脱保護し、続いて精製することによって、式(I)のケトライド化合物を得た。
【実施例】
【0146】
以下の例は、現在最も知られている本発明の実施形態を例示している。しかし、以下は本発明の原理の応用のほんの例示的または事例的なものにすぎないことを理解されたい。本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、多くの修正および代替の組成物、方法およびシステムが当業者により考案されてもよい。付随する特許請求の範囲は、このような修正および設定を網羅することを意図する。したがって、本発明は特殊性と共に上に記載されているが、以下の例は、本発明の最も実用的で好ましい実施形態であると現在みなされているものと関連して、さらなる詳細を提供している。
【0147】
(例1)
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−(5−ピリミジン−2−イル−イソオキサゾール−3−イル)−メトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA:
ステップ1:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−(5−ピリミジン−2−イル−イソオキサゾール−3−イル)−メトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製:
水素化カリウム(1.46gm、鉱油中30%懸濁液)の撹拌懸濁液に、続いて18−クラウン−6−エーテル(0.660gm))に、(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA(8g)をトルエン(300ml)中、30℃で加えた。これを5分間撹拌した。この反応混合物に、2−(3−ブロモメチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピリミジン(2.9gm)を加えた。この反応混合物を30分間撹拌した。塩化アンモニウム飽和水溶液(50ml)を撹拌下で注入することによりこれをクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した(250ml×2)。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して(ヘキサン中12%から15%アセトン)、これを精製することによって、オフホワイト色の固体として、表題化合物をステップ1生成物として、5gmの量で、53%の収率で得た。
MS:m/z:961.4(M+1)
【0148】
ステップ2:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−(5−ピリミジン−2−イル−イソオキサゾール−3−イル)−メトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製:
ステップ1で上記のように得た、(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−(5−ピリミジン−2−イル−イソオキサゾール−3−イル)−メトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA(5gm)の混合物、および70%HF−ピリジン溶液(0.225ml)をアセトニトリル(50ml)中、30℃で2時間、N
2雰囲気下で撹拌した。反応の完了後、重炭酸ナトリウム水溶液(50ml)の添加で、反応をクエンチした。この混合物を真空下で蒸発させて容量を半分にし、水(20ml)を残渣に加えることによって、懸濁液を得た。これを吸引濾過した。固体を水で洗浄し、続いてエーテルで洗浄することによって、白色の固体として、例1の表題化合物を、3.1gmの量で、71%の収率で生成した。
MS:m/z:847.1(M+1)
【0149】
上記の例1に記載された手順を使用し、示されているようなそれぞれの側鎖を利用することによって、以下の例を調製した:
【化61】
式I
【化62】
【0150】
(例18)
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA
ステップ1:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA(3.5g)のトルエン(50ml)中撹拌溶液に、水素化カリウム(0.07g、鉱油中30%懸濁液)、18−クラウン−6−エーテル(0.2g)を加え、続いて(R)−2−(5−(1−ノシルオキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピリジン(1.5gm)を0℃の温度で加えた。この反応混合物を4時間撹拌した。塩化アンモニウム飽和水溶液(50ml)を注入することによって、これをクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した(100ml×2)。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空下で蒸発させることによって、粗製化合物を得て、シロップとしてステップ1の生成物を4.0gmの量で得た(92%)。これを次の反応でそのまま使用した。
MS:m/z:991.3(M+1)
【0151】
ステップ2:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
アセトニトリル(40ml)中に溶解した、ステップ−1の生成物(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA(4g)、および70%HF−ピリジン溶液(0.400ml)の混合物を30℃で2時間、N
2雰囲気下で撹拌した。反応完了後、重炭酸ナトリウム水溶液(50ml)の添加により反応をクエンチした。この混合物を真空下で蒸発させて容量を半分にした。水(20ml)をこの粗生成物に加えることによって、懸濁液を得た。これを吸引濾過した。固体を水で洗浄し、続いてエーテルで洗浄することによって、粗製化合物を生成した。酢酸エチルおよびメタノール(1:4)を使用して再結晶によりこれを精製することによって、白色の固体として、本発明の2−フルオロ−ケトライド化合物を1.3gm(37%)の量で得た。
保持時間21.29(HPLC純度91.66%)、M.p.=133〜135°C、MS=(m/z)=877.1(M+1)
【0152】
例18に記載された手順を使用し、それぞれの側鎖の対応するp−ニトロフェニルスルホニル(ノシル)エステル類似体を利用することによって、以下の例を調製した:
【化63】
【化64】
【0153】
(例31)
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(RS)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA
ステップ1:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(RS)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA(1.5g)のトルエン(20ml)中撹拌溶液に、水素化カリウム(0.3g、鉱油中30%懸濁液)、18−クラウン−6−エーテル(0.1g)を加え、続いて(RS)−2−[5−(1−ブロモ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン(0.7gm)を30℃の温度で加えた。この反応混合物を30分間撹拌した。これを塩化アンモニウム飽和水溶液(10ml)中に注入することによって、クエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した(100ml×2)。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(15%アセトン:ヘキサン)を使用してこれを精製することによって、オフホワイト色の固体として、ステップ1の生成物を1.5gmの量で得た(80%)。
MS=(m/z)=975.3(M
+)
【0154】
ステップ2:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(RS)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
N−クロロスクシンイミド(1.5gm)のジクロロメタン(75ml)中撹拌溶液に、硫化ジメチル(2ml)を−10℃で加えた。この反応混合物を−10℃で30分間撹拌した。ジクロロメタン(25ml)中に溶解したステップ1の生成物(1.5gm)をこの反応混合物に−40℃で加えた。生成した反応混合物を−40℃の温度で3時間撹拌した。トリエチルアミン(5ml)を加え、30℃で一晩の間撹拌した。この反応混合物を重曹飽和水溶液(20ml)に注入し、この混合物をジクロロメタン(50ml×2)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(12%アセトン:ヘキサン)を使用してこれを精製することによって、半固体としてステップ2の生成物を1.2gmの量で得た(80%)。
MS=(m/z)=973.4(M
+)
【0155】
ステップ3:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(RS)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
ステップ2の生成物(1.2gm)および70%HF−ピリジン溶液(0.2ml)のアセトニトリル(20ml)中混合物を30℃で2時間、N
2雰囲気下で撹拌した。重炭酸ナトリウム水溶液を加え(10ml)、この混合物をジクロロメタン(50ml×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させることによって、粗製の塊を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl
3中3%MeOH)を使用して粗製の塊を精製することによって、オフホワイト色の固体として表題化合物0.7gmを得た(59%)。
HPLC分析は、混合物が、44.97(21.42分)および52.09(25.25分)の比率であることを示した。M.p.=135〜137℃、MS=(m/z)=859.3(M
+)
【0156】
(例32)
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(R)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの単離:
例31で得た0.5gmのジアステレオマーの混合物は、VMC−ODS−Aカラム、0.05酢酸アンモニウム緩衝液:アセトニトリル(60:40比率)移動相(アンモニアおよび酢酸でpH7に調整)および流速18ml/分、UV検出215nmを使用して、分取HPLCで分離した。
表題化合物を得た:保持時間21.39(HPLC純度93.20%)、M.p.=140〜142°C、MS=(m/z)=860.1(M+1)。
【0157】
(例33)
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの単離:
同じHPLC条件を利用して、表題化合物を得た:保持時間25.11(HPLC純度98.52%)、M.p.=128〜130℃、MS=(m/z)=860.1(M+1)。
【0158】
例31に記載された手順を使用し、それぞれの側鎖の対応するブロモ類似体を利用して、続いてジアステレオマーの混合物を分取HPLC分離することによって、以下の例を調製した。
【化65】
【化66】
【0159】
例33の調製のための代替法:
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA
ステップ1:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
(11S、21R)−3−デクラジノシル−11、12−ジデオキシ−6−O−メチル−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−(N−ヒドロキシ)−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA(35.0g)のトルエン(350ml)中撹拌溶液に、18−クラウン−6−エーテル(1.96g)を加え、続いてカリウムt−ブトキシド(5.6g)を30℃で順次加えた。青色の懸濁液を10分間撹拌することによって、透明な溶液を得た。この溶液に、固体として、(R)−2−[5−(1−ノシルオキシ−エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−ピリジン(19.4gm、メチル−D−乳酸から調製)を30℃の温度で加え、続いてトルエン(70ml)を加えた。この反応混合物を30℃で30分間撹拌した。TLCが出発物質の完全な変換を示したので(TLCシステム:ヘキサン:酢酸エチル:ジエチルアミン5:5:2)、この反応混合物を3%塩化アンモニウム水溶液(200ml)でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した(250ml×2)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空下で蒸発させることによって、黄色発泡体として、粗製の塊を47gmの量で得た。これをそのまま次の反応に使用した。
質量(M+)=975.4、HPLC=化学的純度=73.7%、ジアステレオマー純度=99.42%。
【0160】
