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特開2015-180413骨インプラントを固定するための装置および方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-180413(P2015-180413A)
(43)【公開日】2015年10月15日
(54)【発明の名称】骨インプラントを固定するための装置および方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/58 20060101AFI20150918BHJP
【FI】
   A61B17/58
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】72
(21)【出願番号】特願2015-143682(P2015-143682)
(22)【出願日】2015年7月21日
(62)【分割の表示】特願2012-557179(P2012-557179)の分割
【原出願日】2011年3月8日
(31)【優先権主張番号】61/378,822
(32)【優先日】2010年8月31日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/311,494
(32)【優先日】2010年3月8日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】512190697
【氏名又は名称】コンベンタス オーソピディックス, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】トッド エー. クリンケ
(72)【発明者】
【氏名】スティーブ ディー. クルース
(72)【発明者】
【氏名】カイル タイラー
(72)【発明者】
【氏名】ステファン ジェイ. ハーテル
(72)【発明者】
【氏名】マイケル ピー. ブレンツェル
(72)【発明者】
【氏名】ポール ヒンドリックス
(72)【発明者】
【氏名】アレックス エー. ピーターソン
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160LL27
4C160LL29
4C160LL33
4C160LL44
(57)【要約】
【課題】骨インプラントを固定するための装置および方法の提供。
【解決手段】骨インプラントを固定するための装置および方法を提供する。インプラントは、拡張可能インプラントであってもよい。インプラントは、非拡張可能インプラントであってもよい。インプラントは、骨折を修復するためのものであってもよい。インプラントは、アンカーによって骨に固定されてもよい。インプラントは、アンカー受容特徴を含んでもよい。アンカー受容特徴は、皮質骨の中へアンカーを方向付けるように構成されてもよい。アンカー受容特徴は、皮質骨を通して打ち込まれたアンカーを受容するように構成されてもよい。インプラントは、海綿骨に係合するように構成される骨係合部材を含んでもよい。インプラントは、異なる外形を含んでもよい。異なる外形は、インプラントを固定するように構成されてもよい。外形は、骨を支持するように構成されてもよい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載された発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、米国仮特許出願第61/311,494号(2010年3月8日出願)および米国仮特許出願第61/378,822号(2010年8月31日出願)の非仮特許出願であり、これらの両出願は、その全体が本明細書に参照によって援用される。
【0002】
(発明の分野)
本開示の側面は、骨の中に配備されたインプラントを固定するための装置および方法を提供することに関する。具体的には、本開示は、骨に挿入され、骨に固定されるデバイスを利用して骨折を修復するための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
人体は、長骨、短骨、扁平骨、不規則形骨、および種子骨を含む。長骨は、中間幹によって特徴付けられる。長骨の中間幹は、典型的には、骨幹として分類される。そのような骨の端部は、典型的には、骨端として分類される。中間幹と端部との間で推移する骨は、典型的には、骨幹端として分類される。
【0004】
中間幹または端部骨のいずれか一方の多重区画骨折は、複数の方向に適切な固定を生成する方式で、整列および安定を必要とする。
【0005】
しかしながら、中間幹骨折および端部骨折は、根本的に異なる。荷重条件、骨折パターン、必要とされる整列、および治癒を推進するための圧縮力が異なる。中間幹骨折は、アンカーが打ち込まれてもよい骨折の両側に十分な骨材料を有する。特に、関節面上の端部骨折は、薄い皮質骨、軟質海綿骨、および最小の固着場所を有してもよい。
【0006】
中間幹骨折は、主に屈曲および捻転において荷重を受ける傾向がある。端部骨折は、複雑な多方向の応力パターンで荷重を受ける傾向がある。したがって、中間幹修復アプローチは、端部骨折の修復には適切でない場合がある。
【0007】
長骨骨折の外科的固定には、(1)皮膚内にあるデバイス(内部固定)、および(2)皮膚から外へ延在するデバイス(外部固定)といった、2つの主要カテゴリがある。(a)骨の外側にネジで留められるプレート、または(b)骨の中心へと下に進むロッドといった、長骨の手術のための2つの一般的な種類の内部固定アプローチがある。
【0008】
髄内ロッド、釘、またはインプラントは、軟組織の外傷および合併症を最小化することにおいて、プレートおよびネジよりも効果的である。また、インプラントの適切なサイズ決定は、骨折の再整列および治癒に役立つ。インプラントの適正なサイズ決定は、患者の生体構造へのインプラントデバイスの適正な合致を確保してもよい。
【0009】
骨の髄内空洞の中で配備されるインプラントは、拡張可能であってもよい。拡張可能インプラントは、適正な解剖学的整列を提供し、インプラントの適切なサイズ決定を可能にしてもよい。しかしながら、骨折は、複数の方向に適切な固定を生成する方式で、整列および安定を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、骨の内側に配備されたインプラントを固定するための装置および方法を提供することが望ましくなるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
骨インプラントのための装置であって、該インプラントは、第1の基部と、第2の基部と、その間に延在する骨インプラント構成要素とを有し、該第1の基部および該第2の基部は、長手軸を画定し、該骨インプラント構成要素は、該軸に沿った該第1の基部と該第2の基部との相対変位に対応して、該長手軸に対して偏向し、該装置は、
該軸と実質的に同軸であり、該第1の基部に長手方向に固定される第1の本体と、
該軸と実質的に同軸であり、該第2の基部に長手方向に固定される第2の本体と、
該第1の本体と該第2の本体との間の距離を長手方向に固定するように構成される細長い係合部材と
を含む、装置。
(項目2)
前記距離は、
前記インプラントの完全折り畳み状態に対応する最大値と、
該インプラントの完全拡張状態に対応する最小値とを含み、
前記細長い係合部材は、ほぼ該最大値からほぼ該最小値までの範囲内の任意の値で、該距離を長手方向に固定するようにさらに構成され、
該完全折り畳み状態は、該インプラントが前記骨のアクセス穴を通過するように構成される状態に対応し、
該完全拡張状態は、該インプラントが標準の温度および圧力において該骨の外側に拡張された状態に対応する、項目1に記載の装置。
(項目3)
前記距離は、前記インプラントの長さを制御することによって、該インプラントの拡張を制御する、項目1に記載の装置。
(項目4)
前記距離は、前記骨インプラントの治療的な長さに対応する、項目1に記載の装置。
(項目5)
前記距離は、前記骨インプラントの治療的な半径に対応する、項目1に記載の装置。
(項目6)
前記細長い部材は、統合構成であり、
前記インプラントと連携して動作するように構成される全ての構造のうち、前記細長い係合部材だけが前記距離を固定するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目7)
前記距離は、前記骨インプラントの拡張状態に対応し、該拡張状態は、骨のための構造支持を提供し、該骨の内壁への残留外向き半径方向圧力を実質的に排除する、項目1に記載の装置。
(項目8)
前記細長い係合部材は、前記第1の本体と前記第2の本体との間に張力を印加するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目9)
前記細長い部材は、統合構成であり、
前記インプラントと連携して動作するように構成される全ての構造のうち、前記細長い係合部材だけが前記張力を印加するように構成される、項目6に記載の装置。
(項目10)
前記細長い部材が前記距離を固定するときに、該細長い部材は、前記第1の本体の内部で前記第1の本体に、前記第2の本体の内部で前記第2の本体に係合する、項目9に記載の装置。
(項目11)
前記第1の本体は、第1のタップ付きカニューレを含み、
前記第2の本体は、第2のタップ付きカニューレを含み、
前記細長い部材は、ネジ山を含み、該ネジ山は、該第1のタップ付きカニューレおよび該第2のタップ付きカニューレに係合するように構成される、項目10に記載の装置。
(項目12)
前記ネジ山は、前記第1のタップ付きカニューレに係合した後に、該ネジ山が前記第2のタップ付きカニューレに係合するときに、前記距離を大幅に変更することを回避するように十分にピッチが細かい、項目11に記載の装置。
(項目13)
前記第2の本体が、外径を有する場合、前記第1の本体は、該第2の本体の該外径よりも大きい内径を有する円筒形部分を含み、該円筒形部分は、該第2の本体の一部分を受容するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目14)
足場が、前記第1の基部と前記第2の基部との間に延在しており、該足場は、前記骨インプラント構成要素を含み、および骨を支持するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目15)
前記第1の基部が、前記第2の基部に向かって移動するとき、前記足場は、前記長手軸から離れる方向に拡張する、項目14に記載の装置。
(項目16)
前記インプラントは、固着基板を含み、該固着基板は、前記長手軸と前記足場との間に配置される、項目15に記載の装置。
(項目17)
固着基板が、前記第1の基部と第2の基部との間に延在しており、該固着基板は、前記骨インプラント構成要素を含み、および骨を支持するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目18)
前記第1の基部は、前記第2の基部に向かって移動し、前記固着基板は、前記長手軸から離れる方向に拡張する、項目17に記載の装置。
(項目19)
前記インプラントは、足場を含み、該足場は、前記長手軸に対して、前記固着基板よりも大きい半径方向距離を置いている、項目17に記載の装置。
(項目20)
タブが、前記第1の基部および前記足場の一方または両方から延在し、
ポケットが、該第1の基部および該足場の一方または両方の中に存在し、
該タブは、該ポケットに係合するように付勢され、
該足場は、該タブと該ポケットとの係合によって、該第1の基部に実質的に長手方向および回転方向に固定される、項目19に記載の装置。
(項目21)
前記距離が、固定されている場合、前記アンカー基板は、前記長手軸に沿って摺動可能であり、および該長手軸の周りで角度変位可能である、項目20に記載の装置。
(項目22)
骨の内側で骨インプラントの拡張直径を制御するための方法であって、該方法は、
第1の基部と第2の基部との間の距離を固定することによって、該インプラントの長さを制御することであって、該第1および第2の基部は、実質的に同一線上にあり、該第1の基部と該第2の基部との間に延在する細長い部材を使用する、ことと、
アクセス穴を閉じることによって、該骨の内側で該細長い部材を閉じることであって、該アクセス穴を通して該インプラントが該骨の中に送達された、ことと
を含む、方法。
(項目23)
前記インプラントが、完全折り畳み状態および完全拡張状態を有し、該完全折り畳み状態は、該インプラントが前記骨におけるアクセス穴を通過するように構成される状態に対応し、該完全拡張状態は、該インプラントが標準の温度および温度で該骨の外側に拡張されている状態に対応する場合に、前記距離をある値に固定することをさらに含み、該ある値は、
該インプラントの該完全折り畳み状態に対応する最大値以下であり、かつ、
該インプラントの該完全拡張状態に対応する最小値以上である
項目22に記載の方法。
(項目24)
拡張可能骨インプラントのためのハブであって、該インプラントは、中心軸部材および支持部材を有し、該支持部材は、該中心軸部材に沿って相互から離間している第1端および第2端を有し、該支持部材は、該インプラントが拡張するとき、該中心軸部材から半径方向に離れるように偏向するように構成される中間部分を有し、該ハブは、支持部材端末を含み、該支持部材端末は、
該インプラントの拡張中に、該中心軸部材に対して該第2端を長手方向に固定することと、
該拡張中に、該中心軸部材に対して該第2端を半径方向に固定することと
を行うように構成され、
該支持部材端末は、該支持部材のための隙間切込みを含むことにより、該第2端が該拡張中に角度可動域を有する、ハブ。
(項目25)
前記第2端が、タブを含み、前記支持部材端末が、該タブを取り囲むように構成されるエンクロージャをさらに含み、
前記切込みは、該エンクロージャを横断する、項目24に記載のハブ。
(項目26)
前記エンクロージャは、
第1のエンクロージャ部材と、
第2のエンクロージャ部材であって、該部材は、該第1のエンクロージャ部材から分離しており、前記タブを該エンクロージャの中へ入れるように構成される、第2のエンクロージャ部材と
を含む、項目25に記載のハブ。
(項目27)
前記第1のエンクロージャ部材は、前記角度可動域を制限する戻止め表面を含む、項目26に記載のハブ。
(項目28)
前記戻止め表面は、前記切込みの端部を含む、項目27に記載のハブ。
(項目29)
前記第2のエンクロージャ部材は、前記角度可動域を制限する戻止め表面を含む、項目26に記載のハブ。
(項目30)
前記支持部材端末は、前記中心軸部材の周りを回転するように構成される、項目24に記載のハブ。
(項目31)
前記支持部材端末は、前記中心軸部材に対して回転方向に固定される、項目24に記載のハブ。
(項目32)
骨用のインプラントのための安定器であって、該骨は、該インプラントの送達のためのアクセス穴を有し、該アクセス穴は、穴の壁を有し、該安定器は、細長い部材を含み、該細長い部材は、
該穴に沿って、
該インプラントが該骨の中に配備されるときに、該インプラントとアンカー受容特徴との間に延在するように構成され、
該アンカー受容特徴は、該穴の壁の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成される、安定器。
(項目33)
前記細長い部材は、延長部を含み、該延長部は、前記アンカー受容特徴を越えて延在し、支持プレートと関節運動するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目34)
前記延長部は、前記アンカー受容部材の円周方向にある第1の表面を含み、
前記支持プレートは、該第1の表面と相補的な第2の表面を含む、項目33に記載の安定器。
(項目35)
前記アンカー受容特徴によって受容されるアンカーからのけん引は、前記第1の表面に対して前記第2の表面を押し付けるように構成される、項目34に記載の安定器。
(項目36)
前記アンカーが前記穴の壁の中に打ち込まれると、前記細長い部材は、前記インプラントの回転に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目37)
前記アンカーが前記穴の壁の中に打ち込まれると、前記細長い部材は、前記インプラントの長手軸に沿った該インプラントの移動に抵抗する、項目32に記載の安定器。
(項目38)
前記アンカーは、前記穴の壁の中に打ち込まれると、
該穴の中の前記細長い部材の回転と、
該穴に沿った該細長い部材の軸方向移動と
に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目39)
前記インプラントは、該インプラントの形状を維持するための係止機構を含み、
該係止機構は、前記アクセス穴に挿入されたネジによって係止されるように構成され、
該ネジは、前記アンカー受容特徴が前記アンカーを受容した後に調整可能である、項目32に記載の安定器。
(項目40)
支持プレートをさらに含み、該支持プレートは、前記骨に固着され、該骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられ、
該支持プレートは、前記穴の中の前記細長い部材の回転に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目41)
支持プレートをさらに含み、該支持プレートは、
前記骨に固着されることと、
該骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられることと、
前記穴に沿った前記細長い部材の軸方向移動に抵抗することと
を行うように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目42)
支持プレートをさらに含み、該支持プレートは、
前記骨に固着されることと、
該骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられることと、
前記穴の中の前記細長い部材の回転に抵抗することと、
前記穴に沿った前記細長い部材の軸方向移動に抵抗することと
を行うように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目43)
前記アンカー受容特徴は、第1のアンカー受容特徴であり、前記支持プレートは、前記アンカーを受容するように構成される第2のアンカー受容特徴をさらに含む、項目42に記載の安定器。
(項目44)
前記支持プレートは、前記骨の皮質壁の外面の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成される第3のアンカー受容特徴をさらに含む、項目43に記載の安定器。
(項目45)
前記アンカー受容特徴は、第1のアンカー受容特徴であり、前記安定器は、
該第1のアンカー受容特徴に隣接する第1縁と、
該第1のアンカー受容特徴に隣接する第2縁と、
前記アンカーを受容するように構成される第2のアンカー受容特徴を含む支持プレートと
をさらに含み、
該第1縁および該第2縁は、旋回軸を画定し、
該アンカーは、該支持プレートを前記骨と接触し、該骨の外面と実質的に平行な位置に固定するように構成され、
該支持プレートは、前記穴の中の前記細長い部材の回転に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目46)
前記アンカー受容特徴に隣接する第1縁と、
該アンカー受容特徴に隣接する第2縁と、
前記アンカーを受容するように構成される第2のアンカー受容特徴を含む支持プレートと
をさらに含み、
該第1縁および該第2縁は、旋回軸を画定し、
該アンカーは、該支持プレートを前記骨と接触し、該骨の外面と実質的に平行な位置に固定するように構成され、
該支持プレートは、前記穴に沿った前記細長い部材の軸方向移動に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目47)
前記アンカー受容特徴に隣接する第1縁と、
該アンカー受容特徴に隣接する第2縁と、
前記アンカーを受容するように構成される第2のアンカー受容特徴を含む支持プレートと
をさらに含み、
該第1縁および該第2縁は、旋回軸を画定し、
該アンカーは、該支持プレートを前記骨と接触し、該骨の外面と実質的に平行な位置に固定するように構成され、
該支持プレートは、前記穴の中の前記細長い部材の回転および該穴に沿った該細長い部材の軸方向移動に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目48)
前記支持プレートは、前記旋回軸の周りの実質的な曲げモーメントを前記細長い部材に伝達しない、項目47に記載の安定器。
