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特開2015-207054コンテンツ管理システムおよびコンテンツ管理システムの制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-207054(P2015-207054A)
(43)【公開日】2015年11月19日
(54)【発明の名称】コンテンツ管理システムおよびコンテンツ管理システムの制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/10 20130101AFI20151023BHJP
   G11B 20/10 20060101ALI20151023BHJP
   G11B 27/34 20060101ALI20151023BHJP
   G11B 27/00 20060101ALI20151023BHJP
   H04N 5/91 20060101ALI20151023BHJP
   H04N 5/765 20060101ALI20151023BHJP
【FI】
   G06F21/22 110K
   G11B20/10 H
   G11B20/10 F
   G11B20/10 301A
   G11B20/10 D
   G11B27/34 S
   G11B27/00 D
   H04N5/91 P
   H04N5/91 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2014-85606(P2014-85606)
(22)【出願日】2014年4月17日
(71)【出願人】
【識別番号】000201113
【氏名又は名称】船井電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 博一
(72)【発明者】
【氏名】藤田 浩二
【テーマコード(参考)】
5C053
5D044
5D077
5D110
【Fターム(参考)】
5C053FA13
5C053FA15
5C053FA23
5C053FA24
5C053FA27
5C053JA22
5C053LA14
5D044AB05
5D044AB07
5D044BC01
5D044BC02
5D044CC05
5D044CC06
5D044CC09
5D044DE23
5D044DE49
5D044DE50
5D044GK12
5D044HL08
5D044HL11
5D077AA22
5D077AA23
5D077HC12
5D110AA13
5D110AA14
5D110AA27
5D110AA29
5D110BB22
5D110CA21
5D110CA32
5D110CB04
5D110DA06
5D110DA08
5D110DA14
5D110DE04
5D110DE08
5D110FA08
(57)【要約】
【課題】リッピング処理の制限回数に達した記憶媒体を譲渡されたユーザが所有するコンテンツ再生装置によりリッピング処理を行うことが可能なコンテンツ管理システムおよびコンテンツ管理システムの制御方法を提供する。
【解決手段】このコンテンツ管理システム100は、ブルーレイディスク4からリッピング処理を行うBDレコーダ1と、著作権管理サーバ2とを備え、著作権管理サーバ2の制御部22は、BDレコーダ1から取得したディスクID42とレコーダID43との組み合わせが、記憶部22に記憶されている組み合わせと一致しない場合、または、記憶部22に記憶されているディスクID42に組み合わせられているレコーダIDの数が所定の複数の許容数に達している場合に、ブルーレイディスク4に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体からコンテンツを読み出すとともに、読み出した前記コンテンツを装置側記憶部または外部記憶部に記憶するリッピング処理を行う装置側制御部を含むコンテンツ再生装置と、
個々の前記記憶媒体に対して行われた前記リッピング処理のリッピング制限回数を、個々の前記記憶媒体に固有の媒体識別情報と、前記リッピング処理を行った前記コンテンツ再生装置に固有の装置識別情報との組み合わせとともに記憶するサーバ側記憶部と、サーバ側制御部とを含む、管理サーバとを備え、
前記装置側制御部は、前記リッピング処理時または初めての再生開始時に、前記記憶媒体から前記媒体識別情報を読み出すとともに、前記媒体識別情報と前記装置識別情報とを組み合わせて、前記管理サーバに送信する情報送信制御を行うように構成されており、
前記サーバ側制御部は、前記コンテンツ再生装置から取得した前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせが、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、または、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報に組み合わせられている前記装置識別情報の数が所定の複数の許容数に達している場合に、前記記憶媒体に対する前記リッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成されている、コンテンツ管理システム。
【請求項2】
前記サーバ側制御部は、前記コンテンツ再生装置から取得した前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせが、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、または、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報に組み合わせられている前記装置識別情報の数が所定の複数の許容数に達している場合に、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせを解除して、前記コンテンツ再生装置から取得した前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせを設定するとともに、前記記憶媒体に対する前記リッピング制限回数をリセットする前記リセット可否判断制御を行うように構成されている、請求項1に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項3】
前記装置側制御部は、前記リッピング処理および前記リセット可否判断制御を行った後、前記コンテンツの再生を行う毎に、前記媒体識別情報と前記装置識別情報とを組み合わせて、前記管理サーバに送信するように構成されており、
前記サーバ側制御部は、前記コンテンツの再生を行う毎に、取得した前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせが、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、または、取得した前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせが、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせに含まれていない場合に、前記コンテンツの再生の開始を禁止することを示す再生禁止通知信号を、前記コンテンツ再生装置に送信する制御を行うように構成されている、請求項1または2に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項4】
前記装置側制御部は、前記管理サーバから、前記再生禁止通知信号を取得した場合に、前記装置側記憶部に記憶されている前記コンテンツを削除する制御を行うように構成されている、請求項3に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項5】
前記コンテンツ再生装置は、前記装置側記憶部に格納されている前記コンテンツの一覧を出力可能な出力部をさらに含み、
前記装置側制御部は、前記管理サーバから、前記再生禁止通知信号を取得した場合に、再生の開始を禁止された前記コンテンツを削除した状態で前記コンテンツの一覧を前記出力部に出力させる制御を行うように構成されている、請求項3に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項6】
前記装置側制御部は、前記リッピング処理時には前記情報送信制御を行わずに、前記リッピング処理を行った後、前記コンテンツの再生を初めて開始する際に、前記媒体識別情報と前記装置識別情報とを組み合わせて、前記管理サーバに送信する前記情報送信制御を行うように構成されており、
前記サーバ側制御部は、前記媒体識別情報と前記装置識別情報とを取得して、前記リセット可否判断制御を行うように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項7】
前記装置側制御部は、ユーザの操作に基づいて、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせを解除するための解除要求信号を、前記管理サーバに送信する制御を行うように構成されており、
前記サーバ側制御部は、取得した前記解除要求信号に応じて、前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせを解除する制御を行うように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項8】
前記装置側制御部は、前記情報送信制御を行う際に、前記媒体識別情報と前記装置識別情報とに加えて、前記管理サーバに送信する前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせと、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせとの比較結果を要求するための比較結果要求信号を、前記管理サーバに送信する制御を行うように構成されており、
前記サーバ側制御部は、前記比較結果要求信号を取得して、前記比較結果を、前記コンテンツ再生装置に送信する制御を行うように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項9】
前記サーバ側制御部は、1つの前記媒体識別情報に対して、複数の前記装置識別情報を組み合わせるように設定することが可能に構成されているとともに、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報に組み合わせられている前記装置識別情報の数が所定の複数の許容数を超えた場合に、前記記憶媒体に対する前記リッピング制限回数をリセットする前記リセット可否判断制御を行うように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項10】
コンテンツ再生装置により、記憶媒体からコンテンツを読み出すとともに、読み出した前記コンテンツを装置側記憶部または外部記憶部に記憶するリッピング処理を行うステップと、
前記記憶媒体から個々の前記記憶媒体に固有の媒体識別情報を読み出すとともに、前記リッピング処理時または初めての再生開始時に、前記媒体識別情報と前記コンテンツ再生装置に固有の装置識別情報との組み合わせを、前記コンテンツ再生装置から、サーバ側記憶部を含む管理サーバに送信するステップと、
前記コンテンツ再生装置から取得した前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせが、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報と前記装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、または、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記媒体識別情報に組み合わせられている前記装置識別情報の数が所定の複数の許容数に達している場合に、前記管理サーバのサーバ側制御部により、前記記憶媒体に対する前記リッピング制限回数をリセットするステップとを備える、コンテンツ管理システムの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンテンツ管理システムおよびコンテンツ管理システムの制御方法に関し、特に、記憶媒体からコンテンツを読み出すとともに、読み出したコンテンツを記憶部に記憶するリッピング処理を行う装置側制御部を備えたコンテンツ管理システムおよびコンテンツ管理システムの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、記憶媒体からコンテンツを読み出すとともに、読み出したコンテンツを記憶部に記憶するリッピング処理を行う装置側制御部を備えたコンテンツ管理システムおよびコンテンツ管理システムの制御方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、記憶媒体に記憶されているコンテンツを2次記憶媒体にコピーするコピー機能を有するユーザの端末装置を備えたコピー管理システムが開示されている。このコピー管理システムは、ユーザの端末装置がコンテンツを2次記憶媒体にコピーする際に、記憶媒体に固有に付されている媒体識別情報と、ユーザの端末装置に固有に付されているデバイス識別情報とを、ユーザの端末装置から管理サーバ装置に送信するように構成されている。そして、管理サーバ装置は、媒体識別情報とデバイス識別情報とを受信して、ユーザの端末装置にコンテンツの復号化鍵を送信するように構成されている。これにより、記憶媒体の所有者であるユーザの端末装置のみにより、上記記憶媒体に記憶されているコンテンツを2次記憶媒体にコピーすることが可能になる。すなわち、記憶媒体を所有するユーザ以外のユーザの端末装置により、上記記憶媒体に記憶されているコンテンツを2次記憶媒体にコピーされることを抑制することが可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−328846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、BDA(Blu−ray(登録商標) Disc Association)などにより新たなブルーレイディスク(BD)の規格が策定中である。この新たなBDの規格には、記憶媒体に記憶されているコンテンツを2次記憶媒体(記憶部または外部記憶部)に記憶する(リッピング処理する)回数に制限回数を設けるとともに、記憶媒体が他のユーザに譲渡された場合でもリッピング処理することを許す著作権管理方法(たとえば、BD Bridge)が含まれる予定である。
