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特開2015-192453ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-192453(P2015-192453A)
(43)【公開日】2015年11月2日
(54)【発明の名称】ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/20 20090101AFI20151006BHJP
   H04W 48/10 20090101ALI20151006BHJP
   H04W 76/02 20090101ALI20151006BHJP
【FI】
   H04W48/20
   H04W48/10
   H04W76/02
【審査請求】有
【請求項の数】25
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】38
(21)【出願番号】特願2015-65594(P2015-65594)
(22)【出願日】2015年3月27日
(31)【優先権主張番号】61/970,914
(32)【優先日】2014年3月27日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/669,005
(32)【優先日】2015年3月26日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】509352749
【氏名又は名称】宏碁股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ACER INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】包 偉丞
(72)【発明者】
【氏名】▲鄭▼ ▲靜▼紋
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD24
5K067DD57
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067GG01
5K067GG11
(57)【要約】
【課題】ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおける通信装置のためのネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法が開示される。当該方法は、アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、アタッチ手順、又は、セル選択手順及びセル再選択手順によりネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する段階を含む。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおける通信装置のためのネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法であって、当該方法が、
アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、アタッチ手順、又は、セル選択手順及びセル再選択手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する段階を含む、方法。
【請求項2】
前記アクセス層手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
前記無線通信システムのネットワークから前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含む更新メッセージを受信する段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記更新メッセージが、無線リソース制御(RRC)接続再構成、測定制御、ページング、又はシステム情報ブロック(SIB)である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ハンドオーバ手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
前記無線通信システムのソースネットワークから、前記ソースネットワークから前記無線通信システムのターゲットネットワークへのハンドオーバのための前記ハンドオーバ手順の間に、前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含むネットワーク変更命令を受信する段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワーク変更命令が、無線リソース制御(RRC)接続再構成である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記エリア更新手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
前記無線通信システムのネットワークにサービス領域変更要求メッセージを送信する段階と、
前記ネットワークから前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含むサービス領域変更承認メッセージを受信する段階とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記アタッチ手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
前記無線通信システムのネットワークに交信要求メッセージを送信する段階と、
前記ネットワークから前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含む接続再構成メッセージを受信する段階とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報が、ラジオアクセスネットワーク(RAN)規則のうちの少なくとも1つ、又はRAN支援情報のうちの少なくとも1つを含み、前記RAN支援情報が、1つ若しくは複数のパラメータ、又は、それぞれが特定のパラメータ又は1つ若しくは複数のRAN規則に対応する1つ若しくは複数の数値を含む、請求項1、2、4、6、又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記RAN規則及び前記RAN支援情報を保存する段階を更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記RAN規則及び前記RAN支援情報に対して少なくとも数値を適用する段階を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
無線通信システムにおけるネットワークのためのネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法であって、当該方法が、
アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、アタッチ手順、又は、セル選択手順及びセル再選択手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する段階を含む、方法。
【請求項12】
前記ネットワークがアクセスネットワークであり、前記アクセス層手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
通信装置から、又は残りのアクセスノードから、又は前記無線通信システムから、前記無線通信システムの前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新するためのメッセージを受信する段階と、
前記通信装置に前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含む更新メッセージを送信する段階を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記メッセージを前記無線通信システムのサーバネットワークに送信する段階と、
前記サーバネットワークから前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含む前記更新メッセージを受信する段階とを更に含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記メッセージが、無線リソース制御(RRC)接続要求、RRC接続設定完了、又は通信装置能力情報である、請求項12又は13に記載の方法。
【請求項15】
前記更新メッセージが、無線リソース制御(RRC)接続再構成、測定制御、ページング、又はシステム情報ブロック(SIB)である、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記アクセス層手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
前記無線通信システムの通信装置に前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含むプッシュメッセージを送信する段階を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記ネットワークがソースネットワークであり、前記ハンドオーバ手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
前記無線通信システムの通信装置が前記ソースネットワークから前記無線通信システムのターゲットネットワークにハンドオーバする間に、前記通信装置に前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含むネットワーク変更命令を送信する段階を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記ソースネットワークと前記ターゲットネットワークの両方を供給する前記無線通信システムのアンカーノードにネットワーク変更被要求メッセージを送信する段階と、
前記アンカーノードから前記ネットワーク変更命令を受信する段階とを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ソースネットワークを供給するがしかし前記ターゲットネットワークを供給しない前記無線通信システムのソースアンカーノードにネットワーク変更被要求メッセージを送信する段階と、
前記アンカーノードから前記ネットワーク変更命令を受信する段階とを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記アンカーノードから前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含む前記ネットワーク変更命令を受信する段階を更に含む、請求項18又は19に記載の方法。
【請求項21】
ネットワークピア変更要求メッセージを前記ターゲットネットワークに送信する段階と、
前記ターゲットネットワークから前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含むネットワークピア変更要求肯定応答メッセージを受信する段階とを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記ネットワークがアクセスネットワークであり、前記エリア更新手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
前記無線通信システムの通信装置に前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含むサービス領域変更承認メッセージを送信する段階を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項23】
前記ネットワークがアクセスネットワークであり、前記アタッチ手順により前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する前記段階が、
