【解決手段】出力される情報である出力情報と、出力情報が出力される条件である出力条件とが対応付いた情報である1以上の出力管理情報が格納される出力管理情報格納部101と、運転対象の移動体の運転に関する情報である運転情報を移動体から受信する受信部106と、受信部が受信した運転情報が合致する出力条件に対応する出力情報を、出力管理情報格納部から取得する出力情報取得部111と、出力情報取得部が取得した出力情報を出力する出力部112とを備える。
出力される情報である出力情報と、当該出力情報が出力される条件である出力条件とが対応付いた情報である1以上の出力管理情報が格納される出力管理情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、
運転対象の移動体の運転に関する情報である運転情報を前記移動体から受信する受信部、
前記受信部が受信した運転情報が合致する出力条件に対応する出力情報を、前記出力管理情報格納部から取得する出力情報取得部、
前記出力情報取得部が取得した出力情報を出力する出力部として機能させるためのプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明による端末装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
【0026】
(実施の形態1)
本実施の形態において、移動体の運転に関する情報である運転情報を受信し、当該受信した運転情報に応じた情報を出力する端末装置1について説明する。
【0027】
なお、本実施の形態における端末装置1は、例えば、携帯電話や、スマートフォン、PDFなどの携帯端末や、いわゆる携帯ゲーム機などである。また、端末装置1は、例えば、いわゆるナビゲーション装置であってもよい。また、端末装置1は、例えば、移動体に乗車しているユーザにより所持される。また、端末装置1は、例えば、移動体に設置されていてもよい。また、移動体は、例えば、自動車や、自動二輪車、自転車などである。
【0028】
図1は、本実施の形態における端末装置1のブロック図である。端末装置1は、出力管理情報格納部101、ポイント格納部102、オブジェクト格納部103、属性値格納部104、ソフトウェア格納部105、受信部106、判断部107、ポイント取得部108、ポイント取得部108、ポイント蓄積部109、ポイント交換部110、出力情報取得部111、出力部112を備える。
【0029】
出力管理情報格納部101には、1以上の出力管理情報が格納される。出力管理情報とは、出力情報と出力条件とが対応付いた情報である。また、出力情報とは、出力される情報である。なお、出力情報は、通常、後述の出力部112により出力される。また、出力条件とは、出力情報が出力される条件である。
【0030】
出力情報は、通常、キャラクタ情報である。キャラクタ情報とは、キャラクタに関する情報である。また、キャラクタ情報は、例えば、キャラクタの映像や、キャラクタの画像などである。また、キャラクタ情報は、例えば、キャラクタの音声であってもよい。また、キャラクタ情報は、例えば、運転を褒めるための情報や、運転を注意するための情報などである。また、キャラクタ情報には、例えば、オブジェクトや、属性値などが対応付いていてもよい。オブジェクトとは、通常、キャラクタに対する装飾である。オブジェクトは、例えば、髪型や、髪飾り、洋服、背景などである。また、オブジェクトは、例えば、画像である。また、属性値の内容や種類などは、問わない。属性値は、例えば、パワーや、レベル、ランクなどである。
【0031】
また、出力情報は、例えば、キャラクタに関係のない情報であってもよい。当該情報を、以下、適宜、非キャラクタ情報とする。非キャラクタ情報は、例えば、キャラクタ以外の映像や、キャラクタ以外の画像、キャラクタ以外の音声などである。また、非キャラクタ情報は、例えば、運転を褒めるための情報や、運転を注意するための情報などである。
【0032】
また、出力条件は、通常、運転情報に関する条件である。また、出力条件は、例えば、移動体の運転に関する条件であるとも言える。また、当該出力条件を、以下、適宜、運転条件とする。
【0033】
運転情報とは、移動体の運転に関する情報である。また、運転情報は、例えば、運転が安全であること(安全な運転であること)や、運転が危険であること(危険な運転であること)などを示す情報である。
【0034】
運転情報は、例えば、運転判断情報である。運転判断情報とは、運転が安全であるか否か、または、運転が危険であるか否かが判断された結果を示す情報である。運転が安全であることを示す運転判断情報を、以下、適宜、安全運転判断情報とする。また、運転が危険であることを示す運転判断情報を、以下、適宜、危険運転判断情報とする。安全運転判断情報は、例えば、「安全」、「丁寧」、「スムーズ」などである。また、危険運転判断情報は、例えば、「危険」、「乱暴」、「ラフ」などである。
【0035】
また、運転情報は、例えば、運転走行情報である。運転走行情報とは、ユーザ(ドライバー)が運転することにより走行する移動体の走行に関する情報である。運転走行情報は、例えば、移動体の速度や、移動体の加速度、移動体の角速度、移動体の角加速度などを示す情報である。また、運転が安全であることを示す運転走行情報を、以下、適宜、安全運転走行情報とする。また、運転が危険であることを示す運転走行情報を、以下、適宜、危険運転走行情報とする。
【0036】
安全運転走行情報は、例えば、予め決められた条件を満たすほど小さい運転走行情報である。当該予め決められた条件は、運転走行情報が安全運転走行情報であるか否かを判断するための条件である。例えば、当該予め決められた条件が、加速度に関する条件「加速度<2m/s^2」であるとする。当該加速度に関する条件は、加速度が、2m/s^2未満であることを意味する。また、「s^2」は、sの二乗(秒の二乗)を意味する。また、運転走行情報が、加速度を示す「1.5m/s^2」であるとする。この様な場合、当該運転走行情報は、安全運転走行情報である。
【0037】
また、危険運転走行情報は、例えば、予め決められた条件を満たすほど大きい運転走行情報である。当該予め決められた条件は、運転走行情報が危険運転走行情報であるか否かを判断するための条件である。例えば、当該予め決められた条件が、加速度に関する条件「加速度≧5m/s^2」であるとする。当該加速度に関する条件は、加速度が、5m/s^2以上であることを意味する。また、運転走行情報が、加速度を示す「5.5m/s^2」であるとする。この様な場合、当該運転走行情報は、危険運転走行情報である。
【0038】
また、運転が安全であることを示す運転情報を、以下、適宜、安全運転情報とする。つまり、安全運転情報は、例えば、安全運転判断情報や、安全運転走行情報などである。また、運転が危険であることを示す運転情報を、以下、適宜、危険運転情報とする。つまり、危険運転情報は、例えば、危険運転判断情報や、危険運転走行情報などである。
【0039】
以上より、運転条件は、例えば、運転判断情報が、安全運転判断情報であることや、運転判断情報が、危険運転判断情報であること、運転走行情報が、予め決められた条件を満たすほど小さいこと(安全運転走行情報であること)、運転走行情報が、予め決められた条件を満たすほど大きいこと(危険運転走行情報であること)などである。
