【解決手段】一対の伝熱板を結合させることで内部に第1流動路が形成されるペアを複数組み立てることで前記ペア同士の間に第2流動路が形成されるコアと、前記コアの各角部に配置された複数の支持ビームと、前記コアと前記支持ビームとの間に挟持され、「U」字形に折り曲げられた板状のコアスプリングと、
それぞれの前記支持ビームの両端に締結される一対のケーシングと、前記コア、前記支持ビーム、前記コアスプリング、及び前記ケーシングの外面にそれぞれ形成されたホーロー層と、を含む、組立型板状熱交換器。
前記ホーロー層は、前記コア、前記支持ビーム、前記コアスプリング、及び前記ケーシングの外面にそれぞれ積層されるオイル層と、フリット、顔料及びシリコン系オイルが添加されて乾式粉砕され、前記オイル層の上面に塗布されることで形成される上薬層と、を含み、前記上薬層の塗布後に焼成加工されるによって形成される、請求項1に記載の組立型板状熱交換器。
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、酸化ホウ素20〜30質量部、酸化ナトリウム20〜30質量部、及び酸化カルシウム5〜10質量部を含む、請求項2に記載の組立型板状熱交換器。
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、酸化カリウム1〜5質量部、酸化マグネシウム0.5〜2質量部、酸化亜鉛1〜5質量部、酸化リチウム1〜5質量部、二酸化マンガン1〜5質量部、酸化コバルト0.5〜2質量部、酸化ニッケル1〜5質量部、酸化銅1〜5質量部、酸化ストロンチウム0.5〜2質量部、酸化アルミニウム0.5〜2質量部、三酸化二鉄1〜5質量部、五酸化燐0.5〜2質量部、二酸化チタン1〜5質量部、三酸化二クロム0.5〜2質量部、三酸化モリブデン0.5〜2質量部、及び二酸化セリウム0.5〜2質量部の中から選択された1種以上の酸化物をさらに含む、請求項3に記載の組立型板状熱交換器。
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、電気炉精錬スラグ10〜20質量部、塩化アンモニウム0.05〜3質量部、及びプロピオンアミド0.01〜0.05質量部をさらに含む、請求項3または4に記載の組立型板状熱交換器。
前記コアは、両側面に最外側伝熱板が設けられ、前記最外側伝熱板に締結される前記一対のケーシングとの間には遮断空間部が形成されることを特徴とする、請求項6〜9のいずれか一項に記載の組立型板状熱交換器。
前記最外側伝熱板は、前記一対のケーシングに設けられる折曲形状の締結板と、前記締結板と前記ケーシングとの空間を埋める締結バーとの間に、前記最外側伝熱板の前記第1折曲部が挟まれることによって前記一対のケーシングに締結される、請求項10に記載の組立型板状熱交換器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、前記技術において、コア、ケーシング、支持ビーム、スプリングを結合する場合、それぞれの構成部を溶接で組み立てるため、製造が容易でなかった。また、溶接によってさらに他の熱変形などが引き起こされるという問題があった。さらに、故障などによって解体が必要な場合に、解体が容易でないという問題があった。
【0011】
一方、従来の熱交換器では、熱損失を防止するために、素材として金属または合金などが用いられる。しかし、金属の特性上、外部に露出される場合、多様な環境変化によって金属の変質または変形が発生する可能性があり、変質または変形により寿命が低下する可能性があった。
【0012】
そのため、鋼板の表面に塗装層を塗布することにより鋼板を外部環境から保護する技術が提案されている。しかし、熱交換器は、熱交換によって鋼板に反復的な膨脹および収縮が発生するため、塗装層が鋼板から剥離、または破損することがあった。塗装層が剥離または破損した部位は、鋼板が露出してしまうため、かかる技術では、問題点を克服することが難しかった。
【0013】
そこで、本発明の目的とするところは、伝熱板の膨脹及び収縮を補正しつつ、それぞれの構成部材の組立の際に溶接部が最小化されることにより組立及び解体が容易な、新規かつ改良された組立型板状熱交換器を提供することにある。
【0014】
また、本発明の目的とするところは、金属材から構成されるコア、支持ビーム及びケーシングなどの表面にホーロー層からなる塗装層を形成して物理的特性を強化することにより、外部環境への耐性が向上した、新規かつ改良された組立型板状熱交換器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、一対の伝熱板を結合させることで内部に第1流動路が形成されるペアを複数組み立てることで前記ペア同士の間に第2流動路が形成されるコアと、前記コアの各角部に配置された複数の支持ビームと、前記コアと前記支持ビームとの間に挟持され、「U」字形に折り曲げられた板状のコアスプリングと、それぞれの前記支持ビームの両端に締結される一対のケーシングと、前記コア、前記支持ビーム、前記コアスプリング、及び前記ケーシングの外面にそれぞれ形成されたホーロー層と、を含む、組立型板状熱交換器が提供される。
【0016】