【0006】
しかしながら、上記特許文献1のコピー管理システムを、上記BD Bridgeなどの規格に対応させた場合には、記憶媒体を譲渡された他のユーザは、他のユーザ自身の端末装置(コンテンツ再生装置)では、リッピング処理ができないという問題点がある。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、記憶媒体を譲渡されたユーザが所有するコンテンツ再生装置によりリッピング処理を行うことが可能なコンテンツ管理システムおよびコンテンツ管理システムの制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面によるコンテンツ管理システムは、記憶媒体からコンテンツを読み出すとともに、読み出したコンテンツを装置側記憶部または外部記憶部に記憶するリッピング処理を行う装置側制御部を含むコンテンツ再生装置と、個々の記憶媒体に対して行われたリッピング処理のリッピング制限回数を、個々の記憶媒体に固有の媒体識別情報と、リッピング処理を行ったコンテンツ再生装置に固有の装置識別情報との組み合わせとともに記憶するサーバ側記憶部と、サーバ側制御部とを含む、管理サーバとを備え、装置側制御部は、リッピング処理時または初めての再生開始時に、記憶媒体から媒体識別情報を読み出すとともに、媒体識別情報と装置識別情報とを組み合わせて、管理サーバに送信する情報送信制御を行うように構成されており、サーバ側制御部は、コンテンツ再生装置から取得した媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせが、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、または、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報に組み合わせられている装置識別情報の数が所定の複数の許容数に達している場合に、記憶媒体に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成されている。
【0009】
この発明の第1の局面によるコンテンツ管理システムでは、上記のように、サーバ側制御部を、コンテンツ再生装置から取得した媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせが、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、記憶媒体に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成する。または、サーバ側制御部を、コンテンツ再生装置から媒体識別情報と装置識別情報とを取得した際に、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報に組み合わせられている装置識別情報の数が所定の複数の許容数に達している場合に、記憶媒体に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成する。これにより、コンテンツ再生装置を所有するユーザから、他のコンテンツ再生装置を所有する他のユーザに記憶媒体が譲渡された場合でも、他のユーザは、コンテンツ再生装置にリッピング処理させることができる。その結果、記憶媒体を譲渡されたユーザが所有するコンテンツ再生装置によりリッピング処理を行うことができる。
【0010】
上記第1の局面によるコンテンツ管理システムにおいて、好ましくは、サーバ側制御部は、コンテンツ再生装置から取得した媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせが、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、または、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報に組み合わせられている装置識別情報の数が所定の複数の許容数に達している場合に、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせを解除して、コンテンツ再生装置から取得した媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせを設定するとともに、記憶媒体に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成されている。このように構成すれば、記憶媒体を所有するユーザが代わった場合に、新たなユーザはリッピング処理を制限回数の初期の回数分行うことができる。
【0011】
上記第1の局面によるコンテンツ管理システムにおいて、好ましくは、装置側制御部は、リッピング処理およびリセット可否判断制御を行った後、コンテンツの再生を行う毎に、媒体識別情報と装置識別情報とを組み合わせて、管理サーバに送信するように構成されており、サーバ側制御部は、コンテンツの再生を行う毎に、取得した媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせが、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、または、取得した媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせが、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせに含まれていない場合に、コンテンツの再生の開始を禁止することを示す再生禁止通知信号を、コンテンツ再生装置に送信する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせに対応するコンテンツ再生装置以外によりコンテンツが再生されることを抑制することができる。その結果、許容数以上のコンテンツ再生装置が上記コンテンツを再生することが可能な状態となるのを抑制することができる。
【0012】
この場合、好ましくは、装置側制御部は、管理サーバから、再生禁止通知信号を取得した場合に、装置側記憶部に記憶されているコンテンツを削除する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせに対応するコンテンツ再生装置以外のコンテンツ再生装置により、コンテンツが再生されるのを確実に抑制することができる。
【0013】
上記再生禁止通知信号をコンテンツ再生装置に送信する制御を行う管理サーバを備えるコンテンツ管理システムにおいて、好ましくは、コンテンツ再生装置は、装置側記憶部に格納されているコンテンツの一覧を出力可能な出力部をさらに含み、装置側制御部は、管理サーバから、再生禁止通知信号を取得した場合に、再生の開始を禁止されたコンテンツを削除した状態でコンテンツの一覧を出力部に出力させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、再生可能なコンテンツを容易にユーザに視認させることができる。
【0014】
上記第1の局面によるコンテンツ管理システムにおいて、好ましくは、装置側制御部は、リッピング処理時には情報送信制御を行わずに、リッピング処理を行った後、コンテンツの再生を初めて開始する際に、媒体識別情報と装置識別情報とを組み合わせて、管理サーバに送信する情報送信制御を行うように構成されており、サーバ側制御部は、媒体識別情報と装置識別情報とを取得して、リセット可否判断制御を行うように構成されている。このように構成すれば、リッピング処理時には情報送信制御が行われないので、情報送信制御が行われない分、リッピング処理の際に要する時間を短縮することができる。
【0015】
上記第1の局面によるコンテンツ管理システムにおいて、好ましくは、装置側制御部は、ユーザの操作に基づいて、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせを解除するための解除要求信号を、管理サーバに送信する制御を行うように構成されており、サーバ側制御部は、取得した解除要求信号に応じて、媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせを解除する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ユーザの必要性に応じて、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせを解除することができる。
【0016】
上記第1の局面によるコンテンツ管理システムにおいて、好ましくは、装置側制御部は、情報送信制御を行う際に、媒体識別情報と装置識別情報とに加えて、管理サーバに送信する媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせと、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせとの比較結果を要求するための比較結果要求信号を、管理サーバに送信する制御を行うように構成されており、サーバ側制御部は、比較結果要求信号を取得して、比較結果を、コンテンツ再生装置に送信する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ユーザの所有する媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせがサーバ側記憶部に記憶されているか否かを、コンテンツ再生装置側において容易に確認することができる。
【0017】
上記第1の局面によるコンテンツ管理システムにおいて、好ましくは、サーバ側制御部は、1つの媒体識別情報に対して、複数の装置識別情報を組み合わせるように設定することが可能に構成されているとともに、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報に組み合わせられている装置識別情報の数が所定の複数の許容数を超えた場合に、記憶媒体に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成されている。このように構成すれば、複数のコンテンツ再生装置をユーザが所有する場合でも、許容数以下の複数のコンテンツ再生装置において、リッピング処理を行うことができるとともに、許容数以下の複数のコンテンツ再生装置のうちのいずれでもコンテンツを再生することができる。また、記憶媒体が他のユーザに譲渡されてサーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報に組み合わせられている装置識別情報の数が所定の複数の許容数を超えた場合でも、他のユーザは、リッピング処理およびコンテンツの再生を行うことができる。
【0018】
この発明の第2の局面によるコンテンツ管理システムの制御方法は、コンテンツ再生装置により、記憶媒体からコンテンツを読み出すとともに、読み出したコンテンツを装置側記憶部または外部記憶部に記憶するリッピング処理を行うステップと、記憶媒体から個々の記憶媒体に固有の媒体識別情報を読み出すとともに、リッピング処理時または初めての再生開始時に、媒体識別情報とコンテンツ再生装置に固有の装置識別情報との組み合わせを、コンテンツ再生装置から、サーバ側記憶部を含む管理サーバに送信するステップと、コンテンツ再生装置から取得した媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせが、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、または、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報に組み合わせられている装置識別情報の数が所定の複数の許容数に達している場合に、管理サーバのサーバ側制御部により、記憶媒体に対するリッピング制限回数をリセットするステップとを備える。
【0019】