前記無線通信システムの通信装置に前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を含む接続再構成メッセージを送信する段階を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項24】
前記ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報が、ラジオアクセスネットワーク(RAN)規則及びRAN支援情報のうちの少なくとも1つを含み、前記RAN支援情報が、パラメータ、又は、それぞれがパラメータ若しくはRAN規則に対応する数値を含む、請求項11、12、16、17、20、21、22、又は23に記載の方法。
【請求項25】
前記RAN支援情報が、番号により識別されるパラメータと、それぞれがパラメータ、及び番号により識別されるゼロ個以上のRAN規則に対応する数値とを含む、請求項24に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムにおける通信装置で使用される方法に関し、より詳細には、ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPPは、リリース11において、アクセスネットワークディスカバリ及び選択機能(Access Network Discovery and Selection Function:ANDSF)管理オブジェクト(Management Object:MO)を提案する。ANDSF MOは、オペレータの方針の通りのアクセスネットワーク(例えば無線ローカルエリアネットワーク(WLAN))ディスカバリ及び選択支援データを提供するネットワーク要素であるANDSFからのアクセスネットワークディスカバリ情報のプロビジョニングをサポートするユーザ装置(UE)に保存されるアクセスネットワークディスカバリ情報に加えて、さらにシステム間モビリティポリシー(Inter-System Mobility Policy:ISMP)及びシステム間ルーティングポリシー(Inter-System Routing Policy:ISRP)を管理するために提案される。要するに、ANDSFは、アクセスネットワークを選択することによってUEを支援するためのトラフィック経路指定情報、又はシステム間変更を実行することによってUEを制御及び支援するための、若しくはIPトラフィックをどのように送るかを決定することによってUEを支援するためのシステム間モビリティポリシー、又は言及された上記の全てに加えて、さらにアクセスネットワークディスカバリ及び選択情報を含む情報を提供する。この情報は、UEが複数のアクセスを通じてEPCに接続する能力がない場合にアクセスネットワークに優先順位をつけるISMP、及びUEが複数のアクセスを通じてEPCに接続する能力がある場合にどのように利用可能なアクセスの間でトラフィックを分散するかを示すISPRを同様に含み、一方アクセスネットワークディスカバリ及び選択情報は、UEに対して、ISMPにおいて、又はISRPにおいて、又はアクセスネットワークディスカバリ情報において定義されたアクセスネットワークにアクセスするための更なる情報を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
図1は、従来技術によるANDSFの動作を例示する。公衆移動通信網(Public Land Mobile Network:PLMN)のANDSFは、UEに対して、好ましいサービスセット識別子(SSID)を示すANDSF MOを、WLAN又はSSIDの優先順位を識別するために送信する。UEは、UE内に保持されたANDSF MOから獲得された情報(すなわち、SSID)に従って、WLANを使用するかどうかを決定する。例えば、UEがWLANのサービス適用範囲に移動する場合に、UEは、WLANアクセスポイント(AP)により送信されたSSIDによってWLANの存在に気付くことができるであろう。もし送信されたSSIDがANDSF MOで示されたSSIDであるならば、UEは、WLANを選択する。ANDSF MOを介して、又はUEに事前設定されて、(ISRP/ISMPを含む)ANDSF規則がUEに対して提供され得ることに、留意するべきである。
【0004】
図2は、RAN支援情報をサポートするANDSF規則を例示する。eNBは、RAN支援情報をUEに対して提供し、ここでRAN支援情報は、threshRsrpLow=−90dBm、threshRsrpHigh=−80dbm、threshRsrqLow=3dB、threshRsrqHigh=4dBなどのようなパラメータ及び/又は数値を含む。UEは、ANDSF MOを介して獲得される、又は現存するOMA−DMメカニズムを介して獲得される、又はUEに事前設定される(IARP規則、ISMP規則、ISRP規則などを含む)ANDSF規則に対して、RAN支援情報の特定のパラメータに関連付けられた数値に加えて、さらにパラメータを適用する。要するに、UEがRAN支援情報を受信する場合に、この情報は、供給されたANDSF規則を評価するために考慮に入れられる。
【0005】
しかしながら、UEがサービングRANアクセスノード(例えばサービングeNB)を変更する場合に、RAN支援情報は異なり得るか、又は無効であり得るであろう。さらに、装置がサービングPLMN又はサービングRANアクセスノードを変更する場合に、RAN規則は異なり得るであろう。細部にわたって、図3は、ANDSFの動作をサポートするUEがソースセルからターゲットセルに移動することを例示する。ソースセルとターゲットセルが異なるPLMNに属する場合、UEのモビリティは、PLMNの変更を同様にもたらし得る。したがって、本出願人は、RAN規則及びRAN支援情報をUEに対して提供するとともに更新するために、メカニズムが必要とされるということに注目する。
【0006】
さらに、RAN支援情報は、RAN状態を反映するために頻繁に更新され得るであろうか、又はRAN規則は、更に良いユーザ体験及び負荷バランシングのために効率よくUEに対して更新されるべきである。しかしながら、RAN支援情報又はRAN規則の更新は重荷となり、したがってRAN支援情報又はRAN規則の配信は多くの無線通信資源を消費し得るであろう。それ故に、アクセスノードからUEに対して送信される削減された量のデータを提供するために、メカニズムが必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願は、上記の問題を解決するために、ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法を提供することを目指す。
【0008】
これは、請求項1及び請求項11によるネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する方法によって達成される。従属請求項は、対応する更なる発展及び改善に関連する。
【0009】
下記に続く詳細な説明から更に明瞭に理解されることになるように、無線通信システムにおけるネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する、請求項に記載の方法は、アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、アタッチ手順、又は、セル選択手順若しくはセル再選択手順によりネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する段階を含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】従来技術によるANDSFの動作の概略図である。
図2】RAN支援情報をサポートするANDSF規則の概略図である。
図3】拡張されたANDSFの動作をサポートするUEのハンドオーバ手順の概略図である。
図4】無線通信システムの概略図である。
図5】代表的な通信装置の概略図である。
図6】拡張されたANDSFの動作の概略図である。
図7】本開示による代表的な処理のフローチャートである。
図8】RAN情報更新のためのアクセス層手順のメッセージフローの概略図である。
図9】RAN情報更新のためのアクセス層手順のメッセージフローの概略図である。
図10】RAN情報更新のためのアクセス層手順のメッセージフローの概略図である。
図11】RAN情報更新のためのアクセス層手順のメッセージフローの概略図である。
図12】RAN情報更新のためのアクセス層手順のメッセージフローの概略図である。
図13】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図14】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図15】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図16】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図17】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図18】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図19】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図20】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図21】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図22】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図23】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図24】RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローの概略図である。
図25】RAN情報更新のためのエリア更新手順のメッセージフローの概略図である。
図26】RAN情報更新のためのエリア更新手順のメッセージフローの概略図である。
図27】RAN情報更新のためのアタッチ手順のメッセージフローの概略図である。
図28】RAN情報更新のためのアタッチ手順のメッセージフローの概略図である。
図29】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図30】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図31】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図32】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図33】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図34】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図35】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図36】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図37】本開示によるRAN情報の構成の概略図である。
図38】本開示によるRAN情報更新動作の概略図である。
図39】本開示によるRAN情報更新動作の概略図である。
図40】本開示によるRAN情報更新動作の概略図である。
図41】いくつかの代表的な実施例の概略図である。
図42】いくつかの代表的な実施例の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図4は、無線通信システムの概略図である。無線通信システムは、LTEシステム又は他の移動通信システムであり、そして手短に言えば、PLMNの少なくとも装置(すなわち、UE)、アクセスノード(すなわち、eNB)、アンカーノード(すなわち、MME)、及びサーバノード(すなわち、ANDSF/OAMサーバ)から構成される。図4は、UE、eNB、MME、及びANDSFサーバの数がここでは限定されない無線通信システムの構造を例示するために利用される。UEは、携帯電話、コンピュータシステム、機械式装置(machine type device)などのような装置であり得る。さらに、ネットワークノード及びUEは、伝送方向に応じて、送信器機又は受信器と見なされることができ、例えば、アップリンク(UL)に関して、UEは送信器であり、そしてネットワークノードは受信器であるとともに、ダウンリンク(DL)に関して、ネットワークノードは送信器であり、そしてUEは受信器である。
