特開2015-204294(P2015-204294A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2015-204294コネクタモジュールを有する壁コンセント及びコネクタモジュールを有する壁スイッチ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-204294(P2015-204294A)
(43)【公開日】2015年11月16日
(54)【発明の名称】コネクタモジュールを有する壁コンセント及びコネクタモジュールを有する壁スイッチ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/514 20060101AFI20151020BHJP
   H01R 25/00 20060101ALI20151020BHJP
   H01R 13/46 20060101ALI20151020BHJP
   H01R 13/70 20060101ALI20151020BHJP
【FI】
   H01R13/514
   H01R25/00 K
   H01R13/46 302Z
   H01R13/70
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-79035(P2015-79035)
(22)【出願日】2015年4月8日
(31)【優先権主張番号】14/249,415
(32)【優先日】2014年4月10日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】599150182
【氏名又は名称】廖 生興
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】廖 生興
【テーマコード(参考)】
5E021
5E087
【Fターム(参考)】
5E021FA03
5E021FA05
5E021FA09
5E021FA16
5E021FB21
5E021FC29
5E021MA19
5E087EE02
5E087EE10
5E087EE14
5E087HH01
5E087JJ08
5E087LL28
5E087LL33
5E087MM09
5E087PP07
5E087QQ02
5E087QQ03
5E087RR08
5E087RR29
(57)【要約】
【課題】壁面電気装置に切替、接続の機能を兼備させ、好ましい汎用性を持たせて応用しやすくすると共に、使用者がアダプタを購入する負担を軽減することも可能な、コネクタモジュールを有する壁コンセント及びコネクタモジュールを有する壁スイッチを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るコネクタモジュールを有する壁コンセントは、コンセント本体及びコネクタモジュールを含む。コンセント本体には、コンセントユニットが設けられている。コネクタモジュールは、コンセント本体上に設けられており、コンセント本体に電気的に接続されると共に、コンセント本体から選択的に突出する。これにより、壁コンセント及び切替、接続の機能を兼備し、好ましい汎用性を有しているため応用しやすい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンセントユニットが設けられているコンセント本体と、
前記コンセント本体に設けられると共に、前記コンセント本体に電気的に接続されており、前記コンセント本体から選択的に突出するコネクタモジュールと、
を含むことを特徴とするコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項2】
前記コネクタモジュールは、前記コンセント本体に挿設されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項3】
前記コンセント本体には挿入溝が設けられており、
前記コネクタモジュールは、互いに電気的に接続される第1のコネクタ及び第2のコネクタを有し、前記挿入溝に挿設され、
前記第1のコネクタは、前記コンセント本体から突出する、
ことを特徴とする請求項2に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項4】
前記コンセント本体には、交換可能モジュールを取り外し可能に収容する収容溝が設けられており、
前記交換可能モジュールは、モジュール本体及び前記モジュール本体に設けられたコネクタユニットを有すると共に、前記コンセント本体と電気的に接続される、
ことを特徴とする請求項3に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項5】