この発明の第2の局面によるコンテンツ管理システムの制御方法は、上記のように、コンテンツ再生装置から取得した媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせが、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報と装置識別情報との組み合わせと一致しない場合、管理サーバのサーバ側制御部により、記憶媒体に対するリッピング制限回数をリセットするステップを備える。または、サーバ側記憶部に記憶されている媒体識別情報に組み合わせられている装置識別情報の数が所定の複数の許容数に達している場合に、管理サーバのサーバ側制御部により、記憶媒体に対するリッピング制限回数をリセットするステップを備える。これにより、第2の局面によるコンテンツ管理システムの制御方法においても、リッピング処理の制限回数に達した記憶媒体を譲渡されたユーザが、コンテンツ再生装置によりリッピング処理することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、上記のように、リッピング処理の制限回数に達した記憶媒体を譲渡されたユーザが所有するコンテンツ再生装置によりリッピング処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の第1実施形態によるコンテンツ管理システムの全体構成を示したブロック図である。
図2】本発明の第1実施形態によるコンテンツの一覧を説明するための図である。
図3】本発明の第1実施形態による再生を禁止されたコンテンツが削除された状態のコンテンツの一覧を説明するための図である。
図4】本発明の第1実施形態によるリッピング処理およびリッピング制限処理を説明するためのフローチャートである。
図5】本発明の第1実施形態によるコンテンツの再生制御処理を説明するためのフローチャートである。
図6】本発明の第1実施形態によるリセット可否判断の制御処理を説明するためのフローチャートである。
図7】本発明の第1実施形態による再生可否判断の制御処理を説明するためのフローチャートである。
図8】本発明の第2実施形態によるリッピング処理およびコンテンツの再生制御処理を説明するためのフローチャートである。
図9】本発明の第2実施形態によるリセット可否判断の制御処理を説明するためのフローチャートである。
図10】本発明の第3実施形態によるリッピング処理回数の管理およびペアリング解除処理を説明するためのフローチャートである。
図11】本発明の第3実施形態によるコンテンツの再生制御処理を説明するためのフローチャートである。
図12】本発明の第3実施形態による再生可否判断の制御処理を説明するためのフローチャートである。
図13】本発明の第4実施形態によるリッピング処理を実行するか否かを問い合わせる表示を説明するための図である。
図14】本発明の第4実施形態によるペアリングの比較制御処理を説明するためのフローチャートである。
図15】本発明の第5実施形態によるリセット可否判断の制御処理を説明するためのフローチャートである。
図16】本発明の第6実施形態によるペアリングを選択するための表示を説明するための図である。
図17】本発明の第6実施形態によるペアリングの選択制御処理を説明するためのフローチャートである。
図18】本発明の第7実施形態によるコンテンツの再生制御処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
(第1実施形態)
図1図3を参照して、本発明の第1実施形態によるコンテンツ管理システム100の構成について説明する。
【0024】
本発明の第1実施形態によるコンテンツ管理システム100には、図1に示すように、ブルーレイディスク(BD)レコーダ1が設けられている。BDレコーダ1は、ブルーレイディスク4を内部に挿入可能に構成されている。また、BDレコーダ1は、外部のメモリ5と接続可能に構成されている。なお、BDレコーダ1は、本発明の「コンテンツ再生装置」の一例である。また、ブルーレイディスク4は、本発明の「記憶媒体」の一例である。また、メモリ5は、本発明の「外部記憶部」の一例である。
【0025】
また、コンテンツ管理システム100には、BDレコーダ1aが設けられている。BDレコーダ1aは、BDレコーダ1と同様の構成を有する。なお、BDレコーダ1aには、後述するレコーダID43aが記憶されている。
【0026】
また、コンテンツ管理システム100には、著作権管理サーバ2が設けられている。著作権管理サーバ2は、インターネット6を介してBDレコーダ1およびBDレコーダ1aと通信可能に構成されている。また、著作権管理サーバ2は、本発明の「管理サーバ」の一例である。
【0027】
また、コンテンツ管理システム100には、テレビジョン装置3が設けられている。テレビジョン装置3は、BDレコーダ1とケーブルを介して接続されている。
【0028】
そして、ブルーレイディスク4は、映像および音声などからなるコンテンツ41と、固有のディスクID(Identity)42とが予め記憶されている。また、同じコンテンツ41を含むブルーレイディスク4であっても、個々に別々のディスクID42が設けられている。たとえば、ディスクID42は、ブルーレイディスク4のバーストカッティングエリアなどに設けられている。なお、ディスクID42は、本発明の「媒体識別情報」の一例である。
【0029】
また、メモリ5は、不揮発性メモリからなり、BDレコーダ1のUSB(Universal Serial Bus)接続部14に接続可能に構成されている。そして、メモリ5は、USB接続部14を介して、BDレコーダ1と、データ(たとえば、コンテンツ41など)の送受信することが可能に構成されている。そして、メモリ5は、受信したデータを内部に記憶可能に構成されている。
【0030】
そして、図1に示すように、BDレコーダ1には、制御部11が設けられている。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を含む。また、制御部11は、BDレコーダ1の各部に制御信号を伝達することによって、BDレコーダ1全体を制御するように構成されている。そして、制御部11は、ブルーレイディスク4から後述するBDドライブ13によりコンテンツ41を読み出すとともに、読み出したコンテンツ41をハードディスクドライブ15またはメモリ5に記憶するリッピング処理を行うように構成されている。なお、制御部11は、本発明の「装置側制御部」の一例である。
【0031】
また、BDレコーダ1には、通信部12が設けられている。通信部12は、インターネット6と通信可能に構成されており、インターネット6を介して、著作権管理サーバ2と接続可能に構成されている。
【0032】
また、BDレコーダ1には、BDドライブ13が設けられている。BDドライブ13は、ブルーレイディスク4をBDレコーダ1の内部に取り込み可能に構成されている。また、BDドライブ13は、青紫色半導体レーザ(図示せず)などを含み、制御部11の指令に基づいて、ブルーレイディスク4に格納されたコンテンツ41およびディスクID42を読み出し可能に構成されている。
【0033】
また、BDレコーダ1には、USB接続部14が設けられている。USB接続部14は、USB規格に基づいた端子を含み、メモリ5と接続可能に構成されている。そして、BDレコーダ1は、USB接続部14を介して、コンテンツ41などのデータをメモリ5に送受信するように構成されている。
【0034】
また、BDレコーダ1には、ハードディスクドライブ15が設けられている。ここで、第1実施形態では、ハードディスクドライブ15は、BDレコーダ1に固有のレコーダID43およびコンテンツの一覧44(図2参照)が予め記憶されている。そして、ハードディスクドライブ15は、BDドライブ13によりブルーレイディスク4から読み出したコンテンツ41を、制御部11の指令に基づいて、ハードディスクドライブ15の内部に記憶するように構成されている。なお、ハードディスクドライブ15は、本発明の「装置側記憶部」の一例である。また、レコーダID43は、本発明の「装置識別情報」の一例である。
【0035】
また、ハードディスクドライブ15は、制御部11の指令に基づいて、ブルーレイディスク4から読み出したディスクID42をコンテンツID45として、ハードディスクドライブ15の内部に記憶するように構成されている。ディスクID42とコンテンツID45は、同一の情報により構成されている。そして、制御部11は、コンテンツの一覧44の内容にコンテンツ41の内容を追加して、ハードディスクドライブ15に記憶する(更新する)制御を行うように構成されている。また、ハードディスクドライブ15は、制御部11の指令に基づいて、記憶されているコンテンツ41などを読み出し可能に構成されている。
【0036】
ここで、第1実施形態では、BDレコーダ1には、OSD(On−Screen Display)部16が設けられている。OSD部16は、図2に示すように、制御部11の指令に基づいて、ハードディスクドライブ15に記憶されているコンテンツの一覧44を出力可能に構成されている。そして、OSD部16は、接続部17を介して、コンテンツの一覧44を、テレビジョン装置3に伝達するように構成されている。OSD部16は、本発明の「出力部」の一例である。
【0037】
そして、制御部11は、図3に示すように、著作権管理サーバ2から、後述する再生禁止通知信号を取得した場合に、再生の開始を禁止されたコンテンツを削除した状態でコンテンツの一覧44(図3参照)を、OSD部16に出力させる制御を行うように構成されている。たとえば、コンテンツの一覧44には、「番組A」〜「番組D」が含まれており、「番組D」(図2の符号A)がコンテンツ41に対応する場合には、図3に示すように、「番組D」の情報が表示されないように構成されている。
【0038】
また、BDレコーダ1には、接続部17が設けられている。接続部17は、ケーブルを介して、テレビジョン装置3と接続可能に構成されている。そして、接続部17は、コンテンツ41の映像音声信号およびOSD部16から出力された画像などを、BDレコーダ1からテレビジョン装置3に伝達するように構成されている。
【0039】
また、BDレコーダ1には、操作受信部18が設けられている。操作受信部18は、受光素子等を含む。そして、受光素子は、後述するリモコン19から発光された赤外光を受光して、ユーザの操作情報を取得するように構成されている。そして、操作受信部18は、取得したユーザの操作情報を制御部11に伝送するように構成されている。
【0040】
また、BDレコーダ1には、リモコン19が設けられている。リモコン19は、ユーザの操作を受け付けるように構成されている。リモコン19は、発光素子等を含み、受け付けたユーザの操作情報を、発光素子から赤外光を用いて、操作受信部18に送信するように構成されている。
【0041】
また、図1に示すように、著作権管理サーバ2には、制御部21が設けられている。制御部21は、CPUなどを含み、著作権管理サーバ2の各部に制御信号を伝達することによって著作権管理サーバ2の全体を制御するように構成されている。制御部21は、本発明の「サーバ側制御部」の一例である。
【0042】
また、著作権管理サーバ2には、記憶部22が設けられている。記憶部22は、市場に販売されているブルーレイディスク(ブルーレイディスク4を含む)の各々のディスクID(ディスクID42を含む)が予め格納されている。また、記憶部22は、各々のディスクIDに組み合わせられている(ペアリングされている)レコーダIDがある場合には、レコーダIDが格納されている。たとえば、記憶部22は、ディスクID42にブルーレイディスク4のレコーダID43がペアリングされている場合には、ディスクID42とレコーダID43とを組み合わせて(ペアリングさせて)記憶するように構成されている。また、記憶部22には、各々のディスクID(ブルーレイディスク4)に対応したリッピング制限回数が格納されている。たとえば、リッピング制限回数の初期の回数は、10回と設定されており、著作権管理サーバ2の制御部21は、BDレコーダ1によりリッピング処理されるごとに1回分減らす制御を行うように構成されている。また、記憶部22は、本発明の「サーバ側記憶部」の一例である。
【0043】
また、著作権管理サーバ2には、通信部23が設けられている。通信部23は、インターネット6と通信可能に構成されている。そして、通信部23は、インターネット6を介して、BDレコーダ1およびBDレコーダ1aなどとデータを送受信可能に構成されている。
【0044】
また、図1に示すように、テレビジョン装置3には、制御部31が設けられている。制御部31は、CPUなどを含み、テレビジョン装置3の各部に制御信号を伝達することによってテレビジョン装置3の全体を制御するように構成されている。
【0045】
また、テレビジョン装置3には、接続部32が設けられている。接続部32は、BDレコーダ1とケーブルを介して接続可能に構成されている。そして、接続部32は、映像音声および画像データ(コンテンツ41およびコンテンツの一覧44など)を受信可能に構成されている。
【0046】
また、テレビジョン装置3には、表示部33が設けられている。上記したように、表示部33は、接続部32を介して、受信したコンテンツ41およびコンテンツの一覧44(図2および図3参照)を、制御部31の指令に基づいて、表示するように構成されている。
【0047】
次に、図4を参照して、第1実施形態によるコンテンツ管理システム100のリッピング処理およびリッピング制限処理フローについて説明する。BDレコーダ1における処理は、制御部11により行われる。また、著作権管理サーバ2における処理は、制御部21により行われる。
【0048】