前記ホーロー層は、前記コア、前記支持ビーム、前記コアスプリング、及び前記ケーシングの外面にそれぞれ積層されるオイル層と、フリット、顔料及びシリコン系オイルが添加されて乾式粉砕され、前記オイル層の上面に塗布されることで形成される上薬層と、を含み、前記上薬層の塗布後に焼成加工されるによって形成されてもよい。
【0017】
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、酸化ホウ素20〜30質量部、酸化ナトリウム20〜30質量部、及び酸化カルシウム5〜10質量部を含んでもよい。
【0018】
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、酸化カリウム1〜5質量部、酸化マグネシウム0.5〜2質量部、酸化亜鉛1〜5質量部、酸化リチウム1〜5質量部、二酸化マンガン1〜5質量部、酸化コバルト0.5〜2質量部、酸化ニッケル1〜5質量部、酸化銅1〜5質量部、酸化ストロンチウム0.5〜2質量部、酸化アルミニウム0.5〜2質量部、三酸化二鉄1〜5質量部、五酸化燐0.5〜2質量部、二酸化チタン1〜5質量部、三酸化二クロム0.5〜2質量部、三酸化モリブデン0.5〜2質量部、及び二酸化セリウム0.5〜2質量部の中から選択された1種以上の酸化物をさらに含んでもよい。
【0019】
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、電気炉精錬スラグ10〜20質量部、塩化アンモニウム0.05〜3質量部、及びプロピオンアミド0.01〜0.05質量部をさらに含んでもよい。
【0020】
前記コアは、複数の前記ペアを含み、それぞれの前記ペアは一対の前記伝熱板を含み、それぞれの前記伝熱板は四角板状であり、前記伝熱板は、一両側辺に形成される一対の第1折曲部と、他の両側辺に形成され、前記第1折曲部の折曲方向とは反対方向に折り曲げられた第2折曲部とを備え、対となる前記伝熱板の前記第1折曲部同士が結合されることで、対となる前記伝熱板同士の内部に前記第1流動路が形成され、前記伝熱板の前記第2折曲部同士が結合されることで前記ペア同士の間に前記第1流動路の流動方向と直交する流動方向を有する前記第2流動路が形成され、前記コアは、前記伝熱板間の前記第2折曲部によって形成される開口をカバーし、前記コアスプリングと締結されるエッジカバーをさらに含んでもよい。
【0021】
それぞれ形成された一対の前記第2折曲部の端部に、それぞれ保護カバーがさらに設けられてもよい。
【0022】
折り曲げられた板状形状を有し、一端部は前記支持ビームに締結され、前記一端部と対向する他端部には複数の収容切欠部が形成される弾性支持フレームをさらに含み、前記収容切欠部は、前記保護カバーの各々を収容してもよい。
【0023】
前記一対のケーシングは弾性締結具によって締結され、前記弾性締結具は、前記ケーシングの外側に突出し、端部にフランジが形成された締結管と、前記締結管を貫通するスタッドと、前記スタッドによって貫通され、前記フランジと接するワッシャスプリングと、前記スタッドによって貫通され、前記ワッシャスプリングと接するワッシャと、前記ワッシャの外側で前記スタッドと締結される締結ナットとを含んでもよい。
【0024】
前記コアは、両側面に最外側伝熱板が設けられ、前記最外側伝熱板に締結される前記一対のケーシングとの間には遮断空間部が形成されてもよい。
【0025】
前記最外側伝熱板は、前記一対のケーシングに設けられる折曲形状の締結板と、前記締結板と前記ケーシングとの空間を埋める締結バーとの間に、前記最外側伝熱板の前記第1折曲部が挟まれることによって前記一対のケーシングに締結されてもよい。
【発明の効果】
【0026】
以上説明したように、本発明に係る組立型板状熱交換器は、コア、一対のケーシング、支持ビームなどがボルト結合などによって締結可能であるため、溶接が必要なく、組立の際の変形などの問題が発生せず、組立及び解体が容易である。また、本発明に係る組立型板状熱交換器は、それぞれの構成がコアスプリング、弾性締結具などによって締結され、高温流体によるコアの膨脹及び収縮を補正することができるため、亀裂、疲労などを防止して耐久性を向上させることができる。
【0027】
また、本発明に係る組立型板状熱交換器は、コア、支持ビーム及びケーシングなどの金属製鋼板に変形に対する構造的な補正手段を設けるとともに、表面にホーロー層を形成することにより、鋼板の耐食性、耐化学性、耐候性及び耐熱性などの物理的特性を強化することができる。特に、本発明に係る組立型板状熱交換器は、熱変形によってホーロー層が鋼板から剥離されないため、より鋼板の物理的特性を強化することができる。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の構成及び作用を添付図面に基づいてより具体的に説明する。本発明の説明において、この明細書及び請求範囲に使用された用語や単語は、発明者が自分の発明を最良の方法で説明するために用語の概念を適切に定義するという原則に従って、本発明の技術的思想に合う意味及び概念に解釈されなければならない。
【0030】
