【解決手段】サーバ14Aは検索API164Aを備える。検索API164Aは、商品を特定するための特定情報を取得する機能を備えるユーザ端末12Aから特定情報を受信および解析することで、該特定情報から一又は複数の商品を特定する。続いて、検索API164Aは、商品の販売に関する商品販売情報を記憶している商品データベース168から、特定された一又は複数の商品に対応する一又は複数の商品販売情報を読み出す。そして、検索API164Aは読み出された一又は複数の商品販売情報を検索履歴として検索履歴データベース170に格納するとともに、該一又は複数の商品販売情報を候補商品情報としてユーザ端末12A上に表示させるために該ユーザ端末12Aに送信する。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。下記実施形態では、本発明に係る情報提供装置をサーバに適用する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0029】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るサーバを含む電子商取引システムの構成を示す図である。電子商取引システムは、バーコードリーダ11、ユーザ端末12、およびユーザ端末12とインターネット13を介して接続されるサーバ14から構成される。
【0030】
バーコードリーダ11は、商品に付されたバーコードまたは商品のタグや包装に付されたバーコードを読み取る。バーコードリーダ11は、ユーザ端末12のユーザによって持ち歩かれる。例えば、バーコードリーダ11を、携帯電話のストラップのような形態に構成しておくことが好ましい。
【0031】
ユーザ端末12のユーザが、バーコードリーダ11を持って現実の店舗21を訪れた場合、店舗21で商品22の現物を見て、その商品を電子商取引で購入したいと希望したとき、ユーザは、バーコードリーダ11に、商品22に付されたバーコード23を読み取らせる。すると、バーコードリーダ11は、バーコード23を読み取って復号し、商品22を特定する商品コードを得る。バーコードリーダ11は、商品22を特定する商品コードを記憶する。
【0032】
ここで、バーコード23は、例えば、JAN(Japanese Article Number)コードなどであり、また、商品22が書籍である場合、ISBN(International Standard Book Number)などである。なお、JANコードであるバーコード23は、国コード、メーカコード、商品コードなどを示し、ISBNであるバーコード23は、グループ記号、出版者記号、書名記号などを示すが、以下、国コード、メーカコード、商品コード、グループ記号、出版者記号、書名記号などを包括して、商品コードと称する。商品コードは、商品を特定する特定情報の一例である。また、バーコード23は、例えば、2次元バーコードであってもよい。
【0033】
店舗21から自宅に帰ったユーザは、バーコードリーダ11を、USB(Universal Serial Bus)に準拠したシリアルバスを介してユーザ端末12に接続する。ユーザ端末12は、バーコードリーダ11が接続された場合、商品22を特定する商品コードを記憶しているバーコードリーダ11から、商品コードを取得し、取得した商品コードをインターネット13を介してサーバ14に送信する。
【0034】
サーバ14は、商品を販売する法人または個人(自然人)である店舗からの委託により、商品を販売するウェブページをユーザに提供するサービスを店舗に提供する業者により管理、運用される。言い換えれば、サーバ14は、ユーザ端末12のユーザに、インターネット13上の仮想的な店舗、すなわち商品を販売するウェブページを提供する。多数の店舗からの委託により、サーバ14によって、多数の商品のそれぞれを販売するページからなる仮想的な市場がユーザに提供される。
【0035】
サーバ14は、ユーザからの各種の商品(商品22を含む)の購入の申し込みを受け付け、商品の手配を指示して、支払いの決済の処理を行う。また、サーバ14は、商品に対応する商品コードを記憶している。例えば、仮想的な店舗の運営者が自身の端末を操作することにより、商品ごとに予め商品コードが付与され、サーバ14は、その商品コードを商品に紐付けて商品データベースに記憶している。
【0036】
サーバ14は、ユーザ端末12から商品コードが送信されてくると、商品コードで特定される商品22の販売に関する情報である商品販売情報を商品データベースから検索し、検索された商品販売情報をインターネット13を介してユーザ端末12に送信する。ここで、商品販売情報は、所定の商品を販売する店舗における、その商品の販売に関する情報であり、商品の名前、商品の製造者、商品の価格、在庫数、納期、送料、クレジットカードや振り込みなど、受け付ける支払いの方法、店舗の名前、店舗の住所、店舗の連絡先、および保証などの情報からなる。
【0037】
ユーザ端末12は、サーバ14から送信されてきた商品販売情報を受信し、予め定められた抽出条件に合致する商品販売情報を抽出する。そして、ユーザ端末12は、抽出した商品販売情報を、ユーザによる購入の候補を示す購入候補情報として買い物カゴに入れるようにサーバ14に登録を要求する。または、ユーザ端末12は、抽出した商品販売情報を、ユーザが注目している注目情報としてお気に入りに入れるようにサーバ14に登録を要求する。
【0038】
ユーザが商品22の電子商取引での購入を決めた場合、ユーザ端末12は、買い物カゴに格納された購入候補情報で示される商品22の購入を、インターネット13を介してサーバ14に申し込む。すると、サーバ14は、ユーザ端末12からの申し込みを受け付け、商品22を手配し、決済する。
【0039】
なお、インターネット13は、ネットワークの一例であり、ユーザ端末12とサーバ14とは、インターネット13に限らず、有線または無線の汎用回線または専用回線などからなるネットワーク、例えば、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)などで接続するようにしてもよい。
【0040】
次に、
図2乃至
図6を参照して、バーコードリーダ11、ユーザ端末12、およびサーバ14の構成を説明する。
【0041】
図2は、バーコードリーダ11の構成の例を示すブロック図である。バーコードリーダ11は、制御部31、読み取り部32、読み取りボタン33、記憶部34、通信部35、音声出力部36、および発光部37から構成される。
【0042】
制御部31は、いわゆる組み込み型のMPU(Micro Processing Unit)や専用のIC(Integrated Circuit)などからなり、例えば、内蔵されているプログラムに従って、読み取りボタン33への操作に応じて、読み取り部32、記憶部34、通信部35、音声出力部36、および発光部37を制御する。読み取り部32は、赤外線LED(Light Emitting Diode)またはレーザーダイオードなどの発光デバイス、およびフォトトランジスタ、CCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)、またはCMOS(ComplementaryMetal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの受光デバイスなどからなり、バーコード23に光をあてて、バーコード23を読み取って、バーコード23の画像パターンに応じた信号を制御部31に供給する。
【0043】
読み取りボタン33は、スイッチや感圧センサなどからなり、ユーザに押圧されたことを示す信号を制御部31に供給する。制御部31は、読み取りボタン33が押圧された場合、読み取り部32にバーコード23の読み取りを指示する。制御部31は、読み取り部32から供給される、バーコード23の画像パターンに応じた信号を復号して、商品22を特定する商品コードを取得する。制御部31は、商品コードを記憶部34に記憶させる。
【0044】
記憶部34は、フラッシュメモリなどのEEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)やMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)などの不揮発性メモリからなり、制御部31から書き込まれた商品コードを記憶する。