ステップ2:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−2’−O−トリエチルシリル−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製 N−クロロスクシンイミド(18.02gm)のジクロロメタン(180ml)中撹拌溶液に、硫化ジメチル(11.2ml)を−20℃〜−15℃で加えた。この反応混合物を−20℃〜15℃で30分間撹拌した。ジクロロメタン(300ml)中に溶解したステップ1の生成物(46.7gm)をこの反応混合物に、−50℃〜−40℃で、滴下ロートを介して加えた。生成した反応混合物を−40℃〜−35℃の温度で3時間撹拌した。トリエチルアミン(15.6ml)を−40℃で加え、反応混合物が透明になるまで30℃で撹拌した。この反応混合物に、撹拌下で酢酸エチル(880ml)を加え、続いて0.5Nの水酸化ナトリウム水溶液(410ml)を加えた。30分間の撹拌後、層を分離した。これを、水(410ml)、続いてブライン溶液(410ml)で逐次的に洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空下で蒸発させることによって、黄色の発泡体を49gm量で得た。これを、いずれの精製なしに次の反応の対象とした。
質量(M+)=973.3、HPLC=化学的純度=79.35%、キラル純度=97.82%、
【0161】
ステップ3:(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[1−(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンAの調製
ステップ2の生成物(48gm)および2N水性の塩酸(50ml)のアセトニトリル(125ml)中混合物を30℃で4時間撹拌した。透明な赤色の溶液を水(300ml)で希釈し、約125mlの量の溶媒を55℃未満で、真空下で取り除いた。この反応混合物を25℃に冷却し、酢酸エチルで抽出した(150ml)。水性炭酸カリウム(100ml、18%w/v)を使用して水層を塩基性化した。懸濁液を酢酸エチルで抽出した(250ml×2)。有機層をブラインで洗浄し(150ml)、真空下で濃縮することによって、淡褐色の発泡体を42gmの量で得た。温かい(40℃)エタノール(84ml)を使用してこの粗製発泡体を精製した。懸濁液を10℃で吸引濾過した。固体ケーキを冷やしたエタノール(10ml×2)で洗浄した。固体の乾燥により、3つのステップを経て、淡黄色粉末を22.3gmの量で、52%の収率で得た。
質量(M+)=859.3、HPLC純度96.48%、M.p.=135℃〜137℃。
【0162】
例33の調製に対して上に記載されている手順を使用し、それぞれの側鎖の対応するいずれかのp−ニトロフェニルスルホニル(ノシル)エステルまたはメタンスルホニルエステル類似体を利用して、以下の例を調製した:
【化67】
【化68】
【0163】
生物学的プロトコルおよび活性
本発明の化合物のインビトロの評価
標準的CLSI寒天希釈方法に従い最小阻害濃度(MIC)を求めることによって、本発明の化合物の抗菌活性を評価した。前培養および主培養に使用した培地は、それぞれTryptic Soya培養液(Difco)およびMueller Hinton培地(Difco)であった。Mueller Hinton寒天に、連鎖球菌および肺炎球菌のための5%ヒツジ血液、ならびにインフルエンザ菌のためのヘモグロビンおよびNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)をそれぞれ補充した。一晩培養物を緩衝生理食塩水(pH7.2)で最終細胞密度5×10
6〜10
7CFU/mlまで希釈し、各細菌懸濁液を、様々な濃度で抗菌剤を含有する一連のMueller−Hinton寒天プレート上に、レプリケーター(Denleyマルチポイントイノキュレーター、UK)で塗布した。最終接種菌液は約10
4CFU/スポットであった。プレートを37℃で18時間インキュベートした。寒天上で目に見える微生物増殖の発生を阻害する抗菌剤の最低濃度としてMICを定義した。
【0164】
本発明の化合物は、約0.007〜0.25mcg/ml(肺炎連鎖球菌感受性菌株、テリスロマイシンMIC0.007−0.015mcg/ml)、0.007〜2.0mcg/ml(肺炎連鎖球菌mef菌株、テリスロマイシンMIC0.015〜1.0mcg/ml)、0.007〜2.0mcg/ml(肺炎連鎖球菌ermb菌株、テリスロマイシンMIC0.007〜0.50mcg/ml)、0.12→16mcg/ml(肺炎連鎖球菌3773、高レベルのermb菌株、テリスロマイシンMIC4.0mcg/ml)、0.12→16mcg/ml(化膿連鎖球菌3530、高レベルのermb菌株、MICテリスロマイシンMIC16.0mcg/ml)、1〜8mcg/ml(インフルエンザ菌、テリスロマイシンMIC4.0〜8.0mcg/ml)の範囲のMICで、これら細菌の増殖を阻害した。
【0165】
本発明の化合物のインビボの評価
肺炎連鎖球菌3773を腹腔内感染させた(5×10
7〜1×10
8CFU/マウス)マウスのグループ(マウス6匹/投与グループ)に化合物を経口投与し、ED
50を求めることによって、本発明の化合物のインビボの効力を評価した。感染後1時間および4時間の時点で、2用量の本発明の化合物およびテリスロマイシンを投与した。第7日目、様々な用量グループにおいて生き残った動物のパーセンテージを利用して、ED
50(感染マウスの50%を保護した用量)を求めた。
【0166】
本発明の化合物の一部は、テリスロマイシン(ED
5075〜100mg/Kg)と比較して、マウスにおける肺炎連鎖球菌3773感染に対する経口による優れた効力(ED
506.25〜50mg/Kg)を示した。
次に、本発明の好ましい態様を示す。
1.式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体
【化69】
(式中、
Tは−C*H(R1)−P−Qであり、
R1は、水素、非置換または置換の低級アルキル、シクロアルキルまたはアリールであり、
Pはヘテロアリール環であり、
Qは、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、
Pは、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3は、水素またはフッ素であり、
ただし、R1が水素の場合、R3はフッ素である)。
2.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5または6員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または5もしくは6員のヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
3.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5または6員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有する5もしくは6員のヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
