【課題】非信頼検索結果とは別に表示される信頼検索結果を選択的に表示するように、検索クエリのクエリ分類を利用することによって検索結果の表示を管理することを目的とする。
【解決手段】検索クエリをクエリクラスに分類する。次に、非信頼ソースに対して検索を行い、信頼データソースに対して選択的に検索を行って、非信頼検索結果及び信頼検索結果をそれぞれ取得する。例えば、明示的及び非明示的関係を含む様々なカテゴリの検索基準に基づいて信頼検索結果を順序付けする。クエリクラスに基づいて、異なる数の信頼検索結果を表示することができる。さらに、信頼検索結果を表示できる位置もクエリクラスに基づくことができる。さらに、検索結果のソースのタイプを容易に区別するために、非信頼検索結果を信頼検索結果とは別に又は離して表示する。
前記複数のクエリクラスが、事実に基づくクエリクラス、評価クエリクラス及び活動クエリクラスのうちの少なくとも1つを含み、前記検索クエリが事実に基づくクエリクラスであると判断された場合、前記信頼検索結果の表示を阻止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置。
前記複数の信頼検索結果が、各信頼検索結果のソーシャルネットワーキングソースに基づいてさらにカテゴリ化され、該カテゴリが、明示的ソース、非明示的ソース、又は前記検索を要求する前記検索ユーザがメンバではない信頼できるソースのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置。
前記検索ユーザに、信頼検索結果が関連する信頼データソースに基づいて前記複数の信頼検索結果のサブセットを選択的に表示するためのユーザインターフェイスが提供される、
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置。
前記複数の信頼データソースが、複数のソーシャルネットワーキングウェブサイト、又は前記検索ユーザの友人又は家族の少なくとも一方からの複数のメッセージのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置。
前記複数のクエリクラスが、事実に基づくクエリクラス、評価クエリクラス及び活動クエリクラスのうちの少なくとも1つを含み、前記検索クエリが事実に基づくクエリクラスであると判断された場合、信頼検索結果の表示を阻止する、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
前記複数の信頼検索結果が、各信頼検索結果のソーシャルネットワーキングソースに基づいてさらにカテゴリ化され、該カテゴリが、明示的ソース、非明示的ソース、又は前記検索を要求する前記検索ユーザがメンバではない信頼できるソースのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
前記検索ユーザに、信頼検索結果が関連する信頼データソースに基づいて前記複数の信頼検索結果のサブセットを選択的に表示するためのユーザインターフェイスが提供される、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
前記複数の信頼データソースが、複数のソーシャルネットワーキングウェブサイト、又は前記検索ユーザの友人又は家族の少なくとも一方からの複数のメッセージのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本明細書の一部を形成するとともに本発明を実施できる特定の例示的な実施形態を一例として示す添付図面を参照しながら本発明についてより完全に説明する。しかしながら、本発明は多くの異なる形で具体化することができ、本明細書に示す実施形態に本発明が限定されると見なすべきではなく、むしろこれらの実施形態は、本開示を徹底的かつ完全なものにするとともに、当業者に本発明の範囲を完全に伝えるように提供するものである。とりわけ、本発明は方法又は装置として具体化することができる。従って、本発明は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアの側面を組み合わせた実施形態の形をとることができる。従って、以下の詳細な説明を限定的な意味で捉えるべきではない。
【0009】
明細書及び特許請求の範囲を通じて、以下の用語は、文脈において特に指定しない限り、本明細書で明確に関連付ける意味をとる。本明細書で使用する「1つの実施形態では」という語句は、同じ実施形態を示す場合もあるが、必ずしもそうとは限らない。さらに、本明細書で使用する「別の実施形態では」という語句は、異なる実施形態を示す場合もあるが、必ずしもそうとは限らない。従って、後述するように、本発明の範囲又は思想から逸脱することなく本発明の様々な実施形態を容易に組み合わせることができる。
【0010】
また、本明細書で使用する場合、「又は」という用語は、文脈において特に指定しない限り包括的なもの、「又は」演算子であり、「及び/又は」という用語に相当する。「〜に基づいて」という用語は、文脈において特に指定しない限り排他的なものではなく、記載していない追加の要素に基づくことを可能にするものである。また、明細書全体を通じて、「1つの(英文不定冠詞)」及び「その(英文定冠詞)」の意味は複数の意味を含む。「〜内(in)」の意味は、「〜内(in)」及び「〜上(on)」という意味を含む。
【0011】
本明細書で使用する「ソーシャルネットワーク」という用語は、友人、家族、同僚からなる個人のパーソナルネットワーク、及びこれらのネットワーク内のそれ以降の関係を利用して、以下に限定されるわけではないが、デート、ジョブネットワーキング、サービス照会、コンテンツの共有、同じ考えの人々又は活動のパートナーなどを含む様々な活動のためのより関連性の高い関係を発見できる概念を意味する。
【0012】
通常、オンラインソーシャルネットワークは、ユーザがこれらの人々に関連付けることができる現実的及び仮想的特権及び許可を含む、ある人物の一連の直接的及び/又は間接的な人的関係を含む。通常、直接的な人的関係は、家族、友人、同業者、同僚、及びその人物が直接会う接触、電話による接触、電子メールによる接触、インスタントメッセージによる接触又は手紙による接触などの何らかの形の直接的な接触を行ったその他の人々を含む、ユーザが直接交流した人々との関係を含む。これらの直接的な人的関係は、第1度関係と呼ばれることがある。第1度関係の親密度、信頼度及びその他の特徴の程度は異なることができる。
【0013】
通常、間接的な人的関係は、電子メールメッセージでcc送信した人々などの、ある人物が何らかの形の直接的接触又は限定的な直接的接触を行っていない人々との第1度関係を介した関係を含む。例えば、友人の友人は、間接的な人的関係を表す。より拡大した間接的関係としては、友人の友人の友人を挙げることができる。これらの間接的関係は、人々の間の分離度によって特徴付けられることがある。例えば、友人の友人は、分離度2又は第2度関係として特徴付けることができる。同様に、友人の友人の友人は、分離度3又は第3度関係として特徴付けることができる。
【0014】
ソーシャルネットワーキング情報は、以下に限定されるわけではないが、メンバが受信又は送信した電子メール、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ、インスタントメッセージング(IM)メッセージ、マルチメディアメッセージ(MMS)メッセージ、アラート、音声メッセージ又は通話などを含む、ソーシャルネットワーク内のメンバとその他のメンバとの間の通信に関する様々な情報を含む。このようなソーシャルネットワーキング情報は、メンバのアドレスブック、友人リスト、又は同様のソースからも取得することができる。
【0015】
以下、本発明のいくつかの態様の基本的な理解をもたらすために、本発明の実施形態について簡単に説明する。この簡単な説明は、広範な概要として意図したものではない。主要な又は重要な要素を特定すること、或いは範囲を示すこと又は別様に狭めることを意図するものでもない。後述する詳細な説明の前置きとしていくつかの概念を簡略化した形で示すことのみを目的とする。
【0016】
簡単に言えば、本発明は、検索クエリの分類を活用して、他の「非信頼」検索結果とは別に表示される、検索ユーザのソーシャルネットワーキングサイトからの検索結果、いわゆる信頼検索結果を選択的に表示することにより、検索結果の表示を管理することを目的とする。1つの実施形態では、検索クエリを分析して、この検索クエリを分類する。決定されたクエリクラスに基づいて、信頼検索結果を選択的に表示すべき数及び位置を決定する。次に、例えば検索ユーザがソーシャルネットワーキングの関係を有していない可能性がある様々なインターネットウェブサイトなどを含む非信頼データソースと呼ばれるものに対して検索を実行することができる。クエリクラスが信頼データソースを検索することを示す場合、ソーシャルネットワーキングサイト又はユーザ間のメッセージなどの信頼データソースを検索して信頼検索結果を取得する。次に、様々なカテゴリの検索基準に従って及び/又はこれらのカテゴリ内で、この信頼検索結果を順序付けることができる。例えば、友人、家族、友人リスト内で識別される人物、検索ユーザが様々なソーシャルネットワーキングサイトで明示的にフォローする人物、又は様々なその他の明確な信頼できるウェブなどの明示的に定義されたデータソースから取得した結果(明示的関係)を順序付け、別のカテゴリの信頼検索結果とは別に提示することができる。別のカテゴリの信頼検索結果は、検索ユーザがメンバであるソーシャルネットワーキングサイト又はクラブなどの非明示的信頼ソース(非明示的関係)を含むことができるが、この結果は、検索ユーザの友人リスト内又はアドレスブック内などで定義される分離度1の関係などの、検索ユーザが直接定義した関係を有するメンバ以外のメンバから取得される。従って、非明示的関係は、同じ趣味を共有し、同じ会社で働き、同じグループの一部とすることができるような、他の人物との関係を含むことができる。
【0017】