【0045】
通信部35は、USBに準拠したシリアルバスインターフェース(以下、USBインタフェースと称する)などからなる。音声出力部36は、スピーカまたはブザーなどの音声出力デバイスからなり、制御部31の制御の基に、バーコード23の読み取りの成否を示す音声を出力する。発光部37は、LEDまたは有機EL(Electroluminescence)デバイスなどの発光デバイスからなり、制御部31の制御の基に、バーコード23の読み取りの成否を示す色または発光パターンで発光する。
【0046】
図3は、ユーザ端末12のハードウェアの構成例を示すブロック図である。
【0047】
ユーザ端末12において、CPU(Central Processing Unit)51,ROM(Read Only Memory)52,RAM(Random Access Memory)53は、バス54により相互に接続されている。
【0048】
バス54には、さらに、入出力インタフェース55が接続されている。入出力インタフェース55には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部56、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部57、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部58、USBインタフェースおよびネットワークインタフェースなどよりなる通信部59、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア61を駆動するドライブ60が接続されている。
【0049】
図4は、プログラムを実行するユーザ端末12において実現される機能の構成を示すブロック図である。すなわち、ユーザ端末12がプログラムを実行すると、ブラウザ機能81および買い物カゴ登録部82が実現される。
【0050】
ブラウザ機能81は、マイクロソフト社のインターネットエクスプローラ(商標)などの、いわゆるWebブラウザプログラムを実行することにより実現され、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に規定される手順に基づいて、テキストまたは画像などの各種のオブジェクトが含まれるHTML(Hypertext Markup Language)方式またはXML(Extensible Markup Language)方式などのウェブページのデータを取得して、ウェブページを提示する。
【0051】
買い物カゴ登録部82は、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムを実行することにより実現され、ユーザ端末12に、商品22を特定する商品コードを記憶しているバーコードリーダ11が接続された場合、バーコードリーダ11から、商品コードを取得し、取得した商品コードをインターネット13を介してサーバ14に送信する。すなわち、買い物カゴ登録部82は特定情報を取得する機能を備えている。また、買い物カゴ登録部82は、サーバ14から送信されてきた一又は複数の商品販売情報を受信し、予め定められた抽出条件に合致する商品販売情報を抽出する。さらに、買い物カゴ登録部82は、抽出した商品販売情報を、ユーザによる購入の候補を示す購入候補情報として買い物カゴに入れるようにサーバ14に登録を要求するか、またはユーザが注目している注目情報としてお気に入りに入れるようにサーバ14に登録を要求する。
【0052】
買い物カゴ登録部82は、格納部91、デバイス間通信制御部92、サーバ間通信制御部93、商品販売情報抽出部94、表示制御部95、および商品販売情報追加登録部96を含むように構成される。
【0053】
格納部91は、例えば、記憶部58の所定の記憶領域に設けられ、ユーザを認証するためのユーザID(Identification)およびパスワードや各種の条件を示す情報、および商品販売情報を買い物カゴに格納させるか、またはお気に入りに格納させるかを指定する情報などを格納する。格納部91は、認証情報格納部101、条件情報格納部102、および追加先情報格納部103を含むように構成される。
【0054】
認証情報格納部101は、ユーザを認証するためのユーザIDおよびパスワードを格納する。条件情報格納部102は、商品販売情報をソートするためのソート条件および商品販売情報を抽出するための抽出条件を示す情報を格納する。追加先情報格納部103は、商品販売情報を買い物カゴに格納させるか、または商品販売情報をお気に入りに格納させるかを指定する追加先指定情報を格納する。
【0055】
デバイス間通信制御部92は、通信部59に設けられた、USBインタフェースを制御することで、バーコードリーダ11との接続および接続されたバーコードリーダ11との通信を制御する。
【0056】
サーバ間通信制御部93は、通信部59に設けられたネットワークインタフェースを制御することで、インターネット13を介したサーバ14との通信を制御する。サーバ間通信制御部93は、送信制御部104および受信制御部105を含むように構成される。送信制御部104は、通信部59に設けられたネットワークインタフェースを制御することで、インターネット13を介したサーバ14への各種のデータや情報の送信を制御する。例えば、送信制御部104は、商品を特定する商品コードであって、読み取った商品コードを記憶しているバーコードリーダ11がユーザ端末12に接続された場合、バーコードリーダ11から取得した商品コードのサーバ14への送信を制御する。
【0057】
受信制御部105は、通信部59に設けられたネットワークインタフェースを制御することで、インターネット13を介してサーバ14から送信されてくる各種のデータや情報の受信を制御する。例えば、受信制御部105は、商品コードで特定される商品22の販売に関する商品販売情報を検索したサーバ14から送信されてくる、一又は複数の商品販売情報の受信を制御する。
【0058】
商品販売情報抽出部94は、サーバ14から受信した商品販売情報のうち、条件情報格納部102に格納されている情報で示される抽出条件に合致する商品販売情報を抽出する。表示制御部95は、ディスプレイである出力部57を制御して、ディスプレイである出力部57に、受信した商品販売情報を候補商品情報として表示させたり、抽出した商品販売情報を表示させたりする。候補商品情報は商品コードに基づいてサーバで検索された商品販売情報のことであり、後述する購入候補情報とは別種の情報である。商品販売情報追加登録部96は、追加先情報格納部103に格納されている追加先指定情報に応じて、サーバ14に対して、商品販売情報の買い物カゴへの格納を要求するか、または商品販売情報のお気に入りへの格納を要求する。すなわち、商品販売情報追加登録部96は、サーバ14において商品販売情報が記憶されるように(サーバ14が商品販売情報を記憶するように)、商品販売情報を買い物カゴに登録するか、または商品販売情報をお気に入りに登録する。
【0059】
図5は、サーバ14のハードウェアの構成例を示すブロック図である。
【0060】
サーバ14において、CPU131,ROM132,RAM133は、バス134により相互に接続されている。
【0061】
バス134には、さらに、入出力インタフェース135が接続されている。入出力インタフェース135には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部136、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部137、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部138、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部139、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア141を駆動するドライブ140が接続されている。
【0062】
