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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-212557(P2015-212557A)
(43)【公開日】2015年11月26日
(54)【発明の名称】管体の接続構造
(51)【国際特許分類】
   F16L 21/08 20060101AFI20151030BHJP
   E03C 1/22 20060101ALI20151030BHJP
【FI】
   F16L21/08 H
   E03C1/22 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-94901(P2014-94901)
(22)【出願日】2014年5月1日
(71)【出願人】
【識別番号】000157212
【氏名又は名称】丸一株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 嘉浩
(72)【発明者】
【氏名】藤田 源希
【テーマコード(参考)】
2D061
【Fターム(参考)】
2D061DA02
2D061DA03
2D061DE01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】管体の接続構造について、接続作業の際、取り合い調整が可能で、且つ簡易確実に接続を行うと共に、必要に応じて接続を解除して分離することも行うことができる、管体の接続構造を提供する。
【解決手段】管体の接続構造を、一方の管体に設けられた、同一の外側断面形状が軸に沿って連続する樹脂材からなる挿入管部1と、他方の管体に設けられた、挿入管部1が挿入される受入管部2と、受入管部2に設けられた、少なくとも先端部分が挿入管部1の樹脂材に咬止可能な金属材からなる咬止刃4と、受入管部2に挿入管部1を挿入した状態で、咬止刃4を挿入管部1の側面に咬止させて受入管部2に挿入管部1を固定する咬持機構と、から構成する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管体の接続箇所に用いられる、管体の接続構造であって、
一方の管体に設けられた、同一の外側断面形状が軸に沿って連続する樹脂材からなる挿入管部1と、
他方の管体に設けられた、該挿入管部1が挿入される受入管部2と、該受入管部2に設けられた、少なくとも先端部分が挿入管部1の樹脂材に咬止可能な金属材からなる咬止刃4と、
受入管部2に挿入管部1を挿入した状態で、該咬止刃4を挿入管部1の側面に咬止させて受入管部2に挿入管部1を固定する咬持機構と、
からなることを特徴とする、管体の接続構造。
【請求項2】
上記咬持機構を、
受入管部2の内外を貫通する貫通孔5と、
該貫通孔5を介して挿入管部1の外側面に咬止する咬止刃4と、
該咬止刃4を備えると共に、受入管部2に係止する咬止部材3と、
から構成したことを特徴とする、請求項1に記載の管体の接続構造。
【請求項3】
上記咬止機構が、咬止部材3を受入管部2に対して回動自在に軸着するヒンジ部31と、
咬止部材3の咬止刃4をヒンジ部31の回動を介して受入管部2の中心方向に付勢する弾性機構と、から構成されることを特徴とする、請求項2に記載の管体の接続構造。
【請求項4】
上記咬持機構を、
受入管部2と、
該受入管部2の内周形状よりも直径において任意の長さLだけ大径の内周形状を備えた咬止部材3と、
咬止部材3の内周部分に設けた、L以下の幅で中心側に突出する咬止刃4と、から構成し、
咬止部材3の内周形状の中心軸と、受入管部2の内周形状の中心軸とは同一方向で且つ長さLの略半分の幅で偏芯した位置関係であって、
咬止部材3の内周形状の中心軸を中心として、咬止部材3と受入管部2とが回動自在に係合されることで構成したことを特徴とする、請求項1に記載の管体の接続構造。
【請求項5】
上記排水機器の接続構造において、受入管部2に挿入管部1が未挿入の状態においては、咬止刃4の刃先部分に使用者が触れることが無いようにする保護機構を備えたことを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の管体の接続構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管体の接続構造に関するものであって、特に詳しくは、排水機器等の接続に用いられる管体の接続構造において、必要に応じて管体の長さ調整を行う必要がある場合に、管体を切断等の方法で長さ調整しつつ、接続及び着脱を簡易・確実に行う為の、管体の接続構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、排水を生じ、または通過させる機器(以下「排水機器」と記載)について、それら等の接続に用いられる管体の接続をいかに行うかが問題となっていた。以下に具体的に説明する。