(項目49)
前記支持プレートは、前記骨の皮質壁の外面の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成される第3のアンカー受容特徴をさらに含む、項目47に記載の安定器。
(項目50)
前記骨に固着され、該骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられる支持プレートを含み、該支持プレートは、
第1の刻み目と、
第2の刻み目と
を含み、
前記細長い部材は、隆起を含み、
該第1の刻み目および該第2の刻み目は、該隆起に係合し、前記穴の中での該細長い部材の回転に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目51)
前記骨に固着され、該骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられる支持プレートを含み、該支持プレートは、
第1の刻み目と、
第2の刻み目と
を含み、
前記細長い部材は、隆起を含み、
該第1の刻み目および該第2の刻み目は、該隆起に係合し、前記穴に沿った該細長い部材の軸方向移動に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目52)
前記骨に固着され、該骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられる支持プレートを含み、該支持プレートは、
第1の刻み目と、
第2の刻み目と
を含み、
前記細長い部材は、隆起を含み、
該第1の刻み目および該第2の刻み目は、該隆起に係合し、前記インプラントの長手軸に垂直な軸の周りでの該細長い部材の回転に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目53)
前記骨に固着され、該骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられる支持プレートを含み、該支持プレートは、
第1の刻み目と、
第2の刻み目と
を含み、
前記細長い部材は、隆起を含み、
該第1の刻み目および該第2の刻み目は、前記隆起に係合し、
前記穴の中での該細長い部材の回転と、
該穴に沿った該細長い部材の軸方向移動と、
前記インプラントの長手軸に垂直な軸の周りでの該細長い部材の回転と
に抵抗するように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目54)
前記細長い部材は、前記インプラントが前記骨の内側に配備された後に、前記アクセス穴内に位置付けられるように構成される、項目32に記載の安定器。
(項目55)
骨用のインプラントのための安定器であって、該インプラントは、該骨の皮質壁のアクセス穴を通して配備されるように構成され、該安定器は、
該インプラントが該骨の中に配備されると、該インプラントと、該皮質壁の外面の中に打ち込まれるアンカーを受容するように構成されるアンカー受容特徴との間に延在するように構成される細長い部材を含み、
該細長い部材は、該皮質壁の該外面に沿って該アンカー受容特徴を位置付けるために変形されるように構成される、安定器。
(項目56)
前記細長い部材を覆って位置付けられるように構成される支持プレートをさらに含み、
該支持プレートは、前記穴の中心軸の周りでの該細長い部材の回転に抵抗する、項目55に記載の安定器。
(項目57)
前記細長い部材を覆って位置付けられるように構成される支持プレートをさらに含み、
該支持プレートは、該細長い部材に対して直角の軸の周りでの該細長い部材の回転に抵抗する、項目55に記載の安定器。
(項目58)
前記細長い部材を覆って位置付けられるように構成される支持プレートをさらに含み、
該支持プレートは、
前記穴の中心軸の周りでの該細長い部材の回転と、
該細長い部材に対して直角の軸の周りでの回転と
に抵抗する、項目55に記載の安定器。
(項目59)
前記細長い部材は、前記インプラントが前記骨の中に配備された後に、該インプラントに取り付けられるように構成される、項目55に記載の安定器。
(項目60)
骨用のインプラントのための安定器であって、該インプラントは、該骨の皮質壁のアクセス穴を通して配備されるように構成され、該安定器は、
該皮質壁の外面の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成されるアンカー受容特徴のための部位と、
該インプラントが該骨の中に配備されると、該インプラントと、該部位との間に延在するように構成される細長い部材と、
該細長い部材を覆って位置付けられる支持プレートであって、該支持プレートは、
該アクセス穴の中心軸の周りでの該細長い部材の回転と、
該細長い部材に対して直角の該細長い部材の軸方向移動と
に抵抗するように構成される、支持プレートと
を含む、安定器。
(項目61)
前記細長い部材は、前記インプラントが前記骨の中に配備された後に、該インプラントに取り付けられるように構成される、項目60に記載の安定器。
(項目62)
骨用のインプラントのための安定器であって、該インプラントは、該骨の皮質壁のアクセス穴を通して配備されるように構成され、該安定器は、細長い部材を含み、該細長い部材は、
該穴に沿って、
該インプラントが該骨の中に配備されると、該インプラントと、控え壁カラーとの間に
延在するように構成され、
該控え壁カラーは、該アクセス穴の開口部で支持され、
該細長い部材は、該控え壁カラーで終端し、
該控え壁カラーは、該皮質壁の外面と実質的に平行である、安定器。
(項目63)
アンカー受容特徴をさらに含み、該アンカー受容特徴は、前記外面の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成される、項目62に記載の安定器。
(項目64)
前記アクセス穴の中心軸と前記インプラントの中心軸との間の角度は、調整可能である、項目62に記載の安定器。
(項目65)
係止機構をさらに含み、該係止機構は、前記調整可能な角度を係止するように構成される、項目64に記載の安定器。
(項目66)
前記細長い部材は、関節運動表面をさらに含む、項目64に記載の安定器。
(項目67)
前記調整可能な角度は、0度と45度との間である、項目64に記載の安定器。
(項目68)
骨の中に骨インプラントを固定するためのシステムであって、該システムは、
表および裏を有する拡張可能ウェブであって、該ウェブは、該骨の内部に挿入されるように構成され、拡張直径を有する拡張可能セルを含む、拡張可能ウェブと、
アンカーであって、該アンカーは、該拡張可能ウェブが該骨の内側にあるとき、該骨の断片を該拡張可能ウェブに固定するように構成される、アンカーと
を含み、該アンカーは、該表から該セルを貫通するための細長いシャフトと、該シャフトから離れるように横方向に延在し、該セルの該裏に係合することにより該セルと該骨の断片との間に張力を印加するように構成される係合特徴とを有し、該シャフトは、該張力が印加されたとき、該セルの該裏からの該係合特徴の係脱を防止するために、該拡張直径に対して十分大きいシャフト直径を有する、システム。
(項目69)
前記拡張直径は、前記係合特徴が前記セルの前記裏に係合する前に、前記拡張可能ウェブが拡張状態にあるときの該セルの直径である、項目68に記載のシステム。
(項目70)
前記拡張直径は、前記拡張可能ウェブが拡張状態にあり、前記係合特徴が前記セルの前記裏に係合しており、該セルが前記張力によって弾性的に変形させられたときの該セルの直径である、項目68に記載のシステム。
(項目71)
前記拡張直径は、前記拡張可能ウェブが拡張状態にあり、前記係合特徴が前記セルの前記裏に係合しており、該セルが前記張力によって塑性的に変形させられたときの該セルの直径である、項目68に記載のシステム。
(項目72)
前記アンカーは、ネジであり、前記係合特徴は、らせんネジ山であり、ネジの谷径、ネジのネジ山直径、およびネジ山ピッチのうちの1つ以上は、前記セルの破壊ひずみに基づいて選択される、項目68に記載のシステム。
(項目73)
前記アンカーは、ネジであり、前記係合特徴は、らせんネジ山であり、ネジの谷径、ネジのネジ山直径、およびネジ山ピッチのうちの1つ以上は、前記セルの弾性変形限界に基づいて選択される、項目68に記載のシステム。
(項目74)
前記アンカーは、ネジであり、前記係合特徴は、らせんネジ山であり、ネジの測定基準は、前記セルの破壊強度に基づいて選択される、項目68に記載のシステム。
(項目75)
前記ネジの測定基準は、ネジの外径である、項目70に記載のシステム。
(項目76)
前記ネジの測定基準は、ネジの平均直径である、項目70に記載のシステム。
(項目77)
前記ネジの測定基準は、ネジの内径である、項目70に記載のシステム。
(項目78)
前記ネジの測定基準は、ネジ山ピッチである、項目70に記載のシステム。
(項目79)
前記ネジの測定基準は、ネジのネジ山角度である、項目70に記載のシステム。
(項目80)
骨アンカーを受容するように構成されるブラケットと、
該骨の内側に配備される骨インプラントに対して該ブラケットを支持するように構成される延長部材と、
締結アセンブリであって、該締結アセンブリは、
該ブラケットを延長部に締結することと、
該延長部を該インプラントに締結することと
を行うように構成される、締結アセンブリと
を含み、該締結アセンブリは、
該ブラケットが該インプラントに対して移動可能である第1の状態と、
該ブラケットが該インプラントに対して係止される第2の状態と
を有する、装置。
(項目81)
前記第1の状態において、前記ブラケットは、前記インプラントからの第1の距離から、該インプラントからの第2の距離まで移動可能である、項目80に記載の装置。
(項目82)
前記第1の状態において、前記ブラケットは、前記インプラントに対する第1の角度から、該インプラントに対する第2の角度まで移動可能である、項目80に記載の装置。
(項目83)
前記第1の状態において、前記ブラケットは、
前記インプラントからの第1の距離から、該インプラントからの第2の距離まで、
該インプラントに対する第1の角度から、該インプラントに対する第2の角度まで
移動可能である、項目80に記載の装置。
(項目84)
前記締結アセンブリは、
締結具であって、該締結具は、
前記インプラントに向かって前記延長部を押すことと、
該延長部と前記ブラケットとの間に摩擦を誘発することと
を行うように構成される、締結具を含む、項目80に記載の装置。
(項目85)
拡張ブッシングをさらに含み、前記締結具は、
前記インプラントに向かって該拡張ブッシングを打ち込むことにより、該インプラントに向かって前記延長部を押すことと、
該延長部を拡張することにより、前記ブラケットの移動に干渉することと
を行うように構成される、項目84に記載の装置。
(項目86)
前記ブラケットは、管状部を有し、
前記延長部は、該ブラケット管状部内にある管状部を有し、
前記拡張ブッシングは、前記拡張管状部内にある部分を有し、
前記締結具は、ネジを含み、該ネジは、該拡張ブッシング内にある部分を有する、項目85に記載の装置。
(項目87)
中心軸部材と、
該中心軸部材の周囲に同軸上に支持される第1の拡張可能ウェブと、
該中心軸の周囲に同軸上におよび該第1の拡張可能ウェブ内に支持される第2の拡張可能ウェブと
を含む、骨インプラント。
(項目88)
前記中心軸部材が長手軸を画定するときに、
前記第1の拡張可能ウェブは、第1のメッシュセル密度を有し、該第1のメッシュセル密度は、拡張されたときに、該第1の拡張可能ウェブが、該第1のメッシュセル密度に基づいて第1の半径を有するように該軸に沿って変化し、
前記第2の拡張可能ウェブは、第2のメッシュセル密度を有し、該第2のメッシュセル密度は、拡張されたときに、該第2の拡張可能ウェブが、該第2のメッシュセル密度に基づいて第2の半径を有するように該軸に沿って変化する、項目87に記載のインプラント。
(項目89)
前記第2のウェブの全長に実質的に沿って、前記第2の半径に対する前記第1の半径の比は、実質的に一定である、項目88に記載のインプラント。
(項目90)
前記第2のウェブの長さに沿って、前記第2の半径に対する前記第1の半径の比は、実質的に一定である、項目88に記載のインプラント。
(項目91)
前記第2の半径は、前記第2のウェブの遠位端と前記第2のウェブの近位端との間に、第2の半径の最大値を有し、
該第2の半径は、該遠位端に向かって、該最大値から実質的に直線的に減少し、
該第2の半径は、該近位端に向かって、該最大値から実質的に直線的に減少する、項目88に記載のインプラント。
(項目92)
前記第2のウェブの前記遠位端と該第2のウェブの前記近位端との間において、
前記第2の半径と前記第1の半径との間の違いは、半径方向オフセットを画定し、
該半径方向オフセットは、該第2の半径の最大値に対応するオフセット最小値を有する、項目91に記載のインプラント。
(項目93)
前記オフセット最小値は、前記第1の拡張可能ウェブが半径方向荷重を負担するときに、該第1の拡張可能ウェブが変形して、前記第2の半径の最大値において該荷重を前記第2の拡張可能ウェブに伝達するように十分小さい、項目92に記載のインプラント。
(項目94)
前記第1の拡張可能ウェブは、第1の複数の開放セルを含み、
前記第2の拡張可能ウェブは、第2の複数の開放セルを含み、
前記第1および第2の複数の開放セルは、アンカーに係合し、張力を該アンカーに送達して、該アンカーと係合される骨の断片を保持するように構成される、項目87に記載のインプラント。
(項目95)
前記第2の拡張可能ウェブは、該第2の拡張可能ウェブが、前記アンカーによる該第2の拡張可能ウェブの係合中に、前記アンカーからの干渉に応じて回転することができるために、前記長手軸の周りを回転可能であるように支持される、項目93に記載のインプラント。
(項目96)
骨用のインプラントであって、該インプラントは、構造構成要素を含み、拡張状態と、折り畳み状態と、長手軸と、該長手軸に対して直角の横軸とを有し、該構造構成要素は、該長手軸に沿って、
第1のゾーンと、
第2のゾーンと、
第3のゾーンと
を含み、
該第1のゾーンは、該横軸の周りでの屈曲に対する第1の抵抗を有し、
該第2のゾーンおよび該第3のゾーンは、該横軸の周りでの屈曲に対する第2の抵抗を有し、
該折り畳み状態において、該屈曲に対する第1の抵抗は、該屈曲に対する第2の抵抗よりも大きい、インプラント。
(項目97)
前記拡張状態での前記屈曲に対する第2の抵抗は、前記折り畳み状態での前記屈曲に対する第2の抵抗よりも大きい、項目96に記載のインプラント。
(項目98)
前記第1のゾーンは、第1のセルを含み、前記第3のゾーンは、第2のセルを含み、
該第1のセルは、
該第2のセルから、第1の距離で、前記長手軸の周囲で円周方向に離間し、
該第2のセルから、第2の距離で、該長手軸に沿って長手方向に離間し、前記第2のゾーンは、該第1のセルから該第2のセルまでの連結具を含む、項目96に記載のインプラント。
(項目99)
前記第1の距離の増加は、前記横軸の周りでの前記第2のゾーンの可撓性の増加に対応する、項目98に記載のインプラント。
(項目100)
前記第2の距離の増加は、前記横軸の周りでの前記第2のゾーンの可撓性の増加に対応する、項目98に記載のインプラント。
(項目101)
前記第1のゾーンは、第3のセルを含み、該第3のセルは、
前記第2のセルから、第3の距離で、前記長手軸の周囲で円周方向に離間し、
該第2のセルから、第4の距離で、該長手軸に沿って長手方向に離間し、
前記第3のゾーンは、第4のセルを含み、該第4のセルは、
該第3のセルからの前記第1の距離で、該長手軸の周囲で円周方向に離間し、
該第3のセルからの第2の距離で、該長手軸に沿って長手方向に離間し、
前記第2のゾーンは、前記連結具が第1の連結具であるときに、
該第3のセルから該第4のセルまでの第2の連結具を含み、
前記拡張状態において、該第1の連結具は、該第2の連結具の上に積み重なる、項目98に記載のインプラント。
(項目102)
前記連結具は、前記第1のセルと前記第2のセルとを蛇行して連結する、項目98に記載のインプラント。
(項目103)
前記第1のゾーンは、第1のセルを含み、前記第3のゾーンは、第2のセルを含み、
該第1のセルは、
前記長手軸の周囲で、該第2のセルと円周方向に整列させられ、
該第2のセルからの距離で、該長手軸に沿って長手方向に離間し、
前記第2のゾーンは、該第1のセルから該第2のセルまでの連結具を含む、項目96に記載のインプラント。
(項目104)
前記連結具は、前記第1のセルを前記第2のセルに蛇行して連結する、項目103に記載のインプラント。
(項目105)
前記連結具は、「V」字形連結具を含み、該連結具は、頂点と、第1の脚と、第2の脚とを有し、
前記長手軸に沿った圧縮下において、該第1の脚および該第2の脚は、該頂点の周囲で折り重なる、項目103に記載の構造。
(項目106)
骨用のインプラントであって、該インプラントは、構造構成要素を含み、該インプラントは、拡張状態と、折り畳み状態と、長手軸とを有し、該構造構成要素は、
該長手軸に沿って延在する第1の構造部材と、
該長手軸に沿って延在し、該第1の部材から該長手軸の周囲で円周方向に離間している第2の構造部材と、
該第1の部材から該第2の部材まで及ぶ交差支持材と
を含み、
該交差支持部材は、継手を有する部材を含み、該部材は、
該折り畳み状態で、該継手の周囲で折り重ねられ、
該拡張状態で、該継手の周囲で広げられるように構成される、インプラント。
(項目107)
前記交差支持材が折り重ねられたとき、前記部材の角度は、実質的に0度であり、
該交差支持材が広げられたときに、該部材の角度は、実質的に180度である、項目106に記載のインプラント。
(項目108)
前記広げられた交差支持材は、前記長手軸からの前記インプラントの拡張を制限する、項目106に記載のインプラント。
(項目109)
骨用のインプラントであって、該インプラントは、支持構成要素を含み、該支持構成要素は、平面を画定し、該インプラントは、該平面内に位置する長手軸と、該平面内に位置し、該長手軸と垂直である第1の横軸と、該長手軸と垂直であり、かつ該平面と垂直である第2の横軸とを有し、
該支持構成要素は、
該長手軸の周囲または該第1の横軸の周りでの屈曲に対する第1の抵抗と、
該第2の横軸の周りでの屈曲に対する第2の抵抗と
を有し、
該第1の屈曲抵抗は、該第2の屈曲抵抗よりも大きい、インプラント。
(項目110)
前記支持構成要素は、第1の部材と、第2の部材とを含み、
該第1の部材は、
前記長手軸の周囲または前記第1の横軸の周りでの屈曲に対する第3の抵抗と、
前記第2の横軸の周りでの屈曲に対する第4の抵抗と
を有し、
該第2の部材は、
該長手軸の周囲または該第1の横軸の周りでの屈曲に対する第5の抵抗と、
該第2の横軸の周りでの屈曲に対する第6の抵抗と
を有する、項目109に記載のインプラント。
(項目111)
前記支持構成要素は、第1のアンカー受容特徴と、第2のアンカー受容特徴とを含み、該第1のアンカー受容特徴および該第2のアンカー受容特徴は、前記平面内に位置するアンカーを受容するように構成される、項目109に記載のインプラント。
(項目112)
長手軸を画定する中心軸部材と、
該中心軸部材の周囲に同軸上に支持される拡張可能ウェブであって、該拡張可能ウェブは、
該拡張可能ウェブの第1のセグメントに沿って長手方向に変化する第1のメッシュセル密度と、
該拡張可能ウェブの第2のセグメントに沿って長手方向に変化する第2のメッシュセル密度と、
該拡張可能ウェブの第3のセグメントに沿って長手方向に変化する第3のメッシュセル密度と、
該拡張可能ウェブの第4のセグメントに沿って長手方向に変化する第4のメッシュセル密度と、
該拡張可能ウェブの第5のセグメントに沿って長手方向に変化する第5のメッシュセル密度と
を含み、それにより、該拡張可能ウェブが拡張状態であるときに、
該第1のセグメントは、第1の外形を有し、
該第2のセグメントは、第2の外形を有し、
該第3のセグメントは、第3の外形を有し、
該第4のセグメントは、第4の外形を有し、
該第5のセグメントは、第5の外形を有する
拡張可能ウェブと
を含む、骨インプラント。
(項目113)
非拡張状態において、前記第1、第2、第3、第4、および第5のセグメントは、連続して長手方向に順序付けられ、
前記拡張状態において、
該第1および第5のセグメントは、相互に対面して凹状であり、
該第2および第4のセグメントは、それぞれ、該第1のセグメントから該第3のセグメントまで、および該第3のセグメントから該第5のセグメントまで架橋する、項目112に記載のインプラント。
(項目114)
前記拡張状態において、前記第3のセグメントは、実質的に円筒形である、項目113に記載のインプラント。