図6は、プログラムを実行するサーバ14において実現される機能の構成を示すブロック図である。すなわち、サーバ14がプログラムを実行すると、Webサーバ機能161、買い物カゴAPI(Application Program Interface)162、お気に入りAPI163、検索API164、アプリケーションサーバ機能165、マーチャントサーバ機能166、ユーザデータベース167、商品データベース168、およびアプリケーションデータベース169が実現される。
【0063】
なお、ユーザデータベース167、商品データベース168、およびアプリケーションデータベース169は、それぞれ、オペレーティングシステムによって提供されるファイルシステム上に直接構築されるものであっても、データベース管理システムを用いて構築されるものであってもよい。
【0064】
Webサーバ機能161は、例えば、Apache HTTP Serverなどの、いわゆるWebサーバプログラムを実行することにより実現され、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に規定される手順に基づいて、テキストまたは画像などの各種のオブジェクトが含まれるHTML(Hypertext Markup Language)方式またはXML(Extensible Markup Language)方式などのウェブページのデータを提供する。
【0065】
買い物カゴAPI162は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザによる購入の候補を示す購入候補情報を格納する、いわゆる買い物カゴに関する関数および命令の集合により実現され、買い物カゴに購入候補情報を入れたり、買い物カゴに格納された購入候補情報を読み出したりする。
【0066】
ここで、購入候補情報は、ユーザにより買い物カゴに入れることが指示された商品販売情報および購入を希望する商品の個数などの情報からなる。なお、商品の個数情報について、購入候補情報に含まれない場合もある。
【0067】
お気に入りAPI163は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザが注目している注目情報を格納する、いわゆるお気に入りに関する関数および命令の集合により実現され、お気に入りに注目情報を入れたり、お気に入りに格納された注目情報を読み出したりする。
【0068】
ここで、注目情報は、ユーザによりお気に入りに入れることが指示された商品販売情報などの情報からなる。
【0069】
検索API164は、検索のための関数および命令の集合により実現され、サーバ14が提供しているウェブページから、所定の商品販売情報を検索する。
【0070】
アプリケーションサーバ機能165は、ユーザ端末12からの要求に応じて、インターネット13を介して、買い物カゴ登録部82を実現するための買い物カゴ登録アプリケーションプログラムをユーザ端末12に提供する。
【0071】
マーチャントサーバ機能166は、インターネット13上の仮想的な店舗において、ユーザ端末12からの要求に応じて、商品の購入を受け付けて、商品の手配を指示して、支払いの決済の処理を行う。
【0072】
ユーザデータベース167は、登録されているユーザのそれぞれに関する情報であるユーザ情報を格納する。例えば、ユーザデータベース167は、名前、ユーザID、パスワード、電子メールアドレス、商品の購入の履歴、購入候補情報、注目情報、その他のユーザ情報を格納する。商品データベース168は、商品コード、商品を一意に特定する商品ID、商品に関する説明文、その他の商品情報および商品販売情報を格納する。アプリケーションデータベース169は、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムを格納する。
【0073】
次に、
図7乃至
図10を参照して、バーコードリーダ11、ユーザ端末12、およびサーバ14の動作を説明する。
【0074】
図7は、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムのインストールの処理を説明するフローチャートである。ユーザ端末12からのリクエストに応じたレスポンスとして、ステップS201において、サーバ14のWebサーバ機能161は、インターネット13を介して、ウェブページのデータをユーザ端末12に送信する。ステップS101において、ユーザ端末12のブラウザ機能81は、サーバ14から送信されてきた、ウェブページのデータをネットワークインタフェースである通信部59に受信させ、ディスプレイである出力部57にウェブページを表示させる。
【0075】
ステップS102において、ユーザ端末12のブラウザ機能81は、インターネット13を介して、サーバ14に買い物カゴ登録アプリケーションプログラムの送信を要求する。すなわち、ブラウザ機能81は、ネットワークインタフェースである通信部59に、サーバ14宛てに買い物カゴ登録アプリケーションプログラムの要求を送信させる。
【0076】
ステップS202において、サーバ14のWebサーバ機能161は、ユーザ端末12からの、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムの送信の要求を受け付ける。Webサーバ機能161は、ユーザ端末12からの、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムの送信の要求をアプリケーションサーバ機能165に通知する。ステップS203において、アプリケーションサーバ機能165は、アプリケーションデータベース169から、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムを読み出して、Webサーバ機能161に供給し、Webサーバ機能161は、インターネット13を介して、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムをユーザ端末12に送信する。
【0077】
ステップS103において、ユーザ端末12のブラウザ機能81は、サーバ14から送信されてきた、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムをネットワークインタフェースである通信部59に受信させる。ステップS104において、ブラウザ機能81は、受信した買い物カゴ登録アプリケーションプログラムを実行(起動)させることで、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムをユーザ端末12にインストールする。
【0078】
ステップS105において、インストールされた買い物カゴ登録アプリケーションプログラムを実行することにより実現される買い物カゴ登録部82は、サーバ14に登録されているユーザとしてログインするためのユーザIDとパスワードとを入力するためのフィールドをディスプレイである出力部57に表示させるので、ユーザがユーザ端末12を操作することで、このフィールドにユーザIDとパスワードとを入力すると、入力されたユーザIDとパスワードとを格納部91の認証情報格納部101に格納(記憶)する。
【0079】
ステップS106において、買い物カゴ登録部82は、商品販売情報をソートするための条件を示すソート条件および商品販売情報を抽出するための抽出条件のそれぞれを入力するためのフィールドをディスプレイである出力部57に表示させ、ユーザがユーザ端末12を操作することで、条件を選択したり、このフィールドにソート条件および抽出条件を入力したりすると、選択または入力されたソート条件を示すソート条件情報と抽出条件を示す抽出条件情報とを格納部91の条件情報格納部102に格納(記憶)する。
【0080】
ここで、ソート条件は、価格が安い、配送が早い、在庫が多い、店舗に人気がある、店舗の住所がユーザの住所から近いなど、任意の条件とすることができる。
【0081】
また、抽出条件は、価格が最も安いこと、配送が最も早いこと、在庫が最も多いこと、店舗が一番人気のあること、店舗の住所がユーザの住所から最も近いこと、ユーザの指定した特定の店舗であること、所定の賞を受けた店舗であること、サーバ14を運用する業者から推薦された店舗であることなど、任意の条件とすることができる。
【0082】
