特開2015-185506(P2015-185506A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-185506(P2015-185506A)
(43)【公開日】2015年10月22日
(54)【発明の名称】雄端子
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/03 20060101AFI20150925BHJP
   H01R 13/04 20060101ALI20150925BHJP
【FI】
   H01R13/03 A
   H01R13/04 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-63487(P2014-63487)
(22)【出願日】2014年3月26日
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】特許業務法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】城 崇人
(57)【要約】
【課題】接点間への塵埃の入り込みを抑制することで、接点間の接続信頼性を確保する。
【解決手段】雌端子40に接続される雄端子10であって、雌端子40内に挿入されて雌端子40の接続筒部41内に設けられた弾性変位可能な弾性接触片42と弾性的に接続される接続部11を備えており、接続部11には、接続部の挿入過程において、弾性接触片42と摺動する部分に耐摩耗性樹脂からなる耐摩耗部20が設けられているところに特徴を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
雌端子に接続される雄端子であって、
前記雌端子内に挿入されて前記雌端子内に設けられた弾性変位可能な弾性接触片と弾性的に接続される接続部を備えており、
前記接続部には、前記接続部の挿入過程において、前記弾性接触片と摺動する部分に耐摩耗性樹脂からなる耐摩耗部が設けられている雄端子。
【請求項2】
前記接続部の挿入方向後部は、前記弾性接触片と電気的に接続される接続部本体とされており、
前記接続部本体の前方に前記耐摩耗部が固定されることで前記接続部が構成されている請求項1記載の雄端子。
【請求項3】
前記耐摩耗部と前記接続部本体のいずれか一方には、他方に設けられた嵌合凹部内に圧入することで、前記耐摩耗部と前記接続部本体とを一体に固定する圧入部が設けられている請求項2記載の雄端子。
【請求項4】
前記耐摩耗部と前記接続部本体とは、接着層によって一体に固定されている請求項2または請求項3に記載の雄端子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、雄端子に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、雌端子に接続される雄端子として、特開2013ー89309号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。この雄端子は、雌端子に設けられた上下一対のコネクタ雌端子の間に挿入される角柱状の本体部を有している。本体部の上下面には、本体部の延びる方向に沿って形成された凹溝が設けられており、本体部とコネクタ雌端子との摺動によって生じためっき滓などの塵埃を凹溝内に収容することで、雄端子と雌端子との接点間に塵埃が入り込むことを防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−89309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記の雄端子によると、凹溝が塵埃でいっぱいになるなど塵埃が凹溝からはみ出すと、結局は、塵埃が雄端子と雌端子との接点間に入り込んでしまい、雄端子と雌端子との接続信頼性が低下してしまう。
【0005】
本明細書では、塵埃が生じることを抑制し、接点間の接続信頼性を確保する技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書によって開示される雄端子は、雌端子に接続される雄端子であって、前記雌端子内に挿入されて前記雌端子内に設けられた弾性変位可能な弾性接触片と弾性的に接続される接続部を備えており、前記接続部には、前記接続部の挿入過程において、前記弾性接触片と摺動する部分に耐摩耗性樹脂からなる耐摩耗部が設けられているところに特徴を有する。
【0007】
このような構成の雄端子によると、接続部と弾性接触片とが摺動する部分に耐摩耗部が形成されているから、耐摩耗部と弾性接触片とが摺動した際に、めっき滓など金属摩耗粉の発生を抑制することができる。これにより、両接点間の接続信頼性を確保することができる。