(項目115)
前記拡張状態において、前記第3のセグメントは、楕円体である、項目113に記載のインプラント。
(項目116)
前記拡張状態において、
前記第1のセグメントは、第1のセグメントの最大半径を有し、
前記第3のセグメントは、第3のセグメントの最大半径を有し、
前記第5のセグメントは、第5のセグメントの最大半径を有し、
該第1のセグメントの最大半径および該第5のセグメントの最大半径の両方は、該第3のセグメントの最大半径よりも大きい、項目113に記載のインプラント。
(項目117)
前記第3のセグメントの最大半径に対する、前記第1のセグメントの最大半径および前記第5のセグメントの最大半径のうちの1つのものの比は、少なくとも1.1である、項目116に記載のインプラント。
(項目118)
長手軸を画定する中心軸部材と、
該中心軸部材の周囲に同軸上に支持される拡張可能ウェブであって、該拡張可能ウェブは、
該拡張可能ウェブの第1のセグメントに沿って長手方向に変化する第1のメッシュセル密度と、
該拡張可能ウェブの第2のセグメントに沿って長手方向に変化する第2のメッシュセル密度と、
該拡張可能ウェブの第3のセグメントに沿って長手方向に変化する第3のメッシュセル密度と
を含み、該拡張可能ウェブが拡張状態であるときに、
該第1のセグメントは、第1の外形を有し、
該第2のセグメントは、第2の外形を有し、
該第3のセグメントは、第3の外形を有する
拡張可能ウェブと
を含む、骨インプラント。
(項目119)
非拡張状態において、前記第2のセグメントは、前記第1のセグメントと前記第3のセグメントとの間で長手方向にあり、
前記拡張状態において、
該第1のセグメントは、楕円体であり、
該第3のセグメントは、該第1のセグメントに対面して凹状であり、
該第2のセグメントは、該第3のセグメントの外半径から該第1のセグメントの隣接先端まで架橋する、項目118に記載のインプラント。
(項目120)
前記拡張状態において、前記第2のセグメントは、前記第1のセグメントに対面して凹状である部分を有する、項目119に記載のインプラント。
(項目121)
前記拡張状態において、前記第2のセグメントは、前記第1のセグメントに対面して凸状である部分を有する、項目120に記載のインプラント。
(項目122)
前記拡張状態において、前記第2のセグメントは、前記第1のセグメントに対面して凸状である部分を有する、項目119に記載のインプラント。
(項目123)
前記拡張状態において、
前記第1のセグメントは、第1のセグメントの最大半径を有し、
前記第3のセグメントは、第2のセグメントの最大半径を有し、
該第3のセグメントの最大半径は、該第1のセグメントの最大半径よりも大きい、項目119に記載のインプラント。
(項目124)
前記第1のセグメントの最大半径に対する前記第3のセグメントの最大半径の比は、少なくとも1.1である、項目123に記載のインプラント。
(項目125)
前記拡張状態において、
前記第1のセグメントは、第1の長手径を有し、
前記第2および第3のセグメントはともに、第2の長手径を画定し、
該第1の長手径は、該第2の長手径よりも大きい、項目119に記載のインプラント。
(項目126)
前記第2の長手径に対する前記第1の長手径の比は、少なくとも2.5である、項目125に記載のインプラント。
(項目127)
前記拡張状態において、
前記第1のセグメントは、第1のセグメントの最大半径を有し、
前記第3のセグメントは、第2のセグメントの最大半径を有し、
該第1のセグメントの最大半径は、該第3のセグメントの最大半径よりも大きい、項目119に記載のインプラント。
(項目128)
前記第3のセグメントの最大半径に対する前記第1のセグメントの最大半径の比は、少なくとも1.1である、項目123に記載のインプラント。
(項目129)
前記拡張状態において、
前記第1のセグメントは、第1の長手径を有し、
前記第2および第3のセグメントはともに、第2の長手径を画定し、
該第2の長手径は、該第1の長手径よりも大きい、項目119に記載のインプラント。
(項目130)
前記第1の長手径に対する前記第2の長手径の比は、少なくとも2.5である、項目129に記載のインプラント。
(項目131)
長手軸を画定する中心軸部材と、
該中心軸部材の周囲に同軸上に支持される拡張可能ウェブであって、該拡張可能ウェブは、
該拡張可能ウェブの第1のセグメントに沿って長手方向に変化する第1のメッシュセル密度と、
該拡張可能ウェブの第2のセグメントに沿って長手方向に変化する第2のメッシュセル密度と、
該拡張可能ウェブの第3のセグメントに沿って長手方向に変化する第3のメッシュセル密度と
を含み、該拡張可能ウェブが拡張状態であるときに、
該第1のセグメントは、第1の外形を有し、
該第2のセグメントは、第2の外形を有し、
該第3のセグメントは、第3の外形を有する
拡張可能ウェブと
を含む、骨インプラント。
(項目132)
非拡張状態において、前記第2のセグメントは、前記第1のセグメントと前記第3のセグメントとの間で長手方向にあり、
前記拡張状態において、
前記第1の外形は、該第2のセグメントに向かって開いている実質的に円錐形の形状であり、
該第3のセグメントは、実質的に平面的であり、前記中心軸部材と実質的に垂直であり、
該第2のセグメントは、該第1のセグメントの外半径から該第3のセグメントの外半径まで架橋する、項目131に記載のインプラント。
(項目133)
前記拡張状態において、
前記第2の外形は、実質的に円錐形であり、前記第1の外径との継手において第1の半径、および前記第3の外径との継手において第2の半径を有し、
該第2の半径は、該第1の半径よりも大きい、項目132に記載のインプラント。
(項目134)
前記第1の半径に対する前記第2の半径の比は、少なくとも1.1である、項目133に記載のインプラント。
(項目135)
骨用のインプラントのための骨係合部材であって、該インプラントは、骨の内側に配備されたときに、該インプラントの遠位端において、封入領域を画定し、該骨係合部材は、
該領域から外へ延在し、
該骨の中へ延在する
ように構成される、骨係合部材。
(項目136)
細長い部材を含み、該細長い部材は、前記インプラントの近位端から、
前記領域の内側で第1の長さに延在し、
該領域の外側で第2の長さに延在する
項目135に記載の骨係合部材。
(項目137)
前記インプラントに直接固定されない細長い部材を含む、項目135に記載の骨係合部材。
(項目138)
前記インプラントに直接固定される細長い部材を含む、項目135に記載の骨係合部材。
(項目139)
骨用のインプラントのための骨係合部材であって、該インプラントは、該インプラントの遠位端に向かって集中する支持構造を含み、該骨係合部材は、
該支持構造から分岐し、
該骨の中へ延在する
ように構成される、骨係合部材。
(項目140)
前記支持構造に直接固定されない骨係合部材を含む、項目139に記載の骨係合部材。
(項目141)
前記支持構造に直接固定される骨係合部材を含む、項目139に記載の骨係合部材。
(項目142)
前記インプラントの支持部材と並んで、前記骨係合部材の第1の長さにわたり、
前記骨の中に、該骨係合部材の第2の長さにわたり
延在するように構成される、項目139に記載の骨係合部材。
(項目143)
前記第1の長さは、前記支持構造の表面に実質的に垂直に延在する、項目142に記載の骨係合部材。
(項目144)
前記インプラントの拡張後に、前記支持構造の前記表面と実質的に垂直に延在するように構成される、項目143に記載の骨係合部材。
(項目145)
前記骨の海綿部分の中に延在するように構成される、項目139に記載の骨係合部材。
(項目146)
前記骨に対する前記インプラントの並進運動に抵抗するように構成される、項目139に記載の骨係合部材。
(項目147)
前記骨に対する前記インプラントの回転運動に抵抗するように構成される、項目139に記載の骨係合部材。
(項目148)
前記支持構造から分岐し、前記骨の中に延在するいくつかの骨係合部材のうちの1つである、項目139に記載の骨係合部材。
(項目149)
前記骨の内部幾何学形状と整合するように構成される遠位先端を含む、項目139に記載の骨係合部材。
(項目150)
前記インプラントの近位端において該インプラントに固定されるように構成される、項目139に記載の骨係合部材。
(項目151)
前記インプラントが前記骨のアクセス穴を通して配備されるとき、該インプラントの後に該アクセス穴に挿入されるように構成される、項目134に記載の骨係合部材。
(項目152)
前記インプラントが前記骨のアクセス穴を通して配備されるとき、該インプラントが該骨の中に配備された後に該アクセス穴に挿入されるように構成される、項目134に記載の骨係合部材。
(項目153)
長手軸および該軸に垂直な半径方向を画定する中心軸部材と、
該中心軸部材の周囲で支持される拡張可能ウェブであって、横外形を有する拡張可能ウェブと
を含み、該中心軸部材から該外形までの半径方向距離は、該軸の周囲で円周方向に変化する、骨インプラント。
(項目154)
前記拡張可能ウェブと機械的に界面接触し、前記半径方向に該拡張可能ウェブを拘束して、前記横外形を達成するように構成される末端ウェブセグメントを含む、項目153に記載の骨インプラント。
(項目155)
前記横外形は、第1の半径および第2の半径を有し、該第1の半径は、該第2の半径よりも大きく、
前記末端ウェブセグメントは、該第1の半径に対応する第1のアームを有し、
該末端ウェブセグメントは、該第1の半径よりも小さくなるように該第2の半径を拘束する、第2のアームを有する、項目154に記載の骨インプラント。
(項目156)
前記横外形は、前記第1の半径よりも小さい第3の半径を有し、
前記末端ウェブセグメントは、該第1の半径よりも小さくなるように該第3の半径を拘束する第3のアームを有する、項目155に記載の骨インプラント。
(項目157)
前記横外形は、第1の動作可能な直線のセグメントと、第2の動作可能な直線のセグメントとを含み、
前記第1および第3のアームは、該第1の動作可能な直線のセグメントに対してある角度を成して、該第2の動作可能な直線のセグメントを配向させる、項目156に記載の骨インプラント。
(項目158)
前記横外形は、動作可能な多角形である、項目157に記載の骨インプラント。
(項目159)
前記横外形は、動作可能な菱形である、項目158に記載の骨インプラント。
(項目160)
前記横外形は、動作可能な三角形である、項目160に記載の骨インプラント。
(項目161)
前記横外形は、楕円の長軸および楕円の短軸を有し、
前記第1のアームは、該楕円の長軸に対応し、
前記第2のアームは、該楕円の短軸に対応する、項目155に記載の骨インプラント。
(項目162)
前記横外形は、動作可能に楕円形である、項目161に記載の骨インプラント。
骨用インプラントを固定するための装置および方法が提供される。インプラントは、骨の骨折を修復するように骨に固定されてもよい。インプラントは、拡張可能インプラントであってもよい。インプラントは、非拡張可能インプラントであってもよい。インプラントは、任意の好適なインプラントであってもよい。例えば、インプラントは、その全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、米国特許出願公報第2009/0182336Al号で示され、説明されているインプラント等のインプラントであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図2図2は、本発明が実践されてもよい、関連する例示的な生体構造を示す。
図3図3は、本発明の原理による、例示的な生体構造とともに別の例示的な装置を示す。
図4図4は、図3に示される装置の線4−4に沿って得られた断面図を示す。
図5図5は、図3に示される装置の部分断面図を示す。
図6図6は、図5に示される装置の一部分を示す。
図7A図7Aは、本発明の原理による、装置の断面図を示す。
図7B図7Bは、図5に示される装置の断面図を示す。
図7C図7Cは、図7Bに示される状態とは異なる状態で、図5に示される装置の断面図を示す。
図8図8は、図1に示される図とは異なる図で、図1に示される装置の斜視図を示す。
図9図9は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図10図10は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図11A図11Aは、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図11B図11Bは、図11に示される図とは異なる図で、図11に示される装置の断面図を示す。
図12図12は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図13図13は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図14図14は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図15図15は、図14に示される装置の断面図を示す。
図16図16は、図15に示される装置を製造するために使用されてもよい、情報を示す。
図17図17は、図3に示される装置の別の斜視図を示す。
図18図18は、図17に示される装置の断面図を示す。
図19図19は、図17に示される装置の断面図を示す。
図20図20は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図21図21は、本発明の原理による装置を製造するために使用されてもよい、情報を示す。
図22図22は、本発明の原理による装置を製造するために使用されてもよい、情報を示す。
図23A図23Aは、本発明の原理による装置を製造するために使用されてもよい、情報を示す。
図23B図23Bは、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図24A図24Aは、本発明の原理による装置を製造するために使用されてもよい、情報を示す。
図24B図24Bは、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図25図25は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図26図26は、図25に示される装置の正面図を示す。
図27図27は、本発明の原理による装置を製造するために使用されてもよい、情報を示す。
図29図29は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図30図30は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図31A図31Aは、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図31B図31Bは、本発明の原理による装置を製造するために使用されてもよい、情報を示す。
図31C図31Cは、本発明の原理による装置を製造するために使用されてもよい、情報を示す。
図32図32は、本発明の原理による、例示的な装置の側面図を示す。
図33図33は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図34図34は、図33に示される装置の端面図を示す。
図35図35は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図36図36は、図35に示される装置の端面図を示す。
図37図37は、例示的な生体構造とともに、図35に示される装置の斜視図を示す。
図38図38は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図39図39は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図40図40は、本発明の原理による、例示的な装置の斜視図を示す。
図41図41は、図40に示される装置の一部分の断面図を示す。
図42図42(A)−(C)は、本発明の原理による、例示的な装置の側面図を示す。
図43図43は、例示的な人体骨格の正面図を示す。
図44図44は、骨折骨の部分断面図を示す。
図45図45は、本発明の原理による、装置に対して例示的な生体構造を準備するための例示的な装置の斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
骨は、その全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、米国特許出願第13/009,657号で示され、説明されているもの等の任意の好適な技法を使用して、アクセスし、準備されてもよい。
【0014】
2011年3月8日出願の「APPARATUS AND METHODS FOR BONE REPAIR」と題された同時係属米国特許出願第/ , ,号は、その全体で参照することにより本明細書に組み込まれる。2011年3月7日出願の同時係属米国仮出願第61/450,112号は、その全体で参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0015】
装置および方法は、骨折骨の内側に配備された拡張可能インプラントを固定することを伴ってもよい。装置および方法は、骨の内部領域中のデバイスの拡張を伴ってもよい。拡張は、米国特許出願公報第2009/0182336Al号で示され、説明されている機構および技法のうちの1つ以上等の、任意の好適な拡張機構または技法を伴ってもよい。
【0016】
インプラントは、第1の基部と、第2の基部とを有してもよい。インプラントは、第1の基部と第2の基部との間に延在する骨インプラント構成要素を有してもよい。第1の基部および第2の基部は、長手軸を画定してもよい。骨インプラント構成要素は、軸に沿った第1の基部および第2の基部の相対変位と対応して、長手軸に対して偏向してもよい。
【0017】
装置は、軸と実質的に同軸であり、第1の基部に長手方向に固定される、第1の本体と、軸と実質的に同軸であり、第2の基部に長手方向に固定される、第2の本体と、第1の本体と第2の本体との間の距離を長手方向に固定するように構成される、細長い係合部材とを含んでもよい。
【0018】
距離は、インプラントの完全折り畳み状態に対応する最大値を有してもよい。距離は、インプラントの完全拡張状態に対応する最小値を有してもよい。細長い係合部材は、ほぼ最大値からほぼ最小値までの範囲内の任意の値で、距離を長手方向に固定するように構成されてもよい。
【0019】
完全折り畳み状態は、インプラントが骨のアクセス穴を通過するように構成される状態に対応してもよい。完全拡張状態は、インプラントが標準の温度および圧力において骨の外側に拡張される状態に対応してもよい。標準温度および圧力は、約摂氏0度および約1気圧等の任意の標準温度および任意の標準圧力であってもよい。
【0020】
距離は、インプラントの長さを制御することによって、インプラントの拡張を制御してもよい。距離は、骨インプラントの治療的な長さに対応してもよい。距離は、骨インプラントの治療的な半径に対応してもよい。
【0021】
細長い部材は、統合構成であってもよく、インプラントと連携して動作するように構成されてもよい、全ての構造のうち、細長い係合部材は単独で、距離を固定するように構成されてもよい。
【0022】
距離は、骨インプラントの拡張状態に対応してもよい。拡張状態において、インプラントは、骨のための構造支持を提供してもよい。インプラントは、拡張状態で係止されてもよい。インプラントは、拡張状態で固定されてもよい。インプラントは、骨の内壁への残留外向き半径方向圧力が実質的に低減または排除されてもよいように、拡張状態で係止または固定されてもよい。
【0023】
収縮状態において、インプラントは、骨のための構造支持を提供してもよい。インプラントは、収縮状態で係止されてもよい。インプラントは、収縮状態で固定されてもよい。インプラントは、骨の内壁への残留外向き半径方向圧力が実質的に低減または排除されてもよいように、収縮状態で係止または固定されてもよい。
【0024】
細長い係合部材は、第1の本体と第2の本体との間に張力を印加するように構成されてもよい。細長い部材は、統合構成であってもよく、インプラントと連携して動作するように構成される全ての構造のうち、細長い係合部材は単独で、張力を印加するように構成されてもよい。
【0025】
いくつかの実施形態において、細長い部材が距離を固定する時に、細長い部材は、第1の本体の内部で第1の本体に、第2の本体の内部で第2の本体に係合してもよい。