ステップS107において、買い物カゴ登録部82は、商品販売情報を買い物カゴにいれるかまたはお気に入りに入れるかの指示を入力するためのボタンをディスプレイである出力部57に表示させ、ユーザがユーザ端末12を操作することで、このボタンをクリックすると、商品販売情報の格納先として、買い物カゴまたはお気に入りのいずれか一方または双方を指定する記憶先情報を格納部91の追加先情報格納部103に格納(記憶)して、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムのインストールの処理は終了する。すなわち、追加先情報格納部103には、商品販売情報を、サーバ14において、購入候補情報として記憶させるかまたは注目情報として記憶させるかを示す記憶先情報が記憶される。
【0083】
次に、店舗21において、ユーザによって、商品22に付されたバーコード23にバーコードリーダ11の読み取り部32があてがわれて、読み取りボタン33が押圧されると実行される、バーコードの読み取りの処理を説明する。
【0084】
図8は、バーコードの読み取りの処理を説明するフローチャートである。ステップS11において、制御部31は、読み取り部32にバーコードの読み取りを指示し、読み取り部32は、制御部31からの指示に応じて、バーコード23を読み取って、バーコード23の画像パターンに応じた信号を制御部31に供給する。ステップS12において、制御部31は、バーコードを復号して、すなわち、バーコード23の画像パターンに応じた信号を復号して、商品22を特定する商品コードを取得する。
【0085】
ステップS13において、制御部31は、取得した商品コードを記憶部34に記憶させる。ステップS14において、制御部31は、音声出力部36および発光部37を駆動して、バーコードを読み取ったことを示す音を音声出力部36に出させると共に、読み取ったことを示すパターンで発光部37を発光させ、バーコードの読み取りの処理は終了する。
【0086】
なお、バーコードが読み取れなかった場合、制御部31は、音声出力部36および発光部37を駆動して、バーコードを読み取ったことを示す音とは音程や音量または間欠の間隔が異なる、バーコードが読み取れなかったことを示す音を音声出力部36に出させると共に、読み取ったことを示すパターンとは色や光量または点滅の間隔が異なる、読み取れなかったことを示すパターンで発光部37を発光させる。
【0087】
なお、複数の商品22について、上述の処理が繰り返されると、バーコードリーダ11の記憶部34には、複数の商品22のそれぞれの商品コードが記憶される。
【0088】
次に、バーコードリーダ11のUSBインタフェースの端子がユーザ端末12のUSBインタフェースの端子に挿入されると実行される、商品販売情報の買い物カゴまたはお気に入りへの追加の処理を説明する。
【0089】
図9は、商品販売情報の買い物カゴまたはお気に入りへの追加の処理を説明するフローチャートである。ステップS121において、ユーザ端末12の買い物カゴ登録部82のデバイス間通信制御部92は、通信部59のUSBインタフェースからの信号により、バーコードリーダ11を検出する。すなわち、デバイス間通信制御部92は、ユーザ端末12のUSBインタフェースの端子にバーコードリーダ11のUSBインタフェースの端子が挿入されたことを検出する。
【0090】
ステップS122およびステップS321において、デバイス間通信制御部92および通信部59のUSBインタフェースとバーコードリーダ11の通信部35とは、相互の接続を確立する。言い換えれば、ステップS122において、デバイス間通信制御部92および通信部59のUSBインタフェースは、バーコードリーダ11との接続を確立し、ステップS321において、バーコードリーダ11の通信部35は、ユーザ端末12との接続を確立する。
【0091】
ステップS322において、バーコードリーダ11の制御部31は、記憶部34から、記憶されている商品コードを読み出して、通信部35に供給し、通信部35に、商品コードをユーザ端末12に送信させる。ステップS123において、ユーザ端末12のデバイス間通信制御部92は、通信部59のUSBインタフェースに、バーコードリーダ11から送信されてきた、商品コードを受信させる。
【0092】
なお、ユーザ端末12のデバイス間通信制御部92は、ユーザ端末12とバーコードリーダ11との接続を介して、記憶部34に直接アクセスして、記憶部34から商品コードを読み出すようにしてもよい。
【0093】
ステップS124において、ユーザ端末12の買い物カゴ登録部82のサーバ間通信制御部93は、インターネット13を介して、サーバ14に、商品コードとソート条件とを送信すると共に、商品販売情報の検索を要求する。より詳細には、買い物カゴ登録部82は、格納部91の条件情報格納部102からソート条件情報を読み出す。サーバ間通信制御部93の送信制御部104は、通信部59に設けられたネットワークインタフェースを制御して、ネットワークインタフェースに、インターネット13を介して、サーバ14宛てに、商品コードとソート条件情報とを送信させると共に、商品販売情報の検索の要求を送信させる。
【0094】
ステップS221において、サーバ14の検索API164は、ネットワークインタフェースである通信部139に、商品コードとソート条件情報とを受信させ、商品販売情報の検索の要求を受け付ける。ステップS222において、検索API164は、商品データベース168から、商品コードに対応付けられた商品IDを読み出す。ステップS223において、検索API164は、商品データベース168から、商品IDで特定される商品の販売に関する、一又は複数の商品販売情報を検索する。すなわち、検索API164は、受信した商品コードを解析することで商品を特定し、その商品に対応する一又は複数の商品販売情報を読み出す。
【0095】
なお、検索API164は、商品コードをクエリとして、商品販売情報を直接検索するようにしてもよい。また、検索API164は、商品データベース168だけでなく、インターネット13上の一般のウェブページから、商品販売情報を検索するようにしてもよい。
【0096】
ステップS224において、検索API164は、ステップS221の手続きで受信したソート条件情報で示されるソート条件で、検索された商品販売情報をソートする。例えば、検索API164は、ソート条件が安い順である場合、商品販売情報で示される商品の価格が安い順に、検索された商品販売情報をソートする。
【0097】
ステップS225において、検索API164は、通信部139を制御して、インターネット13を介して、ソートされた商品販売情報をユーザ端末12に送信する。
【0098】
このように、検索API164は第1受信手段、特定手段、検索手段、及び出力手段として機能する。
【0099】
ステップS125において、ユーザ端末12の買い物カゴ登録部82のサーバ間通信制御部93は、インターネット13を介してサーバ14から送信されてきた、ソートされた商品販売情報を受信する。この場合、一又は複数の商品販売情報が受信される。より詳細には、サーバ間通信制御部93の受信制御部105は、通信部59に設けられたネットワークインタフェースを制御して、ネットワークインタフェースに、ソートされた商品販売情報を受信させる。
【0100】
ステップS126において、商品販売情報抽出部94は、格納部91の条件情報格納部102から、抽出条件情報を読み出して、受信した商品販売情報のうち、抽出条件情報で示される抽出条件に合致する商品販売情報を抽出する。例えば、商品販売情報抽出部94は、最も安い価格の商品販売情報を抽出する。
【0101】
ステップS127において、表示制御部95は、抽出された商品販売情報を、ディスプレイである出力部57に表示させる。
【0102】
なお、表示制御部95は、ソートされた商品販売情報の一覧を表示させて、ユーザに直接選択された商品販売情報が抽出されるようにしてもよい。また、表示制御部95は、ソートされた商品販売情報の一覧と共に、抽出された商品販売情報を、ディスプレイである出力部57に表示させるようにしてもよい。
【0103】