さらに別のカテゴリの信頼検索結果は、検索ユーザがメンバでない様々なソーシャルネットワーキングサイトからの結果を含むことができるが、この結果は、このソースと別のソース又は友人などとの関係に基づく検索クエリに関連し得ることが明らかである。例えば、このようなソーシャルネットワーキングサイトは、友人、家族又は同僚などをメンバとして有することができる。このような信頼検索結果の別の例は、検索ユーザがメンバであるグループ又は会社などと共通の目的又は目標などを有するグループ又は会社などとすることができる。例えば、検索ユーザが、特定のスキューバクラブのメンバであるとする。この時、このカテゴリの信頼検索結果は、検索ユーザの友人、家族又は同僚などがメンバである、又はメンバである誰かを知っているスキューバクラブを含むその他のスキューバクラブを含むことができる。このカテゴリを、拡大した非明示的関係と呼ぶことができる。本明細書では、検索ユーザとの明示的又は非明示的関係がない、及び検索ユーザがソースを信頼できるものとして明示的に識別していないその他のネットワーキングサイト又はウェブサイトなどからの検索結果を、非信頼検索結果を取得できる非信頼サイトと呼ぶ。
【0018】
1つの実施形態では、クエリクラスに基づいて、異なる数の信頼検索結果を非信頼検索結果とともに表示することができる。さらに、信頼検索結果を非信頼検索結果と関連付けて表示できる位置も、クエリクラスに基づくことができる。1つの実施形態では、検索結果(信頼検索結果及び非信頼検索結果の両方)の複数のクリック率を分析することにより、信頼検索結果を表示する数及び位置を決定し、各クエリクラスの信頼検索結果の数及び位置を最適化するために使用できる検索ユーザのフィードバックを取得することができる。
【0019】
1つの実施形態では、信頼検索結果とは別に又は離れて非信頼検索結果が表示される。このようにして、ソースの信頼レベルに基づいて情報を離して別個に表示し、信頼検索結果を信頼検索結果として独自に識別することにより、検索ユーザは、所与の検索クエリに応答して表示される検索結果における高い信頼性及び関連性を得ることができるようになる。
【0020】
さらに、1つの実施形態では、検索ユーザが、選択的表示のためにどのソーシャルネットワークサイトから信頼検索結果を取得すべきかを選択することができる。1つの実施形態では、デフォルトの1又はそれ以上のソーシャルネットワーキングサイトの組を提供することができる。しかしながら、別の実施形態では、検索ユーザが、1又はそれ以上の追加のソーシャルネットワーキングサイト及び/又はその他のソースを提供し、そこから選択的表示のための信頼検索結果を取得することもできる。
【0021】
例示的な動作環境
図1に、本発明を実施できる環境の1つの実施形態の構成要素を示す。本発明を実施するためにこれらの構成要素が全て必要なわけではなく、本発明の思想又は範囲から逸脱することなく、構成要素の配置及び種類を変更することができる。図示のように、
図1のシステム100は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)/ワイドエリアネットワーク(「WAN」)−(ネットワーク)105、無線ネットワーク110、信頼検索サーバ(TSS)106、モバイル装置(クライアント装置)102〜104、クライアント装置101、及びコンテンツサーバ107を含む。
【0022】
クライアント装置101〜104の1つとして使用できるクライアント装置の1つの実施形態については、以下で
図2に関連してより詳細に説明する。しかしながら、一般的に、クライアント装置102〜104は、無線ネットワーク110などのネットワークを介してメッセージを受信及び送信できる事実上全てのモバイルコンピュータ装置を含むことができる。このような装置は、携帯電話機、スマートフォン、ディスプレイページャ、無線周波数(RF)装置、赤外線(IR)装置、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又はこれらの装置の1又はそれ以上を組み合わせた統合装置などの携帯装置を含む。クライアント装置101は、パーソナルコンピュータ、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースの又はプログラム可能な消費者向け電子機器、又はネットワークPCなどの、一般に有線通信媒体を使用して接続する事実上全てのコンピュータ装置を含むことができる。1つの実施形態では、クライアント装置101〜104の1又はそれ以上を、有線及び/又は無線ネットワークを介して動作するように構成することができる。
【0023】
通常、クライアント装置101〜104は、機能及び特徴の面で多岐にわたる。例えば、携帯電話機は、数字キーパッド、及び文字しか表示できない数行の白黒LCDディスプレイを有することができる。別の例では、ウェブ対応クライアント装置が、タッチセンサ式スクリーン、スタイラス、及び文字とグラフィクスをいずれも表示できる数行のカラーLCDディスプレイを有することができる。
【0024】
ウェブ対応クライアント装置は、ウェブページ又はウェブベースのメッセージなどを介して受信及び送信を行うように構成されたブラウザアプリケーションを含むことができる。ブラウザアプリケーションは、無線アプリケーションプロトコルメッセージ(WAP)などを含む事実上全てのウェブベース言語を使用して、グラフィクス、テキスト、又はマルチメディアなどを受信して表示するように構成することができる。1つの実施形態では、ブラウザアプリケーションが、ハンドヘルド装置マークアップ言語(HDML)、無線マークアップ言語(WML)、WMLScript、JavaScript(登録商標)、汎用マークアップ言語(SMGL)、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、又は拡張可能マークアップ言語(XML)などを使用して情報を表示し送信できるようにされる。
【0025】
クライアント装置101〜104は、別のコンピュータ装置からコンテンツを受信するように構成された少なくとも1つの他のクライアントアプリケーションを含むこともできる。このクライアントアプリケーションは、テキストコンテンツ又はマルチメディア情報などを提供及び受信する機能を含むことができる。このクライアントアプリケーションは、種類、機能又は名前などの、このアプリケーション自体を識別する情報をさらに提供することができる。1つの実施形態では、クライアント装置101〜104が、電話番号、移動体識別番号(MIN)、電子シリアル番号(ESN)、移動体装置識別子、ネットワークアドレス、又はその他の識別子を含む様々な機構のいずれかを通じて、これらの装置自体を独自に識別することができる。この識別子を、別のコンピュータ装置に送信するメッセージなどに含めて提供することができる。
【0026】
クライアント装置101〜104を、電子メール、SMS、MMS、IM、IRC、mIRC、又はJabberなどを介して別のコンピュータ装置との間でメッセージを通信するように構成することもできる。しかしながら、本発明はこれらのメッセージプロトコルに限定されるものではなく、事実上全ての他のメッセージプロトコルを使用することができる。
【0027】
クライアント装置101〜104は、コンテンツサーバ107〜109又はTSS106などの別のコンピュータ装置が管理できるユーザアカウントにユーザがログインできるようにするクライアントアプリケーションを含むようにさらに構成することができる。1つの実施形態では、ユーザがコンテンツサーバ107〜109の1又はそれ以上などにおけるコンテンツにアクセスできるようにするために、クレデンシャル、ログインユーザ名/パスワード、又はその他の情報を使用する。例えば、このようなユーザアカウントは、ユーザが電子メールを受信し、IMメッセージ、SMSメッセージを送信/受信し、選択したウェブページにアクセスし、及び/又は他の様々なソーシャルネットワーキング活動のいずれかに参加できるようにするよう構成することができる。しかしながら、ユーザアカウントにログインすることなくメッセージを管理し、又は別様にソーシャルネットワーキング活動に参加することもできる。
【0028】
1つの実施形態では、クライアント装置101〜104のユーザが、ウェブページにアクセスし、様々なコンテンツのクエリ検索を実行し、及び/又は他の様々な活動のいずれかを実行できるようにすることができる。例えば、クライアント装置101〜104は、ユーザをTwitter、LinkedIn及びFacebookなどの様々なソーシャルネットワーキングサイトに参加できるようにすることができる。しかしながら、ユーザは、ここに列挙したものに加えて、及び/又はこれらの代わりに、他の様々なソーシャルネットワーキングサイトに参加することもできる。従って、本明細書で明示的に特定するソーシャルネットワーキングサイトのみに基づいて本発明を限定すべきではない。いずれにせよ、ユーザが特定した、或いはユーザが明示的な又は非明示的な関係を有するソーシャルネットワーキングサイトのことを信頼データソースと呼ぶことができる。ユーザが特定していない、或いは明示的又は非明示的な関係を有していない他のソーシャルネットワーキングサイトは、非信頼データソースである。しかしながら、非信頼データソースは、ソーシャルネットワーキングサイト以外を含むことができる。例えば、非信頼データソースは、以下に限定されるわけではないが、ウェブサイトをホストする辞書、ダウンロード可能なコンテンツ、及び商取引などを含むことができる。
【0029】
いずれにせよ、クライアント装置101〜104のユーザは、ネットワーク105及び/又は110などのネットワークを介し、TSS106を通じて、例えば別のクライアント装置及び/又はコンテンツサーバ107〜109から取得できるコンテンツに対して様々な検索クエリを実行することを選択することができる。1つの実施形態では、ユーザが、検索を行うための様々な信頼データソースを特定することができる。1つの実施形態では、TSS106が、ユーザに関する情報及びユーザのソーシャルネットワーキングオンライン活動などを含むユーザのプロファイルに部分的に基づいて、いずれの信頼データソースに対して検索を行うべきかを決定することができる。その後、信頼データソースからの検索結果を非信頼データソースからの検索結果とは別に及び独自に識別する検索クエリからの結果を、ユーザのクライアント装置に表示することができる。1つの実施形態では、表示される信頼検索結果の数及びディスプレイ画面上の非信頼検索結果に対する位置が、検索クエリが属すると判断されるクエリクラスに基づくことができる。
【0030】
