【課題】従来の電子式電力量計の限界である、予め設定された時間帯のみの電力供給制御や複数の需要家への電力供給及び計量の難しさなどを解決することのできる電力供給制御装置を提供する。
【解決手段】本発明による電力供給制御装置においては、所定の基準とリアルタイム料金との比較結果に基づいて電力を貯蔵又は供給することにより、リアルタイム料金が反映されて電力使用量に応じて課金される電力料金が軽減され、リアルタイム料金に応じた適切な電力供給及び需要家の適切な電力受給が行われる。
前記充電部は、前記接続部を介して受けた電力を充電し、前記充電された電力が前記電力供給制御装置に供給されるように放電可能である、請求項1に記載の電力供給制御装置。
前記制御部は、前記外部電源からの電力供給が中断された場合、前記充電部に充電された電力が供給されるように制御するが、前記充電部から供給された電力が前記需要家に供給されるように制御する、請求項1に記載の電力供給制御装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の深夜用電子式電力量計は、予め設定された時間帯にのみスイッチを駆動できるのでリアルタイム料金制に対応できず、1つの計器で単一世帯の負荷しか計量できないのでシステムの適用範囲が多少制限的であるという限界があった。特に、充電設備が共同で設置されている多世帯住宅などではどの世帯が充電された電力をどれだけ使用したかを把握できないという欠点があり、合理的な課金のためには世帯毎に個別に電子式電力量計を設置しなければならないという問題もあった。また、予め設定された時間帯にのみ通電及び遮断が行われるので、その他のフレキシブルな条件に対する処理方法がなく、時間帯の調整も所望の時に迅速に行えないので、使用上の制約が多いという限界があった。
【0006】
そこで、本発明は、従来の電子式電力量計の限界である、予め設定された時間帯のみの電力供給制御や複数の需要家への電力供給及び計量の難しさなどを解決するためになされたものであり、所定の基準とリアルタイム料金との比較結果に基づいて電力を貯蔵又は供給し、リアルタイム料金が反映された電力制御を行うことのできる電力供給制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明による電力供給制御装置は、電力を供給する外部電源及び電力が貯蔵される充電部に接続される接続部と、前記外部電源から供給された電力を需要家に分配する分配部と、前記外部電源から供給された電力を制御する上で、所定の制御基準とリアルタイム料金情報とを比較し、その比較結果に基づいて前記充電部との電力交換又は前記需要家への電力分配が行われるように電力を制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記外部電源から供給された電力、前記電力交換及び前記電力分配により制御された電力を計測し、前記分配部から前記需要家の電力使用量に関する計測データが送られ、前記計測データに基づいて前記電力使用量に応じた料金を計測する。
【0008】
一実施形態において、前記充電部は、前記接続部を介して受けた電力を充電し、前記充電された電力が前記電力供給制御装置に供給されるように放電可能であってもよい。
【0009】
一実施形態において、前記分配部は、前記需要家に分配された電力に基づいて前記需要家の電力使用量を計測してもよい。
【0010】
一実施形態において、前記分配部は、前記制御部と通信を行い、前記電力使用量に関する計測データを前記制御部に送ってもよい。
【0011】
一実施形態において、前記所定の制御基準は、電力使用料金に応じて電力を制御する基準であってもよい。
【0012】
一実施形態において、前記制御部は、時間帯毎に前記電力交換及び前記電力分配を制御してもよい。
【0013】
一実施形態において、前記制御部は、前記計測の結果を外部画面に表示させてもよい。
【0014】
一実施形態において、前記制御部は、前記リアルタイム料金情報が前記所定の制御基準以下の場合、前記外部電源から供給された電力が前記充電部に充電されるように制御し、前記リアルタイム料金情報が前記所定の制御基準より大きい場合、前記外部電源から供給された電力が前記需要家に分配されるように制御してもよい。
【0015】
一実施形態において、前記制御部は、前記リアルタイム料金情報が前記所定の制御基準より大きい場合、前記充電部に充電された電力が前記需要家に供給されるように制御してもよい。
【0016】
一実施形態において、前記制御部は、前記外部電源からの電力供給が中断された場合、前記充電部に充電された電力が供給されるように制御してもよい。
【0017】
