【課題】 本発明は、外部ネットワークからファイルを提供する内部ネットワークに侵入する可能性を根本的に遮断し、情報を交換できない状況で信頼性のあるデータ伝達装置およびその方法に関するものである。
【解決手段】 データを格納する領域に相当する格納部を含むデータ伝達装置は、内部ネットワークのホストからデータを受信する内部ネットワーク接続部と、データを一方向伝送するように制御する内部ネットワーク制御部と、内部ネットワーク制御部から受信したデータの無欠性を点検し、格納部の状態を把握する書き込み制御部と、外部ネットワークのホストから要請を受信する外部ネットワーク接続部と、格納部に格納されたデータを、外部ネットワークのホストの要請に応じて検索、読み出しおよび削除する読み出し/書き込み制御部とを含む。
データ伝達装置が内部ネットワークのホストからログイン情報を受信し、受信したログイン情報に基づいて前記内部ネットワークのホストのアクセス権限を判断するステップと、
前記内部ネットワークのホストのアクセス権限がある場合、データ伝送を許容するステップと、
データを格納する領域に相当する格納部の状態を把握するステップと、
前記格納部の状態が正常状態の場合、前記内部ネットワークのホストからデータを受信して臨時保管し、臨時保管データの無欠性を点検するステップと、
前記臨時保管データを前記格納部に格納するステップとを含むことを特徴とする、データ伝達方法。
データ伝達装置が外部ネットワークのホストからログイン情報を受信し、受信したログイン情報に基づいて前記外部ネットワークのホストのアクセス権限を判断するステップと、
前記外部ネットワークのホストのアクセス権限がある場合、前記外部ネットワークのホストからデータ伝送要請を受信するステップと、
データが格納されている格納部の状態を把握するステップと、
前記格納部の状態が正常状態の場合、前記データ伝送要請に対応するデータを前記格納部から読み出して、前記外部ネットワークのホストに伝達するステップとを含むことを特徴とする、データ伝達方法。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を添付した図面を参照して詳細に説明する。ここで、繰り返される説明、本発明の要旨を不明にする可能性がある公知の機能、および構成に関する詳細な説明は省略する。本発明の実施形態は、当業界における平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状および大きさなどは、より明確な説明のために誇張されることがある。
【0024】
以下、本発明にかかる好ましい実施形態にかかるデータ伝達装置およびその方法について、添付した図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
まず、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置は、物理的一方向性を保障しながら信頼性のあるデータ(ファイル)の伝送を行うことができるPOSS(Physical One−Way Sharing Storage)技術に関するものである。
【0026】
図1は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置を概略的に示す構成図である。
【0027】
図1を参照すれば、データ伝達装置100は、内部ネットワーク接続部110と、内部ネットワーク制御部120と、書き込み制御部130と、格納部140と、外部ネットワーク接続部150と、外部ネットワーク制御部160と、読み出し/書き込み制御部170と、ユーザ入力処理部180と、入力インタフェース190とを含む。
【0028】
内部ネットワーク接続部110は、内部ネットワークのホストからデータ(ファイル)を受信し、受信したデータ(ファイル)を内部ネットワーク制御部120に伝達する。
【0029】
内部ネットワーク制御部120は、内部ネットワーク接続部110からデータ(ファイル)を受信し、受信したデータ(ファイル)を書き込み制御部130に一方向伝送する。また、内部ネットワーク制御部120は、書き込み制御部130から制御信号を受信し、受信した制御信号に応じて動作する。
【0030】
書き込み制御部130は、内部ネットワーク制御部120からデータ(ファイル)を一方向に受信し、受信したデータ(ファイル)を格納部140に記録する。書き込み制御部130は、受信したデータ(ファイル)の無欠性を点検、格納、検索、ファイルのバージョン管理を行うことができる。
【0031】
また、書き込み制御部130は、格納部140の状態を把握する。
【0032】
格納部140は、データ(ファイル)を格納する格納所の役割を果たす。
【0033】
外部ネットワーク接続部150は、外部ネットワークのホストからデータ(ファイル)を受信し、送信するデータ(ファイル)を外部ネットワークのホストに伝達する。外部ネットワーク接続部150は、USB、LAN、Etcのうちの1つであってよく、これに限定されない。
