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特開2015-222848ステーション情報に基づく音楽再生システム、音楽再生装置およびステーション情報の引き継ぎ方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-222848(P2015-222848A)
(43)【公開日】2015年12月10日
(54)【発明の名称】ステーション情報に基づく音楽再生システム、音楽再生装置およびステーション情報の引き継ぎ方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20151113BHJP
   G10K 15/02 20060101ALI20151113BHJP
【FI】
   H04M1/00 Q
   G10K15/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-105834(P2014-105834)
(22)【出願日】2014年5月22日
(71)【出願人】
【識別番号】000101732
【氏名又は名称】アルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105784
【弁理士】
【氏名又は名称】橘 和之
(72)【発明者】
【氏名】木村 要
【テーマコード(参考)】
5K127
【Fターム(参考)】
5K127AA12
5K127BA03
5K127BA10
5K127BB24
5K127BB33
5K127CB34
5K127CB42
5K127DA15
5K127FA09
5K127GA14
5K127GA34
5K127GD09
5K127KA02
(57)【要約】
【課題】車載機と接続する携帯端末を切り替えても、面倒な操作を行うことなく、それまでと同じラジオ局を引き継いで音楽再生を行うことができる「ステーション情報に基づく音楽再生システム、音楽再生装置およびステーション情報の引き継ぎ方法」を提供する。
【解決手段】第1の携帯端末20-1がラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信しているときに、第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2への接続切替が検出された場合、第1の携帯端末20-1で指定されているラジオ局の識別情報を車載機10が第1の携帯端末20-1から取得して第2の携帯端末20-2に転送することにより、第2の携帯端末20-2が当該転送された識別情報に基づいて、第1の携帯端末20-1と同じラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを配信サーバ30から受信することができるようにする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
あらかじめ設定されたラジオ局のステーション情報に基づいて配信サーバから送信されてくるインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信する携帯端末と、当該携帯端末に接続される音楽再生装置とを備え、上記携帯端末で受信した楽曲コンテンツを上記音楽再生装置に転送して音楽再生を行うようになされた音楽再生システムであって、
上記携帯端末は、
上記ラジオ局を指定して上記配信サーバから上記インターネットラジオの楽曲コンテンツを受信する楽曲コンテンツ受信部を備え、
上記音楽再生装置は、
接続する携帯端末を切り替える接続切替部と、
第1の携帯端末が上記ラジオ局を指定して上記インターネットラジオの楽曲コンテンツを受信中に、上記接続切替部による上記第1の携帯端末から第2の携帯端末への接続切替が検出されたとき、上記第1の携帯端末から当該第1の携帯端末で指定されているラジオ局のステーション情報または識別情報を取得するステーション取得部と、
上記ステーション取得部により取得された上記ステーション情報または上記識別情報を上記第2携帯端末に転送するステーション転送部と、
上記楽曲コンテンツ受信部により受信された上記楽曲コンテンツの転送を受けて音楽再生を行う音楽再生部とを備えたことを特徴とするステーション情報に基づく音楽再生システム。
【請求項2】
上記音楽再生装置は、上記接続切替部により上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末への接続切替が行われたときに、上記第2の携帯端末において実行中のアプリケーションの種別を判定するアプリケーション判定部を更に備え、
上記ステーション転送部は、上記第1の携帯端末が上記ラジオ局を指定して上記インターネットラジオの楽曲コンテンツを受信中に、上記接続切替部により上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末への接続切替が行われ、かつ、上記第2の携帯端末において音楽再生機能に関するアプリケーションが実行されていないことが上記アプリケーション判定部により判定されたときに、上記ラジオ局のステーション情報または識別情報を上記第2の携帯端末に転送することを特徴とする請求項1に記載のステーション情報に基づく音楽再生システム。
【請求項3】
上記音楽再生装置は、当該音楽再生装置と接続中である上記第1の携帯端末のバッテリ残量が所定値以下になったことを検出するバッテリ残量検出部を更に備え、
上記接続切替部は、上記第1の携帯端末のバッテリ残量が所定値以下になったことが上記バッテリ残量検出部によりを検出された場合、上記音楽再生装置と接続する携帯端末を上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末に自動的に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のステーション情報に基づく音楽再生システム。
【請求項4】