一実施形態において、前記制御部は、前記外部電源からの電力供給が中断されて前記充電部に充電された電力が供給された場合、前記充電部から供給された電力が前記需要家に供給されるように制御してもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明による電力供給制御装置は、所定の基準とリアルタイム料金との比較結果に基づいて電力制御が行われることにより、リアルタイム料金が反映された電力制御が行われるという効果がある。
【0019】
本発明による電力供給制御装置は、リアルタイム料金が反映された電力制御が行われることにより、電力使用量に応じて課金される電力料金が軽減されるという効果がある。
【0020】
本発明による電力供給制御装置は、所定の基準とリアルタイム料金との比較結果に基づいて電力制御が行われることにより、リアルタイム料金に応じた適切な電力供給及び需要家の適切な電力受給が行われるという効果がある。
【0021】
本発明による電力供給制御装置は、所定の基準とリアルタイム料金との比較結果に基づいて充電部との電力交換及び需要家への電力分配が行われることにより、電力供給源の供給率及び稼動率を維持すると共に、リアルタイム料金に応じたフレキシブルな電力充電及び電力分配が行われるという効果がある。
【0022】
本発明による電力供給制御装置は、リアルタイム料金に応じて充電部に充電された電力が供給されることにより、充電された電力及び供給されている電力の効率的な使用が可能になるという効果がある。
【0023】
本発明による電力供給制御装置は、リアルタイム料金に応じて充電部に充電された電力が供給されることにより、リアルタイム料金又は需要家の電力使用量の増加に適切に対応できるという効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明は、電力供給制御装置に適用することができる。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の技術思想を適用できる全ての電力供給制御装置、電力供給制御システム、系統制御装置及びシステム、リアルタイム系統制御装置及びシステムと、電力量計をはじめとする計器、検針装置、電力分配装置、配電装置及び配電設備、分電装置及び分電設備と、リアルタイム料金及び需要家の負荷に応じて電力供給を制御する最大需要電力装置及びシステム、需要反応制御装置及びシステムなどにも適用することができ、特に、時間帯に応じて電力を供給する深夜用電子式電力量計や、リアルタイム料金に応じて電力を供給するリアルタイム負荷制御装置などに有効に適用することができる。
【0026】
本明細書で使用される技術用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されるものであり、本発明を限定するものではない。また、本明細書で使用される技術用語は、本明細書において特に断らない限り、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に一般的に理解される意味で解釈されるべきであり、非常に包括的な意味で解釈されたり、非常に狭い意味で解釈されるべきではない。さらに、本明細書で使用される技術用語が本発明の思想を正確に表現できない間違った技術用語である場合は、当業者が正しく理解できる技術用語で代替して理解すべきである。さらに、本明細書で使用される一般的な用語は、辞書の定義に従って、又は前後の文脈によって解釈されるべきであり、非常に狭い意味で解釈されるべきではない。
【0027】
そして、本明細書で使用される単数の表現は、特に断らない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「構成される」や「含む」などの用語は、明細書に記載された様々な構成要素又は段階の全てを必ず含むものと解釈されるべきではなく、そのうち一部の構成要素又は段階を含まないこともあり、追加の構成要素又は段階をさらに含むこともあるものと解釈されるべきである。
【0028】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明するが、図面番号に関係なく同一又は類似の構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0029】
また、本発明を説明するにあたって、関連する公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。なお、添付図面は本発明の思想を容易に理解できるようにするためのものにすぎず、添付図面により本発明の思想が制限されるように解釈されるべきではない。
【0030】
以下、
図1及び