【0040】
また、運転情報は、通常、後述の受信部106により受信される。従って、運転条件は、例えば、受信部106が運転情報を受信した回数や、当該受信の間隔などに関する条件を有していてもよい。この場合、運転条件は、例えば、10分間の間に危険運転判断情報を5回以上受信したことや、15分間の間に安全運転判断情報を10回以上受信したことなどである。
【0041】
また、出力条件は、例えば、後述の判断部107による判断の結果に関する条件であってもよい。当該判断の結果を示す情報を、以下、適宜、判断結果情報とする。この場合、出力条件は、判断結果情報に関する条件であるとも言える。また、当該出力条件を、以下、適宜、判断結果条件とする。また、後述の判断部107は、例えば、予め決められた条件を満たすほど長い時間、安全な運転が行われているか否かや、予め決められた条件を満たすほど長い時間、危険な運転が行われているか否かなどを判断する。従って、判断結果条件は、例えば、安全な運転が行われていることや、危険な運転が行われていることなどである。なお、判断部107が行う判断の内容や手順、判断結果情報の詳細などについては、後述する。
【0042】
また、出力条件は、例えば、ポイントに関する条件であってもよい。当該ポイントは、通常、後述のポイント格納部102に格納されているポイントである。また、当該出力条件を、以下、適宜、ポイント条件とする。ポイント条件は、例えば、ポイントが予め決められた閾値以上であることや、ポイントが予め決められた閾値超過であることなどである。
【0043】
また、出力条件は、例えば、運転条件、判断結果条件、ポイント条件のうちのいずれか1以上の組み合わせであってもよい。当該組み合わせは、通常、論理積である。また、当該組み合わせは、例えば、論理和であってもよい。
【0044】
ポイント格納部102には、ポイントが格納される。当該ポイントは、例えば、移動体の運転に関するポイントや、ドライブに関するゲームソフトウェアの実行に関するポイントなどである。当該ドライブに関するゲームソフトウェアを、以下、適宜、ドライブゲームとする。
【0045】
オブジェクト格納部103には、1以上のオブジェクトが格納される。当該オブジェクトは、通常、キャラクタ情報に付加されるオブジェクト情報である。また、当該1以上の各オブジェクトには、通常、ポイントが対応付いている。当該ポイントは、いわゆるオブジェクトの使用に掛かるポイントである。つまり、当該ポイントは、例えば、いわゆる消費ポイントや、いわゆる使用ポイントなどと称されるものである。
【0046】
属性値格納部104は、1以上の属性値が格納される。当該属性値は、通常、キャラクタ情報に付加される属性値である。また、当該1以上の各属性値には、通常、ポイントが対応付いている。当該ポイントは、いわゆる属性値の使用に掛かるポイントである。つまり、当該ポイントは、例えば、いわゆる消費ポイントや、いわゆる使用ポイントなどと称されるものである。
【0047】
ソフトウェア格納部105には、1以上のドライブゲームが格納される。ドライブゲームは、ドライブ(移動体の運転)に関するゲームソフトウェアであれば、その内容や種類などは、問わない。ドライブゲームは、例えば、いわゆるレースゲームや、いわゆるドライビングシミュレーターなどである。また、当該ドライブゲームの実行は、例えば、図示しないソフトウェア実行部が行う。また、当該ソフトウェア実行部が実行するドライブゲームは、例えば、ゲーム選択指示により選択される。ゲーム選択指示とは、ソフトウェアを選択する指示である。また、当該ゲーム選択指示は、例えば、図示しない受付部が受け付ける。また、ドライブゲームは、例えば、ゲームの進行の度合や、ゲームの技術の度合などに応じたポイントを算出する。そして、ドライブゲームは、当該ポイントを、例えば、予め決められた記憶領域に蓄積する。また、ドライブゲームは、例えば、ゲームの進行の度合を示す情報や、ゲームの技術の度合を示す情報などを、予め決められた記憶領域に蓄積してもよい。
【0048】
受信部106は、運転情報を移動体から受信する。当該移動体は、通常、ユーザが乗車している移動体である。また、受信部106は、例えば、移動体に設置されている装置から運転情報を受信してもよい。移動体から運転情報を受信する場合、当該運転情報は、通常、運転走行情報である。また、移動体に設置されている装置から運転情報を受信する場合、当該運転情報は、通常、運転判断情報であるが、運転走行情報であってもよい。
【0049】
また、受信部106は、受信した運転情報を、例えば、予め決められた記憶領域に蓄積する。また、このとき、受信部106は、受信日時情報を対応付けて、運転情報を蓄積してもよい。受信日時情報とは、受信部106が運転情報を受信した日時を示す情報である。なお、受信日時情報を取得する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。また、当該蓄積は、例えば、図示しない蓄積部が行ってもよい。
【0050】
また、受信部106は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
【0051】
判断部107は、例えば、予め決められた条件を満たすほど長い時間、安全な運転が行われているか否かを判断する。当該判断を、以下、適宜、安全運転判断とする。
【0052】
安全運転判断を行う場合、判断部107は、例えば、受信部106が、予め決められた条件を満たすほど長い時間に、予め決められた条件を満たすほど少ない危険運転情報を受信したか否かを判断する。当該判断は、言い換えると、受信部106が、予め決められた条件を満たすほど長い時間に、予め決められた条件を満たすほど多い危険運転情報を受信していないか否かの判断でもある。そして、受信した場合、判断部107は、例えば、安全な運転が行われていることを示す判断結果情報を取得する。また、受信していない場合、判断部107は、例えば、安全な運転が行われていないことを示す判断結果情報を取得する。また、受信していない場合、判断部107は、例えば、判断結果情報を取得しなくてもよい。
【0053】
また、安全運転判断を行う場合、判断部107は、例えば、受信部106が、予め決められた条件を満たすほど長い時間に、予め決められた条件を満たすほど多い安全運転情報を受信したか否かを判断する。そして、受信した場合、判断部107は、例えば、安全な運転が行われていることを示す判断結果情報を取得する。また、受信していない場合、判断部107は、例えば、安全な運転が行われていないことを示す判断結果情報を取得する。また、受信していない場合、判断部107は、例えば、判断結果情報を取得しなくてもよい。
【0054】
また、判断部107は、例えば、予め決められた条件を満たすほど長い時間、危険な運転が行われているか否かを判断してもよい。当該判断を、以下、適宜、危険判断運転とする。
【0055】