上記音楽再生装置は、当該音楽再生装置と接続中である上記第1の携帯端末による受信電波強度が所定値以下になったことを検出する電波強度検出部を更に備え、
上記接続切替部は、上記第1の携帯端末による受信電波強度が所定値以下になったことが上記電波強度検出部によりを検出された場合、上記音楽再生装置と接続する携帯端末を上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末に自動的に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のステーション情報に基づく音楽再生システム。
【請求項5】
上記音楽再生装置は、当該音楽再生装置と接続中である上記第1の携帯端末のパケット通信量が所定値以上になったことを検出するパケット量検出部を更に備え、
上記接続切替部は、上記第1の携帯端末のパケット通信量が所定値以上になったことが上記パケット量検出部によりを検出された場合、上記音楽再生装置と接続する携帯端末を上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末に自動的に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のステーション情報に基づく音楽再生システム。
【請求項6】
上記音楽再生装置は、当該音楽再生装置と接続中である上記第1の携帯端末のバッテリ残量が所定値以下になったことを検出するバッテリ残量検出部を更に備え、
上記接続切替部は、上記第1の携帯端末のバッテリ残量が所定値以下になったことが上記バッテリ残量検出部によりを検出された場合、接続切替を促すメッセージの出力に応じて行われるユーザ操作に応じて、上記音楽再生装置と接続する携帯端末を上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のステーション情報に基づく音楽再生システム。
【請求項7】
上記音楽再生装置は、当該音楽再生装置と接続中である上記第1の携帯端末による受信電波強度が所定値以下になったことを検出する電波強度検出部を更に備え、
上記接続切替部は、上記第1の携帯端末による受信電波強度が所定値以下になったことが上記電波強度検出部によりを検出された場合、接続切替を促すメッセージの出力に応じて行われるユーザ操作に応じて、上記音楽再生装置と接続する携帯端末を上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のステーション情報に基づく音楽再生システム。
【請求項8】
上記音楽再生装置は、当該音楽再生装置と接続中である上記第1の携帯端末のパケット通信量が所定値以上になったことを検出するパケット量検出部を更に備え、
上記接続切替部は、上記第1の携帯端末のパケット通信量が所定値以上になったことが上記パケット量検出部によりを検出された場合、接続切替を促すメッセージの出力に応じて行われるユーザ操作に応じて、上記音楽再生装置と接続する携帯端末を上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のステーション情報に基づく音楽再生システム。
【請求項9】
あらかじめ設定されたラジオ局のステーション情報に基づいて配信サーバから送信されてくるインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信する機能を備えた携帯端末と接続し、当該携帯端末から転送されてくる楽曲コンテンツを用いて音楽再生を行うようになされた音楽再生装置であって、
接続する携帯端末を切り替える接続切替部と、
上記接続切替部による第1の携帯端末から第2の携帯端末への接続切替が検出されたとき、上記第1の携帯端末で指定されているラジオ局のステーション情報または識別情報を上記第1の携帯端末から取得するステーション取得部と、
上記ステーション取得部により取得された上記ステーション情報または上記識別情報を上記第2携帯端末に転送するステーション転送部と、
上記第1の携帯端末または上記第2の携帯端末が上記ラジオ局を指定して上記配信サーバから受信した上記楽曲コンテンツの転送を受けて音楽再生を行う音楽再生部とを備えたことを特徴とする音楽再生装置。
【請求項10】
上記接続切替部により上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末への接続切替が行われたときに、上記第2の携帯端末において実行中のアプリケーションの種別を判定するアプリケーション判定部を更に備え、
上記ステーション転送部は、上記第1の携帯端末が上記ラジオ局を指定して上記インターネットラジオの楽曲コンテンツを受信中に、上記接続切替部により上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末への接続切替が行われ、かつ、上記第2の携帯端末において音楽再生機能に関するアプリケーションが実行されていないことが上記アプリケーション判定部により判定されたときに、上記ラジオ局のステーション情報または識別情報を上記第2の携帯端末に転送することを特徴とする請求項9に記載の音楽再生装置。
【請求項11】
上記ステーション転送部は、上記ステーション取得部により取得された上記ステーション情報または上記識別情報を上記第2携帯端末に転送する際に、上記インターネットラジオのアプリケーションの起動命令を送信し、上記転送する上記ステーション情報または上記識別情報に基づいて上記ラジオ局を指定して上記インターネットラジオの楽曲コンテンツを上記配信サーバから受信するように上記第2の携帯端末に指示することを特徴とする請求項9に記載の音楽再生装置。
【請求項12】
あらかじめ設定されたラジオ局のステーション情報に基づいて配信サーバから送信されてくるインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信する携帯端末と、当該携帯端末に接続される音楽再生装置とを備え、上記携帯端末で受信した楽曲コンテンツを上記音楽再生装置に転送して音楽再生を行うようになされた音楽再生システムにおいて、上記音楽再生装置と接続する携帯端末の切り替え時に上記ステーン情報を引き継ぐための方法であって、