前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとは、接続ケーブルを介して電気的に接続されることを特徴とする請求項3に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項6】
前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタは、回転軸構造によって枢支されることを特徴とする請求項3に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項7】
前記コネクタモジュールは、前記コンセント本体に枢支可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項8】
前記コンセント本体には、搭載板が枢支されており、
前記搭載板は、水平位置又は傾斜位置まで下向きに転倒されるか、又は、上向きに転倒されて前記コンセント本体の前側に畳み込まれる、
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項9】
前記コンセント本体には、前側に開口を有する収容箱が設けられており、
前記収容箱内には、搭載板が移動可能に設けられており、
前記搭載板は、前記収容箱の前記開口から選択的に引き出される、
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項10】
前記コンセント本体には、搭載板が枢支されており、
前記搭載板は、傾斜位置まで下向きに転倒されるか、又は、上向きに転倒されて前記コンセント本体の前側に畳み込まれ、
前記搭載板の端部にはスライドレールが接続されており、
前記コンセント本体の頂部には、摺動溝が設けられており、
前記スライドレールは、前記摺動溝に沿って摺動し、
前記コネクタモジュールは、前記コンセント本体に前後に移動可能に設けられ、
前記コネクタモジュールと前記コンセント本体との間には、前記コネクタモジュールを前方に移動させるよう前記コネクタモジュールに付勢力を加えるための弾性素子が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項11】
前記コネクタモジュールは、電子装置を有し、
前記電子装置は、変圧器、常夜灯、無線充電器、非常灯、無線コントローラ、無線アクセスポイント、無線モジュール、タイマー、漏電回路安全装置、ケーブル収納機器、センサ、移動体センサ、又は電池である、ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項12】
前記コネクタモジュールは、互いに電気的に接続される第1のコネクタ及び第2のコネクタを有し、
前記コネクタモジュールの前記第1のコネクタは、前記コンセント本体の縁部の長尺状の凹溝に摺動可能に挿設される、
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタモジュールを有する壁コンセント。
【請求項13】
スイッチユニットが設けられているスイッチ本体と、
前記スイッチ本体に設けられると共に、前記スイッチ本体に電気的に接続されており、前記スイッチ本体から選択的に突出するコネクタモジュールと、
を含むことを特徴とするコネクタモジュールを有する壁スイッチ。
【請求項14】
前記コネクタモジュールは、前記スイッチ本体に挿設され又は枢支可能に設けられることを特徴とする請求項13に記載のコネクタモジュールを有する壁スイッチ。
【請求項15】
前記スイッチ本体には、交換可能モジュールを取り外し可能に収容する収容溝が設けられており、
前記交換可能モジュールは、モジュール本体及び前記モジュール本体に設けられたコネクタユニットを有すると共に、前記スイッチ本体と電気的に接続される、
ことを特徴とする請求項13に記載のコネクタモジュールを有する壁スイッチ。
【請求項16】
前記スイッチ本体には、搭載板が枢支されており、
前記搭載板は、水平位置又は傾斜位置まで下向きに転倒されるか、又は、上向きに転倒されて前記スイッチ本体の前側に畳み込まれる、
ことを特徴とする請求項13に記載のコネクタモジュールを有する壁スイッチ。
【請求項17】
前記スイッチ本体には、前側に開口を有する収容箱が設けられており、
前記収容箱内には、搭載板が移動可能に設けられており、
前記搭載板は、前記収容箱の前記開口から選択的に引き出される、
ことを特徴とする請求項13に記載のコネクタモジュールを有する壁スイッチ。
【請求項18】
前記スイッチ本体には、搭載板が枢支されており、
前記搭載板は、傾斜位置まで下向きに転倒されるか、又は、上向きに転倒されて前記スイッチ本体の前側に畳み込まれ、
前記搭載板の端部にはスライドレールが接続されており、
前記スイッチ本体の頂部には、摺動溝が設けられており、