危険運転判断を行う場合、判断部107は、例えば、受信部106が、予め決められた条件を満たすほど長い時間に、予め決められた条件を満たすほど多い危険運転情報を受信したか否かを判断する。そして、受信した場合、判断部107は、例えば、危険な運転が行われていることを示す判断結果情報を取得する。また、受信していない場合、判断部107は、例えば、危険な運転が行われていないことを示す判断結果情報を取得する。また、受信していない場合、判断部107は、例えば、判断結果情報を取得しなくてもよい。
【0056】
また、危険運転判断を行う場合、判断部107は、例えば、受信部106が、予め決められた条件を満たすほど長い時間に、予め決められた条件を満たすほど少ない安全運転情報を受信したか否かを判断する。当該判断は、言い換えると、受信部106が、予め決められた条件を満たすほど長い時間に、予め決められた条件を満たすほど多い安全運転情報を受信していないか否かの判断でもある。そして、受信していない場合、判断部107は、危険な運転が行われていることを示す判断結果情報を取得する。また、受信した場合、判断部107は、例えば、危険な運転が行われていないことを示す判断結果情報を取得する。また、受信した場合、判断部107は、例えば、判断結果情報を取得しなくてもよい。
【0057】
また、判断部107が安全運転判断および危険運転判断に用いる時間は、例えば、端末装置1の電源がONになってからの時間や、ユーザからの指示を受け付けてからの時間、受信部106がある1つの運転情報を受信してからの時間、後述の出力部112がある1つの出力情報を出力してからの時間などである。つまり、判断部107が、安全運転判断および危険運転判断に用いる時間のカウントを開始するタイミングは、問わない。
【0058】
また、判断部107は、例えば、現在日時情報や、受信日時情報を用いて、安全運転判断および危険運転判断に用いる時間を算出する。現在日時情報は、現在日時を示す情報である。また、現在日時情報は、例えば、図示しない現在日時情報取得部が取得する。また、現在日時情報を取得する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。また、受信日時情報は、受信部106が予め決められた記憶領域に蓄積した受信日時情報である。
【0059】
また、判断部107は、例えば、運転情報を用いて、安全運転判断および危険運転判断に用いる受信部106が受信した運転情報の数を算出する。当該運転情報を算出する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。また、運転情報は、受信部106が予め決められた記憶領域に蓄積した運転情報である。
【0060】
また、判断部107が判断に用いる予め決められた条件は、例えば、判断部107が予め保持している。また、判断部107が取得する判断結果情報は、例えば、予め決められた記憶領域に格納されている。
【0061】
ポイント取得部108は、ポイントを取得する。当該ポイントは、例えば、運転情報に応じたポイントや、ドライブゲームの実行に応じたポイントなどである。また、当該運転情報は、受信部106が受信した運転情報である。また、当該運転情報は、例えば、安全運転情報や、危険運転情報などである。
【0062】
運転情報に応じたポイントを取得する方法や手順などは、例えば、以下のとおりである。
【0063】
ポイント取得部108は、例えば、ポイントを算出するための算出式を予め保持している。当該算出式は、例えば、運転情報を代入するための変数を有する。この場合、運転情報は、通常、数値である。また、当該算出式は、例えば、プログラム(関数)であってもよい。そして、ポイント取得部108は、受信部106が受信した運転情報を、当該算出式に代入し、ポイントを算出する。
【0064】
また、ポイント取得部108は、例えば、運転情報とポイントを算出するための算出式との対応表を予め保持している。当該運転情報は、例えば、運転判断情報であることが好適である。また、当該運転情報は、例えば、運転判断情報に関する運転条件であってもよい。また、当該算出式は、例えば、受信部106が運転情報を受信した回数を代入するための変数を有する。また、当該算出式は、例えば、プログラム(関数)であってもよい。そして、ポイント取得部108は、受信部106が受信した運転情報に対応する算出式を、当該対応表から取得する。そして、ポイント取得部108は、当該運転情報を受信部106が受信した回数を取得する。そして、そして、ポイント取得部108は、当該回数を取得した算出式に代入し、ポイントを算出する。
【0065】
また、ポイント取得部108は、例えば、運転情報とポイントとの対応表を予め保持している。当該運転情報は、例えば、運転条件であってもよい。そして、ポイント取得部108は、受信部106が受信した運転情報に対応するポイントを、当該対応表から取得する。
【0066】
また、ドライブゲームの実行に応じたポイントを取得する方法や手順などは、以下のとおりである。
【0067】
図示しないソフトウェア実行部により実行されたドライブゲームは、例えば、ゲームの進行の度合や、ゲームの技術の度合などに応じたポイントを算出する。そして、当該ドライブゲームは、算出したポイントを、例えば、予め決められた記憶領域に蓄積する。従って、ポイント取得部108は、例えば、当該予め決められた記憶領域に格納されているポイントを取得する。
【0068】
また、図示しないソフトウェア実行部により実行されたドライブゲームは、例えば、ゲームの進行の度合を示す情報や、ゲームの技術の度合を示す情報などを、予め決められた記憶領域に蓄積する。従って、ポイント取得部108は、例えば、当該予め決められた記憶領域に格納されている情報を取得し、当該情報を用いてポイントを算出する。この場合、ポイント取得部108は、例えば、ポイントを算出するための算出式を予め保持している。当該算出式は、例えば、ゲームの進行の度合を示す情報や、ゲームの技術の度合を示す情報などを代入するための変数を有する。また、当該算出式は、プログラム(関数)であってもよい。そして、ポイント取得部108は、取得した情報を当該算出式に代入し、ポイントを算出する。
【0069】
また、ポイント取得部108が取得するポイントは、通常、正の値であるが、例えば、負の値であってもよい。つまり、ポイント取得部108は、例えば、ポイント格納部102に格納されているポイントから減じるポイントを取得してもよい。
【0070】
ポイント蓄積部109は、ポイントを、ポイント格納部102に蓄積する。当該ポイントは、ポイント取得部108が取得したポイント、および、ポイント取得部108が取得したポイントである。また、「蓄積する」は、「加算する」を含む概念である。つまり、ポイント格納部102に既にポイントが格納されている場合、ポイント蓄積部109は、当該ポイントに加算してポイントを蓄積する。
【0071】
ポイント交換部110は、オブジェクトおよび属性値を、キャラクタ情報に付加する。当該オブジェクトは、オブジェクト格納部103に格納されているオブジェクトである。また、当該属性値は、属性値格納部104に格納されている属性値である。また、当該キャラクタ情報は、出力管理情報格納部101に格納されているキャラクタ情報である。また、当該「付加する」とは、通常、対応付けることである。また、当該「付加する」とは、例えば、映像や画像などを編集する(加工する)ことであってもよい。つまり、ポイント交換部110は、キャラクタ情報により示されるキャラクタが、オブジェクトを有するように、当該キャラクタ情報を編集する。