図2を参照して本発明による電力供給制御装置について説明する。
【0031】
図1は本発明による電力供給制御装置の構成
図1である。
【0032】
図2は本発明による電力供給制御装置の構成
図2である。
【0033】
図1に示すように、本発明による電力供給制御装置(以下、制御装置という)500は、接続部100、分配部200及び制御部300を含む。
【0034】
制御装置500とは、電力供給及び電力計測を行う機器を意味する。
【0035】
制御装置500は、電力供給量及び電力使用量を計測する電力量計、計器及び検針装置のいずれかであってもよい。
【0036】
制御装置500は、電力量計、計器及び検針装置に含まれる電力供給制御装置であってもよい。
【0037】
接続部100は、制御装置500において外部機器及びシステムが接続される部分であってもよい。
【0038】
接続部100は、複数のスイッチを含んでもよい。
【0039】
接続部100は、複数のスイッチを介して外部機器及びシステムに接続されるようにしてもよい。
【0040】
分配部200は、電力分配が行われる部分であってもよい。
【0041】
分配部200は、電力の配電及び分電が行われる配電盤、配電機器、分電盤及び分電機器のいずれかであってもよい。
【0042】
分配部200は、制御装置500の内部に含まれる内部構成からなるようにしてもよい。
【0043】
分配部200は、制御装置500の外部に分離した外部構成からなるようにしてもよい。
【0044】
すなわち、分配部200は、制御装置500とは別に分離して構成されてもよい。
【0045】
制御部300とは、制御装置500の電力供給及び電力計測を制御する中央処理部を意味する。
【0046】
制御部300は、制御装置500の内部に含まれるモジュールからなるようにしてもよい。
【0047】
制御部300は、接続部100及び分配部200を制御するようにしてもよい。
【0048】
制御装置500の具体的な構成は、
図2に示すようにしてもよい。
【0049】
接続部100は、電力を供給する外部電源及び電力が貯蔵される充電部400に接続される。
【0050】
外部電源は、電力の発電及び供給が行われる系統を意味する。
【0051】
すなわち、接続部100は、前記系統に接続され、前記系統から供給される電力を受給するようにしてもよい。
【0052】
充電部400は、電力が貯蔵され、必要に応じて放電される電力貯蔵装置を意味する。
【0053】
すなわち、充電部400は、常時充放電が可能になっていてもよい。
【0054】
充電部400は、接続部100に含まれるスイッチを介して制御装置500に接続されてもよい。
【0055】
充電部400は、接続部100を介して制御装置500との電力交換を行うようにしてもよい。
【0056】
充電部400は、接続部100を介して制御装置500に接続され、制御装置500から電力が伝達されるようにしてもよい。
【0057】
充電部400は、接続部100を介して受けた電力を充電し、充電された電力が制御装置500に供給されるように放電可能であってもよい。
【0058】
分配部200は、外部電源から供給された電力を需要家に分配する。
【0059】
分配部200は、需要家に電力を供給するために、需要家に接続されて外部電源から供給された電力を需要家に分配するようにしてもよい。
【0060】
すなわち、分配部200は、需要家に電力を分配するための配電部又は分電部であってもよい。
【0061】
分配部200は、需要家に分配された電力を計測するようにしてもよい。
【0062】
分配部200は、需要家それぞれに分配された電力量を計測するようにしてもよい。
【0063】
分配部200は、需要家に分配された電力に基づいて需要家の電力使用量を計測するようにしてもよい。
【0064】
分配部200は、制御部300と通信を行い、電力使用量に関する計測データを制御部300に送るようにしてもよい。
【0065】
制御部300は、外部電源から供給された電力を制御する上で、所定の制御基準とリアルタイム料金情報とを比較し、その比較結果に基づいて充電部400との電力交換又は需要家への電力分配が行われるように電力を制御する。ここで、リアルタイム料金情報は、時間帯別の電気料金情報であってもよい(以下同様)。
【0066】
制御部300は、外部電源の電力供給を運営する中央サーバ及び分配部200と通信を行うようにしてもよい。
【0067】
制御部300は、中央サーバと通信を行い、中央サーバからリアルタイム料金情報を受信するようにしてもよい。
【0068】
所定の制御基準は、電力使用料金に応じて電力を制御する基準であってもよい。ここで、電力使用料金は、電力量料金であってもよい(以下同様)。
【0069】
