特開2015-209238(P2015-209238A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-209238(P2015-209238A)
(43)【公開日】2015年11月24日
(54)【発明の名称】封緘容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 51/22 20060101AFI20151027BHJP
【FI】
   B65D51/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-93064(P2014-93064)
(22)【出願日】2014年4月28日
(71)【出願人】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100113169
【弁理士】
【氏名又は名称】今岡 憲
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 明彦
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA12
3E084BA03
3E084BA06
3E084CA01
3E084CB02
3E084DA01
3E084DB12
3E084DB18
3E084FA09
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084GB09
3E084GB11
3E084HB02
3E084HD04
3E084LA17
3E084LA25
3E084LB02
3E084LB07
3E084LC01
(57)【要約】
【課題】シール蓋に開孔する孔の面積を十分に広げることが可能な封緘容器を提供する。
【解決手段】口頸部6を起立する容器体2と、上記口頸部6を封鎖するシール蓋8と、このシール蓋8と向かい合わせて口頸部6に対して昇降可能に支承された開孔手段20とを具備する。上記開孔手段20は、基部24より、垂直方向から見て中心点Cから放射状に配向する複数のカッター刃28と、カッター刃同士の間に位置させた複数の押圧片32とをそれぞれシール蓋8側へ突出させてなり、この開孔手段20をシール蓋8へ圧接させることで、カッター刃28がシール蓋8に突入して放射形状の孔を開口するとともに、カッター刃同士の間のシール蓋8を押圧片32で圧接することで当該孔を押し広げるように構成した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
口頸部(6)を起立する容器体(2)と、
上記口頸部(6)を封鎖するシール蓋(8)と、
このシール蓋(8)と向かい合わせて口頸部(6)に対して昇降可能に支承された開孔手段(20)と、
を具備し、
上記開孔手段(20)は、基部(24)より、垂直方向から見て中心点(C)から放射状に配向する複数のカッター刃(28)と、カッター刃同士の間に位置させた複数の押圧片(32)とをそれぞれシール蓋(8)側へ突出させてなり、
この開孔手段(20)をシール蓋(8)へ圧接させることで、カッター刃(28)がシール蓋(8)に突入して放射形状の孔を開口するとともに、カッター刃(28)同士の間のシール蓋(8)を押圧片(32)で圧接することで当該孔を押し広げるように構成したことを特徴とする、封緘容器。
【請求項2】
上記口頸部(6)の外面に外周壁(14)の下半部を嵌合するとともに、外周壁(14)の上半部から上内方へ突出する複数の弾性支承片(22)の先端部に開孔手段(20)の基部(24)を連結し、それら弾性支承片(22)の弾性変形により、開孔手段(20)が下方へ弾性反転することが可能としたことを特徴とする、請求項1記載の封緘容器。
【請求項3】
上記口頸部(6)から起立する外周壁(14)を含むキャップ本体(12)、及び、外周壁(14)の上部に嵌合した蓋体(42)とからなるキャップ(10)を具備し、
上記開孔手段(20)は、上記外周壁(14)の上部内に支承したことを特徴とする、請求項2記載の封緘容器。
【請求項4】
上記押圧片(32)は、上記開孔手段(20)の中心点(C)から離して、中心点(C)に対して放射状に配向した垂直板状の押圧突起(36)を含むことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載の封緘容器。
【請求項5】
上記カッター刃(28)は、それぞれの内端部を相互に連結して放射状のカッター(26)に形成しており、
各カッター刃(28)の外側部分を、カッター刃(28)の内側部分に比べて水平面に対して小さな勾配を有し又は無勾配となるように形成して、押圧片(32)とともにシール蓋(8)を押圧する補助押圧部(30)としたことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の封緘容器。
【請求項6】
上記基部(24)はリング状に形成しており、
この基部(24)に対して、周方向に間隔を存してカッター刃(28)及び押圧片(32)の外端部をそれぞれ交互に連結していることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載の封緘容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、封緘容器に関する。