本発明は、組立型板状熱交換器に関する。具体的には、本発明は、ビーム及びコアがそれぞれ単位モジュールで構成されて組立または解体が容易であり、締結手段に弾性を付与することでコアの熱変形を補正し、亀裂および漏洩などを防止して構造的安全性を増加させた組立型板状熱交換器に関する。また、本発明は、ケーシング、ビーム及びコアの外面をホーロー層でコートし、相互間の熱交換時の熱損失を防止し、また、温度の急変による変形に対する耐久性を向上させることができる組立型板状熱交換器に関する。
【0031】
図1は本発明のホーロー層が形成された組立型板状熱交換器の斜視図であり、
図2は本発明のホーロー層が形成された組立型板状熱交換器の分解斜視図である。また、
図3は本発明の一構成部材である伝熱板を示す斜視図であり、
図4は本発明の一構成部材であるペアを示す斜視図であり、
図5は本発明の一構成部材であるコアを示す斜視図である。また、
図6は
図1のA部の結合状態を示す詳細図であり、
図7は
図1のB部の結合状態を示す詳細図である。また、
図8は本発明の一実施例であるコアに保護カバー及び弾性支持フレームが形成された構成を示す平面図である。さらに、
図9は本発明の一実施例であるホーロー層のコーティング工程を説明するフローチャート図であり、
図10は本発明の一実施例に係るホーロー層を示す断面図である。
【0032】
本発明の組立型板状熱交換器は、
図1に示すように、一対の伝熱板100が結合されてなるペア200が複数結合されてなるコア300と、一対のケーシング500と、ケーシング500の間に装着される複数の支持ビーム600と、を備える。また、本発明の組立型板状熱交換器は、前記コア300および前記ケーシング500の間に装着されるコアスプリング400と、前記ケーシング500の間に形成された弾性締結具700とをさらに備える。
【0033】
また、前記コア300、支持ビーム600及びケーシング500の外面には、それぞれホーロー層900がコートされる。これにより、外部環境にさらされるコア300、支持ビーム600及びケーシング500の耐久性を強化することができ、かつ、熱損失を防止することができる。また、これにより、熱交換の特性上発生する、温度の急変による金属の形状変形にも対応できるようになる。
【0034】
前記ケーシング500は、
図1及び
図2に示すように、前記コア300の両側面において高温流体(HF)および低温流体(LF)が流されないコア300の両外側の伝熱板100(最外側伝熱板100−1)に、後述する締結板530などを介して結合される構成部材である。前記ケーシング500の端部には、折曲部が形成されることで突出リブ510が設けられる。このような突出リブ510はケーシング500の座屈変形などを防止する構成部材である。
【0035】
前記支持ビーム600は、一対のケーシング500の間に装着される構造部材である。前記支持ビーム600は、ケーシング500の角部に装着され、その内部にコア300などが定置することができるようにする構成部材である。前記支持ビーム600は、多様に形成することができるが、
図1及び
図2では、中空をなすように平板を折り曲げたバー状であり、両端が塞がった形状を有する支持ビーム600を例示する。また、
図1及び
図2では、支持ビーム600は、四角板状のケーシング500の4つの角部に4つ装着される。前記支持ビーム600と前記ケーシング500とは、図示しないボルト結合によって締結される。
【0036】
前記コア300は、前述したように、一対の伝熱板100が結合されたペア200が複数結合されてなる。前記コア300は、高温流体(HF)と低温流体(LF)とがコア300の内部で分離された流動を形成するように伝熱板100によって多様に構成され、本発明ではその一例を例示する。
図3に示すように、伝熱板100は四角板状の部材であり、一対の両側辺に折り曲げられて形成される一対の第1折曲部110と、他の一対の両側辺に形成され、前記第1折曲部の折曲方向とは反対方向に折り曲げられた第2折曲部120とを有する。前記第1折曲部110及び前記第2折曲部120が形成される場合、前記第1折曲部110及び前記第2折曲部120は、伝熱板100の平板部130において、それぞれ傾斜面140、150を構成されるように形成されることが好ましい。このような傾斜面140、150によって、流体が流動する際に渦流が発生することを防止することができる。前記伝熱板100には、図示されないコーティング層が形成され、腐食及び熱変形が防止される。前記コーティング層は、公知の技術であり、ホーローコーティング、ガラスコーティングなどの腐食防止のための多様なコーティング技術を用いて形成することができるのは言うまでもない。
【0037】
図4は、一対の伝熱板100を結合して形成されたペア200を示す。ペア200は、それぞれの伝熱板100に形成されたそれぞれの対向する第1折曲部110を接合することにより形成される。前記ペア200には、前記第1折曲部110の折曲によって内部空間が形成され、該内部空間によって第1折曲部110と平行な第1流動路210が形成される。前記第1流動路210を通って高温流体(HF)または低温流体(LF)の流動が可能になる。なお、図面には前記第1流動路210を通じて高温流体(HF)が流動する場合を示した。
【0038】
一方、