前記スライドレールは、前記摺動溝に沿って摺動し、
前記コネクタモジュールは、前記スイッチ本体に前後に移動可能に設けられ、
前記コネクタモジュールと前記スイッチ本体との間には、前記コネクタモジュールを前方に移動させるよう前記コネクタモジュールに付勢力を加えるための弾性素子が設けられている、
ことを特徴とする請求項13に記載のコネクタモジュールを有する壁スイッチ。
【請求項19】
前記コネクタモジュールは、電子装置を有し、
前記電子装置は、変圧器、常夜灯、無線充電器、非常灯、無線コントローラ、無線アクセスポイント、無線モジュール、タイマー、漏電回路安全装置、ケーブル収納機器、センサ、移動体センサ、又は電池である、
ことを特徴とする請求項13に記載のコネクタモジュールを有する壁スイッチ。
【請求項20】
前記コネクタモジュールは、互いに電気的に接続される第1のコネクタ及び第2のコネクタを有し、
前記コネクタモジュールの前記第1のコネクタは、前記スイッチ本体の縁部の長尺状の凹溝に摺動可能に挿設される、
ことを特徴とする請求項13に記載のコネクタモジュールを有する壁スイッチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタモジュールを有する壁コンセント及び壁スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の壁コンセント(壁面電気装置)は機能が限られており、アダプタの機能を提供することができないため、使用者がアダプタを使用する必要がある場合は、別途購入しなければならず、使用上の不便を生じていた。従来の壁スイッチも常套的な壁面電気装置であり、同様にアダプタの機能を提供することができないため、上述した問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、壁面電気装置に切替、接続の機能を兼備させ、好ましい汎用性を持たせて応用しやすくすると共に、使用者がアダプタを購入する負担を軽減することも可能な、コネクタモジュールを有する壁コンセント及びコネクタモジュールを有する壁スイッチを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係るコネクタモジュールを有する壁コンセントは、コンセントユニットが設けられているコンセント本体と、コンセント本体に設けられると共に、コンセント本体に電気的に接続されており、コンセント本体から選択的に突出するコネクタモジュールと、を含む。
【0005】
本発明に係るコネクタモジュールを有する壁スイッチは、スイッチユニットが設けられているスイッチ本体と、スイッチ本体に設けられると共に、スイッチ本体に電気的に接続されており、スイッチ本体から選択的に突出するコネクタモジュールと、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る壁コンセントは、コンセント本体及びコネクタモジュールを含み、コンセント、アダプタ及びコネクタの機能を兼備し、好ましい汎用性を有しているため応用しやすく、また、使用者がアダプタを購入する負担を軽減することも可能である。
【0007】
更に、コネクタモジュールがコンセント本体の頂部に設けられることで、電子製品をコネクタモジュールに挿入接続する場合、電子製品をコンセント本体上(頂部)に置くことができるため、コンセント本体が搭載の機能をも兼備すると共に、受電、充電及びネットワーク伝送中における電子製品の設置安定性を維持することができる。
【0008】
本発明に係る壁スイッチもスイッチ、アダプタ及びコネクタの機能を兼備すると共に、同様に電子製品をスイッチ本体上(頂部)に置くことができるため、スイッチ本体が搭載の機能をも兼備する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明に係る壁コンセントの第1の実施例を示す分解斜視図である。
図2】本発明に係る壁コンセントの第1の実施例を示す斜視図である。
図3】本発明に係る壁コンセントの第1の実施例の使用状態を示す斜視図である。
図4】本発明に係る壁コンセントの第2の実施例を示す斜視図である。
図5】本発明に係る壁コンセントの第3の実施例を示す斜視図である。
図6】本発明に係る壁コンセントの第4の実施例を示す斜視図である。
図7】本発明に係る壁コンセントの第5の実施例を示す斜視図である。
図8】本発明に係る壁コンセントの第6の実施例を示す斜視図である。
図9】本発明に係る壁コンセントの第7の実施例を示す斜視図である。
図10】本発明に係る壁コンセントの第8の実施例を示す斜視図である。
図11】本発明に係る壁コンセント(壁スイッチ)の第9の実施例を示す斜視図である。
図12】本発明に係る壁コンセントの第10の実施例を示す斜視図である。