特許文献1に記載の従来例の排水器機器の接続構造は、円筒形状にして、途中部分の外側面に、傾斜面を有する係止用の爪部を備えた挿入管部と、円筒形状にして、途中部分の内周面に係止用の凹部となる収容部を備えた受入管部と、該収容部内において挿入管部と受入管部との水密的な接続を行う為のパッキングと、から構成されてなる。
上記のように構成された、排水機器の接続構造は、収容部内にパッキングを収容した状態で、受入管部に挿入管部を挿入し、傾斜面を利用して爪部を強引に挿入管部に押し込み、収容部の凹部に挿入管部の爪部を係合させることで両者を接続させていた。
上記のように構成し、接続することで、管体の接続を、差し込むだけという容易且つ確実な方法で行うことができるとともに、挿入管部から受入管部、或いはその逆方向に排水等が流入出しても、支障なく排水を処理することができる。また、特許文献1に記載の従来例では、収容部に収容されているパッキングが、挿入管部と受入管部の間をシールすることで、回動自在且つ水密的な接続を可能としている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−278001号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の管体の接続構造には、以下に記載するような問題点があった。
問題点1.浴槽や洗面台、流し台等の排水機器が設置される位置は、施工現場ごとに数ミリメートル乃至数センチメートル単位での誤差がある。
このため、事前に完全に適切な長さ、つまり現場での切断加工等の長さ調整が不要な管体を用意することは不可能で、施工現場で、それぞれの機器の位置に合わせて管体を切断する等して長さを調整する作業、いわゆる「取り合い調整」が必要となる。
通常のパイプ管のような、同じ断面形状が連続する管体を、ナットや接着剤を利用して接続する接続構造であれば、接続用に充分長い管体を用意し、施工現場で接続箇所の長さを測定し、適切な長さに切断加工した上で接続を行うことができるため、この取り合い調整を行うことには何ら支障が無かった。
しかしながら、特許文献1に記載の排水機器の接続構造では、上記のように、挿入管部また受入管部はそれぞれに爪部また凹部を設ける必要があり、この爪部・凹部の位置を管体の端部に対して移動させる、ということはできない。また、取り合い調整のために挿入管部や受入管部を切断する、ということも、形状変化により接続構造に不具合が生じるためできない。このため、特許文献1に記載の排水機器の接続構造では、軸方向に対して取り合い調整が必要な箇所には利用できない構造となっていた。
問題点2.挿入管部を受入管部に接続する作業は、爪部の傾斜面を利用して無理やり挿入管部を受入管部に挿入する作業である。このため、機器に故障が生じて接続を解除する必要が生じたとしても、傾斜面が利用できない抜脱の作業を行うことはほぼ不可能であり、後日受入管部から挿入管部を抜脱する必要が生じても抜脱できない、という問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み発明されたものであって、管体の接続構造について、接続作業の際、取り合い調整が可能で、且つ簡易確実に接続を行うと共に、必要に応じて接続を解除して分離することも行うことができる、管体の接続構造を提供するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の本発明は、管体の接続箇所に用いられる、管体の接続構造であって、一方の管体に設けられた、同一の外側断面形状が軸に沿って連続する樹脂材からなる挿入管部1と、他方の管体に設けられた、該挿入管部1が挿入される受入管部2と、該受入管部2に設けられた、少なくとも先端部分が挿入管部1の樹脂材に咬止可能な金属材からなる咬止刃4と、受入管部2に挿入管部1を挿入した状態で、該咬止刃4を挿入管部1の側面に咬止させて受入管部2に挿入管部1を固定する咬持機構と、からなることを特徴とする、管体の接続構造である。
【0006】
請求項2に記載の本発明は、上記咬持機構を、受入管部2の内外を貫通する貫通孔5と、該貫通孔5を介して挿入管部1の外側面に咬止する咬止刃4と、該咬止刃4を備えると共に、受入管部2に係止する咬止部材3と、から構成したことを特徴とする、段落0005に記載の管体の接続構造である。