図3などには、それぞれの伝熱板100の平板部130の一面にスタッドピン160が複数形成された例を示した。前記スタッドピン160によれば、高温流体(HF)によって発生する熱変形などによって、前記第1流動路210及び後述する第2流動路310の間隔が変動することを防止することができる。
【0039】
また、
図3などに示すように、それぞれの伝熱板100は、平板部130の一面にスタッドバー170が、複数形成される。前記スタッドバー170によれば、高温流体(HF)によって発生する熱変形などによって、前記第1流動路210及び後述する第2流動路310の間隔が変動することを防止することができる。
【0040】
また、
図4に示すように、前記ペア200には、一対の伝熱板100それぞれの第2折曲部120及び傾斜面150によってペア200の上端及び下端に形成される開口をカバーするエッジカバー220がそれぞれ装着される。このようなエッジカバー220により、第1流動路210の入口及び出口で流体が漏洩することを防止することができる。また、本発明では、前記エッジカバー220の一端部が第2折曲部120の外側に突出するようにし、一端部にボルト孔221を形成することで、前記支持ビーム600に一端部410が結合できるようにしている。具体的には、一端部410は、前記支持ビーム600に到着されたコアスプリング400の他端部420にボルト結合(図示せず)によって締結される。すなわち、前記コア300は、前記エッジカバー220によって前記支持ビーム600とコアスプリング400を介して結合される。最終的に、コア300と支持ビーム600とは、ボルト結合によって結合され、組立及び解体を容易にすることができる。
【0041】
また、
図6に示すように、前記エッジカバー220と前記コアスプリング400との締結の際に、前記エッジカバー220と前記コアスプリング400との間にセラミック板430が挟まれて締結される。これによれば、コア300で発生する熱を前記セラミック板430が遮断するため、熱によるコアスプリング400の変形が防止され、全体としてコア300の熱による位置変形などを防止することにより、熱交換効率を向上させることができる。
【0042】
前記セラミック板430は、酸化亜鉛、インジウムスズ酸化物、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、アンチモンスズ酸化物、カオリン、二酸化ケイ素、三酸化アルミニウムからなる群より選択された1種、または2種以上の混合物からなることができる。このような組成によれば、コア300のエッジカバー220を介して前記コアスプリング400に熱が伝逹されることを防止することができる。
【0043】
また、
図6に示すように、前記セラミック板430の上面にはワッシャ板(図示せず)がさらに設けられて締結されてもよい。
【0044】
前述したような構成のペア200が複数結合されることによって前記コア300が形成される。前記コア300は、それぞれのペア200を構成する伝熱板100の第2折曲部120を結合することによって形成される。前記第2折曲部120の折曲によって内部空間が形成され、該内部空間によって第2折曲部120と平行な第2流動路310が形成される。前記第2流動路310を通って高温流体(HF)または低温流体(LF)の流動が可能になる。なお、図面には前記第2流動路310を通じて低温流体(LF)が流動する場合を示した。例えば、
図5に示すように、前記第1流動路210と前記第2流動路310とは直交する形状に流路が形成され、コア300上において、上側から下側に低温流体(LF)が流動し、手前側から奥側に高温流体(HF)が流動する。すなわち、コア300を形成する伝熱板100を挟んで高温流体(HF)と低温流体(LF)とが分離されて流動することにより、伝熱板100を介して熱交換がなされる。本発明の組立型板状熱交換器は、このような熱交換によって熱を回収するものである。
【0045】
特に、本発明では、前述したように、前記コア300が前記エッジカバー220によって、コアスプリング400を介して前記支持ビーム600と締結される。前記コアスプリング400は「U」字形に折り曲げられた板状部材であり、一端部410は、前記支持ビーム600に装着され、他端部420は、前記コア300の前記エッジカバー220にボルト結合で締結される。図面に示すように、本発明では、前記コア300のそれぞれの角部に四つのコアスプリング400が設けられ、フレームとなる支持ビーム600にそれぞれボルト結合によって締結される。本発明は、以上の構造によってコア300が組み立てられることにより、コア300と支持ビーム600との間の組立及び解体を容易にするものである。
【0046】
また、前記コアスプリング400は、支持ビーム600とコア300との間に空間を形成するとともに弾性を付与することにより、高温流体(HF)と低温流体(LF)との流動によってコア300の熱変形を補正することができる。
【0047】
また、
図6に示すように、下面に位置するコアスプリング400には制御バー440が設けられる。これは、コア300などの自重によってコアスプリング400の形状が変形する可能性があるため、制御バー440によってコア300などの自重による影響を制御する目的で構成されるものである。
【0048】
