特開2015-210065IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

熱処理装置に関し、より詳細には、装置本体の内部に載置された対象物に対して例えばろう付け等の熱処理を行う熱処理装置に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】装置全体の小型化を図るとともに、消費電力量の低減化を図ること。
【解決手段】装置本体10の内部に載置された対象物1に熱処理を行う熱処理装置において、対象物1の周囲を覆う態様で配設されることにより対象物1を略密閉された空間に位置させるカバー体30と、対象物1との間に断熱板11が介在した状態で装置本体10の内部に配設され、かつ駆動する場合に対象物1を載置する発熱体20を誘導加熱により加熱して対象物1を間接的に加熱する誘導加熱コイル40と、カバー体30により形成される空間に不活性ガスを供給して空間の雰囲気を調整する雰囲気調整手段と、熱処理指令が与えられた場合には、誘導加熱コイル40を駆動させて対象物1の加熱処理を行う一方、対象物1の加熱処理が行われた場合には、誘導加熱コイル40を駆動停止にさせて雰囲気調整手段による不活性ガスの供給を増大させて対象物1の冷却処理を行う制御部70を備えている。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところが、上述した熱処理装置では、対象物である金属製品を第1加熱室、第2加熱室、第1冷却室及び第2冷却室の複数の略真空状態となる室に搬送手段で搬送する必要があったので、複数の室が必要になるとともに搬送手段も必要となり、これにより装置全体の大型化を招来するものであった。また第2加熱室では、ヒータ等が内部空気を加熱することで対象物を加熱するようにしていたので、対象物が搬送される前から第2加熱室の内部空気を十分に加熱する必要があり、保温時の消費電力量も十分に大きいものであった。 尚、特許文献1においては、第1加熱室と第2加熱室とが一体化された熱処理装置も提案されているが、第1加熱室と第2加熱室とを一体化させてもこれら加熱室で加熱された対象物を第1冷却室及び第2冷却室に搬送手段で搬送することから装置全体の大型化を招来する問題は依然として残っている。また、第1加熱室と第2加熱室とが一体化されても、一体化された加熱室の前半部分で誘導加熱による加熱を行い、該加熱室の後半部分でヒータによる加熱を行うことから、依然として保温時の消費電力量も十分に大きいものであった。 本発明は、実情に鑑みて、装置全体の小型化を図るとともに、消費電力量の低減化を図ることができる熱処理装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために、本発明に係る熱処理装置は、装置本体の内部に載置された対象物に対して熱処理を行う熱処理装置において、前記対象物の周囲を覆う態様で配設されることにより、該対象物を略密閉された空間に位置させるカバー体と、前記対象物との間に断熱部材が介在した状態で前記装置本体の内部に配設され、かつ駆動する場合に前記対象物を誘導加熱により直接的に加熱、あるいは前記対象物を載置する発熱体を誘導・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、熱処理指令が与えられた場合に、誘導加熱手段を駆動させて対象物を加熱処理し、この加熱処理の終了後に誘導加熱手段を駆動停止にさせてカバー体により形成された空間に対する不活性ガスの供給量を増大させて対象物を冷却処理するようにしているので、従来のように加熱室から冷却室へ対象物を搬送する搬送手段を必要とせず、装置全体を小型化させることができる。しかも、誘導加熱により対象物を加熱しているので、従来のようにヒータ等で内部空気を予備的に加熱することを必要とせず、結果的に保温時における消費電力量を低減させることができる。従って、装置全体の小型化を図るとともに、消費電力量の低減化を図ることができるという効果を奏する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の実施の形態である熱処理装置を模式的に示す模式図である。

【図2】図2は、本発明の実施の形態である熱処理装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。

【図3】図3は、本発明の実施の形態である熱処理装置を構成する制御部が実施する処理内容を示すフローチャートである。

【図4】図4は、図3に示した雰囲気調整処理の処理内容を示すフローチャートである。

【図5】図5は、図3に示した加熱処理の処理内容を示すフローチャートである。

【図6】図6は、図3に示した冷却処理の処理内容を示すフローチャートである。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

1 対象物   10 装置本体   11 断熱板   20 発熱体   22 バルブ   30 カバー体   40 誘導加熱コイル   43 電力変換装置   50 ファン   62 酸素濃度検出センサ   63 温度検出センサ   70 制御部   71 入力処理部   72 比較部   73 バルブ駆動処理部   74 インバータ駆動処理部   75 ファン駆動処理部   80 メモリ

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