まず、第1実施形態では、リッピング処理時に、ブルーレイディスク4からディスクID42を読み出すとともに、ディスクID42とレコーダID43とを組み合わせて、著作権管理サーバ2に送信する情報送信制御を行う。
【0049】
図4に示すように、BDレコーダ1では、ステップS1において、ブルーレイディスク4からコンテンツ41およびディスクID42が読み出される。そして、ハードディスクドライブ15またはメモリ5に、コンテンツ41が記憶される。その後、ステップS2に進む。
【0050】
そして、ステップS2において、記憶が完了したか否かが判断される。すなわち、ステップS1の処理が終了したか否かが判断される。記憶が完了するまでこの判断は繰り返され、記憶が完了した場合に、ステップS3に進む。
【0051】
そして、ステップS3において、ディスクID42とレコーダID43とが著作権管理サーバ2に送信される。その後、ステップS4に進む。そして、ステップS4において、ディスクID42がコンテンツID45として記憶される。その後、ステップS5に進む。
【0052】
そして、ステップS5において、リッピング処理が禁止されたか否かが判断される。すなわち、後述するステップS20において著作権管理サーバ2からリッピング処理を禁止する信号を取得したか否かが判断される。リッピング処理を禁止する信号が取得した場合には、ステップS6に進み、リッピング処理を禁止する信号が取得されない場合には、BDレコーダ1におけるリッピング処理およびリッピング制限処理が終了される。
【0053】
一方、著作権管理サーバ2では、ステップS20において、後述するリセット可否判断制御処理(図6参照)が行われる。その後、著作権管理サーバ2におけるリッピング処理およびリッピング制限処理フローは終了される。
【0054】
次に、図5を参照して、第1実施形態によるコンテンツ管理システム100のコンテンツ再生制御処理フローについて説明する。BDレコーダ1における処理は、制御部11により行われる。また、著作権管理サーバ2における処理は、制御部21により行われる。ここで、第1実施形態では、コンテンツ管理システム100のコンテンツ再生制御処理フロー(図5参照)は、リッピング処理およびリッピング制限処理フロー(図4参照)の後に実行される。
【0055】
まず、図5に示すように、ステップS7において、ユーザの操作に基づいて、コンテンツ41の再生の開始の操作が実行されたか否かが判断される。コンテンツ41の再生の開始の操作が実行されるまでこの判断は繰り返され、コンテンツ41の再生の開始の操作が実行された場合に、ステップS8に進む。
【0056】
ここで、第1実施形態では、コンテンツ41の再生が行われる毎に、コンテンツID45(ディスクID42と同一の内容)とレコーダID43とが組み合わされて、BDレコーダ1から著作権管理サーバ2に送信される。具体的には、ステップS8において、コンテンツID45と、レコーダID43と、著作権管理サーバ2にコンテンツ41の再生開始の可否判断を要求するための再生開始要求信号とがBDレコーダ1から著作権管理サーバ2に送信される。その後、ステップS9に進む。
【0057】
そして、ステップS9において、著作権管理サーバ2からの後述する再生開始可否信号の取得が行われ、再生開始可否信号に基づいて、コンテンツ41の再生が許可されたか否かが判断される。コンテンツ41の再生を許可する再生開始可否信号を取得した場合には、ステップS10に進み、コンテンツ41の再生を禁止する再生開始可否信号(再生禁止通知信号)を取得した場合には、ステップS11に進む。なお、コンテンツ41の再生を禁止する再生開始可否信号は、本発明の「再生禁止通知信号」の一例である。
【0058】
そして、ステップS10において、コンテンツ41の再生が開始される。具体的には、ハードディスクドライブ15からコンテンツ41が読み出されるとともに、接続部18を介して、テレビジョン装置3にコンテンツ41が伝達される。そして、テレビジョン装置3により、伝達されたコンテンツ41の映像音声が、表示部33に表示される。その後、BDレコーダ1におけるコンテンツ再生制御処理フローは終了される。
【0059】
また、第1実施形態では、著作権管理サーバ2から、後述するコンテンツ41の再生を禁止する再生開始可否信号を取得した場合に、再生の開始を禁止されたコンテンツ41を削除した状態でコンテンツの一覧44(図3参照)をOSD部16から出力が行われる。
【0060】
そして、ステップS9においてコンテンツ41の再生が禁止された場合に進むステップS11において、コンテンツの一覧44からコンテンツ41の内容が削除される。
【0061】
一方、著作権管理サーバ2では、ステップS30おいて、再生可否判断制御処理および再生開始可否信号の送信(図7参照)が行われる。その後、著作権管理サーバ2におけるコンテンツ再生制御処理フローは終了される。
【0062】
次に、図6を参照して、第1実施形態によるコンテンツ管理システム100のリセット可否判断制御処理フローについて説明する。著作権管理サーバ2における処理は、制御部21により行われる。
【0063】
ここで、第1実施形態における著作権管理サーバ2では、BDレコーダ1から取得したディスクID42とレコーダID43との組み合わせが、記憶部22に記憶されているディスクID42とレコーダIDとの組み合わせと一致しない場合に、ディスクID42に対するリッピング制限回数がリセットされる。すなわち、BDレコーダ1から取得したレコーダID43が、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDと一致しない場合に、ディスクID42に対するリッピング制限回数がリセットされる。以下、具体的に説明する。
【0064】
まず、図6に示すように、著作権管理サーバ2では、ステップS21において、ディスクID42およびレコーダID43の取得が行われる。すなわち、上記したステップS3において、BDレコーダ1から送信されたディスクID42およびレコーダID43の取得が、インターネット6を介して行われる。その後、ステップS22に進む。
【0065】
そして、ステップS22において、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDがあるか否かが判断される。そして、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDがある場合には、ステップS23に進む。また、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDがない場合には、ステップS26に進む。たとえば、ブルーレイディスク4が、いずれのBDレコーダにおいてもリッピング処理されていない場合(新品の場合)には、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDは存在しない。この場合、ステップS26に進む。
【0066】
そして、ステップS23において、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDが、ステップS21において取得したレコーダID43と一致するか否かが判断される。レコーダID43と一致する場合には、ステップS24に進む。たとえば、現在実行中のリセット可否判断制御処理が行われる以前に、著作権管理サーバ2がBDレコーダ1からディスクID42およびレコーダID43の情報を取得して、ディスクID42に対して、レコーダID43をペアリングする制御を行った場合には、ステップS24に進む。
【0067】
また、ステップS23において、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDが、レコーダID43と一致しない場合には、ステップS27に進む。たとえば、現在実行中のリセット可否判断制御処理が行われる以前に、BDレコーダ1aを所有する他のユーザが、ブルーレイディスク4(ディスクID42)に対してリッピング処理を行った場合には、ディスクID42にBDレコーダ1aのレコーダID43aがペアリングされている。この場合、ディスクID42にペアリングされているレコーダID43aと、取得したレコーダID43とは、一致しないので、ステップS27に進む。
【0068】
そして、ステップS24において、ディスクID42のリッピング制限回数が1回以上か否かが判断される。リッピング制限回数が1回以上の場合には、ステップS25に進み、リッピング制限回数が1回以上でない(0回の)場合には、ステップS28に進む。
【0069】
そして、ステップS25において、ディスクID42のリッピング制限回数が1回分減らされる。すなわち、ステップS24以前のディスクID42のリッピング制限回数が10回の場合には、9回に変更される。その後、著作権管理サーバ2におけるリセット可否判断制御処理が終了される。
【0070】
また、ステップS22においてディスクID42にペアリングされているレコーダIDがない場合に進むステップS26において、ディスクID42にBDレコーダ1から取得したレコーダID43をペアリングする。その後、ステップS24に進む。
【0071】
ここで、第1実施形態では、BDレコーダ1から取得したレコーダID43が、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDと一致しない場合には、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDが解除されるとともに、BDレコーダ1から取得したレコーダID43がディスクID42にペアリングされる。
【0072】
具体的には、ステップS23においてレコーダID43と一致しない場合に進むステップS27において、ディスクID42のリッピング制限回数がリセットされる。たとえば、ディスクID42のリッピング制限回数が0回であった場合には、10回に戻される。そして、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDが解除される。そして、ディスクID42に、BDレコーダ1のレコーダID43がペアリングされる。その後、ステップS24に進む。
【0073】
そして、ステップS24においてリッピング制限回数が1回以上でない(0回の)場合に進むステップS28において、BDレコーダ1にリッピング処理を禁止する信号が送信される。その後、著作権管理サーバ2におけるリセット可否判断制御処理が終了される。
【0074】
次に、図7を参照して、第1実施形態によるコンテンツ管理システム100の再生可否判断制御処理フローについて説明する。著作権管理サーバ2における処理は、制御部21により行われる。
【0075】
ここで、第1実施形態では、コンテンツ41の再生を行う毎に、取得したディスクID42とレコーダID43との組み合わせが、記憶部22に記憶されているディスクID42とレコーダIDとの組み合わせと一致しない場合に、コンテンツ41の再生の開始を禁止することを示す再生禁止通知信号が、BDレコーダ1に送信される。
【0076】
具体的には、ステップS31において、著作権管理サーバ2では、ディスクID42とレコーダID43と再生開始要求信号とがBDレコーダ1から取得される。その後、ステップS32に進む。そして、ステップS32において、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDが、ステップS31において取得したレコーダID43と一致するか否かが判断される。レコーダID43と一致する場合には、ステップS33に進み、レコーダID43と一致しない場合には、ステップS34に進む。
【0077】
そして、ステップS33において、コンテンツ41の再生を許可する再生許可通知信号がBDレコーダ1に送信される。その後、著作権管理サーバ2における再生可否判断制御処理フローは終了される。
【0078】
また、ステップS32においてディスクID42にペアリングされているレコーダIDがレコーダID43と一致しない場合に進む、ステップS34において、コンテンツ41の再生を禁止する再生開始可否信号がBDレコーダ1に送信される。その後、著作権管理サーバ2における再生可否判断制御処理フローは終了される。
【0079】
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0080】
第1実施形態では、上記のように、著作権管理サーバ2の制御部21を、BDレコーダ1から取得したレコーダID43が、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDと一致しない場合には、ブルーレイディスク4(ディスクID42)に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成する。これにより、BDレコーダ1を所有するユーザから、他のBDレコーダ1aを所有する他のユーザにブルーレイディスク4が譲渡された場合でも、他のユーザは、BDレコーダ1aにリッピング処理させることができる。その結果、ブルーレイディスク4を譲渡されたユーザが所有するBDレコーダ1によりリッピング処理を行うことができる。
【0081】
また、第1実施形態では、上記のように、著作権管理サーバ2の制御部21を、BDレコーダ1から取得したレコーダID43が、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDと一致しない場合には、著作権管理サーバ2の記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDを解除して、BDレコーダ1から取得したレコーダIDをペアリングするとともに、ブルーレイディスク4に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成する。これにより、ブルーレイディスク4を所有するユーザが代わった場合に、新たなユーザはリッピング処理を制限回数分行うことができる。