上記音楽再生装置の接続切替部が、当該音楽再生装置と接続する携帯端末の切り替えを検出する第1のステップと、
第1の携帯端末から第2の携帯端末への接続切替が上記接続切替部により検出された場合、上記音楽再生装置のステーション取得部が、上記第1の携帯端末で指定されているラジオ局のステーション情報または識別情報を上記第1の携帯端末から取得する第2のステップと、
上記音楽再生装置のステーション転送部が、上記ステーション取得部により取得された上記ステーション情報または上記識別情報を上記第2携帯端末に転送する第3のステップとを有することを特徴とするステーション情報の引き継ぎ方法。
【請求項13】
上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末への接続切替が上記第1のステップで検出された場合、上記音楽再生装置のアプリケーション判定部が、上記第2の携帯端末において実行中のアプリケーションの種別を判定する第4のステップを更に有し、
上記第3のステップにおいて、上記ステーション転送部は、上記第1の携帯端末から上記第2の携帯端末への接続切替が行われたことを検出し、かつ、上記第2の携帯端末において音楽再生機能に関するアプリケーションが実行されていないことが上記アプリケーション判定部により判定されたときに、上記ラジオ局のステーション情報または識別情報を上記第2の携帯端末に転送することを特徴とする請求項12に記載のステーション情報の引き継ぎ方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステーション情報に基づく音楽再生システム、音楽再生装置およびステーション情報の引き継ぎ方法に関し、特に、インターネットラジオ等の音楽配信サービスを利用して音楽再生を行う音楽再生システムに用いて好適なものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットを介して音楽配信をストリーミング方式で行うインターネットラジオサービスが普及してきている。インターネットラジオには、オンデマンド方式によるものと、ライブ方式によるものとがある。オンデマンド方式は、楽曲コンテンツを事前に収録して配信サーバ上に保存しておき、ユーザが使用する端末からのリクエストによっていつでも配信できるようにした方式である。ライブ方式は、楽曲コンテンツをリアルタイムに生成して端末に配信する方式である。
【0003】
オンデマンド方式によるインターネットラジオサービスでは、ユーザ専用のラジオ局を作成することが可能である。ラジオ局は、ユーザがお気に入りのジャンル、アーティスト名、楽曲タイトル名、作曲者名などの属性情報を指定することによって作成する。ラジオ局を作成してそれを楽曲コンテンツの配信サーバに登録すると、属性情報に関連付けられた楽曲コンテンツや、当該楽曲コンテンツとリズムまたはサウンドの似た楽曲コンテンツがインターネットを通じてストリーム配信される。
【0004】
この種のインターネットラジオサービスをスマートフォンなどの携帯端末で利用する場合、ユーザは携帯端末にインストールされている専用アプリケーションに対して、聴きたい楽曲に関連するジャンル、アーティスト名、楽曲タイトル名または作曲者名などの属性情報を入力する。すると、携帯端末は、その属性情報に基づくユーザ専用のラジオ局を作成する。そして、携帯端末は、インターネットを介して、作成したラジオ局のステーション情報を楽曲コンテンツ配信サーバに送信する。配信サーバは、携帯端末から送信されたステーション情報で示される属性情報に関連付けられている楽曲コンテンツや、当該楽曲コンテンツとリズムやサウンドの似た楽曲コンテンツを抽出し、携帯端末に順次送信する。携帯端末は、配信サーバから順次送信された楽曲コンテンツを再生して音声出力する。
【0005】
近年では、携帯端末と車載機とを接続し、配信サーバから携帯端末に配信された楽曲コンテンツを、携帯端末から車載機に転送して再生できるようにしたシステムも提供されている。この種のシステムを利用して携帯端末と車載機とを連携させれば、車内に装備された高性能なオーディオ設備を利用して、高音質の音楽再生を実現することが可能である。また、携帯端末にて取得したインターネットラジオの音楽再生を、車内のオーディオ設備を利用して搭乗者全員で楽しむことができる。
【0006】
なお、あるユーザが所持するスマートフォンAをAV装置に接続してインターネットラジオを視聴しているとき、別のユーザがそのとき視聴した楽曲を気に入ったような場合に、スマートフォンAを用いて視聴中のラジオ局のステーション情報を、別のユーザが所持するスマートフォンBにコピーする(ステーション情報をスマートフォンAからAV装置にエクスポートして、AV装置からスマートフォンBにインポートする)ことができるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、携帯オーディオ装置のバッテリ残量が所定値以下であると判定された場合に、現在再生中の楽曲と同じ楽曲または同じジャンルに属する楽曲を車載用オーディオ装置から再生するようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2012−221391号公報
【特許文献2】特開2008−117469号公報
【特許文献3】特開2009−152828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、ある携帯端末を車載機に接続してインターネットラジオによる音楽再生をしているときに、車載機に接続する携帯端末を別の携帯端末に切り替えたい場合がある。例えば、接続中の携帯端末のバッテリ残量が少なくってきた場合、接続中の携帯端末による受信電波強度が低下した場合、定額で利用可能なパケット量を超えそうな場合、別の携帯端末にのみインストールされているアプリケーションを利用したい場合などに、車載機に接続する携帯端末を別の携帯端末に切り替えたい要望が生じる。
【0010】
