特開2015-214639IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

熱伝導性に優れた複合粒子とその製造方法、及び該粒子を含有する樹脂組成物および樹脂成形体に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】 熱伝導性に優れた複合粒子及びその製造方法、それを含む熱伝導性に優れ成形時に熱伝導性の異方性が低減された樹脂組成物およびそれを含む樹脂成形物、およびこれらを用いた熱伝導性材料を提供する事にある。
【解決手段】 無機粒子と窒化ホウ素とをメカノケミカル処理を行うことによって得られる複合粒子の製造方法を提供し、該製造方法によって得られる複合粒子、及びそれを含む樹脂組成物および樹脂成型物を提供することで、課題を解決する。
【選択図】 なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の課題は、熱伝導性と粒子強度に優れた複合粒子とその製造方法、及び該複合粒子を含有する樹脂組成物及び成形体を提供するものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、鋭意検討した結果、無機粒子の表面に、板状粒子または棒状粒子である熱伝導性フィラーを、メカノケミカル処理にて結合させてなる複合粒子が、熱伝導性と粒子強度を兼ね備えた熱伝導性複合粒子であることを見出した。 また、該複合粒子を含有する樹脂組成物及び成形体が、熱伝導性に優れることを見出した。
【発明の効果】
本発明者らは、無機粒子に、高せん断の機械的衝撃を与えるメカノケミカル処理によって、板状粒子または棒状粒子である熱伝導性フィラーを結合させることにより、高熱伝導かつ高強度である粒子が得られること見出したものである。 本発明は、板状粒子または棒状粒子である熱伝導性フィラーと、無機粒子とをメカノケミカル処理を行うことで、複合粒子を形成するものである。メカノケミカル処理とは、複数種類の物質を乾式あるいは湿式で同時に粉砕すると、物質同士の表面結合状態が変化して複合粒子が形成される処理方法のことである(非特許文献1)。特に乾式メカノケミカル処理の場合、均一混合と複合化合物の直接合成が同時進行することが知られており、例えばCaOとTiO2にメカノケミカル処理を行うことで、CaTiO2が直接合成できることなどが報告されている。メカノケミカル処理は単なる混合ではなく、界面で化学反応がおこることから、得られる本発明の複合粒子は、異方性粒子の単なる凝集体に比べ、機械的強度に優れる。
また、複合粒子が機械的強度に優れることから、成形時の衝撃でも粒子形態が保持されるため、得られる成形体の熱伝導率は異方性が大きく低減する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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