【0072】
また、ポイント交換部110がキャラクタ情報に付加するオブジェクトは、例えば、オブジェクト選択指示により選択される。オブジェクト選択指示とは、オブジェクトを選択する指示である。また、当該オブジェクト選択指示は、例えば、図示しない受付部が受け付ける。また、ポイント交換部110がキャラクタ情報に付加する属性値は、例えば、属性値選択指示により選択される。属性値選択指示とは、属性値を選択する指示である。また、当該属性値選択指示は、例えば、図示しない受付部が受け付ける。
【0073】
例えば、ポイント交換部110は、オブジェクト選択指示により選択されたオブジェクトと、当該オブジェクトに対応付いているポイントとを、オブジェクト格納部103から取得する。そして、ポイント交換部110は、取得したポイントを、ポイント格納部102に格納されているポイントから減算する。そして、ポイント交換部110は、取得したオブジェクトを、出力管理情報格納部101に格納されているキャラクタ情報に付加する。
【0074】
また、ポイント交換部110は、属性値選択指示により選択された属性値と、当該属性値に対応付いているポイントとを、属性値格納部104から取得する。そして、ポイント交換部110は、取得したポイントを、ポイント格納部102に格納されているポイントから減算する。そして、ポイント交換部110は、取得した属性値を、出力管理情報格納部101に格納されているキャラクタ情報に付加する。
【0075】
出力情報取得部111は、出力情報を取得する。当該出力情報は、出力管理情報格納部101に格納されている出力情報である。
【0076】
出力情報取得部111は、例えば、受信部106が受信した運転情報が合致する出力条件に対応する出力情報を、出力管理情報格納部101から取得する。
【0077】
また、出力情報取得部111は、例えば、判断部107が取得した判断結果情報が合致する出力条件に対応する出力情報を、出力管理情報格納部101から取得する。
【0078】
また、出力情報取得部111は、例えば、ポイント格納部102に格納されているポイントが合致する出力条件に対応する出力情報を、出力管理情報格納部101から取得する。
【0079】
また、例えば、出力条件が、運転条件、判断結果条件、ポイント条件のうちのいずれか1以上の組み合わせである場合、出力情報取得部111は、例えば、運転情報、判断結果情報、ポイントのうちのいずれか1以上の組み合わせが合致する出力条件に対応する出力情報を取得する。
【0080】
また、取得する出力情報にオブジェクトや属性値などが対応付いている場合、出力情報取得部111は、当該対応付いている情報と共に出力情報を取得する。
【0081】
また、出力情報取得部111が出力情報を取得するタイミングは、問わない。当該タイミングは、例えば、定期的である。また、当該タイミングは、例えば、受信部106が運転情報を受信するたびや、判断部107が判断結果情報を取得するたび、ポイント蓄積部109がポイントを蓄積するたびなどであってもよい。
【0082】
出力部112は、出力情報を出力する。当該出力情報は、出力情報取得部111が取得した出力情報である。また、当該出力情報に情報が対応付いている場合、出力部112は、当該対応付いている情報と共に、出力情報を出力する。
【0083】
また、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
【0084】
また、出力部112は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力部112は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
【0085】
なお、出力管理情報格納部101、ポイント格納部102、オブジェクト格納部103、属性値格納部104、ソフトウェア格納部105は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、出力管理情報格納部101などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して出力管理情報格納部101などに記憶されてもよい。
【0086】
また、判断部107、ポイント取得部108、ポイント蓄積部109、ポイント交換部110、出力情報取得部111は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、判断部107などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、判断部107などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
【0087】
次に、端末装置1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。
図2は、端末装置1の全体動作を示すフローチャートである。
【0088】
(ステップS201)端末装置1は、図示しない受付部が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS202に進み、そうでない場合は、ステップS201に戻る。
【0089】
(ステップS202)端末装置1は、電源ONの処理を行う。
【0090】
(ステップS203)図示しない蓄積部は、受信部106が運転情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS204に進み、そうでない場合は、ステップS207に進む。
【0091】
(ステップS204)図示しない蓄積部は、ステップS203で受信した運転情報を予め決められた記憶領域に蓄積する。また、このとき、蓄積部は、受信日時情報を対応付けて運転情報を蓄積する。
【0092】
(ステップS205)ポイント取得部108は、ステップS203で受信した運転情報に対応するポイントを取得する。
【0093】
(ステップS206)ポイント蓄積部109は、ステップS205で取得したポイントをポイント格納部102に蓄積する。
【0094】
(ステップS207)図示しないソフトウェア実行部は、図示しない受付部がゲーム選択指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS208に進み、そうでない場合は、ステップS212に進む。
【0095】
(ステップS208)図示しないソフトウェア実行部は、ステップS207で受け付けたゲーム選択指示により選択されたドライブゲームを実行する。
【0096】
(ステップS209)ポイント取得部108は、ドライブゲームの実行が終了したか否かを判断する。終了した場合は、ステップS210に進み、そうでない場合は、ステップS209に戻る。
【0097】
(ステップS210)ポイント取得部108は、ドライブゲームが予め決められた記憶領域に蓄積したポイントを取得する。