しかしながら、車載機に接続する携帯端末を別の携帯端末に切り替えると、それまでと同じラジオ局のインターネットラジオを視聴することができなくなってしまうという問題があった。切り替えた後の別の携帯端末を利用して元のラジオ局のインターネットラジオを視聴するためには、当該別の携帯端末にも同じラジオ局を作成するために多くの操作をしなければならず、非常に面倒であった。
【0011】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、車載機と接続する携帯端末を切り替えても、面倒な操作を行うことなく、それまでと同じラジオ局を引き継いでインターネットラジオの音楽再生を行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記した課題を解決するために、本発明では、車載機に接続された第1の携帯端末がラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信しているときに、第1の携帯端末から第2の携帯端末への接続切替が行われた場合、第1の携帯端末で指定されているラジオ局のステーション情報または識別情報を車載機が第1の携帯端末から取得して第2の携帯端末に転送し、第2の携帯端末が当該転送されたステーション情報または識別情報に基づいてラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを配信サーバから受信するようにしている。
【発明の効果】
【0013】
上記のように構成した本発明によれば、車載機と接続する携帯端末を第1の携帯端末から第2の携帯端末に切り替えると、そのとき第1の携帯端末で指定されていたラジオ局のステーション情報または識別情報が、車載機経由で第1の携帯端末から第2の携帯端末に転送され、第2の携帯端末でも同じラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツの受信を行うことが可能となる。これにより、ユーザが第2の携帯端末に同じラジオ局を作成するといった面倒な操作を行うことなく、第1の携帯端末と同じラジオ局を第2の携帯端末に引き継いでインターネットラジオの音楽再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本実施形態によるステーション情報に基づく音楽再生システムの構成例を示す図である。
図2】本実施形態による音楽再生システムの機能構成例を示すブロック図である。
図3】本実施形態による車載機の動作例を示すフローチャートである。
図4】本実施形態による音楽再生システムの他の機能構成例を示すブロック図である。
図5】本実施形態による音楽再生システムの他の機能構成例を示すブロック図である。
図6】本実施形態による音楽再生システムの他の機能構成例を示すブロック図である。
図7】本実施形態による音楽再生システムの他の機能構成例を示すブロック図である。
図8】本実施形態による車載機の他の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるステーション情報に基づく音楽再生システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の音楽再生システム1は、あらかじめ設定されたラジオ局のステーション情報に基づいて配信サーバ30からインターネット40を介して送信されてくるインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信する携帯端末20-1,20-2と、当該携帯端末20-1,20-2に接続され得る車載機(音楽再生装置の一例)10とを備え、携帯端末20-1,20-2で受信した楽曲コンテンツを車載機10に転送して音楽再生を行うようになされている。携帯端末20-1,20-2は、例えばスマートフォンである。
【0016】
図1の例では、2台の携帯端末20-1,20-2が示されており、そのうち1台が車載機10と接続されている。この接続は、ブルートゥースまたはWi−Fiなどの無線通信手段を用いて行われている。これにより、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2へと簡単に切り替えることができるようになっている。どちらの携帯端末20-1,20-2にも、インターネットラジオサービスを利用するためのアプリケーションがインストールされており、それぞれユーザが独自に設定したラジオ局のステーション情報が格納されている。
【0017】
すなわち、第1のユーザが所持する第1の携帯端末20-1には、当該第1のユーザが設定した好みのジャンル、アーティスト名、楽曲タイトル名または作曲者名などの属性情報に基づいて作成されたラジオ局のステーション情報が格納されている。このラジオ局のステーション情報は、第1の携帯端末20-1から配信サーバ30に送信して登録される。
【0018】
配信サーバ30は、第1の携帯端末20-1からインターネットラジオサービスの利用が要求されると、当該第1の携帯端末20-1に関して登録されたステーション情報で示される属性情報に関連付けられている楽曲コンテンツや、当該楽曲コンテンツとリズムやサウンドの似た楽曲コンテンツをデータベースから抽出し、第1の携帯端末20-1に順次送信する。第1の携帯端末20-1は、車載機10と接続されている場合、配信サーバ30から順次送信された楽曲コンテンツを受信して車載機10に転送する。車載機10は、転送された楽曲コンテンツの音楽再生を行う。
【0019】
同様に、第2のユーザが所持する第2の携帯端末20-2には、当該第2のユーザが設定した好みのジャンル、アーティスト名、楽曲タイトル名または作曲者名などの属性情報に基づいて作成されたラジオ局のステーション情報が格納されている。このラジオ局のステーション情報は、第2の携帯端末20-2から配信サーバ30に送信して登録される。
【0020】