ここで、本発明では、支持ビーム600に装着された前記コアスプリング400に対して、前記コア300をボルト結合で締結するとともに、一対のケーシング500とコア300との間においても溶接ではない手段にて締結が行われる。
【0049】
具体的には、前記コア300において、前記ケーシング500と対向する両側面にそれぞれ最外側伝熱板100−1が装着付着され、最外側伝熱板100−1において第1折曲部110によって前記ケーシング500との間に遮断空間部520が形成される。遮断空間部520が形成されることによって、コア300の熱が前記ケーシング500に伝達されることが防止される。この構成によれば、ケーシング500がコア300の熱による膨脹、収縮の影響を受けないようにすることができるため、変形によるクラックなどを防止することできる。
【0050】
また、前記コア300の両側に最外側伝熱板100−1が構成されることによって、前記ケーシング500との間に締結可能な手段が提供される。具体的には、ケーシング500の内側には折り曲げられた締結板530が設けられる。前記締結板530は切断面が「L」字形に折り曲げられた部材であり、内部に空間が形成されるように前記ケーシング500に装着される。前記締結板530が前記ケーシング500に構成される構造の例としては、
図7に示すように、ケーシング500に突出するように装着されたボルト550によって、前記締結板530が前記ケーシング500にボルト結合されて締結される。この時、前記締結板530と前記ケーシング500との間に形成される空間は、締結バー540によって埋められる。また、前記締結バー540と前記締結板530との間に最外側伝熱板100−1の第1折曲部110の端部が挟まれることにより、一対のケーシング500の間に前記コア300が締結される。これによれば、本発明に係る組立型板状熱交換器では、溶接などによる結合なしに嵌合方式によって簡単な締結がなされて、組立が行われる。また、前記締結板530及び締結バー540の構成部材によって、前記最外側伝熱板100−1と前記ケーシング500との間隔をさらに大きくすることができるため、前記遮断空間部520の熱遮断効率を向上させることができる。
【0051】
また、本発明では、
図7に示すように、前記コア300と前記ケーシング500との間に遮断空間部520が形成され、コア300の熱が伝達されることを遮断するとともに、一対のケーシング500が、弾性締結具700によって締結されるため、コア300の熱変形が前記弾性締結具700によって吸収され、構造的安全性を増加させることができる。
【0052】
前記弾性締結具700は、前記ケーシング500の外側に突出し、端部にフランジ711が形成された締結管710と、前記締結管710を貫通するスタッド720と、前記スタッド720によって貫通され、前記フランジ711と接するワッシャスプリング730と、前記スタッド720によって貫通され、前記ワッシャスプリング730と接するワッシャ740と、前記ワッシャ740の外側で前記スタッド720と締結される締結ナット750と、を備える。
【0053】
前記締結管710は、前記ケーシング500の外側に突出するように構成される部材であり、ケーシング500に溶接などによって装着されて構成される。このように締結管710を構成する理由は、一対のケーシング500において、それぞれの締結管710を貫通するスタッド720によって偏心が発生することを防止するためである。すなわち、前記ワッシャスプリング730によって
図7に正対した際の図面上での上下変形を吸収し、前記締結管710によってコア300の変形による一対のケーシング500(コア300を含み)間の撓みを防止することができる。
【0054】
このような前記弾性締結具700は、コア300を挟む一対のケーシング500をボルト結合で締結するとともに、前記フランジ711と前記ワッシャ740との間に挟まれるワッシャスプリング730により、前記コア300の膨脹や収縮が発生した際に、コア300の変形を吸収することによって構造的安全性を図るものである。
【0055】
ここで、本発明において、前記コア300は、高温流体(HF)が流入する入口側の伝熱板100各々の一対の第1折曲部110、または伝熱板100各々に装着された一対の第2折曲部120の端部にそれぞれ保護カバー800をそれぞれ装着することもできる。
図8などにおいては、ペア200の間に装着された第2折曲部120の端部に保護カバー800が装着されたものが例示されている。このような保護カバー800によれば、高温流体(HF)に曝されることにより、結合された第2折曲部120の間で漏洩が発生し、高温流体(HF)および低温流体(LF)が混合されることを防止することができる。また、このような保護カバー800によれば、高温流体(HF)による第2折曲部120の端部の摩耗などの劣化が発生することを防止することができる。
【0056】
前記保護カバー800は、第2折曲部120を取り囲む「U」字形のカバー部810とカバー部810の両端に一体となって形成される側板部820とからなる。好ましくは、
図8に示すように、前記側板部820の各々が第1流動路210に隣接するように構成され、高温流体(HF)の逆流入による第2折曲部120での漏洩や摩耗などを防止することが好ましい。前記保護カバー800を前記第2折曲部120に装着する手段は、多様な手段を用いることができる。