4.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pが、イソオキサゾールまたはチアジアゾールなどの5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有する6員のヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
5.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pが、ピリジンまたはピリミジンなどの6員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までのヘテロ原子を有する5もしくは6員のヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
6.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pが、イソオキサゾールまたはチアジアゾールなどの5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換または置換のピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
7.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pがチアジアゾールであり、
Qが、非置換または置換のピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
8.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pがイソオキサゾールであり、
Qが、非置換または置換のピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
9.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pがチアジアゾールであり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
10.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pがイソオキサゾールであり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
11.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pがピリミジンであり、
Qが、非置換または置換の5員のヘテロアリールであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
12.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が水素であり、
R3がフッ素であり、
Pがピリミジンであり、
Qがイソオキサゾールであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合している、
前記1に記載の化合物。
13.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が、非置換または置換の低級アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり、
Pがヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
14.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が、非置換または置換の低級アルキルであり、
Pがヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が、水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
15.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が、非置換または置換の低級アルキルであり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリールまたはヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が、水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
16.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1が、非置換または置換の低級アルキルであり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有するヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が、水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
17.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1がメチルであり、
Pが、3個までのヘテロ原子を有する5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有するヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が、水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
18.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1がメチルであり、
Pが、イソオキサゾールまたはチアジアゾールなどの5員のヘテロアリール環であり、
Qが、非置換もしくは置換のアリール、または2個までの窒素を有するヘテロアリール環であり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が、水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
19.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1がメチルであり、
Pが、イソオキサゾールまたはチアジアゾールなどの5員のヘテロアリール環であり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が、水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
20.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1がメチルであり、
Pがチアジアゾールであり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が、水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