【背景技術】
【0002】
この種容器として容器体の口頸部上端面を封鎖するシール蓋を設けるとともに、口頸部の外面から起立する周壁内に下から見て十字形のカッターを下降可能に挿入し、このカッターを下降させることでシール蓋を破断することが可能に構成したものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−72921
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の容器では、十字形のカッターをシール蓋に突入させて開孔するようにしているが、シール蓋の材質によっては、例えばアルミなどを使用した場合には、孔が十分な大きさで開かないという問題点があった。
【0005】
本発明の目的は、シール蓋に開孔する孔の面積を十分に広げることが可能な封緘容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、口頸部6を起立する容器体2と、
上記口頸部6を封鎖するシール蓋8と、
このシール蓋8と向かい合わせて口頸部6に対して昇降可能に支承された開孔手段20と、
を具備し、
上記開孔手段20は、基部24より、垂直方向から見て中心点Cから放射状に配向する複数のカッター刃28と、カッター刃同士の間に位置させた複数の押圧片32とをそれぞれシール蓋8側へ突出させてなり、
この開孔手段20をシール蓋8へ圧接させることで、カッター刃28がシール蓋8に突入して放射形状の孔を開口するとともに、カッター刃28同士の間のシール蓋8を押圧片32で圧接することで当該孔を押し広げるように構成した。
【0007】
本手段は、図1に示す如く、シール蓋に穿孔するためのカッター刃28の他に、孔を押し広げるための押圧片32を有する開孔手段20を設けることを提案する。これにより、孔の開口面積を十分に大きくすることができる。
【0008】
「押圧片」は、カッター刃と同数であることが好ましいが、このことは必ずしも発明の必須条件ではない。
「基部」は、カッター26の中心点Cと同心状のリング体とし、このリング体の周方向に等間隔にカッター刃28及び押圧片32を連結することができる。
【0009】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記口頸部6の外面に外周壁14の下半部を嵌合するとともに、外周壁14の上半部から上内方へ突出する複数の弾性支承片22の先端部に開孔手段20の基部24を連結し、それら弾性支承片22の弾性変形により、開孔手段20が下方へ弾性反転することが可能とした。
【0010】
本手段は、図2に示す如く、上記開孔手段20の基部24を弾性反転可能に支承する弾性支承片22を設けることを提案する。この構成では、開孔手段20をシール蓋8へ例えば手で圧接した場合に、開孔手段20のカッター26及び押圧片32がシール蓋8に当たる瞬間に手の圧接力の他に弾性支承片22の弾性力が加わる。従って孔hを押し広げることが容易である。
【0011】
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ
上記口頸部6から起立する外周壁14を含むキャップ本体12、及び、外周壁14の上部に嵌合した蓋体42とからなるキャップ10を具備し、
上記開孔手段20は、上記外周壁14の上部内に支承した。
【0012】
本手段は、図1に示す如く、開孔手段20をキャップ10の内部に支承させている。従って開孔手段20が不意に他物に当たってシール蓋8側へ反転する不都合を回避できる。
【0013】
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ
上記押圧片32は、上記開孔手段20の中心点Cから離して、中心点Cに対して放射状に配向した垂直板状の押圧突起36を含む。
【0014】
本手段では、押圧片32を、図1に示す如く放射方向に配向した垂直板として形成している。垂直板は、カッター26により開口した孔を放射方向外側へ押し広げるときに十分な剛性を発揮できるので、十分に孔を拡開することができる。
【0015】
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記カッター刃28は、それぞれの内端部を相互に連結して放射状のカッター26に形成しており、
各カッター刃28の外側部分を、カッター刃28の内側部分に比べて水平面に対して小さな勾配を有し又は無勾配となるように形成して、押圧片32とともにシール蓋8を押圧する補助押圧部30とした。
【0016】
本手段では、図2に示すように、カッター刃28の外側部分を、押圧片32とともにシール蓋8を押圧する補助押圧部30とすることを提案している。そのためには、当該外側部分が内側部分に比べて水平面に対して小さな勾配又は無勾配となるようにすればよい。
【0017】
第6の手段は、第1の手段から第5の手段のいずれかを有し、かつ
上記基部24はリング状に形成しており、
この基部24に対して、周方向に間隔を存してカッター刃28及び押圧片32の外端部をそれぞれ交互に連結している。
【0018】
本手段では、図1に示すように基部24をリング状に形成して、当該基部にカッター刃28及び押圧片32をそれぞれ連結している。リング状の基部24内を内容物が通過するので、開孔手段20が内容物の吐出の邪魔になることがない。
【発明の効果】
【0019】
