特開2015-224044(P2015-224044A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社オーティスの特許一覧

<>
  • 特開2015224044-竪樋支持具用梱包具 図000003
  • 特開2015224044-竪樋支持具用梱包具 図000004
  • 特開2015224044-竪樋支持具用梱包具 図000005
  • 特開2015224044-竪樋支持具用梱包具 図000006
  • 特開2015224044-竪樋支持具用梱包具 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-224044(P2015-224044A)
(43)【公開日】2015年12月14日
(54)【発明の名称】竪樋支持具用梱包具
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/50 20060101AFI20151117BHJP
   B65D 77/26 20060101ALI20151117BHJP
   B65D 85/00 20060101ALI20151117BHJP
【FI】
   B65D5/50 101Z
   B65D77/26 S
   B65D5/50 101B
   B65D85/00 P
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-109127(P2014-109127)
(22)【出願日】2014年5月27日
(71)【出願人】
【識別番号】593178409
【氏名又は名称】株式会社オーティス
(74)【代理人】
【識別番号】100087664
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 宏行
(72)【発明者】
【氏名】岩田 充智
【テーマコード(参考)】
3E060
3E067
3E068
【Fターム(参考)】
3E060AA03
3E060CC14
3E060CC17
3E060CC34
3E060CC43
3E060DA08
3E060DA30
3E060EA20
3E067AA11
3E067AB99
3E067AC03
3E067AC12
3E067AC14
3E067BA06A
3E067BB02A
3E067BC06A
3E067EA01
3E067EB22
3E067EC31
3E067FA02
3E067FC01
3E067GD10
3E068AA30
3E068AC01
3E068AC02
3E068BB02
3E068BB05
3E068BB09
3E068BB16
3E068BB17
3E068CC04
3E068CC29
3E068CE02
3E068DD08
3E068DD40
3E068EE06
3E068EE10
3E068EE31
(57)【要約】
【課題】シンプルな形状の梱包箱を使用でき、梱包具自体を安価に製造でき、かつ竪樋支持具の収納作業を簡単、迅速に行える竪樋支持具用梱包具を提供する。
【解決手段】複数の竪樋支持具50が収容される梱包箱10と、梱包箱10の内底11aに配される載置台20とを有しており、載置台20は、山形状に突出した中央の稜線部21より両側方に向けて降下傾斜した2つの傾斜面部22、22を有した形状とされており、傾斜面部22に抱持部51が載せ置かれ、取付部52が他方の傾斜面部22の方向に突出するように竪樋支持具50が収容されるようになっている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状の竪樋を外周方向より抱持する帯板環状の抱持部と、該抱持部より外方向に突出した棒状の取付部とよりなる竪樋支持具を整列させて梱包する竪樋支持具用梱包具であって、
複数の前記竪樋支持具が収容される梱包箱と、該梱包箱の内底に配される載置台とを有しており、
前記載置台は、山形状に突出した中央の稜線部より両側方に向けて降下傾斜した2つの傾斜面部を有した形状とされており、
前記傾斜面部に前記抱持部が載せ置かれ、前記取付部が他方の傾斜面部の方向に突出するように前記竪樋支持具が収容されるようになっていることを特徴とする竪樋支持具用梱包具。
【請求項2】
請求項1において、
前記載置台は、板体よりなり、該板体の中央で折り曲げられて前記稜線部が形成されていることを特徴とする竪樋支持具用梱包具。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記梱包箱内に収容された前記竪樋支持具の上に配する、中央に山形状に突出した稜線部を有した中ふたをさらに備えており、
前記中ふたは、前記中ふたの稜線部を前記載置台の前記稜線部に略平行となるように前記梱包箱内に収容されることを特徴とする竪樋支持具用梱包具。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項において、