【0007】
請求項3に記載の本発明は、上記咬止機構が、咬止部材3を受入管部2に対して回動自在に軸着するヒンジ部31と、咬止部材3の咬止刃4をヒンジ部31の回動を介して受入管部2の中心方向に付勢する弾性機構と、から構成されることを特徴とする、段落0005に記載の管体の接続構造である。
【0008】
請求項4に記載の本発明は、上記咬持機構を、受入管部2と、該受入管部2の内周形状よりも直径において任意の長さLだけ大径の内周形状を備えた咬止部材3と、咬止部材3の内周部分に設けた、L以下の幅で中心側に突出する咬止刃4と、から構成し、咬止部材3の内周形状の中心軸と、受入管部2の内周形状の中心軸とは同一方向で且つ長さLの略半分の幅で偏芯した位置関係であって、咬止部材3の内周形状の中心軸を中心として、咬止部材3と受入管部2とが回動自在に係合されることで構成したことを特徴とする、段落0005に記載の管体の接続構造である。
【0009】
請求項5に記載の本発明は、上記排水機器の接続構造において、受入管部2に挿入管部1が未挿入の状態においては、咬止刃4の刃先部分に使用者が触れることが無いようにする保護機構を備えたことを特徴とする、段落0005乃至段落0008のいずれか一つに記載の管体の接続構造である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の本発明においては、同一の外側断面形状が軸に沿って連続する樹脂材からなる挿入管部と、挿入管部の樹脂材に咬止可能な金属材からなる咬止刃を用いた受入管部とで、両者の接続を行うよう構成したことで、挿入管部を任意の長さ(位置)で切断しても、挿入管部と受入管部の接続を行うことができるようになり、取り合い調整が必要な排水機器の接続部分に利用することが可能となった。
請求項2乃至請求項4に記載の本発明においては、咬持機構の構造を明確化することができた。
また、請求項3の記載の発明の場合は、咬止部材を弾性に抗して咬止刃を受入管部の中心軸に対して反対方向に移動させることで、請求項4に記載の発明の場合は、咬止部材を咬止の際とは逆方向に回転させることで、それぞれ咬止状態を解除して、挿入管部を受入管部から取り外すことが可能となった。
請求項5に記載の発明においては、使用者が咬止刃に触れて怪我などを負うことが無くなり、安全性が高くなった。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第一実施例の管体の接続構造を採用した流し台の断面図である。
図2】第一実施例の管体の接続構造を示す断面図である。
図3】第一実施例の管体の接続構造を示す、一部を切り欠きした斜視図である。
図4】第一実施例の部材構成を示す断面図である。
図5】第一実施例の部材構成を示す、一部を切り欠きした斜視図である。
図6】第二実施例の管体の接続構造を採用した洗面台の断面図である。
図7】第二実施例の管体の接続構造を示す斜視図である。
図8】第二実施例の管体の接続構造の部材構成を示す斜視図である。
図9】第一の管体の接続構造を示す断面図である。
図10図9の、A−A断面図(第一の咬止部材を除く)である。
図11図10の、第一の咬止部材を嵌入する前のA−A断面図である。
図12】第一の配管接続構造を示す斜視図である。
図13】第一の管体の接続構造の、部材構成を示す断面図である。
図14】第一の管体の接続構造の、部材構成を示す一部を切り欠きした斜視図である。
図15】第二の挿入管部の(a)平面図(b)B−Bにて切欠きした斜視図である。
図16図15から第二の咬止部材の回転を進めた状態を示す平面図及び斜視図である。
図17図16から第二の咬止部材の回転を進めた状態を示す平面図及び斜視図である。
図18図17から第二の咬止部材の回転を進めた状態を示す平面図及び斜視図である。
【実施例】
【0012】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。尚、以下の実施例の説明では、図1又は図2の上下に基づいて上下/左右方向を説明してなるが、発明の実施においては、必ずしも説明におけるそれぞれの方向に合わせて方向を定める必要は無く、発明の実施形態に合わせて上下を水平方向に変更する等して構わない。
図1乃至図5に示した、本発明の実施例の管体の接続構造は、以下に記載した流し台K、排水器本体6、継手管7、トラップ部材T、排水接続管8、等の部材からなる排水配管において採用されてなる。