所定の制御基準は、例えば電力使用料金が150[ウォン/kWh]とすると、電力使用料金が150[ウォン/kWh]以下であれば需要家への電力分配が行われ、電力使用料金が150[ウォン/kWh]を超えれば需要家への電力分配が行われないように制御する制御基準であってもよい。
【0070】
すなわち、制御部300は、電力使用料金に応じて充電部400との電力交換又は需要家への電力分配を制御するようにしてもよい。
【0071】
制御部300は、時間帯毎に充電部400との電力交換又は需要家への電力分配を制御するようにしてもよい。
【0072】
すなわち、制御部300は、時間帯に応じて電力交換及び電力分配を制御するようにしてもよい。
【0073】
例えば、制御部300は、[06:00〜24:00]には電力分配が行われ、[24:00〜06:00]には電力交換が行われるように、電力を制御してもよい。
【0074】
制御部300は、外部電源から供給された電力、電力交換及び電力分配により制御された電力を計測し、分配部200から需要家の電力使用量に関する計測データが送られ、計測データに基づいて電力使用量に応じた料金を計測してもよい。
【0075】
すなわち、制御部300は、外部電源から供給された電力、充電部400に貯蔵された電力、需要家に分配された電力、及び電力使用量に応じた料金を計測し、制御装置500の計測機能を実行するようにしてもよい。
【0076】
制御部300は、計測の結果が外部画面に表示されるようにしてもよい。
【0077】
すなわち、制御部300は、制御装置500の計測結果表示機能も実行するようにしてもよい。
【0078】
制御部300は、リアルタイム料金情報が所定の制御基準以下の場合、外部電源から供給された電力が充電部400に充電されるように制御してもよい。
【0079】
すなわち、リアルタイム料金情報が電力交換及び電力分配が行われるように設定された所定の制御基準(料金)以下の場合は、電力使用量に応じて課金される電力料金が基準値より高くないケースに該当し、制御部300は、外部電源から供給された電力が充電部400に充電されるように制御してもよい。
【0080】
この場合、制御部300は、需要家への電力分配が行われると共に、充電部400への電力充電が行われるように制御してもよい。
【0081】
制御部300は、リアルタイム料金情報が所定の制御基準より大きい場合、外部電源から供給された電力が需要家に分配されるように制御してもよい。
【0082】
すなわち、リアルタイム料金情報が電力交換及び電力分配が行われるように設定された所定の制御基準(料金)より大きい場合は、電力使用量に応じて課金される電力料金が基準値より高いケースに該当し、制御部300は、外部電源から供給された電力が需要家に分配されるように制御してもよい。
【0083】
この場合、制御部300は、電力交換は中断され、需要家への電力分配が行われるように制御してもよい。
【0084】
また、制御部300は、リアルタイム料金情報が所定の制御基準より大きい程度に応じて、電力交換及び電力分配が中断されるように制御してもよい。
【0085】
制御部300は、リアルタイム料金情報が所定の制御基準より大きい場合、充電部400に充電された電力が需要家に供給されるように制御してもよい。
【0086】
すなわち、リアルタイム料金情報が電力交換及び電力分配が行われるように設定された所定の制御基準(料金)より大きい場合は、電力使用量に応じて課金される電力料金が基準値より高いケースに該当し、制御部300は、電力料金の削減のために、充電部400に充電された電力が需要家に分配されるように制御してもよい。
【0087】
この場合、充電部400に充電された電力が需要家に分配されることにより、外部電源から供給される電力量が減少し、電力料金が軽減される。
【0088】
また、制御部300は、需要家の電力使用量が増加した場合、充電部400に充電された電力が需要家に供給されるように制御してもよい。
【0089】
すなわち、需要家の電力使用量が増加して外部電源から供給される電力だけでは需要家への電力分配が困難な場合、制御部300は、充電部400に充電された電力が需要家に分配されるように制御してもよい。
【0090】
さらに、制御部300は、外部電源からの電力供給が中断された場合、充電部400に充電された電力が供給されるように制御してもよい。
【0091】
すなわち、外部電源に異常が生じて外部電源から電力が供給されなくなった場合、制御部300は、充電部400に充電された電力が供給されるように制御してもよい。
【0092】
制御部300は、充電部400からの電力供給が行われる場合、充電部400に接続された接続部100の制御により、充電部400から電力供給を受けるようにしてもよい。
【0093】