配信サーバ30は、第2の携帯端末20-2からインターネットラジオサービスの利用が要求されると、当該第2の携帯端末20-2に関して登録されたステーション情報で示される属性情報に関連付けられている楽曲コンテンツや、当該楽曲コンテンツとリズムやサウンドの似た楽曲コンテンツをデータベースから抽出し、第2の携帯端末20-2に順次送信する。第2の携帯端末20-2は、車載機10と接続されている場合、配信サーバ30から順次送信された楽曲コンテンツを受信して車載機10に転送する。車載機10は、転送された楽曲コンテンツの音楽再生を行う。
【0021】
2台の携帯端末20-1,20-2のうち、車載機10と接続してアプリケーションを連携させることができるのは、何れか一方のみである。以下では説明の便宜上、当初は第1の携帯端末20-1を車載機10に接続しており、その後、車載機10に接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替えるものとする。
【0022】
例えば、家族でドライブをしている際に、第1の携帯端末20-1を車載機10に接続してインターネットラジオサービスを利用している場合において、食事をするためにレストランを探そうとしたとする。このレストラン探しを行うために、第2の携帯端末20-2にのみインストールされているグルメガイドのアプリケーションを車載機10に連携させて利用したいと考えた場合、車載機10に接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替える。
【0023】
図2は、本実施形態による音楽再生システム1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態の車載機10は、その機能構成として、音楽再生部11、操作受付部12、接続切替部13、ステーション取得部14およびステーション転送部15を備えている。また、本実施形態の携帯端末20-1,20-2は、それぞれ、ステーション情報記憶部21および楽曲コンテンツ受信部22を備えている。
【0024】
上記各機能ブロック11〜15,22は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜15,22は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
【0025】
携帯端末20-1,20-2のステーション情報記憶部21は、携帯端末20-1,20-2に対する操作によって作成されたラジオ局のステーション情報を記憶する。ステーション情報は、ユーザが設定した好みのジャンル、アーティスト名、楽曲タイトル名または作曲者名などの属性情報、ユーザが設定したラジオ局の名称、ラジオ局を識別するための識別情報などの情報を含んでいる。ユーザが複数のラジオ局を作成した場合、ステーション情報記憶部21には複数のステーション情報が記憶されている。このステーション情報記憶部21に記憶されたラジオ局のステーション情報は、配信サーバ30に送信されて登録されている。
【0026】
楽曲コンテンツ受信部22は、ラジオ局を指定して配信サーバ30からインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信する。すなわち、ステーション情報記憶部21に記憶されたラジオ局の中から所望のラジオ局をユーザが選択すると、楽曲コンテンツ受信部22は、その選択されたラジオ局の識別情報を配信サーバ30に送信する。これに応じて、当該ラジオ局によって特定される楽曲コンテンツが配信サーバ30から送られてくる。楽曲コンテンツ受信部22は、配信サーバ30から送られてくる楽曲コンテンツを受信して車載機10に転送する。
【0027】
車載機10の音楽再生部11は、楽曲コンテンツ受信部22により受信された楽曲コンテンツの転送を受けて、音楽再生を行う。すなわち、音楽再生部11は、第1の携帯端末20-1または第2の携帯端末20-2の楽曲コンテンツ受信部22がラジオ局を指定して配信サーバ30から受信した楽曲コンテンツを取得して音楽再生を行うことにより、車載機10に接続されたスピーカ(図示せず)から楽曲音声を出力する。
【0028】
操作受付部12は、ユーザの車載機10に対する各種操作を受け付ける。本実施形態では特に、車載機10に接続する携帯端末20-1,20-2を切り替えるための操作を受け付ける。例えば、車載機10に接続可能な携帯端末20-1,20-2の一覧をディスプレイ(図示せず)に表示させ、その中から何れかを選択する操作を受け付ける。
【0029】
上述したように、第1の携帯端末20-1を車載機10に接続してインターネットラジオサービスを利用している際に、第2の携帯端末20-2にのみインストールされているグルメガイドのアプリケーションを車載機10に連携させて利用したいと考えた場合、ユーザは、車載機10に接続する携帯端末として第2の携帯端末20-2を選択する操作を行う。操作受付部12は、このユーザ操作を受け付ける。
【0030】
接続切替部13は、第2の携帯端末20-2を選択する操作を操作受付部12が受け付けた場合、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替える。すなわち、接続切替部13は、車載機10と第1の携帯端末20-1との接続を解除し、車載機10と第2の携帯端末20-2との接続を行う。
【0031】
ステーション取得部14は、第1の携帯端末20-1がラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信中に、接続切替部13により第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2への接続切替が行われたとき、第1の携帯端末20-1で指定されているラジオ局の識別情報を第1の携帯端末20-1から取得する。
【0032】
具体的には、第2の携帯端末20-2を選択する操作を操作受付部12が受け付けたことに応じて、接続切替部13が第1の携帯端末20-1との接続を解除する前に、ステーション取得部14が、第1の携帯端末20-1で指定されているラジオ局の識別情報を第1の携帯端末20-1から取得する。
【0033】