【0012】
図5は、代表的な通信装置50の概略図を例示する。通信装置50は、図4において示された装置又はネットワークノードであり得る。通信装置50は、マイクロプロセッサ又は特定用途向け集積回路(ASIC)のような処理手段500、記憶装置510、及び通信インタフェースユニット520を含み得る。記憶装置510は、処理手段500によるアクセスのために、プログラムコード514を記憶することができるあらゆるデータ記憶装置であり得る。記憶装置510の実例は、加入者識別モジュール(SIM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、ハードディスク、及び光学データ記憶装置を含むが、しかしそれらに限定されない。通信インタフェースユニット520は、好ましくは無線送受信機であり、そして、処理手段500の処理結果に従ってネットワークノードと無線信号を取り交わすことができる。
【0013】
図6は、本発明による拡張されたANDSFの動作を例示する。図1の昔のANDSFの動作と比べると、拡張されたANDSF(eANDSF)の動作は、UEのためのネットワークディスカバリ及び選択の効率を拡張するために、RAN(Radio Access Network:無線アクセスネットワーク)支援情報、及びRAN規則を含む。RAN支援情報、及びRAN規則は、現在のRAN状況(すなわち、無線通信状態、利用可能な帯域幅など)を反映する、RAN要素(例えば、eNB)によって提供される情報である。RAN規則は、RAN要素によって与えられ、そしてRAN支援情報を利用する規則である。
【0014】
図7は、本開示の実例による処理70のフローチャートである。処理70は、ネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新するために、図6のUE、eNB、MME、又はANDSFサーバにおいて利用される。処理70は、記憶装置510に記憶されるように、プログラムコード514にコンパイルされ得るとともに、下記のステップを含み得る。
【0015】
ステップ700:開始。
【0016】
ステップ710:アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、アタッチ手順、又は、セル選択手順若しくはセル再選択手順によりネットワーク検出及び選択情報とトラフィック経路指定情報を更新する。
【0017】
ステップ720:終了。
【0018】
処理70によれば、これ以降はRAN情報と呼ばれるRAN支援情報及びRAN規則を含むネットワーク検出及び選択情報は、アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、アタッチ手順、又は、セル選択手順若しくはセル再選択手順の信号伝達/メッセージを介して更新される。さらに、UEがPLMNサービングエリアに移動する場合、UEがセルの適用範囲に移動する場合、UEがセルクラスタのエリアに移動する場合、又はUEが異機種ネットワーク(heterogeneous network)(HetNet)のエリアに移動する場合に、RAN情報は更新され得る。
【0019】
処理70に基づくいくつかの実例がここで説明される。図8から図12は、RAN情報更新のためのアクセス層手順のメッセージフローを例示する。図8において、装置(すなわち、UE)は、RAN情報を獲得するために、RAN情報を問い合わせるためのUE RAN情報照会メッセージをサービングアクセスノードに送信することにより、アクセスノード(すなわち、eNB)に問い合わせを行う。装置からUE RAN情報照会メッセージを受信するアクセスノードは、要求している装置に対して、RAN情報を有するUE RAN情報更新メッセージを返信するべきである。
【0020】
UE RAN情報照会メッセージは、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN支援情報の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリースの能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、及び/又はサポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力を含み得る。UE RAN情報照会メッセージの実装例は、新しいメッセージか、又は下記のメッセージ、UE能力情報(UECapabilityInformation)、測定報告(Measurement Report)、RRC接続要求(RRCConnection Request)、及びRRC接続設定完了(RRCConnection Setup Complete)のうちの1つとすることができるであろう。
【0021】
UE RAN情報更新メッセージは、適用されたRAN支援情報(例えば、RAN支援情報セット)、適用されたRAN規則(例えば、規則セット)、RAN支援情報(例えば、RAN支援情報の内容)、RAN規則(例えば、RAN規則の内容)、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、及び/又はサポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。UE RAN情報更新メッセージの実装例は、新しいメッセージか、又は下記のメッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)、及び測定制御(MeasurementControl)のうちの1つとすることができるであろう。
【0022】
図9において、装置は、RAN情報を問い合わせるために、UE RAN情報照会メッセージをサービングアクセスノードに送信する。装置からUE RAN情報照会メッセージを受信するアクセスノードは、次に、RAN情報を問い合わせるために、eNB RAN情報照会メッセージを関連するサーバノードに送信する。サーバノードがアクセスノードから、eNB RAN情報照会メッセージを受信する場合に、サーバノードは、RAN情報を有するeNB RAN情報更新メッセージを要求しているアクセスノードに送信する。アクセスノードがサーバノードから、アクセスノードにより送出されたeNB RAN情報照会メッセージに関連する、RAN情報を有するeNB RAN情報更新メッセージを受信する場合に、アクセスノードは、次に、RAN情報を有するUE RAN情報更新メッセージを対応する要求している装置に送信するべきである。
【0023】
eNB RAN情報照会メッセージは、サーバノードからの最新のRAN情報を問い合わせるためにアクセスノードによって使用されるとともに、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN規則の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリースの能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、及び/又はサポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力を含み得る。
【0024】
eNB RAN 情報更新メッセージは、RAN 情報をアクセスノードに配信するためにサーバノードによって使用されるとともに、適用されたRAN支援情報(例えば、RAN支援情報セット)、適用されたRAN規則(例えば、規則セット)、RAN支援情報(例えば、RAN支援情報の内容)、RAN規則(例えば、RAN規則の内容)、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、及び/又はサポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。
【0025】
図10において、アクセスノードが関連するサーバノードから、RAN情報を有する、アクセスへのシステムRAN情報プッシュメッセージ(System RAN info push to access message)を受信する場合に、アクセスノードは、RAN情報を有するUE RAN情報プッシュメッセージをアクセスノードのサービス適用範囲における装置に送信する。
【0026】
アクセスへのシステムRAN情報プッシュメッセージは、RAN情報を1つ又は複数のアクセスノードに配信するためにサーバノードによって使用されるとともに、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。
【0027】
UE RAN情報プッシュメッセージは、RAN情報を1つ又は複数の装置に配信するためにアクセスノードによって使用されるとともに、適用されたRAN支援情報(例えば、RAN支援情報セット)、適用されたRAN規則(例えば、規則セット)、RAN支援情報(例えば、RAN支援情報の内容)、RAN規則(例えば、RAN規則の内容)、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含む。UE RAN情報プッシュメッセージの実装例は、新しいメッセージか、又は下記のメッセージ、RRC接続再構成(RRCConnection Reconfiguration)、測定制御(MeasurementControl)、ページング(Paging)、又はSIB(System Information block:システム情報ブロック)のうちの1つとすることができるであろう。
【0028】
図11において、アンカーノードが関連するサーバノードから、RAN情報を有する、アンカーへのシステムRAN情報プッシュメッセージ(System RAN info push to anchor message)を受信する場合に、アンカーノードは、次に、RAN情報を有するeNB RAN情報プッシュメッセージを関連するアクセスノードに送信する。アクセスノードが関連するアンカーノードから、eNB RAN情報プッシュメッセージを受信する場合に、アクセスノードは、次に、RAN情報を有するUE RAN情報プッシュメッセージをアクセスノードのサービス適用範囲における装置に送信する。
【0029】
アンカーへのシステムRAN情報プッシュメッセージは、RAN情報を1つ又は複数のアンカーノードに配信するためにサーバノードによって使用されるとともに、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、及び/又はサポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。
【0030】
eNB RAN情報プッシュメッセージは、RAN情報を1つ又は複数のアクセスノードに配信するためにアンカーノードによって使用されるとともに、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、及び/又はサポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。
【0031】
図12において、アクセスノードは、RAN情報を有するUE RAN情報プッシュメッセージをアクセスノードのサービス適用範囲における装置に送信する。
【0032】