【0098】
(ステップS211)ポイント蓄積部109は、ステップS210で取得したポイントをポイント格納部102に蓄積する。
【0099】
(ステップS212)ポイント交換部110は、図示しない受付部がオブジェクト選択指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS213に進み、そうでない場合は、ステップS215に進む。
【0100】
(ステップS213)ポイント交換部110は、ステップS212で受け付けたオブジェクト選択指示により選択されたオブジェクトを、出力管理情報格納部101に格納されているキャラクタ情報に付加する。
【0101】
(ステップS214)ポイント交換部110は、ステップS212で受け付けたオブジェクト選択指示により選択されたオブジェクトに対応するポイントを、ポイント格納部102に格納されているポイントから減算する。
【0102】
(ステップS215)ポイント交換部110は、図示しない受付部が属性値選択指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS216に進み、そうでない場合は、ステップS218に進む。
【0103】
(ステップS216)ポイント交換部110は、ステップS215で受け付けた属性値選択指示により選択された属性値を、出力管理情報格納部101に格納されているキャラクタ情報に付加する。
【0104】
(ステップS217)ポイント交換部110は、ステップS215で受け付けた属性値選択指示により選択された属性値に対応するポイントを、ポイント格納部102に格納されているポイントから減算する。
【0105】
(ステップS218)出力情報取得部111は、出力情報を出力するタイミングであるか否かを判断する。当該タイミングは、通常、予め決められている。また、当該タイミングは、例えば、定期的である。そして、出力情報を出力するタイミングである場合は、ステップS219に進み、そうでない場合は、ステップS221に進む。
【0106】
(ステップS219)出力情報取得部111は、出力情報を取得する。この処理の詳細は、
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0107】
(ステップS220)出力部112は、ステップS219で取得した出力情報を出力する。
【0108】
(ステップS221)端末装置1は、図示しない受付部が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS222に進み、そうでない場合は、ステップS203に戻る。
【0109】
(ステップS222)端末装置1は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS201に戻る。
【0110】
なお、
図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
【0111】
図3は、
図2のフローチャートのステップS219の出力情報の取得処理を示すフローチャートである。
【0112】
(ステップS301)出力情報取得部111は、出力情報の取得に用いる情報を判断する。当該判断は、例えば、出力情報の取得に用いる情報を示す情報が予め決められた記憶領域に格納されており、当該情報を用いて行う。そして、出力情報の取得に用いる情報が、運転情報である場合は、ステップS302に進み、判断結果情報である場合は、ステップS303に進み、ポイントである場合は、ステップS305に進む。
【0113】
(ステップS302)出力情報取得部111は、運転情報を用いて、出力情報を取得する。当該運転情報は、通常、受信部106が直前に受信した運転情報である。また、この処理の詳細は、
図4のフローチャートを用いて説明する。そして、上位処理にリターンする。
【0114】
(ステップS303)出力情報取得部111は、現在日時情報、受信日時情報、運転情報を用いて、判断結果情報を取得する。
【0115】
(ステップS304)出力情報取得部111は、ステップS303で取得した判断結果情報を用いて、出力情報を取得する。この処理の詳細は、
図5のフローチャートを用いて説明する。そして、上位処理にリターンする。
【0116】
(ステップS305)出力情報取得部111は、ポイントを用いて、出力情報を取得する。当該ポイントは、ポイント格納部102に格納されているポイントである。また、この処理の詳細は、
図6のフローチャートを用いて説明する。そして上位処理にリターンする。
【0117】
図4は、
図3のフローチャートのステップS302の運転情報を用いた出力情報の取得処理を示すフローチャートである。なお、
図4のフローチャートにおいて、出力管理情報格納部101には、m個の出力管理情報が格納されているものとする。
【0118】
(ステップS401)出力情報取得部111は、カウンタiに1をセットする。
【0119】
(ステップS402)出力情報取得部111は、出力管理情報[i]が有する出力条件である出力条件[i]に運転情報が合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS403に進み、そうでない場合は、ステップS404に進む。
【0120】
(ステップS403)出力情報取得部111は、出力管理情報[i]が有する出力情報である出力情報[i]を取得する。
【0121】
(ステップS404)出力情報取得部111は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS405に進む。
【0122】
(ステップS405)出力情報取得部111は、iを1インクリメントする。そして、ステップS402に戻る。
【0123】
図5は、
図3のフローチャートのステップS304の判断結果情報を用いた出力情報の取得処理を示すフローチャートである。なお、
図5のフローチャートにおいて、出力管理情報格納部101には、m個の出力管理情報が格納されているものとする。
【0124】
(ステップS501)出力情報取得部111は、カウンタiに1をセットする。
【0125】
(ステップS502)出力情報取得部111は、出力管理情報[i]が有する出力条件である出力条件[i]に判断結果情報が合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS503に進み、そうでない場合は、ステップS504に進む。
【0126】
(ステップS503)出力情報取得部111は、出力管理情報[i]が有する出力情報である出力情報[i]を取得する。
【0127】
(ステップS504)出力情報取得部111は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS505に進む。
【0128】
(ステップS505)出力情報取得部111は、iを1インクリメントする。そして、ステップS502に戻る。
【0129】
図6は、
図3のフローチャートのステップS305のポイントを用いた出力情報の取得処理を示すフローチャートである。なお、
図6のフローチャートにおいて、出力管理情報格納部101には、m個の出力管理情報が格納されているものとする。