【0034】
外部ネットワーク制御部160は、読み出し/書き込み制御部170の制御を受けてデータ(ファイル)を送受信する。
【0035】
具体的には、外部ネットワーク制御部160は、外部ネットワーク接続部150からデータ(ファイル)を受信する。また、外部ネットワーク制御部160は、読み出し/書き込み制御部170に外部ネットワークのホストの要請を伝達する。さらに、外部ネットワーク制御部160は、読み出し/書き込み制御部170からデータ(ファイル)を一方向受信し、制御信号を受信して、受信した制御信号に応じて動作する。
【0036】
読み出し/書き込み制御部170は、格納部140に格納されたデータ(ファイル)を、外部ネットワークの要請に応じて検索および削除する。
【0037】
具体的には、読み出し/書き込み制御部170は、外部ネットワークのホストからの要請に対応して、格納部140のファイルを検索、読み出し、削除する機能を行う。また、読み出し/書き込み制御部170は、ファイル伝送機能を行うことができる。
【0038】
ユーザ入力処理部180は、入力インタフェース190の入力、すなわち、機器自体でユーザの手動操作により入力されたデータを処理するインタフェースである。
【0039】
本発明の実施形態にかかるユーザ入力処理部180は、外部ネットワークで能動的実行が難しい場合、すなわち、手動操作により入力されたデータを処理する。
【0040】
入力インタフェース190は、ユーザの入力を受けるためのインタフェースである。
【0041】
次に、データ伝達装置100が内部ネットワークのホストからファイルを受信する過程を、
図2および
図3を参照して詳細に説明する。
【0042】
図2は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置が内部ネットワークのホストからファイルを受信する過程を各部分別に示す図である。
【0043】
まず、ファイル伝送環境には、内部ネットワークのホストと、制御部と、格納部140とを含む。
【0044】
内部ネットワークのホストは、ファイルを伝送する主体である。
【0045】
制御部は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置100において、格納部140を除いた内部ネットワークに関連する構成、すなわち、内部ネットワーク接続部110、内部ネットワーク制御部120、書き込み制御部130を通称する。
【0046】
格納部140は、伝送されたファイルを格納する空間であり、外部ネットワークに連係する部分である。
【0047】
図2を参照すれば、内部ネットワークのホストは、ファイル伝送のために、データ伝達装置100に接続を試みる。
【0048】
すなわち、内部ネットワークのホストは、データ伝達装置100の制御部にログインをする(S201)。データ伝達装置100は、設定によって、アイディー(ID)、パスワード(PW)、アイピー(IP)、マック(MAC)などを点検し、ログインを許容するか否かを判断する。
【0049】
内部ネットワークのホストは、伝送初期化過程を行う(S202)。この時、内部ネットワークのホストは、制御部に伝送するファイルのファイル名、ファイルの大きさ、ファイルのMD5値を伝送する。ここで、ファイルの大きさとファイルのMD5値は、伝送過程後、ファイルの無欠性を点検するための情報である。
【0050】
データ伝達装置100の制御部は、内部ネットワークのホストで伝送初期化過程が完了すると、格納部140の状態を把握する(S203)。具体的には、制御部は、格納部140が正常動作しているか、格納部140の格納機能を使用することができるか、格納部140に同じファイル名が存在するかなどを確認する。
【0051】
次に、データ伝達装置100の制御部は、内部ネットワークのホストに伝送許容信号を伝達する(S204)。
【0052】
内部ネットワークのホストは、伝送許容信号を受信すると、実際にデータ(ファイル)伝送を開始する(S205)。
【0053】
データ伝達装置100の制御部は、伝送されたデータ(ファイル)を臨時空間にファイルに組み立て、伝送完了後、臨時保管データ(ファイル)の無欠性を点検する(S206)。具体的には、データ伝達装置100の制御部は、伝送完了後、臨時保管データの無欠性を点検し、問題がなければ、制御部の内部で一方向伝送後、もう一度無欠性を点検する。
【0054】
次に、データ伝達装置100の制御部は、無欠性点検後、問題がなければ、ファイルを実際に格納部140に格納し(S207)、臨時空間に組み立てられたファイル、すなわち、臨時保管データを削除する(S208)。
【0055】
データ伝達装置100の制御部は、データ(ファイル)のバージョン情報を格納部に記録し(S209)、データ伝送終了を内部ネットワークのホストに知らせる(S210)。