図13から図24は、RAN情報更新のためのハンドオーバ手順のメッセージフローを例示する。図13において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、ソースアクセスノードは、アクセスノード変更被要求メッセージを関連するアンカーノードに送信する。アクセスノード変更被要求メッセージを受信したアンカーノードは、アクセスノード変更被要求メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。アンカーノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。アンカーノードは、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードに装置のアクセスノードを変更することを要求するために、RAN情報を有するアクセスノード変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。アンカーノードからアクセスノード変更要求メッセージを受信するアクセスノードは、アンカーノードに対してアクセスノード変更要求肯定応答(ACK)メッセージによって返信するべきである。アンカーノードがターゲットアクセスノードから、アンカーノードからターゲットアクセスノードに送出されたアクセスノード変更要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更要求ACKメッセージを受信する場合に、アンカーノードは、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージをソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードが、ソースアクセスノードによりアンカーノードに対して送出されたアクセスノード変更被要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージ(access node change command to device message)を、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0033】
アクセスノード変更トリガーメッセージは、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN支援情報の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリース(例えば、rel−10、rel−12)の能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、サポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力、及び測定結果ID、measResultPCell、measResultNeighCellsを含むかもしれない測定結果を含み得る。
【0034】
アクセスノード変更被要求メッセージは、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN支援情報の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリースの能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、サポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力、メッセージタイプ、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、ハンドオーバタイプ、要因、ターゲットID、ソースからターゲットへの透明コンテナ(source to target transparent container)を含み得る。
【0035】
アクセスノード変更要求メッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、メッセージタイプ、MME UE S1AP ID、ハンドオーバタイプ、要因、設定リストであるべきE−RAB(E-RABs To Be Setup List)、UEの統合した最大のビットレート(UE Aggregate Maximum Bit Rate)、ソースからターゲットへの透明コンテナ(Source to Target Transparent Container)、UEセキュリティ能力、セキュリティコンテキストを含み得る。
【0036】
アクセスノード変更要求ACKメッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、メッセージタイプ、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、設定リストであるべきE−RAB(E-RABs To Be Setup List)、ターゲットからソースへの透明コンテナ(Target to Source Transparent Container)、UEセキュリティ能力、セキュリティコンテキストを含み得る。
【0037】
アクセスノード変更命令メッセージは、RAN情報をソースアクセスノードに配信するためにアンカーノードによって使用され、したがって、ソースアクセスノードは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、メッセージタイプ、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、ハンドオーバタイプ、設定リストであるべきE−RAB(E-RABs To Be Setup List)、ターゲットからソースへの透明コンテナ(Target to Source Transparent Container)を含み得る。
【0038】
装置へのアクセスノード変更命令メッセージは、ターゲットアクセスノードのRAN情報を装置に配信するためにソースアクセスノードによって使用されるとともに、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、メッセージタイプ、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、ハンドオーバタイプ、設定リストであるべきE−RAB(E-RABs To Be Setup List)、ターゲットからソースへの透明コンテナ(Target to Source Transparent Container)を含み得る。
【0039】
図14において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。ソースアクセスノードは、アクセスノードピア変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。アクセスノードピア変更要求メッセージを受信したターゲットアクセスノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。ターゲットアクセスノードは、RAN情報を有するアクセスノードピア変更要求ACKメッセージをソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードが、ソースアクセスノードによりターゲットアクセスノードに対して送出されたアクセスノードピア変更要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有するアクセスノードピア変更要求ACKメッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージを、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0040】
アクセスノードピア変更要求メッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、メッセージタイプ、MME UE S1AP ID、ハンドオーバタイプ、要因、設定リストであるべきE−RAB(E-RABs To Be Setup List)、UEの統合した最大のビットレート(UE Aggregate Maximum Bit Rate)、ソースからターゲットへの透明コンテナ(Source to Target Transparent Container)、UEセキュリティ能力、セキュリティコンテキストを含み得る。
【0041】
アクセスノードピア変更要求ACKメッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、メッセージタイプ、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、設定リストであるべきE−RAB(E-RABs To Be Setup List)、ターゲットからソースへの透明コンテナ(Target to Source Transparent Container)、UEセキュリティ能力、セキュリティコンテキストを含み得る。
【0042】
図15は、図13に対して異なるシーケンスを有するメッセージフローを例示する。図に示すように、図15において、RAN情報を照会するステップは、アクセスノード変更要求とアクセスノード変更要求ACKとの間に配置される。言い換えれば、ターゲットアクセスノードは、単独でサーバノードからのRAN情報を要求する。ターゲットアクセスノードがサーバノードからRAN情報を受信する場合に、ターゲットアクセスノードは、RAN情報を有するアクセスノード変更要求ACKメッセージをアンカーノードに送信する。他のメッセージは、図13と同じシーケンスのままであり、したがって詳細な説明は上記から参照されることができる。同様に、図16は、図13に対して異なるメッセージシーケンスを例示する。アクセスノード変更要求及びアクセスノード変更要求ACKは、RAN情報を照会するステップの前に配置される。アンカーノードがターゲットアクセスノードから、アクセスノード変更要求ACKを受信する場合に、アンカーノードは、アクセスノード変更トリガーメッセージをソースアクセスノードに送信することによって手続きを開始した装置のためのターゲットアクセスノードに対応するRAN情報を獲得するために、RAN情報を照会する手続きを実行する。
【0043】
図17において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、ソースアクセスノードは、アクセスノード変更被要求メッセージを関連するアンカーノードに送信する。アクセスノード変更被要求メッセージを受信したアンカーノードは、メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。それから、アンカーノードは、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードに装置のアクセスノードを変更することを要求するために、アクセスノード変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。アンカーノードからアクセスノード変更要求メッセージを受信するターゲットアクセスノードは、次に、アンカーノードに対してアクセスノード変更要求ACKメッセージを送信する。アンカーノードがターゲットアクセスノードから、アンカーノードからターゲットアクセスノードに送出されたアクセスノード変更要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更要求ACKメッセージを受信する場合に、アンカーノードは、アクセスノード変更命令メッセージを関連するソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードがアンカーノードから、ソースアクセスノードによりアンカーノードに対して送出されたアクセスノード変更被要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更命令メッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。ソースアクセスノードは、RAN情報を有するアクセスノード情報転送メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージを、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0044】
アクセスノード情報転送メッセージは、RAN情報をターゲットアクセスノードに配信するためにソースアクセスノードによって使用されるとともに、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。
【0045】
