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特開2015-194006耐力壁取付け用躯体の補強構造と補強方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-194006(P2015-194006A)
(43)【公開日】2015年11月5日
(54)【発明の名称】耐力壁取付け用躯体の補強構造と補強方法
(51)【国際特許分類】
   E04B 2/56 20060101AFI20151009BHJP
   E04B 1/26 20060101ALI20151009BHJP
【FI】
   E04B2/56 605M
   E04B2/56 622C
   E04B2/56 643A
   E04B2/56 602K
   E04B2/56 604F
   E04B1/26 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-71847(P2014-71847)
(22)【出願日】2014年3月31日
(71)【出願人】
【識別番号】305003542
【氏名又は名称】旭トステム外装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081569
【弁理士】
【氏名又は名称】若田 勝一
(74)【代理人】
【識別番号】100156018
【弁理士】
【氏名又は名称】若田 充史
(72)【発明者】
【氏名】萩原 慎太郎
(72)【発明者】
【氏名】石井 東
(72)【発明者】
【氏名】角田 依容
【テーマコード(参考)】
2E002
【Fターム(参考)】
2E002EA01
2E002EB12
2E002FB25
2E002HA03
2E002JA01
2E002JA02
2E002MA12
2E002WA01
(57)【要約】
【課題】強い振動に対して耐力壁を取付ける柱と横架材との接合部のずれが可及的に回避可能となると共に、引抜き力に対しても耐力を発揮できる耐力壁取付け用躯体の補強構造と補強方法を提供する。
【解決手段】耐力壁を設ける柱2と横架材5とを接合するコーナー部に補強金具9を固定具10,11により固定して接合部を補強する。補強金具9は、互いに直交する角度をなし、複数の固定具挿通用孔をそれぞれ有する第1板部9aおよび第2板部9bと両者間の傾斜板部9cとを有する。第1板部9aと第2板部9bのいずれか一方を横架材5に当て、他方を柱2に当てて固定具10,11により横架材5および柱2に固定する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
耐力壁を取付ける柱の上下端を、横架材に接合して構成される耐力壁取付け用躯体の補強構造において、
前記柱と横架材とを接合するコーナー部に補強金具を固定具により固定して接合部を補強する構造を有し、
前記補強金具は、矩形の板材を曲成してなるものであって、互いに直交する角度をなし、複数の固定具挿通用孔をそれぞれ有する第1板部および第2板部と、前記第1板部と前記第2板部との間にあって、前記第1板部と前記第2板部に対して傾斜して一体に形成された傾斜板部とにより構成し、
前記第1板部と前記第2板部のいずれか一方を前記横架材に当て、他方を前記柱に当て、前記第1板部と前記第2板部に設けた前記固定具挿通用孔にそれぞれ挿通する固定具により、前記横架材および前記柱に前記補強金具を固定したことを特徴とする耐力壁取付け用躯体の補強構造。
【請求項2】
請求項1に記載の耐力壁取付け用躯体の補強構造において、
前記第1板部または前記第2板部の少なくともいずれか一方に設ける複数の固定具挿通用孔を、補強金具を柱および横架材に取付けた状態において、その各孔の中心点が柱の長手方向の異なる線上にあるように配設し、かつ柱の前記長手方向に対して直角をなす補強金具の幅における中心線を中心として非対称の位置にあるように配設したことを特徴とする耐力壁取付け用躯体の補強構造。
【請求項3】
耐力壁を取付ける柱の上下端を、横架材に接合して構成される耐力壁取付け用躯体の補強方法において、
矩形の板材を曲成してなるものであって、互いに直交する角度をなし、複数の固定具挿通用孔をそれぞれ有する第1板部および第2板部と、前記第1板部と前記第2板部との間にあって、前記第1板部と前記第2板部に対して傾斜して一体に形成された傾斜板部とにより構成した補強金具を用い、