流し台Kは、槽体としての、上方が開口した箱体からなるシンクS1と、該シンクS1を載架するキャビネットCからなる。また、シンクS1の底面には排水器本体6を取り付ける取付孔を備えてなる。
排水器本体6は、取付孔に取り付けされる、有底略椀形状を成す平面視円形形状の部材であって、上方にシンクS1内の排水が流入する排水口6aを、側面上端の周縁に、外方向に突出したフランジ部6bを、フランジ部6bの下方側面に雄ネジを、それぞれ設けてなる。
更に、雄ネジの下方に、排水口6aからの排水を排出する排出口として、以下に記載する受入管部2を備えてなる。
受入管部2は、略水平方向に向かって形成された、円筒形状の部分であって、以下に記載する、咬止部材3と貫通孔5とからなる咬止機構を、上下二か所に設けてなる。
貫通孔5は、受入管部2の円筒形状の円周に沿って設けられた、受入管部2の内外を貫通する孔部である。
また、受入管部2の内周面には、貫通孔5よりも上流側に、円周に沿って溝部を形成してなり、この溝部内に、ゴムなどの弾性素材からなり、断面円形形状のリング体であるOリングPKを収納してなる。
咬止部材3は、平面視T字形状を成す部材であって、T字の横棒に当たる先端部分に、受入管部2の貫通孔5を介して挿入管部1の外側面に咬止する咬止刃4を備えると共に、先端部から延出する棒状の取っ手部32を備えてなり、この取っ手部32の中間部分にて、咬止部材3を受入管部2に対して回動自在に取り付けるヒンジ部31を備えてなる。
咬止刃4について詳述すると、咬止刃4は、ステンレス材からなる金属刃であって、貫通孔5また挿入管部1に対応するように受入管部2の円筒形状の円周に沿う形状に形成されてなり、咬止部材3の先端部分に埋め込まれて固定されて備えられてなる。
また、取っ手部32と受入管部2外周面の間に配置され、両者を離間する方向に付勢することで、ヒンジ部31を介して咬止刃4を挿入管部1側面に付勢して咬止させる、バネ材からなる弾性部材(図示せず)を備えてなる。
また、排水器本体6の雄ネジと螺合する雌ネジを備えたナット部材Nを備えてなる。
継手管7は円筒形状の管体を略L字形状に屈曲させた、ポリプロピレンなどの比較的硬質の樹脂材からなる部材であって、L字形状の内、長辺を成す部分は、外側面が同じ径にして同じ円形の断面形状を軸に沿って連続して形成された、挿入管部1を備えてなる。
トラップ部材Tは、管体をS字形状に屈曲させた部材であって、上流側の端部は継手管7の下流側端部に接続される。
排水接続管8は、トラップ部材Tの下流側端部から、下水側の配管に繋がる床下配管までを接続する直管からなる部材である。
【0013】
上記のように構成した管体の接続構造を採用した排水配管は、以下のようにして槽体である流し台KのシンクS1に施工される。
尚、特に詳述しないが、排水配管の接続箇所は、明記した受入管部2のパッキング以外の箇所でも、必要に応じてネジやナット体、パッキング等を使用し、水密的な接続を行っている。
まず排水器本体6を取付孔上方から挿通し、フランジ部6bの下面が、取付孔の周縁に当接するように配置する。
この状態からナット部材Nの雌ネジを排水器本体6の雄ネジに螺合させて、フランジ部6bの下面とナット部材Nの上面とで取付孔を挟持させ、排水器本体6をシンクS1に取り付け固定する。
更に、排水器本体6の受入管部2に、継手管7の挿入管部1を挿入して受入管部2に挿入管部1を咬持させ固定する。詳述すると、まず事前に排水器本体6における受入管部2の位置・方向を確認し、挿入管部1を施工に必要な長さに切断して取り合い調整を行う。
挿入管部1は、前述のように、外側面が同じ径にして同じ円形の断面形状を軸に沿って連続して形成されてなるため、必要な長さ位置で切断しても、端部部分の形状に変化は生ず、接続の際に形状変化による不具合が生じない。
その上で、受入管部2に挿入管部1を挿入すると、挿入時、挿入管部1が受入管部2に対して移動している状態では、挿入管部1の表面を咬止部材3の咬止刃4が滑るため、支障なく挿入を行うことができる。挿入管部1が受入管部2の突き当たり位置まで移動し、受入管部2に対して挿入管部1が停止すると、弾性部材の作用によって咬止刃4が受入管部2の中心軸側、即ち挿入管部1の表面側に付勢され、挿入管部1の表面に食い込むため、排水器本体6の受入管部2に継手管7の挿入管部1が挿入された状態で咬持固定される。
更に、継手管7の下流側端部にトラップ部材Tを、更にトラップ部材Tの下流側端部に排水接続管8の上流側端部を接続し、排水接続管8の下流側端部を床下配管に接続して、本発明の第一実施例の、管体の接続構造を採用した排水配管の施工が完了する。
【0014】