前記載置台の傾斜面部に、前記竪樋支持具の抱持部を立てて載置するための複数の載置凹部が並設されていることを特徴とする竪樋支持具用梱包具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筒状の竪樋を外周方向より抱持する帯板環状の抱持部と、抱持部より外方向に突出した棒状の取付部とよりなる竪樋支持具を整列させて梱包する竪樋支持具用梱包具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、竪樋支持具を出荷、輸送する際には、複数の竪樋支持具を梱包箱内に整列させて梱包していた(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1の梱包箱は、箱内で竪樋支持具がずれ動かないように、取付部(打ち込み用の釘足)を嵌めいれて固定するための、櫛歯状に並んだ開口部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−182440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のものでは、箱内に竪樋支持具を1つずつ、取付部を開口部に嵌め入れて収納しなければならないため、梱包に多くの時間を要する。また、そのような開口部を箱内に形成する必要があるから、製造コストもかかる。特に、特許文献1の図1に記載された梱包箱は、その外形が竪樋支持具の形状に概ね合致したいびつな形状となっているため、輸送や保管の際に梱包箱を積み上げることができない。
【0005】
本発明は、このような種々の事情を考慮して提案されたもので、その目的は、シンプルな形状の梱包箱を使用でき、梱包具自体を安価に製造でき、かつ竪樋支持具の収納作業を簡単、迅速に行える竪樋支持具用梱包具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の竪樋支持具用梱包具は、筒状の竪樋を外周方向より抱持する帯板環状の抱持部と、抱持部より外方向に突出した棒状の取付部とよりなる竪樋支持具を整列させて梱包する竪樋支持具用梱包具であって、複数の前記竪樋支持具が収容される梱包箱と、梱包箱の内底に配される載置台とを有しており、載置台は、山形状に突出した中央の稜線部より両側方に向けて降下傾斜した2つの傾斜面部を有した形状とされており、傾斜面部に抱持部が載せ置かれ、取付部が他方の傾斜面部の方向に突出するように竪樋支持具が収容されるようになっている。
【0007】
請求項2に記載の竪樋支持具用梱包具は、載置台が板体よりなり、板体の中央で折り曲げられて稜線部が形成されている。
【0008】
請求項3に記載の竪樋支持具用梱包具は、梱包箱内に収容された竪樋支持具の上に配する、中央に山形状に突出した稜線部を有した中ふたをさらに備えており、中ふたは、中ふたの稜線部を載置台の稜線部に略平行となるように梱包箱内に収容されるようになっている。
【0009】
請求項4に記載の竪樋支持具用梱包具は、載置台の傾斜面部に竪樋支持具の抱持部を立てて載置するための複数の載置凹部が並設されている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の竪樋支持具用梱包具によれば、上述した構成となっているため、シンプルな形状の梱包箱を使用でき、梱包具自体を安価に製造でき、かつ竪樋支持具の収納作業を簡単、迅速に行える。また、ダンボール箱などの直方体の箱を梱包箱として使用できるので、輸送や保管の際に積み上げることができる。
【0011】
請求項2に記載の竪樋支持具用梱包具によれば、載置台が板体を折り曲げて形成されているため、簡易に載置台を形成でき、製造コストをさらに抑えることができる。
【0012】
請求項3に記載の竪樋支持具用梱包具によれば、上述した形状の中ふたを備えているため、梱包箱内で収容された竪樋支持具に被せる仕切りふたとして使用できるので、竪樋支持具のぐらつきを防止できる。
【0013】
請求項4に記載の竪樋支持具用梱包具によれば、載置台の傾斜面部に竪樋支持具の抱持部を立てて載置するための複数の載置凹部が形成されているため、竪樋支持具を安定した状態に梱包することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係る竪樋支持具用梱包具の一例を示す説明図である。(a)は梱包箱と載置台の斜視図、(b)は載置台が適所に配された梱包箱の縦断面図、(c)は中ふたの斜視図である。
図2】梱包箱に収容される竪樋支持具の説明図である。(a)は竪樋支持具の平面図、(b)は同斜視図である。
図3】梱包箱への梱包手順を模式的に示した縦断面図である。
図4】(a)、(b)は載置台の傾斜面部の他の形状例を示す部分斜視図である。
図5図1に示した梱包具の他の使用態様を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。まず、実施形態に係る竪樋支持具用梱包具の概略基本構成について説明する。