【0130】
(ステップS601)出力情報取得部111は、カウンタiに1をセットする。
【0131】
(ステップS602)出力情報取得部111は、出力管理情報[i]が有する出力条件である出力条件[i]にポイントが合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS603に進み、そうでない場合は、ステップS604に進む。
【0132】
(ステップS603)出力情報取得部111は、出力管理情報[i]が有する出力情報である出力情報[i]を取得する。
【0133】
(ステップS604)出力情報取得部111は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS605に進む。
【0134】
(ステップS605)出力情報取得部111は、iを1インクリメントする。そして、ステップS602に戻る。
【0135】
なお、上記で説明した端末装置1の全体動作は、あくまで一例である。つまり、端末装置1の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
【0136】
(具体例)
次に、端末装置1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、端末装置1は、携帯ゲーム機であるものとする。また、移動体は、自動車であるものとする。また、当該自動車には、カーナビゲーションシステム(以下、適宜、カーナビとする)が設置されており、当該カーナビが運転情報を取得し、携帯ゲーム機に送信するものとする。
【0137】
(例1)
本例において、運転情報の受信に応じて、当該運転情報に対応する出力情報を出力する例について説明する。なお、本例において、出力管理情報格納部101には、
図7に示す出力管理情報が格納されているものとする。当該出力管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、運転条件と、出力情報とを有する。なお、当該出力情報は、キャラクタ情報である。また、当該キャラクタ情報は、キャラクタの動画を識別するファイル名である。また、当該ファイル名により識別されるキャラクタの動画は、出力管理情報格納部101に格納されている。
【0138】
まず、ユーザが自動車に乗り込み、エンジンをONにしたとする。すると、自動車に設置されているカーナビの電源もONになる。また、その後、ユーザが携帯ゲーム機の電源をONにし、自動車のダッシュボード上に設置したとする。
【0139】
次に、ユーザが自動車の運転を開始したとする。そして、ユーザが運転する自動車が交差点に差し掛かり、歩行者に注意しながらゆっくりと右折したとする。すると、カーナビは、当該右折時の速度を示す運転走行情報を、自動車から取得する。そして、カーナビは、当該運転走行情報が予め決められた条件を満たすほど小さいと判断し、安全運転判断情報を取得する。当該安全運転判断情報は、「安全」であるものとする。そして、カーナビは、当該安全運転判断情報を、携帯ゲーム機に送信する。
【0140】
次に、携帯ゲーム機の受信部106は、安全運転判断情報「安全」を受信する。
【0141】
次に、出力情報取得部111は、安全運転判断情報「安全」が、
図7の「ID=011」の運転条件「運転情報=安全」に合致すると判断する。そして、出力情報取得部111は、
図7の「ID=011」のキャラクタ情報「chara_safety.dpg」を取得する。このとき、出力情報取得部111は、当該ファイル名により識別されるキャラクタの動画を、出力管理情報格納部101から取得する。
【0142】
次に、出力部112は、キャラクタ情報「chara_safety.dpg」を出力する。このときの様子は、例えば、
図8である。
【0143】
また、例えば、ユーザが運転する自動車が別の交差点に差し掛かり、急ブレーキを掛けたとする。すると、カーナビは、危険運転判断情報を取得する。当該危険運転判断情報は、「危険」であるものとする。そして、カーナビは、当該危険運転判断情報を、携帯ゲーム機に送信する。
【0144】
次に、携帯ゲーム機の受信部106は、危険運転判断情報「危険」を受信する。
【0145】
次に、出力情報取得部111は、危険運転判断情報「危険」が、
図7の「ID=012」の運転条件「運転情報=危険」に合致すると判断する。そして、出力情報取得部111は、
図7の「ID=012」のキャラクタ情報「chara_danger.dpg」を取得する。このとき、出力情報取得部111は、当該ファイル名により識別されるキャラクタの動画を、出力管理情報格納部101から取得する。
【0146】
次に、出力部112は、キャラクタ情報「chara_danger.dpg」を出力する。このときの様子は、例えば、
図9である。
【0147】
(例2)
本例において、予め決められた条件を満たすほど長い時間、安全な運転が行われている場合に、当該場合に応じた出力情報を出力する例について説明する。なお、本例において、出力管理情報格納部101には、
図10に示す出力管理情報が格納されているものとする。当該出力管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、判断結果条件と、ポイント条件と、出力情報とを有する。なお、当該出力情報は、例1と同様である。また、ポイント格納部102には、ポイント「25」が格納されているものとする。
【0148】
まず、時間に関する予め決められた条件(以下、適宜、時間条件とする)が、「時間≧30分」であるものとする。また、危険運転判断情報の受信回数に関する予め決められた条件(以下、適宜、受信回数条件とする)が、「危険受信回数≦0」であるものとする。当該受信回数条件は、危険運転判断情報を受信した回数が0回以下であることを意味する。この場合、判断部107は、例えば、携帯ゲーム機の電源がONになってからの経過時間、または、出力部112による出力情報の出力が行われてからの経過時間のカウントを開始する。また、判断部107は、例えば、受信部106が危険運転判断情報を受信した回数のカウントを開始する。
【0149】
次に、判断部107は、カウントしている経過時間と、受信部106が危険運転判断情報を受信した回数とのそれぞれが、時間条件と、受信回数条件とを満たすか否かを判断する。ここで、当該経過時間が「30分」であり、当該受信回数が「0回」であるとする。すると、判断部107は、当該経過時間と受信回数とのそれぞれが、時間条件「時間≧30分」と、受信回数条件「危険受信回数≦0」とを満たすと判断する。そして、判断部107は、判断結果情報「安全」を取得する。当該判断結果情報は、安全な運転が行われていることを示す判断結果情報である。
【0150】
次に、出力情報取得部111は、判断結果情報「安全」と、ポイント格納部102に格納されているポイント「25」とのそれぞれが、
図10の「ID=012」の判断結果条件「判断結果情報=安全」と、ポイント条件「10≦ポイント<30」とを満たすと判断する。そして、出力情報取得部111は、
図10の「ID=012」のキャラクタ情報「chara_safety_12.dpg」を取得する。