【0026】
第1の本体は、第1のタップ付きカニューレを含んでもよい。第2の本体は、第2のタップ付きカニューレを含んでもよい。細長い部材は、第1のタップ付きカニューレおよび第2のタップ付きカニューレに係合するように構成される、ネジ山を含んでもよい。
【0027】
ネジ山は、第1のタップ付きカニューレに係合した後に、ネジ山が第2のタップ付きカニューレに係合するときに、距離を大幅に変更することを回避するように十分細かくてもよい。
【0028】
第2の本体は、外径を有してもよい。第1の本体は、第2の本体の外径よりも大きい内径を有する、円筒形部分を含んでもよい。円筒形部分は、第2の本体の一部分を受容するように構成されてもよい。
【0029】
装置は、第1の基部と第2の基部との間に延在する、足場を含んでもよい。足場は、骨インプラント構成要素を含んでもよい。足場は、骨を支持するように構成されてもよい。
【0030】
いくつかの実施形態において、第1の基部が第2の基部に向かって移動するときに、足場は、長手軸から離れる方向に拡張してもよい。
【0031】
インプラントは、固着基板を含んでもよい。固着基板は、長手軸と足場との間に配置されてもよい。
【0032】
いくつかの実施形態において、固着基板は、第1および第2の基部の間に延在してもよい。固着基板は、骨インプラント構成要素を含んでもよく、骨を支持するように構成されてもよい。
【0033】
いくつかの実施形態において、第1の基部が第2の基部に向かって移動するときに、固着基板は、長手軸から離れる方向に拡張してもよい。
【0034】
インプラントは、長手軸に対して、固着基板よりも大きい半径方向距離を置いている足場を含んでもよい。
【0035】
タブが、第1の基部および足場の一方または両方から延在してもよい。ポケットが、第1の基部および足場の一方または両方に存在してもよい。タブは、ポケットに係合するように付勢されてもよい。足場は、タブおよびポケットの係合によって、第1の基部に実質的に長手方向および回転方向に固定されてもよい。
【0036】
いくつかの実施形態において、距離が固定されるときに、アンカー基板は、長手軸に沿って摺動可能であり、かつ長手軸の周囲で角度変位可能であってもよい。
【0037】
方法は、骨の内側で骨インプラントの拡張直径を制御するための方法を含んでもよい。方法は、第1の基部と第2の基部との間に延在する細長い部材を使用して、第1の基部と第2の基部との間の距離を固定することによって、インプラントの長さを制御するステップを含んでもよい。第1および第2の基部は、実質的に同一線上にあってもよい。方法は、それを通してインプラントが骨の中へ送達された、アクセス穴を閉じることによって、骨の内側で細長い部材を閉じるステップを含んでもよい。
【0038】
いくつかの実施形態において、インプラントは、完全折り畳み状態と、完全拡張状態とを有してもよい。完全折り畳み状態は、インプラントが、骨のアクセス穴を通過するように構成される状態に対応してもよい。完全拡張状態は、インプラントが、標準温度および温度で骨の外側に拡張される状態に対応する。方法は、インプラントが完全折り畳み状態および完全拡張状態を有するときに、インプラントの完全折り畳み状態に対応する最大値以下であり、少なくともインプラントの完全拡張状態に対応する最小値である値で、距離を固定するステップを含んでもよい。
【0039】
骨折を治療するための方法が提供される。方法は、骨折が暫定的に軽減されるように、第2の骨の断片に対して低減した変位において第1の骨の断片を位置付けるステップを含んでもよい。方法は、骨の内部領域の中でインプラントを配備するステップを含んでもよく、インプラントは、内部領域の対応する寸法よりも大きい拡張寸法を有する。方法は、インプラントが低減した変位から離して第1の骨の断片を押し進めることを防止する、張力貯蔵要素をインプラントに挿入するステップを含んでもよい。
【0040】
骨折が暫定的に軽減されるように、第2の骨の断片に対して低減した変位において第1の骨の断片を位置付けるステップは、第1の骨の断片および第2の骨の断片を通してKワイヤを挿入するステップを含んでもよい。
【0041】
インプラントが低減した変位から離して第1の骨の断片を押し進めることを防止する、張力貯蔵要素をインプラントに挿入するステップは、第1のハブと第2のハブとの間の軸方向距離を固定するステップを含んでもよい。第1のハブおよび第2のハブは、ともに引き出されたときにインプラントを拡張し、離されたときにインプラントを折り畳むように構成されてもよい。
【0042】
方法は、配備後および挿入前に、軸方向距離を調整するステップを含んでもよい。第1のハブと第2のハブとの間の軸方向距離を固定するステップは、第1のハブに固定される第1の本体および第2のハブに固定される第2の本体に係合するように、軸方向距離に沿って張力貯蔵要素を前進させるステップを含んでもよい。張力貯蔵要素を前進させるステップは、張力貯蔵要素を回転させるステップを含んでもよい。
【0043】
拡張可能骨インプラント用の装置が提供される。拡張可能インプラントは、ハブと、中心軸部材と、支持部材とを含んでもよい。支持部材は、第1端と、第2端とを含んでもよい。第1端および第2端は、中心軸部材に沿って相互から離間していてもよい。支持部材は、インプラントが拡張するときに、中心軸部材から離れて半径方向に偏向するように構成される、中間部分を有してもよい。
【0044】
ハブは、支持部材端末を含んでもよい。支持部材端末は、インプラントの拡張中に、中心軸部材に対して長手方向に第2端を固定し、拡張中に、中心軸部材に対して半径方向に第2端を固定するように構成されてもよい。
【0045】
いくつかの実施形態において、支持部材端末は、第2端が、拡張中に角度可動域を有するように、支持部材のための隙間切込みを含んでもよい。
【0046】
第2端は、タブを含んでもよい。支持部材端末は、エンクロージャを含んでもよい。エンクロージャは、タブを取り囲むように構成されてもよい。切込みは、エンクロージャを横断するように構成されてもよい。
【0047】
エンクロージャは、第1のエンクロージャ部材を含んでもよい。エンクロージャは、第2のエンクロージャ部材を含んでもよい。第2のエンクロージャ部材は、第1のエンクロージャ部材から分離され、タブをエンクロージャの中へ入れるように構成されてもよい。
【0048】
第1のエンクロージャ部材は、角度可動域を制限する、戻止め表面を含んでもよい。戻止め表面は、切込みの端部を含んでもよい。
【0049】
第2のエンクロージャ部材は、角度可動域を制限する、戻止め表面を含んでもよい。
【0050】
支持部材端末は、中心軸部材の周囲を回転するように構成されてもよい。
【0051】
支持部材端末は、中心軸部材に対して回転方向に固定されてもよい。
【0052】
骨インプラントを安定させるための装置および方法が提供される。骨は、インプラントの送達のためのアクセス穴を有してもよい。アクセス穴は、穴の壁を有してもよい。
【0053】
インプラントは、安定器を含んでもよい。安定器は、細長い部材を含んでもよい。細長い部材は、穴に沿って、およびインプラントが骨の中で配備されるときに、インプラントとアンカー受容特徴との間で、延在するように構成されてもよい。アンカー受容特徴は、穴の壁の中へ打ち込まれたアンカーを受容するように構成されてもよい。安定器は、1つ以上のアンカー受容特徴を含んでもよい。
【0054】
細長い部材は、アンカー受容特徴を越えて延在し、支持プレートと関節運動するように構成される、延長部を含んでもよい。
【0055】
延長部は、アンカー受容部材の円周方向にある、第1の表面を含んでもよい。支持プレートは、第1の表面と相補的な第2の表面を含んでもよい。アンカー受容特徴によって受容されるアンカーからのけん引は、第1の表面に対して第2の表面を押し付けるように構成されてもよい。
【0056】
細長い部材は、穴の中のインプラントの回転に抵抗するように構成されてもよい。細長い部材は、穴に沿ったインプラントの軸方向移動に抵抗するように構成されてもよい。細長い部材は、穴の中のインプラントの回転および穴に沿ったインプラントの軸方向移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0057】
インプラントは、インプラントの形状を維持するための係止機構を含んでもよい。係止機構は、アクセス穴に挿入されたネジによって係止されるように構成されてもよい。ネジは、アンカー受容特徴がアンカーを受容した後に調整可能であってもよい。
【0058】
安定器は、骨に固着される、支持プレートを含んでもよい。支持プレートは、骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられてもよい。支持プレートは、穴の中心軸の周りでの細長い部材の回転移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0059】
支持プレートは、アンカーを受容するように構成される、第2のアンカー受容特徴を含んでもよい。
【0060】
支持プレートは、穴に沿った細長い部材の軸方向移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0061】
支持プレートは、穴の中での細長い部材の回転、および穴に沿った細長い部材の軸方向移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0062】
支持プレートは、アンカーを受容するように構成される第2のアンカー受容特徴を含んでもよい。
【0063】
支持プレートは、骨の皮質壁の外面の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成される第3のアンカー受容特徴を含んでもよい。
【0064】
安定器は、第1のアンカー受容特徴に隣接する第1縁と、第1のアンカー受容特徴に隣接する第2縁とを含んでもよい。支持プレートは、アンカーを受容するように構成される第2のアンカー受容特徴を含んでもよい。第1縁および第2縁は、旋回軸を画定してもよい。アンカーは、骨と接触し、骨の外面と実質的に平行な位置で支持プレートを固定するように構成されてもよい。
【0065】
旋回軸を含む安定器の実施形態において、支持プレートは、穴の中での細長い部材の回転、穴に沿った細長い部材の軸方向移動、および/または穴の中での細長い部材の回転および軸方向移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0066】
旋回軸を含む安定器の実施形態では、支持プレートは、旋回軸の周囲の実質的な曲げモーメントを細長い部材に伝達しなくてもよい。
【0067】
旋回軸を含む安定器の実施形態では、支持プレートは、骨の皮質壁の外面の中へ打ち込まれたアンカーを受容するように構成される第3のアンカー受容特徴を含んでもよい。
【0068】
安定器は、骨に固着され、骨の長手軸と実質的に平行に位置付けられる支持プレートを含んでもよい。支持プレートは、第1の刻み目と、第2の刻み目とを含んでもよい。細長い部材は、隆起を含んでもよい。
【0069】
第1の刻み目および第2の刻み目は、隆起に係合し、穴の中での細長い部材の回転に抵抗するように構成されてもよい。第1の刻み目および第2の刻み目は、隆起に係合し、穴に沿った細長い部材の軸方向移動に抵抗するように構成されてもよい。第1の刻み目および第2の刻み目は、隆起に係合し、インプラントの長手軸に垂直な軸の周りでの細長い部材の回転に抵抗するように構成されてもよい。
【0070】
いくつかの実施形態では、細長い部材は、インプラントが骨の内側に配備された後に、アクセス穴内で位置付けられるように構成されてもよい。
【0071】
インプラントは、骨の皮質壁のアクセス穴を通して配備されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、安定器は、インプラントが骨の中で配備されるときに、インプラントと、皮質壁の外面の中へ打ち込まれるアンカーを受容するように構成される、アンカー受容特徴との間に延在するように構成される、細長い部材を含んでもよい。細長い部材は、皮質壁の外面に沿ってアンカー受容特徴を位置付けるよう変形されるように構成されてもよい。
【0072】
安定器は、細長い部材を覆って位置付けられるように構成される、支持プレートを含んでもよい。細長い部材を覆って位置付けられる支持プレートは、穴の中心軸の周りでの細長い部材の回転に抵抗してもよい。細長い部材を覆って位置付けられる支持プレートは、細長い部材に対して直角な軸の周りでの細長い部材の回転に抵抗してもよい。
【0073】
変形されるように構成される細長い部材を含む、いくつかの実施形態では、細長い部材は、インプラントが骨の中で配備された後に、インプラントに取り付けられるように構成されてもよい。
【0074】
いくつかの実施形態では、安定器は、皮質壁の外面の中へ打ち込まれたアンカーを受容するように構成される、アンカー受容特徴のための部位を含んでもよい。細長い部材は、インプラントが骨の中で配備されるときに、インプラントと部位との間に延在するように構成されてもよい。支持プレートは、細長い部材を覆って位置付けられ、アクセス穴の中心軸の周りでの細長い部材の回転、および細長い部材に対して直角な細長い部材の軸方向移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0075】
アンカー受容特徴のための部位を含む、安定器のいくつかの実施形態では、安定器は、インプラントが骨の中で配備された後に、インプラントに取り付けられるように構成されてもよい。
【0076】
安定器は、穴に沿って、およびインプラントが骨の中で配備されるときに、インプラントと控え壁カラーとの間で、延在するように構成される細長い部材を含んでもよい。控え壁カラーは、アクセス穴の開口部で支持されてもよい。細長い部材は、控え壁カラーで終端してもよい。控え壁カラーは、皮質壁の外面と実質的に平行であってもよい。
【0077】
控え壁カラーを有する安定器のいくつかの実施形態は、皮質壁の外面の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成される、アンカー受容特徴を含んでもよい。
【0078】
安定器のいくつかの実施形態では、アクセス穴の中心軸とインプラントの中心軸との間の角度は、調整可能であってもよい。安定器は、調整可能な角度を係止するように構成される、係止機構を含んでもよい。細長い部材は、関節運動表面を含んでもよい。調整可能な角度は、0度から5度の間、0度から10度の間、0度から15度の間、0度から20度の間、0度から25度の間、0度から30度の間、0度から35度の間、0度から45度の間、0度から90度の間、または任意の他の好適な角度範囲内であってもよい。
【0079】
骨の中で骨インプラントを固定するためのシステムおよび方法が提供される。システムは、表および裏を有する、拡張可能ウェブを含んでもよい。ウェブは、骨の内部に挿入されるように構成されてもよい。ウェブは、拡張直径を有する拡張可能セルを含んでもよい。
【0080】
システムは、拡張可能ウェブが骨の内側にあるときに、骨の断片を拡張可能ウェブに固定するように構成される、アンカーを含んでもよい。アンカーは、表からセルを貫通するための細長いシャフトと、シャフトから離れて横方向に延在し、セルの裏に係合して、セルと骨の断片との間に張力を印加するように構成されてもよい係合特徴とを有してもよい。シャフトは、張力が印加されたときに、セルの裏からの係合特徴の係脱を防止するように、拡張直径に対して十分大きいシャフト直径を有してもよい。
【0081】
拡張直径は、係合特徴がセルの裏に係合する前に、拡張可能ウェブが拡張状態であるときのセルの直径であってもよい。
【0082】
拡張直径は、拡張可能ウェブが拡張状態であり、係合特徴がセルの裏に係合しており、セルが張力によって弾性的に変形させられるときのセルの直径であってもよい。
【0083】
拡張直径は、拡張可能ウェブが拡張状態であり、係合特徴がセルの裏に係合しており、セルが張力によって塑性的に変形させられるときのセルの直径であってもよい。
【0084】
アンカーは、ネジであってもよい。係合特徴は、らせんネジ山であってもよい。アンカーがネジであり、係合特徴がらせんネジ山であるときに、ネジの谷径、ネジのネジ山直径、およびネジ山ピッチのうちの1つ以上は、セルの破壊ひずみに基づいて選択される。
【0085】
アンカーがネジであり、係合特徴がらせんネジ山であるときに、ネジの谷径、ネジのネジ山直径、およびネジ山ピッチのうちの1つ以上は、セルの弾性変形限界に基づいて選択されてもよい。
【0086】
アンカーがネジであり、係合特徴がらせんネジ山であるときに、ネジの測定基準は、セルの破損強度に基づいて選択されてもよい。
【0087】
ネジの測定基準は、ネジの外径であってもよい。ネジの測定基準は、ネジの平均直径であってもよい。ネジの測定基準は、ネジの内径であってもよい。ネジの測定基準は、ネジ山ピッチであってもよい。ネジの測定基準は、ネジのネジ山角度であってもよい。
【0088】
骨インプラントの構成要素を固定するための装置および方法が提供される。装置は、骨アンカーを受容するように構成される、ブラケットを含んでもよい。装置は、骨の内側で配備される骨インプラントに対してブラケットを支持するように構成されてもよい、延長部材を含んでもよい。装置は、ブラケットを延長部に締結し、延長部をインプラントに締結するように構成される、締結アセンブリを含んでもよい。
【0089】
締結アセンブリは、ブラケットがインプラントに対して移動可能である、第1の状態と、ブラケットがインプラントに対して係止される、第2の状態とを含んでもよい。
【0090】
第1の状態において、ブラケットは、インプラントからの第1の距離から、インプラントからの第2の距離まで移動可能であってもよい。
【0091】
第1の状態において、ブラケットは、インプラントに対する第1の角度から、インプラントに対する第2の角度まで移動可能であってもよい。
【0092】
第1の状態において、ブラケットは、インプラントからの第1の距離から、インプラントからの第2の距離まで、およびインプラントに対する第1の角度から、インプラントに対する第2の角度まで移動可能であってもよい。
【0093】
締結アセンブリは、締結具を含んでもよい。締結具は、インプラントに向かって延長部を押し、延長部とブラケットとの間で摩擦を誘発するように構成されてもよい。
【0094】
装置は、拡張ブッシングを含んでもよい。締結具は、インプラントに向かって拡張ブッシングを駆動して、インプラントに向かって延長部を押し、かつ延長部を拡張してブラケットの移動に干渉するように構成されてもよい。
【0095】
ブラケットは、管状部を有してもよい。延長部は、ブラケット管状部内にある管状部を有してもよい。拡張ブッシングは、拡張管状部内にある部分を含んでもよい。締結具は、ネジを含んでもよい。ネジは、拡張ブッシング内にある部分を有してもよい。
【0096】
骨インプラントのための装置および方法が提供される。骨インプラントは、中心軸部材を含んでもよい。骨インプラントは、中心軸部材の周囲に同軸上に支持されてもよい、第1の拡張可能ウェブを含んでもよい。骨インプラントは、中心軸の周囲で、かつ第1の拡張可能ウェブ内で同軸上に支持されてもよい、第2の拡張可能ウェブを含んでもよい。
【0097】
中心軸部材は、長手軸を画定してもよい。第1の拡張可能ウェブは、第1のメッシュセル密度を有してもよい。第1のメッシュセル密度は、第1のメッシュセル密度は、拡張されたときに、第1の拡張可能ウェブが、第1のメッシュセル密度に基づく第1の半径を有するように、軸に沿って変化してもよく、第2の拡張可能ウェブは、第2のメッシュセル密度を有する。第2のメッシュセル密度は、拡張されたときに、第2の拡張可能ウェブが、第2のメッシュセル密度に基づく第2の半径を有するように軸に沿って変化してもよい。
【0098】
いくつかの実施形態では、第2のウェブの全長に実質的に沿って、第2の半径に対する第1の半径の比は、実質的に一定であってもよい。
【0099】
いくつかの実施形態では、第2のウェブの長さに沿って、第2の半径に対する第1の半径の比は、実質的に一定であってもよい。
【0100】
第2の半径は、第2のウェブの遠位端と第2のウェブの近位端との間で、第2の半径の最大値を有してもよい。第2の半径は、遠位端に向かって、最大値から実質的に直線的に減少してもよい。第2の半径は、近位端に向かって、最大値から実質的に直線的に減少してもよい。
【0101】