無線ネットワーク110は、クライアント装置102〜104をネットワーク105に結合するように構成される。無線ネットワーク110は、クライアント装置102〜104にインフラ指向の接続を提供するために、独立型アドホックネットワークにさらにオーバレイできる様々な無線サブネットワークなどのいずれかを含むことができる。このようなサブネットワークとして、メッシュネットワーク、無線LAN(WLAN)ネットワーク、又はセルラーネットワークなどを挙げることができる。
【0031】
無線ネットワーク110は、無線リンクなどによって接続された、端末、ゲートウェイ又はルータなどの自律システムをさらに含むことができる。これらの接続装置を、自由かつランダムに動いてこれらの装置自体を任意に体系化するように構成することにより、無線ネットワーク110のトポロジーを即座に変更できるようにすることができる。
【0032】
無線ネットワーク110は、セルラーシステムのための第2(2G)、第3(3G)、第4(4G)世代無線アクセス、WLAN、又は無線ルータ(WR)メッシュなどを含む複数のアクセス技術をさらに使用することができる。2G、2.5G、3G、4G、及び将来的なアクセスネットワークなどのアクセス技術は、可動度が様々なクライアント装置102〜104などのクライアント装置のための広域カバレッジを可能にすることができる。例えば、無線ネットワーク110は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM(登録商標)環境(EDGE)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、又はBluetooth(登録商標)などの無線ネットワークアクセスを通じた無線接続を可能にすることができる。基本的に、無線ネットワーク110は、クライアント装置102〜104と、別のコンピュータ装置又はネットワークなどとの間で情報が伝わるようにする事実上全ての無線通信機構を含むことができる。
【0033】
ネットワーク105は、TSS106、コンテンツサーバ107〜109及びクライアント装置101を、無線ネットワーク110を介してクライアント装置102〜104に結合することを含め、他のコンピュータ装置に結合するように構成される。ネットワーク105は、1つの電子装置から別の電子装置に情報を通信するためのあらゆる形のコンピュータ可読媒体を使用することができる。また、ネットワーク105は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートなどを介した直接接続、他の形のコンピュータ可読媒体、又はこれらのいずれかの組み合わせに加えてインターネットを含むこともできる。異なるアーキテクチャ及びプロトコルに基づくものを含む相互接続されたLANの組では、ルータがLAN間のリンクの役目を果たして、一方から他方へメッセージを送信できるようにする。また、通常はLAN内の通信リンクがツイストペア線又は同軸ケーブルを含むのに対し、ネットワーク間の通信リンクは、アナログ電話回線、T1、T2、T3及びT4を含む完全な又は部分的な専用デジタル回線、統合サービスデジタル通信網(ISDN)、デジタル加入者回線(DSL)、衛星リンクを含む無線リンク、又は当業者にとって既知のその他の通信リンクを利用することもできる。さらに、遠隔コンピュータ及びその他の関連電子装置を、モデム及び一時的電話リンクを介してLAN又はWANのいずれかに遠隔的に接続することができる。基本的に、ネットワーク105は、コンピュータ装置間で情報が伝わるようにするあらゆる通信方法を含む。
【0034】
TSS106の1つの実施形態については、以下で
図3に関連してより詳細に説明する。しかしながら、簡単に言えば、TSS106は、ネットワーク105に接続し、ユーザのソーシャルネットワークに基づいて検索結果を選択的に絞り込み、ソーシャルネットワークの検索結果すなわち信頼検索結果を、クエリクラス及びこのクエリクラスの表示すべき信頼検索結果の数及びディスプレイ内の位置に基づいて、他の非信頼検索結果とは別に選択的に表示できるあらゆるコンピュータ装置を含むことができる。
【0035】
TSS106は、検索ユーザのプロファイル、友人及び家族などのプロファイルを含むソーシャルネットワーキング情報を、複数の信頼されるソーシャルネットワークにわたる様々なソーシャル活動ストリームとともに集約して、ソーシャルネットワーキング検索データの「ユーザ毎の信頼データソース」を作成することができる。所与のユーザに対して複数の信頼データソースが存在できると理解されたい。
【0036】
ウェブ検索クエリ時には、この検索クエリを1又はそれ以上のクエリクラスに分類することができる。検索クエリのクエリクラスが、信頼データソースを検索することを含む場合、信頼検索結果を求めてこれらの(単複の)信頼データソースが検索される。非信頼データソースの検索も行われる。次に、1又はそれ以上のクエリクラスに関する信頼検索結果の数及び信頼検索結果を表示する位置に基づいて、信頼検索結果が非信頼検索結果とは別に独自に表示される。1つの実施形態では、信頼検索結果が、その信頼データソースに基づいて独自に識別される。1つの実施形態では、その後、検索ユーザが、信頼データソースの信頼検索結果のサブセットを選択的に表示することができる。TSS106は、以下で
図4〜6に関連して説明するような処理を使用して、その動作の少なくとも一部を実行することができる。さらに、以下の
図7には、信頼検索結果が非信頼検索結果とは別に表示される検索結果の1つの非限定的な表示を示している。
【0037】
TSS106として動作できる装置には、以下に限定されるわけではないが、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースの又はプログラム可能な消費者向け電子機器、ネットワークPC、サーバ及びネットワーク機器などを含む様々なネットワーク装置がある。
【0038】
図1には、TSS106を単一のコンピュータ装置として示しているが、本発明はこのように限定されるものではない。例えば、TSS106の1又はそれ以上の機能を1又はそれ以上の異なるコンピュータ装置に分散させることができる。例えば、ユーザのソーシャルネットワーキングデータの集約を1つのネットワーク装置上で実行し、検索クエリの実行及び検索結果の提供を別のネットワーク装置上で実行することもできる。しかしながら、他の構成を利用することもできる。
【0039】
コンテンツサーバ107〜109は、ネットワークを介して別のコンピュータ装置にコンテンツを提供するように構成された事実上全てのネットワーク装置を含む。従って、コンテンツサーバ107〜109は、ソーシャルネットワーキングコンテンツだけでなく、非ソーシャルネットワーキングコンテンツも含むコンテンツを提供することができる。コンテンツサーバ107〜109は、以下に限定されるわけではないが、Flicker、Twitter、Facebook、LinkedIn、並びにブログ、Vログ及びオンラインデートサイトなどのパーソナルユーザサイトを含む様々なソーシャルネットワーキングサイトをさらにホストすることができる。コンテンツサーバ107〜109は、以下に限定されるわけではないが、様々な企業サイト、教育サイト、辞書サイト、百科事典型のサイト、金融サイト及び政府サイトなどを含む様々な非ソーシャルネットワーキングサイトをホストすることもできる。
【0040】
コンテンツサーバ107〜109は、以下に限定されるわけではないが、ウェブサービス、第三者サービス、音声サービス、ビデオサービス、電子メールサービス、IMサービス、SMSサービス、VOIPサービス、カレンダーサービス又は写真サービスなどを含む様々なサービスをさらに提供することができる。コンテンツは、ウェブコンテンツ、オーディオコンテンツ、ビデオコンテンツ又はFTPデータなどを含むことができる。
【0041】
コンテンツサーバ107として動作できる装置には、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースの又はプログラム可能な消費者向け電子機器、ネットワークPC及びサーバなどがある。
【0042】
例示的なモバイルクライアント環境
図2に、本発明を実施するシステムに含めることができるクライアント装置200の1つの実施形態を示す。クライアント装置200は、
図2に示す構成要素よりも多くの又は少ない構成要素を含むことができる。しかしながら、本発明を実施するための例示的な実施形態を開示するには、図示の構成要素で十分である。例えば、クライアント装置200は、
図1のクライアント装置101〜104のうちの少なくとも1つの一実施形態を表すことができる。
【0043】
図示のように、クライアント装置200は、バス224を介して大容量メモリ230と通信する処理装置(CPU)222を含む。クライアント装置200は、電源226、1又はそれ以上のネットワークインターフェイス250、オーディオインターフェイス252、ディスプレイ254、キーパッド256、照明器258、入力/出力インターフェイス260、触覚インターフェイス262、及び任意の全地球測位システム(GPS)受信機264も含む。クライアント装置200には、電源226が電力を供給する。電力の供給には、再充電可能又は再充電不能バッテリーを使用することができる。バッテリーを補完及び/又は再充電するACアダプタ又は電動ドッキングクレードルなどの外部電源によって電力を供給することもできる。
【0044】
クライアント装置200は、任意に基地局(図示せず)と通信することができ、又は別のコンピュータ装置と直接通信することもできる。ネットワークインターフェイス250は、クライアント装置200を1又はそれ以上のネットワークに結合するための回路を含み、以下に限定されるわけではないが、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、SMS、汎用パケット無線サービス(GPRS)、WAP、超広帯域(UWB)、IEEE802.16ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMax)、SIP/RTP、或いは他の様々な無線通信プロトコルのいずれかを含む1又はそれ以上の通信プロトコル及び技術とともに使用するように構成される。ネットワークインターフェイス250は、トランシーバ、送受信装置、又はネットワークインターフェイスカード(NIC)として知られていることもある。
【0045】
