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特開2015-1737ディスプレイパネル駆動回路及びその駆動モジュール、ディスプレイ装置並びにその製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-1737(P2015-1737A)
(43)【公開日】2015年1月5日
(54)【発明の名称】ディスプレイパネル駆動回路及びその駆動モジュール、ディスプレイ装置並びにその製造方法
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/20 20060101AFI20141202BHJP
【FI】
   G09G3/20 612A
   G09G3/20 612L
   G09G3/20 622A
   G09G3/20 612D
   G09G3/20 611J
【審査請求】有
【請求項の数】24
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-33251(P2014-33251)
(22)【出願日】2014年2月24日
(31)【優先権主張番号】61/835,721
(32)【優先日】2013年6月17日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】506249381
【氏名又は名称】▲し▼創電子股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】劉 炳麟
(72)【発明者】
【氏名】洪 士傑
【テーマコード(参考)】
5C080
【Fターム(参考)】
5C080DD22
5C080DD26
5C080FF03
5C080JJ02
5C080JJ03
5C080JJ04
5C080JJ07
(57)【要約】
【課題】本発明は、ディスプレイパネル駆動回路及びその駆動モジュール、ディスプレイ装置並びにその製造方法を提供する。
【解決手段】複数の電源モジュールを設置し、それぞれの信号発生ユニットに電源を供給する。信号が発生することは必要としない時点に、該複数の信号発生ユニットに相応する該電源モジュールが自動的に電力を供給せず、電力の消耗を節約する効果ができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイパネル駆動回路であって、
電源モジュールは、入力電源を印加して少なくとも一つ供給電源を提供し、
複数の信号発生ユニットは、該電源モジュールを接続して供給電源及び複数の入力信号により、複数の制御信号を発生し、
電源回路は、少なくとも一つ駆動電源を提供し、
走査制御回路は、該電源回路及び該信号発生ユニットを接続して少なくとも一つ、または複数の走査信号を発生し、
以上を含むことを特徴とするディスプレイパネル駆動回路。
【請求項2】
該駆動回路は、
第一入力電源を印加する第一入力電圧に対して昇圧し、第一供給電源の第一供給電圧を供給する第一昇圧ユニットと、
第二入力電源を印加する第二入力電圧に対して昇圧し、第二供給電源の第二供給電圧を供給する第二昇圧ユニットと、
前記、該複数の信号発生ユニットが該入力信号、該第一供給電圧及び該第二供給電圧によって該制御信号を発生することと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項3】
該走査制御回路を用いて該駆動電源を印加し、入力端において電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具える請求項1に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項4】
該電源回路は、
第一駆動電源を提供し、該走査制御回路へ該第一駆動電源を送る第一チャージポンプと、
第一チャージポンプと相応し、第二駆動電源を提供し、該走査制御回路へ該第二駆動電源を送る第二チャージポンプと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項5】
駆動電源に対する安定化のために、該電源回路に少なくとも一つ電圧安定器を外付けすることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項6】
該電源モジュールと該信号発生ユニットと該電源回路と一つ駆動チップに設置することを特徴とする請求項5に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項7】
該電源モジュールと該複数の信号発生ユニットと該電源回路と一つ駆動チップに設置することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項8】
該駆動チップの出力端において電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具えることを特徴とする請求項7に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項9】
該駆動チップと走査制御回路の間に電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具えることを特徴とする請求項7に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項10】