前記第1板部と前記第2板部のいずれか一方を前記横架材に当て、他方を前記柱に当て、前記第1板部と前記第2板部に設けた前記固定具挿通用孔にそれぞれ挿通する固定具によって前記横架材および前記柱に前記補強金具を固定することにより、前記柱と前記横架材とを接合するコーナー部を補強することを特徴とする耐力壁取付け用躯体の補強方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅等の建物において、耐力壁を取付ける躯体を補強する構造と補強する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載のように、建物の耐震強度の向上を図るため、柱間に耐力壁としての面材を取付ける構造がある。このような耐力壁を取付ける柱と土台または梁との接合部には、補強のため、耐力壁の性能に応じた補強金具を設置している。すなわち、柱に引抜き力が作用した場合に柱に設けたほぞが土台等の横架材に設けたほぞ孔から抜け出さないようにし、また、耐力壁の高耐力化に伴ない、柱に剪断力が作用した場合にほぞが折れないようにする補強金具を設ける必要性が高まる。特許文献1には、この補強金具として、L字形の補強金具が使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−7462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の耐力壁において、地震等により柱に対して引抜き力が作用した場合、特許文献1に記載のようにL字形に形成した補強金具は、引抜き力に対して有効に作用するものの、柱に対して剪断力が作用した場合、その剪断力が大きくなると、補強金具が柱にめり込んでしまい、柱と土台や梁との間でずれが生じやすくなるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑み、耐力壁を取付ける柱の横架材との接合部のずれが可及的に回避可能となると共に、引抜き力に対しても耐力を発揮できる耐力壁取付け用躯体の補強構造と補強方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の耐力壁取付け用躯体の補強構造は、
耐力壁を取付ける柱の上下端を、横架材に接合して構成される耐力壁取付け用躯体の補強構造において、
前記柱と横架材とを接合するコーナー部に補強金具を固定具により固定して接合部を補強する構造を有し、
前記補強金具は、矩形の板材を曲成してなるものであって、互いに直交する角度をなし、複数の固定具挿通用孔をそれぞれ有する第1板部および第2板部と、前記第1板部と前記第2板部との間にあって、前記第1板部と前記第2板部に対して傾斜して一体に形成された傾斜板部とにより構成し、
前記第1板部と前記第2板部のいずれか一方を前記横架材に当て、他方を前記柱に当て、前記第1板部と前記第2板部に設けた前記固定具挿通用孔にそれぞれ挿通する固定具により、前記横架材および前記柱に前記補強金具を固定したことを特徴とする。
【0007】
請求項2の耐力壁取付け用躯体の補強構造は、請求項1に記載の耐力壁を取付ける躯体の補強構造において、
前記第1板部または前記第2板部の少なくともいずれか一方に設ける複数の固定具挿通用孔を、補強金具を柱および横架材に取付けた状態において、その各孔の中心点が柱の長手方向の異なる線上にあるように配設し、かつ柱の前記長手方向に対して直角をなす補強金具の幅における中心線を中心として非対称の位置にあるように配設したことを特徴とする。
【0008】
請求項3の耐力壁取付け用躯体の補強方法は、
耐力壁を取付ける柱の上下端を、横架材に接合して構成される耐力壁取付け用躯体の補強方法において、
矩形の板材を曲成してなるものであって、互いに直交する角度をなし、複数の固定具挿通用孔をそれぞれ有する第1板部および第2板部と、前記第1板部と前記第2板部との間にあって、前記第1板部と前記第2板部に対して傾斜して一体に形成された傾斜板部とにより構成した補強金具を用い、
前記第1板部と前記第2板部のいずれか一方を前記横架材に当て、他方を前記柱に当て、前記第1板部と前記第2板部に設けた前記固定具挿通用孔にそれぞれ挿通する固定具によって前記横架材および前記柱に前記補強金具を固定することにより、前記柱と前記横架材とを接合するコーナー部を補強することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、横架材の長手方向に力が作用して柱に剪断力が作用した場合、第1板部と第2板部との間の傾斜板部が緩衝作用をなして衝撃を緩和し、柱と横架材との接合部のずれを防止することができる。また、柱に対する引抜き力は、傾斜板部を介して横架材に伝達され、引抜き力に対する耐力も確保することができる。
【0010】
請求項2の発明によれば、複数の固定具挿通用孔を、その各中心点が柱または横架材の長手方向の異なる線上にあるように配置したので、木材でなる柱または横架材において長手方向に走る同一の木目の位置に固定具が挿入されることがなく、固定具の挿入に伴う割れによる柱または横架材に対する強度低下が防止される。また、固定具挿通用孔を補強金具の幅の中心線に対して非対称の位置に設けたので、柱の両側から補強金具を設ける場合、両側から挿入する固定具どうしが衝突することなく、円滑にしかも取付け強度を損なうことなく補強金具の固定が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の耐力壁取付け用躯体の補強構造および補強方法の一実施の形態を示す正面図である。
