【解決手段】情報端末は、本体の表面を交差する対角線の交点と裏面を交差する対角線の交点とを結ぶ軸線を中心に本体を回転させたときの回転角を検出する。情報端末は、検出される回転角に基づいて、磁気カードリーダの位置が予め設定された正位置範囲または逆位置範囲のどちらに当たるかを判定する。情報端末は、磁気カードリーダの位置が逆位置範囲にあると判定された場合に、磁気カードリーダで読み取った磁気カードのカードデータ列を逆順のデータ列として処理する。
前記本体に前記外部装置が接続されているか否かを確認し、前記本体と前記外部装置とが接続されていないと確認された場合に前記角度検出手段を起動する確認手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
本体の表面に商取引に係るデータの入力を受け付ける入力デバイスと表示デバイスとを配置し、周縁部に磁気カードリーダを配置し、前記入力デバイスから入力されたデータと前記磁気カードリーダで読み取られた前記磁気カードのカードデータとに基づき商取引のカード決済を処理する処理部を備えた情報端末と、
前記情報端末と着脱自在に接続される外部装置と、
を有する商品販売データ処理装置であって、
前記情報端末は、
前記本体の表面を交差する対角線の交点と裏面を交差する対角線の交点とを結ぶ軸線を中心に前記本体を回転させたときの回転角を検出する角度検出手段と、
前記角度検出手段により検出される回転角に基づいて、前記磁気カードリーダの位置が予め設定された正位置範囲または逆位置範囲のどちらに当たるかを判定する判定手段と、
前記磁気カードリーダの位置が逆位置範囲にあると判定された場合に、前記磁気カードリーダで読み取った磁気カードのカードデータ列を逆順のデータ列として処理するカード処理手段と、を有し、
前記外部装置は、
前記情報端末の処理部で処理されたカード決済のデータを受信する受信手段を、
を有することを特徴とする商品販売データ処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、磁気カードリーダが情報端末の左右どちらの位置にある場合でも、磁気カードの移動方向を変えることなくデータを取得することができる磁気カードリーダ付情報端末の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0009】
なお、この実施形態は、
図1に示すように本体である情報端末1を活用してPOS端末としての機能を実現してなる商品販売データ処理装置100を例示する。
【0010】
はじめに、商品販売データ処理装置100を用いたPOSシステムの概略について説明する。POSシステムは、複数台の商品販売データ処理装置100と、各商品販売データ処理装置100を一元的に管理する店舗サーバ(不図示)とを含む。各商品販売データ処理装置100と店舗サーバとは、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して双方向通信自在に接続される。また、ネットワークには、少なくとも1台の無線中継機が接続される。
【0011】
図1は、本実施形態に示す商品販売データ処理装置100の斜視図であり、
図2は情報端末1をドッキングステーション2から分離した状態を示した斜視図である。
図1に示すように、商品販売データ処理装置100は、それぞれ情報端末1と外部装置であるドッキングステーション2とからなる。情報端末1は、ドッキングステーション2に対して着脱自在である。情報端末1は、接続した状態のときだけでなく分離した状態のときでも、POS端末としての機能を実現できる。ドッキングステーション2は、ドロア3やレシート印刷用のプリンタ53(
図3を参照)等と情報端末11を電気的に接続する。
【0012】
また、
図2に示すように、情報端末1は、矩形で板状を有する筐体10と、筐体10の表面に入力デバイス11bと表示デバイス11aとを備えたタッチパネル11とを有する。そして情報端末1は、筐体10の周縁部の図示右側に磁気カードリーダ20を取り付けている。
【0013】
図3は、情報端末1とドッキングステーション2との要部構成を示すブロック図である。情報端末1は、駆動電源としてバッテリ30を備える。さらに情報端末1は、CPU(Central Processing Unit)40、ROM(Read Only Memory)41、RAM(Random Access Memory)42、時計部43、タッチパネルコントローラ44、USB(Universal Serial Bus)コネクタ46、無線ユニット47、ドッキング用コネクタ45、入力ポート48、角度センサ49を搭載する。CPU40と、ROM41、RAM42、時計部43、タッチパネルコントローラ44、USBコネクタ46、無線ユニット47、ドッキング用コネクタ45及び入力ポート48とは、アドレスバス,データバス等のバスライン70によって接続される。
【0014】
CPU40は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU40は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、POS端末としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
【0015】