ディスプレイパネル駆動回路であって、
複数の電源モジュールは、入力電源を印加して複数の供給電源を提供し、
複数の信号発生ユニットは、該電源モジュールを接続して該供給電源及び複数の入力信号によって複数の制御信号を発生し、
電源回路は、少なくとも一つ駆動電源を提供し、
走査制御回路は、該電源回路及び該信号発生ユニットを接続して該駆動電源及び該制御信号少なくとも一つ、または複数の走査信号を発生し、
以上含むことを特徴とするディスプレイパネル駆動回路。
【請求項11】
該電源モジュールがそれぞれの信号ユニットを接続することを特徴とする請求項10に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項12】
該電源モジュールは、
第一入力電源を印加する第一入力電圧に対して昇圧し、第一供給電源の第一供給電圧を供給する第一昇圧ユニットと、
第二入力電源を印加する第二入力電圧に対して昇圧し、第二供給電源の第二供給電圧を供給する第二昇圧ユニットと、
前記、該複数の信号発生ユニットが少なくとも一つ該入力信号、該第一供給電圧及び該第二供給電圧によって少なくとも一つ該制御信号を発生することと、
を含むことを特徴とする請求項10に記載のディスプレイパネル駆動回路
【請求項13】
該走査制御回路を用いて該駆動電源を印加し、入力端に電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具える請求項10に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項14】
該電源回路に少なくとも一つ電圧安定器を接続し、該駆動電圧に安定化することを特徴とする請求項10に記載のディスプレイパネル駆動回路。
【請求項15】
ディスプレイパネルの駆動モジュールであって、
フレキシブルプリント回路基板は、電気的にディスプレイパネルを接続し、
フレキシブルプリント回路基板の片端に設置する駆動チップは、
入力電源を受け供給電源を提供する電源モジュールと、
該電源モジュールを接続して供給電源及び複数の入力信号によって複数の制御信号を発生する複数の信号発生ユニットと、
少なくとも一つ駆動電源を提供する電源回路と、
電源回路及び該信号発生ユニットを接続して該駆動電源及び該制御信号によって少なくとも一つ、または複数の走査信号を発生する走査制御回路と、
を含むことを特徴とするディスプレイパネルの駆動モジュール。
【請求項16】
該走査制御回路は、駆動電源を印加して入力端において電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具えることを特徴とする請求項15記載のディスプレイパネルの駆動モジュール。
【請求項17】
該電源回路に少なくとも一つ電圧安定器を接続し、該駆動電圧に対する安定化を行うことを特徴とする請求項15に記載のディスプレイパネルの駆動モジュール。
【請求項18】
該電源モジュールと該信号発生ユニットと該電源回路と一つ駆動チップに設置し、該フレキシブルプリント回路基板に電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具えることを特徴とする請求項15に記載のディスプレイパネルの駆動モジュール。
【請求項19】
ディスプレイ装置であって、
ディスプレイパネルは、画像を表示し、
フレキシブルプリント回路基板は、電気的に該ディスプレイパネルを接続し、
該フレキシブルプリント回路基板の片端に設置し、ディスプレイパネルに、複数の走査信号を発送して画像を表示する駆動チップは、
入力電源を受け供給電源を供給する電源モジュールと、
該電源モジュールを接続して該供給電源及び複数の入力信号によって複数の制御信号を発生する複数の信号発生ユニットと、
駆動電源を提供する電源回路と、
該電源回路及び該信号発生ユニットを接続して該駆動電源及び該制御信号によって少なくとも一つ、または複数の走査信号を発生する走査制御回路と、
を含むことを特徴とするディスプレイ装置。
【請求項20】
該走査制御回路は、駆動電源を印加して入力端において電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具えることを特徴とする請求項19に記載のディスプレイ装置。
【請求項21】
該電源回路に少なくとも一つ電圧安定器を接続し、該駆動電圧に安定化することを特徴とする請求項19に記載のディスプレイ装置。
【請求項22】
該電源モジュールと該信号発生ユニットと該電源回路と一つ駆動チップに設置し、該フレキシブルプリント回路基板に電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具えることを特徴とする請求項19に記載のディスプレイ装置。
【請求項23】
ディスプレイ装置の製造方法であって、
ディスプレイパネル、フレキシブルプリント回路基板及び駆動チップで、
まずディスプレイパネルに駆動チップを設置する段取りと、
該ディスプレイパネルにフレキシブルプリント回路基板を設置して該駆動チップと接続する段取りと、
前記、該フレキシブルプリント回路基板に電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具えることを特徴とするディスプレイ装置の製造方法。
