【解決手段】燃料を燃焼させて缶水から蒸気を生成する缶体211と、缶水の温度を検出する温度検出部231と、を有するボイラ本体21と、ボイラ本体21の燃焼状態を制御するローカル制御部22と、を備えるボイラ20であって、ローカル制御部22は、ボイラ本体21を、缶体211の内部の蒸気の圧力が第1設定圧力以上に保持された圧力保持状態とする圧力保持制御部221を含み、圧力保持制御部221は、温度検出部231により検出された缶水の温度が、第1設定圧力に対応する第1飽和温度を所定値以上下回った場合に、燃焼を開始させる。
前記圧力保持制御部は、前記温度検出部により検出された缶水の温度が、前記第1設定圧力よりも高い第2設定圧力に対応する第2飽和温度以上となった場合に、燃焼を停止させる請求項1又は2に記載のボイラ。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明のボイラシステムの好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明のボイラシステム1の全体構成につき、
図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るボイラシステムの概略を示す図である。
ボイラシステム1は、
図1に示すように、複数台(3台)のボイラ20を含むボイラ群2と、これら複数のボイラ20において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダ6と、この蒸気ヘッダ6の内部の圧力を測定するヘッダ圧センサ7と、ボイラ群2の燃焼状態を制御する制御部4を有する台数制御装置(制御装置)3と、を備える。
【0014】
ボイラ群2は、蒸気使用設備18に供給する蒸気を生成する。
蒸気ヘッダ6は、ボイラ群2を構成する複数のボイラ20それぞれで生成された蒸気を集合させて貯留することにより、複数のボイラ20の相互の圧力差及び圧力変動を調整し、圧力が調整された蒸気を蒸気使用設備18に供給する。蒸気ヘッダ6は、蒸気管10を介してボイラ群2を構成する複数のボイラ20に接続され、蒸気供給配管12を介して蒸気使用設備18に接続されている。
【0015】
蒸気管10は、複数のボイラ20のそれぞれから鉛直方向上方に向かって立ち上がるように延びる鉛直蒸気管11と、これら鉛直蒸気管11それぞれの先端部が接続されると共に、先端側が鉛直方向下方に引き下げられて蒸気ヘッダ6と接続される集合蒸気管14と、を備える。
鉛直蒸気管11には、逆止弁15が設けられている。逆止弁15は、蒸気ヘッダ6や蒸気管10(集合蒸気管14)からボイラ20への蒸気の逆流を防止している。
【0016】
ヘッダ圧センサ7は、信号線13を介して、台数制御装置3に電気的に接続されている。ヘッダ圧センサ7は、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧(ヘッダ圧。ボイラ群2で発生した蒸気の圧力)を測定し、測定した蒸気圧に係る信号(蒸気圧信号)を、信号線13を介して台数制御装置3に送信する。
【0017】
台数制御装置3は、信号線16を介して、複数のボイラ20と電気的に接続されている。この台数制御装置3は、ヘッダ圧センサ7により測定される蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧(ヘッダ圧)に基づいて、各ボイラ20の燃焼位置を制御することにより、ボイラ群2の燃焼状態を制御する。この台数制御装置3は、記憶部5と、制御部4とを備える。
【0018】
記憶部5は、台数制御装置3(制御部4)の制御により各ボイラ20に対して行われた指示の内容や、各ボイラ20から受信した燃焼位置などの情報、燃焼パターンや優先順位の設定情報、優先順位の変更(ローテーション)に関する設定の情報などを記憶する。また、記憶部5は、後述する第1設定圧力PS1及び第2設定圧力PS2に関する設定圧力情報を記憶する。
【0019】
制御部4は、信号線16を介して各ボイラ20に各種の指示(台数制御信号)を行ったり、各ボイラ20から各種のデータを受信したりして、3台のボイラ20の燃焼状態や優先順位を制御する。各ボイラ20のローカル制御部22(後述)は、台数制御装置3から燃焼状態の変更指示の信号を受けると、その指示に従って当該ボイラ20を制御する。
【0020】
以上のボイラシステム1は、ボイラ群2で発生させた蒸気を、蒸気ヘッダ6を介して、蒸気使用設備18に供給可能とされている。
ボイラシステム1において要求される負荷(要求負荷)は、蒸気使用設備18における蒸気消費量である。台数制御装置3は、この蒸気消費量の変動に対応して生じる蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧の変動を、ヘッダ圧センサ7が測定する蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧(物理量)に基づいて算出し、ボイラ群2を構成する各ボイラ20の燃焼状態を制御する。