【0057】
また、本発明では、
図6及び
図8に示すように、前記保護カバー800を固定させる手段として弾性支持フレーム830が例示される。前記弾性支持フレーム830は、
図6に示すように、折り曲げられた板状部材であり、一端部831は前記支持ビーム600に締結され、前記一端部831につながる折曲部832によって弾性が付与される。また、前記弾性支持フレーム830は、前記折曲部832につながる他端部833の端部に収容切欠部834が形成され、前記保護カバー800を前記収容切欠部834に挿入された状態で支持する。
【0058】
前記弾性支持フレーム830において、前記一端部831を前記支持ビーム600に締結する構成として、
図6では、前記支持ビーム600に突設されたボルト(図示せず)によって前記一端部831がボルト結合により締結された構成を例示した。すなわち、前記弾性支持フレーム830もボルト結合によって締結されており、簡単に組立及び解体することができる。
【0059】
前記折曲部832は、前記一端部831と前記他端部833との間で勾配が形成されており、前記コアスプリング400とともにコア300の熱変形を吸収することができるように弾性を付与するものである。
【0060】
前記他端部833は、端部に収容切欠部834が形成されている。前記収容切欠部834は前記保護カバー800の外周縁の形状と対応する形状に形成される。前記折曲部832の弾性によって前記他端部833が前記保護カバー800を加圧するため、前記弾性支持フレーム830は、保護カバー800を前記第2折曲部120上で支持することができる。
【0061】
すなわち、前記弾性支持フレーム830は、前記コアスプリング400によって前記支持ビーム600に締結されるコア300をさらに弾性を付与して支持する。また、前記弾性支持フレーム830は、コア300で発生し得る熱変形を前記コアスプリング400と一緒に吸収することができる。
【0062】
また、本発明は、前述したように、前記コア300、支持ビーム600及びケーシング500の外面にそれぞれホーロー層900が形成される。
【0063】
一般に、熱交換器は、その特性上、熱交換時の損失を防止するために、材質として多様な金属または合金を適用することができる。
【0064】
本発明では、このような金属材のコア300、支持ビーム600及びケーシング500に対して、外部環境にさらされた際の鋼板の耐食性、耐化学性、耐候性を強化するとともに、耐熱性及び耐寒性を備えるようにホーロー層900を形成するものである。
【0065】
また、前記ホーロー層900は、鋼板の表面にガラス質の上薬層を焼成加工することによって融着するものである。本発明では、この際、前処理なしに鋼板に対するホーローの密着性を確保して、熱変形によってホーロー層900が鋼板から剥離されないようにすることができる。
【0066】
具体的に、本発明の一実施例によるホーロー層900は、コア300、支持ビーム600及びケーシング500の外面にそれぞれ積層されるオイル層910と、前記オイル層910の上面に塗布され、フリット、顔料及びシリコン系オイルを添加して乾式粉砕させてなる上薬層920と、を含み、前記上薬層920の塗布後に焼成加工することによって形成される。
【0067】
図9に基づいて前記ホーロー層900のコーティング工程を説明する。ホーロー層900のコーティング工程は、前記コア300、支持ビーム600及びケーシング500の各鋼板1000にオイル層910を形成する段階(S100)、前記鋼板1000に形成されたオイル層910を物理的に除去する段階(S200)、フリット(frit)、顔料及びシリコン系オイルを添加して乾式粉砕してなる乾式上薬を製造する段階(S300)、製造された前記乾式上薬を鋼板に塗布して上薬層920を形成する段階(S400)、及び上薬層920の塗布後に焼成加工する段階(S500)を含む。
【0068】
前記鋼板にオイル層910を形成する段階(S100)では、ホーロー層900を形成しようとする対象鋼板1000の表面(具体的には、前記コア300、支持ビーム600及びケーシング500などの表面)にオイルを塗布してオイル層910を形成する。このようなオイル層910によれば、鋼板1000の腐食を防止し、成形性を向上させることができる。
【0069】
そして、前記鋼板1000に形成されたオイル層910を物理的に除去する段階(S200)では、従来の前処理(具体的には、酸洗やニッケル洗などの化学的処理)を用いず、布、ブラシなどで物理的に拭き上げ、その後、エアをブローすることでオイル層910を鋼板1000から除去する。このような物理的除去工程によれば、前記オイル層910は前記鋼板1000の表面から完全に除去されず、微細なオイル層910が残存するようになる。
【0070】
このように、本発明では、物理的方法によって鋼板1000表面のオイル層910を除去し、その後、上薬層920を直ちに塗布することで工程を簡素にし、環境に優しいホーロー層900を形成するものである。
【0071】
次に、フリット、顔料、及びシリコン系オイルを添加し、乾式粉砕することによって乾式上薬を製造する段階(S300)を実施する。前記フリット(FRIT)は以下の焼成過程によってガラス質の塗布層(ホーロー層)を鋼板1000に塗布するものであり、このようなフリットの作用によって鋼板1000は、多様な耐性を強化することができる。