【請求項24】
ディスプレイパネルに対する発光素子を提供するため、ディスプレイパネル下方で背光モジュールを設置することを特徴とする請求項23に記載のディスプレイ装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイパネル駆動回路及びその駆動モジュール、ディスプレイ装置並びにその製造方法において、特に電圧安定器容量の減少によって回路面積及び装置体積を縮小したディスプレイパネルと駆動モジュールとディスプレイ装置と製造方法に係わる。
【背景技術】
【0002】
現在、科学技術が進歩し、IT商品の種類は次々に出され、多くのユーザーの異なる要求に応えている。以前、ディスプレイは陰極線管(Cathode Ray Tube, CRT)ディスプレイであったが、その体積は大きく、電気消費量も高く、且つ電磁波などの輻射線が発生するため長時間使用するとユーザーの健康を害する恐れがあった。そのため、現在、市場でのディスプレイは旧型のCRTディスプレイから徐々に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display, LCD)へ取って代わりつつある。液晶ディスプレイはコンパクトで、低輻射及び電気量が低いという長所があるため、現在の市場での主流となっている。
【0003】
公知のディスプレイ駆動回路の表示図である図1に示すように、従来のディスプレイパネル駆動回路は駆動チップ10、ディスプレイパネル30における走査制御回路301を含み、前記駆動チップ10は複数の信号発生ユニット101及び複数のチャージポンプ103、105を含むことである。該信号発生ユニット101はそれぞれの複数入力信号IS1〜ISnを受信し、それぞれの入力信号によって各別に複数の制御信号CS1〜CSnを発生し、且つ該制御信号CS1〜CSnの電源とするため、該信号発生ユニット101が同時にチャージポンプ103によって出力する駆動電圧VGH及びチャージポンプ105によって出力する駆動電圧VGLを印加する。
【0004】
走査制御回路301へ該制御信号CS1〜CSnを出力し、走査制御回路301が該制御信号CS1〜CSnを選択し、該制御信号CS1〜CSnによって少なくとも一つのディスプレイパネルの画像に対する複数の走査信号SC1〜SCmを送信する。且つ該走査信号SC1〜SCmの電源とするため、走査制御信号301も駆動電圧VGH及びVGLを印加する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のディスプレイパネル駆動回路において、チャージポンプ103,105が出力する駆動電圧VGH及びVGLは同時に信号発生ユニット101及び走査制御信号301に対して電力を提供する。したがって、チャージポンプ103,105は相当な出力パワーを必要とし、しかし高出力パワーのチャージポンプを使用すれば、負荷端(走査制御回路301)の変化による駆動電圧VGH、VGLの電圧レベルが該信号発生ユニット101は発生する該制御信号CS1〜CSnに対する安定化するため、高出力パワーのチャージポンプ103、105における出力端に高容量の電圧安定器CR1 、CR2を外付けすることになる。且つ電圧安定器CR1、CR2は高容量であるので、駆動チップに設置とされず、ゆえに一般的にフレキシブルプリント回路基板(Flexible Printed Circuit,FPC)50を設置する。しかし、高容量の電圧安定器CR1、CR2及びフレキシブルプリント回路基板を設置することは回路面積及びコストがあがるという欠点がある。
【0006】
したがって、本発明では前記の問題を解決するために、電圧安定器の体積を縮小し、または電圧安定器を外付けせずとも安定化する効果を有するディスプレイパネル駆動回路、駆動モジュール、ディプレイ装置及び製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、ディスプレイパネル駆動回路及びその駆動モジュール、ディスプレイ装置並びに製造方法を提供することである。それぞれの電源回路及び電源モジュールを設置することによってそれぞれの信号発生ユニット及び走査制御回路に対する電源を提供し、信号発生ユニット及び走査制御回路の電源を共有させずに、電源回路が必要とする出力パワーを下げ、電源回路の出力端において電圧安定器の体積を縮小でき、または電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具え、回路面積を節約できる。
【0008】
本発明は、ディスプレイパネル駆動回路、駆動モジュール、ディスプレイ装置及び製造方法を提供する。複数の電源モジュールによってそれぞれ信号発生ユニットに対して電源を提供し、信号が発生することが必要とされない時点で、該信号発生ユニットに応える該電源生成モジュールが自動的に電力を切ることができ、電力の消耗を節約する効果が達成できる。
【0009】
前記に記載の効果を達成するため、本発明はまたディスプレイパネル駆動回路を提供する。入力電源を印加する供給電源を提供する電源モジュールと、該電源モジュールを接続して該供給電源及び複数の入力信号によって複数の制御信号を発生する複数の信号発生ユニットと、駆動電源を提供する電源回路と、該電源回路及び該信号発生ユニットを接続して該駆動電源及び該制御信号によって少なくとも一つ、または複数の走査信号を発生する走査制御回路とを含む。