オーディオインターフェイス252は、人間の声などのオーディオ信号を生成及び受信するように構成される。例えばオーディオインターフェイス252をスピーカー及びマイク(図示せず)に接続して他者との通信を可能にし、及び/又はある動作に関する音声確認応答を生成することができる。ディスプレイ254は、液晶ディスプレイ(LCD)、ガスプラズマ、発光ダイオード(LED)、又はコンピュータ装置とともに使用する他のいずれの種類のディスプレイであってもよい。ディスプレイ254は、スタイラスなどの物体又は人間の手指からの入力を受け取るように構成されたタッチセンサ式スクリーンを含むこともできる。
【0046】
キーパッド256は、ユーザから入力を受け取るように構成されたあらゆる入力装置を含むことができる。例えば、キーパッド256は、プッシュボタン数字ダイヤル又はキーボードを含むことができる。キーパッド256は、画像の選択及び送信に関連するコマンドボタンを含むこともできる。照明器258は、状態表示を行い、及び/又は光を供給することができる。照明器258は、特定の時間にわたって、又はイベントに応答して作動状態にしておくことができる。例えば、照明器258は、作動時にはキーパッド256上のボタンをバックライト照射し、クライアント装置に電力が供給されている間オン状態を保つことができる。また、照明器258は、別のクライアント装置にダイヤルするなどの特定の動作が実行された時に、これらのボタンを様々なパターンでバックライト照射することもできる。照明器258は、クライアント装置の透明又は半透明のケース内に位置する光源を動作に応じて光らせることもできる。
【0047】
クライアント装置200は、ヘッドホンなどの外部装置と通信するための入力/出力インターフェイス260、或いは
図2に示していないその他の入力又は出力装置も含む。入力/出力インターフェイス260は、USB、赤外線又はBluetooth(登録商標)などの1又はそれ以上の通信技術を利用することができる。触覚インターフェイス262は、クライアント装置のユーザに触覚フィードバックを与えるように構成される。例えば、触覚インターフェイスを使用して、別のコンピュータ装置のユーザが電話を掛けてきている時に特定の方法でクライアント装置200を振動させることができる。
【0048】
任意のGPSトランシーバ264は、クライアント装置200の地表面上における物理座標を測定することができ、通常は緯度及び経度値として位置を出力する。GPSトランシーバ264は、以下に限定されるわけではないが、三角測量、支援GPS(AGPS)、E−OTD、CI、SAI、ETA又はBSSなどを含む他のジオポジショニング機構を利用して、クライアント装置200の地表面上における物理的位置をさらに測定することもできる。GPSトランシーバ264は、異なる条件下でクライアント装置200のミリメートル範囲内の物理的位置を測定することができるが、その他の場合、測定される物理的位置は、メートル又は極めて長い距離の範囲内のようにそれほど正確でないこともあると理解されたい。しかしながら、1つの実施形態では、モバイル装置が、他の構成要素を介して、例えばMACアドレス又はIPアドレスなどを含む、装置の物理的位置の測定に利用できる他の情報を提供することができる。
【0049】
大容量メモリ230は、RAM232、ROM234、及びその他の物理的記憶装置を含む。大容量メモリ230は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又はその他のデータなどの情報を記憶するためのコンピュータ記憶媒体の例を示すものである。大容量メモリ230は、クライアント装置200の低水準動作を制御するための基本入力/出力システム(「BIOS」)240を記憶する。大容量メモリは、クライアント装置200の動作を制御するためのオペレーティングシステム241も記憶する。この構成要素は、あるバージョンのUNIX(登録商標)又はLINUX(登録商標)などの汎用オペレーティングシステム、或いはWindows Mobile(登録商標)又はSymbian(登録商標)オペレーティングシステムなどの専用クライアント通信オペレーティングシステムを含むことができると理解されるであろう。オペレーティングシステムは、Java(登録商標)アプリケーションプログラムを介してハードウェア構成要素及び/又はオペレーティングシステム動作を制御できるようにするJava(登録商標)仮想機械モジュールを含み、或いはこれらと相互連結することができる。
【0050】
メモリ230は、1又はそれ以上のデータ記憶装置242をさらに含み、クライアント装置200がこのデータ記憶装置242を利用して、とりわけアプリケーション244及び/又はその他のデータを記憶することができる。例えば、データ記憶装置242を使用して、クライアント装置200の様々な能力を記述する情報を記憶することもできる。その後、この情報を、通信中にヘッダの一部として送信すること又は要求時に送信することなどを含め、様々なイベントのいずれかに基づいて別の装置に提供することができる。さらに、データ記憶装置244を使用して、アドレスブック、友人リスト、エイリアス、ログインユーザ名/パスワード、クレデンシャル又はユーザプロファイルなどを含むソーシャルネットワーキング情報を記憶することもできる。ソーシャルネットワーキング情報の少なくとも一部を、クライアント装置200内のディスクドライブ又はその他の記憶媒体(図示せず)に記憶することもできる。
【0051】
アプリケーション242は、クライアント装置200により実行された場合、(SMS、MMS、IM、電子メール、及び/又はその他のメッセージなどの)メッセージ、オーディオ、ビデオを送信、受信、及び/又は別様に処理して、別のクライアント装置の別のユーザとの通信を可能にするコンピュータ実行可能命令を含むことができる。アプリケーションプログラムの他の例として、カレンダー、検索プログラム、電子メールクライアント、IMアプリケーション、SMSアプリケーション、VOIPアプリケーション、コンタクトマネージャ、タスクマネージャ、トランスコーダ、データベースプログラム、文書処理プログラム、セキュリティアプリケーション、スプレッドシートプログラム、ゲーム及び検索プログラムなどが挙げられる。アプリケーション242は、例えばメッセンジャ243及びブラウザ245を含むことができる。
【0052】
ブラウザ245は、事実上全てのウェブベース言語を使用してグラフィクス、テキスト及びマルチメディアなどを受け取って表示するように構成された事実上全てのクライアントアプリケーションを含むことができる。1つの実施形態では、ブラウザアプリケーションが、ハンドヘルド装置向けマークアップ言語(HDML)、無線マークアップ言語(WML)、WMLScript、JavaScript(登録商標)、汎用マークアップ言語(SMGL)、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、及び拡張可能マークアップ言語(XML)などを使用してメッセージを表示及び送信することができる。しかしながら、様々な他のウェブベース言語のいずれかを使用することもできる。さらに、ブラウザ245を使用して、様々なコンテンツを要求し、及び/又はこのようなコンテンツを受け取ることができる。1つの実施形態では、ブラウザ245を使用して、インターネットなどのネットワークを介して1又はそれ以上の検索クエリ要求を実行するとともに検索結果を要求することもでき、この場合、少なくとも1つの検索クエリ要求は、規定の複数の信頼データソース及び1又はそれ以上の非信頼データソースを検索する要求を含むことができる。信頼検索結果を非信頼検索結果とは別に表示することを含む1つの非限定的な検索結果の表示例については、以下で
図7に関連してより詳細に説明する。
【0053】
メッセンジャ243は、以下に限定されるわけではないが、電子メール、ショートメッセージサービス(SMS)、インスタントメッセージ(IM)、マルチメディアメッセージサービス(MMS)、インターネットリレーチャット(IRC)及びmIRCなどを含む様々なメッセージ通信のいずれかを使用してメッセージングセッションを開始し管理するように構成することができる。例えば、1つの実施形態では、メッセンジャ243を、AOLインスタントメッセンジャ、Yahoo!メッセンジャ、.NETメッセンジャサーバ又はICQなどのIMアプリケーションとして構成することができる。1つの実施形態では、メッセンジャ243を、Elm、Pine、MH、Outlook、Eudora、Mac Mail、Mozilla Thunderbird又はgmailなどのメールユーザエージェント(MUA)を含むように構成することができる。別の実施形態では、メッセンジャ243を、様々なメッセージングプロトコルを統合して使用するように構成されたクライアントアプリケーションとすることができる。
【0054】
例示的なサーバ環境
図3に、本発明の1つの実施形態によるネットワーク装置の1つの実施形態を示す。ネットワーク装置300は、図示の構成要素よりも多くの又は少ない構成要素を含むことができる。しかしながら、本発明を実施するための例示的な実施形態を開示するには、図示の構成要素で十分である。ネットワーク装置300は、例えば
図1のTSS106を表すことができる。
【0055】
ネットワーク装置300は、処理装置312、ビデオディスプレイアダプタ314、及び大容量メモリを含み、これらは全てバス322を介して互いに通信する。一般に、大容量メモリは、RAM316、ROM332、及びハードディスクドライブ328、テープドライブ、光学ドライブ、及び/又はフロッピー(登録商標)ディスクドライブなどの1又はそれ以上の永久大容量記憶装置を含む。大容量メモリは、ネットワーク装置300の動作を制御するためのオペレーティングシステム320を記憶する。あらゆる汎用オペレーティングシステムを使用することができる。ネットワーク装置300の低水準動作を制御するための基本入力/出力システム(「BIOS」)318も提供される。
図3に示すように、ネットワーク装置300は、TCP/IPプロトコルを含む様々な通信プロトコルとともに使用するように構成されたネットワークインターフェイスユニット310を介して、インターネット又は他の何らかの通信ネットワークと通信することもできる。ネットワークインターフェイスユニット310は、トランシーバ、送受信装置、又はネットワークインターフェイスカード(NIC)として知られていることもある。
【0056】
