特開2015-208627(P2015-208627A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-208627(P2015-208627A)
(43)【公開日】2015年11月24日
(54)【発明の名称】コンパクト容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 33/00 20060101AFI20151027BHJP
【FI】
   A45D33/00 615B
   A45D33/00 615Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-93999(P2014-93999)
(22)【出願日】2014年4月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100140718
【弁理士】
【氏名又は名称】仁内 宏紀
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 一男
(57)【要約】
【課題】衝撃が内容物に伝達しにくいコンパクト容器を提供する。
【解決手段】内容物が収容される中皿Fと、中皿Fが収容される容器本体2と、容器本体2内で中皿Fを支持する支持体71と、容器本体2内に保持されるとともに、支持体71を囲繞する囲繞体72と、支持体71と囲繞体72とを連結する弾性変形可能な連結部73と、支持体71と囲繞体72との間に配設された衝撃吸収材87と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収容される中皿と、
前記中皿が収容される容器本体と、
前記容器本体内で前記中皿を支持する支持体と、
前記容器本体内に保持されるとともに、前記支持体を囲繞する囲繞体と、
前記支持体と前記囲繞体とを連結する弾性変形可能な連結部と、
前記支持体と前記囲繞体との間に配設された衝撃吸収材と、を備えていることを特徴とするコンパクト容器。
【請求項2】
前記囲繞体には、前記容器本体に係止される弾性変形可能な係止部が配設されていることを特徴とする請求項1記載のコンパクト容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンパクト容器に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のコンパクト容器としては、化粧料等の内容物が収容される中皿と、中皿が収容される収容凹部が形成された容器本体と、中皿と容器本体との間に配設された衝撃緩衝部材と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなコンパクト容器では、衝撃緩衝部材が容器本体から中皿に伝達する衝撃を分散させることによって、中皿内に収容されている内容物が中皿から飛び出したり飛散したりすることが抑制されると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−075565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のコンパクト容器では、落下等によりコンパクト容器に対して衝撃が直接加わると、衝撃は分散されるものの、その衝撃が中皿に伝達されることで、中皿が容器本体から外れるおそれがある。また、内容物として、ドライタイプの化粧料を採用した場合には、内容物が割れたり飛散したりするおそれがある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、衝撃が内容物に伝達しにくいコンパクト容器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るコンパクト容器は、内容物が収容される中皿と、前記中皿が収容される容器本体と、前記容器本体内で前記中皿を支持する支持体と、前記容器本体内に保持されるとともに、前記支持体を囲繞する囲繞体と、前記支持体と前記囲繞体とを連結する弾性変形可能な連結部と、前記支持体と前記囲繞体との間に配設された衝撃吸収材と、を備えていることを特徴としている。
【0007】
この構成によれば、落下等によってコンパクト容器に衝撃力が加えられたとき、容器本体を介して囲繞体に衝撃力が伝達されると、連結部が弾性変形する。これにより、支持体に支持された中皿が支持体とともに弾性変位することで、容器本体を介して中皿に伝達される衝撃力を緩和できる。
しかも、支持体と囲繞体との間に衝撃吸収材が配設されているため、囲繞体に伝達された衝撃力が、衝撃吸収材によって吸収され、支持体に伝達される前に効率的に緩和されることになる。
その結果、中皿に収容される内容物の割れや飛散を抑制できる。
【0008】
また、前記囲繞体には、前記容器本体に係止される弾性変形可能な係止部が配設されていてもよい。