【0010】
本発明はまたディスプレイパネル駆動回路を提供する。入力電源を印加して複数の供給電源を供給する複数の電源モジュールと、入力電源を印加して供給する複数の供給電源と、該電源モジュールを接続して該供給電源及び複数の入力信号によって複数の制御信号を発生する複数の信号発生ユニットと、少なくとも一つ駆動電源を提供する電源回路と、該電源回路及び該信号発生ユニットを接続して該駆動電源及び該制御信号少なくとも一つ、または複数の走査信号を発生する走査制御回路とを含む。
【0011】
さらに、本発明はディスプレイパネルの駆動モジュールを提供する。電気的にディスプレイパネルを接続するフレキシブルプリント回路基板、及びフレキシブルプリント回路基板の片端に設置する駆動チップに構成される。前記駆動チップは入力電源を受け供給電源を提供する電源モジュールと、該電源モジュールを接続して供給電源及び複数の入力信号によって複数の制御信号を発生する複数の信号発生ユニットと、少なくとも一つ駆動電源を提供する電源回路と、電源回路及び該信号発生ユニットを接続して該駆動電源及び該制御信号によって少なくとも一つ、または複数の走査信号を発生する走査制御回路より構成される。
【0012】
さらに、本発明はディスプレイ装置を提供する。電気的に該ディスプレイパネルを接続するフレキシブルプリント回路基板、及び該フレキシブルプリント回路基板の片端に設置してディスプレイパネルに複数の走査信号を発送して画像を表示する駆動チップに構成される。前記駆動チップは入力電源を受け供給電源を提供する電源モジュールと、該電源モジュールを接続して該供給電源及び複数の入力信号によって複数の制御信号を発生する複数の信号発生ユニットと、駆動電源を提供する電源回路と、該電源回路及び該信号発生ユニットを接続して該駆動電源及び該制御信号によって少なくとも一つ、または複数の走査信号を発生する走査制御回路と、構成される、以上含むことを特徴とするディスプレイ装置。
【0013】
また、本発明はディスプレイパネル、フレキシブルプリント回路基板及び駆動チップよりディスプレイ装置の製造方法を提供する。その製造方法の各段取りが、ディスプレイパネルに駆動チップを設置する段取りと、該ディスプレイパネルにフレキシブルプリント回路基板を設置して該駆動チップと接続する段取と、前記、該フレキシブルプリント回路基板に電圧安定器を外付けしないことであることを特徴とするディスプレイ装置の製造方法である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】従来のディスプレイパネルの駆動回路を示す図である
図2】本発明の実施例1のディスプレイパネルの駆動回路を示す図である。
図3】本発明の実施例2でディスプレイパネルの駆動回路を示す図である。
図4】本発明で制御信号を示す波形図である。
図5】本発明の実施例2でディスプレイパネルの駆動回路を示す図である。
図6】本発明の実施例3でディスプレイパネルの駆動回路を示す図である。
図7】本発明の実施例1で信号発生ユニットを示す回路図である。
図8】本発明の実施例2で信号発生ユニットを示す回路図である。
図9】本発明の実施例1で昇圧ユニットを示す回路図である。
図10】本発明の実施例2で昇圧ユニットを示す回路図である。
図11】本発明の実施例3で昇圧ユニットを示す回路図である。
図12】本発明の実施例4で昇圧ユニットを示す回路図である。
図13A】本発明でディスプレイ装置を示す図である。
図13B】本発明でディスプレイ装置を示す図である。
図14】ディスプレイパネルの製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
明細書及び特許請求の範囲において、とある語彙で特定な素子を示し、該領域の技術者が当然として理解できる。しかし、製作メーカによって異なる語彙で本発明の明細書及び特許請求の範囲の中に主張する同じの素子を示すことが可能である。故に、本明細書及び特許請求の範囲は語彙の差異で素子を区別することではありませんが、効果的な差異に基づいて素子の異なりを区別することである。しかも、「含む」、「含み」という言葉は開放的な用語であるゆえに「含むけど限らずに」という意味を解釈とする。「電気的に接続する」という言葉は、あらゆる直接的に、または間接的に電気による連結の手段を含む。したがって、もし本明細書に「第一装置が第二装置を電気的に接続する」という言葉が書いてあったときは、該第一装置が直接に電気によって第二装置を接続し、またはほかの装置及び接続する手段に通じて第二装置を間接的に連結するという意味である。
【0016】
本発明の特徴及び達成する効果をより深く理解できるよう、下記に好ましい実施例及び詳細な説明を提供する。
【0017】
図2は、本発明の第一実施例においてディスプレイパネル駆動回路を示す図である。ディスプレイパネル駆動回路は、駆動チップ20及びディプレイパネル40における走査制御回路401を含む。駆動チップ20は、電源モジュール、電源回路及び複数の信号発生ユニット(Gate In Panel, GIP)201を含む。電源モジュールは、入力電源によって該信号発生ユニット201へ供給電源を出力する。本実施例における電源モジュールは、複数の昇圧ユニット203、205を含み、昇圧ユニット203が入力電圧VPINによって供給電圧VPSを供給し、昇圧ユニット205が入力電圧VNINによって供給電圧VNSを供給する。前記、供給電圧VPSの電圧レベルが供給電圧VNSより上回る。