【0016】
図1に示した竪樋支持具用梱包具1(以下、梱包具1という)は、筒状の竪樋3を外周方向より抱持する帯板環状の抱持部51と、抱持部51より外方向に突出した棒状の取付部52とよりなる竪樋支持具50(図2に例示)を整列させて梱包する竪樋支持具用の梱包具1である。
【0017】
この梱包具1は、複数の竪樋支持具50が収容される梱包箱10と、梱包箱10の内底11aに配される載置台20とを有している(図1(a)参照)。この載置台20は、山形状に突出した中央の稜線部21より両側方に向けて降下傾斜した2つの傾斜面部22、22を有した形状とされている(図1(b)参照)。梱包具1は、その傾斜面部22に抱持部51が載せ置かれ、取付部52が他方の傾斜面部の方向に突出するようにして、竪樋支持具50が収容されるようになっている。
【0018】
つぎに、本梱包具1の詳細について、図1図3を参照しながら説明する。
【0019】
本梱包具1は、上述したように、梱包箱10と、載置台20とを備えてなる(図1(a)、(b)参照)。梱包箱10は、平板で矩形状の底部11と、底部11の各辺より起立してなる4つの壁部12、12と、壁部12、12の上端側に形成されえた4片のふた13、13とを有したダンボール箱などの直方体形状の箱体である。載置台20は梱包箱10の内底11aに配される付属部材である。本実施形態では、梱包具1は他の付属部材として、図1(c)に示した中ふた30も有している。
【0020】
図1の例では、載置台20は板体により製されている。載置台20の中央には、山折り状の稜線部21が折り曲げ形成されている。
【0021】
梱包箱10および載置台20はこのようにいずれも立体的な形状であるが、梱包具1として使用する前の段階では、梱包箱10は折りたたんだ状態で、載置台20は折り曲げずに平板な状態で保管しておけば保管スペースが小さくてすむ。そして、竪樋支持具50の梱包作業をする際に図1(a)に示した形状に形成すればよい。載置台20としては、平板なダンボール材に折り目を入れたものを用いればよい。
【0022】
図1(a)、(b)に示すように、載置台20は、板体を折り目で折り曲げて、折り目によりできた稜線部21に平行な両辺縁20aを、底部11と壁部12との入り隅にあてがって外方に向けて押圧させた状態で梱包箱10の内底11aに設置されるようにすればよい。
【0023】
この状態では、載置台20には、山形状に突出した中央の稜線部21より両側方に向けて降下傾斜した2つの傾斜面部22、22が形成されている。このように、簡単な作業で、梱包具を竪樋支持具を収納できる状態に組み立てることができる。
【0024】
また、本実施形態で用いられる載置台20に代えて、図1(a)に2点鎖線で付記した底部20bを有した三角筒体状の載置台20を用いてもよい。載置台20をこのような形状にすれば、梱包箱10の内底11aに置くだけでよいので、組立作業をさらに迅速に行うことができる。
【0025】
また、図1(c)に示した中ふた30は、竪樋支持具50を収納し終えたのちに、それらの上に被せる収納ふたである。この中ふた30は中央に山形状に突出した稜線部31を有しており、その稜線部31を下方に向けて梱包箱10内に収容される。本図例の中ふた30は、図1(a)、(c)に示すように、載置台20と同一の形状であり、両部材はともに同一形状、同一寸法のダンボール材などの板体を用いて成形すればよい。
【0026】
一方、梱包箱10に梱包される竪樋支持具50は、上述したように、抱持部51と取付部52とよりなる。抱持部51は家屋の壁面等に沿って上下に設置される円筒状の竪樋3を抱持する環状体となっている。また、取付部52は竪樋支持具50を軒先の壁面に打ち込んで固定するための棒状体よりなる。
【0027】
抱持部51は、半円状の本体部51aと、その一端に回動可能にヒンジ結合され、本体部51aの他方の一端と係合により開閉自在とした半円状のふた部51bとを有している。本体部51aとふた部51bとで円筒状の竪樋3を抱持して、係合部51cで係合できる構造となっている。なお、本体部51aおよびふた部51bの適所には、補強用リブ51dが形成されている。
【0028】
取付部52は、尖端52aを有した棒状体よりなり、抱持部51の本体部51aの中央位置に外方向に突出するように固着されている。竪樋支持具50は、この取付部52が壁面に打ち込まれて固定されるようになっている。
【0029】
ついで、図1に示した梱包具1の内部の構造について、図3に示した梱包手順図にもとづいて説明する。
【0030】
梱包作業者は、まず、図1(a)、(b)にも示したように、内底11aに載置台20を収容した梱包箱10を準備する。そして、その箱内空間に竪樋支持具50を収納する。竪樋支持具50は、抱持部51を傾斜面部22の上の壁部12側に立てた状態にし、取付部52は尖端52aが反対側の壁部12を向くように収納される。このように収納することで、一方の傾斜面部22に載置した竪樋支持具50の尖端52aは稜線部21を超えて突き出、反対側の傾斜面部22に収納した竪樋支持具50の尖端52aとクロスした状態となる。なお、竪樋支持具50は複数のものを紐などであらかじめ結束しておき、それらを順次収納していくようにしてもよいし、1つずつ収納していくようにしてもよい。