図13】本発明に係る壁コンセントの第11の実施例を示す斜視図である。
図14】本発明に係る壁コンセントの第12の実施例を示す斜視図である。
図15】本発明に係る壁コンセントの第13の実施例を示す斜視図である。
図16】本発明に係る壁コンセントの第14の実施例を示す斜視図である。
図17】本発明に係る壁コンセントの第15の実施例を示す斜視図である。
図18】本発明に係る壁コンセントの第16の実施例を示す斜視図である。
図19】本発明に係る壁コンセントの第17の実施例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施例>
図1及び図2に示すように、本発明に係るコネクタモジュールを有する壁コンセントは、コンセント本体1及びコネクタモジュール2を含む。コンセント本体1は、一体成形であってもよく、または2つ以上の部材が組み合わされる構成であってもよい。コンセント本体1には、少なくとも1つのコンセントユニット11が設けられている。このコンセントユニット11の規格及び形式は制限されない。コンセント本体1の内部には、適切な回路(図示せず)が設けられてもよい。コンセント本体1及びコンセントユニット11は、従来技術と略同じであるため、詳しい説明は省略する。
【0011】
コネクタモジュール2は、コンセント本体1に設けられると共に、コンセント本体1及び交換可能モジュール3等に電気的に接続されることができ、コンセント本体1から選択的に突出することができる。コネクタモジュール2は、コンセント本体1に挿設される又は枢支可能に設けられることができる。コネクタモジュール2は、入力端又は出力端とすることができる。本実施例において、コネクタモジュール2は、コンセント本体1に挿設される。即ち、コンセント本体1の縁部には挿入溝12が設けられており、コネクタモジュール2はその挿入溝12に挿設される。挿入溝12は、コンセント本体1の頂部、左側又は右側等に位置してもよい。コネクタモジュール2は、第1のコネクタ21及び第2のコネクタ22を有してもよい。第1のコネクタ21及び第2のコネクタ22は、電気的に接続される。コネクタモジュール2を挿入溝12に挿設することができるため、コネクタモジュール2は、コンセント本体1に固定されることができると共に、第2のコネクタ22を介してコンセント本体1及び交換可能モジュール3等に電気的に接続されることができる。コネクタモジュール2の第1のコネクタ21は、電子製品を挿入接続することができるように、コンセント本体1の縁部(例えば頂部の縁部)から突出することができる。
【0012】
図1及び図2に示すように、壁コンセントは、交換可能モジュール3を更に含む。交換可能モジュール3は、コンセント本体1に取り外し可能に設けられる。交換可能モジュール3は、1つ又は2つ以上設けられてもよい。交換可能モジュール3は、モジュール本体31及びモジュール本体31に設けられた少なくとも1つのコネクタユニット32を有する。コンセント本体1の一面(前側)には収容溝13が開設されてもよく、交換可能モジュール3は収容溝13内に取り外し可能に(選択的に)収容されてもよい。交換可能モジュール3は、螺合固定又は係合接続(図示せず)等の方式によりコンセント本体1に固定されてもよい。
【0013】
交換可能モジュール3の外縁には、1つ又は2つ以上の電気接点33が入力端又は出力端として設けられてもよく、これら電気接点33がコンセント本体1上の対応する電気接点14と互いに接触することで電気的接続が達成される。コンセント本体1の電気接点14がコンセント本体1の回路等に電気的に接続されることができるため、交換可能モジュール3とコンセント本体1内部の回路との電気的接続が達成される。これにより、コンセント本体1の電力又は信号が、交換可能モジュール3に伝送されることができる。交換可能モジュール3及びコネクタユニット32は、出力端又は入力端とすることができる。
【0014】
モジュール本体31には、電子装置34が設けられてもよい。電子装置34は、モジュール本体31に内蔵されてもよく、又はモジュール本体31から露出されてもよい。電子装置34としては、変圧器、常夜灯、無線充電器、非常灯、無線コントローラ、無線アクセスポイント(無線AP)、無線モジュール、タイマー、漏電回路安全装置(Ground Fault Circuit Interrupters、GFCI)、ケーブル収納機器、センサ、移動体センサ、又は電池等の装置であってよい。
【0015】