上述したような大容量メモリは、別の種類のコンピュータ可読媒体、すなわちコンピュータ記憶媒体を示す。本明細書で使用するこのようなコンピュータ可読記憶媒体は、物理的有形装置を意味する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又はその他のデータなどの情報を記憶するための、あらゆる方法又は技術で実装される揮発性媒体、不揮発性媒体、取り外し可能媒体及び固定媒体を含むことができる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又はその他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多機能ディスク(DVD)又はその他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又はその他の磁気記憶装置、或いは所望の情報を記憶するために使用できるとともにコンピュータ装置によりアクセスできる他のあらゆる物理装置が挙げられる。
【0057】
図示のように、データストア352は、データベース、テキスト、スプレッドシート、フォルダ又はファイルなどを含むことができ、これらは、以下に限定されるわけではないが、ユーザ名、ユーザがメンバである、明示的関係を有する、又は拡大した非明示的関係などを含む非明示的関係を有する様々なソーシャルネットワーキングサイト又は信頼データソースの識別符号を含むプロファイル情報を含むソーシャルネットワーキング情報を保持及び記憶するように構成することができる。データストア352は、様々なクレデンシャル及びユーザ名/パスワード情報などをさらに含むことができ、これらを使用して、とりわけ検索クエリを実行する際に使用する信頼データを決定する際に使用するソーシャルネットワーキング情報及びその他の信頼データにTSM354がアクセスできるようにすることができる。データストアは、ユーザのIM友人リスト、友人リスト、アドレスブック、電子メールの過去ログ、Twitterメッセージログ、IM会話ログ又はVOIPストアなどからの、又はこの中のソーシャルネットワーキングをさらに含むことができる。しかしながら、ユーザの様々なやりとりをモニタすることを通じて間接的にコンタクト情報を取得することもできる。従って、例えば、ユーザとソーシャルネットワークの別のメンバとの間のメッセージ内のコンテンツに基づいて、ソーシャルネットワーキング情報を抽出することができる。例えば、1つの実施形態では、ユーザ及びその他のメンバが、第三者などに関する情報を含むことがある。1つの実施形態では、このような第三者情報を取得してデータストア352に記憶することもできる。同様に、例えば訪問したウェブサイト、ユーザが検索した情報の種類、ダウンロードされたコンテンツの種類又はコンテンツがダウンロードされた場所などを含む、ユーザ又はその他のソーシャルネットワーキングメンバの様々なネットワーキングパターンを取得することもできる。別のメンバのソーシャルネットワーキングのコンタクト情報から情報を取得し、これを検索クエリの実行時に使用することもできる。データストア352は、所与の検索クエリが複数のクエリクラスの1又はそれ以上に関連するかどうかを判断するために使用できる情報を含む、複数のクエリクラスに関する情報をさらに含むことができる。データストア352は、複数のクエリクラスの各々に対する信頼検索結果を表示する数及び位置に関する情報を含むこともできる。データストア352は、1又はそれ以上のウェブページフォーマット又はテンプレートなども記憶し、これらを使用して様々な検索結果を表示し、信頼検索結果を表示するための様々な信頼データソースを選択するためのユーザインターフェイスをユーザに提供し、信頼検索クエリを実施するための1又はそれ以上の信頼データソースをユーザが特定できるようにすることができる。データストア352は、上記で特定した項目のみを記憶することに限定されず、データストア352には、TSM354が信頼及び非信頼検索結果を実行及び/又は表示するために使用できる情報を含む事実上全ての情報を記憶することができる。さらに、データストア352をRAM316とともに示しているが、データストア352のコンテンツの少なくとも一部は、以下に限定されるわけではないが、CD−ROM/DVD−ROMドライブ326、ハードディスクドライブ328、及び/又は別のネットワーク装置上さえも含むあらゆる場所に記憶することができる。
【0058】
大容量メモリは、プログラムコード及びデータも記憶する。大容量メモリには、1又はそれ以上のアプリケーション350がロードされ、中央処理装置312によりオペレーティングシステム320上で実行される。アプリケーションプログラムの例としては、トランスコーダ、スケジューラ、カレンダー、データベースプログラム、文書管理プログラム、HTTPプログラム、カスタマイズ可能なユーザインターフェイスプログラム、IPSecアプリケーション、暗号化プログラム、セキュリティプログラム、SMSメッセージサーバ、IMメッセージサーバ、電子メールサーバ、アカウントマネージャなどを挙げることができる。アプリケーション350内のアプリケーションプログラムとして、信頼検索マネージャ(TSM)354を含めることもできる。
【0059】
TSM354は、検索クエリの非信頼検索結果とは別に表示される信頼検索結果を選択的に表示するために、検索クエリのクエリ分類を使用することによって検索クエリ及び検索結果の表示を管理するように構成される。TSM354は、検索クエリを1又はそれ以上のクエリクラスに分類することができる。次に、非信頼ソースを検索し、信頼データソースを選択的に検索して、非信頼検索結果及び信頼検索結果をそれぞれ取得することができる。信頼検索結果は、例えば明示的及び非明示的な関連性又は関係を含む様々なカテゴリの検索基準に基づいてTSM354により順序付けされる。検索クエリのクエリクラスに基づいて、決められた数の信頼検索結果を表示することができる。さらに、信頼検索結果を表示できる決められた位置は、(単複の)クエリクラスに基づくことができる。さらに、検索結果のデータソースのタイプを容易に区別するために、非信頼検索結果は、信頼検索結果とは別に又は離して表示される。
【0060】
1つの実施形態では、TSM354が、ユーザに関する様々なログインユーザ名/パスワード、又は様々なソーシャルネットワーキングサイト及び/又はその他のソーシャルネットワーキングデータソースのクレデンシャルなどを受け取ることができる。1つの実施形態では、TSM354が、ユーザのユーザプロファイル、ユーザのオンラインソーシャルパターンの分析、及びユーザへ/ユーザから通信されたメッセージなどに基づいて、どのソーシャルネットワーキングサイトがユーザに関連するかを判断することができる。ユーザに関連する様々な友人リスト及びアドレスブックなどに基づいて、ソーシャルネットワーキングサイト及びその他のソーシャルネットワーキングデータソースを決定することもできる。
【0061】
いずれにせよ、TSM354は、ユーザのクレデンシャル、ユーザ名/パスワード及びその他のアクセス情報を、様々なソーシャルネットワーキングデータソースなどとともにデータストア352に記憶することができる。TSM354は、何らかの基準に基づき、ユーザの友人に関するプロファイル及び活動ストリームなどを求めてユーザのソーシャルネットワーク及びデータソースなどに対して様々な検索を行うことができる。TSM354は、このようなプロファイル、活動ストリーム及び/又はその他のソーシャルネットワーキングデータをユーザのためのデータストア352に記憶することができる。このような記憶された結果を、ソーシャルネットワーキングデータソース又は信頼データソースなどと呼ぶことができる。1つの実施形態では、記憶された結果が、クラブ、ソーシャルネットワーキングサイト、メンバ、友人及び家族などのデータソースを示す様々な情報を含む。1つの実施形態では、これらのデータが、タイムスタンプなどをさらに含む。1つの実施形態では、これらの結果をさらに体系化して、アクセス可能に及び/又は別様に検索可能にすることができる。
【0062】
TSM354は、検索ユーザから検索クエリを受け取ったと判断すると、この検索クエリを複数の異なるクエリクラスからの少なくとも1つのクエリクラスに分類することができる。TSMは、検索クエリを使用して複数の非信頼データソースに対して検索を行って複数の非信頼検索結果を取得するとともに、検索クエリを使用して、上記で定めた複数の信頼データソースに対する別の検索をさらに選択的に実行して、ユーザが信頼検索結果を取得するようにすることができる。次に、TSM354は、検索クエリの少なくとも1つのクエリクラスに基づいて、複数の信頼検索結果を選択的に表示する数及び位置を決定することができる。TSM354は、複数の非信頼検索結果の表示とは別に、信頼できるソーシャルネットワーキングソース内の各信頼検索結果のソースを示す情報を含む複数の信頼検索結果をさらに選択的に表示することができる。TSM354は、
図4〜
図6に関連して以下でさらに説明するような処理を使用して、その動作の少なくとも一部を実行することができる。
【0063】
TSM354は、様々なデータソースに対して様々な検索を行うことができるが、これらの動作を検索エンジンなど(図示せず)の別の構成要素によって行うこともできると理解されたい。従って、TSM354を含むネットワーク装置300の構成を限定として解釈すべきではなく、他の構成、構成要素及び/又はネットワーク装置を利用してTSM354の動作の少なくとも一部を実行することもできる。例えば、上述したように、TSM354は、検索クエリの分析を行って、この検索クエリを1又はそれ以上の検索エンジンに送信することができ、各検索エンジンは、様々なデータソースを検索し、検索結果を受け取り、表示する検索結果を検索要求者のクライアント装置に提供することができる。
【0064】
一般化動作
以下、本発明のいくつかの態様の動作について、
図4〜
図6に関連して説明する。さらに、
図7に、信頼検索結果を非信頼検索クエリ結果とは別に示す検索クエリ結果の画面表示の1つの非限定的かつ非包括的な例を示す。このような例を使用して、本開示でさらに説明する様々な態様を示すことができる。
【0065】
図4は、クエリクラスに基づいて非信頼検索結果とは別に表示される信頼検索結果を選択的に含む検索結果を実行して表示する概略処理の1つの実施形態を大まかに示す論理フロー図である。
図4の処理400は、例えば
図3のネットワーク装置300内で実行することができる。
【0066】