図18において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、ソースアクセスノードは、アクセスノード変更被要求メッセージを関連するソースアンカーノードに送信する。アクセスノード変更被要求メッセージを受信したソースアンカーノードは、メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。それから、ソースアンカーノードは、アンカーノード再配置要求メッセージをターゲットアンカーノードに送信する。アンカーノード再配置要求メッセージを受信したターゲットアンカーノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。ターゲットアンカーノードは、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードに装置のアクセスノードを変更することを要求するために、RAN情報を有するアクセスノード変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。ターゲットアクセスノードがターゲットアンカーノードからアクセスノード変更要求メッセージを受信する場合に、ターゲットアクセスノードは、アクセスノード変更要求ACKメッセージをターゲットアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードがターゲットアクセスノードから、ターゲットアンカーノードからターゲットアクセスノードに送出されたアクセスノード変更要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更要求ACKメッセージを受信する場合に、ターゲットアンカーノードは、RAN情報を有するアンカーノード再配置応答メッセージをソースアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードから、ソースアンカーノードによりターゲットアンカーノードに対して送出されたアンカーノード再配置要求メッセージに関連付けられたアンカーノード再配置応答メッセージを受信したソースアンカーノードは、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを関連するソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードがソースアンカーノードから、ソースアクセスノードによりソースアンカーノードに対して送出されたアクセスノード変更被要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージを、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0046】
アンカーノード再配置要求メッセージは、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN支援情報の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリースの能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、サポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力、MME UEコンテキスト、ソースからターゲットへの透明コンテナ(Source to Target Transparent Container)、RAN理由(RAN Cause)、ターゲットeNBアイデンティティ(Target eNB Identity)、CGS ID、CSGメンバーシップ指示(CSG Membership Indication)、ターゲットTAI(Target TAI)、MS情報変更報告機能(MS Info Change Reporting Action)、CSG情報報告機能(CSG Information Reporting Action)、UE時間帯(UE Time Zone)、直接的転送フラグ(Direct Forwarding Flag)、サービングネットワーク(Serving Network)、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、及びサポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。
【0047】
アンカーノード再配置応答メッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、要因、ターゲットからソースへの透明コンテナ(Target to Source Transparent Container)、サービングゲートウェイ変更指示(Serving GW change indication)、EPSベアラ設定リスト(EPS Bearer Setup List)、及びアドレスとTEID(Addresses and TEIDs)を含み得る。
【0048】
図19は、図18に対して異なるシーケンスを有するメッセージフローを例示する。図に示すように、図19において、RAN情報を照会するステップは、アンカーノード再配置要求メッセージの前に配置される。ソースアンカーノードがRAN情報を獲得する場合に、ソースアンカーノードは、RAN情報を有するアンカーノード再配置要求メッセージをターゲットアンカーノードに送信する。他のメッセージは、図18と同じシーケンスのままであり、したがって詳細な説明は上記から参照されることができる。
【0049】
図20において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、ソースアクセスノードは、アクセスノード変更被要求メッセージを関連するソースアンカーノードに送信する。アクセスノード変更被要求メッセージを受信したソースアンカーノードは、メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。それから、ソースアンカーノードは、アンカーノード再配置要求メッセージをターゲットアンカーノードに送信する。ソースアンカーノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。それから、ソースアンカーノードは、RAN情報を有する転送RAN情報構成メッセージをターゲットアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードは、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードに装置のアクセスノードを変更することを要求するために、RAN情報を有するアクセスノード変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。ターゲットアクセスノードがアンカーノードからアクセスノード変更要求メッセージを受信する場合に、ターゲットアクセスノードは、アクセスノード変更要求ACKメッセージをアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードがターゲットアクセスノードから、ターゲットアンカーノードからターゲットアクセスノードに送出されたアクセスノード変更要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更要求ACKメッセージを受信する場合に、ターゲットアンカーノードは、RAN情報を有するアンカーノード再配置応答メッセージをソースアンカーノードに送信する。ソースアンカーノードにより送出されたアンカーノード再配置要求メッセージに関連付けられたアンカーノード再配置応答メッセージを受信したソースアンカーノードは、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを関連するソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードがアンカーノードから、ソースアクセスノードによりアンカーノードに対して送出されたアクセスノード変更被要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージを、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0050】
転送RAN情報構成メッセージは、RAN情報をターゲットアンカーノードに転送するためにソースアンカーノードによって使用されるとともに、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、及びサポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。
【0051】
図21において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、ソースアクセスノードは、アクセスノード変更被要求メッセージを関連するソースアンカーノードに送信する。アクセスノード変更被要求メッセージを受信したソースアンカーノードは、メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。それから、ソースアンカーノードは、アンカーノード再配置要求メッセージをターゲットアンカーノードに送信する。ソースアンカーノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行うことを決定し得る。アンカーノード再配置要求メッセージを受信したターゲットアンカーノードは、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードに装置のアクセスノードを変更することを要求するために、アクセスノード変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。アンカーノードからアクセスノード変更要求メッセージを受信したターゲットアクセスノードは、アクセスノード変更要求ACKメッセージをアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードがターゲットアクセスノードから、ターゲットアンカーノードからターゲットアクセスノードに送出されたアクセスノード変更要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更要求ACKメッセージを受信する場合に、ターゲットアンカーノードは、アンカーノード再配置応答メッセージをソースアンカーノードに送信する。ソースアンカーノードにより送出されたアンカーノード再配置要求メッセージに関連付けられたアンカーノード再配置応答メッセージを受信したソースアンカーノードは、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを関連するソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードがアンカーノードから、ソースアクセスノードによりアンカーノードに対して送出されたアクセスノード変更被要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージを、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。ソースアクセスノードは、RAN情報を有するアクセスノード情報転送メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0052】
図22において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、ソースアクセスノードは、アクセスノード変更被要求メッセージを関連するソースアンカーノードに送信する。アクセスノード変更被要求メッセージを受信したソースアンカーノードは、メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。それから、ソースアンカーノードは、アンカーノード再配置要求メッセージをターゲットアンカーノードに送信する。アンカーノード再配置要求メッセージを受信したターゲットアンカーノードは、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードに装置のアクセスノードを変更することを要求するために、アクセスノード変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。ターゲットアンカーノードからアクセスノード変更要求メッセージを受信したターゲットアクセスノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。ターゲットアクセスノードは、RAN情報を有するアクセスノード変更要求ACKメッセージをターゲットアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードがターゲットアクセスノードから、ターゲットアンカーノードからターゲットアクセスノードに送出されたアクセスノード変更要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有するアクセスノード変更要求ACKメッセージを受信する場合に、ターゲットアンカーノードは、RAN情報を有するアンカーノード再配置応答メッセージをソースアンカーノードに送信する。ソースアンカーノードにより送出されたアンカーノード再配置要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有するアンカーノード再配置応答メッセージを受信したソースアンカーノードは、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを、関連するソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードがアンカーノードから、ソースアクセスノードによりアンカーノードに対して送出されたアクセスノード変更被要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有するアクセスノード変更命令メッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージを、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0053】