図2】本実施の形態の補強金具による横架材と柱との接合構造を示す正面図である。
図3図1の補強構造、補強方法に用いられる補強金具を示すものであり、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)のE矢視図、(D)は側面図である。
図4】本実施の形態の作用説明図である。
図5】本発明の耐力壁取付け用躯体の補強構造、補強方法の他の実施の形態を示す正面図である。
図6】(A)は図5の実施の形態の部分拡大正面図、(B)は(A)において、固定具を省略して示すG矢視図である。
図7】(A)は図6の変形例を示す正面図、(B)は(A)において、固定具を省略して示すH矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は本発明の耐力壁取付け用躯体の補強構造、補強方法の一実施の形態を示す正面図である。1は耐力壁を構成する面板であり、この面板1は左右の柱2,2のいずれか一方の見付け面にねじまたはボルト等の固定具3により固定して取付けられる。この実施の形態においては、面板1の上下に補強枠1a,1bをボルト、ナット等の固定具4により取付けた例を示す。なお、面板1の取付け構造としては、柱2のいずれか一方の見付け面に取付け枠を設け、その取付け枠に面板を着脱可能に取付ける構造や、柱2の相互の対向面に取付け枠を設け、その取付け枠間に面板を取付ける構造も採用できる。
【0013】
5は建物の土台、6は梁であり、これらの横架材は、柱2に対し、図2に示すように土台5について代表して示すように、土台5に設けたほぞ孔5aに柱2に設けたほぞ2aを嵌合することによって接合する。なお、面板1を2階に設置する場合は、図面中、符号5で示すものは梁となるが、本実施の形態では面板1が1階に設置され、符号5が土台を示す場合について説明する。面板1の下端と土台5との間には隙間7が形成され、面板1の上端と梁6との間にも隙間8が形成される。
【0014】
9は柱2と土台5との間の接合部のコーナー部、および柱2と梁6との間の接合部のコーナー部に設ける補強金具、10は本実施の形態において、それぞれ補強金具9を土台5、梁6に固定するねじ、くぎ等の固定具、11は補強金具9を柱2に固定する固定具である。
【0015】
図3は補強金具9の構造を示しており、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)のE矢視図、(D)は側面図である。この補強金具9は、矩形の板材を曲成してなるものであり、互いに直交する角度をなす第1板部9aおよび第2板部9bと、第1板部9aと第2板部9bとの間にあって、これらに対して傾斜して一体に形成された傾斜板部9cとからなる。第1板部9aには複数(図示例は5つ)の固定具挿通用孔13a〜13eを有する。第2板部9bにも複数(図示例は5つ)の固定具挿通用孔14a〜14eを有する。
【0016】
図3(B)に示すように、第1板部9aに設ける固定具挿通用孔13a〜13eは、その各中心点が土台5の長手方向の異なる線a〜e上にあるように配設する。また、2つの孔13aと13b、および孔13cと13eは、土台5の長手方向に直角をなす方向に並ぶように配設している。
【0017】
また、図3(C)に示すように、第2板部9bに設ける固定具挿通用孔14a〜14eは、その各中心点が柱2の長手方向の異なる線f〜j上にあるように配設する。また、線f〜jに対して直角をなす補強金具9の幅における中央線kを中心として、各孔14a〜14eは非対称位置(左右非対称)となるように配設する。
【0018】
図1において、例えば梁6に矢印F1に示すような力、すなわち図面上、梁6の長手方向に左側から右側への力が作用した場合、その力は左側の柱2の土台5との接合部において、柱2を引抜く力F2として作用すると共に、柱2に対して剪断力F3として作用する。
【0019】
図4はこの実施の形態の補強金具9の作用を説明する図であり、柱2に対して剪断力F3が作用すると、第1板部9aと第2板部9bとの間の傾斜板部9cが緩衝作用をなして衝撃を緩和し、柱2と土台5との接合部におけるずれの発生を防止することができる。また、柱2に対する引抜き力F2は、傾斜板部9cを介して土台5に伝達され、引抜き力に対する耐力も確保することができる。
【0020】
ここで、引抜き力F2が柱2に作用したときの柱2の引抜きに対する耐力を大きくするには、傾斜板部9cの柱2、すなわち垂直面に対する角度θは小さい方がよい。しかしながら、この角度θをあまり小さくすると、矢印F3で示す剪断力が作用した場合、補強金具9が柱2にめり込み易くなるため、この角度θを適正に設定することが好ましい。具体的には、この角度θは35度〜45度程度とすることが好ましい。