処理400は、開始ブロック後のブロック402から開始し、ここでクライアント装置から検索クエリが受け取られる。1つの実施形態では、この検索クエリに関連するユーザを示すために使用できる様々な情報を受け取ることもできる。このような様々な情報は、以下に限定されるわけではないが、ユーザ識別子、又は同様にユーザを識別するために使用できるクライアント装置識別子などを含むことができる。
【0067】
次に、処理はブロック404へ進み、ここで検索クエリを分析して1又はそれ以上のクエリクラスに分類する。検索クエリの分類には様々な機構を使用することができ、従ってこの処理は特定の機構に限定されるものではない。例えば、1つの実施形態では、検索クエリからのキーワードを抽出し、これを使用して1又はそれ以上の規定のクエリクラスに関連するキーワードと照合する。しかしながら、通常の検索クエリは短いので、このような機構では分類が不十分になる場合もある。従って、キーワード抽出の代わりに他の機構を使用又は採用することができる。例えば、様々なクエリ強化に基づく機構を利用し、様々な検索エンジンを通じたテキスト文書の集合で検索クエリを強化することによって開始することができる。すなわち、様々な検索から生じる断片的なページを含む疑似文書によって検索クエリを表すことができる。次に、例えばナイーブベイズ機構又はサポートベクターマシンなどを含む、同義語に基づく分類子又は統計分類子などを使用して、この疑似文書を規定のクエリクラスの1又はそれ以上に分類することができる。
【0068】
例えば、クエリクラスタリング機構を含むその他の分類機構を使用することもできる。例えば、ユーザの以前の検索パターンのログを記録し分析して、ユーザがクリックした所与の検索クエリに対する検索結果を特定することができる。すなわち、ユーザの以前の活動から得られる複数のクエリ及びクリックスルー情報を含む以前の検索データをクラスタ化することにより、関連するクエリを関連付ける試みを行うことができる。1つの実施形態では、クエリクラスタリング機構を上記のキーワード機構と組み合わせて、検索クエリを1又はそれ以上のクエリクラスに分類することができる。
【0069】
いずれにせよ、処理は次に判定ブロック406へ進み、1又はそれ以上のクエリクラスへの分類を使用して、信頼データソースに対する検索を行う(例えば、上述したように、ユーザが信頼できるものとして識別した様々なソーシャルネットワーキングデータソースを検索する)べきかどうかを判定する。検索クエリによっては、このようなソーシャルネットワーキングデータの検索結果から恩恵を受けるものもあれば、それほど恩恵を受けないものもあると認識される。従って、純粋な事実型の検索クエリとして分類できる検索クエリは、例えば評価を求める検索クエリ、意見を求める検索クエリ、又は活動指向情報を求める検索クエリなどの社会的入力を求める検索クエリほどはソーシャルネットワーキングデータソースの検索結果から恩恵を受けない場合がある。従って、1又はそれ以上のクエリクラスをソーシャル検索クエリに関連付け、その他を非ソーシャル検索クエリに関連付けることができる。非限定的かつ非包括的な例として、及び上述したように、事実に基づく検索クエリは、非ソーシャル指向とすることができ、一方で活動、意見、及び評価に基づく検索クエリは、ソーシャル指向のクエリクラスと見なすことができる。従って、判定ブロック406において、検索クエリを分類するクエリクラスを調べて、クエリクラスの少なくとも1つがソーシャル指向のクエリクラスと見なされるかどうかを判定する。見なされる場合、処理はブロック408へ進み、そうでなければブロック410へ進む。
【0070】
ブロック408において、ユーザが信頼検索結果を求めるために特定した複数の信頼データソースに対して検索クエリを使用した検索を行う。処理は、次にブロック410へ進み、複数の非信頼データソースに対して検索クエリを使用した別の検索を行う。このような非信頼データソースは、専用データベース及び(ユーザにとっての)様々な非信頼ウェブサイトなどを含むことができる。1つの実施形態では、このような非信頼データソースが、このユーザが信頼データソース以外のものであると判断した、インターネットを介してアクセスできる事実上全てのウェブサイトを含むことができる。
【0071】
処理は、次に判定ブロック412へ進み、この検索クエリに対して取得された信頼検索結果が存在するかどうかについての別の判定が行われる。存在する場合、処理はブロック414へ進み、そうでなければブロック420へ進む。
【0072】
ブロック414において、信頼検索結果を順序付けすることができる。1つの実施形態では、信頼検索結果が取得されたカテゴリに基づいて、信頼検索結果を体系化することができる。上述したように、例えば、信頼検索結果は、明示的関係、非明示的関係及び/又は拡大した非明示的関係から取得することができる。従って、1つの実施形態では、これらの又はその他のカテゴリに基づいて信頼検索結果を体系化することができる。1つの実施形態では、次に信頼検索結果のそれぞれのカテゴリに基づいて信頼検索結果に重み付けすることができる。例えば、明示的カテゴリにおける信頼検索結果には、非明示的カテゴリにおける信頼検索結果よりも数字的に高く重み付けすることができ、さらに非明示的にカテゴリ化された信頼検索結果には、拡大した非明示的カテゴリの信頼検索結果よりも数字的に高く重み付けすることができる。
【0073】
この重み付けした結果に、更新回数、又は特定のデータソースに関連する結果に基づいてさらに重み付けすることができる。例えば、1つの実施形態では、家族又は同僚などの特定のソースから所定数の信頼検索結果を使用することができる。例えば、1つの実施形態では、特定の家族からの1000個の更新結果を使用して、同じ特定の家族からのあらゆる追加の結果を廃棄することができる。このようにして、「時間依存」しない検索結果を使用することができる。しかしながら、別の実施形態では、以前に定めた時間内に特定のデータソースにより掲載された検索結果のみを保持することなどの時間的制約に基づいて検索結果を限定し、又は別様に制限することができる。従って、本発明は、信頼検索結果を管理し、並べ替え、及び/又は重み付けするための特定の機構に限定されるものではない。いずれにせよ、その後、この重み付けした及び/又は制限した信頼検索結果を、これらの重み付けに基づいて順序付けすることができる。
【0074】
次に処理は、信頼検索結果をいくつ表示すべきか及び非信頼検索結果に対して信頼検索結果をどこに表示すべきかを決定する上で使用する数及び位置を決定するブロックへ進む。以下で
図6に関連してさらに説明するように、各クエリクラスは、信頼検索結果を表示するための決められた「最適な」数及び位置を有する。しかしながら、検索クエリが複数の異なるクエリクラスに分類される場合、信頼検索結果を関連付けることができる数及び位置が異なることがある。この問題を解決するために、いくつかの機構を使用することができる。例えば、1つの実施形態では、検索クエリを分類するクエリクラスに関して、考えられる数及び位置から最大の数及び最高の位置を選択することができる。他の方法を使用することもできる。従って、本発明は、特定の機構に限定されるものではない。いずれにせよ、信頼検索結果の数及び位置を決定する。
【0075】
処理は、次にブロック418へ進み、決められた数の順序付けした信頼検索結果を、クライアント装置において、非信頼検索結果に対して決められた位置に表示することができる。従って、1つの実施形態では、以下で説明するブロック422とは別にブロック418を示しているが、本発明はこのように限定されるものではない。例えば、1つの実施形態では、ブロック418及び422を同時に実行することができる。
【0076】
いずれにせよ、処理はブロック420へ進み、例えば検索クエリのキーワードに一致するキーワードの数、時間関係、又はユーザにとっての非信頼検索結果に関連する位置に基づく関係などを含む様々な基準に基づいて、非信頼データソースからの非信頼検索結果も順序付けすることができる。次に、処理はブロック422へ進み、検索ユーザのクライアント装置に対して、この順序付けした非信頼検索結果(及び信頼検索結果)を表示する。このような表示の1つの非限定的な例については、さらに以下で
図7に関連して説明する。その後、処理は呼出し処理に戻って他の動作を実行する。
【0077】
図5は、ユーザのソーシャルネットワークサイトからの信頼コンテンツを管理する概略処理の1つの実施形態を大まかに示す論理フロー図である。1つの実施形態では、
図5の処理500の結果を使用してユーザ毎の信頼データストアを生成し、その後、例えば
図4のブロック408の最中にこれを検索することができる。従って、処理500は、例えば
図3のネットワーク装置300内で実行することができる。
【0078】
処理500は、開始ブロック後のブロック502から開始し、ここでユーザのソーシャルネットワーキングサイト及び活動ストリームなどが特定される。1つの実施形態では、デフォルトのソーシャルネットワーキングサイトの組を使用することができる。例えば、1つの実施形態では、このデフォルトの組が、以下に限定されるわけではないが、Twitter、Facebook又はLinkedInなどを含むことができる。しかしながら、別の実施形態では、ユーザが、検索を行うために使用する好ましいソーシャルネットワーキングサイト又は活動などのリストを提供することができる。さらに別の実施形態では、オンライン活動、アドレスブック、友人リスト、カレンダー、ユーザプロファイル、及びユーザのモバイル装置の位置に基づいて検出された活動などをモニタし分析して、ユーザのソーシャルネットワーキングサイトなどの組を特定することができる。
【0079】
いずれにせよ、次に処理はブロック504へ進み、様々なソーシャルネットワーキングサイトなどを巡回する際に使用する様々なクレデンシャル、ユーザ名/パスワード、及びその他のログインアクセス情報を取得することができる。処理は、次にブロック506へ進み、様々なソーシャルネットワーキング活動、プロファイル、友人のプロファイル及び活動ストリームなどを検索する際に、このログインアクセス情報を使用してソーシャルネットワーキングサイトの組を巡回することができる。例えば、Twitterでは、ダイレクトAPIを利用可能にし、これを使用して、メッセージスレッド、ブログ情報及び投稿などを含む、友人のプロファイル、活動ストリームを取得することができる。Facebook又はLinkedInでは、例えばフォームを埋めるためのHTTPUnitライブラリなどを使用してブラウザ動作をシミュレートし、様々なサイト及び活動などを巡回することができる。