また、耐摩耗部は、耐摩耗性樹脂によって形成されているから、耐摩耗部が形成されていない場合に比べて、弾性接触片との摩擦抵抗を低減することができる。
【0008】
本明細書によって開示される雄端子の態様として、以下の構成が好ましい。
前記接続部の挿入方向後部は、前記弾性接触片と接続される接続部本体とされており、前記接続部本体の前方に前記耐摩耗部が固定されることで前記接続部が構成されている構成としてもよい。
このような構成によると、接続部本体の前方に成形樹脂部を固定するだけで、耐摩耗部を構成することができる。
【0009】
前記耐摩耗部と前記接続部本体のいずれか一方には、他方に設けられた嵌合凹部内に圧入することで、前記耐摩耗部と前記接続部本体とを一体に固定する圧入部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、一方の嵌合凹部に対して他方の圧入部を圧入することで接続部本体に対して耐摩耗部を容易に、かつ安価に固定することができる。つまり、接続部における前部の表面を耐摩耗樹脂によって被覆して耐摩耗部を構成する場合に比べて、容易に、かつ安価に耐摩耗部を接続部に形成することができる。
【0010】
前記耐摩耗部と前記接続部本体とは、接着層によって一体に固定されている構成としてもよい。
このような構成によると、接続部本体に対して耐摩耗部をがたつかせることなく、確実かつ容易に固定することができる。
【発明の効果】
【0011】
本明細書によって開示される技術によれば、塵埃が生じることを抑制することで、接点間の接続信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施形態1に係る雄端子の雌端子への挿入過程を示す断面図
図2】雄端子と雌端子とが接続された状態を示す断面図
図3】接続部本体と耐摩耗部とを固定する前の状態を示す斜視図
図4】同平断面図
図5】接続部本体と耐摩耗部とを固定した状態を示す平断面図
図6】実施形態2に係る接続部本体と耐摩耗部とを固定する前の状態を示す平断面図
図7】接続部本体と耐摩耗部とを固定した状態を示す平断面図
図8】実施形態3に係る接続部本体と耐摩耗部とを固定した状態を示す平断面図
【発明を実施するための形態】
【0013】
<実施形態1>
実施形態1を図1から図5を参照しつつ説明する。
本実施形態は、雌端子40と電気的に接続される雄端子10を例示している。なお、以下の説明において、上下方向とは図1における上下方向を基準とする。また、前後方向とは、両端子10,40の接続方向を基準として互いに接続する側を前側として説明する。
【0014】
雌端子40は、導電性に優れた金属板材にプレス加工を施すことにより形成されている。雌端子40は、図1および図2に示すように、雄端子10が内部に挿入される角筒状の接続筒部41と、電線が接続される電線接続部(図示せず)とを前後に繋げた形態をなしている。
接続筒部41の前端下端縁には、後方に向けて折り返された弾性変位可能な弾性接触片42が形成されており、この弾性接触片42の表面には、錫めっき層(図示せず)が形成されている。
【0015】
弾性接触片42は、接続筒部41の前端下端縁から後方に向かうほど上方に傾斜した後、その後端部から後方に向かうほど下方に傾斜した山形状に形成されており、この山形部分の頂点が雄端子10に対する雌側接点部43とされている。
接続筒部41内に雄端子10が挿入されると、弾性接触片42が雄端子10に押圧されることで下方に弾性変位して、弾性接触片42が接続筒部41の天井板41Aと共に雄端子10を上下両側から挟み付けることで、雌側接点部43が雄端子10に弾性的に接触するようになっている。
【0016】
雄端子10は、図1および図2に示すように、前後方向に長い平板状をなす接続部11を有している。
接続部11は、雌端子40における接続筒部41の前端開口から接続筒部41内に挿入可能に形成されており、接続部11の板厚寸法は、接続筒部41の天井板41Aと雌側接点部43との間の間隔よりも大きい寸法に設定されている。また、接続部11の先端部は上下方向中央部に向けて板厚方向に先細り状をなす先細り部12とされている。
【0017】