いくつかの実施形態では、第2のウェブの遠位端と第2のウェブの近位端との間で、第2の半径と第1の半径との間の違いが、半径方向オフセットを画定してもよい。半径方向オフセットは、第2の半径の最大値に対応するオフセット最小値を有してもよい。
【0102】
オフセット最小値は、第1の拡張可能ウェブが半径方向荷重を負うときに、第1の拡張可能ウェブが変形して、第2の半径の最大値において荷重を第2の拡張可能ウェブに伝達するように十分小さくてもよい。
【0103】
第1の拡張可能ウェブは、第1の複数の開放セルを含んでもよい。第2の拡張可能ウェブは、第2の複数の開放セルを含んでもよい。第1および第2の複数は、アンカーに係合し、張力をアンカーに送達して、アンカーと係合される骨の断片を保持するように構成されてもよい。
【0104】
第2の拡張可能ウェブは、第2の拡張可能ウェブが、アンカーによる第2の拡張可能ウェブの係合中に、アンカーからの干渉に応じて回転することができるように、長手軸の周りを回転可能であるように支持されてもよい。
【0105】
異なる可撓性のゾーンを有する、骨インプラントのための装置および方法が提供される。インプラントは、構造構成要素を含んでもよい。構造構成要素は、拡張状態と、折り畳み状態と、長手軸と、長手軸に対して直角な横軸とを有してもよい。横軸は、長手軸と垂直であってもよい。構造構成要素は、長手軸に沿って、第1のゾーンと、第2のゾーンと、第3のゾーンとを含んでもよい。
【0106】
第1のゾーンは、横軸の周りでの屈曲に対する第1の抵抗を有してもよい。第2のゾーンおよび第3のゾーンは、横軸の周りでの屈曲に対する第2の抵抗を有してもよい。折り畳み状態において、屈曲に対する第1の抵抗は、屈曲に対する第2の抵抗よりも大きくてもよい。
【0107】
拡張状態での屈曲に対する第2の抵抗は、折り畳み状態での屈曲に対する第2の抵抗よりも大きくてもよい。
【0108】
第1のゾーンは、第1のセルを含んでもよく、第3のゾーンは、第2のセルを含んでもよい。第1のセルは、第2のセルから、第1の距離で、長手軸の周囲で円周方向に離間し、第2のセルから、第2の距離で、長手軸に沿って長手方向に離間していてもよい。第2のゾーンは、第1のセルから第2のセルまでの連結具を含んでもよい。
【0109】
第1の距離の増加は、横軸の周りでの第2のゾーンの可撓性の増加に対応してもよい。第2の距離の増加は、横軸の周りでの第2のゾーンの可撓性の増加に対応してもよい。
【0110】
第1のゾーンは、第3のセルを含んでもよい。第3のセルは、第2のセルから、第3の距離で、長手軸の周囲で円周方向に離間し、第2のセルから、第4の距離で、長手軸に沿って長手方向に離間してもよい。
【0111】
第3のゾーンは、第4のセルを含んでもよい。第4のセルは、第3のセルからの第1の距離で、長手軸の周囲で円周方向に離間し、第3のセルからの第2の距離で、長手軸に沿って長手方向に離間してもよい。
【0112】
第2のゾーンは、連結具が第1の連結具であるときに、第3のセルから第4のセルまでの第2の連結具を含んでもよい。拡張状態において、第1の連結具は、第2の連結具の上に積み重なってもよい。連結具は、第1のセルと第2のセルとを蛇行して連結してもよい。
【0113】
第1のゾーンは、第1のセルを含んでもよく、第3のゾーンは、第2のセルを含んでもよい。第1のセルは、長手軸の周囲で、第2のセルと円周方向に整列させられ、第2のセルからの距離で長手軸に沿って長手方向に離間してもよい。第2のゾーンは、第1のセルから第2のセルまでの連結具を含んでもよい。連結具は、第1のセルを第2のセルに蛇行して連結してもよい。
【0114】
連結具は、「V」字形連結具を含んでもよく、連結具は、頂点と、第1の脚と、第2の脚とを有してもよい。長手軸に沿った圧縮の下において第1の脚および第2の脚は、頂点の周囲で折り重なってもよい。
【0115】
インプラントは、構造構成要素を含んでもよい。インプラントは、拡張状態と、折り畳み状態と、長手軸とを有してもよい。構造構成要素は、長手軸に沿って延在する第1の構造部材を含んでもよい。構造構成要素は、長手軸に沿って延在し、第1の部材から、長手軸の周囲で円周方向に離間している、第2の構造部材を含んでもよい。
【0116】
構造構成要素は、第1の部材から第2の部材まで及ぶ交差支持材を含んでもよい。交差支持材は、継手を有する部材を含んでもよい。部材は、折り畳み状態で、継手の周囲で折り重ねられ、拡張状態で継手の周囲において広げられるように構成されてもよい。
【0117】
いくつかの実施形態では、交差支持材が折り重ねられたときに、部材の角度は実質的に0度であってもよく、交差支持材が広げられたときに、部材の角度は実質的に180度であってもよい。
【0118】
広げられた交差支持材は、長手軸からのインプラントの拡張を制限してもよい。
【0119】
支持構成要素は、平面を画定してもよい。インプラントは、平面内に位置する長手軸と、平面内に位置し、長手軸と垂直である第1の横軸と、長手軸と垂直であり、かつ平面と垂直である第2の横軸とを有してもよい。
【0120】
支持構成要素は、長手軸の周りまたは第1の横軸の周りでの屈曲に対する第1の抵抗を有してもよい。支持構成要素は、第2の横軸の周りでの屈曲に対する第2の抵抗を有してもよい。第1の屈曲抵抗は、第2の屈曲抵抗よりも大きくてもよい。
【0121】
支持構成要素は、第1の部材と、第2の部材とを含んでもよい。第1の部材は、長手軸の周りまたは第1の横軸の周りでの屈曲に対する第3の抵抗と、第2の横軸の周りでの屈曲に対する第4の抵抗とを有してもよい。第2の部材は、長手軸の周りまたは第1の横軸の周りでの屈曲に対する第5の抵抗と、第2の横軸の周りでの屈曲に対する第6の抵抗とを有してもよい。
【0122】
支持構成要素は、第1のアンカー受容特徴と、第2のアンカー受容特徴とを含んでもよい。第1のアンカー受容特徴および第2のアンカー受容特徴は、平面内に位置するアンカーを受容するように構成されてもよい。
【0123】
骨用の多重襞単層インプラントのための装置および方法が提供される。
【0124】
インプラントは、長手軸を画定する中心軸部材を含んでもよい。インプラントは、中心軸部材の周囲に同軸上に支持されてもよい、拡張可能ウェブを含んでもよい。
【0125】
拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第1のセグメントに沿って長手方向に変化してもよい、第1のメッシュセル密度を有してもよい。拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第2のセグメントに沿って長手方向に変化してもよい第2のメッシュセル密度を有してもよい。拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第3のセグメントに沿って長手方向に変化する第3のメッシュセル密度を有してもよい。拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第4のセグメントに沿って長手方向に変化してもよい第4のメッシュセル密度を有してもよい。拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第5のセグメントに沿って長手方向に変化する第5のメッシュセル密度を有してもよい。
【0126】
拡張可能ウェブが拡張状態であるときに、第1のセグメントは、第1の外形を有してもよく、第2のセグメントは、第2の外形を有してもよく、第3のセグメントは、第3の外形を有してもよく、第4のセグメントは、第4の外形を有してもよく、第5のセグメントは、第5の外形を有してもよい。
【0127】
非拡張状態において、第1、第2、第3、第4、および第5のセグメントは、連続して長手方向に順序付けられてもよい。拡張状態において、第1および第5のセグメントは、相互に対面して凹状であってもよい。第2および第4のセグメントは、それぞれ、第1のセグメントから第3のセグメントまで、および第3のセグメントから第5のセグメントまで架橋してもよい。
【0128】
拡張状態において、第3のセグメントは、実質的に円筒形であってもよい。
【0129】
拡張状態において、第3のセグメントは、楕円体であってもよい。例えば、中心軸に対して横方向に見たときに、第3のセグメンは、楕円体である輪郭を有してもよい。
【0130】
拡張状態において、第1のセグメントは、第1のセグメントの最大半径を有してもよく、第3のセグメントは、第3のセグメントの最大半径を有してもよく、第5のセグメントは、第5のセグメントの最大半径を有してもよく、第1のセグメントの最大半径および第5のセグメントの最大半径の両方は、第3のセグメントの最大半径よりも大きくてもよい。
【0131】
第3のセグメントの最大半径に対する第1のセグメントの最大半径および第5のセグメントの最大半径のうちの1つの比は、少なくとも1.1であってもよい。
【0132】
骨用の帽子形の多重襞単層インプラントのための装置および方法が提供される。
【0133】
インプラントは、長手軸を画定する中心軸部材を含んでもよい。インプラントは、中心軸部材の周囲に同軸上に支持されてもよい、拡張可能ウェブを含んでもよい。
【0134】
拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第1のセグメントに沿って長手方向に変化する、第1のメッシュセル密度を有してもよい。拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第2のセグメントに沿って長手方向に変化する、第2のメッシュセル密度を有してもよい。拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第3のセグメントに沿って長手方向に変化する、第3のメッシュセル密度を有してもよい。
【0135】
拡張可能ウェブが拡張状態であるときに、第1のセグメントは、第1の外形を有してもよく、第2のセグメントは、第2の外形を有してもよく、第3のセグメントは、第3の外形を有してもよい。
【0136】
非拡張状態において、第2のセグメントは、第1のセグメントと第3のセグメントとの間で長手方向にあってもよい。拡張状態において、第1のセグメントは、楕円体であってもよく、第3のセグメントは、第1のセグメントに対面して凹状であってもよく、第2のセグメントは、第3のセグメントの外半径から第1のセグメントの隣接先端まで架橋してもよい。
【0137】
拡張状態において、第2のセグメントは、第1のセグメントに対面して凹状である部分を有してもよい。
【0138】
拡張状態において、第2のセグメントは、第1のセグメントに対面して凸状である部分を有してもよい。
【0139】
拡張状態において、第2のセグメントは、第1のセグメントに対面して凸状である部分を有してもよい。
【0140】
拡張状態において、第1のセグメントは、第1のセグメントの最大半径を有してもよく、第3のセグメントは、第2のセグメントの最大半径を有してもよく、第3のセグメントの最大半径は、第1のセグメントの最大半径よりも大きくてもよい。
【0141】
第1のセグメントの最大半径に対する第3のセグメントの最大半径の比は、少なくとも1.1であってもよい。
【0142】
拡張状態において、第1のセグメントは、第1の長手径を有してもよい。拡張状態において、第2および第3のセグメントはともに、第2の長手径を画定してもよい。拡張状態において、第1の長手径は、第2の長手径よりも大きくてもよい。
【0143】
第2の長手径に対する第1の長手径の比は、少なくとも2.5であってもよい。
【0144】
拡張状態において、第1のセグメントは、第1のセグメントの最大半径を有してもよい。拡張状態において、第3のセグメントは、第3のセグメントの最大半径を有してもよい。拡張状態において、第1のセグメントの最大半径は、第3のセグメントの最大半径よりも大きくてもよい。第3のセグメントの最大半径に対する第1のセグメントの最大半径の比は、少なくとも1.1であってもよい。
【0145】
拡張状態において、第1のセグメントは、第1の長手径を有してもよい。拡張状態において、第2および第3のセグメントはともに、第2の長手径を画定してもよい。第2の長手径は、第1の長手径よりも大きくてもよい。第1の長手径に対する第2の長手径の比は、少なくとも2.5であってもよい。
【0146】
骨用の非円形インプラントのための装置および方法が提供される。
【0147】
インプラントは、長手軸を画定してもよい、中心軸部材を含んでもよい。インプラントは、中心軸部材の周囲に同軸上に支持されてもよい、拡張可能ウェブを含んでもよい。
【0148】
拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第1のセグメントに沿って長手方向に変化してもよい、第1のメッシュセル密度を有してもよい。拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第2のセグメントに沿って長手方向に変化してもよい、第2のメッシュセル密度を有してもよい。拡張可能ウェブは、拡張可能ウェブの第3のセグメントに沿って長手方向に変化してもよい、第3のメッシュセル密度を有してもよい。
【0149】
拡張可能ウェブが拡張状態であるときに、第1のセグメントは、第1の外形を有してもよく、第2のセグメントは、第2の外形を有してもよく、第3のセグメントは、第3の外形を有してもよい。
【0150】
非拡張状態において、第2のセグメントは、第1のセグメントと第3のセグメントとの間で長手方向にあってもよい。拡張状態において、第1の外形は、第2のセグメントに向かって開く、実質的に円錐形の形状であってもよい。拡張状態において、第3のセグメントは、実質的に平面的であり、中心軸部材と実質的に垂直であってもよい。拡張状態において、第2のセグメントは、第1のセグメントの外半径から第3のセグメントの外半径まで架橋してもよい。
【0151】
拡張状態において、第2の外形は、実質的に円錐形であってもよく、第1の外径との継手において第1の半径、および第3の外径との継手において第2の半径を有してもよい。第2の半径は、第1の半径よりも大きくてもよい。第1の半径に対する第2の半径の比は、少なくとも1.1であってもよい。
【0152】
骨用のインプラント用の骨係合部材のための装置および方法が提供される。
【0153】
インプラントは、骨の内側に配備されたときに、インプラントの遠位端において、封入領域を画定してもよい。骨係合部材は、領域から外へ、および骨の中へ延在するように構成されてもよい。
【0154】
インプラントは、インプラントの遠位端に向かって集中する支持構造を含んでもよい。骨係合部材は、支持構造から分岐し、骨の中へ延在するように構成されてもよい。
【0155】
骨係合部材は、支持構造に直接固定されなくてもよい。骨係合部材は、支持構造に直接固定されてもよい。
【0156】
骨係合部材は、インプラントの支持部材と並んで、骨係合部材の第1の長さにわたって、および骨の中へ、骨係合部材の第2の長さにわたって延在するように構成されてもよい。
【0157】
第1の長さは、支持構造の表面と実質的に垂直に延在してもよい。
【0158】
骨係合部材は、インプラントの拡張後に、支持構造の表面と実質的に垂直に延在するように構成されてもよい。
【0159】
骨係合部材は、骨の海綿部分の中へ延在するように構成されてもよい。
【0160】
骨係合部材は、骨に対するインプラントの並進運動に抵抗するように構成されてもよい。
【0161】
骨係合部材は、骨に対するインプラントの回転運動に抵抗するように構成されてもよい。
【0162】
骨係合部材は、支持構造から分岐し、骨の中へ延在するいくつかの骨係合部材のうちの1つであってもよい。
【0163】
骨係合部材は、遠位先端を含んでもよい。遠位先端は、骨の内部幾何学形状と整合するように構成されてもよい。
【0164】
骨係合部材は、インプラントの近位端においてインプラントに固定されるように構成されてもよい。
【0165】
骨係合部材は、インプラントが骨のアクセス穴を通して配備されるときに、インプラントが骨の中で配備された後にアクセス穴に挿入されるように構成されてもよい。
【0166】
骨係合部材は、インプラントが骨のアクセス穴を通して配備されるときに、インプラントの後にアクセス穴に挿入されるように構成されてもよい。
【0167】
装置の1つ以上の表面は、骨の内方成長を推進する作用物質で被覆されてもよい。作用物質は、リン酸カルシウム、熱処理された水酸リン灰石、塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)で被覆したヒドロキシアパタイト、ヒドロキシアパタイト/リン酸三カルシウム(HA/TCP)、および表1に記載されるもののうちの1つ以上を含む他の好適な作用物質を含んでもよい。
【0168】
装置の1つ以上の表面は、骨の内方成長を阻害または禁止する作用物質で被覆されてもよい。そのような表面は、不透過性材料、および表1に記載されるもののうちの1つ以上等の他の材料を含んでもよい。
【0169】
装置の1つ以上の表面は、薬剤等の治療物質を溶出してもよい、作用物質で被覆されてもよい。
【0170】
装置およびその部分は、任意の好適な材料を含んでもよい。表1は、装置およびその部分に含まれてもよい、例示的な材料を記載する。
【0171】
【表1-1】
【0172】
【表1-2】
【0173】
【表1-3】
【0174】
【表1-4】
【0175】
【表1-5】
装置は、構造支持材、固着基板、中心軸部材、アンカー、送達器具、および関連品目のうちの1つ以上を含んでもよい、キットとして提供されてもよい。
【0176】
ここで、図に関連して本発明による装置および方法を説明する。図は、本発明の原理による、装置および方法の例示的な特徴を示す。特徴は、選択された実施形態との関連で図示される。実施形態のうちの1つに関連して示される特徴は、実施形態のうちのもう1つに関連して示される特徴とともに、本発明の原理に従って実践されてもよいことが理解されるであろう。
【0177】
本明細書で説明される装置および方法は、例示的である。本発明の装置および方法は、例示的な装置の特徴のうちのいくつかあるいは全て、および/または例示的な方法のステップのうちのいくつかあるいは全てを伴ってもよい。方法のステップは、本明細書で示され、説明される順番以外の順番で行われてもよい。いくつかの実施形態は、例示的な方法に関連して示され、説明されるステップを省略してもよい。いくつかの実施形態は、例示的な方法に関連して示されず、説明されないステップを含んでもよい。
【0178】
ここで、この一部を形成する、添付図面を参照して、例示的な実施形態を説明する。
【0179】
例示的な骨インプラントならびに関連ハードウェアおよび器具類の実施形態および特徴に関連して、本発明の装置および方法を説明する。ここで、図を参照して、インプラントならびに関連ハードウェアおよび器具類を説明する。他の実施形態が利用されてもよく、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、構造、機能、および手技上の修正が行われてもよいことを理解されたい。
【0180】
図1は、例示的なインプラント100を示す。インプラント100は、骨(図示せず)に埋め込まれてもよい。インプラント100は、(Iがインプラントを示す)その長手軸LIに沿って細長い。インプラント100は、外側拡張可能ウェブ106を含んでもよい。インプラント100は、内側拡張可能ウェブ108を含んでもよい。拡張可能ウェブ106は、LIから半径方向距離まで拡張されてもよい。拡張可能ウェブ108は、LIから半径方向距離まで拡張されてもよい。
【0181】
インプラント100は、安定器101を含んでもよい。安定器101は、支持プレート102を含んでもよい。支持プレート102は、(BPが支持プレートを示す)長手軸LBPに沿って細長くてもよい。長手軸LBPは、長手軸LIと角度θを形成してもよい。いくつかの実施形態において、角度θは、調整可能であってもよい。
【0182】
安定器101は、アンカー114を用いて骨に固定されてもよい。アンカー114は、支持プレート102を骨に固定してもよい。支持プレート102は、アンカー116を用いて骨に固定されてもよい。
【0183】
インプラント100は、LIから距離を置いて、拡張可能ウェブ106および/または拡張可能ウェブ108を係止するための拡張係止ネジ112を含んでもよい。安定器101は、タブ118等の任意の好適なアプローチを使用して、インプラント100に固定されてもよい。
【0184】
拡張可能ウェブ106は、近位基部130から遠位ハブ110まで延在してもよい(「近位」に対する「遠位」は、概して、体内に挿入されている、または挿入される装置の先端を意味する)。拡張可能ウェブ108は、近位基部(図示せず)から遠位ハブ120まで延在してもよい。