【0082】
また、第1実施形態では、上記のように、BDレコーダ1の制御部11を、リッピング処理およびリッピング制限処理(図4参照)を行った後、コンテンツ41の再生を行う毎に、ディスクID42とレコーダID43とを組み合わせて、著作権管理サーバ2に送信するように構成する。また、著作権管理サーバ2の制御部21を、コンテンツ41の再生を行う毎に、BDレコーダ1から取得したレコーダID43が、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDと一致しない場合には、コンテンツ41の再生の開始を禁止することを示す再生禁止通知信号を、BDレコーダ1に送信する制御を行うように構成する。これにより、著作権管理サーバ2の記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDに対応するBDレコーダ以外によりコンテンツ41が再生されることを抑制することができる。その結果、許容されたBDレコーダ以外が上記コンテンツ41を再生することが可能な状態となるのを抑制することができる。
【0083】
また、第1実施形態では、上記のように、BDレコーダ1を、BDレコーダ1のハードディスクドライブ15に格納されているコンテンツの一覧44(図2参照)を出力可能なOSD部16を含むように構成する。また、BDレコーダ1の制御部11を、著作権管理サーバ2から、再生禁止通知信号を取得した場合に、再生の開始を禁止されたコンテンツ41(図2の符号A)を削除した状態でコンテンツの一覧44(図3参照)をOSD部16に出力させる制御を行うように構成する。これにより、再生可能なコンテンツを容易にユーザに視認させることができる。
【0084】
(第2実施形態)
次に、図1を参照して、第2実施形態によるコンテンツ管理システム200の構成について説明する。第2実施形態では、リッピング処理時に情報送信制御を実行するように構成されていた第1実施形態によるコンテンツ管理システム100と異なり、リッピング処理時には情報送信制御を行わずに、リッピング処理を行った後、コンテンツの再生を初めて開始する際に、ディスクIDとレコーダIDとを組み合わせて、著作権管理サーバに送信する情報送信制御を行うように構成されている。
【0085】
図1に示すように、第2実施形態によるコンテンツ管理システム200は、BDレコーダ201と、著作権管理サーバ202とを含む。そして、BDレコーダ201は、制御部211を含み、著作権管理サーバ202は、制御部221を含む。また、第2実施形態によるコンテンツ管理システム200のその他の構成は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0086】
次に、図8を参照して、第2実施形態によるコンテンツ管理システム200のリッピング処理およびコンテンツ再生制御処理フローについて説明する。BDレコーダ201における処理は、制御部211により行われる。また、著作権管理サーバ202における処理は、制御部221により行われる。
【0087】
ここで、第2実施形態では、第1実施形態によるコンテンツ管理システム100のように(図3参照)リッピング処理時には情報送信制御を行われずに、図8に示すように、リッピング処理を行った後に、コンテンツ41の再生を初めて開始する際に、BDレコーダ201により、ディスクID42とレコーダID43とを組み合わせて、著作権管理サーバ202に送信する情報送信制御が行われる。
【0088】
具体的には、図8に示すように、BDレコーダ201では、ステップS1およびS2においては、第1実施形態のリッピング処理およびリッピング制限処理おけるステップS1およびS2と同様の処理が行われる。ステップS2の後、第2実施形態では、ステップS4に進む。すなわち、リッピング処理時には情報送信制御を行われない。そして、ステップS4は、第1実施形態のBDレコーダ1によるステップS4と同様の処理が行われる。その後、ステップS101に進む。
【0089】
そして、ステップS101において、ユーザの操作により、コンテンツ41の再生を開始するための操作を受け付けたか否かが判断される。再生を開始するための操作を受け付けるまでこの判断は繰り返され、再生を開始するための操作を受け付けた場合には、ステップS102に進む。
【0090】
そして、ステップS102において、コンテンツID45と、レコーダID43と、コンテンツ41をリッピング処理後に初めて再生することを示す初回再生通知信号と、再生要求信号とが著作権管理サーバ202に送信される。その後、ステップS103に進む。
【0091】
そして、ステップS103においては、著作権管理サーバ202からリッピング処理を禁止する信号が取得された否かが判断される。リッピング処理を禁止する信号が取得された場合には、ステップS106に進み、リッピング処理を禁止する信号が取得されない場合には、ステップS104に進む。
【0092】
そして、ステップS104においては、コンテンツ41の再生が許可されたか否かが判断される。すなわち、後述する著作権管理サーバ202におけるステップS30において、コンテンツ41の再生を禁止する再生開始可否信号を取得したか否かが判断される。コンテンツ41の再生を禁止する信号を取得して、コンテンツ41の再生が許可されない場合には、ステップS106に進み、リッピング処理を禁止する信号を取得せずに、コンテンツ41の再生が許可された場合には、ステップS105に進む。
【0093】
そして、ステップS105においては、コンテンツ41の再生が開始される。その後、BDレコーダ201におけるリッピング処理およびコンテンツ再生制御処理が終了される。
【0094】
ここで、第2実施形態では、著作権管理サーバ202から、コンテンツ41の再生を禁止する再生開始可否信号(再生禁止通知信号)を取得した場合には、記憶部22に記憶されているコンテンツ41が削除される。
【0095】
具体的には、ステップS103においてリッピング処理が禁止された場合またはステップS104においてコンテンツ41の再生を禁止する再生開始可否信号を取得した場合に進むステップS106において、ハードディスクドライブ15に記憶されたコンテンツ41が削除される。その後、BDレコーダ201におけるリッピング処理およびコンテンツ再生制御処理が終了される。
【0096】
一方、著作権管理サーバ202では、ステップS120において、リセット可否判断制御およびリッピング制限通知(図9参照)が行われる。その後、ステップS30に進む。そして、ステップS30は、第1実施形態の著作権管理サーバ2における再生可否判断制御処理(図7参照)と同様の処理が行われる。その後、著作権管理サーバ202におけるリッピング処理およびコンテンツ再生制御処理が終了される。
【0097】
次に、図9を参照して、第2実施形態によるコンテンツ管理システム200のリセット可否判断制御処理フローについて説明する。なお、著作権管理サーバ202における処理は、制御部221により行われる。
【0098】
まず、図9に示すように、ステップS121においては、コンテンツID45(ディスクID42の同一の情報)と、レコーダID43と、再生開始要求信号と、初回再生通知信号との取得が行われる。すなわち、上記したBDレコーダ201のステップS102において送信された信号の取得が行われる。なお、BDレコーダ201のステップS102において送信された信号のうち初回再生通知信号が含まれていない場合には、初回再生通知信号は取得されない。その後、ステップS122に進む。
【0099】
そして、ステップS122において、初回再生通知信号を取得したか否かが判断される。すなわち、ステップS121において、BDレコーダ201から取得した信号のうち初回再生通知信号が含まれていたか否かが判断される。初回再生通知信号を取得した場合、ステップS22進み、初回再生通知信号を取得しない場合には、著作権管理サーバ202におけるリセット可否判断制御処理フローは終了される。
【0100】
そして、ステップS22〜S28においては、第1実施形態によるコンテンツ管理システム100のリセット可否判断制御処理フロー(図6参照)のステップS22〜S28と同様の処理が行われる。
【0101】
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0102】
第2実施形態では、上記のように、BDレコーダ201の制御部211を、著作権管理サーバ202から、コンテンツ41の再生を禁止する再生開始可否信号(再生禁止通知信号)を取得した場合に、BDレコーダ201のハードディスクドライブ15に記憶されているコンテンツ41を削除する制御を行うように構成する。これにより、著作権管理サーバ202の記憶部22に記憶されているディスクID42とレコーダIDとの組み合わせに対応するBDレコーダ以外のBDレコーダにより、コンテンツ41が再生されるのを確実に抑制することができる。
【0103】
また、第2実施形態では、上記のように、BDレコーダ201の制御部211を、リッピング処理時には情報送信制御を行わずに、リッピング処理を行った後、コンテンツ41の再生を初めて開始する際に、ディスクID42とレコーダID43とを、著作権管理サーバ202に送信する情報送信制御を行うように構成する。また、著作権管理サーバ202の制御部221を、ディスクID42とレコーダID43とを取得して、リセット可否判断制御を行うように構成する。これにより、リッピング処理時には情報送信制御が行われないので、情報送信制御が行われない分、リッピング処理の際に要する時間を短縮することができる。また、第2実施形態によるコンテンツ管理システム200のその他の効果は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0104】
(第3実施形態)
次に、図1を参照して、第3実施形態によるコンテンツ管理システム300の構成について説明する。第3実施形態では、ユーザの操作に基づいて、著作権管理サーバの記憶部に記憶されているディスクIDとレコーダIDとのペアリングを解除するための解除要求信号を、著作権管理サーバに送信する制御を行うように構成されている。また、著作権管理サーバの制御部は、取得した解除要求信号に応じて、ディスクIDとレコーダIDとの組み合わせを解除する制御を行うように構成されている。
【0105】
図1に示すように、第3実施形態によるコンテンツ管理システム300は、BDレコーダ301と、BDレコーダ301aと、著作権管理サーバ302とを含む。そして、BDレコーダ301は、制御部311とハードディスクドライブ315とを含み、著作権管理サーバ302は、制御部321を含む。なお、BDレコーダ301aは、レコーダID43aを含み、BDレコーダ301aのその他の構成はBDレコーダ301と同様に構成されている。たとえば、第3実施形態によるBDレコーダ301とBDレコーダ301aとは、同一のユーザにより所有されている。
【0106】
ここで、第3実施形態では、BDレコーダ301の制御部311は、ユーザの操作に基づいて、著作権管理サーバ302の記憶部22に記憶されているディスクID42とレコーダID43とのペアリングを解除するための解除要求信号を、著作権管理サーバ302に送信する制御を行うように構成されている。そして、著作権管理サーバ302の制御部321は、取得した解除要求信号に応じて、ディスクID42とレコーダID43とのペアリングを解除する制御を行うように構成されている。
【0107】
また、第3実施形態では、BDレコーダ301の制御部311は、リッピング処理回数をBDレコーダ301のハードディスクドライブ315に記憶する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部311は、ブルーレイディスク4からリッピング処理を行った回数を、ブルーレイディスク4のディスクID42に組み合わせて、ハードディスクドライブ315に記憶するように構成されている。
【0108】
また、他のBDレコーダ301aのディスクID42とレコーダID43aとがペアリングされ、BDレコーダ301のディスクID42とレコーダID43とのペアリングが解除される。そして、BDレコーダ301aから解除要求信号が著作権管理サーバ302に送信され、ディスクID42とレコーダID43aとのペアリングが解除される。この場合、BDレコーダ301の制御部311は、コンテンツ41を再生する際には、ハードディスクドライブ315からリッピング処理回数を読み出して、著作権管理サーバ302に送信する制御を行うように構成されている。
【0109】
そして、著作権管理サーバ302の制御部321は、BDレコーダ301から送信されたリッピング処理回数を取得する制御を行うように構成されている。そして制御部321は、著作権管理サーバ302の記憶部22に格納されているリッピング制限回数から取得したリッピング処理回数分減らして記憶する制御を行うように構成されている。すなわち、BDレコーダ301のリッピング制限回数は、他のBDレコーダ301aのディスクID42とレコーダID43aとがペアリングされることによって、BDレコーダ301のディスクID42とレコーダID43とのペアリングが解除された時点の回数から再開される。
【0110】