第1の手段に係る発明によれば、カッター刃28及び押圧片32との組み合わせにより、シール蓋8を十分に開口することができる。
第2の手段に係る発明によれば、開孔手段20をシール蓋8へ圧接させるときに、開孔手段20の弾性反転による付勢力が加わるので、シール蓋8を破断させ易い。
第3の手段に係る発明によれば、キャップ10内に開孔手段20を支承させたから、不意に開孔手段20に接触してシール蓋8を開口させてしまうことを防止できる。
第4の手段に係る発明によれば、押圧片32を上記中心点Cから離れて、当該中心点Cに対して放射状に配向した垂直板としたから、孔を押し広げる効果を十分に発揮できる。
第5の手段に係る発明によれば、カッター刃28の外側部分を、押圧片32とともにシール蓋8を押圧する補助押圧部30としたから、孔を押し広げる機能がさらに向上する。
第6の手段に係る発明によれば、リング状の基部24にカッター刃28及び押圧片32を連結したから、開孔手段20が内容物の吐出を妨げない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の第1実施形態に係る封緘容器の一部を切り欠いて示す平面図である。
図2図1の容器のII−II方向の断面図である。
図3図1の容器のIII−III方向の断面図である。
図4図1の容器の主要部品の斜視図である。
図5図1の容器の開封作業の初期段階の説明図であり、同図(A)は蓋体を外した容器の平面図、同図(B)は同図(A)のB−B方向の断面図、同図(C)は同図(A)のC−C方向の断面図である。
図6図1の容器の開封作業が進んだ段階の説明図であり、同図(A)は蓋体を外した容器の平面図、同図(B)は同図(A)のB−B方向の断面図、同図(C)は同図(A)のC−C方向の断面図である。
図7】本発明の第2実施形態に係る封緘容器の一部を切り欠いて示す平面図である。
図8図7の容器のVIII−VIII方向の断面図である。
図9図7の容器のIX−IX方向の断面図である。
図10図7の容器の変形例の平面図である。
図11図10の容器のXI−XI方向の断面図である。
図12図10の容器の作用の説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1から図6は、本発明の第1の実施形態に係る封緘容器を示している。
【0022】
この封緘容器は、本実施形態において容器体2とシール蓋8とキャップ10とで構成されている。これら容器体及びキャップは、例えば合成樹脂材で、またシール蓋8は例えばアルミニウムなどの金属でそれぞれ形成することができる。
【0023】
容器体2は、胴部4から肩部を介して口頸部6を起立している。図示の口頸部6は、その下部6a及び上部6cに比べて上下方向の中間部6bを大径に形成しており、この中間部の外面に螺条を形成している。
【0024】
シール蓋8は、本実施形態において、口頸部6を封鎖するように口頸部6の上端面に気密に取り付けている。
【0025】
キャップ10は、キャップ本体12と蓋体42とで形成している。もっともこれらの構成は適宜変更することができる。
【0026】
上記キャップ本体12は、口頸部6に対して装着可能な上下両端開口の外周壁14を有し、この外周壁14の内部に開孔手段20を形成している。
【0027】
図示例において、上記外周壁14は、大径周壁部14aの上端から内向きフランジ部14bを介して小径周壁部14cを起立している。上記大径周壁部14aの内面には螺条を形成して、上記口頸部6の中間部6b外面へ螺着できるようにしている。また上記内向きフランジ部14bの下面に環状リブ15が形成されており、上記大径周壁部14aを上記中間部6bへ螺着することにより、上記環状リブ15と口頸部6の上端面との間にシール蓋8が挟持されるように形成している。また上記内向きフランジ部14bの上面からは、係止筒部16を起立している。また上記小径周壁部14cの上部は、先端大径のテーパ状部18に形成している。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
【0028】
上記開孔手段20は、図1に示す如く、複数の弾性支承片22と基部24とカッター26と押圧片32とで形成される。
【0029】
上記弾性支承片22は、本実施形態において、外周壁14の半径方向に配向して、外端を小径周壁部14cの内面の連結点Jに、内端を基部24にそれぞれ連結している。弾性支承片22は、小径周壁部14cの周方向に等間隔で形成することが好ましい。図示の弾性支承片22は、上記連結点Jから上記基部24へ、上内方へ傾斜して延びており、開孔手段20の下方への弾性反転が可能に形成している。
【0030】
上記基部24は、図示例においてリング体として形成している。しかしながら、口頸部6からの内容物の注出が可能である限り、基部24はどのような構造でも構わない。
【0031】
上記基部24からは、上述のカッター26及び押圧片32をそれぞれシール蓋8の側へ突出している。図3に示す如く、上記基部24が位置する仮想水平面Iからのカッター26の突出長L1は、仮想水平面Iからの押圧片32の突出長L2よりも大きい。これにより、開孔手段20をシール蓋8側へ動かしたときに、押圧片32がシール蓋8に接する前にカッター26がシール蓋8へ突入することになる。
【0032】