ステーション転送部15は、ステーション取得部14により取得されたラジオ局の識別情報を第2携帯端末20-2に転送する。具体的には、第2の携帯端末20-2を選択する操作を操作受付部12が受け付けたことに応じて、接続切替部13が第1の携帯端末20-1との接続を解除して第2の携帯端末20-2と接続した後に、ステーション転送部15が、ステーション取得部14により取得されたラジオ局の識別情報を第2携帯端末20-2に転送する。
【0034】
第2携帯端末20-2では、ステーション転送部15によって車載機10から転送されてきたラジオ局の識別情報をステーション情報記憶部21に記憶する。そして、インターネットラジオのアプリケーションが起動された場合、楽曲コンテンツ受信部22は、ステーション転送部15により転送されたラジオ局の識別情報をステーション情報記憶部21から読み出して、これに基づいてラジオ局を指定して配信サーバ30からインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信する。
【0035】
すなわち、楽曲コンテンツ受信部22は、車載機10から転送されてきたラジオ局の識別情報を配信サーバ30に送信する。これに応じて、当該ラジオ局によって特定される楽曲コンテンツが配信サーバ30から送られてくる。楽曲コンテンツ受信部22は、配信サーバ30から送られてくる楽曲コンテンツを受信して車載機10に転送する。
【0036】
なお、第2の携帯端末20-2において、グルメガイドのアプリケーションのみが起動され、インターネットラジオのアプリケーションが起動されなかった場合、車載機10から転送されてきたラジオ局の識別情報がステーション情報記憶部21に記憶されるのみで、配信サーバ30からの楽曲コンテンツの受信は行われない。グルメガイドの利用中、ユーザがインターネットラジオの視聴を一時的に中断してもよいと考えた場合は、このような動作となる。
【0037】
第1の携帯端末20-1から取得したラジオ局の識別情報をステーション転送部15が第2携帯端末20-2に転送する際に、インターネットラジオのアプリケーションの起動命令を一緒に送信することにより、転送した識別情報に基づいてラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを配信サーバ30から受信するように、第2の携帯端末20-2に対して指示を行うようにしてもよい。このようにすれば、ユーザが第2携帯端末20-2でインターネットラジオのアプリケーションを起動してラジオ局を指定する操作を行うことなく、それまで第1の携帯端末20-1を用いて視聴していたラジオ局の視聴を継続して行うことができる。
【0038】
図3は、上記のように構成した本実施形態による車載機10の動作例を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートは、車載機10と第1の携帯端末20-1とが接続され、第1の携帯端末20-1において起動されたインターネットラジオのアプリケーションが車載機10と連携されたときに開始する。
【0039】
まず、音楽再生部11は、第1の携帯端末20-1がラジオ局を指定して配信サーバ30から受信したインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信し(ステップS1)、当該楽曲コンテンツの音楽再生を行う(ステップS2)。この音楽再生が行われている際に、操作受付部12は、車載機10に接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替えるための操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS3)。
【0040】
操作受付部12が第2の携帯端末20-2に切り替えるための操作を受け付けていない場合、処理はステップS1に戻る。一方、操作受付部12が第2の携帯端末20-2に切り替えるための操作を受け付けた場合、ステーション取得部14は、第1の携帯端末20-1で指定されているラジオ局の識別情報を第1の携帯端末20-1から取得する(ステップS4)。
【0041】
続いて、接続切替部13は、車載機10と第1の携帯端末20-1との接続を解除した後(ステップS5)、車載機10と第2の携帯端末20-2との接続を行う(ステップS6)。その後、ステーション転送部15は、ステップS4でステーション取得部14により取得されたラジオ局の識別情報を第2携帯端末20-2に転送する(ステップS7)。
【0042】
次に、音楽再生部11は、第2携帯端末20-2に転送された識別情報に基づいて第2の携帯端末20-2がラジオ局を指定して配信サーバ30から受信した楽曲コンテンツが、第2携帯端末20-2から送られてきたか否かを判定する(ステップS8)。ステップS7でラジオ局のステーション情報を転送してから一定時間を経過しても第2携帯端末20-2から楽曲コンテンツが送られてこない場合は、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
【0043】
一方、第2携帯端末20-2から楽曲コンテンツが送られてきた場合、音楽再生部11はこれを受信して(ステップS9)、当該楽曲コンテンツの音楽再生を行う(ステップS10)。この音楽再生が行われている際に、操作受付部12は、車載機10に接続する携帯端末を第2の携帯端末20-2から第1の携帯端末20-1に切り替えるための操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。
【0044】
ここで、操作受付部12が第1の携帯端末20-1に切り替えるための操作を受け付けていない場合、処理はステップS9に戻る。一方、操作受付部12が第1の携帯端末20-1に切り替えるための操作を受け付けた場合、処理はステップS1に戻る。
【0045】