ステップS128において、商品販売情報追加登録部96は、インターネット13を介して、サーバ14に、ユーザIDとパスワードを送信すると共に、ログインを要求する。なお、ユーザIDとパスワードはユーザがユーザ端末12を操作することにより、入力を受け付けてもよい。より詳細には、商品販売情報追加登録部96は、格納部91の認証情報格納部101から、ユーザIDおよびパスワードを読み出して、通信部59に設けられたネットワークインタフェースを制御して、ネットワークインタフェースに、インターネット13を介して、サーバ14宛てに、ユーザIDおよびパスワードを送信させると共に、ログインの要求を送信させる。
【0104】
ステップS226において、サーバ14のWebサーバ機能161は、ユーザIDおよびパスワードを受信して、ログインの要求を受け付け、マーチャントサーバ機能166は、受信したユーザIDおよびパスワードとユーザデータベース167に格納されているユーザIDおよびパスワードとを照合することにより、ユーザが正当であると認証して、ログインの処理を行う。これにより、ユーザ端末12のユーザが特定されることになる。
【0105】
サーバ14においてユーザが正当であると認証されて、ログインされると、ステップS129において、商品販売情報追加登録部96は、インターネット13を介して、サーバ14に、抽出された商品販売情報を送信すると共に、買い物カゴまたはお気に入りへの商品販売情報の追加の登録を要求する。
【0106】
より詳細に説明すると、まず、商品販売情報追加登録部96は、格納部91の追加先情報格納部103から、商品販売情報を買い物カゴに格納させるか、または商品販売情報をお気に入りに格納させるかを指定する追加先指定情報を読み出す。追加先指定情報により、商品販売情報を買い物カゴに格納させると指定されている場合、商品販売情報追加登録部96は、通信部59に設けられたネットワークインタフェースを制御して、ネットワークインタフェースに、インターネット13を介して、サーバ14宛てに、抽出された商品販売情報を送信させると共に、抽出した商品販売情報を、ユーザによる購入の候補を示す購入候補情報として買い物カゴに追加するようにサーバ14に登録を要求するリクエストを送信させる。
【0107】
また、追加先指定情報により、商品販売情報をお気に入りに格納させると指定されている場合、商品販売情報追加登録部96は、通信部59に設けられたネットワークインタフェースを制御して、ネットワークインタフェースに、インターネット13を介して、サーバ14宛てに、抽出された商品販売情報を送信させると共に、抽出した商品販売情報を、ユーザが注目している注目情報としてお気に入りに追加するようにサーバ14に登録を要求するリクエストを送信させる。
【0108】
ステップS227において、買い物カゴAPI162またはお気に入りAPI163は、ユーザ端末12から送信されてきた商品販売情報を通信部139に受信させ、買い物カゴまたはお気に入りへの商品販売情報の追加の登録の要求を受け付ける。ステップS228において、買い物カゴAPI162またはお気に入りAPI163は、ユーザ端末12からの要求に応じて、商品販売情報を買い物カゴまたはお気に入りに追加する。すなわち、ユーザ端末12から商品販売情報を買い物カゴに追加するように登録を要求された場合、買い物カゴAPI162は、商品販売情報の買い物カゴへの追加をマーチャントサーバ機能166に指示し、マーチャントサーバ機能166は、ユーザデータベース167に、ユーザの購入候補情報として商品販売情報を格納させる。
【0109】
また、ユーザ端末12から商品販売情報をお気に入りに追加するように登録を要求された場合、お気に入りAPI163は、商品販売情報のお気に入りへの追加をマーチャントサーバ機能166に指示し、マーチャントサーバ機能166は、ユーザデータベース167に、ユーザの注目情報として商品販売情報を格納させる。
【0110】
したがって、買い物カゴAPI162及びお気に入りAPI163は第2受信手段及び格納手段として機能し、マーチャントサーバ機能166は格納手段として機能する。
【0111】
ステップS130において、買い物カゴ登録部82は、インターネット13を介して、サーバ14に、ユーザのログアウトを要求し、ステップS229において、マーチャントサーバ機能166は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザのログアウトの処理を行い、商品販売情報の買い物カゴまたはお気に入りへの追加の処理は終了する。
【0112】
このように、現実の店舗21で見た商品22を電子商取引で購入する場合に、電子商取引における商品の購入の候補をより簡単に登録(保存)し、決定することができる。
【0113】
なお、バーコードリーダ11に、複数の商品22のそれぞれの商品コードが記憶されている場合には、それぞれの商品コードで特定される商品22のそれぞれについて、商品販売情報が検索されて、商品22毎に、商品販売情報が抽出される。そして、この場合、複数の商品22毎の複数の商品販売情報が買い物カゴまたはお気に入りに追加される。
【0114】
次に、
図10のフローチャートを参照して、商品の購入の処理を説明する。ステップS151において、ユーザ端末12のブラウザ機能81は、インターネット13を介して、サーバ14に、ユーザ端末12への操作によりユーザに入力されたユーザIDとパスワードを送信すると共に、ログインを要求する。ステップS251において、サーバ14のWebサーバ機能161は、ユーザ端末12から送信されてきたユーザIDとパスワードを受信し、マーチャントサーバ機能166は、ユーザ端末12から送信されてきたユーザIDとパスワードを照合することで、ユーザが正当であることを認証し、ユーザのログインの処理を行う。
【0115】
ステップS152において、ユーザ端末12のブラウザ機能81は、買い物カゴに格納されている購入候補情報をサーバ14に要求する。ステップS252において、マーチャントサーバ機能166は、ユーザ端末12からの要求を受け付けて、ステップS253において、マーチャントサーバ機能166は、ユーザデータベース167から、ユーザ端末12のユーザの買い物カゴに格納されている購入候補情報を読み出す。ステップS254において、マーチャントサーバ機能166は、Webサーバ機能161に購入候補情報を供給し、Webサーバ機能161は、ユーザデータベース167から読み出された購入候補情報を、インターネット13を介して、ユーザ端末12宛てに送信する。
【0116】
ステップS153において、ユーザ端末12のブラウザ機能81は、サーバ14から送信されてきた、購入候補情報を受信する。ステップS154において、ブラウザ機能81は、ディスプレイである出力部57に購入候補情報を表示させる。
【0117】
表示された購入候補情報を確認したユーザから、ユーザ端末12への操作によって購入候補情報で示される商品の購入の要求が指示されると、ステップS155において、ユーザ端末12のブラウザ機能81は、インターネット13を介して、サーバ14に、購入候補情報で示される商品の購入を申し込む。ステップS255において、サーバ14のマーチャントサーバ機能166は、ユーザ端末12からの申し込みを受け付ける。ステップS256において、マーチャントサーバ機能166は、購入候補情報で示される商品の手配を指示して、決済する。
【0118】
ステップS257において、サーバ14のマーチャントサーバ機能166は、インターネット13を介して、ユーザ端末12宛てに、商品を手配し、決済した旨を送信する。ステップS156において、ユーザ端末12のブラウザ機能81は、商品を手配し、決済した旨を受信し、表示する。
【0119】
ステップS157において、ブラウザ機能81は、インターネット13を介して、サーバ14に、ユーザのログアウトを要求し、ステップS258において、マーチャントサーバ機能166は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザのログアウトの処理を行い、商品の購入の処理は終了する。
【0120】
このように、面倒な操作を必要とせず、店舗21で現物を見て気に入った商品22を、電子商取引で簡単に迅速に購入することができる。予め最も価格の安い商品販売情報を抽出するとすれば、電子商取引で、簡単に、迅速に、より安く、購入することができる。また、予め決めた店舗の商品販売情報を抽出するとすれば、その店舗から、電子商取引で簡単に迅速に購入することができる。