【0021】
この実施の形態においては、剪断力F3が作用したときの補強金具9の柱2へのめり込みを防止するため、土台5に当てる第1板部9aの土台5の長手方向の幅L1より、柱2に当てる第2板部9bの柱の長手方向の幅L2を大きく(L2>L1)に設定している。
【0022】
図5は本発明の他の実施の形態であり、3本の柱2における各柱2,2間に面板1を取付けた構造であって、中央の柱2の左右のコーナー部にそれぞれ補強金具9,9を取付けたものである。図6(A)は中央の柱2における土台5との接合部を示す。図6(B)は図6(A)のG方向から見た場合の固定具挿通用孔14a〜14eの位置関係を示す。図6(A)に示すように、固定具11の長さは、紙面における柱2の左右方向の幅の半分より長いが、図3(C)に示したように、固定具挿通用孔14a〜14eは中心線kに対して左右非対称に配設されているので、柱2を挟んで第2板部9b,9bが対面するように補強金具9を取付けた場合であっても、2個の補強金具9,9の固定具挿通用孔14a〜14eの位置は一致しない。このため、柱2の両側から柱2に挿入する固定具11どうしが衝突することなく、円滑にしかも取付け強度を損なうことなく固定が行なえる。
【0023】
また、図3(B),(C)に示したように、固定具挿通用孔13a〜13e,14a〜14eの各中心点が、土台5および柱2の長手方向の異なる線上にあるように配置したので、木材でなる土台5および柱2において長手方向に走る同一の木目の位置に固定具10,11が挿入されることがなく、固定具10,11の挿入に伴う土台5や柱2の割れによる強度低下が防止される。梁6に対する補強金具9の固定具10による固定においても同様に強度低下が防止できると共に、固定具11,11どうしの衝突が防できる。
【0024】
図7は柱2の両側に補強金具9,9を取付ける場合の他の取付け態様を示す図である。図7の実施の形態においては、図7(A)に示すように、柱2の片側に取付ける補強金具9については第1板部9aを土台5に固定具10により固定し、第2板部9bを柱2に固定具11により固定する。また、他側に取付ける補強金具9は、第1板部9aを固定具10により柱2に固定し、第2板部9bを固定具11により土台5に固定したものである。
【0025】
この図7(A)において、図4に示したように、前記角度θを45度より小さくし、柱2の両側に設ける補強金具9,9の一方を反転させた場合、第2板部9bを柱2に固定した補強金具9では引抜き力に対する耐力が大きく、第1板部9aを柱2に固定した補強金具9では剪断力に対する耐力が大きくなり、全体として好適な補強が行なえる。
【0026】
このように片側の補強金具9を他側と上下反対にして取付けた場合においても、図7(B)に示すように、一方の補強金具9の第1板部9aの固定具挿通用孔13a〜13eと、他方の補強金具9の固定具挿通用孔14a〜14eとの位置が一致しないように構成している。
【0027】
本発明を実施するにあたり、補強金具9の柱の長手方向に対して直角をなす方向の幅を5cm前後として設定した場合、固定具挿通用孔13a〜13e,14a〜14eの直径を7mm程度とすると、固定具挿通用孔13a〜13e,14a〜14eの数は4〜7程度とすることが好ましい。これらの固定具挿通用孔13a〜13e,14a〜14eの数が少なすぎると、補強金具9の固定力低下を招き、多すぎると、柱2、土台5および梁6の強度低下を招く。このような固定具挿通用孔の数において、図3(B),(C)のような孔の配置とすることにより、補強金具9の強度低下、柱2、土台5および梁6の強度低下を来すことなく、補強構造を好適に実現することができる。
【0028】
以上本発明を実施の形態により説明したが、本発明を実施する場合、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、面材1、柱2、土台5や梁6等の横架材及び補強金具9について、種々の変更、付加が可能である。例えば、柱と土台の接合において、ほぞとほぞ孔を設けることなくなく、単なる突き付けたものにおいて、柱と土台または梁とを補強金具で固定するものにも本発明を適用できる。また、傾斜板部は完全に平板状に形成されたものではなく、多少の曲がりを有するものであってもよい。
【符号の説明】
【0029】
1 面板
2 柱
2a ほぞ
5 土台(横架材)
5a ほぞ孔
6 梁(横架材)
9 補強金具
9a 第1板部
9b 第2板部
9c 傾斜板部
10,11 固定具
13a〜13e,14a〜14e 固定具挿通用孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7