制御部300は、外部電源からの電力供給が中断されて充電部400に充電された電力が供給された場合、充電部400から供給された電力が需要家に供給されるように制御してもよい。
【0094】
すなわち、需要家への電力分配を維持するために、制御部300は、充電部400から供給された電力が需要家に供給されるように制御し、電力分配を制御してもよい。
【0095】
以下、
図3及び
図4を参照して制御装置500の具体的な実施形態について説明する。
【0096】
図3は本発明の一実施形態による電力供給制御装置の構成図である。
【0097】
図4は本発明の一実施形態による電力供給制御装置の制御過程を示すフローチャートである。
【0098】
制御装置500は、
図3に示すような実施形態で実施してもよい。
【0099】
接続部100は、電力入力部A110、充電出力部120、充電入力部130及び電力出力部140を含んでもよい。
【0100】
分配部200は、電力入力部B210、計測部A220、演算部A230、電力分配部240及び通信部A250を含んでもよい。
【0101】
制御部300は、計測部B310、演算部B320、通信部B330、表示部340及び処理部350を含んでもよい。
【0102】
電力入力部A110は、外部電源から電力供給を受ける連結接続部分であってもよい。
【0103】
充電出力部120は、演算部B320における所定の制御基準とリアルタイム料金情報との比較結果に基づいた処理部350の制御処理によりスイッチ接点が変化し、充電部400に接続されて充電部400への電力充電が行われるようにするか又は電力充電が中止されるようにする連結接続部分であってもよい。
【0104】
充電入力部130は、演算部B320における所定の制御基準とリアルタイム料金情報との比較結果に基づいた処理部350の制御処理によりスイッチ接点が変化し、充電部400に接続されて充電部400に充電された電力が需要家に供給されるようにする連結接続部分であってもよい。
【0105】
電力出力部140は、制御部300の制御により外部電源及び充電部400から供給された電力が分配部200に伝達又は遮断されるようにする出力接続部分であってもよい。
【0106】
電力入力部B210は、接続部100の電力出力部140からの電力が入力される入力接続部分であってもよい。
【0107】
計測部A220は、電力入力部B210を介して供給された電力を計測してデータ化する部分であってもよい。
【0108】
演算部A230は、計測部A220で計測されたデータを通信部A250を介して通信部B330に送ることができるように、計測されたデータを演算して保存する部分であってもよい。
【0109】
電力分配部240は、少なくとも1つの需要家に電力を供給できるように電力を分配する出力接続部分であってもよい。
【0110】
通信部A250は、通信部B330と通信を行い、演算部A230から送られた計測されたデータを通信部B330に送る部分であってもよい。
【0111】
計測部B310は、接続部100を介して入出力される電力を計測してデータ化する部分であってもよい。
【0112】
演算部B320は、計測部A310、通信部B330、表示部340及び処理部350などの制御部300の全ての機能に関する演算及び判断を行い、その結果を計測部A310、通信部B330、表示部340及び処理部350に送る部分であってもよい。
【0113】
通信部B330は、中央サーバ及び通信部A250と通信を行い、中央サーバから所定の制御基準のパラメータ及びリアルタイム料金情報を受信し、通信部A250から計測されたデータを受信する部分であってもよい。
【0114】
表示部340は、ディスプレイ装置で構成され、制御装置500において計測されたデータが外部に表示される部分であってもよい。
【0115】
処理部350は、演算部B320の演算及び判断の結果に基づいて電力交換及び電力分配が行われるように、外部電源及び充電部400に接続された接続部100の制御を行う部分であってもよい。
【0116】
このような構成及びその名称は、具体的な実施形態の説明の便宜のためのものであり、制御装置500は、当該構成とは異なる形態で実施してもよく、当該名称とは異なる名称で指定して実施してもよい。
【0117】
制御装置500は、
図4に示すような過程で電力制御を行ってもよい。
【0118】
図4に示すように、制御装置500に電源が投入されると、制御部300は、起動状態となって分配部200をアクティブにし、その後演算部B320が所定の制御基準とリアルタイム料金情報との比較結果に基づいて充電部400が充電可能な時間帯であるか否かを判別する。
【0119】