【0080】
ブロック508へ進み、これらの巡回活動から、例えば巡回したコンテンツ内の特定のHTMLタグ又はキーワードなどを調べることにより、様々なページ、プロファイル及び活動ストリーム情報などを抽出することができる。しかしながら、他の機構を使用してコンテンツを調べ、コンテンツの文脈及びその他の社会的情報を特定することもできると理解されたい。1つの実施形態では、収集し及び/又はその後ブロック510の最中に複数の信頼データストアに記憶できる情報の量が、以下に限定されるわけではないが、所与のデータソースのデータ量又はこのデータに関連するタイムスタンプなどを含む様々な基準に基づくことができる。例えば、1つの実施形態では、ある人物が作成した最新の1000個の更新を収集し、分析して信頼データストアに記憶することができる。他の量を収集し、分析して記憶することもできる。別の実施形態では、時間、曜日又は週などの、規定の時間よりも古くない更新を使用することができる。いずれにせよ、ブロック510において、これらの収集及び/又は分析したデータを、データソース、タイムスタンプ、キーワード、又はその他の組織的機構に基づいて複数の信頼データストアに記憶することができる。1つの実施形態では、データがユーザ毎に記憶される。処理は、次に判定ブロック512へ進み、ユーザのさらなるソーシャルネットワーキングデータの収集を継続すべきかどうかを判定する。1つの実施形態では、データの収集が、毎時、毎日、毎週又は毎月などの時間に基づくことができる。別の実施形態では、データの収集が、他の何らかの基準に基づくことができる。例えば、ユーザが閾値を上回る数の検索を実行していると判断される場合、この検索が現在のソーシャルネットワーキングデータから恩恵を受けることができる場合には、処理500の実行頻度を増やすことができる。1つの実施形態では、ユーザの様々なデータソースが、メッセージの送信又はコンテンツの投稿などに非常に積極的であり、これが他の何らかの閾値を上回ると判断される場合、処理500の実行頻度を増やすことができる。従って、データ収集を実行する頻度は、何らかのデフォルトに設定することもでき、及び/又は何らかの基準に基づいて修正することもできる。いずれにせよ、より多くのソーシャルネットワーキングデータを取得すべきであると判定された場合、処理はブロック502へ戻る。なお、1つの実施形態では、信頼データストアが、古いデータの段階的削除機構を含むことができる。すなわち、ある時間よりも前に収集されたソーシャルネットワーキングデータは期限切れと見なされ、従ってユーザとの関連性が薄いと見なされるので、これらを時効とし又は別様に削除することができる。様々な時効又は段階的削除機構を使用することができ、従って本発明は特定の機構に制限されるものではない。いずれにせよ、これ以上ソーシャルネットワーキングデータを取得すべきでないと判定された場合、処理500は呼出し処理に戻って他の動作を実行することができる。
【0081】
図6は、検索クエリからの信頼検索結果を非信頼検索クエリ結果とは別に選択的に表示するためのクエリクラス並びに関連する数及び位置を決定する概略処理の1つの実施形態を大まかに示す論理フロー図である。1つの実施形態では、
図6の処理600を、
図3のネットワーク装置300内で実施することができる。
【0082】
上述したように、ソーシャルネットワーキングの検索結果が検索ユーザに与える関心又は利益が他の非ソーシャルネットワーキングの検索結果よりも低いクエリのタイプがいくつか存在する。例えば、「カリフォルニアの首都はどこですか?」、又は「目的のサニーベールのアドレスはどこですか?」又は「中国の人口はどのくらいですか?」などの事実に基づくクエリの場合、検索ユーザは、ソーシャルネットワーキングの検索結果を見たいと思わないことがある。この理由は、単に検索ユーザが、通常はユーザのソーシャルネットワークに基づいて変化しない情報を実際に求めている可能性があるからである。従って、これらのタイプのクエリにソーシャルネットワーキングの検索結果、すなわち信頼検索結果を提供すると、実際に検索ユーザにもたらす価値が低くなり、又は不満をもたらす可能性さえもある。しかしながら、他のタイプのクエリでは、ソーシャルネットワーキングの検索結果が、検索ユーザにより高い関連性をもたらすと判断することができる。例えば、「映画Xのことを教えて下さい」などの評価クエリ、又は製品の評価などの場合、ソーシャルネットワーキングの検索結果から恩恵を受けることができる。同様に、活動クエリも、ソーシャルネットワーキングの検索結果から恩恵を受けることができる。活動クエリの例としては、「週末」、「タホでスキー」、又は「マウンテンバイク」などを含むことができる。従って、ソーシャルネットワーキングの検索結果を提供すべきかどうか、及び/又はどのくらい提供すべきかは、クエリのタイプ又は分類に基づくことができる。
【0083】
従って、処理600は、所与のクエリクラスに基づいて表示できるソーシャルネットワーキングの結果の数を決定することを目的とする。さらに、特定のクエリクラスを仮定すると、ソーシャルネットワーキングの結果には、他の非信頼検索結果よりも関連性が高いものもあり得るので、非信頼検索結果に対してウェブページ上のどこに信頼検索結果を表示できるかも処理600によって決定される。
【0084】
従って、処理600は、開始ブロック後のブロック602から開始し、ここでデフォルト数の信頼結果及び信頼結果を表示するためのデフォルト位置が設定される。1つの実施形態では、このデフォルトを、クエリクラスとは実質的に関係なく設定することができる。従って、例えば、信頼検索結果を表示すべきであると判定されている(例えば、事実に基づくクエリクラスを除く)あらゆるクエリクラスでは、デフォルトにより最大数の2〜4個の信頼検索結果を表示することができる。しかしながら、他の値を選択することもできる。1つの実施形態では、信頼検索結果の位置を、ウェブページの検索結果の最初ページに表示すべき最初の検索結果としてデフォルトに設定することができる。従って、デフォルトの2〜4個の信頼検索結果を最初に表示し、これに続けて非信頼検索結果を表示することができる。
【0085】
さらに、1つの実施形態では、信頼検索結果を、ユーザにとっての信頼データソースから得たものとして明確に独自に識別することができる。以下に限定されるわけではないが、結果の周囲にボックスを配置すること、信頼検索結果に独自にラベル付けすること、異なる色、フォントサイズ、フォントタイプを使用すること、又は信頼データソースアイコンを与えることなどを含む様々な機構を使用して、信頼検索結果を明確に独自に識別することができる。1つの非限定的な例では、
図7に示すように、図示の検索結果が信頼検索結果であることを独自に区別して識別し、さらにその信頼データソースを識別するように信頼データソースアイコン720〜722及び730〜731を示している。図から分かるように、
図7の非信頼検索結果708は、このような信頼データソースアイコンを含んでいない。
【0086】
いずれにせよ、処理600に戻ると、ブロック604において、複数のクエリクラスが決定される。複数のクエリクラスの決定は、複数のオンラインパターンの統計分析又は様々な辞書分析機構などを含む様々な機構のいずれかを使用して行うことができる。1つの実施形態では、クエリクラスの各々が、事実に基づく、評価に基づく、及び活動に基づく例について上述したような、少なくとも非信頼ベースのクエリクラス又は信頼ベースのクエリクラスとしてさらに識別される。
【0087】
なお、ブロック602は、信頼ベースのクエリクラスの検索に関するデフォルトの数及び位置を特定したものであるが、本発明は、複数のクエリクラスを決定する前にこのような動作を実行することに限定されるものではない。例えば、ブロック604中にデフォルトの数及び位置をさらに絞り込むことができる。例えば、ブロック604において、非信頼ベースのクエリクラス、数及び位置を両方ともゼロに設定することができる。評価クエリクラスでは、デフォルト数を3〜7に設定することができ、活動に基づくクエリクラスは、3〜5などに設定されたデフォルト数を有することができる。同様に、評価クエリクラスでは、デフォルト位置をゼロ(又は1)として、信頼検索結果が非信頼検索結果よりも先又は上に示されることを反映することができる。その他のクエリクラスでは、デフォルトを4に設定して信頼検索結果をウェブページの中央の非信頼検索結果の間に表示すること、或いは11などの位置に設定して信頼検索結果を検索結果の最初のページの底部に位置付けることを含む異なる位置を使用することができる。他の値を選択することもできる。さらに、本明細書では、活動及び評価に基づくクエリクラスのみを説明しているが、本発明はこれらのクエリクラスのみに限定されず、他のクエリクラスを使用することもできる。
【0088】
いずれにせよ、次に処理はブロック606へ進み、決定されたクエリクラスの各々に対する複数のユーザフィードバックに基づいて信頼検索結果を表示するための最適な数及び位置を決定するための分析を行う。本明細書で使用する「最適な」という用語は、以下で説明するような所与の1又は複数のテストを満足させる出力を意味する。
【0089】
従って、クエリクラス毎に、複数の異なる検索ユーザに対して様々な信頼及び非信頼検索結果が表示される。次に、表示された信頼及び非信頼検索結果に対する様々なクリック率を求めるためにモニタリングを行う。ブロック608において、追跡したクリック率を集約し、ブロック610において、クエリクラス毎の集約した率を使用して数及び位置を計算する。判定ブロック612へ進み、最適な数及び位置が決まったかどうかに基づいて分析を継続するかどうかの判定を行う。最適な数及び位置が決まっていない場合、処理はブロック614へ戻り、数及び/又は位置の値を調整することができる。処理は、次にブロック606に戻り、分析のためにクリック率を収集し続ける。判定ブロック612において、最適な数及び位置が決まった場合、処理は判定ブロック616へ進む。
【0090】
判定ブロック616において、クエリクラスの数又は位置を更新するかどうかの判定を行う。更新する場合、処理はブロック606へ戻り、更新しない場合、処理は判定ブロック618へ進む。
【0091】