【0018】
電源回路が駆動電源を供給するために用いられ、走査制御回路401へ出力する。その電源回路は複数のチャージポンプ207、209を含み、チャージポンプ207で駆動電圧VGHを供給し、チャージポンプ209で駆動電圧VGLを供給する。駆動電圧VGHの電圧レベルが駆動電圧VGLより上回る。
【0019】
該信号発生ユニット201はレベルシャフトにすることができて、複数の入力信号IS1〜ISnによって複数制御信号CS1〜CSnが提供し、且つ該信号発生ユニット201が昇圧ユニット203及び205とを接続し、供給電圧VPS及びVNSが該制御信号CS1〜CSnの供給電源にする。
該複数の信号発生ユニット201はレベルシャフト(Level Shifter)で実現し、それぞれの複数の入力信号IS1〜ISnによって複数の制御信号CS1〜CSnを発生する。且つ該複数の信号発生ユニット201がそれぞれの昇圧ユニット203及び205を接続し、それぞれの供給電圧VPS及びVNSを供給して該複数の制御信号CS1〜CSnの供給電源とする。
【0020】
走査制御回路401が該信号発生ユニット201及び電源回路のチャージポンプ207、209を電気的に接続して必要とする該制御信号CS1〜CSnの中に少なくとも一つを選んで複数の走査信号SC1〜SCmとする。且つ該走査制御信号SC1〜SCmがディスプレイパネル40の画素に出力するために用いられて、ディスプレイパネル40に対する走査を行い、更に走査制御回路401に駆動電圧VGH、VGLを印加して該走査信号SCの電源とする。
【0021】
前記、昇圧ユニット203、205は各別にチャージポンプ、昇圧回路(Boost Circuit)或いは低損失レギュレータ(Low Dropout Regulator, LDO)であって、入力電源の入力電圧VPIN、VNINに対して昇圧または安定化する。また、入力電圧VPIN、VNINは、チャージポンプ、昇圧回路、低損失レギュレータまたはあらゆる従来の技術における電源回路によって提供する。
【0022】
上記より本発明の好ましい実施例におけるディスプレイ駆動回路は、それぞれの電源モジュール(昇圧ユニット203、205)及び電源回路(チャージポンプ207、209)を設置し、電源モジュールが該信号発生ユニット201に必要とする供給電源(供給電圧VPS、VNS)を送り、且つ電源回路が走査制御回路401に必要とする駆動電源(駆動電圧VGH、VGL)を送り、該それぞれの信号発生ユニット201及び走査制御回路401はそれぞれの供給電源を有するので、電源回路におけるチャージポンプ207、209が必要とする出力パワーの提供を下げる。故にチャージポンプ207、209の出力端において設置する電圧安定器CR1、CR2の容量も減少し、電圧安定器CR1、CR2の体積を縮めるので更に電圧安定器CR1、CR2を駆動チップ20内に設置できる。また、電圧安定器が不要にして回路面積を節約できる。
【0023】
図3は、本発明の第二実施例においてディスプレイパネル駆動回路を示す図である。前例との異なる点は、駆動チップ20が駆動電圧VGH、VGLの出力端において電圧安定器CR1、CR2を外付けせず、また駆動チップ20が駆動電圧VGH、VGLを走査制御回路401のルート中において電圧安定器CR1、CR2を外付けせず、或いは走査制御回路401の入力端において電圧安定器CR1、CR2を外付けせずとも安定化する効果を具える。
【0024】
また、該複数の信号発生ユニット201及び走査制御回路401はそれぞれの供給電源を有し、負荷端(ディスプレイパネル40)が変化する時点に、該信号発生ユニット201による制御信号CS1〜CSnに影響を与えることを防止し、走査制御回路401によって発信した複数の走査信号SC1〜SCmを安定化する。
【0025】
本例における電源回路は、チャージポンプ207、209を含むが、本発明はそれを限ることではないと主張する。チャージポンプ207、209が低損失レギュレータまたはほかの昇圧回路に代えて実現することである。
【0026】
図4は、本発明における信号制御のパルスを示す波形図である。本発明において僅か小さな容量の電圧安定器CR1、CR2を設置して電圧安定化の効果を具える。または、電圧安定器CR1、CR2を外付けせずに、駆動チップ20内に設置できる(従来の技術を示す図1により、フレキシブルプリント回路基板50で設置する)。または、電圧安定器CR1、CR2が不要として回路面積を節約できる。しかも、該複数の信号発生ユニット201及び走査制御回路401はそれぞれの供給電源を有し(図2参照)、負荷端によって駆動電圧VGH、VGLの電圧レベルが突然に変化する時点に、該複数の制御信号CS1 〜CSnに影響を与えることが防止して電圧レベルを維持できる。
【0027】
本発明の第2実施例におけるディスプレイパネル駆動回路を示す図である。前例と異なる点は、前例は一つ電源モジュール(昇圧ユニット203、205)が同時にそれぞれの該信号発生ユニット201に電源を提供するのに対し、本例では複数の電源生成モジュールがそれぞれの供給電源をそれぞれの該信号発生ユニット201に送ることである。
【0028】
本実施例において、各走査制御回路201がそれぞれの電源モジュール(昇圧ユニット203、205)を電気的に接続し、それぞれの電源モジュール(昇圧ユニット203、205)から供給電源(供給電圧VPS、VNS)を送ってそれぞれの制御信号CS1〜CSnの供給電源とする。