接続部11を接続筒部41内に挿入すると、先細り部12が接続筒部41の天井板41Aと弾性接触片42との間に進入して、先細り部12と天井板41Aおよび弾性接触片42とが当接する。ここからさらに接続部11を挿入すると、接続部11によって弾性接触片42が下方に押圧されて弾性変位し、弾性接触片42の雌側接点部43が接続部11の下面に乗り上げる。このままさらに接続部11を挿入すると、図1に示すように、接続部11の下面と弾性接触片42の雌側接点部43とが相対的に摺動すると共に、接続部11の上面と天井板41Aとが相対的に摺動する。そして、雄端子10が雌端子40に対して正規の位置まで挿入されると、図2に示すように、接続部11の後部に設けられた雄側接点部13に対して雌側接点部43が弾性的に接触した状態となり、雄端子10と雌端子40とが、図2に示すように、電気的に接続される。
【0018】
さて、雄端子10の接続部11は、図1から図5に示すように、雄側接点部13を有する接続部本体14と、接続部本体14の前端に固定された耐摩耗部20とから構成されている。すなわち、接続部11において雄側接点部13よりも前方で、かつ弾性接触片42および天井板41Aと摺動する部分に耐摩耗部20が配された構成となっている。
【0019】
詳細には、接続部本体14は、導電性に優れた金属板材をプレス加工することにより平板状に形成されており、接続部本体14の表面には、錫めっき層(図示せず)が形成されている。接続部本体14の前端部における下面に雄側接点部13が設けられており、接続部本体14の前端面14Aには、図3および図4に示すように、前方に突出する圧入部15が形成されている。圧入部15の前端は、幅方向に先細り状とされており、圧入部15の幅方向両側縁には、互いに反対方向である外方に突出する複数の圧入突起16が設けられている。
【0020】
一方、耐摩耗部20は、耐摩耗製樹脂であるポリアセタールによって形成されており、耐摩耗部20は、接続部本体14と同一外形の平板状に形成されている。なお、耐摩耗製樹脂としては、ポリアセタールの他に、例えば、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトンやポリフェニレンサルファイドでもよく、フッソ系の樹脂や超高分子量高密度ポリエチレンなど、公知の耐摩耗製樹脂を用いることができる。
【0021】
耐摩耗部20の後端面21には、図3および図4に示すように、前方に向かって凹んだ有底の嵌合凹部22が形成されている。嵌合凹部22の後端開口は略矩形状をなしており、嵌合凹部22内には、接続部本体14の圧入部15が圧入可能とされている。また、嵌合凹部22の深さ寸法は、接続部本体14の前端面14Aから圧入部15が突出した突出寸法とほぼ同じ大きさに設定されている。嵌合凹部22内に接続部本体14の圧入部15を挿入すると、図5に示すように、圧入部15の圧入突起16が嵌合凹部22の幅方向両側壁22Aに食い込んだ状態となり、接続部本体14の前端面14Aに耐摩耗部20が固定される。これにより、接続部本体14の雄側接点部13の前方に耐摩耗部20が配された接続部11が構成されるようになっている。
【0022】
本実施形態は、以上のような構成であって、続いて、雄端子10と雌端子40を接続する際の作用および効果について説明する。
まず、雄端子10と雌端子40とを向かい合わせに配置し、雌端子40の接続筒部41の前端開口から雄端子10の接続部11を接続筒部41内に挿入する。
【0023】
この挿入過程では、まず、接続部11の耐摩耗部20の前端に設けられた先細り部12が接続筒部41の天井板41Aと弾性接触片42との間に進入して、天井板41Aおよび弾性接触片42と当接する。さらに接続部11を挿入すると、耐摩耗部20によって弾性接触片42が下方に押し下げられ、弾性接触片42の雌側接点部43が耐摩耗部20の下面20Bに乗り上げる。
【0024】
このままさらに接続部11を挿入すると、図1に示すように、耐摩耗部20の下面20Bと弾性接触片42の雌側接点部43とが相対的に摺動すると共に、耐摩耗部20の上面20Aと天井板41Aとが相対的に摺動する。そして、接続筒部41に対して接続部11が正規の接続位置に至る直前で、接続部本体14が天井板41Aと弾性接触片42との間に進入する。そして、接続筒部41に対して接続部11が正規の接続位置に至ると、図2に示すように、接続部本体14の雄側接点部13に対して弾性接触片42の雌側接点部43が弾性的に接触した状態となり、雄端子10と雌端子40とが電気的に接続される。
【0025】
以上のように、本実施形態によると、接続部11と弾性接触片42および天井板41Aとが摺動する部分に、耐摩耗性樹脂からなる耐摩耗部20を形成したから、従来のようにめっき層が形成された端子同士を摺動させて雄側接点部と雌側接点部とを接続する場合に比べて、めっき滓などの金属摩耗粉の発生を抑制することができる。これにより、金属摩耗分などの塵埃が、雄側接点部13と雌側接点部43との間に入り込むことを抑制し、雄端子10と雌端子40との接続信頼性を確保することができる。
【0026】