【0056】
図3は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置の側面におけるファイル伝達過程を示すフローチャートである。
【0057】
図3を参照すれば、データ伝達装置100は、内部ネットワークのホストからログイン情報を受信する(S301)。この時、ログイン情報は、アイディー(ID)、パスワード(PW)を含む。
【0058】
データ伝達装置100は、ログイン情報に基づいて内部ネットワークのホストのアクセス権限を判断する(S302)。
【0059】
データ伝達装置100は、S302ステップで判断した結果、内部ネットワークのホストにアクセス権限がなければ、エラー情報を伝送する(S303)。
【0060】
データ伝達装置100は、S302ステップで判断した結果、内部ネットワークのホストにアクセス権限があれば、ファイル伝送要請をする(S304)。この時、データ伝達装置100は、ファイルだけでなく、ファイルのファイル名、ファイルの大きさ、ファイルのMD5値を要請する。
【0061】
データ伝達装置100は、格納部140が正常動作しているか、格納部140の格納機能を使用することができるか、格納部140に同じファイル名が存在するかなどのような、格納部140の状態を把握する(S305)。
【0062】
データ伝達装置100は、格納部140の状態が正常状態であるかを判断する(S306)。
【0063】
データ伝達装置100は、格納部140の状態が正常状態でない場合、エラー情報を伝送する(S307)。
【0064】
データ伝達装置100は、格納部140の状態が正常状態の場合、内部ネットワークのホストからファイルを受信する(S308)。
【0065】
データ伝達装置100は、S308ステップで受信するファイルを臨時空間に組み立て、受信完了後、臨時保管データの無欠性を点検する(S309)。この時、データ伝達装置100は、臨時保管データ、すなわち、ファイルのMD5値を用いて、データの無欠性を点検する。
【0066】
データ伝達装置100は、データの無欠性を点検した結果が正常状態であるかを判断する(S310)。
【0067】
データ伝達装置100は、データの無欠性を点検した結果が正常状態でない場合、エラー情報を伝送する(S311)。
【0068】
データ伝達装置100は、データの無欠性を点検した結果が正常状態の場合、内部からデータの一方向伝送、例えば、内部ネットワーク制御部120から書き込み制御部130への一方向伝送を行う(S312)。
【0069】
データ伝達装置100は、データの無欠性を点検する(S313)。
【0070】
データ伝達装置100は、データの無欠性を点検した結果が正常状態であるかを判断する(S314)。
【0071】
データ伝達装置100は、データの無欠性を点検した結果が正常状態でない場合、エラー情報を伝送する(S315)。
【0072】
データ伝達装置100は、データの無欠性を点検した結果が正常状態の場合、臨時保管データを格納部140に格納する(S316)。この時、データ伝達装置100は、臨時保管データに関連するバージョン情報と伝送者ID、伝送時間などを併せて格納する。
【0073】
データ伝達装置100は、ファイル伝送完了情報を内部ネットワークのホストに伝達する(S317)。
【0074】
次に、データ伝達装置100の格納部140に格納されたファイルを外部ネットワークのホストに伝達する過程を、
図4および
図5を参照して詳細に説明する。
【0075】
図4は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置が外部ネットワークのホストにファイルを伝達する過程を各部分別に示す図である。
【0076】
まず、ファイル伝送環境には、格納部140と、制御部と、外部ネットワークのホストとを含む。
【0077】
格納部140は、内部ネットワークに伝送されるファイルを格納する空間である。
【0078】
制御部は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置100において、格納部140を除いた外部ネットワークに関連する構成、すなわち、外部ネットワーク接続部150、外部ネットワーク制御部160、読み出し/書き込み制御部170を通称する。
【0079】
外部ネットワークのホストは、ファイルを受信する側面である。
【0080】
図4を参照すれば、外部ネットワークのホストは、ファイルを受信するために、データ伝達装置100に接続を試みる。
【0081】
すなわち、外部ネットワークのホストは、データ伝達装置100の制御部にログインをする(S401)。データ伝達装置100は、設定によって、アイディー(ID)、パスワード(PW)、アイピー(IP)、マック(MAC)などを点検し、ログインを許容するか否かを判断する。
【0082】