【0021】
具体的には、蒸気使用設備18の需要の増大により要求負荷(蒸気消費量)が増加し、供給蒸気量が不足すれば、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧が減少することになる。一方、蒸気使用設備18の需要の低下により要求負荷(蒸気消費量)が減少し、供給蒸気量が過剰になれば、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧が増加することになる。従って、ボイラシステム1は、ヘッダ圧センサ7により測定された蒸気圧の変動に基づいて、要求負荷の変動をモニターすることができる。そして、ボイラシステム1は、蒸気ヘッダ6の蒸気圧に基づいて蒸気使用設備18の消費蒸気量(要求負荷)に応じて必要となる蒸気量(必要蒸気量)を算出し、当該必要蒸気量の蒸気が蒸気ヘッダ6に供給されるようにボイラ群2を燃焼させる。
【0022】
複数のボイラ20のそれぞれは、台数制御装置3の制御に応じて燃焼率を変更して燃焼し、蒸気を生成する蒸気ボイラである。複数のボイラ20には、それぞれ優先順位が設定されている。優先順位は、燃焼指示や燃焼停止指示を行うボイラ20を選択するために用いられる。優先順位は、例えば整数値を用いて、数値が小さいほど優先順位が高くなるよう設定することができる。ボイラ20の1号機〜3号機のそれぞれに「1」〜「3」の優先順位が割り当てられている場合、1号機の優先順位が最も高く、3号機の優先順位が最も低い。この優先順位は、台数制御装置3の制御により、所定の時間間隔(例えば、24時間間隔)で変更される。
【0023】
また、複数のボイラ20のそれぞれは、燃焼が行われるボイラ本体21と、ボイラ20の燃焼状態を制御するローカル制御部22と、を備える。
図2は、ボイラ群2を構成するボイラ20の概略を示す図である。なお、
図2では、ボイラ群2のうち1のボイラ20のみを図示しているが、その他のボイラ20についても基本的に同一の構成を有する。
【0024】
図2に示すように、ボイラ本体21は、缶体211と、複数の水管212と、下部ヘッダ214と、上部ヘッダ215と、ダクト216と、バーナ217と、排気筒218と、給水加熱器219と、温度検出部231と、ボイラ圧検出部232と、を備える。
【0025】
缶体211は、燃料を燃焼させることにより、缶水から蒸気を生成する。缶体211は、平面視矩形形状の直方体状に構成される。
複数の水管212は、缶体211の内部に上下方向に延びて配置されると共に、缶体211の長手方向及び幅方向に所定の間隔をあけて配置される。
【0026】
下部ヘッダ214は、平面視矩形形状の直方体状の容器によって構成され、缶体211の下部に配置される。下部ヘッダ214には、複数の水管212の下端部が接続される。下部ヘッダ214には水供給ラインL1を介して、水(ボイラ給水)が供給され、この下部ヘッダ214から複数の水管212に水が供給される。
【0027】
上部ヘッダ215は、平面視矩形形状の直方体状の容器によって構成され、缶体211の上部に配置される。上部ヘッダ215には、複数の水管212の上端部が接続される。上部ヘッダ215には、複数の水管212において生成された蒸気が集められる。上部ヘッダ215には、蒸気管10の鉛直蒸気管11が連結されている。上部ヘッダ215に集められた蒸気は、蒸気管10を介して蒸気ヘッダ6に供給される。鉛直蒸気管11には、蒸気の逆流を防止する逆止弁15が設けられる。
【0028】
ダクト216は、缶体211の長手方向の一端側に位置する第1側面211aの下部に、接続される。ダクト216の上流側には、燃料ガスが供給される燃料供給部216a及び燃焼用空気を供給する送風機(図示せず)が接続される。ダクト216においては、燃料供給部216aから供給される燃料ガスと送風機から供給される燃焼用空気とは、混合されて、缶体211の内部に向けて供給される。
【0029】
バーナ217は、第1側面211aにおけるダクト216と缶体211との接続部分に配置される。バーナ217は、燃焼用空気と燃料とが混合された混合ガスをダクト216から缶体211の内部に噴出し、この混合ガスを燃焼させる。
【0030】
排気筒218は、缶体211の長手方向の他端側(ダクト216が設けられた側と反対側)に位置する第2側面211bに、接続される。排気筒218は、缶体211の内部で混合ガスが燃焼して生じた燃焼ガスを、排出する。
【0031】
給水加熱器219は、排気筒218に設けられる。給水加熱器219は、缶体211から排出される燃焼ガス(排ガス)と、水供給ラインL1を介して下部ヘッダ214に供給される水との間で熱交換を行う。
【0032】