ROM41は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM41は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM41は、CPU40が各種の処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
【0016】
RAM42は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM42は、CPU40が各種の処理を実行する上で必要なデータを必要に応じて記憶する。またRAM42は、CPU40が各種の処理を行う際のワークエリアとしても利用される。 時計部64は、現在の日付及び時刻を計時する。
タッチパネル11は、画像等を表示する表示デバイス11aと、表示された画像等に情報を入力する入力デバイス11bとを含む。タッチパネル11が接続されるタッチパネルコントローラ44は、表示デバイス11aの画面表示を制御するとともに、入力デバイス11bの信号を監視する。そしてタッチパネルコントローラ44は、タッチ操作された位置座標情報とその時点における表示デバイス11aの画面情報とから、入力データを検出する。
【0017】
USBコネクタ46は、USB規格に準拠した通信方式を有する種々のUSBデバイスを着脱自在に接続するためのコネクタである。本実施形態では、磁気カードに対するデータの読み取り及び書込みが可能なUSB対応の磁気カードリーダ20が、USBコネクタ46に接続される。
【0018】
無線ユニット67は、無線中継機との間で無線通信を利用してデータの送受信を行う。
【0019】
角度センサ49は入力ポート48と接続される。角度センサ49は、ドッキングステーション2から分離された情報端末1の角度を検出する。具体的には、情報端末1のタッチパネル11の表示面を交差する対角線の交点とその裏面を交差する対角線の交点とを結ぶ仮想の軸線を中心に情報端末1を回転させたときの回転角を検出するセンサである。言い換えれば、この角度センサ49は、情報端末1が基準位置(実施形態においては、ドッキングステーション2に固定されている位置とする。)から仮想の軸線を中心に何度傾いているかを検出する。センサとしては、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ等が用いられる。
【0020】
ドッキング用コネクタ45は、情報端末1をドッキングステーション2に接続するためのコネクタである。ドッキング用コネクタ45は、筐体10のタッチパネル11が設けられた表示面とは反対側の面(裏面と称する)に設けられる。なお、情報端末1と外部装置であるドッキングステーション2との接続位置および方法については、これに限られない。
【0021】
ドッキングステーション2は、据え置き可能な箱型の筐体80を有する。またドッキングステーション2は、筐体80の上面を正面側に向けて傾斜させて、情報端末1の取付面81を有する。そして、
図3に示すように、ドッキングステーション2は、取付面81に拡張用コネクタ51を配置する。取付面81に情報端末1を背面側から取り付けることで、拡張用コネクタ51がドッキング用コネクタ45と接続される。これにより、情報端末1は、ドッキングステーション2と電気的に接続される。
【0022】
ドッキングステーション2は、拡張用コネクタ51の他、補助記憶デバイス50、電源ユニット52、プリンタ53、通信インターフェース60、I/Oコントローラ61を備える。
【0023】
拡張用コネクタ51と、補助記憶デバイス50、プリンタ53、通信インターフェース60及びI/Oコントローラ61とは、アドレスバス,データバス等のバスライン71によって接続される。
【0024】
補助記憶デバイス50は、コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス50は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(solid state drive)などである。補助記憶デバイス50は、情報端末1のCPU40が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU40での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス50は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
【0025】
電源ユニット52は、補助記憶デバイス50やプリンタ53等の入出力デバイス等に対して駆動電源を供給する。また、電源ユニット52は、情報端末1のバッテリ30を充電するための給電を、拡張用コネクタ51を介して行う。なお、情報端末1のバッテリ30を充電するための給電方法については、拡張用コネクタ51と電気的に接続されればよく、例えば非接触形式の充電方式を用いることも可能である。
【0026】
プリンタ53は、搬送されるロール紙に例えばサーマル方式で印字する。印字されたロール紙は、レシート発行口から排出され、切断されて、レシートとして発行される。プリンタ53は、ロール紙としてラベル用紙を用いることで、ラベルを発行することも可能である。また、プリンタ53は、サーマル方式以外の印字方式を採用したものであってもよい。
【0027】