外部ネットワークのホストは、伝送初期化過程を行う(S402)。
【0083】
データ伝達装置100の制御部は、外部ネットワークのホストで伝送初期化過程が完了すると、格納部140の状態を把握する(S403)。具体的には、制御部は、格納部140が正常に動作しているか、格納部140のデータロード機能を使用することができるかなどを確認する。
【0084】
外部ネットワークのホストは、受信しようとするファイルの当該ファイル名、バージョンなどを用いて、ファイル伝送要請をデータ伝達装置100の制御部に伝達する(S404)。
【0085】
データ伝達装置100の制御部は、ファイル伝送要請に対応するファイルを格納部140から読み出して、外部ネットワークのホストに伝送する(S405)。
【0086】
データ伝達装置100の制御部は、伝送が完了すると、伝送終了信号を外部ネットワークのホストに伝送する(S406)。
【0087】
図5は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置の側面におけるファイル伝達過程を示すフローチャートである。
【0088】
図5を参照すれば、データ伝達装置100は、外部ネットワークのホストからログイン情報を受信する(S501)。この時、ログイン情報は、アイディー(ID)、パスワード(PW)を含む。
【0089】
データ伝達装置100は、ログイン情報に基づいて外部ネットワークのホストのアクセス権限を判断する(S502)。
【0090】
データ伝達装置100は、S502ステップで判断した結果、外部ネットワークのホストにアクセス権限がなければ、エラー情報を伝送する(S503)。
【0091】
データ伝達装置100は、S502ステップで判断した結果、外部ネットワークのホストにアクセス権限があれば、外部ネットワークのホストからファイル伝送要請を受ける(S504)。この時、外部ネットワークのホストは、受信しようとするファイルの当該ファイル名、バージョンなどを用いて、ファイル伝送要請をデータ伝達装置100に伝達する。
【0092】
データ伝達装置100は、格納部140が正常に動作しているか、格納部140のデータロード機能を使用することができるかなどのような、格納部140の状態を把握する(S505)。
【0093】
データ伝達装置100は、格納部140の状態が正常状態であるかを判断する(S506)。
【0094】
データ伝達装置100は、格納部140の状態が正常状態でない場合、エラー情報を伝送する(S507)。
【0095】
データ伝達装置100は、格納部140の状態が正常状態の場合、ファイル伝送要請に対応するファイルを格納部140から読み出して、外部ネットワークのホストに伝送する(S508)。
【0096】
データ伝達装置100は、伝送が完了すると、伝送終了信号を外部ネットワークのホストに伝送する(S509)。
【0097】
次に、内部ネットワーク制御部120および書き込み制御部130の詳細構成を、
図6を参照して詳細に説明する。
【0098】
図6は、本発明の実施形態にかかる内部ネットワーク制御部および書き込み制御部を示す構成図である。
【0099】
図6を参照すれば、内部ネットワーク制御部120は、データ受信モジュール121と、一方向データ伝送モジュール122と、制御信号受信および制御モジュール123とを含む。
【0100】
データ受信モジュール121は、内部ネットワーク接続部を介して内部ネットワークのホストからデータを受信する。
【0101】
一方向データ伝送モジュール122は、受信したデータの無欠性を点検し、一方向区間を介して書き込み制御部130の一方向データ受信モジュール131に伝達する。
【0102】
制御信号受信および制御モジュール123は、データ格納完了に対応する制御信号を書き込み制御部130の制御信号送信および制御モジュール133から受信し、受信した制御信号を内部ネットワークに伝達してデータ伝送が完了した旨を伝達する。
【0103】
書き込み制御部130は、一方向データ受信モジュール131と、格納および格納所制御モジュール132と、制御信号送信および制御モジュール133とを含む。
【0104】
一方向データ受信モジュール131は、内部ネットワーク制御部120の一方向データ伝送モジュール122からデータを受信する。
【0105】
格納および格納所制御モジュール132は、受信したデータの無欠性を点検し、問題がなければ、データを格納部140に格納する。
【0106】
制御信号送信および制御モジュール133は、データ格納完了に対応する制御信号を内部ネットワーク制御部120の制御信号受信および制御モジュール123に伝送する。
【0107】
次に、データ伝達装置100が内部ネットワークのホストからファイルを受信する過程を、
図7を参照して詳細に説明する。
【0108】