【0121】
以上のように、商品を特定する特定情報から検索した、商品の販売に関する商品販売情報を、ユーザによる購入の候補を示す購入候補情報として記憶するように情報提供装置に要求するようにした場合には、電子商取引における商品の購入の候補を簡単に決めることができる。また、商品を特定する特定情報であって、読み取った特定情報を記憶している読み取り装置が接続された場合、読み取り装置から取得した特定情報を情報提供装置に送信し、特定情報で特定される商品の販売に関する商品販売情報を検索した情報提供装置から送信されてくる、一又は複数の商品販売情報を受信し、受信した商品販売情報から、予め定められた抽出条件に合致する商品販売情報を抽出し、抽出された商品販売情報を、ユーザによる購入の候補を示す購入候補情報またはユーザが注目している注目情報として記憶するように情報提供装置に登録するようにした場合には、現実の店舗で見た商品を電子商取引で購入する場合、電子商取引における商品の購入の候補をより簡単に保存および決定することができる。
【0122】
なお、バーコードリーダ11は、バーコードを読み取ると説明したが、2次元バーコードを読み取って商品コードを得るようにしてもよい。また、バーコードリーダ11に限らず、RFID(Radio Frequency IDentification)などの、接触式または非接触式のIDタグを読み取るリーダを用いるようにしてもよい。
【0123】
さらに、バーコードリーダ11とユーザ端末12とは、USBインタフェースで接続されると説明したが、他の方式の有線通信や、Bluetoothに準拠する通信などの無線通信を採用するようにしてもよい。
【0124】
また、買い物カゴ登録アプリケーションプログラムを予めインストールしたユーザ端末12をユーザに提供するようにしてもよい。
【0125】
さらにまた、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされようにしてもよい。
【0126】
例えば、
図3に示される、コンピュータであるユーザ端末12では、CPU51が、例えば、記憶部58に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース55及びバス54を介して、RAM53にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
【0127】
コンピュータ(CPU51)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア61に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
【0128】
そして、プログラムは、リムーバブルメディア61をドライブ60に装着することにより、入出力インタフェース55を介して、記憶部58に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部59で受信し、記憶部58に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM52や記憶部58にあらかじめ記憶しておくことで、コンピュータにあらかじめインストールしておくことができる。
【0129】
このことは、
図5に示される、コンピュータであるサーバ14においても同様である。
【0130】
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
【0131】
(第2実施形態)
次に、
図11〜14を用いて、第2実施形態に係るサーバを含む電子商取引システムを説明する。第2実施形態が第1実施形態と大きく異なる点は、ユーザ端末における特定情報の取得方法、及びその特定情報に基づくサーバでの商品販売情報の検索方法である。以下では、第1実施形態とは異なる点についてのみ説明し、該実施形態と同じ部分については説明を省略する。
【0132】
図11に示すように、本実施形態における電子商取引システムは、ユーザ端末12A、およびユーザ端末12Aとインターネット13を介して接続されるサーバ14Aから構成される。
【0133】
ユーザ端末12Aの例としては、高機能携帯電話機(スマートフォン)や携帯情報端末(PDA)などの携帯端末や、持ち運び可能なパーソナルコンピュータなどが挙げられるが、ユーザ端末12Aの種類はこれらに限定されない。本実施形態ではユーザ端末12Aが携帯端末であることを想定するが、ユーザ端末12Aは携帯型ではなく据置型の端末でもよい。
【0134】
ユーザ端末12Aは、特定情報をバーコードリーダ11などの他の装置から受信するのではなく自機内で直接的に取得する点で、第1実施形態におけるユーザ端末12と異なる。したがって、ユーザ端末12Aのハードウェア要素として、
図3に示すもの以外に、カメラやバーコードリーダなどのような、特定情報を取得するための要素が含まれ得る。一方、ドライブ60は含まれていなくてもよい。機能的構成要素の観点から見ると、ユーザ端末12Aは、
図12に示すように、第1実施形態におけるデバイス間通信制御部92に代えて特定情報取得部97を備えている。
【0135】
特定情報取得部97は特定情報を直接的に取得する手段である。取得された特定情報は、格納部91から読み出されたユーザID及びソート条件情報と共に、サーバ間通信制御部93によりサーバ14Aに送信される。特定情報取得部97による特定情報の取得方法、及び特定情報の種類は、以下のようにいくつか挙げることができる。
【0136】
特定情報取得部97は、ユーザ端末12Aに最初から実装されているモジュールであってもよく、サーバ14Aからアプリケーションソフトとしてダウンロードされるモジュールであってもよい。
【0137】
まず、特定情報取得部97は、第1実施形態におけるバーコードリーダ11と同様にバーコードを読み取り、そのバーコードから商品コードを特定情報として取得してもよい。この場合には、特定情報取得部97は、ユーザ端末12Aに搭載されたカメラと、撮影画像を解析することで、バーコードに埋め込まれた情報を読み出すバーコード取得モジュールとを含んで構成される。バーコードの形式が限定されないのは第1実施形態と同様である。
【0138】
また、特定情報取得部97は、現物の商品(商品形態そのもの及び商品に表示されている文字情報などの商品関連情報を含む)が撮影されている写真データや、カタログ等の情報伝達媒体に表された商品関連テキスト(テキストで表された商品関連情報)が撮影されている写真データを特定情報として取得してもよい。この場合には、特定情報取得部97はユーザ端末12Aに搭載されたカメラを含んで構成される。
【0139】
更に、特定情報取得部97は、商品が映された動画像から切り出された(キャプチャされた)商品又は商品関連テキストの画像データ(切出し画像データ)を特定情報として取得してもよい。なお、商品が映された動画像としては、テレビ映像や、ユーザにより所定のウェブサイトに投稿された動画像などが挙げられるが、動画像の種類はこれらに限定されるものではない。この場合には、特定情報取得部97は、レイジー・スナッピング(Lazy Snapping:画像を切り出すための技術の一例)を実行するモジュールを含んで構成される。レイジー・スナッピングとは、画像を前景領域(例えば、商品の領域や人物の領域)と後景領域(他の領域)とに分ける技術である。特定情報取得部97はこの技術を用いて、出力部57で表示されている一時停止状態の映像から商品又は商品関連テキストの切出し画像データを生成する。
【0140】
なお、ユーザがどこで現物の商品や商品関連テキストを撮影するかは問わない。例えば、ユーザは現実の店舗で商品等を撮影してもよいし、広告板に描かれている商品や広告用ディスプレイに表示された商品映像を撮影してもよい。
【0141】
サーバ14Aが第1実施形態におけるサーバ14と異なる点は、特定情報に基づく商品販売情報の検索及び出力の方法である。サーバ14Aのハードウェア構成はサーバ14のものと同様である。一方、機能的構成要素の観点から見ると、サーバ14Aは、
図13に示すように、第1実施形態における検索API164に代えて検索API164Aを備えており、更に検索履歴データベース170及び購入候補情報データベース171を備えている。