温度検出部231は、缶水の温度を検出する。本実施形態においては、温度検出部231は、水管212の表面の温度を検出することで、缶水の温度を検出する。温度検出部231は、複数の水管212のうちのいずれかの水管212に配置され、水管212の表面の温度を検出する。温度検出部231は、複数の水管212のうち、所定の水管212における所定の高さに配置される。温度検出部231は、
図2において破線で示す信号線を介して、ローカル制御部22に電気的に接続されている。温度検出部231で検出された水管212の表面の温度は、缶水の温度に係る信号(缶水温度信号)として、信号線を介してローカル制御部22に送信される。
【0033】
ボイラ圧検出部232は、缶体211において生成された蒸気の圧力(ボイラ圧)を検出する。ボイラ圧検出部232は、
図2において破線で示す信号線を介して、ローカル制御部22に電気的に接続されている。ボイラ圧検出部232で検出されたボイラ本体21の缶内圧力(すなわち、上部ヘッダ215の内部の蒸気圧)は、蒸気圧に係る信号(蒸気圧信号)として、信号線を介してローカル制御部22に送信される。
【0034】
ローカル制御部22は、台数制御装置3から送信される台数制御信号に基づいてボイラ20の燃焼状態を制御すると共に、ボイラ本体21に対して圧力保持制御を行う。
【0035】
以下、
図3を参照して具体的に説明する。
図3は、ローカル制御部22及び台数制御装置3の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御部4は、ボイラ20に圧力保持制御を行わせる圧力保持運転指示部41と、圧力保持運転指示部41により圧力保持制御を行わせるボイラ20に設定圧力情報を送信する設定圧力送信部31と、を備える。
【0036】
ローカル制御部22は、圧力保持制御部221を含んで構成される。台数制御装置3は、記憶部5と、制御部4と、設定圧力送信部31とを含んで構成される。制御部4は、圧力保持運転指示部41を含んで構成される。記憶部5は、第1設定圧力PS1及び第2設定圧力PS2に関する設定圧力情報を記憶する。
【0037】
圧力保持制御部221は、ボイラ本体21を、缶体211の内部の蒸気の圧力(ボイラ圧)が第1設定圧力PS1以上に保持された圧力保持状態とするように、圧力保持制御を行う。第1設定圧力PS1は、得ようとする負荷追従応答性に応じて設定される。例えば、圧力保持制御部221は、ボイラ圧検出部232により検出された蒸気の圧力(ボイラ圧)PB1が第1設定圧力PS1を所定値以上下回った場合に、燃焼を開始させる。なお、この第1設定圧力PS1に係る所定値は、0でもよい。圧力保持制御部221は、ボイラ圧検出部232により検出された蒸気の圧力PB1が、第1設定圧力PS1よりも高い第2設定圧力PS2を上回った場合に、燃焼を停止させる。
【0038】
例えば、燃料としてガスを用い、パイロットバーナ及びメインバーナを有して構成されるガス焚きボイラにおいて、圧力保持制御を行う場合には、パイロットバーナを燃焼させることで、ボイラ圧を保持し、ボイラ本体21を、高い負荷追従応答性に必要な熱量保有状態とする。
【0039】
また、圧力保持制御部221は、温度検出部231により検出された缶水の温度TB1が、第1設定圧力PS1に対応する第1飽和温度TS1を所定値以上下回った場合に、燃焼を開始させる。この第1飽和温度TS1に係る所定値は、0℃でもよく、又は例えば1〜5℃でもよい。
【0040】
また、圧力保持制御部221は、温度検出部231により検出された缶水の温度TB1が、第2設定圧力PS2に対応する第2飽和温度TS2を所定値以上上回った場合に、燃焼を停止させる。この第2飽和温度TS2に係る所定値は、0℃でもよく、又は例えば1〜5℃でもよい。本実施形態においては、第2飽和温度TS2に係る所定値は0℃である。つまり、圧力保持制御部221は、温度検出部231により検出された缶水の温度TB1が、第2設定圧力PS2に対応する第2飽和温度TS2以上となった場合に、燃焼を停止させる。
【0041】
台数制御装置3の制御部4において、圧力保持運転指示部41は、ボイラ20に圧力保持制御を行わせるように指示する。設定圧力送信部31は、圧力保持運転指示部41により圧力保持制御を行わせるボイラ20に、記憶部5に記憶されている第1設定圧力PS1及び第2設定圧力PS2に関する設定圧力情報を、送信する。設定圧力情報は、例えば管理者の操作により設定又は変更することができる。
【0042】
以上説明したボイラシステム1の動作について、
図4を参照して説明する。
図4は、ボイラシステム1の処理の流れを示すフローチャートである。
【0043】
ステップST1において、ローカル制御部22の圧力保持制御部221は、圧力保持運転指示部41からの指示に基づいて、ボイラ本体21を、缶体211の内部の蒸気の圧力(ボイラ圧)PB1が第1設定圧力PS1以上に保持された圧力保持状態とする圧力保持制御を行う。