通信インターフェース60は、ネットワークに接続される。通信インターフェース60は、ネットワークを介して情報端末1と店舗サーバとの間で行われるデータの送受信を司る。
【0028】
I/Oコントローラ61は、ドロア3等と電気的に接続し、その動作を制御する。
【0029】
続いて、磁気カードリーダ20について説明する。磁気カードリーダ20は、情報端末1とは別体の外付け型を用いた。磁気カードリーダ20は、矩形の筐体21を有する。筐体21の一面(情報端末1のタッチパネル11と同じ面)の長手方向の略中央部に磁気カードを移動するための読取溝22を有する。読取溝22を介して両側に磁気カードのデータの読取装置が配置される。本実施形態においては、情報端末1側に位置する読取装置をX、他方側をYとした。なお、本実施形態においては、情報端末1と磁気カードリーダ20とは、別体として構成したが、一体として構成されるものであってもよい。
【0030】
実施形態の磁気カードリーダ20は、いわゆるクレジットカード等の磁気カードに対応する。磁気カードは、必要な情報を磁気ストライプにデータ列として格納している。磁気カードの磁気ストライプは一面に限られない。格納するデータ種により、磁気カードの両面に磁気ストライプを備えた磁気カードもある。例えば、一方面にクレジットカードの暗証番号を格納し、他方面の磁気ストライプにポイントカードのポイントデータを格納することもできる。このように、磁気カードのそれぞれの面の磁気ストライプには、別々の情報が格納されている。そこで、両面に磁気ストライプを有する磁気カードに対応するため、本実施形態の磁気カードリーダ20も読取溝の両側に読取装置XおよびYを有する。
【0031】
ここで、磁気カードと磁気カードリーダとの簡単な動作について説明する。
【0032】
磁気カードリーダ20は、磁気カードが読取溝22を移動されると、磁気ストライプに記録されたデータを磁気カードの移動方向の先頭から順番にデータ列として読み取る。読み取られたデータ列は、情報端末1内のシフトレジスタにシリアルに格納される。例えば、
図6(a)に示す磁気カードリーダ20は、読取装置Xがポイントのデータ列を読み取る装置で、読取装置Yがクレジットカードの番号等を読み取る装置とする。この場合、磁気カードの磁気ストライプの移動面もそれぞれの読取装置X及びYに対応して移動する必要がある。これ以外の方向に磁気カードが移動されると磁気ストライプのデータ列の読取が正しく行われずエラーとなる。このため、磁気カードには、通常、据え置き型の磁気カードリーダを想定しての磁気カードの移動方向を案内するための矢印がプリントされている。
【0033】
続いて、本実施形態に係る情報端末1の磁気カードの処理フローについて
図4を用いて説明する。
【0034】
この処理フローは、情報端末1の処理部であるCPU40が実行する主要な情報処理手段を示している。この手順は、ROM41に記憶された制御プログラムに従う。なお、この処理フローに示すとともに、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得られるような様々な処理を適宜利用することが可能である。
【0035】
CPU40は、磁気カードリーダ20によって磁気カードのデータが読み取られるのを待機する(Act1)。磁気カードリーダ20からの信号により、磁気カードのデータが磁気カードリーダ20によって読み取られたことを確認すると(Act1においてYES)、CPU40は、情報端末1とドッキングステーション2との接続状態を確認する(Act2:確認手段)。情報端末1のドッキング用コネクタ45とドッキングステーション2の拡張用コネクタ51とが電気的に接続されている場合、CPU40は、情報端末1とドッキングステーション2とが接続状態にあると認定する(Act2においてYES)。CPU40は、Act5の処理に進む。
【0036】
Act2において、情報端末1がドッキングステーション2と分離されているとCPU40が判断した場合には、角度検出手段へ移行する。
【0037】
図6(a)に正位置範囲にある情報端末1の概略図を示す。ここで、磁気カードリーダ20は、図示右側に位置している。磁気カードは、磁気カードにプリントされた移動指示方向に従って、磁気カードリーダ20の読取溝22の上から下に矢印Zで示す方向に移動する。
【0038】
これに対して、
図6(b)に示すように情報端末1が180度回転された場合には、読取溝22の両側に備えられた読取装置XおよびYの左右位置、上下位置が逆転する。このため、
図6(b)に示すように読取装置XおよびYの左右位置、上下位置が逆転した状態で、磁気カードを
図6(a)と同じように読取溝22を移動させた場合(
図6(b)における矢印Z方向と逆方向に移動させた場合)には、磁気カードの磁気ストライプの接触面と読取装置X及びYの接触面が逆になり磁気カードのデータ列を正しく読みだすことができない。もちろん、この位置の場合には、
図6(b)の矢印Z方向に磁気カードを移動させることによりデータ列を正確に読み取ることが可能である。しかし、情報端末1を片手で保持した状態で、
図6(b)の矢印Zの方向に磁気カードを移動することは、非常にやりづらい。また、手前から前方へ押し出すように磁気カードを移動させる動作は、誤って情報端末1に磁気カードを持った手が当たったときに情報端末1が操作者の前方へ飛んで落下するおそれがある。
【0039】
このため本実施形態においては、角度検出手段により検出される回転角に基づいて、磁気カードリーダ20の位置が予め設定された正位置範囲又は逆位置範囲のどちらに当たるかを判定する判定手段を設けた。例えば、