図23において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、ソースアクセスノードは、アクセスノード変更被要求メッセージを関連するソースアンカーノードに送信する。アクセスノード変更被要求メッセージを受信したソースアンカーノードは、メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。それから、ソースアンカーノードは、アンカーノード再配置要求メッセージをターゲットアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードは、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードに装置のアクセスノードを変更することを要求するために、アクセスノード変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。ターゲットアンカーノードからアクセスノード変更要求メッセージを受信したターゲットアクセスノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。ターゲットアクセスノードは、アクセスノード変更要求ACKメッセージをターゲットアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードがターゲットアクセスノードから、ターゲットアンカーノードからターゲットアクセスノードに送出されたアクセスノード変更要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更要求ACKメッセージを受信する場合に、ターゲットアンカーノードは、アンカーノード再配置応答メッセージをソースアンカーノードに送信する。ソースアンカーノードにより送出されたアンカーノード再配置要求メッセージに関連付けられたアンカーノード再配置応答メッセージを受信したソースアンカーノードは、アクセスノード変更命令メッセージを関連するソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードがアンカーノードから、ソースアクセスノードによりアンカーノードに対して送出されたアクセスノード変更被要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更命令メッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージを、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0054】
図24において、ソースアクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、ソースアクセスノードのサービス適用範囲からターゲットアクセスノードのサービス適用範囲に向かって移動している。ソースアクセスノードは装置から、アクセスノード変更トリガーメッセージを受信し、そしてアクセスノード変更トリガーメッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、ソースアクセスノードは、アクセスノード変更被要求メッセージを関連するソースアンカーノードに送信する。アクセスノード変更被要求メッセージを受信したソースアンカーノードは、メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。それから、ソースアンカーノードは、アンカーノード再配置要求メッセージをターゲットアンカーノードに送信する。アンカーノード再配置要求メッセージを受信したターゲットアンカーノードは、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードに装置のアクセスノードを変更することを要求するために、アクセスノード変更要求メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。ターゲットアンカーノードからアクセスノード変更要求メッセージを受信したターゲットアクセスノードは、アクセスノード変更要求ACKメッセージをターゲットアンカーノードに送信する。ターゲットアンカーノードがターゲットアクセスノードから、ターゲットアンカーノードからターゲットアクセスノードに送出されたアクセスノード変更要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更要求ACKメッセージを受信する場合に、ターゲットアンカーノードは、アンカーノード再配置応答メッセージを関連するソースアンカーノードに送信する。ソースアンカーノードにより送出されたアンカーノード再配置要求メッセージに関連付けられたアンカーノード再配置応答メッセージを受信したソースアンカーノードは、アクセスノード変更命令メッセージを関連するソースアクセスノードに送信する。ソースアクセスノードがアンカーノードから、ソースアクセスノードによりアンカーノードに対して送出されたアクセスノード変更被要求メッセージに関連付けられたアクセスノード変更命令メッセージを受信する場合に、ソースアクセスノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。ソースアクセスノードは、RAN情報を有する、装置へのアクセスノード変更命令メッセージを、関連するアクセスノード変更トリガーメッセージを送出した装置に送信する。ソースアクセスノードは、RAN情報を有するアクセスノード情報転送メッセージをターゲットアクセスノードに送信する。その場合に、アクセスノード変更完了手続きが実行される。
【0055】
図25図26は、RAN情報更新のためのエリア更新手順のメッセージフローを例示する。図25において、アクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、サービスネットワークに対する最新のサービス領域情報を更新するために、サービス領域変更手順を実行する。装置は、サービス領域変更手順を開始するために、eNBへのサービス領域変更要求メッセージ(service region change request to eNB message)をアクセスノードに送信する。アクセスノードは装置から、eNBへのサービス領域変更要求メッセージを受信し、そしてeNBへのサービス領域変更要求メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、アクセスノードは、アンカーへのサービス領域変更要求メッセージ(service region change request to anchor message)を関連するアンカーノードに送信する。アンカーへのサービス領域変更要求メッセージを受信したアンカーノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。アンカーノードは、RAN情報を有する、eNBへのサービス領域変更承認メッセージ(service region change accept to eNB message)を関連するアクセスノードに送信する。アクセスノードがアンカーノードから、アクセスノードがアンカーノードに送出したアンカーへのサービス領域変更要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有する、eNBへのサービス領域変更承認メッセージを受信する場合に、アクセスノードは、RAN情報を有する、UEへのサービス領域変更承認メッセージ(service region change accept to UE message)を、関連するeNBへのサービス領域変更要求メッセージを送出した装置に送信する。装置がアクセスノードから、装置がアクセスノードに送出したeNBへのサービス領域変更要求メッセージに関連付けられたUEへのサービス領域変更承認メッセージを受信する場合に、サービス領域変更完了手続きが実行される。
【0056】
eNBへのサービス領域変更要求メッセージは、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN支援情報の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリースの能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、サポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力、プロトコル識別子、セキュリティヘッダタイプ(security header type)、トラッキングエリア更新要求メッセージアイデンティティ(tracking area update request message identity)、EPS更新タイプ(EPS update type)、NASキーセット識別子(NAS key set identifier)、及びOld GUTIを含み得る。
【0057】
アンカーへのサービス領域変更要求メッセージは、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN支援情報の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリースの能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、サポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力、プロトコル識別子、セキュリティヘッダタイプ(security header type)、トラッキングエリア更新要求メッセージアイデンティティ(tracking area update request message identity)、EPS更新タイプ(EPS update type)、NASキーセット識別子(NAS key set identifier)、Old GUTIを含み得る。
【0058】
eNBへのサービス領域変更承認メッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、プロトコル識別子、セキュリティヘッダタイプ(security header type)、トラッキングエリア更新承認メッセージアイデンティティ(tracking area update request message identity)、EPS更新結果(EPS update result)、及びスペアハーフオクテット(spare half octet)を含み得る。
【0059】
UEへのサービス領域変更承認メッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセット、プロトコル識別子、セキュリティヘッダタイプ(security header type)、トラッキングエリア更新承認メッセージアイデンティティ(tracking area update request message identity)、EPS更新結果(EPS update result)、及びスペアハーフオクテット(spare half octet)を含み得る。