【0151】
次に、出力部112は、キャラクタ情報「chara_safety_12.dpg」を出力する。このときの様子は、例えば、
図8と同様である。
【0152】
また、例えば、時間条件が、「時間≧20分」であるものとする。また、受信回数条件が、「安全受信回数≧10」であるものとする。当該受信回数条件は、安全運転判断情報を受信した回数が10回以上であることを意味する。この場合、判断部107は、例えば、携帯ゲーム機の電源がONになってからの経過時間、または、出力部112による出力情報の出力が行われてからの経過時間のカウントを開始する。また、判断部107は、例えば、受信部106が安全運転判断情報を受信した回数のカウントを開始する。
【0153】
次に、判断部107は、カウントしている経過時間と、受信部106が安全運転判断情報を受信した回数とのそれぞれが、時間条件と、受信回数条件とを満たすか否かを判断する。ここで、当該経過時間が「20分」であり、当該受信回数が「12回」であるとする。すると、判断部107は、当該経過時間と受信回数とのそれぞれが、時間条件「時間≧20分」と、受信回数条件「安全受信回数≧10」とを満たすと判断する。そして、判断部107は、判断結果情報「安全」を取得する。当該判断結果情報は、安全な運転が行われていることを示す判断結果情報である。
【0154】
次に、出力情報取得部111は、判断結果情報「安全」と、ポイント格納部102に格納されているポイント「25」とのそれぞれが、
図10の「ID=012」の判断結果条件「判断結果情報=安全」と、ポイント条件「10≦ポイント<30」とを満たすと判断する。そして、出力情報取得部111は、
図10の「ID=012」のキャラクタ情報「chara_safety_12.dpg」を取得する。
【0155】
次に、出力部112は、キャラクタ情報「chara_safety_12.dpg」を出力する。このときの様子は、例えば、
図8と同様である。
【0156】
(例3)
本例において、ポイントを取得し、蓄積する例について説明する。なお、本例において、ポイント取得部108は、運転条件とポイントとの対応表を予め保持しているものとする。また、当該対応表は、
図11であるものとする。当該対応表は、レコードを一意に特定するためのIDと、運転条件と、ポイントとを有する。
【0157】
例えば、受信部106がカーナビから安全運転判断情報「安全」を受信したとする。すると、ポイント取得部108は、当該安全運転判断情報「安全」が、
図11の「ID=011」の運転条件「運転情報=安全」に合致すると判断する。そして、ポイント取得部108は、
図11の「ID=011」のポイント「+10」を取得する。そして、ポイント蓄積部109は、当該ポイント「+10」に従い、ポイント格納部102に格納されているポイントに「10」を加算する。また、ポイント格納部102にポイントが格納されていない場合、ポイント蓄積部109は、ポイント「10」をポイント格納部102に蓄積する。
【0158】
また、例えば、受信部106がカーナビから危険運転判断情報「危険」を受信したとする。すると、ポイント取得部108は、当該危険運転判断情報「危険」が、
図11の「ID=012」の運転条件「運転情報=危険」に合致すると判断する。そして、ポイント取得部108は、
図11の「ID=012」のポイント「−5」を取得する。そして、ポイント蓄積部109は、当該ポイント「−5」に従い、ポイント格納部102に格納されているポイントから「5」を減算する。また、ポイント格納部102にポイントが格納されていない場合、または、ポイント格納部102に格納されているポイントが「0」である場合、ポイント蓄積部109は、当該減算を行わない。
【0159】
また、例えば、ユーザが携帯ゲーム機を操作し、ドライブゲームの実行を開始したとする。また、当該ドライブゲームは、レースゲームであり、1つのレースが終わるごとに、当該レースに関するポイントを算出し、予め決められた記憶領域に蓄積するものとする。そして、ユーザによるドライブゲームの実行の結果、1つのレースが終わったとする。すると、ポイント取得部108は、ドライブゲームが蓄積したポイントであり、予め決められた記憶領域に格納されているポイントを取得する。そして、ポイント蓄積部109は、当該ポイントを、ポイント格納部102に蓄積する。
【0160】
(例4)
本例において、オブジェクトをキャラクタ情報に付加し、当該オブジェクトが付加されたキャラクタ情報を出力する例について説明する。なお、本例において、オブジェクト格納部103には、1以上のオブジェクトが格納されており、当該オブジェクトには、ポイントが対応付いているものとする。また、当該オブジェクトには、オブジェクトの種類を示す種類情報が対応付いているものとする。当該種類は、例えば、いわゆるジャンルや、カテゴリなどであってもよい。
【0161】
まず、ユーザが携帯ゲーム機に対し、オブジェクトを選択するための操作を行ったとする。すると、出力部112は、オブジェクト格納部103に格納されている1以上のオブジェクトを、当該オブジェクトに対応付いているポイントと共に出力する。また、このとき、出力部112は、オブジェクトに対応付いている種類情報ごとに、オブジェクトを出力する。このときの様子は、例えば、
図12である。
【0162】
次に、ユーザが携帯ゲーム機に対し、
図12の右上の背景のオブジェクトを選択する操作を行ったとする。当該背景のオブジェクトは、例えば、「bg_001.png」のファイル名で識別される画像であるものとする。すると、図示しない受付部は、当該背景のオブジェクトを選択するオブジェクト選択指示を受け付ける。また、ポイント交換部110は、当該ファイル名により識別されるオブジェクトを、当該オブジェクトに対応付いているポイント「300」と共に、オブジェクト格納部103から取得する。
【0163】
次に、ポイント交換部110は、取得した背景のオブジェクトを、出力管理情報格納部101に格納されているオブジェクトに付加する。そして、ポイント交換部110は、取得したポイント「300」を、ポイント格納部102に格納されているポイントから減算する。
【0164】
次に、例えば、出力情報取得部111が、上記の背景のオブジェクトが付加されたキャラクタ情報を、出力管理情報格納部101から取得したとする。すると、出力部112は、当該キャラクタ情報を出力する。このときの様子は、例えば、
図13である。
【0165】
なお、属性値をキャラクタ情報に付加し、当該オブジェクトが付加されたキャラクタ情報を出力する例については、オブジェクトをキャラクタ情報に付加し、当該オブジェクトが付加されたキャラクタ情報を出力する例と同様であるので、説明を省略する。
【0166】
以上、本実施の形態による端末装置1によれば、ユーザによる移動体の運転に関する情報を受信し、当該受信した情報に応じた情報を出力することができる。これにより、ユーザは、自身の運転に応じた情報が出力されることにより、運転を楽しむことができる。
【0167】