以上詳しく説明したように、本実施形態では、第1の携帯端末20-1がラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信しているときに、第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2へ接続を切り替えるための操作が行われた場合、第1の携帯端末20-1で指定されているラジオ局の識別情報を車載機10が第1の携帯端末20-1から取得して第2の携帯端末20-2に転送し、第2の携帯端末20-2が当該転送された識別情報に基づいてラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを配信サーバ30から受信するようにしている。
【0046】
このように構成した本実施形態によれば、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替えると、そのとき第1の携帯端末20-1で指定されていたラジオ局の識別情報が、車載機10経由で第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に転送され、第2の携帯端末20-2でも同じラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信することができるようになる。これにより、ユーザが第2の携帯端末20-2に第1の携帯端末20-1と同じラジオ局を新たに作成するといった面倒な操作を行うことなく、第1の携帯端末20-1と同じラジオ局を第2の携帯端末20-2に引き継いでインターネットラジオの音楽再生を行うことができる。
【0047】
なお、上記実施形態では、第1の携帯端末20-1で指定されているラジオ局の識別情報を第2の携帯端末20-2に転送する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の携帯端末20-1で指定されているラジオ局のステーション情報そのものを第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に転送するようにしてもよい。この場合、第2の携帯端末20-2の楽曲コンテンツ受信部22は、第1の携帯端末20-1から転送されたステーション情報を配信サーバ30に送信して登録し、当該ステーション情報に基づいて楽曲コンテンツを受信する。
【0048】
また、上記実施形態では、第2の携帯端末20-2にのみインストールされているアプリケーションを車載機10に連携させたい場合に、ユーザが車載機10を操作することによって第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2への接続切替を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4に示すように、車載機10にバッテリ残量検出部16を更に設け、車載機10と接続中である第1の携帯端末20-1のバッテリ残量が所定値以下になったことを検出した場合に、接続切替部13aが、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に自動的に切り替えるようにしてもよい。
【0049】
あるいは、接続切替部13aは、車載機10と接続中である第1の携帯端末20-1のバッテリ残量が所定値以下になったことがバッテリ残量検出部16により検出された場合、接続切替を促すメッセージをディスプレイに出力する。そして、そのメッセージに応じて行われる切り替えのためのユーザ操作に応じて、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替えるようにしてもよい。
【0050】
ここで、バッテリ残量検出部16は、車載機10が携帯端末20-1,20-2と接続されている際に、携帯端末20-1,20-2自身で検出されたバッテリ残量を表す情報を携帯端末20-1,20-2から取得することにより、バッテリ残量が所定値以下になったことを検出することが可能である。
【0051】
また、図5に示すように、車載機10に電波強度検出部17を更に設け、車載機10と接続中である第1の携帯端末20-1による受信電波強度が所定値以下になったことを検出した場合に、接続切替部13bが、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に自動的に切り替えるようにしてもよい。
【0052】
あるいは、接続切替部13bは、車載機10と接続中である第1の携帯端末20-1による受信電波強度が所定値以下になったことが電波強度検出部17により検出された場合、接続切替を促すメッセージをディスプレイに出力する。そして、そのメッセージに応じて行われる切り替えのためのユーザ操作に応じて、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替えるようにしてもよい。
【0053】
ここで、電波強度検出部17は、車載機10が携帯端末20-1,20-2と接続されている際に、携帯端末20-1,20-2自身で検出された受信電界強度を表す情報を携帯端末20-1,20-2から取得することにより、受信電界強度が所定値以下になったことを検出することが可能である。
【0054】
また、図6に示すように、車載機10にパケット量検出部18を更に設け、車載機10と接続中である第1の携帯端末20-1におけるパケット通信量が所定値以上になったことを検出した場合に、接続切替部13cが、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に自動的に切り替えるようにしてもよい。
【0055】
あるいは、接続切替部13cは、車載機10と接続中である第1の携帯端末20-1におけるパケット通信量が所定値以上になったことがパケット量検出部18により検出された場合、接続切替を促すメッセージをディスプレイに出力する。そして、そのメッセージに応じて行われる切り替えのためのユーザ操作に応じて、車載機10と接続する携帯端末を第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替えるようにしてもよい。
【0056】