【0060】
図26において、アクセスノードにより対応(serve:サーブ)される装置は、サービスネットワークに対する最新のサービス領域情報を更新するために、サービス領域変更手順を実行することを決定する。装置は、サービス領域変更手順を開始するために、eNBへのサービス領域変更要求メッセージをアクセスノードに送信する。アクセスノードは装置から、eNBへのサービス領域変更要求メッセージを受信し、そしてeNBへのサービス領域変更要求メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、アクセスノードは、アンカーへのサービス領域変更要求メッセージを関連するアンカーノードに送信する。アクセスノードからアンカーへのサービス領域変更要求メッセージを受信したアンカーノードは、eNBへのサービス領域変更承認メッセージをアクセスノードに送信する。アクセスノードがアンカーノードから、アクセスノードがアンカーノードに送出したアンカーへのサービス領域変更要求メッセージに関連付けられたeNBへのサービス領域変更承認メッセージを受信する場合に、アクセスノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。アクセスノードは、RAN情報を有するアクセスノード状態転送メッセージを関連するアンカーノードに送信する。アクセスノードは、RAN情報を有する、UEへのサービス領域変更承認メッセージを、関連する装置に送信する。装置がアクセスノードから、装置がアクセスノードに送出したeNBへのサービス領域変更要求メッセージに関連付けられたUEへのサービス領域変更承認メッセージを受信する場合に、サービス領域変更完了手続きが実行される。
【0061】
アクセスノード状態転送メッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットを含み得る。
【0062】
図27図28は、RAN情報更新のためのアタッチ手順のメッセージフローを例示する。図27において、装置は、ネットワークサービスを獲得するためにネットワークと交信することを決定する。装置は、eNBへの交信要求メッセージ(contact request to eNB message)をアクセスノードに送信する。アクセスノードは装置から、eNBへの交信要求メッセージを受信し、そしてeNBへの交信要求メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、アクセスノードは、アンカーへの交信要求メッセージ(contact request to anchor message)を関連するアンカーノードに送信する。アクセスノードからアンカーへの交信要求メッセージを受信したアンカーノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。アンカーノードは、RAN情報を有する、交信承認メッセージをアクセスノードに送信する。アクセスノードがアンカーノードから、アクセスノードがアンカーノードに送出したアンカーへの交信要求メッセージに関連付けられるとともに、RAN情報を有する交信承認メッセージを受信する場合に、アクセスノードは、RAN情報を有する接続再構成メッセージを、関連する装置に送信する。装置がアクセスノードから、装置からアクセスノードに送出されたeNBへの交信要求メッセージに関連付けられた接続再構成メッセージを受信する場合に、接続完了手続きが実行される。
【0063】
eNBへの交信要求メッセージは、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN支援情報の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリースの能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、サポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力、プロトコル識別子、セキュリティヘッダタイプ(security header type)、アタッチ要求メッセージアイデンティティ(attach request message identity)、EPSアタッチタイプ(EPS attach type)、NASキーセット識別子(NAS key set identifier)、EPSモバイルアイデンティティ(EPS mobile identity)、UEネットワーク能力(UE network capability)、及びESMメッセージコンテナ(ESM message container)を含み得る。
【0064】
アンカーへの交信要求メッセージは、インタワーキングの優先度(例えば、オフロードの優先度、RATの優先度)の指標、要求(例えば、RAN支援情報の要求)の要因の指標、RAN規則をサポートする能力の指標、RAN支援情報をサポートする能力の指標、サポートされた3GPPリリースの能力、サポートされたRAN規則の能力、サポートされたRAN支援情報の能力、サポートされたRAN規則とRAN支援情報のセットの能力、プロトコル識別子、セキュリティヘッダタイプ(security header type)、アタッチ要求メッセージアイデンティティ(attach request message identity)、EPSアタッチタイプ(EPS attach type)、NASキーセット識別子(NAS key set identifier)、EPSモバイルアイデンティティ(EPS mobile identity)、UEネットワーク能力(UE network capability)、ESMメッセージコンテナ(ESM message container)を含み得る。
【0065】
交信承認メッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットと、プロトコル識別子、セキュリティヘッダタイプ(security header type)、アタッチ承認メッセージアイデンティティ(attach accept message identity)、EPSアタッチ結果(EPS attach result)、スペアハーフオクテット(spare half octet)と、T3412の値(T3412 value)、TAIリスト(TAI list)、及びESMメッセージコンテナ(ESM message container)を含み得る。
【0066】
接続再構成メッセージは、適用されたRAN支援情報、適用されたRAN規則、RAN支援情報、RAN規則、RAN規則セットの構成、RAN支援情報セットの構成、RAN規則とRAN支援情報のセットの構成、サポートされた他のセルのRAN規則セット、サポートされた他のセルのRAN支援情報セット、サポートされた他のセルのRAN規則とRAN支援情報のセットと、rrc-TransacionIdentifier、クリティカル拡張子(critical Extensions)、及びSecurityConfigHOを含み得る。
【0067】
図28において、装置は、ネットワークサービスを獲得するためにネットワークと交信することを決定する。装置は、eNBへの交信要求メッセージをアクセスノードに送信する。アクセスノードは装置から、eNBへの交信要求メッセージを受信し、そしてeNBへの交信要求メッセージで運ばれる情報に従って決定を行う。次に、アクセスノードは、アンカーへの交信要求メッセージを関連するアンカーノードに送信する。アクセスノードからアンカーへの交信要求メッセージを受信したアンカーノードは、交信承認メッセージをアクセスノードに送信する。アクセスノードがアンカーノードから、アクセスノードがアンカーノードに送出したアンカーへの交信要求メッセージに関連付けられた交信承認メッセージを受信する場合に、アクセスノードは、もし必要ならば、RAN情報に関して、関連するサーバノードに問い合わせを行い得る。アクセスノードは、その場合に、RAN情報を有するアクセスノード状態転送メッセージをアンカーノードに送信し得る。アクセスノードは、RAN情報を有する接続再構成メッセージを、関連する装置に送信する。装置がアクセスノードから、装置がアクセスノードに送出したeNBへの交信要求メッセージに関連付けられた接続再構成メッセージを受信する場合に、接続完了手続きが実行される。
【0068】
図に示すように、新しい情報要素を、アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、アタッチ手順の信号伝達/メッセージの中に含むことにより、アクセスノード、サーバノード、及び装置は、更新のためのRAN情報を問い合わせるとともに獲得することができる。
【0069】
RAN支援情報及びRAN規則をアクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、及びアタッチ手順の信号伝達又は上記のメッセージの中に含めるために、本発明は、データ(すなわち、RAN情報)の量を減少させるための、RAN支援情報及びRAN規則に対するセット設計を提供する。
【0070】
セット設計は、下記の通りに例示される。RAN支援情報(これ以降はRAIと呼ばれる)は、RAIセットにグループ化されるパラメータを含む。例えば、パラメータは、threshDIBackhaulRateLow、threshRsrpLow、threshOffloadPreference、threshBSSLoadHigh、threshRsrpHigh、及びthreshRsrqLowを含み得る。RAIセットは、RAIセット番号によって識別されることができる。サーバノードは、RAIセットを保持し得るとともに、RAIセットの構成を装置に送信し得る。RAIセットは、装置に保存され得る。さらに、アクセスノードは、いくつかのRAIセットをサポートし得る。
【0071】
さらに、RAN支援情報の各パラメータは、数値に関連付けられ得る。図29は、RAIセットの構成の第1の例を例示する。RAN支援情報は、16個のRAIセット、すなわちRAIセット1〜RAIセット16にグループ化される4個のパラメータ、すなわちパラメータ1、パラメータ2、パラメータ3、及びパラメータ4を含む。4個のバイナリビットは、パラメータがRAIセットに含まれるかどうかを示すために使用される。RAIセット1は、{1、1、1、0}のように示され、それは、パラメータ1、パラメータ2、及びパラメータ3がRAIセット1に含まれ、しかしパラメータ4はRAIセット1に含まれないことを意味する。
【0072】
図30は、RAIセットの構成の第2の例を例示する。RAN支援情報は、16個のRAIセットにグループ化される4個のパラメータ、すなわちパラメータ1、パラメータ2、パラメータ3、及びパラメータ4を含む。4個のバイナリビットは、パラメータがRAIセットに含まれるかどうかを示すために使用される。例えば、{1、1、1、0}は、パラメータ1、パラメータ2、及びパラメータ3がRAIセットに含まれることを示す。
【0073】
図31は、RAIセットの構成の第3の例を例示する。同様に、4個のパラメータ、すなわちパラメータ1、パラメータ2、パラメータ3、及びパラメータ4があり、パラメータは4個のRAIセットにグループ化されるとともに、各RAIセットは、関連するセットアイデンティティ(set identity)、すなわちRAIセット1〜RAIセット4を有している。RAIセット1は、パラメータ1を含む。RAIセット2は、パラメータ1、及びパラメータ2を含む。RAIセット3は、パラメータ1、パラメータ2、及びパラメータ3を含む。RAIセット4は、パラメータ1、パラメータ2、パラメータ3、及びパラメータ4を含む。
【0074】