上記カッター26は、垂直方向から見て、図1に示すように、中心点Cから放射形状に広がる複数のカッター刃28を基部24に連設している。図示例では、4枚のカッター刃28を十字形になるように連結しているが、例えば3枚のカッター刃28、或いは5枚のカッター刃を放射状に配置し、中心点においてカッター刃同士を、また外端側でカッター刃と基部24とをそれぞれ連結しても構わない。
【0033】
各カッター刃28は、少なくとも中心点C近くで下端面を傾斜面S1としており、中心点側の下端面部分が刃先としてシール蓋8に刺さるように形成している。放射形状に配列されたカッター刃28の刃先をシール蓋8に放射形状の孔が開口するように形成している。この孔は、後述の押圧片32によりさらに押し広げられる。なお、図示例では、中心点Cから離れたカッター刃部分を、下端面を水平面S2とする補助押圧部30としている。補助押圧部30は、押圧片32とともに孔を押し広げる作用を有する。しかしながら、補助押圧部30を省略して、カッター刃28の下端面全体を傾斜面としても構わない。
【0034】
上記押圧片32は、本実施形態において、図3に示す如く、基部24から内方突出する連結棒部34と、この連結棒部34から垂下する押圧突起36とで形成している。押圧突起36は、上側から見て、放射方向に配向された垂直板状に形成されている。
【0035】
上記押圧片32の機能は、カッター26により開口された孔hを押し広げることである。押圧突起36がシール蓋に圧接されることで、少なくとも押圧片の形成箇所において、上述の孔は、押圧突起36の外端まで押し広げられる(図6(A)参照)。カッター26の中心点Cから各押圧突起36の外端までの距離R1は等距離とすることが好適である。
【0036】
押圧片32と同様に、補助押圧部30も補助押圧部30の外端まで上述の孔hを押し広げる。好適な図示例において、カッター26の中心点Cから各補助押圧部30の外端までの距離R2は等距離であり、各押圧突起36の外端までの距離R1とも等しい。これにより上述の孔hを均等に押し広げることができる。図示例では、上記仮想水平面Iから押圧片32までの突出長L2と上記仮想水平面Iから補助押圧部30の下面までの突出長とを同程度としている。
【0037】
上記蓋体42は、頂壁部44の外周部から大径の蓋周壁46及び小径のシール筒部48をそれぞれ垂下している。そして蓋周壁46の下端部は上記係止筒部16の外面に着脱可能に嵌合している。またシール筒部48は、上記小径周壁部14c内に液密に嵌合している。
【0038】
上記構成によれば、キャップ本体12から蓋体42を外した後に開孔手段20の基部24を押し下げると、開孔手段20の基部24とカッター26及び押圧片32は、弾性支承片22の作用により下方へ弾性反転する。これにより、シール蓋に孔が開口され、次にその孔が押し広げられることで封緘が解除される。以下、図面により、この行程を説明する。
【0039】
図5は、カッター26がシール蓋8に突入した直後の状態を示している。同図(B)に示す如く、カッター26の刃先のみがシール蓋8に刺さり、十字形の孔hが開口する。この段階では押圧片32は未だシール蓋8に当接していない(同図(C)参照)。
【0040】
図6は、図5の状態からさらに基部24とカッター26及び押圧片32とが下降した状態を示している。同図(C)に示す如く、押圧片32がカッター刃28同士の間のシール蓋部分に当接して押し下げることで孔hが大きく押し広げられている。また同図(B)に示す如く、補助押圧部30もシール蓋に当接して孔をさらに大きく押し広げることに寄与している。本実施形態では、孔は同図(A)に示すように、正八角形状に押し広げられている。
【0041】
内容物を吐出するときには、その状態から容器を反転させればよい。内容物は、上述の押し広げられた孔hを通り、基部であるリング体の内部を追加して外部へ吐出されるので、使い勝手がよい。
【0042】
以下本発明の他の実施形態を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成については解説を省略する。
【0043】
図7から図9は、本発明の第2実施形態を示している。本実施形態では、上記押圧片32の押圧突起36を縦棒形状にしたものである。
【0044】
図10から図12は、第2実施形態の変形例を示す。この変形例では、連結棒部34を長くすることで押圧突起36をカッター26の中心点C側へ移動させている。垂直方向から見たときに、上記押圧突起36は、隣接する2本のカッター刃28の外端を結ぶ仮想線分の上に位置している。この構成によれば、上述のカッター26で形成した孔hを押圧片32で押し広げるときに、図12に示す如く、押し広げられた孔hの形状が略四角形状となる。
【符号の説明】
【0045】
2…容器体 4…胴部 6…口頸部 6a…下部 6b…中間部 6c…上部
8…シール蓋
10…キャップ 12…キャップ本体 14…外周壁
14a…大径周壁部 14b…内向きフランジ部 14c…小径周壁部
15…環状リブ 16…係止筒部 18…テーパ状部
20…開孔手段 22…弾性支承片 24…基部 26…カッター
28…カッター刃 30…補助押圧部
32…押圧片 34…連結棒部 36…押圧突起
42…蓋体 44…頂壁部 46…蓋周壁 48…シール筒部
C…中心点 h…孔 I…仮想水平面 J…連結点
S1…傾斜面 S2…水平面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12