この構成によれば、囲繞体が弾性変形可能な係止部によって容器本体に係止されるため、容器本体に加えられる衝撃力により係止部が弾性変形することで、中皿が支持体とともに弾性変位することになる。これによっても、容器本体を介して中皿に伝達される衝撃力を緩和できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るコンパクト容器によれば、容器本体を介して中皿に伝達される衝撃力を緩和することができ、中皿内に収容される内容物の割れや飛散を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態におけるコンパクト容器の平面図である。
図2図1のA−A線に沿う断面図である。
図3図1のB−B線に沿う断面図である。
図4図1のC−C線に沿う断面図である。
図5図2における第1収容凹部側を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1図3に示すように、本実施形態のコンパクト容器1は、例えば化粧料等の内容物を収容する携帯用の蓋付き容器であり、平面視矩形状の扁平容器である。このコンパクト容器1は、内容物が収容された中皿F及び塗布具Pをそれぞれ収容する容器本体2と、容器本体2にヒンジ部4を介して連結された開閉可能な蓋体3(図2参照)と、を備えている。また、コンパクト容器1のうち、ヒンジ部4の反対側の縁部に、蓋体3の容器本体2に対する閉状態を維持する係合部5が設けられている。
【0012】
なお、本実施形態では、コンパクト容器1の厚さ方向において、蓋体3側を上側とし、容器本体2側を下側とする。また、上下方向に直交する方向において、ヒンジ部4側を後側とし、係合部5側を前側とする。また、上下方向、及び前後方向に直交する方向を左右方向とする。
【0013】
容器本体2は、上方に向けて開口する箱型とされている。具体的に、容器本体2は、底壁部21と、底壁部21の外周縁から上方に向けて立設された周壁部22と、底壁部21から上方に向けて立設されるとともに、容器本体2内を左右方向で仕切る仕切壁23と、を備えている。
【0014】
底壁部21は、左右方向を長手方向とする平面視矩形状とされている。また、底壁部21のうち、左右方向の一方側(後述する第1収容凹部26側)に位置する部分には、底壁部21を上下方向に貫通して、第1収容凹部26の内外を連通させる皿取り外し孔21aが形成されている。
【0015】
周壁部22は、平面視で矩形枠状に形成され、前側に位置する前壁部22aと、後側に位置する後壁部22bと、左右方向の両側に位置するとともに、前壁部22a及び後壁部22b間を接続する側壁部22c,22dと、を有している。
図1図4に示すように、前壁部22aにおいて、左右方向の中間部には、下方に向けて窪む凹状の切欠部24(図1参照)が形成されている。
図1図2に示すように、側壁部22c,22dのうち、左右方向の一方側に位置する側壁部22cの上端縁には、左右方向の他方側に向けて突出する庇部20が形成されている。
【0016】
仕切壁23は、底壁部21における左右方向の中央部において、前後方向に沿って延設されている。そして、容器本体2内のうち、仕切壁23に対して左右方向の一方側には中皿Fを収容する第1収容凹部26が画成され、仕切壁23に対して左右方向の他方側には塗布具Pを収容する第2収容凹部27が画成されている。なお、図示の例において、仕切壁23の高さは、周壁部22よりも低くなっている。
【0017】
図2図3に示すように、蓋体3は、天壁部33と、天壁部33の外縁から下方に向けて延設された周壁部34と、を備えている。
天壁部33は、容器本体2の底壁部21と同様に左右方向を長手方向とする平面視矩形状とされ、閉状態において底壁部21に上下方向で対向している。図2図4に示すように、天壁部33のうち、第2収容凹部27に上下方向で対向する部分には、上方に向けて曲面状に窪む凹部31が形成されている。また、天壁部33の下面には、その全体に亘って鏡部36が配設されている。
【0018】
鏡部36は、アルミニウム等からなる蒸着フィルムが蓋体3にインモールド成型されて構成されており、天壁部33の下面に倣って形成されている。すなわち、本実施形態の鏡部36は、天壁部33のうち、左右方向の一方側に位置する部分は平面鏡になっており、左右方向の他方側(凹部31)に位置する部分は凹面鏡になっている。
【0019】
周壁部34は、平面視で矩形枠状に形成され、上述した容器本体2の周壁部22と同様に、前壁部34a、後壁部34b、並びにこれら前壁部34a及び後壁部34b間を接続する側壁部34c,34dを有している。
【0020】
図1図3に示すように、ヒンジ部4は、蓋体3の後壁部34bに形成されたヒンジ軸壁部41と、容器本体2の後壁部22b及びヒンジ軸壁部41間を連結する軸部42と、を備えている。
ヒンジ軸壁部41は、容器本体2の後壁部22bに形成されたヒンジ凹部43内に収容されている。
軸部42は、左右方向に沿って延びるとともに、ヒンジ凹部43における左右方向の内側端部と、ヒンジ軸壁部41における左右方向の外側端部と、をそれぞれ連結している。これにより、容器本体2に対して蓋体3が回動可能に支持されている。
【0021】
図4に示すように、係合部5は、コンパクト容器1における前端部の左右方向中央部に配設されている。具体的に、係合部5は、容器本体2に設けられた第1フック51と、蓋体3に設けられ、第1フック51と係合可能な第2フック52(図3参照)と、第1及び第2フック51,52の係合を解除するための操作部材53と、を有している。