【0185】
拡張可能ウェブ106は、セル122の配設を含んでもよい。拡張可能ウェブ108は、セル124の配設を含んでもよい。セル122および/またはセル124の配設は、任意の好適な配設であってもよく、異なる可撓性のゾーンを提供する配設を含んでもよい。
【0186】
セル122は、拡張するように構成されてもよい。セル124は、拡張するように構成されてもよい。セル122は、拡張可能ウェブ106の拡張によって拡張されてもよい。セル124は、拡張可能ウェブ108の拡張によって拡張されてもよい。
【0187】
セル122は、アンカー126等の任意の好適なアンカーを受容するように構成されてもよい。セル124は、アンカー126等の任意の好適なアンカーを受容するように構成されてもよい。アンカー126は、拡張可能ウェブ106および/または拡張可能ウェブ108を貫通するように構成されてもよい。アンカー126は、2つ以上の場所(図示せず)において拡張可能ウェブ106および/または拡張可能ウェブ108を貫通してもよい。
【0188】
インプラント100は、構成要素128を含んでもよい。構成要素128は、軸LIに沿って長手方向に延在してもよい。構成要素128は、遠位ハブ110と近位ハブ130との間に延在してもよい。
【0189】
図2は、骨折骨Bの解剖学的特徴を図示する。インプラント100等のインプラントが、骨Bを修復するように骨Bの内側に配備されてもよい。
【0190】
骨Bは、骨折FhおよびFaにおいて骨折している橈骨として図示されている。骨Bは、遠位端Dに骨の部分Pb、Ph、およびPaを含む。骨区画Pbは、骨Bの最大部分である。骨区画Phは、骨Bの頭部分である。骨区画PhおよびPaは、関節面ASを含む。骨の部分Pb、Ph、およびPaは、骨折FaおよびFhに沿って分離または部分的に分離される。骨折Faは、関節面ASを横断する。骨折Fhは、骨Bの頭部を横断する。
【0191】
近似長手軸LBを含む断面で示される骨Bは、皮質骨BCOおよび海綿骨BCAを含む。皮質骨BCOは、骨表面BSを有してもよい。骨Bの遠位端Dの中へのインプラントの配備は、アクセス穴を必要としてもよい。インプラントの配備は、海綿骨BCAの変位を必要としてもよい。骨Bの内側において、インプラントは、海綿骨BCAに係合してもよい。海綿骨BCAとの係合は、インプラントを骨Bに固定してもよい。
【0192】
骨Bは、皮質骨BCOの中にアクセス穴Hが提供されてもよい。穴Hは、穴の壁HWを有してもよい。穴の壁HWは、安定器302(図3に示される)等の安定器を骨Bに固定するための部位であってもよい。穴Hは、中心軸CHを有してもよい。横軸TCHは、中心軸CHと垂直であってもよい。
【0193】
骨Bは、皮質骨BCOの中にアクセス穴Iが提供されてもよい。アクセス穴Iに挿入された装置は、髄内空間ISを通って距離xIを移動し、骨Bの頭部分に到達するように要求されてもよい。穴Iを通して挿入された装置は、髄内空間ISを通って移動し、骨Bの頭部分に到達するために、屈曲を必要としてもよい。
【0194】
本明細書で示され、説明されるインプラントのうちのいくつかは、穴Hを通して配備されてもよい。本明細書で示され、説明されるインプラントのうちのいくつかは、穴Iを通して配備されてもよい。穴Hを通して配備されるように構成されるインプラントは、穴Hまたはその付近でインプラントを骨組織に固定するための特徴を含んでもよい。穴Iを通して配備されるように構成されるインプラントは、インプラントが、屈曲中に変形し、動作使用のために拡張することを可能にするための特徴を含んでもよい。たとえインプラントが、安定器等の特定の種類の固定特徴とともに図示されていても、インプラントは、それを通してインプラントが配備されるアクセス穴に適切である、固定特徴を含んでもよいことが理解されるであろう。
【0195】
図3は、骨Bの内側に配備されたインプラント301を示す。骨Bは、骨B(図1に示される)と共通する1つ以上の特徴を有してもよい。インプラント301は、インプラント100(図1に示される)と共通する1つ以上の特徴を有してもよい。インプラント100の長手軸LIは、穴Hの中心軸CHに一致してもよい。
【0196】
安定器302は、尾部103(図1に示される)と共通する1つ以上の特徴を有してもよい。安定器302は、インプラント301を骨Bに固定してもよい。安定器302は、アンカー受容特徴304を含んでもよい。アンカー受容特徴304は、穴の壁HWの中へ打ち込まれたアンカー(図示せず)を受容するように構成されてもよい。
【0197】
図4は、線4−4(図3に示される)に沿って得られたインプラント301の一部分の図を示す。拡張可能ウェブ106は、近位基部130から遠位基部410まで延在してもよい。遠位基部410は、遠位ハブ110の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。遠位基部410は、構成要素128に長手方向に固定されてもよい。
【0198】
近位基部130は、タブ118(図1に示される)等の任意の好適なアプローチを使用して、タップ付きカニューレ本体406に長手方向に固定されてもよい。タブ118は、カニューレ本体406の中のポケット(図示せず)に係合するように付勢されてもよい。
【0199】
インプラント301は、近位基部404を含んでもよい。拡張可能ウェブ108は、近位基部404から遠位基部412まで延在してもよい。遠位基部412は、遠位ハブ120の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0200】
インプラント301は、タップ付きカニューレ本体402を含んでもよい。タップ付きカニューレ本体402は、遠位基部410に長手方向に固定されてもよい。
【0201】
インプラント301は、係止ネジ112を含んでもよい。係止ネジ112は、螺合されてもよい。係止ネジ112は、タップ付きカニューレ本体406および/またはタップ付きカニューレ本体402に螺合して係合してもよい。係止ネジ112は、タップ付きカニューレ本体406とタップ付きカニューレ本体402との間の距離xCBを固定してもよい。
【0202】
係止ネジ112によって固定される距離xCBは、長手軸LIからの拡張可能ウェブ106の拡張半径ROに対応してもよい。係止ネジ112によって固定される距離xCBは、拡張可能ウェブ106の治療半径ROに対応してもよい。治療半径ROは、骨Bへの張力を低減してもよい。
【0203】
拡張可能ウェブ108は、距離xCBが固定された後に、軸LIに沿って摺動可能であってもよく、および/または軸LIの周りを角度変位可能であってもよい。
【0204】
図5は、遠位ハブ110を示す。拡張可能ウェブ106は、遠位ハブ110に固定されてもよい。遠位ハブ110は、第1の遠位基部410の特徴のうちの1つ以上を有してもよい。遠位ハブ110は、拡張可能ウェブ106が軸LIの周りを角度変位させられように構成されてもよい。遠位ハブ110は、構成要素128に長手方向に固定されてもよい。遠位ハブ110は、構成要素128に回転方向に固定されてもよい。
【0205】
遠位ハブ110は、端部キャップ501を含んでもよい。端部キャップ501は、軸LIの周りでの拡張可能ウェブ106の角度変位を制限するように構成される戻止めを含んでもよい。遠位ハブ110は、キャップ502を含んでもよい。遠位ハブ110は、エンクロージャ部材504を含んでもよい。
【0206】
図6は、遠位ハブ110の別の実施形態を示す。エンクロージャ部材504は、タブ606を取り囲むように構成されるエンクロージャ602を含んでもよい。切込み604は、拡張可能ウェブ106に軸LIの周りでの角度可動域を許可してもよい。軸LIの周りでの拡張可能ウェブ106の角度運動は、拡張可能ウェブ106の拡張または折り畳みに対応してもよい。
【0207】
キャップ502は、エンクロージャ504の中にタブ602を保持してもよい。キャップ502は、軸LIの周りでの拡張可能ウェブ106の角度運動を許容するように切込みがあってもよい。キャップ502は、拡張可能ウェブ106が軸LIの周囲で折り畳まれるための切込み(図7Aに示される)を含んでもよい。
【0208】
図7Aは、遠位ハブ110の別の実施形態を示す。キャップ502は、軸LIの周りでの拡張可能ウェブ106の角度運動のための切込み702を含んでもよい。軸LIの周りでの拡張可能ウェブ106の角度運動は、切込み702の端部704によって制限されてもよい。キャップ502は、エンクロージャ504の中にタブ606を保持してもよい。エンクロージャ504およびキャップ502は、拡張可能ウェブ106が軸LIの周りで折り重なるように構成されてもよい。
【0209】
図7Bは、遠位ハブ110および遠位ハブ120の断面を示す。遠位ハブ110は、拡張可能ウェブ108が角度hに拡張するように構成されてもよい。遠位ハブ120は、拡
張可能ウェブ108が角度εに拡張するように構成されてもよい。角度εは、角度hより
も大きくてもよい。遠位ハブ110および遠位ハブ120は、軸LIに沿った拡張可能ウェブの平行移動を固定してもよい。遠位ハブ110および遠位ハブ120は、軸LIの周りでの回転を可能にしてもよい。遠位ハブ110および遠位ハブ120は、軸LIの周りでの拡張を可能にしてもよい。遠位ハブ110および遠位ハブ120は、軸LIからの異なる拡張半径(図示せず)を提供するように構成されてもよい。
【0210】
図7Cは、遠位ハブ110および遠位ハブ120の断面図を示す。遠位ハブ110および遠位ハブ120は、拡張可能ウェブ106および拡張可能ウェブ108が相互に折り重なるように構成されてもよい。遠位ハブ110および遠位ハブ120は、拡張可能ウェブ106が折り畳み状態で拡張可能ウェブ108と実質的に平行となるように構成されてもよい。
【0211】
図8は、インプラント100用の例示的な安定器101を示す。安定器101は、細長い部材103を含んでもよい。細長い部材103は、アンカー受容特徴802を含んでもよい。アンカー受容特徴802は、アンカー114を受容するように構成されてもよい。アンカー114は、穴の壁HW(図2に示される)の中へ打ち込まれてもよい。アンカー114は、長手軸LIに沿った細長い部材103の軸方向運動に抵抗してもよい。
【0212】
安定器101は、旋回軸Pを含んでもよい。支持プレート102は、穴H(図2に示される)の中の細長い部材103の回転に抵抗してもよい。支持プレート102は、Pと垂直な軸の周りでの細長い部材103の回転に抵抗してもよい。インプラント100の長手軸LIは、Pと垂直であってもよい。穴Hの中心軸CH(図2に示される)は、Pと垂直であってもよい。
【0213】
支持プレート102は、アンカー受容特徴804を含んでもよい。アンカー受容特徴804は、皮質骨BCO(図2に示される)の中へ打ち込まれたアンカーを受容するように構成されてもよい。支持プレート102の長手軸LBPは、骨表面BSと平行であってもよい。骨表面BSおよび/または長手軸LBPは、Pと垂直であってもよい。アンカー受容特徴804は、アンカー116(図1に示される)を受容してもよい。
【0214】
図9は、例示的な安定器902を示す。安定器902は、細長い部材916を含んでもよい。安定器902は、細長い部材906を含んでもよい。安定器902は、支持プレート904を含んでもよい。細長い部材906は、延長部912を含んでもよい。支持プレート904は、延長部914を含んでもよい。
【0215】
延長部912は、延長部914と関節運動するように構成されてもよい。アンカー受容特徴908によって受容されるアンカー114からのけん引は、延長部914に対して延長部912を押し付けるように構成されてもよい。
【0216】
安定器902は、アンカー受容特徴908を含んでもよい。アンカー受容特徴908は、穴の壁HW(図2に示される)の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成されてもよい。安定器902は、アンカー受容特徴910を含んでもよい。アンカー受容特徴910は、皮質骨BCO(図2に示される)の外面BS(図2に示される)の中へ打ち込まれたアンカーを受容するように構成されてもよい。
【0217】
アンカー114は、アンカー受容特徴908を通して穴の壁HWの中に打ち込まれてもよい。細長い部材906は、アンカー114を受容するように構成されるアンカー受容特徴(図示せず)を含んでもよい。アンカー116は、アンカー受容特徴910を通して皮質骨BCOの外面BSの中に打ち込まれてもよい。支持プレート804の長手軸LBPは、長手軸LBPが骨表面BSと実質的に平行であるように位置付けられてもよい。支持プレート804の長手軸LBPは、長手軸LBPが骨表面BSに対して直角であるように位置付けられてもよい。
【0218】
安定器902は、長手軸LIに沿ったインプラント900の軸方向移動に抵抗するように構成されてもよい。安定器902は、長手軸LIの周りでのインプラント900の角度回転に抵抗するように構成されてもよい。安定器902は、穴Hの中のインプラント900の回転に抵抗するように構成されてもよい。
【0219】
図10は、例示的な安定器1000を示す。安定器1000は、細長い部材1004を含んでもよい。安定器1000は、支持プレート1006を含んでもよい。支持プレート1006は、アンカー受容特徴1008を含んでもよい。アンカー受容特徴1008は、皮質骨BCOの表面BSの中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成されてもよい。
【0220】
細長い部材1004は、変形可能であってもよい。細長い部材1004は、端部1002が長手軸LIと実質的に平行であり、端部1010が支持プレート1006の長手軸LBPと実質的に平行であるように変形させられてもよい。細長い部材1004の変形は、角度θに対応してもよい。
【0221】
図11Aは、例示的なインプラント1100を示す。インプラント1100は、安定器1101を含んでもよい。安定器1101は、細長い部材1106を含んでもよい。細長い部材1106は、細長い部材1004の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。安定器1101は、支持プレート1102を含んでもよい。
【0222】
支持プレート1102は、細長い部材1106を覆って位置付けられるように構成されてもよい。支持プレート1102は、長手軸LIの周りでの細長い部材1106の回転に抵抗するように構成されてもよい。インプラント1100は、穴H(図2に示される)に挿入されてもよい。支持プレート1102は、穴Hの中の細長い部材1106の回転に抵抗するように構成されてもよい。軸TEMは、軸LBPに対して直角である。支持プレート1102は、細長い部材1106の横方向移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0223】
支持プレート1102は、アンカー受容特徴1108を含んでもよい。アンカー受容特徴1108は、皮質骨BCOの外面BS(図2に示される)の中に打ち込まれたアンカーを受容するように構成されてもよい。細長い部材1106は、アンカー受容特徴1108を通して打ち込まれたアンカーを受容するための対応する部位を含んでもよい。
【0224】
安定器1101は、安定器1101が骨B(図2に示される)に固定された後に、係止ネジ112が調整されるように構成されてもよい。
【0225】
図11Bは、細長い部材1106の移動に抵抗するように構成される安定器1101の例示的な図を示す。
【0226】
図12は、例示的な安定器1200を示す。安定器1200は、細長い部材1212を含んでもよい。細長い部材1212は、インプラント(図示せず)から控え壁カラー1202まで延在してもよい。細長い部材1212は、穴の壁HW(図2に示される)に沿って延在してもよい。細長い部材1212は、長手軸LEMを含んでもよい。長手軸LEMは、穴Hの中心軸CHおよび/またはインプラント(図示せず)の長手軸と実質的に平行であってもよい。控え壁カラー1202は、アクセス穴H(図2に示される)の開口部で支持されてもよい。控え壁カラー1202は、骨表面BS(図2に示される)と実質的に平行な長手軸LBCを含んでもよい。
【0227】
安定器1200は、骨表面BSの中に打ち込まれたアンカー1204等のアンカーを受容するように構成されるアンカー受容特徴(図示せず)を含んでもよい。安定器1200は、係止ネジ(図示せず)を調整するための開口1211を含んでもよい。係止ネジは、係止ネジ112(図1に示される)の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0228】
図13は、インプラント1312用の例示的な安定器1308を示す。安定器1308は、細長い部材1306を含んでもよい。安定器1308は、控え壁カラー1304を含んでもよい。控え壁カラー1304は、長手軸LBCを有してもよい。長手軸LBCは、骨表面BS(図2に示される)と実質的に平行であってもよい。
【0229】
インプラント1312は、長手軸LIを有してもよい。軸LIとLBCとの間の角度θは、調整可能であってもよい。細長い部材1306は、関節運動表面1302を含んでもよい。関節運動表面1302は、安定器1308が安定器1308の中心軸CSとインプラント1312の長手軸LIとの間の角度λでインプラント1312に係合するように構成されてもよい。中心軸CSは、穴H(図2に示される)の中心軸CHに対応してもよい。
【0230】
角度λは、開口1316に挿入された係止ネジ(図示せず)によって固定されてもよい。係止ネジは、角度λおよび長手軸LIからのインプラント1312の拡張(図示せず)を固定するように構成されてもよい。係止ネジは、係止ネジ112(図1に示される)の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0231】
安定器1308は、アンカー受容特徴(図示せず)を含んでもよい。アンカー受容特徴は、アンカー1314を受容するように構成されてもよい。アンカー受容特徴は、皮質骨BCOの外面BS(図2に示される)の中へアンカー1314を方向付けるように構成されてもよい。
【0232】
図14は、インプラント1408用の例示的な装置1400を示す。装置1400は、ブラケット1406を含んでもよい。ブラケット1406は、アンカー受容特徴1404を含んでもよい。装置1400は、延長部材1410を含んでもよい。延長部材1410は、インプラント1408に対してブラケット1406を支持するように構成されてもよい。
【0233】
装置1400は、係止ネジ1402を含んでもよい。係止ネジ1402は、インプラント1408に対してブラケット1406を固定するように構成されてもよい。ブラケット1406は、インプラント1408からの距離xBIで固定されてもよい。ブラケット1406は、インプラント1408に対してある角度を成して固定されてもよい。
【0234】
図15は、装置1400の断面図を示す。装置1400は、拡張ブッシング1504を含んでもよい。拡張ブッシング1504は、未開栓であってもよい。延長部材1410は、タブ1502を含んでもよい。
【0235】
係止ネジ1402は、拡張ブッシング1504を通過し、インプラント1408のタップ付き部分に係合するように構成されてもよい。ネジ1402は、インプラント1408に向かって拡張ブッシング1504を打ち込むように構成されてもよい。拡張ブッシング1504は、インプラント1408に向かって延長部材1410を押すように構成されてもよい。拡張ブッシング1504は、タブ1502を拡張するように構成されてもよい。
【0236】
タブ1502の拡張は、延長部材1410とブラケット1404との間に摩擦を誘発してもよい。延長部材1401とブラケット1404との間の摩擦は、インプラント1408に対するブラケット1404の移動に干渉してもよい。延長部材1410とブラケット1404との間の摩擦は、インプラント1408に対して軸LIの周りでのブラケット1404の回転を固定してもよい。延長部材1410とブラケット1404との間の摩擦は、ブラケット1406とインプラント1408との間の距離xBIを固定してもよい。
【0237】
図16は、例示的な延長部材1410を示す。延長部材1401は、タブ1502を含んでもよい。延長部材1410は、円筒形状に丸められてもよい。円筒形構成において、縁1604は、縁1602と隣接してもよい。
【0238】