図7は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置が内部ネットワークのホストからファイルを受信する具体的な過程を各部分別に示す図である。
【0109】
まず、ファイル伝送環境には、内部ネットワークのホストと、内部ネットワーク接続部110と、内部ネットワーク制御部120と、書き込み制御部130と、格納部140とを含む。
【0110】
内部ネットワークのホストは、データ(ファイル)伝送のために、内部ネットワーク接続部110を介してデータ伝達装置にアクセスする。
【0111】
内部ネットワークのホストは、アクセス後、データ伝送のために、伝送初期化過程を行う(S701)。伝送初期化過程では、設定によって、接続ホスト、すなわち、内部ネットワークのホストのIP、MAC、IDを点検し、内部ネットワークのホストから伝送するファイルの名前、大きさ、ファイルの無欠性確認のためのMD5値を含む初期化データをデータ伝達装置に伝送する。内部ネットワークのホストから伝送された初期化データは、内部ネットワーク接続部110および内部ネットワーク制御部120を介して書き込み制御部130に伝達される。
【0112】
書き込み制御部130は、格納部140の状態を把握する(S702)。具体的には、書き込み制御部130は、格納部140が正常動作しているか、格納部140の状態が正常にデータ(ファイル)を記録することができる状態であるか、同じファイル名が存在するかを確認する。
【0113】
書き込み制御部130は、格納部140に同じファイル名が存在しない場合、伝送許容制御信号を内部ネットワーク制御部120および内部ネットワーク接続部110を介して内部ネットワークのホストに伝送する(S703)。反面、書き込み制御部130は、格納部140に同じファイル名が存在する場合、バージョンアップデートの有無を確認し、バージョン情報を更新または中断する。
【0114】
内部ネットワークのホストは、伝送許容信号を受信すると、データ(ファイル)を伝送する(S704)。この時、TCPプロトコルでの応答は、内部ネットワーク接続部110で処理する。
【0115】
次に、内部ネットワーク制御部120は、受信したデータを臨時保管する(S705)。
【0116】
内部ネットワークのホストからデータ伝送が完了(S706)すると、内部ネットワーク制御部120は、臨時保管データの無欠性を点検し(S707)、臨時保管データを一方向区間を介して書き込み制御部130に伝達する(S708)。S708ステップは、内部ネットワーク制御部120から書き込み制御部130への一方向伝送状態である。
【0117】
次に、内部ネットワーク制御部120は、書き込み制御部130から特定の制御信号を受信することができる一方向受信状態に切り替えられる(S709)。
【0118】
書き込み制御部130は、S708ステップで受信したデータに対する無欠性を点検する(S710)。書き込み制御部130は、データの無欠性を点検した結果、問題がなければ、データを格納部140に格納し(S711)、バージョン情報を記録する(S712)。
【0119】
次に、書き込み制御部130は、データ格納完了に対応する制御信号を内部ネットワーク制御部120に伝送し(S713)、内部ネットワーク制御部120は、伝送結果を内部ネットワーク接続部110を介して内部ネットワークに伝送する(S714)。
【0120】
次に、外部ネットワーク制御部160および読み出し/書き込み制御部170の詳細構成を、
図8を参照して詳細に説明する。
【0121】
図8は、本発明の実施形態にかかる外部ネットワーク制御部および読み出し/書き込み制御部を示す構成図である。
【0122】
図8を参照すれば、外部ネットワーク制御部160は、データ送受信モジュール161と、内部データ送受信モジュール162とを含む。
【0123】
読み出し/書き込み制御部170は、内部データ送受信モジュール171と、格納所制御モジュール172とを含む。
【0124】
次に、データ伝達装置100が外部ネットワークのホストの要請によって動作する過程を、
図9〜
図11を参照して詳細に説明する。
【0125】
図9は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置が外部ネットワークのホストからデータ検索要請を受けた場合の動作過程を示す図である。
【0126】
図9を参照すれば、外部ネットワークのホストは、データ(ファイル)を検索するために、外部ネットワーク接続部150を介してデータ伝達装置にアクセスする。
【0127】
外部ネットワークのホストは、アクセス後、データを検索するために、伝送初期化過程を行う(S901)。伝送初期化過程では、設定によって、接続ホスト、すなわち、外部ネットワークのホストのIP、MAC、アイディー、パスワードを点検する。
【0128】
読み出し/書き込み制御部170は、格納部140の状態を把握し(S902)、初期化完了メッセージを外部ネットワークのホストに伝送する(S903)。