【0142】
第1実施形態では、ユーザデータベースに購入候補情報を格納する実施例を説明したが、第2実施形態では、ユーザデータベースのほかに、購入候補情報データベース171を備えている。購入候補情報データベース171は、具体的には、買い物カゴであり、最終購入操作前の段階で商品を一時的に保存しておく記憶部である。また、購入候補情報データベース171は、具体的には、お気に入りであり、商品購入候補の商品を一時的に保存しておく記憶部である。
【0143】
検索API164Aは、ユーザ端末12Aから受信した特定情報に基づいて商品販売情報を検索する手段である。上記のように特定情報の種類がいくつか挙げられることに応じて、検索API164Aによる検索手法も以下のようにいくつか挙げることができる。
【0144】
特定情報が商品コードである場合には、検索API164Aは、第1実施形態における検索API164と同様に、その商品コードを用いて商品販売情報を検索する。この場合には、商品コードに対応付けられた商品の特定と、特定した商品に関する商品販売情報の検索とは一まとまりの検索処理として見ることができる。
【0145】
これに対して、特定情報が写真データ又は切出し画像データであると判定した場合には、検索API164Aはそのデータに対して所定の画像認識処理を実行することで(すなわち、そのデータを解析することで)、特定情報で示される商品を特定する。
【0146】
例えば、商品形態そのものが写された写真データ又は切出し画像データを特定情報として受信した場合には、検索API164Aはその画像と商品データベース168内に記憶されている各商品の商品画像とを比較して、ユーザ端末12Aで撮影又はキャプチャされた可能性が高い一又は複数の商品を特定する。この特定処理は、商品データベース168内に記憶されている商品情報又は商品販売情報に商品画像のデータが含まれていることを前提としている。
【0147】
商品関連テキスト(商品に関するテキスト情報)が写された写真データ又は切出し画像データを特定情報として受信した場合には、検索API164Aはその画像内の文字を認識し、認識した文字と商品データベース168内の商品情報又は商品販売情報(所定の属性情報)とを比較して、ユーザ端末12Aで撮影又はキャプチャされた可能性が高い一又は複数の商品を特定する。ここで、商品関連テキスト、及びそのテキストと比較される属性情報としては、例えば商品名や型番などが挙げられるが、比較対象の属性はなんら限定されるものではない。
【0148】
このような画像認識処理では一定のノイズが発生し得るので、検索API164Aは複数の商品を推定結果として特定する場合がある。
【0149】
続いて、検索API164Aは特定した一又は複数の商品に対応する一又は複数の商品販売情報を商品データベース168から抽出する(読み出す)。この際には、検索API164Aは特定したすべての商品について商品販売情報を抽出してもよいし(自動抽出)、特定した商品のうちユーザにより指定されたものについての商品販売情報のみを抽出してもよい(ユーザ指定による抽出)。
【0150】
自動抽出の場合には、検索API164Aは特定した一又は複数の商品のそれぞれについて商品販売情報を抽出する。このように、特定した商品の商品販売情報をユーザに問い合わせることなく検索することで、ユーザに多くの操作を求めることなく、商品に関する情報をユーザに提供することができる。
【0151】
ユーザ指定による抽出の場合には、検索API164Aは特定した商品から一以上の商品を選択させるためのウェブページを生成してユーザ端末12Aに送信する。その後、検索API164Aはそのウェブページに対するユーザ操作を示す操作情報をユーザ端末12Aから受信する。この操作情報は、ユーザにより選択された一又は複数の商品を示す情報である。検索API164Aは操作情報で示されている一又は複数の商品のそれぞれについて商品販売情報を抽出する。このように、商品販売情報の検索対象をユーザに選択させることで、ユーザが不要だと思う商品に関する情報をそのユーザに提供することを防ぐことができる。
【0152】
また、ユーザにより選択された一又は複数の商品を示す情報の生成の方法として、ユーザがユーザ端末12に予め設定した抽出条件によって、自動的に抽出する場合もある。
【0153】
続いて、検索API164Aは商品データベース168から抽出した商品販売情報を検索履歴として検索履歴データベース170に格納する。具体的には、検索API164Aは受信したユーザID及び取得した現在日時(記録日時)を各商品販売情報に関連付けることで履歴データを生成し、その履歴データを検索履歴データベース170に格納する。また、検索API164Aは抽出した商品販売情報に対して第1実施形態と同様のソート処理を実行し、ソートされた商品販売情報を候補商品情報として当該端末12Aに送信する。この候補商品情報は、ユーザ端末12A上に表示される。
【0154】
このように、検索API164Aは第1受信手段、特定手段、検索手段、及び出力手段として機能する。
【0155】
検索履歴データベース170は、特定情報に基づいて検索された商品販売情報をユーザの検索履歴として記憶する手段である。具体的には、検索履歴データベース170は、ユーザIDと、記録日時と、商品販売情報と、当該商品販売情報に対して買い物カゴへの追加が行われたか否かを示す第1追加フラグと、当該商品販売情報に対してお気に入りへの追加が行われたか否かを示す第2追加フラグとが互いに関連付けられた履歴データを記憶する。履歴データのうちユーザID、記録日時、及び商品販売情報は検索API164Aにより記録される。これに対して、第1追加フラグは買い物カゴAPI162による買い物カゴへの商品販売情報の追加処理時に更新され、第2追加フラグはお気に入りAPI163によるお気に入りへの商品販売情報の追加処理時に更新される。
【0156】
なお、検索履歴データベース170は、オペレーティングシステムによって提供されるファイルシステム上に直接構築されるものであっても、データベース管理システムを用いて構築されるものであってもよい。
【0157】
次に、
図14を用いて、第2実施形態における商品販売情報の買い物カゴまたはお気に入りへの追加の処理を説明する。
【0158】
ステップS171において、ユーザ端末12Aの特定情報取得部97が特徴情報(商品コード、写真データ、あるいは切出し画像データ)を取得する。続いて、サーバ間通信制御部93がサーバ14に、特定情報、ユーザID、及びソート条件情報を送信すると共に、商品販売情報の検索を要求する。
【0159】
ステップS271において、サーバ14Aの検索API164Aが通信部139に特定情報、ユーザID、及びソート条件情報を受信させ、商品販売情報の検索の要求を受け付ける。ステップS272において、検索API164Aはその特定情報を解析して一又は複数の商品を特定する。ステップS273において、検索API164Aは特定された商品に対応する一又は複数の商品販売情報を検索する。この際に検索API164Aは、自動抽出、又はユーザ指定による抽出のいずれかの手法を用いて商品データベース168から商品販売情報を読み出す。
【0160】
ステップS274において、検索API164Aは検索された商品販売情報を検索履歴データベースに格納する。ステップS275において、検索API164AはステップS221の手続きで受信したソート条件情報で示されるソート条件で、検索された商品販売情報をソートする。ステップS276において、検索API164Aは、通信部139を制御して、インターネット13を介して、ソートされた商品販売情報をユーザ端末12Aに送信する。
【0161】
ステップS173において、ユーザ端末12のサーバ間通信制御部93は、インターネット13を介してサーバ14から送信されてきた、ソートされた商品販売情報を受信する。
【0162】
ユーザ端末12AにおけるステップS173以降の処理は第1実施形態におけるステップS126以降の処理と実質的に同様である。サーバ14AにおけるステップS276以降の処理は第1実施形態におけるステップS226以降の処理と同様である。
図14では、第1実施形態(
図9)と同様の部分の記載を省略している。
【0163】