これにより、2つのBDレコーダによりペアリングを解除することを繰り返すことによって、リッピング制限回数のリセットが繰り返され、1つのBDレコーダに対して、リッピング制限回数以上のリッピング処理が行われるのを抑制することが可能になる。また、第3実施形態によるコンテンツ管理システム300のその他の構成は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0111】
次に、図10を参照して、第3実施形態によるコンテンツ管理システム300のペアリング処理回数の管理およびペアリング解除処理フローについて説明する。BDレコーダ301における処理は、制御部311により行われる。また、著作権管理サーバ302における処理は、制御部321により行われる。
【0112】
まず、図10に示すように、BDレコーダ301では、ステップS301において、リッピング処理およびリッピング制限処理が実行される。ステップS301のリッピング処理およびリッピング制限処理は、第1実施形態におけるBDレコーダ1のリッピング処理およびリッピング制限処理(図4参照)と同様の処理が行われる。その後、ステップS302に進む。
【0113】
そして、ステップS302において、ディスクID42がコンテンツID45としてBDレコーダ301のハードディスクドライブ315に記憶されるとともに、ハードディスクドライブ315に記憶されるリッピング処理回数を1回分増加される。その後、ステップS303に進む。
【0114】
そして、ステップS303において、ユーザの操作に基づいて、ディスクID42とレコーダID43とのペアリングを解除要求するための操作が受け付けられたか否かが判断される。解除要求するための操作が受け付けられた場合には、ステップS304に進み、解除要求するための操作が受け付けられなかった場合には、BDレコーダ301におけるペアリング処理回数の管理およびペアリング解除処理フローが終了される。
【0115】
そして、ステップS304において、ペアリングの解除要求信号が著作権管理サーバ302に送信される。その後、BDレコーダ301におけるペアリング解除制御処理フローが終了される。
【0116】
一方、著作権管理サーバ302では、ステップS310において、リッピング処理およびリッピング制限処理が実行される。ステップS310のリッピング処理およびリッピング制限処理は、第1実施形態における著作権管理サーバ2におけるリッピング処理およびリッピング制限処理(図4参照)と同様の処理が行われる。その後、ステップS311に進む。
【0117】
そして、ステップS311において、ペアリングの解除要求信号がBDレコーダ301から取得したか否かが判断される。解除要求信号が取得された場合には、ステップS312に進み、解除要求信号が取得されない場合には、著作権管理サーバ302におけるペアリング処理回数の管理およびペアリング解除処理フローが終了される。
【0118】
そして、ステップS312において、ペアリングの解除が行われる。その後、著作権管理サーバ302におけるペアリング処理回数の管理およびペアリング解除処理フローが終了される。
【0119】
次に、図11を参照して、第3実施形態によるコンテンツ管理システム300のコンテンツ再生制御処理について説明する。BDレコーダ301における処理は、制御部311により行われる。また、著作権管理サーバ302における処理は、制御部321により行われる。
【0120】
まず、図11に示すように、BDレコーダ301では、ステップS306において、コンテンツ41の再生の開始するための操作が受け付けたか否かが判断される。コンテンツ41の再生の開始するための操作が受け付けるまでこの判断は繰り返され、コンテンツ41の再生の開始するための操作が受け付けた場合には、ステップS307に進む。
【0121】
そして、ステップS307において、コンテンツID45(ディスクID42と同一の情報)とレコーダID43と、リッピング処理回数と、再生開始要求信号とが著作権管理サーバ302に送信される。その後、ステップS308に進む。
【0122】
そして、ステップS308において、コンテンツ41の再生が許可されたか否かが判断される。コンテンツ41の再生が許可された場合には、ステップS309に進み、コンテンツ41の再生が許可されない場合には、BDレコーダ301におけるコンテンツ再生制御処理が終了される。
【0123】
そして、ステップS309において、コンテンツ41の再生が開始される。その後、BDレコーダ301におけるコンテンツ再生制御処理が終了される。
【0124】
一方、著作権管理サーバ302では、ステップS320において、再生開始可否判断処理および再生開始可否信号の送信の処理(図12参照)が行われる。その後、著作権管理サーバ302におけるコンテンツ再生制御処理が終了される。
【0125】
次に、図12を参照して、第3実施形態によるコンテンツ管理システム300の再生可否判断制御処理フローについて説明する。なお、著作権管理サーバ302における処理は、制御部321により行われる。
【0126】
まず、図12に示すように、ステップS321において、コンテンツID45(ディスクID42と同一の情報)とレコーダID43と、リッピング処理回数と、再生開始要求信号とが取得される。その後、ステップS322に進む。そして、ステップS322において、取得したディスクID42にペアリングされているレコーダIDがあるか否かが判断される。ディスクID42にペアリングされているレコーダIDがある場合には、ステップS323に進み、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDがない場合には、ステップS326に進む。
【0127】
そして、ステップS323において、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDは、取得したレコーダID43と同一か否かが判断される。ディスクID42にペアリングされているレコーダIDと取得したレコーダID43とが同一の場合には、ステップS324に進み、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDと取得したレコーダID43と同一でない場合には、ステップS327に進む。
【0128】
そして、ステップS324において、記憶部に記憶されているリッピング制限回数から取得したリッピング処理回数分が減らされる。その後、ステップS325に進む。そして、ステップS325において、コンテンツ41の再生を許可する再生開始可否信号がBDレコーダ301に送信される。その後、著作権管理サーバ302における再生可否判断制御処理フローは終了される。
【0129】
また、ステップS322においてディスクID42にペアリングされているレコーダIDがない場合に進むステップS326において、ディスクID42に取得したレコーダID43がペアリングされる。その後、ステップS324に進む。
【0130】
また、ステップS323においてディスクID42にペアリングされているレコーダIDと取得したレコーダID43と同一でない場合に進むステップS327において、コンテンツの再生を禁止する再生開始可否信号がBDレコーダ301に送信される。その後、著作権管理サーバ302における再生可否判断制御処理フローは終了される。
【0131】
次に、図10図12を参照して、第3実施形態によるコンテンツ管理システム300のペアリング解除処理の具体例について説明する。
【0132】
図10に示すように、ブルーレイディスク4のリッピング制限回数の初期の回数が10回の場合に、ユーザが、上記ステップS301およびS302の処理(リッピング処理)をBDレコーダ301に実行させる。そして、ユーザは、BDレコーダ301に対して、解除要求するための操作をせずに、3回リッピング処理をさせた場合には、BDレコーダ301のハードディスクドライブ315には、リッピング処理回数が3回として記憶される。この場合、著作権管理サーバ302の記憶部22では、ディスクID42とレコーダID43とがペアリングされて記憶されている。
【0133】
次に、ユーザが、上記ステップS301およびS302の処理(リッピング処理)をBDレコーダ301aに実行させることによって、著作権管理サーバ302の記憶部22に記憶されているディスクID42とレコーダID43とのペアリングが解除され、ディスクID42とBDレコーダ301aのレコーダID43aとがペアリングされる。この場合、ディスクID42のリッピング制限回数はリセットされ10回となる。その後に、たとえば、ユーザがBDレコーダ301によりコンテンツ41を再生させる必要が生じた場合に、解除要求するための操作を行う。そして、著作権管理サーバ302によって、ディスクID42とレコーダID43aとのペアリングは解除される。
【0134】
その後、ユーザが、コンテンツ41の再生を開始するための操作を行った場合には、BDレコーダ301から著作権管理サーバ302に再生開始要求信号とペアリング処理回数が送信される。図10および図11に示すように、著作権管理サーバ302により再びディスクID42にレコーダID43がペアリングされる。この時、図12に示すように、著作権管理サーバ302では、リッピング制限回数がリセットされ、10回となる一方、著作権管理サーバ302では、リッピング制限回数は、BDレコーダ301から取得したリッピング処理回数(3回)分、減らさせるので、7回となる。これにより、ユーザの必要性に応じて、著作権管理サーバ302の記憶部22に記憶されているディスクID42とレコーダID43とのペアリングを解除することができるとともに、BDレコーダ301がリッピング制限回数の初期の回数の10回を超えてリッピング処理されることを抑制することができる。
【0135】
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0136】
第3実施形態では、上記のように、BDレコーダ301の制御部311を、ユーザの操作に基づいて、著作権管理サーバ302の記憶部22に記憶されているディスクID42とレコーダID43との組み合わせを解除するための解除要求信号を、著作権管理サーバ302に送信する制御を行うように構成する。また、著作権管理サーバ302の制御部321を、取得した解除要求信号に応じて、ディスクID42とレコーダID43との組み合わせを解除する制御を行うように構成する。これにより、ユーザの必要性に応じて、著作権管理サーバ302の記憶部22に記憶されているディスクID42とレコーダID43とのペアリングを解除することができる。また、第3実施形態によるコンテンツ管理システム300のその他の効果は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0137】
(第4実施形態)
次に、図1および図13を参照して、第4実施形態によるコンテンツ管理システム400の構成について説明する。第4実施形態では、BDレコーダの制御部は、情報送信制御を行う際に、ディスクIDとレコーダIDとに加えて、レコーダIDが、著作権管理サーバの記憶部に記憶されているディスクIDにペアリングされているレコーダIDと一致するか否かを示す比較結果を要求するための比較結果要求信号を、著作権管理サーバに送信する制御を行うように構成されている。
【0138】
図1に示すように、第4実施形態によるコンテンツ管理システム400は、BDレコーダ401と、著作権管理サーバ402とを含む。そして、BDレコーダ401は、制御部411を含み、著作権管理サーバ402は、制御部421を含む。
【0139】
ここで、第4実施形態では、BDレコーダ401の制御部411は、情報送信制御を行う際に、ディスクID42とレコーダID43とに加えて、レコーダID43が、著作権管理サーバ402の記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDと一致するか否かを示す比較結果を要求するための比較結果要求信号を、著作権管理サーバ402に送信する制御を行うように構成されている。そして、著作権管理サーバ402の制御部421は、比較結果要求信号を取得して、比較結果を、BDレコーダ401に送信する制御を行うように構成されている。
【0140】
そして、図13に示すように、BDレコーダ401の制御部411は、著作権管理サーバ402から比較結果を取得して、取得した比較結果に基づいて、リッピング処理を実行するか否かをユーザに問い合わせる表示を、OSD部16を介して、テレビジョン装置3の表示部33に表示させる制御を行うように構成されている。たとえば、ユーザに問い合わせる表示は、「他の装置がペアリングされています。他の装置のペアリングを解除して、リッピング処理を開始しますか?」などの表示とともに、「はい」および「いいえ」などの操作部表示が表示されるように構成されている。また、第4実施形態によるコンテンツ管理システム400のその他の構成は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0141】
次に、図14を参照して、第4実施形態によるコンテンツ管理システム400のペアリング比較制御処理フローについて説明する。なお、BDレコーダ401の処理は、制御部411により行われる。また、著作権管理サーバ402における処理は、制御部421により行われる。
【0142】
まず、図14に示すように、BDレコーダ401では、ステップS401において、リッピング処理を開始するための操作を受け付けたか否かが判断される。リッピング処理を開始するための操作を受け付けるまでこの判断は繰り返され、リッピング処理を開始するための操作を受け付けた場合には、ステップS402に進む。