交換可能モジュール3の縁部には、挿入溝12と対応する接続ベース35が設けられてもよい。接続ベース35は、コネクタモジュール2が挿入溝12に挿設されると、コネクタモジュール2の第2のコネクタ22が接続ベース35に挿入設置されるように、交換可能モジュール3における挿入溝12と隣接する一側に設けられる。これにより、コネクタモジュール2は、第2のコネクタ22及び接続ベース35を介して、交換可能モジュール3と電気的に接続されることができる。上述した第1のコネクタ21、第2のコネクタ22、コネクタユニット32及び接続ベース35等は、USB(登録商標)コネクタ、IEEE1394(登録商標)コネクタ、HDMI(登録商標)コネクタ、AV端子、又はDC端子等の各種電気コネクタであってもよい。
【0016】
図2及び図3に示すように、電子製品9が壁コンセントと電気的に接続されて受電、充電及びネットワーク伝送を行うことができるように、使用者は、電子製品9(例えば携帯電話)をコネクタモジュール2の第1のコネクタ21に挿入接続させることができる。電子製品9は、受電、充電及びネットワーク伝送中の設置安定性を維持できるように、コンセント本体1上(頂部)に置かれてもよい。電子製品9は、受電、充電及びネットワーク伝送を行うことができるように、接続ケーブル(図示せず)を介してコネクタユニット32又はコンセントユニット11等に電気的に接続されてもよい。
【0017】
<第2の実施例>
図4に示すように、コンセント本体1及び交換可能モジュール3の形式及び構成は変更を加えることができると共に、挿入溝12の位置もコンセント本体1の左側又は右側(縁部)に配置することができる。コネクタモジュール2は、コンセント本体1に設けられ、コネクタモジュール2の第1のコネクタ21と第2のコネクタ22とは、接続ケーブル23を介して電気的に接続される。接続ベース35は、コネクタモジュール2の第2のコネクタ22が挿入溝12に挿設されると、同時に接続ベース35に挿設されるように、交換可能モジュール3における挿入溝12と隣接する一側に設けられる。これにより、コネクタモジュール2は、第2のコネクタ22及び接続ベース35を介して、交換可能モジュール3と電気的に接続されることができる。コネクタモジュール2の第1のコネクタ21は、電子製品を挿入接続することができるように、コンセント本体1の縁部(例えば頂部の縁部)の凹溝15に挿設される共に、コンセント本体1の縁部から選択的に突出する。
【0018】
<第3の実施例>
図5に示すように、本実施例において、電子製品を安定して設置することができるように、コンセント本体1の頂部の厚さが増加されることで搭載部16が形成される。
【0019】
<第4の実施例>
図6に示すように、コネクタモジュール2は、回転軸等の方式によってコンセント本体1に枢支可能に設けられる。コネクタモジュール2は、第1のコネクタ21を有する。コネクタモジュール2の第1のコネクタ21は、導線、導電板又はコネクタ等の方式によって、コンセント本体1及び交換可能モジュール3等に電気的に接続される。コネクタモジュール2は、コネクタモジュール2をコンセント本体1上で起立させたり又はコンセント本体1に向けて倒したりできるように、回動可能となっている。コネクタモジュール2をコンセント本体1上で起立させた場合、第1のコネクタ21は、電子製品(例えば携帯電話)が差し込まれて電気的に接続されるように、コンセント本体1の縁部から突出することができる。
【0020】
<第5の実施例>
図7に示すように、コンセント本体1には搭載板17が枢支されてもよい。この場合、コンセント本体1には第1の枢支部17aが設けられており、搭載板17の一側には第2の枢支部17bが設けられている。第1の枢支部17a及び第2の枢支部17bが相互に枢支されることで、搭載板17が転倒可能にコンセント本体1に接続される。搭載板17を水平(又は傾斜)位置まで下向きに転倒させた場合、電子製品を設置することができる。搭載板17を使用しない場合は、搭載板17を上向きに転倒させて、コンセント本体1の前側に畳み込むこともできる。搭載板17の縁部には、搭載板17を上向きに転倒させた場合に搭載板17をコンセント本体1上に係止固定することができるように、係止部17cが設けられてもよい。
【0021】
<第6の実施例>
図8に示すように、コンセント本体1には搭載板17が枢支されてもよい。搭載板17を傾斜位置まで下向きに転倒させた場合、電子製品を設置することができる。搭載板17を上向きに転倒させて、コンセント本体1の前側に畳み込むこともできる。コネクタモジュール2は、複数設けられてもよい。即ち、コンセント本体1の前側及び頂部のそれぞれに挿入溝12が設けられることで、これらコネクタモジュール2は、対応する挿入溝12に挿設されると共に、第2のコネクタ22を介してコンセント本体1の対応するコネクタ(図示せず)に電気的に接続される。これらコネクタモジュール2の第1のコネクタ21は、電子製品を挿入接続することができるように、コンセント本体1の前側及び頂部から突出することができる。
【0022】