上記のように施工された流し台Kの排水配管において、流し台Kを使用し、シンクS1内に排水が生じると、排水は、シンクS1内から排水口6aを通過し、排水器本体6内部からトラップ部材T、排水接続管8内部を通過し、最終的に床下配管から下水側に排出される。また、この時、トラップ部材T内部に排水が溜まることで、トラップ部材Tの排水の流路の一部が満水状態となる。これにより、下水側からの臭気や害虫類の逆流が防止される、トラップ機能を生じる。
尚、排水器本体6の受入管部2と、継手管7の挿入管部1とは、受入管部2の溝部に収納されたOリングPKを介して水密的に接続されているため、漏水が生じることが無い。OリングPKは、受入管部2の内周面と挿入管部1の外周面の間に配置されており、受入管部2の内周面と挿入管部1の外周面の間隔は挿入管部1の差し込み深さに関係なく一定であるため、この隙間幅に合わせてOリングPKの大きさ等形状を調整しておけば、挿入管部1を受入管部2のOリングPK位置まで挿入することで、確実に水密的な接続を行うことができる。
【0015】
上記実施例においては、咬止刃4が継手管7の挿入管部1表面に傷を設けるようにして食い込むことで、挿入管部1を受入管部2の軸方向に対して固定しており、そのままでは、軸に沿って受入管部2から挿入管部1を抜脱する方向に応力を加えても挿入管部1を抜脱することはできない。
上記実施例において、継手管7や排水接続管8内部の清掃や、部材が破損し交換等にて対応を行う場合には、上下二か所の咬止部材3の取っ手部32を操作し、弾性部材の弾性に抗してヒンジ部31にて回動させることで、咬止刃4を挿入管部1表面から離間させることができ、挿入管部1と受入管部2の咬止刃4との咬止状態を解除することができる。この挿入管部1表面から咬止刃4が離間した状態のまま、受入管部2から挿入管部1を抜脱する方向に応力を加えれば、支障なく挿入管部1を受入管部2より抜脱することができる。
【0016】
次に、本発明の第二実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図6乃至図18に示した、本発明の第二実施例の管体の接続構造は、以下に記載した流し台K、排水器本体6、継手管7、トラップ部材T、排水接続管8、等の部材からなる排水配管において採用されてなる。
洗面台Wは、槽体としての、上方が開口した箱体からなる洗面ボウルS2と、該洗面ボウルS2を載架するキャビネットCからなる。また、洗面ボウルS2の底面には排水器本体6を取り付ける取付孔を備えてなる。
排水器本体6は、取付孔に取り付けされる略円筒形状の部材であって、上方にシンクS1内の排水が流入する排水口6aを、側面上端の周縁に、外方向に突出したフランジ部6bを、フランジ部6bの下方側面に雄ネジを、それぞれ設けてなる。
また、排水器本体6の雄ネジと螺合する雌ネジを備えたナット部材Nを備えてなる。
継手管7は、以下に記載する、第一の挿入管部1aを備えたL字管部材7aと、第一の受入管部2aを備えたエルボ管部材7bと、略C字形状を成す第一の咬止部材3aと、から構成される。
L字管部材7aは、円筒形状の管体を略L字形状に屈曲させた、ポリプロピレンなどの比較的硬質の樹脂材からなる部材であって、L字形状の内、上流側となる短辺を成す部分の端部には、排水器本体6の雄ネジに螺合する雌ネジを設けた袋ナットを回動自在に有してなる。また、L字形状の内、長辺を成す部分は、外側面が同じ径にして同じ円形の断面形状を軸に沿って連続して形成された、第一の挿入管部1aを備えてなる。
エルボ管部材7bは、円筒形状の管体を角部分で約90度屈曲させた部材であって、その一方の端部に、その内部に第一の挿入管部1aを挿入可能な円筒形状の部分であって、内外を貫通する貫通孔5を上下二か所に設けた第一の受入管部2aを備えてなる。
また、第一の受入管部2aの内周面には、貫通孔5よりも上流側に、円周に沿って溝部を形成してなり、この溝部内に、ゴムなどの弾性素材からなり、断面円形形状のリング体であるOリングPKを収納してなる。
第一の咬止部材3aは、略C字形状を成す部材であって、施工時、第一の受入管部2aの側面方向から第一の受入管部2aの外周に嵌入され、受入管部2の貫通孔5を介して第一の挿入管部1aと咬止すると共に、第一の受入管部2aと係合して、第一の受入管部2aに第一の挿入管部1aを係止固定する部材である。該第一の咬止部材3aの内周面の、貫通孔5に対応する二か所には、第一の受入管部2aの貫通孔5を介して第一の挿入管部1aの外側面に咬止する第一の咬止刃4aを備えてなる。
トラップ部材Tは、管体を略S字形状に屈曲させた部材であって、上流側端部はエルボ管部材7bに、下流側端部は排水接続管8に、それぞれナット体とパッキング等を利用した接続により、回動自在に接続される。