【0029】
前記、各電源モジュール(昇圧ユニット203、205)に同じの入力電源(入力電圧VPIN、VNIN)を印加して供給電源(供給電圧VPS、VNS)が必要とする電源にする。すなわち該複数の昇圧ユニット203が各入力電圧VPINを印加して供給電圧VPSの電源とし、且つ該複数の昇圧ユニット205にそれぞれの入力電圧VNINを印加して供給電圧VNSの電源とする。
【0030】
本例の設置方法は前例のように、チャージポンプ207、209必要とする入力パワーを下げて更に電圧安定器CR1、CR2の体積を縮めてまたは電圧安定器が不要として回路面積を節約できること、及び負荷端の変化によって該制御信号CS1〜CSnに影響を与えることも防止することができ、更に各信号発生ユニット201が独立な電源モジュール(昇圧ユニット203、205)を有するのでディスプレイパネル40にあわせ、またはユーザーの希望に応えて僅かな制御信号が必要とする時点に、不要な信号発生ユニット201に応える電源モジュールへの電力を遮断し、パワーの消耗を省ける。あるいは、各信号発生ユニット201が異なる電源を必要とする時点に該複数の電源モジュールも異なる昇圧が送れて対応する信号ユニット201とあわせる。
【0031】
本発明におけるディスプレイパネル駆動回路は、一つ電源モジュールで(昇圧ユニット203、205)全ての信号発生ユニット201(図2)に、または複数の電源モジュールでそれぞれに対応する複数の信号発生ユニット201(図4)に限るわけではない。本発明の駆動回路は更に複数の電源モジュールで複数の信号発生ユニット201に対応できる。且つ該複数の電源モジュールがそれぞれに異なる数の信号発生ユニット201を電気的に接続できる。図5は、本発明の実施例3におけるディスプレイパネル駆動回路を示す回路図である。第一電源モジュール(昇圧ユニット203、205)が二つ信号発生ユニット201へ供給電圧VPS、VNSを供給して第二電源モジュールが一つ信号発生ユニット201へ供給電圧VPS、VNSを供給する。
【0032】
さらにいうと、図5及び図6により、駆動チップ20が駆動電圧の出力端において電圧安定器を外付けせず、また駆動チップ20が出力する駆動電圧乃至走査制御回路401におけるルートにおいて電圧安定器が不要であり、或いは走査制御回路401の入力端において電圧安定器CR1、CR2を外付けせずとも安定化する効果を具える。
【0033】
図7は、本発明の第一実施例における信号発生ユニットを示す回路図である。本発明における該複数の信号発生ユニット201の構成が全部同じなので、本例は第一信号発生ユニット201で説明とする。本例における信号発生ユニットはレベルシフトであり、入力信号IS1のレベルを調節して発送する制御信号CS1である。その中に、複数のP 型トランジスタM1、M2、複数のN型トランジスタM3、M4及び一つインバータIN1を含む。P型トランジスタM1の第一端がP型トランジスタM2の第一端を電気的に接続して供給電圧VPSを印加されてN型トランジスタM3の第一端がN型トランジスタM4の第一端を電気的に接続して供給電圧VNSを印加される。N型トランジスタM3の第二端がP型トランジスタM1の第二端及びP型トランジスタM2の制御端を電気的に接続して、N型トランジスタM4の第二端がP型トランジスタM2の第二端及びP型トランジスタM1の制御端を電気的に接続して出力する制御信号CS1に用いられる。N型トランジスタM3の制御端がインバータIN1の入力端を電気的に接続して入力信号IS1を受信する。N型トランジスタM4の制御端がインバータIN1の出力端を電気的に接続してインバータIN1に通じて入力信号IS1に反した信号を受信する。
【0034】
図8は、本発明の第二実施例における信号発生ユニットを示す回路図である。本例の信号発生ユニット201はもう一つレベルシフトであり、入力信号IS1のレベルを調節して制御信号CS1を出力する。その中にN型トランジスタM5、M6、複数のP型M7、M8及びインバータIN2を含む。N型トランジスタM5の第一端がN型トランジスタM6の第二端を電気的に接続して供給電圧VNSを印加されてP型トランジスタM7第一端がP型トランジスタM8の第一端を電気的に接続し供給電圧VNSを印加される。P型トランジスタM7の第二端がN型トランジスタM5の第二端及びN型トランジスタM6の制御端において電気的に接続して、P型M8の第二端がN型トランジスタ第二端及びN型トランジスタM5の制御端において電気的に接続して、出力する制御信号CS1に用いられる。P型トランジスタM7の制御端がインバータIN2の入力端を電気的に接続し入力信号IS1を印加される。P型トランジスタM8の制御端がインバータIN2の出力端を電気的に接続してインバータIN2に通じて入力信号IS1に反した信号を受信する。
【0035】