コンセント本体1上(頂部)における挿入溝12の両側には、収容溝19が接続されている。コネクタモジュール2を使用せずに挿入溝12から抜き取った場合は、コネクタモジュール2を保管しやすいように、収容溝19に収容することができる。一部のコネクタモジュール2の第1のコネクタ21及び第2のコネクタ22は、コネクタモジュール2が折り畳まれて収納できる状態となるように、回転軸構造24によって枢支される。
【0023】
<第7の実施例>
図9に示すように、コンセント本体1には、収容箱18が設けられてもよい。収容箱18は前側に開口181を有する。収容箱18内には、搭載板17が移動可能に設けられている。搭載板17は、収容箱18内を前後に摺動することができる。搭載板17は、電子製品を搭載することができるように、収容箱18の開口181から選択的に引き出すことができる。コネクタモジュール2は、複数設けられてもよい。これらコネクタモジュール2は、コンセント本体1及び搭載板17に挿設される又は枢支可能に設けられることができると共に、コンセント本体1及び交換可能モジュール3等に電気的に接続されることができる。
【0024】
<第8の実施例及び第9の実施例>
図10に示すように、コンセントユニット11は、欧州(例えばドイツ)の規格に準拠している。図11に示すように、コンセントユニット11は、英国(UK)の規格に準拠している。また、本発明のコンセント本体1には、スイッチユニット5が設けられてもよい。スイッチユニット5は、コンセント本体1の回路に電気的に接続され、コンセント本体1のスイッチを制御するのに用いられる。
【0025】
<第10の実施例>
図12に示すように、交換可能モジュール3には、表示装置36が設けられている。表示装置36は、複数の発光ダイオード又は液晶ディスプレイであってもよい。表示装置36は、交換可能モジュール3に電気的に接続される。例えば、表示装置36は、コネクタユニット32に電気的に接続されることができる。これにより、電子製品がコネクタユニット32に電気的に接続されると、電子製品に伝送される電流量又は電圧の大きさ等を表示することができる。
【0026】
<第11の実施例>
図13に示すように、コンセント本体1内には、アダプタ4が設けられている。アダプタ4は、第3のコネクタ41及び第4のコネクタ42を有してもよい。第3のコネクタ41及び第4のコネクタ42は電気的に接続される。第4のコネクタ42は、接続ベース35に挿設される。コネクタモジュール2は、挿入溝12に挿設されることができると共に、第2のコネクタ22が挿設されることで第3のコネクタ41に電気的に接続される。これにより、コネクタモジュール2は、第2のコネクタ22、アダプタ4及び接続ベース35を介して、交換可能モジュール3と電気的に接続されることができる。
【0027】
上述した図11に示す壁コンセントは、壁スイッチと見做すこともできる。即ち、本発明は、コネクタモジュールを有する壁スイッチをも提供する。図11に示すコンセント本体1は、スイッチ本体でもある。スイッチ本体には、スイッチユニット5が設けられている。コネクタモジュール2は、スイッチ本体に設けられると共に、スイッチ本体に電気的に接続される。即ち、コネクタモジュール2は、スイッチ本体内部の回路に電気的に接続されることができると共に、スイッチ本体から選択的に突出する。
【0028】
また、本発明のスイッチユニット5は、設けられる数及び形式は制限されない。スイッチユニット5は、コネクタモジュールを有する壁スイッチが構成されるように、上述した各実施例のコンセント本体1(スイッチ本体)又はその他の形状、構成のスイッチ本体に設けられることも可能である。また、同様にスイッチ本体には、交換可能モジュール3を取り外し可能に収容するための収容溝13が設けられている。交換可能モジュール3は、スイッチ本体と電気的に接続される。本実施例のスイッチ本体、コネクタモジュール及び交換可能モジュールの構成については、上述した各実施例のコンセント本体1、コネクタモジュール2及び交換可能モジュール3に関する説明において開示したため、詳しい説明は省略する。
【0029】
<第12の実施例及び第13の実施例>
図14及び図15に示すように、本実施例の壁コンセントも壁スイッチと見做すことができる。コンセント本体1は、スイッチ本体でもある。スイッチ本体には、スイッチユニット5が設けられてもよい。コネクタモジュール2は、スイッチ本体に設けられると共に、スイッチ本体に電気的に接続される。スイッチ本体には、交換可能モジュール3を取り外し可能に収容するための収容溝13が設けられている。交換可能モジュール3は、スイッチ本体と電気的に接続される。
【0030】
<第14の実施例>
図16に示すように、本実施例においては更に、コンセント本体1(スイッチ本体)に蓋体6が枢支可能に設けられている。蓋体6は、コネクタモジュール2を保護するために、コネクタモジュール2の外側に選択的に被せられてもよい。
【0031】
<第15の実施例>