【0031】
こうして、作業者は、竪樋支持具を2つの傾斜面部22、22のそれぞれに並べていき、予定数の竪樋支持具50の収納が完了すると、その上に中ふた30を載せ置く。中ふた30は、その稜線部31が載置台20の稜線部21と略平行となるように向かい合わせて収容される。このとき中ふた30は、壁部12の上端よりも突出した状態であってもよい。その後、ふた13、13を閉じることで、ふた13、13が中ふた30を下方に押圧し、中ふた30の稜線部31が取付部52、52同士のクロス部分を押さえて収納物が動かないようになる。
【0032】
以上のように、本梱包具1を用いれば、竪樋支持具50の収納作業を簡単に行える。しかも所定個数の竪樋支持具50を整列させて梱包することができる。また、梱包具1を構成する各部材はきわめて簡易な形状、構造であるため、製造コストを低く抑えることができる。梱包箱10はダンボール箱などの直方体の箱体を使用できるので、輸送や保管の際に積み上げることができ、省スペース化を図れる。
【0033】
また、竪樋支持具50は梱包箱10内で抱持部51が下側に配置されて傾斜状に収納されるようになっているので、いびつな形状の数多くの竪樋支持具50を、収納空間を有効に生かして収納することができる。
【0034】
さらに、梱包箱10内では取付部52の尖端52aが中央に配せられるので、運搬中などに尖端52aが梱包箱10を突き破るような事態にもならず安全である。さらに、中ふた30で竪樋支持具50の取付部52を押さえるようになっているため、気泡緩衝材などのクッション材を収納しなくても梱包箱10内でのがたつきを防止できる。
【0035】
図4(a)、(b)は、竪樋支持具50の梱包箱10内でのずれを防止するようにした載置凹部25A、25Bを有した載置台20の形状の2例を示した部分斜視図である。
【0036】
図4(a)の載置台20は、その傾斜面部22に等間隔に、棒状の仕切り材24がその長手方向が傾斜方向を向くように固定してある。それによって仕切り材24、24間には載置凹部25Aが形成され、そこに複数の竪樋支持具50を立てて載置、配列できるようになっている。
【0037】
図4(b)の載置台20は、その傾斜面部22に等間隔に矩形開口よりなる載置凹部25Bが形成されている。竪樋支持具50はその抱持部51を載置凹部25Bに嵌め入れて載置できるようになっている。
【0038】
いずれの載置台20、20も、載置凹部25A、25Bに所定数の竪樋支持具50が載置されれば、横ずれは発生しにくく、梱包箱10を安定した状態で運搬することができる。図4(b)のものはさらに、抱持部51が矩形開口に嵌まり込む構成であるから、竪樋支持具50の傾斜面部22の傾斜方向へのずれも防止できる。そのため、竪樋支持具50の抱持部51が梱包箱10の壁部12に接触することを回避でき、収容物が壁面に当たって梱包箱10が破損するような事態を回避することができる。
【0039】
つぎに、図1に示した梱包具1の他の使用態様について、図5を参照しながら説明する。
【0040】
梱包具1としては、図1に示した梱包具1を構成する梱包箱10、載置台20、中ふた30と同一のものか、あるいは寸法のみが異なるものが利用できる。
【0041】
この使用態様では、竪樋支持具50を立て置き収納した際の予定個数よりも少量の竪樋支持具50を収納する場合に、図5に示すように、梱包箱10に抱持部51を寝かせた状態で収容できるようになっている。図5に示すように、2、3段に積み重ねて収納してもよい。
【0042】
収納された竪樋支持具50の上には、中ふた30が稜線部31、21同士が略平行となるように被せられるが、配置の仕方は図1の使用態様とは異なり、中ふた30は稜線部31を上方に向けて収容されるようになっている。
【0043】
このように、この梱包具1を用いれば、竪樋支持具50を載置台20、中ふた30間に挟んだ状態で収納できるので、少量であっても竪樋支持具50をがたつきなく梱包することができる。
【0044】
図1および図5に示した梱包具1を用いれば、図1図5いずれの使用態様であっても、載置台20と内底11aとの間や、中ふた30とふた13との間に傾斜面による空間ができる。上述したように、載置台20や中ふた30は梱包箱10内でずれ動く可能性は低いが、さらに上記空間に詰め物を収納して載置台20や中ふた30が位置ずれしないようにしてもよい。また、これらの空間には、竪樋の施工に必要なビス、ボルト、ナットなどの小物類を同梱することもできる。
【0045】
以上には丸筒状の竪樋用の竪樋支持具の梱包の例について説明したが、上記梱包具1は、角筒状の竪樋を抱持する、角型の抱持部を有した竪樋支持具の梱包にも使用できる。