【0072】
ここで、前記フリットは、ホーロー層900の主要成分として、添加物の種類及び配合比によって多様な機能を発揮することができる。
【0073】
前記上薬層のフリットは、二酸化珪素(SiO
2)100質量部に対し、酸化ホウ素(B
2O
3)20〜30質量部、酸化ナトリウム(Na
2O)20〜30質量部、及び酸化カルシウム(CaO)5〜10質量部を含んでなる例を示すことができる。
【0074】
前記二酸化珪素(SiO
2)はガラス質のホーロー層900を決定するもので、その添加量が少なすぎる、または多すぎる場合、ホーロー層900の剛性や耐熱衝撃性などが低下するという問題点があるため、好ましくない。
【0075】
また、前記酸化ホウ素(B
2O
3)を添加した場合、ホーロー層900の熱膨脹を減少させることができる。これによれば、温度が急変した際に、鋼板1000が温度によって変形しても、ホーロー層900が剥離せず、堅固に鋼板1000に融着するようにすることができる。
【0076】
また、前記フリットは、二酸化珪素(SiO
2)100質量部を基準として、酸化カリウム(K
2O)1〜5質量部、酸化マグネシウム(MgO)0.5〜2質量部、酸化亜鉛(ZnO)1〜5質量部、酸化リチウム(Li
2O)1〜5質量部、二酸化マンガン(MnO
2)1〜5質量部、酸化コバルト(CoO)0.5〜2質量部、酸化ニッケル(NiO)1〜5質量部、酸化銅(CuO)1〜5質量部、酸化ストロンチウム(SrO)0.5〜2質量部、酸化アルミニウム(Al
2O
3)0.5〜2質量部、三酸化二鉄(Fe
2O
3)1〜5質量部、五酸化リン(P
2O
5)0.5〜2質量部、二酸化チタン(TiO
2)1〜5質量部、三酸化二クロム(Cr
2O
3)0.5〜2質量部、三酸化モリブデン(MoO
3)0.5〜2質量部、及び二酸化セリウム(CeO
2)0.5〜2質量部の中から選ばれた1種以上の酸化物を上記の割合でさらに配合してもよい。このような酸化物は鋼板の種類及びそれによる物理的性質を考慮して選択的に添加することができる。
【0077】
また、本発明では、前記上薬層のフリットに、二酸化珪素100質量部に対し、電気炉精錬スラグ10〜20質量部、塩化アンモニウム(NH
4Cl)0.05〜3質量部及びプロピオンアミド0.01〜0.05質量部をさらに含むように構成された例を示すことができる。前記電気炉精錬スラグは、前記ホーロー層における充填剤として機能し、ホーロー層の強度を補強するために添加される。また、前記電気炉精錬スラグは、鋼板などと熱膨張係数が類似するため、鋼板との熱膨脹率の差によって亀裂などが発生することを防止することができる。また、塩化アンモニウムは、ホーロー層の強度を低下させる結果をもたらす過度な気泡(CO
2)の発生を抑制する。これによれば、電気炉精錬スラグと塩化アンモニウムの作用によって気泡(CO
2)の発生が制御され、結果物として発生する沈降性炭酸カルシウム(CaCO
3)が充填剤として機能するため、ホーロー層の強度をさらに補強することができる。ここで、電気炉精錬スラグを使う理由としては、スラグにおいて酸化カルシウム(CaO)の含量が最も高いため、他のスラグを使う場合に比べて気泡(CO
2)の除去による強度低下防止効果が高く、結果物として沈降性炭酸カルシウム(CaCO
3)が生成することにより強度補強に寄与する効果が高いためである。具体的には、この作用は、塩化アンモニウムが電気炉精錬スラグのCaOと反応して塩化カルシウム(CaCl
2)と水酸化アンモニウム(NH
4OH)を生成し、塩化カルシウム(CaCl
2)、水酸化アンモニウム(NH
4OH)、炭酸ガス(CO
2)が反応して沈降性炭酸カルシウム(CaCO
3)を生成する反応機構によるものである。
【0078】
また、本発明では、プロピオンアミド0.01〜0.05質量部がさらに配合されてもよい。プロピオンアミドは、前記酸化ホウ素(B
2O
3)の添加による熱膨脹を制御することができる。このような熱膨脹を制御するために、例えば、酸化ホウ素(B
2O
3)の配合量を増やすことにより熱膨脹を制御することが可能であるが、一方で強度及び作業性が低下するという問題が発生する。そこで、本発明では、前記酸化ホウ素(B
2O
3)の配合量を限定しつつ、プロピオンアミド0.01〜0.05質量部をさらに配合することにより熱膨脹を制御する例を示す。前記プロピオンアミドは、所定の相転移温度(phase transition temperature)において、相変化に必要な熱量を外部から吸収する特性を持つ。そのため、ホーロー層900が相転移温度に到逹した場合、物理的な相変化によって熱を吸収し、ホーロー層900全体の熱を減少させることができる。したがって、本発明では、このような作用によって熱膨脹による亀裂などの問題を制御することができる。
【0079】
特に、本発明によれば、乾式上薬を製造するに際し、前記フリット、および顔料などの一般的に使われる上薬に、シリコン系オイルをさらに添加する。これによれば、シリコン系オイルが、前段階(S200)で鋼板1000に残ったオイル層910と共有結合を形成することにより、前処理の必要なしにホーロー層900を形成することができる。すなわち、前段階(S200)で鋼板に形成されたオイル層910を単純に物理的に除去し、物理的除去によって鋼板1000に残っている残余オイル層910のオイルと、前記シリコンオイルが添加された上薬とが反応することによりホーロー層900が形成される。