図9は、本発明の実施例における昇圧ユニットを示す回路図である。本例の昇圧ユニットはチャージポンプであり、且つ該複数の昇圧ユニット203、205の構成が全部同じので、本例は第一信号発生ユニット201で説明とする。昇圧ユニット203は、複数のトランジスタM9乃至M12及びチャージキャパシタC1を含む。トランジスタM9の第一端が信号発生ユニット201を電気的に接続し、トランジスタM10の第一端がトランジスタM9の第二端及びチャージキャパシタC1の第一端を電気的に接続し、トランジスタM11の第一端がトランジスタM10の第二端を電気的に接続し、トランジスタM12の第一端がトランジスタM11の第二端及びチャージキャパシタの第二端を電気的に接続し、トランジスタの第二端が接地端を電気的に接続する。前記、トランジスタM10の第二端及びトランジスタM11の第一端が入力電圧VPINを印加されて、トランジスタM9及びM11が切替信号SAに制御されて切替を行って、トランジスタM10及びM12が切替信号SBに制御されて切替を行う。
【0036】
最初、切替信号SAは低レベル(Low-Level)で切替信号SBは高レベル(High-Level)であって、トランジスタM9、M11はカットオフ(cut-off)でM10、M12はターンオン(turn-on)である。入力電圧VPINがトランジスタM10に通じてチャージキャパシタC1の第一端へ送り、チャージキャパシタC1の第二端がトランジスタM12に通じて接地端に電気的に接続する。したがって、チャージキャパシタC1が入力電圧VPINのレベルまでに充電する。充電は完了すると、切替信号SAは高レベルに転じ、切替信号SBは低レベルに転じ、トランジスタM9、M11はターンオンに転じ、トランジスタM10、M12がカットオフを転じる。入力電圧VPINがトランジスタM11に通じてチャージキャパシタC1の第二端へ送り、チャージポンプC1の第一端がトランジスタM9の第一端に通じて信号発生ユニット201を電気的に接続する。したがって、入力電圧VPINの電圧レベルがトランジスタM11に通じてチャージキャパシタの第二端へ送り、チャージキャパシタC1の第一端に通じてトランジスタM9へ信号発生ユニット201を電気的に接続する。その上、入力電圧VPINの電圧レベルはトランジスタM11に通じてチャージキャパシタC1との電圧レベルを相加され、トランジスタM9に通じて信号発生ユニット201へ供給電圧VPSとする。故に、本実施例の昇圧ユニットは二倍電圧のチャージポンプである。
【0037】
図10は、本発明の第2実施例における昇圧ユニットを示す回路図である。本例の昇圧ユニット203はもう一つのチャージポンプである。それは複数のトランジスタM13乃至M16、複数のチャージキャパシタC2、C3、複数のインバータIN3、IN4及び出力キャパシタCLを含む。トランジスタM13及びM14の第一端において入力電圧VPINを印加し、トランジスタM15の第一端がトランジスタM13の第二端及びトランジスタM14の制御端を電気的に接続する。且つトランジスタM15の制御端がトランジスタM13の制御端及びトランジスタM14の第二端を電気的に接続する。トランジスタM16 の第一端がトランジスタM14 の第二端及びトランジスタM13 の制御端を電気的に接続すし、且つトランジスタM16 の制御端がトランジスタM14 の制御端及びトランジスタM13の第二端を電気的に接続する。チャージキャパシタC2がトランジスタM13の第二端及びインバータIN3の出力端の間において電気的に接続し、インバータIN3の入力端がクロック信号Ф1を受信してインバータIN3の電源端に入力電圧VPINを印加する。チャージキャパシタC3がトランジスタM14の第二端及びインバータIN4の出力端の間において、インバータIN4の入力端にクロック信号Ф2を印加し、インバータIN4の電源端に入力電圧VPINを印加する。
【0038】
本例における昇圧ユニット203は、出力電圧VPINがトランジスタM13、M14へ出力する。且つ高レベルが入力電圧VPINを同じで互いに反するクロック信号Ф1、Ф2を用いてそれぞれのインバータIN3、IN4に通じてそれぞれのチャージキャパシタC2、C3を出力し、接点電圧VA、VBの電圧レベルが入力電圧に一倍と二倍に介し、トランジスタM15、M16が供給電圧VPSとするために、出力キャパシタCLに二倍の入力電圧VPINまで充電する。
【0039】
図11は、本発明の第3実施例における昇圧ユニットを示す回路図である。本例において昇圧ユニットは低損失レギュレータである。演算増幅器OP1、キャパシタC4、トランジスタM17及び複数抵抗R1、R2を含む。演算増幅器OP1のマイナス出力端に参考電圧VREFを印加し、演算増幅器OP1の電源端に入力電圧VPINを印加する。キャパシタC4が演算増幅器OP1の出力端及び参考電位端の間に電気的に接続する。トランジスタM17の制御端が演算増幅器OP1の出力端を電気的に接続して、トランジスタM17の第一端に入力電圧VPINを印加する。抵抗R1がトランジスタM17の第二端及び演算増幅器OP1のプラス入力端の間において電気的に接続する。抵抗R2が演算増幅器OP1のプラス出力端及び参考電位端の間において電気的に接続する。前記、トランジスタM17の第二端にも昇圧ユニット203の出力端を電気的に接続して、出力する供給電圧VPSに用いられる。
【0040】
本実施例における昇圧ユニット203は上記による低損失レギュレータであって、入力電圧VPINを供給電圧VPSに代えて安定に出力する。
【0041】