【符号の説明】
【0046】
1 梱包具
3 竪樋
10 梱包箱
11 底部
11a 内底
12 壁部
13 ふた
20 載置台
20a 辺縁
20b 底部
21 稜線部
22 傾斜面部
24 仕切り材
25A 載置凹部
25B 載置凹部(開口)
30 中ふた
31 稜線部
50 竪樋支持具
51 抱持部
52 取付部
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2015年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状の竪樋を外周方向より抱持する帯板環状の抱持部と、該抱持部より外方向に突出した棒状の取付部とよりなる竪樋支持具を整列させて梱包する竪樋支持具用梱包具であって、
複数の前記竪樋支持具が収容される梱包箱と、該梱包箱の内底に配される載置台とを有しており、
前記載置台は、山形状に突出した中央の稜線部より両側方に向けて降下傾斜した2つの傾斜面部を有した形状とされており、
前記傾斜面部に前記抱持部が載せ置かれ、前記取付部が他方の傾斜面部の方向に突出するように前記竪樋支持具が収容されるようになっており、
前記梱包箱内に収容された前記竪樋支持具の上に配する、中央に山形状に突出した稜線部を有した中ふたをさらに備えており、
前記中ふたは、前記中ふたの稜線部を前記載置台の前記稜線部に略平行となるように前記梱包箱内に収容されることを特徴とする竪樋支持具用梱包具。
【請求項2】
請求項1において、
前記載置台は、板体よりなり、該板体の中央で折り曲げられて前記載置台の前記稜線部が形成されていることを特徴とする竪樋支持具用梱包具。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記載置台の傾斜面部に、前記竪樋支持具の抱持部を立てて載置するための複数の載置凹部が並設されていることを特徴とする竪樋支持具用梱包具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の竪樋支持具用梱包具は、筒状の竪樋を外周方向より抱持する帯板環状の抱持部と、抱持部より外方向に突出した棒状の取付部とよりなる竪樋支持具を整列させて梱包する竪樋支持具用梱包具であって、複数の前記竪樋支持具が収容される梱包箱と、梱包箱の内底に配される載置台とを有しており、載置台は、山形状に突出した中央の稜線部より両側方に向けて降下傾斜した2つの傾斜面部を有した形状とされており、傾斜面部に抱持部が載せ置かれ、取付部が他方の傾斜面部の方向に突出するように竪樋支持具が収容されるようになっており、梱包箱内に収容された竪樋支持具の上に配する、中央に山形状に突出した稜線部を有した中ふたをさらに備えており、中ふたは、中ふたの稜線部を載置台の稜線部に略平行となるように前記梱包箱内に収容されることを特徴とする
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
請求項2に記載の竪樋支持具用梱包具は、載置台が板体よりなり、板体の中央で折り曲げられて載置台の稜線部が形成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
請求項3に記載の竪樋支持具用梱包具は、載置台の傾斜面部に竪樋支持具の抱持部を立てて載置するための複数の載置凹部が並設されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
請求項1に記載の竪樋支持具用梱包具によれば、上述した構成となっているため、シンプルな形状の梱包箱を使用でき、梱包具自体を安価に製造でき、かつ竪樋支持具の収納作業を簡単、迅速に行える。また、ダンボール箱などの直方体の箱を梱包箱として使用できるので、輸送や保管の際に積み上げることができる。また、上述した形状の中ふたを備えているため、梱包箱内で収容された竪樋支持具に被せる仕切りふたとして使用できるので、竪樋支持具のぐらつきを防止できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
請求項3に記載の竪樋支持具用梱包具によれば、載置台の傾斜面部に竪樋支持具の抱持部を立てて載置するための複数の載置凹部が形成されているため、竪樋支持具を安定した状態に梱包することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
この梱包具1は、複数の竪樋支持具50が収容される梱包箱10と、梱包箱10の内底11aに配される載置台20とを有している(図1(a)参照)。この載置台20は、山形状に突出した中央の稜線部21より両側方に向けて降下傾斜した2つの傾斜面部22、22を有した形状とされている(図1(b)参照)。梱包具1は、その傾斜面部22に抱持部51が載せ置かれ、取付部52が他方の傾斜面部22の方向に突出するようにして、竪樋支持具50が収容されるようになっている。