21.Tが−C*H(R1)−P−Qであり、
R1がメチルであり、
Pがイソオキサゾールであり、
Qが、ピリジンまたはピリミジンであり、
Pが、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3が、水素またはフッ素である、
前記1に記載の化合物。
22.以下から選択される化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体:
Tが[3−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−5−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[(2−ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(ピラジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(6−アミノ−ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH2であり、R3がF−である、式(I)の化合物、
Tが[2−(3−アミノ−フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−ピリジン−6−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[5−(6−アミノ−ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[3−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[3−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[3−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH2H5)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH2H5)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピラジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピラジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピラジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(3−アミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−ヒドロキシ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(4−ヒドロキシ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH2OH)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH2OH)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(RS)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(C2H5)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(C2H5)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(C2H5)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(R)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピラジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリミジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(3−アミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(ピリジン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、および
Tが(S)−[5−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物。
23.以下から選択される化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体:
Tが[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH2−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[(2−ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−5−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH3)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
T が(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH2OH)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(C2H5)−であり、R3がHである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(ピリミジン−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[2−(3−アミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−5−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、
Tが(S)−[5−(イソオキサゾール−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物、および
Tが(S)−[5−(2−アミノ−ピリジン−6−イル)−イソオキサゾール−3−イル]−CH(CH3)−であり、R3がFである、式(I)の化合物。
24.式(I)の化合物:
【化70】
(式中、
Tは−C*H(R1)−P−Qであり、
R1は水素であり、
R3はフッ素であり、
Pは、1,3,4−チアジアゾールまたはピリミジンであり、
Qはピリミジン−2−イルまたはイソオキサゾール−3−イルであり、
Pは、炭素−炭素結合を介してQに結合している)。