同じ方法によって、RAN規則(これ以降はRRと呼ばれる)がセット設計において示されることができるであろう。言い換えれば、RAN規則はRRセットにグループ化されることができる。RAN規則は、下記の(1)から(7)の規則を含み得る。(1)“NSWOのためのIARP(IARP for NSWO)”規則:もしWLANのバックホール速度(backhaul rate)がthreshDIBackhaulRateLowに対してより大きいならば、“YouTube(登録商標)”トラフィックを直接的にWLANに送る。(2)“APNのためのIARP(IARP for APN)”規則:もしWLANのBSS負荷(BSS load)がthreshBssLoadHighを越えるならば、“Skype”トラフィックをAPN−xに送る。(3)“ISMP”規則:もしmeasured RSRP<threshRsrpLowならば、WLANを介したEPCアクセスを選択する。(4)“ISMP”規則:もしoffloadpreference<threshOffloadPreference、そしてmeasured RSRP>threshRsrpHighならば、3GPPを介したEPCアクセスを選択する。(5)“IFOMのためのISRP”規則:もしOffload preference≧threshOffloadPreferenceならば、UDP/RTPフローをWLANに送る。(6)“WLANSP”規則:もしWLANのバックホール速度≧threshDIBackhaulRateLow、そしてmeasured RSRQ<threshRsrqLowならば、partner1.comと相互作用するWLANを選択する。(7)“ISMP”規則:もしoffload preference≧threshOffloadPreferenceならば、WLANを介したEPCアクセスを選択する。RRセットは、RRセット番号によって識別されることができる。サーバノードは、RRセットを保持し得るとともに、RRセットの構成を装置に送信し得る。RRセットは、装置に保存され得る。さらに、アクセスノードは、いくつかのRRセットをサポートし得る。
【0075】
図32は、RRセットの構成の第1の例を例示する。4個のRAN規則、すなわちRAN規則1、RAN規則2、RAN規則3、及びRAN規則4があり、RAN規則は4個のRRセット、すなわちRRセット1〜RRセット4にグループ化される。RRセット1は、RAN規則1を含む。RRセット2は、RAN規則1、及びRAN規則2を含む。RRセット3は、RAN規則1、RAN規則2、及びRAN規則3を含む。RRセット4は、RAN規則1、RAN規則2、RAN規則3、及びRAN規則4を含む。
【0076】
図33は、RRセットの構成の第2の例を例示する。4個のRAN規則、すなわちRAN規則1、RAN規則2、RAN規則3、及びRAN規則4があり、RAN規則は16個のRRセット、すなわちRRセット1〜RRセット16にグループ化される。4個のバイナリビットは、RAN規則がRRセットに含まれるかどうかを示すために使用される。RRセット1は、{1、1、1、0}のように示され、それは、RAN規則1、RAN規則2、及びRAN規則3がRRセット1に含まれることを意味する。
【0077】
図34は、RRセットの構成の第3の例を例示する。4個のRAN規則、すなわちRAN規則1、RAN規則2、RAN規則3、及びRAN規則4があり、RAN規則は16個のRRセットにグループ化される。4個のバイナリビットは、RAN規則がRRセットに含まれるかどうかを示すために使用される。{1、1、1、0}は、RAN規則1、RAN規則2、及びRAN規則3がRRセットに含まれることを示す。
【0078】
一実施例において、RAN規則及びRAN支援情報(これ以降はRnRと呼ばれる)がセット設計において示されることができるであろう。RAN規則及びRAN支援情報はRnRセットにグループ化されることができる。RnRセットは、RnRセット番号によって識別されることができる。サーバノードは、RnRセットを保持し得るとともに、RnRセットの構成を装置に送信し得る。RnRセットは、装置に保存され得る。さらに、アクセスノードは、いくつかのRnRセットをサポートし得る。
【0079】
図35は、RnRセットの構成の第1の例を例示する。2個のパラメータと2個のRAN規則、すなわちパラメータ1、パラメータ2、RAN規則1、及びRAN規則2は、16個のRnRセットにグループ化されるとともに、各RnRセットは、関連するセットアイデンティティ、すなわちRnRセット1〜RnRセット16を有している。4個のバイナリビットは、パラメータ及びRAN規則がRnRセットに含まれるかどうかを示すために使用される。RnRセット1は、{1、1、1、1}のように示され、それは、パラメータ1、パラメータ2、RAN規則1、及びRAN規則2がRnRセット1に含まれることを意味する。
【0080】
図36は、RnRセットの構成の第2の例を例示する。2個のパラメータと2個のRAN規則、すなわちパラメータ1、パラメータ2、RAN規則1、及びRAN規則2は、16個のRnRセットにグループ化される。4個のバイナリビットは、パラメータ及びRAN規則がRnRセットに含まれるかどうかを示すために使用される。{1、1、1、1}は、パラメータ1、パラメータ2、RAN規則1、及びRAN規則2がRnRセットに含まれることを示す。
【0081】
図37は、RnRセットの構成の第3の例を例示する。2個のパラメータと3個のRAN規則、すなわちパラメータ1、パラメータ2、RAN規則1、RAN規則2、及びRAN規則3は、4個のRnRセットにグループ化されるとともに、各RnRセットは、関連するセットアイデンティティ、すなわちRnRセット1〜RnRセット4を有している。RnRセット1は、パラメータ1、及びRAN規則1を含む。RnRセット2は、パラメータ2、及びRAN規則2を含む。RnRセット3は、パラメータ1、パラメータ2、RAN規則1、及びRAN規則2を含む。RnRセット4は、パラメータ1、パラメータ2、RAN規則1、RAN規則2、及びRAN規則3を含む。
【0082】
処理70及びRAN情報セット設計に基づいて、RAN情報(すなわち、RAN支援情報及びRAN規則)は、アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、又はアタッチ手順の上記の信号伝達/メッセージにおけるセットベースの構成によって更新されることができるであろう。
【0083】
さらに、アクセスノードは、RAIセット番号/RRセット番号/RnRセット番号、及びRAIセット/RnRセットの数値を装置に提供することによって、RAN情報を更新し得る。したがって、装置は、装置に保存されたRAIセット/RnRセットの対応するパラメータに受信された数値を適用することができるか、又は装置に保存されたRRセット内のRAN規則を適用することができる。
【0084】
詳細なRAN情報更新動作に関しては、図38図40を参照する。図38において、セットベースのRAI構成/セットベースのRR構成/セットベースのRnR構成が、PLMNのサーバノードにおいて事前設定され得る。RAIセット1は、パラメータ1を含む。RAIセット2は、パラメータ1及びパラメータ2を含む。RRセット1は、RAN規則1を含む。RRセット2は、RAN規則1及びRAN規則2を含む。サーバノードは、RAIセット/RRセット/RnRセットを、装置、及びアクセスノード1とアクセスノード2に提供し得る。装置、及びアクセスノード1とアクセスノード2は、RAIセット/RRセット/RnRセットを保存する。簡単にするためにRnRセットは図38図40において示されないが、しかしRAIセット/RRセットと同じ動作で適用されることに、留意するべきである。アクセスノード1は、RAIセット1及びRRセット1に関してRAN情報の最新情報をサポートし得る。アクセスノード2は、RAIセット2及びRRセット2に関してRAN情報の最新情報をサポートし得る。装置がアクセスノード1の近くに移動する場合に、アクセスノード1は、装置に対するRAN情報の最新情報、すなわちRAIセット1=−90dBm、及びRRセット1を提供し得る。その一方で、装置がアクセスノード2の近くに移動する場合に、アクセスノード2は、装置に対するRAN情報の最新情報、すなわちRAIセット2={−90dBm、4dB}、及びRRセット2を提供し得る。
【0085】
図39において、セットベースのRAI構成/セットベースのRR構成/セットベースのRnR構成が、サーバノード及びアクセスノードにおいて事前設定される。サーバノードは、RAIセット、RRセット、及びRnRセットを、アクセスノード1及びアクセスノード2に提供しない。アクセスノード1は、RAIセット1及びRRセット1に関してRAN情報の最新情報をサポートし得る。アクセスノード2は、RAIセット2及びRRセット2に関してRAN情報の最新情報をサポートし得る。装置がアクセスノード1の近くに移動する場合に、アクセスノード1は、装置に対するRAN情報の最新情報、すなわちRAIセット1=−90dBm、及びRRセット1を提供し得る。その一方で、装置がアクセスノード2の近くに移動する場合に、アクセスノード2は、装置に対するRAN情報の最新情報、すなわちRAIセット2={−90dBm、4dB}、及びRRセット2を提供し得る。
【0086】
図40において、セットベースのRAI構成/セットベースのRR構成/セットベースのRnR構成が、アクセスノードにおいて事前設定される。アクセスノード1は、RAIセット1及びRRセット1に関してRAN情報の最新情報をサポートし得る。アクセスノード2は、RAIセット2及びRRセット2に関してRAN情報の最新情報をサポートし得る。装置がアクセスノード1の近くに移動する場合に、アクセスノード1は、装置に対するRAN情報の最新情報、すなわちRAIセット1=−90dBm、及びRRセット1を提供し得る。その一方で、装置がアクセスノード2の近くに移動する場合に、アクセスノード2は、装置に対するRAN情報の最新情報、すなわちRAIセット2={−90dBm、4dB}、及びRRセット2を提供し得る。
【0087】
一実施例において、アクセスノードは、RAIセット/RnRセットの数値のみを、装置に提供し得る。もし装置がサービングアクセスノードにより使用されるRAIセット/RnRセットを知っているならば、装置は、保存されたRAIセット/RnRセットに基づいて、対応するパラメータに受信された数値を適用することができる。例えば、アクセスノードは、近隣のアクセスノードのサポートされたRAN情報の構成を知るためのリスト又はテーブルを装置に提供する。
【0088】
例えば、図41において、アクセスノード2は、リスト又はテーブルとすることができるであろう、近隣のアクセスノードのサポートされたRAN情報の構成を提供する。アクセスノード1は、RRセット1及びRAIセット1をサポートする。アクセスノード2は、RRセット2及びRAIセット2をサポートする。装置は、リスト又はテーブルを保存し得る。装置がアクセスノード1の近くに移動する場合に、装置はアクセスノード1における構成を理解するためにリスト又はテーブルを使用することができ、アクセスノード1は、装置に対する更新値、すなわち−90dBmを提供し得る。その一方で、装置がアクセスノード2の近くに移動する場合に、アクセスノード2は、装置に対する更新値、すなわち{−90dBm、4dB}を提供し得る。
【0089】
同じ方法で、アクセスノードは、セットベースのRnR構成において、装置に対する更新値、すなわち−90dBm又は{−90dBm、4dB}を提供し得る。詳細は、図42において見られ得る。
【0090】
提案されたステップを含む、処理の上記のステップは、ハードウェア、ハードウェア装置とハードウェア装置又は電子システム上の読み取り専用ソフトウェアとして備わっているコンピュータ命令及びデータとの組み合わせとして知られているファームウェア、とすることができるであろう手段により実現されることができる。ハードウェアの実例は、超小型回路、マイクロチップ、又はシリコンチップとして知られているアナログ回路、デジタル回路、及び混合回路を含む。電子システムの実例は、システムオンチップ(SOC)、システムインパッケージ(SiP)、コンピュータオンモジュール(COM)、及び通信装置50を含む。
【0091】
結論として、本発明は、特にRAN支援情報及びRAN規則に関して、トラフィック経路指定情報の更新に加えて、さらにネットワーク検出及び選択情報を更新することにおける非効率性に対処する。UE、eNB、及びMMEは、頻繁な更新のためのデータ量を減少させるように、アクセス層手順、ハンドオーバ手順、エリア更新手順、アタッチ手順、又は、セル選択手順若しくはセル再選択手順の拡張された信号伝達/メッセージにおけるセットベースのRAN支援情報及びRAN規則によって、RAN支援情報及びRAN規則を更新するものとする。
【符号の説明】
【0092】
50 通信装置
500 処理手段
510 記憶装置
514 プログラムコード
520 通信インタフェースユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
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図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
【外国語明細書】
2015192453000001.pdf