排水接続管8は、外側面が同じ径にして同じ円形の断面形状を軸に沿って連続して形成された、硬質塩化ビニル等の樹脂素材から成る、円筒形状の部材であって、施工時に一端が第二の挿入管部1bとして機能する。尚、排水接続管8の両端部は同一の形状を有してなり、どちらか一端のみが挿入管部1として機能しうる、という訳ではなく、施工時下流側とした側の端部が第二の挿入管部1bとして利用されるものである。
立ち上げ管Pは、以下に記載する、床下配管の途中に設けられた管体の接続部分である。
床下配管は、屋内の床下空間に配管された、排水用の若干の勾配を有した、略水平方向に延出された配管であって、該床下配管の途中に、略T字形状の管体を配管することで、上方に向かって開口した分岐箇所である、円筒形状の直管からなる立ち上げ管Pを設けてなる。
この立ち上げ管Pに、以下に記載する第二の受入管部2bを備えたソケット管9を接着してなる。
ソケット管9は、その内部に第二の挿入管部1bを挿入可能な、第二の挿入管部1bの外径と略同一で若干だけ大径な内径形状を備えた円筒形状の部材である第二の受入管部2bと、第二の受入管部2bの内径よりも直径において任意の長さLだけ大径の内径形状を備えた円筒形状の部材である第二の咬止部材と、から構成される。
第二の受入管部2bと第二の咬止部材3bは、両筒体の軸が共に上下方向を向くようにして、第二の受入管部2bの上方に、第二の咬止部材3bが回動自在に係合されてなる。但し、第二の受入管部2bと、第二の咬止部材3bとは、平面視、即ち軸方向視において、同心円状ではなく、第二の受入管部2bの内周面の中心軸と、第二の咬止部材3bの内周面の中心軸とが、長さLの半分の幅で偏芯した位置(離れた位置)となるようにして回動自在に係合されてなる。
また、第二の受入管部2bの内周面には、円周に沿って溝部を形成してなり、この溝部内に、ゴムなどの弾性素材からなり、断面円形形状のリング体であるOリングPKを収納してなる。
また、第二の咬止部材3bの内径部分には、最大の突出長さが、L以下の幅で中心側に突出する、刃先が円弧を成す第二の咬止刃4bを備えてなる。
第一、第二の各咬止刃4について詳述すると、各咬止刃4は、ステンレス素材からなる金属刃であって、それぞれの挿入管部1の円筒形状の円周に沿う形状に形成されてなる。
【0017】
上記のように構成した管体の接続構造を採用した排水配管は、以下のようにして槽体である洗面台Wの洗面ボウルS2に施工される。
尚、特に詳述しないが、排水配管の接続箇所は、明記した各受入管部2のパッキング以外の箇所でも、必要に応じてネジやナット体、パッキング等を使用し、水密的な接続を行っている。
まず排水器本体6を取付孔上方から挿通し、フランジ部6bの下面が、取付孔の周縁に当接するように配置する。
この状態からナット部材Nの雌ネジを排水器本体6の雄ネジに螺合させて、フランジ部6bの下面とナット部材Nの上面とで取付孔を挟持させ、排水器本体6をシンクS1に取り付け固定する。
更に、継手管7のL字管部材7aについて、第一の挿入管部1aに取り合い調整を行い、適切な長さに切断する。第一の挿入管部1aは、前述のように、外側面が同じ径にして同じ円形の断面形状を軸に沿って連続して形成されてなるため、必要な長さ位置で切断しても、端部部分の形状に変化は生じず、接続に何ら支障が生じない。
次に、袋ナットを利用し、L字管部材7aの上流側端部と、排水器本体6の下端を接続する。この際には、L字管部材7aの下流側の方向が後の接続に適正な方向となるように調整して接続固定する。
次に、L字管部材7aの第一の挿入管部1aを、エルボ管部材7bの第一の受入管部2aに挿入した上で、図11に示したように、第一の挿入管部1a及び第一の受入管部2aの軸方向に対して、側面方向から第一の咬止部材3aを嵌入させ、第一の受入管部2aの貫通孔5を介して、第一の咬止部材3aの咬止刃4を、第一の挿入管部1aの側面に咬止させると共に、第一の受入管部2aと係合させて、図9図10、及び図12にあるように、第一の受入管部2aに第一の挿入管部1aを係止固定させることができる。
次に、エルボ管部材7bの下流側端部にトラップ部材Tを接続する。
次に、排水接続管8について取り合い調整を行い、適切な長さに切断する。第二の挿入管部1bを成す排水接続管8の端部は、外側面が同じ径にして同じ円形の断面形状を軸に沿って連続して形成されてなるため、必要な長さ位置で切断しても、端部部分の形状に変化は生じない。