【0143】
そして、ステップS402において、ディスクID42およびレコーダID43が著作権管理サーバ402に送信される。その後、ステップS403に進む。そして、ステップS403において、著作権管理サーバ402から比較結果を取得して、取得した比較結果に基づいて、レコーダID43とは異なるディスクID42にペアリングされているレコーダIDがあるか否かが判断される。レコーダID43とは異なるディスクID42にペアリングされているレコーダIDがある場合、ステップS404に進み、レコーダID43とは異なるディスクID42にペアリングされているレコーダIDがない場合には、ステップS1に進む。
【0144】
そして、ステップS404において、リッピング処理を実行するか否かを問い合わせる表示(図13参照)がOSD部16からテレビジョン装置3に出力され、表示部33に表示される。その後、ステップS405に進む。
【0145】
そして、ステップS405において、ユーザの操作によりリッピング処理を実行するための操作を受け付けたか否かが判断される。リッピング処理を実行するための操作を受け付けた場合には、ステップS1に進み、リッピング処理を実行するための操作を受け付けられなかった場合には、BDレコーダ401におけるペアリング選択制御処理フローは終了される。
【0146】
そして、ステップS1〜S4においては、第1実施形態のBDレコーダ1によるリッピング処理およびリッピング制限処理フローのステップS1〜S4と同様の処理が実行される。その後、BDレコーダ401におけるペアリング選択制御処理フローは終了される。
【0147】
一方、著作権管理サーバ402では、ステップS411において、ディスクID42にペアリングされているディスクIDがあるか否かが判断される。ディスクID42にペアリングされているディスクIDがある場合には、ステップS412に進み、ディスクID42にペアリングされているディスクIDがない場合には、ステップS414に進む。
【0148】
そして、ステップS412において、ディスクID42にペアリングされているディスクIDと、BDレコーダ401から取得したディクスID42とが一致するか否かが判断される。ディスクID42にペアリングされているディスクIDと、BDレコーダ401から取得したディクスID42とが一致する場合、ステップS414に進み、ディスクID42にペアリングされているディスクIDと、BDレコーダ401から取得したディクスID42とが一致しない場合、ステップS413に進む。
【0149】
そして、ステップS413において、ペアリングされている他の装置があることを示す比較結果がBDレコーダ401に送信される。その後、ステップS20に進む。
【0150】
そして、ステップS411においてディスクID42にペアリングされているディスクIDがない場合、または、ステップS412においてBDレコーダ401から取得したディクスID42が一致する場合に進む、ステップS414において、ペアリングされている他の装置がないことを示す比較結果がBDレコーダ401に送信される。その後、ステップS20に進む。
【0151】
そして、ステップS20においては、第1実施形態の著作権管理サーバ2におけるリセット可否判断制御処理(図6参照)と同様の処理が行われる。その後、著作権管理サーバ402におけるペアリング比較制御処理フローは終了される。
【0152】
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0153】
第4実施形態では、上記のように、BDレコーダ401の制御部411を、情報送信制御を行う際に、ディスクID42とレコーダID43とに加えて、レコーダID43が、著作権管理サーバ402の記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDと一致するか否かを示す比較結果を要求するための比較結果要求信号を、著作権管理サーバ402に送信する制御を行うように構成する。また、著作権管理サーバ402の制御部421を、比較結果要求信号を取得して、比較結果を、BDレコーダ401に送信する制御を行うように構成する。これにより、ユーザの所有するディスクID42にレコーダID43がペアリングされているか否かをBDレコーダ401側において容易に確認することができる。また、第4実施形態によるコンテンツ管理システム400のその他の効果は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0154】
(第5実施形態)
次に、図1を参照して、第5実施形態によるコンテンツ管理システム500の構成について説明する。第5実施形態では、ディスクIDに対して1つのレコーダIDがペアリングされるように構成されていた第1実施形態によるコンテンツ管理システム100と異なり、ディスクIDに対して複数のレコーダIDがペアリングされるように構成されている。
【0155】
図1に示すように、第5実施形態によるコンテンツ管理システム500は、BDレコーダ501と、著作権管理サーバ502とを含む。そして、BDレコーダ501は、制御部511を含み、著作権管理サーバ502は、制御部521を含む。
【0156】
ここで、第5実施形態では、著作権管理サーバ502の制御部511は、1つのディスクID42に対して、複数のレコーダIDをペアリングすることが可能に構成されている。また、著作権管理サーバ502の記憶部22に記憶されているディスクID42に組み合わせられているレコーダIDの数が所定の複数の許容数を超えた場合に、ブルーレイディスク4に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成されている。また、第5実施形態によるコンテンツ管理システム500のその他の構成は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0157】
次に、図15を参照して、第5実施形態によるコンテンツ管理システム500のリセット可否判断制御処理フローについて説明する。なお、著作権管理サーバ502における処理は、制御部521により行われる。
【0158】
まず、図15に示すように、ステップS21およびS22は、第1実施形態によるリセット可否判断制御処理(図6参照)におけるステップS21およびS22と同様の処理が行われる。ここで、第5実施形態では、ステップS22において、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDがある場合には、ステップS501に進み、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDがない場合には、ステップS504に進む。
【0159】
そして、ステップS501において、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDと、BDレコーダ501から取得したレコーダID43とが同一か否かが判断される。ディスクID42にペアリングされているレコーダIDと、BDレコーダ401から取得したレコーダID43とが同一の場合には、ステップS24に進み、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDと、BDレコーダ401から取得したレコーダID43とが同一でない場合には、ステップS502に進む。
【0160】
ここで、第5実施形態では、ステップS502において、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDの数が許容数(たとえば、5台)未満か否かが判断される。ディスクID42にペアリングされているレコーダIDの数が許容数未満の場合、ステップS503に進み、ディスクID42にペアリングされているレコーダIDの数が許容数に達している場合、ステップS504に進む。
【0161】
そして、ステップS503において、ブルーレイディスク4のリッピング制限回数をリセット(たとえば、10回に戻す)するとともに、ディスクID42とレコーダIDのペアリングを全て解除して、取得したレコーダID43がディスクID42にペアリングされる。その後、ステップS24に進む。
【0162】
そして、ステップS503においてディスクID42にペアリングされているレコーダIDの数が許容数未満の場合に進むステップS504において、取得したレコーダID43がディスクID42にペアリングされる。その後、ステップS24に進む。
【0163】
そして、ステップS24、ステップS25およびS28においては、第1実施形態におけるリセット可否判断制御処理(図6参照)におけるステップS24、ステップS25およびS28と同様の処理が行われる。その後、著作権管理サーバ502におけるリセット可否判断制御処理フローが終了される。
【0164】
第5実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0165】
第5実施形態では、上記のように、著作権管理サーバ502の制御部511を、1つのディスクID42に対して、複数のレコーダIDをペアリングすることが可能に構成するとともに、著作権管理サーバ502の記憶部22に記憶されているディスクID42に組み合わせられているレコーダIDの数が所定の複数の許容数を超えた場合に、ブルーレイディスク4に対するリッピング制限回数をリセットするリセット可否判断制御を行うように構成する。これにより、複数のBDレコーダ501をユーザが所有する場合でも、許容数以下の複数のBDレコーダ501において、リッピング処理を行うことができるとともに、許容数以下の複数のBDレコーダ501のうちのいずれでもコンテンツ41を再生することができる。また、ブルーレイディスク4が他のユーザに譲渡されて著作権管理サーバ502の記憶部22に記憶されているディスクID42に組み合わせられているレコーダIDの数が所定の複数の許容数を超えた場合でも、他のユーザは、リッピング処理およびコンテンツの再生を行うことができる。また、第5実施形態によるコンテンツ管理システム500のその他の効果は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0166】
(第6実施形態)
次に、図1および図16を参照して、第6実施形態によるコンテンツ管理システム600の構成について説明する。第6実施形態では、ディスクIDに対して複数のレコーダIDがペアリングされるように構成されているとともに、ディスクIDに対してペアリングされるレコーダIDを、BDレコーダのユーザの操作に基づいて、選択可能に構成されている。
【0167】
図1に示すように、第6実施形態によるコンテンツ管理システム600は、BDレコーダ601と、著作権管理サーバ602とを含む。そして、BDレコーダ601は、制御部611を含み、著作権管理サーバ602は、制御部621を含む。
【0168】
ここで、第6実施形態では、著作権管理サーバ602の制御部611は、1つのディスクID42に対して、複数のレコーダIDをペアリングすることが可能に構成されている。また、著作権管理サーバ602の記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDの数が所定の複数の許容数(たとえば、5台)に達した場合に、ディスクID42にペアリングされるレコーダIDを、ユーザの操作に基づいて、選択可能に構成されている。
【0169】
具体的には、図16に示すように、BDレコーダ601の制御部611は、著作権管理サーバ602からペアリングを選択する必要がある比較結果を取得した場合には、OSD部16を介して、テレビジョン装置3の表示部33に、ユーザにペアリングを選択させるための表示を表示する制御を行うように構成されている。たとえば、ペアリングを選択させるための表示は、ディスクID42(またはコンテンツ41のタイトル)を含む。また、この表示は、ディスクID42にペアリングされているBDレコーダの装置名(またはレコーダID)を含む。また、この表示は、レコーダID43の装置名(図16の装置F)を含む。また、この表示は、ペアリングを解除を選択するための操作部表示(たとえば、図16の「解除」)を含む。また、この表示は、ペアリングを解除せずにリッピング処理を中止するための操作部表示(図16の「追加しない」)を含む。
【0170】
そして、著作権管理サーバ602の制御部621は、BDレコーダ601から選択結果を取得して、取得した選択結果に基づいて、ディスクIDに対するディスクIDのペアリングを行う制御を行うように構成されている。また、第6実施形態によるコンテンツ管理システム600のその他の構成は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0171】
次に、図17を参照して、第6実施形態によるコンテンツ管理システム600のペアリング選択制御処理フローについて説明する。なお、BDレコーダ601における処理は、制御部611により行われる。著作権管理サーバ602における処理は、制御部621により行われる。
【0172】
まず、図17に示すように、BDレコーダ601では、ステップS401およびS402においては、第4実施形態によるBDレコーダ401のペアリング比較制御処理フローにおけるステップS401およびS402と同様の処理が行われる。その後、ステップS601に進む。
【0173】
