技術分野
この発明は、圧力センサおよびその製造方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】ECU筐体に圧力センサを取り付ける工程を簡略化し、吸気管を流れる圧力媒体の圧力応答性を改善し、ECU筐体の容器の体積を減少させることができる圧力センサおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】圧力センサ本体500を構成するキャップ6に軟質樹脂(シリコーン樹脂13)のシール材を塗布し硬化させてキャップ6に固定し、このシリコーン樹脂13にO−リングやガスケットのような働きをさせることで、ECU筐体8に圧力センサ100を取り付ける工程を簡略化でき、吸気管30を流れる圧力媒体40の圧力応答性を改善でき、ECU筐体8の容器8aの体積を減らすことができる
【選択図】 図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
前記のチューブ方式(圧力センサ501)では、吸気管30からチューブ9を経由して圧力センサ本体500のキャップ6の導圧孔5までの圧力導入経路21aの長さが長くなり、圧力導入経路21aの内容積が大きくなる。この内容積が大きくなると、圧力媒体40の圧力応答性が遅くなり、エンジン制御上の問題が生じる。また、チューブ方式ではチューブ9の材料費とチューブの取り付け工数により製造コストが増大する。
また、圧力センサ501の導圧パイプ7aの先端7bから圧力センサ本体500の外部導出端子4の先端部4a(L字の底部)までの距離Mが大きくなり、圧力センサ501の外形寸法が大きくなる。
また、ECU筐体8の蓋8bと圧力センサ501の導圧パイプ付キャップ7の台座7aの間には隙間Nを設けて、ECU筐体8の蓋8bに加わった応力が圧力センサ501に直接伝播しないようにしている。そのため、ECU筐体8の蓋8bから圧力センサ本体500の外部導出端子4の先端部4aまでの距離Pが大きくなり、ECU筐体8の容器8aの内容積Qが大きくなる。
また、O−リング12またはガスケット12aを圧力センサ本体500とECU筐体8の蓋8bとで挟み込んで互いにO−リングに密着させて固定する場合は、キャップ6の導圧孔5とO−リング12(またはガスケット12a)と蓋8bの導圧孔8cのそれぞれの中心軸(3つの中心軸)を合わせる必要があり、ECU筐体8に圧力センサ502(503)を組み込む場合の組立工程が複雑になる。
また、キャップ6の導圧孔5の寸法が変わった場合には,それに応じてO−リング12(またはガスケット12a)の内径を変える必要がある。そのため、取り付け時にはO−リング(またはガスケット12a)の選定が必要になり、取り付け工程が煩雑になる。
また、圧力センサ502(503)を直接管状の吸気管30に取り付ける場合は、O−リング12(またはガスケット12a)が直接接触する吸気管30の面を平坦にする必要があり、平坦加工が必要になる。
また、前記の特許文献1〜3では、圧力センサのパッケージに軟質樹脂を固着し、O−リングのようなシール材の役割をさせる記載はない。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、ECU筐体に圧力センサを取り付ける工程を簡略化し、吸気管を流れる圧力媒体の圧力応答性を改善し、ECU筐体の容器の体積を減少させることができる圧力センサおよびその製造方法を提供する。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記の目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、媒体の圧力を測定する圧力センサにおいて、該圧力センサのパッケージに形成された導圧孔を取り囲み該パッケージに固着された軟質樹脂を有する構成とする。
【発明の効果】
この発明によれば、圧力センサ本体を構成するキャップに軟質樹脂のシール材を塗布し硬化させてキャップに固定し、この軟質樹脂にO−リングやガスケットのような働きをさせることで、ECU筐体に圧力センサを取り付ける工程を簡略化でき、吸気管を流れる圧力媒体の圧力応答性を改善でき、ECU筐体の容器の体積を減らすことができる圧力センサおよびその製造方法を提供することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】この発明の第1実施例に係る圧力センサ100の構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図である。
【図2】ECU筐体8の容器8aの底部に圧力センサ100を取り付けた要部断面図である。
【図3】吸気管30に圧力センサ100が内蔵されたECU筐体8を密着固定した図である。
【図4】本発明品と従来品の実装高さを比較した図であり、(a)はチューブ方式(従来品)の図、(b)はO−リング方式(従来品)の図、(c)は軟質樹脂方式(本発明品)の図である。
【図5】圧力導入経路21の内容積と圧力応答性の関係を示した図である。
【図6】この発明の第2実施例に係る圧力センサ100の製造方法であり、(a)〜(d)は工程順に示した要部製造工程断面図である。
【図7】圧力センサ100をECU筐体8に取り付ける方法について説明した図であり、(a)〜(d)は取り付け工程順に示した要部工程断面図である。
【図8】ECU筐体8を吸気管30に取り付ける方法を説明した図である。
【図9】従来の圧力センサ501の構成図であり、(a)は圧力センサ本体500の要部斜視図、(b)は圧力センサ本体500に導圧パイプ付キャップ7を付加した従来の圧力センサ501の要部断面図である。
【図10】図9とは異なる従来の圧力センサ502の構成図であり、(a)は圧力センサ502の要部断面図、(b)はO−リング12の要部平面図である。
【図11】図10とは異なる従来の圧力センサ503の構成図であり、(a)は圧力センサ503の要部断面図、(b)はガスケット12aの要部斜視図である。
【図12】ECU筐体8に圧力センサ501,502,503を取り付けた要部断面図であり、(a)はチューブ方式(圧力センサ501)の図、(b)はO−リング方式(圧力センサ502)の図、(c)はガスケット方式(圧力センサ503)の図である。
【図13】吸気管30に圧力センサ501,502,503を内蔵したECU筐体8を取り付けた図であり、(a)はチューブ方式(圧力センサ501)の図、(b)はO−リング方式(圧力センサ502)の図、(c)はガスケット方式(圧力センサ503)の図である。
1 SMDパッケージ
1a 樹脂ケース
1b 部屋
2 圧力センサチップ
3 ボンディングワイヤ
4 外部導出端子
4a 先端部
5 導圧孔(キャップ6)
6 キャップ
7 導圧パイプ付キャップ
7a 導圧パイプ
7b 台座
8 ECU筐体
8a 容器
8b 蓋
8c 導圧孔(蓋8b)
9 チューブ
10 ECU基板
12 O−リング(圧力センサ)
13 固化したシリコーン樹脂
13a 液状のシリコーン樹脂
21,21a,21b,21c 圧力導入経路
25 ネジ
30 吸気管
30a 導圧パイプ(吸気管30)
30b 導圧孔(吸気管30)
30c 導圧孔(吸気管30)
30d 凹部(吸気管30)
31 O−リング(吸気管30)
40 圧力媒体
41 支持台
42 リング状の治具
42a 第1のリング
42b 第2のリング
43 デスペンサー
44 恒温槽
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