【0022】
第1フック51は、容器本体2の切欠部24内に配設されたガイド壁部54を有している。ガイド壁部54は、その前面が容器本体2の前面よりも後方に配置されるとともに、上方に向かうに従い後方に向けて傾斜する傾斜面55とされている。
そして、ガイド壁部54の上端部には、第1爪部56が前方に向けて突設されている。また、ガイド壁部54の下端部には、前後方向に沿って延在するガイド穴部57(図3参照)が形成されている。
【0023】
第2フック52は、前壁部34aから下方に向けて延設された縦壁部61を有している。縦壁部61は、蓋体3の閉状態において、平面視で第1フック51と重なる位置に配置されている。また、縦壁部61の下端部には、蓋体3の閉状態において、容器本体2の切欠部24内に挿通され、第1フック51の第1爪部56に係合可能な第2爪部62が後方に向けて突設されている。
【0024】
操作部材53は、切欠部24の内側において容器本体2に支持されている。具体的に、操作部材53は、前後方向の位置が容器本体2の前壁部22a及び蓋体3の前壁部34aと同等の位置に配置された押圧壁部63と、押圧壁部63から後方に向けて突設された突起部64と、押圧壁部63の下端部に形成され、第1フック51のガイド穴部57内に挿入されたベース部65と、を有している。なお、操作部材53に第1爪部56を形成し、かつ突起部64、及び上述したガイド壁部54の傾斜面55に代えて、ガイド壁部54と操作部材53との間に例えば筒状の弾性体を介在させる構成にしても構わない。
【0025】
上述した中皿Fは、例えば金属等により形成され、上方に向けて開口する矩形の皿状を呈している。そして、図1図3図5に示すように、中皿Fは、皿枠70を介して第1収容凹部26内に着脱可能に収容されている。皿枠70は、中皿Fを着脱可能に保持する支持体71と、第1収容凹部26内に保持されるとともに、支持体71を囲繞する囲繞体72と、支持体71と囲繞体72とを連結する弾性変形可能な連結部73と、を有している。
【0026】
支持体71は、中皿Fの周壁部及び底部を下方から取り囲む箱型とされている。支持体71の底部のうち、上述した皿取り外し孔21aと上下方向で重なる部分には、支持体71の内外を連通させる連通筒75(図3参照)が下方に向けて突設されている。なお、上述した中皿Fは、周壁部が支持体71の周壁部内に嵌合されるとともに、底部が支持体71の底部に接着剤等を介して固定されている。
【0027】
囲繞体72は、支持体71の周壁部及び底部を下方から取り囲む箱型とされている。囲繞体72の底部のうち、上述した連通筒75と上下方向で重なる部分には、上述した連通筒75の下端部が嵌合された嵌合孔76(図3参照)が形成されている。そして、連通筒75内には、上述した皿取り外し孔21aを通してピン等の取出具(不図示)が挿通可能とされている。
【0028】
図2図5に示すように、囲繞体72における周壁部の上端縁には、突片部81が形成されている。図示の例において、突片部81は、周壁部の上端縁のうち、左右方向の両側に位置する部分から左右方向の外側に向けて各別に突設されている。これら突片部81のうち、左右方向の一方側に位置する突片部81は、上述した容器本体2の庇部20に下方から係止されている。
【0029】
また、囲繞体72における周壁部の下端縁には、容器本体2に係止される弾性変形可能な係止部82が配設されている。係止部82は、左右方向の外側に向けて突のアーチ状とされ、前後方向に延在している。具体的に、係止部82は、その前後方向における両端部が囲繞体72の周壁部に連設されるとともに、前後方向における中央部は、前後方向に沿って直線状に延在している。そして、これら係止部82は、容器本体2の側壁部22c及び仕切壁23に形成された一対の凹部83内に各別に係止されている。これら凹部83は、側壁部22c及び仕切壁23において、左右方向の外側に向けて窪むとともに、前後方向に沿って延在している。なお、係止部82は、上述した突片部81よりも左右方向の外側に位置している。
【0030】
このように、皿枠70は、突片部81及び係止部82が庇部20及び凹部83内にそれぞれ係止されることで、第1収容凹部26内に保持されている。このとき、囲繞体72の底部は、下方に向けて膨出する膨出部84(図5参照)を介して容器本体2の底壁部21に近接または当接している。
【0031】
図1に示すように、連結部73は、上方から見た平面視において、支持体71及び囲繞体72の上端縁を全周に亘って覆う枠状とされ、支持体71及び囲繞体72の上端縁同士を連結している。また、図5に示すように、連結部73は、上下方向に沿う縦断面視において、上方に向けて突の円弧状とされるとともに、少なくとも囲繞体72よりも薄肉に形成されている。また、連結部73のうち、支持体71との連結部分は連結部73の接線方向(上下方向)に沿って延び、囲繞体72との連結部分は下方に向けて突の円弧状とされている。なお、図示の例において、連結部73の上端縁は、中皿Fの上端縁よりも上方に位置している。また、連結部73は、エラストマー等の弾性変形可能な軟材質により構成しても構わない。
【0032】
