技術分野
外部電源の停止時におけるデータ処理モジュールでのデータのバックアップ処理時間を長くしたデータ制御装置
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】外部電源の停止時におけるデータ処理モジュールでのバックアップ処理時間を長く確保する。 【解決手段】データ制御装置は、外部電源を受けて所定の内部展開用電源電圧を生成する電源モジュールと、前記内部展開用電源電圧を受けて動作するデータ処理モジュールとからなる。特に前記データ処理モジュールは、前記内部展開用電源電圧の低下を検出して該データ処理モジュールのバックアップ処理を起動するバックアップ処理機能を備える。また前記電源モジュールは、前記外部電源電圧の低下を検出して前記内部展開用電源電圧を前記データ処理モジュールが前記バックアップ処理を実行する動作保証電圧に低下させる電源セーブ機能を備える。 【選択図】 図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで情報処理技術の発展に伴い、前記データ処理モジュール10において前記外部電源からの給電停止時にバックアップすべきデータ量が益々大容量化する傾向にある。例えば制御対象機器に関する監視データとして、各種スイッチのオン・オフ状態を示す1ビットの動作状態情報のみならず、各種のセンサにより計測された数値を示す複数ビットからなる計測情報、更には静止画や動画等の監視画像情報を収集することも種々試みられている。そして、例えばプラントシステムにおける障害発生時等には、前記データ処理モジュール10において処理中の上述した多種多様な監視データや制御データ等の全てをバックアップ処理して保存することが望まれている。
しかしながら前述した如く求められるバックアップ処理時間t1内に、前記監視画像情報を含む大量のデータをバックアップすることは一般的には非常に困難である。ちなみにバックアップ処理時間t1を長くする為に前記入力コンデンサ15の容量を大きくすると、該入力コンデンサ15の大型化に伴って前記データ処理モジュール10の大きさが、ひいてはデータ制御装置の全体構造が大型化することが否めない。また前記CPUモジュール本体11の処理速度を高くし、前述したバックアップ処理を高速に実行させることも考えられる。しかしこの場合、処理速度の高速化に伴って前記CPUモジュール本体11での消費電力が大きくなることが否めず、前述したバックアップ処理時間t1の短縮化の要因となる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、入力コンデンサの大容量化やデータ処理モジュールの処理速度の高速化を図ることなしに、外部電源の停止時等におけるデータ処理モジュールでのバックアップ処理時間を長することのできる簡易な構成のデータ制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
上述した目的を達成するべく本発明に係るデータ制御装置は、外部電源から供給される電力から所定の内部展開用電源電圧を生成する電源モジュールと、この電源モジュールから供給される前記内部展開用電源電圧を受けて内部電源電圧を生成する電源部を含み、この電源部が生成した前記内部電源電圧を電源として動作するデータ処理モジュールとからなる。このデータ処理モジュールは、前記内部展開用電源電圧の低下を検出して該デ・・・ 続きを
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【発明の効果】
上述した構成の本発明に係るデータ処理装置によれば、電源モジュールにおいて外部電源から供給される電源電圧の低下を検出し、データ処理モジュールに供給する内部展開用電源電圧を所定電圧まで強制的に低下させる。すると前記データ処理モジュールにおいては前記内部展開用電源電圧の強制的な低下により、前記外部から供給される電源の電圧低下検出時点に遡って前記バックアップ処理機能を起動させることになる。この結果、前記データ処理モジュールにおけるバックアップ処理時間を、簡易にして効率的に長くすることが可能となる。
また前記電源モジュールに、外部電源から供給される電源電圧の低下を検出する電圧低下検出回路と、この電圧低下検出回路の出力を受けてスイッチング電源の出力電圧を前記所定の内部展開用電源電圧から前記動作保証電圧に低下させる出力電圧変更回路を設けるだけなので、その構成が簡単である。しかも前記スイッチング電源は、その出力電圧に基づいてスイッチング素子のオン・オフ比をフィードバック制御して所定の出力電圧を制御するだけである。従って上述した如く前記スイッチング電源の出力電圧を、前述したように所定の内部展開用電源電圧から前記動作保証電圧に低下させても、前記電源モジュールが備える入力コンデンサに蓄積された電力を無駄に消費することがない。従って前記電源モジュールにおける前記入力コンデンサの放電時間を十分に長くすることができる。故に、前記電源モジュールが備える入力コンデンサに蓄積された電力を有効に活用して上述した如く前記内部展開用電源電圧を低下させた動作保証電圧を生成して前記データ処理モジュールに長い時間に亘って供給することができる。
また上述した如く構成されたデータ制御装置においては前記データ処理モジュールが動作可能な動作保証電圧まで前記内部展開用電源電圧を低下させるだけなので、前記データ処理モジュールがデータバックアップ処理機能を動作させる上での該データ処理モジュールが備える電圧低下の検出機能が損なわれることがない。従って前記データ処理モジュールにおいては、該データ処理モジュールが備える入力コンデンサに蓄積された電力によって定まる放電時間t1に、前記電源モジュールが備える入力コンデンサに蓄積された電力によって定まる前記放電時間を加えた時間に亘ってバックアップ処理を実行することが可能となる。故に前記データ処理モジュールにおけるバックアップ処理時間を十分に長くすることができる。
特に外部電源から供給される電源電圧の低下が検出されたタイミングに遡って前記データ処理モジュールでのバックアップ処理を起動することができる。この結果、大容量のデータをバックアップする上での前記データ処理モジュールでのバックアップ処理時間を十分に確保することができ、その実用的利点が多大である。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一データ制御装置の要部概略構成図。
【図2】 電源モジュールが含むスイッチング電源の概略的な構成例を示す図。
【図3】 出力電圧変更回路の構成例を示す図。
【図4】 図1に示すデータ制御装置の動作を説明する為の電圧変化の様子を示す図。
【図5】 データ制御装置の全体的な構成例を示す図。
【図6】 従来のデータ制御装置の要部概略構成図。
【図7】 従来のデータ制御装置の動作を説明する為の電圧変化の様子を示す図。
10 データ処理モジュール
11 CPUモジュール本体
12 バックアップ処理機能
13 第1の電圧低下検出回路
14 逆流防止ダイオード
15 入力コンデンサ
16 電源部
17 第2の電圧低下検出回路
18 不揮発性メモリ
20 電源モジュール
21 逆流防止ダイオード
22 入力コンデンサ
23 スイッチング電源
24 第3の電圧低下検出回路
25 出力電圧変更回路
30 ベースボード
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