特定情報に基づいて検索された商品販売情報は検索履歴データベース170に格納される。したがって、ユーザ端末12Aは、上記のように、特定情報を送信した直後に商品販売情報を受信するだけでなく、特定情報を再送信することなくその検索履歴データベース170にアクセスして商品販売情報を再取得することができる。したがって、ユーザは例えば、実店舗で撮影した商品に関する商品販売情報をその店舗で閲覧するだけでなく、帰宅してから再度その情報を閲覧することができる。
【0164】
このように、検索結果をただユーザ端末12A上に表示するだけでなく履歴として検索履歴データベース170に保持すれば、後からその商品販売情報にアクセスすることが可能になる。したがって、ユーザにもう一度特定情報を送信させることなく商品販売情報をそのユーザに提供でき、ユーザは商品の購入の候補を簡単に保存および決定することができる。なお、第1実施形態においても、サーバ14が検索履歴データベース170を備え、検索API164が検索履歴をそのデータベース170に記録する機能を更に備えれば、これと同様の効果を得ることができる。
【0165】
また、サーバ14Aで検索されユーザ端末12Aで所定の条件下で抽出された商品販売情報が購入候補情報または注目情報として購入候補情報データベース171に格納される。したがって、ユーザは商品の購入の候補を簡単に保存および決定することができる。これは第1実施形態でも同様である。
【0166】
また、ユーザは、バーコード読取りや、写真撮影、動画像キャプチャにより特定情報を取得可能であるので、商品販売情報を簡単に入手することができる。これは第1実施形態についても同様に言えることである。
【0167】
また、ユーザ端末12A側で指定された条件に従って商品販売情報がソートされた上でその端末12Aに提供されるので、情報提供の利便性が上がる。これは第1実施形態でも同様である。
【0168】
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【0169】
(項目1)
商品を特定するための特定情報を取得する機能を備えるユーザ端末から前記特定情報を受信する第1受信手段と、
前記第1受信手段により受信された特定情報を解析することで、該特定情報から一又は複数の商品を特定する特定手段と、
商品の販売に関する商品販売情報を記憶している商品データベースから、前記特定手段により特定された一又は複数の商品に対応する一又は複数の商品販売情報を読み出す検索手段と、
前記検索手段により読み出された一又は複数の商品販売情報を検索履歴として検索履歴データベースに格納するとともに、該一又は複数の商品販売情報を候補商品情報として前記ユーザ端末上に表示させるために該ユーザ端末に送信する出力手段と
を備える情報提供装置。
(項目2)
前記出力手段により送信された一又は複数の商品販売情報を受信及び表示した前記ユーザ端末において所定の抽出条件に従って該一又は複数の商品販売情報から抽出された商品販売情報を、該ユーザ端末から受信する第2受信手段と、
前記第2受信手段により受信された商品販売情報を、ユーザによる購入の候補を示す購入候補情報またはユーザが注目している注目情報として購入候補情報データベースに格納する格納手段と
を更に備える項目1に記載の情報提供装置。
(項目3)
前記出力手段により送信された一又は複数の商品販売情報を受信及び表示した前記ユーザ端末において該一又は複数の商品販売情報から選択された商品販売情報を、該ユーザ端末から受信する第2受信手段と、
前記第2受信手段により受信された商品販売情報を、ユーザによる購入の候補を示す購入候補情報またはユーザが注目している注目情報として購入候補情報データベースに格納する格納手段と
を更に備える項目1に記載の情報提供装置。
(項目4)
前記特定情報が、バーコードを読み取ることで取得された、商品ごとに予め付与された商品コードであり、
前記商品販売情報が前記商品コードと関連付けられて前記商品データベースに記憶されており、
前記特定手段が、前記商品データベースを参照して、前記商品コードに対応する商品を特定する、
項目1〜3のいずれか一項に記載の情報提供装置。
(項目5)
前記特定情報が、写真撮影又は動画像のキャプチャにより取得された、現物の商品が写された画像データであり、
前記商品販売情報が商品画像と関連付けられて前記商品データベースに記憶されており、
前記特定手段が、前記画像データと前記商品データベース内の各商品画像とを比較することで、該画像データで示される商品を特定する、
項目1〜3のいずれか一項に記載の情報提供装置。
(項目6)
前記特定情報が、写真撮影又は動画像のキャプチャにより取得された、商品に関するテキスト情報が写された画像データであり、
前記商品販売情報が、商品を特定可能な所定の属性情報と関連付けられて前記商品データベースに記憶されており、
前記特定手段が、前記画像データを解析することで得た前記テキスト情報と前記商品データベース内の各属性情報とを比較することで、該画像データで示される商品を特定する、
項目1〜3のいずれか一項に記載の情報提供装置。
(項目7)
前記検索手段が、前記特定手段により特定された一又は複数の商品から一以上の商品をユーザに選択させるための画面を前記ユーザ端末上に表示させ、該画面を介してユーザにより選択された商品を示す情報を該ユーザ端末から受信し、受信した該情報に対応する商品販売情報を前記商品データベースから読み出す、
項目1〜6のいずれか一項に記載の情報提供装置。
(項目8)
前記第1受信手段が、前記商品販売情報をソートするための条件を示すソート条件情報を前記ユーザ端末から更に受信し、
前記検索手段が、前記商品データベースから読み出した一又は複数の商品販売情報を前記ソート条件情報で示される条件に応じてソートし、
前記出力手段が、前記検索手段により読み出されソートされた一又は複数の商品販売情報を前記ユーザ端末に送信する、
項目1〜7のいずれか一項に記載の情報提供装置。
(項目9)
情報提供装置により実行される情報提供方法であって、
商品を特定するための特定情報を取得する機能を備えるユーザ端末から前記特定情報を受信する第1受信ステップと、
前記第1受信ステップにおいて受信された特定情報を解析することで、該特定情報から一又は複数の商品を特定する特定ステップと、
商品の販売に関する商品販売情報を記憶している商品データベースから、前記特定ステップにおいて特定された一又は複数の商品に対応する一又は複数の商品販売情報を読み出す検索ステップと、
前記検索ステップにおいて読み出された一又は複数の商品販売情報を検索履歴として検索履歴データベースに格納するとともに、該一又は複数の商品販売情報を候補商品情報として前記ユーザ端末上に表示させるために該ユーザ端末に送信する出力ステップと
を含む情報提供方法。
(項目10)
コンピュータを、
商品を特定するための特定情報を取得する機能を備えるユーザ端末から前記特定情報を受信する第1受信手段と、
前記第1受信手段により受信された特定情報を解析することで、該特定情報から一又は複数の商品を特定する特定手段と、
商品の販売に関する商品販売情報を記憶している商品データベースから、前記特定手段により特定された一又は複数の商品に対応する一又は複数の商品販売情報を読み出す検索手段と、
前記検索手段により読み出された一又は複数の商品販売情報を検索履歴として検索履歴データベースに格納するとともに、該一又は複数の商品販売情報を候補商品情報として前記ユーザ端末上に表示させるために該ユーザ端末に送信する出力手段と
して機能させる情報提供プログラム。
(項目11)
コンピュータを、
商品を特定するための特定情報を取得する機能を備えるユーザ端末から前記特定情報を受信する第1受信手段と、
前記第1受信手段により受信された特定情報を解析することで、該特定情報から一又は複数の商品を特定する特定手段と、
商品の販売に関する商品販売情報を記憶している商品データベースから、前記特定手段により特定された一又は複数の商品に対応する一又は複数の商品販売情報を読み出す検索手段と、
前記検索手段により読み出された一又は複数の商品販売情報を検索履歴として検索履歴データベースに格納するとともに、該一又は複数の商品販売情報を候補商品情報として前記ユーザ端末上に表示させるために該ユーザ端末に送信する出力手段と
して機能させる情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。