上記のように、排水接続管8の長さを取り合い調整した上で、以下のような手順にて上流側をトラップ部材Tの下流側端部に、下流側を立ち上げ管P部に、それぞれ接続する。
まず排水接続管8の一端を、立ち上げ管P部のソケット管9に挿入する。この時は、施工完了時の状態よりも深く下方まで挿入する。この上他にてトラップ部材Tを、トラップ部材Tの上流側端部を軸として回転させ、下流側端部を立ち上げ管P部の直上に移動させる。
次に、排水接続管8を上昇させ、排水接続管8の一端、上流側端部を、トラップ部材Tの下流側端部内に挿入して、ナット部材Nを利用し、接続固定する。
次に、咬止部材3を第二の受入管部2bに対して回転させて、第二の挿入管部1bを、第二の受入管部2bに咬止固定させる。
この第二の挿入管部1bと第二の受入管部2bの咬止固定の構造について、以下に詳述する。
図15は、ソケット部材9に第二の挿入管部1bを挿入する前の状態を示す参考図であって、図15(a)は平面図、図15(b)は図15(a)のB−Bにて断面とした状態での斜視図である。
この状態では、第二の咬止部材3bの咬止刃4は、全て第二の受入管部2bの壁部の上方にあり、第二の受入管部2bの内周面側には突出していない。
前述のように、第二の咬止部材3bの内径は、第二の受入管部2bの内径と比べ、直径において長さLだけ長く、更に第二の咬止部材3bの第二の受入管部2bの内周面の中心軸は、第二の受入管部2bの内周面の中心軸に対して長さLの半分の幅で偏芯している。
また、第二の咬止刃4bの内周面側への突出は長さL以下のため、第二の咬止部材3bを回転させて、第二の咬止刃4bが第二の受入管部2b上となるようにすれば、図15のように、第二の咬止刃4bが、全て第二の受入管部2bの壁部の上方にあり、第二の受入管部2bの内周面側には突出していない状態とすることができる。
この図15の状態から、第二の咬止部材3bを回転させると、軸方向視においては、第二の咬止部材3bを回転させても、第二の咬止部材3bの内周面が、常に第二の受入部材の内周面の同じ位置で接したまま、第二の咬止刃4bだけが第二の咬止部材3bの回転に伴って内周面上を回転移動する。
このため、図16から、図17の状態を経て、図18に示したように、第二の咬止部材3bの内周面と第二の受入部材の内周面とが内接する位置に、第二の咬止刃4bの最も突出した部分が来るようにすることができる。
このため、第二の挿入管部1bが挿入されていた場合、第二の挿入管部1bの外径と、第二の受入管部2bの内径の隙間の幅が、長さLよりも狭ければ、咬止刃4が第二の挿入管部1bの表面に食い込み、第二の挿入管部1bを、第二の受入管部2bに対して咬止固定することが可能となる。
実際には、上述のように、第二の挿入管部1bの外径と第二の受入管部2bの内径とは略同一径でほとんど隙間は無く、また隙間の幅に合わせて長さLを設定し、設計・構成するものであるから、当然に、第二の挿入管部1bの外径と、第二の受入管部2bの内径の隙間の幅は長さLよりも狭くなるように構成されており、完全に第二の咬止部材3bを180度回転させなくとも、ある程度回転させた時点で、第二の咬止刃4bが第二の挿入管部1bの表面に食い込むため、第二の咬止刃4bによって、第二の挿入管部1bを第二の受入管部2bに対して咬止固定することができる。
このようにして、排水接続管8と床下配管とを接続することで、本発明の第二実施例の、管体の接続構造を採用した排水配管の施工が完了する。
【0018】
上記のように施工された洗面台Wの排水配管において、洗面台Wを使用し、洗面ボウルS2内に排水が生じると、排水は、洗面ボウルS2内から排水口6aを通過し、排水器本体6から継手管7、トラップ部材T、排水接続管8内部を通過し、最終的に床下配管から下水側に排出される。また、この時、トラップ部材T内部に排水が溜まることで、トラップ部材Tの排水の流路の一部が満水状態となる。これにより、下水側からの臭気や害虫類の逆流が防止される、トラップ機能を生じる。
尚、各挿入管部1と受入管部2は、それぞれの受入管部2の溝部に収納されたOリングPKを介して水密的に接続されているため、漏水が生じることが無い。OリングPKは、各受入管部2の内周面と、対応する挿入管部1の外周面の間に配置されており、受入管部2の内周面と挿入管部1の外周面の間隔は挿入管部1の差し込み深さに関係なく一定であるため、この隙間幅に合わせてOリングPKの大きさ等形状を調整しておけば、挿入管部1を受入管部2のOリングPK位置まで挿入することで、確実に水密的な接続を行うことができる。
【0019】