また、耐摩耗部20は、耐摩耗性樹脂によって形成されているから、めっき層が形成された端子同士が摺動する場合に比べて、接続部11と弾性接触片42とが摺動する際の摩擦抵抗を低減することができる。ひいては、雌端子40の接続筒部41に雄端子10の接続部11を挿入する挿入抵抗を低減させることができる。
【0027】
また、本実施形態によると、耐摩耗部20の嵌合凹部22に接続部本体14の圧入部15を圧入して接続部本体14の前端面14Aに耐摩耗部20を固定しているから、例えば、接続部本体の表面を耐摩耗性樹脂によって覆って被覆する場合に比べて、接続部11に耐摩耗部20を容易に、かつ安価に構成することができる。
【0028】
<実施形態2>
次に、実施形態2について図6および図7を参照しつつ説明する。
実施形態2の雄端子110は、実施形態1における接続部本体14と耐摩耗部20との固定構造を変更したものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
【0029】
実施形態2の接続部111における接続部本体114の前端面114Aには、図6および図7に示すように、後方に向かって凹んだ有底の嵌合凹部117が形成されており、耐摩耗部120の後端面121には、接続部本体114の嵌合凹部117に圧入される圧入部123が形成されている。
【0030】
圧入部123は、耐摩耗部120の後端面122から後方に突出した形態をなしており、圧入部123の突出寸法は、接続部本体114における嵌合凹部117の深さ寸法とほぼ同一に設定されている。圧入部123の幅方向両側縁には、互いに反対方向である外方に突出する複数の圧入突起124が設けられており、この圧入突起124を押し潰しながら、図7に示すように、圧入部123を嵌合凹部117に圧入することで接続部本体114の前方に耐摩耗部120が固定されている。
【0031】
すなわち、本実施形態によると、実施形態1と同様に、接続部本体114の嵌合凹部117に耐摩耗部120の圧入部123を圧入するだけで、接続部11に耐摩耗部120を形成することができる。
【0032】
<実施形態3>
次に、実施形態3について図8を参照しつつ説明する。
実施形態3の雄端子210は、実施形態1における接続部本体14と耐摩耗部20との固定構造を変更したものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
【0033】
実施形態3の接続部211における接続部本体214の前端面214Aは、図8に示すように、平坦な本体側接続面214Aとされており、耐摩耗部220の後端面222は、接続部本体214の本体側接続面214Aと対応する平坦な耐摩耗部側接続面222とされている。そして、接続部本体214の本体側接続面214Aと耐摩耗部220の耐摩耗部側接続面222とが公知の接着剤からなる接着層Bによって接着固定されている。
すなわち、本実施形態によると、接続部本体214に対して耐摩耗部220をがたつかせることなく、確実に、かつ容易に固定することができるようになっている。
【0034】
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
【0035】
(1)上記実施形態では、接続部本体14,114,214の前方に耐摩耗部20,120,220を固定することで、接続部11,111,211に耐摩耗部20,120,220を設けた構成とした。しかしながら、これに限らず、耐摩耗性樹脂によって接続部の前側全体の表面を被覆してもよく、耐摩耗性樹脂によって接続部の前部における上下面を覆った構成にしてもよい。
(2)上記実施形態では、弾性接触片42が接続筒部41の下側にのみ設けられた構成とした。しかしながら、これに限らず、弾性接触片が上下両側に設けられ、接続部が上下両側から弾性接触片に挟まれる構成でもよい。
(3)上記実施形態1,2では、嵌合凹部22,117に圧入部15,122が圧入されることで、接続部本体14,114に耐摩耗部20,120が固定され、上記実施形態3では、接続部本体214と耐摩耗部220とを接着層Bによって接着固定する構成とした。しかしながら、これらに限らず、嵌合凹部に圧入部を圧入すると共に、接続部本体と耐摩耗部とを接着層によって接着することで接続部本体と耐摩耗部とを固定してもよい。
【符号の説明】
【0036】
10,110,210:雄端子
11,111,211:接続部
14,114,214:接続部本体
15,122:圧入部
20,120,220:耐摩耗部
22,117:嵌合凹部
40:雌端子
42:弾性接触片
B:接着層
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8