【0129】
外部ネットワークのホストは、検索しようとするデータ(ファイル)の当該ファイル名、バージョンなどを用いて、ファイル検索要請を読み出し/書き込み制御部170に伝達する(S904)。
【0130】
読み出し/書き込み制御部170は、ファイル検索要請に対応するデータ(ファイル)を検索し(S905)、これに該当するログを記録する(S906)。
【0131】
読み出し/書き込み制御部170は、S905ステップでデータを検索した結果を外部ネットワークのホストに伝送する(S907)。
【0132】
図10は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置が外部ネットワークのホストからデータ受信要請を受けた場合の動作過程を示す図である。
【0133】
図10を参照すれば、外部ネットワークのホストは、データ(ファイル)を受信するために、外部ネットワーク接続部150を介してデータ伝達装置にアクセスする。
【0134】
外部ネットワークのホストは、アクセス後、データを受信するために、伝送初期化過程を行う(S1001)。伝送初期化過程では、設定によって、接続ホスト、すなわち、外部ネットワークのホストのIP、MAC、アイディー、パスワードを点検する。
【0135】
読み出し/書き込み制御部170は、格納部140の状態を把握し(S1002)、ファイル検索などの動作が可能であるかを確認する。次に、読み出し/書き込み制御部170は、データ形式の初期化完了メッセージを外部ネットワークのホストに伝送する(S1003)。
【0136】
外部ネットワークのホストは、受信しようとするデータ(ファイル)の当該ファイル名とバージョンを含むデータ形式の伝送要請メッセージを読み出し/書き込み制御部170に伝達する(S1004)。
【0137】
読み出し/書き込み制御部170は、伝送要請メッセージに相当するデータ(ファイル)を検索し(S1005)、これに該当するログを記録する(S1006)。
【0138】
読み出し/書き込み制御部170は、S1005ステップでデータを検索した結果を外部ネットワークのホストに伝送する(S1007)。
【0139】
図11は、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置が外部ネットワークのホストからデータ削除要請を受けた場合の動作過程を示す図である。
【0140】
図11を参照すれば、外部ネットワークのホストは、データ(ファイル)を削除するために、外部ネットワーク接続部150を介してデータ伝達装置にアクセスする。
【0141】
外部ネットワークのホストは、アクセス後、データを削除するために、伝送初期化過程を行う(S1101)。伝送初期化過程では、設定によって、接続ホスト、すなわち、外部ネットワークのホストのIP、MAC、アイディー、パスワードを点検する。
【0142】
読み出し/書き込み制御部170は、格納部140の状態を把握し(S1102)、ファイル削除が可能であるかを確認する。次に、読み出し/書き込み制御部170は、データ形式の初期化完了メッセージを外部ネットワークのホストに伝送する(S1103)。
【0143】
外部ネットワークのホストは、削除しようとするデータ(ファイル)の当該ファイル名とバージョンを含むデータ形式の削除要請メッセージを読み出し/書き込み制御部170に伝達する(S1104)。
【0144】
読み出し/書き込み制御部170は、削除要請メッセージに相当するデータ(ファイル)を格納部140から検索する(S1105)。次に、読み出し/書き込み制御部170は、検索したデータ(ファイル)を格納部140から削除し(S1106)、これに該当するログを記録する(S1107)。
【0145】
読み出し/書き込み制御部170は、S1106ステップでデータを削除した結果を外部ネットワークのホストに伝送する(S1108)。
【0146】
このように、本発明の実施形態にかかるデータ伝達装置およびその方法は、外部ネットワークからファイルを提供する内部ネットワークに侵入する可能性を根本的に遮断し、情報を交換できない状況で伝送されるデータの信頼性を保障することができる。
【0147】
以上、図面と明細書で最適な実施形態が開示された。ここで、特定の用語が使用されたが、これは、単に本発明を説明するための目的で使用されたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。そのため、本技術分野における通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形および均等な他の実施形態が可能であることを理解することができる。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付した特許請求の範囲の技術的思想によって定められなければならない。