図17は、例示的なインプラント301を示す。インプラント301は、拡張可能ウェブ106と、拡張可能ウェブ108とを含んでもよい。拡張可能ウェブ106は、インプラント構成要素128の周囲に同軸上に支持されてもよい。拡張可能ウェブ108は、インプラント構成要素128の周囲に同軸上に支持されてもよい。拡張可能ウェブ108は、拡張可能ウェブ106内にあってもよい。
【0239】
拡張可能ウェブ106は、複数のセル122を含んでもよい。セル122は、図40に示されるように、アンカーに係合するように構成されてもよい。複数のセル122は、セル122の任意の好適な密度を有してもよい。拡張可能ウェブ106は、インプラント301の長手軸LIに沿って変化するセル122の密度を有してもよい。
【0240】
図18は、インプラント301の例示的な内部構造1800を示す。内部構造1800は、拡張可能ウェブ108を含んでもよい。拡張可能ウェブ108は、複数のセル124を含んでもよい。セル124は、図40に示されるように、アンカーに係合するように構成されてもよい。複数のセル124は、セル124の任意の好適な密度を有してもよい。拡張可能ウェブ108は、インプラント301の長手軸LIに沿って変化するセル124の密度を有してもよい。拡張可能ウェブ108は、軸LIの周りを回転可能であるように支持されてもよい。
【0241】
図19は、例示的なインプラント301の断面図を示す。拡張可能ウェブ106は、セル122の任意の好適な密度を有してもよい。拡張可能ウェブ106は、拡張可能ウェブが半径ROを有するように、長手軸LIに沿って変化するセル122の密度を有してもよい。
【0242】
拡張可能ウェブ108は、セル124の任意の好適な密度を有してもよい。拡張可能ウェブ108は、拡張可能ウェブが半径RIを有するように、長手軸LIに沿って変化するセル124の密度を有してもよい。半径RIは、最大値RIを含んでもよい。ROと最大値RIとの間の差異は、半径方向オフセット1902に対応してもよい。半径方向オフセット1902は、拡張可能ウェブ106が半径方向荷重(図示せず)を負うときに、拡張可能ウェブ106が半径方向オフセット1902に沿って変形し、最大値RIで半径方向荷重を拡張可能ウェブ108に伝送してもよいように、十分小さく構成されてもよい。
【0243】
図20は、拡張可能ウェブに対する例示的な切断パターン2000を示す。切断パターン2000は、遠位端2018を含む。切断パターン2000は、近位端2020を含む。切断パターン2000は、縁2010を含む。切断パターン2000は、縁2012を含む。
【0244】
縁2010は、縁2012に隣接して、長手軸LCPの周囲で円筒形状を形成するように構成されてもよい。軸LCPの周りでの「巻き」切断パターン2000は、折り畳み構成での拡張可能ウェブに対応してもよい。「巻かれた」構成を達成するために、切断パターン2000は、円筒管に切断されてもよい。
【0245】
切断パターン2000は、ゾーン2002を含んでもよい。切断パターン2000は、ゾーン2004を含んでもよい。切断パターン2000は、ゾーン2006を含んでもよい。ゾーン2004は、屈曲部材2014を含んでもよい。ゾーン2002は、折り畳みセルパターン2016を含んでもよい。ゾーン2006は、ゾーン2002よりも高いセル密度を有する折り畳みセルパターンを含んでもよい。
【0246】
軸LCPの周りでの「圧延」構成は、ゾーン2004の屈曲部材2014は、ゾーン2002の折り畳まれたセル2016よりも、軸LCPと垂直な横軸TCPの周りでの屈曲に対する少ない抵抗を有するように構成されてもよい。
【0247】
セルパターン2016等の折り畳みセルパターンの密度を増加または減少させることは、横軸TCPの周りでの屈曲に対する抵抗の増加または減少に対応してもよい。屈曲部材2014等の屈曲部材と、折り畳みセルパターン2016等の折り畳みセルパターンの間の角度lを増加または減少させることは、屈曲抵抗の増加または減少に対応してもよい。
【0248】
切断パターン2000の屈曲特徴は、穴I等の骨の穴を通した、切断パターン2000に基づくインプラントの配備を促進してもよい。
【0249】
図21は、例示的な拡張可能インプラント2100を示す。インプラント2100は、切断パターン2000の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。Z2は、切断パターン2000のゾーン2002の拡張状態に対応してもよい。Z1は、切断パターン2000の状態のゾーン2004の拡張状態に対応してもよい。Z3は、切断パターン2000のゾーン2006の拡張状態に対応してもよい。
【0250】
拡張状態において、Z1の屈曲部材は、軸方向剛性をインプラント2100に提供してもよい。LIに沿った軸方向圧縮下で、Z1の屈曲部材は、相互に積み重なり、軸LIに沿ったさらなる圧縮に抵抗してもよい。圧縮状態において、Z1の屈曲部材は、穴I等の穴を通したインプラントの配備を促進してもよい。
【0251】
図22は、例示的な切断パターン2200を示す。切断パターン2200は、折り畳み状態の拡張可能ウェブ106および/または108等の拡張可能ウェブを形成するように、長手軸LCPの周囲に「巻かれ」てもよい。「巻かれた」構成を達成するために、切断パターン2200は、円筒管に切断されてもよい。
【0252】
切断パターン2200は、ゾーン2202を含んでもよい。切断パターン2200は、ゾーン2204を含んでもよい。ゾーン2202は、ゾーン2204とは異なるセル密度を有してもよい。ゾーンのセル密度は、アンカーとの係合を向上させるように構成されてもよい。
【0253】
ゾーン2204は、屈曲部材2206を含んでもよい。ゾーン2204は、セルパターン2208を含んでもよい。
【0254】
軸LCPの周りに「巻かれた」構成においては、屈曲部材2206は、セルパターン2208よりも、軸LCPと垂直な横軸TCPの周りでの屈曲に対する少ない抵抗を有してもよい。屈曲部材2218の脚の長さの増加または減少は、軸TCPの周りでの屈曲の抵抗の増加または減少に対応してもよい。屈曲部材2218の脚の間の角度の増加または減少は、軸TCPの周りでの屈曲の抵抗の増加または減少に対応してもよい。
【0255】
拡張状態において、屈曲部材2206は、軸方向剛性をインプラントに提供してもよい。 LCPに沿った軸方向圧縮下で、屈曲部材2218の脚は、頂点の周囲で折り重なり、軸LCPに沿ったさらなる圧縮に抵抗してもよい。屈曲部材2206は、穴I等の穴を通したインプラントの配備を促進してもよい。
【0256】
図23Aは、例示的な切断パターン2300を示す。切断パターン2300は、折り畳みセルパターン2302を含んでもよい。切断パターン2300は、支持構成要素2306を含んでもよい。切断パターン2300は、支持構成要素2304を含んでもよい。
【0257】
切断パターン2300は、平面P内で平坦に位置してもよい。切断パターン2300は、縁2308および縁2310が隣接するように、長手軸LCPの周囲で「巻かれる」ように構成されてもよい。「巻かれた」構成を達成するために、切断パターン2300は、円筒管に切断されてもよい。長手軸LCPは、インプラント100長手軸LI等のインプラントの長手軸に対応してもよい。
【0258】
「巻かれた」構成においては、切断パターン2300は、軸LCPの周囲で拡張する、および/または折り重なるように構成されてもよい。支持構成要素2304の幅xSMおよび支持構成要素2306の幅xSMは、平面Pと垂直に位置するように構成されてもよい。支持構成要素2304の幅xSMおよび支持構成要素2306の幅xSMは、平面Pと平行に位置するように構成されてもよい。
【0259】
支持構成要素2304および支持構成要素2306は、横軸T1の周りでの屈曲に対する抵抗を有してもよい。支持構成要素2304および支持構成要素2306は、横軸T2の周りでの屈曲に対する抵抗を有してもよい。
【0260】
横軸T2は、平面P内に位置してもよく、軸LCPと垂直であってもよい。横軸T1は、平面Pと垂直であり、かつ軸LCPと垂直であってもよい。軸T2の周りでの支持構成要素2304の屈曲抵抗は、軸T1の周りでの支持構成要素2306の屈曲抵抗とは異なってもよい。
【0261】
幅xSMが平面P内に、および/または平面Pと平行に位置するように構成されるときに、支持構成要素2303および支持構成要素2306は、軸T2の周りでの屈曲に対する抵抗よりも軸T1の周りでの屈曲に対するより大きい抵抗を有してもよい。幅xSMが平面Pと垂直に構成されるときに、軸T2の周りでの支持構成要素2304および支持構成要素2306の屈曲抵抗は、軸T1の周りでの屈曲抵抗よりも大きく構成されてもよい。
【0262】
幅xSMは、切断パターン2300に基づくインプラントが穴H(図2に示される)を通して骨Bに挿入されるときに、平面P内に、および/または平面Pと平行に位置するように構成されてもよい。幅xSMは、切断パターン2300に基づくインプラントが髄内空洞IS(図2に示される)の内側で拡張されるときに、平面Pと垂直に構成されてもよい。
【0263】
支持部材2304は、支持部材2306とは無関係に平面に対して回転可能であるように構成されてもよい。支持部材2306は、支持部材2304とは無関係に平面に対して回転可能であるように構成されてもよい。1つの構成においては、支持部材2304は、平面P内に、および/または平面Pと平行に位置してもよく、支持部材2306は、平面Pと垂直であってもよい。
【0264】
図23Bは、例示的な拡張可能インプラント2322を示す。例示的なインプラント2322は、切断パターン2300または任意の好適な切断パターンを使用することを含んでもよい。インプラント2322は、長手軸LIを含んでもよい。インプラント2322は、内側拡張可能ウェブ2316を含んでもよい。インプラント2322は、外側拡張可能ウェブ2320を含んでもよい。インプラント2322は、支持部材2314を含んでもよい。支持部材2314は、平面であって、LIおよびLIと垂直な横軸T2を含む平面を画定してもよい。
【0265】
軸T2は、LIと垂直であり、かつT1およびLOによって画定される平面と垂直である。支持部材2314は、軸T2の周りよりも軸T1の周りで可撓性であってもよい。
【0266】
支持部材2314は、アンカー受容特徴2324を含んでもよい。アンカー受容特徴は、アンカー2318を受容するように構成されてもよい。支持部材2314は、アンカー受容特徴2326を含んでもよい。アンカー受容特徴2326は、アンカー2314を受容するように構成されてもよい。アンカー2314および2316は、LIおよびT2によって画定される平面と実質的に平行な方向に打ち込まれてもよい。
【0267】
インプラント2322は、折り畳み構成において、軸T1の周りでの屈曲抵抗が軸T2の周りでの屈曲抵抗よりも大きくなるように配向されてもよい。インプラント2322は、拡張構成において、T2の周りでの屈曲に対する抵抗が軸T1の周りでの屈曲に対する抵抗よりも大きくなるように配向されてもよい。
【0268】
例えば、インプラント2322等の多層インプラントが、折り畳み構成において1つの構成に配向されてもよい。インプラント2322の層は、層が骨の中で拡張されているか、または埋め込まれているときに、相互に対して回転させられてもよい。インプラント2322の層の相対的な回転は、折り畳まれている間に平面内で可撓性を提供してもよいが、埋込および/または拡張状態において平面内で剛性を提供してもよい。インプラントの層の相対的な回転は、骨の中へのインプラントの挿入および/または半径状経路を通した骨の中のインプラントの埋込を促進してもよい。インプラントの層の相対的な回転は、骨の中へのインプラントの挿入および/または穴I等の穴を通した骨の中のインプラントの埋込を促進してもよい。
【0269】
図24Aは、例示的な切断パターン2400を示す。切断パターン2400は、構造部材2410を含んでもよい。切断パターン2400は、交差支持材2402を含んでもよい。切断パターン2400は、交差支持材2404を含んでもよい。交差支持材2404は、継手2408を含んでもよい。交差支持材2402は、継手2406を含んでもよい。
【0270】
切断パターン2400は、軸ECPに沿って拡張可能であるように構成されてもよい。切断パターン2400は、軸ECPに沿って折り畳まれてもよい。切断パターン2400は、軸LCPの周りで「巻かれ」てもよい。「巻かれた」構成においては、切断パターン2400は、軸LCPの周りで拡張され、および/または折り畳まれてもよい。「巻かれた」構成を達成するために、切断パターン2400は、円筒管において切断されてもよい。
【0271】
交差支持材2402は、切断パターン2400が拡張されたときに、継手2406の周囲に広がるように構成されてもよい。交差支持材2404は、切断パターン2400が拡張されたときに、継手2408の周囲に広がるように構成されてもよい。交差支持材2402は、切断パターン2400が折り畳まれたときに、継手2406の周囲で折り重なるように構成されてもよい。交差支持材2404は、切断パターン2400が折り畳まれたときに、継手2408の周囲で折り重なるように構成されてもよい。
【0272】
図24Bは、例示的なインプラント2412を示す。インプラント2412は、構造部材2418を含んでもよい。インプラント2412は、構造部材2420を含んでもよい。インプラント2412は、交差支持材2414を含んでもよい。インプラント2412は、交差支持材2416を含んでもよい。図24Bは、折り畳んだ状態と広げられた状態との間の交差支持材2414および2416を示す。
【0273】
交差支持材2414および2416は、骨の中へのインプラント2412の挿入および/または穴I等の穴を通した骨の中のインプラントの埋込を促進するように折り畳まれてもよい。交差支持材2414および2416は、インプラント2412の軸方向剛性を増加させるように広げられてもよい。
【0274】
図25は、例示的な拡張可能インプラント構成要素2500を示す。インプラント構成要素2500は、交差支持材2402を含んでもよい。インプラント構成要素2500は、交差支持材2404を含んでもよい。インプラント構成要素2500は、構造部材2410を含んでもよい。図25は、継手2406の周囲に広げられた構成において交差支持材2402を示す。図25は、継手2408の周囲で広げられた構成において交差支持材2404を示す。広げられた構成においては、交差支持材2402および/または2404は、長手軸LICの周囲でインプラント構成要素2500のための半径方向支持を提供するように構成されてもよい。
【0275】
交差支持材2402および/または2404は、構成要素2500の半径方向拡張を制限するように構成されてもよい。構成要素2500の拡張を制限することは、構造支持材2410の座屈を制限し、それにより、構成要素2500の軸方向剛性を増加させてもよい。折り畳み状態において、折り畳まれた交差支持材2402および/または2404が、穴I等の穴を通した骨の中へのインプラントの挿入を促進してもよい。
【0276】
図26は、線5−5に沿ったインプラント構成要素2500の図を示す。図25は、軸LICの周囲の拡張状態でのインプラント構成要素2500を示す。交差支持材2402は、軸LEWからのインプラント構成要素2500の半径方向拡張R1を制限するように構成されてもよい。構造構成要素2404は、軸LICからのインプラント構成要素2500の半径方向拡張R2を制限するように構成されてもよい。構成要素2500の拡張を制限することは、構造支持材2410の「座屈」を制限し、それにより、構成要素2500の軸方向剛性を増加させてもよい。
【0277】
図27は、例示的な切断パターン2700を示す。切断パターンは、縁2712が縁2714に隣接するように構成されるように、長手軸(図示せず)の周囲で「巻かれ」てもよい。「巻かれた」構成においては、切断パターン1700は、長手軸から拡張可能であってもよい。
【0278】
切断パターン2700は、セグメント2701がインプラントの長手軸の周囲で拡張されたときに長手方向に変化するセル密度2702を有してもよい。切断パターン2700は、セグメント2704の長手軸の周囲で拡張されたときに長手方向に変化するセル密度2704を有してもよい。切断パターン2700は、セグメント2703がインプラントの長手軸の周囲で拡張されたときに長手方向に変化するセル密度2706を有してもよい。切断パターン2700は、セグメント2704がインプラントの長手軸の周囲で拡張されたときに長手方向に変化するセル密度2708を有してもよい。切断パターン2700は、セグメント2705がインプラントの長手軸の周囲で拡張されたときに長手方向に変化するセル密度2710を有してもよい。
【0279】
「巻かれた」構成を達成するために、切断パターン2700は、円筒管において切断されてもよい。
【0280】
図29は、例示的な拡張可能インプラント2900を示す。インプラント2900は、「傘」形状に拡張するように構成されてもよい。例示的なインプラント2900は、近位端2902と、遠位端2904とを含んでもよい。遠位端2904は、近位端2902の拡張半径よりも大きい拡張半径を有してもよい。拡張可能インプラント2900は、拡張可能ウェブに基づいてもよい。
【0281】
より大きい拡張半径が、骨Bの骨折した区画を支持してもよい。より大きい拡張半径は、骨Bの骨折していない区画を支持してもよい。インプラント2900は、骨Bの内側の髄内空洞ISを部分的または完全に充填してもよい。インプラント2900は、骨Bが髄内空洞ISの遠位端において十分な海綿骨BCAを含有しない場合に使用されてもよい。
【0282】
インプラント2900は、単一の拡張可能ウェブ上でアンカー126(図1に示される)等のインプラントアンカーに対する複数の接触点を提供してもよい。
【0283】
図30は、例示的な拡張可能インプラント3000を示す。インプラント3000は、「シルクハット」形状に拡張するように構成されてもよい。例示的なインプラント3000は、近位部材3002と、遠位部材3004とを含んでもよい。遠位部材3004は、近位部材3002の拡張半径よりも大きい拡張半径を有してもよい。インプラント30は、インプラント29の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0284】
インプラント3000は、長手軸LIから拡張されたときに異なるセル密度を有する1つの拡張可能ウェブを含んでもよい。インプラント3000は、楕円体である外形に拡張するように構成される第1のセグメント3008を含んでもよい。
【0285】
インプラント3000は、第1のセグメントに対面して凹状である外形に拡張するように構成される第3のセグメント3006を含んでもよい。インプラント3000は、第3のセグメントの外側半径から第1のセグメントの隣接先端まで架橋する外形に拡張するように構成される第2のセグメント3010を含んでもよい。
【0286】
インプラント3000は、「シルクハット」形状を形成するように構成される1つ以上の拡張可能ウェブを含んでもよい。2つ以上の拡張可能ウェブは、遠位ハブ110および/または120(図1に示される)を使用して、インプラント3000に固定されてもよい。
【0287】
図31Aは、例示的なインプラント3130を示す。インプラント3130は、長手軸LIと、遠位ハブ110と、近位ハブ110とを含んでもよい。インプラント3130は、球状外形または「棒付きキャンディ」形状に拡張するように構成されてもよい。アンカー126等のアンカー(図1に示される)は、偏向させられることなくインプラント3130に容易に係合してもよい。
【0288】
図31Bは、例示的な切断パターン3138を示す。切断パターン3130は、「棒付きキャンディ」形状(図31Aに示される)に拡張するように構成されてもよい。
【0289】
図31Cは、例示的な切断パターン3100を示す。切断パターン3100は、縁3118が縁3116に隣接するように構成されるように、長手軸(図示せず)の周囲で「巻かれ」てもよい。「巻かれた」構成においては、切断パターン3100は、長手軸から拡張可能であってもよい。「巻かれた」構成を達成するために、切断パターン3100は、円筒管において切断されてもよい。
【0290】
切断パターン3100は、縦セル密度3102を有してもよい。切断パターン3100は、縦セル密度3104を有してもよい。切断パターン3100は、縦方向のセル密度3106を有してもよい。
【0291】
セル密度3102は、第1の外形および第2の外形に拡張するように構成されてもよい。セル密度3104は、第1の外形、第2の外形、および第3の外形に拡張するように構成されてもよい。セル密度3106は、第1の外形に拡張するように構成されてもよい。第1の外形は、実質的に円錐形の形状を含んでもよい。第3の外形は、実質的に平面であり、長手軸(図示せず)と実質的に垂直であってもよい。第2の外形は、第1の外形と第3の外形との間で架橋するように構成されてもよい。