上記実施例においては、咬止刃4が各挿入管部1表面に傷を設けるようにして食い込むことで、各挿入管部1を対応する受入管部2の軸方向に対して固定しており、そのままでは、受入管部2から挿入管部1を抜脱する方向に応力を加えても挿入管部1を抜脱することはできない。
上記実施例において、継手管7やトラップ部材T、排水接続管8内部の清掃や、部材が破損し交換等にて対応を行う場合には、第一の挿入管部1aと第一の受入管部2aの場合は第一の咬止部材3aを第一の受入管部2aから抜脱することで、
第二の挿入管部1bと第二の受入管部2bの場合は第二の咬止部材3bを施工時とは逆方向に回転させることで、
咬止刃4を各挿入管部1表面から離間させることができ、挿入管部1と受入管部2の咬止刃4との咬止状態を解除することができる。この挿入管部1表面から咬止刃4が離間した状態のまま、受入管部2から挿入管部1を抜脱する方向に応力を加えれば、支障なく挿入管部1を受入管部2より抜脱することができる。
【0020】
また、図15に示した、第二の受入管部2bに第二の挿入管部1bが未挿入の状態で、且つ第二の受入管部2bの壁面の上方に、咬止刃4の刃先部分が全て配置されている状態において、第二の受入管部2b上端と咬止刃4とはほぼ近接しており、使用者は咬止刃4の刃先に触れるより第二の受入管部2bの内周面に触れ、それ以上刃先側に触れることが無いため、使用者が咬止刃4に触れることによって、怪我などを負うことが無い。
即ち、上記第二の受入管部2bにおいては、第二の挿入管部1bが未挿入の状態では、咬止刃4の刃先部分に使用者が触れることが無い、保護機構を備えた構成となっている。
【0021】
本発明の実施例は以上のようであるが、本発明は上記実施例に限定される物ではなく、主旨を変更しない範囲において自由に変更が可能である。
例えば、上記実施例では、本発明の管体の接続構造を、流し台Kまた洗面台Wの配管構造に採用して構成してなるが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、一般的な管体の接続に支障なく利用することができる。また、洗面台Wや浴槽・浴室、また洗濯機用防水パン等の様々な排水機器の配管構造、また排水装置の取り付け構造に採用しても構わない。
【0022】
また、上記実施例では、管体は全て円形形状であるが、第二実施例の第二の挿入管部1bと第二の受入管部2bのように、管体の回転が必須な場合を除き、管体を軸方向視四角形形状等、円形以外の形状にて構成しても構わない。尚、第二実施例の第二の挿入管部1bと第二の受入管部2bのような、咬止部材3を回転させる場合でも、例えば断面視正八角形等、円形と類似した機能を有する形状/寸法に工夫することで、断面円形形状でなくとも咬止部材3を回転する方法での構成を利用することができる。
【0023】
また、上記第一実施例では、咬止部材3はただ受入管部2の外周に嵌合するだけの構造であるが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えばC字形状を成す咬止部材3の切り欠き部分が、施工完了時に開くことが無いよう、開放部分を係止固定するストッパーなどを用いて構成しても構わない。
【0024】
また、上記第二実施例では、第二の咬止部材3bは第二の挿入管部1bに食い込むまで漠然と回転させる構成となっているが、排水接続管8が規格品の管体で、その外径が常に一定であれば、第二の咬止刃4bの長さL等、各部の寸法を適宜設定することで「第二の咬止部材3bを、第二の受入管部2bに対して、この位置からこの位置まで回転させれば、適切に咬止固定が完了する」ように構成することができる。これを利用し、マーキングや感触(凹凸を利用し「カチッ」としたロックの感触を生じさせる)、回転の角度制限等で、「確実に接続を行うことができた」ことを使用者が確認できる構成としても良い。
【符号の説明】
【0025】
1 挿入管部 1a 第一の挿入管部
1b 第二の挿入管部 2 受入管部
2a 第一の受入管部 2b 第二の受入管部
3 咬止部材 3a 第一の咬止部材
3b 第二の咬止部材 31 ヒンジ部
32 取っ手部 4 咬止刃
4a 第一の咬止刃 4b 第二の咬止刃
5 貫通孔 6 排水器本体
6a 排水口 6b フランジ部
7 継手管 7a L字管部材
7b エルボ管部材 8 排水接続管
9 ソケット管 C キャビネット
H 取付孔 K 流し台
N ナット部材 O1 第二の受入管部の内周面の中心軸
O2 第二の咬止部材の内周面の中心軸 P 立ち上げ管
PK Oリング S1 シンク
S2 洗面ボウル T トラップ部材
W 洗面台
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