図17に示すように、本実施例において、コンセント本体1には搭載板17が枢支される。搭載板17を傾斜位置まで下向きに転倒させることで、搭載板17の一端部17dによってコンセント本体1の頂部における搭載部16に電子製品を設置することを補助することができる。搭載板17の端部17dによって電子製品を搭載する面積を増加することができるため、電子製品を一層安定して設置することができる。搭載板17を使用しない場合は、上向きに転倒させて、コンセント本体1の前側に畳み込むこともできる。搭載板17の端部17dには、スライドレール17eが接続されていると共に、コンセント本体1の頂部には対応する摺動溝16aが設けられている。スライドレール17eが摺動溝16aに沿って摺動することにより、安定して転倒するように搭載板17を案内することができると共に、スライドレール17eによって電子製品設置平面を構成することもできる。
【0032】
コネクタモジュール2は、コンセント本体1に移動可能に設けられる。即ち、コネクタモジュール2は、挿入溝12に摺動するように設けられ、前後に移動することができる。第3のコネクタ41がコネクタモジュール2に沿って前後に移動できるように、第3のコネクタ41と第4のコネクタ42との間は、可撓性の線材を介して電気的に接続される。コネクタモジュール2とコンセント本体1との間には弾性素子7が設けられているため、コネクタモジュール2を前方に移動させるようにコネクタモジュール2に付勢力を加えることができる。コネクタモジュール2が前方に所定位置まで移動した場合、コネクタモジュール2は挿入溝12の前端に当接するか、又は位置決め機構によって位置決めされる。コネクタモジュール2が前方に移動することによって、電子製品をコネクタモジュール2の第1のコネクタ21に挿入接続させやすくなり、壁面によって干渉されることがない。搭載板17を使用せずにコンセント本体1の前側に畳み込む場合、コネクタモジュール2は搭載板17によって押圧されることで後方に移動して元の位置に戻る。
【0033】
<第16の実施例>
図18に示すように、本実施例のコネクタモジュール2の第1のコネクタ21は、コンセント本体1の縁部(例えば頂部の縁部)の凹溝15に挿設される。凹溝15は、その長さが適度に延在されることで、コンセント本体1の左側及び右側にまで延在され、長尺状を呈する。コネクタモジュール2の第1のコネクタ21は、長尺状の凹溝15内を摺動する。これにより、コネクタモジュール2の第1のコネクタ21に、摺動調整の機能が付与される。コネクタモジュール2の第1のコネクタ21は、必要に応じて位置を調整できるようにコンセント本体1に対して移動することができることから、電子製品をコネクタモジュールに挿入接続する際に他の物品との間で干渉が生じることを回避することができると共に、電子製品側の接続用コネクタがどの位置にあっても、コネクタモジュール2の位置を調整することで電子製品をコンセント本体1と上下に対応させることができるため、重心が不安定となる問題はない。
【0034】
<第17の実施例>
図19に示すように、本実施例のコネクタモジュール2は、第2のコネクタ22及び電子装置25を有する。第2のコネクタ22及び電子装置25は電気的に接続される。コネクタモジュール2は、第2のコネクタ22を介してコンセント本体1及び交換可能モジュール3等に電気的に接続されることができる。電子装置25は、変圧器、常夜灯、無線充電器、非常灯、無線コントローラ、無線AP、無線モジュール、タイマー、漏電回路安全装置(GFCI)、ケーブル収納機器、センサ、移動体センサ、又は電池等の装置であってもよい。
【0035】
以上は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。本発明の明細書及び図面の内容に基づいて為された等価の変更は、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0036】
1 コンセント本体
11 コンセントユニット
12 挿入溝
13 収容溝
14 電気接点
15 凹溝
16 搭載部
16a 摺動溝
17 搭載板
17a 第1の枢支部
17b 第2の枢支部
17c 係止部
17d 端部
17e スライドレール
18 収容箱
181 開口
19 収容溝
2 コネクタモジュール
21 第1のコネクタ
22 第2のコネクタ
23 接続ケーブル
24 回転軸構造
25 電子装置
3 交換可能モジュール
31 モジュール本体
32 コネクタユニット
33 電気接点
34 電子装置
35 接続ベース
36 表示装置
4 アダプタ
41 第3のコネクタ
42 第4のコネクタ
5 スイッチユニット
6 蓋体
7 弾性素子
9 電子製品
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19