技術分野
複数のプログラマブルコントローラ間でのデータ連携をコモンメモリ経由で実施するシステム
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】各プログラマブルコントローラにおける共有変数データのコモンメモリへの転送を容易に実現させる。
【解決手段】コンパイラ部12は、コンパイル処理の際に、ソースコード14の各変数に内部メモリ25の任意のアドレスを割当てると共に、これら各変数のなかで共有変数に関しては更にコモンメモリ21の任意のアドレスを割り当てて、これらアドレス割当情報と各変数が共有変数であるか否かを示す情報を含む変数情報管理表17を生成する。PLC20の転送処理部24この変数情報管理表を用いて、各変数のなかで共有変数のデータは、内部メモリ25からコモンメモリ21へ転送する。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1の発明では、必要なデータのコモンメモリ25A上での格納領域を、例えばユーザ等が認識していて予め設定する必要がある。
また、特許文献1の発明では、コモンメモリに係わるデータ転送の領域の指定の仕組みの提供だけであり、内部のデータの配置(後述する内部メモリへの変数のアドレス割り付け等)については、何等考慮されていない。また、別の観点から言えば、特許文献1の発明は、受信側としての動作に係わるものであり、送信側としての動作に係わるものではない。これらについて、以下、更に詳しく説明する。
まず、コモンメモリ方式により他装置と授受するデータは、複数のプログラマブルコントローラ間でのデータ連携を実施する為のデータであり、共有データ(共有変数に係わるデータ)等と呼ばれる。複数のプログラマブルコントローラが、それぞれ、他コントローラのコモンメモリの格納データ(共有データ)を利用する。
また、プログラマブルコントローラのアプリケーションで扱う各種変数データの全てが、共有データとなるわけではない。例えば各種変数が大別してローカル変数とグローバル変数に分類される例では、通常、グローバル変数が共有変数として扱われ、ローカル変数は共有変数とはならない。
プログラマブルコントローラには、アプリケーション実行に伴って各種変数データが格納・更新される内部メモリが備えられており、通常、この内部メモリには各ローカル変数のデータと、各グローバル変数のデータとが、混在して格納される。これより、内部メモリから各グローバル変数のデータだけをコモンメモリに転送する必要がある。これは、特許文献1の構成の場合、グローバル変数に属する各変数のデータだけを、伝送装置用メモリエリア4内の送信データエリアに、転送して格納させる必要があることになる。
従来では、動作を実現させる為に、予めユーザ等が内部メモリ上での各グローバル変数の格納アドレスを認識したうえで、手作業で、必要な設定やプログラマミング等を行う必要があり、非常に手間が掛かっていた。
近年ではPLCで扱うデータ量が飛躍的に増加しているため、共有データのアドレス割り付けを考慮しながらプログラミングすることは、ユーザのエンジニアリング作業量の増加、複雑化する課題がある。
本発明の課題は、各々がコモンメモリを有する複数のプログラマブルコントローラがネットワークに接続されたシステムに関して、共有変数データのコモンメモリへの転送を容易に実現させるプログラマブルコントローラシステム等を、提供することである。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明のプログラマブルコントローラシステムは、各々が内部メモリとコモンメモリを有する複数のプログラマブルコントローラがネットワークに接続されており、該複数のプログラマブルコントローラが前記コモンメモリの格納データを共有するシステムであって、下記の各構成を有する。
【発明の効果】
本発明のプログラマブルコントローラシステム等によれば、各々がコモンメモリを有する複数のプログラマブルコントローラがネットワークに接続されたシステムに関して、各プログラマブルコントローラにおける共有変数データのコモンメモリへの転送を容易に実現させることができる。特に、共有変数データのコモンメモリへの転送処理の為のユーザの作業負担を軽減できる。この転送処理は、特に、共有変数データだけでなく他の変数データも混在して格納される内部メモリから、共有変数データをコモンメモリに転送させる処理である。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本例のプログラマブルコントローラ・システムの構成・機能図である。
【図2】(a)、(b)は、PLCプログラムに係わる各変数の定義情報の一例である。
【図3】図2(b)の例に応じた、内部メモリへの変数割当て結果例である。
【図4】図2(b)の例に応じた変数情報管理表の具体例である。
【図5】コンパイラ部によるコモンメモリにおけるアドレス割当て処理の処理フローチャート図である。
【図6】図4の例に対して図5の処理を実行した後の変数情報管理表の状態を示す図である。
【図7】コモンメモリに対する共有変数のアドレス割当ての具体例である。
【図8】(a)、(b)は、タスクに関する設定情報の一例を示す図である。
【図9】実施例2のプログラマブルコントローラ・システムの構成・機能図である。
【図10】変数情報管理表(未完成)の具体例を示す図である。
【図11】実施例2のコンパイラ部によるコモンメモリのアドレス割当て処理の処理フローチャート図である。
【図12】(a)〜(c)は、実施例2におけるコモンメモリのデータ格納例である。
【図13】図12との比較の為、実施例1のコモンメモリのデータ格納例を示す図である。
【図14】変数情報管理表(完成)の具体例を示す図である。
【図15】共有変数コモンメモリ割付情報の具体例を示す図である。
【図16】送信側の転送処理実行タイミングを示す図である。
10 開発支援装置(ローダ)
11 インタフェース機能部
12 コンパイラ部
13 通信機能部
14 ソースコード
15 ソースコード識別番号対応表
16 機械語オブジェクト
17 変数情報管理表
18 タスク情報
20 PLC
21 コモンメモリ
22 通信機能部
23 プログラム実行管理機能部
24 転送処理部
25 内部メモリ
26 変数情報管理表
27 機械語オブジェクト
30 共有変数宣言情報
31 プログラム名
32 変数名
33 データ型
34 共有変数
41 管理ID
42 プログラム名
43 変数名
44 データ型
45 「PLC内メモリのアドレス」
46 共有変数
47 「コモンメモリへのデータ格納先アドレス」
10’ 開発支援装置
12’ コンパイラ部
17’ 変数情報管理表
20’ PLC
24’ 転送処理部
26’ 変数情報管理表
48 タスク
50 共有変数コモンメモリ割付情報
51 タスク
52 コモンメモリマッピング識別子
53 変数名
54 BCアドレス
55 データ型
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