ここで、皿枠70の内部、すなわち支持体71、囲繞体72及び連結部73で画成された内部空間S内には、衝撃吸収材87が配設されている。この衝撃吸収材87は、皿枠70よりも軟らかい(剛性の小さい)材料からなり、本実施形態ではゲルが好適に用いられている。なお、ゲルとしては、種々のゲル、高分子を基材とした高分子ゲル、高分子ゲル複合体等が挙げられる。また、本実施形態において、衝撃吸収材87は、内部空間S内に隙間なく充填されている。
【0033】
このように構成されたコンパクト容器1において、中皿Fが装着された皿枠70を容器本体2に取り付ける場合には、まず皿枠70の突片部81のうち、左右方向の一方側に位置する突片部81を、側壁部22cに形成された庇部20に下方から係止する。続いて、突片部81と庇部20との係止部分を起点に皿枠70を下方に向けて押し下げ、左右方向の一方側に位置する係止部82を、側壁部22cに形成された凹部83内に係止する。
その後、皿枠70をさらに押し下げ、左右方向の他方側に位置する係止部82を、仕切壁23に形成された凹部83内に係止する。これにより、突片部81及び係止部82が庇部20及び凹部83内にそれぞれ係止され、皿枠70が容器本体2の第1収容凹部26内に取り付けられる。
【0034】
また、中皿Fを交換する際には、皿取り出し孔21a及び連通筒75を通して容器本体2の外側から支持体71内にピン等の取出具を差し入れる。これにより、支持体71内に保持された中皿Fが、取出具を介して上方に向けて押し上げられ、皿枠70から取り外される。
その後、新たな内容物が充填された中皿Fを支持体71内に取り付けることで、中皿Fを交換できる。このように、コンパクト容器1の仕様変更を、中皿Fの交換作業のみで行うことができるので、使用コストを低減できる。この場合、中皿Fに充填される新たな内容物としては、取り外された中皿Fに充填された内容物と同じ種類でも異なる種類でも構わない。
【0035】
ここで、本実施形態では、落下等によってコンパクト容器1に衝撃力が加えられたとき、容器本体2を介して皿枠70に衝撃力が伝達されると、連結部73が弾性変形する。これにより、皿枠70の支持体71に支持された中皿Fが支持体71とともに弾性変位することで、容器本体2を介して中皿Fに伝達される衝撃力を緩和できる。
しかも、皿枠70内における支持体71と囲繞体72との間に衝撃吸収材87が配設されているため、皿枠70の囲繞体72に伝達された衝撃力が、衝撃吸収材87によって吸収され、支持体71に伝達される前に効率的に緩和されることになる。
その結果、中皿Fに収容される内容物の割れや飛散を抑制できる。なお、上述したように皿枠70自体に衝撃力の緩和機能を持たせることで、皿枠70が容器本体2から取り外された状態で、落下等により皿枠70に衝撃力が加えられたとしても、皿枠70を介して中皿Fに伝達される衝撃力を緩和できる。
【0036】
また、本実施形態では、皿枠70の囲繞体72が弾性変形可能な係止部82によって容器本体2に係止されるため、容器本体2に加えられる衝撃力により係止部82が弾性変形することで、中皿Fが皿枠70とともに弾性変位することになる。これによっても、容器本体2を介して中皿Fに伝達される衝撃力を緩和できる。
【0037】
また、インモールド成型により鏡部36を構成することで、凹面鏡や平面鏡等、様々なタイプの鏡部36を簡単、かつ同時に成形できる。さらに、別体の鏡を蓋体3に取り付ける構成に比べて蓋体3の薄型化を図ることができるため、皿枠70の追加に伴うコンパクト容器1の大型化を抑制できる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0039】
例えば、上述した実施形態では、中皿Fや容器本体2を平面視で矩形状に形成した場合について説明したが、これに限らず、他の形状であってもよい。
また、上述した実施形態では、容器本体2に中皿F及び塗布具Pを収容する構成について説明したが、少なくとも中皿Fが収容可能であれば構わない。
さらに、中皿F内に収容される内容物は、化粧料に限られない。
【0040】
また、内部空間S内に配設される衝撃吸収材87は、適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、衝撃吸収材87が内部空間S内に隙間なく充填されている構成について説明したが、これに限られない。例えば、内部空間S内の一部のみに衝撃吸収材87を配設しても構わない。
【0041】
また、上述した実施形態では、突片部81や係止部82が、囲繞体72の周壁部のうち左右方向の両側に配設された構成について説明したが、これに限らず、囲繞体72のうち少なくとも一部に配設されていれば構わない。例えば、囲繞体72の周壁部のうち、前後方向の両側や、全周に亘って突片部81や係止部82が配設されていても構わない。
【0042】
また、上述した実施形態では、鏡部36として、平面鏡及び凹面鏡を形成する場合について説明したが、これに限られない。すなわち、鏡部36の種類や倍率等は、適宜設計変更が可能である。
【0043】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0044】
1…コンパクト容器
2…容器本体
71…支持体
72…囲繞体
73…連結部
82…係止部
87…衝撃吸収材
F…中皿
図1
図2
図3
図4
図5