25.以下から選択される、化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体:
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[(5−ピリミジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−メトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA、
【化71】
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[(5−イソオキサゾール−3−イル−ピリミジン−2−イル)−メトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA。
【化72】
26.式(I)の化合物:
【化73】
(式中、
Tは−C*H(R1)−P−Qであり、
R1はメチルであり、
Pは、1,3,4−チアジアゾールであり、
Qは、ピリジン−2−イルまたはピリミジン−2−イルであり、
Pは、炭素−炭素結合を介してQに結合しており、
R3は水素である)。
27.以下から選択される、化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体:
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[(5−ピリジン−2−イル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA、
【化74】
(11S,21R)−3−デクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−{オキシカルボニル−[E−N−[(5−ピリミジン−2−イル−1,3,4,チアジアゾール−2−イル)−(S)−エトキシ]−カルボキサミジノ]メチレン}−エリスロマイシンA。
【化75】
28.式(3−e)の化合物の調製方法であって、
【化76】
(i)式(3−a)の化合物を式(3−b)の化合物へ変換するステップと、
【化77】
(ii)式(3−b)の化合物を式(3−c)の化合物へ変換するステップと、
【化78】
(iii)式(3−c)の化合物を式(3−d)の化合物へ変換するステップと、
【化79】
(iv)式(3−d)の化合物を式(3−e)の化合物へ変換するステップと
を含む方法。
29.式(4−e)の化合物の調製方法であって、
【化80】
(i)2−メチル−ピリミジン−4−カルボアルデヒド(4−a)を変換して、式(4−b)の化合物を得るステップと、
【化81】
(ii)式(4−b)の化合物を式(4−c)の化合物へ変換するステップと、
【化82】
(iii)式(4−c)の化合物を式(4−d)の化合物へ変換するステップと、
【化83】
(iv)式(4−d)の化合物を式(4−e)の化合物へ変換するステップと
を含む方法。
30.式(19−d)の化合物の調製方法であって、
【化84】
(i)式(19−a)の化合物を、式(19−b)の化合物と反応させて、式(19−c)の化合物を得るステップと、
【化85】
【化86】
(ii)式(19−c)の化合物を、式(19−d)の化合物に変換するステップと
を含む方法。
31.式(15−f)の化合物の調製方法であって、
【化87】
(i)式(15−a)の化合物を式(15−b)の化合物へ変換するステップと、
【化88】
(ii)式(15−b)の化合物を式(15−c)の化合物へ変換するステップと、
【化89】
(iii)式(15−c)の化合物を式(15−d)の化合物へ変換するステップと、
【化90】
(iv)式(15−d)の化合物を式(15−e)の化合物へ変換するステップと、
【化91】
(v)式(15−e)の化合物を式(15−f)の化合物へ変換するステップと
を含む方法。
32.式(16−d)の化合物の調製方法であって、
【化92】
(i)ピリミジン−2−カルボニルクロリドを、式(15−b)の化合物と反応させて、式(16−a)の化合物を得るステップと、
【化93】
(ii)式(16−a)の化合物を式(16−b)の化合物に変換するステップと
【化94】
(iii)式(16−b)の化合物を式(16−c)の化合物へ変換するステップと
【化95】
(iv)式(16−c)の化合物を式(16−d)の化合物へ変換するステップと
を含む方法。
33.式(17−e)の化合物の調製方法であって、
【化96】
(i)式(17−a)の化合物を式(17−b)の化合物へ変換するステップと、
【化97】
(ii)式(17−b)の化合物を式(17−c)の化合物へ変換するステップと、
【化98】
(iii)式(17−c)の化合物を式(17−d)の化合物へ変換するステップと、
【化99】
(iv)式(17−d)の化合物を式(17−e)の化合物へ変換するステップと
を含む方法。
34.式(18−e)の化合物の調製方法であって、
【化100】
(i)式(18−a)の化合物を、式(18−b)の化合物と反応させて、式(18−c)の化合物を得るステップと、
【化101】
【化102】
(ii)式(18−c)の化合物を式(18−d)の化合物に変換するステップと
【化103】
(iii)式(18−d)の化合物を式(18−e)の化合物へ変換するステップと
を含む方法。
35.式(19−d’)の化合物の調製方法であって、
【化104】
(i)式(19−a)の化合物を、式(19−b’)の化合物と反応させて、式(19−c’)の化合物を得るステップと、
【化105】
【化106】
(ii)式(19−c’)の化合物を式(19−d’)の化合物に変換するステップと
を含む方法。
36.治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、多形体もしくは立体異性体を、任意選択で1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤と共に含む医薬組成物。
37.非経口的または経口的に投与される、前記34に記載の医薬組成物。
38.対象において微生物により引き起こされる感染症を治療する方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体を投与するステップを含む方法。
39.対象の予防的治療のための方法であって、微生物により引き起こされる感染症になるリスクのある対象に、予防有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物、多形体もしくは立体異性体を投与するステップを含む方法。
40.対象において微生物により引き起こされる感染症を治療する方法であって、それを必要とする対象に、前記39に記載の医薬組成物を投与するステップを含む方法。
41.対象の予防的治療のための方法であって、微生物により引き起こされる感染症になるリスクのある対象に、前記39に記載の医薬組成物を投与するステップを含む方法。
42.微生物が、細菌、真菌、原虫、酵母菌、糸状菌、または白カビから選択される少なくとも1種の微生物である、前記36から41に記載の方法または組成物。