【0080】
前記シリコンオイルは、その種類が限定されるものではなく、鋼板1000のオイルと互いに結合するシリコンオイルを選択して使用することができる。また、前記シリコンオイルは、およそ0.1質量%〜10質量%添加されて使われることが好ましい。
【0081】
前記顔料は、例えば、無機質顔料である。ただし、前記顔料は、添加量があまり少ない場合には、ホーロー層900の硬度が低くなり、衝撃時に破損されるという問題がある。一方、添加量が多すぎる場合には、硬度が高くなるものの、焼成時間が遅延されるため、焼成温度が上昇するときに所望のホーロー層900を得られなくなる問題がある。したがって、前記顔料の添加量は、適切な添加量となるように、選択的に考慮しなければならない。
【0082】
また、図面には示されていないが、前記フリット、顔料、及びシリコン系オイルを添加し、乾式粉砕して乾式上薬を製造する段階(S300)では、珪石、乳白剤、耐火剤の中で選ばれた1種以上の添加剤をさらに添加してもよい。このような添加剤を添加した場合でも乾式上薬を製造することができる。
【0083】
前述した段階(S300)で製造された乾式上薬を鋼板1000に塗布して上薬層920を形成する段階(S400)では、実質的に鋼板1000に塗布するのではなく、前述したように鋼板1000の表面に存在する残余オイル層910に塗布する。これにより、残余オイルと前記シリコン系オイルとの間の反応によってホーロー層900の密着性が確保され、堅固な被膜の形成によって鋼板1000から剥離されにくいホーロー層900を形成することができる。
【0084】
その後、焼成加工段階(S500)が行われる。この工程によってホーロー層900の融着が仕上げられる。この際、焼成加工の温度は700〜870℃にすることが好ましい。
【0085】
焼成工程における焼成温度が700℃未満の場合には、焼成にかかる時間が長くなり、局所での塗装状態が不良となるため、好ましくない。また、焼成温度が870℃を超える場合には、過熱によってホーロー層900が容易に破損されるという問題が発生するため、好ましくない。また、より好ましい焼成温度はおよそ780〜850℃であり、このような場合、鋼板1000に対する融着効果に優れ、衝撃及び曲げなどの外部要因にも破損または剥離されず、寿命が長く維持される優れたホーロー層900を形成することができる。
【0086】
このように、本発明の組立型板状熱交換器は、温度の急変によって膨脹及び収縮する前記コア300、支持ビーム600及びケーシング500などの金属製鋼板に対して、変形への構造的な補正手段を有する。また、本発明の組立型板状熱交換器は、鋼板の表面にホーロー層900が形成されることにより、鋼板の耐食性、耐化学性、耐候性及び耐熱性などの物理的特性を強化することができ、特に、熱変形した場合にも、ホーロー層900が鋼板から剥離されないようにすることができる。
【0087】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
前記ホーロー層は、前記コア、前記支持ビーム、前記コアスプリング、及び前記ケーシングの外面にそれぞれ積層されるオイル層と、フリット、顔料及びシリコン系オイルが添加されて乾式粉砕され、前記オイル層の上面に塗布されることで形成される上薬層と、を含み、前記上薬層の塗布後に焼成加工されるによって形成される、請求項1に記載の組立型板状熱交換器。
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、酸化ホウ素20〜30質量部、酸化ナトリウム20〜30質量部、及び酸化カルシウム5〜10質量部を含む、請求項2に記載の組立型板状熱交換器。
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、酸化カリウム1〜5質量部、酸化マグネシウム0.5〜2質量部、酸化亜鉛1〜5質量部、酸化リチウム1〜5質量部、二酸化マンガン1〜5質量部、酸化コバルト0.5〜2質量部、酸化ニッケル1〜5質量部、酸化銅1〜5質量部、酸化ストロンチウム0.5〜2質量部、酸化アルミニウム0.5〜2質量部、三酸化二鉄1〜5質量部、五酸化燐0.5〜2質量部、二酸化チタン1〜5質量部、三酸化二クロム0.5〜2質量部、三酸化モリブデン0.5〜2質量部、及び二酸化セリウム0.5〜2質量部の中から選択された1種以上の酸化物をさらに含む、請求項3に記載の組立型板状熱交換器。
前記フリットは、二酸化珪素100質量部に対し、電気炉精錬スラグ10〜20質量部、塩化アンモニウム0.05〜3質量部、及びプロピオンアミド0.01〜0.05質量部をさらに含む、請求項3または4に記載の組立型板状熱交換器。
前記最外側伝熱板は、前記一対のケーシングに設けられる折曲形状の締結板と、前記締結板と前記ケーシングとの空間を埋める締結バーとの間に、前記最外側伝熱板の前記第1折曲部が挟まれることによって前記一対のケーシングに締結される、請求項9に記載の組立型板状熱交換器。