図7(b)に示す情報端末1のように磁気カードリーダ20の位置が図示左側に180度回転された場合にも、磁気カードリーダ20における磁気カードの移動方向を図示上から下方向に移動させることでカード情報の読取を可能とした。
【0040】
具体的には、本実施形態の情報端末1がドッキングステーション2から分離されている場合には、CPU40は、角度センサ49を用いて、情報端末1の角度から、磁気カードリーダ20の位置を判定する(Act4)。具体的には、情報端末1に内蔵された角度センサ49は、ドッキングステーション2から情報端末1が分離されると作動する。そして角度センサ49は、検出角度に応じて検出信号を出力する。CPU40は、角度センサ49から出力される角度信号から角度Tを検出し、
図5に示すデータテーブル90を参照して判定値に置換する(判定手段)。例えば、情報端末1の角度が0度以上90度以下の傾きの場合には、CPU40は、判定値を0とする(正位置範囲)。傾きが90度を超えて、270度以下の範囲にある場合には、CPU40は、判定値を1とする(逆位置範囲)。情報端末1の傾きが、270度より大きく360度以下(つまりは、0度)の間にあるときには、CPU40は、判定値を0とする(正位置範囲)。このようにCPU40は、情報端末1の傾きから、磁気カードリーダ20の位置を判定する判定手段を有している。なお、
図5に示すデータテーブル90の角度は、情報端末1の表面を交差する対角線の交点と裏面を交差する対角線の交点とを結ぶ軸線を中心に情報端末1を回転させたときの回転角を表している。そして、0度は情報端末1がドッキングステーション2に接続されている状態を基準位置とした。
【0041】
判定値が“0”の場合、CPU40は、
図7(a)に示すように磁気カードリーダ20は正位置範囲(図示右側)にあると判定する(
図4参照)。この場合、CPU40は、Act5の処理に進む。
【0042】
判定値が“1”の場合、CPU40は、
図7(b)に示すように磁気カードリーダ20は逆位置範囲(図示左側)にあると判定する。この場合、CPU40は、Act8の処理に進む。
【0043】
Act5では、CPU40は、磁気カードリーダ20が正位置範囲であると判断する。この場合、CPU40は、シフトレジスタに格納された磁気カードのデータを、シフトレジスタの先頭のセルから順番に読み出す(Act6)。そしてCPU40は、この読み出したカードデータに対してその後の処理を実行する(Act7)。
【0044】
Act8では、CPU40は、磁気カードリーダ20が逆位置範囲に位置していると判断する。この場合、CPU40は、シフトレジスタに格納された磁気カードのデータを、シフトレジスタの後方のセルから順番に読み出す。すなわちCPU40は、カードデータを逆順に読み出すカード処理手段を有している(Act9)。そしてCPU40は、逆順に読み出したカードデータに対してその後の処理を実行する(Act7)。
【0045】
このように磁気カードのデータ列を逆順に展開して処理することにより、磁気カードリーダ20が逆位置範囲にある場合であっても、正確にカードデータを読取って処理することができる。なお、このときにタッチパネル11に磁気カードの磁気ストライプのどちらの面を読取装置X及びYのどちらの面を対応させて移動させるのかの方向を示した、注意書きや、イラストが表示するようにしておくと、操作者が磁気カードの移動方向の間違いによる読取りエラーが起らない。
【0046】
本実施形態においては、磁気カードとしてクレジットカード、キャッシュカード、デビットカードなどの金融機関向けの磁気カードと、それらを処理するPOS端末であって、インターネットを介して暗証番号等のデータを相互に受け渡し可能な装置を例に説明したが、磁気カードの使用態様はこれに限られない。例えば、ポイントカードや、カードキー等のものであってもよい。
【0047】
本実施形態においては、拡張用コネクタ51がドッキング用コネクタ45と接続されることで、情報端末1がドッキングステーション2と電気的に接続され、各種データの受信をする、としているが、受信手段はこれに限らない。情報端末1とドッキングステーション2の接続は、コネクタによる電気的な接続ではなく、無線で接続されても良い。この場合、ドッキングステーション2にも無線ユニットを設け、データの受信手段として情報端末1の無線ユニット47と無線通信をすることもできる。
【0048】
また、無線で接続をする場合、情報端末1をドッキングステーション2に取り付けた状態で、情報端末1の非接触充電をするようにしても良い。この場合、情報端末1は、非接触受電ユニットを備え、ドッキングステーション2は非接触充電ユニットを備える。
【0049】
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 発明とその均等の範囲に含まれる。
【0050】
また、情報端末1の譲渡は一般に、制御プログラム等のプログラムがROMに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡された制御プログラム等がユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラム等の譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。