そして、ステップS601において、後述する著作権管理サーバ602からの比較結果に基づいて、ペアリングを選択する必要があるか否かが判断される。ペアリングを選択する必要がある場合には、ステップS602に進み、ペアリングを選択する必要がない場合には、ステップS1に進む。
【0174】
そして、ステップS602において、ペアリングを選択するための表示がOSD部16から出力され、テレビジョン装置3の表示部33にペアリングを選択するための表示(図16参照)が表示される。その後、ステップS603に進む。
【0175】
そして、ステップS603において、ユーザの操作によるリッピング処理を実行するための操作を受け付けたか否かが判断される。たとえば、ユーザは、表示部33に表示されたペアリングを選択するための表示に基づいて、ディスクID42にペアリングされている他のBDレコーダのレコーダIDから、BDレコーダ601のレコーダID43をディスクID42にペアリングすることに変更することを選択した場合には、ステップS1に進む。BDレコーダ601のレコーダID43をディスクID42にペアリングしない場合には、ステップS604に進む。
【0176】
そして、ステップS1およびS2においては、第1実施形態によるリッピング処理およびリッピング制限処理(図4参照)によるステップS1およびS2と同様の処理が行われる。その後、ステップS604に進む。
【0177】
そして、ステップS604において、ディスクID42と、レコーダID42と、ステップS602において選択された選択結果とが著作権管理サーバ602に送信される。その後、ステップS4に進む。そして、ステップS4においては、第1実施形態によるリッピング処理およびリッピング制限処理(図4参照)によるステップS4と同様の処理が行われる。その後、BDレコーダ601によるペアリング選択制御処理フローは終了される。
【0178】
一方、著作権管理サーバ602では、ステップS611において、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDの数が許容数未満か否かが判断される。レコーダIDの数が許容数未満の場合には、ステップS614に進み、レコーダIDの数が許容数未満でない(許容数に達している)場合には、ステップS612に進む。
【0179】
そして、ステップS612において、記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDに取得したレコーダID43が含まれているか否かが判断される。レコーダID43が含まれている場合には、ステップS613に進み、レコーダID43が含まれていない場合には、ステップS614に進む。
【0180】
そして、ステップS613において、ペアリングを選択する必要があることを示す比較結果がBDレコーダ601に送信される。その後、ステップS615に進む。
【0181】
また、ステップS614において、ペアリングを選択する必要がないことを示す比較結果がBDレコーダ601に送信される。その後、ステップS520に進む。
【0182】
そして、ステップS615において、選択結果が反映される。すなわち、BDレコーダ601から取得した選択結果に基づいて、ディスクID42に対するペアリングが変更される。その後、ステップS520に進む。
【0183】
そして、ステップS520においては、第5実施形態によるリセット可否判断制御処理(図15参照)と同様の処理が行われる。その後、著作権管理サーバ602によるペアリング選択制御処理フローは終了される。
【0184】
第6実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0185】
第6実施形態では、上記のように、著作権管理サーバ602の制御部611を、1つのディスクID42に対して、複数のレコーダIDをペアリングすることが可能に構成するとともに、著作権管理サーバ602の記憶部22に記憶されているディスクID42にペアリングされているレコーダIDの数が所定の複数の許容数に達した場合に、ディスクID42にペアリングされるレコーダIDを、ユーザの操作に基づいて、選択可能に構成する。これにより、ユーザの必要性に応じて、ペアリングされている装置を任意に変更することができる。また、第6実施形態によるコンテンツ管理システム600のその他の効果は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0186】
(第7実施形態)
次に、図1を参照して、第7実施形態によるコンテンツ管理システム700の構成について説明する。第7実施形態では、BDレコーダの制御部は、著作権管理サーバと接続できない場合には、所定の期間または所定の制限回数は、リッピング処理されたコンテンツを再生することを許可するように構成されている。
【0187】
図1に示すように、第7実施形態によるコンテンツ管理システム700は、BDレコーダ701と、著作権管理サーバ702とを含む。そして、BDレコーダ701は、制御部711を含み、著作権管理サーバ702は、制御部721を含む。
【0188】
ここで、第7実施形態では、BDレコーダ701の制御部711は、著作権管理サーバ702と、インターネット6を介して、接続できない場合には、所定の期間(たとえば、24時間)、または、所定の制限回数(たとえば、10回)は、リッピング処理されたコンテンツ41を再生することを許可する制御を行うように構成されている。また、第7実施形態によるコンテンツ管理システム700のその他の構成は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0189】
次に、図18を参照して、第7実施形態によるコンテンツ管理システム700のコンテンツ再生制御処理フローについて説明する。なお、BDレコーダ701における処理は、制御部711により行われる。著作権管理サーバ702における処理は、制御部721により行われる。
【0190】
まず、図18に示すように、BDレコーダ701では、ステップS7においては、第1実施形態によるコンテンツ再生制御処理(図5参照)のステップS7と同様の処理が行われる。その後、ステップS701に進む。
【0191】
そして、ステップS701において、著作権管理サーバ702と接続可能か否かが判断される。接続可能な場合には、ステップS8に進み、接続可能でない場合には、ステップS702に進む。
【0192】
ここで、第7実施形態では、ステップS702において、著作権管理サーバ702と、直前に接続された時間からの経過した時間が所定の期間(たとえば、24時間)以内か、または、再生制限回数(たとえば、10回)が1回以上かが判断される。すなわち、直前に接続された時間からの経過した時間が所定の期間を超えた場合で、かつ、再生制限回数が0回の場合には、コンテンツ41は再生されずに、BDレコーダ701によるコンテンツ再生制御処理は終了される。そして、直前に接続された時間からの経過した時間が所定の期間以内、または、再生制限回数が1回以上の場合には、ステップS703に進む。
【0193】
そして、ステップS703において、コンテンツ41の再生が行われる。すなわち、OSD部16を介して、テレビジョン装置3の表示部33にコンテンツ41が表示される。そして、著作権管理サーバ702との接続ができない場合に、再生が行われた場合には、再生制限回数を1回分減らして、ハードディスクドライブ15に記憶が行われる。その後、BDレコーダ701によるコンテンツ再生制御処理フローが終了される。
【0194】
また、ステップS701において著作権管理サーバ702と接続可能な場合に進むステップS8においては、第1実施形態のコンテンツ再生制御処理におけるステップS8と同様の処理が行われる。その後、ステップS9に進む。そして、ステップS9において、コンテンツの再生が許可されたか否かが判断される。コンテンツの再生が許可された場合には、ステップS703に進み、コンテンツの再生が許可された場合には、BDレコーダ701によるコンテンツ再生制御処理フローが終了される。
【0195】
一方、著作権管理サーバ702では、ステップS20においては、第1実施形態によるコンテンツ再生制御処理のステップS20と同様の処理が行われる。その後、著作権管理サーバ702によるコンテンツ再生制御処理フローが終了される。
【0196】
第7実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0197】
第7実施形態では、上記のように、BDレコーダ701の制御部711は、著作権管理サーバ702と、インターネット6を介して、接続できない場合には、所定の期間(たとえば、24時間)、または、所定の制限回数(たとえば、10回)は、リッピング処理されたコンテンツ41を再生することを許可する制御を行うように構成されている。これにより、BDレコーダ701がインターネット6と接続ができない場合、または、著作権管理サーバ702が動作していない場合でも、BDレコーダ701によりコンテンツ41を再生することができる。また、第7実施形態によるコンテンツ管理システム700のその他の効果は、第1実施形態におけるコンテンツ管理システム100と同様である。
【0198】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0199】
たとえば、上記第1〜第7実施形態では、本発明のコンテンツ再生装置として、ブルーレイディスク(BD)レコーダを用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、コンテンツ再生装置としてBDレコーダ以外のコンテンツ再生装置を用いてもよい。たとえば、コンテンツ再生装置として、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダを用いてもよい。
【0200】
また、上記第1〜第7実施形態では、本発明の記憶媒体として、ブルーレイディスクを用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、記憶媒体として、ブルーレイディスク以外の記憶媒体を用いてもよい。たとえば、記憶媒体として、DVDを用いてもよい。
【0201】
また、上記第1〜第7実施形態では、本発明の外部記憶部として、メモリを用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、外部記憶部として、メモリ以外の外部記憶部を用いてもよい。たとえば、外部記憶部として、コンテンツ再生装置の外部に接続可能に構成されたハードディスクドライブを用いてもよい。
【0202】
また、上記第1〜第7実施形態では、本発明のコンテンツを再生する際のコンテンツ管理システムの制御方法の例として、BDレコーダのハードディスクドライブにリッピング処理されたコンテンツを再生する際に、上記コンテンツ管理システムの制御方法を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、BDレコーダのハードディスクドライブ以外にリッピング処理されたコンテンツを再生する際でも、上記第1〜第7実施形態におけるコンテンツ管理システムの制御方法を用いてもよい。たとえば、外部のメモリにリッピング処理されたコンテンツを再生する際でも、上記第1〜第7実施形態におけるコンテンツ管理システムの制御方法を用いてもよい。
【0203】
また、上記第1〜第7実施形態では、本発明のリッピング制限回数の初期の回数を10回とする例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、リッピング制限回数の初期の回数を10回以外の回数に構成してもよい。たとえば、リッピング制限回数の初期の回数を10回より大きい回数にしてもよいし、10回未満の回数に構成してもよい。
【0204】
また、上記第1〜第7実施形態では、本発明の所定の複数の許容数として5台とする例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、所定の複数の許容数として5台以外
の数に構成してもよい。たとえば、所定の複数の許容数を5台より大きい数にしてもよいし、5台未満の数に構成してもよい。
【0205】
また、上記第3実施形態では、本発明のリッピング処理回数をBDレコーダが記憶するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、リッピング処理回数を著作権管理サーバが記憶するように構成してもよい。
【0206】
また、上記第1〜第7実施形態では、説明の便宜上、本発明の制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
【符号の説明】
【0207】
1、1a、201、301、301a、401、501、601、701 BDレコーダ(コンテンツ再生装置)
2、202、302、402、502、602、702 著作権管理サーバ(管理サーバ)
4 ブルーレイディスク(記憶媒体)
5 メモリ(外部記憶部)
11、211、311、411、511、611、711 制御部(装置側制御部)
15、315 ハードディスクドライブ(装置側記憶部)
16 OSD部(出力部)
21、221、321、421、521、621、721 制御部(サーバ側制御部)
22 記憶部(サーバ側記憶部)
41 コンテンツ
42 ディスクID(媒体識別情報)
43、43a レコーダID(装置識別情報)
44 コンテンツの一覧
45 コンテンツID
100、200、300、400、500、600、700 コンテンツ管理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18