【0044】
ステップST2において、圧力保持制御部221は、ボイラ圧検出部232により検出された蒸気の圧力(ボイラ圧)PB1が、第1設定圧力PS1を所定値以上下回ったか否かを判定する。ボイラ圧PB1が第1設定圧力PS1を所定値以上下回った場合(YES)には、処理はステップST4に進む。ボイラ圧PB1が第1設定圧力PS1を所定値以上下回っていない場合(NO)には、処理はステップST3に進む。
【0045】
ステップST3において、圧力保持制御部221は、温度検出部231により検出された缶水の温度TB1が、第1設定圧力PS1に対応する第1飽和温度TS1を所定値以上下回ったか否かを判定する。缶水の温度TB1が第1飽和温度TS1を所定値以上下回った場合(YES)には、処理はステップST4に進む。缶水の温度TB1が第1飽和温度TS1を所定値以上下回っていない場合(NO)には、処理はステップST2に戻る。
【0046】
ステップST4において、圧力保持制御部221は、ボイラ本体21の燃焼を開始させる。これにより、ボイラ圧は保持されると共に、ボイラ本体21は、高い負荷追従応答性に必要な熱量保有状態となる。
【0047】
ステップST5において、圧力保持制御部221は、温度検出部231により検出された缶水の温度TB1が、第2設定圧力PS2に対応する第2飽和温度TS2以上となった否かを判定する。缶水の温度TB1が第2飽和温度TS2以上となった場合(YES)には、処理はステップST6に進む。缶水の温度TB1が第2飽和温度TS2未満の場合(NO)には、処理はステップST5を繰り返す。
【0048】
ステップST6において、圧力保持制御部221は、圧力保持制御としてのボイラ本体21の燃焼を停止させる。なお、圧力保持制御は継続する。
【0049】
以上説明した本実施形態のボイラシステム1によれば、以下のような効果を奏する。
【0050】
(1)本実施形態のボイラシステム1においては、ローカル制御部22の圧力保持制御部221は、温度検出部231により検出された缶水の温度TB1が、第1設定圧力PS1に対応する第1飽和温度TS1を所定値以上下回った場合に燃焼を開始させる。例えば、逆止弁15がその機能を発揮しなくなり、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気の圧力(ヘッダ圧)とボイラ本体21の内部の蒸気の圧力(ボイラ圧)とが略一致してしまい、圧力保持制御に基づく燃焼を行わなくなり、ボイラ本体21が高い負荷追従応答性に必要な高い熱量を保有しない状態になったとする。その状態になった場合においても、圧力保持制御部221は、缶水の温度TB1に基づいて、ボイラ本体21の燃焼を開始させる。そのため、ボイラ本体21を、高い負荷追従応答性に必要な高い熱量を保有する状態(熱量保有状態)にすることができる。したがって、高い負荷追従応答性を実現できるボイラ20を提供することができる。
【0051】
(2)本実施形態のボイラシステム1においては、圧力保持制御部221は、ボイラ圧検出部232により検出された蒸気の圧力(ボイラ圧)PB1が第1設定圧力PS1を所定値以上下回った場合に、ボイラ本体21の燃焼を開始させる。これにより、圧力保持制御部221は、缶水の温度TB1に基づく燃焼の開始よりも優先して、ボイラ圧PB1に基づく燃焼の開始を行うことができる。
【0052】
(3)本実施形態のボイラシステム1においては、圧力保持制御部221は、温度検出部231により検出された缶水の温度TB1が、第1設定圧力PS1よりも高い第2設定圧力PS2に対応する第2飽和温度TS2以上となった場合に、燃焼を停止させる。これにより、適切な条件で圧力保持制御としてのボイラ本体21の燃焼を停止させることができる。
【0053】
(4)本実施形態のボイラシステム1の台数制御装置3は、第1設定圧力PS1及び第2設定圧力PS2に関する設定圧力情報を記憶する記憶部5と、ボイラ20に圧力保持制御を行わせる圧力保持運転指示部41と、圧力保持運転指示部41により圧力保持制御を行わせるボイラ20に設定圧力情報を送信する設定圧力送信部31と、を備える。これにより、設定圧力情報を台数制御装置3で管理することができ、例えば、設定圧力情報を変更する場合には、台数制御装置3の操作によって、ボイラ群2を構成する複数のボイラ20における第1設定圧力PS1及び第2設定圧力PS2を容易に変更することができる。
【0054】
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、複数台のボイラ20からなるボイラシステム1について説明したが、1台のみのボイラ20に対して本発明を適用することができる。ボイラ本体21にボイラ圧検出部232を設けずに、圧力保持制御部221がボイラ圧PB1に基づく圧力保持制御を行わない構成を採用することもできる。