図12は、本発明の第4実施例における昇圧ユニットを示す回路図である。本例において昇圧ユニット203はもう一つ低損失レギュレータであって前例との異なる点は、更に演算増幅器OP2及び複数のキャパシタC5、C6を備える。キャパシタC5が演算増幅器OP1の出力端及びトランジスタM17の第二端の間において電気的に接続し、演算増幅器OP2の出力端が演算増幅器OP1の出力端において電気的に接続し、電算増幅器OP2の出力端がトランジスタM9の制御端において電気的に接続する。キャパシタC6が演算増幅器OP2の出力端及びトランジスタM17の第二端の間において電気的に接続する。本例における電源モジュールは前例と同様に入力電圧VPINからなる供給電圧VPSを安定に出力する。
【0042】
したがって、図9乃至図12の昇圧ユニット回路は昇圧ユニット203、205に適用とする以外、さらに入力電源(入力電圧VPIN、VNIN)の回路、またはチャージポンプ207、209の回路とする。
【0043】
図13Aは、本発明のディスプレイ装置を示す図である。ディスプレイ装置がディスプレイパネル5及び駆動モジュール6である。該駆動モジュール6はフレキシブルプリント回路基板60及び駆動チップ62を含む。駆動チップ62はディスプレイパネル5の片端において設置して、ディスプレイパネル5を電気的に接続して、フレキシブルプリント回路基板60の片端においてディスプレイパネル5の片端を接続して駆動チップ62を電気的に接続する。この実施例における電圧安定器がフレキシブルプリント回路基板60に外付けする。
【0044】
図13Bは、本発明のディスプレイ装置を示す図である。本例と第13A図の相異点は、本例の駆動チップ62が電源モジュール、電源回路及びそれぞれの該信号発生ユニット21を含み、各部品の接続及び作動は上記のように既に説明したので、ここでの説明は省略する。本例において該信号発生ユニット201及び走査制御回路401によってそれぞれの電源モジュール及び電源回路が提供する駆動電圧VGH,VGL及び供給電圧VPS、VNSが駆動チップ62に必要とする電圧安定器CR1、CR2の体積を縮め、直接に駆動チップ内62に設置でき、フレキシブルプリント回路基板60で電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具える。したがって、本発明はフレキシブルプリント回路基板60で電圧安定器CR1、CR2を設置する段取りを省き、工程製作の時間並びにコストを節約できる。
【0045】
図14は、ディスプレイパネルの製造方法を示すフローチャートに示すように、本発明でディスプレイパネル製造方法の段取りは、まずディスプレイパネル5、フレキシブルプリント回路基板60、駆動チップ62を用意し、次ぎ駆動チップ62をディスプレイパネル5に設置し(図13A参照)、さらにディスプレイパネル5でフレキシブルプリント回路基板60を設置し、駆動チップ5に電気的に接続する。前記フレキシブルプリント回路基板60において電圧安定器CR1、CR2を外付けせずとも安定化効果を具える。
【0046】
上記より本発明は、該信号発生ユニット201及び走査制御回路401によってそれぞれ用いる電源モジュール及び電源回路においてそれぞれの供給電圧VPS、VNS及び駆動電圧VGH、VGLに電源を提供し、駆動チップ62は必要とする電圧安定器CR1、CR2の体積が縮み、直接に駆動チップ内62に設置でき、フレキシブルプリント回路基板60で電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具える。したがって、本発明はフレキシブルプリント回路基板60で電圧安定器CR1、CR2を設置する段取りを省き、工程製作の時間並びにコストを節約できる。
【0047】
また、本発明のディスプレイパネルの製造方法は、ディスプレイパネル下方で背光モジュールを設置しディスプレイパネルに対する発光素子を提供する。
【0048】
上記により本発明のディスプレイパネルの駆動回路は、電源モジュール及び電源回路によってそれぞれ該信号発生ユニット及び走査制御回路に対する電源を提供し、電源回路が必要とする出力パワーを下げ、更に電源回路の出力端に外付けする電圧安定器容量を下げ、故に電圧安定器の体積を縮小し、電圧安定器を走査回路及び駆動回路内であり、または電圧安定器を外付けせずとも安定化効果を具えることになり、さらに、回路面積もまた縮小する。且つ信号発生ユニット及び走査制御回路の電源を共有させず、負荷端が変化する時点に、該信号発生ユニットによる制御信号に影響を与えることを防止する。
【符号の説明】
【0049】
10、20、62 駆動チップ
101、201 信号発生ユニット
103、105、207、209 チャージポンプ
203、205 昇圧ユニット
30、40、5 ディスプレイパネル
301、401 走査制御回路
50、60 フレキシブルプリント回路基板
6 駆動モジュール
C1、C2、C3 キャパシタ
C4、C5、C6 キャパシタ
CL 出力コンデンサ
CS1、CS2、CSn 制御信号
CR1、CR2 電圧安定器
IS1、IS2、ISN 入力信号
M1、M2、M7、M8 P型トランジスタ
M3、M4、M5、M6 N型トランジスタ
M9、M10、M11、M12、M13、 トランジスタ
M14、M15、M16、M17
IN1、IN2、IN3、IN4 インバータ
OP1、OP2 演算増幅器
R1、R2 抵抗
SC1、SC2、SCM 走査信号
SA、SB 切替信号
VA、VB 節点電圧
VGH、VGL 駆動電圧
VPIN、VNIN 入力電圧
VPS、VNS 供給電圧
VREF 参考電圧
Ф1、Ф2 クロック信号
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14