充電部400が充電可能な時間帯であると判別された場合、制御部300は、充電部400に接続された充電スイッチをオンに制御するように処理部350を駆動し、処理部350が充電出力部120の通電が可能になるように制御することにより、充電部400に電力が充電される。
【0120】
計測部B310は、充電部400に充電される電力を計測して演算部B320に送る。
【0121】
充電部400に充電された電力は、充電入力部130から分配部200に送られ、分配部200に送られた電力は需要家に分配される。
【0122】
分配部200は、需要家に電力を分配すると共に、需要家の電力使用量を計測する。
【0123】
計測された電力使用量のデータは、分配部200の通信部A250と制御部300の通信部B330との通信により制御部300に送られる。計測された電力使用量のデータは、演算部B320の命令に従って表示部340に様々な方式で表示されるようにしてもよい。
【0124】
充電部400が充電可能な時間帯でないと判別された場合、制御部300は、充電スイッチをオフに制御することにより、充電出力部120の端子を閉鎖して充電されなくする。
【0125】
ここで、リアルタイム料金情報に基づいて電力料金が高い時間帯と判別された場合は、充電部400に充電された電力が需要家に供給されるようにする。これは、充電部400に充電された電力が需要家に同時に供給されるようにすることが、外部電源から供給された電力が需要家に単独で供給されるようにするより効率的であるからである。
【0126】
リアルタイム料金情報に基づいて電力料金が安い時間帯と判別された場合は、分配部200により需要家の電力使用量を計測し、外部電源からの電力供給が維持されるようにする。
【0127】
また、外部電源からの電力供給が中断された場合、制御装置500は、充電部400からの電力供給を受けながら節電状態で駆動され、分配部200をアクティブにして充電部400に充電された電力が需要家に分配されるようにする。
【0128】
本発明による電力供給制御装置は、電力供給制御システム、系統制御装置及びシステム、リアルタイム系統制御装置及びシステムなどに適用して実施することができる。
【0129】
本発明による電力供給制御装置は、電力量計をはじめとする計器、検針装置、電力分配装置、配電装置及び配電設備、分電装置及び分電設備などに適用して実施することができる。
【0130】
本発明による電力供給制御装置は、リアルタイム料金及び需要家の負荷に応じて電力供給を制御する最大需要電力装置及びシステム、需要反応制御装置及びシステムなどに適用して実施することができる。
【0131】
本発明による電力供給制御装置は、時間帯に応じて電力を供給する深夜用電子式電力量計などに有効に適用して実施することができる。
【0132】
本発明による電力供給制御装置は、リアルタイム料金に応じて電力を供給するリアルタイム負荷制御装置などに有効に適用して実施することができる。
【0133】
本発明による電力供給制御装置は、所定の基準とリアルタイム料金との比較結果に基づいて電力制御が行われることにより、リアルタイム料金が反映された電力制御が行われるという効果がある。
【0134】
本発明による電力供給制御装置は、リアルタイム料金が反映された電力制御が行われることにより、電力使用量に応じて課金される電力料金が軽減されるという効果がある。
【0135】
本発明による電力供給制御装置は、所定の基準とリアルタイム料金との比較結果に基づいて電力制御が行われることにより、リアルタイム料金に応じた適切な電力供給及び需要家の適切な電力受給が行われるという効果がある。
【0136】
本発明による電力供給制御装置は、所定の基準とリアルタイム料金との比較結果に基づいて充電部との電力交換及び需要家への電力分配が行われることにより、電力供給源の供給率及び稼動率を維持すると共に、リアルタイム料金に応じたフレキシブルな電力充電及び電力分配が行われるという効果がある。
【0137】
本発明による電力供給制御装置は、リアルタイム料金に応じて充電部に充電された電力が供給されることにより、充電された電力及び供給されている電力の効率的な使用が可能になるという効果がある。
【0138】
本発明による電力供給制御装置は、リアルタイム料金に応じて充電部に充電された電力が供給されることにより、リアルタイム料金又は需要家の電力使用量の増加に適切に対応できるという効果がある。
【0139】
以上説明した本発明の好ましい実施形態は本発明の技術的課題を解決するためのものであり、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の思想及び範囲内において様々な修正、変更、付加などが可能であり、これらの修正、変更、付加などが本発明に含まれることは言うまでもない。