ここで、パケット通信量は、携帯端末20-1,20-2が所定日(例えば、月の初め)から現在までにサーバから受信したパケット受信量、または、所定日(例えば、月の初め)から現在までにサーバに送信したパケット送信量、または、パケット受信量とパケット送信量との合計パケット量とすることができる。パケット量検出部18は、車載機10が携帯端末20-1,20-2と接続されている際に、携帯端末20-1,20-2自身で検出されたパケット通信量を表す情報を携帯端末20-1,20-2から取得することにより、パケット通信量が所定値以上になったことを検出することが可能である。
【0057】
また、上記実施形態では、第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に切り替えて車載機10と接続し、第2の携帯端末20-2にのみインストールされているグルメガイドのアプリケーションを車載機10に連携させる例について説明したが、連携可能なアプリケーションはこれに限定されず、あらゆる種類のものを連携させることが可能である。
【0058】
ただし、車載機10と連携されるアプリケーションが、音楽再生機能に関するアプリケーション(インターネットラジオのアプリケーションを除く)である場合、その音楽再生機能に関するアプリケーションで再生された音声と、インターネットラジオのアプリケーションで受信された楽曲コンテンツに基づく再生音声との両方を車載機10から出力することは好ましくない。
【0059】
そこで、第2の携帯端末20-2において車載機10と連携されるアプリケーションが音楽再生機能に関するアプリケーションでない場合に限り、第1の携帯端末20-1で指定されているラジオ局のステーション情報または識別情報を第2の携帯端末20-2に転送するようにしてもよい。その場合の車載機10の機能構成例を図7に示す。図7に示す例において、車載機10は、アプリケーション判定部19を更に備えている。また、ステーション転送部15に代えてステーション転送部15aを備えている。
【0060】
アプリケーション判定部19は、第1の携帯端末20-1がラジオ局を指定してインターネットラジオの楽曲コンテンツを受信中に、接続切替部13により第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2への接続切替が行われたときに、第2の携帯端末20-2において実行中のアプリケーションの種別を判定する。ここで、アプリケーション判定部19は、第2の携帯端末20-2で実行中のアプリケーションのカテゴリを表す情報を第2の携帯端末20-2から取得することにより、第2の携帯端末20-2において実行中のアプリケーションが音楽再生機能に関するアプリケーションか否かを判定することが可能である。
【0061】
ステーション転送部15aは、接続切替部13により第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2への接続切替が行われ、かつ、第2の携帯端末20-2において音楽再生機能に関するアプリケーションが実行されていないことがアプリケーション判定部19により判定されたときに、ラジオ局のステーション情報または識別情報を第2の携帯端末20-2に転送する。
【0062】
図8は、図7のように構成した車載機10の動作例を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、車載機10と第1の携帯端末20-1とが接続され、第1の携帯端末20-1において起動されたインターネットラジオのアプリケーションが車載機10と連携されたときに開始する。図8に示すフローチャートにおいて、図3に示したフローチャートと異なるのは、ステップS6の後にステップS21が追加されている点である。
【0063】
ステップS21において、アプリケーション判定部19は、第2の携帯端末20-2において実行中のアプリケーションの種別を判定する。ここで、第2の携帯端末20-2において実行中のアプリケーションが音楽再生機能に関するアプリケーションでなかった場合、処理はステップS7に進み、ステーション転送部15aが、ステップS4でステーション取得部14により取得されたラジオ局の識別情報を第2携帯端末20-2に転送する。一方、2の携帯端末20-2において実行中のアプリケーションが音楽再生機能に関するアプリケーションであった場合、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
【0064】
また、上記実施形態では、第1の携帯端末20-1から第2の携帯端末20-2に車載機10経由で転送されたラジオ局のステーション情報または識別情報をステーション情報記憶部21に記憶させるようにした。第2の携帯端末20-2に記憶させたこのステーション情報または識別情報は、第2の携帯端末20-2から第1の携帯端末20-1に車載機10との接続を戻したときに、ステーション情報記憶部21から削除するようにしてもよい。
【0065】
また、上記実施形態では、車載機10と携帯端末20-1,20-2との間を無線接続する例について説明したが、USB(Universal Serial Bus)等のケーブルを用いて有線接続するようにしてもよい。また、上記実施形態では、音楽再生装置の一例として車載機10を示したが、これに限定されない。すなわち、携帯端末20-1,20-2と接続可能なオーディオ装置全般に適用することが可能である。
【0066】
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0067】
1 音楽再生システム
10 車載機(音楽再生装置)
11 音楽再生部
12 操作受付部
13,13a,13b,13c 接続切替部
14 ステーション取得部
15,15a ステーション転送部
16 バッテリ残量検出部
17 電波強度検出部
18 パケット量検出部
19 アプリケーション判定部
20-1,20-2 携帯端末
30 配信サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8