なお、本実施の形態において、受信部106が移動体に設置されている装置から運転情報を受信する場合、受信部106は、例えば、車載装置2から運転情報を受信する。車載装置2は、移動体に設置される。また、車載装置2は、例えば、ナビゲーション装置である。車載装置2は、例えば、移動体から運転走行情報を取得し、当該運転走行情報を端末装置1に送信する。また、車載装置2は、当該運転走行情報を用いて運転判断情報を取得し、当該運転判断情報を端末装置1に送信する。また、車載装置2のブロック図は、
図14である。車載装置2は、運転情報取得部201と、送信部202を備える。
【0168】
運転情報取得部201は、例えば、移動体から、運転走行情報を取得する。当該運転走行情報を取得する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。また、運転情報取得部201は、例えば、取得した運転走行情報を用いて、運転判断情報を取得する。
【0169】
例えば、運転情報取得部201は、取得した運転走行情報が、予め決められた条件を満たすほど小さいか否かを判断する。そして、小さい場合、運転情報取得部201は、安全運転判断情報を取得する。また、そうでない場合、運転情報取得部201は、例えば、危険運転判断情報を取得する。また、そうでない場合、運転情報取得部201は、運転判断情報を取得しなくてもよい。また、例えば、運転情報取得部201は、取得した運転走行情報が、予め決められた条件を満たすほど大きいか否かを判断する。そして、大きい場合、運転情報取得部201は、危険運転判断情報を取得する。また、そうでない場合、運転情報取得部201は、例えば、安全運転判断情報を取得する。また、そうでない場合、運転情報取得部201は、運転判断情報を取得しなくてもよい。
【0170】
また、例えば、運転情報取得部201は、スコアを算出するための算出式を予め保持している。当該算出式は、例えば、運転走行情報を代入するための変数を有する。また、当該算出式は、例えば、プログラム(関数)であってもよい。そして、運転情報取得部201は、取得した運転走行情報を当該算出式に代入し、スコアを算出する。そして、運転情報取得部201は、算出したスコアが予め決められた条件を満たすほど小さいか否かを判断する。そして、小さい場合、運転情報取得部201は、安全運転判断情報を取得する。また、そうでない場合、運転情報取得部201は、例えば、危険運転判断情報を取得する。また、そうでない場合、運転情報取得部201は、例えば、運転判断情報を取得しなくてもよい。また、運転情報取得部201は、算出したスコアが予め決められた条件を満たすほど大きいか否かを判断する。そして、大きい場合、運転情報取得部201は、危険運転判断情報を取得する。また、そうでない場合、運転情報取得部201は、例えば、安全運転判断情報を取得する。また、そうでない場合、運転情報取得部201は、例えば、運転判断情報を取得しなくてもよい。
【0171】
なお、運転情報取得部201が取得する運転判断情報は、例えば、予め決められた記憶領域に格納されている。
【0172】
また、送信部202は、運転情報取得部201が取得した運転情報を、端末装置1に送信する。当該送信は、例えば、いわゆるブロードキャストであってもよい。
【0173】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
【0174】
また、上記各実施の形態における端末装置は、例えば、スタンドアロンの装置であってもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。
【0175】
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0176】
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
【0177】
また、上記各実施の形態における端末装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、出力される情報である出力情報と、当該出力情報が出力される条件である出力条件とが対応付いた情報である1以上の出力管理情報が格納される出力管理情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、運転対象の移動体の運転に関する情報である運転情報を前記移動体から受信する受信部、前記受信部が受信した運転情報が合致する出力条件に対応する出力情報を、前記出力管理情報格納部から取得する出力情報取得部、前記出力情報取得部が取得した出力情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
【0178】
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。
【0179】
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
【0180】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0181】
また、
図15は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の端末装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア、およびその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
【0182】
図15において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
【0183】
図16は、コンピュータシステム9のブロック図である。
図16において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するためのハードディスク9015と、CD−ROMドライブ9011、MPU9012等を相互に接続するバス9016とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
【0184】
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の端末装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101に記憶されて、CD−ROMドライブ9011に挿入され、さらにハードディスク9015に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9015に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9014にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
【0185】
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の端末装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0186】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。