判定ブロック618において、決定した複数のクエリクラスを修正するかどうかを判定する。このような判定は、既存のクエリクラス又はユーザフィードバックなどをさらに分析することを含む様々な基準に基づくことができる。いずれにせよ、決定した複数のクエリクラスを更新する場合、処理は604へ戻り、そうでなければ、呼出し処理に戻って他の動作を実行する。
【0092】
上述したように、クエリクラスの数及び位置の両方を決定するために、処理600を同時に実行することができる。しかしながら、別の実施形態では、処理600が、例えば、最初にクエリクラスに関する信頼検索結果の数を決定するためにループし、その後、クエリクラスの位置を決定するために再びループすることができる。従って、例えば処理600の、具体的にはブロック606、608、610、612及び614の微調整を以下に示す。
【0093】
別の実施形態では、最初に位置を決定することができる。まず最初に、ディスプレイが、位置Nなどの固定位置に所与のクエリクラスの信頼検索結果を1つだけ表示することができる。1つの実施形態では、Nを4として、例えば検索結果のウェブページの中央に信頼検索結果を表示することができる。
【0094】
次に、追跡したクリック率に基づいて、位置Nにおける信頼検索結果よりも位置N+1における検索結果の方が多くクリックを受けていることが分かった場合、ユーザがこの信頼検索結果の位置よりも位置N+1の方を重んじていると判断することができる。従って、信頼検索結果の位置をページ表示内で1つ下げるように修正する(ブロック614)。これで信頼検索結果が位置N+1に表示される。再びブロック606、608及び610をループして、位置N+1における信頼検索結果、位置N+2における非信頼検索結果などのさらなるクリック率を取得する。1つの実施形態では、分析により、位置N+1に表示された信頼検索結果のクリック率よりも位置N+2におけるクリック率の方が高い場合、この信頼検索結果をさらに押し下げるように指示することができる。
【0095】
一方、位置N−1における非信頼検索結果のクリック率が、位置Nにおける信頼検索結果のクリック率よりも低いことが分かった場合、この信頼検索結果の方がユーザにとって有益であり、このウェブページ上の表示位置を上向きに位置N−1などに移動すべきであると判断することができる。上記の修正及びクリック率の追跡は、判定ブロック612において、位置K−1における非信頼検索結果のクリック率の方が位置Kにおける信頼検索結果のクリック率よりも高く、さらに位置K+1における非信頼検索結果のクリック率よりも高くなるように信頼検索結果の位置Kが決まったと判定されるまで複数のループにわたって実行することができる。これが満たされた場合、処理は、決定した最適な位置Kから開始して表示される信頼検索結果の数の決定に進むことができる。
【0096】
従って、この処理は、位置Kを決定した後に、N個の信頼検索結果を表示することにより開始することができる。1つの実施形態では、ここでも最初にNを3に設定し、上記で決定した位置Kから開始することができる。他のNの値を選択することもできる。
【0097】
処理はブロック606へ進んでクリック率を収集し、ブロック608においてこれらを集約し、ブロック610において以下の分析を実行することができる。N番目の信頼検索結果のクリック率が、次の位置の検索結果のクリック率よりも高いことが分かった場合、このN番目の信頼検索結果の方が次の位置の次の検索結果よりも検索者にとって有益であると判断することができる。従って、ブロック614において、表示する信頼検索結果の数をN+1に増やすことができる。N番目の信頼検索結果のクリック率が、次の位置の検索結果よりも低い場合、位置Nにおける信頼検索結果が、検索者にとって次の検索結果ほど有益でないことが示されている可能性がある。従って、信頼検索結果の数をN−1に減らすことができる。ここでも、信頼検索結果の数Nが、位置Nにおける信頼検索結果のクリック率の方が次に表示される検索結果のクリック率よりも高くなるようになっていると判定されるまでこれらの動作を実行することができ、信頼検索結果の数がN+1に増えた場合には、N+1番目の信頼検索結果のクリック率は、次の検索結果のクリック率よりも低くなる。これが満たされた場合、所与のクエリクラスに関し、最適な信頼検索結果の数をNとして決定することができる。
【0098】
他の機構を使用して所与のクエリクラスの数及び値を決定することもでき、本発明は特定の方法に限定されないと理解されたい。
【0099】
いずれにせよ、判定ブロック616に示すように、検索者の視点の変化、社会的な及び/又はその他のイベントの変化などに基づいて有益性を調整するために、所与のクエリクラスの数及び/又は位置の更新を2か月毎又は2週間毎などのように定期的に行うことができる。
【0100】
フロー図の各ブロック及びフロー図のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実施できると理解されるであろう。これらのプログラム命令をプロセッサに与えて機械を生産することで、このプロセッサ上で実行される命令により、フロー図の1又は複数のブロックに示す動作を実施する手段が生み出されるようにすることができる。これらのコンピュータプログラム命令をプロセッサにより実行して、このプロセッサにより実行される一連の動作ステップがコンピュータ実行処理を生み出すようにすることで、このプロセッサ上で実行される命令により、フロー図の1又は複数のブロック内に示される動作を実施するためのステップが提供されるようにすることができる。これらのコンピュータプログラム命令は、フロー図のブロック内に示す動作ステップの少なくともいくつかが同時に実行されるようにすることもできる。さらに、ステップのいくつかを、マルチプロセッサコンピュータシステムで行われるような形で複数のプロセッサにわたって実行することもできる。また、フロー図の1又はそれ以上のブロック又はブロックの組み合わせを、他のブロック又はブロックの組み合わせと同時に、或いは本発明の範囲又は思想から逸脱することなく図示の順序とは異なる順序で実行することもできる。
【0101】
従って、フロー図のブロックは、指定の動作を行うための手段の組み合わせ、指定の動作を行うためのステップの組み合わせ、及び指定の動作を行うためのプログラム命令手段をサポートする。また、指定の動作又はステップを実行する専用ハードウェアベースシステム、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって、フロー図の個々のブロック、及びフロー図のブロックの組み合わせを実行することもできる。
【0102】
信頼検索結果を含む検索結果の非限定的な例
図7に、信頼検索結果を非信頼検索クエリ結果とは別に示す検索クエリ結果の画面表示の1つの非限定的かつ非包括的な例を示す。表示700は、
図7に示すものよりも多くの又は少ない構成要素を含むことができる。しかしながら、本発明を実施するための例示的な実施形態を開示するには、図示の構成要素で十分である。
【0103】
表示700に示すように、所与の検索クエリに対する検索結果が表示される。具体的には、信頼検索結果702、704及び706が、非信頼検索結果708の上に、及びこれとは別に表示される。すなわち、
図7に示すように、図示の検索結果が信頼検索結果であることを独自に区別して識別し、さらにその信頼データソースを識別するように信頼データソースアイコン720〜722及び730〜731を示している。図から分かるように、
図7の非信頼検索結果708は、このような信頼データソースアイコンを含んでいない。
【0104】
さらに図示のように、これらの信頼検索結果は、信頼検索結果702を検索ユーザの様々な明示的関係から取得した結果として示している。信頼検索結果704は、検索ユーザの様々な非明示的関係から取得した結果を表し、信頼検索結果706は、様々な拡大した非明示的関係から取得した結果を表す。すなわち、信頼検索結果706は、検索クエリには関連するものの検索ユーザがそのメンバではないと判断されるグループからの結果を表す。しかしながら、ユーザにとって分離度1の人物は、そのグループのメンバとすることができる。従って、表示しているように、信頼データソースに基づいて、例えば明示的なものが非明示的なものよりも高く、拡大した非明示的なものよりも高くなるように信頼検索結果702、704及び706を順序付けすることができる。さらに、1つの実施形態では、時間/日付スタンプに基づいて、信頼検索結果702、704及び706を各グループ内で並べ替えて順序付けすることができる。注目すべきは、検索結果を表示するためのウェブページの最上部の位置から開始して5つの信頼検索結果が表示されている点である。しかしながら、異なるクエリクラスでは、数及び位置が異なってもよい。従って、本発明は、
図7に示す数及び位置により限定されるものではない。
【0105】
1つの実施形態では、これらの数及び位置を、信頼検索結果を配置するために使用することができるが、他の技術を使用して、さらなる数の信頼検索結果を表示できるようにすることもできる。例えば、1つの実施形態では、信頼検索結果を非信頼検索結果708とは無関係に評価するために任意のスライダ714を使用することができる。このように、ウェブページ上の所与の位置に関して数多くの信頼検索結果を利用可能にすることができる。
【0106】
表示700には信頼データソース710も示している。他の信頼データソースを表示することもできる。また、ユーザ定義可能な信頼データソースを表す信頼データソース712も示している。なお、ユーザ定義可能な信頼データソースを1つしか示していないが、本発明はこのように限定されるものではなく、より多くの信頼データソースをユーザにより追加することができる。
【0107】
1つの実施形態では、検索ユーザが、表示される信頼データソース710の一部又は全部を選択して、選択しなかった信頼データソースのそれぞれの信頼検索結果が表示700から削除されるようにすることができる。例えば、検索者がFacebookの信頼データソースを非選択状態にした場合、取得されて信頼検索結果702、704及び706に表示されているそれぞれの信頼検索結果が表示から削除される。1つの実施形態では、この結果、所与のクエリクラスの決定された最適な数に基づいて、選択した信頼データソースからの信頼検索結果が表示リストに追加されるようになる。
【0108】
上記明細書、実施例及びデータは、本発明の構成の製造及び用途を説明するものである。本発明の思想及び範囲から逸脱することなく多くの実施形態を構成できるので、本発明は、以下に添付する特許請求の範囲に帰する。