【0292】
切断パターン3100は、長方形、菱形、三角形、長円形、円形、および/または非対称形状を含んでもよい外形に、長手軸(図示せず)の周囲で拡張可能であるように構成されてもよい。切断パターン3100は、長方形、菱形、三角形、長円形、円形、および/または非対称形状を含んでもよい、断面を有する外形に、長手軸(図示せず)の周囲で拡張可能であってもよい。
【0293】
図32は、例示的なインプラント3200を示す。インプラント3200は、長手軸LIを含んでもよい。インプラント3200は、軸LIの周囲で拡張可能である拡張可能ウェブ3210を含んでもよい。インプラント3200は、軸LIの周囲で拡張可能である拡張可能ウェブ3208を含んでもよい。拡張可能ウェブ3210は、拡張可能ウェブ3208の外部にあってもよい。
【0294】
拡張可能ウェブ3210は、軸LIの周囲で外形3202に拡張するように構成されてもよい。外形3202は、実質的に円錐形であってもよい。拡張可能ウェブ3210は、軸LIの周囲で外形3206に拡張するように構成されてもよい。外形3206は、実質的に平面であり、長手軸LIと実質的に垂直であってもよい。外形3204は、軸LIの周囲で拡張し、外形3202と外形3206との間で架橋するように構成されてもよい。
【0295】
図33は、例示的なインプラント3300を示す。インプラント3300は、支持部材3302を含んでもよい。支持部材3302は、インプラント3300の近位端3306からインプラント3300の遠位端3308まで拡張してもよい。インプラント3300は、骨係合部材3304を含んでもよい。骨係合部材3304は、長さ3312にわたって支持部材3302と平行にインプラント3300の近位端3306から延在してもよい。骨係合部材3304は、長さ3314にわたって支持部材3302から分岐してもよい。骨係合部材3304は、角度φで支持部材3302から分岐してもよい。
【0296】
先端3310は、骨Bの海綿骨BCA(図2に示される)に係合するように構成されてもよい。骨係合部材3304は、インプラント3300と骨Bとの間の平行移動に抵抗するように構成されてもよい。骨係合部材3304は、インプラント3300と骨Bとの間の回転移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0297】
図34は、近位端3306からのインプラント3300の図を示す。骨係合部材3304は、支持部材3302の表面3402と実質的に垂直な方向で支持部材3302と平行して延在するように構成されてもよい。骨係合部材3304は、インプラント3300の長手軸(図示せず)に沿って軸方向支持をインプラント3300に提供するように構成されてもよい。骨係合部材3304は、インプラント3300の長手軸(図示せず)の周囲に半径方向支持をインプラント3300に提供するように構成されてもよい。
【0298】
骨係合部材3304と支持部材3302との間に形成される角度は、実質的に90度であってもよい。骨係合部材3304および支持部材3302は、「L」、「U」、または任意の好適な形状を形成してもよい。
【0299】
図35は、例示的なインプラント3500を示す。インプラント3500は、ウェブ3504を含んでもよい。インプラント3500は、支持構造3502を含んでもよい。インプラント3500は、骨係合部材3506を含んでもよい。骨係合部材3506は、ウェブ3504を通過してもよい。骨係合部材3506は、ウェブ3504と骨係合部材3506との間の角度μでウェブ3504を通過してもよい。
【0300】
骨係合部材3506は、支持構造3502を通過してもよい。骨係合部材3506は、支持構造3502と骨係合部材3506との間の角度βで支持構造3502を通過してもよい。
【0301】
骨係合部材3502は、インプラント3500から独立していてもよい。骨係合部材3506は、インプラント3500の後にアクセス穴H(図1に示される)に挿入されるように構成されてもよい。
【0302】
先端3508は、骨Bの海綿骨BCA(図2に示される)に係合してもよい。骨係合部材3506は、インプラント3500と骨Bとの間の平行移動に抵抗するように構成されてもよい。骨 係合部材3506は、インプラント3500と骨Bとの間の回転移動に抵抗するように構成されてもよい。
【0303】
図36は、例示的なインプラント3500の遠位図を示す。1つ以上の骨係合部材3505は、海綿骨BCAに係合するように構成されてもよい。1つ以上の骨係合部材3506は。
【0304】
図37は、骨B(図2に示される)の内側にある示的な拡張可能インプラント3700を示す。骨Bは、骨折FhおよびFaとともに示されている。インプラント3700は、骨折FhおよびFaを修復するように構成されてもよい。アンカー3702および3704は、骨の部分PaおよびPhをインプラント3700に固定するように構成されてもよい。
【0305】
骨係合部材3506は、インプラント3700と骨Bとの間の並進運動に抵抗するように構成されてもよい。骨係合部材3506は、インプラント3700と骨Bとの間の回転運動に抵抗するように構成されてもよい。骨係合部材3606は、海綿骨BCAに係合されてもよい。骨係合部材3506は、皮質骨BCOに係合されてもよい。
【0306】
図38は、例示的なインプラント3800を示す。インプラント3800は、拡張可能ウェブ3804を含んでもよい。インプラント3800は、鋏型係止機構3802を含んでもよい。係止機構3802は、インプラント3800の遠位端に位置してもよい。係止機構3802は、拡張するように構成されてもよい。係止機構3802は、折り重なるように構成されてもよい。係止機構3802は、旋回軸PDの周りを回転することによって拡張する、および/または折り重なるように構成されてもよい。
【0307】
鋏型係止機構3802は、骨Bに係合するように構成されてもよい。鋏型係止機構3802は、インプラント3800を骨Bに固定するように構成されてもよい。係止機構3802は、インプラント3800と骨Bとの間の回転運動に抵抗するように構成されてもよい。係止機構3802は、インプラント3800と骨Bとの間の並進運動に抵抗するように構成されてもよい。
【0308】
インプラント3800は、鋏型係止機構3806を含んでもよい。係止機構3806は、インプラント3800の近位端に位置してもよい。係止機構3806は、旋回軸PPを含んでもよい。係止機構は、軸PPの周囲で拡張し、および/または折り重なってもよい。係止機構3806は、係止機構3802の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0309】
図39は、例示的なインプラント3900を示す。インプラント3900は、拡張可能ウェブ3804を含んでもよい。インプラント3900は、鋏型係止機構3806を含んでもよい。インプラント3900は、鋏型係止機構3902を含んでもよい。
【0310】
鋏型係止機構3902は、インプラント3900を骨B(図2に示される)に固定するように構成されてもよい。係止機構3902は、旋回軸PDの周りを旋回するように構成されてもよい。骨Bに対する係止機構3902の拡張は、骨Bに対してインプラント3900を固定してもよい。係止機構3902は、インプラント3900と骨Bとの間の回転運動に抵抗するように構成されてもよい。係止機構3902は、インプラント3900と骨Bとの間の並進運動に抵抗するように構成されてもよい。
【0311】
図40は、例示的なウェブ4000を示す。ウェブ4000は、本明細書で示され、説明されるインプラントと関連して使用されてもよい、ウェブを表してもよい。例えば、ウェブ4000等のウェブは、インプラント100(図1に示される)、インプラント300(図3に示される)、インプラント1312(図13に示される)、インプラント2100(図21に示される)、インプラント2320(図23bに示される)、インプラント2900(図29に示される)、インプラント3000(図30に示される)、インプラント3130(図31aに示される)、インプラント3200(図32に示される)、インプラント3500(図25に示される)、インプラント3804(図38に示される)、および任意の他の好適なインプラントに含まれてもよい。
【0312】
ウェブ4000は、セル4002等の1つ以上のセルを含んでもよい。ウェブ4000は、表4010と、裏4012とを含んでもよい。セル4002は、アンカー4004を受容するように構成されてもよい。アンカー4004は、アンカー114、116、および126(図1に示される)、1204(図12に示される)、1314(図13に示される)、および任意の好適なアンカー等のアンカーに共通する1つ以上の特徴を有してもよい。アンカー4004は、骨Bの断片をウェブ4000に固定するように構成される。
【0313】
セル4002は、アンカー4004がセル4002と垂直に配向されたときに、セル4002の変形を伴わずに、アンカー根4006のセル4002への通過を可能にするほど十分に大きい開口部を有してもよい。そのようなセルは、「開放セル」と呼ばれてもよい。セル4002の完全開口部がアンカー4004と垂直な平面内に存在するように、アンカー4004が斜角でセル4002を貫通する場合、セル4002は、根4006を収容するように変形してもよい。
【0314】
セル4002は、閉鎖状態からの拡張により開いていてもよい。セル4002は、開放状態で製造されてもよい。セル4002は、開放状態で骨B(図2に示される)に埋め込まれてもよい。セル4002は、閉鎖状態で骨B(図2に示される)に埋め込まれてもよい。セル4002は、骨Bの中の配備後に拡張されてもよい。
【0315】
アンカー4004は、係合特徴4008を含んでもよい。係合特徴4008は、セル4002の裏4012に係合し、セル4002と骨Bの骨片との間に張力を印加するように構成されてもよい。アンカー4004は、張力が印加されたときに、セル4002の裏4012からの係合特徴4004の係脱を防止するように構成されてもよい。セル4002は、張力が印加されたときに、弾性的に変形させられるように構成されてもよい。
【0316】
図41は、例示的なネジ山付きアンカー4100を示す。ネジ山付きアンカー4100は、骨Bの断片とウェブ4000との間に張力を印加するように構成されてもよい。ネジ山付きアンカー4100は、ネジ山付きアンカー4100の測定基準に基づいてセル4002に係合するように構成されてもよい。ネジ山付きアンカー4100は、根4102を含んでもよい。ネジ山付きアンカー4100は、頂上部4104を含んでもよい。
【0317】
ネジ山付きアンカー4100の測定基準は、外径Dmaj、内径Dmin、平均直径Dmean、ネジ山角度σ、ネジ山ピッチδを含んでもよい。ネジ山付きアンカー4100の測定基準は、どれだけの張力がセル4002等のセルに印加されてもよいかについての制限に基づいて選択されてもよい。
【0318】
図42(A)−(C)は、例示的なネジ山付きアンカー4230、4220、および4200を示す。アンカー4230、4220、および4200は、ネジ山付きアンカー4100の測定基準のうちの1つ以上を含んでもよい。アンカー4230は、頭部分4234を含む。頭部分4234は、軸4232を含んでもよい。アンカー4220は、頭部分4224を含んでもよい。頭部分4224は、軸4222を含んでもよい。アンカー4200は、頭部分4204を含んでもよい。頭部分4204は、軸4202を含んでもよい。
【0319】
頭部分4234、4224、および4202は、骨表面BS(図2に示される)と角度Φを形成するように構成されてもよい。角度Φに基づいて、骨Bにとって最も非外傷性であるアンカーが選択されてもよい。
【0320】
図43は、例示的な骨格Sを示す。骨格Sは、本明細書で説明される例示的なインプラントが、骨B(図2に示される)に関連して示され、説明されるように使用されてもよい、例示的な骨Siを含む。表2は、骨Siの部分的なリストを含む。
【0321】
【表2】
図44は、骨B(図2に示される)の生体構造を概略的に示す。骨Bの解剖学的特徴が表2に記載されている。本発明の原理による装置および方法は、表3に示される解剖学的特徴のうちの1つ以上を伴ってもよい。骨Bの特徴は、骨軸LB(Bが骨を示す)および半径RB(Bが骨を示す)を参照して説明されてもよい。
【0322】
【表3】
「端部骨」および「端部骨折」という用語は、長骨の骨端または骨幹端領域で発生する骨折を指すために使用されてもよい。そのような骨折は、関節周囲および関節内骨折を含む。
【0323】
図45は、骨Bの上の部位H’に位置付けられるための例示的な器具ガイド4500を示す。例示的な器具ガイド4500は、本明細書で説明される例示的なインプラントの送達に対して骨Bを準備するように構成されてもよい。抜髄針頭部4524が、ガイド4500を通して髄内空洞ISの標的領域Rへ送達されてもよい。標的領域Rは、海綿骨BCA内にあるものとして図示されているが、海綿骨BCAおよび皮質骨BCOのいずれか一方または両方の中にあり得る。側面テンプレート4530および最上部テンプレート4532は、ガイド管4520に位置合わせされる。アーム4531は、テンプレート4530を支持してもよい。施術者は、ガイド4500が抜髄針頭部4524を標的領域Rに誘導するように、テンプレート4530および4532が標的領域R上に「投影」するように、テンプレート4530および4532を位置付けてもよい。
【0324】
テンプレート4530は、それぞれ、抜髄針頭部4524の「掃引」領域およびシャフト状構造4525の場所を投影するためのローブ輪郭4534およびシャフト輪郭4536を含んでもよい。テンプレート4532は、それぞれ、抜髄針頭部4524の「掃引」領域およびシャフト状構造4525の標的場所を投影するためのローブ輪郭4538およびシャフト輪郭4540を含んでもよい。テンプレート4530および4532は、ドリル、コアリング鋸、人工補装具、または任意の他の好適な器具等の、配備されてもよい任意の好適な器具の形状を投影するように構成されてもよい。
【0325】
蛍光透視撮像が、標的領域Rに対してテンプレート4530および4532を位置付けるために使用されてもよい。
【0326】
抜髄針頭部4524は、人工補装具が埋め込まれてもよいように、髄内空間ISの中で回転して、髄内骨物質を取り除いてもよい。抜髄針頭部4524は、抜髄針制御4526および抜髄針シース4527によって打ち込まれ、支持されてもよい。
【0327】
ガイド4500は、基部4502を含んでもよい。整列部材4504および4506が、基部4502から延在して、ガイド4500のガイド中心線CLを骨Bの頂面の骨中心線CLBSと整列させてもよい。整列部材4504および4506の一方または両方は、弾性であってもよい。整列部材4504および4506の一方または両方は、剛性であってもよい。
【0328】
整列部材4504および4506(図示せず)は、骨Bの表面に沿って、比較的自由に摺動できてもよい。ガイド4500は、中心線CLBSに沿って骨Bに係合されてもよい、接点4508および4510を含んでもよい。接点4508および4510は、ガイド4500の底面(図示せず)から延在してもよい。接点4508および4510は、ガイド中心線CLが骨中心線CLBSとの整列から外側に回転することを防止してもよい。
【0329】
3つ、4つ、またはそれ以上の接点が好適ではない状況でさえも、2つの接点が不均一な表面上で好適であってもよいため、接点4508および4510は、骨Bの表面とのガイド4500の整列を確保してもよい。
【0330】
ガイド4500は、外側クリート4512および4514(図示せず)を含んでもよい。外側クリート4512および4514は、骨Bの表面に係合して、ガイド4500がガイド中心線CLの周囲で方向θに回転することを防止してもよい。外側クリート4512および4514は、骨Bの上でいくらかの摺動を可能にするように弾性であってもよい。
【0331】
施術者が骨Bの上でガイド4500を位置付けるときに、整列部材4504および4506は、骨Bに係合するガイド4500の第1の構成要素であってもよい。整列部材4504および4506は、接点4508および4510ならびにクリート4512および4514が骨Bに係合する前に、ガイド中心線CLを骨中心線CLBSと整列させてもよい。次いで、いくつかの実施形態では、クリート4512および4514は、骨Bに係合して、方向θへの回転を阻止してもよい。次いで、いくつかの実施形態では、接点4508および4510は、骨中心線CLBSに沿って骨Bに係合してもよい。接点4508および4510は、骨中心線CLBSからのガイド中心線CLの脱整列に対するさらなる抵抗を提供するように、鋭くとがった先を有してもよい。いくつかの実施形態では、接点が骨中心線CLBSと一致していることを確実にするように、わずか2つの接点(例えば、4508および4510)があってもよい。
【0332】
ガイド4500は、柄4516およびグリップ4518を含んでもよい。施術者は、グリップ4518を手動で握ってもよい。いくつかの実施形態では、施術者がグリップ4518を介して接点4508および4510に印加することができるトルクを制限するように、トルクリミッタ(図示せず)が提供されてもよい。
【0333】
ガイド管4520は、任意の好適な器具を受容し、誘導してもよい。ガイド管4520は、ハンドル4516に対してある角度αを成して配向されてもよい。いくつかの実施形態では、角度αが固定されてもよい。いくつかの実施形態では、角度αは調整可能であってもよい。いくつかの実施形態では、テンプレート4530および4532は、ガイド管4520に対して固定されてもよい。αが調整可能であるいくつかの実施形態、およびαが調整可能ではないいくつかの実施形態を含む、いくつかの実施形態では、ガイド管4520は、ガイド管4520の軸LGTが柄4516の軸Lと実質的に同じ点で骨Bに交差するように、配向されてもよい。したがって、グリップ4518は、穴の部位H’の中心を直接覆って位置付けられる。
【0334】
ガイド4500は、チャネル4542および4544(図示せず)を含んでもよい。ロッド4546および4548は、それぞれ、皮質骨BCOを通る、チャネル4542および4544を通して挿入されてもよい。ロッド4546および4548は、骨Bの上でガイド4500を安定させてもよい。ロッド4546および4548は、Kワイヤであってもよい。ロッド4546および4548は、ワイヤドリルを使用して挿入されてもよい。
【0335】
本明細書で説明される装置および方法は、例示的である。本発明の装置および方法は、例示的な装置の特徴のうちのいくつかおよび全て、および/または例示的な方法のステップのうちのいくつかおよび全てを伴ってもよい。方法のステップは、本明細書で示され、説明される順番以外の順番で行われてもよい。いくつかの実施形態は、例示的な方法に関連して示され、説明されるステップを省略してもよい。いくつかの実施形態は、例示的な方法に関連して示されず、説明されないステップを含んでもよい。
【0336】
本発明は、特定の実施形態および用途に関して説明されているが、当業者であれば、この教示を踏まえて、本発明の原理の精神から逸脱する、または本発明の原理の範囲を超えることなく、付加的な実施形態および修正を生成することができる。したがって、本明細書の図面および説明は、本発明の理解を促進するように一例として差し出され、その範囲を限定すると解釈されるべきではないことを理解されたい。
【0337】
したがって、骨折修復のための装置および方法が提供されている。当業者であれば、制限よりもむしろ例示の目的で提示される、説明された実施形態以外によって本発明を実践できることを理解するであろう。本発明は、以下の請求項のみによって限定される。
図1
図2
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図7A
図7B
図7C
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図11A
図11B
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図24B
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【外国語明細書】
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